【SS】かすみ「コンマで選ばれたプロポーズの言葉を、かすみんに捧げてください！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

エマ「――でね。パート割りの話に戻るんだけど、わたしの方で考えてみたから見てほしいなあって」

彼方「ふむふむ………………いいんじゃないかな、彼方ちゃんはこれで全然オーケーだよ～」

璃奈「わたしも、特に異論はない。ユニットでみんなと歌えるだけで、うれしい」

かすみ「あの……かすみん今とっっても大事なこと言ったんですけど、聞いてました？」

璃奈「え……かすみちゃん、何か言ってた？」

彼方「ごめんね、お話ししててよく聞いてなかったよ～」

かすみ「もう、なんで聞いてないんですか！　ですから、まずはこのワードリストを見てください！」

エマ「……見たけど、これは何に使うものなの？」

かすみ「ふっふっふ。これはですねぇ、みなさんがかすみんに贈る言葉の一覧ですぅ」

彼方「贈る言葉？」

かすみ「そうです！　みなさんには今からりな子に作ってもらったアプリで、ランダムに７つの数字を選択してもらいます！」

璃奈「あのプログラム、こんなことのために書かされてたんだ……」

エマ「それで？」

かすみ「それでみなさんには、選ばれた番号の言葉を使って、かすみんが思わずキュンキュンってしちゃうような、情熱的なプロポーズをしてほしいんですっ」

彼方「どうして？」

かすみ「どうもこうもないです。みなさん胸に手をあてて、最近の自分の行動を思い返してみてください」

エマ「こう？」

かすみ「どうですかー？　最近かすみんの扱いが悪かったなあ、とか。かすみんをちやほやし足りないなーとか。もっと甘やかしたいなーっていう優しい気持ちが湧いてきましたよね？」

璃奈「今わたしたちの中に湧いてる感情に名前を付けるなら、〝怒り〟が一番近いと思う」

かすみ「怒ってるのはこっちなの！　みんな最近かすみんをほったらかしすぎなんです！」

彼方「まあ……動機はよくわからないけど、おもしろそうだしやってみよっか～」

エマ「そうだね～。せっかくだからみんなで全員分やるのはどうかな？」

かすみ「ちょっと！　最初はかすみんですからね！」

璃奈「うん。はじめはよくわからないことも多そうだし、練習がてらかすみちゃんでいいと思う」

かすみ「だからそういうとこだぞー、りな子」

彼方「まあまあ。それじゃ早速、璃奈ちゃんアプリ起動～♪」

※以下7レスのコンマの言葉を採用
※そんなにレスつかないだろうから5分待って不足分は自分でストップウォッチぽちぽちして決めます

かすみんはかわいいなぁ

連投していい？

所々変なのあって笑う

ほう

73～75エ　チくない？

アンカじゃなくてコンマなので連投でもなんでも可です
あんまり自信ないけど頑張る

はい

【逃がさない】【遥か彼方】【初めて会ったときから】【溺れた日々】【はっきり言うよ】【奇跡】【遥か彼方】採用

彼方「かすみちゃん、はっきり言うよ。はじめて会ったときから、かすみちゃんに溺れた奇跡みたいな日々。遥か彼方まで逃がさない――結婚しよう」

かすみ「あ、いいです……いいですよそれ。ストレートで心に響きます。さすが彼方先輩です！　かすみんこれにはいきなり高得点上げちゃいます！」

彼方「ふふん、やったね。幸せになろうね、かすみちゃん」

エマ「ちょっと待ったー！」

彼方「お、お前はー（棒）」

エマ「かすみちゃん、結婚相手を選ぶのはわたしの言葉を聞いてからでも遅くないと思うよー。ということで、璃奈ちゃんアプリ起動！」

※下7レスコンマ。以下同文

はい

ぬ

56～76来い

はい

ほい

そい

ほい

エマ「かすみちゃんにこの想いを伝えたいの。はっきり言うよ。可愛い声を聞かせて？　かすみちゃんの綺麗な身体にコネクトして、お勉強して、家族割りをしたいんだ――結婚しよう」

