【SS】可可「みんなで遊園地に行きマセンか?」すみれ「さんせーい!」かのん(えっ?)【ラブライブ!スーパースター!!】

Liella!ーSS


1: (SIM) 2023/02/13(月) 18:40:20.59 ID:NnJupV4f
きな子「かのん先輩、かのん先輩」

かのん「どうしたの?」

きな子「今度みんなで遊園地に遊びに行こうって話が出てるんすけど」

かのん「そうなの?」

きな子「はいっす」

かのん「みんなって、Liella!のみんな?」

きな子「そうっす」

かのん「ん~、じゃあ私も行こっかなぁ~」

きな子「ほんとっすか!?きな子ちょー嬉しいっす!」

きな子「じゃあ今度の週末、浅草集合でお願いするっす!」

かのん「うん、わかった」
 
2: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:41:46.37 ID:OqE3V8S0
~浅草 某所~

きな子「ついにみんなで遊園地に来たっす~!」

千砂都「何から乗る?何から乗る!?」

可可「あっ、可可あのでっかいフリーフォールに乗りたいデス!」

すみれ「さんせーい!」

かのん(え゛!!?)

かのん「ちょ、ちょっと待ってよみんな!!」

すみれ「なによ」

かのん「い、いきなり絶叫系ってのは、ちょっと……」

すみれ「……」
 
3: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:43:11.16 ID:OqE3V8S0
夏美「でもかのん先輩。ここ、いわゆる絶叫系のアトラクションしか基本的に置いてないですの」

かのん(え゛ぇぇぇ!!?)

かのん「マ、マジ!!?」

可可「はいデス」

かのん「~~っ……!!」

きな子「?」

かのん「きな子ちゃん!!?もしかして私のこと騙したの!!?」ギロリ

すみれ「なんでそうなるのよ」

かのん「だ、だってぇ~!!」

きな子「きな子は遊園地に行くとしか言ってないっす」

かのん「うぅぅ、そうだけどぉ~~!!」

かのん(絶叫マシンに乗せられるなんて聞いてないよ~~!!)
 
5: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:44:06.53 ID:OqE3V8S0
すみれ「というわけでまずはあのフリーフォールに——

かのん「ちょっと待ってよ!!」

かのん「他に何かないの!!?何もないってことはさすがにないでしょ!!?だって遊園地なんだから!!」

すみれ「ないものはないわよ」

きな子「あっ、でもきな子さっきお化け屋敷ならあっちに見かけたっす」

かのん「それはもっと無理!!そういうのじゃなくってさぁ!!」

夏美「いちいちうるさいですの」

かのん「もっと……あっ、ほらメリーゴーランド!!」

かのん「あれ乗ろうよ!!ねっ!!?楽しそうじゃん!!」

すみれ「イヤよ」

可可「高校生にもなってメリーゴーランドとか、なんか恥ずかしいデス」

かのん(くっ……!!)
 
6: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:45:04.81 ID:OqE3V8S0
すみれ「さ、そういうわけでまずはフリーフォールに乗るわよ~!」

かのん「絶対イヤ!!怖くないやつじゃないと絶対乗らないっ!!」

すみれ「えぇ~?」

千砂都「大丈夫だよかのんちゃん。怖くないよ」

かのん「そんなことない!!絶対怖い~~!!だってあんなに高いんだよ!!?」

かのん「もしあの支柱のところが乗ってる途中でバキッ!って折れでもしたら……!!」

すみれ「ならないわよそんなこと」

千砂都「かのんちゃん。今まで生きてきた中でたか~い柱が急に折れたりしたことある?」

かのん「それはないけど!!」

夏美「だったら安心ってことですの」

かのん「でも私の番の時にたまたま事故が起こる可能性だってあるわけじゃーん!!」

すみれ「あーもういちいちうるさいわね。じゃあ多数決とるわよ」
 
7: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:46:02.69 ID:OqE3V8S0
すみれ「フリーフォール乗りたい人~!」

くぅちぃなつきな「はーい!」

すみれ「じゃあメリーゴーランド

かのん「はいはいはいはいはいはい!!!」

すみれ「多数決の結果フリーフォールに決まりましたー!」

可可「ほら。乗りに行くデスよ、かのん」グイッ

かのん(ぐっ、ぐぬぬぬぬぬ~~~……!!)

