【SS】すみれ妹「あのねあのね、お姉ちゃんにはすっごく可愛い恋人さんがいるんだよ！」可可（でへ～……♡）【ラブライブ！スーパースター!!】

すみれ妹「それでねそれでね、その子のことがすっごく大好きってこの前言ってた！」

可可「えへへへへ～、大好きだなんて照れるデス～……♡」

すみれ妹「あーむっ♪」ﾊﾟｸｯ

可可「あ、こっちのクッキーも食べていいデスよ」

すみれ妹「ほんとに！？」

可可「はいデス！」

すみれ妹「わーい！いっただっきまーす！」

ﾊﾑｯ!

すみれ妹「ん～！おいしー！」

可可「それでそれで！？すみれは他に何と！？」

すみれ妹「お姉ちゃんね、りえらで一番信頼してるって言ってた！」

可可「おぉ！」
　

すみれ妹「その子だけがお姉ちゃんのしょーびじねすの夢を本気で応援してくれてるんだって！」

可可「ほぅほぅ」

すみれ妹「それとお風呂でずーっとティアラのうた歌ってた！」

可可「ふむふむ」

すみれ妹「あとこの前表参道でぎゅーってしてるとこ見た！」

可可「なんと！？」

すみれ妹「だからお姉ちゃんね、絶対その子のことが大好きだもん！」

可可（むへへへ～、すみれが可可のことが大好きっ………♡）

可可「くぅ～～～っ/////」
　

すみれ妹「くーくーちゃんくーくーちゃん！だからクッキー！クッキーもっとちょーだい！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

可可「はいデス。こーんないい子にはたっくさんクッキーあげちゃいマス～♪」ﾑｷﾞｭｰ!

すみれ妹「わーい！くーくーちゃんだーい好き！」ﾊｷﾞｭ!

可可「でへへへ～。すみれの妹はグソクムシなんかと違って素直でいい子デスね～！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

すみれ妹「～♪」ﾊﾑﾊﾑ

可可「もっと！もっとくださいデス！すみれが言ってる可可の評判！」

すみれ妹「？」

可可「可可がカワイイとか！大好きとか！そういうのもっとも～っと欲しいデス！」

すみれ妹「でもくーくーちゃんの話はお姉ちゃんしてなかったよ？」

可可「え゛！！！？」
　

可可「あぇぇ？だってさっきのは可可の話じゃ……」

すみれ妹「くーくーちゃんの話なんて知らないもん」

可可「あぇぇぇ！！？」

すみれ妹「お姉ちゃんね、よく好きな人の話はしてるけど、くーくーちゃんの話だけは全然教えてくれないの」

可可「あえ……」ｼｭﾝ

可可（すみれの好きな人は、可可じゃ、ない………）

すみれ妹「んー！クッキーおいしー！」ｻｸｻｸ

可可「……」

すみれ妹「くーくーちゃんくーくーちゃん！クッキーもう一枚ちょーだい！」

可可「だめデス。クッキーはもうおしまいデス」

すみれ妹「えぇ～！？」

可可「……」

すみれ妹「さっきたくさんくれるって言ってたじゃーん！」

可可「気が変わりマシタ。やはりグソクムシの妹はグソクムシデス。全然信用なりマセン」

すみれ妹「ぶー！くーくーちゃんのけちー！」

可可「むっ……」
　

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

すみれ「ただいま～。悪いわね、可可。妹の面倒見てもらっちゃ

すみれ妹「お姉ちゃんお帰りー！」ﾋﾟﾄｯ!

