3: 2021/04/17(土) 19:08:31.71 ID:KYj4fDxj
~お昼休み~
曜「千歌ちゃん千歌ちゃん!」
千歌「なあに曜ちゃん?」
曜「さてさて問題です!てれん♪」
曜「4月17日は~、何の日でしょう?」
千歌「もう、曜ちゃんのお誕生日でしょ?」
曜「せいか~い♪さっすが千歌ちゃん」
千歌「はいはい、このやりとり毎年やってるよね。いつまで続けるつもり?」
曜「ん~、おばあちゃんになってもずっとかな。えへへ」
千歌「それで?要求はなあに?」
曜「千歌ちゃんちゃんとプレゼント考えてくれてるかな~って思って!」
千歌「ん~、まあ一応考えてるけど、それなりに」
曜「えっ!?なになに~?すっごく気になる!」
千歌「それ言っちゃったらサプライズにならないじゃん。だから内緒」
曜「むぅ、千歌ちゃんのケチ―」
梨子「……」
曜「千歌ちゃん千歌ちゃん!」
千歌「なあに曜ちゃん?」
曜「さてさて問題です!てれん♪」
曜「4月17日は~、何の日でしょう?」
千歌「もう、曜ちゃんのお誕生日でしょ?」
曜「せいか~い♪さっすが千歌ちゃん」
千歌「はいはい、このやりとり毎年やってるよね。いつまで続けるつもり?」
曜「ん~、おばあちゃんになってもずっとかな。えへへ」
千歌「それで?要求はなあに?」
曜「千歌ちゃんちゃんとプレゼント考えてくれてるかな~って思って!」
千歌「ん~、まあ一応考えてるけど、それなりに」
曜「えっ!?なになに~?すっごく気になる!」
千歌「それ言っちゃったらサプライズにならないじゃん。だから内緒」
曜「むぅ、千歌ちゃんのケチ―」
梨子「……」
4: 2021/04/17(土) 19:09:58.47 ID:KYj4fDxj
梨子(はぁ……)
梨子(千歌ちゃんの言った通り、もうすぐ4月17日は、年に一度の曜ちゃんのお誕生日です)
梨子(Aqoursのみんなのお誕生日は、それぞれお互いプレゼントを贈り合うのが恒例になってるんだけど、けど……)
梨子(ううっ、どうしよ……私、曜ちゃんに何送ったらいいかなんて全然思いつかないよぉ……)
梨子「……」
曜「たんじょうび、たんじょうび~♪」
梨子「……」
梨子(どうしたら曜ちゃんを喜ばせてあげられるか、曜ちゃんはどんなプレゼントが好きなのか、なんてことは私には皆目見当もつかなくて)
梨子(考えてみたら私、千歌ちゃんと違って曜ちゃんのこと、あんまり知らないんだなぁ……)
梨子(千歌ちゃんの言った通り、もうすぐ4月17日は、年に一度の曜ちゃんのお誕生日です)
梨子(Aqoursのみんなのお誕生日は、それぞれお互いプレゼントを贈り合うのが恒例になってるんだけど、けど……)
梨子(ううっ、どうしよ……私、曜ちゃんに何送ったらいいかなんて全然思いつかないよぉ……)
梨子「……」
曜「たんじょうび、たんじょうび~♪」
梨子「……」
梨子(どうしたら曜ちゃんを喜ばせてあげられるか、曜ちゃんはどんなプレゼントが好きなのか、なんてことは私には皆目見当もつかなくて)
梨子(考えてみたら私、千歌ちゃんと違って曜ちゃんのこと、あんまり知らないんだなぁ……)
5: 2021/04/17(土) 19:10:50.49 ID:KYj4fDxj
曜「プレゼント~♪」
千歌「そう言えば曜ちゃんは欲しいものとかあるの?」
梨子「!!」
梨子(千歌ちゃんナイスアシスト!)
曜「え?千歌ちゃんの方からそれ聞いちゃう?」
千歌「一応聞いとかないと不安じゃん。変なもの渡しちゃったらヤだし」
曜「えぇ~?」
千歌「いいから答えて、今後の参考のためにも」
曜「欲しいもの、か。う~ん……」
梨子「……」
曜「……末永き幸せ、かな」
千歌「はぁ?」
千歌「そう言えば曜ちゃんは欲しいものとかあるの?」
梨子「!!」
梨子(千歌ちゃんナイスアシスト!)
