【SS】ルビィ「先輩って呼んでくれたらま～るい飴さん一個あげる！」千砂都「ほんとに！？」

ルビィ「えへへ～、お誕生日だからみんなからたっくさんプレゼントもらっちゃった～♪」ﾄﾃﾄﾃ

千砂都「……」

ルビィ「飴さんが一個～、二個～、三個～」

千砂都「まる……」

ルビィ「いっただっきま～す！あ～むっ♪」

千砂都「……」

ルビィ（ぴゃぁ～……♡）

ルビィ「ん～、おいしい～！」

千砂都「……」

千砂都（いいなぁ。私もぺろぺろキャンディ、欲しいなぁ……）

ルビィ「？」

千砂都「……」ｼﾞｰｯ

ルビィ「……食べる？」

千砂都「えっ！？」

ルビィ「はい！一個おすそわけしてあげる！」

千砂都「い、いいの！！？」

ルビィ「うん！」
　

ルビィ「ルビィね、この前お誕生日だったから飴さんい～っぱい持ってるんだ～！」

ルビィ「だから千砂都ちゃんにも一個分けてあげる！」

千砂都「ほ、ほんとに！！？」

ルビィ「うん！」

千砂都「わーい！ありがとう、ルビィちゃん！」

ルビィ「えへへ～」

ルビィ（良いことした後は気分がいいなぁ～♪）

千砂都「いただきまーす！」

ﾊﾟｸｯ!

千砂都（ん～、まる～～～っ♡♡♡）

ルビィ「ぺろぺろキャンディ、好き？」

千砂都「好き！」

ルビィ「えへへ、ルビィも！おそろいだね！」

千砂都「ね～！」

千砂都（やっぱりまんまるは最高だよ～♡♡♡）
　

ルビィ「千砂都ちゃん、もう一個食べる？」

千砂都「食べる！」

ルビィ「欲しい？」

千砂都「欲しい！」

ルビィ「はい、どーぞ！」

千砂都「わーい！ルビィちゃんありがとう！」

ルビィ「でもその代わりルビィのこと先輩って呼んで！」

千砂都「えっ！？」

ルビィ「ルビィのこと、先輩って呼んで！！」

千砂都「えぇぇぇ～！！？」
　

千砂都「ル、ルビィちゃん先輩……？」

ルビィ「ちゃん付け禁止！ルビィ、今だけ千砂都ちゃんの先輩だもん！」

千砂都（なんで～！！？私の方が先輩なのに！！？）

ルビィ「その髪型も！ほら！ちょっとこっち来て！！」ｶﾞｼｯ!!

