1: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 15:58:57.90 ID:xSuETOdN
果林「>>3」
3: (茸) 2021/07/31(土) 16:02:55.53 ID:k/8us0Qg
姫乃ちゃん、愛してるわ
6: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 16:11:32.95 ID:xSuETOdN
果林「姫乃ちゃん、愛してるわ」
姫乃「どきっ!」
姫乃「...か、かか果林さん!?」
姫乃「ほ、本当ですかぁ⤴︎」裏返った声
果林「ええ、もちろんよ」
果林「姫乃、返事をくれるかしら?」
姫乃「え、ええ!勿論私も果林さんの事をお慕い申しております...」
果林「難しい言葉使うのね。もっとフランクに言ってちょうだい」
姫乃「好きです...」小声
果林「聞こえないわね」
姫乃「好きです!果林さんのことが大好きです!」
果林「私もよ」チュッ
姫乃「はぅ~!!」
果林「これで相思相愛ね、それじゃあ初めに>>8しましょう」
姫乃「どきっ!」
姫乃「...か、かか果林さん!?」
姫乃「ほ、本当ですかぁ⤴︎」裏返った声
果林「ええ、もちろんよ」
果林「姫乃、返事をくれるかしら?」
姫乃「え、ええ!勿論私も果林さんの事をお慕い申しております...」
果林「難しい言葉使うのね。もっとフランクに言ってちょうだい」
姫乃「好きです...」小声
果林「聞こえないわね」
姫乃「好きです!果林さんのことが大好きです!」
果林「私もよ」チュッ
姫乃「はぅ~!!」
果林「これで相思相愛ね、それじゃあ初めに>>8しましょう」
8: (大酒) 2021/07/31(土) 16:13:08.91 ID:Ro8CyCXQ
第一婦人のエマに挨拶
9: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 16:19:25.49 ID:xSuETOdN
果林「じゃあ第一婦人のエマに挨拶に行きましょう」
姫乃「へ?第一婦人?」キョトン
果林「知らないの?八丈島では一婦多妻制なのよ」
姫乃「????」
果林「2人の女性から愛されてしまうなんて照れちゃうわね」
果林「さて、着いたわ。エマの部屋よ」
姫乃「?????」
果林「益々混乱してる見たいね。でも大丈夫。知っての通り、エマはそんな悪い人じゃないから」
果林「エマ~入るわよ」ガチャ
姫乃「へ?第一婦人?」キョトン
果林「知らないの?八丈島では一婦多妻制なのよ」
姫乃「????」
果林「2人の女性から愛されてしまうなんて照れちゃうわね」
果林「さて、着いたわ。エマの部屋よ」
姫乃「?????」
果林「益々混乱してる見たいね。でも大丈夫。知っての通り、エマはそんな悪い人じゃないから」
果林「エマ~入るわよ」ガチャ
12: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 16:25:58.16 ID:xSuETOdN
エマ「果林ちゃん、おはよう」
果林「エマ、おはよう」
エマ「それで、今日はどうしたの?」
果林「姫乃とね、付き合う事になったの」
果林「それで挨拶をね」ウィンク
姫乃「...こ、こんにちは」
エマ「はいこんにちは」
エマ「姫乃ちゃんちょっと緊張してるね」
姫乃「緊張と言うか、一婦多妻っていきなり言われてもよくわからなくて...」
エマ「姫乃ちゃんと私は同じ人を好きになってしまった、ただそれだけだよ」
エマ「そのうち慣れるから、ゆっくり、ゆっくり行こう」
姫乃「....はい」
果林「第一婦人への挨拶はこれにて終了ね」
果林「じゃあ次は>>15しましょう」
果林「エマ、おはよう」
エマ「それで、今日はどうしたの?」
果林「姫乃とね、付き合う事になったの」
果林「それで挨拶をね」ウィンク
姫乃「...こ、こんにちは」
エマ「はいこんにちは」
エマ「姫乃ちゃんちょっと緊張してるね」
姫乃「緊張と言うか、一婦多妻っていきなり言われてもよくわからなくて...」
エマ「姫乃ちゃんと私は同じ人を好きになってしまった、ただそれだけだよ」
エマ「そのうち慣れるから、ゆっくり、ゆっくり行こう」
姫乃「....はい」
果林「第一婦人への挨拶はこれにて終了ね」
果林「じゃあ次は>>15しましょう」
15: (茸) 2021/07/31(土) 16:37:48.03 ID:3SW3zr9x
同じ多妻仲間のかすみちゃんに紹介
18: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 16:50:10.85 ID:xSuETOdN
果林「ついでにかすみちゃんへ挨拶しにいきましょうか」
果林「最近はね、八丈島の制度を日本本土に持ち込もうって言う運動もあって、私の知り合いの何人かも多妻制を取ってる人がいるの」
果林「八丈島の法律では、一婦多妻制が認められているけど、日本本土の法律ではそうではないから、結婚しないで内縁の妻状態の人が何人もいる扱いなんですって」
姫乃「????」
果林「どうしたの難しい顔して」
姫乃「多妻制って言いますけど、浮気と何が違うんだろうって考えてて」
果林「...浮気ねぇ」
果林「恋愛ってそんなに白黒単純じゃないじゃない。さっきエマが言っていたけど、同じ人を好きになってしまった、ただそれだけで考えていればいいわ」
果林「今はまだ、姫乃ちゃんは日本生まれだから、八丈島についてよくわからないと思うけど、そのうち割り切れる様になるから」
姫乃「私は、果林さんのこと大好きです」
姫乃「大好きだから...」
果林「嬉しいわ」ニコッ
姫乃「(大好きだから、私だけを見ていて欲しい...)」
果林「さて、かすみちゃんはこの辺りにいるらしいけど...」
果林「あっ、いたいた。おーい!」
かすみとかすみの多妻制の相手>>19
果林「最近はね、八丈島の制度を日本本土に持ち込もうって言う運動もあって、私の知り合いの何人かも多妻制を取ってる人がいるの」
果林「八丈島の法律では、一婦多妻制が認められているけど、日本本土の法律ではそうではないから、結婚しないで内縁の妻状態の人が何人もいる扱いなんですって」
姫乃「????」
果林「どうしたの難しい顔して」
姫乃「多妻制って言いますけど、浮気と何が違うんだろうって考えてて」
果林「...浮気ねぇ」
果林「恋愛ってそんなに白黒単純じゃないじゃない。さっきエマが言っていたけど、同じ人を好きになってしまった、ただそれだけで考えていればいいわ」
果林「今はまだ、姫乃ちゃんは日本生まれだから、八丈島についてよくわからないと思うけど、そのうち割り切れる様になるから」
姫乃「私は、果林さんのこと大好きです」
姫乃「大好きだから...」
果林「嬉しいわ」ニコッ
姫乃「(大好きだから、私だけを見ていて欲しい...)」
果林「さて、かすみちゃんはこの辺りにいるらしいけど...」
果林「あっ、いたいた。おーい!」
かすみとかすみの多妻制の相手>>19
19: (しうまい) 2021/07/31(土) 16:50:51.15 ID:6NhZ8r5u
りなりー
20: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 17:02:01.39 ID:xSuETOdN
かすみ「今日はりな子が晩御飯作ってよね!」
璃奈「私パス。例の薬開発が忙しいからあんまり時間取れない」
かすみ「...むぅ」
果林「かすみちゃん、ちょっといいかしら?」
かすみ「果林先輩!」
果林「かすみちゃんに璃奈ちゃん、新しく紹介するわね。私の第二婦人の姫乃よ」
姫乃「よろしくお願いします」
かすみ「よろしくです!」
璃奈「よろしこ~」
果林「姫乃ちゃんは一婦多妻について、まだ知ったばかりだから、色々教えてあげて欲しいの」
果林「いいかしら?」
かすみ「もちろん!任せてください!」
かすみんのもう1人の婦人>>22
璃奈「私パス。例の薬開発が忙しいからあんまり時間取れない」
かすみ「...むぅ」
果林「かすみちゃん、ちょっといいかしら?」
かすみ「果林先輩!」
果林「かすみちゃんに璃奈ちゃん、新しく紹介するわね。私の第二婦人の姫乃よ」
姫乃「よろしくお願いします」
かすみ「よろしくです!」
璃奈「よろしこ~」
果林「姫乃ちゃんは一婦多妻について、まだ知ったばかりだから、色々教えてあげて欲しいの」
果林「いいかしら?」
かすみ「もちろん!任せてください!」
かすみんのもう1人の婦人>>22
22: (もんじゃ) 2021/07/31(土) 17:05:10.80 ID:EmeueUTi
彼方
24: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 17:14:15.50 ID:xSuETOdN
かすみ「はじめに自己紹介ですね!」
かすみ「中須かすみです!よろしくお願いします!」