曜「え?千歌ちゃんの方からそれ聞いちゃう?」
千歌「一応聞いとかないと不安じゃん。変なもの渡しちゃったらヤだし」
曜「えぇ~?」
千歌「いいから答えて、今後の参考のためにも」
曜「欲しいもの、か。う~ん……」
梨子「……」
曜「……末永き幸せ、かな」
千歌「はぁ?」
6: 2021/04/17(土) 19:12:06.58 ID:KYj4fDxj
曜「それか追加で願い事百個叶えられる券」
千歌「そんな小学生みたいなこと言わないでよ」
曜「じゃあ遅刻しても怒られない権利で我慢する」
千歌「それは先生に言って。チカたちじゃ無理だから」
曜「えぇ~?もう、注文が多いなぁ……」
千歌「注文が多いのは曜ちゃんの方でしょ。そういう小ボケ要らないから、誰も求めてないから。しかも絶妙につまんないし。いいから真面目に教えてよ」
曜「ん~?とは言ってもな~、私千歌ちゃんと梨子ちゃんが隣にいてくれてるだけで十分……」
コンコン♪
果南「曜、ちょっといい?」
千歌「あ、果南ちゃん」
果南「ごめん千歌、ちょっとだけ曜借りるね」
千歌「え~?………まぁいっか。じゃあね曜ちゃん」
曜「えっ、やけに淡泊じゃない!?そこは別れを惜しむ場面じゃ……」
千歌「はいはい、さっさと行ってくる。どーせダンスの打ち合わせでしょ?」
千歌「そんな小学生みたいなこと言わないでよ」
曜「じゃあ遅刻しても怒られない権利で我慢する」
千歌「それは先生に言って。チカたちじゃ無理だから」
曜「えぇ~?もう、注文が多いなぁ……」
千歌「注文が多いのは曜ちゃんの方でしょ。そういう小ボケ要らないから、誰も求めてないから。しかも絶妙につまんないし。いいから真面目に教えてよ」
曜「ん~?とは言ってもな~、私千歌ちゃんと梨子ちゃんが隣にいてくれてるだけで十分……」
コンコン♪
果南「曜、ちょっといい?」
千歌「あ、果南ちゃん」
果南「ごめん千歌、ちょっとだけ曜借りるね」
千歌「え~?………まぁいっか。じゃあね曜ちゃん」
曜「えっ、やけに淡泊じゃない!?そこは別れを惜しむ場面じゃ……」
千歌「はいはい、さっさと行ってくる。どーせダンスの打ち合わせでしょ?」
7: 2021/04/17(土) 19:13:52.27 ID:KYj4fDxj
梨子「……」
梨子(はぁ……)
千歌「……だって、梨子ちゃん」
梨子「うぇぇ!?な、何が……?」
千歌「曜ちゃんが欲しいもの。梨子ちゃんずっと聞きたそうにしてたでしょ?」
梨子「えっ!?そ、それは、その……///」
千歌「にししし、梨子ちゃんも大変だね。あんな鈍感さんに恋しちゃうなんて」
梨子「う、うん……って好きってわけじゃないもん!!//ただちょっと可愛いなぁ、仲良くなりたいなって毎日思ってるだけで……//」
千歌「じゃあ曜ちゃんが他の人とお付き合いしちゃってもいいの?」
梨子「それは……///」
千歌「そういえば私、水泳部の後輩ちゃんが曜ちゃんのこと狙ってるって話、聞いたことがあるようなないような……」
梨子「う、うそ!!?ほんとに!!?」ガタッ!
梨子(どうしよ、そんなスポーティーな娘になんて、私じゃ絶対敵わな……)
千歌「うっそ~!」
梨子「……え?」
千歌「梨子ちゃん騙された~!!にしししっ、梨子ちゃんってばほんとカワイイなぁ~!」ナデナデ
梨子「よ、良かった~……//ってもうっ!!からかわないで!!」
梨子(はぁ……)
千歌「……だって、梨子ちゃん」
梨子「うぇぇ!?な、何が……?」
千歌「曜ちゃんが欲しいもの。梨子ちゃんずっと聞きたそうにしてたでしょ?」
梨子「えっ!?そ、それは、その……///」
千歌「にししし、梨子ちゃんも大変だね。あんな鈍感さんに恋しちゃうなんて」
梨子「う、うん……って好きってわけじゃないもん!!//ただちょっと可愛いなぁ、仲良くなりたいなって毎日思ってるだけで……//」
千歌「じゃあ曜ちゃんが他の人とお付き合いしちゃってもいいの?」
梨子「それは……///」
千歌「そういえば私、水泳部の後輩ちゃんが曜ちゃんのこと狙ってるって話、聞いたことがあるようなないような……」
梨子「う、うそ!!?ほんとに!!?」ガタッ!
