【SS】かのん｢今度のお休み遊ばない？｣ 四季｢私でいいんですか？｣【ラブライブ！スーパースター!!】

四季｢光栄です｣ ﾍﾟｺﾘ

かのん｢そんなに畏まなくても…｣

四季｢一年生の中ではかのん先輩自慢が流行っている。一歩有利に立てると思うとありがたいお誘い｣

かのん｢そんなことが流行ってるの？何だか恥ずかしいなぁ｣ ｴﾍﾍ

四季｢かわいい｣ ﾊﾟｼｬｯ

かのん｢ふぇっ！？｣

四季｢激写｣

かのん｢もー、撮るなら言ってよぉ。…変な顔してたでしょ？｣

四季｢全然。かのん先輩らしい良いニヤニヤ顔でした｣
　

かのん｢からかってる？｣

四季｢まさか｣

かのん｢ならいいんだけどね…。それで｣

四季｢はい｣

かのん｢今度のお休みどこ行こっか？｣

四季｢その前に質問いいですか｣

かのん｢いいけど…？｣

四季｢何故私を誘おうと思ったんですか｣

かのん｢えーと｣
　

かのん｢四季ちゃんと私、あんまり絡みないじゃない？｣

四季｢そうかな？｣

かのん｢…やっぱりからかってるでしょ｣

四季｢申し訳ない。続けてどうぞ｣

かのん｢それでね、この前SNSでファンの子が二人は不仲なんじゃないかって…｣

四季｢そんな噂が｣

かのん｢うん。プライベートで仲良くしてればステージに出た時でも自然な感じに見えるんじゃないかなって｣

四季｢名案｣

かのん｢でしょ！｣
　

四季｢それにしても不仲と思われるのは悲しい。私とかのん先輩とても仲良しなのに｣

かのん｢ね｣

四季｢プライベートで仲良く過ごすのは賛成。それに加えて不仲と思われる原因も探りたい｣

かのん｢一応心当たりはあるんだけどね…｣

四季｢と言うと？｣

かのん｢書き込みで見かけたんだけど私たちツーショット写真なかなか撮らないじゃない？｣

四季｢たしかに｣

かのん｢そして四季ちゃんはSNSやってないでしょ？｣

四季｢Yes｣
　

かのん｢そしてステージ上でも…｣

四季｢話せてないですね｣

かのん｢だから不仲なんじゃないかって…｣

四季｢くやしい……｣

かのん｢四季ちゃん…？｣

四季｢かのん先輩！｣ ｶﾞｼｯ

かのん｢は、はい！｣

四季｢イチャイチャしましょう。盛大に｣

かのん｢えっ！｣
　

四季｢私、かのん先輩のこと好きです｣

かのん｢そうなの！？｣

四季｢はい。先輩は？｣

かのん｢えっと…。好き、かも…？｣ ﾃﾚﾃﾚ

四季｢嬉しい｣ ﾆｺｯ

かのん｢うう、恥ずかしいよぉ…///｣

四季｢ファンの皆に見せつけてあげましょう。私達の仲の良さを｣

かのん｢う、うんっ！｣
　

四季｢と言うことがあった｣

メイ｢私たちにマウント取るためにそこまでしたのかよ…｣

四季｢かのん先輩のこと好きなのは本当｣

メイ｢🤯｣

四季｢メイのことも好き｣

メイ｢😊｣

きな子｢四季ちゃん、女たらしっすね…｣

四季｢きな子ちゃんのことも…｣

夏美｢はいはい！それで？かのん先輩とはどうなりましたの｣
　

四季｢この一ヶ月間、休みの日はずっと一緒にいた｣

メイ｢一ヶ月…！｣

きな子｢中々長いっすね｣

夏美｢遊びに誘っても断ってばかりだったのはそう言うことだったんですの｣

四季｢うん。とても楽しかった｣
　

かのん｢四季ちゃんはお休みの日何してるの？｣

四季｢色々。一年生と遊びに行ったり、発明品の材料買いに行ったり、虫を見に行ったり｣

かのん｢結構アウトドア派なんだね｣

四季｢かのん先輩は？｣

かのん｢私はカフェの手伝いしたり、作詞したり、歌ったりかなぁ…。家にいることが多いかも｣

四季｢意外とインドア｣

かのん｢私たち正反対だねっ｣

四季｢たしかに｣

かのん｢それじゃあ最初は虫を見に行こうか｣
　

四季｢いいんですか！｣

かのん｢うん。来週は私の趣味に合わせてもらうよ～？｣

四季｢もちろんです。この季節は虫の鳴き声が活発。綺麗な音色が聞けると思う｣

かのん｢そうなんだねっ｣

四季｢明日、楽しみにしててください｣

かのん｢うんっ！｣
　

ﾘﾝﾘﾝﾘﾝ ﾁｯﾁｯﾁｯ ｷﾘｷﾘｷﾘ

かのん｢本当だ。良い音色だね｣

四季｢虫たちの大合唱｣

かのん｢なんて鳴いてるのかなぁ｣

四季｢この季節に鳴くのはオスです。メスに向けて求愛してる｣

かのん｢へぇー、そうなんだ…｣

四季｢ｼｷｼｷｼｷ｣

かのん｢え？｣

四季｢ｼｷｼｷｼｷ｣

かのん｢四季ちゃん…？｣
　

四季｢求愛行動｣

かのん｢///｣

四季｢ｼｷｼｷｼｷ｣

かのん｢もう四季ちゃんったら…。今日お家来る…？｣

四季｢…お邪魔します｣



メイ｢一日目で！？｣

四季｢ご飯をいただいただけ｣

