1: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:00:05.19 ID:ps5Ky9nc
あなたの部屋
せつ菜「今日はお菓子を持ってきたんです!」
あなた「ほんと!? どんなのどんなの?」
せつ菜「私の手作りクッキーですよ!」
あなた「え……手作り?」
せつ菜「はい! たくさん作ってきました!」
あなた「そ、そうなんだ。じゃあ私お茶入れてくるね……」
キッチン
あなた(どうしよう……手作りクッキーなんて……)
あなた(せつ菜ちゃんのことは好きだけど、あの料理はさすがにきびしいよ)
あなた(私、生きて帰れるかな? いやここ私の家だから帰る必要はないのか……)
あなた(ってそうじゃなくて。これはまずいよ、ふたつの意味でまずいよ!)
あなた(さっきまでふたりでアニメを見て楽しい気分だったのに)
あなた(……部屋に戻りたくないなぁ)
せつ菜「今日はお菓子を持ってきたんです!」
あなた「ほんと!? どんなのどんなの?」
せつ菜「私の手作りクッキーですよ!」
あなた「え……手作り?」
せつ菜「はい! たくさん作ってきました!」
あなた「そ、そうなんだ。じゃあ私お茶入れてくるね……」
キッチン
あなた(どうしよう……手作りクッキーなんて……)
あなた(せつ菜ちゃんのことは好きだけど、あの料理はさすがにきびしいよ)
あなた(私、生きて帰れるかな? いやここ私の家だから帰る必要はないのか……)
あなた(ってそうじゃなくて。これはまずいよ、ふたつの意味でまずいよ!)
あなた(さっきまでふたりでアニメを見て楽しい気分だったのに)
あなた(……部屋に戻りたくないなぁ)
2: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:04:01.62 ID:ps5Ky9nc
再びあなたの部屋
せつ菜「遠慮せずに食べてくださいね!」
あなた「う、うん。じゃあいただきます……」パクッ
あなた「――!?」
せつ菜「どうですか……?」
あなた(あぁ! せつ菜ちゃんの上目遣い、ときめいちゃうよ! でもクッキーは、クッキーは……!)
あなた「お、美味しいよ、すごく……」ウルウル
せつ菜「よかったぁ……あれ?」
あなた「え、なに?」ポロッ
せつ菜「いえ、涙が……」
あなた「あ! これはその……」
せつ菜「このクッキー、自信作だったんですが……」
あなた(しまった! 悟られた!)
せつ菜「あなたが泣いてしまうほどの出来とは思いませんでした……」
あなた(うう……私、最低だ。せつ菜ちゃんを傷つけちゃった……)
せつ菜「遠慮せずに食べてくださいね!」
あなた「う、うん。じゃあいただきます……」パクッ
あなた「――!?」
せつ菜「どうですか……?」
あなた(あぁ! せつ菜ちゃんの上目遣い、ときめいちゃうよ! でもクッキーは、クッキーは……!)
あなた「お、美味しいよ、すごく……」ウルウル
せつ菜「よかったぁ……あれ?」
あなた「え、なに?」ポロッ
せつ菜「いえ、涙が……」
あなた「あ! これはその……」
せつ菜「このクッキー、自信作だったんですが……」
あなた(しまった! 悟られた!)
せつ菜「あなたが泣いてしまうほどの出来とは思いませんでした……」
あなた(うう……私、最低だ。せつ菜ちゃんを傷つけちゃった……)
3: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:08:00.50 ID:ps5Ky9nc
せつ菜「まさかそこまで感動する美味しさだとは、私もびっくりです!」
あなた「……はい?」
せつ菜「あなたに『美味しい』って言ってもらえるか不安でしたが、まったくの杞憂でした!」
せつ菜「クッキーに込めた想いが伝わったみたいで嬉しいですっ!」
あなた「あはは……」
あなた(せつ菜ちゃん、このクッキーちゃんと味見したのかな)
せつ菜「さあ、もう一つどうぞ!」
あなた「あ、ありがとう……でも私だけ食べるのも悪いし、せつ菜ちゃんも食べなよ」
せつ菜「これはあなたのために作ったクッキーなので私は大丈夫です!」
あなた「そんなこと言わずにさ! ほら、一緒に食べたほうが美味しいよきっと!!」
せつ菜「たしかに……では私もいただきますね!」
あなた「どうぞどうぞ」
せつ菜「あーむっ」パクッ
あなた(お願い! 気づいて!)
