1: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:41:34.23 ID:5NlKaRG/
にゃんデレしおりん×グイグイかすみん×ツンデレクールぽむ×中間果林職×厄介彼方×そのほか
誕生日の話ではありません
読まなくても読める前作
歩夢「ブックマーク同好会?」栞子「はい…」
誕生日の話ではありません
読まなくても読める前作
歩夢「ブックマーク同好会?」栞子「はい…」
【SS】歩夢「ブックマーク同好会?」栞子「はい…」【ラブライブ!虹ヶ咲】
2名無しで叶える物語(とばーがー)2021/11/12(金) 23:19:18.21ID:HHsqhc9w>>9
~通学路~
かすみ「おはようぽむちゃん!」
歩夢「おはよう、かすみ」
歩夢「かすみ、今日はあなたたちのクラスでお昼食べて、栞子をクラスに馴染ませようと思うんだけど」
かすみ「しお子を?昨日ぽむちゃんのクラスでやったみたいに?」
歩夢「そうそう」
歩夢「かすみはクラスに馴染めた?」
かすみ「うん!もう大丈夫!」
歩夢「なら良かったわ。で、あの子も多少は人見知りを治さないとね」
歩夢「まあ、栞子をみんなで囲んで、借りてきた猫みたいにすればいいのよ」
かすみ「ᶘイº⇁ºナ川」
かすみ「こんなの?」
歩夢「あなた器用ね…」
2: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:42:53.92 ID:5NlKaRG/
コンコン
栞子「どうぞ」
かすみ「おはよ~しお子」
栞子「かすみさん。おはようございます。どうされました?」
かすみ「今度ぽむちゃんの誕生日でしょ?今回はどうしよって思って」
栞子「そういえばそんな時期ですね……」
かすみ「そう!もう3ヶ月しかないの!」
栞子「急がないといけませんね」
かすみ「今年もサプライズで、ぜったい!ぽむちゃんには気付かれないように!」
栞子「もちろんです」
栞子「どうぞ」
かすみ「おはよ~しお子」
栞子「かすみさん。おはようございます。どうされました?」
かすみ「今度ぽむちゃんの誕生日でしょ?今回はどうしよって思って」
栞子「そういえばそんな時期ですね……」
かすみ「そう!もう3ヶ月しかないの!」
栞子「急がないといけませんね」
かすみ「今年もサプライズで、ぜったい!ぽむちゃんには気付かれないように!」
栞子「もちろんです」
3: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:43:58.66 ID:5NlKaRG/
副会長「……あの」
栞子「はい?」
副会長「ええと……。3ヶ月もあれば十分すぎるのでは?」
栞子「いえ、そんなことはないと思いますが……」
かすみ「もうギリギリですよぅ!」
副会長「……?」
副会長「3ヶ月ですよね?3週間や3日の間違いではないのですよね?」
栞子「当たり前です」
かすみ「3週間で何が出来るんですか!?」
副会長「3週間あれば大体のことは出来ると思いますが……」
かすみ「プレゼント決めるだけで過ぎちゃいますよ!」
副会長(……私がおかしいのでしょうか)
栞子「はい?」
副会長「ええと……。3ヶ月もあれば十分すぎるのでは?」
栞子「いえ、そんなことはないと思いますが……」
かすみ「もうギリギリですよぅ!」
副会長「……?」
副会長「3ヶ月ですよね?3週間や3日の間違いではないのですよね?」
栞子「当たり前です」
かすみ「3週間で何が出来るんですか!?」
副会長「3週間あれば大体のことは出来ると思いますが……」
かすみ「プレゼント決めるだけで過ぎちゃいますよ!」
副会長(……私がおかしいのでしょうか)
4: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:45:12.44 ID:5NlKaRG/
栞子「とりあえず、やらないといけないことをまとめましょう」
かすみ「そうだねしお子。まずプレゼントでしょ?パーティーの準備でしょ?お祝いの手紙の内容と……」
栞子「あゆねえを誘う口実も考えないといけません」
副会長(……?)
かすみ「今年はしお子がケガしたって言って呼び出してメチャクチャ怒られたもんね……」
栞子「もう思い出したくありません……」
かすみ「何がいいかな……」
副会長「あ」
栞子「?」
かすみ「どうしたんですか?」
副会長「……あゆねえ?」
栞子「」
かすみ「そうだねしお子。まずプレゼントでしょ?パーティーの準備でしょ?お祝いの手紙の内容と……」
栞子「あゆねえを誘う口実も考えないといけません」
副会長(……?)
かすみ「今年はしお子がケガしたって言って呼び出してメチャクチャ怒られたもんね……」
栞子「もう思い出したくありません……」
かすみ「何がいいかな……」
副会長「あ」
栞子「?」
かすみ「どうしたんですか?」
副会長「……あゆねえ?」
栞子「」
6: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:45:59.52 ID:5NlKaRG/
副会長「栞子さん、上原さんのことあゆねえって呼んでるんですか?」
かすみ(うわあ……ものすごく楽しそうな顔してる……)
栞子「聞き間違いではないですか」
副会長「いえ、はっきり聞こえましたよ」
栞子「耳鼻科に行くことをお勧めしますよ」
副会長「聴力検査は正常だったので大丈夫です」
栞子「では耳掃除をされてください」
副会長「それもしてます。自分で言ったことを忘れるなんて、栞子さんこそ記憶力は大丈夫ですか?」
栞子「私は至って普通です。問題ありません」
副会長「菜々さんは全校生徒の名前を記憶していましたが、栞子さんは覚えていますか?」
栞子「あれは中川さんが優秀すぎるだけです」
副会長「優秀すぎた菜々さんを会長から下ろしたの誰でしたっけ?」
栞子「中川さんは色々と変な同好会を承認したので仕方ありません」
副会長「それはそうですね」
かすみ「いやそこで納得するんですか?」
かすみ(うわあ……ものすごく楽しそうな顔してる……)
栞子「聞き間違いではないですか」
副会長「いえ、はっきり聞こえましたよ」
栞子「耳鼻科に行くことをお勧めしますよ」
副会長「聴力検査は正常だったので大丈夫です」
栞子「では耳掃除をされてください」
副会長「それもしてます。自分で言ったことを忘れるなんて、栞子さんこそ記憶力は大丈夫ですか?」
栞子「私は至って普通です。問題ありません」
副会長「菜々さんは全校生徒の名前を記憶していましたが、栞子さんは覚えていますか?」
栞子「あれは中川さんが優秀すぎるだけです」
副会長「優秀すぎた菜々さんを会長から下ろしたの誰でしたっけ?」
栞子「中川さんは色々と変な同好会を承認したので仕方ありません」
副会長「それはそうですね」
かすみ「いやそこで納得するんですか?」
7: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:46:40.35 ID:5NlKaRG/
かすみ(ねえしお子、副会長ってせつ菜センパイの正体は知ってるの?)
