1: 2016/11/17(木) 17:06:28.14 ID:bUBadv90.net
曜「……」
曜「千……歌……ちゃん……？」
曜「う、嘘だよね……？」
曜「そんな事って……！」
曜「わ、私……自分の気持ち……何も伝えてなかったのに……！」
曜「……それなのに……こんな……」
曜「何で……何で……！」
曜「千歌ちゃん……！」
曜「千歌……ちゃん……」
曜「千……歌……ちゃん……？」
曜「う、嘘だよね……？」
曜「そんな事って……！」
曜「わ、私……自分の気持ち……何も伝えてなかったのに……！」
曜「……それなのに……こんな……」
曜「何で……何で……！」
曜「千歌ちゃん……！」
曜「千歌……ちゃん……」
2: 2016/11/17(木) 17:06:55.86 ID:bUBadv90.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3: 2016/11/17(木) 17:08:01.72 ID:bUBadv90.net
渡辺家 曜の部屋
ﾐｰﾝﾐｰﾝ
曜「……」
曜「……千歌ちゃん……」
曜「……何で……こんな……」
曜（何で……千歌ちゃんだったんだろう……）
曜（千歌ちゃんじゃなくて私だったら……）
曜（私だったら良かったのに……）
ﾐｰﾝﾐｰﾝ
曜「……」
曜「……千歌ちゃん……」
曜「……何で……こんな……」
曜（何で……千歌ちゃんだったんだろう……）
曜（千歌ちゃんじゃなくて私だったら……）
曜（私だったら良かったのに……）
4: 2016/11/17(木) 17:08:33.91 ID:bUBadv90.net
曜（千歌ちゃん……）
曜（千歌ちゃんが居ないなら私……）
曜（いっその事……）
曜（……）
曜（……もう動きたくない……）
曜（……このまま溶けて無くなってしまいたい……）
曜（千歌ちゃんが居ないなら私……）
曜（いっその事……）
曜（……）
曜（……もう動きたくない……）
曜（……このまま溶けて無くなってしまいたい……）
6: 2016/11/17(木) 17:09:13.74 ID:bUBadv90.net
prrrr
曜（電話……）
曜（……面倒くさい……出たくない……）
prrrr
prrrr
曜（……）
曜（電話……）
曜（……面倒くさい……出たくない……）
prrrr
prrrr
曜（……）
7: 2016/11/17(木) 17:09:50.40 ID:bUBadv90.net
prrrr
曜（……）
曜（……うるさい）
曜（……誰？）
曜（ちょっとしつこいよ）
曜「……」
曜「へ？」
曜「……！」
曜（……）
曜（……うるさい）
曜（……誰？）
曜（ちょっとしつこいよ）
曜「……」
曜「へ？」
曜「……！」
8: 2016/11/17(木) 17:10:38.98 ID:bUBadv90.net
曜「ち、千歌ちゃん！？」
曜（……！）
曜（そ、そんな……）
曜（昨日千歌ちゃんは……病院で……）
曜（千歌ちゃんからなんて……そんなはず……ないのに……）
曜（何で……）
曜（……！）
曜（そ、そんな……）
曜（昨日千歌ちゃんは……病院で……）
曜（千歌ちゃんからなんて……そんなはず……ないのに……）
曜（何で……）
9: 2016/11/17(木) 17:11:18.88 ID:bUBadv90.net
曜（じ、じゃあ千歌ちゃんの家族が……？）
曜（でもそれなら家の電話に連絡入れるだろうし……）
曜（……）
曜（……出て……みようかな……）
ﾋﾟｯ
曜「……」
曜「も、もしもし……？」
曜（でもそれなら家の電話に連絡入れるだろうし……）
曜（……）
曜（……出て……みようかな……）
ﾋﾟｯ
曜「……」
曜「も、もしもし……？」
10: 2016/11/17(木) 17:12:01.42 ID:bUBadv90.net
千歌「あ、曜ちゃん！？おはよー！」
曜「え！？」
曜「ち……千歌……ちゃん……？」
千歌「そだよー！」
曜「……何で……何で……」
千歌「……？」
曜「え！？」
曜「ち……千歌……ちゃん……？」
千歌「そだよー！」
曜「……何で……何で……」
千歌「……？」
11: 2016/11/17(木) 17:12:37.83 ID:bUBadv90.net
曜「ほ、本当に千歌ちゃん……？」
千歌「本当に千歌だよ？」
千歌「どしたの曜ちゃん？」
曜「で、でも千歌ちゃんは昨日……その……」
千歌「昨日？」
千歌「昨日のみとしーは楽しかったよね！」
曜「……え？」
千歌「本当に千歌だよ？」
千歌「どしたの曜ちゃん？」
曜「で、でも千歌ちゃんは昨日……その……」
千歌「昨日？」
千歌「昨日のみとしーは楽しかったよね！」
曜「……え？」
12: 2016/11/17(木) 17:13:12.40 ID:bUBadv90.net
曜「み、みとしーって……？」
千歌「ええーっ！もう忘れちゃったの！？」
千歌「途中でルビィちゃんと花丸ちゃんにも会って4人でご飯食べたじゃん！」
曜「……！」
曜「そ、それって……」
曜「いや、でもそんな……」
千歌「もう！何か変だよ？」
千歌「ええーっ！もう忘れちゃったの！？」
千歌「途中でルビィちゃんと花丸ちゃんにも会って4人でご飯食べたじゃん！」
曜「……！」
曜「そ、それって……」
曜「いや、でもそんな……」
千歌「もう！何か変だよ？」
13: 2016/11/17(木) 17:14:01.93 ID:bUBadv90.net
曜「……」
曜「……ねえ……千歌ちゃん」
千歌「ん？」
曜「今日って……何月何日？」
千歌「ええっとね……8月の29日だよ！」
曜「……！」
曜「嘘……でしょ……？」
千歌「え？千歌間違ってた？」
曜「……ねえ……千歌ちゃん」
千歌「ん？」
曜「今日って……何月何日？」
千歌「ええっとね……8月の29日だよ！」
曜「……！」
曜「嘘……でしょ……？」
千歌「え？千歌間違ってた？」
14: 2016/11/17(木) 17:14:38.69 ID:bUBadv90.net
曜「ち、千歌ちゃん、ちょっと待ってて！」
千歌「え？あ、うん！」
曜（……）
曜（今日が8月29日だとしたら……）
曜（本当に8月29日なのだとしたら……）
曜（ち、千歌ちゃんは……きっと……）
千歌「え？あ、うん！」
曜（……）
曜（今日が8月29日だとしたら……）
曜（本当に8月29日なのだとしたら……）
曜（ち、千歌ちゃんは……きっと……）
15: 2016/11/17(木) 17:15:57.67 ID:bUBadv90.net
曜母「あら、おはよう」
曜「お、おはよう！」
ﾋﾟｯ
テレビ「……昨日、28日の夜に大規模な火災があった事件で……」
曜「……！」
曜「……昨日28日……」
曜「……てことは今日が……29日……」
曜「千歌ちゃんが死ぬ……3日前……」
曜「お、おはよう！」
ﾋﾟｯ
テレビ「……昨日、28日の夜に大規模な火災があった事件で……」
曜「……！」
曜「……昨日28日……」
曜「……てことは今日が……29日……」
曜「千歌ちゃんが死ぬ……3日前……」
18: 2016/11/17(木) 17:17:43.08 ID:bUBadv90.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
31: 2016/11/17(木) 20:28:37.24 ID:bUBadv90.net
カフェ
店員「ご注文のアイスコーヒーでございます」
曜「ど、どうも……」
曜（……）
曜（千歌ちゃんとは店内で待ち合わせって……）
曜（……い、居た……！）
曜（本当に……千歌ちゃんだ……）
店員「ご注文のアイスコーヒーでございます」
曜「ど、どうも……」
曜（……）
曜（千歌ちゃんとは店内で待ち合わせって……）
曜（……い、居た……！）
曜（本当に……千歌ちゃんだ……）
32: 2016/11/17(木) 20:29:11.29 ID:bUBadv90.net
千歌「あ！曜ちゃーん！おはよー！」
曜「……お、おはよう……！」
千歌「暑い中急に呼び出しちゃったりしてごめんね？」
曜「ううん、私は大丈夫だよ」
曜「千歌ちゃんこそ、わざわざ内浦から来てくれて……」
曜「いつもみたいに私が千歌ちゃんの家に行くのでも良かったのに」
曜「……お、おはよう……！」
千歌「暑い中急に呼び出しちゃったりしてごめんね？」
曜「ううん、私は大丈夫だよ」
曜「千歌ちゃんこそ、わざわざ内浦から来てくれて……」
曜「いつもみたいに私が千歌ちゃんの家に行くのでも良かったのに」
33: 2016/11/17(木) 20:29:43.81 ID:bUBadv90.net
千歌「そんな！暑い中大変だよ！」
千歌「手伝ってもらうのは私だし……外に出た方が良い歌詞も思いつくかなって」
曜「……そっか」
曜「じゃあ一緒に歌詞考えよっか」
千歌「手伝ってもらうのは私だし……外に出た方が良い歌詞も思いつくかなって」
曜「……そっか」
曜「じゃあ一緒に歌詞考えよっか」
34: 2016/11/17(木) 20:30:20.38 ID:bUBadv90.net
曜（……）
曜（全く同じ会話だ……）
曜（多少言葉の選び方が違うけど、内容は同じ……）
曜（間違いなく私が一度経験した8月29日だ……）
曜（……てことは……）
曜（きっとこのままだと千歌ちゃんは……）
曜（3日後に……）
曜（全く同じ会話だ……）
曜（多少言葉の選び方が違うけど、内容は同じ……）
曜（間違いなく私が一度経験した8月29日だ……）
曜（……てことは……）
曜（きっとこのままだと千歌ちゃんは……）
曜（3日後に……）
35: 2016/11/17(木) 20:30:46.54 ID:bUBadv90.net
曜（……でも）
曜（このコーヒーカップ……）
曜（割ってみたら……）
ｽｯ
ｶﾞｼｬｧﾝ
千歌「！？」
曜（……）
曜（このコーヒーカップ……）
曜（割ってみたら……）
ｽｯ
ｶﾞｼｬｧﾝ
千歌「！？」
曜（……）
36: 2016/11/17(木) 20:31:23.78 ID:bUBadv90.net
千歌「大丈夫！？コップ落としちゃったの！？」
曜「……！」
曜「う、うん……ごめん……」
店員「お客様、大丈夫ですか？」
曜「す、すみません……手が滑っちゃって……」
曜「……！」
曜「う、うん……ごめん……」
店員「お客様、大丈夫ですか？」
曜「す、すみません……手が滑っちゃって……」
37: 2016/11/17(木) 20:32:04.51 ID:bUBadv90.net
千歌「怪我は？無い？」
曜「うん、大丈夫だよ」
千歌「そっかぁ、良かった良かった！」
千歌「女の子なんだから怪我には気をつけなきゃだめだよ？」
曜「そ、そうだよね……気をつけるよ」
曜「うん、大丈夫だよ」
千歌「そっかぁ、良かった良かった！」
千歌「女の子なんだから怪我には気をつけなきゃだめだよ？」
曜「そ、そうだよね……気をつけるよ」
38: 2016/11/17(木) 20:32:37.56 ID:bUBadv90.net
曜（……）
曜（か、変わった……！）
曜（千歌ちゃんとこんな会話したこと無い……）
曜（……前回の29日ではこんな事は無かった）
曜（新しい会話）
曜（もうこの時点で過去の繰り返しじゃ無い……！）
曜（か、変わった……！）
曜（千歌ちゃんとこんな会話したこと無い……）
曜（……前回の29日ではこんな事は無かった）
曜（新しい会話）
曜（もうこの時点で過去の繰り返しじゃ無い……！）
39: 2016/11/17(木) 20:33:09.94 ID:bUBadv90.net
曜（……）
曜（……何で8月29日に戻ったのかはわからない……）
曜（でも、そんなの関係ない）
曜（……もしかしたら……）
曜（もしかしたら……変えられるかもしれない……）
曜（千歌ちゃんが死なない未来に……！）
曜「ごめん千歌ちゃん、袖にコーヒーかかっちゃったから洗ってくるね」
曜（……何で8月29日に戻ったのかはわからない……）
曜（でも、そんなの関係ない）
曜（……もしかしたら……）
曜（もしかしたら……変えられるかもしれない……）
曜（千歌ちゃんが死なない未来に……！）
曜「ごめん千歌ちゃん、袖にコーヒーかかっちゃったから洗ってくるね」
40: 2016/11/17(木) 20:33:30.10 ID:bUBadv90.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
42: 2016/11/17(木) 20:33:59.60 ID:bUBadv90.net
カフェ 洗面所
曜（……）
曜（確か千歌ちゃんは3日後、8月31日の18時前後に倒れて……）
曜（約一時間後に死亡が確認された）
曜（死因は心臓発作）
曜（……）
曜（確か千歌ちゃんは3日後、8月31日の18時前後に倒れて……）
曜（約一時間後に死亡が確認された）
曜（死因は心臓発作）
43: 2016/11/17(木) 20:34:38.20 ID:bUBadv90.net
曜（私が分かってるのはこのくらいかな）
曜（正確な時間が分からないのが怖いけど……昨日のあの状態で時間なんて気にして無かったから仕方よね）
曜（でも原因が分かれば……後は……！）
曜（正確な時間が分からないのが怖いけど……昨日のあの状態で時間なんて気にして無かったから仕方よね）
曜（でも原因が分かれば……後は……！）
44: 2016/11/17(木) 20:35:04.76 ID:bUBadv90.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
45: 2016/11/17(木) 20:35:33.20 ID:bUBadv90.net
カフェ 店内
曜「ごめん千歌ちゃん、おまたせ」
千歌「シミちゃんと取れた？」
曜「うん、ばっちりだよ」
千歌「そっか、良かったね」
曜「それより千歌ちゃん」
千歌「ん？」
曜「ごめん千歌ちゃん、おまたせ」
千歌「シミちゃんと取れた？」
曜「うん、ばっちりだよ」
千歌「そっか、良かったね」
曜「それより千歌ちゃん」
千歌「ん？」
46: 2016/11/17(木) 20:37:00.39 ID:bUBadv90.net
曜「最近体調はどう？」
千歌「へ？体調？」
千歌「うーん……特には変わりないかなぁ……」
曜「本当に？これっぽっちも変わらない？」
千歌「うーん……強いて言えば……」
千歌「昨日ついケーキを2つ食べちゃった位かなぁ？」
千歌「へ？体調？」
千歌「うーん……特には変わりないかなぁ……」
曜「本当に？これっぽっちも変わらない？」
千歌「うーん……強いて言えば……」
千歌「昨日ついケーキを2つ食べちゃった位かなぁ？」
47: 2016/11/17(木) 20:38:03.12 ID:bUBadv90.net
千歌「いつもは誘惑に負けずにがまんしてるんだけど……昨日はつい2つめに手を出しちゃって……」
曜「……」
曜「千歌ちゃん、病院……行こう？」
千歌「……ええ？」
千歌「ケーキ2つ食べちゃうのって病気のせいなの！？」
曜「そうじゃないけど……」
曜「……」
曜「千歌ちゃん、病院……行こう？」
千歌「……ええ？」
千歌「ケーキ2つ食べちゃうのって病気のせいなの！？」
曜「そうじゃないけど……」
48: 2016/11/17(木) 20:38:35.05 ID:bUBadv90.net
千歌「じゃあ……なんで？」
曜「ええとその……」
曜「顔色悪いから……さ」
千歌「ええーっ？」
千歌「昨日は沢山寝たんだけどなぁ……」
千歌「くまとか有る？」
曜「ええとその……」
曜「顔色悪いから……さ」
千歌「ええーっ？」
千歌「昨日は沢山寝たんだけどなぁ……」
千歌「くまとか有る？」
49: 2016/11/17(木) 20:39:13.11 ID:bUBadv90.net
曜「ええっと……くまは大丈夫……だと思う」
曜「と、とにかく、病院に行こう？」
千歌「うーん……」
千歌「千歌は元気いっぱいなんだけど……」
千歌「曜ちゃんがそこまで言うなら……今度行ってみるよ」
曜「今度じゃだめ！今から！」
千歌「ええっ！？今から！？」
曜「と、とにかく、病院に行こう？」
千歌「うーん……」
千歌「千歌は元気いっぱいなんだけど……」
千歌「曜ちゃんがそこまで言うなら……今度行ってみるよ」
曜「今度じゃだめ！今から！」
千歌「ええっ！？今から！？」
50: 2016/11/17(木) 20:40:07.59 ID:bUBadv90.net
千歌「歌詞はどうするの！？」
曜「それ位いつでも手伝ってあげるから」
千歌「ええー……？」
千歌「じゃ、じゃあ保険証とか取ってこないと……」
曜「うん、絶対すぐに行ってね」
千歌「う、うん……」
曜「それ位いつでも手伝ってあげるから」
千歌「ええー……？」
千歌「じゃ、じゃあ保険証とか取ってこないと……」
曜「うん、絶対すぐに行ってね」
千歌「う、うん……」
51: 2016/11/17(木) 20:40:34.46 ID:bUBadv90.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
65: 2016/11/18(金) 18:16:54.55 ID:EyO4WU8O.net
渡辺家 自室
曜「やった！」
曜「これで治療を受けられれば千歌ちゃんは死なない！」
曜「未来は変わる！」
曜「これからも千歌ちゃんと、Aqoursの皆と楽しく過ごせる！」
曜「やった！」
曜「これで治療を受けられれば千歌ちゃんは死なない！」
曜「未来は変わる！」
曜「これからも千歌ちゃんと、Aqoursの皆と楽しく過ごせる！」
66: 2016/11/18(金) 18:17:46.14 ID:EyO4WU8O.net
曜「もうあんな思いしなくて済むんだ！」
曜「もう……あんな……！」
曜「あんな……！」
曜「……」
曜「……良かった……」
曜「……千歌ちゃん……！良かった……！」
曜「もう……あんな……！」
曜「あんな……！」
曜「……」
曜「……良かった……」
曜「……千歌ちゃん……！良かった……！」
67: 2016/11/18(金) 18:18:12.94 ID:EyO4WU8O.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
68: 2016/11/18(金) 18:18:59.44 ID:EyO4WU8O.net
翌朝
【曜ちゃんおはよう！
昨日曜ちゃんが行った通りお医者さんに行ってきたよ～
でもやっぱり何処にも異状は無いみたい(*^^*)
心配してくれてありがとね！】
曜「え……」
曜「何それ……」
【曜ちゃんおはよう！
昨日曜ちゃんが行った通りお医者さんに行ってきたよ～
でもやっぱり何処にも異状は無いみたい(*^^*)
心配してくれてありがとね！】
曜「え……」
曜「何それ……」
69: 2016/11/18(金) 18:19:29.92 ID:EyO4WU8O.net
曜「なんで……？」
曜「明日にはもう死んじゃうのに……何も異状が無いなんて……」
曜「そんなはず無い……ありえないって！」
曜「このままじゃ……また千歌ちゃんは……！」
曜「……っ！」
曜「明日にはもう死んじゃうのに……何も異状が無いなんて……」
曜「そんなはず無い……ありえないって！」
曜「このままじゃ……また千歌ちゃんは……！」
曜「……っ！」
70: 2016/11/18(金) 18:20:22.70 ID:EyO4WU8O.net
ﾋﾟｯ
prrrr
曜「もしもし！」
千歌「あ！曜ちゃんおはよう！メール見てくれ……」
