【SS】花丸「善子ちゃんの学力がヤバい」【ラブライブ！サンシャイン！！】

花丸（今日は善子ちゃんのお家でお勉強です）

花丸（近々数学のテストがあるのでこうしてお勉強、というわけです）

花丸（ちなみにルビィちゃんはダイヤさんに教えてもらってるらしいです、ダイヤさんに教えてもらうならルビィちゃんは安心だろうなあ）

善子「ズラ丸ー」

花丸（んっ、どうしたズラ？）

善子「このグラフの問題がよくわからないんだけど....」

花丸（グラフ？二次関数の問題かな....）

花丸「ちょっと見せて欲しいズラ」

善子「んっ、これこれ」

花丸「どれどれ....」


『√6×√5= 』


花丸「」

花丸「......へっ？」

善子「どうしたのよ？」

花丸「善子ちゃん....これ、グラフなんて無いけど....」

善子「あるじゃない、折れ線グラフ」

花丸「えっ」

善子「ほらコレよコレ」

花丸「えっ、これって....」


『√』


花丸「これのこと言ってるズラ！？」

花丸「えっ....ちょっ....えぇっ！？」

善子「うわっ、びっくりしたじゃない」

花丸「びっくりしたのはこっちズラ！！善子ちゃん冗談はやめてズラ....」

善子「冗談って何よほら」

『/\/-』

善子「上がって下がってまた上がってそのまま横行って....」

善子「どう見ても折れ線グラフじゃない！」

花丸「ほげえええええええ！！！」

善子「どうしたのよ、あんた今日変よ？」

花丸「変なのは善子ちゃんズラ！！これグラフじゃなくてただの記号ズラ！！」

善子「まっさか～」

花丸「こっちがまさかズラ！こんなの初歩初歩ズラ！！」

善子「あー、私最初不登校だったから....」

花丸「それでもこれくらいは知ってなきゃ高校生としてヤバいよ善子ちゃん...」

善子「じゃあこれはどう解けばいいの？」

花丸「えっとこれは....ただ中の数字をかければいいだけずら」

善子「かければいいのね....よしっ」

『√30』

善子「それじゃあ、次の問題は.....」

『2√3+5√3= 』

善子「うーんっ」

『7√6』

善子「うんっ、完璧♪」

花丸「善子ちゃん、ちょっとペン止めようか」

善子「何よ、今度は足し算でしょ？」

花丸「そうなんだけど....ああっ、何て言えばいいずら....！！」

善子「？」

花丸「ええっと....このルートの中の3って数字は」

善子「ルートって何？」

花丸「っっっ.....この折れ線グラフの中に入ってる数字は足さなくて大丈夫ずら」

善子「え、何でよ？」

花丸「っ、公式で√aはそのままaとして」
善子「ずら丸、aって.....今やってるの英語じゃなくて数学よ？」

花丸「ずらあ"ああああああ！！！」

花丸（こ、公式の説明ができない....）

花丸「と、とにかく足し算で同じ数字だったら足さなくて大丈夫ずら....」

善子「ふーんっ、なんかよくわからないけどわかったわ」

花丸「なんか矛盾してるずら....」

.....
善子「ずら丸ー」

花丸「......どうしたの？」

善子「何か貯めが長いわね....この問題が答え見てもよくわからなくて」

花丸「ちょっと見せて欲しいずら....」


『2^2+3^2= 54』


花丸「善子ちゃん....この小さくなってる数字、どういう意味かわかる？」

善子「えっ、ただのミスプリントでしょそれ」


花丸「あ"あ"あ"ぁあああ！！！」

善子「ずら丸うるさいっ」

花丸「ミスプリントなわけないずら！！そしたらこれ小学生の問題ずら！！」

善子「確かにこれ解いてる時に『なんだ数学ってラクショーね♪』って思ったりしたけど....」

花丸「そんな簡単なわけないずら！！何で高校数学が算数にいきなり戻るの！？」

善子「えーっと....キホンを大事に？」


花丸「いま解いてる問題高校数学の基本問題ずら！！」

花丸「....とにかくっ、これは2を2回かけるって意味ずら」

善子「えっ、何でそんなわかりづらい書き方するのよ」

花丸「こっちの方が見えやすかったりわかりやすかったりするのっ、あと善子ちゃんはそういうこと考えてる余裕ないずら」

善子「えー....しょうがないわね、気にせず解くわよ」

『5^3=115』

善子「よしっ」

花丸「よしじゃない」

花丸「小学生の計算間違えないでよ善子ちゃん！？」

善子「えっ？ってあっ.....間違えちゃった、てへっ☆」

花丸「可愛く言ってもダメだからね！？」

善子「あはは、ジョークよジョーク....」

花丸「信じきれないずら.....ﾊｧ、善子ちゃん」

善子「何？」

花丸「丸が教えるから一緒にやろう？」

善子「えー、ずら丸厳しそう....」

花丸「善子ちゃんわがまま言える立場じゃないから！」

....

花丸「ｾﾞｪ....ﾊｧ...」

善子「知識....詰め込まれるだけ詰め込まれたわ....」

花丸「これで....丸の教えられることは....全部ずら」

善子「....ずら丸、ありがとね」

花丸「ふふっ、まあ善子ちゃんもAqoursの一人ずら、メンバーが困ってたら助けるのは当たり前ずら」

善子「ずら丸.....」

花丸（まあ、このままだと善子ちゃん赤点でスクールアイドルどころじゃないっていうのもあるけど....）

善子「よしっ、それじゃあ明日のテスト、満点取るわよ！！」

花丸「あっ、それは無理ずら」

そして......
先生「国木田ー」

花丸「はいっ」

花丸（えっと....やった、高い！）

先生「黒澤ー」

ルビィ「は、はいっ」

ルビィ「花丸ちゃん、何点だった？」

花丸「丸は良かったよ、はいっ」

ルビィ「えっ....凄い花丸ちゃん！」

花丸「今回基礎が大事な問題多かったから....」

花丸（そう思うと善子ちゃんに基礎教えてたから丸も良かったのかな？）

ルビィ「ぅゅ....ルビィは逆にお姉ちゃんが難しい問題をたくさん教えてもらったけど基礎の取りのがしが多くて....」

先生「津島ー」

善子「はいっ」

花丸（善子ちゃん、平均くらいは取れたかな？）

先生「後で職員室来るように」

花丸「へっ」

善子「.....」

ルビィ「よ、善子ちゃん酷い顔だけど大丈夫だったの！？」

善子「.....」ﾋﾟﾗ


『0点』


ルビ丸「」

花丸「そ、そんな....」

ルビィ「善子ちゃん、これは流石に....あれっ」

花丸「？」

ルビィ「....丸ついてる」

花丸「えっ、本当だ....応用問題は軒並み間違えてるけど基礎は普通に丸がついて....何で？」

善子「......」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

ルビィ「んっ、名前？」


『†堕天使ヨハネ† 0点』


ルビ丸「」

終わり

点数は取れたので補習等は免除されましたが変わりにめっちゃ怒られたみたいです

読んでて楽しかった、乙

宿題はちゃんとやるみたいな設定はあったと思うけどはっきり賢いだとか頭良いって書かれてたっけ？

頭が善い子

オチが良かった 乙やで