栞子(知っていますよ)
かすみ「あ、そうなんだ」
副会長「なんですか?」
かすみ「せつ菜センパイが菜々センパイだってこと知ってるのかなって思ったんです」
副会長「もちろんです!」
副会長「……はっ!」
副会長「せつ菜ちゃんの大好きが溢れた結果ですから、変な同好会を承認したのも仕方ないですよね!」
かすみ「手のひらクルックルじゃないですか」
栞子「かすみさん、副会長に中川さん……というよりせつ菜さんの話題を出すと面倒くさくなるので気をつけてください」
かすみ「こんなの想定外だよ」
栞子(知っていますよ)
かすみ「あ、そうなんだ」
副会長「なんですか?」
かすみ「せつ菜センパイが菜々センパイだってこと知ってるのかなって思ったんです」
副会長「もちろんです!」
副会長「……はっ!」
副会長「せつ菜ちゃんの大好きが溢れた結果ですから、変な同好会を承認したのも仕方ないですよね!」
かすみ「手のひらクルックルじゃないですか」
栞子「かすみさん、副会長に中川さん……というよりせつ菜さんの話題を出すと面倒くさくなるので気をつけてください」
かすみ「こんなの想定外だよ」
8: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:47:20.24 ID:5NlKaRG/
副会長「面倒くさいとはどういうことですか面倒くさいとは」
栞子「そういうところですよ」
副会長「ところであゆねえってなんでしょう?」
栞子「だからそういうところが面倒くさいんですよ?」
副会長「いえ、堅物の栞子さんには似つかわしくない呼び方だと思ったのでつい気になってしまって」
栞子「堅物とは失礼ですね」
かすみ「いやしお子、いい加減真面目キャラはあきらめなよ」
栞子「キャラじゃないです!なんてこというんですかかすみさん!」
かすみ「はんぺん大好きだし」
栞子「何のことでしょう」
副会長「はんぺん?はんぺんがどうかしたのですか?」
かすみ「副会長さん、はんぺんって今います?」
副会長「いえ、私は見ていませんが……それが何か?」
かすみ「……」
栞子(……)
栞子「そういうところですよ」
副会長「ところであゆねえってなんでしょう?」
栞子「だからそういうところが面倒くさいんですよ?」
副会長「いえ、堅物の栞子さんには似つかわしくない呼び方だと思ったのでつい気になってしまって」
栞子「堅物とは失礼ですね」
かすみ「いやしお子、いい加減真面目キャラはあきらめなよ」
栞子「キャラじゃないです!なんてこというんですかかすみさん!」
かすみ「はんぺん大好きだし」
栞子「何のことでしょう」
副会長「はんぺん?はんぺんがどうかしたのですか?」
かすみ「副会長さん、はんぺんって今います?」
副会長「いえ、私は見ていませんが……それが何か?」
かすみ「……」
栞子(……)
9: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:47:42.77 ID:5NlKaRG/
栞子(……どうしましょう)
栞子(はんぺんは今、私の膝の上に乗っています)
栞子(かすみさんが来る前からずっと仕事をしながら撫でていました)
栞子(これが副会長にバレたら私のイメージは終わりです)ダラダラ
栞子(……かくなる上は)
栞子「あ!あんなところにせつ菜さんが!!」
副会長「えっ!?どこ!?!?」
栞子(今です!)ダッ
ガチャッ
かすみ「えっ、しお子!?」
栞子(はんぺんは今、私の膝の上に乗っています)
栞子(かすみさんが来る前からずっと仕事をしながら撫でていました)
栞子(これが副会長にバレたら私のイメージは終わりです)ダラダラ
栞子(……かくなる上は)
栞子「あ!あんなところにせつ菜さんが!!」
副会長「えっ!?どこ!?!?」
栞子(今です!)ダッ
ガチャッ
かすみ「えっ、しお子!?」
10: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:48:29.51 ID:5NlKaRG/
栞子「わっ!?」
ドサッ
栞子「……いった……くはないですね……やわらかい……」
歩夢「……栞子?どうしたの慌てて」
栞子「あ、あゆねえ!?ごめんなさい!!」
歩夢「いや、まあいいけど。栞子が急いでたならそれなりに理由があるんだろうし」
栞子「……ごめんなさい……」
かすみ「あ、ぽむちゃんだ」
歩夢「かすみもいたの?どうしたの二人して」
かすみ「えっ!?……ちょっとしお子に相談を……」
歩夢「あら、私には相談してくれないの?」
かすみ「それは……その……」
歩夢(まあ大体想像は付くんだけど)
ドサッ
栞子「……いった……くはないですね……やわらかい……」
歩夢「……栞子?どうしたの慌てて」
栞子「あ、あゆねえ!?ごめんなさい!!」
歩夢「いや、まあいいけど。栞子が急いでたならそれなりに理由があるんだろうし」
栞子「……ごめんなさい……」
かすみ「あ、ぽむちゃんだ」
歩夢「かすみもいたの?どうしたの二人して」
かすみ「えっ!?……ちょっとしお子に相談を……」
歩夢「あら、私には相談してくれないの?」
かすみ「それは……その……」
歩夢(まあ大体想像は付くんだけど)
11: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:49:04.03 ID:5NlKaRG/
歩夢「……なるほどね。それではんぺんを隠そうと栞子が走りだした、と」
栞子「すみません……」
歩夢「栞子、たまたま私がいたからよかったけど、一歩間違えばケガしてたし、させてたのよ?」
歩夢「もっと自分を大切にしなさい?」
栞子「……はい」
歩夢「よし。じゃあこの話は終わり」
歩夢「……それにしても、珍しい取り合わせよね。かすみに栞子に副会長って」
かすみ「いやまあそれは……」
歩夢「あなたも面白いものが見れたんじゃない?普段の様子からは想像できないかわいい栞子が」
副会長「はい。とても面白いものを見させていただきました」
歩夢(昼休みに生徒会室に来ると猫なで声の栞子が見れるわよ)
副会長(へえ……それは面白そうですね)
栞子「ちょっ、何を話してるんですか!?」
副会長「いえ、栞子さんが気にすることでは」
栞子「気にします!」
栞子「すみません……」
歩夢「栞子、たまたま私がいたからよかったけど、一歩間違えばケガしてたし、させてたのよ?」
歩夢「もっと自分を大切にしなさい?」
栞子「……はい」
歩夢「よし。じゃあこの話は終わり」
歩夢「……それにしても、珍しい取り合わせよね。かすみに栞子に副会長って」
かすみ「いやまあそれは……」
歩夢「あなたも面白いものが見れたんじゃない?普段の様子からは想像できないかわいい栞子が」
副会長「はい。とても面白いものを見させていただきました」
歩夢(昼休みに生徒会室に来ると猫なで声の栞子が見れるわよ)
副会長(へえ……それは面白そうですね)
栞子「ちょっ、何を話してるんですか!?」
副会長「いえ、栞子さんが気にすることでは」
栞子「気にします!」
12: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:50:29.60 ID:5NlKaRG/
歩夢「それじゃ、私は行くわね。授業遅れないようにね」
栞子「はい、もちろんです」
かすみ「うん、またお昼に!」
副会長「はい、ありがとうございました」
栞子(……なぜお礼を?)
