1: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:12:24.25 ID:wED1EMbN
海未「…ことり、これは…」
ことりは悪い子です。
今日もまた海未ちゃんに酷いことしちゃった。
ことり「これ?海未ちゃんの作詞ノートだよっ」
海未ちゃんの顔がこわばっていく…あ、今の一瞬の表情、すごく可愛かった。
海未「…どうして、私のノートが…こんな…」
ことり「あぁ、ごめんね海未ちゃん…こっそり読んでたらね」
ことり「間違えて破いちゃったの」
海未ちゃんが震えてる、可愛い。
目を閉じて必死に何かを我慢してる、可愛い。
何を我慢してるのかな?怒鳴りたいのかな?泣きたいのかな?
泣いて欲しい、海未ちゃんの涙が見たい。
海未「…全部、破いたんですか?」
ことりは悪い子です。
今日もまた海未ちゃんに酷いことしちゃった。
ことり「これ?海未ちゃんの作詞ノートだよっ」
海未ちゃんの顔がこわばっていく…あ、今の一瞬の表情、すごく可愛かった。
海未「…どうして、私のノートが…こんな…」
ことり「あぁ、ごめんね海未ちゃん…こっそり読んでたらね」
ことり「間違えて破いちゃったの」
海未ちゃんが震えてる、可愛い。
目を閉じて必死に何かを我慢してる、可愛い。
何を我慢してるのかな?怒鳴りたいのかな?泣きたいのかな?
泣いて欲しい、海未ちゃんの涙が見たい。
海未「…全部、破いたんですか?」
2: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:13:50.75 ID:wED1EMbN
ことり「うん、全部」
海未「…私たちの、初めての歌から…全てここに残していたんです。」
ことり「そうなんだ、でも破いちゃったの。ぜーんぶ。」
ことり「ねぇ海未ちゃん、ごめんね?」
海未「……………」
海未ちゃん、震えてる…悔しいよね、悲しいよね、辛いよね。
いいんだよ、ことりの事、怒っても。
泣きながら責めたっていいんだよ。
海未「…ことり」
ことり「んー?」
海未「…紙で手を切ったり、しませんでしたか?」
ことり「してないよ?」
海未「…そうですか、なら良かったです。」
ことり「えぇ?いいの?ことり、海未ちゃんの大事なノートを破いちゃったんだよ?」
海未「いいんです、間違いは誰にでもありますから」ニコッ
また海未ちゃんは怒ってくれなかった。泣いてくれなかった。
また失敗。
海未「…私たちの、初めての歌から…全てここに残していたんです。」
ことり「そうなんだ、でも破いちゃったの。ぜーんぶ。」
ことり「ねぇ海未ちゃん、ごめんね?」
海未「……………」
海未ちゃん、震えてる…悔しいよね、悲しいよね、辛いよね。
いいんだよ、ことりの事、怒っても。
泣きながら責めたっていいんだよ。
海未「…ことり」
ことり「んー?」
海未「…紙で手を切ったり、しませんでしたか?」
ことり「してないよ?」
海未「…そうですか、なら良かったです。」
ことり「えぇ?いいの?ことり、海未ちゃんの大事なノートを破いちゃったんだよ?」
海未「いいんです、間違いは誰にでもありますから」ニコッ
また海未ちゃんは怒ってくれなかった。泣いてくれなかった。
また失敗。
3: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:17:04.75 ID:wED1EMbN
海未「ことり、おはようございます」
ことり「……」
海未「…ことり?どうかしたのですか?」
ことり「…あ、穂乃果ちゃんおはよう!」
海未「えっ?」
穂乃果「おはよう2人とも~、待たせてごめんねぇ」
ことり「ううん、待ってないよ!さっ、学校行こう?」
海未「………え、あの」
海未ちゃん、ショック受けてる、可愛い。
こんな朝から可哀想…でも海未ちゃんは可愛いもんね、しょうがないよ。
穂乃果「海未ちゃん?どうしたの?」
海未「…えっ、あ、なんでもありません!」
ことり「……」
海未「…ことり?どうかしたのですか?」
ことり「…あ、穂乃果ちゃんおはよう!」
海未「えっ?」
穂乃果「おはよう2人とも~、待たせてごめんねぇ」
ことり「ううん、待ってないよ!さっ、学校行こう?」
海未「………え、あの」
海未ちゃん、ショック受けてる、可愛い。
こんな朝から可哀想…でも海未ちゃんは可愛いもんね、しょうがないよ。
穂乃果「海未ちゃん?どうしたの?」
海未「…えっ、あ、なんでもありません!」
4: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:22:29.78 ID:wED1EMbN
海未「…ことり、あの」
ことり「……」
海未「ことり、どうして無視するのですか」
ことり「……はぁ、うるさいなぁ」
海未「っ…こと、り…」
あ、海未ちゃん泣きそう。それとも怒りそう?