千砂都「かのんちゃん?」

かのん「い………行かないっ!!絶叫系だけは私絶対乗らないから!!」

千砂都「えぇ~?」
 
8: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:47:50.55 ID:OqE3V8S0
かのん「私ここで待ってる!!みんなだけで行ってきたらいいじゃん!!」

すみれ「それじゃみんなで来た意味がないじゃない」

きな子「きな子メンバーみんなでの思い出が欲しいっす」

かのん「メンバーみんなとか言ってるけどさぁ!!恋ちゃんと四季ちゃんメイちゃんとかそもそもいないじゃん!!」

かのん「そもそもあの三人はどこ行ったわけ!!?」

千砂都「恋ちゃんたちなら浅草寺の方に行ったよ。雷門が見たいんだって」

かのん「くっ……!!ズルい~~!!私もそっちに行けば良かったぁ~~!!」

すみれ「いいじゃない。代わりに遊園地来れてるんだから」

かのん「イヤ!!絶叫系無理やり乗せられてる時点でぜんっぜん釣り合ってない!!だいたいなんで私だけ無理やり乗らなきゃいけないの!!?」

すみれ「あーもういちいちうるさいわねほんとに」

千砂都「かのんちゃん、周りの子供ちゃんたちもかのんちゃんのこと見てひいてるよ」

可可「ドン引きデス」

かのん「うるさいなぁ!!私にとっては死活問題なの!!絶叫マシンに乗るか乗らないか!!」
 
9: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:48:59.04 ID:OqE3V8S0
夏美「仮に嫌いだったとしても付き合いとして少しくらい我慢はするべきですの」

きな子「そうっすそうっす」

千砂都「ほら、後輩ちゃんたちだってこう言ってるよ?」

かのん(きっ……!!)

可可「少しの間我慢をするだけデスよ、かのん」

夏美「注射みたいなものですの」

かのん「注射は我慢したら健康になれるけどさぁ!!こっちは我慢したってなーんもいいことないわけじゃん!!」

きな子「その分楽しさが味わえるっす」

かのん「楽しくない!!私にとってはな~んも楽しくなんかない~~!!」

すみれ「イヤイヤイヤイヤうるさいわね」

可可「かのん。乗ってみたら新たな楽しさに気づけるかもしれマセンよ。挑戦あるのみデス」

千砂都「スクールアイドルと一緒だよ」

かのん「イヤ!!絶対楽しくない!!怖い思いするだけに決まってるもん!!」

夏美「かのん先輩……高校生にもなってイヤイヤイヤイヤって、恥ずかしくないんですの?」

かのん「え゛!!!?」
 
10: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:49:43.02 ID:OqE3V8S0
夏美「道行く子供たちが不思議そうな目でかのん先輩のこと見てるんですの」

かのん「……」

すみれ「そうよかのん。大人になりなさい」

かのん「お……大人でも怖いものは怖いじゃん!!」

すみれ「それを我慢するのが大人なのよ」

きな子「かのん先輩、もしかしてお友達と遊園地行くときもこんな感じなんっすか?」

かのん「私、そもそも絶叫マシン乗る人とは一緒に遊園地行かないから!!」

可可「では彼氏が絶叫マシン好きな人だとしたら?」

かのん(え……!!?)
 
11: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:50:57.23 ID:OqE3V8S0
可可「もしかのんにこの先彼氏が出来たとして、その人に一緒に乗って欲しいと頼まれたとしたら」

夏美「デートではよくありそうな展開ですの」

かのん「う゛っ、じゃ、じゃあ……絶叫系苦手な男の人を

きな子「けどイケメンの人ってジェットコースターとか好きそうなイメージ、きな子あるっす」

かのん(うぐ!!!?)

千砂都「あーわかるなんかそういう感じあるよね~」

かのん「っ……!!あーじゃあわかった!!私ぜったいジェットコースターとか好きそうな男の人とは付き合わないから!!絶対の絶対!!」

かのん「ってかこの世に存在するイケメンの全員が全員ジェットコースター好きとかあり得なくない!!?冷静に考えて!!男の人なんて星の数ほどいるんだし!!」
 
12: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:51:58.98 ID:OqE3V8S0
すみれ「でもジェットコースターにも載れないようじゃかのんは一生結婚出来ないわよ」

可可「子供がジェットコースター好きという場合も考えられマス」

きな子「そしたらかのん先輩、結婚をした旦那さんに……


子供ちゃん『ねーねーママ~!ジェットコースター乗りた~い!

