【SS】鞠莉「だ~いや!一緒にお風呂入ろっ!」ダイヤ「……」【ラブライブ!サンシャイン!!】

まり SS


1: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:25:50.52 ID:joxw4Kef
ダイヤ「まず最初に一つ質問させて下さい。どうしてあなたが私の家にいるんですの?」

鞠莉「友達の家にいるのってそんなにおかしいことかしら?」

ダイヤ「時間というものを考えてください。もう夜の九時ですわよ」

鞠莉「終電逃しちゃったの。泊めてよ」

ダイヤ「渡し舟を公共交通機関みたいに言わないでください。家の人に連絡すればいいではありませんか。それか果南さんとかに」

鞠莉「い~や!マリーは今日ダイヤの家にお泊りするって決めたの!ね、いいでしょルビィ?」

ルビィ「え?鞠莉ちゃん今日お泊りなの?やったぁ~!」

鞠莉「ほら、家主の許可も取れたってことだし」

ダイヤ「勘違いしないで下さい!!家主はルビィじゃなくて私の方ですわ!!」

ルビィ(うーん、お姉ちゃんでもないような気がするけどなぁ……)

2: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:27:07.14 ID:joxw4Kef
ダイヤ「さ、というわけで鞠莉さん。どうかお引き取り下さいませ」

グイッ!

ダイヤ「……」

グイグイ

鞠莉「イヤ。意地でも動かないもん」

ダイヤ「はぁ?」

鞠莉「……」

ダイヤ「……」グイグイ

鞠莉「……」

ダイヤ「……いい加減にしないと鞠莉さんのお家の方に引き取りに来て頂きますわよ」

鞠莉「それは無理。家の者はみ~んな寝ちゃったし」

ダイヤ「はぁ?」

鞠莉「……」

ダイヤ「……」

ダイヤ(はぁ……)

3: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:27:58.87 ID:joxw4Kef
ダイヤ「……わかりました。では朝までずーっとそこで意地を張っていることね」

鞠莉「いいの!?」

ダイヤ「もう勝手にしてください。私は鞠莉さんに構っている暇などありませんので」

鞠莉「ふふ~ん、そうね。じゃあ言葉通り勝手にさせてもらうわ」

ダイヤ「私はお風呂に入って参りますわ。くれぐれもルビィの勉強の邪魔だけはしないように……」

ヒュン!

ダイヤ「……鞠莉さん?」

4: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:28:57.76 ID:joxw4Kef
ダイヤ「……」

ササッ!

ダイヤ「……」

鞠莉「……」

ダイヤ「……鞠莉さん?そこをどいてくれませんか?」

鞠莉「い~や!」

ダイヤ「私お風呂に入りたいだけなのですが」

鞠莉「マリーも一緒に入る」

ダイヤ「鞠莉さんお風呂まだだったのですか?では鞠莉さんの方から先にどうぞ」

鞠莉「ううん、家出る前にお風呂ちゃんと済ませてきたから大丈夫」

ダイヤ「はぁ?」

鞠莉「ダイヤはお風呂まだなんでしょ?だったらマリーが一緒に入ってあげる」

ダイヤ「結構です。私は一人でゆっくり入りたいですわ」

6: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:30:01.10 ID:joxw4Kef
鞠莉「選んでよ、ダイヤ。マリーと一緒にお風呂に入るか、それとも入らないか」

ダイヤ「選択肢を提示しているのはこちらの方ですわ!!鞠莉さんが入りたいのならお先にどうぞとさっきから言っているでしょう!!?」

鞠莉「だからさっき家で入って来ちゃったからお風呂は大丈夫って言ってるじゃない」

ダイヤ「でしたらそこをどいて下さい!!私はまだなのでお風呂に入りたいんですわ!!」

鞠莉「でもダイヤが入るならマリーも一緒に入りたいの!」

ダイヤ「はぁ!!?」

鞠莉「最初っからそう言ってるじゃない!ダイヤってばほんっとわからずやね!」

ダイヤ(わからずやなのはそっちの方でしょう!!?)

