【長編SS】しずく「音ノ木坂学院1年生桜坂しずくです♪」【ラブライブ!スクスタ】

μ'sーSS


1: 2020/04/11(土) 20:38:23.82 ID:JSDwVCqt
・途中安価あり
しずく「んっ………わ、私もしかして寝て…!?」バッ

しずく「確か璃奈ちゃんボード会議をしてたはずそれから…ダメ思い出せない・・」

しずく「って…ここは私の家だよね?それにもうこんな時間!?」

しずく「こ、このままじゃ学校に遅れて・・あれ?」

しずく「この制服…青藍の物じゃないですかなんでこんなところに…」

しずく「と、とにかく…制服に」ガサガサ

しずく「・・こ、これって‥音ノ木坂の制服?学生証も…1年生、、桜坂しずく!?」

3: 2020/04/11(土) 20:39:48.82 ID:JSDwVCqt
しずく (どうなってるんでしょうか…もしかしてこれってドッキリ?)

しずく (…とにかく行ってみるしかないですよね)

しずく母「しずく?どうしたの~今日はスクールアイドルのみんなで集まるって張り切ってたじゃない」

しずく「お、お母さん…」

しずく母「オフィリーアの散歩は今日はお母さんがやっておくから楽しんできなさい♪」

しずく「・・・!!」(オフィーリアもちゃんといるんだ…良かった♪)

しずく「オフィーリア、お母さん行ってきます!」バタバタ

4: 2020/04/11(土) 20:41:23.20 ID:JSDwVCqt
ー音ノ木坂周辺ー

しずく「‥マップを見ても虹ヶ咲学園がないですね」ウムム

しずく「こんな手の込んだドッキリなんてあるはずがありませんし…やっぱり私は音ノ木の生徒‥?」

しずく (・・そういえばせつ菜さんから前に本で読ませてもらったことがありますね、異世界転生‥でしたっけ?)

しずく (も、もしそうだとしたら…私は…死んでしまってるんでしょうか?)ガタガタ

しずく (でも、魔法が使えるとかそういうわけでもないし…何よりこの学生証、制服どちらも音ノ木坂の物ですし今の私は音ノ木坂の生徒‥そういう設定でいきます!)

しずく「・・・そうだとしてもこの門をくぐるということはやはり緊張しますね」スーハー

5: 2020/04/11(土) 20:41:54.06 ID:JSDwVCqt
凛「あ~しずくちゃん!」

しずく「!!」

花陽「おはようしずくちゃん♪今日は演劇部の朝練はお休み?」

しずく「凛さん、花陽さん……」ペタン

凛「わっ!?し、しずくちゃんどうしちゃったの~?」

花陽「もしかして…お腹空いたの?おにぎり食べる?」

しずく「い、いえ…そういう訳では…」

グゥゥゥ…

しずく「い、いただきます…///」パクパク

凛「かよちんのおにぎり美味しいもんね~♪食べるの早くなっちゃう気持ちも分かるよ~」

花陽「あんまり急いで食べたら喉に詰まらせちゃうこともあるから気をつけてね?」

6: 2020/04/11(土) 20:45:31.00 ID:JSDwVCqt
しずく (た、助かりました…そういえば私ったら急いで出たから何も食べてなかったんですよね・・・)モグモグ

しずく (私のこの制服姿を見ても凛さんも花陽さんも指摘がないですし…今の私は音ノ木坂学院の生徒ということで間違いないのかもしれません)

凛「あー!!!!」

しずく「凛さん、どうかしましたか?」

凛「今日の練習のための復習…忘れてた~!!」

しずく「ええ!?」

花陽「凛ちゃん大丈夫?私で良ければ休憩時間一緒に練習するよ?」

凛「ありがと~かよちん♡」

しずく「‥凛さんでもそんなことがあるんですね」

凛「・・?」ジー

しずく「ど、どうしたんですか?」

7: 2020/04/11(土) 20:46:13.74 ID:JSDwVCqt
凛「今日のしずくちゃんなんか変だよ?」

花陽「?」

しずく「ええっ、どこがですか?」

凛「なんていうか……よそよそしいにゃ~!!!」

花陽「あっ、そういえば…いつもと違って敬語だもんね。私たちの間ではあんまり使わないもん。何かあったの?」

しずく「へっ!?」

しずく (・・・・凛さんと花陽さんに敬語じゃない……ということは璃奈さんやかすみさんに接するような私で良いってことですよね?)

しずく「ご、ごめんね?私ったら劇の役で真面目な後輩を演じることになって‥その役に入り込みすぎてたみたい」

凛「な~んだ、そういうことだったんだ♪凛たち何かしちゃったかと思ってヒヤヒヤしたにゃ~」

花陽「普段から真面目だからそのままでも良いと思うのに…更に仕上げていくなんてすごいね♪」

8: 2020/04/11(土) 20:46:35.31 ID:JSDwVCqt
しずく「そ、そんなことないよ?」

しずく (凛さんにも花陽さんにも意図せずだけど嘘をつくことになってしまいました…すみません)

真姫「ねえ」

凛「あ~!真姫ちゃんおっはよ~♪」

しずく「おはようございます♪」

しずく (私がいるからといって真姫さんがいない…なんてことはないんですね安心しました♡)

真姫「あなたたち…なんで門の前でたむろしてるの?遅刻するわよ?」

花陽「あっ、本当だ!真姫ちゃんありがとう♪わざわざ音楽室から呼びにきてくれたの?」

9: 2020/04/11(土) 20:46:59.21 ID:JSDwVCqt
真姫「べ、別に!?私はただ……」

しずりん「ただ?」

真姫「・・・あなた達がいつもより来るのが遅かったから何かあったのかって……って!こんなこと言わせないで///」クルクル

凛「真姫ちゃん優しいにゃ~♡」ピョーン

真姫「ゔぇぇぇ…くっつかないで!」

花陽「ふふふ♪」

しずく (・・・なんだか和んでしまいますね♪)

しずく (とにかくこうなった原因も探りたいですし今は音ノ木坂の生徒として演劇もスクールアイドルも頑張ります!)

10: 2020/04/11(土) 20:47:33.51 ID:JSDwVCqt
授業中・・・

しずく (・・教科書やノートどうしようって思ってましたけど一応バッグに入ってるんですね助かりました)

しずく (そうなると、やっぱり私は元々音ノ木の生徒だった…?でも、青藍時代の記憶もありますし…かすみさんや璃奈さんのことだって覚えてる)ウーン

凛「しずくちゃーん…」コソコソ

しずく「・・?どうしたんで…どうしたの凛さん?」ボソッ

凛「次当てられそうな箇所の問題‥ちょうど凛が分からなかったところなの~しずくちゃん助けてほしいにゃ…」コソコソ

しずく「ええっ!?……そこは5行目のところを読めば作者の心情があるからそれに近いものを選べばあってるはずだよ?」コソコソ

凛「ありがと~♪しずくちゃん大好き~♡」

しずく「なっ…///」

11: 2020/04/11(土) 20:48:15.91 ID:JSDwVCqt
授業後・・

真姫「凛、あの問題よく分かったわね。」

凛「へへ~凛だってやればできるもん♪」ブイッ

花陽「私もビックリしちゃったよ♪凛ちゃんえらい♡」

しずく「……」プクー

真姫「・・・凛あなた嘘ついてるでしょ?」

凛「な、なんのこと~?」

真姫「正直に言ったら…許してあげなくもないけど?」クルクル

凛「・・うぅ、しずくちゃんに教えてもらいました」

花陽「ええ!そうだったのぉ!?」

真姫「はぁ…しずくがムッとしてたわよ」

凛「ご、ごめ~んしずくちゃん…凛勉強でこんなに褒められたのなんて久々で~~」

しずく「いいんだよ?私はあくまでヒントを教えただけだもん。ちゃんと正解できたのは凛さんの力だと思うよ♪」

12: 2020/04/11(土) 20:48:39.86 ID:JSDwVCqt
凛「しずくちゃん…!!」

凛「よーし!凛がしずくちゃんの危ない時助けてあげるからね♪」

真姫「全く…調子いいんだから」

花陽「しずくちゃん、凛ちゃんのこと助けてくれてありがとう♪」

しずく「ううん、困ったときはお互い様だから」

??「わっわっわ~!!!」タッタッタッ!

まきりんぱな「!?」

??「穂乃果~!待ちなさーい!」タッタッタッ

しずく「あっ…」

穂乃果「ちょ、ちょうどいいところに!うえーん…みんな助けて~」

13: 2020/04/11(土) 20:53:36.87 ID:JSDwVCqt
凛「穂乃果先輩何かあったんですか?」

しずく「!!?」(せ、先輩呼び!?…凛さんがそんな呼び方してたかな?)

海未「全く…穂乃果!?」

穂乃果「ひぃぃぃ…」

花陽「う、海未先輩どうしたんですか?」プルプル

しずく「海未さん、落ち着いて話してくれませんか?その…花陽さんも凛さんも怖がってます」

海未「はっ!?…すみません。実は…」

しずく「なるほど、穂乃果先輩がランチパックをお昼前にも関わらず食べようとしてそれを取り上げようとしたところ逃走を図ったと」

14: 2020/04/11(土) 20:54:03.24 ID:JSDwVCqt
海未「はい…大体穂乃果はラブライブ出場を目指しているのに自己管理が甘すぎるのです!」

穂乃果「うぅ…だってお腹空いたんだもん!しずくちゃんだってわかってくれるよね?」

しずく「穂乃果先輩…」ガシッ

穂乃果「ほえっ…?」

しずく「私…先輩のことが心配です!とても素敵なパフォーマンス、歌声を持っているのに…それが自己管理ができてないために…台無しになるなんてっ・・!」ポロポロ

穂乃果「し、しずくちゃん…///そんなに褒められると穂乃果照れちゃうよ~//」

しずく「それでしたら、このランチパックは没収です♪」ニコッ

15: 2020/04/11(土) 20:54:49.33 ID:JSDwVCqt
穂乃果「へっ?」

しずく「海未先輩、お願いします♡」ポイッ

海未「あ、ありがとうございます…」パシッ

しずく「穂乃果先輩…」コソッ

穂乃果「ほぇ?」

しずく「・・・さっき私が言ったことは本心ですよ?体重管理もスクールアイドルの立派な務めです!頑張りましょう?」

穂乃果「…うん!」

海未「ありがとうございました…迷惑をかけてしまってすみませんでした」ペコリ

しずく「いえ、気にしないでください♡」

16: 2020/04/11(土) 20:55:13.24 ID:JSDwVCqt
花陽「そ、それにしても…しずくちゃんやっぱりすごいね」

しずく「?」

凛「先輩たち相手でも一歩も引かないんだも~ん♪凛たちじゃああはいかないよー」

真姫「そうね、海未先輩をあれほど上手く抑えられるなんて…生徒会長も抑えられるんじゃない?」クルクル

しずく「へっ!?生徒会長?」

凛「そーそー凛たちμ'sがようやく8人になったのに…」

しずく「8人!?…ええっと8人って?」

花陽「しずくちゃん大丈夫?やっぱりご飯足りなかったかなぁ…」

真姫「もう…今度は記憶喪失の役の練習?」

凛「穂乃果先輩に~海未先輩!ことり先輩、にこ先輩、そして凛にかよちん、真姫ちゃん、しずくちゃん!これで8人にゃ~♪」

しずく「えっ…えええええ!!?」

17: 2020/04/11(土) 20:55:58.44 ID:JSDwVCqt
しずく (ど、どうなってるんでしょうか!!?絵里さんと希さんがいなくて…私が……私がμ's!?)

花陽「しずくちゃんが転入してきて穂乃果先輩ってば熱烈なアプローチだったもんね」

真姫「本当にね、こんなに通る綺麗な声スクールアイドルにならないなんてもったいないって…」

真姫「それにしずくもしずくで…この廃校の危機があるのに私たちの活動を見てμ'sに入るために転入してきたっていう変わり者だったんだもの」

凛「でもでも大成功だったよ、しずくちゃんすごい上手いんだもん♪」

しずく (わ、私がμ'sの一員……μ's…μ's……)

しずく (それに廃校……?廃校ってあれですよね、学校がなくなるっていう…あれ?廃校!?)

パタン

花陽「し、しずくちゃん!?・・・ダレカタスケテー」

18: 2020/04/11(土) 21:00:32.59 ID:JSDwVCqt
___
_____

ー保健室ー

しずく (私がμ's…そんなはず……)

しずく「はっ!」バサッ

しずく「・・・ここは?」

ことり「保健室だよ~♪」

しずく「こ、ことりさ…先輩?」

ことり「ただの疲れだったみたい♪保健室の先生がちょっと用事で席を外してるから保健委員の私がそれまで見てるね♡」

しずく「は、はぁ…すみません」

しずく「あ、あの…」

ことり「どうしたの?」

しずく「私がなんでμ'sにいるんですかね…?」

ことり「?」

20: 2020/04/11(土) 21:01:08.10 ID:JSDwVCqt
しずく (はっ‥い、いけない…こんなこと言ったらことりさんが困ってしまいます)

ことり「大丈夫♪ことりだってスクールアイドルやれてるもんしずくちゃん自信持って良いんだよ?」

しずく「えっ?」

ことり「ええ…こ、ことり何か変なこと言っちゃったかなぁ?」

しずく「ことりさんの作る衣装とても素敵です…ことりだってなんて卑下しすぎじゃないですか?それに比べたら私の方が…」

ことり「ううん!しずくちゃんは偉い子だよ♪1年生のみんなを助けてくれて~♪海未ちゃんや上級生の人にも怯まないかっこいい子だし、演劇部と掛け持ちなんて凄いと思う♪そんなしずくちゃんだから穂乃果ちゃんはμ'sに誘ったんだと思うよ」

しずく「あ、ありがとうございます…」

ことり「あっ、今日は生徒会長に教えてもらう日だね♪頑張ろうね♡」

しずく「こ、ことり先輩…」

ことり「なあに?」

21: 2020/04/11(土) 21:01:38.95 ID:JSDwVCqt
しずく「生徒会長って…絢瀬絵里さんのことですよね?」

ことり「そうだけど…しずくちゃん忘れちゃった?」

しずく「い、いえ!そんなことはないんですけど…」

しずく (ここではまだ…絵里さんと希さんはμ'sに入ってないんですかね)

ことり「あっ、もし体調のことで練習が難しいなって思ったらことりに言ってね?」

しずく「はい…」

ことり「約束だよ♡次の授業はどうするの?」

しずく「次の授業…あっ!出ます出ます!!」

ことり「えへへ♪真面目なしずくちゃん可愛い~♡また演劇部の衣装も見せてね?」

しずく「はい、必ず!」

しずく (そうでした…次の授業は・・・)

23: 2020/04/11(土) 21:02:30.43 ID:JSDwVCqt
凛「あっ、しずくちゃん良かった~急に倒れたから心配したにゃ~」

花陽「大丈夫?」

しずく「はい、なんとか♪」

真姫「はぁ……」

しずく「・・真姫さん?」

凛「真姫ちゃんってば~しずくちゃんのことが心配でギリギリまで着替えられなかったんだよ~♪」

真姫「凛ってば余計なこと言わないで!」チョップ

凛「うぅ…痛いにゃ~」

花陽「あははは‥」

しずく「ご心配をおかけしました、もう大丈夫です!」

しずく (そう、この授業はー)

しずく (体育です!身体を動かしてる時って…余計なことを忘れられますよね…それに…今の私は得点王のバスケ選手…)

凛「よっと」パシッ

しずく「えっ?」

凛「しずくちゃんよそ見してたら危ないよ~?凛について来て!」ダンダン

24: 2020/04/11(土) 21:04:13.71 ID:kQmxG02J
しずく「凛さん…」ポー

しずく「はい!!」

凛 (さすがしずくちゃん…凛には負けるけどかなり早いよねよーし!)

凛「しずくちゃんパース!」シュッ

しずく (凛さん…愛さんと競っただけのことはあるよね…///私も負けないように頑張らないと・・・)

花陽「しずくちゃーん!!」

しずく「えっ?」ビターン

真姫「・・・直撃ね」

凛「しずくちゃんの仇は凛が取るよ!」

凛「えーい!!」シュッ パサッ

花陽「り、凛ちゃーん…」

真姫「私たち同じチームなんだけど…」

凛「もっともっと!点を取るにゃー!!」シュッ パサッ

しずく (・・凛さん///)ポー

26: 2020/04/11(土) 21:15:09.42 ID:JSDwVCqt
___
_____

花陽「結局…ほとんど凛ちゃんのワンマンで勝っちゃったね」

凛「ふぅ…気持ちよかったにゃ~♡」

真姫「それにしても…そんなにとばしてよかったの?練習のことも視野に入れないといけないじゃない」

凛「へーきへーき♪まだまだ走り足りないくらいだもん」

しずく (・・そういえばμ'sの練習に参加するってことだよね…?ついていけるのかな)

花陽「しずくちゃん」

しずく「な、なに?」ビクッ

花陽「今日は演劇部の部室じゃなくて屋上だよ?」

しずく「あはは…余計な心配をかけさせちゃってごめんね?」

凛「しずくちゃんってば演劇も大好きだもんね~♪演劇をしてるしずくちゃんかっこいいにゃ~♡」

真姫「しずくの演技は引き込まれるもの、それはしずく自身が演じることに熱心な証拠よ」

しずく「凛さん、真姫さんもありがとう♪スクールアイドルとしてはまだまだだけどね…」

しずく (ううん・・・こうなった以上は仕方ないよね…憧れのμ'sの皆さんとの練習頑張ります!)

27: 2020/04/11(土) 21:16:13.71 ID:JSDwVCqt
ー屋上ー

にこ「・・とうとうやってきたわね」

穂乃果「生徒会長をあっと言わせるくらい頑張ろう!」

ことり「お~♪」

しずく (ここまで会ったみなさんは…私がμ'sだと信じてやまないみなさんでした…誰か本当の私を知ってる人はいないのでしょうか?)

ガチャ

絵里「・・・もう来てたの」

しずく「・・!?」(あ、あれが絵里さん!?冷たい目をして…フェスの準備の時のような優しさが感じられない…本当に絵里さんなんですか?)

穂乃果「はい!生徒会長、今日はよろしくお願いします!!」

28: 2020/04/11(土) 21:16:39.70 ID:tAinlatA
絵里「‥それじゃあ柔軟からよ」

海未 (生徒会長…)

___
_____

絵里「その状態であと1分キープ!」

にこ「も、もうダメ…」バタッ

凛「り、凛も~」

絵里「全然ダメね、これでよくダンスで人を魅了したいなんて…!?」

しずく (・・?)

絵里「・・あなた、名前は?」

しずく「青藍学園から転入してきました桜坂しずくです。」

絵里「・・・・あなたはなかなかできるみたいね」

29: 2020/04/11(土) 21:17:25.29 ID:JSDwVCqt
しずく「あ、ありがとうございます…?」

絵里「柔軟の時見れてなかったわ…背中押すけど良いかしら?」

しずく「はい、いつでもどうぞ♪」

ノビー

絵里「・・・・!!」

絵里「もういいわ、今日はここまでよ。」

にこ「ちょ、なにそれ!?」

真姫「そんな言い方ないんじゃない?」

絵里「私は冷静に判断しただけよ、自分たちの実力が少しはわかったでしょ?」

しずく (・・・あの絵里さんがここまで冷たくて怖い人だってなんて…少し驚いちゃいました)

絵里「ただ…1人だけはできる子もいるみたいね、オープンキャンパスも控えてることだしできないと思ったら早めに言って」

絵里「時間の無駄だから」

30: 2020/04/11(土) 21:20:44.27 ID:JSDwVCqt
しずく「絵里さ‥生徒会長!」

絵里「・・何かしら?」

しずく「穂乃果先輩たちは一生懸命やっています!…確かにバレエ経験者の生徒会長の目で見れば…私たちに至らない点があったかもしれません。それでも!人の頑張り、努力をそんな風に言わないでください!!」キッ

穂乃果「し、しずくちゃん…上級生だよ…」ポンポン

しずく「・・・ですが!」

穂乃果「さっきは迷惑かけちゃったけど…ここは穂乃果に任せて?」ボソッ

しずく「・・?」

穂乃果「生徒会長の言う通り…私たちまだまだ足りてない所がいっぱいあるって分かりました!でも、まだ成長できるってことですよね!?…だから」

穂乃果「明日もよろしくお願いします!!」バッ

6人「お願いします!!!!!!」

絵里「・・・・」フイッ

31: 2020/04/11(土) 21:21:23.78 ID:JSDwVCqt
___
_____

にこ「全く…だから言ったじゃない潰されかねないって」

穂乃果「でも生徒会長の指導は私たちがこれまでやってきたことと全然違って面白かったね」

海未「生徒会長…明日も来てくれるのでしょうか?」

花陽「や、やっぱりちょっと怖いかも…」

真姫「それにしても、あの生徒会長が人を褒めるなんてね」

ことり「そうだね♪しずくちゃんすごかったよ~♡」

しずく (・・・なんとか絵里先輩をμ'sに加入させる方法はないでしょうか……そもそも希さんをまだ見てませんし…大丈夫なのでしょうか?)ムムム

凛「しゃー!!」

しずく「ひゃっ!?り、凛さん?いきなりどうしたの?」

海未「今、しずくが生徒会長に褒められていてすごかったという話題だったのですが‥上の空でしたよ?」

32: 2020/04/11(土) 21:23:13.05 ID:JSDwVCqt
凛「えへへーびっくりした?」

しずく「あはは…すみません、少し考え事をしてました」

花陽「今日のしずくちゃんは考えることがいっぱいだね♪考えたらお腹も空くからしっかりご飯を食べようね♡」

真姫「・・花陽はちょっと食べ過ぎじゃないかしら」ボソッ

にこ「まっ、とにかく!明日また生徒会長が横暴するようならにこは練習別でやるから」ガタッ

穂乃果「あっ!にこ先輩!!」

バタン

ことり「・・・今日の練習はここまでかな?」

海未「そうですね…明日には何か変わっていればいいのですが」

凛「かーよちん♪一緒に帰ろ」

花陽「り、凛ちゃん!真姫ちゃんとしずくちゃんはどうする?」

真姫「私はパス。もうちょっと曲作りをしてから帰るわ」

しずく「そうだね、私も演劇部の方に顔を出して帰ろうと思うから先に帰ってて?」

凛「そっかー残念…真姫ちゃん、しずくちゃんまったねー♡」フリフリ

33: 2020/04/11(土) 21:27:03.54 ID:JSDwVCqt
しずく (・・・ここが演劇部だけど)

しずく「どうやら今日はお休みだったみたいですね…」シュン

しずく (μ'sの皆さんよりも私の方が上手なんて……ますます分からない…そのためにももっと今のμ'sのことを知らないと!)

しずく「・・・誰かまだ居ますよね?」

しずく (ひとまず>>34を探してみましょう)

にこ、海未、真姫、穂乃果、希から選択

37: 2020/04/11(土) 21:37:38.84 ID:JSDwVCqt
しずく「まずは希さんを探してみましょう…」

しずく (希さんだけ姿を見ていないのは不安ですし…それにμ'sの母とも言われてるから詳しいはずです)

しずく「・・とは言ったものの」

しずく「希さんを探すなら生徒会室に行くのが1番なんですよね…」

しずく (あんな冷たい目をした絵里さんとまともに話し合うことができるんでしょうか)

しずく (・・生徒会室に行くか3年生の教室に行くかの2択ですね)

しずくちゃんの行き先
>>37

38: 2020/04/11(土) 21:40:38.71 ID:JSDwVCqt
再安価>>39

39: 2020/04/11(土) 21:50:42.93 ID:92yC2W+U
教室

40: 2020/04/11(土) 21:58:33.74 ID:JSDwVCqt
しずく (…決してあの絵里さんを避けているわけじゃありません。希さんを探してるだけなんですから)

ソー

しずく「さて…どうでしょうか?」チラッ

にこ「・・・・」ボー

しずく (・・あれ?にこ先輩ですよね)

しずく (てっきり帰ったと思ったんですけど…何をしてるんでしょうか?)

しずく「いやいや…でもいきなり私から話しかけても…」

にこ「何してるの」

しずく「に、にこ先輩!?」

にこ「さっきから独り言が丸聞こえなんだけど…」

しずく「す、すみません…希先輩…いえ、副会長さんを探してまして」

にこ「希?ああ…そういえば今日は姿を見てないわね」

しずく「そ、そうなんですね。」

しずく (希さんもいるにはいるみたいですね、安心しました…)

しずにこ「・・・・」

しずく (き、気まずいです…)

41: 2020/04/11(土) 22:04:35.84 ID:JSDwVCqt
しずく (そうです!にこ先輩といえばスクールアイドルに博識な人…それなら)

しずく「にこ先輩!」

にこ「な、なによ!?急にびっくりしたじゃない!」

しずく「す、すみません…私の好きなスクールアイドルの話なんですけど…Aqoursってグループがありますよね」

しずく「私はダイヤさんのように凛とした佇まいの大和撫子を目指しているんです‥///それにあの存在感すごいと思いませんか?」

しずく「にこ先輩はAqoursではどなたを推しているんですか?」

にこ「・・・・・」ポカーン

しずく「にこ先輩?」

にこ「・・・Aqoursってなに?」

しずく「えっ」

にこ「そんなスクールアイドル‥聞いたことないわよ」

42: 2020/04/11(土) 22:13:22.93 ID:JSDwVCqt
しずく「そ、そんなはずはだって…色々なサイトとかにも取り上げられて…」スッスッ

しずく (・・・・そんな、Aqoursの記事が何も見つからない)

にこ「・・はぁ、しずくあんた疲れてるんじゃない?」

しずく「そ、そんなことは…」

にこ「急に希のこと探し出したり、にこも知らない実在するかも分からないスクールアイドルなんて」

にこ「まっ…演劇部と掛け持ちは止めないけど…無理しすぎるんじゃないわよ穂乃果たちも期待してるんだから」ポンポン

しずく「は、はい……」

にこ「それじゃ、にこは帰るから。あんたも遠いところから来てるんだし気をつけなさいよ~?」タッタッタッ…

しずく「Aqoursのみなさんも…いないんですね」

43: 2020/04/11(土) 22:21:05.40 ID:JSDwVCqt
しずく「・・・はぁ」トボトボ

しずく (同好会のみなさんもいなければ…Aqoursのみなさんもいない)

しずく (いるのは私とμ'sのみなさん…だけど少し違う)

しずく「やっていけるのかな…」ボソッ

しずく「ううん!!…とにかくやってみないといけないんです!」

ー神田明神ー

しずく (つい足を運んでしまいましたけどここはμ'sのゆかりの地なんですよね…)

しずく「神頼みになってしまいますけど…」

??「ん~?音ノ木坂の制服やね♪」

44: 2020/04/11(土) 22:25:40.04 ID:JSDwVCqt
しずく「へっ?」

希「そんな深刻そうな顔してどうしたん?えっと…あなたは・・・・」

しずく「の、希さん!?あっ、じゃなくて…希先輩」

希「あらら?うちってもしかして有名人?・・あっ、そっか。μ'sに新しく入部した桜坂しずくちゃんやね」

しずく「は、はい!桜坂しずくと申します。」

希「そんなにかしこまらなくていいんよ♪で深刻そうな顔してたけど…もしかして・・・」

しずく (はっ…!希さんといえば鋭いことで有名…もしかして何か解決のヒントがもらえたりするのでは…)

希「・・恋愛の悩みやね♡」

しずく「えっ?」

45: 2020/04/11(土) 22:33:45.02 ID:JSDwVCqt
しずく「ち、違います!!!わ、私恋愛なんて…そんな…///」

希「ふふっ…良い顔してる♪」スッ

しずく「…これは、おみくじですか?」

希「何か迷った時はこういうものにすがってみるのも良いんやない?もちろんお代はいただくけど♪」

しずく「…そうですね♪では失礼します」チャリン

希「おおっ!!……中吉やね」

しずく「待ち人きたる…ふふっ♪」

希「ん~?しずくちゃんは誰か待ち人がいたの?」

しずく「いえ♪なんでもありません♡」ニコッ

希「勉学は安心して励めだって良かったね♪」

しずく (なんというか…希さんに出会えたからこのおみくじも間違いじゃない気がしてきました)

希「そういえば…えりちが褒めてたよ~すごい1年生の子がいるって」

しずく「せ、生徒会長さんがですか…?」

希「うん、もしかしたら勧誘なんかされちゃうかもね~♪」

しずく「・・さすがにないんじゃないでしょうか?」

46: 2020/04/11(土) 22:41:43.85 ID:JSDwVCqt
希「転校してきたばっかりのしずくちゃんにとってはえりち怖い人かもしれないけど…少し分かってあげてくれたら嬉しいな」

しずく「希先輩…?」

希「あっ、ううん!なんでもないよ?オープンスクールのために頑張って」

しずく「ありがとうございます、それでは…失礼します」ペコリ

タッタッタッ・・・

希「・・・どうしたらいいのかな」

ー桜坂家ー

しずく「ふぅ…疲れました」

しずく「音ノ木坂学院での生活も…初日?にしてはよくできたんではないでしょうか」

しずく (・・・絵里さんとか予想外のこともありましたけど)

しずく「それにしても…」スッ

しずく「このグループって・・・」

1年生☆ (4)

しずく「μ's…なんだよね」

しずく「かすみさん…璃奈さん…」

しずく (・・・どうか、これが夢なら次に目覚めた時覚めていますように…)ギュー

47: 2020/04/11(土) 22:49:39.70 ID:JSDwVCqt
ー翌日ー

しずく (制服は音ノ木坂のもの…変わらない)

しずく「・・・うん!今日も音ノ木坂学院1年生として頑張ります!」

___
_____

真姫「今度のオープンスクールでやる曲を教えてほしい?」

しずく「う、うん…真姫さん昨日曲作りしてたんでしょ?」

真姫「たしかにそうだけど…まだそんなに見せられるものじゃ・・」

しずく「お願いします…!!」(じゃないと私がついていけるか不安だから・・)

真姫「ちょ、ちょっと頭上げなさいよ!…私が意地悪してるみたいじゃない…」

凛「おお~朝から急展開だにゃ~」

花陽「しずくちゃんすっかり熱くなっちゃってるね」

真姫「・・これで良いかしら?音楽プレイヤーだから先生が来るまでには返してよね?」スッ

しずく「ありがとう真姫さん♪」

しずく (・・・流石にμ'sの知らない曲ってことはないよね?)ポチッ

真姫「答えなくていいんだわかるから~」

しずく (あっ、これって…)

しずく「~♪」

凛「歌い出しちゃったにゃ」

花陽「楽しそうだね♪私も歌いたくなっちゃう♡」

48: 2020/04/11(土) 22:55:13.38 ID:JSDwVCqt
しずく「真姫さん!!!」

真姫「ゔぇぇ…?」

しずく「・・・とても素晴らしい曲でした!ありがとうございます!!!」

真姫「ま、まあ…それほどでもないわよ…それよりさっき歌ってたあなたの歌声も素敵よ」

花陽「うんうん♪しずくちゃんの歌声私も好きだな」

凛「凛も凛も~!早く練習したくなっちゃうって感じ!!」

しずく「あっ…///わ、私歌ってました?」

真姫「思いっきりね…気づいてなかったの?」

しずく「恥ずかしながら…///」

凛「自分の世界に入ってたんだね~」

花陽「でも、分かっちゃうな…真姫ちゃんの作った新しい曲を聴くと私もつい口ずさんじゃうもん」

真姫「・・・」カァァァァ

凛「あー!赤くなったにゃ~!!」

真姫「と、とにかく!…私ももう少し変えたいところがあったから…さっきのしずくの歌を参考に直してみるわ」

50: 2020/04/11(土) 23:01:29.18 ID:JSDwVCqt
しずく「ええ!?そんなことしなくても…」

真姫「ううん、あなたの歌を聞いてまだまだ変えるべき点があるなって思えたの。1人で集中してやるのも良いけどこういうのも悪くないわね」

凛「しずくちゃんばっかり褒められてずる~い!!凛も練習頑張って生徒会長に褒められちゃうもんねー」

花陽「うぅ…今日も来てくれるのかなぁ?」

真姫「まっ…いずれにしてもオープンキャンパスでライブをするためにも認めさせないといけないわよね」

しずく (・・・・認めさせる。そんなやり方で良いのでしょうか。…私には絵里さんが何を考えてるのか分からないけど・・・・・)

凛「あ~!!またしずくちゃん考え事してる~」

花陽「まだ授業前だから大丈夫だけど…始まる少し前も変わらなかったら言ってあげてね?」

凛「は~い♪」

51: 2020/04/11(土) 23:06:24.30 ID:JSDwVCqt
ー昼休憩ー

凛「ふぅ~やっと授業が終わったよ~~」

真姫「・・・凛、あなた寝てたでしょ?」

凛「な、なんのこと~???」

真姫「とぼけないで。全く…この前はテストで赤点を回避したけど…こんなことじゃ次があった時……」

花陽「まあまあ真姫ちゃん♪凛ちゃん、次はちゃんと起きておかないとダメだよ?」

凛「はーい…あっ、しずくちゃん!」

しずく「どうしたの?」

凛「えへへ…そういうわけで…さっきの授業のノートを…」

ピンポンパンポーン

放送「1年生の桜坂しずくさん、生徒会室まで来てください。1年生の桜坂しずくさん、生徒会室まで来てください。」

花陽「ええっ!!?」

真姫「・・・しずくが生徒会室に呼び出し?!」

52: 2020/04/11(土) 23:08:44.59 ID:JSDwVCqt
しずく「・・・・・」

凛「ど、どどどどどうするの~!?」

花陽「り、凛ちゃん落ち着いて~~!?」

ガラガラ ピシャッ

スタスタ…

ガラガラ‼

にこ「ちょ、ちょっとさっきの放送聞いた!!!?しずく!行っちゃダメよ!?ここは部長のにこにーが~」

真姫「・・・もう行っちゃってるわよ?」

にこりんぱな「ええーー!!?」

54: 2020/04/11(土) 23:13:48.53 ID:JSDwVCqt
ー生徒会室ー

コンコン

しずく「失礼します。」

絵里「きてくれたのね。」

しずく「…なぜ私だけ呼び出しを?」

絵里「・・・単刀直入に言うわ」

絵里「桜坂しずくさん、生徒会に力を貸してくれないかしら?」

しずく「…ええっ?」

絵里「・・あの子たちのダンスは信用できないけど、あなたなら……昨日の時点で群を抜いていたあなたなら信用できる気がして」

絵里「あなたが生徒会に協力してくれるというなら生徒会の説明の時間を使ってライブをすることを許可するわ」

しずく「そのライブには先輩たちも出ても良いんですか?」

絵里「それはダメよ。あの子たちには現状を変えられない、人の心を動かすことなんて無理よ。それが今日の練習で分かるはずだから」

55: 2020/04/11(土) 23:21:26.33 ID:JSDwVCqt
しずく「・・・・どうしてそこまで否定するんですか?」

絵里「あなたには話してなかったわね、スクールアイドルの頂点A-RISEも私には素人にしか見えない。本当の意味で人を感動させることができないと思うの」

しずく (・・・・A-RISEって確か穂乃果さんがスクールアイドルを志すきっかけの…)

絵里「あなたには表現者として、ダンスで人を魅了できる可能性を感じたの。証拠に私の言ったレッスンを他の人と比べて軽々こなしてたもの」

しずく「・・・・」

絵里「だから、もしその気があるなら…」

しずく「すみません、お断りします。」

絵里「なっ…」

しずく「私は先輩たちと共に…成し遂げたいんです。生徒会長が私を評価してくれるのは嬉しいのですが、まだ若輩者ですから」

絵里「良いの‥?後悔することになるわよ?きっとあの子たちだって卑屈になって…!」

しずく「今日の練習になれば分かるはずです。ですので…その時答えを出してください。本当にスクールアイドルが人を魅了できないのか、先輩たちの姿勢を」

しずく「・・・失礼します」パタン

57: 2020/04/11(土) 23:26:55.86 ID:JSDwVCqt
絵里「・・・・・」

希「失敗しちゃったね」

絵里「希…いつからいたの?」

希「素人にしか~~の辺りからかな?」

絵里「・・あの子も分かってくれないのかしら」

希「‥えりちだって本当は」

絵里「・・・」

希 (素直になるのは難しい…か)

___
_____

しずく (・・まさか絵里さんからあんなこと言われるなんて…元の世界で言われたら嬉しかったかもしれません…)

しずく (それにしても…絵里さんがあんなにスクールアイドルを毛嫌いするのは・・・)

ソー

ワシッ♡

しずく「ひゃん・・///」

58: 2020/04/11(土) 23:33:34.12 ID:JSDwVCqt
希「おお~良い反応やね~♪」ワシワシ

しずく「の、希先輩…///」

希「・・・ごめんね?えりちってば…あんなことしなくてもいいのに」

しずく「い、いえ…驚きましたけど…希先輩が謝ることじゃ」

希「ううん…うちが十分に支えてあげられないから」

しずく「・・・希先輩?」

希「えりちってね不器用なんよ」

希「ここからはうちの独り言、やりたいことも我慢して…生真面目でなんとかしたいって気持ちが溢れてて…」

しずく (そっか…絵里さんだって廃校になって欲しくないから…だから、生徒会長として頑張ってるんですよね)

希「ごめんね、うちの独り言だから気にしないでくれていいよ♪」

しずく「いえ…しっかり耳に…心に刻まれました♪」

希「そっか♪それじゃあまたね~」フリフリ

しずく (やっぱり絵里先輩、そして希先輩をμ'sに入れること…それこそが必要ですよね)

60: 2020/04/11(土) 23:43:30.86 ID:kQmxG02J
ー1年生の教室ー

凛「あ~!!しずくちゃんってばなんで黙って行っちゃったの~!?」

しずく「ご、ごめんね?呼び出されたからつい…」

真姫「全く…真面目にもほどがあるんじゃない?」

花陽「・・生徒会長とお話したの?」

しずく「うん、生徒会のサポートをしてくれないかって」

凛「えーーー!!?」

花陽「ひ、引き抜き‥!?」

真姫「それで、どう答えたの?・・まさか生徒会になんて言わないわよね」

しずく「もちろん断ったよ?だからこそ…スクールアイドルとして生徒会長を魅了できるよう頑張ろうね!」

凛「もっちろん!凛も頑張るね!!」

花陽「わ、私も…」

真姫「言われなくても…」

しずく「・・あっ、それで凛さんにお願いしたいことがあるんだけど・・・・」

凛「?」

70: 2020/04/12(日) 11:47:14.12 ID:KrR0OrZN
ー屋上ー

凛 (・・・しずくちゃんに言われてここで待ってるけど…大丈夫かな~?生徒会長が凛達を見捨てて帰らないようにって言われたけど…あっ)

絵里「・・・・」ササッ

凛 (・・穂乃果先輩たちのこと陰から見てる…よーし!)

凛「あー!!生徒会長みーつけた♪」

絵里「!?」

凛「にゃにゃにゃにゃ~♪」

絵里「ちょ、ちょっと!?」

穂乃果「おはようございます!」

ことり「まずは柔軟ですよね?」

絵里「・・辛くないの?昨日あんなにやって、今日また同じことをするのよ?」

穂乃果「やりたいからです!…練習はキツいししずくちゃんみたいに上手くできなくて身体中痛くなって…でも!」

穂乃果「廃校を阻止したいって気持ちは生徒会長にも負けません!」

しずく (・・・さすが穂乃果さん、気持ちでぶつかっていってます…これなら絵里さんも・・)チラッ

絵里「・・・・」バタン

71: 2020/04/12(日) 11:57:53.45 ID:KrR0OrZN
海未「・・生徒会長出て行ってしまいしまたね」

穂乃果「ど、どうしよう…やっぱり生意気だったかな…!?」

しずく「わ、私…探してきます!」ダッ‥!

しずく (ここで絵里さんがμ'sに入らなかったら……どうなってしまうんでしょうか)タッタッタッ‥

希「えりち」

絵里「・・・希」

希「えりちはどうしたいん?」

絵里「・・・私は、廃校を…」

希「うち…ずっと思ってたんよ」

希「えりちは本当は何がやりたいんやろうって」

希「誰かのためばっかりで全然自分のことは考えてなくて」

しずく (の、希さん…!?・・ここは流石に引っ込んでおいた方がいいよね‥?)コソコソ

72: 2020/04/12(日) 12:02:45.50 ID:KrR0OrZN
希「学校を存続させたいのも生徒会長としての義務感やろ!?」

絵里「・・・違う…そんなのじゃないわ!」

希「えりち…えりちの本当にやりたいことはなんなの!?」

絵里「・・・なんとかしないといけないんだからしょうがないじゃない!!」

しずく (・・・・絵里さん)

絵里「・・自分が不器用なのは分かってる…けど今更スクールアイドルを一緒になんて言えると思う!?」タッ・・

希「あっ…えりち!」

ガシッ

しずく「捕まえました…」

絵里「・・・・!?」

希「しずくちゃん…?」

73: 2020/04/12(日) 12:09:31.57 ID:KrR0OrZN
しずく「少し…生徒会長の…絵里さんのことが分かったような気がします。」

絵里「・・・」

しずく「私の知ってる人に…大好きなことがあるのに隠していないといけなくて思うようにやれないって人がいたんです」

しずく「その人は誰よりも熱い情熱を持っていて…きっと誰よりも私たちのことを考えてくれていました。」

絵里「・・・なんの話をしてるの」

しずく「でも、ある日大きく挫折して…大好きを声に出すこと、そして仲間を頼ることの大切さに気がついたんです…」

しずく「生徒会長…いえ、絵里先輩…先輩も自分の大好きに正直になってみませんか?」

希 (・・・自分の大好きに正直にね)

絵里「あなたまで私にお説教なんてね」

しずく (・・・はっ!?わ、私とした事が…つい熱く…どどどどうしましょう‥!?これじゃあ絵里さんがμ'sに入るなんて・・!!)

絵里「ふふ…なんとなく分かったような気がするわ」

しずく「えっ?」

74: 2020/04/12(日) 12:13:24.26 ID:KrR0OrZN
絵里「どうしてあなたがあの子たちにそこまで肩入れするのかって考えてたの」

絵里「前にも言ったけど…あなたはあの子たちとはレベルが違うのになんでって」

しずく「・・・・」

絵里「あの子たちが自分の大好きに正直に動いてる…だからあなたはあの子たちに肩入れするのね」

しずく「…絵里先輩もきっとできますよ」

絵里「そうかしら?…練習を見る約束だったのに急に出て行ってあの子たちきっと私のこと嫌ってるわ」

しずく「・・そこは大丈夫だと思いますよ♡」

絵里「えっ?」

しずく「そうですよね、希先輩♪」

希「えっ?・・・うん♪」

75: 2020/04/12(日) 12:18:05.30 ID:KrR0OrZN
ー教室ー

絵里「・・・ここで待っていればいいの?」

しずく「はい!きっと穂乃果先輩たちなら…絵里先輩のことを探して回ると思うので」

希「ふふっ…しずくちゃんは名演出家ってところかな?」

しずく「いえ、希先輩ほどではありませんよ♪」

希「な、なんのこと~?」

しずく (・・・分かりました、これは私がμ'sを9人揃える!これできっと戻れるはずですよね?…せつ菜先輩の貸してくれた本では目的を達成すれば戻ることができるってテッパンでしたし)

絵里 (私のやりたいこと……大好きに正直に…ね)ポー

76: 2020/04/12(日) 12:32:15.29 ID:KrR0OrZN
___
_____

絵里 (・・こうしてゆっくり外の景色を見渡すなんて…いつ以来かしら)

絵里 (思えばいつからか…余裕なくなってた気がするわね)

絵里 (・・・やり直せるのかしら)

しずく (静かに窓辺で物思いにふける絵里さん‥絵になります…///)

しずく「・・・じゃなくて!生徒会長!」

穂乃果「・・絵里先輩!」バッ

絵里「!?」

穂乃果「一緒にスクールアイドルやりましょう!μ'sに…入ってください!」

真姫 (・・・しずくは大丈夫って言ってたけど、本当に大丈夫なのかしら)

絵里「・・・ええ」

にこ「やりたいなら素直に~って…!?」

77: 2020/04/12(日) 12:37:30.34 ID:KrR0OrZN
絵里「私…やりたいわ…もう一度踊りたい!…こんなこと言うなんて都合が良すぎかもしれないけど…」

絵里「・・・あなたたちと一緒に廃校を阻止したい」

絵里「μ'sに入れてほしいわ」ペコリ

穂乃果「え、絵里先輩!?」

海未「頭をあげてください!!」

しずく (・・・)

穂乃果「それじゃあ…」スッ‥

絵里「・・?」

しずく「多分、穂乃果先輩は握手がしたいんだと思います♪」

絵里「・・・これからよろしくね」ガシッ

穂乃果「はい!!」

しずく (ふぅ…これでμ'sが9人揃ってめでたしめでたし……?)