璃奈「私は天王寺璃奈。姫乃さんとは何回かスクールアイドルのイベントで一緒になったから覚えてるよね」
姫乃「はい、昔ご一緒しましたね」
かすみ「さて、一婦多妻制ですが、かすみんには2人の婦人がいます!」
璃奈「家の主人(あるじ)みたいな雰囲気じゃないけどね」
かすみ「りな子うるさい!それ気にしてるんだから!」
かすみ「おっほん、ここにいるりな子と、あともう1人は彼方先輩です!」
かすみ「この3人で一緒に暮らしています」
かすみ「中須かすみです!よろしくお願いします!」
璃奈「私は天王寺璃奈。姫乃さんとは何回かスクールアイドルのイベントで一緒になったから覚えてるよね」
姫乃「はい、昔ご一緒しましたね」
かすみ「さて、一婦多妻制ですが、かすみんには2人の婦人がいます!」
璃奈「家の主人(あるじ)みたいな雰囲気じゃないけどね」
かすみ「りな子うるさい!それ気にしてるんだから!」
かすみ「おっほん、ここにいるりな子と、あともう1人は彼方先輩です!」
かすみ「この3人で一緒に暮らしています」
25: (SB-iPhone) 2021/07/31(土) 17:20:38.62 ID:xSuETOdN
姫乃「そのっ、暮らしとかって、どうなってるんですか?」
かすみ「至って普通ですよ。朝ご飯食べて、仕事行って、帰ってきて、晩御飯一緒に食べる」
かすみ「特に彼方先輩の料理は世界一美味しいんですよ!毎朝感動してます!」
かすみ「私達の所では炊事掃除は交代制にしてて...」
姫乃「あのっ、そうじゃなくて」
姫乃「た、例えば...愛しあったり、とか...」
かすみ「うーん」
かすみ「その日によってまちまちですね。2人でしたり、3人でしたり」
璃奈「かすみちゃんベッドの上だとよわよわだから、いつも私達に攻められてばっかりだよね」
かすみ「な!?りな子!その話はここでしちゃダメ!!」
かすみ「至って普通ですよ。朝ご飯食べて、仕事行って、帰ってきて、晩御飯一緒に食べる」
かすみ「特に彼方先輩の料理は世界一美味しいんですよ!毎朝感動してます!」
かすみ「私達の所では炊事掃除は交代制にしてて...」
姫乃「あのっ、そうじゃなくて」
姫乃「た、例えば...愛しあったり、とか...」
かすみ「うーん」
かすみ「その日によってまちまちですね。2人でしたり、3人でしたり」
璃奈「かすみちゃんベッドの上だとよわよわだから、いつも私達に攻められてばっかりだよね」
かすみ「な!?りな子!その話はここでしちゃダメ!!」
44:地域表示変わってますが1です(しまむら) 2021/08/02(月) 00:07:58.92 ID:q+H7oT0T
果林「さて、一婦多妻制への理解は深まったかしら?」
姫乃「ちょ、ちょっとだけ」
姫乃「まだ信じられないです。果林さんに受け入れて貰った事も、一婦多妻制の事も。果林さんとエマさんは、遠目に見ても仲良いって感じだけかなって思ってたので...」
果林「私はもちろん姫乃の事も好き。エマも同じぐらい大好き。これじゃダメかしら?」
姫乃「....」
果林「さっきも言ったじゃない。恋愛が白とか黒とか単純じゃないって」
果林「付き合わせてしまう様で悪いけれども、私達の暮らしや、ちょっと奇妙に見える常識を通して、吟味して、ゆっくり答えを出せばいいわ」
果林「姫乃がちゃんと考えた答えで有れば、その答えがどんなものであっても、受け入れる覚悟はしているの。私も、エマも」
姫乃「そう、ですね...少しだけ時間が要ると思います」
果林「難しい話をしてしまってごめんなさい。そうだ、今日の夜は空いてる?」
姫乃「はい、空いてます」
果林「一緒にランチとかどうかしら?」
姫乃「いいですね。もちろん果林さんの奢りで!」
果林「あらあら、困っちゃうわ」
姫乃「ちょ、ちょっとだけ」
姫乃「まだ信じられないです。果林さんに受け入れて貰った事も、一婦多妻制の事も。果林さんとエマさんは、遠目に見ても仲良いって感じだけかなって思ってたので...」
果林「私はもちろん姫乃の事も好き。エマも同じぐらい大好き。これじゃダメかしら?」
姫乃「....」
果林「さっきも言ったじゃない。恋愛が白とか黒とか単純じゃないって」
果林「付き合わせてしまう様で悪いけれども、私達の暮らしや、ちょっと奇妙に見える常識を通して、吟味して、ゆっくり答えを出せばいいわ」
果林「姫乃がちゃんと考えた答えで有れば、その答えがどんなものであっても、受け入れる覚悟はしているの。私も、エマも」
姫乃「そう、ですね...少しだけ時間が要ると思います」
果林「難しい話をしてしまってごめんなさい。そうだ、今日の夜は空いてる?」
姫乃「はい、空いてます」
果林「一緒にランチとかどうかしら?」
姫乃「いいですね。もちろん果林さんの奢りで!」
果林「あらあら、困っちゃうわ」
46: (しまむら) 2021/08/02(月) 00:18:28.85 ID:q+H7oT0T
果林「二人、禁煙で」
ウェイトレス「かしこまりました」
姫乃「わぁ~、私、こんな高そうなお店入るの初めてです」
果林「今日は奮発しなきゃね」
果林「カッコ悪い所は見せられないわよ」
ウェイトレス「こちらメニューになります。本日のおすすめのディナーはこちらになります」
果林「じゃあそれと、カベルネ・ソーヴィニヨンのワインを頂戴」
果林「それでいいわよね」
姫乃「か、果林さん!?果林さんは大人ですけど、私まだ!」
果林「そういうのは大声で言っちゃダメよ。ヒミツ」
姫乃「...あっ、はい...」
姫乃「....」
果林「ねえ」
果林「姫乃は、私のどこが好きなの?」
ウェイトレス「かしこまりました」
姫乃「わぁ~、私、こんな高そうなお店入るの初めてです」
果林「今日は奮発しなきゃね」
果林「カッコ悪い所は見せられないわよ」
ウェイトレス「こちらメニューになります。本日のおすすめのディナーはこちらになります」
果林「じゃあそれと、カベルネ・ソーヴィニヨンのワインを頂戴」
果林「それでいいわよね」
姫乃「か、果林さん!?果林さんは大人ですけど、私まだ!」
果林「そういうのは大声で言っちゃダメよ。ヒミツ」
姫乃「...あっ、はい...」
姫乃「....」
果林「ねえ」
果林「姫乃は、私のどこが好きなの?」
47: (しまむら) 2021/08/02(月) 00:18:59.44 ID:q+H7oT0T
本当だ草
49: (しまむら) 2021/08/02(月) 00:31:30.95 ID:q+H7oT0T
姫乃「昔から果林さんに対する憧れがあって...」
姫乃「憧れっていうのは、美しさとか、内面の強さとか、私には無いものを持ってる人に、凄く惹かれてしまいます。果林さんもそうでした」
姫乃「憧れが、段々、好きに変わっていったのだと思います」
果林「そうなのね。ありがとう」
果林「私が姫乃の事を好きな理由は、内面は情熱に燃えたぎっているからかしら」
果林「アグレッシブというか、自分のやりたい事を通す人って素敵じゃない」
姫乃「...ありがとうございますぅ。照れますね、こういうのって」
果林「...ふふっ照れてる姫乃もかわいい」
姫乃「...はぅ///」
ウェイトレス「こちらワインになります」
果林「ありがとう。さて、姫乃。乾杯しましょう」
姫乃「はっ、はい」
果林「今日のよき日に乾杯」コチン
姫乃「乾杯」コチン
姫乃「憧れっていうのは、美しさとか、内面の強さとか、私には無いものを持ってる人に、凄く惹かれてしまいます。果林さんもそうでした」
姫乃「憧れが、段々、好きに変わっていったのだと思います」
果林「そうなのね。ありがとう」
果林「私が姫乃の事を好きな理由は、内面は情熱に燃えたぎっているからかしら」
果林「アグレッシブというか、自分のやりたい事を通す人って素敵じゃない」
姫乃「...ありがとうございますぅ。照れますね、こういうのって」
果林「...ふふっ照れてる姫乃もかわいい」
姫乃「...はぅ///」
ウェイトレス「こちらワインになります」
果林「ありがとう。さて、姫乃。乾杯しましょう」
姫乃「はっ、はい」
果林「今日のよき日に乾杯」コチン
姫乃「乾杯」コチン
50: (しまむら) 2021/08/02(月) 00:41:10.55 ID:q+H7oT0T
姫乃「んっ...ワインって不思議な味がしますね」
果林「そうね。甘くない味がするわね」
姫乃「あのっ...」
果林「何かしら?」
姫乃「エマさんについてなのですが...」
姫乃「これからどうやって接していけばいいかわからなくて」
姫乃「一応、一応、一婦人多妻制については受け入れようと前向きに考えていますよ?」
姫乃「でも、エマさんに、会ったときに、どうやって接したらいいのか、嫉妬しちゃったらどうしようって考えてて...」
果林「嫉妬したり、接し方に悩んでもいいんじゃない?」
姫乃「へ?」
果林「私は二人の事が大好きだもの。嫉妬も、悲しみも、怒りも、痛みもその全てを愛したいの」
姫乃「....果林さん」