かのん『は、はぁ!!?なんで私がこの年になってジェットコースターなんか乗らなきゃいけないわけ!!?』

かのん『そっちが乗ってよ!!私無理だよ!!?というかそういうのって男の仕事なんじゃないの!!?普段子育てぜんっぜん手伝ってくれないくせにさぁ!!こういう時だけ私に押し付けてくるのマジあり得ないから!!』


きな子「……すごい剣幕で怒ってる姿が創造できるっす」

夏美「ぷっ」

千砂都「な、なんかわかる気がする……」

すみれ「ジェットコースターのせいで結婚生活崩壊しかけてるじゃない」

かのん「う……うっさい!!いいじゃん別に!!ジェットコースター乗れなくたって!!なんでそこまで言われなくっちゃいけないの!!?」
 
13: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:53:08.21 ID:OqE3V8S0
かのん「というわけで絶対にイヤ!!絶叫マシンなんか乗らない!!」

可可「えぇ~?」

かのん「乗らないったら乗らない~~!!私ここ一歩も動く気ないから!!」

くぅちぃすみきななつ「……………」

かのん「ふんっ!」プイッ

すみれ「千砂都」

千砂都「わかった」

グイグイ

かのん「~~~っ……!!」

千砂都「ありゃ。ぜんぜん動きそうにないよ」

すみれ「はぁ……しょうがないわね。じゃあ怖くないアトラクションで許してあげるわ」

かのん「ほんとに!?」

すみれ「ほら来て。あれよ、あれ」チョンチョン

かのん「あれ?」

すみれ「ん。ミニコースター」

かのん(え゛!!!?)
 
14: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:54:24.17 ID:OqE3V8S0
かのん「ミニって……ミニでもジェットコースターじゃん!!」

すみれ「そりゃミニコースターだもの」

千砂都「でもかのんちゃん、見て?ほら、小学生の子たちも乗ってるよ」

ワァァァァー!!

かのん「……」

千砂都「あれならかのんちゃんでも行けそうじゃない?」

かのん「イヤ!!絶対乗らない!!」

千砂都「えぇ~?」
 
16: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:56:08.28 ID:OqE3V8S0
夏美「強情すぎますの」

きな子「どんどん時間なくなっちゃうっす」

すみれ「なんでそこまでして乗りたくないのよ」

かのん「さっきも言ったじゃん!!事故とか起こったら死んじゃうって!!」

すみれ「そんな簡単に死ぬわけないでしょ」

かのん「でもさぁ!!例えばさぁ!!ジェットコースターのてっぺんのところで安全バーが壊れちゃったとするじゃん!!」

かのん「そしたらそのまま高いところからビューンって投げ出され

きな子「頂点の位置だとかのん先輩のスピードが0だから、仮に分離しても投げ出される事故は起こり得ないっす」

可可「運動エネルギーが0だから、そのまま自由落下するだけデス」

かのん「……」
 
18: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:57:48.01 ID:OqE3V8S0
すみれ「はい、論破。さ、じゃあみんなでジェットコースター乗りに行くわよ~」

かのん「や、やだって言ってるじゃん!!ちょっと待ってよ~!!」

すみれ「なによ。論破されたんだから大人しく言うこと聞きなさいよ」

かのん「で、でもっ……!!事故が起きない証明にはなってなかったじゃん!!一ミリも!!」

千砂都「でもねかのんちゃん。遊園地のアトラクションってすっごい厳密に安全が管理されてるんだよ?」

千砂都「事故が起こらないように法律が決まってて、園も安全管理の基準を定めて、定期的にメンテナンスもしてる。たくさんの人たちの努力が募って、私たちが安全に楽しめるように守られてるんだよ?」

千砂都「かのんちゃん。それでもまだ……事故が起こるかもって言い続ける?」

かのん「……」

すみれ「そういうことね。はい、じゃあ可可そっち持って~」

可可「はいデス」ガシッ

かのん「うげっ!!?」

すみれ「さ、それじゃあこのままゲートまで連れていくわよ~」

かのん「え゛っ!!?ま、待ってよすみれちゃん!!やだよ!!誰か助けてぇぇ~~!!」ズルズル
 
19: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 18:59:07.90 ID:OqE3V8S0
かのん「……」

可可「可可、日本のジェットコースターは初めて乗りマス!」

かのん「……」

きな子「きな子もちょー楽しみっす~!」

かのん「ね………ねえ!!ほんとに!!ほんとに大丈夫だよね!!?」

すみれ「まだ言ってるの?」

かのん「だって!!乗ったらもう後戻りできないし!!今確認しとかないと!!」

夏美「いちいちうるさいですの」

かのん「そう言う夏美ちゃんは不安じゃないの!!?ほら!!あそこに120cm以上の人しか乗れないって書いてあるよ!!?」

夏美「夏美はそこまで小さくありませんの」

千砂都「もしかしてかのんちゃん、私たちのこと小学生とかと勘違いしてる?」

かのん「そういうことじゃなくってさ!!ほら!!小さいとジェットコースター乗れないのって絶対そういう理由じゃんって話

スタッフさん「次の方~」

かのん「ひぃぃぃ!!!?」
 
20: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:00:25.93 ID:OqE3V8S0
かのん「……」