曜「今すぐ駅前に来て！」
千歌「え？い、今すぐって……」
曜「今すぐに！」
prrrr
曜「もしもし！」
千歌「あ！曜ちゃんおはよう！メール見てくれ……」
曜「今すぐ駅前に来て！」
千歌「え？い、今すぐって……」
曜「今すぐに！」
71: 2016/11/18(金) 18:20:57.41 ID:EyO4WU8O.net
千歌「ど、どうしたの？凄く焦ってるみたいだけど……」
曜「説明は後！時間がないの！」
千歌「……わ、わかったよ……じゃあすぐそっちに向かうね？」
曜「うん！とにかく急いで！」
千歌「うん……」
曜「説明は後！時間がないの！」
千歌「……わ、わかったよ……じゃあすぐそっちに向かうね？」
曜「うん！とにかく急いで！」
千歌「うん……」
72: 2016/11/18(金) 18:21:25.34 ID:EyO4WU8O.net
曜「あ！保険証も持ってきて！」
千歌「ほ、保険証……？病院なら昨日……」
曜「いいから！」
千歌「わ、わかった……」
千歌「ほ、保険証……？病院なら昨日……」
曜「いいから！」
千歌「わ、わかった……」
73: 2016/11/18(金) 18:22:10.21 ID:EyO4WU8O.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
74: 2016/11/18(金) 18:22:45.04 ID:EyO4WU8O.net
三島市街
曜「お、おえぇぇぇ！」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ
千歌「！？」
曜「はぁーっ、はぁーっ」
曜「何で……何で……！」
千歌「曜ちゃん！？」
曜「お、おえぇぇぇ！」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ
千歌「！？」
曜「はぁーっ、はぁーっ」
曜「何で……何で……！」
千歌「曜ちゃん！？」
75: 2016/11/18(金) 18:23:22.01 ID:EyO4WU8O.net
曜「大丈夫……大丈夫だから……」
曜「早く……次の病院に……」
千歌「全然大丈夫じゃないよ！」
千歌「どうしちゃったの曜ちゃん！？」
千歌「沼津中の病院で異状無いって言われたんだよ？」
千歌「そろそろ帰ろうよ……」
曜「早く……次の病院に……」
千歌「全然大丈夫じゃないよ！」
千歌「どうしちゃったの曜ちゃん！？」
千歌「沼津中の病院で異状無いって言われたんだよ？」
千歌「そろそろ帰ろうよ……」
76: 2016/11/18(金) 18:23:54.92 ID:EyO4WU8O.net
曜「だめ！」
曜「絶対に何か有るはずなの！」
曜「何もないなんて事……絶対ありえない……！」
曜「絶対……絶対絶対！」
曜「絶対絶対絶対！」
曜「絶対に何か有るはずなの！」
曜「何もないなんて事……絶対ありえない……！」
曜「絶対……絶対絶対！」
曜「絶対絶対絶対！」
77: 2016/11/18(金) 18:24:58.12 ID:EyO4WU8O.net
千歌「……」
千歌「……そんなこと無いよ……」
千歌「千歌はいつもどおり元気だよ？」
千歌「変なところなんか何処にもないもん！」
曜「だからそんなはずは……」
千歌「じゃあ聞くけど……千歌の何処が変なの？」
千歌「……そんなこと無いよ……」
千歌「千歌はいつもどおり元気だよ？」
千歌「変なところなんか何処にもないもん！」
曜「だからそんなはずは……」
千歌「じゃあ聞くけど……千歌の何処が変なの？」
78: 2016/11/18(金) 18:25:32.82 ID:EyO4WU8O.net
曜「……それは……」
千歌「……」
曜「……でも！何かが……」
千歌「もう！」
千歌「今は千歌より曜ちゃんの方がよっぽど変だよ！」
千歌「どう見ても曜ちゃんは普通じゃない……」
曜「そんな事……」
千歌「……」
曜「……でも！何かが……」
千歌「もう！」
千歌「今は千歌より曜ちゃんの方がよっぽど変だよ！」
千歌「どう見ても曜ちゃんは普通じゃない……」
曜「そんな事……」
79: 2016/11/18(金) 18:26:22.80 ID:EyO4WU8O.net
千歌「そんな事有るよ！」
曜「……！」
千歌「もう……これ以上何も変わらないから……」
曜「……」
千歌「……帰ろ？」
曜「……！」
千歌「もう……これ以上何も変わらないから……」
曜「……」
千歌「……帰ろ？」
80: 2016/11/18(金) 18:26:51.99 ID:EyO4WU8O.net
曜「……っ！」
千歌「ね……？」
曜「……」
曜「……う、うん……」
千歌「ね……？」
曜「……」
曜「……う、うん……」
81: 2016/11/18(金) 18:27:26.78 ID:EyO4WU8O.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
82: 2016/11/18(金) 18:27:53.66 ID:EyO4WU8O.net
また夜に更新します
87: 2016/11/18(金) 20:52:17.49 ID:EyO4WU8O.net
帰り道
曜「何で何で何で何で！」
曜「このままじゃ千歌ちゃんが死んじゃう！」
曜「明日には発作が来ちゃうのに！」
曜「どうしようどうしよう……頭が回らない……」
曜「考えがまとまらない！」
曜「でもすぐにまとめないと……！」
曜「何で何で何で何で！」
曜「このままじゃ千歌ちゃんが死んじゃう！」
曜「明日には発作が来ちゃうのに！」
曜「どうしようどうしよう……頭が回らない……」
曜「考えがまとまらない！」
曜「でもすぐにまとめないと……！」
88: 2016/11/18(金) 20:52:51.08 ID:EyO4WU8O.net
曜「考えないと……！」
曜「何か！何か！」
曜「今からでも……何か……！」
曜「何か……！」
曜「何かぁ……」
曜「何でも良いからぁ……」
曜「うぅ……」
曜「何か！何か！」
曜「今からでも……何か……！」
曜「何か……！」
曜「何かぁ……」
曜「何でも良いからぁ……」
曜「うぅ……」
89: 2016/11/18(金) 20:53:40.35 ID:EyO4WU8O.net
曜「……」
曜「はぁ……はぁ……」
曜「上手く行くと……思ったのに……」
曜「また千歌ちゃんと歌ったり踊ったり……できると……」
曜「9人全員で……アイドル……」
曜「はぁ……はぁ……」
曜「上手く行くと……思ったのに……」
曜「また千歌ちゃんと歌ったり踊ったり……できると……」
曜「9人全員で……アイドル……」
90: 2016/11/18(金) 20:54:09.82 ID:EyO4WU8O.net
曜「……」
曜「もうあんなの……嫌だよぉ……」
曜「死んだ……千歌ちゃんなんてぇ……」
曜「何か……何かぁ……」
曜「何でも……良いからぁ……」
曜「……」
曜「もうあんなの……嫌だよぉ……」
曜「死んだ……千歌ちゃんなんてぇ……」
曜「何か……何かぁ……」
曜「何でも……良いからぁ……」
曜「……」
91: 2016/11/18(金) 20:54:41.19 ID:EyO4WU8O.net
曜（……！？）
曜（く、苦しい……！）
曜（……呼吸が……！）
曜（手足も……痺れて……）
曜（く、苦しい……！）
曜（……呼吸が……！）
曜（手足も……痺れて……）
92: 2016/11/18(金) 20:55:06.32 ID:EyO4WU8O.net
曜（視界も……）
曜（何……これ……）
曜「……っ！」
ｸﾗｯ
ﾊﾞﾀﾝ
曜（何……これ……）
曜「……っ！」
ｸﾗｯ
ﾊﾞﾀﾝ
93: 2016/11/18(金) 20:55:42.81 ID:EyO4WU8O.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
94: 2016/11/18(金) 20:56:12.50 ID:EyO4WU8O.net
病院
曜（……）
曜（あれ？）
曜（ここどこだろう……？）
曜（……）
曜（……）
曜（あれ？）
曜（ここどこだろう……？）
曜（……）
95: 2016/11/18(金) 20:57:10.84 ID:EyO4WU8O.net
曜（私……）
曜「……！」
曜「そ、そうだ！千歌ちゃんが！」
曜母「曜！気がついたの！」
曜「あれ……？お母さん……？」
曜「……！」
曜「そ、そうだ！千歌ちゃんが！」
曜母「曜！気がついたの！」
曜「あれ……？お母さん……？」
96: 2016/11/18(金) 20:57:42.91 ID:EyO4WU8O.net
曜母「もう……心配かけさせないでよ……」
曜「……ここ……病院？なんで私が……？」
曜母「あなた……道端で倒れたのよ」
曜「倒れた……？」
曜「あっ！」
曜（そうだ……私……帰り道で……パニックになって……）
曜「……ここ……病院？なんで私が……？」
曜母「あなた……道端で倒れたのよ」
曜「倒れた……？」
曜「あっ！」
曜（そうだ……私……帰り道で……パニックになって……）
97: 2016/11/18(金) 20:58:27.56 ID:EyO4WU8O.net
曜母「お医者さんは過呼吸じゃないかって言ってたわよ？」
曜母「病院から連絡があった時はびっくりしちゃったんだから……！」
曜母「たまたま倒れたのが病院のそばだったから良かったけど……」
曜「……え？」
曜母「気分はどう？大丈夫……？」
曜「病院の……そばで倒れた……？」
曜母「病院から連絡があった時はびっくりしちゃったんだから……！」
曜母「たまたま倒れたのが病院のそばだったから良かったけど……」
曜「……え？」
曜母「気分はどう？大丈夫……？」
曜「病院の……そばで倒れた……？」
98: 2016/11/18(金) 20:59:04.92 ID:EyO4WU8O.net
曜母「ん？うん、そうよ？」
曜「……！」
曜「てことは私……倒れてすぐにお医者さんに診てもらえたんだよね……！」
曜母「え？ええ……そうだけど……」
曜「それだよ！」
曜母「ど、どうしたの！？」
曜「……！」
曜「てことは私……倒れてすぐにお医者さんに診てもらえたんだよね……！」
曜母「え？ええ……そうだけど……」
曜「それだよ！」
曜母「ど、どうしたの！？」
99: 2016/11/18(金) 20:59:33.05 ID:EyO4WU8O.net
曜（なんでこんな簡単なことに気が付かなかったんだろう！）
曜（発作が起こってから千歌ちゃんが死ぬまで一時間近くある……）
曜（だったら発作が起こった直後に診てもらえれば……命だけならもしかしたら……！）
曜（……行ける！）
曜（今度こそ千歌ちゃんを助けられる！）
曜（千歌ちゃん……！）
曜（今度こそ……絶対に……！）
曜（発作が起こってから千歌ちゃんが死ぬまで一時間近くある……）
曜（だったら発作が起こった直後に診てもらえれば……命だけならもしかしたら……！）
曜（……行ける！）
曜（今度こそ千歌ちゃんを助けられる！）
曜（千歌ちゃん……！）
曜（今度こそ……絶対に……！）
100: 2016/11/18(金) 21:00:00.49 ID:EyO4WU8O.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
110: 2016/11/19(土) 22:13:27.66 ID:m7/CVaXF.net
渡辺家 曜の部屋
曜（……）
【千歌ちゃん、夜遅くにごめんね
明日の17時頃に沼津駅前に来てもらえないかな？】
【さっきはごめんね、気分は落ち着いた？
17時なら大丈夫だけど……
明日は台風が来るっていう話だよ？】
曜（……）
【千歌ちゃん、夜遅くにごめんね
明日の17時頃に沼津駅前に来てもらえないかな？】
【さっきはごめんね、気分は落ち着いた？
17時なら大丈夫だけど……
明日は台風が来るっていう話だよ？】
111: 2016/11/19(土) 22:13:56.43 ID:m7/CVaXF.net
曜（……台風……？）
曜（前回の31日は晴れだったのに……）
曜（……）
曜（……天気なんて関係ない）
曜（何が何でも千歌ちゃんを呼ばないと……）
曜（前回の31日は晴れだったのに……）
曜（……）
曜（……天気なんて関係ない）
曜（何が何でも千歌ちゃんを呼ばないと……）
112: 2016/11/19(土) 22:14:27.68 ID:m7/CVaXF.net
【すごく大事な話があって、明日じゃないと駄目なの
申し訳ないんだけどバスとかで来てもらえないかな？】
曜（……）
【そんなに大事な話なの？
曜ちゃんがそこまで言うなら頑張ってそっちに行くけど……
曜ちゃんも体調良くないみたいだから気をつけてね】
曜（……よし）
申し訳ないんだけどバスとかで来てもらえないかな？】
曜（……）
【そんなに大事な話なの？
曜ちゃんがそこまで言うなら頑張ってそっちに行くけど……
曜ちゃんも体調良くないみたいだから気をつけてね】
曜（……よし）
114: 2016/11/19(土) 22:14:57.85 ID:m7/CVaXF.net
曜（17時から病院の前で待ってれば……発作が来てもお医者さんが何とかしてくれるはず……）
曜（……大丈夫……発作が来てから死ぬまでのタイムリミットは一時間）
曜（大丈夫……今度こそは必ず……）
曜（千歌ちゃんの命だけは……必ず……！）
曜（……大丈夫……発作が来てから死ぬまでのタイムリミットは一時間）
曜（大丈夫……今度こそは必ず……）
曜（千歌ちゃんの命だけは……必ず……！）
115: 2016/11/19(土) 22:15:59.88 ID:m7/CVaXF.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
116: 2016/11/19(土) 22:22:57.87 ID:m7/CVaXF.net
翌日
テレビ「先程嵐の影響を受け静岡県沼津市で土砂崩れが起りました、怪我人は出ませんでしたが、土砂が撤去されるまで一部道路が通行止めとなっております」
曜「……本当……だ……」
千歌「お姉ちゃんたちも車で出かけちゃってるからどうしても行けないの！」
千歌「大切な話だったのかもしれないけど……ごめんね……」
テレビ「先程嵐の影響を受け静岡県沼津市で土砂崩れが起りました、怪我人は出ませんでしたが、土砂が撤去されるまで一部道路が通行止めとなっております」
曜「……本当……だ……」
千歌「お姉ちゃんたちも車で出かけちゃってるからどうしても行けないの！」
千歌「大切な話だったのかもしれないけど……ごめんね……」
117: 2016/11/19(土) 22:23:35.97 ID:m7/CVaXF.net
曜「……嘘……」
曜「……」
千歌「あれ？曜ちゃーん？もしもし？聞こえてるー？」
曜（嘘……何で……）
千歌「もしかして電波悪い？」
曜「……」
千歌「あれ？曜ちゃーん？もしもし？聞こえてるー？」
曜（嘘……何で……）
千歌「もしかして電波悪い？」
118: 2016/11/19(土) 22:24:04.43 ID:m7/CVaXF.net
曜（……何で……そんな……！）
曜（酷い……酷いよぉ……）
曜（酷い酷い酷い……！）
曜（まるで何かが千歌ちゃんを〇そうとしてるみたいに……）
曜（千歌ちゃんが悪いことをしたみたいに……）
曜（酷い……酷いよぉ……）
曜（酷い酷い酷い……！）
曜（まるで何かが千歌ちゃんを〇そうとしてるみたいに……）
曜（千歌ちゃんが悪いことをしたみたいに……）
119: 2016/11/19(土) 22:24:43.11 ID:m7/CVaXF.net
曜（千歌ちゃんは何もしてないのに……）
曜（悪いこと何て……何も……）
曜（どうして千歌ちゃんにだけこんな……）
曜（こんな酷いこと……するんだろう……）
曜（どうして……）
曜（悪いこと何て……何も……）
曜（どうして千歌ちゃんにだけこんな……）
曜（こんな酷いこと……するんだろう……）
曜（どうして……）
120: 2016/11/19(土) 22:25:12.17 ID:m7/CVaXF.net
曜（……っ！）
曜（……今は15時28分……）
曜（タイムリミットまで約3時間半……）
曜「千歌……ちゃん……」
千歌「ん？」
曜「走って……来てくれないかな……」
曜（……今は15時28分……）
曜（タイムリミットまで約3時間半……）
曜「千歌……ちゃん……」
千歌「ん？」
曜「走って……来てくれないかな……」
121: 2016/11/19(土) 22:25:48.38 ID:m7/CVaXF.net
千歌「え？走るって……ええ！？」
千歌「は、走るの！？この嵐の中！？」
曜「お願い……お願いだから……」
千歌「さ、流石にそれは……」
千歌「凄く時間かかっちゃうし……何より危な……」
曜「お願いだから！！！」
千歌「は、走るの！？この嵐の中！？」
曜「お願い……お願いだから……」
千歌「さ、流石にそれは……」
千歌「凄く時間かかっちゃうし……何より危な……」
曜「お願いだから！！！」
122: 2016/11/19(土) 22:26:44.91 ID:m7/CVaXF.net
千歌「……！」
曜「……お願い……」
曜「お願い……うぅ……お願いだからぁ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
千歌「……曜ちゃん……」
曜「このままじゃ……このままじゃあ……！」
曜「……お願い……」
曜「お願い……うぅ……お願いだからぁ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
千歌「……曜ちゃん……」
曜「このままじゃ……このままじゃあ……！」
123: 2016/11/19(土) 22:27:30.41 ID:m7/CVaXF.net
千歌「……」
曜「うぅ……千歌ちゃん……！」
千歌「そんな……泣かないでよ……」
曜「でもこのままじゃ……私……私……！」
千歌「……」
千歌「……わかった」
曜「……え？」
曜「うぅ……千歌ちゃん……！」
千歌「そんな……泣かないでよ……」
曜「でもこのままじゃ……私……私……！」
千歌「……」
千歌「……わかった」
曜「……え？」
125: 2016/11/19(土) 22:29:07.44 ID:m7/CVaXF.net
千歌「曜ちゃんが千歌にどんな話をしてくれるのかはわからないけど……」
千歌「何があってもそっちに行く」
曜「……千歌……ちゃん……？」
千歌「だから……泣かないで？」
千歌「千歌がそっちに行く代わりに曜ちゃんはもう泣かないで？」
千歌「それを約束してくれるならそっちに行く！」
千歌「何があってもそっちに行く」
曜「……千歌……ちゃん……？」
千歌「だから……泣かないで？」
千歌「千歌がそっちに行く代わりに曜ちゃんはもう泣かないで？」
千歌「それを約束してくれるならそっちに行く！」
126: 2016/11/19(土) 22:32:18.36 ID:m7/CVaXF.net
曜「……！」
曜「……ありがとう……！」
千歌「ううん……」
千歌「今まで私の涙を拭いてくれたのは曜ちゃんだったから」
千歌「たまにはは私も拭いてあげたいって……思っただけだから……」
曜「……ありがとう……！」
千歌「ううん……」
千歌「今まで私の涙を拭いてくれたのは曜ちゃんだったから」
千歌「たまにはは私も拭いてあげたいって……思っただけだから……」
127: 2016/11/19(土) 22:33:04.93 ID:m7/CVaXF.net
