侑「おーい歩夢!」歩夢「!?」侑「5年後の私だよ!」【SS】

ゆう (4) SS


4: 2021/01/17(日) 12:23:27.96 ID:uIJXFWK8
璃奈「出来た、5年後の自分と入れ替わるスイッチ」

侑「うひょー!なにそれ面白そう」

璃奈「くれぐれも悪用しないでね。じゃあさようなら」

侑「うんうん、わかってるって!バイバイ璃奈ちゃん」

侑「5年後かぁ...ちょうど大学卒業した頃か。一体なにしてるんだろうな?」

侑「本当は押してみたい気持ちもあるけど...最近は碌な目にあってないから押さなくてもいいか」

侑「想像するだけで楽しいからね~ふふふーん」

6: 2021/01/17(日) 12:29:24.89 ID:uIJXFWK8
侑「華の女子大生かぁ~ふふふーん」

侑「どこの大学行こっかなぁ...白百合女子大とか、聖メノ大学とか、メイリ女子大とか!ぜーったい入ってやるんだから!」

侑「さてと、このスイッチは厳重に保管しとこう。どこがいいかな?ロッカーでいいか」

侑「うーん、でもロッカーだとバレちゃいそうだし、箱の中とか...?」テクテク

侑「....あっ!」スッテンコロリン ポチリ

侑「いたたたたぁ...誰だよこんなところにコッペパン置いたの...もー!」

>スイッチエヲキドウシマス

侑「へっ?」

>>5ネンゴノアナタトイレカワリマデアト30ビョウ

侑「ってあー!?スイッチがーっ!」

9: 2021/01/17(日) 12:32:16.68 ID:uIJXFWK8
歩夢「ふぅ、侑ちゃんいるー?」ガラガラ

侑「きょえー!?スイッチ!スイッチ!」アタフタ

歩夢「侑ちゃんどうしたの!?」

侑「スイッチ押しちゃったの!スイッチ!」

歩夢「へ?」

>アナタトイレカワルマデ 3ビョウマエ 2ビョウナエ 1ビョウマエ

>イレカワリマス


ぴかーん!


歩夢「!?!?」

11: 2021/01/17(日) 12:36:47.55 ID:uIJXFWK8
歩夢「眩しくて目がくらくらする...」

歩夢「一体何が起こったの?」

侑?「おーい、歩夢、大丈夫?」

歩夢「!?」

侑?「懐かしいなここ。いつかこう言う日が起こると思ってたけど、まさか今日だったなんて」

侑「5年後から来たわたしだよ」

歩夢「????」

歩夢「侑ちゃん冗談言わないで」

歩夢「また璃奈ちゃんにお願いして変なスイッチ作ったんでしょ?」

歩夢「今回は服装を入れ替えるとか、そんなだよね?」

17: 2021/01/17(日) 12:43:08.80 ID:uIJXFWK8
侑「ううん、違うの。私は正真正銘5年後から来た高咲侑だよ」

侑「ほらみて。少しだけ身長おっきくなったでしょ?」

歩夢「...?」

歩夢「普段と変わらない様に見えるけど...」

侑「こっ、これでも2cm伸びたんだから!」

歩夢「...ふふっ、2cmだけってほとんど変わらないよ」

歩夢「ねえ、今いる侑ちゃんは5年後から来たんだよね?」

歩夢「それじゃ、5年前の、今の私達の侑ちゃんはどこにいるの?」

侑「未来にいるかな」

侑「璃奈ちゃんに作ってもらったスイッチはそっくりそのまま入れ替えるスイッチで、今の私は未来に、未来の私は過去に入れ替わるスイッチなんだ。だから心配しないで」

歩夢「...そうなんだ」

歩夢(璃奈ちゃんもはや天才を通り越して天災じゃないかな...?)

22: 2021/01/17(日) 12:50:15.79 ID:uIJXFWK8
一方その頃未来の侑ちゃん


侑「なになになに!?ここどこ!?」

侑「....ここもしかしてお台場!?」

侑「未来って全然予想つかないし、東京はよく工事するから地形すぐ変わっちゃうし!」

侑「こう言うことが有るから押したくなかったのに!」

???「侑ちゃん!」

侑「その声はもしかして!?」

歩夢「当たり。5年前から来たんだよね?」

侑「どうしてそれを...?」

歩夢「制服着てれば誰だってわかるよ」

侑「制服...あっ!」

歩夢「とりあえず帰るまで暇一緒に潰そう?」ギュッ

侑「あわわ」

侑(ふんわりいつもとは違う香水の香りがする...大人の香りだ...)

26: 2021/01/17(日) 12:58:14.80 ID:uIJXFWK8
~現在の歩夢達~

歩夢「侑さんって言えばいいんですか...?」

侑「さんはやめてよ。いつも通りでいいし、敬語もやめて」

侑「侑ちゃんって読んでほしいな」

歩夢「...はい」

歩夢「侑、ちゃん...」

歩夢「ちょっと恥ずかしいけど...このスイッチの効力はいつまで続くの?」

侑「それやっぱり気になるよね」

侑「知ってるけど...ふふっ、秘密」

歩夢「えー、えー!?」

侑「でも心配しないで。ちゃんと侑ちゃんは帰ってこれるから」

歩夢「は、はい」

29: 2021/01/17(日) 13:04:26.43 ID:uIJXFWK8
侑「それにしては懐かしいなぁ...ニジガク、大学生になっちゃうとめっきり足運ばなくなっちゃうから...」

侑「それに、制服着てる歩夢も...」

侑「歩夢に制服着てってせがんでも、恥ずかしいからダメって断られてばっかりで」

侑「あー、本当いいもの見れた」

歩夢「それどう言う意味なんですか...?」

侑「あー、もう敬語出てるよ!」

歩夢「なんか、ちょっと、タメは無理、です...」

侑「そっかそっかそっか、高校生の歩夢かわいい!ぎゅーってしていい?」

歩夢「...」コクリ

侑「はいハグのぎゅー!」ギュッ

歩夢(知らない柔軟剤の匂いがする...でも私好みの...)

歩夢(ちょっと落ち着く匂い...)

34: 2021/01/17(日) 13:11:10.83 ID:uIJXFWK8
侑「ふーっ、歩夢成分充電完了!」

侑「元気100%パワフル侑ちゃんです!」

侑「それで、これからどうしよっか?」

歩夢「とりあえず、部室に...」

侑「えー?それじゃあつまんないよ。どこか行こう?」

侑「なんならさ、デートしようデート!」

歩夢「えっ!」

侑「高校生歩夢を堪能できるデートなんて二度とないんだし、ほら早く行くよ!」スタスタ

歩夢「ちょっと、ちょっと待ってください!」

53: 2021/01/17(日) 19:48:25.04 ID:uIJXFWK8
侑「ふー、今日がきたら真っ先にここくるって決めてたんだ!」

歩夢「カラオケ、ですか?」

侑「うん!歩夢の歌が聴きたいの!」

侑「今になっちゃ歩夢恥ずかしがって全然歌ってくれないんだもん」

侑「私はもうアイドルじゃない、卒業したからって」

歩夢「恥ずかしいって気持ちは自分だからちょっぴり共感できます...」

侑「よしっ!今日は歌うよ!」

侑「もちろんスクールアイドルソングで!」

54: 2021/01/17(日) 19:57:08.34 ID:uIJXFWK8
チャーラチャーラチャラララ ♪

侑「やっぱり歩夢は可愛いよ!」

侑「ねえねえ、次はこれ!これ!」

歩夢「えっと...私これで3曲連続で...」

歩夢「侑さんは歌わないんですか?」

侑「私かぁ...そういえば歩夢ぐらいの時は全然スクールアイドルソング歌ってなかったね...」

歩夢「そうですね、侑ちゃんは本当に裏方志望って感じで、曲は作っても全然自分で歌いませんでしたね...」

侑「今私達はね、何もかもが逆なんだ。歩夢は気が向いたほんのちょっとしか歌わなくて、私はすっごく歌って」

歩夢「私も侑さんの歌、聞いてみたいです!」

侑「本当?何がいい?」

歩夢「私の持ち歌の、夢への一歩で!」

侑「よしっ!すごく上手だから上手さに腰抜かさないでよね!」

61: 2021/01/17(日) 21:33:48.97 ID:uIJXFWK8
侑「はてすぃなーい♪」

歩夢(ちょっと癖のある歌い方だな...)