夏美｢メイ、うるさいですの｣

四季｢ここから色んなところに遊びに行った。そして……｣
　

かのん｢今日は作詞作曲のお手伝いをしてもらうよ！｣

四季｢よっしゃ｣

かのん｢作曲もやるの久しぶりだなぁ～｣

四季｢曲作り、やっぱり大変ですか｣

かのん｢そうだね…テーマにもよるかな｣

四季｢テーマ…｣

かのん｢うん。スクールアイドルの楽しさを表す曲とかだと経験があるから作りやすいかな。でも恋愛ソングとかだと、ちょっと難しい…かも｣

四季｢今回のテーマは…Wow…｣

かのん｢カップルとの思い出…｣
　

四季｢かのん先輩、こちらの経験は｣

かのん｢ないよ！ないない…。どうしよう。上手く作れるかなぁ｣

四季｢経験がないなら…｣

かのん｢ん？｣

四季｢経験がないなら経験すればいい｣

かのん｢それって｣

四季｢今日だけ私とカップルになりましょう｣

かのん｢へっ！？｣

四季｢ダメですか…？｣
　

かのん｢ダメじゃいけど…。でもいいの？｣

四季｢かのん先輩の役に立ちたい｣

かのん｢そっか…。ありがとう。じゃあ、お願いしようかな｣

四季｢任せてください｣

かのん｢でもカップルって何すればいいんだろう｣

四季｢まず手を握る｣ ｽｯ

かのん｢！｣

四季｢次に目を見て｣

かのん｢は、はい｣

四季｢愛を囁く｣
　

かのん｢え！？｣

四季｢先ずは私から。…かのん先輩の全部が好きです｣

かのん｢うう…。あ、ありがとう？｣

四季｢さぁ、かのん先輩も｣

かのん｢えっ、えっと…。積極的なところが好き…です｣

四季｢嬉しい｣

かのん｢えへへ…｣

四季｢ふふ｣

かのん｢ねぇ四季ちゃん…。私たち本当に付き合ってみない…？｣
　

きな子｢えっ！？｣

夏美｢メイ起きて！死なないで！｣

メイ｢😇｣

四季｢正直初めはみんなにマウントを取るためにかのん先輩と遊んでた。でもだんだん好きになって…｣

きな子｢答えは、かのん先輩への答えはなんて言ったんっすか？｣

夏美｢気になりますの｣

四季｢うん。答えはもちろん｣
　

四季｢喜んで…。すごく嬉しいです｣

かのん｢ほ、本当に…？｣

四季｢Yes｣

かのん｢嬉しい！ありがとう！｣ ｷﾞｭｯ

四季｢かのん先輩…！｣

かのん｢好き好き、大好き。こんなに好きになるなんて思ってもいなかった…｣

四季｢私もです。この一ヶ月、遊んでてすごく楽しかった｣

かのん｢うんっ、私も…！最初は不仲って思われたくなくて遊びに誘ったけど…｣
　

四季｢はい｣

かのん｢一緒にいるうちに、好きなことを共有する度に、四季ちゃんの存在が大きくなっていって、隣にいてくれないと落ち着かなくなっちゃって…｣

四季｢私もそうです…。かのん先輩に会えない時もかのん先輩のことばかり考えるようになってしまいました｣

かのん｢えへへ。正反対だと思ってたけど意外と似た者同士なのかもね｣

四季｢me tooですね｣

かのん｢ふふ、me tooだねっ｣

四季｢かのん先輩｣

かのん｢ん？｣
　

四季｢I love you｣ ﾁｭｯ



メイ｢うおおおおおおお｣ ﾑｸｯ

夏美｢うるさい！｣

きな子｢ロマンチックっすね…。きな子感動したっす…｣

四季｢えへへ｣

夏美｢それで不仲の噂は消えたんですの？｣

四季｢消えた。けど｣

きな子｢けど…？｣

四季｢私がかのん先輩と仲良くなりすぎて嫉妬されまくってる｣

夏美｢オタクってのは面倒くさい生き物ですの。仲良くしてもしてなくても小言ばっかり｣
　

四季｢うん。人の目は気にしないことにした｣

きな子｢けど…｣

メイ｢めんどくさい奴はずっと突っかかって来るぞ｣

四季｢その時はその時｣

夏美｢どうするんですの？｣

四季｢ファンに向かってマウントを取る✌｣

きな子｢大丈夫なんっすかっ？｣

夏美｢逆効果では…｣
　

かのん｢ねぇ私たちずっといっしょだよね～♪｣

四季｢ﾁｭｯ｣

オタク｢｢｢うおおおおおおおおお｣｣｣

夏美｢予想以上にちょろかった｣

メイ｢たしかにオタクは面倒くさい生き物だ。だけどそれ以上にちょろい生き物なんだよ…。うっ、尊い…！｣

きな子｢説得力がありまくりっす｣


すみれ｢何でメイは泣いてるの…｣

可可｢すみれには分かりませんか…。可可には痛いほどメイメイの気持ち伝わります｣

千紗都｢分かるよ…。メイちゃんっ…！｣

恋｢😊｣



おわり
　

すいません
ありがとうございました
　

乙
かのしきとは珍しいが良かった
　

かのしきいいゾ～
　

かのしきというか四季☓先輩がないからね
今後増えていくと良いね。。。
　

かのしき初めて見たけどいいね
よかったわ乙