姫乃「(イマイチ言ってる事わからないけど、当たって砕けろ的な?)」
姫乃「(エマさんとの関係、本当にどうにかなるのかなぁ...)」
果林「そうね。甘くない味がするわね」
姫乃「あのっ...」
果林「何かしら?」
姫乃「エマさんについてなのですが...」
姫乃「これからどうやって接していけばいいかわからなくて」
姫乃「一応、一応、一婦人多妻制については受け入れようと前向きに考えていますよ?」
姫乃「でも、エマさんに、会ったときに、どうやって接したらいいのか、嫉妬しちゃったらどうしようって考えてて...」
果林「嫉妬したり、接し方に悩んでもいいんじゃない?」
姫乃「へ?」
果林「私は二人の事が大好きだもの。嫉妬も、悲しみも、怒りも、痛みもその全てを愛したいの」
姫乃「....果林さん」
姫乃「(イマイチ言ってる事わからないけど、当たって砕けろ的な?)」
姫乃「(エマさんとの関係、本当にどうにかなるのかなぁ...)」
51: (しまむら) 2021/08/02(月) 00:56:39.29 ID:q+H7oT0T
果林「カードでお願いします」
ウェイトレス「かしこまりました」
果林「お待たせ姫乃ちゃん」
姫乃「大丈夫です。待っていませんよ」
果林「帰ろっか」
姫乃「はい」
姫乃「手、繋いでもいいですか」
果林「いいわよ」ギュッ
姫乃「果林さんの手は冷たいのですね」
果林「そういう姫乃だって」ギュッ
果林「今日はお酒に付き合わせてしまったから、家まで送るわ」
姫乃「あ、ありがとうございます」
果林「姫乃の家っておっきいわよね。私、初めて見た時仰天しちゃった」
姫乃「そこそこ続いてる家ですので...」
姫乃「歴史があるってやだなぁ...」ボソリ
姫乃「あっ、果林さん、道間違ってますよ」
果林「えっ?あっ、ごめんなさい、こっちね!」
姫乃「逆ですよ...」
果林「あはは!ごめんごめん」
ウェイトレス「かしこまりました」
果林「お待たせ姫乃ちゃん」
姫乃「大丈夫です。待っていませんよ」
果林「帰ろっか」
姫乃「はい」
姫乃「手、繋いでもいいですか」
果林「いいわよ」ギュッ
姫乃「果林さんの手は冷たいのですね」
果林「そういう姫乃だって」ギュッ
果林「今日はお酒に付き合わせてしまったから、家まで送るわ」
姫乃「あ、ありがとうございます」
果林「姫乃の家っておっきいわよね。私、初めて見た時仰天しちゃった」
姫乃「そこそこ続いてる家ですので...」
姫乃「歴史があるってやだなぁ...」ボソリ
姫乃「あっ、果林さん、道間違ってますよ」
果林「えっ?あっ、ごめんなさい、こっちね!」
姫乃「逆ですよ...」
果林「あはは!ごめんごめん」
52: (しまむら) 2021/08/02(月) 01:00:16.25 ID:q+H7oT0T
果林「なんとか着いたわね」
果林「あの後5回ぐらい曲がり角を間違えてしまったわ...」
果林「今日はかっこよく決めて行こうって思ってたのに...」
姫乃「あはは、気にしてませんよ...」
姫乃「今日はありがとうございました」
果林「いいのよ。気にしないで」
果林「...あのねっ、姫乃」
姫乃「?」
果林「とっても急な話なんだけど...」
果林「私達3人で同棲してみない?」
果林「あの後5回ぐらい曲がり角を間違えてしまったわ...」
果林「今日はかっこよく決めて行こうって思ってたのに...」
姫乃「あはは、気にしてませんよ...」
姫乃「今日はありがとうございました」
果林「いいのよ。気にしないで」
果林「...あのねっ、姫乃」
姫乃「?」
果林「とっても急な話なんだけど...」
果林「私達3人で同棲してみない?」
53: (しまむら) 2021/08/02(月) 01:06:42.33 ID:q+H7oT0T
姫乃「えっ!?」
果林「急な話よね本当」
果林「実はね、姫乃から告白される前々から、エマとの同棲が決まってて」
果林「マンション借りれるみたいなのだけど、部屋が余っててね」
果林「姫乃の返事さえ良ければ、一緒に同棲とかどうかしら?」
果林「場所はこの辺りで...」メモちぎり
果林「もちろん断ってもいいのよ」
果林「お返事待ってるわ」
果林「じゃあね」バイバイ
姫乃「...ポカーン」
姫乃「同棲....」
姫乃「どうしよう....」
果林「急な話よね本当」
果林「実はね、姫乃から告白される前々から、エマとの同棲が決まってて」
果林「マンション借りれるみたいなのだけど、部屋が余っててね」
果林「姫乃の返事さえ良ければ、一緒に同棲とかどうかしら?」
果林「場所はこの辺りで...」メモちぎり
果林「もちろん断ってもいいのよ」
果林「お返事待ってるわ」
果林「じゃあね」バイバイ
姫乃「...ポカーン」
姫乃「同棲....」
姫乃「どうしよう....」
54: (しまむら) 2021/08/02(月) 01:08:10.45 ID:q+H7oT0T
同棲の話を受ける、受けない
安価下
安価下
55: (SB-Android) 2021/08/02(月) 01:12:14.19 ID:bVkU2FGM
受ける
60: (SB-iPhone) 2021/08/02(月) 17:23:48.16 ID:NIX4s6oe
おはようございまーす!ちゃーっす!引っ越し屋っす!
姫乃「はーい、今開けますぅ」ガラガラ
姫乃「こちらへお願いします」
でっけぇ家...
こら、そんな事言ったら失礼だぞ!
す、すいやせんでした
姫乃母「あら何?騒がしいわね」
おーい新人、そっち持って
いちに いちに いちに
姫乃母「なに、引っ越し?」
姫乃「....」
姫乃「うん。急だけど、私、今日から別の所住むから」
姫乃母「そう、元気でね」
姫乃「...」
姫乃「(急な引っ越しなのに、何も言わないんだ)」
お客さーん、これどうしましょう?
姫乃「はーい、今行きます」
姫乃「はーい、今開けますぅ」ガラガラ
姫乃「こちらへお願いします」
でっけぇ家...
こら、そんな事言ったら失礼だぞ!
す、すいやせんでした
姫乃母「あら何?騒がしいわね」
おーい新人、そっち持って
いちに いちに いちに
姫乃母「なに、引っ越し?」
姫乃「....」
姫乃「うん。急だけど、私、今日から別の所住むから」
姫乃母「そう、元気でね」
姫乃「...」
姫乃「(急な引っ越しなのに、何も言わないんだ)」
お客さーん、これどうしましょう?
姫乃「はーい、今行きます」
61: (SB-iPhone) 2021/08/02(月) 17:44:14.73 ID:NIX4s6oe
ぶおおん
お客さん、こちらのマンションでよろしかったでしょうか?
姫乃「ええ、ここの...」
姫乃「今開けて貰いますね」
姫乃「電話電話...」ぷるるる
ガチャ
「はいもしもしヴェルデです」
姫乃「あっ...」
姫乃「エマさん、こ、こんにちは」
エマ「姫乃ちゃん?」
姫乃「はいそうです...あのっ、今日引越しの日で」
エマ「そうだったね。今開けるから待っててね」
姫乃「お願いします...」
エマ「私も手伝うね。なんでも言ってね」
姫乃「ありがとうございます」
お客さん、こちらのマンションでよろしかったでしょうか?
姫乃「ええ、ここの...」
姫乃「今開けて貰いますね」
姫乃「電話電話...」ぷるるる
ガチャ
「はいもしもしヴェルデです」
姫乃「あっ...」
姫乃「エマさん、こ、こんにちは」
エマ「姫乃ちゃん?」
姫乃「はいそうです...あのっ、今日引越しの日で」
エマ「そうだったね。今開けるから待っててね」
姫乃「お願いします...」
エマ「私も手伝うね。なんでも言ってね」
姫乃「ありがとうございます」
63: (調整中) 2021/08/02(月) 23:39:51.29 ID:q+H7oT0T
お疲れした~
姫乃「ありがとうございました」バタン
エマ「ようやく終わったね」
エマ「それでは改めて、ようこそ我が家へ」
姫乃「よろしく、お願いします...」ぺこり
エマ「そんなよそよそしくしないでいいんだよ。こういう時はただいまって言うの」
姫乃「...」
エマ「ほら早く」
姫乃「た、ただいまぁ~」
エマ「おかえりなさい」ふふっ
エマ「疲れたでしょ。コーヒーでも一杯飲まない?スイスからいい豆が届いてるの」
エマ「アイスとホットどっちがいい?」
姫乃「じゃあアイスで」
エマ「りょーかい」
姫乃「ありがとうございました」バタン
エマ「ようやく終わったね」
エマ「それでは改めて、ようこそ我が家へ」
姫乃「よろしく、お願いします...」ぺこり
エマ「そんなよそよそしくしないでいいんだよ。こういう時はただいまって言うの」
姫乃「...」
エマ「ほら早く」
姫乃「た、ただいまぁ~」
エマ「おかえりなさい」ふふっ
エマ「疲れたでしょ。コーヒーでも一杯飲まない?スイスからいい豆が届いてるの」
エマ「アイスとホットどっちがいい?」
姫乃「じゃあアイスで」
エマ「りょーかい」
64: (調整中) 2021/08/02(月) 23:50:33.81 ID:q+H7oT0T
ゴリゴリ...