7: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:30:55.04 ID:joxw4Kef
ダイヤ「とにかく!もう夜も遅いですし鞠莉さんと遊んでいる時間はありませんの。わかったのなら大人しく道を開けてください!」

鞠莉「い~や!絶対にどかない!」

鞠莉「ダイヤが選ぶの!マリーと一緒にお風呂に入るのか!それとも今日は入らないのか!」

ダイヤ「いい加減に、してください……!!」グイグイ

鞠莉「そっちこそいい加減に、諦めてよね……!!」グイグイ

ダイヤ「……」

鞠莉「むぅ~……!!」

8: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:32:49.12 ID:joxw4Kef
ダイヤ「だいたいなんでそこまで一緒のお風呂にこだわるのですか?」

鞠莉「だってダイヤと一緒に入ったことないんだもん」

ダイヤ「たまに練習終わりに温泉につかっているではありませんか」

鞠莉「小さいお風呂には一緒に入ったことないじゃない」

ダイヤ「普通は一人で入るものですわ。もうルビィとでさえも一緒には入りませんし」

鞠莉「でも果南とは一緒に入ったことあるんでしょう?」

ダイヤ「ぶぶっ!!?」

鞠莉「……」

ダイヤ「けほっ!!は、はぁっ!!?」

鞠莉「果南から聞いた。一緒に入ったことあるって」

ダイヤ「よ、幼稚園の頃のお話ですわ!!//いつまでも引きずっている方がおかしいんですよ!!//」

鞠莉「ズルい!マリーだけ仲間外れにするつもりなんでしょ!」

ダイヤ「そんなつもりはありませんわ!!」

鞠莉「むぅ~!!」

ダイヤ「だいたいそんなので騒ぐ方も騒ぐ方でしょう!?たかがお風呂くらいで!」

鞠莉「じゃあ一緒に入ってくれたっていいじゃない!たかがお風呂くらい!」

ダイヤ「へぇぅっ!?へ、屁理屈を言わないでくださいませ!」

鞠莉「屁理屈じゃない!ダイヤがわからずやなだけ!がんこ!いしあたま!」

ダイヤ「……」

9: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:34:18.01 ID:joxw4Kef
ダイヤ「はぁ……」

スタスタ

ダイヤ「……」

鞠莉「ふふ~ん、やっと折れる気になったみたいね。もうっ、最初から抵抗しなければよかったのよ」

ダイヤ「いえ、そうじゃありませんわ。これは持久戦です」

鞠莉「持久戦?」

ダイヤ「はい。鞠莉さんがそこをどかないというのなら私はここで待ち続けるだけですわ」

鞠莉「……」

10: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:35:59.44 ID:joxw4Kef
ダイヤ「鞠莉さんのことですし夜にはちゃんと眠くなるのでしょう?私は鞠莉さんが寝静まってからお風呂に入ることにしますので」

鞠莉「えぇ~?」

ダイヤ「……」

鞠莉「じゃあいいもん。マリーずっと起き続けてるから」

ダイヤ「……」

鞠莉「ダイヤ~?何か言ったらどう?」

ダイヤ「……」

鞠莉「ダイヤ~?」

ダイヤ「……」

鞠莉「むぅ~!!!」

ダイヤ「……」

鞠莉「……」ウルッ

ダイヤ「……」

ダイヤ(はぁ……そんな泣くのを我慢するみたいな顔するだなんて少し卑怯よ、鞠莉さん)

鞠莉「んぅ……」

ダイヤ(ほんと、あなたという人はいつもいつもそうやって……)

………

11: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:37:10.86 ID:joxw4Kef
鞠莉「それっ!」ドポン!