歩夢(ふふっ、でもそう言うところが侑ちゃんぽいなぁ...)

歩夢(成長するとこんな感じなのかぁ...)

歩夢(生活とかってどうしてるんだろう...?)


?♪~


侑「はい!はい!」キレキレダンス

歩夢「!?!?」

歩夢「そこも再現するの!?」

侑「...☝」フリフリ

歩夢「...ぷっw」

歩夢(ダメダメ、笑っちゃダメ!)

侑「...クルッ」

侑「くぉれまぁでれ~♪」

歩夢(平常心平常心...)

62: 2021/01/17(日) 21:42:10.86 ID:uIJXFWK8
テレレーテテテ♪

侑「どうだった?」

歩夢「...う、うん、すごくよかった!」

歩夢(未来の私の気持ちがわかったかもしれない)

歩夢(こんなにキレキレダンス目の前で見せられたら、すごく恥ずかしいもん)

侑「じゃあ他の曲もいってみよー!」

歩夢「ちょ、ちょっと待って、飲み物飲みたいです!」

歩夢(ちょっと息整えとかないと...)

侑「そっかぁ、何にする?」ポチポチ

歩夢「うーん...あっ」スッス


>当店おすすめ!カップルジュース
>今なら3割引実施中!

侑「なになに?やっぱり歩夢もそれ気になる?」

歩夢「....は、はい」

侑「じゃあ頼んじゃおう」

歩夢「えっ、そんなの無理無理無理です!」

侑「きょーみあるんでしょ?まあダメだったら私が全部飲むからさ」ポチポチ

侑「よしっ、注文完了!」

63: 2021/01/17(日) 21:48:21.87 ID:uIJXFWK8
カップルジュース「やぁ」

歩夢「来ちゃいましたね...」

侑「おぉー!!フルーツも載っててかっちょいい!」

侑「写真撮っておこ」パシャパシャ

歩夢(スマホの型が結構変わってる。透明な板になってる)

歩夢(技術力の進歩ってすごい)

歩夢(やっぱり未来から来たんだ...本人に説明されるより、こう言う所見るとなんか納得しちゃうな)

侑「ねえ歩夢、ちょっとそっち咥えてこっち見てみてよ!」

歩夢「えっ!?ちょっと遠慮しときます!」

侑「えー、じゃあほら、私もやるからさ」パクッ

侑「歩夢もやろう?」

歩夢「....///」コクリ

64: 2021/01/17(日) 21:54:04.68 ID:uIJXFWK8
歩夢「...///」パクッ

侑「...」ニコッ

歩夢「...ドキッ」

侑「んくっ、んくっ...んー!おいしー!」ズズズ

歩夢「...美味しい、です」

侑「って歩夢、ちょっとしか飲んでないじゃん!」

侑「もっといっぱい飲みなよ!」

歩夢「...///」ズズ

歩夢(顔が近い...)

歩夢(5年も経てばお化粧の仕方もすっごく変わるんだね)

歩夢(アイシャドウの色が全然違う...でも似合ってる)

侑「フルーツも食べちゃお!」ヒョイパク

侑「んー!おいしー!」

65: 2021/01/17(日) 21:58:22.91 ID:uIJXFWK8
侑「あっ、歩夢顔赤くなってる」

侑「さては顔が近くてドキドキしちゃったのかな?」ニヤニヤ

歩夢「ち、ちがいます!」

侑「まーた強がっちゃって」ズイッ

侑「こうやってもっと近くに寄ったら、もっと赤くなっちゃうかな?」アゴクイ

歩夢「!?!?」

歩夢「ひゃ、ひゃい!」プシュー

侑「おー、すっごく赤い」

侑「こんなに赤くなるとは思わなかった。あっちの歩夢ならこれくらい軽く流しちゃうからちょっと懐かしいかも」

歩夢「...///」

70: 2021/01/17(日) 22:29:21.53 ID:uIJXFWK8
侑「ねえ歩夢、もう一回ストロー咥えて」

歩夢「...パクッ」

侑「私もこうやって咥えて...」スマホスッ

侑「はいチーズ」パシャッ

侑「もういいよ、歩夢」

歩夢「...」コクリ

侑「未来のスマホってね、すごいんだよ」

侑「スマホ見ててね...それ」ポチ


ホワーン

歩夢「!?」

歩夢「これって、ホログラム?ですか?」

侑「その通り、写真とは別に3Dで物を残せる時代なんだよ!」エッヘン

歩夢「そういえば、私と侑さんの暮らしってどうしてるんですか?」

侑「やっぱり気になる?」

歩夢「はい!すっごい気になります!」

侑「それじゃあどこから語ろうかな...」

72: 2021/01/17(日) 22:35:37.07 ID:uIJXFWK8
~一方その頃未来の侑ちゃん~

侑「すごい、看板が文字通り飛び出してる」テクテク

侑「アニメ映画で見た世界が現実になってる...」

歩夢「驚いた?看板の技術を応用したメガネ型デバイスとかあるんだよ。使ってみる?」

侑「ううん、大丈夫。多分使いこなせないし...」

歩夢「そっかぁ...着いた。ここ」

侑「普通の喫茶店?」

歩夢「そう。技術が進んでも、ゆっくり時間が流れてる所はいくつもあるんだ」

歩夢「ここ、私と侑ちゃんのお気に入りの場所なの」

歩夢「一旦ここで休んでいこう?未来について色々話したり、もちろん過去についてもね」

侑「でもお金が...」

歩夢「私が出すから心配しないで」

侑「...ありがとうございます」

73: 2021/01/17(日) 22:49:58.89 ID:uIJXFWK8
>カランカラン イラッシャマセ

歩夢「2人、コーヒーと紅茶のセット二つで」

>オスキナセキドウゾ

歩夢「どこがいい?」

侑「どこでもいいかな」

歩夢「じゃあここ」ストン

侑「...」ストン

歩夢「ねえ侑ちゃん、未来ってどう?」

侑「うーん、未来かぁ...思ってたよりも派手派手なんだなって思った」

歩夢「そうだよね。だからこう言うシックな感じがいいかなって思ってて...」

歩夢「気に入ってくれた?」ホホエミ

侑「...どきっ!」

侑「う、うん!もちろん!」

侑(ひゃー、こんな美人さんに微笑まれたらドキドキしちゃうよ...)

侑(服装も洗練されててエレガントだし、肩出てるし、ピンク系の色のリップがすんごく似合ってて...)

侑(なんだか親戚のお姉さん見てるみたい...)

侑「....」モジモジ

74: 2021/01/17(日) 22:55:04.00 ID:uIJXFWK8
侑「...」モジモジ

歩夢「やっぱり落ち着かない?」

侑「...うん、ちょっと」

侑「歩夢がすごいお姉さんでドキドキする」

歩夢「5年も経てば誰だってそうなる」

侑「もしかして、私も?」

歩夢「うん、もちろん。でも表面的な事が変わっても、内面的な事は変わらないんだよ」

歩夢「安心して。侑ちゃんはいつも侑ちゃんだから」

侑「たとえばどんなところ?」

歩夢「笑いのレベルが赤ちゃんな所とか」マガオ

侑「...」シブイカオ

侑「...もうちょっと耐えられる様に鍛えておこう」ハァ

79: 2021/01/17(日) 23:20:48.22 ID:uIJXFWK8
次の侑(未来)と歩夢のデートスポット思いつかないから下3
え ちなのはダメ!