ぷるぷる震えてる…海未ちゃんの小さい肩が小刻みに震えてる…可愛い。
海未ちゃんの綺麗な手、すごくがっちり拳になってる…海未ちゃん、いいんだよ?素直になっていいんだよ?
海未「……ごめん、なさい」
えっ?
どうして謝るの?
悪いのは海未ちゃんじゃないよ
ことり「……何が?」
海未「…私が悪いんですよね、ことりに何か不快な気持ちにさせてしまうような事を私が…」
違う、違うよ、違うよ海未ちゃん。
違う。
違うの海未ちゃん。
海未ちゃんは何も悪くないの。
海未ちゃんは完璧だよ。何もしてない。何も悪くない。悪いのはことり。海未ちゃんは可愛くてかっこよくて優しくて、海未ちゃんは完璧だよ。
ことり「……」
海未「ことり、どうして無視するのですか」
ことり「……はぁ、うるさいなぁ」
海未「っ…こと、り…」
あ、海未ちゃん泣きそう。それとも怒りそう?
ぷるぷる震えてる…海未ちゃんの小さい肩が小刻みに震えてる…可愛い。
海未ちゃんの綺麗な手、すごくがっちり拳になってる…海未ちゃん、いいんだよ?素直になっていいんだよ?
海未「……ごめん、なさい」
えっ?
どうして謝るの?
悪いのは海未ちゃんじゃないよ
ことり「……何が?」
海未「…私が悪いんですよね、ことりに何か不快な気持ちにさせてしまうような事を私が…」
違う、違うよ、違うよ海未ちゃん。
違う。
違うの海未ちゃん。
海未ちゃんは何も悪くないの。
海未ちゃんは完璧だよ。何もしてない。何も悪くない。悪いのはことり。海未ちゃんは可愛くてかっこよくて優しくて、海未ちゃんは完璧だよ。
6: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:26:10.79 ID:wED1EMbN
海未「だから、謝ります。ごめんなさい」
ことり「やめて海未ちゃん」
海未「えっ?」
ことり「…ことりが悪いの、海未ちゃんにちょっとイタズラしようと思って、軽い気持ちでこんな事したの」
ことり「でも引くに引けなくなっちゃって、海未ちゃんになんて言えばいいかわからなくなっちゃって」
海未「…ことり」ギュッ
ことり「…ぁ」
海未ちゃんあったかい。海未ちゃん柔らかい。海未ちゃんいい匂い。海未ちゃん、海未ちゃん、海未ちゃん…大好き。抱きしめて欲しい、もっと、キツく、ずっと離さないでいてほしい。
海未「…ことりのバカ、こんなこと二度としないでください」ギュッ
海未ちゃんにバカって言われた。何回目だろう、あんまり言われた事ないから、すごく新鮮。
海未ちゃん、安心した表情してる。すごく可愛い。でも嬉し涙とかはないんだね。
ことり「やめて海未ちゃん」
海未「えっ?」
ことり「…ことりが悪いの、海未ちゃんにちょっとイタズラしようと思って、軽い気持ちでこんな事したの」
ことり「でも引くに引けなくなっちゃって、海未ちゃんになんて言えばいいかわからなくなっちゃって」
海未「…ことり」ギュッ
ことり「…ぁ」
海未ちゃんあったかい。海未ちゃん柔らかい。海未ちゃんいい匂い。海未ちゃん、海未ちゃん、海未ちゃん…大好き。抱きしめて欲しい、もっと、キツく、ずっと離さないでいてほしい。
海未「…ことりのバカ、こんなこと二度としないでください」ギュッ
海未ちゃんにバカって言われた。何回目だろう、あんまり言われた事ないから、すごく新鮮。
海未ちゃん、安心した表情してる。すごく可愛い。でも嬉し涙とかはないんだね。