歩夢「ええ、またね」
ガチャッ
かすみ「……うん。行ったみたい」
栞子「ありがとうございます。では話の続きをしましょう」
副会長「話ってあゆねえの話ですか?はんぺんの話ですか?」
栞子「あゆねえの、誕生日の、話です」
副会長「……あの、そのパーティーというのは去年もサプライズだったのですよね?」
かすみ「去年じゃなくて今年ですよ」
副会長「普通年が変わらないうちに次の誕生日パーティーの話はしないんですよ」
栞子「はい、もちろんです」
かすみ「うん、またお昼に!」
副会長「はい、ありがとうございました」
栞子(……なぜお礼を?)
歩夢「ええ、またね」
ガチャッ
かすみ「……うん。行ったみたい」
栞子「ありがとうございます。では話の続きをしましょう」
副会長「話ってあゆねえの話ですか?はんぺんの話ですか?」
栞子「あゆねえの、誕生日の、話です」
副会長「……あの、そのパーティーというのは去年もサプライズだったのですよね?」
かすみ「去年じゃなくて今年ですよ」
副会長「普通年が変わらないうちに次の誕生日パーティーの話はしないんですよ」
13: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:51:09.44 ID:5NlKaRG/
副会長「そのパーティーは、いつからやっているのですか?」
かすみ「……何年目だっけ?」
栞子「小学校の頃には既にやっていましたよね……?」
副会長「三人は幼馴染……ということですか?」
かすみ「そうですよっ!」
副会長「意外ですね……」
かすみ「まあしお子はよく言われるよね」
栞子「私としては不思議でもなんでもないのですが……」
副会長「昔からあゆねえと呼んでいるんですか?」
栞子「それはもういいですからっ!」
かすみ「……何年目だっけ?」
栞子「小学校の頃には既にやっていましたよね……?」
副会長「三人は幼馴染……ということですか?」
かすみ「そうですよっ!」
副会長「意外ですね……」
かすみ「まあしお子はよく言われるよね」
栞子「私としては不思議でもなんでもないのですが……」
副会長「昔からあゆねえと呼んでいるんですか?」
栞子「それはもういいですからっ!」
15: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:51:41.95 ID:5NlKaRG/
副会長「かすみさんの呼び方もすごいですよね。あの上原さんを……」
かすみ「ぽむちゃん?」
副会長「はい」
かすみ「かすみん以外ぽむちゃんをぽむちゃんとは呼んでないですからね」
副会長「というか怖くて呼べないですよ」
かすみ「ぽむちゃんは別に怖くないですよ?カッコイイだけで」
栞子「そうですよね。なぜ皆さん近寄りがたいと思っているのか分かりません」
副会長「それは二人が幼馴染だからですよ……」
かすみ「ぽむちゃん?」
副会長「はい」
かすみ「かすみん以外ぽむちゃんをぽむちゃんとは呼んでないですからね」
副会長「というか怖くて呼べないですよ」
かすみ「ぽむちゃんは別に怖くないですよ?カッコイイだけで」
栞子「そうですよね。なぜ皆さん近寄りがたいと思っているのか分かりません」
副会長「それは二人が幼馴染だからですよ……」
16: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:52:18.66 ID:5NlKaRG/
副会長「……ところでそのパーティーなのですが」
栞子「はい?」
副会長「そんなに前からずっとやっているなら、サプライズにしたところで上原さんには既にバレているのでは?」
かすみ「え~?それはないですよぉ~」
栞子「はい。毎年サプライズを明かした時にはすごく驚いてくれます」
副会長「いや、それ……」
副会長「……いえ、いいです。やめておきます」
栞子(……?)
栞子「はい?」
副会長「そんなに前からずっとやっているなら、サプライズにしたところで上原さんには既にバレているのでは?」
かすみ「え~?それはないですよぉ~」
栞子「はい。毎年サプライズを明かした時にはすごく驚いてくれます」
副会長「いや、それ……」
副会長「……いえ、いいです。やめておきます」
栞子(……?)