78: 2020/04/12(日) 12:43:19.14 ID:KrR0OrZN
凛「本当に生徒会長が」

花陽「μ'sに入っちゃったね…びっくりしちゃった」

にこ「まっ、これからは同じグループなんだしにこが先輩として厳しく指導を…」

ことり「海未ちゃん良かったね♪生徒会長のこと気にしてたみたいだったから…」

海未「はい、これで事態が好転すれば良いのですが…」

穂乃果「絶対大丈夫だよ!絵里先輩も入って9人になったμ'sなら向かうところ敵なしだよ!」

絵里「ちょ、ちょっと…そんなに大きく出て大丈夫?」

ワイワイガヤガヤ

希 (あっちゃー・・・うちはどうしようかな。)ポツーン

希 (でも…えりちが…みんなが嬉しそうなら…うちはそれで・・)

79: 2020/04/12(日) 13:01:29.36 ID:KrR0OrZN
しずく「みなさん!」

8人「!?」

しずく「・・誰か1人忘れていませんか?」

穂乃果「ええっ!?」

花陽「も、もしかして‥」

ことり「希先輩?」

希「えっ、う、うち!?やだなーしずくちゃん。μ'sは9人の女神…だからね。それに占いで出てたんよμ'sが9人になったときその未来は開かれるって」

しずく「確かにμ'sは9人の女神です。でも、μ'sを産んだ女神もまたそのお話の登場人物の1人だって私は考えているんです・・・占いは… 当たるも八卦と言いますし」

しずく「私…知ってるんですよ?μ'sの名付け親が希先輩だって」(あっちの言伝になりますけど…こっちでもそうであってください・・!)

80: 2020/04/12(日) 13:01:58.75 ID:KrR0OrZN
穂乃果「希先輩そうなんですか!?」

希「ええっ…」

ジー

希「た、確かにそうやけど…でも、それでうちがμ'sに入らないといけないって理由にはならないやん?」

しずく「くっ…」 (た、確かにそうです…自分でも多少強引だとは思っていましたが)

しずく「で、でも…希先輩はこれまでμ'sのみなさんを支えてくれていたじゃないですか」

にこ「そうよ!にこの勉強見てくれたり…」

凛「カメラも貸してくれたよね~♪」

真姫「・・・」コクリ

海未「確かに…色々アドバイスをいただきましたよね。絵里先輩の動画も」

希「うう…////」プルプル

81: 2020/04/12(日) 13:02:19.11 ID:KrR0OrZN
しずく「それなのに…」

ポンッ

しずく「・・・?」

絵里「希」

希「えりち…」

絵里「希はどうしたいの?」

希「うち…うちは……」

絵里「あの子…しずくも言ってくれたでしょ?自分の大好きを声に出すことを大切に…大好きって気持ちに正直になれって」

しずく「・・・そうです!希先輩がやりたいっていうならやるべきだと思います……理由なんてなくてもやりたいからやる、本当にやりたいことってそんな感じに始まるんじゃないですか?」

82: 2020/04/12(日) 13:09:23.16 ID:KrR0OrZN
希「うち…うちも…踊りたい…!みんなと一緒に廃校を阻止したいよ!!」

穂乃果「希先輩…!」

絵里「全く…素直じゃないわね♪」

にこ「あんたが言えたことでもないと思うんだけど…」ボソッ

しずく (・・・良かった、これで…μ'sのみなさんが揃いました…)ペタン

花陽「わっ!しずくちゃん大丈夫?」

しずく「う、うん…なんだか安心しちゃって」

凛「お疲れ様ー♪凛がなでなでしてあげる~♪」ナデナデ

しずく「ふふっ…ありがとう♪」 (これで…良かったんだよね、私は元の世界に戻って…それで……)

しずく「・・・?」

絵里「それじゃあ…行くわよ♪」

海未「ど、どこへ?」

絵里「決まってるでしょ?μ's全員・・10人で練習よ♪」

穂乃果「絵里先輩…!!」

真姫「・・全く、曲も急いで完成させないといけないわね」クルクル

しずく (・・・戻れない?)

83: 2020/04/12(日) 13:26:38.81 ID:KrR0OrZN
ーオープンキャンパス当日ー

しずく「結局…来るところまで来てしまいました」

しずく (10人フォーメーションのあの曲…私が混ざってしまって本当にいいんでしょうか)

回想

穂乃果「ええっ!?しずくちゃんは出たくない!?」

しずく「は、はい…その……私が混ざるのも違うような気がして」

穂乃果「え~!!しずくちゃんが出ないなんて嫌だよ~!それに…」

穂乃果「初めて全員でやる曲なんだよ…?」ウルウル

しずく「・・・すみません、私ったら不安になってたのかもしれません。」

穂乃果「うん♪しずくちゃんも頼りにしてるね♡」モッギュー

しずく「ほ、穂乃果先輩!?」

穂乃果「今日の練習が終わったら絵里先輩とハンバーガー食べに行くんだよ!しずくちゃんも来る?絵里先輩…なんと人生初ハンバーガーなんだって♪」

しずく「ええっ!?そんな人いるんですか・・!?」

84: 2020/04/12(日) 13:27:40.86 ID:KrR0OrZN
___
_____

しずく (・・なんだか関係ないところまで思い出した気がします)

にこ「しずく、顔あげなさい」

しずく「は、はい!」

にこ「いい?分かってると思うけどアイドルは笑顔を見せる仕事じゃない…」

しずく「笑顔にさせる仕事…ですよね♪」ニコッ

にこ「そういうことよ。…少しは良い顔になったんじゃない?」

希「にこっち、もうすぐステージの時間よ?」

にこ「わ、分かってるわよ!」

絵里「今から始まるのね…私たちのμ'sとしての活動が」

85: 2020/04/12(日) 13:36:34.37 ID:KrR0OrZN
穂乃果「みなさん、私たちは音ノ木坂学院スクールアイドルのμ'sです!私たちはこの学校のことが大好きで・・・」

穂乃果「このメンバーが揃ってこの10人が揃ったんだと思います!」

穂乃果「これからやる曲は私たちが全員揃って初めて完成した曲です!」

穂乃果「私たちのスタートの曲です!」

しずく (・・・・!)ズキン

穂乃果「聞いてください!僕らのLIVE ・・君とのLIFE!」

___
_____

しずく「・・・ふぅ…やり切りました」

しずく (さすがはμ'sの皆さんです…この短期間でここまでパフォーマンスが向上するなんて…)

穂乃果「…疲れた~~」

ことり「でも、来てくれた子たちすごく喜んでくれてたね♪」

凛「これなら本当に廃校阻止できちゃうかも!!」

しずく (・・・ライブは無事に成功したけど…やっぱりまだ帰れないんだね)

しずく (・・つまり私はまだここでやるべきことがあるってこと?)

穂乃果「しずくちゃん!」

しずく「は、はい?!」

穂乃果「ありがとう♪」

しずく「ど、どうしたんですか…急に?」

穂乃果「えへへ~なんだか言いたくなっちゃって♪」

海未「穂乃果…しずくが困ってますよ?」

しずく「い、いえ…そういうわけでは」

86: 2020/04/12(日) 13:41:06.91 ID:KrR0OrZN
穂乃果「・・・やり遂げようね最後まで」

しずく「えっ?」

穂乃果「ううん!なんでもないよ♪」

穂乃果「よーし、それじゃあ今日のお祝いでほむらでパーティーしようよ!和菓子もいっぱい出すから!」

花陽「ええっ!?いいんですか?」

穂乃果「うん!大丈夫だよ!!…多分」

海未「ちゃんと確認をとってからにしてください…迷惑になってしまいますから」

穂乃果「ごめーん…」

にこ「まっ、そういうのも悪くないわね」

真姫「・・・そうね」

しずく「す、すみません…私今日はボイトレのレッスンがあって……」

穂乃果「えー?そうなの!?それじゃあ…」

しずく「いえ、パーティーの方は私のことは気にせず行ってください♪それでは」ガチャ バタン

87: 2020/04/12(日) 13:45:07.06 ID:KrR0OrZN
ー桜坂家ー

しずく「・・・戻るためにもまだμ'sでやるべきこと…それを探さないと」ゴロン

しずく「・・でも、私なんかいなくても…穂乃果先輩たちがいれば完璧で・・・」

しずく「そもそも………なんで私だけ…彼方さん…エマさん……」ポロポロ

しずく「・・・・Zzzzz」

___
______

しずく「・・ここは?」

しずく「何もないですね…もしかして、本当に死んじゃったんでしょうか?」

ポワッ ポワッ

しずく「・・・・?青い道に白い道?」

しずく「後ろには何もないですし…進めってことですよね?どっちにしましょうか…」

ルート選択
>>88
青or白

90: 2020/04/12(日) 13:57:04.24 ID:KrR0OrZN
しずく「・・私は、青を選択します」コッ

しずく「・・・・・?」

グラグラ‥ ガシャーン!

しずく「なっ!?み、道が……!」

しずく「落ちる!!・・・ゆ、夢ですか?」
しずく「っていうことがあったんですよ」

真姫「ふーん…色の違う二つの道ね」

花陽「急に落ちちゃうなんて怖いね・・・」

凛「しずくちゃんはなんで青色を選んだの?」

しずく「えっ?……なんとなく親しみがあったからかな?」

真姫「・・何かの潜在意識の現れかもね」クルクル

凛「それにしてもしずくちゃん凛たちよりも遠くに住んでるのに同じくらいの時間に登校できるなんてすごいにゃ~」

しずく「そうかな?…私にとっては普通だから♪」

花陽「凛ちゃんも、しずくちゃんくらい早起きの習慣がついたいいね♪」

凛「うぅ…頑張ります…」

92: 2020/04/12(日) 14:05:23.94 ID:KrR0OrZN
トン!

しずく「・・・?今のって何の音?」

凛「あ~海未先輩の弓の音じゃないかな?」

真姫「そういえば…弓道部との掛け持ちをしてるのよね」

しずく「ごめん!先に行っててもらえないかな?私…少し気になるから見てみたいんだ」ダッ‥

花陽「あっ、しずくちゃん!!」

真姫「聞くより前に走り出してたわよね・・」

凛「凛はそういうしずくちゃんも好きだよ♪」

ー弓道場ー

海未「・・・・・」

スーッ

海未「はっ…!」

ストン!

しずく (・・・弓道着姿の海未先輩‥とても凛々しいです…やっぱりいつか一緒にお芝居をしてみたいです♡)

海未「また・・何か用ですか?」

しずく「は、はい!」

海未「おや、しずくでしたか。ここに来るのは…ことりぐらいなのでことりかと思ってました」

しずく「的を射る音が聞こえたので…そういえば海未先輩が弓道をしているところを見たことがないと思ってつい足が…///お邪魔でしたか?」

海未「い、いえ…ですが……その・・・」

しずく「・・?」ジー

海未「そ、そんなに見られると…恥ずかしくなってしまいます…///」カァァァ

93: 2020/04/12(日) 14:12:13.18 ID:KrR0OrZN
しずく「それにしても…先輩はいつもこんな朝から練習をしているんですか?」

海未「いえ、いつもは家の掃除をして、日舞の練習をして穂乃果たちと学校に行くので週に2回くらいでしょうか」

しずく「週に2回ですか…それじゃあ日舞の練習や掃除は今日は…?」

海未「もちろん、今日もやりましたよ?」

しずく「ええっ?それでスクールアイドルもして作詞もしてって…す、すごいハードなスケジュールじゃないですか?」

海未「そうでしょうか…?しずくこそ演劇部と掛け持ちしつつボイトレにも行ったりしながらですよね?通学も倍以上時間がかかりますし」

しずく「た、確かにそうですけど…慣れてしまっているので」

しずく (・・本当は少し慣れてないんですけど)

海未「ふふっ…私も同じですよ」

しずく「?」

94: 2020/04/12(日) 16:28:57.58 ID:KrR0OrZN
海未「物心ついた小さい時から…穂乃果には振り回されてばかりで今と同じように稽古もしていましたからやはり慣れなのです♪」

しずく「なるほど‥でも…」

海未「それよりも私はしずくが気になりますね」

しずく「えっ…!?」

海未「この頃物思いにふけることが多いような気がします。何か悩み事でもあるなら力になりますよ?」

しずく「海未先輩…」

キーンコーンカーンコーン

海未「おや…もうこんな時間ですね。ではまた部活の時間に会いましょう♪」ニコッ

しずく「は、はい…」

しずく (一瞬話してみても良いかもって思ってしまいました・・こんなこと話されても迷惑なだけだから‥)ギュッ

___
_____

凛「お昼~お昼~♡」

しずく「凛さん随分ご機嫌だね?」

凛「今日はかよちんとご飯の交換をするの!かよちんのお母さんが作ってくれたお弁当とっても美味しいんだ~♪」

真姫「はぁ…お昼ご飯でテンション上がるのは良いけど…ちゃんと授業中起きてなさいよ?少し寝てたでしょ?」

凛「そ、そんなことは~~ないよ?」

しずく「真姫さんはご飯どうするの?」

真姫「今日は花陽たちに混ぜてもらおうと思ってるのよね。しずくは?」

しずく「私は実は購買の予定で…あはは…行ってくるね」ガラガラ

真姫「?」

しずく (・・・購買で買うのは決定事項としてどこか別の場所に行ってみようかな?せっかくの機会を利用して色々学校を回ってみるのも良いかもしれないし…うん)

しずくちゃんの行き先
中庭、部室、生徒会室、2or3年生の教室
>>95

96: 2020/04/12(日) 16:44:19.26 ID:KrR0OrZN
しずく「穂乃果さんも買ってたし…パンにしようかな」

しずく「中庭なんて素敵かも…ついでに台本を読む練習もできるかもしれないしね」トコトコ

ー中庭ー

しずく (ふぅ…木陰の下でゆったりと台本に目を通しながら…パンを食べる…ふふっ♪)パクパク

しずく「かすみさん…」ボソッ

しずく「・・・よくないよね」

海未「おや、しずくではありませんか。朝以来ですね♪」

しずく「う、海未先輩!?」

海未「さっきまでことりと穂乃果とお昼だったのですが…良い詩が浮かんだので少し寄ってみたのです♪」

海未「・・隣良いですか?」

しずく「はい…」

ソッ

海未「しずくのお昼はパンだけなのですか?」

しずく「は、はい…今日は購買で済ませると母に言ってしまったので」

海未「なるほど、それにしても…パンを見る目がどこか悲しげなのには何か理由があるんですか?」

しずく「そ、そんなことは…」

海未「・・・」ジー

しずく (海未先輩になら少しくらい話しても良いのかな……?私が別のところから来たこととか…)

海未ちゃんに事情を話すor話さない
下3レス多い方で

100: 2020/04/12(日) 17:29:47.19 ID:KrR0OrZN
しずく「・・・実はですね」

海未「はい」

しずく「・・・・・」スーハー

海未 (しずく…とても緊張しているようですね、そんなに重たい内容なのでしょうか?)

しずく (・・・話す決心はついたけど…どこまで話したらいいんだろう?いきなり私別の世界から来たんですって言ってもただの痛い子な気もするし…)

しずく (とはいえ…ここまできて何も話さないのも…海未さんに失礼だよね)
話す内容>>101 コンマ偶数なら全部、奇数なら少し

101: 2020/04/12(日) 17:31:25.23 ID:6kYi3PBw
ほい

103: 2020/04/12(日) 17:46:29.94 ID:KrR0OrZN
しずく「・・・実は、前にいた学校の子たちと急なお別れをしてしまった寂しかったんです」

海未「急なお別れですか‥?確かしずくはμ'sのライブを見て…この音ノ木坂にやってきたと伺っていましたが」

しずく「はい…そうなんですが私自身何かおかしいなって思うところがあって…そもそもμ'sに私がいることは正しいのかって思ったりしてるんです」

海未「・・・なるほど」

しずく「す、すみません!こんな話迷惑でしたよね…?」

海未「・・しずく、もし良ければ私と一緒に作詞をしてくれませんか?」

しずく「えっ?」

海未「どこか儚げな表情をしていたしずくだからこそ表現できるものもあると思うんです」

海未「・・恥ずかしながら私の作詞がうまくいっていないというのもありますが」

しずく「海未さん…」

海未「誰しも…自分の選択、存在が正しいのか悩むことがあると思います。私だって…いえなんでもないです。・・気分転換くらいにはなりませんか?」

海未「それと…少なくともあなたをμ'sに誘った穂乃果………実際に穂乃果だったかは少し怪しいのですが…私はあなたがμ'sにいてくれて良かったと思ってますよ♪」

しずく「ありがとうございます…♡作詞の件も私で良ければお手伝いさせてください!」

海未「ふふ♪少し笑ってくれましたね。それではまた放課後に会いましょう、早速絵里先輩たちに相談してきます!」

104: 2020/04/12(日) 17:59:32.12 ID:KrR0OrZN
しずく (・・・海未さんからあんなに認められてるってなんだか嬉しいな♡)

しずく「それにしても次に作る曲って一体何なのかな?」

凛「あー!!しずくちゃんいた~!」

しずく「り、凛さん!?」

凛「次美術で移動教室だから早くいこ~♪」

しずく「あっ、そうだったねありがとう♪素敵な中庭だからつい…時間を忘れちゃって」

凛「?いつも見てるのに変なの~♪それじゃあ早速いっくにゃ~!」

しずく「ま、待って凛さん…!必要な道具とか教室に置きっぱなしだから」

___
_____

ー放課後ー

しずく「失礼します♪」

穂乃果「あ~!遅いよしずくちゃん!!」

しずく「す、すみません…演劇部の部室の片付けをしていたので・・穂乃果先輩とても上機嫌ですね。どうしたんですか?」

穂乃果「ふふ~んなんと……」

花陽「オープンキャンパスのアンケートの結果を受けて廃校の決定はもう少し様子を見てからになったんだって♪」

穂乃果「あ~!!!花陽ちゃん…それ穂乃果が言いたかったのに~~」

花陽「す、すみません…つい…」

しずく「そうなんですか……良かったです♪」(一応廃校は免れたってことだよね…?)

穂乃果「それだけじゃないよ~なんと…」

しずく「・・?」

穂乃果「じゃーん!!部室が広くなったんだよ♪」

105: 2020/04/12(日) 18:07:15.98 ID:KrR0OrZN
しずく「やりましたね♪これも穂乃果先輩たちの努力の賜物です」

穂乃果「えへへ~♪しずくちゃんもっと褒めて~♡」

ガチャ

絵里「安心してる場合じゃないわよ?」

海未「絵里先輩」

絵里「まだオープンキャンパスの段階よ?生徒がたくさん入ってこないと廃校は免れられないわ。頑張らないと」

海未「うぅ…」

絵里「う、海未!?」

しずく「海未先輩?」

海未「嬉しいです…やっとまともなことを言ってくれる人が入ってくれました…」

絵里「ええっ…」

しずく (海未さんからしたら穂乃果先輩たちはまともじゃない…?)

凛「むぅ~それじゃあ凛たちがまともじゃないみたいにゃ~」

希「まあまあ♪それじゃ練習始めよう?」

海未「あっ、すみません練習のことでなのですが…」

106: 2020/04/12(日) 18:29:22.90 ID:KrR0OrZN
海未「新しい曲の作詞が難航してまして…そのためしずくに作詞のお手伝いをしてもらうことにしたのですがいいでしょうか?」

凛「おおー!しずくちゃんが作詞なんてすご~い!」

しずく「そ、そんな…///すごくなんてないよ?」

真姫「気負いすぎずに取り組みなさいよ?まあ…海未先輩と一緒だから心配してないけど・・」クルクル

穂乃果「うん!私もいいと思うよ海未ちゃん、しずくちゃん頑張れ~♪」

ことり「あっ…」

海未「?」

ことり「作詞についてじゃなくて…ごめんね?私ちょっと今日は…用事が」

海未「そうなのですか?」

穂乃果「用事なら仕方ないよ!ことりちゃんまたね~♪」

しずく (ふむ…あの様子…ことりさん何か隠し事をしてますね)

107: 2020/04/12(日) 18:47:16.53 ID:KrR0OrZN
絵里「1・2・3・4」パンパンパン

海未「穂乃果少し遅れてますよ?」

穂乃果「うぅ…ちょっと疲れたよ~~」

絵里「しずくはさすがね全く息が上がってないわ」

しずく「そ、そんなことはありませんよ?」

しずく「私も疲れてきたので…少し休憩にした方がいいんじゃないかと」

海未「そうですね、では休憩にしましょう!」

ー休憩中ー

穂乃果「わ~!!40位!?」

花陽「す、すごい…夢みたいです」プルプル

穂乃果「20位にだいぶ近づきました!」

絵里「すごいわね♪」

しずく (ふむふむ…スクールアイドルのランキングを20位以上にすることが目標なんですね)

海未「絵里先輩が加入したことで…女性ファンが増えたみたいです」

しずく「・・確かに背も高いですし、スタイルも抜群、美人で…賢くて優しい‥3年生の中でも大人っぽいですし人気が出るのも納得です!」

絵里「や、やめてよ…///」

ジー

にこ「・・・ぬわぁんでにこの方を見るのよ!?」

しずく「にこ先輩のキャラ作り…私尊敬してます!!」

にこ「しずく…信じられるのはあんただけよ…!」ギュー

しずく「スタイルが全てじゃないですから…共に頑張りましょう!」ポヨン

にこ (・・・!?こ、この子…今まで意識してなかったけど結構ある…!)

108: 2020/04/12(日) 21:17:03.37 ID:KrR0OrZN
海未「それでは、私としずくは作詞をしていますのでよろしくお願いします。」ペコリ

にこ「・・それじゃあ残りの6人にはにこが特別に~有名人らしい振る舞いってやつを教えてあげるわ♡」

凛「…あんまり良い予感がしないにゃ~」

真姫 (・・凛に同感ね)

しずく「うう…私もにこ先輩の指導を受けたいです…」

花陽「心配しないでしずくちゃん、私が全部ちゃんと受けてあとで教えてあげるね♪」

しずく「花陽さん…ありがとう」

希 (にこっちの指導ね…ふふ、うちも楽しみかも)

海未「それでは…どこでしましょうかね」

しずく「学校ではしないんですか?」

海未「そうですね……」

海未「しずく、うちに来ませんか?」

しずく「ええ?!」

109: 2020/04/12(日) 21:29:53.11 ID:KrR0OrZN
しずく「う、海未先輩のお家ですか?」

海未「はい。やはり家で集中して行うことが多いので・・ダメでしたかね?」

しずく「い、いえ!そんなことありません!…寧ろ少し興味があります」ボソッ

海未「・・?」

しずく「な、なんでもありませんよ?では…演劇部の方に学園祭用の台本が置いてあるはずなのでそれを取ってから合流しますね」

海未「分かりました♪では正門前で待っていますね」

___
_____

しずく「・・・とはいえ」ガチャ

ー演劇部部室ー

しずく (・・こっちではあんまり演劇部に顔を出せてないんだよね多分4、5回くらい?スクールアイドルμ'sとしての活動に気が向きすぎたのもあるけど…)

しずく「はぁ…これじゃあさすがに劇の役は貰えて……!?」

白雪姫:桜坂しずく

しずく「・・しゅ、主役だよね?」

しずく「私なんかがもらってもいいのかな…」ペラッ

しずく「・・・これって?」

しずくさんへ
生徒会長と本気で語り合ってるところ見ちゃった☆
感情の表現とか引き込まれるものを感じたから主役にキャスティングしといたからよろしくね~
by部長

しずく「ええっ…あれ見られてたんですか…?」

110: 2020/04/12(日) 21:35:29.58 ID:KrR0OrZN
ー正門前ー

しずく「…すみません、ちょっと衝撃的なことがありまして…遅くなりました!」

海未「気にしないでください、実は私も…弓道場の掃除をしていたので今着いたところなのです♪」

海未「それにしても衝撃的なこととは何かあったのですか?」

しずく「実は…学園祭で行う演劇で主役にキャスティングされまして…」

海未「主役ですか?それはすごいですね…私には演劇なんてとても無理なので…」

しずく「そんなことありませんよ?海未先輩も演劇の素質があると私は睨んでますから♪」

海未「む、無理です…////」

しずく「いつか海未先輩ともお芝居したいです…考えておいてくださいね♪」

海未「・・・・前向きに検討しておきます」

しずく (海未さんの真面目で意外と恥ずかしがり屋なところは変わらないですね)

111: 2020/04/12(日) 22:07:34.21 ID:KrR0OrZN
海未「着きました。母とお婆さまにも連絡はしているので問題はありませんよ」

しずく (わあ…海未先輩のお家って想像した通りの和風なお屋敷ですね…彼方さんたちも私の家に来た時同じような感想だったのかな?)

ガラガラ

海未「ただいま帰りました」ペコリ

しずく「お、お邪魔します…」ペコリ

海未母「海未さん!まさか穂乃果さんやことりさん以外のお友達を連れてくるなんて…本当だったんですね」

海未「お、お母さま!?出てこなくて良いと言ったはずです!」

海未母「何を言うんですか…いつもお世話になっております。園田海未の母です」

しずく「い、いえ…私の方こそいつも海未先輩にはお世話になっています。」

海未「し、しずく…一先ず私の部屋に行きますよ・・」

しずく「えっ?う、海未先輩ですが…」

ズルズル

海未母「ごゆっくり♪」

112: 2020/04/12(日) 22:34:24.62 ID:KrR0OrZN
ー海未の部屋ー

しずく (・・ここが海未先輩のお部屋。よく整頓されていて…本がたくさんありますね。)キョロキョロ

海未「そ、そんなにじっくり見ないでください…」

しずく「す、すみません。私μ'sのみなさ…いえ。先輩のお家に来たのが初めてなので緊張してしまって」

海未「そういえば…穂乃果の家にも来たことはありませんでしたね」

しずく「はい…」シュン

海未「・・ちょっと待っててください。お茶とお茶請けを用意してきますので。」

しずく「そ、そんな悪いです…」

海未「いいんですよ♪あくまでしずくには作詞を手伝ってもらっているのですから。ゆっくりくつろいでいてください」

しずく「分かりました…」

しずく (・・やっぱり落ち着けませんね…同じステージに立ったとはいえ憧れのμ'sの方のお家なんて…)キョロキョロ

しずく「あっ、この写真って小さい時の海未さんと穂乃果さんにことりさんですね…ふふっ幼馴染ですか。なんだか少し羨ましく思えますね」スッ

しずく「これって・・?」スッ

120: 2020/04/13(月) 20:40:21.61 ID:coYuTTdE
しずく「・・・恋愛漫画だよね?なんでこんなところに?」パラパラ

しずく「こ、これって…!よく見たら私が好きなシリーズの小説を漫画にしたもの!?あぁ…♡まさかこんなところで見ることができるなんて…」

海未「しずく、今戻り・・・・!?」

しずく「あっ、海未さん!こんな素敵な漫画を持っているなんて!!どうして教えてくれなかったんですか?」グイッ

海未「・・・は」

しずく「は…?」

海未「破廉恥です…///」プシュゥゥ

しずく「えっ?これは海未先輩の漫画じゃないんですか?」

海未「それは……穂乃果が無理やり…///」

~回想~

穂乃果「海未ちゃん!ラブソングだよラブソング!!」

海未「いきなりどうしたのですか?…また何か変なものに影響されたんですか」

穂乃果「そ、そんなことないもん!この前~他のスクールアイドルがラブソングを公開しててそれがとっても人気になってたの!」

穂乃果「人気が出やすいならやるしかないよ!ってことで~参考に穂乃果の漫画貸してあげるね♪」ポスッ

海未「なっ…!!?ほ、穂乃果!学校に漫画を持ってきてはいけません!」

海未「って…いませんね。はぁ…」

海未「という具合に半ば強引押し付けられたのです」

121: 2020/04/13(月) 20:51:15.17 ID:coYuTTdE
しずく「な、なるほど…」

海未「そのくせ…貸したのはこの一巻のみで…穂乃果らしいと言えばらしいのですが」

しずく (あっ…海未さん笑ってる…本音では嫌じゃないってことなんだよね)

しずく「あれ?海未先輩…その本何か挟まってませんか?」

海未「・・・?本当ですね気がつきませんでした」シュッ

海未「これは…」

しずく「わぁ…♡小さい時の穂乃果先輩たちの写真ですね」

海未「そうですね…こんな大事な写真をしおりにするなんて全く…ふふっ♪」

しずく「水たまりをバックにした泥まみれの穂乃果先輩…これってどういう写真なんですか?」

海未「さすがに分かりませんよね、これはですね…話せば長くなるのですが大きな水たまりがあって穂乃果はそれを飛び越えようとしたのです」

しずく「ふふっ…子どもらしいですね♪」

海未「私とことりはなんども無理と言ったのですが諦めることなく挑み続けて穂乃果は結果的に飛んでしまったんです」

しずく「こんなに大きな水たまりを飛び越えたんですか!?」

海未「はい♪他にも高い木に登ってみたり……夜の小学校で肝試しをしようとしてみたり…沼で変な魚を獲ろうとしたり…穂乃果にはいつも振り回されていたんです」

海未「・・その度に穂乃果は私たちの知らない世界を見せてくれたのです。」

しずく「素敵なお話ですね…」

しずく (なんだか先輩たちでも知らないようなμ'sのことを知れた・・そんな気がします)

海未「い、いけません…少し話し込んでしまいました…まずは穂むらのほむまんとお茶をどうぞ」スッ

122: 2020/04/13(月) 20:57:34.57 ID:coYuTTdE
モグモグ

しずく「とても美味しいです…♡」

海未「しずくは食べる姿も上品ですね、とても見ていて気持ちが良くなります♪」

しずく「そ、そうでしょうか…?」

海未「はい。それにほむまんの良さが分かると言うのは素晴らしいです!私も小さな頃……いえやめておきましょう」

しずく「ええ?海未先輩のお話気になります…」

海未「さ、さすがに…作詞の時間を考えたらまずいので……またの機会ということでどうでしょうか?」

しずく「・・確かにそうですね。では、作詞がちゃんと終わったら教えてください♪」

海未「なるほど、それも良いかもしれませんね♡」

海未「それではまずはテーマなのですが…実は真姫と相談して今回はなんでも良いと言われてしまっているので…」

しずく「ラブソングにはしないんですか?」

海未「ら、ラブソングはまだ無しです…///ですのでしずくに何か意見を出して欲しいと思いまして」

しずく (・・・・μ'sの曲ってラブソングたくさんあるのに‥どうやってできたのかな?)

しずく「それなら……出会いなんてどうですか?」

海未「・・出会いですか」

123: 2020/04/13(月) 21:10:30.34 ID:coYuTTdE
しずく「はっ…!?す、すみません!考えなしに言ってしまいました…」

海未「出会い……出会い…良いですね!!!」

しずく「えっ?」

海未「しずく!あなたは…最高です!μ'sの10人が出会って…生まれるもの…それを表現してみるのも良いかもしれませんね」

しずく「は、はあ…お力になれて何よりです」

海未「それでは出会いに関連する言葉を考えてみましょうか」

しずく「そうですね…出会いがあれば別れもありますよね」

海未「別れですか…ふむ…確かに出会いがあればそれもまた運命ですね…」カキカキ

しずく (別れなんて言葉、これまでの私なら…最初に出てこなかったかも)

しずく (この世界で私の知らないμ'sのみなさんと出会って……虹ヶ咲のみなさんと別れた…)

海未「そんな世の中だからこそ出会いが素晴らしい…私はそう思います」

しずく「確かに…でも、穂乃果さんとことりさんといつか離れ離れに…その時はどうするんですか?…耐えられるんですか?」

海未「難しい質問ですね…分かりませんと言うのが正直ですが、私はその時になれば2人を応援すると思います。いえ…見守るという方が正しいのでしょうか」カキカキ

しずく「・・見守るですか」

124: 2020/04/13(月) 21:22:17.71 ID:coYuTTdE
しずく「でも…もう二度と会えないかもしれないんですよ?」

海未「会えない…確かにそんな可能性もあるかもしれませんね。そんな無情とも取れる別れ…だからこそせめて今だけは…この時間を、スクールアイドルとしての時間を大切にしたいのです」カキカキ

しずく (海未さん…そんなこと考えてたんですね)

しずく「それにしても…海未先輩ずっと手が動いてますね?」

海未「言葉を紡ぐのは難しいですが…ここまで流暢に筆が進んだのは久しぶりかもしれません♪しずくと話しているとなんだかイメージが湧いてきます」

しずく「あ、ありがとうございます…///」

海未「ふふ、私としずくで作り上げるこの楽曲…なんというタイトルにしましょうか?」スッ

しずく「・・・!海未先輩!2番も作っても良いですか…?」

海未「しずく…!もちろんです!!…決して今は歌われなくても、2番を作る意味も十分にありますから」

海未「しずくは他にどんな言葉を入れたいですか?」

しずく「そうですね…他には………」

海未「なるほど、それなら私は………」

~間~

海未「やりました!完成ですよ!!」

しずく「ふぅ…力になれて嬉しいです♪」

海未「・・・?もうこんな時間ではありませんか!?」

しずく「ええっ!?…帰りの電車が」

海未「・・・かくなる上は…し、しずく…」

しずく「はい?」

海未「う、うちで良ければ……泊まりませんか?」

しずく「ええっ!?」

125: 2020/04/13(月) 21:52:10.01 ID:coYuTTdE
しずく「そ、それは嬉しいのですが…ご迷惑では?」

海未「・・ですが引き止めてしまった私の責任というものもありますし」

しずく「うぅ…とは言いましても」

海未「母には私から話しておきますので…どうですかね?」

しずく (・・・今日はボイトレのレッスンもないし…オフィーリアの散歩もお母さんが行ってくれるはずだったよね?)

しずく「そ、それじゃあ…よろしくお願いします」ペコリ

海未「・・・それではお母様に連絡してもらえますか?」スー ピシャッ

しずく「は、はい!」

海未「すみませんしずく、母からほむまんを買うようにお使いを頼まれてしまいまして…」

しずく「そうなのですか?!それなら私も一緒に行きますよ?」

海未「で、ですが…」

しずく「一度穂乃果先輩のお家にも行ってみたかったんです♪」

海未「・・しずくがそう言うなら良いのですが」

127: 2020/04/13(月) 22:39:06.45 ID:coYuTTdE
スタスタ

海未「とても静かですね」

しずく「はい…耳をすませば風の音や…私たちの足音だけが…」

ブーーーン

しずく「・・・なんて上手くはいきませんよね」

海未「ふふ…人の営みも時として風情を生み出すものですけどね」

しずく「せっかく海未先輩と向かってるのに…」

海未「気にしないでください♪それに…」

しずく「?」

海未「これからもっと…」

穂乃果「あ~!!海未ちゃん、しずくちゃ~ん!」ブンブン

海未「ふふっ、噂をすればですね」

しずく「なるほど♪」クスッ

穂乃果「え~!?なんで2人とも笑うのー!?穂乃果が店番してたらおかしい?」

海未「いえ…そうではなく」

しずく「穂乃果先輩…お店の中から急に私たちに駆け寄ってくるのがおかしくて♪」

穂乃果「だって~海未ちゃんはともかく…しずくちゃんまできてくれるなんて嬉しかったんだもん!」

しずく「そんなに喜んでもらえるなんて…私もきて良かったです♪」

海未「・・・そもそもしずくと一緒に行くと連絡しではありませんか?」

穂乃果「えへへ…分かってたけど~」

穂乃果「あっ!聞いて聞いて!?ビッグニュースがあるんだよ!」

しずうみ「??」

129: 2020/04/13(月) 22:47:00.19 ID:coYuTTdE
>>127
誤字訂正

海未「・・・そもそもしずくと一緒に行くと連絡しではありませんか?」

海未「・・・そもそもしずくと一緒に行くと連絡したではありませんか」

130: 2020/04/13(月) 22:56:06.89 ID:coYuTTdE
穂乃果「なんと!ことりちゃんが…アキバのカリスマメイドミナリンスキーだったのです!」

海未「ええっ!?それってにこ先輩が以前言っていた…」

穂乃果「そうなの!1番人気のメイドさんだったの~♪」

しずく (・・それは同じなんですね)

穂乃果「あれ?しずくちゃんあんまり驚いてないけど…」

しずく「あっ、いえ!あまりにも急なお話でびっくりしてしまって‥」

穂乃果「そうだよね~穂乃果も驚いたもん…」

海未「まさか私たちが作詞をしている間にそんなことが明らかになるとは…何が起きるか分かりませんね」

穂乃果「あっ!それでねそれでね?作詞のことなんだけど…ことりちゃんにも任せてみたらダメかな?」

しずく「!?」

海未「ことりにですか?一体どうして」

穂乃果「・・・ことりちゃん私や海未ちゃんに比べて自分には何にもないって言ってて…自信になればどうかなって…ダメ?」

海未「いえ…そういった理由ならダメではないのですが…」チラッ

しずく (・・・ことりさんが作詞…どんな曲ができるのかな……?)ムムム

ことり「ぷわぷわ~~♪ぴよぴよぴよぴよ♡」

しずく (いやいや…まさかそんなね?)

海未「しずく?聞いていますか?」

しずく「あっ、す、すみません…なんですか?」

穂乃果「ことりちゃんはことりちゃんで作詞をしてもらおうと思ってるんだけど…大丈夫かなぁ?」

135: 2020/04/14(火) 21:18:32.57 ID:1Q5nAN11
しずく「はい♪私は大丈夫ですよ?」

海未「しずく‥良いのですか?」

穂乃果「ほえ?」

しずく「どういうことですか?」

海未「ことりが作詞を行うということは…次のライブで歌うことになる曲がそちらになるという可能性もあるんですよ?」

海未「私たちの曲は既に完成していますが…」

穂乃果「あ~!!考えてなかったよ…」シュン

しずく「いいんです」

ほのうみ「?」

しずく「μ'sの曲のストックが増えるに越したことはありませんから♪それに…私がμ'sの役に立てたそれだけで…嬉しいんです」

海未「しずく…」

しずく (・・・これで良いんだよね、うん…きっと良いの)

136: 2020/04/14(火) 21:19:06.52 ID:1Q5nAN11
穂乃果「よーし!それじゃあことりちゃんのサポートは任せて!」

海未「しずくがそう言うのなら良いのですが…あっ、穂乃果ほむまんを一箱お願いします」

穂乃果「そうだったね!海未ちゃんありがと~♪」

海未「いえいえ、母もお婆様も喜びます」

しずく「穂乃果先輩…私も8つのセットを1つ買いたいんですが…良いですか?」

穂乃果「ええ!?しずくちゃん良いの?」

しずく「はい、お母さんにオフィ…愛犬の散歩をお願いしてしまったのでせめてお礼にと思いまして」

穂乃果「くぅ~しずくちゃん良い子だね!!穂乃果感激しちゃったよ!おまけしてあげるね穂乃果からの奢りだよ!」

しずく「えっ、そんな悪いですよ・・」

穂乃果「良いって良いって~♪この間ね臨時の収入があってね~」

海未「はぁ…ちゃんと計画的に使わないとダメですよ?」

137: 2020/04/14(火) 21:19:32.12 ID:1Q5nAN11
穂乃果「むぅ~平気だもん!海未ちゃんってばお母さんみたいなこと言わないでよ!」

海未「私だって言いたくて言っているわけでは…」

しずく (こんな光景…どこかで見たことあるような?)

海未「だいたい穂乃果はもう少し~~」

しずく「あ、あの海未先輩」

海未「何ですか?」

しずく「早めに戻った方がいいんじゃないでしょうか…?」

海未「…!そうですね、ありがとうございます。穂乃果お会計の方をお願いします」

穂乃果「はーい♪」

しずく「あっ…私ったらお財布を忘れてきてしまいました」

穂乃果「ええ!?しずくちゃんでもそういうことあるんだ!」

海未「それなら私が立て替えておきましょう」

しずく「ダメです…悪いのは私ですし」

海未「ふふっ、しずくはそう言って遠慮するところもありますが…お母さまのために買って帰るその心が素晴らしいと思いました。それに私も色々助けてもらってます、ここは受け取ってもらえませんか?」スッ

しずく「は、はい…先輩がそう言うなら」

138: 2020/04/14(火) 21:20:01.09 ID:1Q5nAN11
穂乃果「それじゃあしずくちゃん、海未ちゃんまたね~♪」ブンブン

海未「穂乃果。体調などには気をつけるんですよ~?あとおじさまによろしくお伝えください!」

しずく「ありがとうございまーす!美味しくいただきますね♪」ペコリ

ー帰宅後園田家ー

しずく「穂乃果先輩のこと大切に思ってるんですね」

海未「はい♪大切な幼馴染みですから‥このほむまんも私が昔泣いている時小さい時穂乃果がくれた思い出の味なのです」

しずく「海未先輩が泣いてたんですか!?…ちょっと意外ですね」

海未「はっ…!?わ、私としたことがつい口が軽くなってしまいました…夜は人を大胆にしますね・・///」

しずく「ふふ、そうかもしれませんね♪私は穂乃果先輩と海未先輩の関係も見れて作詞する海未先輩も間近で見れてとても満足です♪」

海未「むぅ…しずくばかりずるいではありませんか」

139: 2020/04/14(火) 21:21:10.21 ID:1Q5nAN11
しずく「・・・海未先輩にまともじゃないって思われてたので少したがを外してみました♪」

海未「・・はっ!?ち、違うんですしずく!!ただ……たまにしずくが分からなくなる時があるのです」

しずく「えっ…?」

海未「こんなことを言ってもいいのか分からないのですが…本当にしずくがどんな子だったのかたまに思い出せなくて…あの時も無意識のうちにしずくが外れていたのかもしれません」

海未「もちろん…私が主観的にみてしずくはまともな人だと思いますよ」

しずく (・・・やっぱり、私が‥この世界の人じゃないから…?)

