【SS】きな子「今日はシマエナガの日っす!」(・8・)「ちゅんっ!?」ジェラッ

とっりことり Liella!ーSS


2:特にシマエナガ成分はありません(あら) 2023/01/20(金) 21:14:34.06 ID:RM91b66w
 
(^8^)

――彼女はトッリ

――とーっても可愛い小鳥なんだちゅん

――スクールアイ鳥としてやんちゃモードしていた彼女だが、それももう昔の話

――今はコノハズクのマンマルと共に、とある原宿のカフェでマスコッ鳥をしている彼女

――あまりの可愛らしさに、誰もが彼女にぷわぷわーおされていた……


きな子「みんな見て下さいっす! 今日は1月20日大寒、『シマエナガの日』なんすけど…」
zatsuneta.com/archives/10120a4.html

きな子「実家のお母さんがシマエナガの写真撮って送って来てくれたっす!」スマスマ

すみれ・四季「可愛い…///!!」キャッキャ

(・8・)「…」ジェラッ
 
 
4: (あら) 2023/01/20(金) 21:18:31.31 ID:RM91b66w
  
きな子「ほらほらみんなも見てくださいっすよ~。この白くて可愛い姿~~」スマスマ

メイ「むぅっはぁ~! たまんねぇ~♡」キュン

恋「つぶらな瞳がたまりません~~♡」キュン

可可「スバラシイモフモフノトリ…♡」ウットリ

夏美「真っ白な羽をふくらませてるのキュートすぎますのぉ~~♡」

千砂都「この子もまんまるで可愛いねぇ~♡」

マンマル「………」

(・8・♯)「ちゅんっ!ちゅんちゅんっ!」バサバサ

すみれ「何? 急にどうしたのよトッリは」

(・8・#)「ちゅんっ!」バサバサ
 
5: (あら) 2023/01/20(金) 21:21:12.40 ID:RM91b66w
 
(・8・#)「ちゅん! ちゅんちゅちゅん!」ジェラッ

きな子「あはは、ウチにはこんなに可愛い鳥がいるのにシマエナガに浮気しないでって言ってるっすね」

四季「えー…? いいじゃない」

(>>8<#)「ちゅんちゅん! ちゅんちゅちゅん!」

千砂都「トッリそういうとこあるよね~」

千砂都「トッリ、マンマルを見習いなよ。マンマルは嫉妬なんてしないで落ち着いてるでしょ?」

マンマル「………」

(・8・#)「ちゅん! ちゅんちゅちゅん!」

メイ「聞き分けのない鳥だな…」

(・8・#)「ちゅん…」
 
 
8: (あら) 2023/01/20(金) 21:24:29.28 ID:RM91b66w
 
千砂都「あはは、昔からこうなんだよね。トッリ」

千砂都「マンマルに注目が集まってたら嫉妬してマケミちゃん人形出してきたりするし」

マンマル「………」

千砂都「幼馴染の気を引きたくて家出(留学)しようとしたこともあったよね」

( > 8 < #)「ちゅーん! ちゅんちゅんちゅんー!」バサバサツンツン

可可「痛い痛い痛いデス!」ボツツツツ

きな子「言わないでーって言ってるっすね」

( > 8 < #)「ちゅーん! ちゅんちゅんちゅんー!」バサバサツンツン

可可「いや本当痛いんでやめてくだサイ」ズイッ

(・8・;;)「ちゅちゅんっ!?」ビクゥッ

メイ「あーあ、可可先輩のこと怒らせちまったな」
 
 
9: (あら) 2023/01/20(金) 21:29:34.84 ID:RM91b66w
 
可可「もう許しまセンよートッリ! 貴女にはずーっと言いたいことがあったのデス!」

可可「貴女は仲間に家出(留学)のことをずーっと黙っていたそうデスね!」

可可「ウッミには話したのかもしれないデスが他の子に黙って家出するとかありマスか?」

可可「普通一番に仲間に相談しマスよね?」ズイッ

(・8・;;)「ちゅん…」

可可「結果として、ホッノに引き止められて家出(留学)は取りやめになったそうデスが…」

可可「本当はただ引き止めて欲しかっただけなのデハ?」

可可「ヒロイン気分だったのではないデスか?」

可可「突然家出(留学(帰国))するなんて言われる仲間の気持ちを考えたことあるのデスか」

(・8・;;)「ちゅ、ちゅちゅん…」グサグサグサッ

すみれ(アンタどの口でそれ言うのよ…)
 
 
11: (あら) 2023/01/20(金) 21:34:53.68 ID:RM91b66w
 
すみれ「まぁ確かに、私もトッリには言いたいことがあるわね」

(・8・;;)「ちゅ、ちゅぁん!? ちゅんちゅちゅんっ!」

すみれ「何よ、私に言われることはないとでも言いたげね」

すみれ「私は知ってるのよ。ホッノからセンターを任されたのにダラダラ悩んでたそうじゃない」

すみれ「能力が高いのにそれを生かさないでどうするったらどうするのよ」

(・8・;;)「ちゅぅん…」グサグサグサッ

すみれ「チャンスが来たんならビシッと掴まないと、ヒロインズ☆ランウェイを駆け上がれないわよ?」

千砂都(すみれちゃんもかなりグダグダ悩んでた気がするけどなぁ)
 