17: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:52:38.72 ID:5NlKaRG/
副会長「あの、皆さん、もうそろそろ授業が始まりますが……」
栞子「結局、まだ何も決まっていませんね……」
かすみ「もう時間ないのにー!」
副会長「いや有り余ってるでしょう……」
かすみ「しお子!今日の放課後うちに来て!」
栞子「分かりました。生徒会の仕事を終わらせたら行きますね」
かすみ「じゃあまたね!」
栞子「結局、まだ何も決まっていませんね……」
かすみ「もう時間ないのにー!」
副会長「いや有り余ってるでしょう……」
かすみ「しお子!今日の放課後うちに来て!」
栞子「分かりました。生徒会の仕事を終わらせたら行きますね」
かすみ「じゃあまたね!」
18: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:53:08.56 ID:5NlKaRG/
栞子「私たちも授業に行きましょう」
副会長「はい。生徒会役員が遅刻するわけにはいきませんからね」
副会長(……結局朝はほとんど仕事が出来ませんでしたね……)
副会長「はい。生徒会役員が遅刻するわけにはいきませんからね」
副会長(……結局朝はほとんど仕事が出来ませんでしたね……)
19: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:53:34.82 ID:5NlKaRG/
~放課後~
カガミーニウツルー ジブンニトイカケテミータノー♪
歩夢(ん?かすみから?)
歩夢「もしもしかすみ?どうしたの?」
かすみ『ぽむちゃん助けて~!』
歩夢「かすみっ!?どうしたの!?」
かすみ『彼方センパイが離してくれないの~!』
歩夢(また彼方か……)
歩夢「また彼方?まったくもう……」
歩夢「今どこにいるの?すぐ行くわ」
かすみ『いつも彼方センパイが寝てる日陰!はやくきて~!』
歩夢「わかったから、ちょっと待ってなさい」
カガミーニウツルー ジブンニトイカケテミータノー♪
歩夢(ん?かすみから?)
歩夢「もしもしかすみ?どうしたの?」
かすみ『ぽむちゃん助けて~!』
歩夢「かすみっ!?どうしたの!?」
かすみ『彼方センパイが離してくれないの~!』
歩夢(また彼方か……)
歩夢「また彼方?まったくもう……」
歩夢「今どこにいるの?すぐ行くわ」
かすみ『いつも彼方センパイが寝てる日陰!はやくきて~!』
歩夢「わかったから、ちょっと待ってなさい」
20: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:54:05.79 ID:5NlKaRG/
歩夢(……あ、あれは果林ね)
歩夢「果林!ちょっと!」
果林「あら、歩夢じゃない。どうしたの?」
歩夢「大体想像付くでしょ。彼方がかすみを抱き枕にして寝てるらしいから、手伝って」
果林「……彼方にも困ったものね」
歩夢「かっこ付けてないで早くして」
果林「ちょっとは待ってくれてもいいじゃない?」
歩夢「かすみが待ってるの。ほら早く」
果林「はーい♪」
果林(かすみちゃんや栞子ちゃんのことになると歩夢は有無を言わせないわね……)
歩夢「果林!ちょっと!」
果林「あら、歩夢じゃない。どうしたの?」
歩夢「大体想像付くでしょ。彼方がかすみを抱き枕にして寝てるらしいから、手伝って」
果林「……彼方にも困ったものね」
歩夢「かっこ付けてないで早くして」
果林「ちょっとは待ってくれてもいいじゃない?」
歩夢「かすみが待ってるの。ほら早く」
果林「はーい♪」
果林(かすみちゃんや栞子ちゃんのことになると歩夢は有無を言わせないわね……)
21: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:54:46.43 ID:5NlKaRG/
かすみ「あ!ぽむちゃーん!」
歩夢「かすみ!大丈夫?」
かすみ「大丈夫じゃない!早く助けて!」
かすみ「彼方センパイぜんっぜん起きないの!」
彼方「……」スヤピー
歩夢(単に抱き枕にするだけなら分かるけど、どうやってかすみと一緒に布団にくるまったの……?)
歩夢「よくもまあ器用にくるまってるわね……」
果林「彼方って器用よね。寝ることに関しては特に」
歩夢(それには全く同感よ)
かすみ「起きることも得意になって~!」
歩夢(それにも全く同感よ……)
歩夢「かすみ!大丈夫?」
かすみ「大丈夫じゃない!早く助けて!」
かすみ「彼方センパイぜんっぜん起きないの!」
彼方「……」スヤピー
歩夢(単に抱き枕にするだけなら分かるけど、どうやってかすみと一緒に布団にくるまったの……?)
歩夢「よくもまあ器用にくるまってるわね……」
果林「彼方って器用よね。寝ることに関しては特に」
歩夢(それには全く同感よ)
かすみ「起きることも得意になって~!」
歩夢(それにも全く同感よ……)
22: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:55:14.31 ID:5NlKaRG/
歩夢「彼方、いくらなんでもこんなところで寝てたら危ないわよ」
彼方「……」スヤピー
歩夢「彼方?いい加減起きなさい?」
彼方「……んぅ……?……歩夢ちゃん……?」
歩夢「そうよ。早く起きてかすみを解放してあげて?」
彼方「……えー?かすみちゃんははなさないよぉ~?歩夢ちゃんも一緒に寝よ~?」
歩夢(……)イラッ
歩夢「とっとと離さないと思いっきりビンタするわよ」
彼方「ビ……。……!!……起きました!!今起きました!!!」
歩夢「起きたならこの器用にくるまった布団を解きなさい?」ニコッ