あなた「……はい?」
せつ菜「あなたに『美味しい』って言ってもらえるか不安でしたが、まったくの杞憂でした!」
せつ菜「クッキーに込めた想いが伝わったみたいで嬉しいですっ!」
あなた「あはは……」
あなた(せつ菜ちゃん、このクッキーちゃんと味見したのかな)
せつ菜「さあ、もう一つどうぞ!」
あなた「あ、ありがとう……でも私だけ食べるのも悪いし、せつ菜ちゃんも食べなよ」
せつ菜「これはあなたのために作ったクッキーなので私は大丈夫です!」
あなた「そんなこと言わずにさ! ほら、一緒に食べたほうが美味しいよきっと!!」
せつ菜「たしかに……では私もいただきますね!」
あなた「どうぞどうぞ」
せつ菜「あーむっ」パクッ
あなた(お願い! 気づいて!)
4: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:12:00.50 ID:ps5Ky9nc
せつ菜「ん~、美味しい! 我ながらうまく作れました!」
あなた「ええっ!? ほんとに美味しい!?!?」
せつ菜「はいっ! あなたが感動するのも納得ですね!」パクッ
あなた(これはどういうこと? もしかしてこのクッキー、当たりハズレがあるのかな?)
あなた(今せつ菜ちゃんが食べたのは当たりのクッキーで、さっきの私は運悪くハズレを引いたとか?)
あなた(そうかわかった! せつ菜ちゃんは本能かなにかでハズレを避けてるんだ!)
あなた(つまりせつ菜ちゃんが食べようとしたクッキーを食べれば私は無事でいられる!)
せつ菜「もう一枚……」ヒョイッ
あなた「せつ菜ちゃん! あーん!」
せつ菜「え? あ、あの……」
あなた「そのクッキー、食べさせて!」
せつ菜「私がですか!?」
あなた「そう! お願い!」
せつ菜「わ、わかりました……では、あーん……///」
あなた「あむっ!」パクッ
あなた「ええっ!? ほんとに美味しい!?!?」
せつ菜「はいっ! あなたが感動するのも納得ですね!」パクッ
あなた(これはどういうこと? もしかしてこのクッキー、当たりハズレがあるのかな?)
あなた(今せつ菜ちゃんが食べたのは当たりのクッキーで、さっきの私は運悪くハズレを引いたとか?)
あなた(そうかわかった! せつ菜ちゃんは本能かなにかでハズレを避けてるんだ!)
あなた(つまりせつ菜ちゃんが食べようとしたクッキーを食べれば私は無事でいられる!)
せつ菜「もう一枚……」ヒョイッ
あなた「せつ菜ちゃん! あーん!」
せつ菜「え? あ、あの……」
あなた「そのクッキー、食べさせて!」
せつ菜「私がですか!?」
あなた「そう! お願い!」
せつ菜「わ、わかりました……では、あーん……///」
あなた「あむっ!」パクッ
7: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:16:00.58 ID:ps5Ky9nc
せつ菜「な、なんだか恋人同士みたいですね! なーんて……」
あなた(すごくときめくこと言ってるけどこれハズレだよっ!!!! せつ菜ちゃんが選んだのに!)
あなた(なんでなんで!? 私の仮説は間違っていたってこと?)
あなた(いや、そんなはずない。きっとせつ菜ちゃんだって完璧じゃないんだ)
あなた(今のは運悪くハズレを引いちゃっただけなんだよ。だから……)
あなた「もう一枚食べさせてほしいな!」
せつ菜「ええっ!?」
あなた「……ダメかな?」
せつ菜「あなたがそうしてほしいなら……あーん」
あなた「あーむっ!」パクッ
せつ菜「うぅ……///」
あなた(頭がクラクラしてきた……またハズレじゃん……)
あなた(うーん、わかんなくなってきたなぁ。2回連続でハズレを引いたの?)
あなた(おそらく今まで1度も選択を誤らなかったであろうせつ菜ちゃんが? そんなことあるかな?)
あなた(それにしてもそろそろキツくなってきたかも。クッキーは小さいからって油断しちゃったよ……)
あなた(まだまだ大量に残ってるし、歩夢ちゃん呼んで食べてもらおうかな……)
あなた(すごくときめくこと言ってるけどこれハズレだよっ!!!! せつ菜ちゃんが選んだのに!)
あなた(なんでなんで!? 私の仮説は間違っていたってこと?)