82: 2021/01/17(日) 23:24:15.81 ID:nvpr0vVt
未来デパート

85: 2021/01/17(日) 23:41:59.87 ID:hhX9AdvI
ドラえもんいそう.

86: 2021/01/17(日) 23:45:28.40 ID:uIJXFWK8
歩夢「だいたい未来の建物の配置は覚えた?どう?」

侑「すっごいね。こんなに変わっちゃうんだもん」

侑「埋立地も増えて、知らない建物がニョキニョキ生えてて」

侑「私、ここ行きたい!元々ヴィーナスフォートのあった所なんでしょ?」

歩夢「そうそう、再開発で今年オープンしたばかりのところね」

歩夢「ここからだと歩いてすぐだね」

歩夢「しゃべりながら行こっか」ニコッ

侑(あれっ、歩夢のリップの色がピンクからオレンジに変わってる...)

侑(私がタブレット見てた間に塗り直したのかな?」



>スミマセーン オカイケイ オネガイシマス

>ハーイタダイマ

87: 2021/01/17(日) 23:52:33.66 ID:uIJXFWK8
侑「ここがその名も未来デパート...」

侑「売り物がみんな洗練された感じがして、瀟洒で...」

侑「全体的な配色に白が多いから機械的な未来って感じがする...」

歩夢「一階のフロアはコスメとか、食料品店で、二階以降が日用雑貨店と用服売ってるの」

歩夢「正直言うと、過去とすごく違うのは一階かな。あとは変わりもせずって感じだし」

歩夢「そうそう、ドラえもんもどきもここにいるんだよ」

侑「ドラえもんもどき?」

歩夢「うん、日常ロボットって本当は言うんだけど、家庭教師から家事まで、少しだけだけど肩代わりしてくれるんだって!」

侑「へぇ、面白そう!会ってみたいな!」

侑(あれっ?また歩夢のリップの色が変わってる!ピンクに戻ってる!?)

侑「ねえ歩夢」

歩夢「なあに侑ちゃん?」

侑「さっきからリップの色がコロコロ変わるんだけど、どう言う仕組みなの?」

88: 2021/01/17(日) 23:58:15.95 ID:uIJXFWK8
歩夢「あっ、これ?」

歩夢「良く気づいたね。これも未来の発明品なんだ」

歩夢「こっちついて来て」スタスタ

侑「うん」スタスタ

侑「ここ、化粧品売り場?」

歩夢「うん、それの、えーっとここ!」

歩夢「このリナテラスって言う商品はその人の感情に合わせてリップの色が変わる商品なの」

歩夢「ドキドキしてる時はピンクに、嬉しい時はオレンジに、悲しい時はブルーになるんだよ」

侑「へぇ、未来ってすごいや!」

侑「ちょっと待って、リナテラス...?」

侑「それに感情...?」

89: 2021/01/18(月) 00:05:29.96 ID:1zCgbgIO
歩夢「気づいた?未来デパートに飾られてる商品は殆ど璃奈ちゃんが設計デザインしたものなんだよ」

侑「それマジ...?」

歩夢「うん、確か璃奈ちゃんが世界のシンギュラリティを起こして....」ペラペラ

侑(璃奈ちゃんの事普通のスクールアイドルだと思ってたけど、そんなすごい事してたんだね...)

侑「あっ、そういえば...」

歩夢「ん?どうしたの?」

侑「私がこっちの時間帯に来ちゃったのは璃奈ちゃんのスイッチ押しちゃったからなんだ...」

侑「戻る方法聞いてなかった...」

歩夢「あっ、そのスイッチ懐かしいね」

歩夢「そうだ、さっき言ったドラえもんもどきに聞いてみよっか」

侑「ドラえもんもどきってそんな凄いこともできるの?」

歩夢「うん、璃奈ちゃんのAIが入ってて、大体の事は聞いたらわかるから」

歩夢「えーっと、ドラえもんもどきはこっちだね!」スタスタ

侑「あっ、待って歩夢ちゃん!」

90: 2021/01/18(月) 00:07:05.74 ID:1zCgbgIO
今日はここまで

現代にいる侑ちゃんと歩夢ちゃんのデートスポット次も思いつかないので下3
え ちなのはダメ!

93: 2021/01/18(月) 00:09:48.28 ID:41J/M4LO
科学未来館

108: 2021/01/18(月) 16:00:13.78 ID:1zCgbgIO
~現代に飛ばされた侑ちゃんと歩夢~

侑「ふーっ、歩夢の歌良かったなぁ...」

侑「それに高校生ってのが加わると、なんだかゾクゾクしてきちゃう」ウヘヘ

歩夢「カラオケ出てきちゃいましたけど、次はどこ行きたいですか?」

侑「そうだねぇ...」

街中のポスター「デートなら科学未来館へ!」

歩夢(...デート)

侑「...未来館かぁ」

侑「ここ、歩夢と何回か行ったよね」

歩夢「はい、大きな地球儀のある所ですよね」

歩夢「博物館なのに、なんかお洒落なカフェもあって...」

侑「ねえ」

侑「科学未来館行こっか」ニコッ

歩夢「...///」コクリ

109: 2021/01/18(月) 16:00:33.84 ID:1zCgbgIO
侑「大人2枚プラネタリウムのチケット有りで」

受付嬢「かしこまりました」

歩夢(...ん?)

歩夢(思えば侑さんは未来から来たのに、なんで科学未来館なんて来たいって言ったのかな?)

歩夢(未来の技術の進歩から見れば、過去の技術なんてちっぽけで...)

侑「ん?考え事してる顔だね」

侑「その顔じゃ、どうして未来人が過去の科学未来館に来てるんだろう、来たって意味ないじゃないかって思ってるでしょ」

侑「実はね、ここ、5年後には見れなくなっちゃうんだ」

110: 2021/01/18(月) 16:00:55.54 ID:1zCgbgIO
歩夢「...えっ」

侑「厳密に言うと閉鎖なの」

侑「博物館は何かを収集して展示する場所」

侑「特に技術なんてのは、ゆっくり進むはずだから、展示物だってゆっくり入れ替えられて、その度にリニューアルされて」

侑「でもね、未来では...」

侑「さっき見たような技術が下地なしにいきなり現れちゃって、殆どの科学系の博物館がてんやわんや」

侑「何を飾るかにも迷いすぎちゃってずーっと閉鎖中になっちゃってるんだよね」

歩夢「未来も色々大変ですね...」

112: 2021/01/18(月) 16:11:51.47 ID:1zCgbgIO
侑「だからね、過去に帰ったら見ておきたかった場所の一つ」

侑「他にも、再開発でなくなっちゃったり、リニューアルするところはたくさんあるよ?」

侑「でもなんだかここって、歩夢と初めて仲良くなれたなって気持ちのする場所で」

侑「覚えてる?小学生低学年の時の」

歩夢「はい、もちろんです」

歩夢「天体ショーを見ようって企画でしたよね、そこでここに深夜に集まって...」

侑「うんうん。それまでの小さい頃は、お互い隣同士って事は意識してたけど、それ以上は踏み込めなくて」

侑「2人組作らなきゃならなくなった時に、歩夢に誘われて」

侑「あの時から始まって今がある」

歩夢「...ちょっと照れちゃいます」

侑「歩夢、これからもよろしくね」

侑「この時代の私に代わって言わせてもらうね」ニコッ

歩夢「ふふっ、私からも未来に代わって」

歩夢「これからもよろしくお願いします」ニコッ

113: 2021/01/18(月) 16:34:56.08 ID:1zCgbgIO
侑「えっと、プラネタリウムまであと40分ぐらいか...」

歩夢「2階と3階の展示も見ましょう?」

歩夢「私、特にここのアポロ11号の展示が好きなんです」

侑「えっ、そうだったの?初耳かも」

歩夢「ずーっと誰にも言った事はなかったんですけど、侑さんに特別に教えちゃいます」フフッ

歩夢「私、昔から宇宙にすっごく興味があって...月とか火星移住とかワクワクしません?」

歩夢「私よく夢を見るんです。火星でスクールアイドルをしてる夢を」

侑「面白い夢だね。もっと聞かせて」

114: 2021/01/18(月) 16:38:18.68 ID:1zCgbgIO
歩夢「火星の有人飛行にはDNAレベルで私が必要だってメディアが発表する所から始まって」

