【SS】かすみんが>>3に>>7する話

しずく

代行ありがとうございます
安価なら下

告白

かすみ「ねえねえしず子～」

しずく「なあに、かすみさん？」

かすみ「しず子ってさ、かすみんのこと可愛いって思ってる？」

しずく「どうしたの急に」

かすみ「しず子ってばいつもかすみんが聞くと、はぐらかすからちゃんと聞いてみようと思って」

しずく「う、うーん、かわいい、よ？」

かすみ「なんで疑問形なの～！」

しずく「あ、いや、うん、かすみさんは、可愛い！　可愛いよ！」

かすみ「ほらまたそうやって、適当に…………」

かすみ「やっぱしず子から見てかすみんって可愛くないんだ」

しずく「そういうわけじゃないんだけど…………」

かすみ「かすみんこんなに可愛いのに…………」

しずく「…………」

かすみ「しず子にとっての可愛さとかすみんの可愛さが違うのかな」

しずく「うーんそうなのかも」

かすみ「じゃあさ、しず子にとってどういうのが可愛いと思う？」

しずく「えっ？　うーん」

しずく「>>18」

幼稚園児

しずく「うーん、幼稚園児かなあ」

かすみ「え、しず子ってそういう…………」

しずく「違うよ！　可愛いでしょ子供！」

かすみ「でもわざわざ幼稚園児って指定するところが」

しずく「そ、それはたまたま、今朝登校するときに幼稚園児の子と話したから」

かすみ「…………」

しずく「落とし物拾って渡しただけだからね」

かすみ「どういうところが可愛かった？」

しずく「え、どういうところって言われると困るけど、可愛いものじゃない小さい子って」

しずく「大きいくりくりした目とか、ハツラツした姿とか、元気いっぱいの声とかね」

かすみ「でもそれなら、かすみんの方が可愛くない？」

しずく「それはない」

ーーーー

ーー

ー

かすみ「エマ先輩、ボランティアで幼稚園行くっていってましたよね」

かすみ「それ、かすみんも連れて行ってくれませんか？」

ーーーー

ーー

ー

しずく「かすみさん、急に呼び出してどうしたの？」

しずく「っえ”」

しずく「かすみさん、何その恰好…………」

かすみ「ふっふー♪」

かすみ「じゃーん！　どう、しず子！　似合ってるでしょ」

かすみ「いや～、かすみんスモックまで似合うなんて困っちゃうなあ」

かすみ「ねーねー、しずくおねえたん、いっしょにおうたうたぉ」

しずく「>>24」

ちょっと屋敷の地下牢に来よっか

しずく「かすみさん似合ってるよ、ナデナデ」

かすみ「わっ、えへへ～」

しずく「じゃあ一緒にお姉ちゃんのおうちいこっか～、お菓子とかおもちゃとかいっぱいあるからね」

かすみ「わーい！　かすみんコッペパンがたべたーい！」


ーーーー

ーー

ー

かすみ「しず子の家ってあんまり来たことなかったけど、こんな地下室があったんだ～」

しずく「…………ちがうでしょ」ﾎﾞｿ

かすみ「えっ？」

しずく「地下にはね、シアターがあるんですよ。　お姉ちゃんと一緒にポケモン見ましょうね?」

かすみ「わー、かすみんポケモンだいすき！」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

しずく「あ、ちょっと、待ってください」


ぎぃぃぃぃぃぃ

かすみ「ついたー！」

かすみ「って、あれ、なんだろうここ、牢屋？」


バチィ！

ドサッ

しずく「…………」

かすみ「え、あ、あれ、ここどこ？」

しずく「起きたんですね。もうお寝坊さんなんだから」

かすみ「あ、かすみん、しず子の家に来て、あ、寝ちゃってたのかな」

かすみ「ん、んぅ」

かすみ「あ、あれ、かすみんなんで手を縛られてるの」

しずく「…………」

かすみ「ね、ねえってば、しず子」

バシン！

かすみ「えっ…………」ﾋﾘﾋﾘ

しずく「しずくおねえたんでしょ。……かすみちゃん?」

かすみ「えっ…………え」