梨子(どうしよ、そんなスポーティーな娘になんて、私じゃ絶対敵わな……)
千歌「うっそ~!」
梨子「……え?」
千歌「梨子ちゃん騙された~!!にしししっ、梨子ちゃんってばほんとカワイイなぁ~!」ナデナデ
梨子「よ、良かった~……//ってもうっ!!からかわないで!!」
9: 2021/04/17(土) 19:14:58.18 ID:KYj4fDxj
◇———◇
梨子「はぁ……」
梨子(結局曜ちゃんの方は特にコレと言った欲しいものがなさそうだったし……やっぱり自分で考えるしかないのよね?)
梨子(曜ちゃんがもらって喜びそうなもの、プレゼント……)
梨子「……」
花丸「ねえねえ善子ちゃん、さっきから何見てるの?」
善子「これのこと?テキトーなカタログだけど」
花丸「かたろぐ……?」
善子「ほら、もうすぐ曜の誕生日でしょ?何かいいものないかなーって思って」
梨子「!!」
梨子(そっか!みんな曜ちゃんへのプレゼント、悩んでるのよね……!!)
梨子(善子ちゃんたちがどんなの考えてるかわかったら、何か参考にできるかもっ!)
花丸「ふーん、結構真剣に考えてるんだね」
善子「ん、まあね。一応世話になってる先輩だし」
梨子「……」ソーッ
梨子「はぁ……」
梨子(結局曜ちゃんの方は特にコレと言った欲しいものがなさそうだったし……やっぱり自分で考えるしかないのよね?)
梨子(曜ちゃんがもらって喜びそうなもの、プレゼント……)
梨子「……」
花丸「ねえねえ善子ちゃん、さっきから何見てるの?」
善子「これのこと?テキトーなカタログだけど」
花丸「かたろぐ……?」
善子「ほら、もうすぐ曜の誕生日でしょ?何かいいものないかなーって思って」
梨子「!!」
梨子(そっか!みんな曜ちゃんへのプレゼント、悩んでるのよね……!!)
梨子(善子ちゃんたちがどんなの考えてるかわかったら、何か参考にできるかもっ!)
花丸「ふーん、結構真剣に考えてるんだね」
善子「ん、まあね。一応世話になってる先輩だし」
梨子「……」ソーッ
10: 2021/04/17(土) 19:17:41.46 ID:KYj4fDxj
ルビィ「善子ちゃんはどんなのを考えてるの?」
善子「ん~、そうね……少し大人っぽいものとか意外と似合いそうじゃない?曜って」
ルビィ「あー確かに。ああ見えて曜ちゃんオシャレさんだもんね」
梨子「!!」
梨子(そうそう♪曜ちゃんって絶対女の子っぽい服装とか似合いそうなの!フェミニンコーデとか、清楚コーデとか!いつかお着換えさせてあげたいな~)
梨子(だからそういう系統をちょっと意識した、ワンポイントアクセとか、あとはさりげなく私とおそろいにしちゃって……ちょっぴりそういう関係をほのめかしてみちゃったりとか……///)
梨子「……///」キュンキュン♪
善子「……イヤリングとか?」
梨子(うんうん♪指輪とか渡しちゃったら、いくら曜ちゃんでも私の気持ちに気づいて……)
ルビィ「え~?誕生日プレゼントにしてはちょっと重たくない?もっと気軽に使えるものがいいって」
梨子「うぐっ!」グサッ!