歩夢「愛ちゃんや璃奈ちゃんと一緒に火星に行くんです」

歩夢「火星に行くんですけど、砂嵐に会って迷子になっちゃって」

歩夢「でも幸、火星人に助けられて、戻ってこれる」

歩夢「火星人にスノボのあゆむだって変な事言われたり」

歩夢「やっぱり夢だから荒唐無稽ですよね」フフッ

侑「ううん」

侑「全然変な夢じゃないよ!夢に見るほど興味を持ってるとかそう言う意味じゃないかな?」

侑「アポロ11号の展示、私にもよーく解説してほしいな」

侑「歩夢エジュケーターを独り占めしちゃお!」

侑「じゃあさっそく展示見て回ろっか!」

歩夢「はい!」

120: 2021/01/18(月) 19:26:55.39 ID:1zCgbgIO
>ミナサン キョウハミライカガクカンニオコシイタダキ...

侑「もうすぎプラネタリウム始まるね」

侑「ねえ、歩夢の手握ってもいい?」

歩夢「...///」

歩夢「いい、ですよ」

歩夢「私も侑さんの手、握ってもいいですか?」

侑「もちろん」

侑「...」ギュッ

歩夢「侑さんの手、あったかい」ギュッ

侑「歩夢は手が冷たいね」ギュッ

侑「私が握って温めてあげる」ギュギュ



パチン

侑「わっ、暗くなった」

歩夢「いよいよですね」


>ワタシタチノオダイバニハ....

122: 2021/01/18(月) 19:36:52.52 ID:1zCgbgIO
>キョウゴショウカイスルノハ...

侑(ふぁ~綺麗だなぁ。冬の大三角形かぁ...)

侑(星の寿命から見たら、私たちの寿命はなんてちっぽけなんだろう..)

侑(星たちにとっては、私たちの煌めきは瞬きの一瞬に過ぎないのかも...)

侑(それでも...)

侑(5年経って、色々代わってしまった物が多いけど、それでも変わらないものもある)

侑(私だって、歩夢だって、本質は変わってないのかも...)

侑「...」ジーッ

侑「歩夢っ」

歩夢「な、なんですか急に?」

侑「歩夢、綺麗だね」ニコッ

歩夢「!?!?」

歩夢「....///」カァア

歩夢(急にそんな事言われたらきゅんきゅんしちゃう)

歩夢「ゆ、侑さんも綺麗です!」ギューッ

侑「歩夢、手握りすぎ、痛い痛い」アハハ

歩夢「あっ、すみません...」

123: 2021/01/18(月) 19:51:10.55 ID:1zCgbgIO
侑「ちょっと歩き疲れたから、こうやって横になれるベンチがあるのは嬉しいね」ベンチニネソベリ

歩夢「はい、ジオコスモスを観れるって言う、この位置もちょうどいいですね」ベンチニネソベリ

侑「ねえ、歩夢」

歩夢「ん?なんですか?」

侑「私達が仲良くなった時も、こうやって寝そべって宇宙眺めてたね」

歩夢「はい...」

歩夢「横切った飛行機をUFOだって騒ぎ立てたり」

侑「UFOだと思ったら人工衛星だってのもあったね」

歩夢「あの時からUFO好きが始まったのかもしれません..」

侑「UFO見たかったなぁ」

侑「ねぇ...」

侑「...私達を取り巻く時間は、ものすごい早くすぎるけど...」

侑「歩夢との時間だけはゆっくり過ぎる気がするの」

侑「1秒が1秒以上あるような...」

侑「そんな風に少しだけ思うんだ」

歩夢「...それじゃあ、もうしばらくこうやってゆっくりしていましょう」

歩夢「限られた時間をゆっくり過ごすのもありだと思います」

侑「...今日はありがとうね」

歩夢「どういたしまして」ニコッ

124: 2021/01/18(月) 19:52:16.23 ID:1zCgbgIO
またまた思いつかないので、未来に飛ばされた侑ちゃんと歩夢のデート場所

下3

エ チなのはダメ!

128: 2021/01/18(月) 23:17:57.22 ID:1zCgbgIO
歩夢「あのスイッチ、少し壊れてるみたいだったね」

侑「でも直るみたいで良かったぁ!」

侑「帰れるってわかっただけでちょっとホッとしたよ」

歩夢「私は帰ってほしくないな、なーんて」

歩夢「せっかくだし、デパート回ってみよっか」

歩夢「侑ちゃん、制服のままだし、2階回って洋服見てみよ?」

侑「えー、大丈夫だよ。制服って案外あったかいし、それにこの時空にいるのはちょっとだけなんだし」

歩夢「そうは言わずに、ね」ウィンク

侑「...はぅ~!」

侑「そのウィンクずるい、誰だって落ちちゃう!」

歩夢「じゃあ2階回るよ」グイグイ

129: 2021/01/18(月) 23:21:59.40 ID:1zCgbgIO
侑「へー、服売り場はあんまり代わり映えしないって言ってたからそのままなのかなって...」