曜「……」
曜「千歌ちゃん……私絶対……！」
曜「……」
曜（……自分の命に代えても……助けるから……！）
千歌「絶対……？」
曜「ううん！何でもない！」
曜「私もそっちに迎えに行くから！」
千歌「わかった！気をつけてね！」
曜「うん……！」
曜「千歌ちゃん……私絶対……！」
曜「……」
曜（……自分の命に代えても……助けるから……！）
千歌「絶対……？」
曜「ううん！何でもない！」
曜「私もそっちに迎えに行くから！」
千歌「わかった！気をつけてね！」
曜「うん……！」
128: 2016/11/19(土) 22:36:16.50 ID:m7/CVaXF.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
129: 2016/11/19(土) 22:39:06.19 ID:m7/CVaXF.net
ｻﾞｱｧｧｧ
曜「……」
曜「あ……うぁ……」
曜「何……それ……」
曜「……何で……どうして……」
曜「……」
曜「……千歌……ちゃん……」
曜「起……きて……」
曜「起きてよ……千歌ちゃん……」
曜「私……もう……」ﾌﾗｯ
ﾊﾞﾀﾝ
曜「……」
曜「あ……うぁ……」
曜「何……それ……」
曜「……何で……どうして……」
曜「……」
曜「……千歌……ちゃん……」
曜「起……きて……」
曜「起きてよ……千歌ちゃん……」
曜「私……もう……」ﾌﾗｯ
ﾊﾞﾀﾝ
130: 2016/11/19(土) 22:40:01.76 ID:m7/CVaXF.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
146: 2016/11/20(日) 16:18:30.44 ID:vssyBdGp.net
渡辺家 自室
曜（……）
曜（また……）
曜（また……8月29日だ……）
曜（また……千歌ちゃんは死んだ……）
曜（……）
曜（……）
曜（また……）
曜（また……8月29日だ……）
曜（また……千歌ちゃんは死んだ……）
曜（……）
147: 2016/11/20(日) 16:18:58.81 ID:vssyBdGp.net
曜（私は千歌ちゃんと早く合流するため千歌ちゃんを迎えに行った）
曜（でも16時半頃、倒れた人を見つけた）
曜（死んだ千歌ちゃんだった）
曜（予定より早い死……）
曜（でも16時半頃、倒れた人を見つけた）
曜（死んだ千歌ちゃんだった）
曜（予定より早い死……）
148: 2016/11/20(日) 16:20:00.81 ID:vssyBdGp.net
曜（千歌ちゃんは多分車にはねられて）
曜（そのまま床に頭を叩きつけて死んだんだと思う）
曜（車道の上に放置されてたし……頭から血が出ていたから多分そう）
曜（発作じゃ無かった……）
曜（きっと千歌ちゃんは急いでいたせいで注意が散漫になったんだと思う）
曜（私が急がせたせいで）
曜（そのまま床に頭を叩きつけて死んだんだと思う）
曜（車道の上に放置されてたし……頭から血が出ていたから多分そう）
曜（発作じゃ無かった……）
曜（きっと千歌ちゃんは急いでいたせいで注意が散漫になったんだと思う）
曜（私が急がせたせいで）
149: 2016/11/20(日) 16:20:40.26 ID:vssyBdGp.net
曜（……）
曜（千歌ちゃんの死体を見つけた私はショックで気を失って）
曜（目が覚めたらまた8月29日に戻ってた）
曜（また……8月の29日に……）
曜（じゃあ……また……）
曜（また千歌ちゃんが死ぬところを見ないと行けないの……？）
曜（あんな光景をまた……）
曜（また……）
曜（千歌ちゃんの死体を見つけた私はショックで気を失って）
曜（目が覚めたらまた8月29日に戻ってた）
曜（また……8月の29日に……）
曜（じゃあ……また……）
曜（また千歌ちゃんが死ぬところを見ないと行けないの……？）
曜（あんな光景をまた……）
曜（また……）
150: 2016/11/20(日) 16:21:16.98 ID:vssyBdGp.net
曜（……）
曜（……そんな……）
曜（……そんなの……）
曜（……）
曜（助からないのかな……）
曜（……）
曜（……そんな……）
曜（……そんなの……）
曜（……）
曜（助からないのかな……）
曜（……）
151: 2016/11/20(日) 16:21:46.82 ID:vssyBdGp.net
曜（……もう結果決まってて）
曜（私がどんなに足掻こうと結果は変わらず）
曜（千歌ちゃんが死ぬところを）
曜（何度も何度も）
曜（何度も何度も何度も何度も）
曜（ループしたこの世界の中でただ眺めてる事しかできないの……？）
曜（私がどんなに足掻こうと結果は変わらず）
曜（千歌ちゃんが死ぬところを）
曜（何度も何度も）
曜（何度も何度も何度も何度も）
曜（ループしたこの世界の中でただ眺めてる事しかできないの……？）
152: 2016/11/20(日) 16:22:19.84 ID:vssyBdGp.net
曜（なら……何のために……）
曜（……）
曜（……このループは私が千歌ちゃんを助ける為に……神さまがくれたチャンスだと思ってた……）
曜（でもそれは間違ってたのかもしれない……）
曜（ただ、私に千歌ちゃんの死を見せるだけの……）
曜（変わらない結果に足掻いて無意味に失敗する私を馬鹿にするための……）
曜（それだけのものなのかもしれない……）
曜（……）
曜（……このループは私が千歌ちゃんを助ける為に……神さまがくれたチャンスだと思ってた……）
曜（でもそれは間違ってたのかもしれない……）
曜（ただ、私に千歌ちゃんの死を見せるだけの……）
曜（変わらない結果に足掻いて無意味に失敗する私を馬鹿にするための……）
曜（それだけのものなのかもしれない……）
153: 2016/11/20(日) 16:23:03.41 ID:vssyBdGp.net
曜（それなら……）
曜（どんなに抵抗しても意味がないなら……）
曜（もう見たくない……）
曜（私はもう千歌ちゃんが死ぬところを……見たくない……）
曜（……）
曜（ごめん……千歌ちゃん……）
曜（どんなに抵抗しても意味がないなら……）
曜（もう見たくない……）
曜（私はもう千歌ちゃんが死ぬところを……見たくない……）
曜（……）
曜（ごめん……千歌ちゃん……）
154: 2016/11/20(日) 16:23:56.10 ID:vssyBdGp.net
曜（……）
prrrr
曜（……）
prrrr
曜（……ああ……そっか……）
prrrr ?
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
prrrr
曜（……）
prrrr
曜（……ああ……そっか……）
prrrr ?
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
155: 2016/11/20(日) 16:24:28.15 ID:vssyBdGp.net
曜（千歌ちゃんから電話が来るんだった……）
曜（……）
pr......
曜（……）
曜（全部忘れて……）
曜（二度寝……しよ……）
曜（……）
pr......
曜（……）
曜（全部忘れて……）
曜（二度寝……しよ……）
157: 2016/11/20(日) 16:25:32.49 ID:vssyBdGp.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
159: 2016/11/20(日) 16:29:08.24 ID:vssyBdGp.net
8月31日朝 曜の部屋
曜（……）
曜（……あぁ……）
曜（もう……31日……）
曜（……）
曜（千歌ちゃんが死ぬ日……）
曜（……）
曜（……あぁ……）
曜（もう……31日……）
曜（……）
曜（千歌ちゃんが死ぬ日……）
161: 2016/11/20(日) 16:29:54.31 ID:vssyBdGp.net
曜（……）
曜（……忘れなきゃ……）
曜（もう……何がどうなっても……）
曜（全部……どうでもいい……）
曜（私には何も変えられない……）
曜（千歌ちゃんを救う事なんて……）
曜（千歌ちゃん……）
曜（……忘れなきゃ……）
曜（もう……何がどうなっても……）
曜（全部……どうでもいい……）
曜（私には何も変えられない……）
曜（千歌ちゃんを救う事なんて……）
曜（千歌ちゃん……）
162: 2016/11/20(日) 16:30:24.06 ID:vssyBdGp.net
曜（……）
曜（……）
曜（……）
曜（……千歌ちゃんはいつも私を救ってくれたのに……）
曜（私は……千歌ちゃんに……何も……）
曜（……）
曜（……）
曜（……）
曜（……千歌ちゃんはいつも私を救ってくれたのに……）
曜（私は……千歌ちゃんに……何も……）
曜（……）
163: 2016/11/20(日) 16:30:55.42 ID:vssyBdGp.net
曜（千歌ちゃんは私が悩んでたら一緒に答えを探してくれたし……）
曜（辛いときはそばに居てくれたし……！）
曜（嬉しいときは一緒に笑ってくれたのに！）
曜（それなのに私は……私は……！）
曜（千歌ちゃんに……何も……！）
曜（……っ！）
曜（辛いときはそばに居てくれたし……！）
曜（嬉しいときは一緒に笑ってくれたのに！）
曜（それなのに私は……私は……！）
曜（千歌ちゃんに……何も……！）
曜（……っ！）
164: 2016/11/20(日) 16:31:26.88 ID:vssyBdGp.net
曜（それどころか……私は今……千歌ちゃんを見〇しにしようとしてる……！）
曜（自分が辛いからって逃げて……！）
曜（千歌ちゃんに何の恩返しもせず自分も死んで逃げようと考えてる……！）
曜（そんな……そんなのは……！）
曜（自分が辛いからって逃げて……！）
曜（千歌ちゃんに何の恩返しもせず自分も死んで逃げようと考えてる……！）
曜（そんな……そんなのは……！）
165: 2016/11/20(日) 16:32:02.27 ID:vssyBdGp.net
曜（そんな……そんなのは……！）
曜「うぅ……うぐ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
曜「ぐす……千歌ちゃん……千歌ちゃん……！」
曜「私……私……！」
曜「どうしたら良いの……！」
曜「何で……私達がこんな目に……」
曜「うぅ……うぐ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
曜「ぐす……千歌ちゃん……千歌ちゃん……！」
曜「私……私……！」
曜「どうしたら良いの……！」
曜「何で……私達がこんな目に……」
166: 2016/11/20(日) 16:32:37.31 ID:vssyBdGp.net
ﾋﾟﾛﾘﾝ
曜「……！」
曜（また……ラインだ……）
曜（……今まで全部無視して見なかったけど……）
曜（……）
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
曜「……！」
曜（また……ラインだ……）
曜（……今まで全部無視して見なかったけど……）
曜（……）
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
167: 2016/11/20(日) 16:33:35.24 ID:vssyBdGp.net
千歌【おーい曜ちゃん！】
千歌【最近全然ライン見てないみたいだけど大丈夫？】
千歌【最近は忙しいのかな？】
千歌【他の皆も返事が来なくて心配してるよ？】
千歌【昨日と一昨日の飛び込み練習も行かなかったんでしょ？】
千歌【何か大変な事があった訳じゃないよね？】
千歌【何かあったんだとしたら……】
千歌【千歌とか……Aqoursの皆にも相談してね！】
千歌【なんて……忙しいとしたら千歌迷惑だね】
千歌【最近全然ライン見てないみたいだけど大丈夫？】
千歌【最近は忙しいのかな？】
千歌【他の皆も返事が来なくて心配してるよ？】
千歌【昨日と一昨日の飛び込み練習も行かなかったんでしょ？】
千歌【何か大変な事があった訳じゃないよね？】
千歌【何かあったんだとしたら……】
千歌【千歌とか……Aqoursの皆にも相談してね！】
千歌【なんて……忙しいとしたら千歌迷惑だね】
168: 2016/11/20(日) 16:34:20.62 ID:vssyBdGp.net
曜（迷惑だなんて……）
曜（千歌ちゃん……今も私の事を……）
曜（こんな些細なことでしか無いのに……）
曜（……）
曜（やっぱり……忘れる事なんてできない……）
曜（千歌ちゃん……今も私の事を……）
曜（こんな些細なことでしか無いのに……）
曜（……）
曜（やっぱり……忘れる事なんてできない……）
169: 2016/11/20(日) 16:35:05.97 ID:vssyBdGp.net
曜（こんな友達……もう二度とできないよ……）
曜（ごめん千歌ちゃん……私……最低だ……）
曜（あんな事考えるなんて……）
曜（千歌ちゃんを〇すなんて……！）
曜（……）
曜（ごめん千歌ちゃん……私……最低だ……）
曜（あんな事考えるなんて……）
曜（千歌ちゃんを〇すなんて……！）
曜（……）
170: 2016/11/20(日) 16:35:32.97 ID:vssyBdGp.net
曜（嵐は来てない……）
曜（助けなきゃ……千歌ちゃんを……！）
曜（運命が近千歌ちゃんを〇そうとしても関係ない！）
曜（絶対に……千歌ちゃんを……！）
曜（助けなきゃ……千歌ちゃんを……！）
曜（運命が近千歌ちゃんを〇そうとしても関係ない！）
曜（絶対に……千歌ちゃんを……！）
171: 2016/11/20(日) 16:36:41.82 ID:vssyBdGp.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
179: 2016/11/21(月) 01:28:20.92 ID:dmKxSoCz.net
ちょっと今夜中には厳しいんで明日書きます
184: 2016/11/21(月) 22:29:38.69 ID:dmKxSoCz.net
十千
曜「す、すみませーん」
志満「はい？」
曜「わ、渡辺曜です！千歌ちゃん居ますか？」
志満「あら曜ちゃん、ちょっと待っててね」
曜「はい……！」
曜「……」
曜「す、すみませーん」
志満「はい？」
曜「わ、渡辺曜です！千歌ちゃん居ますか？」
志満「あら曜ちゃん、ちょっと待っててね」
曜「はい……！」
曜「……」
185: 2016/11/21(月) 22:34:02.25 ID:dmKxSoCz.net
志満「千歌ー！曜ちゃんよー！」
千歌「え？本当！？」
ﾀｯﾀｯﾀｯ
千歌「曜ちゃん！」
曜「おはよ、千歌ちゃん」
千歌「連絡くれないから心配したんだよ？」
千歌「大丈夫？何かあったの？」
千歌「え？本当！？」
ﾀｯﾀｯﾀｯ
千歌「曜ちゃん！」
曜「おはよ、千歌ちゃん」
千歌「連絡くれないから心配したんだよ？」
千歌「大丈夫？何かあったの？」
186: 2016/11/21(月) 22:34:40.13 ID:dmKxSoCz.net
曜「……」
曜「千歌ちゃん、その事はあとで話すから……一緒に沼津まで来てくれないかな？」
千歌「沼津？今から？」
曜「うん」
千歌「い、良いけど……何かあるの？」
曜「……それも後で話すから……」
曜「千歌ちゃん、その事はあとで話すから……一緒に沼津まで来てくれないかな？」
千歌「沼津？今から？」
曜「うん」
千歌「い、良いけど……何かあるの？」
曜「……それも後で話すから……」
188: 2016/11/21(月) 22:35:37.81 ID:dmKxSoCz.net
曜「とにかく大事な用事があるから……何も聞かずについてきて欲しいの」
千歌「……」
千歌「うん、わかった」
千歌「今から支度するから少し待ってて？」
曜「……ありがとう、千歌ちゃん」
千歌「……」
千歌「うん、わかった」
千歌「今から支度するから少し待ってて？」
曜「……ありがとう、千歌ちゃん」
189: 2016/11/21(月) 22:37:59.03 ID:dmKxSoCz.net
バス内
曜「……」
千歌「……」
曜「千歌ちゃんはさ……」
千歌「ん？」
曜「……」
曜「寿命があと1日だとしたら……」
曜「……何をしたい……？」
曜「……」
千歌「……」
曜「千歌ちゃんはさ……」
千歌「ん？」
曜「……」
曜「寿命があと1日だとしたら……」
曜「……何をしたい……？」
193: 2016/11/21(月) 23:53:36.83 ID:dmKxSoCz.net
千歌「曜ちゃんと二人でね、今までの楽しかった思い出について話すの！」
千歌「それで……これだけ楽しい思い出が有るんだから……」
千歌「今日が最後の日だとしても、悲しむ必要は無いんだって……」
千歌「むしろこんなに幸せで怖いくらいだったねって」
千歌「そう言って二人で笑うの！」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「それで……これだけ楽しい思い出が有るんだから……」
千歌「今日が最後の日だとしても、悲しむ必要は無いんだって……」
千歌「むしろこんなに幸せで怖いくらいだったねって」
千歌「そう言って二人で笑うの！」
曜「千歌ちゃん……」
194: 2016/11/21(月) 23:54:20.63 ID:dmKxSoCz.net
千歌「私……千歌ちゃんに出会えて良かったな」
千歌「神様には感謝してもしきれないよ……！」
曜「……」
曜「千歌ちゃん……私……」
曜「100年経っても……一緒にいたい……！」
千歌「……うん……！」
千歌「私もだよ……」
曜「千歌ちゃん……大好き……！」
千歌「神様には感謝してもしきれないよ……！」
曜「……」
曜「千歌ちゃん……私……」
曜「100年経っても……一緒にいたい……！」
千歌「……うん……！」
千歌「私もだよ……」
曜「千歌ちゃん……大好き……！」
206: 2016/11/22(火) 12:28:47.87 ID:cn+E/NrM.net
>>194
一行目誤植です
正しくは
千歌「私……曜ちゃんに出会えて良かったな」
です
一行目誤植です
正しくは
千歌「私……曜ちゃんに出会えて良かったな」
です
195: 2016/11/22(火) 00:00:46.76 ID:cn+E/NrM.net
ﾊﾟｧﾝ!
千歌「あぅっ……！？」
曜「……え」
女「皆さん動かないでください、私の言う事を聞けない方から一人ずつ死んでもらいます」
女「そこの女の子みたいに……」
曜「……あ……ぁ……！」
千歌「あぅっ……！？」
曜「……え」
女「皆さん動かないでください、私の言う事を聞けない方から一人ずつ死んでもらいます」
女「そこの女の子みたいに……」
曜「……あ……ぁ……！」
196: 2016/11/22(火) 00:01:36.93 ID:cn+E/NrM.net
女「……」
曜「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁあ！」
女「……うるさいぞ、黙れ」
曜「千歌ちゃん！千歌ちゃん！」
女「……」
ﾊﾟｧﾝ!
曜「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁあ！」
女「……うるさいぞ、黙れ」
曜「千歌ちゃん！千歌ちゃん！」
女「……」
ﾊﾟｧﾝ!