姫乃「豆引く所から始めるのですね」
エマ「うん、半分は趣味で、もう半分は暇潰しでやってる」
エマ「無論、姫乃ちゃんに出す分には趣味だけど」
姫乃「ありがとうございます...」
エマ「...ととと、ドリップコーヒーって難しいんだよね」
エマ「特にアイスだと、ゆっくり、ゆっくり淹れて、待つ必要があるの」
姫乃「手間のかかる方を選んでしまったみたいです。すみません」
エマ「いいのいいの。美味しいコーヒーを飲めて、私も満足なんだから」
エマ「姫乃ちゃん、さっきも言ったけど、遠慮したり他人行儀はダメだよ。果林ちゃんにも、私にも」
姫乃「...はい」
姫乃「.....」
姫乃「エマさんは...」
姫乃「エマさんは、果林さんのこういう関係についてどう思ってるのですか?」
姫乃「豆引く所から始めるのですね」
エマ「うん、半分は趣味で、もう半分は暇潰しでやってる」
エマ「無論、姫乃ちゃんに出す分には趣味だけど」
姫乃「ありがとうございます...」
エマ「...ととと、ドリップコーヒーって難しいんだよね」
エマ「特にアイスだと、ゆっくり、ゆっくり淹れて、待つ必要があるの」
姫乃「手間のかかる方を選んでしまったみたいです。すみません」
エマ「いいのいいの。美味しいコーヒーを飲めて、私も満足なんだから」
エマ「姫乃ちゃん、さっきも言ったけど、遠慮したり他人行儀はダメだよ。果林ちゃんにも、私にも」
姫乃「...はい」
姫乃「.....」
姫乃「エマさんは...」
姫乃「エマさんは、果林さんのこういう関係についてどう思ってるのですか?」
65: (調整中) 2021/08/03(火) 00:04:50.90 ID:Mn35pZtw
エマ「...そうだねぇ」
エマ「最初は私も驚いたよ」
エマ「八丈島は日本の行政特別区だって言うのは知ってたし、法律、常識だってちょっと違うのは最初からわかってた」
エマ「でもこんなに不思議な文化?風習?があるなんて知らなかったから」
エマ「私はスイスの常識で生きてきたから、当然はじめのうちは戸惑ったよ」
エマ「果林ちゃんにも、いつか、私以外の恋人ができるんだって」
エマ「そんなモヤモヤしながら、ずーっと付き合って」
エマ「それを通して、最近思ってる事があるの」
エマ「果林ちゃんの幸せは、私の幸せでもあるなって」
エマ「そう思ったら、なんだか割り振り出来るようになったかぁ」
エマ「姫乃ちゃんはどうなの?」
姫乃「...まだわからないです」
姫乃「好きって言われた時から、果林さんの事を受け入れるって決めてましたけど....」
姫乃「いざ現実を目の前にすると、よくわからなくて」
エマ「でもこうやって私達と同棲を始めてるでしょ?一歩は踏み出せてるんだよ」
エマ「はい、アイスコーヒー」
姫乃「ありがとうございます」ズズズ
姫乃「美味しい...」
エマ「ならよかった!」ニコッ
エマ「最初は私も驚いたよ」
エマ「八丈島は日本の行政特別区だって言うのは知ってたし、法律、常識だってちょっと違うのは最初からわかってた」
エマ「でもこんなに不思議な文化?風習?があるなんて知らなかったから」
エマ「私はスイスの常識で生きてきたから、当然はじめのうちは戸惑ったよ」
エマ「果林ちゃんにも、いつか、私以外の恋人ができるんだって」
エマ「そんなモヤモヤしながら、ずーっと付き合って」
エマ「それを通して、最近思ってる事があるの」
エマ「果林ちゃんの幸せは、私の幸せでもあるなって」
エマ「そう思ったら、なんだか割り振り出来るようになったかぁ」
エマ「姫乃ちゃんはどうなの?」
姫乃「...まだわからないです」
姫乃「好きって言われた時から、果林さんの事を受け入れるって決めてましたけど....」
姫乃「いざ現実を目の前にすると、よくわからなくて」
エマ「でもこうやって私達と同棲を始めてるでしょ?一歩は踏み出せてるんだよ」
エマ「はい、アイスコーヒー」
姫乃「ありがとうございます」ズズズ
姫乃「美味しい...」
エマ「ならよかった!」ニコッ
66: (調整中) 2021/08/03(火) 00:15:34.60 ID:Mn35pZtw
姫乃「はぁ...荷解きめんどくさい」ガサガサ
エマ「めんどくさいって言っても、やらないと今日の寝床なしだよ」
姫乃「寝床って...エマさん偶に古臭い日本語使いますよね」
エマ「そうかなぁ...」
エマ「この箱なあに?」ゴソゴソ
エマ「あっ、ハサミ?」
姫乃「あっ、それは...」
姫乃「家に置いてくればよかったですね」
エマ「このハサミ、野菜を枝から離す奴に形が似てるね」
姫乃「ええ、動作が同じですから、形も似るのでしょう」
姫乃「花道に使うハサミですよ」
姫乃「昔、やってて...というより、やらされてて、ですかね?」
エマ「今はやってないの?」
姫乃「もう飽きました。情熱が向かないうちに、だらだらやっても無駄ですから、辞めたんです」
エマ「...あっ、思い出したけど、姫乃ちゃんのお家ってイエモトなんでしょ!すごい所なんでしょ!?辞めて大丈夫なの?」
姫乃「両親はもう何も言ってこないので、大丈夫なのだと思います」
姫乃「さて、持ってきちゃったのなら、嵩張るだけですのでクローゼット行きですね」
姫乃「作業を続けましょう」
エマ「めんどくさいって言っても、やらないと今日の寝床なしだよ」
姫乃「寝床って...エマさん偶に古臭い日本語使いますよね」
エマ「そうかなぁ...」
エマ「この箱なあに?」ゴソゴソ
エマ「あっ、ハサミ?」
姫乃「あっ、それは...」
姫乃「家に置いてくればよかったですね」
エマ「このハサミ、野菜を枝から離す奴に形が似てるね」
姫乃「ええ、動作が同じですから、形も似るのでしょう」
姫乃「花道に使うハサミですよ」
姫乃「昔、やってて...というより、やらされてて、ですかね?」
エマ「今はやってないの?」
姫乃「もう飽きました。情熱が向かないうちに、だらだらやっても無駄ですから、辞めたんです」
エマ「...あっ、思い出したけど、姫乃ちゃんのお家ってイエモトなんでしょ!すごい所なんでしょ!?辞めて大丈夫なの?」
姫乃「両親はもう何も言ってこないので、大丈夫なのだと思います」
姫乃「さて、持ってきちゃったのなら、嵩張るだけですのでクローゼット行きですね」
姫乃「作業を続けましょう」
67: (調整中) 2021/08/03(火) 00:36:08.42 ID:Mn35pZtw
姫乃「ガサゴソ」
エマ「あっ、こんな時間だ!」
姫乃「どうしたんですか」
エマ「晩御飯の買い出し行ってくるね。スーパーでセールが始まる時間なの」
姫乃「いってらっしゃい」
エマ「行ってきます!」バタン
姫乃「行っちゃった...」
姫乃「しばらく何しましょう?」
ただいま~
姫乃「?...果林さん?」
果林「エマ~エマ~」
姫乃「果林さん」
果林「あら、姫乃じゃない。あっそっか、今日が引っ越し日だった」
姫乃「エマさん先程スーパーに買い出しに行きましたよ」
果林「淹れ遅配ってやつね」
エマ「あっ、こんな時間だ!」
姫乃「どうしたんですか」
エマ「晩御飯の買い出し行ってくるね。スーパーでセールが始まる時間なの」
姫乃「いってらっしゃい」
エマ「行ってきます!」バタン
姫乃「行っちゃった...」
姫乃「しばらく何しましょう?」
ただいま~
姫乃「?...果林さん?」
果林「エマ~エマ~」
姫乃「果林さん」
果林「あら、姫乃じゃない。あっそっか、今日が引っ越し日だった」
姫乃「エマさん先程スーパーに買い出しに行きましたよ」
果林「淹れ遅配ってやつね」
70: (しまむら) 2021/08/03(火) 23:32:54.38 ID:Mn35pZtw
>>67
最後の行
果林「入れ違いってやつね」
最後の行
果林「入れ違いってやつね」
71: (しまむら) 2021/08/04(水) 00:17:53.36 ID:5nV5seJd
果林「それで、どうかしら?荷解きは終わった?」
姫乃「エマさんが手伝ってくれたので、だいぶ進みました」
果林「私も手伝うわ。やる事なんでも言って頂戴」
姫乃「大丈夫ですよ。ベッド周りは整理出来たので、今日はゆっくり寝れそうです」
果林「そう、ならよかった。所で、エマから家の事は聞いてる?」
姫乃「いえ、でも前説明してくれた通りですよね?」
果林「でも、一応おさらいね」
果林「まずはキッチン」
果林「基本的には、朝も夜もエマが作ってくれるから」
果林「でも食べた物は基本的に自分で買ってきてね」
果林「次にお風呂」
果林「ここに洗濯機があるから。柔軟剤は置いてあるけど、合わないなって思ったら、これも自分で買ってきてね」
果林「小さいけど、ここがお風呂。使う時は混むといけないから、一声かけてね」
果林「最後に、私とエマの部屋」
果林「私達もつい最近引っ越してきたばかりだから...」ガチャ
果林「私の部屋はちょっと汚いわね...片付けないと」
果林「以上、お部屋の案内は終了!」
姫乃「あのっ、果林さん...」
果林「なあに?」
姫乃「エマさんが手伝ってくれたので、だいぶ進みました」
果林「私も手伝うわ。やる事なんでも言って頂戴」
姫乃「大丈夫ですよ。ベッド周りは整理出来たので、今日はゆっくり寝れそうです」
果林「そう、ならよかった。所で、エマから家の事は聞いてる?」
姫乃「いえ、でも前説明してくれた通りですよね?」
果林「でも、一応おさらいね」
果林「まずはキッチン」
果林「基本的には、朝も夜もエマが作ってくれるから」
果林「でも食べた物は基本的に自分で買ってきてね」
果林「次にお風呂」
果林「ここに洗濯機があるから。柔軟剤は置いてあるけど、合わないなって思ったら、これも自分で買ってきてね」
果林「小さいけど、ここがお風呂。使う時は混むといけないから、一声かけてね」
果林「最後に、私とエマの部屋」
果林「私達もつい最近引っ越してきたばかりだから...」ガチャ
果林「私の部屋はちょっと汚いわね...片付けないと」
果林「以上、お部屋の案内は終了!」
姫乃「あのっ、果林さん...」
果林「なあに?」
72: (しまむら) 2021/08/04(水) 00:29:38.11 ID:5nV5seJd
姫乃「...そういうのが、したい時って、いつもどうしてるんですか?」
果林「そういうの?....あっ、うーん」
果林「まだその話は早いんじゃないかしら?」
姫乃「でも、エマさんとは...」
果林「たしかにしてるけど...」
果林「姫乃、焦らなくていいのよ」
果林「好きだからって、必ずしも体を重ね合う訳じゃないの」
果林「姫乃は、私達の関係に、まだ答えを出せている訳じゃないし」
果林「もうちょっと考えてからでいいんじゃない?」
果林「私はこうやってハグしてるだけで十分よ」ギュッ
姫乃「そう、ですね...」ギュッ
姫乃「(好きってなんなんだろう。私達の関係は、セフレと何が違うんだろう...)」
姫乃「(果林さんは、私の事、本当に好きなのかな?)」ギューッ
果林「姫乃?」
姫乃「あっ、すみません。強く抱きしめ過ぎました」
果林「いつだって甘えて良いんだからね」なでなで
果林「私も自分の部屋を片付けないと...一旦部屋に戻るわね」
姫乃「...はい」
果林「そういうの?....あっ、うーん」
果林「まだその話は早いんじゃないかしら?」
姫乃「でも、エマさんとは...」
果林「たしかにしてるけど...」
果林「姫乃、焦らなくていいのよ」
果林「好きだからって、必ずしも体を重ね合う訳じゃないの」
果林「姫乃は、私達の関係に、まだ答えを出せている訳じゃないし」
果林「もうちょっと考えてからでいいんじゃない?」
果林「私はこうやってハグしてるだけで十分よ」ギュッ
姫乃「そう、ですね...」ギュッ
姫乃「(好きってなんなんだろう。私達の関係は、セフレと何が違うんだろう...)」
姫乃「(果林さんは、私の事、本当に好きなのかな?)」ギューッ
果林「姫乃?」
姫乃「あっ、すみません。強く抱きしめ過ぎました」
果林「いつだって甘えて良いんだからね」なでなで
果林「私も自分の部屋を片付けないと...一旦部屋に戻るわね」
姫乃「...はい」
75: (しまむら) 2021/08/04(水) 23:58:42.87 ID:5nV5seJd
姫乃「...ガサゴソ」
姫乃「あとはこれをここに入れたら完成かな」
姫乃「あまり物を持っていなくてよかったぁ...」
姫乃「本とか沢山持ってたら引っ越しどうなってたんだろう?」
ただいまぁ~
エマ、お帰りなさい
今日はね、お肉が安くてね
うんうん、何作ってくれるの?