7: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:30:14.32 ID:wED1EMbN
穂乃果「ことりちゃん!宿題見せて!」
ことり「えぇ~!?穂乃果ちゃん、もうあと五分しかないよ!?」
穂乃果「だからすぐ写すからぁ!」
ことり「もう~、しょうがないなぁ」
穂乃果「やったーありがとう!ことりちゃん大好き!」
海未「ほう?」
あ
穂乃果「あ」
海未「穂乃果…ことりがその宿題をするのにどのくらいの時間がかかったかわかりますか?」
穂乃果「え、えっとぉ~…」
海未「ことりが時間をかけて仕上げた物を五分で写すと…?」
穂乃果「だ、だってぇ!!」
ことり「えぇ~!?穂乃果ちゃん、もうあと五分しかないよ!?」
穂乃果「だからすぐ写すからぁ!」
ことり「もう~、しょうがないなぁ」
穂乃果「やったーありがとう!ことりちゃん大好き!」
海未「ほう?」
あ
穂乃果「あ」
海未「穂乃果…ことりがその宿題をするのにどのくらいの時間がかかったかわかりますか?」
穂乃果「え、えっとぉ~…」
海未「ことりが時間をかけて仕上げた物を五分で写すと…?」
穂乃果「だ、だってぇ!!」
9: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:33:16.26 ID:wED1EMbN
海未「だってじゃありません!大体いつも言っているでしょう!!宿題は家でやる物です!!」
穂乃果「だって昨日はすぐ寝ちゃったんだもん!!」
海未「言い訳になっていません!!あなたが怠けているのがいけないのでしょう!?」
いいなぁ
穂乃果「そんなことないもん!店の手伝いで疲れて…」
海未「どうせテレビを見てゴロゴロしていた時間があったでしょう!!」
穂乃果「うっ」
穂乃果ちゃんはいいなぁ、海未ちゃんに叱ってもらえて。
ことりだって色んな事してるのに、海未ちゃんは全然怒ってくれないんだよ?
海未ちゃんは穂乃果ちゃんの事が大好きだから、そうやって怒ってくれるんだよ?羨ましいなぁ。
穂乃果「だって昨日はすぐ寝ちゃったんだもん!!」
海未「言い訳になっていません!!あなたが怠けているのがいけないのでしょう!?」
いいなぁ
穂乃果「そんなことないもん!店の手伝いで疲れて…」
海未「どうせテレビを見てゴロゴロしていた時間があったでしょう!!」
穂乃果「うっ」
穂乃果ちゃんはいいなぁ、海未ちゃんに叱ってもらえて。
ことりだって色んな事してるのに、海未ちゃんは全然怒ってくれないんだよ?
海未ちゃんは穂乃果ちゃんの事が大好きだから、そうやって怒ってくれるんだよ?羨ましいなぁ。
10: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:38:57.40 ID:wED1EMbN
翌日
海未「…えっ!?ことりが?」
穂乃果「うん、宿題するの忘れてたんだって!」
海未「なんで嬉しそうに報告してるんですかあなたは…」
穂乃果「ふふん、何を隠そうピンチのことりちゃんに宿題を見せているのはこの私なんだよ!」
海未「なっ…穂乃果が宿題を!?」
穂乃果「いやぁ、昨日の今日だしさすがにねぇ」
ことり「穂乃果ちゃんありがとう~、なんとか終わったよ」
穂乃果「えぇ!?まだ3分くらいしか経ってないよ!?」
ことり「ふふっ、超スピードで終わらせたから」
海未「…ことり」
きた
海未ちゃん、ことりにはなんて言うの?