梨子(お、重い……)
花丸「勝手に彼女面してるみたいでマルはどん引きずら」
梨子「はぅぅ!!」
梨子(か、勝手に彼女面……)
梨子(ううっ、な、なんか私のことを言われてるみたいで、ちょっぴり心が痛いです……)シクシク
善子「ん~、そうね……少し大人っぽいものとか意外と似合いそうじゃない?曜って」
ルビィ「あー確かに。ああ見えて曜ちゃんオシャレさんだもんね」
梨子「!!」
梨子(そうそう♪曜ちゃんって絶対女の子っぽい服装とか似合いそうなの!フェミニンコーデとか、清楚コーデとか!いつかお着換えさせてあげたいな~)
梨子(だからそういう系統をちょっと意識した、ワンポイントアクセとか、あとはさりげなく私とおそろいにしちゃって……ちょっぴりそういう関係をほのめかしてみちゃったりとか……///)
梨子「……///」キュンキュン♪
善子「……イヤリングとか?」
梨子(うんうん♪指輪とか渡しちゃったら、いくら曜ちゃんでも私の気持ちに気づいて……)
ルビィ「え~?誕生日プレゼントにしてはちょっと重たくない?もっと気軽に使えるものがいいって」
梨子「うぐっ!」グサッ!
梨子(お、重い……)
花丸「勝手に彼女面してるみたいでマルはどん引きずら」
梨子「はぅぅ!!」
梨子(か、勝手に彼女面……)
梨子(ううっ、な、なんか私のことを言われてるみたいで、ちょっぴり心が痛いです……)シクシク
11: 2021/04/17(土) 19:18:46.53 ID:KYj4fDxj
善子「……何よリリー、いきなり奇声なんてあげちゃって」
梨子「な、なんでもない……」
善子「……?」
梨子(あぅぅ……そうだよね……私と曜ちゃんの間柄って恋人どうしってわけでもないし、いきなり意味深なもの渡されても曜ちゃんだって困っちゃうだろうし……)
梨子「……」
梨子(あーあ、せっかくこっそり曜ちゃんにオススメのシャンプーとか渡して……)
曜『え?梨子ちゃんがいつも使ってるシャンプー?』
梨子『そうよ、私のとっておきなの』
曜『なるほど~、梨子ちゃんの髪のサラサラ感はここに秘密があるんだね!』
曜『ありがとっ!さっそく今日から使ってみるよ!』
梨子「な、なんでもない……」
善子「……?」
梨子(あぅぅ……そうだよね……私と曜ちゃんの間柄って恋人どうしってわけでもないし、いきなり意味深なもの渡されても曜ちゃんだって困っちゃうだろうし……)
梨子「……」
梨子(あーあ、せっかくこっそり曜ちゃんにオススメのシャンプーとか渡して……)
曜『え?梨子ちゃんがいつも使ってるシャンプー?』
梨子『そうよ、私のとっておきなの』
曜『なるほど~、梨子ちゃんの髪のサラサラ感はここに秘密があるんだね!』
曜『ありがとっ!さっそく今日から使ってみるよ!』
13: 2021/04/17(土) 19:19:42.86 ID:KYj4fDxj
梨子(それで、次の日とかに……)
千歌『すんすん、あれれ~?曜ちゃんの髪の毛から梨子ちゃんの匂いがする!』
曜『えへへ~♪』
梨子『……///』カァァッ!!
梨子(とか、クラスの噂になっちゃって……//)
善子『……ねえ、あの二人絶対ヤってるわね』
ルビィ『うゅ。完全にやってるびぃ』
花丸『かんっぜんに事後ずらね』
梨子(んなっ!?//)
梨子「……///」カァァァァァッ!!!!
梨子「って違うの!!別にえ ちな妄想してるわけじゃないんだからね!!!///」
ルビィ「え ちな……?」キョトン
花丸「梨子ちゃんが素直に気持ち悪いずら」
善子「ほっときなさい、どーせまた下らない内容よ」
千歌『すんすん、あれれ~?曜ちゃんの髪の毛から梨子ちゃんの匂いがする!』
曜『えへへ~♪』
梨子『……///』カァァッ!!
梨子(とか、クラスの噂になっちゃって……//)
善子『……ねえ、あの二人絶対ヤってるわね』
ルビィ『うゅ。完全にやってるびぃ』
花丸『かんっぜんに事後ずらね』
梨子(んなっ!?//)
梨子「……///」カァァァァァッ!!!!