すみれ「はいはい。ただいまただいま」

可可「……」

すみれ妹「お姉ちゃんどこ行ってたのー？」

すみれ「ちょっとね。野暮用よ」

すみれ妹「やぼよー……？」

すみれ「用事って意味。別にたいした用事じゃ

すみれ妹「あっ、わかった！彼女とデートだ！」

すみれ（なっ！！？）

可可「……」

すみれ「ち、違うわよっ！！そんなんじゃなくって

可可「見苦しいデスよ。すみれ」

すみれ「えっ」

可可「むーっ………」

すみれ「な、なんであんたも怒ってるのよ……？」
　

可可「……」

すみれ「な、なによ。なんなのよったらなんなのよ……？」

可可「……」

すみれ「……」

可可「………」

すみれ「……」

可可「…………」

すみれ「ちょっ、いい加減何かしゃべりなさいよ……怖いわよったら怖いわ

可可「嘘つき」

すみれ「なっ！？」

可可「変態浮気グソクムシ！」

すみれ「は、はぁ～！！？」
　

可可「全部この子から聞きマシタ！！可可がいながら他の女に手を出すなんて！！」

可可「〇乱デス！！ジャパニーズ変態デス！！すみれの浮気者～っ！！！」

すみれ「ちょっ、なんなのよったらなんなのよ～！！？というかあんたも何を言ったの！！？」

すみれ妹「べっつに～」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

すみれ（ぬぬぬぬぬ～……！！）

可可「さっきこの子が言ってマシタ！！すみれが可可に隠れて彼女作ってデートしているって！！」

すみれ「かっ、かのじょぉぉ～！！？/////」
　

すみれ妹「違うの？」

すみれ「違うわよったら違うわよ！！/////って言うかあなたは何を知ってるわけ！！？」

すみれ妹「えっ？お姉ちゃんが表参道のお店の前で～

すみれ「わぁぁぁぁぁ～！！！？/////」ｶﾞﾊﾞｯ!!

すみれ妹「もがっ！！？」

すみれ「っ！！？/////」

すみれ（何言うか知らないけど爆弾発言しようとするのやめなさいよー！しかも可可の前で！！）

可可「むーっ……」

すみれ「ちょっ……ちょっと！！こっち来なさいっ！！」ｽﾞｲｯ

すみれ妹「わっ！！？」
　

すみれ「ちょっと！！あんたいきなり何てこと言い出そうとしてんのよ！！」

すみれ妹「何って、だからお姉ちゃんが～、女の人と～

すみれ「だからそういうセンシティブな話は胸の中に留めておきなさいって言ってるの！！いちいち他人に言うものじゃないのーっ！！」

すみれ妹「だってお姉ちゃんがあんなことしてて面白かったんだもん」

すみれ「面白くなーい！！見世物じゃないのよ！！？まったく……」

可可「……何話してるデスか」

すみれ「ひぃっ！！！？」

可可「むっ……」

すみれ「な、なによ……」

可可「ひょっとして可可にバレる前に口封じしようという魂胆デスか。さすがグソクムシ。やり方が汚いデス」

すみれ「違うわよったら違うわよ！！ほら、あんたは向こう行ってなさい！！」

すみれ妹「やだ！くーくーちゃんとお話する！」

可可「そうデスそうデス！！」

すみれ「子供なんだからお外で遊んできなさい！帰ってきたらおやつにプリンあげるから！」

すみれ妹「えっ、いいの！？」
　

すみれ「ええ。それと今すぐ遊びに行ってくれたら特別にお姉ちゃんのプリンも食べていいから」ﾋｿﾋｿ

すみれ妹「ほんとに！？」

すみれ「ほんとのほんとよ」

すみれ妹「わーい！ありがとお姉ちゃ～ん！」

ﾃﾃﾃｰｯ!!