スタッフさん「安全バー確認しますね~」

かのん「ね、ねえちぃちゃん」

千砂都「どうしたの?」

かのん「安全バー、これでちゃんと締まってるよね?」

千砂都「うん。大丈夫だよ」

かのん「ほんとに!!?なんか緩い気がするんだけど」

千砂都「さっき係のお姉さんが確認したから大丈夫だって」

かのん「それが信用ならないんじゃん!!ねえ!!せめてちぃちゃんも触って確認してよ!!ダブルチェックは重要だよ!!?」

すみれ「あんたここまで来てまだ言うのね」

きな子「あっちの小学生ちゃんたちがかのん先輩のこと不思議そうな目で見てるっす」

夏美「恥というものはないんですの?」

かのん「恥とか今はどーでもいい!!命に関わるんだから!!」

千砂都「大丈夫だよかのんちゃん」

ギュ!

千砂都「今は楽しむことだけ考えよっ?」

かのん「……」

スタッフさん「準備できましたか~?それでは、しゅっぱーつ!」

かのん「うぎゃ

千砂都「かのんちゃん、まだゆっくり前に進むだけだよ」

かのん「……」
 
21: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:01:41.00 ID:OqE3V8S0
ギィィィ…

かのん「ね、ねえちぃちゃん」

千砂都「どうしたの?」

かのん「やっぱり……急に空中に放り出されたりとかしないよね!!?」

すみれ「まだ言うか」

かのん「うぅぅぅぅ~~!!!やっぱり私降りたいよ~~!!」

夏美「無理なものは無理ですの」

可可「きなきなを見てクダサイ。ほら」

きな子「~♪」

可可「あんなにも楽しそうな顔をしてるデス」

かのん「う゛……」

かのん(な、なんで!!?なんであんなにきな子ちゃん余裕そうなの!!?)

ギィィ…

かのん「ね、ねえちぃちゃん!!これいつ始まるの!!?いつ心の準備をすればいいの!!?」

千砂都「ん~?もうすぐじゃない?」

かのん「もうすぐ!!?もうすぐって具体的にいつ

ガァァァー!!

かのん「うぎゃぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!」
 
22: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:02:41.66 ID:OqE3V8S0
かのん「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ……!!」

きな子「楽しかったっす~!」

夏美「案外ドキドキしましたの」

かのん「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ……!!」

すみれ「そんな息を切らすような要素あった?」

かのん「ぜぇ、はぁ………ごほっ!っ、~~~~っ!!!!」

すみれ「?」

かのん「すみれちゃん!!ねえ、死んだかと思ったんだけど!!!」

すみれ「あら。そう」
 
23: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:03:38.32 ID:OqE3V8S0
かのん「てっぺんから下に落ちる時一瞬ふわっ!って浮いたじゃん!!私あの瞬間死んだかと思った!!」

かのん「天に召されるってよく言うけどこんな感覚かのかなって思ったもん!!本気で天国からお迎えが来たんだと思った!!」

かのん「頭の中でめちゃめちゃ詠唱しちゃったもん!!あぁ、お母さん、お父さん、今まで育ててくれてありがとうって!あとありあにも!!今まで下らないことでたくさんケンカしてごめんさないって!!ついでにお姉ちゃんが隠してた机の中のチョコレート私が死んだら食べていいよって!!」

すみれ「ていっ」

ペチン!

かのん「いたっ!!」

すみれ「はい。これで落ち着いた?」

かのん「……」
 
24: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:04:38.45 ID:OqE3V8S0
すみれ「さ、前座はこのくらいにして!本命のフリーフォールに乗りに行くわよ~!」

きな子「乗るっす~!」

かのん(え゛!!?!!!!?)

かのん「まだ乗るの!!!?」

すみれ「あったり前でしょ」

きな子「きな子たちまだ一つしかアトラクションに乗れてないっす」

すみれ「なんのためにあんたをミニコースターでトレーニングしたと思ってんのよ」

千砂都「ミニコースター乗れたならあれも大丈夫なんじゃない?」

可可「壊さのレベルは変わりマセンよ、かのん」

かのん(うっ、うぅぅぅ~~~!!!!)