彼方「はい!今すぐに!!」
果林(この黒い笑顔、歩夢のファンには見せられないわね)
彼方「……」スヤピー
歩夢「彼方?いい加減起きなさい?」
彼方「……んぅ……?……歩夢ちゃん……?」
歩夢「そうよ。早く起きてかすみを解放してあげて?」
彼方「……えー?かすみちゃんははなさないよぉ~?歩夢ちゃんも一緒に寝よ~?」
歩夢(……)イラッ
歩夢「とっとと離さないと思いっきりビンタするわよ」
彼方「ビ……。……!!……起きました!!今起きました!!!」
歩夢「起きたならこの器用にくるまった布団を解きなさい?」ニコッ
彼方「はい!今すぐに!!」
果林(この黒い笑顔、歩夢のファンには見せられないわね)
23: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:55:50.09 ID:5NlKaRG/
かすみ「やっと離れられた……」
歩夢「かすみ、大丈夫?身体痛いところとかない?」
かすみ「大丈夫!」
歩夢「なら良かったわ」
かすみ「うん、来てくれてありがとう!」
歩夢「どういたしまして。……じゃあ果林、あとはよろしくね」
果林「えっ!?私ひとりで面倒見るの!?」
歩夢「彼方としてはこれ以上無いくらいはっきり目覚めてるしなんとかなるでしょ。じゃあね」
果林「私、彼方のお世話係じゃないんだけど……」
歩夢「かすみ、大丈夫?身体痛いところとかない?」
かすみ「大丈夫!」
歩夢「なら良かったわ」
かすみ「うん、来てくれてありがとう!」
歩夢「どういたしまして。……じゃあ果林、あとはよろしくね」
果林「えっ!?私ひとりで面倒見るの!?」
歩夢「彼方としてはこれ以上無いくらいはっきり目覚めてるしなんとかなるでしょ。じゃあね」
果林「私、彼方のお世話係じゃないんだけど……」
24: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:56:29.76 ID:5NlKaRG/
歩夢「……はぁ……」
歩夢「仕方ないわね……」
歩夢「ほら彼方、部室まで行くわよ。寝るならせめて屋内にして」
彼方「はぁーい……」
歩夢(もう少しはさっきぐらいの意識を保ちなさいよ……)
歩夢「ちょっと、もたれかかってこないで自分で歩きなさい」
彼方「歩夢ちゃん……いい匂いだね~……彼方ちゃん吸いよせられちゃうよ~」
歩夢「はっ倒すわよ」
果林「歩夢、気持ちは分かるけどアイドルにあるまじき発言は慎んで」
歩夢「それ、そのアイドルを抱き枕にしたりアイドルの匂いをかいだりしてる厄介者にまず言ってくれる?」
果林「彼方、気持ちは分かるけどアイドルにあるまじき行動は慎んで」
歩夢「ちょっと待ちなさい、何の気持ちが分かるって?」
果林「なんでもないわ」
歩夢「仕方ないわね……」
歩夢「ほら彼方、部室まで行くわよ。寝るならせめて屋内にして」
彼方「はぁーい……」
歩夢(もう少しはさっきぐらいの意識を保ちなさいよ……)
歩夢「ちょっと、もたれかかってこないで自分で歩きなさい」
彼方「歩夢ちゃん……いい匂いだね~……彼方ちゃん吸いよせられちゃうよ~」
歩夢「はっ倒すわよ」
果林「歩夢、気持ちは分かるけどアイドルにあるまじき発言は慎んで」
歩夢「それ、そのアイドルを抱き枕にしたりアイドルの匂いをかいだりしてる厄介者にまず言ってくれる?」
果林「彼方、気持ちは分かるけどアイドルにあるまじき行動は慎んで」
歩夢「ちょっと待ちなさい、何の気持ちが分かるって?」
果林「なんでもないわ」
25: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:57:02.26 ID:5NlKaRG/
歩夢「果林って常識人のフリして色々とおかしいわよね」
果林「失礼ね。私は常識人よ」
歩夢「常識人は生徒会室から生徒名簿盗み出したりしないのよ」
果林「でも役に立ったでしょう?」
歩夢「安心して?おかしいっていうのは褒め言葉だから」
果林「絶対嘘でしょう」
歩夢「本当よ」
果林「かすみちゃん、どう思う?」
かすみ「ぽむちゃんがこう言うときは半分褒めてますけど半分けなしてますよ」
果林「ほらみなさい!」
歩夢「果林、廊下では静かに」
果林(えぇー……)
果林「失礼ね。私は常識人よ」
歩夢「常識人は生徒会室から生徒名簿盗み出したりしないのよ」
果林「でも役に立ったでしょう?」
歩夢「安心して?おかしいっていうのは褒め言葉だから」
果林「絶対嘘でしょう」
歩夢「本当よ」
果林「かすみちゃん、どう思う?」
かすみ「ぽむちゃんがこう言うときは半分褒めてますけど半分けなしてますよ」
果林「ほらみなさい!」
歩夢「果林、廊下では静かに」
果林(えぇー……)
26: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:57:45.84 ID:5NlKaRG/
栞子「そうですよ果林さん。あゆねえの言うとおり廊下ではお静かに」
果林「栞子ちゃんじゃない。聞こえてたの?」
栞子「ええ。彼方さんがかすみさんを抱き枕にしていたところからずっと尾行して見ていました」
果林「最初からいたんじゃないの!」
果林「見てたなら助けてくれたらよかったのに」
栞子「いえ、プロの仕事の邪魔は出来ませんので」
果林「誰がプロよ!」
歩夢「栞子、その言い方だと私がプロになるんだけど」
栞子「そういえば果林さんは何もしていませんでしたね」
果林「ねえみんな私の扱い酷くない?」
栞子「それも親愛の証ですよ」
果林「いい話風にしても騙されないからね」
かすみ(ぽむちゃん的に果林センパイはいいおもちゃなんだろうなあ……)
果林「栞子ちゃんじゃない。聞こえてたの?」
