【SS】侑「え　ちじゃないと出られない部屋？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

侑「みんな準備はできた？　それじゃあ出発しようか」

ガチャ

侑「この前はんぺんを追いかけて歩いてたらさぁ」ｺﾞﾝ

かすみ「侑先輩？」

侑「痛っ……何？」

果林「よそ見しながら歩いてるからよ」

テクテク

侑「何にぶつかったんだろう？　まあいいや」

ゴン

侑「え？　え？」ｺﾝｺﾝ

歩夢「え、なにしてるの？」

侑「なんか壁がある」

歩夢「え？　ないけど」

侑「え待って私部屋から出られないんだけど」

かすみ「侑先輩だけ出られないんですか？」ｺﾞﾝ

かすみ「痛ぁ！？」
　

エマ「かすみちゃんも出られないの？」

ランジュ「ねえ、なんか貼り紙があるわ」

侑「工　　じゃないと出られない部屋？」

ミア「なんだよこれ」

栞子「いたずらか何かでしょうか？」

璃奈「誰が何のためにこの部屋を作ったかはともかく、今部屋を出られないことの方が問題」

しずく「これからライブなのに」

果林「何？　どうしたのよ」ｽｯ

せつ菜「ああ果林さん部屋に入ったら！」

果林「？　変な貼り紙ね。行きましょ」ｽｯ

侑「あれ、果林さんは出入りできるの？」

果林「え？　侑は本当に出られないの？」

侑「ほら、なんか見えない壁にぶつかって」

彼方「果林ちゃんが工　　だから出られるんじゃないの？」
　

果林「歩夢も出てるじゃない」

侑「じゃあやっぱり工　　じゃないと出られないのか」

歩夢「侑ちゃん？」

せつ菜「そうです！　歩夢さんは工　　じゃないです！！」

歩夢「せつ菜ちゃんちょっと声抑えてね」

璃奈「そうかな？」

愛「りなりー？」

璃奈「何か理由があると思うんだよね」

彼方「やっぱり工　　な人だけ出られるんだよ。つまり彼方ちゃんはこの通り～」ｽｯ

果林「……」

歩夢「……」

彼方「彼方ちゃんは工　　なので出られるのさ」

かすみ「彼方先輩って第二のセクシー担当ですよねぶっちゃけ」
　

侑「とりあえず出られる人は全員出ようか」

ランジュ「ランジュは当然出られるわ！」

ゴツン

ランジュ「アイヤー！？」

栞子「ランジュに工　　さの適性はありませんね」

コンコン

栞子「私もダメみたいです」

ミア「ボクは大学生だからな。高校生のお子様たちとは――」

ゴン

ミア「ボクは14歳だからな。まあ当然の結果かな」

璃奈「ダブスタミアちゃん、すき。そして私も出られない」

愛「お、愛さんは出られた」
　

エマ「私も出られないよ」ｺﾞﾝ

しずく「不思議ですね。壁なんて何にも見えないのに」

スッ

しずく「わっ、本当に出られない。不思議ですね」（迫真のパントマイム）

せつ菜「全面壁になってるんですね」ｺﾝｺﾝ

しずく「叩いただけじゃびくともしなさそう」ｺﾝｺﾝ（膝で横の壁を叩く音）

侑「じゃあ出られないのは私と1年生とミアちゃんとせつ菜ちゃん、ランジュちゃん、エマさん？」

璃奈「つまり私たちは工　　になる必要がある」

エマ「部屋から出られないもんね」
　

侑「よし、じゃあまずせつ菜ちゃん。菜々ちゃんになろうか」

せつ菜「はい！　はい？」

侑「あ、三つ編みまではしなくていいや。二つ結びと眼鏡をかけて」

せつ菜「いいですけど、それに何の意味が」

菜々「これで何をすれば」

侑「出てみて」

菜々「え？」

スッ

菜々「出られました」

侑「なるほど、工　　な恰好になれば私たちも出られるかもしれないね」

菜々「いやあの」

ランジュ「よーし頑張るわ」

菜々「え、彼方さん！　なんかおかしくないですか！？」

彼方「んー彼方ちゃん工　　だからわかんなーい」

果林「ねえ、この部屋個人の趣味が入ってない？」
　

ミア「露出を多くするとか」

歩夢「結構人目に付くからそれは最終手段かなぁ」

璃奈「見た目で変えられる要素はほかにない」

愛「もうパンツ脱いで出れば？」

しずく「なっ！？」

かすみ「うぇー、見ないでくださいよ？」

しずく「駄目だよかすみさん！　そんなのするくらいなら上だけ脱ぐとか！」

かすみ「そりゃかすみんだって嫌だけど、すぐトイレ行って履けばいいじゃん」

しずく「とにかく駄目！　あっそうだ！　胸を触りあいながら出ればいいんだよ！」ﾓﾐ

かすみ「ひゃぁぁぁあ！！！？！？」

しずく「ほらかすみさんも！！！」ﾓﾐﾓﾐ

かすみ「しず子落ち着いて～！！！」ﾓﾐ

スッ

しずく「ほら出られた！！！！」ﾓﾐﾓﾐ

かすみ「早く離してよしず子！」

しずく「あ、ごめん」
　

栞子「一応脱出方法はわかりましたけど……」

侑「まあ時間もないし服脱ぐよりはいっか。エマさん、一緒に出ようか」

エマ「うん」

璃奈「まって、私もエマさんのお　　い揉みたい」

璃奈「間違えた。エマさんと一緒に脱出したい」

侑「璃奈ちゃんもって私はそういう意味で言ったんじゃないんだよ」

エマ「侑ちゃん？」

侑「よし出るぞ！」ﾓﾐﾓﾐﾓﾐ

エマ「うん」ﾓﾐ

璃奈「ミアちゃん。お　　い揉ませて」ﾓﾐ

ミア「Sorry. I don’t speek Jamanese. I don’t understand what you are saying.」ﾓﾐ

ランジュ「栞子！　ランジュたちも行くわよ！」ﾓﾐ

栞子「はぁ、わかりました」ﾓﾐﾓﾐ

せつ菜（最早工　　しないと出られない部屋と同義なのでは）
　

侑「みんな出られたね」

歩夢「結局何だったんだろう？」

果林「それより急ぎましょう。遅刻するわけにはいかないわ」

栞子「不用意に人が立ち入らないようにしたいところですが」

彼方「最悪服を脱げば出られるから大丈夫だよ～」

ミア「それは最悪だけどね」

かすみ「ささ、急ぐよしず子」ｶﾞｼｯ

しずく「あ、待ってかすみさん」

ヒラリ

璃奈「……」

璃奈（履いてない……だと！？）

おわり
　

かすみが工　くないという風潮がわからない
歩夢の次に〇〇〇
　

从cι˘σ ᴗ σ˘*
　

あくまで「本人が工　　なことに興味があるか」という意味なのかもしれない…
　

Σjﾐｲ˶^ ᴗ ^˶ﾘ 辛い！！
　

しずくさぁ…
　

パンツ履いてないだけなら単に履き忘れただけかもしれない
工　　の証明にはならない
　

面白かった