怠けてるって言ってくれる?怒ってくれる?
海未「…えっ!?ことりが?」
穂乃果「うん、宿題するの忘れてたんだって!」
海未「なんで嬉しそうに報告してるんですかあなたは…」
穂乃果「ふふん、何を隠そうピンチのことりちゃんに宿題を見せているのはこの私なんだよ!」
海未「なっ…穂乃果が宿題を!?」
穂乃果「いやぁ、昨日の今日だしさすがにねぇ」
ことり「穂乃果ちゃんありがとう~、なんとか終わったよ」
穂乃果「えぇ!?まだ3分くらいしか経ってないよ!?」
ことり「ふふっ、超スピードで終わらせたから」
海未「…ことり」
きた
海未ちゃん、ことりにはなんて言うの?
怠けてるって言ってくれる?怒ってくれる?
12: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:42:26.71 ID:wED1EMbN
海未「…最近疲れが溜まっていませんか?」
ことり「え?」
穂乃果「だねぇ、ことりちゃん衣装作りで忙しいだろうし」
ことり「そんなこと…」
海未「決めました、今日の放課後はことりを手伝います」
穂乃果「いいね!穂乃果も」
海未「穂乃果はいてもいなくても変わらないのでダンスの練習をしてください」
穂乃果「酷いよ海未ちゃん!」
そうだよ酷いよ海未ちゃん。
私、そんなに疲れた顔してた?海未ちゃんの前では綺麗に見られたくてすごく頑張ってるのに。
ことり、そんなに醜かった?
海未「ことり?大丈夫ですか?」
ことり「え?あ、うん、ありがとう海未ちゃん」
海未ちゃんはなんでそんなに優しいの?
私のこと、叱らないの?
ことり「え?」
穂乃果「だねぇ、ことりちゃん衣装作りで忙しいだろうし」
ことり「そんなこと…」
海未「決めました、今日の放課後はことりを手伝います」
穂乃果「いいね!穂乃果も」
海未「穂乃果はいてもいなくても変わらないのでダンスの練習をしてください」
穂乃果「酷いよ海未ちゃん!」
そうだよ酷いよ海未ちゃん。
私、そんなに疲れた顔してた?海未ちゃんの前では綺麗に見られたくてすごく頑張ってるのに。
ことり、そんなに醜かった?
海未「ことり?大丈夫ですか?」
ことり「え?あ、うん、ありがとう海未ちゃん」
海未ちゃんはなんでそんなに優しいの?
私のこと、叱らないの?
14: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:44:53.35 ID:wED1EMbN
放課後
ことり「ありがとう海未ちゃん、これで全員分完成だよ」
海未「ふぅ…ことりはいつもこれを1人でやっているのですね…敵いません」
ことり「たまににこちゃん達が手伝ってくれるから、私ひとりじゃないよ」
海未「それでもことりは凄いです」
なんで私の事そんなに褒めるの?
海未ちゃんは優しいね。
ことり「…そうだ海未ちゃん、せっかくだから着てみてよ」
海未「えぇ!?い、今ですか…?」
ことり「うん!今!」
海未「し、しかし…」モジモジ
ことり「…お願い!」
海未「うっ…しょ、しょうがないですね」
海未ちゃんは優しいね。
ことりのお願い、いつも聞いてくれるよね。
ほんとは嫌な事も、お願いしたらしてくれるよね。
ことり「ありがとう海未ちゃん、これで全員分完成だよ」
海未「ふぅ…ことりはいつもこれを1人でやっているのですね…敵いません」
ことり「たまににこちゃん達が手伝ってくれるから、私ひとりじゃないよ」
海未「それでもことりは凄いです」
なんで私の事そんなに褒めるの?