栞子「ええ。彼方さんがかすみさんを抱き枕にしていたところからずっと尾行して見ていました」
果林「最初からいたんじゃないの!」
果林「見てたなら助けてくれたらよかったのに」
栞子「いえ、プロの仕事の邪魔は出来ませんので」
果林「誰がプロよ!」
歩夢「栞子、その言い方だと私がプロになるんだけど」
栞子「そういえば果林さんは何もしていませんでしたね」
果林「ねえみんな私の扱い酷くない?」
栞子「それも親愛の証ですよ」
果林「いい話風にしても騙されないからね」
かすみ(ぽむちゃん的に果林センパイはいいおもちゃなんだろうなあ……)
27: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:58:13.03 ID:5NlKaRG/
栞子「では、私は生徒会の仕事がありますのでこれで」
果林「そうなの?無理しすぎないようにね♪」
歩夢「じゃあね、栞子」
栞子「はい、それでは」
歩夢「ほら彼方、部室着いたわよ。寝るならそこのソファで一人で寝てくれる?」
彼方「えぇ~?歩夢ちゃんも一緒に寝よ~?」
歩夢「冗談じゃないわ。私はそんな暑そうなのはごめんよ」
彼方「じゃあ栞子ちゃんにする~」
歩夢「栞子はもういないわよ。果林で我慢しなさい」
果林「私だって嫌よ!」
彼方「え~……みんなわがままだなぁ~」
かすみ「それはかすみんたちのセリフです」
果林「そうなの?無理しすぎないようにね♪」
歩夢「じゃあね、栞子」
栞子「はい、それでは」
歩夢「ほら彼方、部室着いたわよ。寝るならそこのソファで一人で寝てくれる?」
彼方「えぇ~?歩夢ちゃんも一緒に寝よ~?」
歩夢「冗談じゃないわ。私はそんな暑そうなのはごめんよ」
彼方「じゃあ栞子ちゃんにする~」
歩夢「栞子はもういないわよ。果林で我慢しなさい」
果林「私だって嫌よ!」
彼方「え~……みんなわがままだなぁ~」
かすみ「それはかすみんたちのセリフです」
28: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:58:42.48 ID:5NlKaRG/
せつ菜「おや、まだ皆さんだけですか」
歩夢「あ、せつ菜。ちょうどいいところに」
せつ菜「はい?どうしました?」
歩夢「彼方が抱き枕を探してるの。せつ菜は妹っぽいし適任じゃない?彼方はそういうのが好みでしょ」
彼方「歩夢ちゃーん。彼方ちゃんだって年下なら誰でもいいわけじゃないんだぜ~?」
歩夢「それだけ目が覚めてるなら抱き枕は必要無いわね」
彼方「それとこれとは別なんだぜ~」
歩夢「で、どう?せつ菜抱き枕」
彼方「大歓迎だよ~」
せつ菜「は、はいっ……」
歩夢「あ、せつ菜。ちょうどいいところに」
せつ菜「はい?どうしました?」
歩夢「彼方が抱き枕を探してるの。せつ菜は妹っぽいし適任じゃない?彼方はそういうのが好みでしょ」
彼方「歩夢ちゃーん。彼方ちゃんだって年下なら誰でもいいわけじゃないんだぜ~?」
歩夢「それだけ目が覚めてるなら抱き枕は必要無いわね」
彼方「それとこれとは別なんだぜ~」
歩夢「で、どう?せつ菜抱き枕」
彼方「大歓迎だよ~」
せつ菜「は、はいっ……」
29: (とばーがー) 2022/03/01(火) 23:59:19.75 ID:5NlKaRG/
せつ菜「ドキドキしますね……」
彼方「……」スヤピー
せつ菜「えっ!?もう寝てるんですか!?」
歩夢「せつ菜、静かにしててね。彼方がまた起きたら面倒だから」
せつ菜「……あの、私はいつまでこうしていれば……」
歩夢「彼方が自然に起きるまで?」
せつ菜「それ明日とかにならないですよね!?」
歩夢「エマが来ることを祈りなさい」
果林「いざとなったら遥ちゃんを呼びましょう」
彼方「……」スヤピー
せつ菜「えっ!?もう寝てるんですか!?」
歩夢「せつ菜、静かにしててね。彼方がまた起きたら面倒だから」
せつ菜「……あの、私はいつまでこうしていれば……」
歩夢「彼方が自然に起きるまで?」
せつ菜「それ明日とかにならないですよね!?」
歩夢「エマが来ることを祈りなさい」
果林「いざとなったら遥ちゃんを呼びましょう」
30: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:00:14.70 ID:tbS0FuSQ
彼方「遥ちゃん!?!?」ギュッ
せつ菜「グエッ」
果林(!?)
せつ菜「彼方さん痛いです!!あと耳も痛いです!!!」
歩夢「……ねえ果林、彼方を起こすのってこんなに簡単なの?」
果林「その代わり起きるときうるさいわよ」
彼方「遥ちゃんはどこ!?」
かすみ「果林センパイが名前を呼んだだけでここにはいませんよ」
彼方「……なーんだ……」スヤピー
せつ菜「あっ!ちょっと!寝ないでください彼方さん!離してください!」
彼方「……ラブリーハルカ!ラブリーハルカ!」スヤピー!
せつ菜「寝言……なんですか?」
歩夢「寝言でしょうね」
彼方「ハルカチャーン!コッチムイテー!」スヤピー!
せつ菜「耳が痛いです……」
せつ菜「グエッ」
果林(!?)
せつ菜「彼方さん痛いです!!あと耳も痛いです!!!」
歩夢「……ねえ果林、彼方を起こすのってこんなに簡単なの?」
果林「その代わり起きるときうるさいわよ」
彼方「遥ちゃんはどこ!?」
かすみ「果林センパイが名前を呼んだだけでここにはいませんよ」
彼方「……なーんだ……」スヤピー
せつ菜「あっ!ちょっと!寝ないでください彼方さん!離してください!」
彼方「……ラブリーハルカ!ラブリーハルカ!」スヤピー!
せつ菜「寝言……なんですか?」
歩夢「寝言でしょうね」
彼方「ハルカチャーン!コッチムイテー!」スヤピー!