梨子「って違うの!!別にえ ちな妄想してるわけじゃないんだからね!!!///」
ルビィ「え ちな……?」キョトン
花丸「梨子ちゃんが素直に気持ち悪いずら」
善子「ほっときなさい、どーせまた下らない内容よ」
14: 2021/04/17(土) 19:23:30.68 ID:KYj4fDxj
◇———◇
梨子「あぁ……結局いいのなーんにも思いつかない……」トボトボ
梨子(プレゼントって、相手のことが理解できるから渡せるものだと思うんです)
梨子(曜ちゃんが何を欲しがってるのか、好きなものは何で、どういう考え方をしてるのか……そういう当たり前のことがわからないと、曜ちゃんを心から喜ばせてあげられないと思うんだ)
梨子(だからこそ難しいんじゃないのかな?ちゃんと想いを込めた贈り物をするのって)
梨子(でもきっとね、ちゃんと曜ちゃんに真正面から向き合って、ちゃんと好きですって伝えられたのなら……曜ちゃんとは釣り合わなさそうなこんな私なんかでも、ちょっぴりカッコよくなれたりするんじゃないのかなって、そう思って……)
梨子「ってそんなカッコつけたこと言ってる場合じゃないわよね、はぁ……」
梨子(早くなんとか考えないと……)
梨子「あぁ……結局いいのなーんにも思いつかない……」トボトボ
梨子(プレゼントって、相手のことが理解できるから渡せるものだと思うんです)
梨子(曜ちゃんが何を欲しがってるのか、好きなものは何で、どういう考え方をしてるのか……そういう当たり前のことがわからないと、曜ちゃんを心から喜ばせてあげられないと思うんだ)
梨子(だからこそ難しいんじゃないのかな?ちゃんと想いを込めた贈り物をするのって)
梨子(でもきっとね、ちゃんと曜ちゃんに真正面から向き合って、ちゃんと好きですって伝えられたのなら……曜ちゃんとは釣り合わなさそうなこんな私なんかでも、ちょっぴりカッコよくなれたりするんじゃないのかなって、そう思って……)
梨子「ってそんなカッコつけたこと言ってる場合じゃないわよね、はぁ……」
梨子(早くなんとか考えないと……)
16: 2021/04/17(土) 19:25:49.13 ID:KYj4fDxj
梨子(はぁ、曜ちゃんが欲しそうなもの、欲しいもの……)
曜『り~こちゃん!みてみて!化粧ポーチ!かわいくない?』
梨子『うん。五線譜を模したデザインと、小さな音符があしらわれているのが、結構カワイイかも……』
曜『でしょでしょ?はい!梨子ちゃんにあげるね!』
梨子『……私に?』
曜『うん!梨子ちゃん前に新しい化粧ポーチ欲しいって言ってたでしょ?』
梨子『そう言えばこの前の昼休みに……』
曜『うんうん!』
梨子『曜ちゃん……覚えててくれたんだ……//』
曜『えへへ~、もっちろん!だって私、梨子ちゃんのことずーっと目で追い続けてるんだもん!』
梨子『!?//』
曜『あのねあのね梨子ちゃん!私ね!ずっと梨子ちゃんのことが……』
梨子(う、うう~っ!!//)
梨子「……ってそれ私が欲しいものじゃん!!!」
曜『り~こちゃん!みてみて!化粧ポーチ!かわいくない?』
梨子『うん。五線譜を模したデザインと、小さな音符があしらわれているのが、結構カワイイかも……』
曜『でしょでしょ?はい!梨子ちゃんにあげるね!』
梨子『……私に?』
曜『うん!梨子ちゃん前に新しい化粧ポーチ欲しいって言ってたでしょ?』
梨子『そう言えばこの前の昼休みに……』
曜『うんうん!』
梨子『曜ちゃん……覚えててくれたんだ……//』
曜『えへへ~、もっちろん!だって私、梨子ちゃんのことずーっと目で追い続けてるんだもん!』
梨子『!?//』
曜『あのねあのね梨子ちゃん!私ね!ずっと梨子ちゃんのことが……』
梨子(う、うう~っ!!//)
梨子「……ってそれ私が欲しいものじゃん!!!」
18: 2021/04/17(土) 19:29:15.84 ID:KYj4fDxj
梨子「あーもうっ!!ばかばか!!私ってほんとばか!!」
梨子「曜ちゃんとカッコよく向き合うとか、好きだとか言う資格ない!!ばかばか!!もうちょっとちゃんと考えて!!せめて変な妄想はしないように気を付けないとっ!!」