海未ちゃんは優しいね。
ことり「…そうだ海未ちゃん、せっかくだから着てみてよ」
海未「えぇ!?い、今ですか…?」
ことり「うん!今!」
海未「し、しかし…」モジモジ
ことり「…お願い!」
海未「うっ…しょ、しょうがないですね」
海未ちゃんは優しいね。
ことりのお願い、いつも聞いてくれるよね。
ほんとは嫌な事も、お願いしたらしてくれるよね。
15: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:48:34.87 ID:wED1EMbN
海未「…どうでしょうか?」
ことり「……あれ、海未ちゃんそのリボン」
海未「あっ、はい!先ほど余っていたので腰に付けてみたのですが…」
海未ちゃん、すごく可愛いよ。
ことり「………」
でも海未ちゃん、ごめんね。
ことりは悪い子なの。
ことり「……似合ってないよ」
海未「あっ…そ、そうですか…やはり私はセンスがないので…」
ことり「ううん、リボンじゃないよ」
海未「え?」
ことり「その衣装、似合ってないよ」
海未「えっ…こ、ことり?あの、そのハサミは」
ことり「似合ってないし、作り直すよ」ビリッ
びりびりびりっ!っと音を立てて、破れる衣装、チョキチョキ音を立てて、切れていく布。
海未ちゃんは何が起きてるのかわからないって顔で私のことを見てる。
ポカンとしてる海未ちゃん、新鮮だなぁ。
ことり「……あれ、海未ちゃんそのリボン」
海未「あっ、はい!先ほど余っていたので腰に付けてみたのですが…」
海未ちゃん、すごく可愛いよ。
ことり「………」
でも海未ちゃん、ごめんね。
ことりは悪い子なの。
ことり「……似合ってないよ」
海未「あっ…そ、そうですか…やはり私はセンスがないので…」
ことり「ううん、リボンじゃないよ」
海未「え?」
ことり「その衣装、似合ってないよ」
海未「えっ…こ、ことり?あの、そのハサミは」
ことり「似合ってないし、作り直すよ」ビリッ
びりびりびりっ!っと音を立てて、破れる衣装、チョキチョキ音を立てて、切れていく布。
海未ちゃんは何が起きてるのかわからないって顔で私のことを見てる。
ポカンとしてる海未ちゃん、新鮮だなぁ。
17: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:53:19.95 ID:wED1EMbN
ことり「…ふぅ、じゃ、作り直しだね」
海未「…えっ、と…えっ?」
無理やり衣装をボロボロにされて、ほとんど下着だけの海未ちゃん…きゃーっ!なんだかイけない物を見てる気分。
あっ、涙目になってる…いいんだよ泣いても
海未「…あ、あの、ごめんなさい」
え?
海未「私が似合ってなかったんですよね、ことりの衣装は…完璧でした。」
それは違う。海未ちゃんが完璧なの。ことりの衣装の方がダメダメだよ。海未ちゃんにぴったり似合う衣装なんて本当は作れたことないんだよ?
海未ちゃんは何を着ても海未ちゃんが可愛すぎて、かっこよすぎて、海未ちゃんに相応しい物なんてことりは作れたことないんだよ。
海未「…ごめんなさい、ことり」
ことり「うん、いいよ。また作るから」
また失敗。
海未「…えっ、と…えっ?」
無理やり衣装をボロボロにされて、ほとんど下着だけの海未ちゃん…きゃーっ!なんだかイけない物を見てる気分。
あっ、涙目になってる…いいんだよ泣いても
海未「…あ、あの、ごめんなさい」
え?
海未「私が似合ってなかったんですよね、ことりの衣装は…完璧でした。」
それは違う。海未ちゃんが完璧なの。ことりの衣装の方がダメダメだよ。海未ちゃんにぴったり似合う衣装なんて本当は作れたことないんだよ?