姫乃「...」
姫乃「二人ともやっぱり仲がいいんですね」
姫乃「はぁ...」
姫乃「素直じゃないなぁ、私も」
姫乃「エマさんにやきもち焼いちゃうなんて」
姫乃「早く、早く答えを出さないと」
姫乃「あとはこれをここに入れたら完成かな」
姫乃「あまり物を持っていなくてよかったぁ...」
姫乃「本とか沢山持ってたら引っ越しどうなってたんだろう?」
ただいまぁ~
エマ、お帰りなさい
今日はね、お肉が安くてね
うんうん、何作ってくれるの?
姫乃「...」
姫乃「二人ともやっぱり仲がいいんですね」
姫乃「はぁ...」
姫乃「素直じゃないなぁ、私も」
姫乃「エマさんにやきもち焼いちゃうなんて」
姫乃「早く、早く答えを出さないと」
76: (しまむら) 2021/08/05(木) 00:04:13.18 ID:sO9c7yHD
姫乃「(エマさんは、相手の幸せが自分の幸せに繋がるって言ってて、果林さんが二人目の婦人を作る事に割り切ってる)」
姫乃「(こんなに相手を思ってる人がいるのに、果林さんはどうして私を?)」
果林「今日もエマのご飯は美味しいわね」モグモグ
果林「あら?姫乃、箸が止まってるわね」
エマ「美味しくなかった?頑張って日本料理作ってみたんだけど...」
姫乃「あっ!いえ、そんな事はないです」
姫乃「美味しいですよ。特に唐揚げ!」
エマ「それなら良かった。おかわりあるからね。遠慮しないでね!」
姫乃「はい!」
果林「...」むむっ
姫乃「(こんなに相手を思ってる人がいるのに、果林さんはどうして私を?)」
果林「今日もエマのご飯は美味しいわね」モグモグ
果林「あら?姫乃、箸が止まってるわね」
エマ「美味しくなかった?頑張って日本料理作ってみたんだけど...」
姫乃「あっ!いえ、そんな事はないです」
姫乃「美味しいですよ。特に唐揚げ!」
エマ「それなら良かった。おかわりあるからね。遠慮しないでね!」
姫乃「はい!」
果林「...」むむっ
77: (しまむら) 2021/08/05(木) 00:13:50.65 ID:sO9c7yHD
コンコン
果林「姫乃、いる~?」
姫乃「はーい」ガチャ
果林「どうかしら?今の暮らしは?」
姫乃「一人暮らしとか、シェアハウスってしたことなかったので、とても新鮮です。こうやって果林さんに好きな時に会えるのって、嬉しくて」
果林「そう、とりあえずは順調そうね」
果林「明日からまた大学でしょ?ここから駅の行き方を確認しといた方がいいわ。迷うから」
姫乃「果林さんほど音痴じゃありませんから、大丈夫ですよ」
果林「それもそうね。他にも何か相談したい事があったら、必ず周りを頼むのよ」
果林「これ、かすみちゃんの連絡先」メモペリッ
果林「悩みとか、私に中々言えない事とか出来始めると思うの。相談先はあったほうが良いし、色々話を聞いて参考にもなると思うから」
姫乃「あ、ありがとうございます」
果林「もうちょっと話していたいのは山々なんだけど、明日の仕事もあるから、これでおやすみ」
果林「暖かくして寝るのよ」ギュッ
果林「おやすみなさい」
姫乃「...おやすみなさい」ギューッ
果林「姫乃、いる~?」
姫乃「はーい」ガチャ
果林「どうかしら?今の暮らしは?」
姫乃「一人暮らしとか、シェアハウスってしたことなかったので、とても新鮮です。こうやって果林さんに好きな時に会えるのって、嬉しくて」
果林「そう、とりあえずは順調そうね」
果林「明日からまた大学でしょ?ここから駅の行き方を確認しといた方がいいわ。迷うから」
姫乃「果林さんほど音痴じゃありませんから、大丈夫ですよ」
果林「それもそうね。他にも何か相談したい事があったら、必ず周りを頼むのよ」
果林「これ、かすみちゃんの連絡先」メモペリッ
果林「悩みとか、私に中々言えない事とか出来始めると思うの。相談先はあったほうが良いし、色々話を聞いて参考にもなると思うから」
姫乃「あ、ありがとうございます」
果林「もうちょっと話していたいのは山々なんだけど、明日の仕事もあるから、これでおやすみ」
果林「暖かくして寝るのよ」ギュッ
果林「おやすみなさい」
姫乃「...おやすみなさい」ギューッ
78: (しまむら) 2021/08/05(木) 00:42:23.35 ID:sO9c7yHD
次の日
姫乃「ふぅ...講義終わり」
モブ友1「ねえねえ姫乃、昨日、姫乃を〇〇駅の方面で見たんだけどさ、何してたの?」
モブ友1「家とは逆の方向じゃん、もしかしてぇ...彼女!?彼氏!?」
姫乃「そ、そんなのじゃありません!」
モブ友1「でも引っ越ししてたよね?業者の人もいたし」
姫乃「...ねえ、どこまで見たんですか?」
モブ友1「マンション入るところまで」
姫乃「はぁ...見られてたかぁ」
姫乃「私ね、最近住む所が変わったんです」
姫乃「高校の頃の先輩と、“シェアハウス”してて」
モブ友1「そっかぁ、姫乃、ずーっと家出たいって言ってもんね」
モブ友1「姫乃の夢が叶って良かったよ。応援するね!」
姫乃「ありがとうございます」
姫乃「ふぅ...講義終わり」
モブ友1「ねえねえ姫乃、昨日、姫乃を〇〇駅の方面で見たんだけどさ、何してたの?」
モブ友1「家とは逆の方向じゃん、もしかしてぇ...彼女!?彼氏!?」
姫乃「そ、そんなのじゃありません!」
モブ友1「でも引っ越ししてたよね?業者の人もいたし」
姫乃「...ねえ、どこまで見たんですか?」
モブ友1「マンション入るところまで」
姫乃「はぁ...見られてたかぁ」
姫乃「私ね、最近住む所が変わったんです」
姫乃「高校の頃の先輩と、“シェアハウス”してて」
モブ友1「そっかぁ、姫乃、ずーっと家出たいって言ってもんね」
モブ友1「姫乃の夢が叶って良かったよ。応援するね!」
姫乃「ありがとうございます」
79: (しまむら) 2021/08/05(木) 00:52:19.21 ID:sO9c7yHD
姫乃「じゃあ、私こっちなので」バイバイ
モブ友1「じゃーねー」バイバイ
姫乃「今日は遅くなっちゃったなぁ」
姫乃「さて、帰ったら、レポート進めて、洗濯物して、お風呂掃除しといて...」とぼとぼ
姫乃「駅はこっちだから、右に曲がって」
姫乃「前方に見える、あのシルエットは果林さん...?」
果林「でね、職場の人が、子猫を引き取ったんですって」
果林「写真貰ったわ。他の人にも見せて良いって言ってたから、エマにシェアハピよ」
エマ「わぁ...眉毛生えてる!かわいい!」
果林「エマも可愛いわね」
エマ「なになに急に?惚気?」
果林「...ちゅっ」
姫乃「....はっ」
姫乃「....」クルッ
姫乃「....」スタスタ
姫乃「(う~っ!)」
姫乃「(本当はあの二人に溶け込まなきゃいけないのに!)」
姫乃「(なんで反対側の道歩いてるの私!)」
モブ友1「じゃーねー」バイバイ
姫乃「今日は遅くなっちゃったなぁ」
姫乃「さて、帰ったら、レポート進めて、洗濯物して、お風呂掃除しといて...」とぼとぼ
姫乃「駅はこっちだから、右に曲がって」
姫乃「前方に見える、あのシルエットは果林さん...?」
果林「でね、職場の人が、子猫を引き取ったんですって」
果林「写真貰ったわ。他の人にも見せて良いって言ってたから、エマにシェアハピよ」
エマ「わぁ...眉毛生えてる!かわいい!」
果林「エマも可愛いわね」
エマ「なになに急に?惚気?」
果林「...ちゅっ」
姫乃「....はっ」
姫乃「....」クルッ
姫乃「....」スタスタ
姫乃「(う~っ!)」
姫乃「(本当はあの二人に溶け込まなきゃいけないのに!)」
姫乃「(なんで反対側の道歩いてるの私!)」
80: (しまむら) 2021/08/05(木) 01:00:38.45 ID:sO9c7yHD
姫乃「(う~っあーっ!)」
姫乃「(エマさんも果林さんも、私を大事に思ってくれてるのに!)」
姫乃「(私は全然二人に答えられてない...どうしたら良いの!?)」スタスタ
姫乃「私のバーカ!!」
通行人「!?」
姫乃「誰かに相談しなきゃ」ピラっ
姫乃「あっ、紙が落ちちゃった」
姫乃「...これかすみさんの連絡先」
姫乃「....」
姫乃「...うん」スマホポチポチ
姫乃「(エマさんも果林さんも、私を大事に思ってくれてるのに!)」
姫乃「(私は全然二人に答えられてない...どうしたら良いの!?)」スタスタ
姫乃「私のバーカ!!」
通行人「!?」
姫乃「誰かに相談しなきゃ」ピラっ
姫乃「あっ、紙が落ちちゃった」
姫乃「...これかすみさんの連絡先」
姫乃「....」
姫乃「...うん」スマホポチポチ
83: (しまむら) 2021/08/06(金) 00:14:26.77 ID:WS+sSmV9
おーい、姫乃先輩!