海未「そんな顔をしないでください…私はしずくのことは同じスクールアイドルとして尊敬しています。それに礼儀正しくてしっかりとした自分の芯も持っています。その上・・・」ペラペラ

140: 2020/04/14(火) 21:55:49.23 ID:P9/uGzZN
しずく「う、海未さんストップです…///そんなに褒められると恥ずかしいですからぁ・・・」カァァァ

海未「海未…さん?そういえば前にも一度……」

しずく「き、聞き間違いじゃないですか??」

海未「…そういうことにしておきましょう。それで、続きなのですが…」

しずく「ほ、褒めるのはもう…」

海未「ではなくて、しずくのことをあまり知らないような気がしてきたのです…だから改めてしずくのことを聞かせてくれませんか?どんな場所で過ごしたかなどを」

しずく「は、はい…」

141: 2020/04/14(火) 21:56:26.93 ID:yRqJB0MG
しずく「私は1年生でスクールアイドルの同好会と演劇部の掛け持ちをして‥そこでも9人・・いえ10人で活動していました」

海未「なるほど、元々から掛け持ちでスクールアイドル経験があったからあそこまで卓越したパフォーマンスができたのですね」

しずく「それで…1年生の友だちが2人いて1人はお調子者でイタズラが大好きで…そのくせそれは失敗しちゃって可愛いを譲らない子で‥でも同好会のことが大好きな子です。」

しずく「もう1人は感情表現が苦手な子なんですけどとっても可愛くて小さくて…苦手でもいろいろな人と繋がりたいコミュニケーションを取りたいって目標を持った強い子なんです。あと私に数学の勉強とかも教えてくれて・・」ポロポロ

海未「しずく…!?」

しずく「えっ……?あれ…なんで……涙が…うぅ………」ポロポロ

しずく (止まって…止まってよ……!こんなところで泣いていたら…舞台女優になんて…)

ダキッ

しずく「う…み先輩?」

海未「すみませんしずく…しずくにとってそのお友達の方は…別れたくない存在だったのですよね。無理に聞き出そうとしてしまってすみませんでした」ナデナデ

しずく「ち、違います…先輩は……悪くないです…」

海未「今はこうしています…だから泣いてもいいのですよ?」

しずく「うぅ……あぁぁぁぁ…」

142: 2020/04/14(火) 21:56:59.90 ID:1Q5nAN11
~間~

しずく「・・・お見苦しいところを見せてしまいました…」

海未「人には誰しも弱いところがあるものです…気にしないでください♪」

海未「本当は他の方のお話も聞きたかったのですが…さっきの友人の話をしている時のしずくを見てしまったので…」

しずく「・・すみません」シュン

海未「お風呂がもうすぐ沸くと思いますので先に入ってしまってください」ニコッ

しずく「海未先輩はどうするんですか?」

海未「私は日舞の稽古を短めにやる予定ですので…その後に…」

しずく「お稽古ですか!?あの…私も見て良いですか?」

海未「で、ですが…時間がかかるかもしれませんよ?」

しずく「海未先輩が踊っているところ見てみたいので…そんなの気になりません♪」

海未「分かりました、それでは母に聞いてみます・・」

143: 2020/04/14(火) 21:58:17.33 ID:yRqJB0MG
ー稽古場ー

しずく「はぁぁ…///」

海未「・・・」

しずく (海未さんの日舞…初めて見ましたがなんて優雅なんでしょう…目線が吸い寄せられていくというか本当に‥)

海未 (・・・しずくが気になって少し集中を欠いている気がします気をつけないければ)

海未母「そこまでです。」

海未「はい!」ピタッ

海未母「海未さん、ほとんど完璧でしたが…最後のあたりで少し集中力が欠け乱れが見えたように思えます…」

海未「す、すみません…」

海未母「ですが…あなたも疲れていますから、ちゃんと休んでください。」

海未母「しずくさん」

しずく「は、はい!」

海未母「お風呂の方もし大丈夫でしたら海未さんと入ってあげてくださいな♪穂乃果さんやことりさんとは今でもたまに入ってますので」

しずく「は、はい!?」

海未「・・・!?」

海未母「それでは私はこれで…」

144: 2020/04/14(火) 21:58:56.86 ID:1Q5nAN11
___
_____

海未「全く…母にも困ったものです」シャー

しずく「海未先輩の日舞とても素敵でした…華やかさと引き込まれるような魅力…あれはスクールアイドルのダンスにも応用できませんかね?」

海未「あ、ありがとうございます…日舞をですか?・・難しいのではないでしょうか?」シャー

しずく「・・・何かそれらしさを表現できれば……!扇子を使ってみるというのはどうですか?」

海未「なるほど!それは良いアイデアかもしれません。早速…と言いたいですがちゃんと湯船に浸かってから考えてみましょうか♪」

しずく「はい♪」

プカー

しずく「・・・海未先輩」

海未「?」

しずく「もし、あの曲を歌うことがあれば…センターは先輩が歌ってください」

海未「な、何を言うのですかしずく!?あれは…あなたの協力がなければ書けませんでした。だからあなたが…」

海未「いったいどうしてそんなことを…」

145: 2020/04/14(火) 21:59:49.24 ID:1Q5nAN11
しずく (・・・わたしにはもったいないですから。それに…歌える時が来るのかな)

しずく「何も聞かないでください・・それに…もし私にしようとしたら海未先輩に泣かされたってことり先輩に言いますからね?」

海未「そ、それはダメです!・・・ですが」

しずく「それに…海未先輩がセンターで踊るところを見たいんです」ボソッ

海未「・・・」

パシャ

しずく「それではお先に上がらせていただきますね♪いいお湯でした♡」

海未「し、しずく!」

146: 2020/04/14(火) 22:38:10.96 ID:1Q5nAN11
海未「…やはりしずくが時々分からなくなります。」ガラッ

ー海未の部屋ー

しずく「・・・・・」グテー

海未「し、しずく!?どうしたのですか!?まさか体調を崩して…」ユサユサ

しずく「…すみません、海未先輩。これ…お芝居の練習なんです」

海未「ええっ?ああ…そういえば演目が白雪姫でしたね、そしてしずくは白雪姫と…」

しずく「はい!とはいえ少し原作から変えた台本なんですよ?ふふっ‥♪私も身が入ります」

海未「しずくはお芝居が大好きですね」

しずく「もちろんです♪・・スクールアイドルとどちらがと聞かれると迷ってしまいますけど」

147: 2020/04/14(火) 22:39:03.51 ID:1Q5nAN11
しずく「あっ、海未先輩もしよければ付き合ってもらえませんか?」

海未「つ、付き合う…///?」

しずく「すみません言葉が足りませんでしたね台本の読み合わせにです」

海未「ま、まあ…それくらいなら」

海未「や、やっぱり最後にキスはするんですね…」プルプル

しずく「あっ、そこはやらなくて大丈夫ですよ?」

海未「そうですか…それなら安心しました」ホッ

~間~

海未「それにしても…白雪姫とはあんなにドロドロした話だったでしょうか?小人同士で心理戦が始まるなんて…」

しずく「なんでも…台本を手掛けた方が大きな変化をということでそうなったみたいです。王子の出番はそのままですけど…」

海未「学園祭、μ'sとしてもライブを行うはずですが時間にゆとりがあれば観に行きますね♪」ニコッ

しずく「はいっ!待ってますね♡」

148: 2020/04/14(火) 22:56:55.02 ID:1Q5nAN11
ー翌日ー

凛「しずくちゃんおっはよ~!」

しずく「おはよう凛さん今日は早いんだね?」

凛「えへへ~ことり先輩がどんな歌詞を書くのか気になったらいてもたってもいられなかったにゃ!」

花陽「凛ちゃ~ん待ってよ~」

真姫「はぁ…はぁ…張り切り…すぎよ」

凛「真姫ちゃんバテバテ~もっと体力つけたほうがいいにゃ~」

真姫「くっ…こ、これでも前よりは付いてるわよ!・・?」

しずく「真姫さんどうかした?」

真姫「しずく…あなたシャンプー変えた?」

花陽「確かにいつもと違う香りだね?それに…どこかで感じたことがあるような」

しずく「あっ…そういえば昨日は海未先輩のお家のものを使ったからかな?」

凛「え~!!!?しずくちゃん海未先輩のお家にお泊まりしたの~?良いな~」

しずく「凛さんたちは泊まったことないの?」

花陽「わ、私と凛ちゃんはないよ?」

真姫「私も曲作りのことで遅くまで残ったことはあるけど…家に泊まるなんてことはないわね」クルクル

しずく (・・・なんでしょう、この優越感は)ソワソワ

凛「よーし!それじゃあ今度みんなで真姫ちゃんのお家にお泊まり会するにゃ~!」

真姫「なんで私の家なのよ!?」

150: 2020/04/14(火) 23:12:19.47 ID:1Q5nAN11
凛「えー!だって真姫ちゃんのお家広いも~ん」

花陽「凛ちゃん…ちゃんと真姫ちゃんの気持ちを聞かないとダメだよぉ」

真姫「べ、別に…私は良いけど」

真姫「・・・あなたたちとお泊まりするのも楽しそうだし」ボソッ

しずく (ふふっ…♪素直じゃない真姫さんも可愛いな♡幸せな気持ちに切り替えて今日も1日頑張ろう!)

しずく「そうだ、真姫さん」

真姫「?」

しずく「海未先輩と私で歌詞を完成させたんだけど…曲が作れそうか見てくれないかな?」パラッ

真姫「・・・・なるほどね、これまでとはだいぶ違う気色になりそうだけど考えてみるわ」

しずく「ありがとう真姫さん♪」

花陽「ええっ!?もう完成したの?」

凛「どんな感じなのか気になるにゃ~!!」

真姫「ふふっ、すぐに聞かせてあげるわよ」

ーお昼休憩ー

しずく (ことりさんがどんな歌詞を書いてるのかみにきてみましたが…)

ことり「生地がパリパリのクレープ食べたい、八割れの猫…可愛い♪五本指ソックス気持ちいい♡ふわふわしたものかわいいな♪」

ことり「むむむ…ちょっと違うかな~?」

ことり「やんやん遅れそうです~♪チョコチョコチョコレート美味しい~♡」

ことり「うぅぅぅ…やっぱり無理だよ~~~!!!」

しずく (想像以上に凄いことになってました…!)

157: 2020/04/16(木) 20:34:08.83 ID:Jy9Ndf0j
しずく「あの、ことり先輩…?」

ことり「ひゃっ!?し、しずくちゃん?」

しずく「作詞…うまくいってないんですか?」

ことり「そうなの…頑張らなきゃって思えば思うほど…どうすればいいかわかんなくなっちゃって」

しずく「・・・それならリラックスして気分転換してみたらどうですか?腕立て伏せとか、瞑想とか意外と何か閃くこともありますよ♪」

ことり「…うん、心配してくれてありがとう♪」

しずく「いえ♪ことり先輩のメイド服姿とても可愛かったです♡いつものことり先輩とは違って見えて…とても魅力的でした♪」

ことり「あれ?しずくちゃんは穂乃果ちゃんたちとじゃなくて…海未ちゃんといたんじゃ」

しずく「あ、あはは…実は…一度役作りの時にメイド喫茶に行ってことり先輩みたいな方を見かけてしまって・・」

ことり「な~んだそういうことだったんだ♪いつもと違う…穂乃果ちゃんにも似たようなことを言われたよ」

しずく (・・・う、うまくごまかせました)

ことり「違う私……これ良いかも♡」カキカキ

しずく (なんだか…少しずつ筆が進み出したみたいですね…失礼しました♪)ススッ

穂乃果「良かった~ことりちゃんなんとか大丈夫そうだね・・♪」コソッ

海未「はい…心配して来てみましたが…よかったですね♪」

158: 2020/04/16(木) 20:51:46.37 ID:KE69XAz8
にこ「で…」

にこ「完成したのはいいけど2曲も新曲を作ってどうするのよ!?」

穂乃果「ええ~ダメかな…?」

絵里「ことりのバイト先のメイド喫茶前でライブをやらせてもらえることにはなったけど、さすがに時間が厳しくないかしら?それと衣装も2種類用意しないといけなくなるわ」

海未「すみません…」シュン

しずく「出過ぎたことをしてしまいました…」シュン

希「あ~えりちが海未ちゃんとしずくちゃんをいじめてる~」

絵里「ち、違うわよ!?私は……」

ことり「…それなら私の曲はやらなくてもいいよ?」

海未「ことり!?」

ことり「先に作ったのは海未ちゃんとしずくちゃんだし…それに2人の作ったものの方がきっと良いものになってるもん」

真姫「・・どっちもとても素敵な歌詞だったわよ。海未先輩たちが作詞したものは結構作曲も苦労したけど…良いものになったと思うわ」

凛「凛もことり先輩の歌詞可愛くて好き~♪」

花陽「う、海未先輩としずくちゃんの歌詞も切なくて…かっこよくて今までにない感じで良かったね♪」

しずく (・・・これはまとまるんでしょうか?やっぱり私たちの曲が引いてことり先輩に譲った方が…)

159: 2020/04/16(木) 21:02:10.49 ID:KE69XAz8
穂乃果「あ~~!!!」ガタン

にこ「どぅぅわ!?な、なによ急に大きな声出して‥」

穂乃果「ねえねえ!すっごく良いかと思いついたんだけど聞いて聞いて?」

凛「穂乃果先輩急にどうしたんですか?」

しずく「・・?」

絵里「言ってみて?」

穂乃果「2曲ともやってみれば良いんじゃないかな?」

にこ「はぁ!?あんた…話聞いてたの?」

穂乃果「聞いてたよ~だから、両方の曲を1番だけ歌ってみたら時間は大丈夫なんじゃないかなって」

花陽「な、なるほど!メドレー形式…それなら時間も取れますし…何より2曲のギャップで注目度が上がること間違いないです!」

しずく (・・・!)

海未「ですが…絵里先輩の言っていた衣装の問題はどうするんですか?」

穂乃果「あ~~そ、それは~」

しずく「衣装の要素を掛け合わせてみるのはどうでしょう?」

160: 2020/04/16(木) 21:10:21.75 ID:KE69XAz8
ことり「!!」

希「掛け合わせるって…海未ちゃんの曲用の和服とことりちゃんの曲用のメイド服を?」

しずく「はい♪それの結果でき上がったものなら…どちらの曲で使用しても問題がないんじゃないかと思いました」

しずく「名付けて…大正浪漫風メイド服です!」

ことり「・・・・・」

絵里「ことりの拘りの普段から着てるようなメイド服を諦めることになるけど…それでも…」

ことり「すっごい素敵~~~♡」ガシッ

しずく「ひゃっ!?」

ことり「そういう衣装も作ってみたかったの~~♡しずくちゃんのアイデアを聞かせて♡」

しずく「は、はい…まずは…」ペラペラ

ことり「ふむふむ……」カキカキ

凛「ことり先輩すごい勢いだね~」

真姫「まあ…次のライブのことが決まったなら良かったんじゃない?」

にこ「たく…あんたはやっぱりただものじゃないわね」

穂乃果「ほえ?私何か変なことしたかな~?」

161: 2020/04/16(木) 22:01:30.30 ID:KE69XAz8
ー屋上ー

海未「ワンツースリーフォー!」

絵里「花陽!腕が下がってきてるわよ?」

花陽「は、はいい…」プルプル

凛「かよちんファイト!凛も頑張るから!」

しずく「凛さん、そこの振り付け間違えてるよ?」

凛「にゃにゃ!!?…うぅ、2つのダンス覚えるの難しいよ~~」

穂乃果「でも、楽しいよね♪」クルッ

にこ「ふん…にこにかかれば朝飯前よ!」

希「とか言って…にこっちも結構間違ってるよ~?」

にこ「わ、わざとよわざと!後輩のために身をもって間違えやすいところを教えてあげてるの!」

真姫「・・・・」ジトー

ことり「・・・」ニコニコ

しずく「はぁ……はぁ…ことり先輩?」

ことり「なあに?」

しずく「厳しい練習なのに・・とても笑顔だったので♪」

ことり「えへへ…海未ちゃんや穂乃果ちゃんに少しは近づけたのかな~って考えてたの♪」

しずく「・・近づけてますよきっと♪」

ことり「ふふ、ありがと~♡もっとも~っと穂乃果ちゃんたちとスクールアイドルやりたいな♪」

しずく「はい♪…私も同じ気持ちです」

ことり「?」

しずく「どうかしましたか?」

ことり「ううん♪次のライブも頑張ろうね♡」

しずく「もちろんです!」

海未「ことり~しずく~!休憩終わりですよ~!」

ことり「はーい♪」

162: 2020/04/16(木) 22:19:50.76 ID:KE69XAz8
ーライブ当日ー

ことり「はぁ~~♡みんな可愛い~♡」

海未「こ、ことり…スカートがその…短い気がするのですが…///」

ことり「~?」

穂乃果「今日はヒデコたちもいっぱい宣伝してくれたんだよ!…いつもよりたくさんの人の前でライブになると思うけど頑張ろう!」

にこ「たくさんの観客…にこが視線を独り占め…燃えてきたわ♡」

花陽「たくさんの人…だ、大丈夫かなぁ…緊張してきたよぉ」

希「花陽ちゃん♪緊張がほぐれるおまじない♡手に人って書いて吸い込んでみよっか」

花陽「すー‥‥」

絵里「これで大丈夫そうね♪」

花陽「はーーーー」

凛「かよちん吐き出しちゃダメにゃ~!!!」ギュー

真姫「・・大きく深呼吸できてるからいいんじゃない?それにしても海未先輩が衣装のことを言うのはいつものことだけど…」

凛「かよちんみたいに緊張してないの珍しいね~」

花陽「そ、そういえばそうだよね…うぅ…」バクバク

163: 2020/04/16(木) 22:35:06.38 ID:KE69XAz8
しずく (・・・ことりさんも海未さんもとてもすごい曲を作りました)

しずく (でも、まだ私は戻ることができません…何か足りないんでしょうか?それとも…ずっとここにいるということ…?)

海未「しずく」ポンッ

しずく「う、海未先輩!?」

海未「今日のライブはあなたと私のダブルセンターでいきましょう」

しずく「ええっ!?そんな…できるんですか?」

海未「絵里先輩に許可はもらいましたそれに…あなたならできます。あなたは…言いましたね私がセンターで踊るところがみたいと私もあなたがセンターで踊るところが見たいのです」

しずく「海未先輩……分かりました!」

海未「そう言ってくれると思っていました!では…ともに駆けぬけましょう♪」

ワー!!!!!!

穂乃果「もう時間だね!!よーしみんな行くよ!」

穂乃果「1!」

ことり「2!」

海未「3!」

真姫「4!」

凛「5!」

花陽「6!」

にこ「7!」

希「8!」

絵里「9!」

しずく「・・10!」

μ's…ミュージックスタート!!

164: 2020/04/16(木) 22:47:14.73 ID:KE69XAz8
___
_____

海未「それでは2曲目を歌わせていただきます…この曲は私の後輩と作り上げた曲です。聞いてください…だってだって噫無情」

~♪

海未「噫無情…この世界は悲しみにー満ちてる‥」チラッ

しずく「それで~もいい!出会えたことが」

全員「喜びな~の…そうでしょう?」

~♪

キャー!!! 最高だったよー! 海未ちゃんこっち向いてー! ことりちゃんのおやつにされたーい!! Zzzzz


ことり「ありがとうございました!これでμ's路上ライブを終わります♡」

しずく (ふぅ…なんとかやり切れました…ライブ中は余計なことも考えませんでした・・・少しは貢献できたのでしょうか…?)

海未「しずく」

しずく「海未先輩…」

海未「最高でした…♪私の我儘に付き合ってくれてありがとうございました」

しずく「いえ、期待に応えられたようで何よりです♪」ニコッ

しずく「・・・・!?」

しずく「すみませんちょっと失礼します。」タッタッタッ‥

海未「?」

しずく「あの!すいません!!」

ファン?「~?」クルッ

しずく (やっぱり…!)

彼方「ん~??」

しずく (彼方さん…!)

165: 2020/04/16(木) 23:07:05.77 ID:KE69XAz8
しずく「彼方さん!」

彼方「ふわぁぁ…誰~?」

しずく (・・・・!…やっぱりそうだよね)

しずく「あ、あの…私…」モジモジ

遥「お姉ちゃん!」

彼方「あ~遥ちゃーん♡良かった~迷子になって心配した~」

遥「私も心配したよ~良かった…ってあれ?も、もしかして桜坂しずくさん!?」

しずく「ど、どうもこんにちは♪」ペコリ

遥「お、お姉ちゃんなんでしずくさんと一緒にいるの!?」

彼方「~?分かんない…この子から私に声をかけてきたのだよ~彼方ちゃん…すやぴしようとしてたら…素敵な歌声が聞こえてきて~♡」

しずく (も、もしかして…彼方さんライブに引き寄せられて来たの!?)

彼方「それで気がついたらここにいたんだ~」

遥「しずくさんは今人気のスクールアイドルμ'sのメンバーなんだよ!」

彼方「ああ~スクールアイドル……なるほどね~・・・Zzzz」

遥「わぁぁぁお姉ちゃん寝ないで!!しずくさんにサインもらえるチャンスだよ!?…私が欲しかったり」ユサユサ

彼方「遥ちゃんがサインを欲しかってる…!?」パチリ

彼方「しずくさん、折りいってのお願いがあります…!」

しずく (っ……!)

166: 2020/04/16(木) 23:15:15.51 ID:KE69XAz8
しずく「ええ、もちろんですよ♪遥さんへで良いですか?」

遥「は、はい!色紙持ち歩いてるのでこれにお願いします!」サッ

しずく「…遥さんへっと」キュッキュッ

遥「ありがとうございます!わぁぁ…♪μ'sのしずくさんにもらえるなんて…感激しちゃう」

彼方「そういえば~なんでしずくさんは彼方ちゃんのこと知ってたの~?彼方ちゃん…もしかして有名人~?」

しずく「えっ?えっと……それは…ですね」

遥「?」

彼方「~?」

しずく「~~~~~!」

しずく「・・彼方さん!スクールアイドル!やってみませんか?」

遥「お、お姉ちゃんがスクールアイドル!?」

彼方「おお~?まさかの展開だよ~」

しずく「ライブ会場で後ろ姿を見た時ふと感じました‥あなたには資質があります!」

彼方「うーむ…なんだろう初めて会ったのに…不思議と胡散臭くない…」

遥「お姉ちゃんがスクールアイドルになるなら私も応援するよ!」

彼方「おおー♪遥ちゃんありがとう~♡」

彼方「それじゃあ…しずく…」

しずく「あ、あの…」

彼方「~?」

しずく「しずくちゃんって呼んでくれませんか…?どうも痒くて…」

彼方「本人がそう言うなら~しずくちゃんが勧めてくれたからには彼方ちゃんも東雲学院でスクールアイドルはじめてみようかな~?」

しずく「東雲・・学院?」

彼方「今日はいい夢が見られそう~またね~しずくちゃん♡」

遥「ありがとうございました!サイン大切にしますね!!」

173: 2020/04/17(金) 21:58:14.99 ID:qiD3b2Bm
しずく「うぅ…はっ!?」バッ

しずく「こ、ここは…どこ?」

しずく「…まっさらで何も見えない。もしかして私…」

パァァァァァ

しずく「ま、眩しい…!!もしかして天使の方ですか?」

???「・・・惜しいわね、私はそれに近しいものよ」

しずく「・・近しいもの…つまりキューピットですか?」

???「違うわよ!この黒い翼が…って」

しずく「まさか…本物の天使様に会えるなんて…これって現実?でも…非現実的な別の世界にいるわけだし……天使様ってだけあってすごく綺麗‥///というよりもそもそもここはどこ・・?」ブツブツ

???「ああ…もううるさ~い!!」ブンッ

しずく「ひゃっ!?」

ヨ??「全く…手短に言うとあなたに力を授けにきたのよ」

しずく「力…?」

???「そう…常人をも超える力…これがあればきっとこの世界でも役に立つわ」

しずく「よ、よく分かりませんが…ありがとうございます…?」

?ハ?「ただし!ただでは授けられないわ」

しずく「・・・?」

???「簡単な運試しのゲームをしてもらうわ…それをクリアできたら授けるわ・・」

しずく「そ、それは一体…?」ゴクリ

174: 2020/04/17(金) 22:04:18.92 ID:qiD3b2Bm
??ネ「これを持ちなさい」スッ

しずく「これって…ストップウォッチですよね?」

ヨ??「これを好きなタイミングで止めてコンマ下1桁が4か9以外の数字ならあなたに少し役立つ力を授けるわ」

しずく「・・以外だったらどうなるんですか?」

???「その場合は…特にないけど占いくらいならしてあげても良いわ」

しずく (・・・私に損はないってことだよね?)

バサッ

ヨハネ「ーーさあ!やるかやらないかー選びなさい?」

しずく「やります」カチッ

ヨハネ「ふふっ…いい度胸ね。さあ、運命を選びなさい!!」

しずく (・・・纏っていたローブみたいなのとったけど…あれって善子さんだよね?)

ピッピッピッピッ

安価下
コンマ下一桁が4,8以外でしずくちゃんが力に目覚める

176: 2020/04/17(金) 22:29:33.12 ID:xkq0c4Et
ヨハネ「ふうん…あなた中々の運を持っているようじゃない」

しずく「あ、ありがとうございます‥?」

ヨハネ (私とした事が…数字を間違えて指定してしまうなんてね…私ってやっぱり運が悪い!4,8で我が真名とかけていたのに)

ヨハネ「それじゃあ約束通り我が力を授けるわ…その名もヨハネアイ!」バンッ!

しずく「ヨ、ヨハネアイですか…」

ヨハネ「驚かずに聞くと良いわ…この能力を得たあなたは~~~」

しずく「えっ!?ちょ、ちょっと待ってください!」

ヨハネ「~~~~」

___
_____

しずく「はっ…!?こ、ここは…?」

演劇部部長「しずくさ~ん?白雪姫はりんごを食べて眠ってしまうけど…まさか本当に寝てしまうなんてね」

しずく「はっ……す、すみません・・///」

部長「いいのよ~?あなたがそう隙だらけなら‥本当にキスができたかもしらないもの♪」

しずく「なっ…///」

部長「なんて冗談よ?あなた最近疲れてるんじゃない?どこかぼんやりしてることもあるし…しっかり休む時は休むのよ?」

しずく「は、はい…」シュン

部長「それじゃあ今日の演習はここまで~各自で台詞の暗記や合わせをしておいて~」

部員一同「はい!!!」

しずく (集中できてないのは…分かってます…でも、分かってはいたけど…)

彼方「誰~?」

しずく (あの言葉…どうにも響きますね)

177: 2020/04/17(金) 22:40:54.12 ID:xkq0c4Et
ー屋上ー

にこ「はぁ?しずくが?」

凛「そうなの!しずくちゃんが大変なの~!」

花陽「にこちゃん…助けて」

海未「にわかには信じがたいですね、あのしずくが授業中うわの空で」

ことり「演劇の台本をお家に忘れたり・・」

絵里「口を開けばため息なんて・・」

真姫「今日の演劇部の練習で居眠りもしていたみたいよ」クルクル

穂乃果「最近は熱いもんね~疲れからか…私もついうとうとしちゃうから分かるよ~」

絵里「穂乃果?あんまりふざけるのはだめよ?」

花陽「ぴゃあ……」プルプル

絵里「は、花陽?そんなに怖がらなくても良いのよ?先輩も後輩もないんだし‥ね?」

花陽「は、はい‥」

希「‥確かに真面目で演劇大好きなしずくちゃんからは想像できないことばっかりやね、何か心当たりはないん?」

海未「・・分かりませんね、ライブの方も大成功でしたし…」

穂乃果「うーん……そうだ!!」

にこ「何か思いついたの?」

穂乃果「こういうときは合宿行こうよ!!」

凛「合宿か~面白そうにゃ!」

絵里 (合宿を利用して…距離を縮める、良いかもしれないわね)

178: 2020/04/17(金) 22:47:55.30 ID:xkq0c4Et
穂乃果「しずくちゃんが元気がないなら励ますきっかけにもなるし~暑いもん!海とか行きたいよね~♪」

海未「・・ですが費用はどうするのですか?」

穂乃果「…ことりちゃんバイト代っていつ…?」

ことり「ふぇぇぇ!?」

海未「ことりを当てにするつもりだったのですか…?」

穂乃果「ち、違うよ~!!」

にこ「でも、私たちはともかくとしてしずくのお家からだとかかるお金も違うし…難しいんじゃないかしら?」

絵里「にこの言うことも一理あるわね」

真姫「・・・あの」スッ

花陽「真姫ちゃん?」

真姫「…私のパパが持ってる別荘ならあるけど」

穂乃果「ええっ!?真姫ちゃん本当!」

海未「いきなり押しかけて‥ご迷惑ではないでしょうか?」

真姫「大丈夫、パパにお願いしてみるわ」

凛「真姫ちゃんがいつになく積極的にゃ~!!」

希 (ふふっ…真姫ちゃんってば一生懸命で可愛い♡)

絵里「これを機に…やってしまった方が良いのかもしれないわね」

179: 2020/04/17(金) 23:00:27.11 ID:xkq0c4Et
しずく「すみません!遅れまし…た?」ガチャ

ガヤガヤ

穂乃果「あっ、しずくちゃん!」

しずく「は、はい?」

穂乃果「合宿だよ!合宿!!」

しずく「ええ!?」

穂乃果「μ'sみんなで合宿だよ~!」

真姫「・・・日程はこんな感じで場所はここだけど、大丈夫かしら?」

しずく「真姫さん……うん!大丈夫だよ」

真姫「それじゃあ決まりね、しずくが集合場所に来るまでの電車代は私が出すわ」

しずく「そ、そんなの悪いよ」

真姫「良いの。出させて?」

しずく (お金を出してもらうのは悪い気がするけど…ここで断っても真姫さんに悪いよね…?あとで何かお礼をしないと)

しずく「分かった。それじゃあ…お願いするね」

真姫「任せて」
___
_____

ー桜坂家ー

しずく「μ'sの皆さんと合宿…」

しずく「はぁぁぁ…♪こんな幸せなことがあって良いでしょうか?」

しずく「それにしても…絵里さんが言っていた・・」

絵里「しずく、覚悟してよね?」ウインク

しずく「あれはどういう意味なんでしょうか…?」

しずく「あぁ…考えただけで眠れなくなってきました…///」

しずく「こういう時は…羊を数えるんですよね…羊が1匹…2匹…3匹…」

しずく「・・・ダメです、252匹まで数えても眠れないなんて…」

彼方「しずくちゃんちょっとこっちに来てみ~。ほら、ここに頭を乗っけて…」

彼方「彼方ちゃんが頭をなでなでしてあげよ~」

しずく「やっぱり‥彼方さんのせいです…あの時彼方さんを見つけなければ…彼方さん……」ギューーー

しずく「・・・Zzzzzz」

180: 2020/04/17(金) 23:07:51.31 ID:xkq0c4Et
ー合宿当日ー

しずく「集合場所についたけど…さすがにまだ誰もいないよね?」

しずく「それにしても…前に夢で見たヨハネアイってなんなのかな…?」ムムム

しずく (力をくれるって言ったけど…どんなものなのか聞き取れなかったし…ここ数日で何か変化が起きたってわけでもないんだよね)

??「しずく?」

しずく (・・・もしかして、あれはただの夢?だとしても…なんで善子さんの姿の)

??「しずく!」

しずく「!?」

真姫「もう…心配させないでよ」

しずく「真姫さん。ごめんね?考えごとしてて…気がつかなかった」

真姫「全く…あなたって考え事が多いのね」

真姫「これ、約束してたお金ね」スッ

しずく「あ、ありがとう…」

真姫「・・・・」

しずく「・・・・?」

真姫「・・・」ジトー

しずく (ま、真姫さんがすごくこっちを睨んでる!?)

真姫 (しずく…どうして何も言ってくれないのかしら…私じゃ、、力不足?)

ことり「あっ、真姫ちゃんにしずくちゃん♪」

海未「早いですね、待たせてしまいましたか?」

しずく「いえ、今来たところです♡」ニコッ

181: 2020/04/17(金) 23:17:21.06 ID:xkq0c4Et
ゾロゾロ

希「ふ~♪間に合ってよかった♡」

絵里「そう言って・・集合時間の10分前に着いているのは希らしいわね♪」

希「まあね♪これがうちに告げてるんや♪」

しずく「あっ、タロットカードですね♡希先輩らしいです♪」

希「しずくちゃんもカードに導かれてみる?」

しずく「私は……またいつかお願いします♪」

希「~?」

にこ「あ~!!!にこより早く集まってるなんて~!凛!あんたのせいよ!?」

凛「だ、だって~かよちんが凛のこと起こしてくれなかったんだもん!」

花陽「お、起こしたけど…凛ちゃんが二度寝しちゃったからぁ…」

絵里「花陽…大丈夫?」

花陽「ぴゃあ!?だ、大丈夫です……」

絵里「・・・」

希 (これは随分重症やね~)

にこ「っていうか…言い出しっぺはどこにいるのよ?」

ことり「あっ、穂乃果ちゃんなら…」

海未「はぁ…忘れ物をしたから家に取りに帰っているので‥もうすぐ着くはずなのですが…」

穂乃果「ごめーーーん!!!」ダダダダダ!!

しずく「ほ、穂乃果先輩!?」

穂乃果「せ、セーフだよね?」

絵里「・・時間ギリギリだけどセーフね」

希「電車の出発する10分前を集合時間にしたからね~」

穂乃果「ええ!?それならもっと…色々詰め込めたかな~?」

海未「・・まさか前日に荷物の準備をしていなかったとは」

182: 2020/04/17(金) 23:29:34.14 ID:xkq0c4Et
しずく「ふふ…♪穂乃果先輩らしいですね♡」

絵里「まず、一つ提案があるの」

1,2年全員「先輩禁止!?」

絵里「ええ、前から気になっていたの先輩後輩はもちろん大事だけど…踊っている時にそういうの気にしていたらダメじゃないかと思うの」

海未「確かにそうですね…私も上級生に合わせてしまうところがありますし…」

しずく (先輩禁止…つまりこれを機にμ'sの皆さんが私の知っているような呼び方をしている状態になるってことなのでしょうか?)

絵里「それじゃあ、早速始めるわね?穂乃果」

穂乃果「は、はい!え……ぅ絵里ちゃん!」

絵里「OKよ♡」

凛「それじゃあ凛も!……ことり…ちゃん♪」

ことり「はいっ♪よろしくね凛ちゃん♡真姫ちゃんも♪」

真姫「ゔぇぇ……べ、別にわざわざ呼ばなくても良いでしょ?!」

しずく (・・・なるほど♪)

ことり「それじゃあ…しずくちゃん♪」

しずく「は、はい!よろしくお願いしますことりさん♪」

しずく (ふぅ…先輩と呼ぶのも勿論良いのですが…やはりこちらの方が呼び慣れてますね)

8人「・・・・」ポカーン

しずく「あ、あれ?私何か変なこと言いました?」

にこ「・・それはありなの絵里?」

絵里「・・・グレーゾーンってところかしら?」

しずく「ええーー!?」

186: 2020/04/18(土) 17:53:26.82 ID:hCQgzPGs
ー別荘ー

穂乃果「おお~!!すごいよ真姫ちゃん!」

凛「大きいにゃ~さすがお金持ち!」

真姫「そう?普通でしょ」

にこ「ぐぬぬぬぬ…」

しずく「とても素敵なところだね♪」

真姫「ありがとパパも喜ぶわ」

しずく (・・学生寮の半分くらいの大きさかな?)ポー

真姫「・・・」ジー

希 (ははーん…♪)
___
_____

穂乃果「広~い♪私ここ!!」ゴロゴロ

凛「にゃ~♪海未先輩も早く取った方が……あっ」

海未「ふふ、やり直しですね」

凛「う、うん!海未ちゃん、穂乃果ちゃん♡」

海未「しずくはどうしますか?」

しずく「わ、私ですか?私は…海未さんのあとで良いですよ?」

海未「なるほど、それでは遠慮なく…」

真姫「しずく」

しずく「どうしたの真姫さん?」

ガシッ

しずく「!?」

真姫「あなたはこっちよ・・・」ズルズル

しずく「えっ、ええっ‥!?」

187: 2020/04/18(土) 18:02:58.45 ID:hCQgzPGs
真姫「ここが私としずくの部屋よ」

しずく「ええ!?ふ、2人だけなの?」

真姫「そうよ悪い?」

しずく「い、嫌じゃないけど…それだと部屋割りが3:23:2になっちゃうんじゃ‥」

真姫「・・・・」クルクル

しずく (うぅ…なんだか真姫さん少し不機嫌…?私なにかしちゃったかな?)

希「あー!真姫ちゃん発見~♪」

真姫「ゔぇぇぇ!?」

希「自分だけ良い部屋なんて~ずるいやん♪うちも仲間に入れてほしいな~」ズイッ

真姫「ちょ、ちょっと!!」

希「それとも真姫ちゃんはしずくちゃんと一緒にいたい理由でもあるん~?」

真姫「べ、別に私が誰と一緒の部屋にしようと勝手でしょ!?」

しずく (ど、どうしよう…!?なんだかよくない雰囲気…)

コンコン

絵里「希~真姫~しずく~?そこにいるの?」

しずく「は、はい!」

絵里「もうすぐ外で練習みたいだから早めに出てきて~!」

希「だって♪それじゃあこの話はまた後で♡」スタスタ

真姫「はぁ……」

しずく「?真姫さんも早く練習行こう?」

真姫「・・・そうね」

188: 2020/04/18(土) 18:11:41.19 ID:hCQgzPGs
しずく (μ'sの合宿…私がどこまで着いていけるか分からないけど頑張らないと・・!)

海未「これが合宿の練習メニューになります!」

穂乃果「・・・!?」

ことり「すごいこんなにびっしり‥」

しずく (ランニング10kmに筋トレ20セット‥なるほど)

穂乃果「って海は!?海水浴は!?」

海未「海未は私ですが…海水浴ならちゃんとここに♪」

にこ「遠泳‥10キロ‥!?そのあとランニング10キロぉ!?」

海未「最近基礎体力をつける練習が減っています…合宿ですし…ここでみっちりやっておいた方がいいかと!」

花陽「で、でも…大丈夫かなぁ?ちゃんと身体がもつといいんだけど…」

凛「そうにゃそうにゃ!」

海未「大丈夫です!熱いハートがあれば!!」

穂乃果「海未ちゃんのやる気が熱く燃えてるよ~しずくちゃんなんとかして~!!…しずくちゃん?」

しずく「海未さん!」ガシッ

海未「し、しずく!?」

189: 2020/04/18(土) 18:19:34.08 ID:hCQgzPGs
しずく「基礎体力を疎かにせずここでよりステップアップを図る…とても良い考えだと思います!」

海未「はい!しずくなら分かってくれると思っていました」

しずく「しかしながら…足りないものがあると思います。」

海未「!?」

穂乃果 (うんうん♪)

にこ (遊びの時間よね♡)

凛 (どうせならおやつも入れたいにゃ~♡)

しずく「ずばりストレッチです!」

ほのにこりん「!!!?」

海未「ストレッチですか…?」

しずく「はい、ここまで多くの負荷をかけたトレーニングならその後に伸ばすことも必要だと思います。適度に行うことで筋肉痛の防止にもなりますし…どうでしょうか?」

海未「なるほど…!それでは・・」キュッキュッ

海未「ランニングと筋トレの間に入れてみましたこれでどうでしょうか?」

しずく「良いと思います…♡それと発生練習なら私の習っている先生の指導法が~~~」

海未「しずく!あなたは最高です!!」

穂乃果「・・・今のうちだよ!」ダッ・・!

凛「か、かよちんも一緒にいっくにゃ~!!!」

花陽「ええ!?」

にこ「逃げるが勝ちよ!」

190: 2020/04/18(土) 18:26:38.09 ID:hCQgzPGs
海未「ああ!あなたたち!!」

ことり「海未ちゃ~んごめんねーー!!」タッタッタッ…

海未「ことりまで…」

しずく「どうしますか?私たちだけでも練習しますか?」

絵里「まあいいんじゃない?」

海未「ですが、絵里先輩…!あっ。」

絵里「先輩禁止♡ね?」

海未「は、はい…」

しずく「それじゃあ…少し遊びますか?」

希「うんうん♪そうする方が良いってカードも言ってるよ。ね?真姫ちゃん」

真姫「・・・そうね」クルクルクル

希「も~そこはそうだね希ちゃんって言うところやん♪あっ、希でも良いけど♡」

しずく「の、希さん…無理強いは良くないですよ・・」

希「分かってるって♡しずくちゃん♪」

絵里「・・・しずくもよ?」ムスー

しずく「あっ…は、はい…」

192: 2020/04/18(土) 20:35:48.81 ID:lGMCU/Qy
海未「穂乃果~待ってくださいよ~♪」

穂乃果「げっ…!海未ちゃん!」

花陽「もしかして…海未ちゃんに怒られちゃう…?!」プルプル

凛「絶対そうだよ~もうダメにゃ…おしまいだよ」

にこ「う、海未!にこはちゃんと練習をしたほうが良いって…」

しずく「みなさん落ち着いてください!」パンッ

???

海未「その・・・・遊んでもいいので私も仲間に入れてください・・///」

穂乃果「もちろんだよ!海未ちゃんもそんな水着持ってきて~遊びたかったんじゃん♪」

海未「なっ…!これは遠泳用です!」

しずく (流石に水上アスレチックでの水着ではないんですね、私もですけど)

ことり「えい♪」パシャッ

海未「きゃ♪やりましたねーことり!」パシャパシャ

穂乃果「よーし!水の掛け合い合戦だ~!!!」ザバーン

凛「わっぷ!」

希「うちも負けないよ~?」プシュー

にこ「ちょ、なんでにこを狙うのよぉ!?」

しずく (あれ…?水着といえば…真姫さんは?)キョロキョロ

真姫「・・・」ペラッペラッ

しずく (水着で本を読んでる‥入りたくないのかな?)ジー

パシャ…

しずく「ひゃっ!?」

花陽「あっ…ご、ごめんね…?ボーッとしてたから・・」

193: 2020/04/18(土) 20:42:52.14 ID:lGMCU/Qy
しずく「ううん?これはそういう遊びだし…」

絵里「そうよ花陽?こういう風に…!!」

バシャーン!

しずく「・・・」ポタポタ

花陽「ば、バケツ?」

絵里「やり合うのが良いんじゃない♪」(これなら流石に…)

しずく「・・・やりましたね!覚悟してください絵里さん!!」

絵里「ふふ…しずくには負けられないわぁ」(手強いわね…)

花陽「た‥助けて…」プルプル

穂乃果「希ちゃんだけ水鉄砲なんてずるいよ!」

海未「そうです!武士なら正々堂々勝負するべきです!」

希「うちは武士じゃないも~ん♪」プシュー!!

にこ「はぁーやりたい放題ね…」

ことり「に~こちゃん♪」スッ

にこ「こ、ことりあんた!?」

ピュー

にこ「・・・にこの顔を狙ってくるなんて覚悟あるじゃない!良いわ!この宇宙…」

ピュー

にこ「けほっ…!ワン…」

ピュー

にこ「・・・最後まで言わせなさいよぉ!」

ことり「えへへ♡」

194: 2020/04/18(土) 20:53:44.38 ID:lGMCU/Qy
キャッキャッワイワイ

しずく「海未さん」

海未「どうしました?」

しずく「遠泳…とまではいかないですけど・・泳ぎでひと勝負しませんか?」

海未「良いですね!!鍛錬にもなりますし…受けて立ちます!」

穂乃果「あ~!!海未ちゃんとしずくちゃんだけずる~い!私もやる!」

しずく「ほ、穂乃果さん?」

海未「良いですよ穂乃果…ライバルは多い方が良いですからね」ゴゴゴゴ

しずく (やっぱり海未さんって勝負するのが好きですね♪)

穂乃果「それじゃあ、あの赤いうきまでが勝負だよ!」

プカー

しずく「はい♪分かりました」

海未「良いポイントですね。良いでしょう」

穂乃果「それじゃあいくよ~?よーい……ドン!」

___
_____

しずく「ふぅ…まさか穂乃果さんがあんなに早いなんて…」(あれなら曜さんとも良い勝負な気がします…)

穂乃果「ふふーん♪しずくちゃんと海未ちゃんの奢りのジュースは美味しいな~♡」

海未「穂乃果…次は覚悟しておいてくださいね」

穂乃果「ひぃぃぃ…暴力反対!」

絵里「穂乃果~海未~しずく~」

穂乃果「絵里ちゃん!どうしたの?」

絵里「凛がビーチバレエ?をやりたいみたいなんだけど…3人ともどうかしら?」

海未「遊びの時間が長すぎるような気もしますが……」

穂乃果「私やる~!しずくちゃんは?」

しずく「わ、私は少し休憩します…球技は苦手ですし」

海未「私もチームプレイの球技はあまり…ですが砂浜だからこそバランスなども鍛えられるかもしれませんね‥やりましょう!」

絵里「それじゃあ決まりね♪凛に伝えてくるわ♡」

絵里 (バレエじゃなくてバレーだったのね…)

195: 2020/04/18(土) 21:28:53.33 ID:lGMCU/Qy
しずく (真姫さんは確かこの辺りに…)キョロキョロ

真姫「・・・・」ペラッペラッ

しずく (いました!)