歩夢「服そのものはあんまり変わってないかな。繊維がどうこうって多少はあるけど」

歩夢「それよりも変化したのが服の売り方と見せ方」

侑「やっぱりここも飛び出る広告ばっかりなんだね...」

侑「オフの値札も飛び出しててちょっと派手というか...」

歩夢「侑ちゃん、このお店入ろう」

侑「えっ!?ここ?」

侑「服置いてないし...奥に二つだけ試着室があって怪しい雰囲気...」

歩夢「まあまあ見てのお楽しみだよ」

130: 2021/01/18(月) 23:28:55.80 ID:1zCgbgIO
歩夢「すいません、高校生一人」

侑「あわわ、よろしくお願いします」

日常ロボット「いらっしゃいませこちらへどうぞ」

侑「ロボットが受け付けしてる!すご」

日常ロボット「はじめにお客様の好みをお伺いします。タブレッドに表示される画像から選んでください」

侑「へー、なんかアンケートみたい」

侑「えーっと、こっちかな...スカンツとか好きかも」

侑「上は...寒いから今日はセーターの気分かな!」

日常ロボット「質問は以上になります。次にお客様を撮影するので、この線にお立ちください」

侑「撮影って何するんだろ?まさかファッション誌に載ったりしちゃって!?」

日常ロボット「撮影終了しました。お客様の体型と好みの傾向から、今日はこの様なファッションをおすすめします」ガメンパッ

侑「わわっ、画像がいくつか出てきた...すごいや。みんな私好みのファッションばっかり...」

侑「今日は大人な歩夢に合わせてちょっと背伸びしたもの選んじゃお!」

侑「これかな?」ポチッ

132: 2021/01/18(月) 23:35:28.08 ID:1zCgbgIO
歩夢「侑ちゃん、選び終わった?」

侑「うんうん!すごいね、個人個人に合わせて洋服選んでくれるんだもん」

侑「これって、きっとこの後洋服が奥から出されてってのでしょ?」

侑「コーディネイトが苦手な人でも簡単にお洒落できるね!」

歩夢「ふふっ、驚くのはまだ早いよ」

歩夢「もうすぐ日常ロボットに呼ばれるから」

歩夢「呼ばれたらあの試着室の中に行くの」

日常ロボット「準備ができました」

歩夢「ほら、侑ちゃん呼ばれたよ」

侑「はーい、今行きます!」ガララッ

侑「過去の試着室とほとんどおんなじだな...」

侑「靴脱ぐところがあって、ガラスがあって...」

侑「でもガラスに人形の枠がついてる...」

スピーカー「そこの枠組みに体を合わせてください」

侑「!?びっくりした!」

侑「枠組みに体が入るように映ればいいのかな?」ヨイショ

スピーカー「衣装変更まで、3秒前、2秒前、」

侑「えっ!?今度はなになに!?」

スピーカー「1秒前」

ピカーン

134: 2021/01/18(月) 23:40:40.79 ID:1zCgbgIO
侑「うっ、眩しかった...」

歩夢「終わったかな?侑ちゃん、開けるね」ジャー

侑「えっ、ちょっとまだ!」

歩夢「わぁ、すっごく似合ってるね!」

侑「えっ!?えっ!?」

侑「あれっ!?服の形がさっき選んだ物に変わってる...」

歩夢「これは服の分子構造を変える機械なんだって」

歩夢「レンタルおしゃれさんっていう名前で」

歩夢「きっかり6時間経つと元に戻るんだよ」

侑「なんだかわかんないけど未来すげ~」

歩夢「着替え終わった事だし、もっと色々な所回ろっか」

侑「うんうん!もっと見たい!」

135: 2021/01/19(火) 00:09:20.04 ID:4pyjXfY2
侑「やっぱり気になるのは音楽がどうやって変わってるか」

侑「ホログラムと音楽かぁ...ピアノだったらDTMの棒が降ってくる...とか?」

歩夢「やっぱりそこ気になる?」

侑「うんうん!すっごく気になるもん!」

歩夢「ほら、ちょうど向かいに」スタスタ

>イラッシャイマセ

歩夢「すみません、マイク貰えますか?」

>ソコニオイテアリマスンデゴジユウニ

歩夢「...すぅ」

歩夢「この胸に撒いた~小さな種を温めて~」ポワワーン

侑「えっ!?歩夢の周りにお花が咲いた!」

歩夢「見えた?」

侑「うんうん!すごい!」

歩夢「これは歌った人の精神エネルギーを具現化するマイクなの」

歩夢「ヒプノシスマイクっていうんだよ」

侑「すごいすごい!私も歌ってみたい!」

歩夢「ふふっ、侑ちゃんの歌久しぶりに聴きたいなぁ」

侑「それじゃああれ歌うね!」

歩夢「うんうん」

136: 2021/01/19(火) 00:10:45.14 ID:4pyjXfY2
次現代に飛ばされた侑ちゃんと歩夢ちゃんのデート先
下3

え ちなのはダメ!