ダイヤ「他人の家のお風呂であんまりはしゃがないで下さいませ!」

鞠莉「ダイヤも早くおいでよ~!!」

ダイヤ「……っ///」

ガラッ

鞠莉「なに恥ずかしがってんの?」

ダイヤ「は、恥ずかしいに決まっています!!//いくら同性どうしとは言え、こっ、こんな狭い空間に、裸で、二人っきりで………///」

鞠莉「裸ならいつも見てるじゃない」

ダイヤ「んなっ!?//」

鞠莉「ほら、練習終わりとかに温泉入ったりするでしょ?」

ダイヤ「あっ、あぁ……ですが二人っきりというのは違うんですわ!大人数で入るのとは!意味が!!//」

鞠莉「ふ~ん……で、ダイヤはさっき何を想像してたの?」

ダイヤ「へぇぅ!?」

鞠莉「さっきマリーが裸の話したら、明らかに慌てちゃってたみたいだけど~、いったいナニを想像しちゃったのかしらね~」ふにふに

ダイヤ「そっ、それはその……///」

鞠莉「ダイヤってば意外とそういうのに興味津々よね~、むっつりすけべさん♪」

ダイヤ「~~っ!!///」

ダイヤ「もうっ!!変な話に持っていくつもりなのなら先にあがらせてもらいますわよ!!さっきも言いましたけど!!」

鞠莉「はいはい、それと胸の話はNGなのよね。ちゃんとわかってるわよ~」

ダイヤ「……っ///」ブクブク

12: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:39:19.92 ID:joxw4Kef
鞠莉「にしても小さなお風呂よね~。マリーの家の半分くらい?」

ダイヤ「嫌味を言うつもりなら出て行ってもらいますわよ」

鞠莉「え~?なんか新婚夫婦っぽくていいなぁ~って思ってたのに」

ダイヤ「……///」

鞠莉「……ダイヤ?」

ダイヤ「……///」ブクブク

鞠莉「もうっ!目そらさないでよっ!他人の話を聞くときは目を見て聞くのがマナーなのよっ!!」

ダイヤ(だ、だって!!今の鞠莉さん裸なのよ!!?//)

ダイヤ(そんな立派なものを胸につけていたら、なんだかこっちまで直視するのが恥ずかしくなってしまうわ……//私もルビィも胸はあまり大きい方ではないし……//)

ダイヤ「……//」

ダイヤ(それに距離がいつも以上に近くて)

鞠莉「マリーと目を合わせようとしないのならこっちから行っちゃうんだからね!ダイヤ~!」

ダイヤ「ちょっ、動かないでください!!//ただでさえ二人で入ると狭いんだから!!//」

鞠莉「じゃあマリーとちゃんとお話してよ!無視しなくたっていいじゃない!!」

ダイヤ「わかったわよ!!わかりました!!ちゃんと構ってあげますから!!その代わり後ろを向いててくださいませ!!」

15: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:41:55.84 ID:joxw4Kef
鞠莉「後ろ?」

ダイヤ「裸が視界に入ってしまうとなんとなく恥ずかしいのよ!!//」

鞠莉「ふ~ん。ま、いいわ。はい」クルッ

ダイヤ「はぁ……//」

鞠莉「へぇ~、ダイヤってそういう趣味だったのね~」

ダイヤ「……?何がです?」

鞠莉「いや~、ダイヤってば背中フェチなのね~って思って」

ダイヤ「なっ!!?//」

鞠莉「だったら次からはちゃ~んとダイヤをメロメロに出来るような、エ チな背中に仕上げきてあげるわ」

ダイヤ「ちっ、違います!!勝手に変な性癖を追加しないで下さい!!//」

16: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:43:58.86 ID:joxw4Kef
ダイヤ「……//」ゴシゴシ

鞠莉「ふふ~ん♪」

ダイヤ(ほんとにもう、鞠莉さんときたら……!!)