にこ「~~~~」

しずく「・・・にこさんは何を話してるのかな?」

にこ「ぐえっ!?」ドンッ

凛「にこちゃん負けるのが怖いから参加しないんだにゃー」

にこ「言ったわね…!見てなさいよー!」ダッ

真姫「・・・」

しずく「・・隣良いかな?」

真姫「良いわよ」ペラッペラッ

しずく「真姫さんはビーチバレーやらないの?」

真姫「別に…私はいいのよ、あなたこそ参加しないの?」

しずく「わ、私は球技が苦手だから…あはは…」

しずく「ところで・・ずっとそれ読んでるけどなんの本?」

真姫「医学書よパパが遊ぶのも大事だけどこれくらいは読んだおいたらって」

しずく「真姫さんは将来はお医者さんになるの?」

真姫「一応そうなのかしらね。」

しずく「一応…?」

真姫「・・今のは気にしないで。しずくこそ将来は舞台女優になるの?」

しずく「・・・それは」

しずく (こっちに来てから…夢のことなんて考えてなかったかも。もちろん…舞台女優にはなりたいけど)

196: 2020/04/18(土) 22:25:21.51 ID:lGMCU/Qy
しずまき「・・・・・・・」

しずく (ど、どうしよう…すごく気まずい…真姫さんが悪いわけじゃなくて私の問題なんだけど…)

真姫 (はぁ…何してるのよ私…しずくを困らせちゃったじゃない・・)

しずく「そ、そういえば!」

真姫「?」

しずく「ちょっと目がゴロゴロしてるんだけど…何か入ってないかな?」

真姫「それ、私に診ろって言ってる?」

しずく「そ、そういうわけでは…ないような…あるような…」

しずく (もし物理的にヨハネアイが備わっているなら真姫さんなら何か分かるかも)

真姫「それじゃあ目を大きく開けて…」

しずく「はいっ!」パッチリ

真姫「・・・・///」

真姫「・・・特に変なところもないし物が入ったりしてるわけじゃないわ」

しずく「そっか、それじゃあもしかして勘違い…?」

真姫「砂とかが入ったって可能性もあるし水で洗っておいても良いかもしれないわね」

しずく「なるほど、ありがとう真姫さん♪」

真姫「別に…私は何もしてないわ」プイッ

しずく「そんなことないよ?」

しずく「私は…真姫さんに診てもらえて少し気持ちが軽くなったから」

真姫「・・・///」

真姫「・・・しずく…あなた‥‥」

しずく「?」

真姫「何か隠してない…?」

197: 2020/04/18(土) 22:46:32.79 ID:lGMCU/Qy
しずく「えっ?な、なんのこと?」

真姫「あなた…自分で気がついてるかは分からないけど…考え事ばっかりしてるわ」

真姫「それに…ふとした時にすごく思い詰めたような顔をしてる。」

しずく (私…そんな顔してたんだ)

真姫「演劇部に手伝いに行っていた放送部の子からしずくが演技に集中できてないっていうのも聞いたわ」

真姫「休憩中に台本を読み込んだりお昼休みにも練習をするあなたがそんなふうになるなんて思えない」

真姫「ねえ…私じゃ頼りにならない?」

しずく (真姫さん‥)ズキッ

真姫「もし、あなたが私のことを信じてくれるなら…教えてほしいわ絶対力になるから。」

しずく「…どうしてそんなことを?」

真姫「だって………友達なんだもの」

しずく「・・・・・!!」

希 (・・・バレーを一旦抜け出して来てみれば‥意外な展開やね)ソー

しずく (真姫さん‥私は…私は…!)

真姫ちゃんに自分の気持ちを伝えるorごまかす
安価下5つより多い方で

198: 2020/04/18(土) 22:49:43.04 ID:0FDeRk/y
伝える

199: 2020/04/18(土) 22:54:12.36 ID:DookOqvf
伝える

200: 2020/04/18(土) 23:07:21.80 ID:X9U68GZv
伝えない

201: 2020/04/18(土) 23:12:17.62 ID:x3040EJw
伝えない

202: 2020/04/18(土) 23:40:38.75 ID:uINk7LAF
伝える

205: 2020/04/19(日) 16:59:53.95 ID:bMi7CD6V
しずく「実はね…アキバでのライブのあと・・大事な人に会ったの」

真姫「だ、大事な人…!?」

しずく「あっ、真姫さんが思ってるような人じゃないよ?うん。」

しずく「それで…その人は私のことを知らなくて…当然なんだけど悲しくなっちゃって…」

しずく「なんだか心に穴が空いちゃったみたいで」

しずく「身が入ってないように見えたのはそのせいかも」ニコッ

真姫「大事な人…記憶喪失とかなの?」

しずく「ううん…そういうわけじゃないよ」

真姫「どういうこと?しずくにとっての大事な人なのにその人はしずくのこと知らないって…」

しずく (そうなるよね…もう、言ってしまった方が良いのかな…私が別のところからきたこと)

>>206

206: 2020/04/19(日) 17:03:25.28 ID:y55KBqHQ
言う

207: 2020/04/19(日) 17:13:26.60 ID:bMi7CD6V
しずく「あのね、真姫さん。」

真姫「な、何よ…」

しずく「…落ち着いて聞いてほしいの」

真姫「?」

しずく「・・・実は、私は……」

しずく「この世界の人間じゃないの」

真姫「はあ?あなた何言ってるのよ」

しずく「聞いて、だから私はμ'sのみなさんのことを知ってたし…希さんが最後に入ることも知っていたの」

真姫「でも‥私には確かにあなたとの思い出があるし…いきなりそんなこと言われても」

真姫「それにあなたが言ったことは別の世界から来たって証拠にならないんじゃない?」

しずく「そうかな?」

真姫「ええ、希先輩がμ'sに加入したのは結果論にすぎないし、これまで一緒に過ごしてるからμ'sのことも知ってる。当然でしょ?」

しずく「・・・確かにそう言われると…」

真姫「・・・・でも」

しずく「・・?」

真姫「あなたが変な冗談を言う子じゃないのは分かってるわ」

真姫「・・信じてあげるわ」

しずく「真姫さん…!」パァァァ

208: 2020/04/19(日) 17:18:47.73 ID:bMi7CD6V
真姫「・・・それであなたはどうしたいの?」

しずく「えっ…それはもちろん…元の場所に帰りたい…かな」

真姫「そう…」

しずく「・・・ダメかな?」

真姫「ダメとかそういうのじゃないでしょ。しずくがどうしたいか聞きたかっただけよ」

しずく「・・・」

真姫「・・・言ったでしょ私あなたの力になるから……しずくにとっては偽物になるかもしれないけど…私にとってしずくは大切な友達なんだから!」

しずく「・・・!!」

しずく「真姫さん…」グスッ

真姫「ちょ、ちょっと泣かないでよ!私が泣かせたみたいに…」

ドサッ

真姫「誰?」

希「・・・」

しずく「の、希さん…!!」

209: 2020/04/19(日) 17:27:50.82 ID:bMi7CD6V
希「や、やっほー真姫ちゃんにしずくちゃんってば…ビーチバレーにも参加せず熱々やね~♪」

しずく「あっ、こ、これはですね!?」アタフタ

真姫「・・・あなた、聞いてたでしょ?」

希「・・バレちゃったか」

しずく「の、希さん!」

希「2人ともいないな~って思って様子を見にきたら…まさかこんな話が聞けるなんてね」

希「しずくちゃん、今の話本当なん?」

しずく「は、はい…」

希「それじゃあ…うちと真姫ちゃんに聞かせてくれる?あなたのいた世界のこと」

しずく「希さん…分かりました。」

~間~

希「スクールアイドルフェスティバルね~聞いたことないなー」

真姫「そっちでは私たちとしずくのいる同好会、Aqoursってグループで協力してそれを開催しようとしているってことなのね」

しずく「うん…」

希「それにしても‥うちも色んなところを転々としてきたけど…別の世界からきたって人は初めて見たよ」

しずく「あはは‥それはそうですよ」

希「ねえ、しずくちゃん」

希「そっちの世界のうちらは…何か違う?」

210: 2020/04/19(日) 17:34:15.50 ID:bMi7CD6V
しずく「いえ…何も変わりません」

しずく「皆さんとても仲が良くて」

しずく「スクールアイドルに対して真剣で…好きって気持ちが伝わってくる…見てて引き込まれるスクールアイドルだと思います」

真姫「そう…私たちそこまでなれているとは言い切れないけど」

希「うん‥それなら良かったかな♪うちもしずくちゃんのために協力させて?」

しずく「希さん良いんですか‥!?」

希「うちがμ'sに入れたのはしずくちゃんのおかげやからね♪助け合いって大事やん?」

しずく「ありがとうございます…!」

真姫「それでどうするの?」

しずく「?」

真姫「このこと‥他のみんなには話すの?」

しずく「いえ…今はまだ話さないでおこうと思うの」

希「どうして?」

しずく「μ'sのみなさんに余計な心配…迷惑をかけたくないので」

真姫「……みんながそんなふうに感じるなんて」

希「真姫ちゃん。……分かった、それじゃあここでの話はうちと真姫ちゃん、しずくちゃんでの秘密ってことで♡」

しずく「希さん…!ありがとうございます♪」

真姫「・・・・・」

211: 2020/04/19(日) 17:46:55.14 ID:bMi7CD6V
しずく「それじゃあそろそろ戻りましょうか♪」

真姫「しずく‥あなた大丈夫なの?」

しずく「うん♪真姫さんとなし崩しだけど…希さんに話したら気持ちは軽くなったから♡」

真姫「そう・・」

希 (しずくちゃんのこのセリフ…演技じゃない本心からくるものだと良いんやけど)

しずく「海未さん、遅くなりました。」

海未「しずく、遅かったですね♪今スイカ割りをしているところなのですが・・」

凛「えーーどこ~!!?」

花陽「凛ちゃん!もう少し前だよ~!」

穂乃果「右!右だよ!!」

絵里「4時の方向に行って!」

海未「中々辿り着けない状況です…」

しずく「ふふっ、楽しそうですね♡・・・?」

にこ ☠ (~~♪砂浴をしながら好きなスクールアイドルのプレイリストを流す…我ながら最高のライフね♡)

しずく (にこさんの頭の上にドクロ・・?)ゴシゴシ

海未「どうかしましたか?」

しずく「あ、あの…海未さんにこさんの頭の上に…」

海未「にこ?…ああ、あんなに大きなヘッドホンをつけて砂に埋まるなんて、壊れたりしなければ良いのですが・・」

しずく (海未さんには見えてない…!?)

212: 2020/04/19(日) 17:56:16.38 ID:bMi7CD6V
希「凛ちゃーん♪そうじゃないよ~」

絵里「凛!4時の方向はそっちじゃないわ!」

ことり「あっ、そのまままっすぐ行ったら‥」

凛「も~!!!みんなバラバラな方向をいうからよく分かんなくなっちゃうよー!もう凛が適当にやっちゃうから!いっくにゃー!!」ダダダ!!

しずく「凛さん、砂浜なのにすごいスピード…!って…あのまままっすぐ行ったら‥!!」

にこ「~~~♪」

しずく「凛さんストップ!!そのまま行ったら~にこさんがー!」

凛「しずくちゃんまで加わるなんて…も~!!!それならここで…!」スーッ

絵里「まずいわ…凛!そこにはにこが!」

穂乃果「にこちゃ~ん!!避けて~!」

海未「まさか…ヘッドホンで聞こえてないのでは?!」

しずく「・・・それなら…!」タッ・・!

真姫「しずく!?」

凛「いっくにゃ~!!!!」ブンッ

しずく (・・・間に合って!)バッ

ズザー!!

にこ「ぺっぺっ…!口の中砂塗れじゃない!」

凛「あれ?…にこちゃんなんでここにいるの?スイカは?」

しずく「な、なんとか間に合いました‥‥」

にこ「あ~!!!にこが嵌ってた場所が!凛!!あんた‥にこのこと〇す気!?」

213: 2020/04/19(日) 18:03:27.25 ID:bMi7CD6V
凛「ご、ごめんなさい…凛そんなつもりじゃなくて…」

しずく「にこさん、凛さんは目隠しをしていた状態で悪気があったわけではないんです・・」

絵里「にこ~!凛!大丈夫?」

にこ「なんとかね…」

絵里「しずく‥よく気がついてくれたわねありがとう♪」

しずく「いえ♪…絵里さん、穂乃果さん…一度にたくさんの指示を出したらダメですよ?」ジトー

穂乃果「うぅ…反省してます」

絵里 (うぅ…対立してた時から思ってたけど…こういう時のしずくって迫力あるわね)

にこ「しずく、あんたはにこの命とヘッドホンの恩人よ!!」

しずく「にこさん…大袈裟ですよ♪」

にこ「いいや!…晩ご飯食べたいものがあったらにこに言いなさい。腕によりをかけて作ってあげるわ」

しずく「本当ですか!?…にこさんのお料理なんて感激です!」

ことり「あれ?でもにこちゃん…キッチンで料理なんてしたことないって言ってたような」

にこ「な、なんのことにこ~?にこ全然わかんな~い♡」キャピ

しずく (・・・このキャラの変わりよう、やっぱりにこさんもキャラ作りの参考になります!)

214: 2020/04/19(日) 18:23:50.21 ID:bMi7CD6V
ー別荘ー

穂乃果「買い出し?行きたい!!」

ことり「スーパーが遠いんだね」

真姫「そのくらい私1人でやっておくわよ。道も分からないでしょ?」

絵里「・・確かにあまり大勢でスーパーに押しかけるっていうのも少し迷惑よね」

しずく「あっ、それなら私が一緒に行きます!真姫さんだけでは荷物が重いと思うので」

絵里「それじゃあお願いねしずく」

希「うちもお供しようかな♪」

真姫「・・!?」

希「たまには良いやろ?こういう組み合わせも♡」ウインク

真姫「・・・・」ムスッ

凛「真姫ちゃんたちだけずるーい!!凛も凛も!」

にこ「全く…あんたには片付けと準備を手伝ってもらうわよ」ガシッ

凛「え~!!?」

海未「私も手伝います」

花陽「じゃ、じゃあ私も‥」

絵里「・・それじゃあ希お願いね♪」

希「はーい♪」

215: 2020/04/19(日) 21:36:23.33 ID:bMi7CD6V
しずく「綺麗な夕陽ですね…」

真姫「そうね」

希「・・・」ニヤニヤ

真姫「なに笑ってるの」

希「ううん♪ただ…真姫ちゃんって面倒な性格してるな~って思って♡」

真姫「なっ‥!?」

しずく「の、希さん!?」

希「本当はしずくちゃんに対してしてるみたいにみんなと仲良くしたい・・みんなと同じくらい…ううんそれ以上に優しいのにね」

真姫「どうしてそんなに私のこと見てるのよ…」

希「うーん……ほっとけないから…よく知ってるのあなたみたいなタイプ」

しずく「・・・それって、もしかして‥」

希「おっと!今はしずくちゃんもいるもんね…これ以上は内緒で♪」

真姫「何よそれ…」

希「それじゃあ次はしずくちゃん…」

しずく「えっ!?」

希「しずくちゃんも活動に対して熱いようでどこか一歩引いてる…そんな感じがしたんよ。でも、今日のことを聞いて合点がいった」

しずく「・・・・・」

希「今くらいは少し羽目を外しても良いんやない?スクールアイドルとしてはしずくちゃんの方が先輩なんだし♪」

しずく「・・・わ、私は…」

216: 2020/04/19(日) 21:47:50.42 ID:bMi7CD6V
しずく「…私は尊敬してるんです」

希「尊敬?」

しずく「はい、μ'sやAqoursのみなさんを」

真姫「でも、それってあなたの世界のでしょ?・・こっちではあなたもμ'sじゃない」

しずく「・・っ、確かにそうなんだけど……」

希「ふふっ♪しずくちゃんも中々面倒な子なんやね。」

しずく「むぅ…そんなことないと思いますけど」

しずく (私にとって…尊敬の表れなんだけどな…)

希 (他の世界からやってきたしずくちゃん…うちにしてあげられることは・・)

___
_____

にこ「はぁ~!!!!」ジュージュー

にこ「・・・・」トントントントン

しずく「軽快な包丁音に鳴り止まない炒める音…無駄のないフライパンとお鍋の管理!まさしく…調理場という戦場を生きる‥」

にこ「ちょっと、しずく静かにして」

しずく「はい」

穂乃果「にこちゃんお料理上手~♪」

凛「カレーとサラダと~・・・もしかしてラーメン!?」

にこ「違うわよ。これはしずくのリクエストだから凛はダメよ?」

凛「えー!?ひどいにゃ~」

しずく「凛さん、少しで良かったら食べてもいいよ?」

凛「ありがとうしずくちゃん♪にこちゃんのけちんぼ!」

にこ「ぐぬぬぬ…にこの扱いぞんざいじゃない!?」

217: 2020/04/19(日) 21:54:42.66 ID:bMi7CD6V
穂乃果「おお~!!!」

花陽「はぁぁぁ・・♡ご飯ほかほかで真っ白~♡」

しずく「花陽さん…ご飯多くないかな?」

花陽「気のせいだよ?」

にこ「はいお待たせ!」ドンッ

絵里「・・・しずくのは麺よね?」

海未「すごく赤いですねこれは…」

にこ「そっ、担々麺よ。材料の買い出しで買ってこられた時はどうなるかと思ったけど…やっぱりにこってばーー」

穂乃果「それじゃあいただきまーす!」

にこ「最後まで語らせなさいよ!」

しずく「・・・・」

凛「しずくちゃん、ちょっともらうね♡」

ツルツル

凛「・・・!?」

ことり「凛ちゃん?」

凛「か、辛いにゃ~!!!!!!!」

にこ「豆板醤をたっぷり使ってるから…にこは絶対食べたくないわ・・」

絵里「は、ハラショー…」

しずく「・・・いただきます!」

ズルズル ズルズル

真姫「ちょ、しずく!?」

希「辛いのに一切箸が止まらないなんて…随分食べ慣れてるね」

219: 2020/04/19(日) 22:10:50.13 ID:xikJ8pWC
しずく「・・・・」ズォォォォォ

凛「す、すごい勢いですすってるにゃ…」ゴクリ

ダンッ!

しずく「ふぅ…ごちそうさまでした!」

にこ「清々しい食べっぷりだったわ…そこまで綺麗に食べてくれるとにことしても嬉しいわ」

しずく「とても美味しかったですにこさん♪ありがとうございます。」

希「それにしても…さっきから穂乃果ちゃんがお茶を欲してるけど・・」

穂乃果「雪穂~お茶~」ゴロゴロ
 
しずく「穂乃果さん、お茶です♪」スッ

穂乃果「しずくちゃんありがとう~♪」

しずく「むせてはいけないのでちゃんと起き上がって飲んでくださいね?」

穂乃果「はーい♪」

海未「・・・」

しずく「海未さん、どうしました?」

海未「い、いえ!別に…なんでも…」

希「しずくちゃんに穂乃果ちゃんを取られちゃって寂しいんやね~♡」

海未「なっ!?希!!」

花陽「あ、あの…まずお皿を片付けたほうが良いような…」

しずく「確かにそうだね♪それじゃあ私がやっておくよ♡」

絵里「ええ!?しずくは買い出しも行ってくれたし…それはさすがに・・」

凛「洗い物が終わったら花火がしたいにゃ~♪」

しずく「花火…風情があって良いね♡」

凛「?」

海未「いいえ!昼間は遊びが主になってしまいましたから…練習をするべきです!」

にこ「ええっ…本気なの?」

220: 2020/04/19(日) 22:18:54.35 ID:xikJ8pWC
海未「当たり前です!何しに合宿に来たと思ってるんですか!」

しずく (たしかに…海未さんの言うことも一理あるよね)

凛「え~もったいないよ!真姫ちゃんもそう思うでしょ?」

真姫「…私、お皿を洗ったら寝るわ」

しずく「ええ!?真姫さん…」

希 (あらら…また真姫ちゃんが・・)

しずく「真姫さん…」コソッ

真姫「ゔぇぇ‥///」

しずく「・・・花火…しよ?」ウルウル

真姫「~~~!!!」

希 (おお~♪しずくちゃんナイスアタックやね)

真姫「べ、別に…花火も良いと思うけど・・」

海未「むぅ…真姫まで」

花陽「わ、私としてはお風呂に入りたい気も…」

しずく「確かにそれも大事だね・・」

絵里「それじゃあ、練習を早朝にして今日はもう休んじゃうのはどうかしら?」

しずく「早朝練習‥良いかもしれませんね♪さすが絵里さんです!」

絵里「し~ずく?」

しずく「むぅ…これだけは譲れないんです…!」

にこ「はぁ…別に良いんじゃないの?海未には何も言ってないんだし」

絵里「・・そ、それとこれとは話が別よ!」

221: 2020/04/19(日) 22:27:41.71 ID:xikJ8pWC
ー入浴タイム後ー

穂乃果「よーし!」

凛「いっくにゃ~!!」

ボフッ

穂乃果「広いところでこれやるの夢だったんだ~♪」

凛「気持ちいいにゃ~♡」

海未「敷くの邪魔だからどいてください!!しずくも……しずく?」

しずく (あれは気持ちよさそうですね…彼方さんに共有してあげたいです‥)ゴクリ

しずく「は、はい!?」

海未「ふふふ♪混ざりたいと思ったのですか?」

しずく「そ、そんなことは…///」

真姫「っていうか…なんで同じ部屋で寝ないといけないの?」

絵里「合宿だからね♡」

しずく (髪を解いた絵里さん…いつもと雰囲気が違ってとても綺麗です・・///…それにしてもノリノリじゃないですか?)

希「こういうのも楽しいんよ♡」

穂乃果「それじゃあ私ここが良い!」

凛「凛はかよちんのとーなり♪」

にこ「ああ!あんたたちずるいわよ!」

希「ふふっ、真姫ちゃんはどこが良い~?」

真姫「・・・しずくの隣」

しずく「!?」

希「おおーしずくちゃんご指名やん♪」

しずく (な、なんでしょう…μ'sのみなさん9人と同じ屋根の下眠るだけでも緊張するのに‥///こんなことが起きるなんて…眠れるかな)

222: 2020/04/19(日) 22:54:52.90 ID:xikJ8pWC
にこ「それじゃ電気消すわよ~」

ピッ

しずく (・・・大丈夫…大丈夫…私はどんなところでも寝られる女の子…)

真姫「ねえ‥」ツンツン

しずく「?」

真姫「起きてる?」

しずく「う、うん…なんだか…緊張して眠れなくて」

真姫「はぁ…そっちのμ'sがそんなにすごいスクールアイドルになってるなんて思わなかったわ・・」ヒソヒソ

しずく「それもあるけど…明日はどんなことができるんだろうっていう楽しみもあるの♪」ヒソヒソ

真姫「はぁ‥すっかり元気ね…」

しずく「真姫さんが話を聞いてくれたおかげかな…♪」

真姫「えっ…」

しずく「あの時言ってくれた友達だから力になるって言葉…すごく嬉しかったんだ♪」

真姫「しずく‥」

しずく「それとね、私にとって今の真姫さんたちは偽物じゃないよ?…どっちも本物どっちの真姫さんも友達だから♡」

真姫「・・・!」

しずく「だからね真姫さん…もう少しオープンになって正直になって良いんじゃないかな?」

真姫「・・もう、あなたまで希みたいなこと言うのね」

227: 2020/04/20(月) 18:25:05.86 ID:AhZ8GtU7
パリパリパリ

絵里「ちょ、ちょっと何‥この音!?」

花陽「私じゃないです~」

凛「凛でもないよ?」

しずく「もしかして…妖怪とか何かですかね?」

絵里「よ、よよよよよ妖怪!?そんなわけないじゃない…」

絵里「誰か!電気付けて‥」

ピッ

ことり「あ~!!」

しずく「?」

穂乃果「~♪」パリパリ

絵里「穂乃果…」

穂乃果「あはは‥眠れなくて…何か食べたら寝られるかなーって」

しずく「穂乃果さん。寝る前にものを食べたらよく眠れなくなりますよ?」

穂乃果「えっ?そうなの!?ごめーん…」

にこ「全く…うるさくて眠れやしないんだけど…!」ガバッ

しずく「きゅ、きゅうりパック…!?」

凛「こ、怖い…」

花陽「うん…」

にこ「怖いって何よ!美容法よ!?」ツカツカ

絵里「は、ハラショー…じゃなくてにこ…そんなに動き回ると海未を起こしちゃうわよ?」

海未「Zzzzz」

しずく (海未さん…綺麗な寝顔…////じゃなくて!)

しずく「あ、あの…にこさん…?」

228: 2020/04/20(月) 18:54:57.06 ID:AhZ8GtU7
にこ「ぬわぁによ!?」

しずく「きゅうりパックって‥シミのもとになるって聞いたことがあります。読者モデルの知り合いの方が言ってました」

にこ「ええ!!?」

しずく「今度別の方法を教えますから…今はやめておいたほうが」

にこ「ふ、ふん!忠告ありがと助かったわ・・でも!にこは美容のためにも・・」

ボフッ!

希「真姫ちゃん何するの~?」

真姫「ゔぇぇ!?」

希「いくらうるさいからって~そういうのはダメよ!」ブンッ

凛「にゃ!?な~にするにゃ!」ブンッ

穂乃果「う"っ…!よーし!!」ブンッ

真姫「ゔぇぇ…」

希「投げ返さないん~♪」ニコニコ

真姫「あ、あなたねえ‥!」

ボフッ

絵里「うふふ♡」

真姫「も~!!いいわよ!やってやろうじゃない!」ブンッ

しずく「み、みなさん!海未さんは…きゃっ!」

ビュン! ヒュン! ヒュン!

しずく「も~!!知りませんからねー!?」ブンッ

229: 2020/04/20(月) 21:56:30.94 ID:AhZ8GtU7
キャッキャッ ワイワイ

真姫「もー!なんで私ばっかり狙うのよ!!」

希「ふふーん♪素直じゃない真姫ちゃんにはお仕置きが必要やからね~♡」

絵里「真姫悪く思わないでね?先輩は禁止だけど…先輩の底力見せてあげる♪」

穂乃果「ことりちゃんずるいよー!!枕でバリアばっかりして!」

ことり「ええ…でも…」

しずく (ふふ…みなさん楽しそうです♡・・・こんな時間がずっと続けばいいのに)

ガシッ

真姫「しずく!手を貸して、この2人をやっつけるわよ!」

しずく「ええ!?」

希「おお~♪しずくちゃんを味方につけちゃったか~」

絵里「いいわ!ここで私たちが勝ったら先輩禁止に…」

ボフッ ボフッ ボフッ

海未「・・・・どういうことですか……」

しずく「う、海未先輩!?」

凛「ち、違うよ~!狙って当てたわけじゃ…にこちゃんが!」

にこ「ちょっとぉ!?にこのせいにしないでくれる!?」

海未「…明日は早朝…練習すると言いましたよね…」

ことり「う、うん…」

しずく (な、なんでしょう…海未さんとは何か別のような怖さがあります…)チラッ

☠にこ「に、にこはし~らない・・」ソロー

海未「・・・!」ギュゥゥゥン!

にこ「ぐえっ!!」バタンキュー

花陽「超音速枕…!!」

しずく (また…にこさんの頭上にドクロが…もしかしてその人の危険が迫ると出てくるってことなのかな?…それがヨハネアイ!?)

穂乃果「生き残るには…ぐえっ!?」

ことり「ぴい!?穂乃果ちゃ~ん!」

しずく (・・これを上手く使えば…海未さんを止められる…?)

230: 2020/04/20(月) 22:05:45.56 ID:AhZ8GtU7
海未「ふっふっふ…枕を投げられる覚悟はできてますよね‥!?」ギュゥゥゥン!

花陽「た、助けて…」

☠絵里「花陽!・・・ごめん海未!」ブンッ

しずく「絵里さん!」バッ!

絵里「あ、ありがとうしずく…間一髪だったわ…」

しずく「絵里さん、私に考えがあります。聞いてもらえますか?」

絵里「ええ、あなたがこの状態でそういうことを言うってことは…」

しずく「はい、海未さんを止めます!」

真姫「それなら…私も手伝うわ」

希「もちろんうちもね♡」

しずく「それじゃあ…作戦はこうです・・・」

___
_____

しずく「海未さん!こっちですよ!」タッタッタッ

海未「・・・しずく…あなたまで遊ぶなんて……!」ギュゥゥゥン!

しずく「ひゃっ!?あ、危なかった…」

しずく (それにしても…なぜ枕であんな威力が出るんでしょうか…!?)チラッ

希 (しずくちゃん、うちはいつでもOKよ♡)

真姫「・・・・」コクリ

絵里「・・!」グッ

しずく (ヨハネアイのことはまだ分かってないですけど…これなら大丈夫なはずです…!)

絵里「はぁぁぁぁ!」

希「てやぁぁぁ!」

真姫「・・・・!」

ドンッ!

海未「・・・」パタリ

しずく「ふぅ…囮作戦大成功です……ふわぁ‥」

ことり「よ、良かったぁぁ…」

花陽「寝起きの海未ちゃんすごく怖かったね……絵里ちゃん助けてくれてありがとう♪」

絵里「えっ!?そ、そんな…当然のことをしたまでよ…///」

231: 2020/04/20(月) 22:20:22.54 ID:AhZ8GtU7
真姫「・・それじゃあ、もう遅いし改めて寝ましょ?」

ピッ

希「まったく…真姫ちゃんのおかげで凄いことになっちゃったねぇ」

真姫「元を辿れば…あなたのせいでしょ!?」

希「ほらほら静かにしないとまた海未ちゃんが起きちゃうよ?」

真姫「それは勘弁してほしいわ…それにしても…本当変なところでお節介なのね希は…」

希「ふふっ♪やっと名前で呼んでくれたね♡」

真姫「なっ……!・・・もう!しずくも大変だったでしょ?ご苦労様………?」

しずく「むにゃ……彼方さん…エマさん…りにゃしゃん‥‥みなさんに…会いたい‥Zzzz」

真姫「絶対に…戻してみせるわよ…ね?希?」

希「うん‥だってしずくちゃんもうちらの大切な仲間‥μ'sの一員やもん」

___
_____

真姫「ふわぁ……」

しずく「あっ…起きちゃった?」

真姫「しずく‥?あなた…何してるの?」

しずく「普段の日課で早く起きちゃって…少しお散歩しようかなって♡」

真姫「そう、私も行くわ」

しずく「うん♪」

232: 2020/04/20(月) 22:20:34.58 ID:AhZ8GtU7
ー海岸ー

希「結局…しずくちゃんとの距離は縮まらずって感じで悔しいん?」

絵里「ええっ…まさか真姫よりも頑固なんてね」

希「えりちってば盗み聞きなんてズルイな~♪」

絵里「なっ…!!?そ、それは希だって…μ'sに入る前にはたくさんしてたんでしょ!?」

希「~~♪」

しずく「希さ~ん!絵里さーん♪」

絵里「あ、あら…しずくに真姫じゃない」

真姫「・・・絵里、希…改めて……その……」

のぞえり「??」

真姫「ありがとう‥」

絵里「ハラショー!!!!」

希「そうそう♪たまには素直にならないと疲れちゃうもんね♡でも…うちはなんにもしてないよ?」

しずく (真姫さん……♪これで私の知ってるμ'sとして始まったんですね)

233: 2020/04/20(月) 22:32:16.41 ID:AhZ8GtU7
絵里「・・・・」ジー

しずく「・・・?」

希「あーえりちったらどこかの誰かにも呼んでほしいんだって♪」

しずく「ええ!?」

真姫「・・・」ポンッ

真姫「あなたも…たまには素直になっても良いんじゃない?」コソッ

しずく「うぅ…真姫さんまで…///」

しずく (・・・私がμ'sのみなさんをさん付けで呼ぶのは…尊敬してるから…うん)

しずく「・・・・」モジモジ

しずく「あ、ありがとうございます…一度しか言いませんからね…?」

しずく「絵里ちゃん‥希ちゃん‥真姫ちゃん。μ'sに入ってくれてありがとう!!」

絵里「・・・・」ポカーン

しずく (や、やっぱり変だったかな…?)

絵里「は、ハラショ~~!!!」

希「ふふっ♪しずくちゃんってば可愛い」

真姫「・・まさかしずくにちゃん付けで呼ばれるなんて思ってもみなかったわ」

絵里「ねえ!もう一回…言ってもらっても良いかしら!?」

しずく「それはダメです♪」ニッコリ

絵里「ええ‥ダメなの?」

しずく (これは…μ'sとしての桜坂しずくの特別の証…♡きっとあっちではできない…ちょっぴり大胆なことですから♪)

海未「しずくー!」

しずく「あっ、海未さん!ふふっ♪それではこの出来事は…ここでの秘密ということでお願いしますね♡」

海未「絵里に希…それに真姫も!もうすぐ早朝練習ですよ~!遅れたら……ふふふ♡」

絵里「そ、それはまずいわね…」タッタッタッ

希「えりち~待って~♪」

真姫「・・・いきましょうしずく♪」ギュッ

しずく「うん、真姫ちゃん♡」ギュッ

しずく (みなさん…合宿の今だけは…もう少し特別な桜坂しずくを演じさせてください♡)

234: 2020/04/20(月) 22:40:37.57 ID:AhZ8GtU7
___
_____

凛「いや~それにしても合宿楽しかったよね~♪」

花陽「うんうん♪もうすぐ学園祭もあるし楽しいことでいっぱいだね♡」

真姫「そうね。ところでしずくは?」

凛「あぁ~しずくちゃんは…」

___
_____

しずく「王子様!…助けていただきありがとうございます……その・・・・もしよろしければ…お付き合いしてください…///」

部長「カッ~~ト!!!良いねしずくちゃん。さすがすぎて…王子役の私も気合が入るよ」

しずく「ありがとうございます先輩♪」

演劇部員A「しずくさん、スクールアイドルの方でも頑張ってるし本当に凄いよね」

演劇部員B「分かるーそれについこの間まで廃校って感じだったのに…全然そんな感じがなくなっちゃってμ'sのおかげだよ!」

演劇部員C「スクールアイドルとしても素人目だけどしずくが1番うまい気がするし…本当神様って不平等って感じ」

しずく「そ、そんなことないよ…?」

B「えー!それで謙遜ってしずく謙虚すぎ!」

C「自信持ってよー演劇部期待のスターなんだから!」

部長「はいはい!そこまで…それで学園祭の講堂をかけたクジなんだけど…」

しずく「?」

235: 2020/04/20(月) 22:47:34.03 ID:AhZ8GtU7
ー屋上ー

しずく「すみません!遅れました!」バタン

穂乃果「おお~!!!」

海未「し、信じられません…!」

しずく「海未さん、穂乃果さんどうしたんですか?」

絵里「おはようしずく、これを見てくれない?」スッ

しずく「?・・・ラブライブ‥ランキング10位…μ's!?」

花陽「ま、まさか……聖域と言われたTop10に入れるなんて‥‥夢なのぉ?」

凛「かよちん!何度もほっぺたぷにぷにしたにゃ~!夢じゃないよ!」

にこ「本当に……ラブライブまでの道があと少しで‥」プルプル

真姫「まだ出られるって決まったわけじゃないでしょ?」

海未「確かに…まだ2週間はありますからね」

しずく「出場できるか…ここが正念場ってことですね」

穂乃果「よーし!!ここから1位を目指すくらい頑張ろう!!」

にこ「い、1位!?A-RISEを超えれるわけ…」

絵里「でも、そのくらいの気持ちを持ってやるのも大切よね♡」

しずく「あと2週間…何かできるライブはありますかね?」

希「忘れちゃったんしずくちゃん?」

しずく「?」

穂乃果「学園祭だよ!!!」

236: 2020/04/20(月) 22:52:40.11 ID:AhZ8GtU7
しずく「なるほど学園祭でのライブなら人も集まりますもんね」

海未「曲自体は真姫と新しく作っているのですが…」

真姫「これだけでいいのか悩ましいところね…」

穂乃果「あっ、じゃあさ!この前アキバでやったみたいに複数の曲をやらない!?」

しずく「メドレー形式ですか?」

穂乃果「うん!新曲を1つと~これまでやった曲を歌うの!」

希「それならこれまでの経験+一曲分で済むし良さそうやね♪」

花陽「メドレー…盛り上がりそうだね♪」

にこ「メドレーならにこに任せなさい?最高に盛り上がるものを組んであげるわ!」

しずく (・・・みなさんの意気が高まってます‥このμ'sならできないはずはないですよね)

絵里「それは良いけど大事なことがあるわよ?」

8人「?」

しずく (あれ…?そういえばことりさんがいないような…どうしたのかな?)

237: 2020/04/20(月) 22:59:58.83 ID:AhZ8GtU7
にこ「ふーん…っていうかなんで講堂の使用権をくじで決めるのよ!!?」

絵里「それが伝統らしくて…一応交渉して午前午後の部で分けて使えるようにしたから‥確率としては上がっているはずよ?」

希「・・・にこっちお願い!」

にこ「はぁぁぁぁ…!」グルグルグル

穂乃果「お願い…」

りんぱな (講堂…講堂…)

真姫 (・・肩が重たいわ…)

海未「・・・・」

カランカラン

にこ「白……ってことは?」

アイドル研究部講堂の使用はできません!

にこ「ぐはぁ…嘘でしょぉ!?」

穂乃果「にこちゃんのバカー!!」

希「にこっち‥信じてたんよ…?」

花陽「うぅ…外れちゃったのぉ…」

海未「仕方ありません…それもまた運命です…」

ガチャ

しずく「失礼します!」

絵里「しずく!?」

しずく「あっ、みなさんこんにちは♪」

希「しずくちゃんがどうしてここに?」

しずく「…実は部長に演劇部の代表としてくじを頼まれちゃいまして…」

にこ「ふん…!このにこに引けなかったのよ?引けるわけ‥」

しずく「・・・・」グルグル

カランカラン

演劇部!午前中講堂を使用できます!!

にこ「うそぉ!?」

238: 2020/04/20(月) 23:10:05.35 ID:AhZ8GtU7
しずく「あ、あの…すみません…」シュン

凛「しずくちゃんは悪くないにゃ~!!にこちゃんがその直前で引けなかったのが悪いにゃ!」

にこ「ぬわぁんでよ!?っていうか…茶道部が講堂を使ってどういうことよ!」

絵里「落ち着いて…今はこれからどうするべきなのかを考えましょう?」

しずく「確かにそうですね…ですがグラウンドは模擬店が置かれるみたいですし」

穂乃果「ふふーん♪」

海未「穂乃果?」

花陽「どうしちゃったの?も、もしかして…講堂が使えないショックでおかしく…」

穂乃果「違うよ!絶好の場所があったんだもん!」

真姫「それってどこ?もう大体の場所は取られちゃったんでしょ?」

希「かと言って…部室でやるのも狭いもんね」

穂乃果「それはね~ここだよ!」

しずく「ここ…?もしかして…」

穂乃果「うん!屋上でライブしようよ!!!」

にこ「屋上で!?」

海未「確かに広さとしては十分ですが…足場がそのままだと見えにくいのでは?」

穂乃果「ふふーん♪それならステージを作っちゃえば良いんだよ!」

絵里「ステージを!?そんな無茶苦茶な…」

239: 2020/04/20(月) 23:30:02.08 ID:AhZ8GtU7
穂乃果「それが出来るかもしれないんだよ!しずくちゃん!」

しずく「は、はい!」

穂乃果「演劇部の昔のセットで~使わないものとかないかな…?」

しずく「つ、使わないセットですか…?あるにはあると思いますけど…」

穂乃果「もし大丈夫なら…それを使わせてもらえないかな?」

しずく「ええ!?…私としては良いアイデアとは思いますが…部長が何と言うかですね。それにそのまま使ってμ'sの雰囲気に合うとは…」

穂乃果「大丈夫!」

ヒデコ「私たちに任せてよ!」

ミカ「穂乃果たちが頑張ってるんだもん」

フミカ「私たちもできることは協力するよ!」

穂乃果「というわけなんだ♪」

海未「なるほど…それにしても穂乃果いつの間に連絡を」

穂乃果「えへへ~♪いてもたってもいられなくて!だってラブライブまですぐそこなんだもん!」

絵里「それじゃあその方針でいいかしら?何か他に意見がある人がいたら手を挙げて?」

シーン

絵里「よし…それじゃあそれを前提に考えてみましょう♪今日はここまでよ」

9人「ありがとうございました!!」

240: 2020/04/20(月) 23:32:03.14 ID:AhZ8GtU7
本日はここまで
>>239のフミカはフミコの誤字です…

244: 2020/04/21(火) 21:34:34.73 ID:BwtYcy4U
希「それにしても…ことりちゃんが練習に来なかったね?」

しずく「確かにそうですね…何かあったんでしょうか?」

真姫「またバイトが忙しくなったとか?」

希「うーん…それなら誰かに連絡すると思うんやけど…」

しずく「それなら…風邪でしょうか?最近流行ってるみたいですし」

真姫「急に雨が降って気温の差が大きいのよね…私たちも気をつけないとね」

希「それで本題なんだけど…しすくちゃんが帰れるようになる方法について何か心当たりってある?」

しずく「そうですね…実は何もないんですよね。最初は皆さんを9人揃えれば良いんじゃないかと思って、次にみなさんの呼び方が変わればとも思いました」

真姫「ふぅん…しずくは私たちの呼び方がおかしいって思ってたのね」

希「今のうちらはどう?呼び方の違いは・・」

しずく「はい、私のいた方のμ'sのみなさんと同じです♪」

しずのぞまき「・・・・」

真姫「・・・・希、しずくを占ってみたら?」

希「ええ、うちが!?」

真姫「前にタロットカードを見てそれっぽいこと言ってたんでしょ?絵里から聞いたわよ」

希 (えりち~!!なんでそういうこと言うの…!)

しずく「希さん…!お願いします!希さんだけが頼りです!」

希 (うぅ…しずくちゃんの目がキラキラしてる・・)

真姫「・・ダメかしら?」

希 (真姫ちゃんまで…もう・・そういうのずるいやん)

希「分かった♪それじゃあやってみよっか♡」

しずく「希さん…ありがとうございます!」

246: 2020/04/22(水) 18:23:33.76 ID:ztXLYhgU
スッ‥

希「この水晶玉に…こんな風に手をかざして?」

真姫「そんなものどこで買ってきたのよ」

しずく「こうですか?」

希「うんうん、それじゃ自分の知りたいことを強く念じてみて?」

しずく (元の世界に戻る方法を教えてください………!)

希「水晶さん。この子の知りたいことを…導きだしたまえ~」

希 (・・・さすがに分かんないかな?)