せつ菜「耳が痛いです……」
31: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:00:36.16 ID:tbS0FuSQ
せつ菜「……皆さん」
歩夢「何?」
せつ菜「日が暮れてきていませんか?」
かすみ「暮れてきてますね」
せつ菜「彼方さん、一向に起きる気配が無いんですけど……」
果林「彼方だものね」
せつ菜「エマさんも来ないんですけど」
果林「エマも暇ではないでしょう」
せつ菜「同好会に来てこそ暇ではないと言えるのでは?」
歩夢「かわいい先輩のためじゃない。嫌なの?」
せつ菜「それなら歩夢さんが代わって下さいよ」
歩夢「暑そうだから遠慮するわ」
せつ菜「私も暑いんですけど!」
歩夢「せつ菜は暑いの得意そうじゃない」
せつ菜「それは歌のイメージだけです!!」
歩夢「何?」
せつ菜「日が暮れてきていませんか?」
かすみ「暮れてきてますね」
せつ菜「彼方さん、一向に起きる気配が無いんですけど……」
果林「彼方だものね」
せつ菜「エマさんも来ないんですけど」
果林「エマも暇ではないでしょう」
せつ菜「同好会に来てこそ暇ではないと言えるのでは?」
歩夢「かわいい先輩のためじゃない。嫌なの?」
せつ菜「それなら歩夢さんが代わって下さいよ」
歩夢「暑そうだから遠慮するわ」
せつ菜「私も暑いんですけど!」
歩夢「せつ菜は暑いの得意そうじゃない」
せつ菜「それは歌のイメージだけです!!」
32: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:00:58.18 ID:tbS0FuSQ
かすみ(……あ、しお子からラインだ)
しお子『かすみさん。仕事が終わりましたので今から帰りますね。』
かすみ(かすみんも帰らないと……)
かすみ「ぽむちゃんごめん!先に帰るね!」
歩夢「……えっ!?……ええ、分かったわ。気をつけてね」
かすみ「じゃあね!また明日!」
しお子『かすみさん。仕事が終わりましたので今から帰りますね。』
かすみ(かすみんも帰らないと……)
かすみ「ぽむちゃんごめん!先に帰るね!」
歩夢「……えっ!?……ええ、分かったわ。気をつけてね」
かすみ「じゃあね!また明日!」
33: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:01:52.68 ID:tbS0FuSQ
歩夢「かすみが私と一緒に帰らないなんて……」
果林「あら、かすみちゃんがいないとやっぱり寂しいのね」
歩夢「……果林?」
果林「冗談よ♪」
歩夢「まったく……」
せつ菜「あの、そろそろ助けていただけませんか!?」
彼方「……スヤァ!」
歩夢「……」
歩夢「彼方、いい加減せつ菜をかぐのはやめなさい」
せつ菜「えっ!?私かがれてたんですか!?」
彼方「……歩夢ちゃん……やっぱり鋭いねぇ」
せつ菜「起きてたんですか!?」
歩夢「寝息に聞こえてたのはたぶん鼻息よ」
果林「どちらでも合ってるはずなんだけどそう言われると完全に別物ね」
果林「あら、かすみちゃんがいないとやっぱり寂しいのね」
歩夢「……果林?」
果林「冗談よ♪」
歩夢「まったく……」
せつ菜「あの、そろそろ助けていただけませんか!?」
彼方「……スヤァ!」
歩夢「……」
歩夢「彼方、いい加減せつ菜をかぐのはやめなさい」
せつ菜「えっ!?私かがれてたんですか!?」
彼方「……歩夢ちゃん……やっぱり鋭いねぇ」
せつ菜「起きてたんですか!?」
歩夢「寝息に聞こえてたのはたぶん鼻息よ」
果林「どちらでも合ってるはずなんだけどそう言われると完全に別物ね」
34: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:02:15.37 ID:tbS0FuSQ
彼方「せつ菜ちゃんもいい匂いだねぇ~」
歩夢「彼方には愛しの妹がいるのにいいの?浮気してて」
果林(かすみちゃんと栞子ちゃんに囲まれてる歩夢も大概だと思うけれど……)
彼方「遥ちゃんは特別だよ~」スンスン
歩夢(動画でも録って遥ちゃんに送りつけようかしら……)
せつ菜「かがないでください彼方さん!恥ずかしいです!」
彼方「ちぇー……」
せつ菜「やっと解放されました……」
果林「せつ菜ったら顔真っ赤ね」
せつ菜「果林さんも同じ目に遭えばこうなりますよ」
歩夢「彼方には愛しの妹がいるのにいいの?浮気してて」
果林(かすみちゃんと栞子ちゃんに囲まれてる歩夢も大概だと思うけれど……)
彼方「遥ちゃんは特別だよ~」スンスン
歩夢(動画でも録って遥ちゃんに送りつけようかしら……)
せつ菜「かがないでください彼方さん!恥ずかしいです!」
彼方「ちぇー……」
せつ菜「やっと解放されました……」
果林「せつ菜ったら顔真っ赤ね」
せつ菜「果林さんも同じ目に遭えばこうなりますよ」
35: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:02:53.51 ID:tbS0FuSQ
せつ菜「歩夢さんは彼方さんが起きてたの知ってたんですか?」
歩夢「なんとなくね」
せつ菜「もっと早く起こしてください!」
歩夢「今回は私のファンクラブをやってる変な同好会を承認した報いよ」
せつ菜「…………」
せつ菜「……すみませんでした」
せつ菜「今日子さんが部長で、歩夢さんのクラスの方は全員が加入しているというあの同好会ですね」
歩夢「ええ、よく知ってるじゃない」
せつ菜「今日子さんに歩夢さんへの大好きを熱く語られたので、承認しないわけにはいかなかったんです……」
歩夢「コッペパン同好会は?」
せつ菜「コッペパン同好会の部長さんにはコッペパンを作るかすみさんへの大好きを熱く語っていただきました!」ペカー
歩夢「まあそっちはかすみも喜んでるみたいだしいいけどね……」
歩夢「なんとなくね」
せつ菜「もっと早く起こしてください!」
歩夢「今回は私のファンクラブをやってる変な同好会を承認した報いよ」
せつ菜「…………」
せつ菜「……すみませんでした」
せつ菜「今日子さんが部長で、歩夢さんのクラスの方は全員が加入しているというあの同好会ですね」
歩夢「ええ、よく知ってるじゃない」
せつ菜「今日子さんに歩夢さんへの大好きを熱く語られたので、承認しないわけにはいかなかったんです……」
歩夢「コッペパン同好会は?」
せつ菜「コッペパン同好会の部長さんにはコッペパンを作るかすみさんへの大好きを熱く語っていただきました!」ペカー
歩夢「まあそっちはかすみも喜んでるみたいだしいいけどね……」
36: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:03:12.38 ID:tbS0FuSQ