すみれ「はぁ……」

可可「むっ。もしかしてお菓子で買収したのデスか」

すみれ「買収だなんて酷い言い方しないでよね。姉として当然の行いをしたまでよ」
　

可可「むぅぅぅ………子供心を悪用してまで自らの保身をしようだなんて、さすがはグソクムシ。考えることが汚いデス」

すみれ「はいはい。何とでもいいなさい。って言うか私が誰かとデートしてただなんて、それこそ絶対にあの子の見間違い

すみれ妹「くーくーちゃ～ん！プリン持ってきたよ～！」

すみれ「なっ！！？」

可可「わーい！ありがとデス～！ミニグソクムシ～！」

すみれ妹「でねでね～、さっきのお話の続きなんだけど～！」

可可「はいデス！すみれの罪をた～っぷり喋っていいデスからね～！」

すみれ「ちょ、ちょっと！！私に買収されたんじゃなかったの！！？」

可可「こんなこともあろうかと先に可可がたくさんのお菓子で買収しておきマシタのデス！ね～！」

すみれ妹「ねー！」

すみれ「はぁ！？勝手に他人の妹を手なずけるなぁ～！！！」
　

可可「それでそれで、すみれは誰と密会してたのデスか？」

すみれ妹「ん～、お姉ちゃんのあつあつな恋人さん！」

可可「具体的には？」

すみれ妹「白っぽい服でー、お姉ちゃんよりちょっと背が高くてー」

可可「白……」

可可（ひょっとして、音楽科の制服では……？）

すみれ「ちょっ、ちょっと。その辺に

すみれ妹「あ、あと言葉遣いが丁寧だった！『です、です』って言ってたもん！」

可可（言葉が丁寧……）

可可「それって……レンレンデスよね！！？」

すみれ「え゛！！？」

可可「もしかしてレンレンと秘密のデートをしていたのデスか！！？」

すみれ「いや、恋とはそんなこと一度も

可可「可可を差し置いて！！？内緒で！！？ふたりっきりでぇ！！？いちゃいちゃデスかぁ！！？」

すみれ「だからーっ！！恋とはそんなこと一度だってしたことないってば！！」
　

可可「でもさっきミニすみれが言ってマシタ！！レンレンと表参道デートしてたと！！ハグもしてたって！！」

すみれ「何かの見間違いったら見間違いよ！！」

可可「すみれのばかぁ！！あほ！！すっとこどっこい！！陰キャ！！にーと！！でぶ！！はげ！！グソクムシ～！！」

すみれ「だから話聞きなさいよ～！！」

すみれ妹「お姉ちゃん、恋人さんのこと好きじゃないの？」

すみれ「え゛っ！？……っ！！好き！！好きだけど！！/////」

可可「ほらや゛っぱりぃ゛～！！」

すみれ「だから違うって言ってるでしょ！！？そもそも！！まずいつ！！見たのはいつの話！！？」

すみれ妹「昨日！」

すみれ「のいつ！！？」

すみれ妹「ん～、学校から帰ってくるとき

すみれ「ん！！」ﾋﾞｼｯ!!