鞠莉「あ、そうだダイヤ!マリーが体あらってあげる!」

ダイヤ「い、いいですわ!遠慮します!」

鞠莉「そんなこと言わないで~、いつも一緒にお風呂入ってる仲じゃない!」

ダイヤ「いつもはそんなことしていないでしょう?」

鞠莉「そりゃまぁいつもはマリーも体洗わないとだしね~」

ダイヤ「だったら

鞠莉「でも大丈夫よ!マリーは家でお風呂入ってきたから!ね?」がさがさ

ダイヤ「ちょっ!?勝手に……」

鞠莉「ねえねえ、ダイヤはいつも何で洗ってるの?Hand?それともFaceclothとか?」

ダイヤ「……手で」

鞠莉「りょーかいっ!」

17: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:46:12.61 ID:joxw4Kef
鞠莉「ふふふ~ん♪」ゴシゴシ

ダイヤ「……」

鞠莉「どう?ダイヤ、気持ちいい?」

ダイヤ「手つきが若干いやらしいこと以外は申し分ないですわね」

鞠莉「え~?そんなこと言うなら太ももの方までマリーがごしごししちゃうわよ~?」

ダイヤ「そ、そっちの方は大丈夫ですわ!!私が自分で洗えますから!!」

ダイヤ(それに太ももとかは!すっ、少し毛の処理が甘い部分があるというか、冬ということで甘えていた部分もありますし……)

鞠莉「ふふっ、そうね。毛の処理が甘いところはマリーも見逃しといてあげるわ」

ダイヤ「心の声を勝手に読まないで下さい!!//」

19: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:48:12.90 ID:joxw4Kef
鞠莉「じゃあ次は髪を洗うわね~」

シャカシャカ

鞠莉「~♪」

ダイヤ「……」

鞠莉「~♪」

ダイヤ「……ふぅ」

鞠莉「あ、もしかして気持ちよかった?」

ダイヤ「あ、いえ………意外に上手だなと思いまして」

鞠莉「あったりまえじゃない!髪のお手入れには自信あるんだから!」

鞠莉「それにほら、髪って結んでると少し傷んじゃうでしょ?だからほら」クシクシ

ダイヤ「……」

鞠莉「それに比べてダイヤの髪っていいわよね~、サラサラだし、クセのないストレートだし……」

ダイヤ「そうですか?バリエーションに富んだ鞠莉さんのヘアスタイルの方が私的には羨ましいですわよ?」

鞠莉「ありがとダイヤ。私もダイヤの髪の毛、大好きよ。特にダイヤの……」

ダイヤ「私の?」

鞠莉「……うなじが好き」

ダイヤ「ぶぶっ!!」

20: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:50:57.44 ID:joxw4Kef
ダイヤ「ま、鞠莉さん!!?」

鞠莉「だってなんかエ くない?ダイヤのうなじって。フェロモンぷんぷんなのよね~」

ダイヤ「え、え っ!!?//………ってなんて目で私のことを見てるんですか!!//」

鞠莉「クラスのみんな言ってるわよ?体育の時間とかに。ダイヤのうなじはエ いって」

ダイヤ「はっ、はぁぁぁ!!!?」

鞠莉「ふふっ、間近で堪能させてもらっちゃった♡あとでクラスの娘に自慢しちゃお~っと」

ダイヤ「~~っ!!!そっ、それを言ったら鞠莉さんだって!!」

ダイヤ「知らないんですか!!?鞠莉さんの方がぜ~ったいに性の対象として認知されているのよ!!クラスの娘たちにも!!」

鞠莉「へ?マリーが?」

ダイヤ「その胸!あと太もも!!それといつものニ―ソックス!!」

鞠莉「ふと、もも……?」

ダイヤ「だいたい鞠莉さんはいつも無防備すぎますわ!!階段上ってる時とか!ちらりと覗く太ももの肉付きがとても性的だと最近話題になっていましたのよ!!?」

鞠莉「……」

鞠莉「……なっ!!?//」

ササッ!!