梨子(いくら曜ちゃんがカッコよくて可愛くて心から大好きだったとしても!!ちゃんとカタチにしなくちゃ伝わらな……)
曜「梨子ちゃん、何話してるの?」
梨子「……え、曜ちゃん?」
曜「……?」
梨子「なっ……///」
梨子「…………わあああああああっ!!!?///」
梨子「曜ちゃんとカッコよく向き合うとか、好きだとか言う資格ない!!ばかばか!!もうちょっとちゃんと考えて!!せめて変な妄想はしないように気を付けないとっ!!」
梨子(いくら曜ちゃんがカッコよくて可愛くて心から大好きだったとしても!!ちゃんとカタチにしなくちゃ伝わらな……)
曜「梨子ちゃん、何話してるの?」
梨子「……え、曜ちゃん?」
曜「……?」
梨子「なっ……///」
梨子「…………わあああああああっ!!!?///」
19: 2021/04/17(土) 19:30:46.74 ID:KYj4fDxj
曜「梨子ちゃんやっほー!」
梨子「や、やっほー……//」
曜「それでそれで!何話してたの?」
梨子「ふぇっ!?え、えっと、特に話をしてたってわけじゃなくて……//」
曜「え~?だって梨子ちゃんあんなに楽しそうにブツブツ話してたじゃん!」
梨子「へぅっ!?も、もしかして、聞いてたの……?」
曜「んー、まあなんとなくだけど」
梨子「ど、どのあたりから……?///」
曜「なんかプレゼントがどーとか言ってたくらいから」
梨子(そ、それってもしかして全部聞かれてたってことじゃ……//ってかなんで私も私で妄想の中身全部口に出しちゃうのっ!!ばかぁ!!恥ずかしいっ!!!///)
梨子「や、やっほー……//」
曜「それでそれで!何話してたの?」
梨子「ふぇっ!?え、えっと、特に話をしてたってわけじゃなくて……//」
曜「え~?だって梨子ちゃんあんなに楽しそうにブツブツ話してたじゃん!」
梨子「へぅっ!?も、もしかして、聞いてたの……?」
曜「んー、まあなんとなくだけど」
梨子「ど、どのあたりから……?///」
曜「なんかプレゼントがどーとか言ってたくらいから」
梨子(そ、それってもしかして全部聞かれてたってことじゃ……//ってかなんで私も私で妄想の中身全部口に出しちゃうのっ!!ばかぁ!!恥ずかしいっ!!!///)
20: 2021/04/17(土) 19:32:53.65 ID:KYj4fDxj
曜「それでそれで!何話してたの?私にも教えてよ~!!」
梨子「はぅぅ!?//そ、そんな大した話じゃないから……//」
曜「そんなはずないもん!だって梨子ちゃんすっごく幸せそうな顔してたし!!頬ゆるゆるに緩んでたし!!」
梨子「ぎくっ!?//」
梨子(ううっ、やだぁ……恥ずかしすぎる……//)
曜「梨子ちゃ~ん!!教えてよ~!!」
梨子「そ、そんな簡単には教えられないの!!内緒のお話なんだから!!」
曜「え~!!いいじゃんいいじゃ~ん!!隠し事は無しだよ!!」ハグッ!
曜「ねえねえ、私と梨子ちゃんの仲だよね~?いいじゃ~ん!」
梨子(ううぅ~っ……//)
曜「いいもん。じゃあ梨子ちゃんが話してくれるまでぎゅっ!ってし続けちゃうもん!ぎゅ~っ!」ギュッ!
梨子(ふぇっ!?そ、それってむしろご褒美なんじゃ……///)
曜「おーしーえーてーよ~!!」ギュウウー!!!
梨子「わあああっ!?//わ、わかったわよ!!わかったから抱きしめないで~!!!///」
梨子「はぅぅ!?//そ、そんな大した話じゃないから……//」
曜「そんなはずないもん!だって梨子ちゃんすっごく幸せそうな顔してたし!!頬ゆるゆるに緩んでたし!!」
梨子「ぎくっ!?//」
梨子(ううっ、やだぁ……恥ずかしすぎる……//)
曜「梨子ちゃ~ん!!教えてよ~!!」
梨子「そ、そんな簡単には教えられないの!!内緒のお話なんだから!!」
曜「え~!!いいじゃんいいじゃ~ん!!隠し事は無しだよ!!」ハグッ!
曜「ねえねえ、私と梨子ちゃんの仲だよね~?いいじゃ~ん!」
梨子(ううぅ~っ……//)
曜「いいもん。じゃあ梨子ちゃんが話してくれるまでぎゅっ!ってし続けちゃうもん!ぎゅ~っ!」ギュッ!