かすみ「……エマ先輩のえ　ち」

エマ「ち、違うの！　これはちょっと引きか、そう引きが悪くて！」

かすみ「愛があれば引きだって良く出来るはずですっ。そうですよね、所詮エマ先輩のかすみんへの愛なんてその程度なんです。これは低評価ですっ！」

エマ「そんな無茶苦茶なあ」

かすみ「ふーんだ」ﾌﾟｲｯ

璃奈「……じゃあ次は私の番だけど、その理屈で言うと、あんまり自信ない……」

かすみ「いいから、りな子もかすみんに熱烈な愛の言葉をささやいてっ」

璃奈「まあ、やるけど……」

※下7レスコンマ。以下同文

はい

おら

ぬ

えい

はい

あい

ほい

璃奈「これでダメになるとしても、かすみちゃんとお勉強してて気づいちゃったんだ。

同じ名字になって、わたしを埋めてほしい。

世界中の誰より努力家なかすみちゃんへ――結婚、しよ？」

璃奈「え、えっと……///」

かすみ「引き、わりと良かったじゃん……//」

璃奈「うん……あったのかな、愛///」

かすみ「かも、しれないね……///」

彼方「ちょ、ちょっとちょっとかすみちゃん。はじめにかすみちゃんのハートを射止めたのは彼方ちゃんのはずだぜ～」

かすみ「そ、その、どっちも良くて甲乙つけがたいというか……エマ先輩の以外は」

エマ「がーん、そんなあ……」

璃奈「でも、重婚は出来ない。かすみちゃんには責任をもって選んでもらわないと」

かすみ「……わかった。わたしがプロポーズを受けるのは――」

※以下７レスで多い方。彼方か璃奈の二択。足りなくても適当に時間見て打ち切り

りなこ、

がんばれ

璃奈

りなりー

かすみ「――りな子。幸せになろうね」

璃奈「えっ、わ、わたしでいいの……？」

かすみ「違うよ、りな子がいいの。プロポーズの中で努力家って褒めてくれたの、すっごくうれしかった……///」

璃奈「かすみちゃん……！」

かすみ「あ、あと彼方先輩は、お題の言葉の重複分を一個使ってませんでしたからね。そのぶんちょっとだけ減点です」

彼方「急に素に戻りおる」

エマ「でも確かに、璃奈ちゃんのプロポーズ素敵だったもんね。今回は引き下がるしかないかなあ」

かすみ「ということでわたしの結婚相手はりな子でしたー。はー満足です。かすみんが欲しかったちやほや感はこれです！　みなさん、もっとかすみんにプロポーズしてもいいんですよ？」

璃奈「む……浮気、ダメ。絶対」ｷﾞｭｰ

彼方「妬けるねえ」

エマ「で、かすみちゃんは満足したみたいだからいいとして、このあとどうする？」

彼方「彼方ちゃんは、あえてプロポーズされなくてもみんなの愛はいつも感じてるからなあ」

エマ「わたしも同じかな。それならもう、あとは若い二人に任せるってことで――」

かすみ「――ねえねえりな子。さっきの台詞、もう一回言ってよ」

璃奈「……無理」

かすみ「なんで？」

璃奈「恥ずかしい。みんないるし……」

かすみ「そ、それならあとで、わたしの家、来る……？」

璃奈「えっ……」

彼方「おーい二人とも、帰っておいで～」

かすみ「はっ、す、すみませんつい」

エマ「それじゃめでたく一年の絆が深まったところで、パート割りの話に戻ってもいいかな？」

かすみ「も、もちろんです。急に割り込んじゃってすみませんでした」

彼方「うんうん。それじゃあ一回通しで歌って音合わせてみよっか。音楽室、いく？」

かすみ「あ、はい。それで大丈夫です。かすみんの目的はもう達成したので」

エマ「それはよかったよ～。じゃあここからは練習の時間だね～」

彼方「れっつごーだぜ～」

かすみ「はい、すぐ行きます。ほら行こ、りな子」

璃奈「う、うん」

かすみ「なに、どうしたの……？」

璃奈「あのね、ちょっと耳を貸してほしいんだけど――」

かすみ「こう？」

璃奈「さ……さっきの言葉。選ばれた言葉は偶然だけど……気持ちは嘘じゃないから
……」

かすみ「え？」

璃奈「だから今度は……かすみちゃんのプロポーズを聞かせてもらいたいな。早いうちに」

彼方「おーい、璃奈ちゃん、かすみちゃん。置いていっちゃうよ～」

璃奈「ごっ、ごめんなさい――今行く」ﾀﾞｯ

かすみ「……え」

かすみ「……りな子……今のって？」

かすみ「……」

かすみ「…………」

かすみ「ええええええええええええええええ」
おしまい

本当は全キャラ分回すつもりだったけど、やってみたら思ったより面白くなるかどうかの運要素が強すぎてしんどかったのでキリのいいとこで終わっておきます
お目汚し失礼しました、ありがとうございましたー

ワードリスト何かのテンプレかと思ったらオリジナルっぽくて草
QU4RTZ愛あるSSはなんぼあってもええですよ

かわいいなぁ

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りなかす好き俺、歓喜