鞠莉「ダ、ダイヤってマリーのことそういう目で見てたの……?//」

ダイヤ「かっ、勘違いしないで下さいっ!!//そういう噂を聞いたことがあるってだけですわ!!」

21: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:53:19.03 ID:joxw4Kef
鞠莉「もうっ!!ダイヤのえ ち!!絶対ダイヤの体の方がエ いもん!!女性ホルモンむんむんだもん!!」

ダイヤ「その胸と発育の良さを持つ鞠莉さんだけには言われたくありませんわ!!いつも大胆にクラスの娘たちを誘惑してるくせに!!」

鞠莉「してないっ!!マリーの体で変なこと考えないでよっ!!//」

ダイヤ「その言葉そっくりそのままお返しいたしますわ!!だいたい鞠莉さんの方から話を振って……///」

ブルッ!

ダイヤ「……」

鞠莉「……寒い」

ダイヤ「ええ……」

鞠莉「お湯、入る」

ダイヤ「……」コクン

22: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:56:01.74 ID:joxw4Kef
鞠莉「……」

ダイヤ「ふぅ……」

鞠莉「……ちょっとショック。ダイヤがそんなこと考えてたなんて」

ダイヤ「でしたら湯舟で裸でくっつくのをやめてくださいませ」

鞠莉「それはそれ、これはこれ。ずっと一緒にいたいんだもん」ギュッ

ダイヤ「はぁ……」

鞠莉「……」

ダイヤ「……さっきも言ったけど、鞠莉さんのことを色眼鏡で見ているのは主にクラスの娘たちなのよ?」

鞠莉「……わかってる」ギュッ

ダイヤ「それに私は鞠莉さんでそういうことを想像したりしたことは一度もありませんわ」

鞠莉「……ほんとに?」

ダイヤ「何年一緒にいると思っているの。鞠莉さんはもう妹みたいなものなのよ、私にとって」

鞠莉「……」

ダイヤ「わかっていただけましたか?」

鞠莉「……」コクン

ダイヤ「そうですか、ではそろそろ

鞠莉「でも違うわ。私の方がお姉ちゃんじゃない?」

ダイヤ「へっ?」

23: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 18:59:43.17 ID:joxw4Kef
鞠莉「だってマリーの方が誕生日早いし」

ダイヤ「たった半年しか変わらないでしょう?」

鞠莉「半年違えば十分よ」

鞠莉「それにダイヤにはルビィがいるじゃない。妹よりお姉ちゃんが欲しいんじゃないの?」

ダイヤ「例え必要だったとしても鞠莉さんなのは願い下げよ」

鞠莉「マリーは妹が欲しいって思ったりするの。だからいいじゃない、今日だけ妹になってくれても」

ダイヤ「……そんなに欲しいなら鞠莉さんのお母様にでも頼めばいいじゃない?」

鞠莉「それは無理ね。だってママもパパも忙しすぎてセ クスレスみたいだし」

ダイヤ「急に生々しい話をぶっこむのはやめてくださいませ。ムードが壊れますわ」

24: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 19:03:16.08 ID:joxw4Kef
ダイヤ「ともかく、私と鞠莉さんがもし仮に姉妹になるとしたら私の方が確実にお姉ちゃんですわ。だいたい日常の様子からも察しが付くでしょう?」

鞠莉「どうして?」

ダイヤ「どっ、どうしてって、それは……」

鞠莉「うん」

ダイヤ「……っ!!//べ、べつにいいでしょう!!?そろそろあがりますわ!!もう十分温まりましたし!!」

鞠莉「あっ、ちょっと待ってダイヤ!!マリーはもう少し一緒に……」

フラッ

鞠莉「あっ……」

ダイヤ「……え?」

鞠莉「だ、いや……」

ダイヤ「ま、鞠莉さん!!?」

ステン!