海未ちゃんは何を着ても海未ちゃんが可愛すぎて、かっこよすぎて、海未ちゃんに相応しい物なんてことりは作れたことないんだよ。
海未「…ごめんなさい、ことり」
ことり「うん、いいよ。また作るから」
また失敗。
19: (たこやき) 2019/11/30(土) 01:57:35.94 ID:wED1EMbN
家に帰ってベッドの上で海未ちゃんの事を考えると、いつも優しい笑顔の海未ちゃんが思い浮かぶ。
ことり「…海未ちゃん」
海未ちゃんはいつも私に笑顔を向けてくれる。
海未ちゃんはいつも私を見て微笑んでくれる。
海未ちゃんはいつも笑ってくれる。
ことり「…うーみちゃん」
海未ちゃんの怒った顔が見たい。
海未ちゃんの泣いた顔が見たい。
海未ちゃんの涙が見たい。
海未ちゃんの怒声を聞きたい。
海未ちゃんの全部が欲しい。
ことり「…うみちゃん」
海未ちゃんのこと、たくさん嫌な気持ちにさせたのに。
海未ちゃんの大事なもの、たくさん壊したのに。
次はどうしよう。
次は
ことり「…あっ」
壊れてないもの、みーつけた。
ことり「…海未ちゃん」
海未ちゃんはいつも私に笑顔を向けてくれる。
海未ちゃんはいつも私を見て微笑んでくれる。
海未ちゃんはいつも笑ってくれる。
ことり「…うーみちゃん」
海未ちゃんの怒った顔が見たい。
海未ちゃんの泣いた顔が見たい。
海未ちゃんの涙が見たい。
海未ちゃんの怒声を聞きたい。
海未ちゃんの全部が欲しい。
ことり「…うみちゃん」
海未ちゃんのこと、たくさん嫌な気持ちにさせたのに。
海未ちゃんの大事なもの、たくさん壊したのに。
次はどうしよう。
次は
ことり「…あっ」
壊れてないもの、みーつけた。
21: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:01:12.98 ID:wED1EMbN
翌日
海未「お邪魔します、ことり」
ことり「海未ちゃん待ってたよ~、どうぞ」
海未ちゃん、私がプレゼントしたネックレスしてくれてる。
いつも付けてるのかな?それとも私に会うからかな?
海未ちゃんは優しいね。
海未「それで、非力ながらいくつか案を考えたんです!」
ことり「…わぁ」
海未ちゃん、私のために衣装を考えてくれたんだ。
貴重な時間を使わせちゃった。ごめんね。
でも嬉しいな、海未ちゃんが私の為に衣装を考えてきてくれたんだ。
海未「ど、どうでしょうか?」
ことり「…可愛いよ」
海未「!」パァ
海未ちゃん、嬉しそう。
こっちまで嬉しくなっちゃう。
海未「お邪魔します、ことり」
ことり「海未ちゃん待ってたよ~、どうぞ」
海未ちゃん、私がプレゼントしたネックレスしてくれてる。
いつも付けてるのかな?それとも私に会うからかな?
海未ちゃんは優しいね。
海未「それで、非力ながらいくつか案を考えたんです!」
ことり「…わぁ」
海未ちゃん、私のために衣装を考えてくれたんだ。
貴重な時間を使わせちゃった。ごめんね。
でも嬉しいな、海未ちゃんが私の為に衣装を考えてきてくれたんだ。
海未「ど、どうでしょうか?」
ことり「…可愛いよ」
海未「!」パァ
海未ちゃん、嬉しそう。
こっちまで嬉しくなっちゃう。
23: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:04:56.39 ID:wED1EMbN
海未ちゃんとの他愛ない会話。
楽しい。この時間が大好き。
でも海未ちゃん、笑顔だけじゃ嫌だよ。
それ以外の表情も、私に向けて?
ことり「…ねぇ海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「…ことりね、謝らなきゃいけない事があるの」
海未「…なんですか?」
海未ちゃん、真面目な顔。かっこいいね。
他の子が海未ちゃんの事を好きになるのもわかるよ。
私は海未ちゃんの幼馴染でよかった。
楽しい。この時間が大好き。
でも海未ちゃん、笑顔だけじゃ嫌だよ。
それ以外の表情も、私に向けて?