あなた(いや、そんなはずない。きっとせつ菜ちゃんだって完璧じゃないんだ)
あなた(今のは運悪くハズレを引いちゃっただけなんだよ。だから……)
あなた「もう一枚食べさせてほしいな!」
せつ菜「ええっ!?」
あなた「……ダメかな?」
せつ菜「あなたがそうしてほしいなら……あーん」
あなた「あーむっ!」パクッ
せつ菜「うぅ……///」
あなた(頭がクラクラしてきた……またハズレじゃん……)
あなた(うーん、わかんなくなってきたなぁ。2回連続でハズレを引いたの?)
あなた(おそらく今まで1度も選択を誤らなかったであろうせつ菜ちゃんが? そんなことあるかな?)
あなた(それにしてもそろそろキツくなってきたかも。クッキーは小さいからって油断しちゃったよ……)
あなた(まだまだ大量に残ってるし、歩夢ちゃん呼んで食べてもらおうかな……)
8: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:20:00.35 ID:ps5Ky9nc
せつ菜「その……ひとつお願いしたいことがあるんですが……」
あなた「え、なに?」
せつ菜「ええとですね……私にもクッキー、食べさせてほしいなぁーなんて……」
あなた「いいよいいよ! いくらでも食べさせてあげるよ! ほら、あーんあーん!」
せつ菜「あのっ、1枚ずつにしてもらえませんか?」
あなた「あ、ごめんごめん。そうだよね」
あなた(いけないいけない、うっかり一気に処理してもらおうとしちゃったよ)
あなた「じゃあ気を取り直して、あーん」
せつ菜「あむっ///」パクッ
あなた「……あっ」
あなた(今私が選んだクッキー食べさせちゃったけど、大丈夫かな?)
せつ菜「……どうしてでしょう?」
あなた(うわ、やっぱりハズレだった!?)
あなた「え、なに?」
せつ菜「ええとですね……私にもクッキー、食べさせてほしいなぁーなんて……」
あなた「いいよいいよ! いくらでも食べさせてあげるよ! ほら、あーんあーん!」
せつ菜「あのっ、1枚ずつにしてもらえませんか?」
あなた「あ、ごめんごめん。そうだよね」
あなた(いけないいけない、うっかり一気に処理してもらおうとしちゃったよ)
あなた「じゃあ気を取り直して、あーん」
せつ菜「あむっ///」パクッ
あなた「……あっ」
あなた(今私が選んだクッキー食べさせちゃったけど、大丈夫かな?)
せつ菜「……どうしてでしょう?」
あなた(うわ、やっぱりハズレだった!?)
9: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:24:00.68 ID:ps5Ky9nc
せつ菜「あなたに食べさせてもらっただけで、より美味しく感じてしまいます……」
あなた(うっ、可愛い……というか今の当たりだったの!?)
あなた(なんで自分が食べないときだけ……くぅ~っ!)
あなた(どうすれば私は当たりのクッキーを食べられるんだろう……そうだ!)ピコーン
あなた「ねえねえせつ菜ちゃん! 今度はさ、クッキーはんぶんこにして食べない?」
せつ菜「……? なぜです?」
あなた「あー……と、とにかくやってみようよ! ね!」
せつ菜「はあ……では半分どうぞ」パキッ
あなた「いただきまーす!」パクッ
あなた(あ、ハズレだ! ってことはせつ菜ちゃん――)
せつ菜「ふむ……こうして食べるのも美味しいかもしれませんね……」モグモグ
あなた(そんなバカな……普通に食べてるよ……)
あなた(ってことは当たりハズレはないの? せつ菜ちゃんの味覚がおかしいだけ?)
あなた(でもなぁ、普段は私たちと同じものを食べて美味しいって言ってるし……)
あなた(なんでこんな邪悪なものを食べても平気でいられるんだろう……)
あなた(よし、実験してみよう)
あなた(うっ、可愛い……というか今の当たりだったの!?)
あなた(なんで自分が食べないときだけ……くぅ~っ!)
あなた(どうすれば私は当たりのクッキーを食べられるんだろう……そうだ!)ピコーン
あなた「ねえねえせつ菜ちゃん! 今度はさ、クッキーはんぶんこにして食べない?」
せつ菜「……? なぜです?」
あなた「あー……と、とにかくやってみようよ! ね!」
せつ菜「はあ……では半分どうぞ」パキッ
あなた「いただきまーす!」パクッ
あなた(あ、ハズレだ! ってことはせつ菜ちゃん――)
せつ菜「ふむ……こうして食べるのも美味しいかもしれませんね……」モグモグ
あなた(そんなバカな……普通に食べてるよ……)
あなた(ってことは当たりハズレはないの? せつ菜ちゃんの味覚がおかしいだけ?)