 
12: (あら) 2023/01/20(金) 21:37:06.07 ID:RM91b66w
 
千砂都「すみれちゃんの言う通りだね」

(・8・;;)「ちゅわんっ!?」

千砂都「トッリとも長い付き合いになるけど、ずっと言いたいことあったんだ」

千砂都「トッリはさぁ、ホッノやウッミたち幼馴染のこと好きなんだろうけどさ…」

千砂都「幼馴染を想う『覚悟』が足りないよね」

(・8・;;)「ちゅん…」チーン

千砂都「普通、大事な幼馴染の為になることを第一に行動するよね?」

千砂都「けどトッリが家出(留学)を考えたのって自分の為だよね?」

千砂都「それって幼馴染として相応しい考え方なのかな?」

恋(想いが重すぎます…)
 
 
13: (あら) 2023/01/20(金) 21:40:10.50 ID:RM91b66w
 
恋「わたくしも一言良いでしょうか」

(;8;;;)「ちゅぁぁ…」

きな子(もう諦めに入ってるっすね…)

恋「トッリさんは伝統ある学校の理事長の家の鳥だったのですよね?」

恋「その割には発言といい行動といい、軽いものが多いのではないでしょうか?」

(;8;;;)「やんやん…」

恋「やんやんおくれそうですではありません!」ビシィッ

恋「貴女の言葉は理事長や学校の評判にもそのまま繋がるのです」

恋「学校に相応しい発言をちゃんと考えてするべきだと思いますね」

可可(入学直後や文化祭の時のレンレンのことは忘れてマセンよ…)
 
 
15: (あら) 2023/01/20(金) 21:45:51.25 ID:RM91b66w
 
メイ(…時間的にまだみたいだな)

メイ「まぁまぁ、そのくらいにしてやれよ」

夏美「そーですの。せっかくきな子が可愛いシマエナガの写真を持ってきたのに」

四季「今はシマエナガに癒される時間…」ポワポワ

(・8・)「ちゅぅん…」

マンマル「………」

可可「きなきな、シマエナガは北海道のどこでも見られるのデスか?」ワクワク

きな子「うーん、日常的にどこでも見られるってワケじゃないっすね」

きな子「今くらいの季節の所定の公園とかで見られることもある、くらいの感じっすかね」

きな子「でもって、この見た目で気性が荒くて動き回る子なので写真を撮るのは困難っす」

夏美「そうなんですの…。今度北海道で合宿した時見に行きたかったのに」ショボン
 
 
16: (あら) 2023/01/20(金) 21:49:29.21 ID:RM91b66w
 
( > 8・)「ちゅん、ちゅんなぁ」バサバサチラッ

マンマル「………」

きな子「え? その点トッリとマンマルは可愛い写真が簡単に撮れるよって?」

四季「マンマルは可愛いけどトッリは…」

メイ「なんていうか…あざといよな」

(・8・)「」ガーン

夏美「いい年した鳥なのにちゅんちゅん言ってるのもあれだと思いますの」ニャハッ

メイ「…」

四季「…」

きな子「…」

夏美「え、なんなんですのその目は」
 
 
17: (あら) 2023/01/20(金) 21:52:25.93 ID:RM91b66w
 
可す千恋きメ四夏「そんなことよりシマエナガちゃん可愛いね~♡」

(・8・)「ちゅん…」ショボン

マンマル「………」

(;8;)「ちゅんちゅちゅん…」グスン…

マンマル「………」

(;8;)「ちゅんっ…!!!!」


かのん「―――そうかな?」

マンマル「っ!!」バササッ

かのん「本当はみんなトッリのこと大好きだと思うんだよね」

(;8;)「ちゅちゅんちゅんっ…!?」
 
 
18: (あら) 2023/01/20(金) 21:56:19.70 ID:RM91b66w
 
千砂都「…かのんちゃん、準備出来たみたいだね」ニッコリ

すみれ「さ、それじゃあ始めるわよ!」パァーン

マンマル「っ!?」バササッ


四季「Music S.T.A.R.T!!」ポチッ


I say… Hey!hey!hey! START:DASH!!
I say… Hey!hey!hey! START:DASH!!

(・8・)「ちゅんっ…!?」ウブゲノコトリータチーモーイツカソラニハバタクー

恋「うふふ。驚かせてしまったでしょうか」オオキナツヨイツバサデートーブ!

きな子「今日、1月20日はシマエナガの日っす。そして…」アキラメチャダメーナンダー


メイ「10年前、トッリたちが『ファーストライブ』した日だよな」ソノヒガゼッタイクルー


(・8・)「ちゅん…ちゅんちゅん!」キミモカンジテールヨーネ、ハジーマリーノコドーウ
 
 
21:?????????????????(あら) 2023/01/20(金) 22:01:22.41 ID:RM91b66w
 
(・8・)「ちゅぅん…」アシタヨカワレ!