197: 2016/11/22(火) 00:02:04.28 ID:cn+E/NrM.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
209: 2016/11/23(水) 01:10:55.21 ID:gbhZOCuO.net
曜「……！」
曜（……）
曜（また……29日……）
曜（……）
曜（バスジャック犯の弾は私のお腹を撃ち抜いた……）
曜（……奇跡的に私は死ななかった）
曜（……）
曜（また……29日……）
曜（……）
曜（バスジャック犯の弾は私のお腹を撃ち抜いた……）
曜（……奇跡的に私は死ななかった）
210: 2016/11/23(水) 01:11:59.21 ID:gbhZOCuO.net
曜（バスジャックが始まってから数時間が経った頃、警察が私達を開放した）
曜（犯人は身代金目的ではなく政治的な主張をするために事件を起こした）
曜（そんな下らない理由のために千歌ちゃんを〇した）
曜（……）
曜（犯人は身代金目的ではなく政治的な主張をするために事件を起こした）
曜（そんな下らない理由のために千歌ちゃんを〇した）
曜（……）
211: 2016/11/23(水) 01:14:04.01 ID:gbhZOCuO.net
曜（……考えてみればこのループ……どうやったら止められるんだろう……）
曜（千歌ちゃんを助ける事に夢中になりすぎて忘れてたけど……）
曜（……もしかしたら千歌ちゃんを助ける事ができても私はこの三日間から出られないのかもしれない……）
曜（……）
曜（千歌ちゃんを助ける事に夢中になりすぎて忘れてたけど……）
曜（……もしかしたら千歌ちゃんを助ける事ができても私はこの三日間から出られないのかもしれない……）
曜（……）
212: 2016/11/23(水) 01:20:01.92 ID:gbhZOCuO.net
曜（……凄く怖い……）
曜（……私は一生ここから出られない……）
曜（永遠に……永遠に同じ日を繰り返す……）
ｿﾞｸｯ
曜（……！）
曜（……だめだ！そんな事を考えたら本当に何もできなくなる！）
曜（……私は一生ここから出られない……）
曜（永遠に……永遠に同じ日を繰り返す……）
ｿﾞｸｯ
曜（……！）
曜（……だめだ！そんな事を考えたら本当に何もできなくなる！）
213: 2016/11/23(水) 01:20:41.30 ID:gbhZOCuO.net
曜（……それに千歌ちゃんが死んだ日からループが始まったんだから、千歌ちゃんを助ければ9月1日が来るかもしれない！）
曜（そう信じないと……！）
曜（……）
prrrr
ﾋﾟｯ
曜「……もしもし」
曜（そう信じないと……！）
曜（……）
prrrr
ﾋﾟｯ
曜「……もしもし」
215: 2016/11/23(水) 01:22:18.94 ID:gbhZOCuO.net
善子「あ！もしもし！曜さん？」
曜「！？」
曜「よ、善子ちゃん！？」
善子「善子じゃなくてヨハネ！」
曜「え？ち、千歌ちゃんじゃあ……」
善子「だからヨハネよ！」
曜「！？」
曜「よ、善子ちゃん！？」
善子「善子じゃなくてヨハネ！」
曜「え？ち、千歌ちゃんじゃあ……」
善子「だからヨハネよ！」
216: 2016/11/23(水) 01:22:52.09 ID:gbhZOCuO.net
曜（……まだ何も行動してないのに変化が起きてる……）
曜（千歌ちゃんから電話が来るところまではいつも変化が無いのに……）
曜（……一体何で……）
曜（……）
曜（千歌ちゃんから電話が来るところまではいつも変化が無いのに……）
曜（……一体何で……）
曜（……）
217: 2016/11/23(水) 01:23:31.93 ID:gbhZOCuO.net
曜（……いや、変化ならあった……）
曜（私の記憶……）
曜（私が何度もループをして、新しい記憶が刻まれること自体この世界に変化をもたらしているのかもしれない……）
曜（……だとしたら私がループを繰り返せば繰り返すほど新しい記憶が刻まれて……）
曜（どんどん千歌ちゃんの死を予測できなくなる……）
曜（私の記憶……）
曜（私が何度もループをして、新しい記憶が刻まれること自体この世界に変化をもたらしているのかもしれない……）
曜（……だとしたら私がループを繰り返せば繰り返すほど新しい記憶が刻まれて……）
曜（どんどん千歌ちゃんの死を予測できなくなる……）
218: 2016/11/23(水) 01:24:49.67 ID:gbhZOCuO.net
善子「……曜さん？」
曜「……」
善子「曜さーん！」
曜「……え？」
善子「どうしたのよ、ちょっと変よ？」
曜「……」
善子「曜さーん！」
曜「……え？」
善子「どうしたのよ、ちょっと変よ？」
219: 2016/11/23(水) 01:26:12.89 ID:gbhZOCuO.net
曜「え？いや、何でもない！」
善子「……」
曜「ご、ごめん……」
善子「……」
善子「……今日時間ある？」
曜「え？き、今日？」
善子「……」
曜「ご、ごめん……」
善子「……」
善子「……今日時間ある？」
曜「え？き、今日？」
220: 2016/11/23(水) 01:26:54.87 ID:gbhZOCuO.net
曜「……」
曜「ごめん、考えないといけないことがあって……」
善子「だから誘ってるのよ」
曜「え？」
善子「何か……悩み事があるんでしょ？」
曜「……！」
曜「ごめん、考えないといけないことがあって……」
善子「だから誘ってるのよ」
曜「え？」
善子「何か……悩み事があるんでしょ？」
曜「……！」
221: 2016/11/23(水) 01:27:45.44 ID:gbhZOCuO.net
曜「な、何でそれを……」
善子「話してればわかるわよ」
善子「ぼーっとしてるみたいだし、千歌さんと私を間違えるのも変よ」
曜「それは……」
善子「千歌さんと……何かあったの？」
曜「いや……何かあった訳じゃ……」
善子「じゃあ何なのよ」
善子「話してればわかるわよ」
善子「ぼーっとしてるみたいだし、千歌さんと私を間違えるのも変よ」
曜「それは……」
善子「千歌さんと……何かあったの？」
曜「いや……何かあった訳じゃ……」
善子「じゃあ何なのよ」
222: 2016/11/23(水) 01:28:28.58 ID:gbhZOCuO.net
曜「……」
善子「……」
曜「……」
善子「……ああもう！今は家に居るの？」
曜「え？う、うん」
善子「じゃあそこで待ってなさい！」
曜「え？そ、それって……」
善子「……」
曜「……」
善子「……ああもう！今は家に居るの？」
曜「え？う、うん」
善子「じゃあそこで待ってなさい！」
曜「え？そ、それって……」
223: 2016/11/23(水) 01:28:56.58 ID:gbhZOCuO.net
ﾋﾟｯ
曜「あ……」
曜「切れた……」
曜「……」
曜「あ……」
曜「切れた……」
曜「……」
224: 2016/11/23(水) 01:31:15.02 ID:gbhZOCuO.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
225: 2016/11/23(水) 01:31:55.07 ID:gbhZOCuO.net
今夜はここまでで
231: 2016/11/23(水) 16:31:06.62 ID:KHkpAmxJ.net
数分後
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
曜「は、はーい！」
ｶﾞﾁｬ
善子「……！」
曜「……？」
善子「曜さん……」
善子「まるで別人みたいな顔してるわよ……」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
曜「は、はーい！」
ｶﾞﾁｬ
善子「……！」
曜「……？」
善子「曜さん……」
善子「まるで別人みたいな顔してるわよ……」
232: 2016/11/23(水) 16:32:01.70 ID:KHkpAmxJ.net
曜「え……ほ、本当？」
善子「……凄くやつれてる……」
曜「……」
善子「何があったのよ……」
善子「……凄くやつれてる……」
曜「……」
善子「何があったのよ……」
233: 2016/11/23(水) 16:32:52.22 ID:KHkpAmxJ.net
曜「……まだ……何も……」
善子「……」
善子「……お茶でも行きましょうか」
曜「……うん……」
善子「……」
善子「……お茶でも行きましょうか」
曜「……うん……」
234: 2016/11/23(水) 16:33:45.33 ID:KHkpAmxJ.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
236: 2016/11/23(水) 16:35:43.44 ID:KHkpAmxJ.net
喫茶店
善子「誰かに相談したの？」
曜「……ううん」
善子「……何で相談しないのよ……」
曜「だって……」
善子「……」
善子「誰かに相談したの？」
曜「……ううん」
善子「……何で相談しないのよ……」
曜「だって……」
善子「……」
237: 2016/11/23(水) 16:36:38.35 ID:KHkpAmxJ.net
善子「私じゃ信用できないの？」
曜「……そんな事無いよ……！」
善子「じゃあ聞かせてよ」
善子「そんな暗い顔した曜さん初めて見たわよ？」
善子「絶対普通じゃない……」
曜「……でも……」
曜「……そんな事無いよ……！」
善子「じゃあ聞かせてよ」
善子「そんな暗い顔した曜さん初めて見たわよ？」
善子「絶対普通じゃない……」
曜「……でも……」
238: 2016/11/23(水) 16:37:14.01 ID:KHkpAmxJ.net
善子「……」
善子「……私や……Aqoursの皆は曜さんの味方なのよ？」
善子「曜さんが今どんな事で悩んでても私は貴方を助けるわ」
善子「きっとAqoursの皆もそう」
善子「私も曜さんには色々なところで助けられた」
善子「だからたまには私達の事も頼って？」
善子「そのための仲間でしょ？」
善子「……私や……Aqoursの皆は曜さんの味方なのよ？」
善子「曜さんが今どんな事で悩んでても私は貴方を助けるわ」
善子「きっとAqoursの皆もそう」
善子「私も曜さんには色々なところで助けられた」
善子「だからたまには私達の事も頼って？」
善子「そのための仲間でしょ？」
239: 2016/11/23(水) 16:37:45.83 ID:KHkpAmxJ.net
曜「……こんな話聞いても信じられるわけ……無いし……」
善子「……」
善子「それは聞いてみないと分からないわ」
善子「どうせ減るもんじゃ無いんだから話してみなさいよ……」
曜「……」
曜「実は……」
善子「……」
善子「それは聞いてみないと分からないわ」
善子「どうせ減るもんじゃ無いんだから話してみなさいよ……」
曜「……」
曜「実は……」
240: 2016/11/23(水) 16:38:44.16 ID:KHkpAmxJ.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
241: 2016/11/23(水) 16:40:03.02 ID:KHkpAmxJ.net
善子「……」
曜「……」
善子「……今すぐ同じ話をAqoursの皆にしましょう」
曜「……え？」
曜「こ、こんな話……信じてくれるの……！？」
善子「……」
曜「……」
善子「……今すぐ同じ話をAqoursの皆にしましょう」
曜「……え？」
曜「こ、こんな話……信じてくれるの……！？」
善子「……」
242: 2016/11/23(水) 16:40:46.68 ID:KHkpAmxJ.net
善子「正直……信じるとか信じないとか……そう言うのはまだ分からない……」
善子「ぶっ飛んだ話だし……まだ私の頭の処理が追いついてないから……」
曜「……」
善子「……でも……」
善子「ぶっ飛んだ話だし……まだ私の頭の処理が追いついてないから……」
曜「……」
善子「……でも……」
244: 2016/11/23(水) 16:41:47.90 ID:KHkpAmxJ.net
善子「あなたの悩んでることは分かったし……どうすればあなたがいつもみたいに戻るのかも分かった」
曜「……！」
善子「要するに千歌さんが死ななければ問題ないのよね」
曜「そ、そうだけど……！」
善子「だったら人数は多いに越した事は無いでしょ？」
曜「う、うん……！」
善子「そうと決まったら手分けして皆に電話するわよ」
曜「……！」
善子「要するに千歌さんが死ななければ問題ないのよね」
曜「そ、そうだけど……！」
善子「だったら人数は多いに越した事は無いでしょ？」
曜「う、うん……！」
善子「そうと決まったら手分けして皆に電話するわよ」
245: 2016/11/23(水) 16:42:17.76 ID:KHkpAmxJ.net
曜「……」
善子「……なにぼーっとしてるのよ」
曜「……あり……がと……」
善子「ん？」
曜「ありがと……善子ちゃん……！」
曜「こんな話……誰にも信じてもらえなくて……ずっと一人で頑張らないと行けないと思っ待てたから……」
善子「……なにぼーっとしてるのよ」
曜「……あり……がと……」
善子「ん？」
曜「ありがと……善子ちゃん……！」
曜「こんな話……誰にも信じてもらえなくて……ずっと一人で頑張らないと行けないと思っ待てたから……」
246: 2016/11/23(水) 16:42:44.78 ID:KHkpAmxJ.net
曜「怖かった……ずっと怖かった……！」
善子「……」
曜「……本当に……ありがとう……」
善子「……」
善子「大変だったのね……」
善子「一緒に……頑張りましょうね」
善子「……」
曜「……本当に……ありがとう……」
善子「……」
善子「大変だったのね……」
善子「一緒に……頑張りましょうね」
247: 2016/11/23(水) 16:43:41.35 ID:KHkpAmxJ.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
260: 2016/11/26(土) 11:29:37.18 ID:Qm/qG8Fl.net
翌日 浦ノ星女学院 部室
曜「……こんな話……信じてくれるかな……」
鞠莉「……」
千歌「そ、それって……」
ダイヤ「……」
花丸「……」
曜「……こんな話……信じてくれるかな……」
鞠莉「……」
千歌「そ、それって……」
ダイヤ「……」
花丸「……」
261: 2016/11/26(土) 11:30:37.90 ID:Qm/qG8Fl.net
ルビィ「千歌さんが明日死んじゃうなんて……」
果南「……それに……ループって……」
梨子「……そんなの……」
曜「……」
曜「そう……だよね……」
千歌「……」
果南「……それに……ループって……」
梨子「……そんなの……」
曜「……」
曜「そう……だよね……」
千歌「……」
262: 2016/11/26(土) 11:31:05.05 ID:Qm/qG8Fl.net
千歌「……私は……」
千歌「……」
千歌「毎日楽しんで生きてきたから……後悔は無いつもりだったけど……」
千歌「……こうやって皆と一緒に居ると……やっぱりこの先もずっと曜ちゃんや皆と一緒に居たくなる……」
曜「……」
千歌「……」
千歌「毎日楽しんで生きてきたから……後悔は無いつもりだったけど……」
千歌「……こうやって皆と一緒に居ると……やっぱりこの先もずっと曜ちゃんや皆と一緒に居たくなる……」
曜「……」
263: 2016/11/26(土) 11:31:32.30 ID:Qm/qG8Fl.net
千歌「急に明日死んじゃうって言われても……あんまり実感はわかないけど……」
千歌「私……まだ生きていられるなら生きていたいな」
千歌「わがままかもしれないけど……曜ちゃんが助けてくれるなら……わたしを生かして欲しい……」
千歌「だって……私曜ちゃんや皆に何もお返しできてないから……」
曜「……！」
千歌「私……まだ生きていられるなら生きていたいな」
千歌「わがままかもしれないけど……曜ちゃんが助けてくれるなら……わたしを生かして欲しい……」
千歌「だって……私曜ちゃんや皆に何もお返しできてないから……」
曜「……！」
264: 2016/11/26(土) 11:31:58.82 ID:Qm/qG8Fl.net
千歌「……それだけが心残りなの……」
千歌「……」
千歌「私は曜ちゃんの事、信じるよ」
千歌「だから……」
千歌「……」
千歌「私は曜ちゃんの事、信じるよ」
千歌「だから……」
265: 2016/11/26(土) 11:32:46.91 ID:Qm/qG8Fl.net
曜「助けたい！」
曜「私も千歌ちゃんを助けたいの……！」
曜「でもね……私……」
曜「今までは一人で失敗ばかりしてきた……」
曜「私一人の力では限界なの……」
曜「だから……皆にも手伝って欲しい……！」
曜「もう千歌ちゃんが死ぬ所を見たくない！」
曜「今度こそ千歌ちゃんを助けたいの！」
曜「お願い！わたしに協力してください！」
曜「私も千歌ちゃんを助けたいの……！」
曜「でもね……私……」
曜「今までは一人で失敗ばかりしてきた……」
曜「私一人の力では限界なの……」
曜「だから……皆にも手伝って欲しい……！」
曜「もう千歌ちゃんが死ぬ所を見たくない！」
曜「今度こそ千歌ちゃんを助けたいの！」
曜「お願い！わたしに協力してください！」
266: 2016/11/26(土) 11:33:38.06 ID:Qm/qG8Fl.net
ダイヤ「……」
果南「……」
花丸「曜ちゃん……」
梨子「正直私達もパニックになってて……」
梨子「その話をどう受け取れば良いのか分からない……」
梨子「でもね、どんな内容であれあなたが頼ってくれる限り……私はあなたを助けるよ」
曜「……！」
曜「梨子ちゃん……！」
果南「……」
花丸「曜ちゃん……」
梨子「正直私達もパニックになってて……」
梨子「その話をどう受け取れば良いのか分からない……」
梨子「でもね、どんな内容であれあなたが頼ってくれる限り……私はあなたを助けるよ」
曜「……！」
曜「梨子ちゃん……！」
267: 2016/11/26(土) 11:34:41.61 ID:Qm/qG8Fl.net
鞠莉「もちろん私達もね！」
ルビィ「曜さん……大変だったんだね……」
曜「皆……！」
曜「……ありがとう」
曜「私ったら本当に馬鹿だ……」
曜「なんでもっと早く言わなかったんだろう……」
曜「こんなに素敵な友達が沢山いるのに……」
ルビィ「曜さん……大変だったんだね……」
曜「皆……！」
曜「……ありがとう」
曜「私ったら本当に馬鹿だ……」
曜「なんでもっと早く言わなかったんだろう……」
曜「こんなに素敵な友達が沢山いるのに……」
268: 2016/11/26(土) 11:37:25.67 ID:Qm/qG8Fl.net
善子「本当よ」
善子「だから早く相談しなさいって言ったの！」
曜「……善子ちゃんの言うとおりだったね」
善子「だからヨハネだってば！」
善子「だから早く相談しなさいって言ったの！」
曜「……善子ちゃんの言うとおりだったね」
善子「だからヨハネだってば！」
269: 2016/11/26(土) 11:39:03.05 ID:Qm/qG8Fl.net
ダイヤ「ちょっと、じゃれ合ってる暇はありませんわ」
善子「じゃれ合ってないわよ！」
ダイヤ「千歌さんを助けるなら早急に動く必要が有りますわ」
ダイヤ「今この時もタイムリミットは迫ってるんでしょう？」
曜「うん……！」
曜「皆……本当にありがとう！」
曜「これできっと……千歌ちゃんを……！」
善子「じゃれ合ってないわよ！」
ダイヤ「千歌さんを助けるなら早急に動く必要が有りますわ」
ダイヤ「今この時もタイムリミットは迫ってるんでしょう？」
曜「うん……！」
曜「皆……本当にありがとう！」
曜「これできっと……千歌ちゃんを……！」
270: 2016/11/26(土) 11:39:31.16 ID:Qm/qG8Fl.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
276: 2016/11/26(土) 20:59:02.62 ID:t0QGbmDm.net
渡辺家 曜の部屋