ことり「…ねぇ海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「…ことりね、謝らなきゃいけない事があるの」
海未「…なんですか?」
海未ちゃん、真面目な顔。かっこいいね。
他の子が海未ちゃんの事を好きになるのもわかるよ。
私は海未ちゃんの幼馴染でよかった。
26: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:07:16.20 ID:wED1EMbN
ことり「ことりね、今まで海未ちゃんに酷いことしちゃった」
海未「…そんなこと」
ことり「そんな事あるの。海未ちゃんは優しいから否定してくれるけど、無理しなくていいんだよ」
海未「…ことり…」
ことり「ねぇ海未ちゃん、ことりね、海未ちゃんの事大好きだよ」
海未「えぇ、私も大好きです。ことりのこと」
嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい
飛び上がって喜びたい気分
海未ちゃん大好き、大好き大好き大好き大好き
海未「…そんなこと」
ことり「そんな事あるの。海未ちゃんは優しいから否定してくれるけど、無理しなくていいんだよ」
海未「…ことり…」
ことり「ねぇ海未ちゃん、ことりね、海未ちゃんの事大好きだよ」
海未「えぇ、私も大好きです。ことりのこと」
嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい
飛び上がって喜びたい気分
海未ちゃん大好き、大好き大好き大好き大好き
28: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:09:58.62 ID:wED1EMbN
ことり「…ね、海未ちゃん、ことりのこと大事?」
海未「…そんなの言うまでもないでしょう?」クスッ
ことり「…そうだよね」
よかった。じゃあ泣いてくれるよね。
ことり「ねぇ見て海未ちゃん」
海未「はい?…ことり?」
ふふっ、海未ちゃんびっくりしてる。
そりゃそうだよね、いきなり包丁なんて持ってたらびっくりするよね。
可愛いなぁ海未ちゃん。一挙一動が愛おしいよ。
ことり「この包丁、こうやって」
海未「…ことり、やめてください」
ことり「ここ…手首はやだなぁ、跡が見えちゃうもんね」
海未「ことり」
ことり「…お腹でいいや」スッ
海未「…そんなの言うまでもないでしょう?」クスッ
ことり「…そうだよね」
よかった。じゃあ泣いてくれるよね。
ことり「ねぇ見て海未ちゃん」
海未「はい?…ことり?」
ふふっ、海未ちゃんびっくりしてる。
そりゃそうだよね、いきなり包丁なんて持ってたらびっくりするよね。
可愛いなぁ海未ちゃん。一挙一動が愛おしいよ。
ことり「この包丁、こうやって」
海未「…ことり、やめてください」
ことり「ここ…手首はやだなぁ、跡が見えちゃうもんね」
海未「ことり」
ことり「…お腹でいいや」スッ
29: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:12:52.01 ID:wED1EMbN
ことり「見ててね海未ちゃん。こうやって、ことりのお腹に…」
海未「ことり」
ことり「ふふっ、痛いと思うから、ちょっと緊張するよ」
海未「ことり」
ことり「いくよ海未ちゃん、さーん、にーい、いーち」
海未「ことり!!!!」
ことり「ひっ」ビクッ
海未「…なに、してるんですか」
ことり「…え?」
海未「何をしてるのかと聞いてるんです!!」
ことり「…ぁ…え、えっと」
海未「ことり」
ことり「ふふっ、痛いと思うから、ちょっと緊張するよ」
海未「ことり」
ことり「いくよ海未ちゃん、さーん、にーい、いーち」
海未「ことり!!!!」
ことり「ひっ」ビクッ
海未「…なに、してるんですか」
ことり「…え?」
海未「何をしてるのかと聞いてるんです!!」
ことり「…ぁ…え、えっと」
30: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:17:31.83 ID:wED1EMbN
海未「…どうして、そんな事をするのです」
ことり「…う、海未ちゃんに、見て欲しかった、から」
海未「…ことりっ」ギュッ
ことり「ひゃっ、う、海未ちゃん!あぶないよ、私、包丁持ってるんだよ?離れてよ」
海未「離しません。離すわけないじゃないですか」ギュー
ことり「えっ?え?えっ??」