かのん「~~~~っ!!!!」

すみれ「?」

かのん「わ、私………絶対乗らないからっ!!」ダッ!

すみれ「あっ!?」
 
25: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:05:59.50 ID:OqE3V8S0
可可「いました!あそこデス!」

きな子「かのん先輩発見したっす!」

千砂都「ほんと?」

すみれ「ったく、手がかかるわねほんとに」

かのん「……」

すみれ「こんな隅っこの方に閉じこもっちゃって」

かのん「乗らない。怖いからアトラクション絶対もう乗らない」

すみれ「えぇ~?」

かのん「今度こそみんなだけで行ってきてよ~~!!」

可可「でもそれだと怯えるかのんの様子が見られマセン」

すみれ「わざわざそのためだけにかのんを遊園地に連れてきたのに」

かのん「ぐっ、ぐぬぬぬぬ~~~!!」

かのん(やっぱりそっちが目的かぁぁぁ~~!!)
 
26: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:07:50.56 ID:OqE3V8S0
千砂都「大丈夫だよ、かのんちゃん」

かのん「大丈夫じゃない!!さっきのジェットコースターだって大丈夫じゃなかったぁ~!!」

千砂都「歌えないかのんちゃんだって、ちゃんとみんなの前で歌えるようになったじゃん。きっとジェットコースターだって大丈夫」

かのん「それとこれとは話が別だよ~~!!」

千砂都「スクールアイドルだっておんなじだよ。ひとつひとつ怖いものを克服していって、そうやって成長って掴み取るものなんじゃない?」

千砂都「だからほら、もうちょっとだけ頑張ってみない?」

かのん「ぅ……」

千砂都「ねっ?」

かのん「で、でもぉ………!」

すみれ「その意気よ、千砂都」

可可「あともう一押しデス!」

かのん「っ……!!やっぱり行かないっ!!絶対ちぃちゃんだってそっち側だもん~~!!」

千砂都「えぇ~?」

かのん「乗らない乗らない乗らない!!何があっても絶対乗らない!!ジェットコースター嫌いなんて克服しない!!あっかんべ

ピーンポーンパーンポーン!

アナウンス「閉園時間になりました。本日は、ご来園いただき、誠にありがとうございました」

かのん「……」
 
27: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:09:08.13 ID:OqE3V8S0
きな子「結局、今日は一個しかアトラクションに乗れなかったっす」

かのん「~♪」

すみれ「ずいぶんご機嫌そうね」

かのん「え~?そう~?」

かのん「まあ~、フリーフォールに乗れなかったのは仕方ないけど~、閉園時間だからしょうがないよね!」

すみれ「よく言うわ」

可可「かのんがウダウダしてるから乗れませんデシタ」

かのん「そうかなぁ~?ほんとは私も乗りたかったんだけどなぁ~!」

千砂都「さっきは絶叫マシンは乗りたくないって言ってなかった?」

かのん「言ってないよ~!」

きな子「けどかのん先輩ジェットコースター乗るのにすっごく反対してたっす」

かのん「それは女の子としての建前だよ~!やっぱり絶叫マシンできゃ~♡とか言っちゃう女の子の方が可愛いからさ~!」

くぅすみ「……」
 
28: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:09:47.57 ID:OqE3V8S0
かのん「ま、ホントのこと言うと最後の方はフリーフォール乗ってもいいかも!って思ってたけどね!でも~、閉園時間じゃしょうがないよ~!」

かのん「むふん、むふふふふふふ~♪」

すみれ「……可可」

可可「はいデス。言質はとりマシタ」

かのん「えっ?」

すみれ「千砂都」

千砂都「うぃっすー!」ガシッ!

かのん「えっ!?ちょっとちぃちゃん!?」

すみれ「さ、連行するわよ~」

かのん「ちょ、ちょっと待って!!?どこ連れてく気!!?」ズルズル
 
29: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:11:51.73 ID:OqE3V8S0
~浦安 某所~

かのん「……」

きな子「夕方割が使えて良かったっす~!」

夏美「夏美、夕方以降は初めて来ましたの」

かのん(………え゛!!?)

かのん「な、なんで!!?」

すみれ「さっきフリーフォール乗ってもいいって言ってたでしょ」

かのん「い、いや、さっきのは嘘……」

キャストさん「まもなく、扉が皆さんのほうに向かって動きます。」

すみれ「ほら行くわよ」ガシッ

かのん「ちょ!!?ちょっと待ってよ!!?ほんとに乗るの!!?」

千砂都「うぃっすー!」

かのん「ちぃちゃん!!?た、助けてよ!!」

可可「~♪」

かのん「ねえってば!!怖い!!怖いよ!!」

かのん「なんでみんな無視するの!!?というかそもそもなんで私、こんなところに連れて来られてるわけ!!?シーには来ないって決めてたのに!!せめてラン

グワァァァー!!