しずく「どうですか…?」

希「うん…運命に従って自分のするべきことをしなさい。そうすれば道は開けるだって♪」

しずく「なるほど!・・・私のするべきことですか…」

真姫「さすが希ね、占い屋ができるんじゃない?」

希「・・真姫ちゃんにそんなに素直に褒められるなんてびっくりやね」

真姫「べ、別に私だって…人のこと褒めたらするわよ!」

希 (・・ごめんな、しずくちゃん)

247: 2020/04/22(水) 18:24:08.55 ID:ztXLYhgU
真姫「しずくのするべきこと…学園祭の演劇部とライブかしら?」

しずく「確かに直近ならそうなるよね」

希「そういえばステージ用のセットは借りられそう?」

しずく「はい!部長に話したら…」

~回想~

部長「ええ!?セットを!?…確か昔のものになるけど大きめのものがあったような」

しずく「それを学園祭でスクールアイドルの発表のために使いたいんですが…よろしいでしょうか?」

部長「・・・・さすがにダメかな」

しずく「・・そうですよね」

部長「なんて言う人がいるわけない!」

しずく「!!」

部長「廃校を阻止するために動いてくれてるんだよ?それくらい…当然OKだよ♪」

しずく「部長…ありがとうございます!」

___
_____

しずく「と言った具合に快諾していただけました♡」

希「ふふっ…穂乃果ちゃんの見込み通りやね♪」

248: 2020/04/22(水) 18:42:10.23 ID:ztXLYhgU
真姫「やるべきこと…ね」

希「真姫ちゃん?」

真姫「メドレー形式にするなら歌う曲も決めないといけないわよね」

しずく「確かにこさんが決めるって言ってたけど…」

真姫「あのにこちゃんよ?どうせ録でもないことをするに決まってるわ」

希「いやいや、さすがに‥にこっちでも」

真姫「まっ、新曲の方はもう大体出来上がっているからあとは…練習ね」

しずく「メドレーの楽曲は今日の夜にでもグループ通話で確認してみるのはどうでしょうか?」

希「そうやね、えりちたちにはうちから伝えておくね♪」

しずく「あっ、それなら穂乃果さんたちにはわたしから…」

真姫「しずくの家は遠いし私がやっておくけど」

しずく「ええっ……それなら海未さんたちにお願いしても良いかな?穂乃果さんにはおまんじゅうのお礼も言っておきたかったから…」

真姫「海未に言えば穂乃果とことりにも伝わりそうだけど…まあ良いわ」

希「ごめんね、しずくちゃん…しずくちゃんは元の場所に帰りたいのにこっちでやること増やしちゃって」

しずく「いえ♪こっちにきてμ'sの凄さ…素晴らしさ…改めて分かった気がするんです♡それにあっちでは見られなかったようなものも見れた気がしますし…」

真姫「・・・別の世界の私たちって今でもあんまり信じられないけど…こうして褒められてると変な感じがするわね」

希「あはは…うちも同感」

249: 2020/04/22(水) 18:52:12.87 ID:ztXLYhgU
しずく「はっ…!す、すみません‥なんていいますか…μ'sやAqoursのみなさんのパフォーマンスを思い出すと…胸が熱くなって言葉で表現するのが難しくて…///」

真姫「たしかに…さっきのしずくを見ればよく分かるわ」

希「うちらからしたら1番うまいしずくちゃんがそこまで言うなんて気になるな~動画とかないん?」

しずく「すみません…動画はないんです…あったはずなんですけど・・・私と同好会のみなさんの曲だけなら実はあるんです♪」

真姫「へぇ‥しずくと同じグループ……ではなかったわよね?」

希「そうそう、それで学年はうちらと同じなんだよね?」

しずく「はい!皆さんそれぞれが作り出す世界観…パフォーマンスも大好きなんです♪・・通学中にも聞いて元気をもらってます♡」

希「ふふふ、しずくちゃんはその子たちのことが大好きなんだね」

しずく「はい♪」

希「・・ちょっと妬いちゃうかも」ボソッ

しずく「えっ?」

希「なーんて真姫ちゃんが思ってそうやね♡」

真姫「の、希!!そんなこと思ってないわよ!」

真姫「・・ただ、私の知らないしずくがたくさんいるんだなって」

しずく「真姫さん…」

250: 2020/04/22(水) 18:59:45.00 ID:ztXLYhgU
しずく「大丈夫だよ♪私…真姫さんのことも大好きだから♡」

真姫「ゔぇぇ…///」

希 (あ~こういう時にストレートに表現できるのは一種の才能やね…)

しずく「いつ戻れるかは分からないけど…その時までたくさん私のことを知ってくれたらいいし。もっと真姫さんのことも知れたら良いな♪」

希「だって♪良かったね真姫ちゃん」

真姫「ありがと…」

しずく「良かったら…私とみなさんの曲聴いてみる?」スッ

真姫「・・・気持ちは嬉しいけど遠慮しておくわ。それはあなたたちの曲だもの、、それを今の私が聴くのは何か違うと思うの」

しずく「そっか・・」

希「それじゃあ今日の会議はここまで♪真姫ちゃんもしずくちゃんも気を付けて帰ってね~♡」

真姫「ええ、分かったわ・・それじゃあ私は海未の家に行くから…」

しずく「私は穂乃果さんのお家だね♪希さん、真姫さんまた明日会いましょうね♡」

251: 2020/04/22(水) 19:14:47.84 ID:ztXLYhgU
ーほむら前ー

しずく「・・ふぅ、やっぱり少し緊張しちゃうかな?」

タッタッタッ‥

穂乃果「あれ、しずくちゃん?来てたなら入ってくれて良かったのに♪」

しずく「穂乃果さん!?…ランニングですか?」

穂乃果「うん!練習が終わったあとなのに…体がウズウズしちゃって!」

しずく「ラブライブの本選圏内ですもんね♪」

穂乃果「それにね?絵里ちゃんに聞いたんだけど志望者の数が増えてるんだって!このままいったら廃校の話もなんとかなるかも!」

しずく「本当ですか!…良かったです・・♪」

穂乃果「私たちの頑張りは無駄じゃなかったんだって思うと…もっともっと頑張らなくっちゃって思って♪」

しずく (ただ遊んでたり意見を出しっぱなしにするだけじゃなくて…頑張る姿勢…清々しいほどの前向きな気持ちやっぱりμ'sのリーダーです♡)

穂乃果「それで…家の前で何してたの?」

しずく「はっ!?す、すみません…まずはこの間はほむまんありがとうございました。母もからも美味しいおまんじゅうありがとうと伝言を♡」

穂乃果「良いって良いって~♪たくさん食べてると…飽きちゃ‥」

ほのママ「穂乃果?」ガララ

穂乃果「な、なんでもありません…」

ほのママ「ありがとうしずくちゃん♪また買うときはサービスさせてもらうわね」

しずく「はい♪ありがとうございます…」ペコリ

穂乃果「も~!お母さんってば酷いよ!!」

しずく「あはは…それと今日の夜に通話でメドレーの曲の相談を行うみたいなのでよろしくお願いします」

穂乃果「うん!絶対良いライブにするためにも…忘れないようにします・・」

252: 2020/04/22(水) 21:20:47.40 ID:zUuELNF4
しずく「それでは穂乃果さん、また明日♪」

穂乃果「じゃあね!う~しずくちゃんと話してたらまた走りたくなってきた行ってくる!」

しずく「穂乃果さんすごいやる気ですね♪」

しずく「ただ…オーバーワークにならないよう気を付けてくださいね?」

穂乃果「分かってるよ~♪」ウズウズ

しずく「それと今日の夜には…」

穂乃果「ライブに向けての作戦会議だよね!覚えてるよ~!!」

しずく「それなら大丈夫そうですね♪お願いします」

穂乃果「うん!それじゃあ、また行ってくるね!」タッタッタッ‥

しずく「穂乃果さんすごい意気込みだったな…私も負けないように…μ'sのみなさんの役に立てるように頑張らないと…!」

254: 2020/04/22(水) 21:36:04.39 ID:zUuELNF4
~その夜~

しずく「はぁはぁ……」

しずく (穂乃果さんにつられていつもよりオフィーリアとの散歩を早めのペースで長めにしましたが…中々こたえますね)

しずく「でも、まだまだこんなものじゃダメだから…!・・・そろそろ電話の時間だよね?」プルルル

穂乃果「やっほー!!!!」

希「お~穂乃果ちゃん元気やね♪」

にこ「っていうか」

真姫「うるさいんだけど…びっくりしちゃったじゃない」

穂乃果「あはは…ごめーん」

凛「凛も元気いっぱいだよ!」

絵里「元気があるのは良いことだけど…程々にね?」

花陽「あ、あの…メドレーの曲について話すんだよね?」

にこ「ナイスアシストよ花陽!ことりも海未もいるのよね?」

しずく「通話は繋がってるみたいですが・・」

にこ「まあ良いわ!じゃあ見てなさい!!これが宇宙No. 1アイドルにこにーの考えたスペシャルなメドレー・・・その実態は!!」

凛「前振り長くないかにゃ~」

花陽「り、凛ちゃん…」

絵里「にこ。真面目にやった方が良いんじゃない?」

255: 2020/04/22(水) 21:36:22.28 ID:zUuELNF4
にこ「は、はい…まず一曲目は新曲No brand girls!」

穂乃果「おお~!一曲目から新曲って新鮮で良いね♪」

にこ「そして二曲目にだってだって臆無情!」

希「直近でやった曲やからこれは問題ないね」

にこ「三曲目はこれSomeよ!」

穂乃果「これSomeって・・これからのSomedayのことだよね?」

真姫「でも、あの曲って絵里、希、しずくの衣装がないんじゃない?」

にこ「衣装については一曲目No brand girlsの衣装そのままで踊ろうと思うんだけどどうかしら?」

花陽「ええ!?でも…それだと扇子とかはどうするの?それに……」

にこ「扇子は舞台脇に置いて間で取るくらいで良いと思うわ。それに…」

しずく「なるほど、時間ですね」

にこ「ぐっ…そうよ。時間的な意味でも着替えに費やすよりは少しでも多く曲をこなしたほうがいいわ!だからここは衣装はノーチェンジで行くわ!」

真姫「なるほどね。」

絵里「ハラショー……合理的な意見、さすがにこね」

にこ「残り二曲よ!にこのハイセンスに着いてきなさい?」

穂乃果「お~!!」

真姫 (意外といけてるじゃない)

256: 2020/04/22(水) 21:46:52.80 ID:zUuELNF4
にこ「四曲目は僕らのLive君とのLIFEよ!」

希「μ's9人が揃ってやった初めての曲…ね」

絵里「希ったら大丈夫?10人でしょ?」

希「あっ…そうやったね!!ごめんごめん♪」

凛「希ちゃんったらドシだにゃ~♪」

真姫 (希…)

しずく「こ、ここまで素晴らしい選曲だと思いますがみなさんはどうですか?」

真姫「そうね。正直期待以上かしら」

花陽「さすがにこちゃん♪」

穂乃果「私もしずくちゃんと同じ意見だよ!」

絵里「そうね。文句はないわ、私たちが全て踊り切れるかは…微妙なところもあるけど」

にこ「海未の考えた地獄の2日目を耐え抜いたのよ?これくらいできる自信を持ちなさいよ」

しずく「そうですよ絵里さん♪私たちならできます♡」

絵里「しずく……そうね・・!にこ最後の曲を聞かせて?」

にこ「最後の五曲目………それは…」

7人「それは?」

にこ「にこに~にこちゃんにこ~♡」

穂乃果「えっ…ええええ!!?」

しずく「にこ先輩?」

にこ「前々から温めていた歌詞を真姫に曲をつけてもらってにこがソロで締める!これこそ最強のメドレーだと思うわ!」

希「にこっち~~??」

真姫「はぁ…やっぱりにこちゃんはにこちゃんね」

257: 2020/04/22(水) 21:56:41.23 ID:zUuELNF4
花陽「にこちゃん…信じてたのに…」

凛「寒くないかにゃ?」

にこ「ぬ、ぬわぁによその反応!!にこに目立たせなさい!!」

希「にこっち~ソロの権利とアグレッシブなわしわし…どっちが良いー??」

にこ「ひっ!?…そ、その手には屈しないわよ!通話なんだから手は出せないわ!」

希「ん~そっか~にこっちはうちに毎日アグレッシブなのしてほしいんやね~♪」

絵里「・・・にこ、そもそも真姫がメロディをつけてくれないとダメでしょ?その辺りはどうなの?」

真姫「・・・却下ね」

にこ「ぐぬぬぬぬぬ…じゃあ何なら良いのよ!!」

しずく「あの…」

にこ「何よしずく?」

しずく「それなら…START:DASH!!はどうでしょうか?」

穂乃果「懐かしい~♪あれ?なんでしずくちゃんが知ってるの?」

しずく「えっ?ど、動画サイトで見たんです♪」

穂乃果「あ~そういえばアップロードされてたもんね誰がしたのか結局分からないんだよね~」

希 (えりち‥‥)

絵里 (今更嫌がらせのため私がしたなんて言えると思う!?)

しずく「あれを3人か10人でというのはどうでしょう?」

花陽「μ'sの始まりになった曲……うん!良いと思う!」

凛「凛もあれ見なかったらスクールアイドルについて全然分からなかったかも~賛成!」

真姫「賛成ね」

希「うちも♪」

海未「すみません。ずっと聞いている状態になってしまいました。私も賛成です」

穂乃果「海未ちゃん…も~遅いよ~!あっ、私も賛成だよ!」

258: 2020/04/22(水) 22:01:57.48 ID:zUuELNF4
にこ「はぁ…悔しいけどそれで良いわ。ことりは?」

ことり「ふぇ!?」

穂乃果「ことりちゃんも賛成だよね!!!また歌いたいもんSTART:DASH!!」

ことり「う、うん…良いと思う♡」

絵里「それじゃあ決定ね」

花陽「曲の順番は私がまとめておくね♡」

希「ありがとう花陽ちゃん♪」

にこ「それじゃあアイドル研究部の会議を終わるわ!解散!!」

___
_____

しずく「ふぅ…五曲のメドレー……いつも以上に熱が入る気持ちも分かっちゃいますね」

しずく (ライブが無事成功しますように…明日からも練習…がんばります!)

しずく「おやすみなさい…Zzzzz」

ことり (はぁ…どうしよう…言った方がいいんだよね…?)

海未 (ことり…あなたは一体どうしたいのですか?)

海未 (私はやはり…見守ることしかできないんでしょうか…?)

259: 2020/04/22(水) 22:12:52.09 ID:zUuELNF4
ー翌日ー

しずく「こんにちは♪」

凛「今日も練習いっくにゃ~!!ってあれれ?」

ドンッ!

花陽「た、助けて…」

真姫「・・・・」クルクル

しずく「な、なんですかこれは…!?」

ヒデコ「頼まれてたステージだよ?」

穂乃果「ヒデコたちが昨日の間と今日のお昼休憩に作ってくれたんだって~ありがと~♡」スリスリ

フミコ「まあ…ちょっと骨が折れる作業だったけどなんとかってね♪」

ミカ「音響とかはスピーカーを借りてくる予定だから安心して!無線通信もできるやつだからいざと言う時も安心だよ。」

海未「ありがとうございます。本当に助かります‥」

花陽「こ、こんなにすごいステージができるなんて…助けて…」

にこ「まさかって感じよね…まあ宇宙No.1アイドルが立つに相応しいステージじゃない?」

絵里「ごめん、生徒会の仕事で……って!?」

希「す、すごくおっきなステージやね…」

穂乃果「そうでしょそうでしょ♪」ドヤッ

海未「どうしてあなたが得意げなのですか…」

しずく「ヒデコ先輩、フミコ先輩、ミカ先輩!・・演劇部に入りませんか…?」

ヒデコ「ええ!?」

フミコ「まさかのスカウト」

ミカ「あははは…」

しずく「御三方ならとても素晴らしい小道具作りなどができると思うんです!…是非是非・・・・!」

ヒデコ「か、考えておくね?」

凛「凛はこっちのしずくちゃんも好きだよ♪」

260: 2020/04/22(水) 22:20:14.54 ID:zUuELNF4
穂乃果「う~~!!!いえい♪」

しずく「穂乃果さん?」

絵里「急にどうしたの?」

穂乃果「ねえねえ!今のステップ…とっても良いと思わない?」

凛「テンションが上がりそうで凛は好き♪」

真姫「私も良いと思うけど…まさか…」

穂乃果「このステップ、次の曲のダンスに入れられないかな!?」

絵里「ええ…?・・・まあ時間はあると思うけど大丈夫かしら?」

にこ「まっ、盛り上がるならそれに越したことはないけど」

希「しずくちゃんはどう思う?」

しずく「私は良いと思います♪」

しずく (確かあんなステップがありましたし‥入れなかったら変わってしまいますよね)

穂乃果「ありがと~♡ことりちゃんはどう思う!?」

ことり「えっ?う、うん!いいと思う♡」

穂乃果「それじゃあ決定!!よーし!また練習頑張ろ~!」

しずく (穂乃果さん…眩しすぎます…!!でも、こんなに熱い穂乃果さんの下ならきっと良いライブになるよね)ポー

ことり (・・・どうしよう…練習前にも会えなかったよぉ…)

261: 2020/04/22(水) 22:31:53.15 ID:zUuELNF4
___
_____

~学園祭前日~

しずく「王子様…私と…お付き合いしてください!!」

部長「いいねいいね!カット~!それじゃあこんな感じかな?しずくちゃんの演技もさらに磨きがかかってるよ!」

しずく「ありがとうございます♪」

B「これは~題目は童話だけど音ノ木に残る名演になるんじゃない?」

C「そうそう。しかもそのあとはあれだよ?しずくちゃんのライブ絶対観に行く」

しずく「Cさん‥ありがとう♪」

B「それにしてもAってば休みなんてさ…ついてないね」

C「ま~風邪だったんでしょ?流行ってたけど明日には治るって感じらしいし大丈夫だと思うよ。」

ザワザワ

部長「はいはい!風邪も怖いし早いところ帰って明日は朝からだから頑張ろ!!」

オーー!!

しずく (主役も任せてもらえたんです…がんばります!)

部長「くちゅん‥」

262: 2020/04/22(水) 22:32:15.56 ID:zUuELNF4
___
_____

絵里「それじゃあ今日の練習はここまでよ。」

穂乃果「えー!?もっとやりたいよ~!!」

海未「明日が本番なんです。体を休めるのも大事ですよ。」

花陽「そ、そうだよね…今日は長めにお風呂に入ろっと♪」

凛「じゃあのぼせないように凛が一緒に入るね!」

にこ「あんたたち仲良いわね‥」

凛「にこちゃんも入る?」

にこ「入らないわよ!!」

希「明日は寝坊しないように気をつけるんよ~?」

にこ「し、しないわよ!」

絵里「ふふふ♪それじゃあ解散♪」

ことり「あ、あのね…穂乃果ちゃん…」ソー

穂乃果「うぅ~不完全燃焼だよ~!!しずくちゃん…」

しずく「はい?」

穂乃果「今から走りに行かない?」

しずく「穂乃果さん…体を労ってください・・」ジトー

☠ことり「・・・・」

しずく「あれ?ことりさん、どうしたんですか?」クルッ

ことり「ううん!なんでもないのなんでも…」

しずく「?」

263: 2020/04/22(水) 22:43:24.43 ID:ztXLYhgU
サーサーサー シトシトシト

穂乃果「うーーー!眠れないよ~!そうだ!少し走ったら気持ちよく眠れるよね?」

穂乃果「ライブ前だけど…少しくらいなら♪行ってきまーす♡」タッタッタッ‥

しずく (雨‥ふふ♪雨の音を聞きながらだと…気持ちよく眠れそう‥やだ…私ったら彼方さんみたいなこと……こっちの彼方さんは……どうしてるのかな…?Zzz)

ー学園祭当日ー

花陽「はわわわわ…緊張してきたよぉ…」ブルブルブル

真姫「花陽落ち着きなさいよ。」

凛「それにしても…天気悪いにゃ~」

絵里「昨日は雨が降ってたし今日降る可能性も十分にあるわ」

希「滑らないように気をつけないとね」

海未「すみません、私は少し用事があるので‥先に抜けていても大丈夫でしょうか?」

にこ「今は一応ライブ前の確認だけだし…良いんじゃない?」

海未「すみません、それでは失礼します。」ペコリ

希「それにしても…穂乃果ちゃん遅いけどまさか遅刻!?」

ことり「穂乃果ちゃん…」

264: 2020/04/22(水) 22:57:38.09 ID:ztXLYhgU
ー講堂ー

海未「ふぅ…間に合いました…しずくに演劇を観に行くと約束してましたからね。さあ…みせてもらいますよ♪しずくの努力の結晶を♡」

ー舞台裏ー

しずく「Aさん!良かったぁ…体調は大丈夫なの?」

A「うん…心配かけちゃってごめんね?私ってばドジだな…」

B「まーまー気にしないで。今日さえ良ければよししゃん?」

部長「そうよ?」

しずく「部長♪・・・!?」

☠部長「・・今日さえなんとか乗り切れば…成功できるわ!悔いを残さないようにしっかり頑張りましょう…!」

オーー!!

部長「よしっ…早く…着替えないと…」フラッ

C「なんか部長いつもに増して気迫に満ちてるって感じだね」

しずく (・・・顔が心なしか赤かったし…もしかして!?)

しずく「部長!!」ダッ・・!

☠部長「何‥しずくさん?」

しずく「もしかして…熱があるんじゃないですか?」

部員一同「!!!」

☠部長「や、やだなーしずくさんってば…私はこの通り…元気だよ?」

しずく「・・その割には足元がふらついています‥それに顔が少し赤くて…ほのかにインドメタシンの香り‥冷感湿布か何かを貼ってるんじゃないですか?」

A「部長が風邪・・?も、もしかして私の…」

265: 2020/04/22(水) 22:57:58.66 ID:ztXLYhgU
☠部長「違うわ!私は風邪じゃないし…だ、大丈夫よ……だから」フラフラ

しずく「部長…部長がここで万一のことがあったら…みんなが悲しみます…お願いです…今は引いてください…!」

部長「…でも、私がいないと…演劇が…王子役はどうするの…?」

しずく「・・・それは。…………!います。王子役ができる方を連れてきます…!」

部長「…本気なのね」

しずく「はい。ですから部長…」

部長「分かりました。…最後ならともかくまだあと一年演劇ができるんだからそっちにかけることにするわ‥それにしても私の演技を見抜くなんてまだまだ甘かったか~」バタッ

B「ぶ、部長!?保健室に運ばないと!!」

C「大丈夫しずくさん?本当にあてなんてあるの?」

しずく「・・・あるよ。だから…みんなお願い!」

一同「 ??」

しずく「私が毒リンゴを食べたあと…少しの間抜け出すから‥王子様にふさわしい人を連れてくるから時間を稼いでほしいの」

A「わかった。部長が風邪になったの私のせいかもしれないし…やる!」

266: 2020/04/22(水) 23:18:04.44 ID:ztXLYhgU
ガーーーー

アナウンス「まもなく‥演劇部の白雪姫が始まります。携帯電話、スマートフォンはマナーモードにして…」

海未 (さて…見せてもらいますよ。しずく♪)

___
_____

語り手「美しい心を持つ王女の願いが叶い1人の女の子が生まれました」

語り手「その女の子は白雪姫と名付けられ…すくすくと成長しました。」

しずく「ふふっ♪お父様…見てくださいこんなにたくさんの鳥さん達が歌ってます♡」

海未 (・・・しずくのドレス姿似合いますね)ジー

語り手「しかし、幸せは束の間…白雪姫の母が亡くなり…新しい女王が白雪姫の母親としてやってきました」

C「おーほっほ!!あらあら白雪姫ちゃん…お母さん足が滑っちゃって…ごめんなさいね?」

語り手「この女王はとても意地悪で傲慢。他の国と揉め事を起こしては国王が城を離れ解決に向かう日々が続きました」

しずく「お父様…いつも大変そう。せめて私に癒すことができれば…」

語り手「また、決まって女王はいつも鏡に問いかけました。」

C「鏡よ鏡~この世でもっとも美しいのは誰?」

鏡「あなたさまでございます。」

海未 (国を放っておいて何をやっているのですか…!!あなたは最低です!)

___
_____

C「鏡よ鏡~この世で最も美しいのは誰?」

鏡「残念ながらあなたではありません。白雪姫です。」

C「~~~!!!」

語り手「女王は激怒しある決心をします。」

C「白雪姫め…私よりも美しくなるなんて…〇してやるわ!私だけが美しければいいのよ!」

語り手「一体どうなってしまうのでしょうか。」

【暗転】

パッ!

海未「!!?」

語り手「ここは森の中小人たちとことりたちのダンスと歌声をお楽しみください」

A (・・お願いしずくちゃん…!)

海未 (はて…このようなストーリーがしずくの台本にはあったでしょうか?)

267: 2020/04/22(水) 23:26:36.15 ID:ztXLYhgU
しずく「・・・私との約束を守ってくれてるなら…」ジー

しずく「…いた!やっぱり海未さん来てくれてたんだ…♪」

海未 (・・演劇部はダンスのレッスンもするのですね凄いです)ジー

ツンツン

海未「?」クルッ

しずく「海未さん…」

海未「し、しずく…!?あなたどうしてここに・・!?」

しずく「お話はあとです…少し来てください!」

海未「は、はぁ…」

ー講堂前ー

海未「一体どうしたのですかしずく?」

しずく「実は…王子役の部長が風邪をひいて倒れてしまって…」

海未「ええ!?…そういえば王子の出番が削られていたような気がしますね」

しずく「はい…ですので海未さん…折り合ってのお願いがあります!」

海未「・・・ま、まさか‥」

しずく「はい…ピンチヒッターです!王子様役をお願いします!!」

海未「む、むむ無理です!!!わたしにはできません!」

しずく「大丈夫です!曲作りの時台本合わせてもらった時…海未さんならできるって思いましたもん」

海未「・・・で、ですが‥」

しずく「海未さん…もう舞台は始まってしまいました…部長は私に託してくれました…お願いです。海未さんしかいないんです!」

海未「~~~~~・・・!わ、分かりました!しずくのためです…そこまで言うなら手伝います…!私も覚悟を決めました!」

しずく「海未さん…ありがとうございます…!!」

海未「そ、その代わり…もしも私が間違えそうになったら…」

しずく「大丈夫です。全力でサポートしますから、必ず成功させましょう!」

272: 2020/04/23(木) 18:44:26.23 ID:tF5LE9qg
ナレーション「小人たちのダンスはここまで…」

【暗転】

パッ

ナレーション「そして…女王は狩人を呼び告げました」

C「白雪姫を森の中に連れて行き〇してしまいなさい!」

B「はっ!仰せのままに・・」

しずく「こんな森の中に来るなんて初めて…あっ!あれは…なんて生き物なの?」

B「その生き物は犬ですね。尻尾まで振って大変姫さまのことを気に入ってるようです」

しずく「へぇ……私が見てきたのは鹿さんや鳥さんばかりだったからとても新鮮♡それに‥可愛い♪」

海未 (すごいですね…舞台に犬がいるわけでもないのにしずくの表情で犬がいるように見えてしまいます)

しずく「あっ、この子怪我をしてる!大変…」ビリッ

B「ひ、姫さま!?」

キュッキュツ

しずく「ふふ♪これで大丈夫かな?」

ナレーション「白雪姫のかわいさと清き心に心を打たれた狩人は・・白雪姫を逃す決心をしました」

B「姫さま…この森の奥にお逃げください。お妃はあなたのことを憎んでいます」

しずく「まぁ……ありがとう。あなたのその勇気と優しい心は忘れません…どうかご無事で!」タッタッタッ・・

ナレーション「しかし、白雪姫の願いも虚しく…狩人は女王に〇されてしまいます。」

海未 (いきなり言ってしまうのですか!?)

しずく「あれ…?こんなところに小屋がある‥すみませーんどなたかいらっしゃいませんか~?」

A「こ、こんにちは…」

ナレーション「白雪姫は小人たちのお家にたどり着きました」

273: 2020/04/23(木) 19:12:48.37 ID:tF5LE9qg
しずく「実はかくかくしかじかで…」

A「ええ…!?なんてかわいそうなことに…それなら一緒に暮らせば良いよ!」

そうだ!そうだ!

ナレーション「心優しい小人たちは白雪姫を住まわせようとします。しかし…」

D「そいつが本当に姫って信じるのかい?」

ナレーション「信じようとしない小人もいました。」

D「姫さまだっていうなら踊ってみなよ得意なんだろ?」

しずく「うぅ……それで信じてくれるなら踊ります!」

ナレーション「なんと小人は白雪姫に条件をつけました白雪姫は無事に踊ることができるのでしょうか?」

海未 (ここは…スクールアイドルの見せ所ですね!)

しずく「~♪」

D「むむむ…なんて素敵なステップ…じゃなくて!それなら…そのまま歌ってみせてよ!お姫様ならできるよね?」

しずく「しーあわせになろ♪笑顔でララララ~♪」

しずく「優しさ溢れてる伝わってるよね~」

わぁ…すごい なんて優しい歌なの?! 私も踊り出しちゃいそう 俺も! 僕も!

ナレーション「白雪姫は小人の難題を潜り抜け無事にそこで暮らすことができるようになりました。」

274: 2020/04/23(木) 19:24:00.25 ID:tF5LE9qg
ナレーション「白雪姫はそこで小人たちと幸せに暮らしていました・・・しかしその日々は長く続きませんでした」

コンコン

しずく「どなたですか?」

B「この森に…初めてきたのじゃが…迷ってしまってのぉ‥よければ少し泊めてくれないかい?」

しずく「分かりました!」

ナレーション「白雪姫は小人たちとの約束を破ってしまったのです」

B「ふっふっふ‥ありがとう優しいお嬢さん…良かったらこのリンゴを食べて?美味しいわよ…」

しずく「ありがとうお婆さん…いただきます。はむっ‥‥」バタン

ナレーション「老婆に化けた女王によって呪いの毒リンゴを食べさせられた白雪姫は眠り込んでしまいました。」

A「誰がこんな酷いことを!?」

D「けっ、もしかして‥お姫様を自分だけのものにしたくてお前がやったんじゃないのか?」

A「や、やめようよこんな時に…」

ナレーション「お互いを疑い合いながら白雪姫を看病する日々‥小人たちは日に日にやつれていきました」

ナレーション「そんなある日…」

海未「ああ…森の中というのはなんと気持ちいいんだ…」

海未「んっ…?あそこにいるのは…」

275: 2020/04/23(木) 19:34:50.75 ID:tF5LE9qg
海未「どうしたんだい?そんなに泣いて…」

A「今日もお姫様は目を覚まさないの……もうダメだ…おしまいだよ」

海未「これは…呪いですね‥こんなに綺麗な女性になんてひどいことを」

しずく (海未さん…いい感じです…!)

D「けっ…あんたにどうこうできる問題じゃないさ。引っ込んでてくれ」

そうだそうだ! 部外者は帰れ~!

ナレーション「王子の本心も荒んでしまった小人たちには届きません」

海未「君たちがお姫様を思う気持ちはよく分かったよ。わ、、…僕ならこの呪いを解くことができるかもしれない!お願いだ!…もし解けなければなんでもしよう・・この身を捧げてもいい」

D「・・・ふんっ‥そこまで言うならやってみせてくれよ」

ナレーション「王子の強い説得の甲斐があり・・小人たちは10分間だけ猶予をくれました」

海未「白雪姫……」ソッ

しずく (・・・海未さん…)

海未「・・・・・」

しずく「・・・・?」

海未「・・・・////」プルプルプル

しずく (も、もしかして…)

海未 (む、無理です‥!接吻なんて恥ずかしすぎます…///)

しずく「海未さん…」コソッ

海未「・・・?」

しずく「・・・・」パクパク

海未 (・・・ままです!)

チュッ♡

キャー♡ 海未先輩からチューなんて羨まし~い!!!

276: 2020/04/23(木) 20:39:53.91 ID:0FJer9GM
しずく「・・・あなたは誰ですか?」

海未「白雪姫…お初にお目にかかります。まずは非礼をお許しください…僕は…〇〇国の王子をしています」

しずく「そんな非礼だなんて…ずっと眠っていた私を助けてくださってなんと申し上げていいか…///」

海未「ううん、当然のことをしただけだよ…」

しずく「・・・その…私…あなたのことが好きになってしまったのです…///もしよろしければ…」

海未「本当ですか!?僕も一目見た時から…あなたのことが……もし良ければ…結婚を前提に…お付き合いしてください!」バッ

しずく「・・・///よ、喜んで‥♡」

ナレーション「こうして白雪姫と王子は2人で幸せに暮らしましたとさ…」

パチパチパチパチ

ー舞台裏ー

しずく「ふぅ…無事成功できましたね。海未さんありがとうございます♪」

海未「は、恥ずかしかったです…///変じゃありませんでしたか?」

しずく「そんなことありません♪海未さんの凛々しい王子の姿…とても似合っていました♡」

海未「そ、そうでしたか…///そ、それと…その…///」

しずく「はい♪キスもちゃんとできてましたよ。おでこに♡」

海未「・・・///」

277: 2020/04/23(木) 20:46:37.43 ID:0FJer9GM
ナレーション「引き続きお伝えします。」

しずうみ「??」

ナレーション「午後より白雪姫を演じてくれた桜坂しずくさんと王子役の園田海未さんの所属する我が校のスクールアイドルμ'sのライブが屋上にて行われます。」

ナレーション「雨天決行とのことですのでみなさんお誘いあわせの上我が校のスクールアイドルを観ていってください。」

しずく「・・こ、これって…」

A「しずくちゃん!ライブやるんでしょ?片付けとかは私たちでやっておくから!」

B「そーそーさっさと行ってきなって♪」

C「・・楽しみにしてる。園田先輩も部長の代わりにありがとうございました。」ペコリ

海未「い、いえ!私は当然のことをしたまでです…」

しずく「皆さん‥ありがとうございます♪」

しずく「海未さん行きましょう!・・私たちのもう一つのステージに♪」

海未「はい♪私の準備はできていますから…まずは着替えからですね。」

しずく (・・・海未さんと演劇をするって夢…叶っちゃった♪)

しずく (部長…ありがとうございます…!)

278: 2020/04/23(木) 21:02:14.72 ID:0FJer9GM
しずく「お待たせしました!」バタン!

真姫「遅かったわねしずく。」

花陽「しずくちゃん、演劇の方お疲れさま♡とっても綺麗だったね、それに堂々とした立ち振る舞いすごいなぁ…」

凛「真姫ちゃんももっと素直に素敵なお芝居だったって言えば良いのに~♪」

しずく「皆さん…見に来てくれていたんですか!?」

真姫「私たちだけね。…とっても良かったわ」クルクル

しずく「凛さん、真姫さん、花陽さん、ありがとう♡」ニコッ

海未「り、凛たちに見られていた…?恥ずかしすぎます!!」

凛「まさか海未ちゃんがね~♪」ニヤニヤ

絵里「はいはい!そこまでよ?」

希「今はライブを控えてるんやからね?」

にこ「ふざけてる場合じゃないわよ、雨だっていうのに…にこたちを見にきてくれた人がたくさんいるんだから!」

穂乃果「あはは…遅れちゃってごめんね?」

しずく「穂乃果さん!良かった…遅刻してしまったのかと…」

海未「ことり‥今はさすがに…?」

ことり「うん…言えないよ…」

穂乃果「よーし!それじゃあ‥今日のライブ絶対に成功させようね!」

☠穂乃果「おっとっと…」フラッ

しずく「・・・!?」

ことり「穂乃果ちゃん、大丈夫!?」

穂乃果「えへへ…平気平気♪」

しずく (今のって…気のせい?)

279: 2020/04/23(木) 21:08:42.57 ID:0FJer9GM
しずく「穂乃果さん…」

穂乃果「どうしたの?」

しずく「その…風邪とかではないですよね?」

穂乃果「うん!全然大丈夫だよ?こんなに動けるし♪」

しずく「・・・無理だけはしないでくださいね?」

穂乃果「大丈夫だよ~しずくちゃんったら心配性だね♡」

しずく (・・・気のせいだったのかな?)

絵里「みんな!そろそろ時間よ♪」

海未「・・ことり」

ことり「今はライブに集中しなきゃ‥!その後言うから…」

にこ「この雨を止ませるくらいのライブにするわよ!!・・これ部長命令よ!」

凛「おお~にこちゃんが部長らしいことを…」

280: 2020/04/23(木) 22:11:52.10 ID:0FJer9GM
穂乃果「それじゃあ行くよ!!1!」

ことり「2!」

海未「3!」

真姫「4!」

凛「5!」

花陽「6!」

にこ「7!」

希「8!」

絵里「9!」

しずく「10!」

μ's…ミュージックスタート!!

穂乃果「皆さんこんにちは!音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sです!今日は学園祭だけど…あいにくの雨となってます!」

ザーザー

穂乃果「私たちがこの雨に負けないくらいのメドレーライブを披露したいと思います!聞いてください!No brand girls!」

___
_____

Oh yeah~~~

しずく (やりきりました……次は……?!)

☠穂乃果「・・続いては!」

穂乃果 (あれ…うそ…声が出ない……視界もぼやけて…)バタリ!

海未「穂乃果!?」

ことり「穂乃果ちゃん!」

絵里「‥すごい熱…」

にこ「そんな!」

ザワザワ・・・

281: 2020/04/23(木) 22:20:56.62 ID:0FJer9GM
倒れちゃったけど…何かの演出? もしかして中止‥? あーあ‥せっかく楽しみに来たのに

希「あかん…お客さんが…ざわついてる」

にこ「続けるわよね!?ねえ!」

しずく (・・・穂乃果さん…こんな無茶をしてまでライブに……)

穂乃果「ねえ、しずくちゃん♪ライブ楽しみだね♡」

しずく (・・・私がやれることは…)

絵里「すみません!メンバーにアクシデントがあったので…」

しずく「絵里さん。」

絵里「しずく…?!」

しずく「穂乃果さんを保健室に連れて行ってあげてください。」

絵里「え、ええ…もちろんよ。」

にこ「ライブはどうするのよ!?まさか中止だなんて…」

しずく「にこさん…すみません。」

しずく「ここは私に任せてもらえませんか?」

にこ「なっ…!」

しずく「穂乃果さんの思い…ライブにかけた情熱を無駄にしたくないんです……!」

凛「でも10人の曲を1人で歌うなんて無茶だよ!」

しずく「・・・あまりしない方が良いとは思いましたが…ミカ先輩!」

ミカ「な、なに!?」

しずく「音響は…無線接続…Bluetoothも可能なスピーカーですよね?」

ミカ「そ、そうだったけど…」

しずく「私のスマホに入ってるプレイリストを再生してもらいたいのですが…お願いできますか?」

真姫「本気なの?」

海未「無茶です…しずく、ここはやめたほうが…」

しずく「真姫さん、海未さん。心配ありがとうございます。でも…やらないといけないんです!」

ヒデコ「OK接続したよ!」

しずく「それでは…私が説明してきますのでお願いしたタイミングで曲を流してください。」

ことり「・・しずくちゃん、穂乃果ちゃん…」

282: 2020/04/23(木) 22:31:29.51 ID:0FJer9GM
しずく「皆さんお待たせしました♪音ノ木坂学院1年生…桜坂しずくです♪」

ザワザワ

しずく「先ほどはトラブルによってみなさんを不安にさせてしまい申し訳ありません」ペコリ

しずく「今回のメドレーは私のソロ曲…いつもとは違ったμ'sを楽しんでいただければと思いこのような時間を設けさせてもらいました♪」

しずく「私の…いえ、私たちの世界に入り込んでもらえたら嬉しいです♡それでは聞いてください…桜坂しずくで…あなたの理想のヒロイン、CHASE!、Starlight三曲続けてお楽しみください」

ーステージ裏ー

真姫「!?」

にこ「何その曲!!?」

花陽「そ、そんな曲聞いたことないよ…」

希 (・・しずくちゃん、もしかして。)

しずく (せつ菜さん、果林さん。私に…力を貸してください!)

~ライブ中~

しずく「アドリブが苦手なわた~しを・・」

絵里「ライブはどうなってるの?・・・ハラショー・・」

凛「す、すごい…」

海未「私たちもいつの間にか…しずくの世界観に引き込まれてしまいそうです」

花陽「いじらしい表情‥それでいて清楚な立ち振る舞い…しずくちゃんにぴったりな曲だよ」

しずく「走り出した思いは強くするよ!悩んだら…君の手を握ろう・・」

絵里「二曲目は随分と印象が違うのね‥まるでしずくじゃないみたい」

真姫「でもそれでいて…熱いパフォーマンスって感じがするわ」

希 (・・・やっぱり)

にこ「ぐぬぬぬぬ…しずくったらいつのまにあんな…」

283: 2020/04/23(木) 22:46:36.45 ID:0FJer9GM
~♪

しずく「I can see the starlight・・」

花陽「こ、こんどは一転して大人っぽい…」

絵里「ヒロインの少女、ヒロイックな熱い子…妖艶な女性?…しずくったら何種類あるの」

真姫「なるほどね…」

海未「…レベルが違いますね」

ことり「・・うん」

しずく「時を舞うstarlight!」

キャー!!!! 素敵~! しずくちゃん可愛い~!!

しずく「みなさん、ありがとうございました♪」ペコリ

タッタッタッ・・

しずく「絵里さん!穂乃果さんは…?」

絵里「命に別状はないみたいだけど…ライブは無理みたい・・」

しずく「そんな…」

アンコール!アンコール!!

しずく「それじゃあ…この声には…」

真姫「答えられないってことね‥」

284: 2020/04/23(木) 22:46:51.47 ID:0FJer9GM
にこ「…しずくあんた1人で出なさい。」

凛「にこちゃん!?」

にこ「アイドルたるもの…ファンの声に応えないとダメよ」

しずく「で、でも…私はみなさんと一緒に…!」

希「にこっち…しずくちゃんのことも考えてあげよ?」

にこ「・・ごめん」

しずく「い、いえ…」

花陽「しずくちゃんも雨の中ずっと外のステージで歌ってたもんね…寒くない?このタオル使って?」

しずく「ありがとう花陽さん・・♪」

ザァァァァァァァァ

海未「雨が強まってきましたね…ヒデコすみませんが放送で来てくださったみなさんにライブの中止を伝えてください。」

ヒデコ「えっ‥う、うん…」

ピンポンパンポーン

___
_____

285: 2020/04/23(木) 22:50:44.45 ID:0FJer9GM
ー数日後ー

穂乃果「・・・はっ!?」

しずく「穂乃果さん大丈夫ですか?」

穂乃果「うん!今は熱もしっかり下がったよ♪」

絵里「よかった、みんな心配してたのよ?」

穂乃果「うぅ…ごめんね…?私があんなことしちゃったから…」

しずく「そんな!穂乃果さんのせいじゃありませんよ!!…私が・・・・」

絵里「しずく?」

穂乃果「でもでも!しずくちゃんのソロライブ凄かったんだってね!ヒデコたちから聞いたよ!!これならラブライブでも!!!」

絵里「穂乃果‥聞いて?」

穂乃果「?」

絵里「ラブライブには…出場しません。」

穂乃果「えっ…」

しずく「・・・・」

286: 2020/04/23(木) 22:59:12.69 ID:0FJer9GM
絵里「理事長に言われたの、自己管理も大事だし…今回のことも少し急ぎすぎてたんじゃないかって」

穂乃果「絵里ちゃん…それ本当なの…」

絵里「ええ…」

穂乃果「しずくちゃん…ねえ」

しずく「・・・・」

穂乃果「そっか…」

___
_____

絵里「穂乃果辛そうだったわね…」

しずく「はい…あんなに目標に向かって頑張ってきたのに…もちろん理事長のいうことはよく分かりますけど…」

絵里「明日からの練習に…支障がないといいんだけど・・」

しずく (穂乃果さん…ごめんなさい…ごめんなさい…!)

287: 2020/04/23(木) 23:09:11.01 ID:0FJer9GM
ー翌日ー

しずく「・・・はぁ」

花陽「しずくちゃん…ずっとため息ついてるね」

真姫「それは仕方ないわよ…穂乃果の前であんなこと言ったのを見たんだから」

しずく (穂乃果さん…ごめんなさい…私のせいで…)

ダダダダダタ!

凛「た、大変にゃ~!!!!」

真姫「!?」

しずく「!?」

花陽「り、凛ちゃん?」

凛「さ、さっき廊下を走ってたら…ポスター見て…」

しずく「凛さん、廊下は走ったらダメだよ?」

凛「い、今は勘弁して~~…来年度生徒募集って書いてあったの」

真姫「来年度生徒募集…それってつまり!?」

花陽「廃校しない…?」

凛「そうだよ!凛たち先輩になれるにゃ!」

しずく (・・良かった♪…それでも私は帰れないって感じかな?廃校阻止は私のやるべきことじゃなかったってこと…?)

凛「さっそく穂乃果ちゃんたちに伝えるにゃ~!!」

292: 2020/04/25(土) 22:26:30.51 ID:i9huKjdq
タッタッタッタッ‥ バタン!

穂乃果「ど、どうしたの!?」

真姫「た‥‥」

凛「た……」

花陽「助けて…」

しずく「じゃなくて…吉報です!」

穂乃果「?」

しずく「とにかくこっちに来てください」グイッ

穂乃果「わわっ…しずくちゃんすごい力・・」

しずく (穂乃果さんに見せたら何か変わるかな…でもそれよりも少しでも喜んでくれたら嬉しいです)

穂乃果「・・・来年度入学者受付のお知らせ・・?」

しずく「去年より志願者数がずっと多いみたいです♪」

穂乃果「ってことは…」

海未「学校は」

にこ「存続するってことぉ!?」

絵里「ふぅ…良かったわ・・」ヘナヘナ

しずく「え、絵里さん!?」ガシッ

絵里「ありがとうしずく…なんだか身体の力が抜けちゃって…ふふ♪」

希 (しずくちゃん…これでもまだ帰れないの?)