梨子「お、お邪魔しまーす……」
千歌「曜ちゃん家にお泊りなんて中学の時以来だね」
曜「そうだね」
千歌「懐かしいなぁ……」
曜「いい？9月1日が来るまで絶対に3人離れちゃだめだよ？」
千歌「うん、分かってる！」
曜「お風呂の時もだよ？」
千歌「分かってる分かってる！」
曜「トイレの時もだよ？」
千歌「分かってる分かってる……ええ！？」
梨子「ええ！？」
梨子「お、お邪魔しまーす……」
千歌「曜ちゃん家にお泊りなんて中学の時以来だね」
曜「そうだね」
千歌「懐かしいなぁ……」
曜「いい？9月1日が来るまで絶対に3人離れちゃだめだよ？」
千歌「うん、分かってる！」
曜「お風呂の時もだよ？」
千歌「分かってる分かってる！」
曜「トイレの時もだよ？」
千歌「分かってる分かってる……ええ！？」
梨子「ええ！？」
277: 2016/11/26(土) 20:59:29.67 ID:t0QGbmDm.net
千歌「ト、トイレの時も……！？」
曜「当たり前だよ！いつ何が起きるかわからないんだから！」
千歌「うぅ……分かったよぉ……」
曜「さあ、ご飯食べてもう寝よう！」
曜「当たり前だよ！いつ何が起きるかわからないんだから！」
千歌「うぅ……分かったよぉ……」
曜「さあ、ご飯食べてもう寝よう！」
278: 2016/11/26(土) 21:00:08.80 ID:t0QGbmDm.net
曜「明日に疲れは残しておけないよ！」
梨子「うん、そうだね」
千歌「やったあ！曜ちゃんのお母さんが作るご飯って美味しいんだよ！」
梨子「そうなんだ！楽しみだね」
曜「いっぱい食べて明日に備えてね！」
梨子「うん、そうだね」
千歌「やったあ！曜ちゃんのお母さんが作るご飯って美味しいんだよ！」
梨子「そうなんだ！楽しみだね」
曜「いっぱい食べて明日に備えてね！」
279: 2016/11/26(土) 21:00:36.09 ID:t0QGbmDm.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
280: 2016/11/26(土) 21:04:46.45 ID:t0QGbmDm.net
千歌「おやすみ～！」
曜「おやすみ！」
梨子「おやすみなさい」
千歌「……何だかお泊り会みたい」
曜「もう！遊びじゃ無いんだよ？」
千歌「ごめんごめん！」
梨子「電気消すね？」
曜「うん」
ﾊﾟｯ
曜「おやすみ！」
梨子「おやすみなさい」
千歌「……何だかお泊り会みたい」
曜「もう！遊びじゃ無いんだよ？」
千歌「ごめんごめん！」
梨子「電気消すね？」
曜「うん」
ﾊﾟｯ
281: 2016/11/26(土) 21:07:04.73 ID:t0QGbmDm.net
曜（……）
曜（千歌ちゃんの死の時間は毎回変化する……）
曜（ただ、今の所確実なのは8月31日の内にその時が来るってことだけ……）
曜（……）
曜（とはいえ夜は視界も悪いし明らかに危険が多い）
曜（今まで昼まで千歌ちゃんが死ななかったことも踏まえて行動開始は日の出後）
曜（千歌ちゃんの死の時間は毎回変化する……）
曜（ただ、今の所確実なのは8月31日の内にその時が来るってことだけ……）
曜（……）
曜（とはいえ夜は視界も悪いし明らかに危険が多い）
曜（今まで昼まで千歌ちゃんが死ななかったことも踏まえて行動開始は日の出後）
282: 2016/11/26(土) 21:08:07.76 ID:t0QGbmDm.net
曜（今は20時30分）
曜（起床時間は5時、支度をして6時に家を出る）
曜（明日1日、皆で千歌ちゃんを警護する）
曜（千歌ちゃんの周りを私、梨子ちゃん、果南ちゃん、善子ちゃんの四人で囲みながら歩く）
曜（ダイヤさんと鞠莉ちゃんが私達の通り道の大体50メートル先を行って危険が無いか確認する）
曜（花丸ちゃんとルビィちゃんが私達に危険が無いか大体50メートル後ろから確認する）
曜（起床時間は5時、支度をして6時に家を出る）
曜（明日1日、皆で千歌ちゃんを警護する）
曜（千歌ちゃんの周りを私、梨子ちゃん、果南ちゃん、善子ちゃんの四人で囲みながら歩く）
曜（ダイヤさんと鞠莉ちゃんが私達の通り道の大体50メートル先を行って危険が無いか確認する）
曜（花丸ちゃんとルビィちゃんが私達に危険が無いか大体50メートル後ろから確認する）
283: 2016/11/26(土) 21:08:47.08 ID:t0QGbmDm.net
曜（このままに病院の前に辿り付ければ後はその場で待機）
曜（2、3年生で千歌ちゃんの周りを警護）
曜（1年生で周りに危険が無いか確認をする）
曜（そのまま1日を乗り切れれば……）
曜（ここまで徹底してるんだもん、絶対に何とかなる）
曜（2、3年生で千歌ちゃんの周りを警護）
曜（1年生で周りに危険が無いか確認をする）
曜（そのまま1日を乗り切れれば……）
曜（ここまで徹底してるんだもん、絶対に何とかなる）
284: 2016/11/26(土) 21:09:29.32 ID:t0QGbmDm.net
曜（それに、今回は仲間もいる）
曜（頑張らないと）
曜（……）
曜（……もう寝なきゃ）
曜（頑張らないと）
曜（……）
曜（……もう寝なきゃ）
285: 2016/11/26(土) 21:09:56.92 ID:t0QGbmDm.net
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286: 2016/11/26(土) 21:11:31.68 ID:t0QGbmDm.net
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
曜「はーい」
ｶﾞﾁｬ
鞠莉「チャオ！」
ダイヤ「おはようございます曜さん、1、3年生は皆準備万端ですわ」
曜「……」
曜「千歌ちゃん、梨子ちゃん、準備はできた？」
千歌「うん、千歌は大丈夫だよ」
梨子「私も大丈夫」
曜「……そっか」
曜「じゃあ……行こっか」
曜「はーい」
ｶﾞﾁｬ
鞠莉「チャオ！」
ダイヤ「おはようございます曜さん、1、3年生は皆準備万端ですわ」
曜「……」
曜「千歌ちゃん、梨子ちゃん、準備はできた？」
千歌「うん、千歌は大丈夫だよ」
梨子「私も大丈夫」
曜「……そっか」
曜「じゃあ……行こっか」
287: 2016/11/26(土) 21:12:02.12 ID:t0QGbmDm.net
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298: 2016/11/27(日) 20:04:00.14 ID:2op9uCsh.net
沼津市街
鞠莉「ちかっち！こっちからなら車道を避けて通れるよ！」
千歌「う、うん、分かった！」
果南「待って」
ダイヤ「何ですの！？」
果南「そこの家に立てかかってる鉄パイプ、危ないよ」
果南「迂回した方がいいよ」
鞠莉「ちかっち！こっちからなら車道を避けて通れるよ！」
千歌「う、うん、分かった！」
果南「待って」
ダイヤ「何ですの！？」
果南「そこの家に立てかかってる鉄パイプ、危ないよ」
果南「迂回した方がいいよ」
299: 2016/11/27(日) 20:04:30.47 ID:IBoEoz7a.net
沼津市街
鞠莉「ちかっち！こっちからなら車道を避けて通れるよ！」
千歌「う、うん、分かった！」
果南「待って」
ダイヤ「何ですの！？」
果南「そこの家に立てかかってる鉄パイプ、危ないよ」
果南「迂回した方がいいよ」
鞠莉「ちかっち！こっちからなら車道を避けて通れるよ！」
千歌「う、うん、分かった！」
果南「待って」
ダイヤ「何ですの！？」
果南「そこの家に立てかかってる鉄パイプ、危ないよ」
果南「迂回した方がいいよ」
300: 2016/11/27(日) 20:05:51.05 ID:IBoEoz7a.net
鞠莉「……」
鞠莉「じゃあこっちの道から……」
ﾋﾞｭｵｵ
梨子「きゃっ！すごい風……！」
花丸「……！」
花丸「千歌ちゃん！危ない！」
千歌「え？」
善子「馬鹿！避けて！」
鞠莉「じゃあこっちの道から……」
ﾋﾞｭｵｵ
梨子「きゃっ！すごい風……！」
花丸「……！」
花丸「千歌ちゃん！危ない！」
千歌「え？」
善子「馬鹿！避けて！」
301: 2016/11/27(日) 20:06:19.20 ID:IBoEoz7a.net
千歌「うわっと！」
ｶﾞｼｬｧ
梨子「あ、危なかった……」
ルビィ「植木鉢が落ちてくるなんて……」
果南「今の風でその家のベランダから落ちてきたみたい……！」
千歌「は、花丸ちゃんが教えてくれなかったら今頃私……」
ｶﾞｼｬｧ
梨子「あ、危なかった……」
ルビィ「植木鉢が落ちてくるなんて……」
果南「今の風でその家のベランダから落ちてきたみたい……！」
千歌「は、花丸ちゃんが教えてくれなかったら今頃私……」
302: 2016/11/27(日) 20:06:56.80 ID:IBoEoz7a.net
曜「……」
曜「また何か有る前に……急いで病院に行こう」
梨子「そうだね」
ダイヤ「さあ、こっちですわ」
曜「また何か有る前に……急いで病院に行こう」
梨子「そうだね」
ダイヤ「さあ、こっちですわ」
303: 2016/11/27(日) 20:07:34.90 ID:IBoEoz7a.net
曜（……今……初めて死を回避できた……）
曜（やっぱり死の回避は不可能じゃない……）
曜（しっかり対策を立ててすきを作らなければ……今日一日を乗り越えられそう……！）
曜（……皆が支えてくれるから……なんとか……！）
曜（やっぱり死の回避は不可能じゃない……）
曜（しっかり対策を立ててすきを作らなければ……今日一日を乗り越えられそう……！）
曜（……皆が支えてくれるから……なんとか……！）
304: 2016/11/27(日) 20:08:13.23 ID:IBoEoz7a.net
鞠莉「あ、病院が見えてき……」
ダイヤ「ち、千歌さん！」
曜「！？」
ルビィ「く、車が！」
善子「……っ！」ｸﾞｲｯ
千歌「うわっ！」
ダイヤ「ち、千歌さん！」
曜「！？」
ルビィ「く、車が！」
善子「……っ！」ｸﾞｲｯ
千歌「うわっ！」
305: 2016/11/27(日) 20:09:29.49 ID:IBoEoz7a.net
ﾄﾞｵﾝ
果南「また……！？」
鞠莉「ぼーっとしてちゃだめよ！」
鞠莉「善子ちゃんが引っ張ってくれなかったら車に直撃してたわよ！」
千歌「ご、ごめん……」
果南「また……！？」
鞠莉「ぼーっとしてちゃだめよ！」
鞠莉「善子ちゃんが引っ張ってくれなかったら車に直撃してたわよ！」
千歌「ご、ごめん……」
306: 2016/11/27(日) 20:12:11.77 ID:IBoEoz7a.net
運転手「す、すみません！だ、大丈夫ですか！？」
善子「ちょっと！どこ見て運転してるのよ！」
曜「善子ちゃん！その話は後にしないと！」
善子「で、でも！千歌さんが轢かれかけたのよ！？」
梨子「怒る気持ちもわかるけど……千歌ちゃんに死が迫ってるんだよ！」
梨子「二回も事故が起こりかけたんだもん……曜ちゃんが言う事が本当ならまた何か有ってもおかしくない！」
梨子「千歌ちゃんは生きてるんだから今後の事故を防がないと！」
善子「ちょっと！どこ見て運転してるのよ！」
曜「善子ちゃん！その話は後にしないと！」
善子「で、でも！千歌さんが轢かれかけたのよ！？」
梨子「怒る気持ちもわかるけど……千歌ちゃんに死が迫ってるんだよ！」
梨子「二回も事故が起こりかけたんだもん……曜ちゃんが言う事が本当ならまた何か有ってもおかしくない！」
梨子「千歌ちゃんは生きてるんだから今後の事故を防がないと！」
307: 2016/11/27(日) 20:12:43.12 ID:IBoEoz7a.net
善子「……っ！わかったわよ！」
曜「すみません！私達を急いでるんで！」
運転手「え……ちょっと……！」
千歌「！？」
千歌「……っ！」
千歌「な、何……これ……」ﾊﾞﾀｯ
曜「すみません！私達を急いでるんで！」
運転手「え……ちょっと……！」
千歌「！？」
千歌「……っ！」
千歌「な、何……これ……」ﾊﾞﾀｯ
308: 2016/11/27(日) 20:13:42.14 ID:IBoEoz7a.net
花丸「……！」
善子「え？」
千歌「苦し……！」
果南「千歌！？」
梨子「千歌ちゃん！」
曜「発作だ……！」
善子「え？」
千歌「苦し……！」
果南「千歌！？」
梨子「千歌ちゃん！」
曜「発作だ……！」
309: 2016/11/27(日) 20:14:31.92 ID:IBoEoz7a.net
ダイヤ「千歌さんが……本当に……！」
曜「大丈夫！」
曜「皆のお陰でもう病院の目の前だもん！」
曜「千歌ちゃん！背中に捕まって！」
千歌「う、うん……！」
曜「皆！走ろう！」
曜「大丈夫！」
曜「皆のお陰でもう病院の目の前だもん！」
曜「千歌ちゃん！背中に捕まって！」
千歌「う、うん……！」
曜「皆！走ろう！」
310: 2016/11/27(日) 20:16:24.73 ID:IBoEoz7a.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
311: 2016/11/27(日) 20:17:33.57 ID:IBoEoz7a.net
病院
曜「……」
美渡「……」
志満「……みんなありがとね、千歌の事心配してくれて……」
曜「……い、いえ……」
曜「友達ですから……」
曜「……」
美渡「……」
志満「……みんなありがとね、千歌の事心配してくれて……」
曜「……い、いえ……」
曜「友達ですから……」
312: 2016/11/27(日) 20:18:14.99 ID:IBoEoz7a.net
梨子「……」
花丸「……」
曜（千歌ちゃんのお姉さん達にはAqoursのメンバーで遊びに行く途中にたまたま病院のそばで発作が来たって言ってある……）
曜（……無理矢理な設定だけど信じてもらえたみたい）
花丸「……」
曜（千歌ちゃんのお姉さん達にはAqoursのメンバーで遊びに行く途中にたまたま病院のそばで発作が来たって言ってある……）
曜（……無理矢理な設定だけど信じてもらえたみたい）
313: 2016/11/27(日) 20:19:39.10 ID:IBoEoz7a.net
善子「……」
善子「私……飲み物買ってくるわね」
曜「うん……」
果南「千歌……大丈夫かな……」
曜「……」
曜「……大丈夫」
曜「心臓発作は早期の治療を受けられればほぼ確実に助かるらしいから……」
果南「そ、そうだけど……」
善子「私……飲み物買ってくるわね」
曜「うん……」
果南「千歌……大丈夫かな……」
曜「……」
曜「……大丈夫」
曜「心臓発作は早期の治療を受けられればほぼ確実に助かるらしいから……」
果南「そ、そうだけど……」
314: 2016/11/27(日) 20:20:21.43 ID:IBoEoz7a.net
ｶﾞﾁｬ
医者「……」
曜「……！」
美渡「千歌！」
曜「千歌ちゃん！」
志満「し、手術は終わったんですか！？」
医者「……」
曜「……！」
美渡「千歌！」
曜「千歌ちゃん！」
志満「し、手術は終わったんですか！？」
315: 2016/11/27(日) 20:21:27.97 ID:IBoEoz7a.net
医者「……はい」
花丸「！」
ルビィ「ど、どうだったんですか！」
ダイヤ「千歌さんは助かったんですの！？」
医者「手術は……」
医者「……」
医者「……成功しました」
花丸「！」
ルビィ「ど、どうだったんですか！」
ダイヤ「千歌さんは助かったんですの！？」
医者「手術は……」
医者「……」
医者「……成功しました」
328: 2016/11/28(月) 23:09:22.84 ID:dXVF/AMo.net
鞠莉「後遺症は！？」
医者「ありません」
医者「……退院後はなんの問題もなく日常生活を送れるでしょう」
曜「……！」
花丸「……良かった……！」
ルビィ「これで一安心だね！」
曜「……うん……」
医者「ありません」
医者「……退院後はなんの問題もなく日常生活を送れるでしょう」
曜「……！」
花丸「……良かった……！」
ルビィ「これで一安心だね！」
曜「……うん……」
329: 2016/11/28(月) 23:10:09.09 ID:dXVF/AMo.net
医者「夜までには目が覚めるでしょう、退院時期は様子を見て決めますがあまり時間もかからないはずです」
医者「早期治療が功を奏しました」
果南「……ひとまず安心だね……！」
医者「早期治療が功を奏しました」
果南「……ひとまず安心だね……！」
330: 2016/11/28(月) 23:11:14.28 ID:dXVF/AMo.net
曜「……うぅ……ひぐっ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
曜「うわあぁぁぁぁ！！！」
梨子「曜ちゃん……！」
曜「良かった……良かった……！」
曜「やっと……千歌ちゃんが助かった……！」
曜「ひぐっ……もう……千歌ちゃんが死ぬ所を……見なくてすむ……！」
曜「うわあぁぁぁぁ！！！」
梨子「曜ちゃん……！」
曜「良かった……良かった……！」
曜「やっと……千歌ちゃんが助かった……！」
曜「ひぐっ……もう……千歌ちゃんが死ぬ所を……見なくてすむ……！」
331: 2016/11/28(月) 23:11:34.19 ID:dXVF/AMo.net
曜「辛かった！怖かったよぉ……！」
曜「千歌ちゃん……！千歌ちゃん！」
曜「良かった……！」
果南「……」
曜「千歌ちゃん……！千歌ちゃん！」
曜「良かった……！」
果南「……」
332: 2016/11/28(月) 23:12:06.01 ID:dXVF/AMo.net
果南「曜が一番苦労したんだよね……」
果南「きっと千歌よりもずっと……辛い思いをして……」
曜「うぅぅ……果南ちゃん……！」
果南「……よく頑張ったね、千歌の為に……」
果南「……本当に……ありがとう……」
果南「きっと千歌よりもずっと……辛い思いをして……」
曜「うぅぅ……果南ちゃん……！」
果南「……よく頑張ったね、千歌の為に……」
果南「……本当に……ありがとう……」
333: 2016/11/28(月) 23:12:40.17 ID:dXVF/AMo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
335: 2016/11/28(月) 23:43:07.74 ID:dXVF/AMo.net
数時間後 病室
曜（あれから数時間が経った）
曜（手術終了後は特に千歌ちゃんの命を脅かすような出来事は起こっていない）
曜（きっと千歌ちゃんの死は免れたんだと思う……）
曜（……もっと早く皆に頼っていれば良かった……）
曜（これでまた……千歌ちゃんやAqoursの9人で……）
曜（あれから数時間が経った）
曜（手術終了後は特に千歌ちゃんの命を脅かすような出来事は起こっていない）
曜（きっと千歌ちゃんの死は免れたんだと思う……）
曜（……もっと早く皆に頼っていれば良かった……）
曜（これでまた……千歌ちゃんやAqoursの9人で……）
336: 2016/11/28(月) 23:43:37.95 ID:dXVF/AMo.net
千歌「んうぅ……うぁ……」
果南「千歌！」
曜「！」
千歌「ふあぁ……あれ？ここ……」
果南「千歌！」
曜「！」
千歌「ふあぁ……あれ？ここ……」
337: 2016/11/28(月) 23:44:07.55 ID:dXVF/AMo.net
曜「良かった……気がついた……！」
果南「千歌、急に倒れたの覚えてる？」
千歌「……あ！そっか！」
千歌「曜ちゃんが……救ってくれたんだ……」
曜「私だけじゃないよ……」
曜「私だけじゃ救えなかった……！」
曜「Aqoursの皆が居なかったら……」
果南「千歌、急に倒れたの覚えてる？」
千歌「……あ！そっか！」
千歌「曜ちゃんが……救ってくれたんだ……」
曜「私だけじゃないよ……」
曜「私だけじゃ救えなかった……！」
曜「Aqoursの皆が居なかったら……」
338: 2016/11/28(月) 23:44:43.27 ID:dXVF/AMo.net
千歌「……他のみんなは？」
果南「病室に沢山人がいても迷惑かなって事で、今は私と曜だけだよ」
千歌「そっか……」
千歌「……曜ちゃん……」
千歌「ありがとね」
曜「だからそれは皆に……」