ダイヤ「!!?」

25: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 19:06:39.18 ID:joxw4Kef
◇———◇

鞠莉「きゅぅ……」

ダイヤ「はぁ……」

鞠莉「……」

ダイヤ「鞠莉さん、しっかりしてください」パタパタ

鞠莉「……」

ダイヤ(ほんと、どこまで世話をかけるのかしら。のぼせるまで風呂に入り続けるなんて……)

鞠莉「……」

26: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 19:09:11.30 ID:joxw4Kef
ダイヤ(まったく、長風呂が苦手ならそう言ってくれれば良かったのに。なにも無理する必要はなかったでしょう?)

ダイヤ(……まぁ、鞠莉さんがせっかちで普段からあまりお湯にはつかっていなかったこと忘れていた私にも非はあるかもだけど)

ルビィ「あっ、お姉ちゃん。はい、お水汲んできたよ」

ダイヤ「ありがとうございます、ルビィ。はい鞠莉さん。お飲みになって下さい」

鞠莉「ありがと、ルビィ……」

ルビィ「えへへ、どういたしまして」

ダイヤ「ルビィ、鞠莉さんのことは大丈夫ですわ。もうお部屋に戻ってても結構ですわよ」

ルビィ「うん、わかった」

トテトテ

ダイヤ「……」

鞠莉「きゅぅ……」

ダイヤ「……」

27: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 19:10:06.05 ID:joxw4Kef
ダイヤ「……鞠莉さん?」

鞠莉「……」

ダイヤ「もしかしてこのまま寝るつもり?」

鞠莉「……」

ダイヤ「……」

鞠莉「……」

ダイヤ「はぁ……」

ダイヤ(しかも私のベッドを勝手に使われてるし……)

ダイヤ(ほんと、いつまで経っても世話が焼けるわね、鞠莉さんは)

ダイヤ(小学生の時からずっとそう。あれやりたい、これやりたいって言ってもいつもいつも迷惑かけられるのは私の方だし、危なっかしくて見てられないし)

鞠莉「すぅ……」

ダイヤ(鞠莉さんは気づいてないかもだけど、私はずーっとそばで支えてきたのよ?ずっと。それなのに自分はお姉ちゃんだなんて、見栄と虚勢だけは一人前なんだから……)

ダイヤ「……」

鞠莉「……」

ダイヤ(そんなんでお姉ちゃんを名乗ろうだなんて百年早いんだからね……)

スーッ…

ダイヤ「……ね、鞠莉お姉ちゃん?」

鞠莉「なっ!?」ガバッ!

ダイヤ「わわっ!!?」

28: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 19:12:22.27 ID:joxw4Kef
ダイヤ「ま、鞠莉さん……?」

鞠莉「ねえ!!今ダイヤ私のことお姉ちゃんって言ったわよね!!?」

ダイヤ「……//」

鞠莉「言ったわよね!!?ね!!?」

ダイヤ「……っ///」

テテッ!

ダイヤ「ちょっ、何するつもりですか!?」

鞠莉「ルビィに自慢してきちゃお~っと!!」

ダイヤ「はぁっ!!?」

鞠莉「ねえルビィ~!!聞いて聞いて!!!さっきダイヤがね~……!!」

ダイヤ「ま、待ちなさい鞠莉さん!!きっ、気のせいですわ!!私はそんなこと、一言も言っていませんわ!!!///」

29: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 19:12:43.86 ID:joxw4Kef
終わりです。お読み下さりありがとうございました

32: (もんじゃ) 2021/03/24(水) 19:55:01.52 ID:vBP7NXZN
尊い

31: (かつお) 2021/03/24(水) 19:27:48.10 ID:5IfBkWjb
とても良いです

36: (SB-iPhone) 2021/03/24(水) 20:48:53.06 ID:Ql93X7cy
やっぱりダイマリなんですわよねぇ…

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1616577950/

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