139: 2021/01/19(火) 00:14:03.22 ID:TDlnDDKF
ジョイポリス

151: 2021/01/19(火) 21:28:43.60 ID:4pyjXfY2
~現代に飛ばされた侑ちゃんと歩夢~

侑「ねえ、歩夢はどこか行きたいところある?」

歩夢「うーん...あっ」

歩夢「ジョイポリスに行ってみたいです」

侑「ジョイポリスかぁ...いいね!」

侑「じゃあ早速行こっか!」

侑「ねえ何のアトラクションにする?」

歩夢「えーっと、ゾンビと戦う奴と、ハーフパイプと...」

152: 2021/01/19(火) 21:29:00.18 ID:4pyjXfY2
歩夢「まず初めはゾンビ退治のアトラクションですね!」

侑「私、これすっごく大好きなの!」

歩夢「それ本当ですか?今の時代の侑ちゃんはすっごくへっぴり腰で、膝ガクガクさせてるのに」

侑「私はこれでも成長したんだよ!」

侑「5年という歳月は偉大なのです!」

歩夢「...ぷっw」

侑「あっ、笑ったなー!」

歩夢「だって身長2cmしか変わらない侑さんにそれ言われても、なんだか確証に欠けてて...」

侑「って今は身長関係なーい!結構気にしてるんだよそれ!」

侑「私のすごい所見せちゃうんだから!」スチャ

歩夢「あともうちょっとで始まりますね!」スチャ

153: 2021/01/19(火) 21:29:25.02 ID:4pyjXfY2
歩夢「侑さん、左!」ガチャッ

侑「了解!」ダダダダダ

侑「歩夢!今度は後ろっ!背中任せた!」

歩夢「はいっ!」ダダダダダダ

歩夢「...きゃっ!いてて」ステンコロリン

ゾンビ「うごぎゃぁ~」ノソノソ

侑「歩夢!大丈夫!?」

侑「今行くよっ!」歩夢に抱きつく

歩夢「!?」

ゾンビ「あらぁ~」

154: 2021/01/19(火) 21:29:43.07 ID:4pyjXfY2
侑「このまま歩夢を庇いつつどんどんゾンビを狩ってくよ」バンバンバン

ゾンビ「あぎゃぁあ~」ドサリ

侑「よっしゃヘッドショット!」

歩夢「もう大丈夫です、立てます」

侑「そっか、じゃあこうやって」背中合わせ

侑「歩夢っ、背中は任せた!」

歩夢「はい!」

155: 2021/01/19(火) 21:35:55.31 ID:4pyjXfY2
画面「ゲームクリア!あなたのスコアは...」

歩夢「すごい、8万点ですって!」

侑「私が今まで出したスコアより高い!」

侑「これも歩夢が狩ってくれたおかげだよ!」

歩夢「侑さんこそ、私の背中を守ってくれてありがとうございます」

>オキャクサマニ オワタシシタイモノガアリマス

侑「なんだろう?」ガザゴソ

侑「やったぁ!お祝いの景品にミニタオルもらっちゃった!」

歩夢「私のもおんなじミニタオルですけど...」

歩夢「侑さんのは黒っぽい色ので、私のはピンクっぽい色してますね!」

侑「ちょっと嬉しいかも~!未来に帰る前にいいお土産ができた!」

歩夢「私も大切にしますね」

侑「で、次はハーフパイプのアトラクションだね!」

歩夢「あのアトラクションは待ち時間長いからアイスでも買っていきませんか?」

侑「いいねそれ!」

157: 2021/01/19(火) 21:50:08.29 ID:4pyjXfY2
歩夢「私はお台場レインボーで侑さんがクールソーダでしたよね?」

侑「うん、なんだかんだ言っていつもの安定のソーダ頼んじゃう」

歩夢「侑ちゃんも同じの頼んでました。あっ、当たり前か...」

侑「わー、列思ったよりも長いかも」

歩夢「30分ぐらいですかね?」

侑「でも私たちにはアイスあるし...」

歩夢「ぱくっ...ん~やっぱり美味しいですね!」

侑「ぱくっ...しゅわしゅわ感が堪んないんだよね~」

侑「...そうだ」

侑「ねーねー、歩夢一口ちょうだい」口を大きく開ける

歩夢「えっ、ちょっとどういう意味ですか...?」

158: 2021/01/19(火) 21:51:37.89 ID:4pyjXfY2
侑「んもう察しが悪いんだから、私にあーんさせて欲しいな」

歩夢「ちょっとそれは...恥ずかしいですよ!」

侑「えー!じゃあ私が歩夢にあーんさせるね!」

歩夢「ってどういう理屈ですかそれ!?」

侑「いいの気にしない気にしない」

侑「はい歩夢、あーん」

歩夢「....うぅ」

侑「あーん」

歩夢「....」パクッ

侑「やりぃ!食べてくれた!」

歩夢「...///」

侑「お味の程はいかがですか?」

歩夢「おいひい...です」

侑「それはよかった。はい二口目もあーん!」

歩夢「...パクッ」

侑「ははっ!冷たい物食べてるのに歩夢赤くなってる!」

歩夢「だ、誰の所為だと思ってるんですか!」ポカポカ

侑「あはは、痛い痛い」ニコニコ

159: 2021/01/19(火) 22:12:10.70 ID:4pyjXfY2
歩夢「あっ、ちょっとすみません」

侑「どうしたの?」

歩夢「自分で提案しといてこんな事言うのはおかしいんですけど...」

歩夢「ハーフパイプってちょっと怖いなって」

侑「でも大丈夫、私がついてる」

侑「それと歩夢って名前はハーフパイプに強いって火星人も言ってたし」

歩夢「なんの事言いたいんですかそれ?」

>ソレデハハジメマース ハーフパイプ3ビョウマエ 2 、1

160: 2021/01/19(火) 22:12:34.19 ID:4pyjXfY2
歩夢「...うぅ」

侑「大丈夫歩夢ー!?」グルグル

歩夢「なんとか大丈夫ですー!」グルグル

侑「じゃあゆっくり息を合わせてグルグルしよっか」

侑「いくよー!せーの!」グルン

歩夢「...はい!」グルン

侑「反対も、せーの!」グルン

歩夢「...はい!」グルン

侑「大丈夫?」

歩夢「はい!」

歩夢「なんだか楽しくなってきたかもですー!」

歩夢「えいっ!」グルン

侑「うわっ!あわわわ!」

歩夢「あははっ、楽しい楽しい!」

侑「目が回るよぉ...」グルン

歩夢「あははははは!」グルングルン

161: 2021/01/19(火) 22:20:51.43 ID:4pyjXfY2
侑「うぷ...ちょっと気持ち悪いかも...」

歩夢「す、すみません、はしゃぎすぎちゃって」

侑「でも大丈夫、すぐ治るよ」

侑「ここでゆっくりミニボウリングでもしよう?」

侑「私は歩夢の見てれば十分だからさ...」

歩夢「...」

162: 2021/01/19(火) 22:34:40.41 ID:4pyjXfY2
歩夢「行きます一投目!」ゴトンゴロン ポカン

侑「あー、惜しい、ピン一つだけ残っちゃった」

歩夢「これって逆に難しくないですか?」

歩夢「二投目いきます!」ゴロンゴロン ヅトン

歩夢「あぁ..ガーター」

侑「...なんだか懐かしいね」

侑「昔はマンションの同い年の子達でよく集まってさ」

侑「こう言う小さなレクレーション毎日やってたじゃん」

歩夢「そう、ですね。おっきくなってからだと、顔合わせても流石にこう言う事はちょっと...」

163: 2021/01/19(火) 22:35:22.59 ID:4pyjXfY2
侑「私ね、歩夢がいつもいる事に、すっごく感謝してるの」

侑「他のみんななら、こんな小さな事は全力で付き合ってくれないかもしれない」

侑「でも歩夢はなんでも全力で一生懸命で」

侑「そんな歩夢からいつでも活力を貰えてるなって」

歩夢「い、いきなり大胆な告白してもその手には乗りませんよ!」

歩夢「あーんならさっきやりましたよね!?」

侑「ううん、何か打算的な事じゃなくて、これは本心」

164: 2021/01/19(火) 22:35:42.95 ID:4pyjXfY2
侑「さて、元気になった事だから、私もやってみようかな!」

侑「歩夢っ、ボール貸して!」

歩夢「...は、はい」つボール

侑「サンキュー...って重い!」

歩夢「えっ...そうですか、十分軽いと思うんですけど...」

侑「よし行くぞ!それっ!」ゴロンゴロン ズドン

侑「あちゃー、一発目からガーター...」

歩夢(かっこいい事言ったけど、こう言うところで台無しだよっ)

歩夢(まあこんなところが可愛いんだけど...)フフッ

165: 2021/01/19(火) 22:40:05.26 ID:4pyjXfY2
次未来に飛ばされた侑ちゃんと歩夢のデート先 
下3
え ちなのはダメ!

168: 2021/01/19(火) 22:52:47.74 ID:fovX2Lg5
水族館で

やっぱり侑ちゃんは非力なのか

169: 2021/01/19(火) 22:55:53.42 ID:V2dodbFb
水族館ってレズだもんなぁ

184: 2021/01/20(水) 23:14:43.34 ID:9sosrAgC
侑「ふぅ...デパート楽しかった!」

歩夢「侑ちゃん、次は水族館行かない?」

侑「水族館!?楽しそう!行く行く!」

侑「未来ってのを除いても水族館ってすごく楽しいよね」

侑「それにしても未来の水族館かぁ...一体どんなのが出てくるかワクワクするよ!」

歩夢「ちょうどここの最上階に新しく出来たの。見に行こう?」

185: 2021/01/20(水) 23:14:58.20 ID:9sosrAgC
侑「わぁ...綺麗!」

侑「魚が天井を泳いでる。水槽のトンネルだ!」

歩夢「水槽のトンネルって普段は見られないお腹の部分まで見れていいよね」

侑「あっ、ねえねえこの魚見て。お腹の吸盤までくっきり」

侑「お前見られてるぞ~」ユビクルクル

侑「あっ、逃げちゃった...」

歩夢「お魚さんだって指さされたら逃げたくなっちゃうよ」

歩夢「あっ、次はイワシとカツオのゾーンだって...」

186: 2021/01/20(水) 23:15:19.20 ID:9sosrAgC
侑「うわーっ、すごい迫力」

歩夢「食べる食べられるの世界だからね」

歩夢「わっ、固まったかと思ったら今度は散った」

侑「すごいや...」

侑「...じゅるり」

歩夢「えっ、どうしたの...?」

侑「食卓に上がる魚だって事思い出したら急に美味しそうだなって」

歩夢「侑ちゃんも捕食者側なんだね」

歩夢「私も侑ちゃんの事食べちゃいたいぐらい好きだよ?」

侑「えっ!?えー!?どういう意味それ!?」

歩夢「もちろんそのままの意味」ニコッ

侑(って歩夢のリップがピンク色!自分で言って恥ずかしいんだ!)