果南「病室に沢山人がいても迷惑かなって事で、今は私と曜だけだよ」
千歌「そっか……」
千歌「……曜ちゃん……」
千歌「ありがとね」
曜「だからそれは皆に……」
339: 2016/11/28(月) 23:45:10.57 ID:dXVF/AMo.net
千歌「ううん」
千歌「もちろん皆にもお礼を言いたい……」
千歌「でも、最初は曜ちゃんなの」
曜「……でも……」
果南「曜が居なかったら今頃千歌も居なかったんだよ？」
果南「一番最初に感謝される位良いんじゃない？」
曜「果南ちゃん……」
千歌「もちろん皆にもお礼を言いたい……」
千歌「でも、最初は曜ちゃんなの」
曜「……でも……」
果南「曜が居なかったら今頃千歌も居なかったんだよ？」
果南「一番最初に感謝される位良いんじゃない？」
曜「果南ちゃん……」
340: 2016/11/28(月) 23:45:53.00 ID:dXVF/AMo.net
千歌「千歌のために……本当にありがとう……」
曜「……そんな……私はただ……千歌ちゃんと……」
曜「……」
曜「……千歌ちゃん……私……」
千歌「ん？」
曜「その……えっと……」
曜「……そんな……私はただ……千歌ちゃんと……」
曜「……」
曜「……千歌ちゃん……私……」
千歌「ん？」
曜「その……えっと……」
341: 2016/11/28(月) 23:46:19.35 ID:dXVF/AMo.net
曜「……」
曜「私……千歌ちゃんの事……」
曜「友達としてとかそういう事じゃなくて……」
曜「一緒に居るとドキドキする人って言うか……そういう意味で……」
曜「……」
千歌「？？？」
曜「私……千歌ちゃんの事……」
曜「友達としてとかそういう事じゃなくて……」
曜「一緒に居るとドキドキする人って言うか……そういう意味で……」
曜「……」
千歌「？？？」
342: 2016/11/28(月) 23:46:46.20 ID:dXVF/AMo.net
曜「……」
曜「……ううん」
曜「ごめん、やっぱりなんでも無い……」
果南「……」
曜「……ううん」
曜「ごめん、やっぱりなんでも無い……」
果南「……」
343: 2016/11/28(月) 23:47:12.71 ID:dXVF/AMo.net
曜（い、勢いで言っちゃいそうになったけど……）
曜（やっぱり恥ずかしいな……）
曜（簡単には言えないよ……）
曜「……」
果南「……伝えないの？」
曜「……」
曜「……うん、これから時間は沢山有るから……」
曜（やっぱり恥ずかしいな……）
曜（簡単には言えないよ……）
曜「……」
果南「……伝えないの？」
曜「……」
曜「……うん、これから時間は沢山有るから……」
344: 2016/11/28(月) 23:47:39.85 ID:dXVF/AMo.net
果南「……そっか」
千歌「……ほえ？」
曜「……」
果南「……」
千歌「あ……そうそう」
曜「ん？」
千歌「そ、その……お手洗い行きたいんだけど……まだ一人で動くと痛くて……」
千歌「て、手伝って貰えない……？」
千歌「……ほえ？」
曜「……」
果南「……」
千歌「あ……そうそう」
曜「ん？」
千歌「そ、その……お手洗い行きたいんだけど……まだ一人で動くと痛くて……」
千歌「て、手伝って貰えない……？」
346: 2016/11/29(火) 00:08:34.71 ID:i/SGtKXP.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
347: 2016/11/29(火) 00:09:48.50 ID:i/SGtKXP.net
病室内 トイレ前
曜「ふぅ、到着！」
千歌「手伝って貰っちゃってごめんね」
曜「ううん、全然大丈夫だよ」
千歌「ここからは一人で行くから」
曜「うん、気をつけてね」
ｶﾞﾁｬ
曜「ふぅ、到着！」
千歌「手伝って貰っちゃってごめんね」
曜「ううん、全然大丈夫だよ」
千歌「ここからは一人で行くから」
曜「うん、気をつけてね」
ｶﾞﾁｬ
348: 2016/11/29(火) 00:11:48.70 ID:i/SGtKXP.net
千歌「……！」
千歌「うわっ……何この匂い……！」
曜「匂いって……そういう所なんだから多少は……」
曜「！？」
千歌「ち、違うよ……そういう匂いじゃない……」
曜「何この……腐ったような匂い……！」
曜（い、嫌な予感がする……）
千歌「うわっ……何この匂い……！」
曜「匂いって……そういう所なんだから多少は……」
曜「！？」
千歌「ち、違うよ……そういう匂いじゃない……」
曜「何この……腐ったような匂い……！」
曜（い、嫌な予感がする……）
349: 2016/11/29(火) 00:12:17.81 ID:i/SGtKXP.net
千歌「……ねえ……そこ……」
曜「……え？」
千歌「あの赤い水みたいなのって……」
千歌「もしかして……」
曜「！？」
曜「……え？」
千歌「あの赤い水みたいなのって……」
千歌「もしかして……」
曜「！？」
350: 2016/11/29(火) 00:12:57.52 ID:i/SGtKXP.net
曜「そ、そこの個室の下から流れてる……！」
曜「ま、まさか……」
曜「……っ！」ﾀﾞｯ
千歌「……！」
千歌「ち、ちょっと曜ちゃん！」
千歌「だれか病院の人を呼んだ方が良いんじゃ……！」
曜「少し中を確認したら直ぐに呼ぶよ！」
千歌「で、でも……」
ｶﾞﾁｬ
曜「ま、まさか……」
曜「……っ！」ﾀﾞｯ
千歌「……！」
千歌「ち、ちょっと曜ちゃん！」
千歌「だれか病院の人を呼んだ方が良いんじゃ……！」
曜「少し中を確認したら直ぐに呼ぶよ！」
千歌「で、でも……」
ｶﾞﾁｬ
351: 2016/11/29(火) 00:13:28.44 ID:i/SGtKXP.net
曜「……」
曜「……え？」
曜「……」
千歌「曜……ちゃん……？」
千歌「な、何があったの……？」
曜「……」
曜「……え？」
曜「……」
千歌「曜……ちゃん……？」
千歌「な、何があったの……？」
曜「……」
352: 2016/11/29(火) 00:14:02.75 ID:i/SGtKXP.net
曜「はは……あはは……」
曜「あははははははははははははは！！！！！」
曜「……」
曜「……私達は何のために努力したんだろうね……」
千歌「そ、それは……」
曜「あははははははははははははは！！！！！」
曜「……」
曜「……私達は何のために努力したんだろうね……」
千歌「そ、それは……」
353: 2016/11/29(火) 00:19:58.20 ID:i/SGtKXP.net
曜「……」
曜「もう……嫌だ……」
曜「はは……ははは……」
曜「……」
千歌「……っ！」ﾀﾞｯ
千歌「もう！そこに何がある……の……」
千歌「え……嘘……」
千歌「何で……」
千歌「……」
千歌「これ……」
千歌「善子ちゃん……」
曜「もう……嫌だ……」
曜「はは……ははは……」
曜「……」
千歌「……っ！」ﾀﾞｯ
千歌「もう！そこに何がある……の……」
千歌「え……嘘……」
千歌「何で……」
千歌「……」
千歌「これ……」
千歌「善子ちゃん……」
354: 2016/11/29(火) 00:20:25.03 ID:i/SGtKXP.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
376: 2016/11/30(水) 00:17:54.12 ID:9q1rEl/s.net
ちょっと今日は書けそうにないんで明日更新します
380: 2016/11/30(水) 18:32:50.57 ID:9q1rEl/s.net
8月31日
ｶﾞﾁｬ
医者「……」
曜「……」
美渡「千歌！」
曜「千歌ちゃん！」
ｶﾞﾁｬ
医者「……」
曜「……」
美渡「千歌！」
曜「千歌ちゃん！」
381: 2016/11/30(水) 18:33:18.39 ID:9q1rEl/s.net
志満「し、手術は終わったんですか！？」
医者「……はい」
花丸「！」
ルビィ「ど、どうだったんですか！」
ダイヤ「千歌さんは助かったんですの！？」
医者「手術は……」
医者「……」
医者「……成功しました」
医者「……はい」
花丸「！」
ルビィ「ど、どうだったんですか！」
ダイヤ「千歌さんは助かったんですの！？」
医者「手術は……」
医者「……」
医者「……成功しました」
382: 2016/11/30(水) 18:33:46.41 ID:9q1rEl/s.net
鞠莉「後遺症は！？」
医者「ありません」
医者「……退院後はなんの問題もなく日常生活を送れるでしょう」
曜「……」
花丸「……」
ルビィ「……」
医者「ありません」
医者「……退院後はなんの問題もなく日常生活を送れるでしょう」
曜「……」
花丸「……」
ルビィ「……」
383: 2016/11/30(水) 18:34:15.91 ID:9q1rEl/s.net
医者「夜までには目が覚めるでしょう、退院時期は様子を見て決めますがあまり時間もかからないはずです」
医者「早期治療が功を奏しました」
曜「……」
鞠莉「……」
ダイヤ「……ここまでは曜さんの話した通りですわね」
果南「……これで後は……」
善子「……」
善子「……私の番ね」
医者「早期治療が功を奏しました」
曜「……」
鞠莉「……」
ダイヤ「……ここまでは曜さんの話した通りですわね」
果南「……これで後は……」
善子「……」
善子「……私の番ね」
384: 2016/11/30(水) 18:35:14.14 ID:9q1rEl/s.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
385: 2016/11/30(水) 18:38:54.26 ID:9q1rEl/s.net
数時間後 病室
千歌「んうぅ……うぁ……」
果南「千歌！」
曜「……」
千歌「ふあぁ……あれ？ここ……」
ルビィ「……良かった……！」
果南「千歌、急に倒れたの覚えてる？」
千歌「んうぅ……うぁ……」
果南「千歌！」
曜「……」
千歌「ふあぁ……あれ？ここ……」
ルビィ「……良かった……！」
果南「千歌、急に倒れたの覚えてる？」
386: 2016/11/30(水) 18:39:23.88 ID:9q1rEl/s.net
千歌「……あ！そっか！」
千歌「曜ちゃんが……救ってくれたんだ……」
曜「わ、私だけじゃ……」
曜「……」
曜「……今はそれより」
ダイヤ「善子さんですわね」
善子「……」
千歌「曜ちゃんが……救ってくれたんだ……」
曜「わ、私だけじゃ……」
曜「……」
曜「……今はそれより」
ダイヤ「善子さんですわね」
善子「……」
388: 2016/11/30(水) 18:39:53.87 ID:9q1rEl/s.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
389: 2016/11/30(水) 18:47:27.65 ID:9q1rEl/s.net
8月30日（回想）
曜「前回の31日ではそのあと千歌ちゃんと私がトイレに行ったの」
曜「そこで千歌ちゃんが個室から流れる血を見つけて……」
曜「……」
曜「……その個室で善子ちゃんは……全身差し傷だらけで死んでたの……」
果南「じゃあ死亡したタイミングは分からないの？」
曜「前回の31日ではそのあと千歌ちゃんと私がトイレに行ったの」
曜「そこで千歌ちゃんが個室から流れる血を見つけて……」
曜「……」
曜「……その個室で善子ちゃんは……全身差し傷だらけで死んでたの……」
果南「じゃあ死亡したタイミングは分からないの？」
390: 2016/11/30(水) 18:48:13.90 ID:9q1rEl/s.net
曜「うん……手術が終わる前に善子ちゃんが飲み物を買いに行って、それっきりだったから……」
梨子「でも飲み物を買ってそれっきりって……誰も探さなかったの？」
曜「もちろん探したよ、でも電話にも出なかったし……正直千歌ちゃんのことでみんな疲れてたからひとまず解散しちゃったの」
ダイヤ「……つまり」
梨子「でも飲み物を買ってそれっきりって……誰も探さなかったの？」
曜「もちろん探したよ、でも電話にも出なかったし……正直千歌ちゃんのことでみんな疲れてたからひとまず解散しちゃったの」
ダイヤ「……つまり」
391: 2016/11/30(水) 18:49:06.28 ID:9q1rEl/s.net
ダイヤ「タイミングから考えるに、善子さんの死を代償に千歌さんは死を免れたって事ですわね？」
千歌「……」
曜「……っ！」
花丸「……あのさ……差し傷って事は……善子ちゃんは誰かに〇されたって事だよね」
曜「……うん」
千歌「……」
曜「……っ！」
花丸「……あのさ……差し傷って事は……善子ちゃんは誰かに〇されたって事だよね」
曜「……うん」
392: 2016/11/30(水) 18:50:15.07 ID:9q1rEl/s.net
花丸「だったらなるべく遠くへ逃げた方が……」
曜「……それはできないよ」
花丸「な、なんで……」
曜「千歌ちゃんはその時点で手術直後なんだから……千歌ちゃんを置いてそんなに遠くには行けないよ」
曜「前回手術後に何も起こらなかったのは善子ちゃんが死んだ後だからさ……」
果南「……犯人がわかれば対策も取りやすいんだけどね……」
曜「……それはできないよ」
花丸「な、なんで……」
曜「千歌ちゃんはその時点で手術直後なんだから……千歌ちゃんを置いてそんなに遠くには行けないよ」
曜「前回手術後に何も起こらなかったのは善子ちゃんが死んだ後だからさ……」
果南「……犯人がわかれば対策も取りやすいんだけどね……」
393: 2016/11/30(水) 18:50:57.08 ID:9q1rEl/s.net
善子「私……誰かに〇される覚えは無いわよ？」
善子「ましてやそんな猟奇的な〇され方なんて……」
曜「……」
曜「今わかってる情報だけだと……明日1日皆で離れないって事くらいしかできないのかも……」
鞠莉「とにかく明日は臨機応変に対応するしかないわ！」
善子「ましてやそんな猟奇的な〇され方なんて……」
曜「……」
曜「今わかってる情報だけだと……明日1日皆で離れないって事くらいしかできないのかも……」
鞠莉「とにかく明日は臨機応変に対応するしかないわ！」
394: 2016/11/30(水) 18:52:11.56 ID:9q1rEl/s.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
395: 2016/11/30(水) 18:58:18.78 ID:9q1rEl/s.net
8月31日
曜「……何も起きない……」
善子「……」
鞠莉「もう善子ちゃんが発見された時間はだいぶ過ぎてるわよ」
曜「……うん……」
善子「もしかして……助かったのかしら……」
曜「……何も起きない……」
善子「……」
鞠莉「もう善子ちゃんが発見された時間はだいぶ過ぎてるわよ」
曜「……うん……」
善子「もしかして……助かったのかしら……」
396: 2016/11/30(水) 18:58:49.22 ID:9q1rEl/s.net
曜「……」
ルビィ「うぅ……」
ダイヤ「……ルビィ？顔色が悪いわよ……？」
ルビィ「だ、大丈夫……ちょっと気持ち悪いだけだか……」
ルビィ「ゴホッゴホッ」
曜「！」
ルビィ「うぅ……」
ダイヤ「……ルビィ？顔色が悪いわよ……？」
ルビィ「だ、大丈夫……ちょっと気持ち悪いだけだか……」
ルビィ「ゴホッゴホッ」
曜「！」
397: 2016/11/30(水) 19:00:18.63 ID:9q1rEl/s.net
ダイヤ「ル、ルビィ！大丈夫ですの！？」
花丸「うわっ！凄い熱ずら！」
梨子「本当に大丈夫なの！？」
ダイヤ「私お医者さんを呼んできますわ！」
曜「う、うん！わかった！」
ルビィ「ま、待って……！」
ルビィ「……お姉ちゃんは善子ちゃんの側に居ないと……」
花丸「うわっ！凄い熱ずら！」
梨子「本当に大丈夫なの！？」
ダイヤ「私お医者さんを呼んできますわ！」
曜「う、うん！わかった！」
ルビィ「ま、待って……！」
ルビィ「……お姉ちゃんは善子ちゃんの側に居ないと……」
398: 2016/11/30(水) 19:01:14.01 ID:9q1rEl/s.net
ダイヤ「あっ……！」
果南「それは大丈夫！」
果南「私達が絶対に守るからダイヤは行ってきて！」
ダイヤ「……っ！」
ダイヤ「善子さんの事は頼みましたよ！」
果南「うん！」
ルビィ「ご、ごめん……みんな……」
果南「それは大丈夫！」
果南「私達が絶対に守るからダイヤは行ってきて！」
ダイヤ「……っ！」
ダイヤ「善子さんの事は頼みましたよ！」
果南「うん！」
ルビィ「ご、ごめん……みんな……」
399: 2016/11/30(水) 19:01:41.13 ID:9q1rEl/s.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
401: 2016/11/30(水) 19:07:31.50 ID:9q1rEl/s.net
30分後
鞠莉「……ダイヤ……遅いわね……」
果南「うん……何かあったのかな……」
鞠莉「ルビィちゃんの事も心配だし、探してくるね」
果南「わかった」
曜（また……何か嫌な予感がする……）
鞠莉「……ダイヤ……遅いわね……」
果南「うん……何かあったのかな……」
鞠莉「ルビィちゃんの事も心配だし、探してくるね」
果南「わかった」
曜（また……何か嫌な予感がする……）
402: 2016/11/30(水) 19:07:58.56 ID:9q1rEl/s.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
403: 2016/11/30(水) 19:08:36.54 ID:9q1rEl/s.net
ｶﾞﾗｯ
鞠莉「皆……！皆ぁ……！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
果南「……！」
梨子「鞠莉ちゃん？」
善子「ど、どうしたのよ！？」
鞠莉「ダイヤが……！ダイヤがぁ……！」
梨子「……ダイヤさん！？」
曜「……！」
曜「もしかして……！」
鞠莉「ダイヤがぁ……〇されたの……！」
鞠莉「皆……！皆ぁ……！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
果南「……！」
梨子「鞠莉ちゃん？」
善子「ど、どうしたのよ！？」
鞠莉「ダイヤが……！ダイヤがぁ……！」
梨子「……ダイヤさん！？」
曜「……！」
曜「もしかして……！」
鞠莉「ダイヤがぁ……〇されたの……！」
404: 2016/11/30(水) 19:09:03.47 ID:9q1rEl/s.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
417: 2016/12/01(木) 23:29:52.16 ID:WVm9PJCq.net
何巡も後の8月31日
千歌「う……ぐっ……」ﾊﾞﾀｯ
梨子「！？」
果南「ち、千歌！？」
千歌「く、苦し……」
ダイヤ「ど、どうしたんですの！」
鞠莉「誰か！救急車を！」
ルビィ「今花丸ちゃんが連絡してます！」
曜「……」
千歌「う……ぐっ……」ﾊﾞﾀｯ
梨子「！？」
果南「ち、千歌！？」
千歌「く、苦し……」
ダイヤ「ど、どうしたんですの！」
鞠莉「誰か！救急車を！」
ルビィ「今花丸ちゃんが連絡してます！」
曜「……」
418: 2016/12/01(木) 23:30:29.62 ID:WVm9PJCq.net
ダイヤ「曜さん！何ぼーっとしてるの！」
曜「……」
鞠莉「ちょっと！ちかっちが倒れたのよ！」
曜「……」
鞠莉「曜ちゃんも何かしないと……」
曜「……何かって……何？」
鞠莉「……！」
曜「……」
鞠莉「ちょっと！ちかっちが倒れたのよ！」
曜「……」
鞠莉「曜ちゃんも何かしないと……」
曜「……何かって……何？」
鞠莉「……！」
419: 2016/12/01(木) 23:31:00.30 ID:WVm9PJCq.net
曜「……何しても仕方ないでしょ」
曜「私達が慌てようがが救急車が来るまで何もできないんだし」
梨子「よ、曜ちゃん！そんな言い方……」
曜「どうせ千歌ちゃん……助からないしね」
ダイヤ「……っ！」
ﾊﾞﾁﾝ!