かのん「うぎゃぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!」



この後一週間は機嫌悪かった
 
30: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:12:17.59 ID:OqE3V8S0
終わりです。お読みいただきありがとうございました
 
35: (茸) 2023/02/13(月) 19:42:55.83 ID:oXw96Bz7
浦安のフリーフォールってどこだ?
 
36: (もんじゃ) 2023/02/13(月) 19:45:34.10 ID:OqE3V8S0
>>35
ごめん。夢の国舞浜だった
 
41: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 01:59:22.34 ID:sFkWuEwC
【おまけ1:恋ちゃんの場合】

すみれ「みんなでジェットコースターに乗るわよ!」

きな子「賛成っす~!」

恋(へ!?)

可可「めちゃくちゃ楽しみデス!」

千砂都「ねー!」

恋(えっ、えぇぇぇぇ~!!?)

恋「……」

千砂都「恋ちゃん?」

恋「ひっ!?」

千砂都「大丈夫?もしかして……ジェットコースター、怖い?」

恋「えっと……」
 
42: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:00:27.18 ID:sFkWuEwC
恋「その……実は私、いわゆる絶叫マシンというものに乗ったことがなく……」

千砂都「そうなの?」

すみれ「あら。珍しいわね」

可可「なら今日がレンレンのジェットコースターデビューの日になるということデスね!」

恋「え!!!?」

すみれ「こらこら。ダメよ、他人を無理やり乗せようとしちゃ。そういうのやるのはかのんだけにしときなさい」

恋「ぅ、ぅぅ……」

恋(ほっ、良かったですっ。かのんさんがついて来てたら私が無理やり乗せられる餌食になるところでした)

千砂都「恋ちゃん、どうする?苦手ならここで待ってる?」

恋「えっ?でも……」

恋(みなさんから離れて、一人で待ってると言うのも……)
 
43: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:01:22.38 ID:sFkWuEwC
夏美「大丈夫ですの。小学生でも乗っている、すごーく単純なミニコースターですの」

恋「夏美さん……夏美さんは怖くはないのですか?」

夏美「はいですの。夏美にかかればこのくらい余裕のよっちゃんですの」

恋「……」

きな子「きな子前にかのん先輩と乗ったことあるっすけど、ここのジェットコースターは苦手な人でも楽しめるように設計されていたっす」

恋「ほ、本当ですか?」

きな子「はいっす。かのん先輩もすっごく楽しそうにしてたっす」

すみれ「そうね。あの時のかのん、すごく神々しい顔をしていたわ」

恋「じゃあ、の………乗りますっ、私も。頑張って」

恋(……)ドキドキドキドキ
 
44: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:02:33.82 ID:sFkWuEwC
恋「……」キョロキョロ

恋(……)

すみれ「何か気になるものでもあるの?」

恋(ひっ!!?)

恋「いえ。えっと………私たち以外にはどんな人が乗っているのかが気になっただけですっ」

すみれ「別に普通じゃない?子供連れとか、カップルとか」

可可「友達や恋人と一緒に来ている高校生や大学生がメインな気がしマスね」

恋「そ、そうなのです

キャー!!

恋「わっ!?今のは!?」
 
45: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:03:46.83 ID:sFkWuEwC
千砂都「さっき乗っていった人たちの悲鳴じゃない?」

恋(ふぇぇぇぇ!!?)

恋「悲鳴ですか!!?悲鳴をあげるほど怖いということなのですか!!?」

すみれ「だから怖くないって言ってるでしょ」

夏美「ジェットコースターで悲鳴をあげるのは、いわゆる様式美みたいなやつですの」

恋「様式美……?」

きな子「はいっす。ジェットコースター乗るときはみんなで『きゃ~♡』とか『わ~!』とか叫ぶことが、ルールというかマナーみたいなものになってるんす」

夏美「それに叫ぶことで怖さが薄れる効果もあるそうですの」

恋「なら……怖くはないということですね」

すみれ「そうよ。大丈夫、全然怖くなんかないわ」

可可「そうデスそうデス」

恋「なら……」

スタッフさん「次の方~」

恋(ぅぅ……)ドキドキドキドキ
 
46: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:04:56.41 ID:sFkWuEwC
スタッフさん「安全バー確認しますね~」