姫乃「かすみさん、こんばんは」
かすみ「こんばんは!」
かすみ「話は聞きました。果林さんについてですね」
姫乃「...はい」
かすみ「こんな所で長話はちょっとアレですから、カフェでも行きましょ」
姫乃「ありがとうございます。私の方が年上なのに、相談に乗って貰うなんて」
かすみ「いいんですよ先輩!恋愛に上も下もないですから!」
かすみ「こっちに良いカフェがあるんです」
姫乃「かすみさん、こんばんは」
かすみ「こんばんは!」
かすみ「話は聞きました。果林さんについてですね」
姫乃「...はい」
かすみ「こんな所で長話はちょっとアレですから、カフェでも行きましょ」
姫乃「ありがとうございます。私の方が年上なのに、相談に乗って貰うなんて」
かすみ「いいんですよ先輩!恋愛に上も下もないですから!」
かすみ「こっちに良いカフェがあるんです」
88: (SB-iPhone) 2021/08/07(土) 23:58:37.06 ID:3s2uwMNH
お待たせいたしました。
カフェオレになります。
コトリ
かすみ「どうも」
かすみ「それで、話の内容ですが...」
姫乃「相談したい事は二つあって」
姫乃「果林さんとエマさんの2人に、上手く好意を返せず、嫉妬してしまうのと」
姫乃「果林さんが、本当に私を愛してくれているのか、不安になって....」
かすみ「ふむ...」ズズズ
かすみ「一つ目が嫉妬で、二つ目が不安、と」
かすみ「一婦多妻制では良くある事ですね」
かすみ「先輩、そこまで思い詰めないでください」
姫乃「...でも!」
かすみ「かすみんが、感情の上手な付き合い方を教えちゃいます!」
カフェオレになります。
コトリ
かすみ「どうも」
かすみ「それで、話の内容ですが...」
姫乃「相談したい事は二つあって」
姫乃「果林さんとエマさんの2人に、上手く好意を返せず、嫉妬してしまうのと」
姫乃「果林さんが、本当に私を愛してくれているのか、不安になって....」
かすみ「ふむ...」ズズズ
かすみ「一つ目が嫉妬で、二つ目が不安、と」
かすみ「一婦多妻制では良くある事ですね」
かすみ「先輩、そこまで思い詰めないでください」
姫乃「...でも!」
かすみ「かすみんが、感情の上手な付き合い方を教えちゃいます!」
89: (SB-iPhone) 2021/08/08(日) 00:12:49.33 ID:ij5aA3x4
かすみ「嫉妬は誰にだってありますよ。かすみんにだってあります」
かすみ「一応かすみんが世帯の主(あるじ)だって決めていますが、逆に私が嫉妬する方って言うか、なんて言うか」
かすみ「りな子は一流大学飛び級で入学してるし、彼方先輩は二つ星レストランでシェフやってるのに、かすみんだけただの学生で、立つ背がないと言うか、ヒモというか...」
かすみ「私は2人の色んな所に嫉妬しちゃいます。そんな時は、何故その心が浮かび上がるのか、解きほぐすのがいいと思います」
かすみ「たとえば、先輩の場合、エマさんに嫉妬するのなら、この感情の起点を探す訳です」
かすみ「エマさんに嫉妬しているのは、果林さんに執着しているから。ではこの執着は何処から来たのですか?」
姫乃「果林さんへの執着....」
姫乃「(昔、ファッション誌に映った果林さんがカッコ良かったから...)」
かすみ「一応かすみんが世帯の主(あるじ)だって決めていますが、逆に私が嫉妬する方って言うか、なんて言うか」
かすみ「りな子は一流大学飛び級で入学してるし、彼方先輩は二つ星レストランでシェフやってるのに、かすみんだけただの学生で、立つ背がないと言うか、ヒモというか...」
かすみ「私は2人の色んな所に嫉妬しちゃいます。そんな時は、何故その心が浮かび上がるのか、解きほぐすのがいいと思います」
かすみ「たとえば、先輩の場合、エマさんに嫉妬するのなら、この感情の起点を探す訳です」
かすみ「エマさんに嫉妬しているのは、果林さんに執着しているから。ではこの執着は何処から来たのですか?」
姫乃「果林さんへの執着....」
姫乃「(昔、ファッション誌に映った果林さんがカッコ良かったから...)」
97: (SB-iPhone) 2021/08/09(月) 13:12:42.33 ID:oc2nf3/k
姫乃「(かっこよくて、昔は憧れてた)」
姫乃「(対等な関係になった今は?憧れは何処にあるの?)」
姫乃「...最近思うんです。私の果林さんの思いは、憧れから来てるのか、それとも、人格に惹かれてるのかって」
かすみ「あー...」
かすみ「でも、好きである事には変わりないじゃないですか?」
かすみ「思うんですよ。愛してるとか、好きに一つの正解がある訳じゃないって」
かすみ「好きに正解とかつけていたら、私達の関係はどうなっちゃうんでしょうね?」
かすみ「色々な形があるんだなって事を理解してれば十分だと思います。複合的な愛の形がそこにあっても良いし、単純な愛があってもいい」
かすみ「姫乃先輩は、複合的な愛の形ですね」
かすみ「でも、気をつけてください。嫉妬や執着支配されると、相手の行動をコントロールしたくなります」
かすみ「私だけを見て、とかは嫉妬ではなく、欲のサインですね」
かすみ「そうならない為にも...えーっと、ここに...」
かすみ「あったあった。これです」
姫乃「メモ帳...?」
姫乃「(対等な関係になった今は?憧れは何処にあるの?)」
姫乃「...最近思うんです。私の果林さんの思いは、憧れから来てるのか、それとも、人格に惹かれてるのかって」
かすみ「あー...」
かすみ「でも、好きである事には変わりないじゃないですか?」
かすみ「思うんですよ。愛してるとか、好きに一つの正解がある訳じゃないって」
かすみ「好きに正解とかつけていたら、私達の関係はどうなっちゃうんでしょうね?」
かすみ「色々な形があるんだなって事を理解してれば十分だと思います。複合的な愛の形がそこにあっても良いし、単純な愛があってもいい」
かすみ「姫乃先輩は、複合的な愛の形ですね」
かすみ「でも、気をつけてください。嫉妬や執着支配されると、相手の行動をコントロールしたくなります」
かすみ「私だけを見て、とかは嫉妬ではなく、欲のサインですね」
かすみ「そうならない為にも...えーっと、ここに...」
かすみ「あったあった。これです」
姫乃「メモ帳...?」
98: (SB-iPhone) 2021/08/09(月) 13:17:44.03 ID:oc2nf3/k
かすみ「そうですね、一旦気持ちの整理をつけて、自分を客観的に見れる様に、メモを付けるんです」
かすみ「後で読み返しても、しなくても、とりあえず書けば楽になりますから」
姫乃「そこまで考えてくださるなんて、ありがとうございます」
かすみ「いえいえ、当たり前の事をしたまでです!」
かすみ「えーっと、次が...」
かすみ「不安のお話でしたね」
姫乃「はい」
かすみ「不安も、根底を探って取り除く事が大事です」
かすみ「実は、時々りな子も同じ様な事を言っていた時がありまして...」
かすみ「りな子の場合は、両親と上手く行ってないから、でした」
かすみ「もしかして、姫乃先輩も、ご両親と何かありました?」
姫乃「....」
姫乃「.........」
かすみ「後で読み返しても、しなくても、とりあえず書けば楽になりますから」
姫乃「そこまで考えてくださるなんて、ありがとうございます」
かすみ「いえいえ、当たり前の事をしたまでです!」
かすみ「えーっと、次が...」
かすみ「不安のお話でしたね」
姫乃「はい」
かすみ「不安も、根底を探って取り除く事が大事です」
かすみ「実は、時々りな子も同じ様な事を言っていた時がありまして...」
かすみ「りな子の場合は、両親と上手く行ってないから、でした」
かすみ「もしかして、姫乃先輩も、ご両親と何かありました?」
姫乃「....」
姫乃「.........」
99: (SB-iPhone) 2021/08/09(月) 13:30:09.47 ID:oc2nf3/k
姫乃「実は、最近、思う事がありまして」
姫乃「かすみさんは、私の家の事、少しだけ知ってると思います」
かすみ「華道の家元でしたっけ?」
姫乃「ええ、それで...」
姫乃「私以外に、兄弟姉妹が居ないので、実質私が次の当主で」
姫乃「それは、誰かと結婚して、次の世代を育てあげなきゃいけない事で」
姫乃「でも、それが私には出来なくて」
姫乃「私思うんです。歴代のある家や、名家などは、強い決まり事の狭い世界で生きているって」
姫乃「普通の人に比べたら、恋愛と結婚がセットになっていて、自由度がとても少ない」
姫乃「それに気づいたら、嫌で嫌で。何もかも、辞めてしまったんです」
姫乃「好きな人を愛する、それが家によって邪魔をされている」
姫乃「今の私は、果林さんに逃げてるだけかもしれませんね。それなのに、果林さんに愛して欲しいなんて...馬鹿馬鹿しいかも」
姫乃「かすみさんは、私の家の事、少しだけ知ってると思います」
かすみ「華道の家元でしたっけ?」
姫乃「ええ、それで...」
姫乃「私以外に、兄弟姉妹が居ないので、実質私が次の当主で」
姫乃「それは、誰かと結婚して、次の世代を育てあげなきゃいけない事で」
姫乃「でも、それが私には出来なくて」
姫乃「私思うんです。歴代のある家や、名家などは、強い決まり事の狭い世界で生きているって」
姫乃「普通の人に比べたら、恋愛と結婚がセットになっていて、自由度がとても少ない」
姫乃「それに気づいたら、嫌で嫌で。何もかも、辞めてしまったんです」
姫乃「好きな人を愛する、それが家によって邪魔をされている」
姫乃「今の私は、果林さんに逃げてるだけかもしれませんね。それなのに、果林さんに愛して欲しいなんて...馬鹿馬鹿しいかも」
101: (SB-iPhone) 2021/08/09(月) 13:52:23.32 ID:oc2nf3/k
かすみ「うーん、悩ましいですね」
かすみ「姫乃先輩の悩みは、ご自身の家と恋愛の価値観がくっついている事に悩みを感じて、愛を渇望している所ですかね...」
かすみ「かと言って、先程の様に突き放した態度もできないし、家に介入する事も憚られる」
かすみ「うーん、現在の姫乃先輩について、何かご両親は言ってこないのですか?」
姫乃「...何も言ってこないです。放逐って感じで...」
かすみ「そう、ですか」
かすみ「姫乃先輩の家の事については、かすみんから言える事は少ないです。でも、一度ご両親と果林さんとの関係について、話し合った方がいいと思います」
姫乃「でも、なんて両親に切り出せばいいか、全然わからなくて...」
かすみ「それこそ、果林さんやエマさんとゆっくり話し合うべきだと思います」
かすみ「姫乃先輩が愛を欲しているのは、先輩自身の家が原因で、もやもやをしっかり言葉にして、共有した方がいいと思います」
かすみ「それに、最後に、八丈島で籍を入れる時、揉めちゃって家に戻る事になったら...」
かすみ「それこそ最悪のパターンです!」
姫乃「絶対にそれは避けたいですね」