曜「私達が慌てようがが救急車が来るまで何もできないんだし」
梨子「よ、曜ちゃん！そんな言い方……」
曜「どうせ千歌ちゃん……助からないしね」
ダイヤ「……っ！」
ﾊﾞﾁﾝ!
420: 2016/12/01(木) 23:31:26.98 ID:WVm9PJCq.net
曜「……いっ！」
果南「ちょっとダイヤ！」
ダイヤ「なんて事言うの！」
ダイヤ「最近様子が変だとは思っていましたが、まさかそんな事を言うなんて！」
ダイヤ「貴方がそこまで最低な人間だとは思いませんでしたわ！」
曜「……」
花丸「曜ちゃん……」
ルビィ「……」
果南「ちょっとダイヤ！」
ダイヤ「なんて事言うの！」
ダイヤ「最近様子が変だとは思っていましたが、まさかそんな事を言うなんて！」
ダイヤ「貴方がそこまで最低な人間だとは思いませんでしたわ！」
曜「……」
花丸「曜ちゃん……」
ルビィ「……」
421: 2016/12/01(木) 23:32:01.69 ID:WVm9PJCq.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
423: 2016/12/01(木) 23:46:10.00 ID:WVm9PJCq.net
8月29日 曜の部屋
曜（はは）
曜（あはは）
曜（あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは）
曜（……）
曜（はは）
曜（あはは）
曜（あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは）
曜（……）
424: 2016/12/01(木) 23:46:47.78 ID:WVm9PJCq.net
曜（……何回同じ3日間を過ごしたんだろう……）
曜（何十回……何百回……）
曜（どれだけ繰り返しても駄目……）
曜（千歌ちゃんを助ければAqouisの皆が死ぬ）
曜（Aqoursの皆を助ければ千歌ちゃんが死ぬ）
曜（私の家族が死んだときもあった）
曜（何十回……何百回……）
曜（どれだけ繰り返しても駄目……）
曜（千歌ちゃんを助ければAqouisの皆が死ぬ）
曜（Aqoursの皆を助ければ千歌ちゃんが死ぬ）
曜（私の家族が死んだときもあった）
425: 2016/12/01(木) 23:47:14.90 ID:WVm9PJCq.net
曜（……）
曜（……もう人が死ぬのには慣れた……）
曜（千歌ちゃんが死のうが誰が死のうが……もうなんとも思わない）
曜（やっぱり駄目だったなとか、思ったとおりだなとか……人の死が当たり前になってる……）
曜（……）
曜（……じゃあ私は何のために千歌ちゃんを助けようとしてるんだろう？）
曜（……もう人が死ぬのには慣れた……）
曜（千歌ちゃんが死のうが誰が死のうが……もうなんとも思わない）
曜（やっぱり駄目だったなとか、思ったとおりだなとか……人の死が当たり前になってる……）
曜（……）
曜（……じゃあ私は何のために千歌ちゃんを助けようとしてるんだろう？）
426: 2016/12/01(木) 23:47:44.26 ID:WVm9PJCq.net
曜（最初は千歌ちゃんに死んでほしくなかったから、馬鹿みたいに足掻いて助けようとしてた）
曜（でも……いまは千歌ちゃんが死んでも何の感情も沸かない……）
曜（ならもう千歌ちゃんを助ける意味なんて無い）
曜（……ううん、そもそも何の代償も無しに死の運命を変えるって事自体無理な話だったんだ）
曜（人の生き死にに首を突っ込もうとしたのが間違いだったんだ）
曜（最初から千歌ちゃんの事を助けようとするべきじゃ無かった）
曜（余計な事をするべきじゃ無かった）
曜（でも……いまは千歌ちゃんが死んでも何の感情も沸かない……）
曜（ならもう千歌ちゃんを助ける意味なんて無い）
曜（……ううん、そもそも何の代償も無しに死の運命を変えるって事自体無理な話だったんだ）
曜（人の生き死にに首を突っ込もうとしたのが間違いだったんだ）
曜（最初から千歌ちゃんの事を助けようとするべきじゃ無かった）
曜（余計な事をするべきじゃ無かった）
427: 2016/12/01(木) 23:48:14.93 ID:WVm9PJCq.net
曜（この3日間は誰かを助ける為なんかじゃなくて、Aqoursの皆でのんびり遊ぶためにでも使えば良かった）
曜（千歌ちゃんが死んでもその日の夜にはリセットされるんだ）
曜（千歌ちゃんがどんなに苦しもうが、皆がどんな思いしようが関係ない）
曜（辛い事は全部忘れて今だけ楽しければ良い）
曜（どうせ全部……無かったことになるんだから……）
曜（……）
曜（千歌ちゃんが死んでもその日の夜にはリセットされるんだ）
曜（千歌ちゃんがどんなに苦しもうが、皆がどんな思いしようが関係ない）
曜（辛い事は全部忘れて今だけ楽しければ良い）
曜（どうせ全部……無かったことになるんだから……）
曜（……）
428: 2016/12/01(木) 23:48:45.61 ID:WVm9PJCq.net
曜（そもそもループについても何もわからないまま）
曜（全員を救えたところでこのループから抜け出せるかも分からない）
曜（抜け出せなければ全部やり直し、わたしがやった事の意味なんて何も残らない）
曜（……）
曜（……私って……本当に馬鹿だな……）
曜（全員を救えたところでこのループから抜け出せるかも分からない）
曜（抜け出せなければ全部やり直し、わたしがやった事の意味なんて何も残らない）
曜（……）
曜（……私って……本当に馬鹿だな……）
429: 2016/12/01(木) 23:50:28.33 ID:WVm9PJCq.net
曜（私だけは千歌ちゃんを助けられるかもって思い上がって）
曜（自分は特別で千歌ちゃんの死を回避する為の特別な能力を貰ったと思いこんで）
曜（結局失敗して何で自分だけこんな辛い思いをしなくちゃいけないんだって八つ当たりして）
曜（本当……馬鹿みたい……）
曜（自分は特別で千歌ちゃんの死を回避する為の特別な能力を貰ったと思いこんで）
曜（結局失敗して何で自分だけこんな辛い思いをしなくちゃいけないんだって八つ当たりして）
曜（本当……馬鹿みたい……）
430: 2016/12/01(木) 23:52:48.97 ID:WVm9PJCq.net
曜（……もう……助けない……）
曜（千歌ちゃんが死のうが構わない……）
曜（……）
曜（……疲れた……）
曜（皆……死んじゃえばいい……）
曜（千歌ちゃんが死のうが構わない……）
曜（……）
曜（……疲れた……）
曜（皆……死んじゃえばいい……）
431: 2016/12/01(木) 23:53:17.82 ID:WVm9PJCq.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
446: 2016/12/02(金) 18:52:34.06 ID:3lIC8hlx.net
8月30日 夕方 裏ノ星女学院屋上
ﾋﾞｭｵｫ......
曜（……）
曜（……綺麗……）
曜（山と海が夕日に照らされて……）
曜（オレンジ色に輝いてる……）
ﾋﾞｭｵｫ......
曜（……）
曜（……綺麗……）
曜（山と海が夕日に照らされて……）
曜（オレンジ色に輝いてる……）
447: 2016/12/02(金) 18:53:14.76 ID:3lIC8hlx.net
曜（……本当に良いところだな……）
曜（ここからだと内浦中が見渡せる……）
曜（私達の思い出の場所が……全部……）
曜（……）
曜（ここからだと内浦中が見渡せる……）
曜（私達の思い出の場所が……全部……）
曜（……）
448: 2016/12/02(金) 18:53:43.69 ID:3lIC8hlx.net
曜（千歌ちゃん、皆、ごめんね）
曜（私は……だれも助けられなかった……）
曜（結局……何もできなかった……）
曜（私が死んだら……他の皆は助かるのかな……）
曜（私が死を担う事で全ては解決するのかな……）
曜（それとも……私の命程度じゃみんなの代わりにはなれないのかな……）
曜（私は……だれも助けられなかった……）
曜（結局……何もできなかった……）
曜（私が死んだら……他の皆は助かるのかな……）
曜（私が死を担う事で全ては解決するのかな……）
曜（それとも……私の命程度じゃみんなの代わりにはなれないのかな……）
449: 2016/12/02(金) 18:54:17.86 ID:3lIC8hlx.net
曜（……）
曜（それでも……）
曜（私が死んだ所で誰も助けられないとしても……）
曜（私はもう……休みたい……）
曜（私は十分……頑張ったよね……）
曜（善子ちゃん……花丸ちゃん……ルビィちゃん……）
曜（果南ちゃん……ダイヤさん……鞠莉さん……）
曜（梨子ちゃん……パパ……ママ……）
曜（千歌ちゃん……）
曜（それでも……）
曜（私が死んだ所で誰も助けられないとしても……）
曜（私はもう……休みたい……）
曜（私は十分……頑張ったよね……）
曜（善子ちゃん……花丸ちゃん……ルビィちゃん……）
曜（果南ちゃん……ダイヤさん……鞠莉さん……）
曜（梨子ちゃん……パパ……ママ……）
曜（千歌ちゃん……）
450: 2016/12/02(金) 18:55:53.00 ID:3lIC8hlx.net
曜（皆……ごめんね……）
曜（さよなら……）
曜（……）
ﾌﾜｯ
「ダメだよ」
ﾊﾟｼｯ
曜「！？」
ｸﾞｲｯ
曜「うわっ！」
曜「だ、誰……」
曜「……！」
千歌「死んじゃ……ダメだよ……」
曜「……千歌……ちゃん……？」
曜（さよなら……）
曜（……）
ﾌﾜｯ
「ダメだよ」
ﾊﾟｼｯ
曜「！？」
ｸﾞｲｯ
曜「うわっ！」
曜「だ、誰……」
曜「……！」
千歌「死んじゃ……ダメだよ……」
曜「……千歌……ちゃん……？」
455: 2016/12/02(金) 19:26:40.58 ID:3lIC8hlx.net
ｷﾞｭｯ
曜「……！」
千歌「うぅ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
千歌「……ごめん……曜ちゃん」
千歌「全部……全部私が悪いの……」
曜「……！」
千歌「うぅ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
千歌「……ごめん……曜ちゃん」
千歌「全部……全部私が悪いの……」
456: 2016/12/02(金) 19:27:05.49 ID:3lIC8hlx.net
曜「そ、それってどういう……」
千歌「全部悪いのは私だから……曜ちゃんは死んじゃだめ……！」
曜「でも……」
千歌「……っ！」
千歌「うぐ……うぅ……」
千歌「全部悪いのは私だから……曜ちゃんは死んじゃだめ……！」
曜「でも……」
千歌「……っ！」
千歌「うぐ……うぅ……」
457: 2016/12/02(金) 19:27:48.01 ID:3lIC8hlx.net
千歌「もう……」
千歌「もう、私の命を……救わなくて良いから……」
曜「……！？」
曜「な、何でその事を……」
曜「今回は……話してないのに……！」
千歌「もう、私の命を……救わなくて良いから……」
曜「……！？」
曜「な、何でその事を……」
曜「今回は……話してないのに……！」
458: 2016/12/02(金) 19:29:34.37 ID:3lIC8hlx.net
千歌「曜ちゃんがわたしを助けようとしてくれただけで……」
千歌「私のために何度も何度も必死になって救おうとしてくれただけでわたしは幸せだから……」
千歌「だから……死なないで……」
曜「何で……」
曜「何で……千歌ちゃんが……」
千歌「私のために何度も何度も必死になって救おうとしてくれただけでわたしは幸せだから……」
千歌「だから……死なないで……」
曜「何で……」
曜「何で……千歌ちゃんが……」
476: 2016/12/04(日) 00:06:06.34 ID:R3BcjHvv.net
千歌「千歌がね……」
千歌「……」
千歌「時間を巻き戻してたの」
曜「！？」
曜「そ、そんな事って……」
千歌「理由は分からない」ｺﾞｼｺﾞｼ
千歌「でも、小さい頃からできたの」
千歌「どうしてもやり直したい事があった時に神様にお願いしながら寝るとね、何日か前の朝になってるの」
千歌「……今回も千歌が死んじゃった時に神様にお願いしたんだ」
千歌「もう少しだけみんなと一緒に居たいって」
曜「……」
曜「じゃあ……なんで黙ってたの……」
千歌「……」
千歌「時間を巻き戻してたの」
曜「！？」
曜「そ、そんな事って……」
千歌「理由は分からない」ｺﾞｼｺﾞｼ
千歌「でも、小さい頃からできたの」
千歌「どうしてもやり直したい事があった時に神様にお願いしながら寝るとね、何日か前の朝になってるの」
千歌「……今回も千歌が死んじゃった時に神様にお願いしたんだ」
千歌「もう少しだけみんなと一緒に居たいって」
曜「……」
曜「じゃあ……なんで黙ってたの……」
477: 2016/12/04(日) 00:07:38.14 ID:R3BcjHvv.net
千歌「……」
千歌「だって……」
千歌「曜ちゃん……このループから出たいでしょ……？」
曜「……え？」
曜「……で、出たいけど……それはもっと早く言ってくれたら私達二人で協力して……千歌ちゃんが助かった後に抜け出せれば……」
曜「今まで記憶を保持してたのは私だけだと思ってたけど、千歌ちゃんも忘れないなら心強いし……」
千歌「……無理だよ」
曜「何で！二人でならもしかしたら……！」
千歌「無理だよ」
曜「……何で……」
千歌「曜ちゃん、今日までに何回位ループしたか……覚えてる？」
曜「え……？」
千歌「だって……」
千歌「曜ちゃん……このループから出たいでしょ……？」
曜「……え？」
曜「……で、出たいけど……それはもっと早く言ってくれたら私達二人で協力して……千歌ちゃんが助かった後に抜け出せれば……」
曜「今まで記憶を保持してたのは私だけだと思ってたけど、千歌ちゃんも忘れないなら心強いし……」
千歌「……無理だよ」
曜「何で！二人でならもしかしたら……！」
千歌「無理だよ」
曜「……何で……」
千歌「曜ちゃん、今日までに何回位ループしたか……覚えてる？」
曜「え……？」
478: 2016/12/04(日) 00:08:36.48 ID:R3BcjHvv.net
曜「ひ、百回位……かな……？」
千歌「それだけやって駄目だったんだよ……？」
曜「で、でも！私は千歌ちゃんと二人でなら千回でも一万回でも……」
千歌「曜ちゃん」
千歌「曜ちゃんはね、記憶が保たれるようになったのって……凄く最近なんだ」
曜「最近……？」
千歌「曜ちゃんの記憶が保たれる何周も前からループは始まってるの」
曜「……それって……私がループに気がつく前に実は何周もしてて……途中から記憶が保たれ始めたって事……？」
千歌「うん、そうだよ」
曜「じゃあ……千歌ちゃんはこの三日間を何周したの……？」
千歌「……うーんとね」
千歌「途中まで数えてたんだけど……6桁位で数えるの辞めちゃった……」
曜「……！？」
曜「6桁……！？」
曜「それって……何億回もループしてるって……こと……！？」
千歌「それだけやって駄目だったんだよ……？」
曜「で、でも！私は千歌ちゃんと二人でなら千回でも一万回でも……」
千歌「曜ちゃん」
千歌「曜ちゃんはね、記憶が保たれるようになったのって……凄く最近なんだ」
曜「最近……？」
千歌「曜ちゃんの記憶が保たれる何周も前からループは始まってるの」
曜「……それって……私がループに気がつく前に実は何周もしてて……途中から記憶が保たれ始めたって事……？」
千歌「うん、そうだよ」
曜「じゃあ……千歌ちゃんはこの三日間を何周したの……？」
千歌「……うーんとね」
千歌「途中まで数えてたんだけど……6桁位で数えるの辞めちゃった……」
曜「……！？」
曜「6桁……！？」
曜「それって……何億回もループしてるって……こと……！？」
479: 2016/12/04(日) 00:09:24.86 ID:R3BcjHvv.net
千歌「……うん、そうだよ……」
曜「そ、そんなに長い間……！」
千歌「勿論最初は助かろうとしたよ？」
千歌「でも、それだけ繰り返してもね、誰も死なない世界なんて無かったんだ」
千歌「それでもわたしは皆と一緒に過ごしたかった……」
千歌「だから……ただひたすら同じ毎日を繰り返すようになったの……」
千歌「余計な事すると他の誰かが死んじゃうから……」
曜「……」
千歌「そんな中、曜ちゃんは記憶を保ち始めた」
千歌「びっくりしたよ……そんな人千歌以外に見たことなかったから」
千歌「凄く嬉しかった……」
千歌「だけどそれは、今までと違って私がループを続ければ記憶が保たれた曜ちゃんを苦しめ続けるって事」
千歌「今までの曜ちゃんは記憶がリセットされるから、今の曜ちゃんみたいに苦しむ事は無かった」
千歌「だから自分が死んで二度と曜ちゃんや皆と会えないか、曜ちゃんをこの三日間に閉じ込めるか選ばなくちゃいけない」
千歌「でも千歌は選べなかったの」
千歌「何も知らないフリをして選択を後回しにした」
千歌「曜ちゃんがこんなになるまで見ないフリをした」
曜「……っ！」
曜「そ、そんなに長い間……！」
千歌「勿論最初は助かろうとしたよ？」
千歌「でも、それだけ繰り返してもね、誰も死なない世界なんて無かったんだ」
千歌「それでもわたしは皆と一緒に過ごしたかった……」
千歌「だから……ただひたすら同じ毎日を繰り返すようになったの……」
千歌「余計な事すると他の誰かが死んじゃうから……」
曜「……」
千歌「そんな中、曜ちゃんは記憶を保ち始めた」
千歌「びっくりしたよ……そんな人千歌以外に見たことなかったから」
千歌「凄く嬉しかった……」
千歌「だけどそれは、今までと違って私がループを続ければ記憶が保たれた曜ちゃんを苦しめ続けるって事」
千歌「今までの曜ちゃんは記憶がリセットされるから、今の曜ちゃんみたいに苦しむ事は無かった」
千歌「だから自分が死んで二度と曜ちゃんや皆と会えないか、曜ちゃんをこの三日間に閉じ込めるか選ばなくちゃいけない」
千歌「でも千歌は選べなかったの」
千歌「何も知らないフリをして選択を後回しにした」
千歌「曜ちゃんがこんなになるまで見ないフリをした」
曜「……っ！」
480: 2016/12/04(日) 00:09:56.72 ID:R3BcjHvv.net
千歌「……」
千歌「……千歌、前にバスジャック犯に〇されたでしょ？」
曜「……うん……」