侑「そんな事笑顔で言わないでよぉ...こっちまで恥ずかしいじゃん」グゥー

侑「あっ、お腹減ってきちゃった...」

歩夢「ふふっ、可愛い。水族館の中に小さなフードコートあるから、そこよってこっか」

侑「う、うん」

187: 2021/01/20(水) 23:15:41.27 ID:9sosrAgC
侑「夜ご飯にはまだ早いから軽食でいいかな。じゃあ私、このポテトで...」

歩夢「私はココアでも飲もう」

歩夢「すみませーん!」

>ハイタダチュウモンヲオウケシマシタ

侑「い未来って言っても、水族館はそのままなんだね」

歩夢「あー、それはね...」

歩夢「大きな博物館、美術館、水族館は物を展示するっていう役割があるから、物や生物が進化しない限りどうしても頭打ちになっちゃうの」

歩夢「特に水族館なんて、人間以外の動物がホログラムを理解できるか謎だしね...」

侑「あー、確かに...」

>オマタセシマシタ ポテトトココアニナリマス

188: 2021/01/20(水) 23:15:58.25 ID:9sosrAgC
侑「わーい、ポテト大好き!」

歩夢「なんか侑ちゃんって時々幼くなるよね。赤ちゃんみたいな」

侑「赤ちゃんじゃないです!ばぶ!」

歩夢「あはは、ノリいいね」

侑「んー!ポテト美味しい!」パクパク

侑「このしょっぱさがいいんだよね~」ヒョイ

侑「あーむ」パクッ

侑「あれ...?」

侑「私のポテト無くなってる...」キョロキョロ

?「ポテトウメー」モグモグ

侑「....!!!!」

189: 2021/01/20(水) 23:16:53.48 ID:9sosrAgC
侑「イカだ!イカが宙に浮いてる!」

侑「しかも私のポテト食べてる!?」

侑「どどど、どうなってるのこれ!?」ホッペタムニー

侑「いたたっ!現実だこれ!」

歩夢「ふふっ、驚いた?」

歩夢「未来ではね、イカが宙を自由に飛ぶの...って言ってもここのカフェラウンジの中だけだけど...」

190: 2021/01/20(水) 23:17:17.39 ID:9sosrAgC
?「ポテトモットクレヤ」

侑「やだ!これ私のポテトだもん!」

?「ケチ」フワフワーン

侑「上に飛んでっちゃった...」

歩夢「上を見てご覧」

侑「うわっ!沢山のイカとクラゲがたむろしてる!」

歩夢「原理はよくわからないけど、空気を水と同じにできるガスと重力を安定させる機材があるんだって」

歩夢「それにイカとクラゲは対応できて、ここに放し飼いにしてるの」

侑「り、璃奈ちゃんすげー」

191: 2021/01/20(水) 23:17:39.79 ID:9sosrAgC
?s「オッ ポテトクレルノカ」ワラワラ

侑「ギャー!いっぱい集まってきちゃった!」

侑「あっ、半分持ってかれた!」

?s「オイシカッタデ ハコハポイヤ」ポイ

侑「くぅ!イカに敗北を期すなんてなんたる屈辱!こんなの人生初めて!」

歩夢「あはっ、侑ちゃん可愛い」

歩夢「ねえ侑ちゃん、この後なんだけどさ、レストランに食べに行かない?」

192: 2021/01/20(水) 23:28:28.46 ID:9sosrAgC
~現代に飛ばされた侑ちゃんと現代の歩夢~

侑「くぅ~!ジョイポリス楽しかったぁ!」

歩夢「大丈夫ですか?まだ気持ち悪くありませんか?」

侑「大丈夫大丈夫!」

侑「そんなに気にしないで。それよりもちょっとお願いがあるんだけどさぁ...」

歩夢「?」

193: 2021/01/20(水) 23:28:50.54 ID:9sosrAgC
歩夢「まさか、そのお願いが私の手料理を食べたいだなんて...」

侑「未来では、高校生の歩夢に料理を作ってもらう機会は永遠に失われてるから...」

歩夢「その分未来の私がいるじゃないですか...」

歩夢「えーっと、冷蔵庫には、卵が沢山...」

侑「卵ね...ねえねえオムライス食べたい!」

侑「歩夢のオムライス、ぽむの木オムライス!」

歩夢「オムライスですか...あっ、ちょうど具材あって作れるかも」

194: 2021/01/20(水) 23:29:10.96 ID:9sosrAgC
歩夢「オムライス、ピーマンも入れときますね!」

侑「えっ!?ピーマン入れるの!?ヤダヤダ!」

歩夢「もー、おっきくていい歳なんだから好き嫌いはしちゃダメです!」

侑「えー、でも美味しく作ってくれるなら食べる!」

侑「野菜切るの手伝うよ。二人でやれば早く食べれるから」

歩夢「ありがとうございます」

198: 2021/01/20(水) 23:42:21.12 ID:9sosrAgC
侑「歩夢ってさ、お母さんみたいだよね」トントン

侑「なんというか包容力っての?こうやって料理作る姿毎日見てると...」

侑「本当に理想的な女性!」

歩夢「最後なんか一気に語彙力下がりましたね...」

歩夢「それにおだててもなにも出ないですって」ジュー

侑「おお、卵が一気に中央に寄って...」

歩夢「ここをこうして、チキンライスを乗っけて...」

歩夢「お皿を用意して、くるくる丸めたら...」

歩夢「はい、完成です!」

侑「わー!パチパチ!すっごく美味しそう!」

歩夢「さて、私の分もちゃっちゃと作っちゃいます」カチャカチャ ジュー

199: 2021/01/20(水) 23:42:39.66 ID:9sosrAgC
侑「いただきます!」

歩夢「いただきます」

侑「...はむっ、パクッ!」

侑「おいひいね!」モモモ

歩夢「そんなに急いで食べてもオムライスは逃げませんよ?」

侑「だってすごくおいひいんだもん!」

歩夢「侑さんは未来では自炊とかしないんですか?」

侑「たまにするよー。月曜日は私が歩夢にご飯作ってあげる日なんだ」

侑「でも結果はお察しなんだけどね...」あはは

200: 2021/01/20(水) 23:50:48.51 ID:9sosrAgC
歩夢「そういえば未来の日常的なお話は度々聞いたんですけど、私たちって何してるんですか?」

侑「お?やっぱそれ気になる?」

歩夢「はい!是非教えてください!」

侑「んーダメ!」キッパリ

歩夢「えっ!?どうしてですか?」

侑「これは未来の歩夢と約束してるんだけど、自分の将来は聞かれても答えない」

侑「というか、未来の事を知ったら絶対良くない方向に進むと思うんだよね」

侑「それに未来は自分で切り開くべきだし」

歩夢「そっかぁ...」シュン

侑「はぁ...食った食った!」

侑「おっ、そろそろかな?」

歩夢「なにがですか?」

侑「未来に帰る時間」

203: 2021/01/21(木) 00:27:52.10 ID:06N5sm9G
~未来に飛ばされた侑ちゃんと未来の歩夢~

歩夢「侑ちゃん、ちょっとそこで待っててね」ピポパ

侑「うん!」

歩夢「...もしもし、未来デパートさんですか?先程...」

歩夢「はい、はい、じゃあ5丁目のビルのレストランまでお願いします」ガチャ

歩夢「ごめんごめん、待たせちゃった」

侑「ううん、全然」

歩夢「それで、レストラン、ここの最上階なんだけど...」

?「やぁ」

侑「すごく、高くてでっかいです...」

204: 2021/01/21(木) 00:28:10.90 ID:06N5sm9G
侑「...ソワソワ...ソワソワ」

歩夢「侑ちゃん、ソワソワしてるね」

侑「だってこんな瀟洒なレストランだよ!?」

侑「私場違いなんじゃない?」

歩夢「そういうのは気にしちゃダメ。今は私との時間だよ?」

侑「...うぅ」

>オマタセシマシタ キュウガタサケとシンガタサケデゴザイマス
>ソレトディナーハコチラニ

歩夢「旧型を私に、新型を侑ちゃんにお願いします」

>カシコマリマシタ

205: 2021/01/21(木) 00:28:32.51 ID:06N5sm9G
侑「ねえそれって...」

歩夢「ん?ワインだよ?」

侑「わ、私まだ17歳で!」

歩夢「わかってるって。こっちのお酒は旧型酒って言って、アルコールが入ってるの」

歩夢「侑ちゃんにあげたのは新型酒って言って、飲んだ気分にはなれるけど、アルコールの入ってない誰にでも飲めるお酒」

歩夢「こういうところ来たんだから、雰囲気、雰囲気」

侑「は、はい...」

206: 2021/01/21(木) 00:29:07.81 ID:06N5sm9G
歩夢「かんぱーい」コツン

侑「かんぱーい」コツン

侑「んく、んく...」

侑「ワインってジュースの美味しいのだと思ってた....」

歩夢「大人になればこの苦味も楽しめるんだよ?」

侑「...どきっ!」

侑(やっぱりこの歩夢って時々すごく艶っぽい)

侑(流し目でそんな事言わないで。ときめいちゃう...)