海未「希?どうしました?」

希「あっ、ううん。学校が存続することになって良かったなって思ってたんよ♪なんか実感湧かなくて…」

294: 2020/04/25(土) 22:50:29.80 ID:i9huKjdq
海未「確かに…正直なところ私もですね」

ことり「・・・・」

穂乃果「あっ!ことりちゃん!!」ダキツキ

ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「やったよ!!廃校しないんだよ!」

ことり「えっ…うそ…じゃないんだ」

穂乃果「うん!本当だよ♪」

しずく (良かった…穂乃果さんも喜んでくれてます♪)

絵里「あっ、しずく少し良いかしら?」コソコソ

しずく「なんですか?」

絵里「理事長はスクールアイドルの活動は禁止したってわけじゃないから今まで通り練習はしていいみたいなの」

しずく「そうだったんですか!?私てっきり…」

絵里「そう思うのも無理はないわ…伝え方が悪くてごめんなさい。…それでなんだけど、次からの練習‥試しにしずくが指揮をとってみてくれないかしら?」

しずく「ええっ!?」

絵里「まだμ'sに入る前からしずくには一目置いていたけど…学園祭のパフォーマンスを見て確信したわ。もちろん海未や私も出来る限りサポートはするつもりよ」

しずく「えっ…あの…」

希「こらこらえりち?しずくちゃんが困ってるやん?」

絵里「の、希…ごめんなさい。」

希「謝るのはうちにじゃなくてしずくちゃんに、でしょ?」

絵里「ごめんなさいしずく。少し熱くなってしまったかも…」

しずく「い、いえ…大丈夫です。でも…やっぱり私は海未さんや絵里さんのレッスンが良いです・・」

絵里「そう?物足りないってことはないかしら…?」

しずく (・・・μ'sに深く入ってしまった私だけど…やっぱり根本的なところは変えたくないよ…)

295: 2020/04/25(土) 23:01:06.15 ID:i9huKjdq
絵里「でも…しずくの意思も大事よね。また考えておいて?気が変わったら…いつでも言って♪」

希「しずくちゃん大丈夫だった?」ヒソヒソ

しずく「は、はい…」

希「やっぱりしずくちゃんとしては…うちらは9人でいてほしいんやね」

しずく「はい。その方がしっくりくると言いますか…私はあくまで皆さんの手助けをする立場であって主役になってはいけないと思うんです」ヒソヒソ

希「‥優しいんやね♪元の世界に戻ることを諦めずにうちらのことも気にかけてくれる」ヒソヒソ

しずく「そ、そんなこと…当たり前ですよ♪私からすれば希さん達の方がずっと優しいです」ヒソヒソ

にこ「ちょっとぉ!2人でなにひそひそ話してんのよ!?」

希「あっ、にこっちいたんや♪しずくちゃんで隠れて見えなかったよ」

にこ「ぐぬぬぬぬ…あんたたち話聞いてた?」

しずのぞ「??」

にこ「はぁ…やっぱりね。明日、部室で廃校回避記念のパーティするわよ!」

しずく「パ、パーティーですか?!」

希「いいやん面白そう♪」

にこ「各自何かしら食べるものを持参すること!いい!?にこは言ったからね!」ツカツカツカ

希「にこっち…仲間と一緒にパーティーできるのが嬉しいんやろうね・・」シンミリ

しずく「希さん?」

希「おっと、ごめんねこっちの話・・今日は解散みたいやね。うちはバイトがあるからちょっと急いで帰るから…しずくちゃんもまた困ったことがあったら何か言ってね?」タッタッタッ・・

しずく「はい!希さんありがとうございます♪」

希 (優しいね…)

296: 2020/04/25(土) 23:09:44.55 ID:i9huKjdq
真姫「しずく。」

しずく「真姫さん?」

真姫「その…一緒に帰りましょ?しずくは長い道だけど途中までなら……ついて行かないこともないけど」

しずく「ふふふ、ありがとう♪」

真姫「・・・」クルクルクル

___
_____


しずく「あれ?」

真姫「どうしたの?」

しずく「あれって‥海未さんとことりさん?」

真姫「本当ね、あんなとこほで何をしてるのかしら?」

しずく (穂乃果さんを抜いての2人きりでの真剣な密談‥‥はっ!?まさか…!?)

海未「ことり…どうしても振り向いてはくれないのですか…?」

ことり「ごめんね海未ちゃん…私はやっぱり穂乃果ちゃんのことも…」

海未「…そうですよね、すみません。出過ぎた相談でしたね」

ことり「で、でも!海未ちゃんのことも好き…だよ?」

しずく (そんな…love triangleなロマンスが始まる予感がします・・・なんて小説の読みすぎですね)

真姫「しずく」

しずく「はっ!?」

真姫「あんまり遠くからまじまじと見るのも悪いでしょ?ここは早く通り過ぎましょう?」

しずく「そ、そうだね。」

トコトコ‥

真姫「今日…絵里に何言われてたの?」

しずく「えっ!?み、見てたの?」

真姫「にこちゃんがジロジロ見てたのよ…さっきのしずくみたいに」

しずく「・・・///」

真姫「はぁ…気づいてなかったのね」

297: 2020/04/25(土) 23:23:39.65 ID:i9huKjdq
しずく「実は…μ'sの練習の指揮をしないかって言われちゃって・・」

真姫「なるほどね、あのパフォーマンスを見たあとなら納得かも」

真姫「その言い方ってことは…する気はないの?」

しずく「うん…私のいた世界ではμ'sのみなさんは9人で…こっちに来て知らなかった一面も色々見れたけど・・希さんにも言ったんだけど私が主になったらいけないと思うの」

真姫「ーーねえ」

しずく「だから……私は・・・・」

しずく「?」

真姫「しずくは…まだ帰ることができるって思ってるの?」

しずく「どういうこと?」

真姫「・・・・廃校阻止までしても帰れなかったのに…まだあてはあるの?」

しずく「・・最初は9人揃えるところから…確かに明確にこれってものはなくなっちゃったね」ニコッ

真姫「・・・・だったら。ずっとこっちの世界に…いなさいよ」

しずく「えっ…」

真姫「μ'sのことを思ってくれるのは嬉しいし…しずくのことはすごい子だって思うわ。でも、それなのに…戻ることを前提にしてこっちにいるからやりたいようにできないなんて悲しいもの…それに辛いの……」

真姫「私は穂乃果に出会って…音楽とまた向き合うきっかけをもらったわ。高校でおしまいなはずだったのにこんなにのびのびと楽しく鍵盤を叩けるなんて思ってもみなかった」

しずく (・・・・・真姫さん)

真姫「なんて…少し建前かも。本当は…私寂しいのよあなたがいなくなってしまうって考えたら…」

真姫「・・・・」ポロポロ

真姫「・・・だからかしら…今日もこうしてあなたがいることで安堵してる自分がいる。そもそも戻ったら…しずくのこと忘れちゃうかもしれないって考えると胸が痛いの‥」

しずく「真姫さん…ごめんね・・・・私が余計なこと言っちゃったから」

298: 2020/04/25(土) 23:35:39.42 ID:i9huKjdq
真姫「・・ごめんなさい。私ったら変なこと言っちゃったわ・・・廃校がなくなったっていうのに・・」

しずく「気にしないで真姫さん。真姫さんは私のこと心配してくれてるんだよね?」

しずく「確かに‥全力を出しきれないって時はあるけど…それ以上に皆さんとこれだけ近くに一緒にいれるだけでも幸せなんだ♪」

しずく「・・・でも、私の同好会のみなさんは……」

真姫「あっ…」

しずく「・・だから私は戻ることを諦めないんだ」

真姫「そうよね‥本当どうかしてたわ・・」

しずく「真姫さんのその優しい気持ちだけでも十分お釣りがくるよ♪心配してくれてありがとう♡」

真姫「べ、別に…」

しずく「ふふふ♪明日のパーティー何を持っていくか決めた?」

真姫「えっ?わ、私は……何にしようかしら…花陽のために最高級のお米…凛のためのラーメン…それから・・・・」ブツブツ

しずく「ね?私以外にもμ'sの皆さんのことが大好きな真姫さんなら…きっといなくなっても大丈夫だよ♪」

真姫「も、も~!あなたね‥少し希に似てきたんじゃない?」

しずく「そ、そんなことないやん?」

真姫「ふふっ…それ希の真似?演劇部の発表観に行ってたけど…クオリティの差がすごいわね」

しずく「むぅ…仕方ないの。希さんを模倣するのは…なんというか難しいから。それと真姫さん、あんまり高級なものだと2人とも逆に困っちゃうと思うな」

真姫「そうなの?それじゃあ…パーティグッズでもママに聞いてみようかしら?」

しずく「それがいいと思うよ♪それじゃあまたね♡」フリフリ

真姫「あっ‥しずく!」

しずく「?」

真姫「・・・明日も会えるわよね?」

しずく「会えるよ。きっとね♪」

300: 2020/04/25(土) 23:55:36.70 ID:i9huKjdq
ー桜坂家ー

しずく (私がやりたいようにできてない…か)

しずく「真姫さんからはそう見えてたのかな…?」

ピロン

しずく「?」

1年生☆(4)

rin:やっほ~

rin:明日のパーティーに何を持っていくか決めた?

ぱな:私はもちろん

rin:かよちんは言わなくても分かるよ♪

ぱな:ええっ!?

しずく「ふふっ…以心伝心って感じで微笑ましいな♪‥そういえば私も決めてなかったよね……」スッスッ

しずく:犬の写真とか…?

rin:あ~オフィーリアちゃんだよね!!凛見たい!

ぱな:私も見たい…モフモフのワンちゃん‥♡

真姫:パーティーに写真を持ってきてどうするのよ

rin:そういう真姫ちゃんは何にするの?

真姫:パイ、クラッカー(鳴らす方)

rin:クラッカーってそれ以外あるの?

しずく:ビスケットの塩っぽいものをそう呼ぶんじゃなかったかな?

301: 2020/04/25(土) 23:57:57.38 ID:i9huKjdq
rin:そうだったの

真姫:そのくらい知っておきなさいよ

rin:かよちーん

rin:2人がいじめるにゃ~泣

しずく:ええっ?

ぱな:まあまあ

ぱな:2人ともそんなつもりはないと思うよ?

rin:えへへ

rin:そうだよね♪

rin:凛知ってるよ?

rin:真姫ちゃんは

rin:こういうのよって明日見せてくれるって♪

真姫:えっ

rin:楽しみ~♪

しずく:私は合うか分からないけど…甘酒にしてみようかな?お母さんが作ってるから

ぱな:甘酒!!

ぱな:すっごく楽しみ!!!!!

真姫:花陽が壊れた!?

rin:凛はこっちのかよちんも好きだよ♪

しずく:喜んでもらえたみたいでよかった♪

しずく:お母さんに言っておくね

ぱな:敬礼(スタンプ)

しずく「ふふふ…明日は楽しくなりそう♡」

305: 2020/04/26(日) 01:07:25.09 ID:d7T5+EoY
親和性は高い

no title

306: 2020/04/26(日) 01:36:59.14 ID:tM5LgWaO
ぬゎ

307: 2020/04/26(日) 17:54:02.95 ID:AEWZeRXQ
ー翌日ー

凛「しずくちゃんおっはよ~」

しずく「おはよう凛さん。あれ?花陽さんは?」

凛「かよちんはね~ふふふ‥」

しずく「?」

凛「秘密~パーティーの時間になれば分かるにゃ!」

しずく「ええ~気になる…凛さん教えてくれないの?」ウルウル

凛「し、しずくちゃんの演技には騙されないよ!凛だってたまには驚かせたいんだもん」

しずく「むぅ…さすがにバレちゃうか」

真姫「おはよう」

凛「あー!真姫ちゃん真姫ちゃん!!!」ピョンピョン

真姫「・・・・」

しずく「・・・・」

真姫「昨日はごめんなさい。」コソッ

しずく「ううん、気にしてないよ♪今日は楽しもうね♡」ヒソヒソ

真姫「・・そうね♪」ヒソヒソ

凛「あ~!!無視して2人でひそひそ話なんてずる~い!凛にも教えてよ~!」

しずく「ふふ、それは秘密ってことで♪」

凛「ひどいにゃ~!」

真姫「はぁ…朝から元気ね」

凛「凛はいつだって元気だもんねーそれに~後輩の子が入ってくるって思うとウキウキしちゃう♪」

しずく「ふふっ…凛さんらしいね♪」

308: 2020/04/26(日) 18:06:36.65 ID:AEWZeRXQ
凛「真姫ちゃんは嬉しくないの?元気にならない?」

真姫「まあ…別に嬉しくないこともないけど・・」クルクル

凛「?」

真姫 (しずくのことを考えると素直に喜べないっていうか…)

凛「ね?ね?しずくちゃんも嬉しいよね?」

しずく「えっ?…うん、私も嬉しいよ♡」

凛「ほら~真姫ちゃんももっと素直に喜ぶといいのに」

真姫「はあ…そうね嬉しいわ・・」

凛「むぅ~」

花陽「凛ちゃん、しずくちゃん、真姫ちゃんおはよう♪」

しずく「おはよう花陽さん♪」

凛「おかえりなさいかよちん!」

花陽「そ、その…しずくちゃん・・」モジモジ

しずく「?」

花陽「あ、甘酒は……ある…?」

しずく「あるよ♪お母さんに言ったらちゃんと作っていたのを持たせてくれたから♡」

花陽「はぁぁぁ…♪良かったあ…昨日楽しみすぎてなかなか寝付けなくて///」

しずく「そ、そんなに楽しみにしてくれていたの?」

真姫「は、花陽らしいわね・・夜更かしもほどほどにしなさいよ?」

花陽「心配してくれてありがとう♡」ニコッ

凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ♪」

花陽「はぁぁ…♪早く放課後にならないかな~?」ルンルン

しずく「たくさんあるし…少し飲んでみる?」

花陽「ええ!?・・・・ダメダメ!うぅ…でもちょっとだけなら…」ゴクリ

真姫「何してるの、もう授業始まっちゃうわよ?」

花陽「うぅ…甘酒が‥」

凛「放課後までがんばろ?凛も一緒に待つにゃ!」

しずく (ここまで甘酒で喜んでくれるなんて…花陽さん可愛いな♪・・・そういえばエマさんと彼方さんも)ポー

真姫「・・・・」

309: 2020/04/26(日) 18:26:17.02 ID:AEWZeRXQ
ー授業中ー

先生「ここの問題を…西木野さん。」

真姫「はい、乗法定理を使用して・・1/3です。」

先生「正解です。さすがですね確率については条件付きか反復かなどをちゃんと見極められるようにしておいてくださいね」

しずく (真姫さんすごいなあ…私ももっと数学は頑張っておかないと・・)

しずく (・・・・花陽さんは?)チラッ

花陽「・・・・」カキカキカキ

しずく (集中してる……あれ?)

アマザケ アマザケ ガマン ガマン

しずく (べ、別のことに集中しているような?)

凛「Zzzzz・・・」

しずく (凛さんってば…もう!・・・でも今はそっとしておこうかなこの時間が終われば・・)

キーンコーンカーンコーン

先生「あら、もうこんな時間・・今日の授業はここまで。今日は宿題は出さないけどよく復習しておいてくださいね」

しずく (パーティーだもんね♪)

___
_____

凛「はー難しいかったね…」

真姫「凛…あなた寝てたじゃない」

凛「えー真姫ちゃん見てたの!?」

真姫「見なくてもあんなすやすや寝息を立てていたら誰だって気づくでしょ」

しずく「まあまあ真姫さん…これからパーティーなんだし…今は…ね?」

花陽「そうそう♪あっ、私は寄るところがあるから3人とも先に行ってて~」

凛「行ってらっしゃ~い♡じゃあ凛たちは先に部室までいっくにゃ~!!」

310: 2020/04/26(日) 20:17:58.73 ID:AEWZeRXQ
ガラガラ

希「やっほ~1年生の諸君たち♪」

にこ「遅いわよ!!全く…」

絵里「にこったら早く始めたくてうずうずしてたのよ♡」

にこ「なっ…!!」

凛「へぇ~♪」ニヤニヤ

にこ「絵里!余計なこと言わない!!!」

にこ「っていうか花陽はどうしたの?」

凛「ああ~かよちんは…」

花陽「はぁはぁ…お、お待たせしましたぁ・・」

希「随分お疲れやね…その後ろに抱えてるものは何?」

花陽「はっ!?だ、だめです!まだ今はその時じゃないと言いますか…」

にこ「はあ?まあ良いわ…これで全員揃ったわね!パーティー始めるわよ!」

しずく「はい!にこさん装飾は任せてください♪」

にこ「気が効くわね…お願いするわ」

しずく「~♪」テキパキ

穂乃果「す、すご~い…あっという間に持ってきたお菓子の盛り付けや飾り付けが・・」

しずく「演劇部ですから♪これくらいは朝飯前です♡」

絵里「ハラショー…」

しずく「にこさんはジュースで良かったですか?」

にこ「そうね、それでお願い。」

凛「凛は甘酒を貰いたいにゃ♪そうだ!一年生みんなで飲もうよ♪」

花陽「いいね♪真姫ちゃんも大丈夫?」

真姫「・・・いいけど」

しずく「みんなありがとう♪」トクトク

しずく「ことりさんと海未さんはどうしますか?」

ことり「ふぇ!?」

海未「そうですね…私は甘酒をいただきます。ことりはジュースでお願いします」

しずく「はい♪」トクトク

しずく (海未さんとことりさん…心なしか元気がなかったような・・?)

312: 2020/04/26(日) 20:37:11.73 ID:gnkJDesi
にこ「みんな~グラスは持ったかな~?学校存続が決まったということで部長のにこから一言挨拶させていただきたいと・・・」

6人「かんぱーい♪」

にこ「ちょっと待ちなさいよ!!!」

しずく「…あれ?にこさん挨拶は良いんですか?」

にこ「えっ?ああ…しずく…私の味方はあんただけよ!」ガシッ

しずく「?」

穂乃果「わあー♪美味しいそう♡しずくちゃん盛り付けも上手だね・・」

しずく「あ、ありがとうございます♪」

穂乃果「にこちゃんもほら!早くしないとなくなるよ?」ハムハム

にこ「いやしいわね…たく」

花陽「みんな~♪ご飯炊けたよ~♡」パカッ

凛「わ~♡」

しずく「は、花陽さん!?学校に炊飯器を持ち込んだんですか?」

花陽「えへへ…新しいのを試したくて…つい♡」

穂乃果「いいねいいね♪私も食べる~」

しずく「穂乃果さん食べすぎるとまた海未さんが…」チラッ

海未「・・・・」ジー

しずく (ずっとことりさんの方を見てる…どうしたんだろう?)

313: 2020/04/26(日) 20:49:27.51 ID:gnkJDesi
希「しずくちゃん」

しずく「希さん?」

希「えりちから一言あるみたいよ♡」

しずく「?」

絵里「の、希‥そんな大した話でもないのよ?その…私をμ'sに入れるように手伝ってくれて…ありがとう。お礼言えてなかったから」

しずく「いえ♪絵里さんならきっと私が手伝わなくても大丈夫だったと思いますよ?」

絵里「どうかしら?…それに正直私が入らなくても同じ結果だった気がするけど」

しずく「そんなことはありませんよ!絵里さんが入らなかったら…μ'sはμ'sじゃなかったと思います」

絵里「そうかな・・♪」

希「え~しずくちゃんうちは~??」ワキワキ

しずく「も、もちろん!希さんもあってこそのμ'sですよ!で、ですので…その構えはやめてもらえると…」

希「うふふ冗談よ♡」

しずく「ほっ…」

しずく (穂乃果さんは…楽しんでますかね?)

穂乃果「はむはむ…美味しい!!花陽ちゃんの炊いてくれたご飯すっごく美味しいよ~♪」ニコニコ

しずく (良かった…天真爛漫ないつもの穂乃果さんだ♪)

穂乃果「よーし!廃校もなくなったことだし気を取り直して頑張ろう!!」

海未「ことり…」

ことり「・・でも、今は・・・」

海未「・・っ…」ガタッ

しずく (・・海未さん?)

海未「ごめんなさい。みんなにちょっと話があるんです」

希「・・聞いてる?」

絵里「ううん、しずくは?」

しずく「わ、私も何も……!?」

☠ことり (・・・・)

しずく (ことりさんの上にドクロが…もしかして何かよくないことが起きるんじゃ…窓ガラスを突き破ってボールが当たったり…とか?)

314: 2020/04/26(日) 20:49:47.18 ID:gnkJDesi
海未「突然ですがことりが留学します」

海未「2週間後に日本を発ちます」

花陽「うそ…」

にこ「ちょっと…どういうこと」

しずく (りゅう・・がく・・・?)

ことり「前から、服飾の勉強をしたいって思ってて…そしたらお母さんの知り合いの人が来てみないかって
ごめんね…もっと早く話そうって思っていたんだけど…」

しずく「そんなっ…帰ってこれないんですか・・?」

ことり「高校を卒業するまでは、たぶん…」

穂乃果「なんで…なんで言ってくれなかったの…」

絵里「穂乃果・・・」

希「ことりちゃんの気持ちも分かってあげなよ・・」

穂乃果「分からないよ!!だって…いなくなっちゃうんだよ…?」

しずく (穂乃果さん……)

ことり「何度も言おうとしたよ…」

ことり「でも…穂乃果ちゃんライブやるのに夢中で、ラブライブに夢中で…」

ことり「だからライブが終わったらすぐ言おうと思ってた、相談に乗ってもらおうと思ってた」

しずく (どうしてこんなことに…消えてよ…ことりさんの頭のドクロ……!)

315: 2020/04/26(日) 20:59:11.90 ID:gnkJDesi
ことり「でも…あんなことになった…聞いて欲しかったよ、穂乃果ちゃんには、一番に相談したかった!」

ことり「だって!穂乃果ちゃんは初めてできた友達だよ!ずっとそばにいた友達だよ!」

穂乃果「・・・・・」

ことり「そんなの…そんなの当たり前だよ!!」ガラッタッタッタッ‥

穂乃果「ことりちゃん!!」

海未「・・ずっと行くか迷っていたようです。いえ、寧ろ行きたがってないように見えました…」

しずく「う、海未さん…もしかして…私が……私のせいで…ことりさんが相談する機会を・・」ガタガタ…

真姫「しずく!」

海未「いえ…しずくのせいではありません。…ことりは自分で言うと言いましたから・・・ずっと穂乃果を気にしてて…穂乃果ならなんて言うかと気にしていました」

海未「・・黙っているつもりはなかったんです。本当にライブが終わったら相談するつもりだったんです」

しずく (そんな……ことりさんが…留学して…いなくなって…それじゃあ…μ'sは……私が来たせいでμ'sが…)ガタガタ

穂乃果「・・・・」

しずく (あぁ…ごめんなさい…穂乃果さん……)バタッ

真姫「しずく…しっかりして!しずく!!」

希「しずくちゃん!!」

316: 2020/04/26(日) 21:14:25.77 ID:AEWZeRXQ
しずく「はっ!?・・・ここは?」

真姫「保健室よ・・あなたいきなり倒れちゃうんだものびっくりしたわ」

凛「しずくちゃん!良かった~~」

花陽「心配したよぉ…大丈夫?」

しずく「う、うん…心配かけちゃってごめんね?」

しずく (私よりも…穂乃果さんのことが…μ'sのことが心配だよ・・)バサッ

真姫「ちょっと…一人で帰れるの?」

しずく「うん♪心配ないよ♡」

花陽「ほ、本当に‥?」

凛「心配だよ…」

しずく「ちょっと疲れちゃっただけ♪演劇部でも鍛えてるんだよ?平気平気♪それじゃあね♡」ガララ

真姫 (・・・しずく)

りんぱな「うぅ…」

しずく (私が…私のせいで……μ'sをバラバラに…)

希「しずくちゃん」

しずく「・・希さん」

希「自分のせいかもって抱え込んだりしていない…?」

しずく「いえ…そんなこと……」

希「ごめんね、しずくちゃん‥」

しずく「どうして希さんが謝るんですか…」

希「前に占った時…とっても大きな問題がμ'sに襲いかかるって出てそれを乗り越えられたらって出てたんよ・・」

希「しずくちゃんにそこまで背負ってもらうのも…酷な話だったし…ニュアンスを変えて伝えたけど…かえって逆効果で責任感じさせちゃったかも・・」

しずく「・・希さんはやっぱり優しいですね」スタスタ

希「しずくちゃ…」

しずく「私なんかよりも…穂乃果さんのことをお願いします・・」スタスタ

しずく「私は大丈夫ですから」ニコッ

317: 2020/04/26(日) 21:27:05.98 ID:AEWZeRXQ
しずく (・・私は…なんのためにここに来たのかな…)

しずく (・・μ'sの一員になって……)フラフラ

しずく (絵里さんや…希さんに加入してもらって…)

しずく (でも…ことりさんが留学なんて…それに悩んでることにも気が付けなくて…穂乃果さんも傷つけて……!!)

しずく (ヨハネアイなんて大層なものを手に入れても…本当に活かせたのかも分からないし‥無意識のうちに頼ってしまってた…だから…!)

少女「~♪」トコトコ

しずく「・・・・!?」

☠少女「・・・・・」トコトコ

しずく (あの子…危ない‥!?でも…何が…)キョロキョロ

ブーーーン!!

しずく「!」

☠少女「~♪」

しずく「危ない!!」バッ!

ダンッ!! キキーーー!

少女「あ…ああ…」

318: 2020/04/26(日) 22:18:23.27 ID:gnkJDesi
しずく「危なかった…ねえ、大丈夫?怪我はない?」

少女「う、うん…」

しずく「もう、ちゃんと前を見て…って前は向いてたよね?…どうしてあんな危ないことしたの?」

少女「ごめんなさい…」シュン

しずく「ご、ごめんね?怒ってるわけじゃないの…無事で良かった…」アタフタ

しずく「お名前聞かせてもらっても良いかな?一応お母さんとかに知らせた方がいいよね?」

少女「お姉さん…これ落としてる。」スッ

しずく「あっ…私の学生証!?あ、ありがとう♪」

少女「さくら…さか?うふふ…私と同じ字が入ってる♪」

しずく「あはは…私の名前ははおうさかって読むの…よく間違われるんだよね」

しずく「あなたの名前にも桜か坂って漢字が入ってるの?」

少女「うん、そうだよ♪私の名前はね…」

320: 2020/04/26(日) 22:29:38.31 ID:gnkJDesi
しずく (それにしても…久しぶりに名前を間違えられちゃったかも・・最近はしずくって呼ばれることばっかりで名字でなんて殆ど・・・・)

しずく「えっ…?」

少女「あ、あれ…私何かおかしいこと言っちゃった…?」

しずく「ううん?ごめんねお姉さん聞き間違えちゃったかもしれなくて…もう一度言ってもらえないかな?」

少女「うん…私の名前は…」

少女「桜内…桜内梨子だよ?」

326: 2020/04/27(月) 21:27:58.32 ID:+sK4y1CL
しずく (り、梨子さん…!?なんで梨子さんが…こんな・・他人の空似?)ジー

梨子「・・?」

しずく (いやいや、吊り目に…赤紫色の髪の毛・・黄色い瞳。うん、梨子さんだよね・・?)

梨子「あのね…」

しずく「ふぇ!?」

梨子「わっ…そ、そんなにびっくりしなくても…」

しずく「ご、ごめんね?ちょっと考え事してたから…梨子ちゃんお話続けて大丈夫だよ?」

梨子「私…ピアノひいてて。今度発表会で運命って曲を弾くことになって」

しずく「うんうん」(ピアノを弾いてるって…やっぱりこの子は梨子さん…これまでも色々と不思議なことがあったんだから間違いないね)

梨子「上手にひけなくて…だから考え事してたの」

しずく「だから車に気がつかなかったの?夢中になるのはいいけど…気を付けないとダメだよ?」

梨子「ごめんなさい‥」シュン

しずく「それで…何を考えてたの?」

梨子「運命についてだよ」

しずく「えっ?」

梨子「運命ってなんなんだろうって…考えて…それが分かったらひける気がして・・」

しずく「り、梨子ちゃんは小学生なのに…難しいことを考えるんだね」

梨子「ふふ…でもやっと分かったの…♪あっ…分かったんです」

しずく「け、敬語じゃなくても大丈夫だよ?続けて?」

梨子「うん…きっと私にとっての運命は・・しずくお姉さんに出会えたことだって♪」

しずく「ええっ…!?」

327: 2020/04/27(月) 21:39:17.91 ID:+sK4y1CL
梨子「私…もし助けてもらわなかったら…死んじゃってたかもしれない」

梨子「だから…しずくお姉さんに出会って助けてもらえたのは運命♪」

梨子「こんなこと…学校の友達には話せなかったし…お姉さんは笑わずに聞いてくれて・・」

梨子「しずくお姉さんは…運命の女神さまみたい♡」

しずく (ピアノのためのことになると‥すごく饒舌ですね)

梨子「あっ…ご、ごめんなさい。私ばっかり話しちゃって・・」カァァァ

しずく「ふふっ♪気にしないで良いよ♡」ニコッ

しずく「梨子ちゃん、ありがとう♡」

梨子「えっ、私何もしてないよ?」

しずく (運命の女神さま…か♪・・・ヨハネさん、梨子さんありがとうございます♡)

グゥゥゥゥ

梨子「はわわ…///」

しずく「ふふ…安心したらお腹すいちゃった?・・これ良かったら食べる?」スッ

梨子「こ、これ…サンドイッチ!ゆで卵も入ってる♪」

しずく (はい可愛い。普段の梨子さんでは考えられない光景ですね・・・パーティーの余りをもらっておいて正解でした)

梨子ママ「梨子~!大丈夫~!!?」タッタッタッ‥

梨子「あっ、お母さんだ♪しずくお姉さん色々ありがとう!・・ピアノ絶対うまくひくから良かったら見にきてね」

しずく「うん、約束するね♡それじゃあ梨子ちゃん…バイバイ」フリフリ

梨子「うん!・・ま、また会おうね」フリフリ

梨子 (・・・音ノ木坂学院か‥覚えておこっと)

328: 2020/04/27(月) 21:50:27.95 ID:+sK4y1CL
しずく「ふぅ…まさか小学生の梨子さんに出会うなんて…人生って何が起こるか分からないね・・」トコトコ

しずく (・・確かに私がいなかったら梨子さんは……ふふふ♪よしっ!)

??「おーい」

しずく「はい?」クルッ

彼方「あ~やっと気がついた~♪」

しずく「か、彼方さん!!?」

彼方「えへへ~しずくちゃんに会いたかったよ~」

しずく「どうしたんですか?」

彼方「実は…しずくちゃんにお礼を言ってなかったって思って~」

しずく「お礼?」

彼方「彼方ちゃんを~スクールアイドルに誘ってくれたでしょ?」

しずく「は、はい。」

彼方「遥ちゃんや~他の子たちと始めたんだけど…すっごく楽しいよ~♪」ニコニコ

彼方「練習はキツい時もあるけど…とっても充実してる・・誘ってくれてありがとう♪」

しずく「・・・・」

彼方「あれ~?」

しずく「くぅ……うっ…うう……か、彼方さん…ずるいですよぉ…」ポロポロ

彼方「え、ええ~!?彼方ちゃん何かしちゃった~?ごめんよー泣かないでしずくちゃん」ナデナデ

しずく「・・・ふふ♪」

彼方「~?」

しずく「やっぱり、彼方さんはどこに行っても彼方さんなんですね…少し安心しました♪」

彼方「え~?どういう事~??」

しずく「ふふ、なんでもありません♪」ゴシゴシ

彼方「???」

329: 2020/04/27(月) 21:59:58.27 ID:+sK4y1CL
しずく「ところで…曲はどうしているんですか?」

彼方「あ~曲はね~実は…カバー曲をあげてるのだよ~」

しずく「ええっ!?カバー曲ですか?」

彼方「本当は~自分だけの曲を作りたいんだけど~そう簡単にはいかないのだ~」

しずく (むぅ……)

彼方「それでもランキングはあげられたから~彼方ちゃんとしては…遥ちゃんも喜んでるし満足・・すやぁ……」

しずく「か、彼方さん!!」

彼方「あ…ね、寝てないよ~?」

しずく「眠れる森に行きたいな」

彼方「~?」

しずく「このフレーズを覚えて曲を考えてみてください…きっと役に立つと思いますから♪」

彼方「~?分かった~しずくちゃんがそう言うなら彼方ちゃん頑張ってみる~」

彼方「それにしても…初めて会った時は分かんなかったけど~しずくちゃんってすごい人だったんだねー」

しずく「ええ?」

彼方「この前彼方ちゃん学園祭のライブを配信で見ていたんだけど~しずくちゃんの渾身の三曲連続・・お目目ぱっちりだったよ~」

しずく「あはは…」

彼方「そんなすごいしずくちゃんは…なんで彼方ちゃんのことを助けてくれるの~?」

しずく「・・・彼方さんだからですかね」

彼方「??」

しずく「な、なんでもありません!忘れてください♪それでは…」

彼方「あ~しずくちゃん…最後に」

しずく「?」

彼方「次はきっとラブライブに出場するよね~?今回は辞退しちゃったみたいだけど・・大舞台で踊るの彼方ちゃん楽しみにしてるよ~♡」

しずく「はい♪…きっと♡」

330: 2020/04/27(月) 22:10:24.58 ID:+sK4y1CL
ー桜坂家ー

しずく「・・・」ジー

しずく「この制服を見るのも違和感がなくなっちゃったなあ…」

梨子「運命の女神さま♡」

彼方「彼方ちゃんをスクールアイドルに誘ってくれてありがとう~♪」

しずく (彼方さん、梨子さん‥ありがとうございます。・・私がここに来たのもきっと無駄じゃないんだよね…?)

しずく (・・ここに来たのは運命…運命の女神なら最後までμ'sの一員として・・運命を全うします!

ピロン

しずく「?」

rinがお別れライブ計画に招待しました

しずく「り、凛さん…」

しずく (・・・ううん、まだだよ…私は元の9人のμ'sのみなさんを諦めない…!)

しずく「先輩…こんな時先輩ならどうしますか?」ボソッ

ー翌日ー

凛「しずくちゃ~ん♪」

しずく「あっ、凛さんごめんね。昨日はスマホを見れなくて…」

凛「気にしないでいいよ♪しずくちゃん昨日は具合悪そうだったもん。」

しずく「ありがとう♪それでなんだけど…本当にお別れライブをするの?」

凛「うん…こういう時だからこそ凛は…精一杯明るくしたいんだ♪」ニコッ

しずく「そっか…♪」

しずく (凛さんは凛さんなりに考えてるんだよね・・)

真姫「しずく。ちょっと・・」グイッ

しずく「ま、真姫さん!?」

凛「にゃ!!!?真姫ちゃんがしずくちゃんをとっちゃった・・」

331: 2020/04/27(月) 22:23:34.36 ID:+sK4y1CL
ー部室ー

真姫「ここなら誰もいないわね・・」

しずく「希さん?」

希「・・・しずくちゃんどうする?」

しずく「?」

希「このままじゃ…μ'sは9人になっちゃう。しずくちゃんが入ることで9って数字になるなら…」

しずく「いえ、それじゃあダメなんです。」

しずく「ことりさんがいてこそのμ'sなんです・・」

真姫「やっぱりそう言うのね」

希「ふふふ♪落ち込んでると思ったけど…しずくちゃんが折れてないみたいで良かった♪」

しずく「はい。私に何ができるかは分からないですけど…先輩ならこんな時でも諦めないはずなので・・それに…」

希「それに?」

しずく「…私がここにきたのは運命なので♡」

真姫「はぁ‥希みたいなこと言って・・それでどうするつもりなの?」

希「ええ?真姫ちゃんってばそれどういう意味~?」

真姫「言葉の通りよ」

しずく「え、えっと…」

希「あっ、ごめんね?しずくちゃんの考えを聞かせて?」

しずく「はい、今日穂乃果さんとことりさんを呼んで屋上でお別れライブの話をすると言っていました。」

真姫「たしかに凛が言ってたわね」

しずく「なので…その時間を使って穂乃果さんとことりさんに話し合いをしてもらえたらなと思っています。」

希「なるほどね」

しずく「それならきっと…何か見つかると思うんです」

真姫「・・いいんじゃない?」クルクル

真姫「穂乃果のことは私に任せなさい?」

しずく「えっ、でも…」

真姫「良いのよ。これくらいさせて…?」

しずく「真姫さん…」

332: 2020/04/27(月) 22:41:43.28 ID:+sK4y1CL
~昼休み~

真姫「穂乃果はいる!?」ガララ

穂乃果「ほえ……真姫ちゃん…?」

真姫「・・ちょっと来なさいよ」グイグイ

穂乃果「わわっ…ま、真姫ちゃん力つよ…」

ー屋上ー

しずく (本当に連れてきちゃった・・真姫さんすごい)

穂乃果「・・ライブ?」

絵里「そう、全員で話したのことりが留学する前に最後に全員でって」

花陽「ことりちゃんにも来たら言うつもりだよ♪」

凛「思いっきり賑やかにして~門出を祝うにゃ~!!」

しずく (ううん…穂乃果さんも…きっとそんなことは望んでないよ・・)

穂乃果「・・・・」

海未「まだ落ち込んでいるのですか…?」

絵里「明るくいきましょう?これが10人の最後のライブになるんだから」

穂乃果「私がもう少し周りを見ていれば…こんなことに…」

しずく「ほ、穂乃果さん…そんなに自分を責めないでください・・」

穂乃果「私が何もしなければこんなことには!!」

にこ「あんた…」

しずく (穂乃果さん……穂乃果さんが動いたからこそ廃校を免れたんじゃないんですか・・・?)

絵里「穂乃果…そうやってなんでも自分のせいにするのは傲慢よ?」

絵里「何も始まらないし、誰も良い思いもしないわ」

しずく (そうです…だからことりさん…早く来てください・・)

にこ「ラブライブだって次出れば良い話よ!今度こそ出場するんだから!」

穂乃果「出場してどうなるの…」

にこ「えっ…」

333: 2020/04/27(月) 22:52:39.15 ID:+sK4y1CL
穂乃果「もう学校は存続したんだし出たってしょうがないよ・・」

しずく「そ、そんなこと…」

穂乃果「それに無理だよ」

真姫「・・・どういうこと?」

穂乃果「あの時…倒れてたから見てなかったんだけど…サイトで昨日見れたんだ」

しずく「・・・?」

穂乃果「しずくちゃんのライブ」

穂乃果「本当にすごかった…みんなが絶賛するのも納得だし、初めて見たA-RISEと同じくらいだった」

穂乃果「私は…いくら練習してもあんなになれっこないよ・・」

しずく「穂乃果さん!!そんなことはありませんよ!…私は…穂乃果さんに・・・穂乃果さんたちに…!」

穂乃果「・・・」

にこ「あんた…それ本気で言ってるの‥」

穂乃果「・・・・」コクン

にこ「許さない…!にこはねあんたが本気だと思ったから!スクールアイドルやりたいんだって思ったからμ'sに入ったのよ!!」

希 (にこっち…)

絵里「穂乃果…あなたはどうしたいの?どうすればいいと思うの。答えて。」

穂乃果「…やめます」

しずく「えっ…」

穂乃果「私…スクールアイドル辞めます…!」

パシーーーン!

しずく「・・・!!?」

海未「あなたが…そんな人だと思いませんでした・・最低です…あなたは最低です!!」

334: 2020/04/27(月) 23:10:35.80 ID:+sK4y1CL
穂乃果「・・・っ!」タッタッタッタッ!!

しずく「あっ、穂乃果さん!!!」

絵里「どうする…?」

海未「・・・すみません。今日は私は帰らせてください。」

凛「…海未ちゃん」

しずく (海未さんのさっきの言葉…あれは本心なのかな…?)

しずく (私はまだ……諦めない)

しずく「すみません…私も失礼します。」

花陽「あっ、しずくちゃん…」

しずく「?」クルッ

花陽「気にしないでね…って言っても難しいかもしれないけど…さっきの穂乃果ちゃんらしくなかったよ」

花陽「私の手を引いてくれた穂乃果ちゃん…なのに」グスン

しずく「大丈夫、気にしてないよ花陽さんこそ元気出そ?またね♡」

希 (しずくちゃんの表情…あれは本心?それとも…)

真姫 (……これからμ'sはどうなるのかしら。しずくのせいじゃないのに…)

340: 2020/04/28(火) 22:39:11.66 ID:Llb4+JT7
ー翌日ー

しずく「活動休止ですか…?」

絵里「ええ‥このまま続けても意味はない…とまでは言わないけど、一度見つめ直す期間があった方がいいと思うの」

にこ「・・・っ!」

希「にこっち…抑えて?」

にこ「・・分かってるわよ」

絵里「あと、これは誰のせいでっていう問題じゃないと思うの。廃校が一年先延ばしになった段階でいずれはμ'sとして起こりうる問題だったはずよ」

花陽「うぅ‥そうなのかな」

凛「練習できなくなっちゃうの‥ちょっと寂しいね」

絵里「練習自体はやりたければやっていいと思うわ」

真姫「・・・」クルクル

絵里「とにかく今日も一度解散しましょ?」

希「穂乃果ちゃんたち…来なかったね」

341: 2020/04/28(火) 23:00:41.52 ID:Llb4+JT7
希「しずくちゃ…」

にこ「しずく!」

しずく「に、にこさん?」

にこ「ちょ~っとこっちについて来て欲しいにこ♡」

しずく「はい♪」トコトコ

希 (あらら…にこっちに取られちゃった♪)

真姫「・・・」ジトー

希「まあ、真姫ちゃん。ここはうちに任せて?」

真姫「どういうつもり?」

希「しずくちゃんとお話ししたいんでしょ?にこっちとの用事が終わったらうちが連絡してあげるから真姫ちゃんはやりたいことをやっておくと良いよ♪」

真姫「希のやりたいことは?」

希「ん~うちは…みんなを見守ること・・・なんて♡それじゃ行ってくるね」

真姫「・・私のやりたいこと…」

真姫 (ピアノと向き合えばまた何か見えてくるかしら)

342: 2020/04/28(火) 23:01:07.38 ID:Llb4+JT7
ーハンバーガーショップー

しずく「凛さん、花陽さんも」

花陽「あれ?しずくちゃんもにこちゃんに呼ばれたの??」

凛「も~先に待ってなさいっていうから食べて待ってたのに~にこちゃんが遅いにゃ~もうポテト殆どなくなっちゃった・・」

にこ「悪かったわね!」ヒョコ

凛「にゃ!?」

にこ「何その反応…」

凛「にこちゃんがしずくちゃんの影に隠れて見えなかったよ~♪にこちゃん小さいから♪」

にこ「ぐぬぬぬ…凛あんたねえ…」

しずく「に、にこさん抑えてください‥それで何故私と花陽さんと凛さんを?」

にこ「!!ナイスフォローありがとう。ちょ~っとまってて♡」

しずく「わ、私も…」

にこ「待ってなさいよぉ…!!」

しずく「は、はい…」

~間~

にこ「お待たせ~!!」ドン!

しずく「に、にこさん…このポテトとハンバーガーの量は・・」

凛「全部食べるの~?にこちゃんってばいやしんぼだにゃ」

しずく「スクールアイドルとして‥いかがなものでしょうか・・あっ」

りんぱな「・・・」シュン

しずく「ご、ごめんね2人とも・・」

にこ「違うわよ!!しずく…よく言ったわ!…単刀直入に言うわ」

にこ「あんたたちスクールアイドル続けるつもりはない?」

しずく「えっ?」

凛「凛も?」

にこ「一緒に続けない?」

343: 2020/04/28(火) 23:12:40.38 ID:Llb4+JT7
しずく (わ、私は………)

~回想~

かすみ「しず子…かすみんと2人だけになっちゃったね」

しずく「かすみさん…」

かすみ「し、しず子はどこかに行ったりしないよね!?なんて言ったって~かすみんとしず子は~」

しずく (かすみさん…ごめんね。今の私じゃあ…スクールアイドルに見合う実力じゃないよ・・・)

___
_____

かすみ「・・かすみん1人になっちゃった。くふふ…誰もいないってことは名実共にかすみんがナンバーワンってことですね☆」

シーン

かすみ「うっ…うぅ…負けないもん‥しず子にせつ菜先輩たちが戻ってくるまで部室を守り抜くんだもん…」

しずく (・・あの時、私は…自分のことばかりでかすみさんのそばにいてあげられなかった)

しずく (先輩とかすみさんがまた私たちを繋げてくれた。今度は…今度は私が!)

しずく「やりましょう、にこさん!」ガシッ

にこ「ま、まあ…ただでとは言わないわ・・そのためのこれよ!って…ええ!!?」

しずく「私…まだスクールアイドルやりたいんです!」

しずく「ですので改めてよろしくお願いします♪」

にこ「あ、ありがと…あんたたちはどうなのよ?」

にこ (に、にこの賄賂が…もしかして無駄に・・?)