あなた(でもなぁ、普段は私たちと同じものを食べて美味しいって言ってるし……)
あなた(なんでこんな邪悪なものを食べても平気でいられるんだろう……)
あなた(よし、実験してみよう)
10: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:28:00.64 ID:ps5Ky9nc
あなた「そうだ、私この間すごく美味しいガム見つけたんだ!」
あなた(というのは真っ赤な嘘で、本当はものすごくまずくてすぐ吐き出しちゃったんだよね)
あなた「だからせつ菜ちゃんにもおすそ分け。はい!」
せつ菜「ありがとうございます、いただきます!」パクッ
あなた(これを美味しいって言ったらせつ菜ちゃんの味覚が変ってことだね)
せつ菜「……す、すみません。これ、私の口には合わないみたいです……」
あなた「え? あ、ダメだった? ごめんごめん、ペッして! ペッ!」
せつ菜「ぺっ」ペッ
あなた(これはますますわからないな……せつ菜ちゃんの味覚は正常だよ)
あなた(それなのにこのクッキーを平気で食べられるなんて……)
あなた(わからない……わからないよせつ菜ちゃん……)
せつ菜「…………」パクッモグモグ
あなた(……今せつ菜ちゃんはクッキーを美味しいと思って食べてる)
あなた(私たちと変わらない味覚で、美味しいと感じている)
あなた(今、せつ菜ちゃんの口の中には、美味しいクッキーがある……?)
あなた「……せつ菜ちゃん。そのクッキー、私にちょうだい」
あなた(というのは真っ赤な嘘で、本当はものすごくまずくてすぐ吐き出しちゃったんだよね)
あなた「だからせつ菜ちゃんにもおすそ分け。はい!」
せつ菜「ありがとうございます、いただきます!」パクッ
あなた(これを美味しいって言ったらせつ菜ちゃんの味覚が変ってことだね)
せつ菜「……す、すみません。これ、私の口には合わないみたいです……」
あなた「え? あ、ダメだった? ごめんごめん、ペッして! ペッ!」
せつ菜「ぺっ」ペッ
あなた(これはますますわからないな……せつ菜ちゃんの味覚は正常だよ)
あなた(それなのにこのクッキーを平気で食べられるなんて……)
あなた(わからない……わからないよせつ菜ちゃん……)
せつ菜「…………」パクッモグモグ
あなた(……今せつ菜ちゃんはクッキーを美味しいと思って食べてる)
あなた(私たちと変わらない味覚で、美味しいと感じている)
あなた(今、せつ菜ちゃんの口の中には、美味しいクッキーがある……?)
あなた「……せつ菜ちゃん。そのクッキー、私にちょうだい」
11: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:32:00.38 ID:ps5Ky9nc
せつ菜「どうぞ! あなたのために作ったんですから、どんどん食べてください!」
あなた「そうじゃなくてさ……せつ菜ちゃんの口の中にあるクッキー、ちょうだい」
せつ菜「えっ……なにを言っているんですか……?」
あなた「お願い! どうしてもそれが食べたいの! お願いしますっ!!」ドゲザー
せつ菜「わ、わかりました! わかりましたから顔を上げてください!」
あなた(あ……私絶対せつ菜ちゃんに引かれてる……)
せつ菜「えっと……確認しますが、私が咀嚼したクッキーを食べたいんですか?」
あなた「……そうです」
あなた(完全に変態だよ、私)
せつ菜「理由は……聞かないほうがいいですよね」
あなた「うぅ……」
せつ菜「では少し待ってください……」パクッ
せつ菜「…………」モグモグ
せつ菜「くひをあけへくらはい……」
あなた「そうじゃなくてさ……せつ菜ちゃんの口の中にあるクッキー、ちょうだい」
せつ菜「えっ……なにを言っているんですか……?」
あなた「お願い! どうしてもそれが食べたいの! お願いしますっ!!」ドゲザー
せつ菜「わ、わかりました! わかりましたから顔を上げてください!」
あなた(あ……私絶対せつ菜ちゃんに引かれてる……)
せつ菜「えっと……確認しますが、私が咀嚼したクッキーを食べたいんですか?」
あなた「……そうです」
あなた(完全に変態だよ、私)
せつ菜「理由は……聞かないほうがいいですよね」
あなた「うぅ……」
せつ菜「では少し待ってください……」パクッ
せつ菜「…………」モグモグ
せつ菜「くひをあけへくらはい……」
12: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:36:00.27 ID:ps5Ky9nc
あなた「あーん……」
せつ菜「んべ……」
あなた「あ……」パクッ
せつ菜「これで、いいですか? あなたが相手じゃなかったら、私はこんなことしないんですよ……?」
あなた「…………」
せつ菜「あの……なにか言ってください……」
あなた「……美味しい」
せつ菜「はい?」
あなた「せつ菜ちゃんのクッキーが……美味しい!」
せつ菜「……? それはわかってますが……」
あなた(すごい! すごいよ! 一度せつ菜ちゃんの口内に入ったクッキーがこんなに美味しいなんて!)