梨子(ふぇっ!?そ、それってむしろご褒美なんじゃ……///)
曜「おーしーえーてーよ~!!」ギュウウー!!!
梨子「わあああっ!?//わ、わかったわよ!!わかったから抱きしめないで~!!!///」
22: 2021/04/17(土) 19:34:54.83 ID:KYj4fDxj
………
……
…
曜「私への誕生日プレゼントを考えてた?」
梨子「う、うん……///」
曜「……どして?」
梨子「だ、だって!!どうせ曜ちゃんてばみんなからプレゼントをたくさんもらうことになっちゃうじゃん!!だから私だけ特別に思ってもらえるにはどうしたらいいか考えてたの!!」
曜「そんなことしなくても私は梨子ちゃんのこと特別に思ってるけど?」
梨子「そんなこと言って本当は簡単にモノに釣られちゃうくせに!!!」
曜「ん~、モノか~……と言っても私今欲しいものとかは特にな……あ、一個だけあった。梨子ちゃんからなら」
梨子「!?」
曜「とは言ってもなぁ……」
梨子「なになに!?なんでもいいのよなんでも!!」
曜「なんでもか~……ほんとになんでもいいの?」
梨子「まあ、私に用意できる範囲になるかもだけど……」
曜「ほんとになんでもいいんだよね?」
梨子「……」コクコク
曜「じゃあ……」
梨子「……?」
曜「り、梨子ちゃんに後ろからハグしてもらいたいな、なんて……だめ?//」
……
…
曜「私への誕生日プレゼントを考えてた?」
梨子「う、うん……///」
曜「……どして?」
梨子「だ、だって!!どうせ曜ちゃんてばみんなからプレゼントをたくさんもらうことになっちゃうじゃん!!だから私だけ特別に思ってもらえるにはどうしたらいいか考えてたの!!」
曜「そんなことしなくても私は梨子ちゃんのこと特別に思ってるけど?」
梨子「そんなこと言って本当は簡単にモノに釣られちゃうくせに!!!」
曜「ん~、モノか~……と言っても私今欲しいものとかは特にな……あ、一個だけあった。梨子ちゃんからなら」
梨子「!?」
曜「とは言ってもなぁ……」
梨子「なになに!?なんでもいいのよなんでも!!」
曜「なんでもか~……ほんとになんでもいいの?」
梨子「まあ、私に用意できる範囲になるかもだけど……」
曜「ほんとになんでもいいんだよね?」
梨子「……」コクコク
曜「じゃあ……」
梨子「……?」
曜「り、梨子ちゃんに後ろからハグしてもらいたいな、なんて……だめ?//」
23: 2021/04/17(土) 19:36:15.94 ID:KYj4fDxj
曜「あ、いや誕生日プレゼントは誕生日プレゼントで何かカタチに残るものが欲しいな~って思ってるんだけど、今欲しいものって言われたらこれくらいしか思いつかなくて……」
梨子「……そんな簡単なことでいいの?」
曜「か、簡単って!!私はずっと夢見て……ってなんでもないのなんでも!!///」
梨子「……?」
曜「と、とにかく!!後ろからハグ!!後ろから!!後ろからだからね!!!」
梨子「あ、うん……」
曜「あ~でもただ後ろからぎゅ~っ!ってするんじゃなくて!!突然やって欲しいって言うか……///サプライズ的な何かでやってくれると嬉しいなぁ~、とか……//」
梨子「……」
曜「……梨子ちゃん?」
梨子(えいっ!)
ギュッ!
曜「わひゃっ!//」
梨子「……そんな簡単なことでいいの?」
曜「か、簡単って!!私はずっと夢見て……ってなんでもないのなんでも!!///」
梨子「……?」
曜「と、とにかく!!後ろからハグ!!後ろから!!後ろからだからね!!!」
梨子「あ、うん……」
曜「あ~でもただ後ろからぎゅ~っ!ってするんじゃなくて!!突然やって欲しいって言うか……///サプライズ的な何かでやってくれると嬉しいなぁ~、とか……//」
梨子「……」
曜「……梨子ちゃん?」
梨子(えいっ!)
ギュッ!
曜「わひゃっ!//」
24: 2021/04/17(土) 19:37:32.73 ID:KYj4fDxj
梨子「こ、こうでいいの……?」
曜「あ、うん。すっごくドキドキした……//」
梨子「ど、どきどき……///」ギュッ!