凛「・・凛もやりたい!もっと練習したいもん。」

花陽「わ、私も…スクールアイドル…好きだからやります!」

にこ「あんたたち…」ジーン

にこ「よーし!ここに新しいグループの結成よ!!リーダーはもちろん、部長のこの私♪」

凛「えーしずくちゃんの方がいいと思うにゃ~実力だってにこちゃんより上だしー」

にこ「う"っ…」

344: 2020/04/28(火) 23:18:18.92 ID:Llb4+JT7
しずく「私はにこさんがリーダーでいいと思うな♪」

にこ「!!!」

花陽「そうなの?私からしたら…にこちゃんもしずくちゃんもどっちがリーダーでも不思議じゃないけど・・」

しずく「にこさんのキャラ作りにかける情熱は尊敬してるので♡」

にこ「さ、さすがしずくね♪キャラ作りの大切さ分かってるじゃない!」

にこ「そうと決まればまた練習よ!食べ終わり次第にこにこにー100回!!」

凛「え~~やだよ~」パクパク

にこ「にこが買ったもの食べながら文句言わない!」パクパク

花陽「あっ♪この風景を歌詞にしたら面白いかも♡」

しずく「どういうこと?」

花陽「帰りにみんなで一緒に何か食べるそういうのって…学生っぽいから…」

にこ「なるほど!スクールアイドルとしてはうってつけかもしれないわね!」

凛「さすがかよちん♪」

しずく「私もとっても良いと思う♡」

花陽「えっ?い、いやぁ…それほどでもぉ・・//」

345: 2020/04/28(火) 23:26:05.23 ID:Llb4+JT7
しずく「それじゃあ早速作詞を♪」

にこ「まあ…それはおいおいおいやるとして…一旦今日は解散ってところかしらー?」

花陽「ええ!?にこにこに~の練習は?」

にこ「や、や~ね♪さすがに今すぐはやらないわよ・・」

凛「?」

にこ「そ、それじゃあにこは帰って‥べ、勉強でもしよっかな~またね~♡」ビュン!

しずりんぱな「???」

希「やっほ~3人とも♪」

しずく「希さん?」

希「凛ちゃん、花陽ちゃんしずくちゃんに用があって出てもいいかな?」

凛「にこちゃんの食べてなかったのを食べてるから大丈夫だよ♪」

花陽「うん♪いっぱいあるから希ちゃんも少しどう?」モグモグ

希「ん~気持ちは嬉しいけど今は遠慮しておこっかな♪」グイッ

しずく「ひゃっ!?」

希「それじゃ、しずくちゃん借りてくね~♪」


にこ (の、希め…わしわしポーズで威嚇なんてずるいわよ!!!)タッタッタッタッ…

346: 2020/04/29(水) 16:34:10.93 ID:iUHOSsBr
希「お疲れさま。しずくちゃん♪」

しずく「の、希さん…いきなりどうしたんですか?」

希「いや~…μ'sも活動休止になっちゃったからしずくちゃんのことどうしようかって真姫ちゃんと相談しようとしてたんだけど‥」

希「しずくちゃんがにこっちに連れて行かれちゃったからね・・」

しずく「あっ…す、すみません」

希「気にしないで良いよ♪取り敢えず真姫ちゃんのとこいこっか」

しずく「はい…」

~間~

真姫「全く…遅いわよ?」ジトー

しずく「ご、ごめんね…」

希「まあまあ真姫ちゃん♪それでにこっちと何を話してたん?」

しずく「実は…にこさんからスクールアイドル活動を継続しないかって誘われて・・」

希「・・にこっちもスクールアイドルのこと…拘りがあるから納得はできないだろうから…何か動くとは思ってたんよ」

真姫「それで…しずくはどうするの?…なんて聞くのは野暮な話ね。」

しずく「えっ?」

真姫「顔を見れば分かるわ」

希「・・しずくちゃんはやるって決めたんやね…♪」

しずく「はい…!私はμ'sのみなさんを元に戻したいんです。それが…私の運命で・・・」

しずく「今やりたいことなんです」

希「なるほどね‥」

真姫「やりたいこと…ね」クルクル

347: 2020/04/29(水) 16:59:35.32 ID:iUHOSsBr
しずく「あの‥真姫さんと希さんもやりませんか?」

真姫「私…私は…」チラッ

希「ごめんねしずくちゃん。うちは今はまだ…動くべきじゃないってカードが告げてるんよ」

希「それに…もし穂乃果ちゃんたちを戻すなら大人数で活動してても戻りにくくなっちゃうと思うんよ」

真姫「・・・・わ、私も。…私、あなたと希が来るまでピアノを弾いてて思ったの」

真姫「一人でピアノを弾いていた私…その音楽をたくさんの人に届けるきっかけを作ってくれた穂乃果・・その穂乃果がいないなら…なんて考えちゃうの」

真姫「だから…これを機にもう一度自分の音楽を見つめ直してみようと思うのごめんなさい」

しずく「・・そうですか…」シュン

希「あっ、でもね?」

希「一緒に活動はできなくても…うちはしずくちゃんの助けになりたいって思ってるよ」

真姫「わ、私も・・一緒に活動できなくたってこれまでみたいに…相談しなさいよ」

真姫「・・・友達だもの」

しずく「真姫さん‥希さん‥」ウルウル

希「ほーらそんな顔しない♪しずくちゃんはやるって決めたんやから…また明日から頑張ろ?」

しずく「は、はい!!」

希「えりちも今度穂乃果ちゃんのお家を訪ねてみようかって言ってたから‥しずくちゃんは1人じゃないよ」

真姫「そうよ。私たちは…同じグループμ'sなんだから!」

348: 2020/04/29(水) 21:04:19.74 ID:iUHOSsBr
ー翌日ー

しずく「・・・ふふ♪」ニマー

にこ「ねえ…凛、花陽…」ヒソヒソ…

花陽「どうしたのにこちゃん…?」

凛「急にひそひそ話なんてもしかしてにこちゃ…むぐっ…」

にこ「しー、大きな声出さないの…にこたちは練習しようと張り切って集まったでしょ?」ヒソヒソ

花陽「う、うん…」

にこ「それなのに…なんであの子はあんなににこやかなのよ…!?あんたたち何か知ってる・・?」ヒソヒソ

凛「何か良いことでもあったんじゃない?」

しずく (・・μ'sの一員……ふふふ。事情も知って一緒に活動もしないのに真姫さんがそんな風に言ってくれるなんて・・///)ニコニコ

花陽「で、でも…アイドルには笑顔も大事だし…いいんじゃないかな…?」コソコソ

にこ「・・・それもそうね」

にこ「しずく~!!ニコニコするのも良いけど~早速練習始めちゃうにこよ~♡」

しずく「は、はい!!」

しずく (…そんなに顔に出てたかな?)

349: 2020/04/29(水) 21:11:35.40 ID:iUHOSsBr
にこ「まずは基礎体力トレーニング!!腕立てに階段ダッシュよ!」

花陽「うぅ…大丈夫かなぁ」

しずく「花陽さん、大丈夫だよ♪固くなりすぎず頑張ろ?」

凛「そーそーかよちんなら大丈夫にゃ♪」

にこ (くっくっくっ‥ここで年上としてにこが威厳を見せつける時よね・・♪)

~間~

にこ「ぜぇ…ぜぇ…」パタリ

花陽「ふぅ…なんとかできたよぉ」

しずく「ナイスファイト花陽さん♪」

凛「よーし!次は階段ダッシュだよね?しずくちゃん競争しよ~!!」

しずく「凛さん?適度に休憩挟まないと…にこさんが」

にこ (こ、後輩に…気を遣われてる……にこったら情けない‥)

凛「え~」

しずく「それに急な階段だから転んだりしたら危ないよ?」

凛「それもそっか。じゃあ競争はやめにゃ♪」

花陽「私はもう大丈夫だよ♪」

にこ (こ、こいつら…化け物か……)

350: 2020/04/29(水) 21:22:18.85 ID:iUHOSsBr
希「4人とも精が出るね♪」

りんぱな「希ちゃん!!」

にこ「ぜぇぜぇ…何よ…嫌み…?」

しずく (希先輩の巫女姿…とても様になってます‥参考になりますね・・)

希「別にー?…にこっちがずっと燻ってたの見守ってきた身としては・・なんて感慨深くなっただけよ♪」

にこ「ちょっ…!!」

しずく「希さん、それってどういう…?」

希「知りたい~?」

にこ「もうっ!余計なこと言わないでいいのよ!!!」

希「あはは…冗談よ♪これ差し入れのドリンク♡」ヒュッ

にこ「・・・何か怪しいものでも入ってるんじゃないでしょうね?」

希「ん~?希パワーならたっぷり入ってるよ♪」

にこ「はぁ?」

しずく「の、希さんのパワー…」ゴクリ

希「冗談よ♪愛情ならたくさん入れておいたから練習頑張って♡」

にこ「はぁ…最初からそう言いなさいよ」

凛「希ちゃんありがとう!!」

花陽「今度ライブをやろうと思ってるから…良かったら見に来てね?」

希「もちろん、やるなら見に行くよ♪」

にこ「・・・!!3人とも!うかうかしてられないわよ!さあ、練習再開よ~!!」

凛「に、にこちゃんが燃えてるにゃ…」

希「・・・しずくちゃん」コソッ

しずく「なんですか?」

希「・・えりちから聞いたんだけど、穂乃果ちゃん…」

にこ「しずく~!!!早くきなさい!」

しずく「は、はい!今行きま~す!…すみませんまた後でお願いします。」タッタッタッ‥

351: 2020/04/29(水) 21:30:30.99 ID:iUHOSsBr
~間~

しずく「はっはっはっ…」トットットッ‥

凛「にゃにゃにゃ~!!」タッタッタッ・・

しずく「ふぅ…さすが凛さん…早いね♪」

凛「しずくちゃんこそすっごい早いよ~!!凛もまだまだ頑張らないと♪」

しずく「凛さんったら…ふふっ、陸上の子みたい♪」

凛「…最初は陸上部に入ろっかなって思ってたんだー」

しずく「えっ?」

凛「かよちんがスクールアイドルに憧れてることを知って穂乃果ちゃんたち3人で活動してるμ'sに入れようとしたら…なし崩しで入ることになっちゃって」

凛「でも!やってみてすっごく楽しいって思えたよ♪」ニコッ

凛「穂乃果ちゃんたちとは…もうスクールアイドルできないのかなぁ・・」

しずく「凛さん…」

凛「なーんて♪今は考えてもしょうがないよね!」

しずく「うん、できることを精一杯…それで良いと思うな♪」

凛「それじゃあ凛はかよちんの応援をするにゃ!かよち~ん!がんばれ~!!」

しずく「にこさーん!あと少しですよ~♪」

花陽「はぁはぁ……はぁ…」タッ…タッ…タッ

にこ「ぜぇ…はぁ…」 (な、なんで…走り終えた後そんな大声出せるのよ…10往復よ…?)

352: 2020/04/29(水) 21:37:16.32 ID:iUHOSsBr
バタッ バタ

にこ「はぁはぁ…も、もうダメ……」

花陽「はぁ…ふぅ…」

凛「かよちんお疲れさま~♪希ちゃんからの差し入れだよ♡」ピトッ

花陽「ぴゃあ!ありがとう凛ちゃん♪」ゴクゴク

しずく「にこさんもどうぞ♪」

にこ「ありがと……あー生き返る…」ゴクゴク

しずく「にこ先輩」

にこ「なによ…」

しずく「にっこにっこにー。あなたのハートににこにこにー♪」

しずく「笑顔届ける矢澤にこにこ~にこにーって覚えてラブにこ~♡」

にこ「なっ…!?」

しずく「笑顔を忘れちゃダメ♪ですよね?」

にこ「そ、そうね!それにしても…声の伸びさすがの声量ね!!いつかにこと対決してみる?」

しずく「か、考えておきますね?」

凛 (もっと寒くなるんじゃないかにゃ~?)ポケー

タッタッタッ

穂乃果「・・・・」

凛「あっ!穂乃果ちゃん!!」

353: 2020/04/29(水) 21:49:10.19 ID:iUHOSsBr
しずく「こんにちは穂乃果さん♪」

穂乃果「こ、こんにちは…何してるの?」

にこ「ぜぇ…見れば分かるでしょ?練習よ!」

穂乃果「練習?」

にこ「スクールアイドル続けるんだから…悪い?」

穂乃果「でも…なんで?」

にこ「好きだから。にこはアイドルが好きだから」

にこ「歌って、踊ってみんなと盛り上がって…」

にこ「また明日から頑張ろうってそういう気持ちにさせるアイドルが私は大好きなの!」

にこ「穂乃果みたいないいかげんな好きとは違うの!スクールアイドル舐めないで!」

しずく「に、にこさん!!穂乃果さんは…そんなこと!」

穂乃果「いいのしずくちゃん…ごめんね?」

しずく「ですが…」

354: 2020/04/29(水) 21:51:58.94 ID:iUHOSsBr
花陽「穂乃果ちゃん…」プルプル

しずく「花陽さん?」

花陽「穂乃果ちゃん…もう一度スクールアイドルやりませんか!?」

穂乃果「!!」

凛「か、かよちん?」

花陽「諦めて自分のせいにして・・・そんなの穂乃果ちゃんらしくないよ…だからまた一緒に歌おう?」

花陽「あの時私を受け入れてくれた穂乃果ちゃん…だから」

穂乃果「花陽ちゃん…」

花陽「?」

穂乃果「私らしいってなんなのかな…」

花陽「えっ‥」

しずく (・・・!)

穂乃果「っと…ごめんね?練習の邪魔しちゃったよね…」

花陽「こ、今度ライブをやろうと思ってて…よかったら…見にきて?」

凛「穂乃果ちゃんが来てくれたらきっと盛り上がるにゃ!!」

にこ「ふん…絶対来なさいよ」

穂乃果「うん・・・・それじゃあ」スタスタスタ

355: 2020/04/29(水) 22:06:42.71 ID:iUHOSsBr
花陽「私…余計なこと言っちゃったのかなぁ…」トボトボ

凛「か、かよちんは悪くないよ~!」

しずく「私もそう思うな。花陽さんは悪くない…もちろん穂乃果さんも」

花陽「で、でもぉ…」

しずく (穂乃果さんが言ったあの言葉……私ができることは・・)

ザッ

しずく「?」

絵里「凛、花陽‥そしてしずく。」

花陽「絵里ちゃん!」

絵里「ふふ♪花陽ったら…そんな顔したら可愛い顔が台無しになっちゃうわよ?」

凛「にこちゃんなら用事ができたって帰っちゃったよ?」

絵里「私が用があるのは…しずくなの2人ともしずくを借りても良いかしら?」

凛「り、凛は大丈夫だけど…」

花陽「しずくちゃんは…?」

しずく「私は良いですよ♪」

絵里「それじゃあ決まりね♡」

花陽「しずくちゃん…また明日♪」

凛「明日もにこちゃんと練習頑張ろ~♪」

しずく「うん♡また明日ね♪」フリフリ

絵里「・・・場所を移しましょうか」

356: 2020/04/29(水) 22:25:50.64 ID:iUHOSsBr
絵里「ここなら…誰も来ないわね」

しずく (・・絵里さん…いつになく真剣な表情だけど…)

絵里「あのね…」

しずく「はい…」

絵里「希から聞いたんだけど…しずくが別の世界から来たって本当?」

しずく「ええっ!?ど、どうしてそれを…」

絵里「・・・・ふふ♪やっぱりね」

しずく「えっ?」

絵里「今のは…かまをかけただけよ?しずくの性格上嘘はつかないと思ったから。その反応ってことは本当なのね」

しずく「・・・さすがは絵里さん賢い可愛いエリーチカですね」

絵里「なんて…希と真姫と話してるのが少し聞こえただけなんだけどね」

しずく「絵里さん・・信じてくれるんですか?」

絵里「ええ、私は信じるわ♪私が加入するときの手際の良さ…1年生で転校してきて月日が浅いのにあのダンスの技量、体幹なんて普通じゃないもの」

絵里「他の世界で経験を積んできたって考えたら納得できるから♪」

しずく「あはは…」

絵里「そ、それでなんだけど…」

しずく「?」

絵里「お、お化けとかじゃないのよね…?」

しずく「はい?」

絵里「ほ、ほら!よく‥お化けとかが別の世界からって言うじゃない…実はそういう類だったりは…」

しずく「・・・・実はそうだって言ったらどうしますか~~?」

絵里「ひっ…」

しずく「なんて冗談ですよ♡宇宙人でも、幽霊でもないただの女の子です」 (・・・私が無事だって確証はないんだけどね)

絵里「そ、そう…ならよかったわ」

357: 2020/04/29(水) 22:39:39.31 ID:iUHOSsBr
絵里「それで…あなたはどうしてここにいるの?」

しずく「分かりません…。こっちでやるべきことを探して…そして今はμ'sを元に戻したいと思ってます。」

絵里「μ'sを元に…」

しずく「はい。9人のμ'sに…」

絵里「それなら私も力になれるかもしれないわ」

しずく「?」

絵里「実は穂乃果のお家にお邪魔しようとしたんだけど…一回断られちゃったの」

しずく「ええ?」

絵里「でも…もう一度チャレンジしてみるつもりよ」

しずく「絵里さん…」

絵里「私がこうしてここにいるのはあなたのおかげよ…でも、本来は違った可能性もあったのかもしれないのよね」

絵里「私にとって穂乃果は大切な仲間…もちろんμ'sのみんなも…あなたもその中に入ってるのよしずく?」

しずく「・・・ありがとうございます♪」

絵里 (・・あなたが…元の世界に戻ってしまうって考えると少し寂しい…それはきっと希も真姫も同じなのよね)

絵里「だから、穂乃果のことは私に任せておいて?あなたは……言わなくても分かるわよね?」

しずく「はい!!任せてください!」

絵里「気がついてると思うけど…ことりが日本を発つまで…あと3日しかないわ。後悔しないようにね?」

しずく「はい…!」

358: 2020/04/29(水) 22:58:23.56 ID:iUHOSsBr
ー桜坂家ー

しずく (・・・あと3日か……思えばこの世界に来てμ'sのみなさんと触れ合って・・あっという間だったな…)

しずく「初めは戸惑ったこの制服も…」カチャッ

しずく「袖を通すこと…脱ぐこと‥ハンガーにかけること…全部が当たり前のように感じられてきちゃう」

しずく「それから彼方さんや小さい時の梨子さんにも会って…理屈はよく分からないけど……2人とも世界は違っても変わらなかったな・・♡」

しずく (・・もしも…ことりさんが留学しちゃったらどうなるのかな…?)

しずく「μ'sとしては9人って人数は正しいけど…ことりさんがいないとそれはμ'sじゃない…うん。」

しずく「それに…本当に9人で活動ができるのかってところにも疑問があるもん」

しずく (μ'sとして一緒に活動する中で色んな一面が見えて…私のまだ知らないμ'sがきっとたくさんあるんだろうな…)

しずく「海未さんが…穂乃果さんを叩いたのはびっくりしちゃったけど……うん‥」

しずく「…明日は・・絵里さんが穂乃果先輩のお家に…私は」

しずく (決まってるよね…私が行くべき…会うべき人…それは・・・!)

最後の安価
しずくちゃんが会いに行くべきメンバー
安価下5つから多いメンバーで (1人を除きバッドエンド?ルートになります。)

359: 2020/04/29(水) 23:01:37.36 ID:NJaKXMIj
穂乃果

361: 2020/04/29(水) 23:41:36.08 ID:E0eazhXQ
海未

362: 2020/04/29(水) 23:46:15.59 ID:pV4Tb5b7
ことり

363: 2020/04/30(木) 00:50:31.11 ID:UR1dQJe0
海未

364: 2020/04/30(木) 00:56:18.88 ID:EgyfP8qQ
海未

368: 2020/05/01(金) 17:22:59.72 ID:/vW1l0Dr
ー弓道場ー

しずく「・・・来てしまいました」

しずく「海未さんはいますかね…?」ソーッ

海未「・・・」スーッ

しずく (良かった…スクールアイドル活動をお休みしてる海未さんならここにいると思ってました)

海未「・・・はっ!」ヒュン

スカッ

しずく (・・・・)

海未「外れてしまいましたか……」

海未「・・・何かようですか?しずく?」

しずく「は、はい!!!」ビクッ

海未「こうしてしずくが弓道場を訪ねてくるのも久しぶりですね」

しずく「…そうですね。前に訪ねたときは…アキバの路上でライブをするきっかけになった時でしたね」

海未「・・少しお話ししましょうか。弓矢を収めてきますので少々待ってください」

しずく「はい…」

370: 2020/05/01(金) 17:31:48.24 ID:/vW1l0Dr
海未「まずは・・すみませんでした。このようなことになってしまって…」ペコリ

しずく「そ、そんな!頭を上げてください海未さん…」

海未「いえ…謝って許されるかは分からないのですが‥結果的に皆さんに迷惑をかけることになってしまいましたから」

しずく「…ことりさんは本当に行ってしまうんですか?」

海未「・・・はい。」

しずく「でも…海未さんはそんなこと望んでいないんじゃ…」

海未「・・・・っ!」

海未「そうですね…これまでいつも一緒にいた幼馴染みが……いなくなってしまうんですから…」

しずく「だったら…!」

海未「ですが…私の声はことりには届きませんでした」

しずく「そんな…」

海未「それだけではなく…私は…大切な幼馴染みに…穂乃果に手をあげてしまいました……」

海未「あの時・・私は穂乃果に最低と言いました…でも…私だって2人に何もしてあげられてないんです…手だってあげる必要はなかった…」

海未「本当に最低なのは私の方です…!」ポロポロ

海未「私は……私は最低です…!」

しずく「海未さん…!」ギュッ

371: 2020/05/01(金) 17:42:16.56 ID:/vW1l0Dr
海未「なっ…!し、しずく…!!」

しずく「海未さんも…ずっと苦しかったんですよね……ことりさんと穂乃果さんの狭間で揺れて」

しずく「いつもと違う穂乃果さんを目の当たりにして…それに対して手を出してしまった自分のことが…」

海未「・・・ずっと自責の念に駆られていました」

海未「ことりのためにもっと早く言ったほうが良かったなのではないか…しかしそれではことりのことを尊重できてないのではと…」

海未「穂乃果に手を出すより…あそこで踏みとどまれていればと・・」

海未「もっとも…今となっては……ですけどね」

しずく「海未さんは…本当に穂乃果さんとことりさんのことが大好きなんですね」

海未「・・・?」

しずく「叩かれた方はもちろん痛いですけど…叩いた方の海未さんもここまで痛みを感じる…穂乃果さんのことを大切に思ってるからこそですよね?」

海未「そ、それは…」

しずく「ことりさんだって言えなかったのは…穂乃果さんの邪魔をしたくなかったからですし…」

しずく「穂乃果さんと海未さんとことりさん…このまますれ違って良いはずがありません!」

しずく「私……海未さんたちの力になりたいんです…!」

海未「で、ですが…今更できることなんて……!」

しずく「・・穂乃果さんなら…ことりさんは穂乃果さんが何を言ってくれるかってずっと気にしてたんですよね?」

しずく「・・それなら!穂乃果さんの言葉なら…ことりさんを止められるんじゃないですか?」

海未「・・・そうかもしれません…ですが穂乃果は…」

372: 2020/05/01(金) 17:49:06.63 ID:/vW1l0Dr
海未「あれ以来…連絡しても全く音沙汰なしなのです…」

海未「同じクラスにはいるのに…距離は遠い…ふふ・・そんな感じなのです」

しずく「・・・だったら…私が海未さんと穂乃果さんを繋げます!」

海未「なっ…!?」

しずく「・・・自分でも無茶苦茶を言ってるのは分かってます」

しずく「でも…海未さんたちにも後悔して欲しくないんです!スクールアイドルを続ける海未さんたちがみていたいんです」

海未「ふふ…♪」

しずく「う、海未さん・・?」

海未「やっぱり…しずくはまともなことを言いませんね」ニコッ

しずく「ええっ…」

海未「私たちの事情にそこまで踏み込んで……くれるなんて…普通思いませんよ・・」ポロポロ

しずく「海未さん…」

~間~

海未「・・・先程はお見苦しいところを見せてしまいましたね」

しずく「い、いえ!泣いている海未さんの姿…とても綺麗でしたよ!」

海未「し、しずく!恥ずかしいですから…やめてください…///」

373: 2020/05/01(金) 18:10:49.78 ID:/vW1l0Dr
しずく「す、すみません…それでどうすれば良いでしょう?」

海未「そうですね…ところでしずく?」

しずく「はい?」

海未「しずくは…なぜ私たちにそこまで拘るのですか?」

しずく「・・・?」

海未「今はにこたちとスクールアイドルとして活動しているんですよね?」

しずく「は、はい。なぜ知ってるんですか?」

海未「希が教えてくれました。…スクールアイドルが好きならそれでも良いのではないですか?」

しずく「そうですね……普通なら確かにそうかもしれません。」

しずく「・・やっぱり憧れているんです…μ'sに」

海未「μ'sに…?」

しずく「はい。スクールアイドルとして人を魅了してやまない…そんな何かを持った9人の女神……失われてはいけないんです」

海未「9人…?確かに希はそう言っていましたが…」

しずく「すみません。海未さん…私も海未さんに皆さんに迷惑をかけることがあって…」

海未「?」

しずく「実は私は…この世界の人ではないんです…

海未「なっ…!?」

374: 2020/05/01(金) 18:22:35.08 ID:/vW1l0Dr
しずく「こんな時いきなり信じてと言うのも無理があると思います…でも、私の世界のμ'sは…キラキラ輝いて…本当に魅力的な9人だったんです!」

海未「なるほど…それだからしずくは私たちに引け目を感じていたのですね」

しずく「し、信じてくれるんですか…?」

海未「ふふふ…しずくがこんな時に変な嘘をつくような子でないことは分かっています♪…あの時泣いてしまったのも…そういうことなのですね。もう少し早く私から気がついてあげるべきでしたね・・・」

しずく「い、いえ……海未さんたちに迷惑をかけたくなかったので…その…すみません」

海未「良いのですよ…♪」ナデナデ

しずく「・・・なっ!?なんで頭を撫でるんですか…///」

海未「ふふっ…どこまでも私たちに気を遣ってくれていたしずくが…さらけ出してくれたことが嬉しくて…愛おしくなってしまって・・つい♪」

しずく「は、恥ずかしいです…///」

海未「ふふ…これでおあいこですね♪」ナデナデ

しずく「うぅ…///」

しずく (・・・海未さんも絵里さんも…受け入れてくれて良かった…)

375: 2020/05/01(金) 18:23:06.00 ID:/vW1l0Dr
海未「話を戻しましょう…」コホン

しずく「は、はい!・・どうするかですよね?」

しずく「やっぱり…穂乃果さんと話し合うのが1番いいと思います」

海未「・・・!」

しずく「って…いうだけなら簡単なんですけどね…」

海未「私もそう思います」

しずく「海未さん…!」パァァァァ

海未「・・・ですがしずく…穂乃果とはあなたが話してください♪」

しずく「えっ…!?そ、そんな!海未さんが話すべきですよ・・・」

海未「・・しずくだから頼むのです。」

しずく「えっ…?」

海未「しずくの言葉に…私は心を動かされました。それに…別の場所で穂乃果を見てきたそんなしずくだからこそ言えることもあるのではないかと思いました」

しずく「で、ですが…」

海未「もちろん無理にとは言いません。しずくにとって重荷なら私がやります…元は私の責任ですからね」

376: 2020/05/01(金) 18:45:02.29 ID:/vW1l0Dr
しずく「・・・・分かりました!その役やらせてください…!」

しずく (海未さんだって…本当は穂乃果さんと話したいと思う…それでもこうして私に提案してくれたんだもの…応えないわけにはいかないですよね)

海未「ありがとうございます。しずく…♪」

しずく「はい…!絶対穂乃果さんに想いを伝えてきます」

しずく「…でも良かったです」

海未「何がですか?」

しずく「実は…心のどこかで海未さんが穂乃果さんのこと嫌いになってたらどうしようかって思ったりしてました…」

海未「ふふふ…それはありませんよ♪穂乃果はいつも私たちを見たことのない景色を見せてくれます…よほどのことがない限り嫌いになんてなりません」

しずく「ふふ…そうですよね♪」

海未「はい♪スクールアイドルだって…穂乃果がいなければやっていませんでしたから♡」

真姫「話は聞かせてもらったわ」

海未「ま、真姫!?」

しずく「真姫さん?!」

真姫「全く…私に相談もなく海未に会いに行くなんて……無謀だったんじゃない?」ジトー

377: 2020/05/01(金) 18:55:11.73 ID:/vW1l0Dr
しずく「そ、そうかな…?」

真姫「そうよ。迷惑をかけられてことりの気持ちに気づかなくて穂乃果に怒りたくなる気持ちは分かるけど‥」

海未「……」ズーン

真姫「・・・まあ良いわ。とにかく‥穂乃果と話すんでしょ?…これまで通り私も手伝うことがあれば…やるから頼りなさいよ」

しずく「真姫さん…うん。…何があるかな」ウーン

海未「真姫…あなたしずくのことを知って…!」

真姫「・・・その様子だと海未も知ったのね」

海未「ええ・・・にわかには信じがたいですが…」

海未「そして…私が穂乃果に怒った理由はそうじゃないんです。」

しずまき「??」

しずく「私も真姫さんが言ったような理由かと思ってましたけど…」

海未「はい…実は~~」

しずく「なるほど・・・・」

しずく「穂乃果さんとどう話すか・・なんとなく決まったかもしれません」

うみまき「??」

しずく「真姫さん‥お願い聞いてもらえるかな?」

真姫「さっきも言ったでしょ?あなたの頼みなら…もちろん良いわよ」

しずく「ありがとう♪それじゃあ…」コショコショ

海未 (ま、真姫があんなに素直に…!!?)

378: 2020/05/01(金) 22:01:29.12 ID:/vW1l0Dr
真姫「・・分かったわそれじゃあ練習しておくから送ってよね」

しずく「うん、真姫さんには頼ってばかりになっちゃうけど…」

真姫「良いのよ別に。それよりも凛と花陽には話さなくていいの?あなたのこと…」

しずく「うん…2人はきっと悲しむだろうからね。もちろん…真姫さんや海未さんたちも悲しい思いをすることになると思う…」

真姫「べ、別に…私は・・・」

海未「どういうことですか…?」

真姫「多分だけど…しずくがこの世界にいられるのは…今日を除いてあと2日よ」

海未「なっ……」

しずく「μ'sを元あるべき姿に戻せれば…私の運命は果たされます…それでおそらく帰ることができると思うので」

真姫「‥早いものよね」

海未「真姫はいつから知ってたのですか?」

真姫「・・合宿の時よ、たまたまね。」

海未「そうですか………しずく!」

しずく「は、はい!!」

海未「・・・色々と情報量が多くて正直…飲み込め切れていないのですが…あなたがいるべき場所がそこであるなら…」

海未「戻ることができると良いですね♡」ニコッ

しずく「海未さん…ありがとうございます♪」

真姫「…今日はもう帰って穂乃果と話すことでも考えたら?」

しずく「真姫さんありがとう♪それじゃあお言葉に甘えさせてもらうね♡」

しずく「海未さん失礼しました。また…明後日よろしくお願いします」ペコリ

海未「ええ……ごきげんよう♪・・・なんて」

タッタッタッ…

379: 2020/05/01(金) 22:11:10.45 ID:/vW1l0Dr
真姫「ねえ、海未…」

海未「なんですか?」

真姫「悲しかったら…素直に悲しいって言っていいんじゃない?」

海未「・・驚きました…真姫にそういうことを言われるとは」

真姫「べ、別に…いいじゃない」

海未「確かに‥突然のことで悲しくはありますね」

真姫「だったら…」

海未「今思えば…臆無情を作ったしずくの心境にはそういったものがあったのかもしれません」

海未「私は…悔いません」

真姫「海未…」

海未「真姫こそ悲しくないのですか?…私よりもずっと長い間真実を知って接していて…真姫は強いですね」

真姫「私だって…悲しいわよ。でも、しずくは友達だから…友達が望んでいるなら…私はその助けになりたいって決めたから」

海未「友達…ですか」

真姫「海未だってことりの話聞いてきたんでしょ?…私だって大半はしずくの話を聞くこしかできなかった…それだけでも助かるって感じるみたいよ」

海未「そうだと良いのですが…」

真姫「しずくが明日を…少しでも楽しんでくれることだけを祈っておくわ」

海未「そうですね…私もそうさせてもらいましょう」

380: 2020/05/01(金) 22:33:15.43 ID:/vW1l0Dr
ー桜坂家ー

しずく「やっぱり穂乃果さんと話すことって…うん、真姫さんに頼んだのは大丈夫だと思うし・・」

しずく (穂乃果さんらしくない……か。うん、私なりに伝えられることを全部伝えよう)

しずく「・・・もしかして意外とまとまったのかな?」

しずく「時間も結構余ってる…何をしようかな?」

ピロン♪

しずく「…希さん?」

のんたん:やっほーしずくちゃん

しずく:どうしたんですか?

のんたん:真姫ちゃんから聞いたよ

のんたん:大事な局面きっとここが運命なんやね

しずく:はい…

のんたん:結局あんまり力になれなくてごめんね?

しずく:そんなこと…

のんたん:ううん

のんたん:うちはなにもしてあげられなかったから

のんたん:最後くらい遊んでみたらどうかな?

しずく:遊ぶ…ですか?

381: 2020/05/01(金) 22:42:44.56 ID:/vW1l0Dr
のんたん:もう何を話すか決まってるんでしょ?


しずく「ええっ!?」

のんたん:それか煮詰まりすぎちゃってるかやね

しずく (び、びっくりしました…)

のんたん:こういう時ぐらいじゃないかな

のんたん:自分一人でμ'sの誰かとって♪

しずく:確かにそうかもしれません…

のんたん:決まりやね♡

しずく:えっ?

のんたん:しずくちゃんとのデート楽しみ~♡

しずく:あ、あの希さん?

のんたん:なーんて気にしないでいいよ?

のんたん:自分が会いたい人と会えばいいと思う

しずく:はい

のんたん:それじゃ、よーく考えてみるといいよ♪

のんたん:でも、あんまり遅いと明日のことだから予定入ってる子もいるかも

しずく:悩みながら…早く決断難しいですね

のんたん:わしわし (スタンプ)


しずく「ふぅ…どうしようかな…?」

しずく「・・・一緒に会いたい人か」カキカキ

しずく「μ'sのメンバーのみなさん…だとしたら9人だけど今穂乃果さんとことりさんは無理だよね」

しずく「よく相談に乗ってくれた…真姫さん、希さん?それとも…海未さん?…同じ学年の凛さん、花陽さんも…!」

しずく「もちろん頼れる絵里さんも、にこさんも…」

しずく「ああ~~~どうしよう!!!」

しずくちゃんが会うメンバー>>382

382: 2020/05/01(金) 22:43:51.64 ID:pJJpWeX4

383: 2020/05/01(金) 22:51:24.72 ID:/vW1l0Dr
しずく「じゃあ…凛さんかな」スッ
しずく:突然ごめんね?

しずく:明日って予定空いてるかな?

rin:明日って練習なかった?

しずく:にこさんがたまにはってお休みだったよ?

rin:そっかー

rin:忘れてたにゃ♪

しずく:もう‥

しずく:しっかりしないとダメだよ?

rin:かよちんとしずくちゃんがいるから平気だもーん

しずく:あはは…

rin:練習がないなら予定はないよ?

しずく:それじゃあ明日会えないかな?

rin:凛はいいよ~♪

rin:せっかくだしかよちんと真姫ちゃんも誘うにゃ~

しずく:えっ


しずく「・・・でも、そっかそういう手もあるよね」

しずく「うーん…どうしようかな?」

1年生みんなで行くorしずりん2人
安価下3つ 多い方で

384: 2020/05/01(金) 22:52:29.54 ID:pJJpWeX4
まさか他の人を誘うとは!?
2人で!

385: 2020/05/01(金) 23:03:26.39 ID:ZxSWNEBV
1年みんな

386: 2020/05/01(金) 23:05:10.74 ID:fqXa78+R
みんな

387: 2020/05/01(金) 23:22:23.97 ID:/vW1l0Dr
しずく (ここで断るのも凛さんに悪いよね…?)

しずく:それじゃあお願い♪

rin:はーい。凛に任せて♪

rin:真姫ちゃんもかよちんもばっちり誘ってくる!

しずく:楽しみにしてるね♡

しずく:にこさんは良かったの?

rin:にこちゃんは今さっき誘ったら

rin:なんだか家族で用事があるみたいだから無理だったのー

しずく:それは仕方ないね…

rin:ふふーん♪何はともかく明日凛だけは絶対行くから

rin:楽しみにしてて!

しずく:うん♪それじゃあ…

rin:凛のお家に集合にゃ!

しずく:ええ!?

rin:?

rin:かよちんのお家のほうが良かった?

しずく:ううん、そんなことないよ?

しずく:凛さんの好きなところで♪

rin:わーい♡

rin:凛のお家なら寝坊の心配もないから

rin:安心にゃ~

しずく:・・・・

rin:じょ、冗談だよ~

rin:真姫ちゃんもかよちんもOKだって!!

しずく:良かった♪

しずく:それじゃあ私は寝るね?

rin:はーい、お休み♪

しずく:おやすみなさい♪
しずく (最初で最後の・・・1年生だけで集まる時‥楽しみ♡)

388: 2020/05/01(金) 23:24:00.50 ID:/vW1l0Dr
本日はここまでで素早い安価レス協力ありがとうございます

391: 2020/05/02(土) 20:34:45.09 ID:DuE+GBbr
ー翌日ー

しずく「ここで合ってるよね…?」

真姫「おはようしずく」

しずく「真姫さん!良かった…来てくれたんだ♪」

真姫「凛がどうしてもっていうから…それより良かったの?」

しずく「何が?」

真姫「・・・帰りたくなくなったりしない?」

しずく「・・・どうかな」

しずく「最後くらい1年生だけで集まるのも悪くないなって思ったから♡」

真姫「そう・・・なら良いけど」

花陽「お、お待たせ!!」

しずく「花陽さん♪」

花陽「凛ちゃんのお家ちゃんと分かったんだ。良かった♪」

しずく「花陽さんが分かりやすく説明してくれたおかげだよ♪ありがとう♡」

花陽「ううん、気にしないで?」

真姫「・・・・それにしても…」

しずく「凛さんどうしたのかな?」

花陽「り、凛ちゃーん!起きてるよね~?」ピンポーン

シーン

392: 2020/05/02(土) 20:39:36.06 ID:DuE+GBbr
真姫「反応なしね」

しずく「も、もしかして…凛さんの身に何かあったとか…?」

花陽「ええっ!!?」

真姫「ちょっとしずく…」

しずく「ご、ごめんなさい…とにかくもう一度連絡を・・・」

ガチャッ

凛「ふわぁ~~よく寝た~・・・・あっ、かよちんおはよう~♡」

花陽「り、凛ちゃん!?パジャマだよ…!?」

凛「・・・・にゃ!?・・・////」バタン

ガチャ

凛「いらっしゃーい♪さっ、入って入って~♡」

真姫 (・・誤魔化したわね)

~間~

しずく「・・・ここが凛さんのお部屋」キョロキョロ

凛「そ、そんなにジロジロ見られると照れちゃうにゃ‥///」

真姫「ふーん…」ジー

花陽「あっ、それは…小学生の頃の凛ちゃんと私の写真だね♪」

しずく「本当だね♪2人ともすっごく可愛い♡」

凛「可愛い…?そ、そんなことないよ~」

しずく「ううん!すっごく可愛い…♪」ウットリ

真姫「・・・しずく」

しずく「はっ!?我を忘れそうに……反省だね」

花陽「気にしないでしずくちゃん♪本当に可愛いもんね」

凛「も~かよちんまで酷いにゃ~!!」

393: 2020/05/02(土) 20:50:27.56 ID:DuE+GBbr
真姫「・・・それで凛」

凛「?」

真姫「私たちを呼びつけてなんのつもりなの?」

凛「えっとね~凛はせっかくだしみんなでお喋りしたいな~って思ったの♪」

花陽「それで私たちを呼んだの?」

凛「うん!誘ってくれたのはしずくちゃんだけど…たまには1年生だけでもいいかなって」

真姫「そういえば…スクールアイドル活動は順調なの?」クルクル

花陽「まあまあ…かな?」

凛「ダンスとか基礎体力とかやってて~あとボイトレをしずくちゃんに指導してもらって少しは上達したよ!」

しずく「あはは…少しでも役に立ててると良いんだけど」

花陽「私はしずくちゃんの指導法分かりやすくて好きだよ♪」

凛「凛も凛も~!しずくちゃんは先生みたい♡」ピョンピョン

しずく「あ、ありがとう…でもそんなに褒められると少し恥ずかしいかも…///」

真姫「へぇ…」ニヤリ

真姫「わたしにも是非教えてもらいたいわね。しずく先生♪」

しずく「なっ…ま、真姫さんまで…///」

凛「それなら真姫ちゃんも教えて貰えばいいよ!明後日とかならきっと…」

凛「あっ…」

真姫「・・・・」

花陽「り、凛ちゃん…」

394: 2020/05/02(土) 20:56:49.10 ID:DuE+GBbr
凛「ごめんなさい…」シュン…

真姫「気にしないでいいわ」クルクル

花陽「ことりちゃん…明日いなくなっちゃうんだよね」

しずく「・・・心配しないで」ボソッ

りんぱな「えっ…?」

しずく「ことりさんのことは私が…ううん、私と穂乃果さんがなんとかしてみせるよ」

花陽「ええっ!?」

しずく「だから…これは2人にもお願いなんだけどね?」

凛「なになに~?」

しずく「明日…もしそれが上手くいったら…μ'sの復活ライブを見せて欲しいの」

凛「ふ…復活!?」

花陽「ライブ…!?」

真姫「なるほどね‥」

しずく「もしことりさんが戻ってこれたとしても…わだかまりがあったらμ'sとしてどうなるか分からないもん」

しずく「だからね?ライブでそれを吹き飛ばしちゃおうって♡」

凛「それすっごく名案!!かよちんもそう思うでしょ?」

花陽「・・・・」

凛「かよちん?」

花陽「しずくちゃん見せてほしいってどういうことなの…?」

真姫 (・・・・・)

395: 2020/05/02(土) 21:06:46.40 ID:DuE+GBbr
花陽「まるで‥しずくちゃんが参加しないみたいな…そんな風に花陽は聞こえたけど」

しずく「・・・・」

凛「し、しずくちゃん……」

しずく「あはは…私ったら…言い間違えちゃった」

花陽「えっ?」

しずく「感極まっちゃって…演劇部失格だね♪」

凛「な~んだ♪心配しちゃったよ~!!」

しずく「ごめんね?あ、あと…少しお手洗いを借りても良いかな?」

凛「いいよ~部屋を出てすぐのところにあるよ♡」

しずく「ありがとう♪」ニコッ

ガチャッ

真姫「・・・私もちょっとお手洗い借りるわ」

凛「あっ真姫ちゃ~ん!!・・行っちゃった」


しずく「うん…大丈夫……大丈夫…♪ちゃんと笑えてる♡」

真姫「はぁ…」

しずく「ま、真姫さん!?」

真姫「あなたって不器用よね。…私が言えることじゃないかもしれないけど」

しずく「2人には…友達として、クラスメイトとして笑っていてほしいから…♪」ニコッ

真姫「……大した演技力ね」

しずく「褒めてもらって演劇部の冥利につきるよ♪…そしてちょっと…違ったね」

真姫「?」

しずく「真姫さんも…その中に入ってるんだよ…?だから3人♪笑っていてほしいな♡」

しずく「・・・難しいかもしれないけど」

真姫「そうね、善処するわ」

396: 2020/05/02(土) 21:17:00.10 ID:DuE+GBbr
花陽「しずくちゃんたち遅いね」

凛「む~~もしかして迷子になっちゃったのかな?」

花陽「ええっ!?まさか…」

凛「凛ちょっと見てくる!」

しずく「あはは…今戻ったよ♪」

真姫「・・・」コクリ

凛「な~んださすがに迷子にはなってないよね♪」

真姫「全く…私たちのことをなんだと思ってるのよ」

凛「普段から凛のことバカにするお返しだよ~♡」

真姫「ちょっと凛!!」

凛「にゃ~~真姫ちゃんが怒った~かよちん助けて~」

花陽「えっ?ええ!?真姫ちゃん、凛ちゃん」

りんまき「??」

花陽「ケンカは‥めっ!…だよ?」

凛「かよちん可愛い~♪」

花陽「ぴゃあ!り、凛ちゃ~ん…///」

真姫「はぁ…花陽には負けるわ…」

しずく (・・やっぱり私がいなくても、大丈夫♡)

しずく「ねえ…」

まきりんぱな「???」

しずく「実は3人にプレゼントしたいものがあって…持ってきたんだけど受け取ってもらえないかな?」

花陽「ええ!?プ、プレゼントなんて…私なにも持ってきてないよぉ…」

真姫「…聞いてないわよ」

凛「びっくりしたにゃ‥何をプレゼントするの?」

397: 2020/05/02(土) 21:39:55.11 ID:DuE+GBbr
しずく「凛さんにはこれだよ♪」スッ

凛「わぁ…これって髪留めと…しずくちゃんが練習のときつけてるリボン?」

しずく「私が使ってないものだけど…良かったら使って?」

凛「で、でも…ちょっと可愛すぎるっていうか…凛には似合わないよ~」

しずく「そうかな?私は似合うと思うよ♡…今はダメでもいつか凛さんが自信を持った時…つけてくれたら嬉しいな」

凛「しずくちゃん……うん!分かった!」

しずく「良かった♪それじゃあ…次は…」

花陽「わ、私!?」

しずく「花陽さんにはこれ♪」

花陽「こ、これって…甘酒!!?」

しずく「前に花陽さんがとっても気に入ってたから♪」

花陽「あ、ありがとう…でも私だけ貰うって悪いよ…」

しずく「花陽さんが笑顔で食べたり、飲んだりしてる姿だけで私にとっては十分なお礼だよ♪」ニコッ

花陽「そ、そうかな……うぅ‥大事に飲むね」ニコッ

真姫「・・・最後は私?」

しずく「そうだよ♡真姫さんには…これ♪」パサッ

りんぱな「??」

真姫「・・・これ楽譜よね」

しずく「うん、私の…曲だよ。忘れないでいてもらえたらなんて…♪」

凛「え~~真姫ちゃんずるいにゃ~!!!」

花陽「わ、私も気になる…!」

グイグイ

真姫「ちょ、ちょっと!!そんなに詰め寄らないで!」

凛「えー真姫ちゃんのけちんぼ!」

花陽「うぅ‥見られないなんて…」

真姫「わ、分かったわよ!!ほら…ちょっとだけよ?」ピラッ

凛「わあ~~♪……よく分かんないにゃ」

花陽「ふむふむ‥‥素敵な曲だね♪この前の曲もすごく良かったけど‥こっちも見てみたいな~♪」

398: 2020/05/02(土) 21:59:24.19 ID:DuE+GBbr
しずく「ふふ♪」ニコニコ

凛「しずくちゃん嬉しそう~♪」

しずく「・・うん♡」

しずく「それじゃあ…プレゼントのかわりに……」

真姫「ゔぇぇ…」

しずく「みんなのお話…たくさん聞かせてもらえたら嬉しいな♪」

凛「それくらいお安いごようだにゃ!それじゃあ凛から!」

真姫「あっ!もう…わたしから話そうと思ったのに……」

花陽「まあまあ♪時間はまだいっぱいあるしね?」

凛「じゃあ…凛の好きなラーメン屋のお話から!」

真姫「・・・これ・・長いかも」

しずく (その後…どのくらい時間が経ったのか分からないけど…)

しずく (楽しそうに元気に話してくれる凛さん、少し遠慮気味に話してくれるけど大好きなことになるとすごい熱量で話す花陽さん、照れ気味に‥ちょっと素直じゃないことが混じって話す真姫さん)

しずく (どの話もとても面白くて…私の知らないμ'sがここでも知れた気がした)

真姫「・・・もう、こんな時間ねそろそろ帰らないと…」

しずく「そうだね、凛さんありがとう♪色んなことを話せて楽しかったよ?」

凛「えーーー!泊まっていこうよ~真姫ちゃ~ん、しずくちゃーん!」

花陽「凛ちゃん私は泊まるよ♪」

凛「かよちーん…ありがと♡」

真姫「もう…明日は大事な用事があるの」チラッ

しずく「そうなんだ…だからごめんね?」

凛「むーーー」

しずく「・・この問題を解決したらお泊まりしようね」

凛「本当!?約束だよ!」

しずく「うん♪」

真姫「・・・・・」

花陽「それじゃあまたね♪」

しずく「はい、また明日♪」

399: 2020/05/02(土) 22:13:10.44 ID:DuE+GBbr
真姫「良かったの…?あんな約束して」

しずく「悪いことしちゃったとは思ってる…でも、ああでも言わないと私も泊まっちゃいそうだったから…」

真姫「・・・しずく」

しずく「真姫さん…」

しずく「明日…よろしくね?」

真姫「任せて・・あなたの期待は裏切らないわ」

しずく (きっと…明日が戻れるかどうかの最後のチャンス……)

しずく (穂乃果さん…全力でぶつかります!)