千砂都「きゃあっ！？」

ルビィ「後輩のくせにお団子なんて生意気だもん！二つも善子ちゃん玉なんか付けちゃってさぁ！」

ルビィ「後輩なら先輩のマネをするべきでしょ！？それに絶対ツーサイドアップの方が可愛いもん！！」

千砂都「や、やだっ！！まるは崩しちゃだめーっ！！」

ｽﾙｽﾙ

千砂都「あっ」

ルビィ「～♪」

千砂都（あぁぁ………）

ルビィ「ここを、こうして～……はい！できた！」

千砂都「ふぇっ……」

千砂都（うぅぅ、かのんちゃ～ん………）ｸﾞｽｯ
　

千砂都「ぐすっ……」

ルビィ（？）

千砂都「うぅぅ………」

ルビィ「泣いてるの？」

千砂都「だってぇ……」

ルビィ「ツーサイドアップ、可愛いよ？」

千砂都「でも……」

千砂都（ま、まるが……）

千砂都「ふぇっ……」ｳﾙｳﾙ

ルビィ「もーっ！めそめそしない！甘えてちゃダメっ！」

千砂都「！？」
　

ルビィ「甘えてちゃダメだよっ！シャキッとして！シャキッと！」

ルビィ「じゃないと周りの人にもなめられちゃうよ！」

千砂都「う、うん……」

ルビィ「もっと大きく！」

千砂都「へっ！？」

ルビィ「もっと大きな声出して！ハキハキ喋るの！」

千砂都「お、大きな。ハキハキ……」

ルビィ「お腹から声だして！」

千砂都「お腹から……」

ルビィ「発声練習するよ！ルビィに続いて！いっくよ～！」

千砂都「う、うん」

ルビィ「あみぇんぼあかいなあいゆえお！」

千砂都「あめんぼあかいなあいうえお！」

ルビィ「かきのきくりのききゃききゅきぇこ！」

千砂都「かきのきくりのきかきこくけこ！」

ルビィ「ねっ？大きな声出すと勇気出るでしょ！？」

千砂都「うん！」
　

ルビィ「うんじゃないの！返事はうゅ！」

千砂都「えっ？」

ルビィ「うんじゃなくって、うゅ！」

千砂都「う、うゆ……」

ルビィ「う、ゆじゃないの！うゅ！」

千砂都「うゅ？」

ルビィ「そう！ルビィに続いて～……うゅ！」

千砂都「うゅ！」

ルビィ「ふゅ。よろしい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千砂都「～♪」

ルビィ「頑張ったご褒美に、飴さんもう一個あげるね！一番大きいの！」

千砂都「いいの！？」

ルビィ「うん！」

千砂都「わ～い！ありがとうございます、ルビィちゃん先輩っ！」

ルビィ（えへへ～、ルビィすっかり先輩になっちゃった！嬉しいなぁ～♪）
　

かのん「ちぃちゃ～ん！帰るよ～！」

千砂都「あっ、はーい！」

ルビィ（えっ？）

ルビィ「帰っちゃうの……？」

千砂都「ごめんね。そろそろ時間だからお家帰らないと」

ルビィ「えっ……」

千砂都「ルビィちゃん先輩、今日は遊んでくれてありがとうございました！」

ルビィ「そっかぁ……」

千砂都「また一緒に遊ぼうね、ルビィちゃん！」

ルビィ（！？）

千砂都「今度は私の街に来てね！」

ルビィ「う、うん！絶対約束だよっ！約束！」

千砂都「わかった！約束！じゃーねー！」

ルビィ「ばいば～い！」

ルビィ（～♪）ﾄﾃﾃﾃ

花丸「ルビィちゃんルビィちゃん。さっきの子、だあれ？」

ルビィ「ルビィのお友達だよ！」

花丸「ともだち？」

ルビィ「うん！嵐千砂都ちゃんって言うの！」
　

花丸「ふ～ん……」

善子「ねえ。その嵐千砂都って子、もしかしてスクールアイドル？」

ルビィ「そうだよ！」

善子「そう……」

花丸「……？どうかしたの、善子ちゃん？」

善子「いや、その嵐千砂都ってスクールアイドル……確か先輩だった気がするけど」

ルビィ（えっ！？）

善子「ほら、これ」

花丸「ほんとだ。プロフィールに二年生って書いてあるずら」

ルビィ（えぇぇぇ～！！？）
　

ルビィ「……」

ルビィ（ぴゃっ、ぴゃぁぁぁぁ………！！？）

ルビィ「お、お姉ちゃ～ん！！」

ダイヤ「はい」

ルビィ「助けて！！結ヶ丘からスクールアイドルが攻めてくる～っ！！」

ダイヤ「えっ？」

果南「どういうこと？」

ルビィ「結ヶ丘の先輩にルビィいじわるしちゃったの！！絶対ルビィに報復しにくるもん！！」
　

すみれ『ちょっと誰！ウチの千砂都のことバカにしたやつ！！』

千砂都『ふぇぇ～ん……』

可可『お前デスか？』ﾂﾝｯ

ルビィ『ぴぎゃっ！？』

夏美『ヘナチョコでいかにも弱そうですの』

四季『一言で言うと、ザコ』

きな子『っすw』

メイ『おい。千砂都先輩のことイジメたたどうなるかわかってるんだろうなぁ、なぁ！！？』

恋『きっちり落とし前をつけてもらわないといけませんね』

ルビィ『うゅゅゅゅゅ………！！？』

かのん『そっか。この子がウチのちぃちゃんをイジメてたんだ。ふ～ん』

ルビィ『ゆゆゆゆゆ……！！？』

かのん『……ねえ？』

ルビィ『ぴぎぃ！？』

かのん『ちぃちゃんをイジメた罰として、指、今ここでつめてもらおっかぁ……！』

ルビィ『ぴぎゃぁぁぁ～！！！？』


ルビィ「ってことになっちゃうもん！！」

ダイヤ「いやそれはルビィが悪いのではないですか？」
　

ルビィ「助けて！！果南ちゃん！！ルビィの代わりにあいつら全員ボコボコにしてきて！！」

果南「ん～、そう言われても……」

花丸「全然反省が見られないずら……」

ダイヤ「マウントをとろうとするのがいけないのですわ」

善子「マウント女子は嫌われるわよ」

ルビィ「やだぁぁ～！！指無くなっちゃうなんていやぁぁ～！！ルビィまだ16歳だも～ん！！！」



この後菓子折りもってお詫びしに行きましたとさ
　

おしまい。幼いちぃちゃんがただ書きたかっただけでした
　

黒服しゃぁぁぁん！
　

想像上のスクールアイドル怖すぎて草
　

指詰めるという発想が怖すぎて草
　

誰も指つめにツッコんでないのが一番怖い
　

さすが武闘派黒澤組
　

やっぱりちさるびなんだよなぁ
　

素晴らしい
　

千砂都なら白玉10個で許してくれる
　

何これかわいい
　

ゆびちゅめろ！
　

どうしてルビィちゃん先輩はこんなにも魅力的なんだろうか
　

調子に乗ってるルビィちゃん先輩もっと