バシン！

かすみ「や、やめて」

バシン！

バシン！

かすみ「や、やｍ」

バシン！

バシン！

バシン！


かすみ「しずくおねえたん、やめて！」

ﾋﾟﾀ


かすみ「う、うぅ、ごめんなさい。謝るから、しずくおねえたん、やめてください」

しずく「うんうん、ごめんね」

しずく「でもかすみちゃんがいけないんだよ。そんな可愛い恰好してるのに、高校生みたいなしゃべり方して」

かすみ「ご、ごめんなさい」

しずく「ちゃんとお姉ちゃんのいうこと聞けるかな？」

かすみ「は、はぃ………う、うん！　いうこと聞けるよ」

しずく「うん、よしよし、かすみちゃんはえらいなあ。ナデナデ」

しずく「かすみちゃんにその恰好としゃべり方似合ってて可愛いよ」

かすみ「か、かわいい・・・？」

しずく「うん、今のかすみちゃんとっても可愛いよ?」

かすみ「えへ、えへへ」

しずく「」ｿﾞｸｿﾞｸ

しずく「まだちょっとおかしなところもあるけど、私がしっかり演技指導してあげるから」

しずく「お姉ちゃんのいうこと聞いたらもっと可愛くなれるからね」

かすみ「う、うん！」

１年後

面会時間は３０分です


しずく「また来たの、かすみさん」

かすみ「うん」

しずく「どうして、なんども、私かすみさんにあんなにひどいことしたんだよ」

しずく「かすみさんだって社会復帰に苦労してるって聞いた」

しずく「全部、私のせいなのに」

かすみ「だって、友達だから」

しずく「友達に、普通あんなことしないよ」

しずく「犯罪者にただの友達が会いに来たりしないよ。もうかすみさん以外誰も来てくれないですもん」

かすみ「…………」

しずく「犯罪者にただの友達が会いに来たりしないよ。もうかすみさん以外誰も来てくれないし」

かすみ「…………」

かすみ「っ、そもそもはかすみんが可愛すぎたのが原因だしね！」

かすみ「いや～、しず子をあそこまで狂わせるほどとは、かすみん可愛すぎて困っちゃう」

しずく「帰って！」

かすみ「」ﾋﾞｸｯ

しずく「しず子なんて、かすみさんにそう呼んでもらう資格なんてないよ」

かすみ「…………っ」

かすみ「昔、ライブ前に言ったこと覚えてる？」

しずく「え…………」

かすみ『もしかしたら、しず子の事好きじゃないっていう人もいるかも知れないけどーー』

しずく「で、でもそれは、本当の私を知る前に言ってくれたことで」

かすみ「そんなこと関係ない！　本当の桜坂しずくを知った後でも」

かすみ「世界中の人がNoだって言って、桜坂しずくを許さなくても私はーー」

かすみ『私は”桜坂しずく”のこと好きだから！』


しずく「っ……ｸﾞｽ……うっ、ぅわああああん！！」

ーーーー

ーー

ー

かすみ「も～、泣いてたら面会時間終わっちゃうよ」

しずく「ご、ごめん、ね　ｸﾞｽｯ　ﾋｯｸ」

しずく「だって、こんな醜い、本当の私を受け入れてもらえることなんて、一生っ、ﾋｯｸ　ないと、思ってたからｸﾞｽ」

しずく「かすみさん、本当に、私でいいの？」

かすみ「いいのー！　かすみんはしず子のことが好きなんだもん」

しずく「私、またひどいことしちゃうかもしれないよ」

かすみ「しず子にだったらされてもいいよ」

しずく「私と付き合ったりなんかしたら、もう誰からも可愛いって言ってもらえなくなるよ」

かすみ「しず子にさえ言ってもらえればいいもん」

しずく「うんっ、うん！　ほかの人の分まで、一生だって、かすみさんのこと可愛いっていうよ！」

完

代行とコメントくれた方々ありがとうございました

過去作貼るので読んでいただけると嬉しいです

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これはこれでアリ
面白かった乙

スピーディーな展開で面白かった乙

自分が地下牢にぶちこまれとるやないかーい

日本の警察は優秀だなぁ