曜「おぉ~!!」
梨子「……///」ギューッ
曜「えへへ、なんか新鮮だね。梨子ちゃんにこうして抱きしめてもらうのって」
梨子「そ、そう……?」
曜「私がぎゅーっ!ってすることはあっても梨子ちゃんはぎゅーって仕返ししてくれないじゃん」
梨子(そうかなぁ……?私、曜ちゃんのことはいつも抱きしめてあげたいって思ってるんだけど……)ギュッ
曜「~♪」
梨子「……//」テレテレ
梨子(なんか恥ずかしいなぁ……//曜ちゃんは恥ずかしくないのかな?)
曜「~♪」
梨子「ま、まだ……?//」
曜「もうちょっとだけ!」
梨子「ええ~?///」
曜「あ、うん。すっごくドキドキした……//」
梨子「ど、どきどき……///」ギュッ!
曜「おぉ~!!」
梨子「……///」ギューッ
曜「えへへ、なんか新鮮だね。梨子ちゃんにこうして抱きしめてもらうのって」
梨子「そ、そう……?」
曜「私がぎゅーっ!ってすることはあっても梨子ちゃんはぎゅーって仕返ししてくれないじゃん」
梨子(そうかなぁ……?私、曜ちゃんのことはいつも抱きしめてあげたいって思ってるんだけど……)ギュッ
曜「~♪」
梨子「……//」テレテレ
梨子(なんか恥ずかしいなぁ……//曜ちゃんは恥ずかしくないのかな?)
曜「~♪」
梨子「ま、まだ……?//」
曜「もうちょっとだけ!」
梨子「ええ~?///」
25: 2021/04/17(土) 19:38:52.48 ID:KYj4fDxj
曜「えへへ~♪」
梨子「……//」
梨子(うぅ……//)ナデナデ
曜「あ、それ好きかも」
梨子「ふぇっ!?//な、何が……?」
曜「梨子ちゃんに頭なでなでされるの。心がポカポカしてくるよ♪」
曜「えへへ、もっともっと!」
梨子「う、うん……//」ナデナデ
曜「~♪」
梨子(うぅ……//シミュレーションの中では何十回もやってきたことだけど、いざやってみるともの凄く恥ずかしいよ……///)
梨子(か、顔から火が出てきちゃいそう……//けど、すっごく幸せ……♡)ナデナデ
曜「~♪」
梨子「……ま、まだやるの?//」ナデナデ
曜「もうちょっと!」
梨子「えぇ~?//」
梨子(あうぅ……///恥ずかしさと幸福感で、私、どうにかなっちゃいそうです……///)
ルビィ「……さっきからあの二人、部室で何をやってるんだろう?」
花丸「傍から見るとバカみたいずら」
善子「ほっときなさい、バカップルに構ってたらキリがないわよ」
梨子「……//」
梨子(うぅ……//)ナデナデ
曜「あ、それ好きかも」
梨子「ふぇっ!?//な、何が……?」
曜「梨子ちゃんに頭なでなでされるの。心がポカポカしてくるよ♪」
曜「えへへ、もっともっと!」
梨子「う、うん……//」ナデナデ
曜「~♪」
梨子(うぅ……//シミュレーションの中では何十回もやってきたことだけど、いざやってみるともの凄く恥ずかしいよ……///)
梨子(か、顔から火が出てきちゃいそう……//けど、すっごく幸せ……♡)ナデナデ
曜「~♪」
梨子「……ま、まだやるの?//」ナデナデ
曜「もうちょっと!」
梨子「えぇ~?//」
梨子(あうぅ……///恥ずかしさと幸福感で、私、どうにかなっちゃいそうです……///)
ルビィ「……さっきからあの二人、部室で何をやってるんだろう?」
花丸「傍から見るとバカみたいずら」
善子「ほっときなさい、バカップルに構ってたらキリがないわよ」
26: 2021/04/17(土) 19:40:14.33 ID:KYj4fDxj
終わりです。代行して下さった方ありがとうございました
曜ちゃん!お誕生日おめでとう!!
曜ちゃん!お誕生日おめでとう!!
29: 2021/04/17(土) 19:49:03.89 ID:5oVu9Mhv
おつおつ、鈍感タラシ曜と乙女梨子の組み合わせすこなんだ
28: 2021/04/17(土) 19:47:14.04 ID:agLJ9v3J
2人とも可愛すぎる。曜ちゃん誕生日おめでとう
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1618653964/