ー高坂家ー

穂乃果「・・・しずくちゃんから…なんだろう?」

穂乃果「・・・・・」ガタッ

400: 2020/05/02(土) 22:32:06.23 ID:DuE+GBbr
ー翌日ー

しずく「…今日はことりさんが留学する日・・・」

しずく「泣いても笑っても…今日で運命が決まるよね」

ピロン

しずく「?」

のんたん:やっほーお目覚めかな?

しずく:ちょうどこれから出発するところです

のんたん:関心関心

のんたん:後悔しないように頑張って

のんたん:うちも応援してるよ

しずく:ありがとうございます♪

しずく「・・・よしっと」

___
_____

穂乃果「・・・しずくちゃんから呼び出されるなんて…なんだろう?」ガチャ

~♪

しずく「憧れのオードリー、だってきっとSo Lonly・・でも輝く眼差しから想像もできない~」

~~♪

穂乃果「・・・・」

しずく「本当の気持ち たまに分からなくなる」

しずく「今の私は誰で 何を思う~?」

しずく「自分らしさって一体なんなんだろう」

しずく「私を演じる…ことと違うの…?」

しずく「自問自答繰り返すたび あーたらしい私が生まれるの・・?」

パチパチパチパチ…

穂乃果「やっぱりすごいねしずくちゃん…」

しずく「穂乃果さん…来てくれたんですね」

401: 2020/05/02(土) 22:39:53.86 ID:DuE+GBbr
穂乃果「それもしずくちゃんの曲?」

しずく「はい、オードリーという曲なんです♪」

穂乃果「綺麗なピアノと歌声だった‥私にはあんな風にできないよ…えへへ」

しずく「・・・穂乃果さん」

穂乃果「私は…しずくちゃんみたいにうまくないから…きっとダメだったんだろうな」

しずく「…私の話を聞いてもらえますか?」

穂乃果「ほえ…?」

しずく「私…スクールアイドルとして伸び悩んだ時があったんです。」

穂乃果「ええ!?そんなにすごいのに」

しずく「いえ…私なんて全然です。…そんな時支えてくれたのがせんぱ…仲間だったんです♪さっきのオードリーって曲はその証なんです」

穂乃果「だから…穂乃果も頑張れるってこと…?」

穂乃果「無理だよ…だって私は・・」

しずく「・・私、ずっと穂乃果さんは明るくて前向きでどこまでも真っ直ぐにみなさんを引っ張っていく人だと思っていたんです」

穂乃果「ちが…」

しずく「でも、それだけじゃないんですよね?」

しずく「μ'sの発起人として…誰よりも考えていたから責任を感じてしまったんですよね」

しずく「そんな部分も…穂乃果さんらしさだと私は思います。」

穂乃果「・・・・・」

402: 2020/05/02(土) 22:50:32.22 ID:DuE+GBbr
しずく「考えても答えは出ない 目~を閉じて…感じたままに行け~」

穂乃果「!?」

しずく「オードリーの2番の歌詞です♪・・穂乃果さん、穂乃果さんはどうしたいですか?」

穂乃果「わ、私は…私は…歌うのが好き‥学校とか、ラブライブとかのためじゃなくて…みんなと歌うのが大好き…ことりちゃんと…μ'sのみんなと歌いたいよ・・」ポロポロ

しずく「それが穂乃果さんの本当の気持ちなんですね…」

穂乃果「・・でも、無理だよ…海未ちゃんやみんなもきっと怒ってる。絵里ちゃんは私に救われたって言ってくれたけど…特に海未ちゃんにはぶたれちゃったし」

しずく「海未さんは…穂乃果さんのことを嫌ってなんていません!!」

穂乃果「えっ…」

しずく「海未さんは言ってました…穂乃果さんには昔から迷惑をかけられてばかりって…でも、自分やことりさんでは勇気が出なくていけないすごいところに連れて行ってくれるって」

穂乃果「で、でも…私がことりちゃんの気持ちに気づかなかったのは…悪いことだし・・」

しずく「それも違いますよ、海未さんが怒ったのは…穂乃果さんが自分の気持ちに嘘をついていたからです」

穂乃果「嘘…?」

しずく「さっき言ってくれたじゃないですか…ことりさんやμ'sのみなさんと歌いたいそれが穂乃果さんの素直な気持ちです・・♪」

穂乃果「・・・そっか」

しずく「ここまでは海未さんの言葉です…私からも一つだけ…穂乃果さん!私…見てみたいんです、穂乃果さんたちがたどり着く景色を!だから…スクールアイドルを辞めないでください!!」

穂乃果「・・・・!!」

403: 2020/05/02(土) 22:59:55.03 ID:DuE+GBbr
穂乃果「ねえ…しずくちゃん」

しずく「はい…♪」

穂乃果「今から行って…間に合うかな?」

しずく「・・きっと間に合います。行くんですよねことりさんのところに」

穂乃果「うん!!…それじゃあしずくちゃん!ありがとう!」バタン! タッタッタッタッ‥

しずく「・・・終わりました」ヘナヘナ

真姫「・・お疲れさま。立てる?」スッ

しずく「あ、ありがとう…真姫さん」

真姫「それにしても…ピアノでしずくの曲を弾けって時はビックリしたけど…あんな感じでよかったの?」

しずく「うん♪本当は伴奏なしで歌ってもよかったんだけど…」

真姫「けど‥?」

しずく「やっぱり一回くらい…真姫さんの演奏で歌ってみたかったから♪」

真姫「…もうっ」

真姫「・・・この世界に残ってくれるなら何度だって弾いてあげるわよ…」ボソッ

しずく「何か言った?」

真姫「別に…この曲を書いた人…しずくのことよく見てるのね。それに…優しさが伝わってくるわ」

しずく「ふふふ♪伝えておくね♡真姫さんがそう言ってくれたっていったらきっと喜ぶだろうから」

真姫「・・・好きにしなさいよ」

海未「しずく、ありがとうございます」ペコリ

しずく「海未さん…こちらこそです」ペコリ

海未「いえ、しずくの助力がなければ…穂乃果はあのままだったかもしれません・・」

しずく「それはないと思います♪…私がいなくてもきっと海未さんなら穂乃果さんを説得できていたと思うので」

海未「ふふっ…そうだと良いのですが」

404: 2020/05/02(土) 23:10:40.32 ID:DuE+GBbr
希「それにしても…」

絵里「穂乃果はことりのところにたどり着けたのかしらね?」

しずく「それは…大丈夫だと思います。多分…」

真姫「多分って‥あなたね」

海未「確かに‥穂乃果が空港に着くまでに迷子になるという可能性もないことは…」

希「う、海未ちゃんそれ以上言ったらダメ!」

絵里「そうよ!!現実になったらどうするの!?」

海未「す、すみせまん…!ですが…穂乃果ですから…」

真姫「はぁ……全く」

しずく「ふふふ…♪」

パァァァァ

真姫「・・・・しずく?あなた身体が光って…」

しずく「ええっ…?」

パァァァ

絵里「・・確かにわたしにも見えるわ」

海未「もしかして‥これは…」

希「穂乃果ちゃんがことりちゃんを説得して…止めたってこと?…それでしずくちゃんの運命は……」

しずく「・・・果たされたってことですよね…きっと」ペタン

405: 2020/05/02(土) 23:23:01.28 ID:DuE+GBbr
しずく「・・・海未さん」

海未「なんですか?」

しずく「お願いがあるんです…」

海未「・・・?」

___
_____

穂乃果「みんなお待たせ!!」

ことり「・・・ごめんなさい!!私も…まだ…スクールアイドルやりたい!」

にこ「全く…遅かったじゃない」

凛「穂乃果ちゃん、ことりちゃん!」

花陽「おかえりなさい♪」

海未「穂乃果、ことり帰ってきてさっそくですが…ライブをやりましょう」

穂乃果「ええ!?いきなり…大丈夫かな?」

ことり「あはは…私もちょっと心配かも」

にこ「そもそも衣装はどうするのよ。持ってきてないわよ」

希「うちらにはこれがあるやん♪」ツンツン

絵里「そういうこと♪」

花陽「さ、制服!!なるほど!スクールアイドルならではの衣装‥ある意味正装と言っても過言ではないかもしれません・・・!」

真姫「・・やるわよ、曲は…とある子からのリクエストで…START:DASH!!よ」

にこ「ふふーん!燃えてきたわ・・μ's復活ライブ!にこの魅力を~存分に発揮してやるんだから!」

穂乃果「・・・・?ねえ海未ちゃん。」

海未「なんですか?」

穂乃果「・・しずくちゃんは?」

411: 2020/05/03(日) 16:37:31.00 ID:f/gF+QEa
>>405
今更ながら誤字訂正

花陽「さ、制服!!」→「せ、制服!!」

412: 2020/05/03(日) 16:56:43.34 ID:f/gF+QEa
海未「・・・しずくは」

穂乃果「?」

しずく「私ならここにいます」

穂乃果「しずくちゃん!!なーんだ心配しちゃったよ♪しずくちゃんも一緒に…」

穂乃果「ほえ?なんで黒い布を羽織ってるの??」

しずく「すみません…穂乃果さん。私はできないんです…」

穂乃果「・・・どうして?」

しずく「それは…やっぱりμ'sは9人なんです!」

穂乃果「なんで…それは希ちゃんが加入するときに…」

しずく「・・・・・学園祭でのライブ」ボソッ

穂乃果「・・・!」

しずく「あの時のライブどうでしたか?」

穂乃果「それは…もちろんすごかった」

しずく「・・ありがとうございます」

413: 2020/05/03(日) 16:57:39.54 ID:f/gF+QEa
しずく「でも、あれは…私の…桜坂しずくのライブであってμ'sのライブじゃないんです」

しずく「あの時は私1人のステージでした!・・だから今度は皆さんのステージを私に見せてください!」

しずく「・・・歌ってください…私の尊敬してやまないスクールアイドル…μ'sとして!!」

穂乃果「それが…しずくちゃんの気持ちなんだね」

しずく「・・・」コクリ

穂乃果「うん…!分かった!それじゃあ見ててね!私たちのライブ!!」タッタッタッ・・

海未「これで…良かったんですよね」

しずく「はい…♪・・私だけのためにμ'sの皆さんのライブが見られるなんてこんな贅沢なこと‥絶対ありませんから」

真姫「…あなただってここにいた間はμ'sの一員だったんだからね」ボソッ

しずく「真姫さん…」

414: 2020/05/03(日) 16:58:44.70 ID:f/gF+QEa
絵里「しずく…改めて私からもお礼を言わせて?…穂乃果は変わることを恐れないで突き進む勇気を持っていた…あなたもきっとそれを持ち合わせてたのよね」

しずく「そ、そうなんでしょうか…?」

絵里「私たちも…あなたがいなくなるってことを恐れずに突き進む時なのよね…あなたがいなくなって…いたこと自体を忘れてしまうのか・・それともちゃんと記憶には残っているのか…どちらにもしても悲しいこと…」

しずく「・・・・」

絵里「だからこそ…このライブ、最後までしっかり目に焼き付けてよね?」

しずく「はい!!!」

希「しずくちゃん」

しずく「希さん…」

希「ライブが終わってみんなと話せる時間くらいは作れるように始まるから…これがうちにできる最初で最後のお節介・・」

しずく「そ、そんな…希さんには本当に助けてもらってました!」

希「ふふ…嬉しいなあ♪そう言ってもらえて…」

にこ「希~!絵里ー!!もうすぐ始まるわよ~!!」

のぞえり「!!」

絵里「ごめんなさい…次に話せるのは…ライブの後よね?きっと…」

希「うちらのステージをしずくちゃんに見てもらえるなんて…緊張しちゃうな♡」

415: 2020/05/03(日) 17:02:39.71 ID:f/gF+QEa
海未「・・真姫、私たちも行きましょう…」

真姫「・・分かってるわよ…」

真姫「私たちのライブ途中に消えたりしないでよね!!」

しずく「うん、約束する…」

海未「しずくには…なんとお礼を言ったら良いか分かりません。それほど助けられてきましたから……」

しずく「わ、私はそんな…!」

海未「・・・ですから、このライブを全力で行いそれを表現します」

海未「目を離さないでくださいね?」

しずく「・・はいっ!」

416: 2020/05/03(日) 17:40:29.88 ID:f/gF+QEa
穂乃果「私たち、音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sです!」

穂乃果「えっと……」

海未「穂乃果?しずく相手ですから‥そこはいらないのでは?」

真姫 (早くしないといけないわけだし…)クルクル

穂乃果「ご、ごめーん‥」

穂乃果「これから歌う曲は…私たちの始まりの曲です…聞いてください!」

9人「START:DASH!!」

~~♪

I say...
Hey! hey!hey!START:DASH!!
Hey!hey!hey! START:DASH!!

しずく (・・これがあの時歌えなかった…始まりの曲)

ことり「うぶ毛の小鳥たちも~」

凛「いつか空に羽ばたく」

絵里「大きな強い翼でー飛ぶ」

しずく (・・・私の憧れた…μ's…)ポー

___
_____

穂乃果「まーた1つ‥夢が生まれ~」

しずく (・・・・私の夢は)

417: 2020/05/03(日) 21:06:06.65 ID:f/gF+QEa
彼方へと…僕はDASH!!

Hey, hey, hey, START:DASH!!
Hey, hey, hey, START:DASH!!

しずく「・・・これまでのμ'sの全ての思いが乗った…そんな素晴らしいライブでした…♪」パチパチ

穂乃果「はぁはぁ…ありがとうしずくちゃん♪」

しずく「・・・これならやっぱり私は必要なさそうですね」ニコッ

花陽「し、しずくちゃん…?」

しずく「実は私…転校するんです。元の学校で仲間たちとまた…スクールアイドルがやりたくなってしまって…μ'sの皆さんのライブを見てそう感じたんです!」

海未 (・・・しずく)

真姫 (ほんと…面倒なんだから…)

穂乃果「・・・そっか、それがしずくちゃんのやりたいことなんだよね?だから…私たち9人でライブを…」ニコッ

しずく「はい…穂乃果さん今までありがとうございました。」ペコリ

穂乃果「しずくちゃん…」

凛「うぅ…しずくちゃん…行っちゃ嫌だよぉ…」ポロポロ

しずく「凛さんごめんね?…でも、行かなくちゃいけないの。私も凛さんたちと同じようにやらないといけないことがあるの」

凛「でも…凛…もっとしずくちゃんと一緒にいたいよぉ…うぅぅ…」

しずく「凛さん、笑って?元気な凛さんじゃないと…私だって……!」ポロポロ

418: 2020/05/03(日) 21:16:37.48 ID:f/gF+QEa
花陽「凛ちゃん…しずくちゃんが困っちゃうよ・・」

凛「かよちん…!だって…だって…」

花陽「しずくちゃん。」

しずく「花陽さん…花陽さんはアイドルについてとても詳しくて…それでいてすごく優しくていつも癒してくれたねありがとう…♪」

花陽「そ、そんなことないよ…私ね?しずくちゃんみたいにもっと上手になりたかったなって…だから…もっと色々教えて欲しかったって……」ポロポロ

凛「かよちんも‥泣いてるよ…」

しずく「ううん…私もまだまだだよ。それに…教えることなら絵里さんや海未さんだって上手だから…もっと頼っても良いんじゃないかな?」

花陽「うん…うん……!」

にこ「・・全くあんたって本当なんて言うか…」

しずく「にこさん…」

にこ「にこよりうまいくせして謙遜してそれでいて自分だけの曲まで持って…演劇部でもうまくやって…あ~あ…どこか行ってくれてにこが目立てるようになって清々するわ」

凛「にこちゃん…!なんてこと言うにゃ!!」

花陽「凛ちゃん待って!!」ガシッ

凛「かよちん…?」

419: 2020/05/03(日) 21:19:40.47 ID:f/gF+QEa
しずく「・・・・・」ニコニコ

にこ「・・・」プルプル

にこ「もう…なんでいきなりいなくなっちゃうのよ!…にこは……にこはあんたみたいなスクールアイドルと一緒に活動できて…!!」

しずく「にこさん」

しずく「担々麺作ってくれてありがとうございました…♪とても美味しかったです♡」

にこ「な、なんでそんなこと今…」

しずく「にこさんは…スクールアイドルへの情熱が溢れてた方なんだって改めて分かりました。先輩としてもとてもフランクな方で…キャラ作りにも熱心で尊敬してます。」

にこ「あんたと花陽だけよ…そんなふうに言ってくれるの」

しずく「・・・あの担々麺…お店で食べたものよりも美味しかったんです。何か隠し味を入れてたんですか?」

にこ「ふんっ…そんなの決まってるじゃない……愛情よ。私を慕ってくれたあんたへのね」

しずく「・・にこさん……」

にこ「感謝しなさいよ?宇宙No.1アイドルのお手製でしかも愛情たっぷりなんだからね!!仲間にもしっかりと自慢しなさい!」

しずく「・・・はい♪」

420: 2020/05/03(日) 21:31:18.84 ID:f/gF+QEa
ことり「あのね…しずくちゃん…」

しずく「ことりさん?」

ことり「・・ごめんなさい!!」

しずく「こ、ことりさん…頭を上げてください…!」

ことり「私のせいで…言いにくかったよね…」

しずく「そ、そんなことありませんよ…それよりもμ'sに戻ってきてくれて良かったです♪」

ことり「うん…穂乃果ちゃんが言ってくれたんだ…♪ことりちゃんとμ's続けたいって、ことりちゃんはどうしたいのって」

ことり「私も…続けたかった…そう感じたから」

しずく「・・・これからもμ'sの素敵な衣装をお願いしますね♪」

ことり「うん♪…でも、しずくちゃんの衣装…もったいないなーどうしよう…」

しずく「そ、それは…そういえばそうですね」

ことり「うーん…あっ!ことりのお家に大事に保管しておくね♡」

しずく「はい…♪それでお願いします♡」

ことり「新しい場所でどんな衣装を着るのか…楽しみにしてるね♡」

421: 2020/05/03(日) 21:38:49.05 ID:f/gF+QEa
希「それじゃあ…次はうちかな?」

しずく「希さん…」

希「しずくちゃん…この世界は楽しかった?」

しずく「は、はい!!」

希「そっか…それは良かった♪」

希「うちからしてあげられたことなんて殆どなかったけど…しずくちゃんは強いね」

しずく「い、いえ…そんなことないです…私も…希さんたちがいたからここでやってこれたんだと思いますから」

希「嬉しいこと言ってくれるね♪…うちもしずくちゃんのおかげでμ'sに入れたから…おあいこよ♡」

しずく「・・私がいなくても希さんなら・・・」

希「さあ…どうかな?…それも含めて運命だったのかもね♡」

しずく「・・スピリチュアルってことですか?」

希「そういうこと♪さすがしずくちゃん♡」ギュー

しずく「ひゃっ…///の、希さん!!?」

希「・・・そっちのうちにもよろしくね?…案外寂しがりやだから」ボソッ

しずく「えっ?」

希「なーんて…今のはただの独り言よ?秘密ってことで♪」

しずく「は、はい…」

希「もしも誰かに言ったら~そのふくよかな胸をわしわs」

絵里「希?」

希「あはは…冗談よえりち。時間ないもんね交代交代~♡」

422: 2020/05/03(日) 21:46:19.11 ID:f/gF+QEa
絵里「全く…希ってば…」

しずく「あ、あの絵里さん…」

絵里「あら…もう絵里ちゃんって呼んでくれないの?」

しずく「そ、それは…!!」

絵里「ふふふ…冗談よ♪・・前に一度生徒会に勧誘したことがあったでしょ?」

しずく「…そうでしたね」

絵里「あの時から…私はしずくのこと注目してたの。実は生徒会長に推薦しちゃおうかな~なんて考えたりもしてたわ」

しずく「わ、私が生徒会長ですか!!?」

絵里「・・でもいなくなっちゃうのよね」

しずく「はい…」

絵里「しずくから見て誰か適任な子は居ると思う?」

しずく「わたしから見てですか…?やっぱり…穂乃果さんですかね?」

絵里「そうね…私もそう思ってたの。今度推薦してみるわ♪ありがとう。」

しずく「いえ♪穂乃果さんならきっと皆さんを引っ張っていける生徒会長になるんでしょうね♡」

絵里「ふふっ、きっとそうね♪…そ、それと……」

しずく「?」

絵里「そっちの私って…どんな感じなの?」

しずく「絵里さんですか?」

絵里「ほ、ほら…気になるじゃない…」

しずく「・・・綺麗で大人っぽくて…頼りになるお姉さんでしょうか?」

しずく (かすみさんも助けてもらってたみたいですし)

絵里「そ、そうなのね……」

しずく「?」

絵里「なんでもないわ…しずく、無事に戻れることを祈ってるわ」

しずく「ありがとうございます♪」

423: 2020/05/03(日) 21:57:50.63 ID:f/gF+QEa
真姫「・・・・」クルクル

しずく「ま、真姫さん‥あの‥」

真姫「良かったわね、帰れるようになって」

しずく「うん…」

真姫「これ返すわ」ペラッ

しずく「ダメだよ…それは真姫さんにプレゼントしたもので…」

真姫「あなたにとっても大事なものでしょ?それに…」

しずく「・・・?」

真姫「そんな良い曲を持ってたら…プレッシャー感じちゃうもの」

しずく「真姫さん…」

真姫「なんて…少しくらい弱音、吐いても良いわよね?あなたの弱音も聞いてたんだから…」

しずく「私…真姫さんの作る曲も好きだよ…」

真姫「ゔぇぇ…///」

しずく「優しくて…それでいて物語に満ちていて…私の先輩が言ってたんだけど大好きって気持ちが音色に乗っていて…」

真姫「~~~~///」

真姫「・・あなたのこと絶対に忘れないわ」

しずく「うん、私も…真姫さんに秘密を話して…友達になれて…過ごしたこと忘れないよ」

真姫「・・・私もしずくの演技好きだから…」ボソッ

しずく「えっ?何か言った…?」

真姫「・・・なんでもないわ」

しずく (なんてね……ありがとう真姫さん)

424: 2020/05/03(日) 22:07:22.21 ID:f/gF+QEa
海未「あとは私と穂乃果ですか…」

しずく「そうですね…」

パァァァ…!

海未「・・光が強く…この世界に留まることができるのもあと少しということなんでしょうか」

しずく「・・そうかもしれません」

海未「しずく…私たちとの出会いの意味…感じてくれましたか?」

しずく「・・・・!…はい!もちろんですよ♡」

しずく「こうして海未さんたちと違う形で出会えた…それが喜びだったので…♪」

海未「・・そうですか、それなら何よりです♪」ニコッ

しずく「海未さんともお芝居はできましたし…♪本当に良かったです♡」

海未「そ、そのことは…///」

しずく「うふふ…♪」

海未「…いつかまたお芝居…しても良いですよ?」

しずく「?」

海未「またいつか…こちらの世界に来てしまったら…その時は…また演劇をしましょう♪」

海未「・・いつまでも、待っています」

しずく「・・・いつか、また会いましょう♡」

425: 2020/05/03(日) 22:24:36.81 ID:f/gF+QEa
穂乃果「ねえーーしずくちゃん…」

しずく「?」

穂乃果「ありがとうね。穂乃果のこと励ましてくれて」

しずく「そ、そんなこと…当然ですよ」

穂乃果「私ね…言われて気がついたんだ…スクールアイドルが好き、歌うことが好きって。」

穂乃果「だからきっと続ける!また…困難にぶつかることもあるかもしれないけど…その時はみんなと頑張って頑張って乗り越える!!」

しずく「ふふふ…穂乃果さんらしいです♪」

穂乃果「それとね…これあげる!!」ポンッ

しずく「こ、これって…」

穂乃果「えへへ…海未ちゃんと仲直りするために持ってきたんだけど…すぐに転校しちゃうんだよね?それなら…しずくちゃんにあげるよ!」

穂乃果「・・・私たちのこと覚えててね♡」

しずく「もちろんです!!」

パァァァァァァァ・・!!

穂乃果「うわっ!ま、眩しい…!!」

しずく「・・穂乃果さん!」

穂乃果「?」

しずく「ヒデコ先輩たちにお願いしてμ'sの復活ライブを今日の…15分後に始めると生徒の皆さんに伝えてもらいました!あと、家族の方にも!!」

穂乃果「ええええ!!?い、いきなりすぎるよ!」

しずく「大丈夫です…今の穂乃果さんたちならきっと…♪」

しずく「…短い間でしたがお世話になりました!…私はアイドル研究部から‥スクールアイドル同好会に転部します…!…さようなら!!」タッタッタッタッ・・!!

穂乃果「あっ!しずくちゃん!!……ありがとうね。今まで私たちのこと見守ってくれていて」

426: 2020/05/03(日) 22:34:05.96 ID:f/gF+QEa
しずく「はぁはぁ…」タッタッタッ‥

ガチャ バタン!

しずく「・・ここなら今の時間誰もこないよね」

ー屋上ー

しずく「ふふ…長いようであっという間に過ぎていったな…私の知らないμ'sの皆さんとの時間…」

しずく「この場所でレッスンをすることも‥きっともうないんだろうな…」

しずく (寂しくないって言えば嘘になる…皆さん暖かく送り出してくれた‥なのに…!)

しずく「怖いよ……」

しずく (考えないようにしていた。こっちに来る前に何があったのか…私は…もし……あっちの世界で交通事故にあってたとしたら…)

427: 2020/05/03(日) 22:39:58.75 ID:f/gF+QEa
海未「やはりここにいたのですね…しずく」

しずく「う、海未さん!?」

海未「私だけではありませんよ?」

希「やっほ~さっきぶりだね♡」

真姫「・・・しずく」

絵里「聞いちゃったわ…ごめんなさい」

しずく「希さん、絵里さんに真姫さんも…」

しずく「い、良いんですか!?ライブが始まってしまいますよ?!」

真姫「最後なんだから‥せめて見届けようと思ったのよ」

絵里「そうしたら…しずくってば…そんなことを心配してたのね」

しずく「ち、違っ…あれは…そういう風の演技で…!」

希「・・しずくちゃん♪」ポンポン

しずく「?」

希「たまには…甘えてもいいんよ?」

真姫「・・・これだけ一緒にいたんだもの。演技じゃないかなんて分かるわ」クルクル

428: 2020/05/03(日) 22:52:37.33 ID:f/gF+QEa
しずく「希さん…」ギュー

希「あはは…こうしてみるとしずくちゃんも1年生って感じがよく分かるな♪」

真姫「・・・しずくは元の世界に戻ることが不安?」

しずく「うん……正直…考えないようにしてたんだけど怖い」

絵里「大丈夫…こんなに良い子なしずくなんだもの。何か悪いことが起きたなんてはずないわ」ナデナデ

海未「・・・しずく」ギュッ

しずく「う、海未さん‥///」

海未「小さい頃…怖くて眠れなかったときに母がこうして手を握っていてくれたのです。少しでも不安が和らげば良いのですが…」

絵里「へぇ~♪海未にもそんな時があったのね♡」

海未「ほ、放っておいてください!」

真姫「・・・しずく、何かしてほしいことはない?」

しずく「真姫さん…じゃあ……歌ってほしいな」パァァァァァ

真姫 (光が強く…!!)

希「真姫ちゃん…歌ってあげて♪」ニコニコ

真姫「・・愛してるばんざーい、ここでよかった~私たちの今がここにある~♪」

しずく「・・・」

真姫「…愛してるばんざーい始まったばかり~・・・・」ポロポロポロ

絵里「ま、真姫…?」

しずく (真姫さん…海未さん…絵里さん…希さん…ありがとうございます…私…私…!)

パァァァァァ…サーーー

希「し、しずくちゃんが…光になって」

絵里「消えちゃったわね…」

海未「行ってしまったのですね…しずく」

真姫「もうっ…私が歌ってるのに途中で消えるなんて……許さないんだから・・」グスッ

429: 2020/05/03(日) 23:01:05.73 ID:f/gF+QEa
しずく「・・・ここは」

???「現実との狭間ってところかしら?」

しずく「あ、あなたは…!」

???「久しぶりね」

しずく「ヨハネさんだよね…?」

ヨハネ「この姿は仮のもの…まあそう呼んでもらって構わないわ」

ヨハネ「あなたはその力を使って…色々なものを助けたわね」

しずく「あっ…そういえば…ヨハネアイって…」

ヨハネ「途中から回収させてもらっていたわ。それを伝えるのため私は現れたのよ」

しずく「あ、あの‥」

ヨハネ「?」

しずく「μ'sはどうなるんでしょうか…?」

ヨハネ「・・・歴史はきっと正しい形に治るわあなたは心配しなくても大丈夫。」

しずく「そ、そうでしたか…良かった…」

ヨハネ「それと…もう一つ」

しずく「?」

ヨハネ「もうすぐあなたは現実に戻れるわ」

しずく「!!!」

ヨハネ「ほんのサービスだけど…あなたのあちらでの記憶…消すこともできるけどどうする?」

しずく「…それは大丈夫です♪」ニコッ

ヨハネ「そうなの…?」

しずく「はい…私の…大切な思い出なので♡」

ヨハネ「ーーそう…それもまた一つの選択なのね。それじゃあ…またね」バサッ

しずく「あっ…!あの!!!あなたは…!一体…」

パァァァァ…!

しずく「・・・!眩しい…!!」

430: 2020/05/03(日) 23:02:26.53 ID:f/gF+QEa
ーニジガク部室ー

しずく「んっ………ここは…?」パチリ

かすみ「うぅ…しず子ぉ…いなくなっちゃやだよぉ…」ポロポロ

璃奈「しずくちゃん、戻ってきて欲しい…」

しずく「璃奈さん…?かすみさん…?」

りなかす「!!」

かすみ「しず子!!!しず子目が覚めたの!!?」

璃奈「しずくちゃん、これ何本?」ピース

しずく「2本だよね?」

かすみ「うえーん!!!…しず子が戻ってきたぁ…良かった…」

璃奈「私もそう思う。良かった…」璃奈ちゃんボード『ホッ』

431: 2020/05/03(日) 23:05:56.72 ID:f/gF+QEa
しずく「ねえ2人とも…」

りなかす「??」

しずく「わ、私…どのくらいその…意識を失ってたの?」

しずく「そもそも…なんでこんなことになってたんだっけ?」

かすみ「えっと~しず子が意識を失ってから…お昼休みからだから3時間くらいかな?」

しずく「さ、3時間!?」

しずく (少なくとも……あっちでは1ヶ月以上は経ってたはず・・だよね?)

璃奈「しずくちゃんがそんなことになっちゃったのは、私のせいごめんなさい。」

しずく「り、璃奈さん!?頭を上げて?」

璃奈「この璃奈ちゃんボードでVRゲームをやるためにボードを付けたから…」

しずく「VRゲーム……?」

432: 2020/05/03(日) 23:08:00.68 ID:f/gF+QEa
かすみ「りな子の作ったもので~スクールアイドルフェスティバルに向けて特訓をしてライブをしてμ'sやAqoursのみなさんとスクフェスに出場するってゲームだよ♪…覚えてない?」

しずく「・・・聞いたような、聞いてないような…」

璃奈「それで3人でプレイしたら、しずくちゃんが意識を失っちゃって。」

かすみ「そうそう、かすみんたちは楽しんでるのにしず子だけ全く反応がなかったから…」

しずく「そういうことになってたんだ…」

璃奈「それで、慌ててゲームを終了したけど…しずくちゃんの意識は戻らなくて…」

かすみ「一体全体何があったの?しず子?」

しずく「・・・実はね?」

~間~

かすみ「えええええ!!?μ'sの皆さんの一員になったぁ!?」

璃奈「しずくちゃん、すごい。」璃奈ちゃんボード『ビックリ』

433: 2020/05/03(日) 23:09:13.37 ID:f/gF+QEa
かすみ「し、しかも…ライブまでしたなんて……もしかしてしず子…夢でも見てたんじゃないの~?」

しずく「ゆ、夢じゃないよ!…多分夢の中でまた寝るなんておかしいし」

璃奈「・・・・・・・」ウーム

しずく「璃奈さん…?」

璃奈「私、しずくちゃんがゲームの中に意識を取られたのかと思ってもう一度入ったりした、でも…しずくちゃんはどこにもいなかった。」

璃奈「さっきの話だとしずくちゃんがμ'sのメンバーになっててそれが普通みたいな感じだった。もしかして…パラレルワールドなのかも」

かすみ「えっ?なにその・・パラソルワールドって…?」

璃奈「パラレルワールド。並行して存在するかもしれない可能性の世界のこと」

しずく「例えば…かすみさんが先輩と出会わなかったら…この同好会は存続してないでしょ?」

かすみ「うぅ…」

しずく「そういうもしもこうしたら~しなかったら~って世界がまた別にあるかもしれないってことだよ」

かすみ「い、嫌な例えだけどなんとなくわかった!」

434: 2020/05/03(日) 23:11:06.20 ID:f/gF+QEa
かすみ「でもでも~パラレルワールドだとして‥なんでしず子だけしか行けなかったの!?かすみんだって~μ'sの一員になって~かすみん色に染め上げちゃいたかった~」

璃奈「・・それは分からない」

璃奈「しずくちゃんには何か特別なものがあったってことなのかな」璃奈ちゃんボード『??』

しずく「そ、そう言われても…私も分からないよ?」

かすみ「それじゃあやっぱり~しず子の見た夢ってこと~?」

璃奈「でも、それにしては話が具体的…梨子さんが小さかったり…それだけでも私には考えられない」

しずく「だ、だから…!」ポロッ

ポトッ

かすみ「・・何これ?ほむまん…?」

しずく「!!!!」

435: 2020/05/03(日) 23:12:42.05 ID:f/gF+QEa
穂乃果「えへへ…海未ちゃんと仲直りするために持ってきたんだけど…すぐに転校しちゃうんだよね?それなら…しずくちゃんにあげるよ!」

穂乃果「・・・私たちのこと覚えててね♡」


しずく (やっぱり…夢じゃないよね?)

しずく (穂乃果さん…皆さん…ありがとうございます♡)

かすみ「しず子~これすっごく美味しいね♡」モグモグ

しずく「か、かすみさん!!」

璃奈「・・・ずるい」璃奈ちゃんボード『ジー』

しずく「それじゃあ璃奈さんにもはい、どうぞ♪」

璃奈「ありがとう…♪でもいいの?」璃奈ちゃんボード『??』

しずく「うん♪私の分もあるから♡」

かすみ「3つ用意してたなんて気が利くね~さっすがしず子♡」

436: 2020/05/03(日) 23:14:17.89 ID:f/gF+QEa
しずく「全く…即物的というか…なんというか…」

璃奈「・・美味しい♡」璃奈ちゃんボード『ぽわわ~ん』

しずく「ふふ♪そう言ってもらえると…きっと喜ぶと思うな♪」

しずく「かすみさん、璃奈さん」

りなかす「??」

しずく「ただいま…♪」

かすみ「くふふ…待ってたよしず子♪かすみん、しず子の話を聞いてたらなんだかウズウズしちゃって…先輩たちを驚かせるためにも早く練習しちゃおーよ♡」

璃奈「何はともあれ…しずくちゃんが戻ってきて嬉しい。また、お話聞かせてね?」

438: 2020/05/03(日) 23:19:24.27 ID:f/gF+QEa
しずく「うん♪もちろんだよ♡」

しずく (穂乃果さん…あなたたちのこと…μ'sとして一緒に過ごした時間・・きっと忘れません。)

しずく (でも…もうきっとμ'sミュージックスタート!なんて台詞…言えないんだろうな)

しずく (私は…今の私は、虹ヶ咲学園…1年生桜坂しずくだから♡)

終わり

440: 2020/05/03(日) 23:30:39.68 ID:FxwK0rjh
最高だったわ…引き込まれた…

441: 2020/05/03(日) 23:43:59.95 ID:qk1XmLv0
本当に良かった…

乙乙乙

442: 2020/05/03(日) 23:44:04.96 ID:bE8ONlHc
お疲れ様でした。
ここ1ヶ月近くの楽しみでした

444: 2020/05/04(月) 01:19:43.01 ID:9Pr1ebqi
お疲れ様でした。
いつも楽しみに読んでいました。
ありがとうございます。

445: 2020/05/04(月) 05:47:16.66 ID:v0cDIIyh
お疲れさまでした
いつも楽しく読ませてもらいました
ありがとうございました

446: 2020/05/04(月) 11:37:05.54 ID:Vz48jwut
乙!新しい切り口で面白かった
綺麗に完結できてよかった

447: 2020/05/05(火) 06:11:03.56 ID:fR0Jr99H
ガチャ

エマ「チャオー♪」

しずく「エ、エマさん…」ウルウル

エマ「あれれ、1年生のみんなだけ?って…しずくちゃんどうしたの?」

果林「泣く演技の練習?って訳でもなさそうね‥」

しずく「い、いえ!なんでもありません!…ただエマさんたちに会えたのが嬉しくて…♪」

かすみ「くふふ…しず子ってば寂しがりやさん~♪」

しずく「そ、そんなこと…!!」

エマ「あ~!!!」

エマ「これって!璃奈ちゃんボードでできるゲームだよね?前に言ってたのを聞いてたけど…完成してたんだ~♪」

果林「へえ…私も興味あるわね」

しずく「エ、エマさん‥それは・・」

璃奈「あ、危ないからダメ…」

カポッ カポッ

エマ「よーし、ゲームスタート♪」

448: 2020/05/05(火) 06:15:22.17 ID:fR0Jr99H
かすみ「まあまありな子♪かすみんもりな子も大丈夫だったし~果林先輩たちも大丈夫だよ♡」

璃奈「・・・そうだと良いんだけど」璃奈ちゃんボード『あわわ』

果林「へぇ…最初にライバルになる子を選ぶのね・・私はやっぱり絵里ちゃんかしら?…果南ちゃんも捨てがたいわね・・エマはどう思う?」

シーン

エマ「・・・・・」

果林「エマ?」

しずく「も、もしかして……」

璃奈「これは」

かすみ「えっ…ええ!?」

To be continued...

449: 2020/05/05(火) 08:06:56.56 ID:iHVOIY7W
お、次は沼津行くのかな?

450: 2020/05/05(火) 10:50:18.96 ID:rvLvTzzP
次回作に期待

454: 2020/05/06(水) 18:25:16.88 ID:tr+IIwt6
すごい良かった

455: 2020/05/07(木) 18:01:10.98 ID:DyERUIuU
乙乙

456: 2020/05/08(金) 17:24:14.66 ID:ZJe23QgI
一気読みしてしまった、素晴らしかったです

457: 2020/05/09(土) 02:25:06.85 ID:rzpCGbrh
読み終わった、今とても感動してる
上手く言えないけど、しずくとμ'sの皆の感情の動きにすごくグッときたよ
このSSを読めて本当によかったです

458: 2020/05/09(土) 23:46:20.45 ID:OwOIeLf5
今更ながら感想及びに、見てくださったみなさんありがとうございます
次作はすぐには書けないと思いますがその時もまたお付き合いいただければ嬉しいです

459: 2020/05/09(土) 23:50:37.11 ID:tbJrB82l
安価取ったルートの青と白の解説をしてほしい
次書くときに影響がなければ

461: 2020/05/10(日) 21:30:58.28 ID:Y36ijnCO
>>459
青と白のルートに関しての説明は
青を選んだら今回のように海未ちゃんを中心に絡んでいくルートになって
白だった場合ことりちゃんと一緒にワンダーゾーンを作ってことりちゃんの留学のことも一番最初に知るという感じで進めていく予定でした

462: 2020/05/10(日) 21:38:16.15 ID:PSL2BhbT
>>461
サンガツ
難しく考える必要なかったのか(気づいてなかったけど)

460: 2020/05/09(土) 23:53:56.31 ID:3w05yv32
そうだね
今回は正解だったってことで良いんだよね
バッドエンドルートはわざわざ書かなくても良いけど、正解になった理由は知りたいな

463: 2020/05/10(日) 22:03:54.90 ID:Y36ijnCO
>>460
バッドエンドに関しては最後の安価()になってた部分で海未ちゃんじゃなくことりちゃんを選ぶorヨハネアイを外したらそっちのルートに行く可能性はあった予定になっています

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1586605103/

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