恋「……」

恋(大丈夫……大丈夫ですっ。全然怖くなんてありませんっ)

恋「大丈夫、大丈夫、大丈夫………」ブツブツ

千砂都「ありゃ」

すみれ「恋は呪文を唱えるタイプなのね」

千砂都(……)

恋「怖くない、怖くない、怖くない……私なら大丈夫ですっ

千砂都「れ~んちゃん!」

恋「ひゃぁ!!!?/////」

千砂都「目の前に安全バーあるでしょ?左手でそれ持ってると怖くないよ」

恋「ぅぅ……ありがとうございます……」ドキドキ

千砂都「それと、右手は私と繋いでよっか」ギュ!

恋「えっ?」
 
47: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:05:45.69 ID:sFkWuEwC
スタッフさん「それでは!出発進行~!」

ガタガタ…

千砂都「こうすればちょっとは安心でしょ?」

恋「……」

ギィィ…

千砂都「大丈夫。恋ちゃんがこの手を握ってくれてる限り、私たちはずーっと一緒だよ」

恋「千砂都さん……」

千砂都「それより今は楽しむことだけ考えよっ!ほら!前見て前見て!」

恋「は、はい!ありがとうございますっ

ガァァァァー!!

恋「うひゃぁぁぁぁ~~~!!!!」
 
48: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:06:32.80 ID:sFkWuEwC
恋「はぁ、はぁ、はぁ……」

きな子「楽しかったっす~!」

夏美「思ってたよりはドキドキしましたの」

すみれ「ほら。怖くなかったでしょ?」

恋「ぅ、ぅぅ、ぅぅぅぅ……~~!!怖かったですっ!!」

すみれ「えぇ~?」

恋「怖かったです怖かったです怖かったです~~!!あんなに浮遊感あるなんて聞いてないですっ!!下から見てた感じだとただ走ってただけなのにっ!!」

恋「嘘つきですっ!!嘘つきです~~っ!!私もう二度と……」

恋(ふぇっ……)

恋「ふぇ、ふぇぇぇぇぇ………」ウルウル
 
49: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:07:09.80 ID:sFkWuEwC
千砂都「よしよし恋ちゃん。泣かない泣かない」ナデナデ

恋「だ、だってぇ~……」

千砂都「よしよーし。怖かったね~」

恋「ぅ、ぅぅ……」


小学生A「え、もしかしてあのお姉さん泣いてる?」

小学生B「うわー、あのレベルのジェットコースターで泣くなんてダッセー」


恋(……)ピクッ!

恋「も……もう一回乗りますっ!」

千砂都「えっ?」
 
50: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:08:07.18 ID:sFkWuEwC
恋「さっきのミニコースター、もう一回乗ります!乗って見せます!私が怖がらずに乗れるということを証明するのですっ!」

可可「その意気デス!レンレン!」

すみれ「だって。恋がもう一回乗りたいらしいんだけど、あんたたちはどーする?」

きな子「きな子も一緒に行くっす~!」

夏美「夏美も。次はきな子の手を握らないで帰ってきてみせますの」

すみれ「そう。じゃあもう一回みんなで乗りに行くわよ~!」

6人「おぉ~!」



かのん「……」ボーッ

かのん(うっわ。これ、私の存在忘れてほんとにみんなだけで楽しんじゃってるパターンじゃん……)

このあとめちゃくちゃ拗ねてたかのんちゃんであった
 
51: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:09:20.94 ID:sFkWuEwC
【おまけ2:四季メイの場合】

メイ「うわぁぁぁ~~!!」

四季「……」

メイ「きゃぁぁぁ~~!!」

四季「……」

メイ「ひぃぃぃぃ~~~!!」

四季「……」

メイ「……なあ、四季」

四季「なに?」

メイ「四季って……ジェットコースター怖くないのか?」

四季「えっ?」
 
52: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:10:38.01 ID:sFkWuEwC
メイ「いや、四季がジェットコースター乗りたいって言うから遊園地来たのはいいけど……何乗っても表情変わりもしてねーじゃん。怖いとか思わないのか?」

四季「思う。心の中はすっごくドキドキしてる」

メイ「の割には表情変わらなすぎだろ!」

四季「触って」

メイ「はぁ!?」

四季「心音。聞けば私のドキドキがメイにも伝わると思う」

メイ「そ、そうか……////」ドキドキ

モニッ

メイ「ん、どれどれ……」サワサワ

四季「メイ。脈拍測りたい時は橈骨動脈を触るべき。人前で胸揉まないで」

メイ「えっ?あっ、ごめん……って揉んでねーよ!!/////」
 
53: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:12:08.35 ID:sFkWuEwC
メイ「……」