姫乃「最低限すべき事が見えてきました」
姫乃「かすみさん、今日はありがとうございます!」
かすみ「いえいえ、やるべき事をしたまでです!」
かすみ「姫乃先輩の悩みは、ご自身の家と恋愛の価値観がくっついている事に悩みを感じて、愛を渇望している所ですかね...」
かすみ「かと言って、先程の様に突き放した態度もできないし、家に介入する事も憚られる」
かすみ「うーん、現在の姫乃先輩について、何かご両親は言ってこないのですか?」
姫乃「...何も言ってこないです。放逐って感じで...」
かすみ「そう、ですか」
かすみ「姫乃先輩の家の事については、かすみんから言える事は少ないです。でも、一度ご両親と果林さんとの関係について、話し合った方がいいと思います」
姫乃「でも、なんて両親に切り出せばいいか、全然わからなくて...」
かすみ「それこそ、果林さんやエマさんとゆっくり話し合うべきだと思います」
かすみ「姫乃先輩が愛を欲しているのは、先輩自身の家が原因で、もやもやをしっかり言葉にして、共有した方がいいと思います」
かすみ「それに、最後に、八丈島で籍を入れる時、揉めちゃって家に戻る事になったら...」
かすみ「それこそ最悪のパターンです!」
姫乃「絶対にそれは避けたいですね」
姫乃「最低限すべき事が見えてきました」
姫乃「かすみさん、今日はありがとうございます!」
かすみ「いえいえ、やるべき事をしたまでです!」
104: (SB-iPhone) 2021/08/10(火) 01:18:43.54 ID:ih229zCf
姫乃「ただいま帰りました」ガチャ
姫乃「遅くなって申し訳ありません」
エマ「あっ!姫乃ちゃん帰ってきた!お帰り!」
エマ「ずーっと心配してたんだよ。何があったのかぁなって」
姫乃「ちょっと悩み事を相談してて...」
果林「おかえり姫乃。ずーっと待ってたわよ」
果林「夜ご飯まだなの。一緒に食べましょ」
姫乃「ごめんなさい。遅くなって」
果林「いいのよ。でもこれからは連絡入れて頂戴ね」
姫乃「はい!」
姫乃「遅くなって申し訳ありません」
エマ「あっ!姫乃ちゃん帰ってきた!お帰り!」
エマ「ずーっと心配してたんだよ。何があったのかぁなって」
姫乃「ちょっと悩み事を相談してて...」
果林「おかえり姫乃。ずーっと待ってたわよ」
果林「夜ご飯まだなの。一緒に食べましょ」
姫乃「ごめんなさい。遅くなって」
果林「いいのよ。でもこれからは連絡入れて頂戴ね」
姫乃「はい!」
105: (SB-iPhone) 2021/08/10(火) 01:32:41.80 ID:ih229zCf
エマ「ねえ、今日のスイス料理はどうだった?」
果林「チキンのソテーね。バターの香りがとっても良かったわ!」
姫乃「付け合わせのサラダも美味しかったです!」
エマ「嬉しいなぁ。明日も頑張って作っちゃう!」
果林「明日もお願いね」
果林「ねえ、今日はちょっと夜更かししない?」
果林「3人揃って、映画なんてどうかしら?とびっきりのサメ映画よ」
エマ「あーっ、ツッコミ入れながら見る奴!やるやる!」
姫乃「あの...サメ映画ってどんなのですか?」
果林「クソ映画よ。まあ見たらわかるわ」
果林「今日はポップコーンも用意してあるの」
果林「ゼロカ口りーだけど、コーラもあるわ」
果林「さーて、今日は夜更かしを楽しむわよ」
エマ・姫乃「おー!」
果林「チキンのソテーね。バターの香りがとっても良かったわ!」
姫乃「付け合わせのサラダも美味しかったです!」
エマ「嬉しいなぁ。明日も頑張って作っちゃう!」
果林「明日もお願いね」
果林「ねえ、今日はちょっと夜更かししない?」
果林「3人揃って、映画なんてどうかしら?とびっきりのサメ映画よ」
エマ「あーっ、ツッコミ入れながら見る奴!やるやる!」
姫乃「あの...サメ映画ってどんなのですか?」
果林「クソ映画よ。まあ見たらわかるわ」
果林「今日はポップコーンも用意してあるの」
果林「ゼロカ口りーだけど、コーラもあるわ」
果林「さーて、今日は夜更かしを楽しむわよ」
エマ・姫乃「おー!」
106: (SB-iPhone) 2021/08/10(火) 01:47:46.02 ID:ih229zCf
きゃーっ!サメが陸を歩いてる!
通行人がトイレで襲われたぞ!
果林「本当よくわからないわね、この映画」
姫乃「そんな事言ったら、私達の関係はもっとよくわからないです」
エマ「そうだねぇ、とっても不思議」
エマ「でもさ、サメが陸を歩いたり、トイレから出てきたりする映画が、自由な発想の映画があるんだから、恋愛観だって、もっと色々あってもいいよね」
エマ「勿論、お互いを傷つけ合わない範囲で、だけど」
エマ「そんな事思いながら、私は今の関係を続けてるよ」
姫乃「色々ですか...」
果林「恋愛観が自由なら、愛を表す方法も沢山あると思うの」
果林「一番はじめに愛があって、その次にそれを確かめ合う行為があるんだわ。軽いスキンシップから、セ クスまで」
果林「みんな愛の行為について語りたがる。愛については語りたがらないわ。私から言わせれば、因果が逆転してるのよ」
果林「私はね、愛を重視したい。愛のないセ クスなんてしたくないの」
姫乃「(そう言われると、ちょっとだけわかる気がする)」
姫乃「(引っ越し初日に、果林さんがハグだけでも十分って言った理由が)」
姫乃「(あの頃の私は、結論を急ぎすぎてたのかな?)」
姫乃「果林さん、エマさん、お話があります」
通行人がトイレで襲われたぞ!
果林「本当よくわからないわね、この映画」
姫乃「そんな事言ったら、私達の関係はもっとよくわからないです」
エマ「そうだねぇ、とっても不思議」
エマ「でもさ、サメが陸を歩いたり、トイレから出てきたりする映画が、自由な発想の映画があるんだから、恋愛観だって、もっと色々あってもいいよね」
エマ「勿論、お互いを傷つけ合わない範囲で、だけど」
エマ「そんな事思いながら、私は今の関係を続けてるよ」
姫乃「色々ですか...」
果林「恋愛観が自由なら、愛を表す方法も沢山あると思うの」
果林「一番はじめに愛があって、その次にそれを確かめ合う行為があるんだわ。軽いスキンシップから、セ クスまで」
果林「みんな愛の行為について語りたがる。愛については語りたがらないわ。私から言わせれば、因果が逆転してるのよ」
果林「私はね、愛を重視したい。愛のないセ クスなんてしたくないの」
姫乃「(そう言われると、ちょっとだけわかる気がする)」
姫乃「(引っ越し初日に、果林さんがハグだけでも十分って言った理由が)」
姫乃「(あの頃の私は、結論を急ぎすぎてたのかな?)」
姫乃「果林さん、エマさん、お話があります」
109: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:00:00.41 ID:M+RI+ILO
姫乃「はじめにエマさん」
エマ「?」
姫乃「私、エマさんに対して、ちょっと遠慮してる所があったなって思うんです」
姫乃「色々エマさんも考えて行動してくださったのに、私はその気持ちを汲み取れないで、一人で空回って」
姫乃「でも、私はエマさんの事も大好きですからね!」
エマ「え~!?なになに?愛の告白!?」
エマ「モテモテで困っちゃう~」
姫乃「次に果林さん!」
果林「何かしら?」
姫乃「果林さんにとって、愛とは何ですか?」
果林「そうね...愛は貫く事かしら?気持ちの軸を常に持つことよ」
姫乃「私は果林さんがどこまで愛してくれるのか、不安でした」
姫乃「でも、かすみさんとの対話で自分の中に眠っている問題に気づけて」
姫乃「果林さんの貫く気持ち、それをみんなにも見せつけてやりたい!」
果林「かすみちゃんとの会話で大分吹っ切れた様ね。よかったわ」
エマ「?」
姫乃「私、エマさんに対して、ちょっと遠慮してる所があったなって思うんです」
姫乃「色々エマさんも考えて行動してくださったのに、私はその気持ちを汲み取れないで、一人で空回って」
姫乃「でも、私はエマさんの事も大好きですからね!」
エマ「え~!?なになに?愛の告白!?」
エマ「モテモテで困っちゃう~」
姫乃「次に果林さん!」
果林「何かしら?」
姫乃「果林さんにとって、愛とは何ですか?」
果林「そうね...愛は貫く事かしら?気持ちの軸を常に持つことよ」
姫乃「私は果林さんがどこまで愛してくれるのか、不安でした」
姫乃「でも、かすみさんとの対話で自分の中に眠っている問題に気づけて」
姫乃「果林さんの貫く気持ち、それをみんなにも見せつけてやりたい!」
果林「かすみちゃんとの会話で大分吹っ切れた様ね。よかったわ」
110: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:04:39.37 ID:M+RI+ILO
姫乃「私の問題はまだまだ山積していますが、3人でゆっくり切り崩していければいいなって」
姫乃「ある程度心の余裕が持てました」
姫乃「私も私で、私が生まれ持った物に、もうちょっと向き合ってもいいのかなって、そんな気もします」
果林「じゃあ来週ね」
姫乃「へ?」
果林「来週、姫乃の家いきましょう」
果林「もちろん、エマも一緒に」
エマ「わーお、なんか凄い事になっちゃうのかも」
エマ「絆創膏と湿布の準備しておくね」
果林「ちょっと、そんな仕打ちを受けるってまだ決まった訳じゃないわよ!」
姫乃「...入院の準備もしておいた方が...」
果林「姫乃までなんて事言ってるのよ!」
姫乃「ある程度心の余裕が持てました」
姫乃「私も私で、私が生まれ持った物に、もうちょっと向き合ってもいいのかなって、そんな気もします」
果林「じゃあ来週ね」
姫乃「へ?」
果林「来週、姫乃の家いきましょう」
果林「もちろん、エマも一緒に」
エマ「わーお、なんか凄い事になっちゃうのかも」
エマ「絆創膏と湿布の準備しておくね」
果林「ちょっと、そんな仕打ちを受けるってまだ決まった訳じゃないわよ!」
姫乃「...入院の準備もしておいた方が...」
果林「姫乃までなんて事言ってるのよ!」
111: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:10:52.15 ID:M+RI+ILO
エマ「....ウト、ウト」
果林「エマ眠いの?」
エマ「うん、なんか今日はダメみたい」
姫乃「私が部屋連れて行きますから、今日はもうおやすみなさい」
エマ「ごめんね。映画最後まで見たかった」
果林「またサメ映画観賞会を開けばいいわ」
果林「おやすみ、エマ」
エマ「おやすみなさい」
姫乃「エマさん、こっちへ」
エマ「ありがとね~」ガチャリ
果林「ふぅ、やっぱりサメ映画はよくわからないわ」
姫乃「なんでこんな尋常じゃない発想が出来るのでしょうかね?」
果林「あら、姫乃、戻ってたのね」
姫乃「...エマさん、あの後すぐ寝ちゃって」
果林「エマってば、異様に寝つきがいい時あるのよね。今日もそれなのかしら...?」
チェーンソーブルルン
これでサメを一網打尽!