可可「えっ！？」
　

すみれ「昨日あんた何してた！！？」

可可「すみれと買い物デートしてマシタ」

すみれ「でしょ！！？」

可可「はいデス」

すみれ「その時っ……！！わ、私と雨の中ショーウィンドウの前でちょこっとハグしてたでしょ！！？/////」

可可「はいデス」

すみれ「っ……！！！/////」

可可「それがどうかしたのデスか？」

すみれ「だからそれだって言ってるでしょ！！////」

可可「え？」

すみれ「この子が見たの、恋じゃなくてあんただって言ってんの！！///」

可可「あえ……？」ﾎﾟｶｰﾝ
　

可可（あぇぇ………）

可可「……な～んだ。レンレンじゃなくって可可デシタか」

すみれ「昨日雨降ってたからあんた真っ白などデカいレインコート着てたでしょ。思い出しなさいったら思い出しなさいよ」

可可「確かに。そう言われればそうデシタ」

すみれ「ったく……」

可可「ということは……すみれは浮気をしていたわけではないのデスか？」

すみれ「だから最初からそう言ってるでしょ」
　

可可「な～んだぁ、良かったデス。びっくりしマシタ、ほっ……」

ｸﾞｩｰ

可可「……安心したらお腹が空いてきマシタ。可可プリン食べるデス～！」

すみれ妹「私も～！私も食べる～！」

すみれ「ちょっ、可可の分まで用意してるわけじゃな

可可「ぷりん～！」

すみれ妹「ぷりんぷりん～！」

ﾃﾃﾃｰｯ♪

すみれ「……」

すみれ（……ま、いっか。可可の嫉妬も収まってくれたことだし）

すみれ「はぁ～……ったく、すーぐ早とちりしちゃうんだから……」

すみれ（けど、でもそういうところも可愛いんだけど……）

かのちぃれん「………」

すみれ「えっ！？」

かのちぃれん「………」ｼﾞｰｯ

すみれ「な、なに……？///」
　

かのちぃれん「………」

すみれ「な、何よ。なんなのよったらなんなのよ……」

かのん「いや～、すみれちゃんもやることやってんな～って思って」

すみれ「はぁ！！？////」

千砂都「抱き合っちゃったんだ、雨の中」

すみれ「っ！？///」

きな子「アツアツっすね～」

四季「これが、エ　」

すみれ「違うわよっ！！/////」

かのん「そっか～、すみれちゃんも卒業か～」ﾆﾔﾆﾔ

すみれ「だから下ネタに持っていこうとするのやめて！！/////」

夏美「これは一台スクープですの。浦ラジに送ってフォロワー爆増させてやりますの！」ｽｯｽｯ

すみれ「言いふらそうとするのもやめてぇ！！恥ずかしいったら恥ずかしいっ！！////」

千砂都「あ、じゃあ私ハーゲンダッツがいい！」

すみれ「はぁぁぁ～！！！？/////」
　

かのん「私、クッキー＆クリーム！」

恋「私は苺味がいいです」

メイ「私もいちごー」

夏美「夏美はショコラミントが食べたいですの」

すみれ「ちょっ、何！？急に何の話！！？」

千砂都「何って……口止め料だけど？」

かのん「すみれちゃん、さっきの話黙ってて欲しんだよね？」

すみれ「っ！！？と、友達でしょう！！？黙っててったら黙っててよね！！」

かのん「ん～、私もそうしたい気持ちは山々なんだけど～」

かのん「この口が勝手に滑って言っちゃうような気もするし～」ﾆﾀﾆﾀ

すみれ「っ……！！////」
　

千砂都「まあまあ、300円で信頼が買えるって思えば安い方なんじゃない？」

すみれ「それが７人分積もると2,000円にもなるのよーっ！！」

きな子「えー！？きな子もアイス食べたいっすー！」

可可「可可は普通のバニラ味がいいデス。すみれ～！」

すみれ「あんたはプリン食べてるでしょう！！？」

夏美「ぶー！夏美先輩、ケチですのー！」

かのん「ほら。奢ってあげなよー」

すみれ「ダメったらダメ！！みんなに奢り始めるとほんっとにキリがなくなるっ！！」

かのん「そっか、へぇ～。じゃあみんなにすみれちゃんと可可ちゃんの惚気話、ばらしちゃってもいいんだ。ふーん」

すみれ「うっ！！？////って言うかそもそも惚気てなんかな

かのん「あーもしもしななみちゃん？なんかねー、さっきすみれちゃんから聞いた話なんだけどー」

すみれ「わぁぁぁぁぁ～！！？ちょっとかのん～っ！！怒るわよったら怒るわよ～！！！！//////」



この後めちゃくちゃ奢らされた

けどなぜか翌日にはみんなにバレてた
　

終わりです。お粗末様でした
　

かのんちゃんさぁ
　

破壊されかけた脳が回復した
　

最初まんまと騙されたわ　面白かった！
　

付き合ってると思ってるのはクゥクゥだけってオチかと思った
　

ﾕﾘﾜﾀﾙｼﾐ…
　

ｽﾊﾞﾗｼｷss
　

かのんちゃんさあ