海未「…ことりっ…」ギュッ
ことり「海未ちゃん…?泣いてるの?」
海未「…怒ってるんです、バカ」
ことり「…そっか、怒ってるんだ」
ことり「…う、海未ちゃんに、見て欲しかった、から」
海未「…ことりっ」ギュッ
ことり「ひゃっ、う、海未ちゃん!あぶないよ、私、包丁持ってるんだよ?離れてよ」
海未「離しません。離すわけないじゃないですか」ギュー
ことり「えっ?え?えっ??」
海未「…ことりっ…」ギュッ
ことり「海未ちゃん…?泣いてるの?」
海未「…怒ってるんです、バカ」
ことり「…そっか、怒ってるんだ」
31: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:20:54.71 ID:wED1EMbN
海未「…んっ…うう…」ギュー
ことり「…海未ちゃん、苦しいよ?」
海未「私だって苦しいんです!!」ポロポロ
ことり「ふふっ…そっかぁ…」
海未「…ことり、包丁を置いてください」
ことり「もう置いたよ」
海未「…ことり、どうしてこんな事を」
ことり「…ひみつ」ギュッ
海未「…隠し事はナシです」
ことり「…ふふっ、海未ちゃん大好き」ギュー
ことり「…海未ちゃん、苦しいよ?」
海未「私だって苦しいんです!!」ポロポロ
ことり「ふふっ…そっかぁ…」
海未「…ことり、包丁を置いてください」
ことり「もう置いたよ」
海未「…ことり、どうしてこんな事を」
ことり「…ひみつ」ギュッ
海未「…隠し事はナシです」
ことり「…ふふっ、海未ちゃん大好き」ギュー
32: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:23:09.93 ID:wED1EMbN
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「へぇ~!それで海未ちゃんの衣装だけ作り直した訳だ!」
ことり「うん、事故で破れちゃったけど前より可愛くなって、不幸中の幸いってやつだよ」
海未「…で、これを着るのですか?」
ことり「うん!今着てみて?」
穂乃果「うんうん、穂乃果も着てるとこ見たい!」
海未「しっ、しかし、予想よりスカートが短いというか…」
ことり「いいから!海未ちゃんはやくっ!」
ことり「…お願いっ!」
海未「うぅ…はい…」
穂乃果「へぇ~!それで海未ちゃんの衣装だけ作り直した訳だ!」
ことり「うん、事故で破れちゃったけど前より可愛くなって、不幸中の幸いってやつだよ」
海未「…で、これを着るのですか?」
ことり「うん!今着てみて?」
穂乃果「うんうん、穂乃果も着てるとこ見たい!」
海未「しっ、しかし、予想よりスカートが短いというか…」
ことり「いいから!海未ちゃんはやくっ!」
ことり「…お願いっ!」
海未「うぅ…はい…」
33: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:26:49.61 ID:wED1EMbN
海未「…どうでしょうか」
穂乃果「おぉー、可愛いよ!」
ことり「…うん、可愛いよ海未ちゃん」
海未「…本当ですか?」
ことり「うん、すっごく…似合ってる」
海未「…よかったです」ニコッ
ことり「…海未ちゃんは」
海未「…?」
ことり「…笑顔が1番可愛いね」
海未「…ありがとうございます」ニコッ
海未ちゃん、大好き。
穂乃果「おぉー、可愛いよ!」
ことり「…うん、可愛いよ海未ちゃん」
海未「…本当ですか?」
ことり「うん、すっごく…似合ってる」
海未「…よかったです」ニコッ
ことり「…海未ちゃんは」
海未「…?」
ことり「…笑顔が1番可愛いね」
海未「…ありがとうございます」ニコッ
海未ちゃん、大好き。
34: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:26:55.02 ID:wED1EMbN
おわり
35: (たこやき) 2019/11/30(土) 02:27:40.38 ID:wED1EMbN
過去作Twitterでまとめてる
→@sstakoyaki2ch
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41: (もんじゃ) 2019/11/30(土) 06:32:54.28 ID:vVYIxaUr
(◉8◉)🔪
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1575043944/