可可「さっきはひどいことばかり言ってすみません…」キボウニカワレ!

夏美「どうしても、貴女のことを驚かせたかったんですの」マブシーヒカーリニーテラサーレテーカワレー…

(・8・)「!!」START!!

かのん「お詫びのサプライズは成功かな?」カナシミニートーザサレーテー

かのん「10年前の音ノ木坂学園の講堂…」ナクダケノーキーミジャナーイー

かのん「たった一人の観客の前で貴女は仲間とこの曲を歌った」アツイムネーキットミライヲーキリーヒラクハズサー

かのん「その一歩が…このスタートがなければ」カナシミニートーザサレーテーナクダケジャーツーマラナーイー

かのん「私たちの物語だって生まれなかったんだ」キット(キット)キミノ(ユメノ)チカラ(イマヲ)ウゴカスチカラー


か可す千恋きメ四夏「だから有難う!スクールアイ鳥になってくれて!」シーンジテールヨ


(;8;)「ちゅんっ…ちゅんちゅんっ…!!」ダカラSTART…!!
 
 
22: (あら) 2023/01/20(金) 22:09:11.91 ID:RM91b66w
 
可可「はい、お祝いのチーズケーキデスよ!」

(..・8・..)「ちゅぁっ!」

可可「仕込みはすみれ、焼きは千砂都、盛り付けはかのんの超大作デス!」

恋「お代わりもあるから沢山食べてくださいね!」

千砂都「トッリはおやつ大好きだもんね!」

(.. > 8 < ..)「ちゅんちゅんっ!!」モグモグ

きな子「そんなに急いで食べなくても大丈夫っすよ~」

メイ「これはこれで可愛いな」ポッ
 
四季「うん。シマエナガともマンマルとも違う…。トッリにはトッリの良さがあるよね」
 
すみれ「鍋にチーズケーキぶちこんだりすることもあるけどね」

メイ「今から飛行機に乗るって時に枕忘れたくらいでイエニカエッチャッタこともあったんだよな」

かのん「そんな奇抜なエピソードも裏を返せばトッリの可愛いところ」

かのん「スクールアイ鳥として私たちの道を切り拓いてくれた彼女の個性なんだよ!」
 
夏美「そして…その良さをさらに引き出してくれるのは………!」ガチャッ…

(..・8・..)「ちゅん…!!?」
 
 
23: (あら) 2023/01/20(金) 22:12:22.48 ID:RM91b66w
 
リ`・ヮ・)「コトリチャン!」

/cVσ_VσV「コトリ!」

(..・8・..!?)「ハノケチュン!? ンミチャァ!?」

夏美「サプライズ第2弾成功でっすの~!」

千砂都「ホッノ、ウッミ、そしてトッリ…今日という日に合わせて呼んでおいたんだよ」

メイ「むぅっはぁ~! 伝説のスクールアイ鳥(ドリ)大集合じゃねえか!」ハァハァ

可可「写真!写真撮るデス!」ハァハァ

/cV^_V^Vリ`^ヮ^)(^8^) パシャリ

かのん「良かったね、トッリ」

(..^8^..)「ちゅん!!」
 
 
24: (あら) 2023/01/20(金) 22:15:42.49 ID:RM91b66w
 
夏美「それでは3羽揃ったところで歌ってもらいますの~!」

夏美「曲はもちろん10周年を迎える~~~!」


/cV^_V^Vリ`^ヮ^)(^8^)「START:DASH!!」


恋(今から10年前の今日、彼女たちの伝説のファーストライブは行われた)

すみれ(彼女らの諦めない想いは少しずつ大きくなり…)

可可(スクールアイドルという文化は10年を経てさらに大きくなりマシタ)

千砂都(今、私たちはそんな『ラブライブ』というバトンを受け継いでいる)

かのん(だから…私たちは彼女たちの『諦めないキモチ』を持って歌い続ける)


かのん(そして…20年後も彼女らの笑顔が見られるようにこれからも頑張っていかないとね!)


 
 
25: (もんじゃ) 2023/01/20(金) 22:31:18.85 ID:w7ODRTwh
おつおつ
がんばれよリエラ
 
29: (ささかまぼこ) 2023/01/21(土) 05:43:35.28 ID:pL85g4XN
ホッノとウッミも鳥だったのか
 
30: (もんじゃ) 2023/01/21(土) 06:57:07.30 ID:fxY0eRUk
面白かった!
 
31: (カボス) 2023/01/21(土) 08:43:57.93 ID:FcBqYmVc

もう10年か……
 
32: (しまむら) 2023/01/21(土) 11:27:31.62 ID:CtFTao4Y
おつおつ
もう10年前という精神攻撃を食らって致命傷受けたけど良いSSだった
 
27: (茸) 2023/01/20(金) 22:49:17.56 ID:W4UxnPef
実際トッリの存在なしにラブライブはありえなかったよな
スタダと1期3話再評価する良い機会になったわ乙
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1674216557/

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