あなた(きっとせつ菜ちゃんの唾液と不思議な化学反応が起きて美味しくなってるんだ!)
あなた(こんなに美味しいもの生まれて初めて食べたかも! 世紀の大発見だよこれは!)
あなた「せつ菜ちゃんおかわり! 残りのクッキー全部口移しで食べさせて!」
せつ菜「ええっ!? ほ、本気ですか!?」
………………
…………
……
せつ菜「んべ……」
あなた「あ……」パクッ
せつ菜「これで、いいですか? あなたが相手じゃなかったら、私はこんなことしないんですよ……?」
あなた「…………」
せつ菜「あの……なにか言ってください……」
あなた「……美味しい」
せつ菜「はい?」
あなた「せつ菜ちゃんのクッキーが……美味しい!」
せつ菜「……? それはわかってますが……」
あなた(すごい! すごいよ! 一度せつ菜ちゃんの口内に入ったクッキーがこんなに美味しいなんて!)
あなた(きっとせつ菜ちゃんの唾液と不思議な化学反応が起きて美味しくなってるんだ!)
あなた(こんなに美味しいもの生まれて初めて食べたかも! 世紀の大発見だよこれは!)
あなた「せつ菜ちゃんおかわり! 残りのクッキー全部口移しで食べさせて!」
せつ菜「ええっ!? ほ、本気ですか!?」
………………
…………
……
13: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:40:00.40 ID:ps5Ky9nc
せつ菜「んっ……」モソモソ
あなた「んん……」モグモグ
せつ菜「美味しいですか……?」
あなた「うん。もっとちょうだい?」
せつ菜「……はいっ」
~間~
せつ菜「はむ……ん……」チュッチュウ
あなた「せ、せつ菜ちゃん、もうクッキーないよっ……んむっ」
せつ菜「もっと伝えたいんです、私の大好きを……んっ」チュッ
あなた「あっ……」
――――――
――――
――
あなた「んん……」モグモグ
せつ菜「美味しいですか……?」
あなた「うん。もっとちょうだい?」
せつ菜「……はいっ」
~間~
せつ菜「はむ……ん……」チュッチュウ
あなた「せ、せつ菜ちゃん、もうクッキーないよっ……んむっ」
せつ菜「もっと伝えたいんです、私の大好きを……んっ」チュッ
あなた「あっ……」
――――――
――――
――
16: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:44:00.27 ID:ps5Ky9nc
数日後 虹ヶ咲学園
せつ菜「今日のお弁当は……これです!」パカッ
あなた「わあ! 紫!」
せつ菜「では失礼します……」パクッ
あなた「いただきまーす!」
せつ菜「ん……」チュッチュプ
あなた「んっ……せつ菜ちゃん、キスもいいけど早く食べたいよぉ」
せつ菜「ふみまへん……んれ……」
あなた「あむ……」モグモグ
せつ菜「ふふ、どんどん食べてくださいね!」パクッ
あなた「ありがとう、せつ菜ちゃん。あーん……」
せつ菜「んぅ……」
あなた「ん~! やっぱりせつ菜ちゃんの料理は美味しいなぁ~!」
おしまい
せつ菜「今日のお弁当は……これです!」パカッ
あなた「わあ! 紫!」
せつ菜「では失礼します……」パクッ
あなた「いただきまーす!」
せつ菜「ん……」チュッチュプ
あなた「んっ……せつ菜ちゃん、キスもいいけど早く食べたいよぉ」
せつ菜「ふみまへん……んれ……」
あなた「あむ……」モグモグ
せつ菜「ふふ、どんどん食べてくださいね!」パクッ
あなた「ありがとう、せつ菜ちゃん。あーん……」
せつ菜「んぅ……」
あなた「ん~! やっぱりせつ菜ちゃんの料理は美味しいなぁ~!」
おしまい
17: (もなむす) 2022/09/29(木) 20:45:00.61 ID:ps5Ky9nc
お粗末さまでした。
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1664449205/