歩夢「どうかした?」

侑「なんでもないです...」

歩夢「ほんとはね、今日、っていうか毎週水曜日は二人で外食する日だったの」

歩夢「でも奇遇だね。こういう時におかしな事が起きちゃうんだもん」

歩夢「5年前の事は覚えてるから、大して驚かなかったけどね」

歩夢「ようやく、これで語り合える...」

侑「???」

208: 2021/01/21(木) 00:41:16.73 ID:06N5sm9G
侑(うーん、私はもうちょっと塩気のあるほうが好きだな)

歩夢「今、塩気のあるほうが好きって考えたでしょ?」

侑「えっ!?どうしてわかるの!?」

歩夢「秘密。侑ちゃんとは一緒にいつもいるからね」

侑(また歩夢のリップの色が変わった。今度はどういう意味?)

歩夢「ねえ、侑ちゃんはさ...」

歩夢「過去の、侑ちゃんにとってはいつもの私の事、どう思ってる?」

209: 2021/01/21(木) 00:41:33.59 ID:06N5sm9G
侑「それはもちろん、大事な人だと思ってる!」

侑「歩夢は私にとっては欠かせない人で、情熱を共有する人でもあるかな!」

侑「スクールアイドルの話してる時がすっごく楽しくて、楽しくて...」

侑「共有出来る喜びってすっごいの!」

侑「それに歩夢はいつでも側に居てくれるから、居心地がよくて、良すぎてたまに寝ちゃう」

歩夢「ふふっ、そうだよね。侑ちゃんは相変わらず可愛いなぁ」

歩夢「侑ちゃん、ずーっと歩夢を支えてあげてね」

侑「うん!もちろん!」

212: 2021/01/21(木) 01:20:56.58 ID:06N5sm9G
>オカイケイハイクラニナリマス

歩夢「カードで」

>カシコマリマシタ ソレト
>オキャクサマ レイノモノガトドイテオリマス

歩夢「あっ、ありがとうございます」

歩夢「侑ちゃん、例のスイッチ直ったってさ」

歩夢「これ、渡しとくね」

スイッチ「オヒサシブリヤノ」

213: 2021/01/21(木) 01:21:19.87 ID:06N5sm9G
侑「あっ、ありがとうございます」

侑「今日は色々ありすぎて」

侑「未来はこんな所なんだろうなって思ってたけど、それ以上で」

侑「とーっても楽しかったです!」

歩夢「それならよかった」

歩夢「侑ちゃん、ちょっとこっち来て」

侑「...?」

歩夢「...ちゅっ」オデコニキス

歩夢「お別れのキス」

歩夢「未来で起こる事は、過去の私に話しちゃダメだよ」

侑「...///」

侑「...はい」

214: 2021/01/21(木) 01:21:33.99 ID:06N5sm9G
ボフッ!

侑「あっ、服も元に戻っちゃった...」

歩夢「ちょうどいいタイミングだね」

侑「...」

侑「それじゃあさようなら!」ポチッ

歩夢「...うん、さようなら」

ピカーン

215: 2021/01/21(木) 01:21:55.38 ID:06N5sm9G
~現代の侑ちゃんと歩夢~

ピカーン

侑「おっ、そろそろみたいだね」

歩夢「帰っちゃうんですね...」

侑「歩夢、約束しよう。今日の事を未来で語り合おう」

侑「過去の私に、今日の事言っちゃダメだよ」

歩夢「...はい」

歩夢「侑さん、お元気で」

侑「歩夢も、お元気で...ってなんかおかしいな」

侑「歩夢も変わらず居てね」


ピカーン

216: 2021/01/21(木) 01:22:15.60 ID:06N5sm9G
侑「ここは....?」

侑「歩夢のお家...?」

侑「って事は元の時代に戻れたんだ!」

歩夢「侑ちゃん!」ギュッ

侑「わー!現代の歩夢だ!」

歩夢「現代の侑ちゃんだ!」

侑「今日はちょっと一日大変だけど、戻って来れた...」

歩夢「うん...」

侑「ねえ、未来の私のこと...」

歩夢「秘密...私の事も、侑ちゃん秘密にして」

歩夢「5年後また語り合おう?」

侑「うん」

歩夢「今日はね、ちょっと寂しかった」

侑「私も」

歩夢「だからね、もうちょっとこのままでいさせて」

侑「うん...」

218: 2021/01/21(木) 01:23:19.81 ID:06N5sm9G
侑「ふぅ~、今日は大変だった」

歩夢「帰ってきて1番目に言うセリフがそれ?」

侑「忙しいにも種類があって、今日は楽しいの忙しい」

歩夢「私もおんなじ。時間がゆったりだけどあっという間に過ぎちゃった」

歩夢「それに、今日、ようやく今日の事について話し合えるね」

侑「まず何から話そっか?ボタン押したところから?」

侑「ほんとは押す気なかったんだけどさ、コッペパンが...」

歩夢「誰かなそんなの置いたのは、かすみちゃんかな...?今度あったら言っとかないと」

侑「あはは、もう今じゃ誰かわかんないけど...うぅ、さぶっ!」

歩夢「あったかお風呂が恋しいね。今日はようやくミニタオルの意味わかってくれる日だ」

219: 2021/01/21(木) 01:24:08.69 ID:06N5sm9G
侑「続きは私達の家に帰ったらでいいかな?」

歩夢「うん。そういえば過去の侑ちゃんには気づかれてなかったぽい」

侑「そっかぁ。過去の私も案外鈍いな」

歩夢「ふふっ」

歩夢「カギある?」

侑「持ってるってば。着いた着いた」

侑歩夢「「ただいま~」」





おしまい

長々とありがとうございました

230: 2021/01/21(木) 02:03:28.83 ID:zA0LvpH8
途中送信してしまった。
>>219の気づかれてない事って何だろ

233: 2021/01/21(木) 02:15:03.84 ID:sQhKYfkr
>>230
私達の家ってあるから同棲してるんじゃない
香水と柔軟剤の描写あるし

236: 2021/01/21(木) 02:26:55.29 ID:zA0LvpH8
>>233
そういう事か納得
ゆうぽむの同棲が自然過ぎて疑問にも思わなかったよ
読み返すと伏線あるんだなぁ

221: 2021/01/21(木) 01:27:33.67 ID:no1MJ2go
乙です。最後まですごく良かった。色んな小ネタや伏線もありそうだけど、気が付いてないのも多そうだ。読み返してみる

220: 2021/01/21(木) 01:25:26.19 ID:tiEVIv+T

やっぱこの二人かわいいわ…

222: 2021/01/21(木) 01:34:24.78 ID:5Fyjn09o
乙!!!
良い関係性だね....

225: 2021/01/21(木) 01:40:15.47 ID:Aljk4sIV
おつでした!
いいゆうぽむで心が癒されました。ありがとう!

226: 2021/01/21(木) 01:56:29.10 ID:5lbqb4q7
心の栄養

232: 2021/01/21(木) 02:06:50.86 ID:9tAf/5rI
おつおつ控えめに言って最高だった
こうなると大人同士のゆうぽむも見てみたい

234: 2021/01/21(木) 02:22:46.35 ID:L5v4E/dw
ゆうぽむ最高!乙でした!

237: 2021/01/21(木) 04:32:30.88 ID:KtjfkdzD
@cメ* ˘ ᴗ ˘ リ …


?cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ …最っ高だった。本当に。ありがとう

242: 2021/01/21(木) 09:05:48.97 ID:JPLsXBbF
?cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ お疲れ様!最高だったよ

243: 2021/01/21(木) 10:28:11.06 ID:ZXpK+mae
?cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 最高としか言えない…

244: 2021/01/21(木) 12:21:41.62 ID:lw0DJ+6b
おつぽむ

246: 2021/01/22(金) 19:42:44.97 ID:XFGxTs1P
ああっいいなぁ……ゆうぽむいいなぁ……

245: 2021/01/21(木) 21:17:07.83 ID:ZvXuXAlT

ラストなんとなく一抹の寂しさも感じさせるとこも良かったわ

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1610853545/

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