トクン、トクン

メイ「特にドキドキとかは伝わってこねーよ。というか四季脈拍低くないか?」

四季「私はいつもこのくらい。それより……」

メイ「?」

四季「ん」

メイ「え?」

四季「あれ」

メイ「あれ……?」

四季「あのいちばんてっぺんから落ちるやつ」

メイ「え゛!!?」

四季「あの園内で一番怖そうなアトラクションに乗れば、きっと私の無表情も崩れるはず」

四季「お願いメイ。付き合って」

メイ「お、おう……」
 
54: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:13:16.22 ID:sFkWuEwC
キャー!!

四季「……」

メイ(わ、わぁぁぁ~………)ドキドキドキ

四季「……」

メイ(え……!?め、めっちゃドキドキしてるんですけど!私!)

メイ「な、なあ……四季はほんとに怖くないのか?」

四季「すっごく怖い。心臓が口から飛び出そう」

メイ「全然そうは見えねーんだよ!!表情いつもと同じだろ!!」

四季「メイ。表情じゃない。私の心の中を見て」

メイ「あぁ!?し、四季のくせに詩的な表現使うな!こっちに意味伝わんねーよ!!」

四季「……」

メイ「っ……」

メイ(ぅ……あーもう!四季がビビんねーから私がまるで臆病者みたいに見えるじゃねーか!)

メイ(私、これでも絶叫系は得意な方なんだぞ!?)

係員さん「お待たせしました~!」

メイ「ひっ!?」
 
55: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:14:39.86 ID:sFkWuEwC
係員さん「それでは!地球の謎に迫る冒険へと!しゅっぱ~つ!」

メイ「ぅ………」ドキドキ

四季「……」

メイ「ぅぉぉぉぉぉ………」

四季「……メイ」

メイ「な、なんだよ!」

四季「ドキドキ、してる?」

メイ「してるに決まってるだろ!」

四季「そっか。私もしてる」

メイ「だからいつもと変わんねーからわかんねーんだよ~!」

四季「ん」ギュ!

メイ「なっ!?」

四季「……」プル、プル

メイ「……」
 
56: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:15:47.85 ID:sFkWuEwC
メイ(な、なんだよ……四季もドキドキしてんじゃん)

四季「それと大丈夫。メイ」

メイ「は!?」

四季「メイには私がついている。だから心配ない」

四季「メイがほんとは怖がりなの、私知ってる。でも私がついている。だから安心して、メイ」

メイ「は……!?」

キュン♡

メイ「ふはっ、なんだよそれ」

四季「……////」

メイ「私も同じ気持ちだよ。四季、私がついてるからな」

四季「……」

メイ「心配すんな。この手は絶対にはなさ

グワァァァァー!!

メイ「きゃぁぁぁぁ~~♡♡♡!!!」
 
57: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:16:49.05 ID:sFkWuEwC
メイ「はぁ、はぁ……」

四季「……」

メイ「あぁ~!結構怖かった!というよりかなり酔った……」

四季「……」

メイ「今まで乗ったジェットコースターの中で一番怖かったかもな~。というかこんなの、四季以外のやつとは絶対来れる気がしねぇし……」

四季「……」

メイ「なぁ……四季は?四季はさ、なんか感想とかはねぇのかよ」

四季「メイ」

メイ「なんだよ」

四季「そろそろ離れて。ずーっと私にもたれかかって歩いてるから、レズのカップルだと思われてる」

メイ「は!!?」
 
58: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:17:38.97 ID:sFkWuEwC
四季「……////」

メイ「っ、~~~っ!!ち、ちがっ!!これはだなぁ!!//////」

ドキドキドキドキ!!

メイ(ってなんでさっきのジェットコースターの時よりドキドキしてるんだよ~~~!!)

メイ「あ、あぁぁぁぁ~~!!ち、違うからな!!別に!!四季にドキドキしてるわけじゃないんだからなぁ!!/////」

四季「……♪」

四季(吊り橋効果でメイに好きを刷り込ませる作戦。大成功)



この後もめちゃくちゃデートした
 
59: (もんじゃ) 2023/02/14(火) 02:18:07.61 ID:sFkWuEwC
おしまい。頑張るLiella!は可愛いよ
 
60: (茸) 2023/02/14(火) 03:38:50.43 ID:kaZpbXTJ
最初の四人かのんちゃん好き過ぎない?
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1676281220/

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