千歌「その時、千歌の寿命があと1日だったら、曜ちゃんに会いに行って……」
千歌「今日が最後の日だとしても、今まで怖いくらい幸せだったから悲しむ必要は無いんだって笑いながら話したい……」
千歌「……そう言ったよね」
曜「うん……」
千歌「ごめんね、あれ、嘘なんだ……」
曜「……」
曜「そういう風に考えて、早く曜ちゃんを開放できたら良かったのにっていう……ただの理想なんだ……」
千歌「勿論幸せだったのは本当……でも幸せすぎて、その幸せを手放したくなかったの……！」
千歌「せっかくAqoursの皆と出会えたばかりのなのに……もうお別れなんて……」
千歌「寂しかったの……だから……」
千歌「だから全部後回しにして……曜ちゃんを苦しめた……」
千歌「本当に……ごめんね……」
千歌「……千歌、前にバスジャック犯に〇されたでしょ？」
曜「……うん……」
千歌「その時、千歌の寿命があと1日だったら、曜ちゃんに会いに行って……」
千歌「今日が最後の日だとしても、今まで怖いくらい幸せだったから悲しむ必要は無いんだって笑いながら話したい……」
千歌「……そう言ったよね」
曜「うん……」
千歌「ごめんね、あれ、嘘なんだ……」
曜「……」
曜「そういう風に考えて、早く曜ちゃんを開放できたら良かったのにっていう……ただの理想なんだ……」
千歌「勿論幸せだったのは本当……でも幸せすぎて、その幸せを手放したくなかったの……！」
千歌「せっかくAqoursの皆と出会えたばかりのなのに……もうお別れなんて……」
千歌「寂しかったの……だから……」
千歌「だから全部後回しにして……曜ちゃんを苦しめた……」
千歌「本当に……ごめんね……」
481: 2016/12/04(日) 00:10:33.71 ID:R3BcjHvv.net
曜「……ち、千歌ちゃんが謝る事なんて……」
千歌「ごめん……曜ちゃん……ごめん……」
千歌「本当に……本当に……」
曜「や、やめてよ……そんな……」
曜「私も……ぜんぶ諦めて死のうしてたんだよ……？」
曜「謝るのは私の方だよ……」
千歌「……」
千歌「……曜ちゃんは……本当に優しいよ……」
曜「もう一度二人で、皆が助かる道を考えようよ……！」
千歌「……ううん、もうそんな事する必要は無いの」
曜「え……？」
千歌「ごめん……曜ちゃん……ごめん……」
千歌「本当に……本当に……」
曜「や、やめてよ……そんな……」
曜「私も……ぜんぶ諦めて死のうしてたんだよ……？」
曜「謝るのは私の方だよ……」
千歌「……」
千歌「……曜ちゃんは……本当に優しいよ……」
曜「もう一度二人で、皆が助かる道を考えようよ……！」
千歌「……ううん、もうそんな事する必要は無いの」
曜「え……？」
482: 2016/12/04(日) 00:11:21.38 ID:R3BcjHvv.net
千歌「千歌……決めたの」
千歌「もう、やり直したりしない……」
千歌「自分の運命を……受け入れる……」
曜「……そんな！」
曜「ダメだよ……そんな……！」
千歌「……」
曜「千歌ちゃんが生きていたいなら……私はいくらでもこの三日間を繰り返すから……！」
曜「千歌ちゃんと一緒なら……永遠にこのままでも……」
千歌「ううん……ダメ……」
千歌「曜ちゃんは……まだ生きてるんだから……」
千歌「Aqoursの皆と前に進まなきゃ……」
曜「千歌ちゃんが居ないAqoursなんてAqoursじゃないよ！」
千歌「……千歌が居なくても大丈夫だよ」
千歌「曜ちゃんには……他にも仲間が居るんだから……」
千歌「もう千歌の事は忘れて……」
千歌「もう、やり直したりしない……」
千歌「自分の運命を……受け入れる……」
曜「……そんな！」
曜「ダメだよ……そんな……！」
千歌「……」
曜「千歌ちゃんが生きていたいなら……私はいくらでもこの三日間を繰り返すから……！」
曜「千歌ちゃんと一緒なら……永遠にこのままでも……」
千歌「ううん……ダメ……」
千歌「曜ちゃんは……まだ生きてるんだから……」
千歌「Aqoursの皆と前に進まなきゃ……」
曜「千歌ちゃんが居ないAqoursなんてAqoursじゃないよ！」
千歌「……千歌が居なくても大丈夫だよ」
千歌「曜ちゃんには……他にも仲間が居るんだから……」
千歌「もう千歌の事は忘れて……」
483: 2016/12/04(日) 00:12:02.18 ID:R3BcjHvv.net
曜「忘れられない！」
曜「ループが終わって千歌ちゃんが死んで！」
曜「何十年何百年経ったとしても私は千歌ちゃんを忘れられない！」
千歌「……」
千歌「……何で……そんな……」
曜「……っ！」
曜「だって！私は千歌ちゃんを愛してるから！」
千歌「……え？」
曜「……」
千歌「……そ、それ……」
千歌「どういう……」
曜「……友達としてじゃなく恋人として……！」
曜「心の底から愛してる！」
千歌「……」
千歌「……曜……ちゃん……？」
千歌「……う、うぅ……！」
千歌「曜ちゃん……！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
千歌「本当に……？」
千歌「本当の……本当に……！？」
曜「ループが終わって千歌ちゃんが死んで！」
曜「何十年何百年経ったとしても私は千歌ちゃんを忘れられない！」
千歌「……」
千歌「……何で……そんな……」
曜「……っ！」
曜「だって！私は千歌ちゃんを愛してるから！」
千歌「……え？」
曜「……」
千歌「……そ、それ……」
千歌「どういう……」
曜「……友達としてじゃなく恋人として……！」
曜「心の底から愛してる！」
千歌「……」
千歌「……曜……ちゃん……？」
千歌「……う、うぅ……！」
千歌「曜ちゃん……！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
千歌「本当に……？」
千歌「本当の……本当に……！？」
484: 2016/12/04(日) 00:12:46.86 ID:R3BcjHvv.net
曜「本当だよ！」
曜「私は千歌ちゃんを愛してる！」
曜「今までずっと千歌ちゃんの事しか考えられなかった！」
曜「これからも千歌ちゃんを忘れる事なんてできない！」
曜「何億年経ったとしても……！」
曜「だから……」
曜「私は千歌ちゃんとこの三日間を彷徨い続ける」
千歌「……」
曜「……前に行ったでしょ？」
曜「100年経っても一緒に居たいって……！」
千歌「うぁ……ひぐっ……」
千歌「わ、私……私……！」
曜「千歌ちゃんは……どうかな……？」
曜「私は千歌ちゃんを愛してる！」
曜「今までずっと千歌ちゃんの事しか考えられなかった！」
曜「これからも千歌ちゃんを忘れる事なんてできない！」
曜「何億年経ったとしても……！」
曜「だから……」
曜「私は千歌ちゃんとこの三日間を彷徨い続ける」
千歌「……」
曜「……前に行ったでしょ？」
曜「100年経っても一緒に居たいって……！」
千歌「うぁ……ひぐっ……」
千歌「わ、私……私……！」
曜「千歌ちゃんは……どうかな……？」
485: 2016/12/04(日) 00:13:13.54 ID:R3BcjHvv.net
千歌「ぐすっ……うぅ……」
千歌「私も……好き……！大好きぃ……！」
千歌「曜ちゃぁん！」
ｷﾞｭｯ
曜「千歌ちゃん……！」
曜「二人で……一緒に生きようよ……！」
千歌「私も……好き……！大好きぃ……！」
千歌「曜ちゃぁん！」
ｷﾞｭｯ
曜「千歌ちゃん……！」
曜「二人で……一緒に生きようよ……！」
486: 2016/12/04(日) 00:14:26.61 ID:R3BcjHvv.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
487: 2016/12/04(日) 00:19:46.71 ID:R3BcjHvv.net
裏ノ星女学院 自転車置き場
曜「そういえば……なんて私がここに居るって分かったの？」
千歌「曜ちゃん遺書家に置いてたでしょ？」
曜「……あ！」
千歌「曜ちゃんのお母さん大慌てで家に電話してきたんだよ？」
曜「そ、そうだった……帰ったら怒られちゃうな……」
千歌「それでなんとなく学校にいる気がしたの」
曜「……そっか……」
千歌「うん……」
曜「……」
曜「そういえば……なんて私がここに居るって分かったの？」
千歌「曜ちゃん遺書家に置いてたでしょ？」
曜「……あ！」
千歌「曜ちゃんのお母さん大慌てで家に電話してきたんだよ？」
曜「そ、そうだった……帰ったら怒られちゃうな……」
千歌「それでなんとなく学校にいる気がしたの」
曜「……そっか……」
千歌「うん……」
曜「……」
488: 2016/12/04(日) 00:20:13.32 ID:R3BcjHvv.net
千歌「曜ちゃんは……バスで来たの？」
曜「うん、そうだよ」
曜「……」
曜「これ、千歌ちゃんの自転車だよね？」
千歌「え？うん」
曜「……よーし！」
ｶﾞﾁｬ
千歌「え？」
曜「私の後ろに乗ってよ！」
曜「家まで送るよ！」
曜「うん、そうだよ」
曜「……」
曜「これ、千歌ちゃんの自転車だよね？」
千歌「え？うん」
曜「……よーし！」
ｶﾞﾁｬ
千歌「え？」
曜「私の後ろに乗ってよ！」
曜「家まで送るよ！」
489: 2016/12/04(日) 00:20:40.15 ID:R3BcjHvv.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
490: 2016/12/04(日) 00:21:56.58 ID:R3BcjHvv.net
内浦 海沿いの道路
千歌「内浦の夕日って……本当にキレイだよね……」
曜「……うん……」
曜「……この景色……大好き……」
曜「……」
曜「千歌ちゃんと一緒に見れて、本当に嬉しいよ……」
千歌「……」
千歌「私もだよ……」
曜「……」
曜「小さい頃を思い出すな……」
曜「この海で……何度も遊んだよね」
千歌「……うん……」
千歌「……」
千歌「あの頃から曜ちゃんは千歌を引っ張ってくれてた」
曜「……そんな事無いよ……」
曜「ただ……千歌ちゃんと色んな景色を見たくて……」
千歌「内浦の夕日って……本当にキレイだよね……」
曜「……うん……」
曜「……この景色……大好き……」
曜「……」
曜「千歌ちゃんと一緒に見れて、本当に嬉しいよ……」
千歌「……」
千歌「私もだよ……」
曜「……」
曜「小さい頃を思い出すな……」
曜「この海で……何度も遊んだよね」
千歌「……うん……」
千歌「……」
千歌「あの頃から曜ちゃんは千歌を引っ張ってくれてた」
曜「……そんな事無いよ……」
曜「ただ……千歌ちゃんと色んな景色を見たくて……」
491: 2016/12/04(日) 00:22:52.53 ID:R3BcjHvv.net
千歌「……」
千歌「……その頃から……曜ちゃんの事好きだった」
曜「……」
曜「私も……」
千歌「……」
曜「……私がもっと早く千歌ちゃんに告白してれば……」
千歌「……」
千歌「……どうだろう？」
千歌「……千歌が恥ずかしがって返事できなかったかも」
曜「……あはは」
千歌「……でも、本当に嬉しいよ」
曜「……」
千歌「……」
千歌「……その頃から……曜ちゃんの事好きだった」
曜「……」
曜「私も……」
千歌「……」
曜「……私がもっと早く千歌ちゃんに告白してれば……」
千歌「……」
千歌「……どうだろう？」
千歌「……千歌が恥ずかしがって返事できなかったかも」
曜「……あはは」
千歌「……でも、本当に嬉しいよ」
曜「……」
千歌「……」
492: 2016/12/04(日) 00:23:23.80 ID:R3BcjHvv.net
曜「……ねえ、千歌ちゃん」
千歌「ん？」
曜「……」
曜「……大好き……」
千歌「……」
千歌「……千歌もだよ」
ｷﾞｭｯ
曜「……」
千歌「……」
曜「……」
千歌「……」
曜「……」
千歌「……」
千歌「ん？」
曜「……」
曜「……大好き……」
千歌「……」
千歌「……千歌もだよ」
ｷﾞｭｯ
曜「……」
千歌「……」
曜「……」
千歌「……」
曜「……」
千歌「……」
493: 2016/12/04(日) 00:24:08.04 ID:R3BcjHvv.net
ｷｷｨ
曜「……着いちゃった」
千歌「……うん……」
曜「……」
曜「ねえ千歌ちゃん」
千歌「ん？」
曜「自転車借りても……良いかな？」
千歌「……良いけど……曜ちゃん家まで一時間位かかるよ？」
曜「……」
曜「いいの……」
曜「……もう少し……内浦の風を感じてたいから……」
千歌「……」
千歌「……そっか、分かった」
曜「……ありがとう」
曜「じゃあ、行くね」
千歌「……うん」
曜「……」
曜「……着いちゃった」
千歌「……うん……」
曜「……」
曜「ねえ千歌ちゃん」
千歌「ん？」
曜「自転車借りても……良いかな？」
千歌「……良いけど……曜ちゃん家まで一時間位かかるよ？」
曜「……」
曜「いいの……」
曜「……もう少し……内浦の風を感じてたいから……」
千歌「……」
千歌「……そっか、分かった」
曜「……ありがとう」
曜「じゃあ、行くね」
千歌「……うん」
曜「……」
494: 2016/12/04(日) 00:24:50.19 ID:R3BcjHvv.net
曜「バイバイ、千歌ちゃん……」
千歌「……」
千歌「……っ！」
ﾁｭｩ
曜「……！」
千歌「……」
曜「……」
曜「ん……」ｷﾞｭｩ......
千歌「……」
曜「……」
千歌「ぷぁっ」
曜「……」
千歌「曜ちゃん……」
曜「……ん？」
千歌「……」
千歌「涙が……」
曜「……あれ？」
曜「ご、ごめんね」ｺﾞｼｺﾞｼ
曜「私……」
千歌「……」
千歌「……っ！」
ﾁｭｩ
曜「……！」
千歌「……」
曜「……」
曜「ん……」ｷﾞｭｩ......
千歌「……」
曜「……」
千歌「ぷぁっ」
曜「……」
千歌「曜ちゃん……」
曜「……ん？」
千歌「……」
千歌「涙が……」
曜「……あれ？」
曜「ご、ごめんね」ｺﾞｼｺﾞｼ
曜「私……」
495: 2016/12/04(日) 00:25:45.43 ID:R3BcjHvv.net
千歌「……」
千歌「……やめてよ……曜ちゃん……」
千歌「我慢してたのに……私まで……」
曜「ご、ごめん……」
千歌「……」
曜「……」
曜「……もう……行くね」
曜「これ以上ここに居ると……ずっと帰れなくなりそうだから……」
千歌「……うん……」
曜「本当に……じゃあね」
千歌「……うん……バイバイ……」
曜「……」
千歌「……」
曜「……っ！」
ﾀﾞｯ
千歌「……」
千歌「……」
千歌「……」
千歌「バイバイ……」
千歌「……やめてよ……曜ちゃん……」
千歌「我慢してたのに……私まで……」
曜「ご、ごめん……」
千歌「……」
曜「……」
曜「……もう……行くね」
曜「これ以上ここに居ると……ずっと帰れなくなりそうだから……」
千歌「……うん……」
曜「本当に……じゃあね」
千歌「……うん……バイバイ……」
曜「……」
千歌「……」
曜「……っ！」
ﾀﾞｯ
千歌「……」
千歌「……」
千歌「……」
千歌「バイバイ……」
496: 2016/12/04(日) 00:26:27.73 ID:R3BcjHvv.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
497: 2016/12/04(日) 00:28:19.83 ID:R3BcjHvv.net
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
曜「……」
曜（……朝だ）
曜（……）
曜（今何時だろう……）
曜（……携帯……）
ﾋﾟｯ
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
曜（……）
曜（……そっか）
曜（今日から学校が始まるんだ……）
曜（……）
曜（支度しないと……）
曜（……）
曜「……バイバイ千歌ちゃん……愛してる……」
曜「絶対に……忘れないから……」
曜「……」
曜（……朝だ）
曜（……）
曜（今何時だろう……）
曜（……携帯……）
ﾋﾟｯ
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
曜（……）
曜（……そっか）
曜（今日から学校が始まるんだ……）
曜（……）
曜（支度しないと……）
曜（……）
曜「……バイバイ千歌ちゃん……愛してる……」
曜「絶対に……忘れないから……」
498: 2016/12/04(日) 00:28:46.58 ID:R3BcjHvv.net
おわり
502: 2016/12/04(日) 00:38:22.76 ID:J79rMrQe.net
おつ
死を受け入れて前に進むことにしたってこと？仕方ないけど悲しいな
死を受け入れて前に進むことにしたってこと？仕方ないけど悲しいな
504: 2016/12/04(日) 00:45:15.68 ID:YVXXEULa.net
乙
結局ループやめることにしたのか
結局ループやめることにしたのか
505: 2016/12/04(日) 00:57:47.66 ID:DhtscXI8.net
千歌が言うならまだしもなんで曜が｢もう少し内浦の風を浴びていたい｣なんて言ったんだろ
なんか裏があるのかな
なんか裏があるのかな
509: 2016/12/04(日) 01:14:16.44 ID:NjooeBYY.net
>>505
千歌ちゃんがループ辞めることを感じていたんだろう
千歌ちゃんがループ辞めることを感じていたんだろう
506: 2016/12/04(日) 01:00:20.59 ID:JWxmG3WU.net
救いを…
521: 2016/12/04(日) 20:18:51.80 ID:7jiRGtjv.net
感動…というのは違う気もするけど最後まで読んでグッときちゃったよ…。
お互い大好きで離れたくないのにこの結末はツラすぎる
今年１のSSでええやんこれ…
お互い大好きで離れたくないのにこの結末はツラすぎる
今年１のSSでええやんこれ…
542: 2016/12/06(火) 00:57:28.84 ID:fA/Ykm3h.net
最初救いが欲しいなって思ったけどこの終わり方だからこそ良いんだよな
543: 2016/12/06(火) 18:57:42.30 ID:Xi3+lg+7.net
最後まで乙！
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1479369988/