果林「エマ眠いの?」
エマ「うん、なんか今日はダメみたい」
姫乃「私が部屋連れて行きますから、今日はもうおやすみなさい」
エマ「ごめんね。映画最後まで見たかった」
果林「またサメ映画観賞会を開けばいいわ」
果林「おやすみ、エマ」
エマ「おやすみなさい」
姫乃「エマさん、こっちへ」
エマ「ありがとね~」ガチャリ
果林「ふぅ、やっぱりサメ映画はよくわからないわ」
姫乃「なんでこんな尋常じゃない発想が出来るのでしょうかね?」
果林「あら、姫乃、戻ってたのね」
姫乃「...エマさん、あの後すぐ寝ちゃって」
果林「エマってば、異様に寝つきがいい時あるのよね。今日もそれなのかしら...?」
チェーンソーブルルン
これでサメを一網打尽!
112: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:20:47.45 ID:M+RI+ILO
果林「私ね、時々思うのだけど」
姫乃「はい」
果林「私達八丈島の制度って普通の人から見たら、異常に見えるわよね」
果林「よくわからない風習って言うか、常識」
果林「私は八丈島に生まれたから、この様な常識を持ち合わせるのか、それとも、自分の内面に持ち合わせていた物なのかって」
果林「私は後者を信じたい。私は私だから私なの。愛を貫いて、私が形成されていくの」
果林「ちょっと訳わからない話してしまったわ」
姫乃「...そんな事、ない、です」
姫乃「エマさんの愛は、相手の幸せを思いやる事、果林さんの愛は自分を貫く事」
姫乃「私の愛は、まだよくわからないですけど、正解は一つじゃないんだと思います」
姫乃「それこそ、果林さんが初めに言ってた、白とか黒とか単純じゃないって」
果林「ふふっ、最初の頃と比べると、随分と成長したわね、姫乃」
姫乃「そう、ですか?」
果林「ええ、誇っていいのよ」
果林「姫乃、ちょっと横に来て」
姫乃「?」
果林「ご褒美」?
姫乃「はい」
果林「私達八丈島の制度って普通の人から見たら、異常に見えるわよね」
果林「よくわからない風習って言うか、常識」
果林「私は八丈島に生まれたから、この様な常識を持ち合わせるのか、それとも、自分の内面に持ち合わせていた物なのかって」
果林「私は後者を信じたい。私は私だから私なの。愛を貫いて、私が形成されていくの」
果林「ちょっと訳わからない話してしまったわ」
姫乃「...そんな事、ない、です」
姫乃「エマさんの愛は、相手の幸せを思いやる事、果林さんの愛は自分を貫く事」
姫乃「私の愛は、まだよくわからないですけど、正解は一つじゃないんだと思います」
姫乃「それこそ、果林さんが初めに言ってた、白とか黒とか単純じゃないって」
果林「ふふっ、最初の頃と比べると、随分と成長したわね、姫乃」
姫乃「そう、ですか?」
果林「ええ、誇っていいのよ」
果林「姫乃、ちょっと横に来て」
姫乃「?」
果林「ご褒美」?
113: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:24:45.96 ID:M+RI+ILO
姫乃「か、かかかか果林さん!?」
果林「姫乃が自分なりの愛を見つけたら、その時に続きをしましょう」
果林「大人のキスの約束よ。覚えておいて」
果林「それじゃあ、私先失礼するわ」
姫乃「はわわわわわ....」
姫乃「ファーストキッスって、全然レモン味じゃなかった...」
姫乃「はっ!?」
姫乃「ってポップコーンとコーラが出しっぱなしです。片付けないと」
姫乃「テーブルも拭かないと。とほほ...」
果林「姫乃が自分なりの愛を見つけたら、その時に続きをしましょう」
果林「大人のキスの約束よ。覚えておいて」
果林「それじゃあ、私先失礼するわ」
姫乃「はわわわわわ....」
姫乃「ファーストキッスって、全然レモン味じゃなかった...」
姫乃「はっ!?」
姫乃「ってポップコーンとコーラが出しっぱなしです。片付けないと」
姫乃「テーブルも拭かないと。とほほ...」
114: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:31:31.86 ID:M+RI+ILO
次の日
果林「今日はエマはお昼から授業なのね」
エマ「うん、少しゆっくりしてるよ」
果林「姫乃、準備出来た~」
姫乃「はーい、今行きます!」ドタドタ
エマ「姫乃ちゃん、髪飾り忘れてるよ!これっ」
姫乃「あっ、ありがとうございます」
エマ「それじゃあいってらっしゃいのハグ」
果林「行ってくるわね、エマ」ぎゅー
姫乃「エマさん、行ってきます」ぎゅー
エマ「いってらっしゃい!」
果林「今日はエマはお昼から授業なのね」
エマ「うん、少しゆっくりしてるよ」
果林「姫乃、準備出来た~」
姫乃「はーい、今行きます!」ドタドタ
エマ「姫乃ちゃん、髪飾り忘れてるよ!これっ」
姫乃「あっ、ありがとうございます」
エマ「それじゃあいってらっしゃいのハグ」
果林「行ってくるわね、エマ」ぎゅー
姫乃「エマさん、行ってきます」ぎゅー
エマ「いってらっしゃい!」
116: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:40:09.05 ID:M+RI+ILO
果林「今日の晩御飯なんだと思う?」
姫乃「最近日本料理が出てないので、それとか」
果林「んー、じゃがいも買い込んでたから肉じゃがかしらね?」
モブ女「おーい、姫乃」
姫乃「あっ、モブ女さんこんにちは」
モブ女「ねえねえ、もしかしてこちらが高校の頃の先輩?」
モブ女「ってモデルの朝香果林さんじゃん!」
果林「あら、私の事知ってるのね。ありがとう」
モブ女「こんな凄い人と“シェアハウス”してるなんてさ!姫乃早く言ってよ!」
姫乃「果林さんは高校の頃の先輩じゃありません、私の妻で、今同棲してるんです!」
モブ女「え?今なんて?」
姫乃「だから妻で同棲」
モブ女「えーー!?」
姫乃「最近日本料理が出てないので、それとか」
果林「んー、じゃがいも買い込んでたから肉じゃがかしらね?」
モブ女「おーい、姫乃」
姫乃「あっ、モブ女さんこんにちは」
モブ女「ねえねえ、もしかしてこちらが高校の頃の先輩?」
モブ女「ってモデルの朝香果林さんじゃん!」
果林「あら、私の事知ってるのね。ありがとう」
モブ女「こんな凄い人と“シェアハウス”してるなんてさ!姫乃早く言ってよ!」
姫乃「果林さんは高校の頃の先輩じゃありません、私の妻で、今同棲してるんです!」
モブ女「え?今なんて?」
姫乃「だから妻で同棲」
モブ女「えーー!?」
117: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:46:16.92 ID:M+RI+ILO
それからの私達の関係は、すぐさま学部を駆け巡り、私にはよくわからない眼差しが向けられる様になりました。
あれから、1週間後。
エマ「果林ちゃん、もういっぺん後見てもらっていい?」
果林「大丈夫よ。エマは何着たって似合ってるわ」
姫乃「そう言う果林さんは、スカーフ曲がってます」
果林「あ、あら、私としたことが」クイっ
果林「すぅ、はぁ...」
果林「いよいよね」
姫乃「(改めて見ると、おっきい家だなぁ)」
姫乃「(それは私が、それだけ大きな物を背負っているって言う意味)」
姫乃「(がんばれ。がんばれ。がんばれ)」ガラガラ
「「「ごめんください」」」
おしまい
あれから、1週間後。
エマ「果林ちゃん、もういっぺん後見てもらっていい?」
果林「大丈夫よ。エマは何着たって似合ってるわ」
姫乃「そう言う果林さんは、スカーフ曲がってます」
果林「あ、あら、私としたことが」クイっ
果林「すぅ、はぁ...」
果林「いよいよね」
姫乃「(改めて見ると、おっきい家だなぁ)」
姫乃「(それは私が、それだけ大きな物を背負っているって言う意味)」
姫乃「(がんばれ。がんばれ。がんばれ)」ガラガラ
「「「ごめんください」」」
おしまい
119: (SB-iPhone) 2021/08/11(水) 00:51:13.99 ID:M+RI+ILO
結構シリアスな感じになってしまいました
なので、後でにほ八・スイ八・にほスイのイチャラブ書こうと思います
その他好きなシチュエーション、やってほしいネタありましたらお題として募集します
ゆっくり消費していこうと思います
なので、後でにほ八・スイ八・にほスイのイチャラブ書こうと思います
その他好きなシチュエーション、やってほしいネタありましたらお題として募集します
ゆっくり消費していこうと思います
124: (茸) 2021/08/12(木) 01:48:24.08 ID:7x65RGYw
定期的に良質なにほスイ、にほスイ八を供給してくれるのありがたい
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1627714737/