歩夢「彼方も起きたことだし、私たちもそろそろ帰りましょうか」
果林「そうね。ここにいたらまた彼方に誰か捕まりそうだしね」
彼方「果林ちゃんは彼方ちゃんを何だと思ってるのかな~!」
果林「スクールアイドルの厄介ファンよ」
歩夢「同意ね」
彼方「むぅ……反論できないのが辛いぜ……」
せつ菜「私はそんな彼方さんのことも好きですよ!」
彼方「うぅ……せつ菜ちゃんだけだよー彼方ちゃんのことをそういってくれるのは……」
せつ菜「あ、でもかぐのはやめてください……」
彼方「……」
歩夢「いい加減帰るわよ?」
果林「そうね。ここにいたらまた彼方に誰か捕まりそうだしね」
彼方「果林ちゃんは彼方ちゃんを何だと思ってるのかな~!」
果林「スクールアイドルの厄介ファンよ」
歩夢「同意ね」
彼方「むぅ……反論できないのが辛いぜ……」
せつ菜「私はそんな彼方さんのことも好きですよ!」
彼方「うぅ……せつ菜ちゃんだけだよー彼方ちゃんのことをそういってくれるのは……」
せつ菜「あ、でもかぐのはやめてください……」
彼方「……」
歩夢「いい加減帰るわよ?」
37: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:03:35.53 ID:tbS0FuSQ
果林「寮はこっちだから、それじゃあね」
歩夢「大丈夫?本当にそっちで合ってる?」
果林「失礼ね。さすがに寮までの道で迷ったりしないわよ」
歩夢(……)
歩夢「そういうことにしておくわ。また明日ね」
せつ菜「歩夢さん、彼方さん、私も着替えなければならないのでこれで」
歩夢「ええ、それじゃあ…………ん?」
せつ菜「どうされました?」
歩夢「っていうことは、私は彼方と二人で帰らなきゃならないの?」
彼方「そういうことだねえ」
歩夢「……用を思い出したから、私も先に帰るわね。それじゃあね彼方、せつ菜」
彼方「……彼方ちゃんちょっと傷つくぜ~」
歩夢「冗談よ」
歩夢「大丈夫?本当にそっちで合ってる?」
果林「失礼ね。さすがに寮までの道で迷ったりしないわよ」
歩夢(……)
歩夢「そういうことにしておくわ。また明日ね」
せつ菜「歩夢さん、彼方さん、私も着替えなければならないのでこれで」
歩夢「ええ、それじゃあ…………ん?」
せつ菜「どうされました?」
歩夢「っていうことは、私は彼方と二人で帰らなきゃならないの?」
彼方「そういうことだねえ」
歩夢「……用を思い出したから、私も先に帰るわね。それじゃあね彼方、せつ菜」
彼方「……彼方ちゃんちょっと傷つくぜ~」
歩夢「冗談よ」
38: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:03:55.48 ID:tbS0FuSQ
彼方「それにしてもかすみちゃんや栞子ちゃんが歩夢ちゃんと一緒にいないなんて珍しいね~」
歩夢「……まあ、あの子たちにも色々あるわよ」
彼方「歩夢ちゃんはしおみんちゃんたちがいないと寂しそうだねえ」
歩夢「ちょっと待ちなさい」
彼方「なんだい?」
歩夢「どこから突っ込めばいいのかしら」
彼方「どこからでも来たまえよ」
歩夢「しおみんちゃんって何?」
彼方「しおりこちゃんとかすみんちゃんをあわせてしおみんちゃんだよ~」
歩夢「それで……栞子とかすみがいないと誰が寂しそうだって……?」
彼方「歩夢ちゃんだねえ」
彼方「彼方ちゃんの目にはしっかりと寂しそうな表情がみえたのさ」
歩夢「……」
彼方「沈黙は肯定だよ~」
歩夢「あなたも沈黙させるわよ」
歩夢「……まあ、あの子たちにも色々あるわよ」
彼方「歩夢ちゃんはしおみんちゃんたちがいないと寂しそうだねえ」
歩夢「ちょっと待ちなさい」
彼方「なんだい?」
歩夢「どこから突っ込めばいいのかしら」
彼方「どこからでも来たまえよ」
歩夢「しおみんちゃんって何?」
彼方「しおりこちゃんとかすみんちゃんをあわせてしおみんちゃんだよ~」
歩夢「それで……栞子とかすみがいないと誰が寂しそうだって……?」
彼方「歩夢ちゃんだねえ」
彼方「彼方ちゃんの目にはしっかりと寂しそうな表情がみえたのさ」
歩夢「……」
彼方「沈黙は肯定だよ~」
歩夢「あなたも沈黙させるわよ」
39: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:04:20.52 ID:tbS0FuSQ
彼方「気持ちは分かるよ歩夢ちゃん。彼方ちゃんも修学旅行で遥ちゃんと会えなかったのは辛かったからねえ」
彼方「歩夢ちゃんも経験あるんじゃない?」
歩夢「……否定はしないわ」
彼方「あれは辛いよねえ……」
歩夢「かすみなんかは隙あらば私にライン送ってきたけどね」
彼方「あー……授業中に来てないか気になって集中できないんだよねえ」
歩夢「かすみが私の修学旅行についていくとか言い出したときはさすがに困ったわ」
彼方「分かるよ~。彼方ちゃんも中学校で修学旅行だけ2年先に延ばせないか本気で悩んだよ~」
歩夢「それは遥ちゃんが周りから浮くからやめなさい」
彼方「歩夢ちゃんも経験あるんじゃない?」
歩夢「……否定はしないわ」
彼方「あれは辛いよねえ……」
歩夢「かすみなんかは隙あらば私にライン送ってきたけどね」
彼方「あー……授業中に来てないか気になって集中できないんだよねえ」
歩夢「かすみが私の修学旅行についていくとか言い出したときはさすがに困ったわ」
彼方「分かるよ~。彼方ちゃんも中学校で修学旅行だけ2年先に延ばせないか本気で悩んだよ~」
歩夢「それは遥ちゃんが周りから浮くからやめなさい」
40: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:04:49.49 ID:tbS0FuSQ
彼方「彼方ちゃん、そこのスーパーで買い物していくけど歩夢ちゃんも来ない?」
歩夢「私は買う物ないし別にいいわ」
彼方「まあまあそう言わずに~」
歩夢「ちょっ……結局付き合わせたいだけじゃないの」
彼方「そうかもしれないね~」
歩夢「まったく……私は帰るから。じゃあね」
彼方「……じゃあね~……」
彼方「むぅ……連れないなあ……」
歩夢「私は買う物ないし別にいいわ」
彼方「まあまあそう言わずに~」
歩夢「ちょっ……結局付き合わせたいだけじゃないの」
彼方「そうかもしれないね~」
歩夢「まったく……私は帰るから。じゃあね」
彼方「……じゃあね~……」
彼方「むぅ……連れないなあ……」
41: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:05:07.79 ID:tbS0FuSQ
~翌日~
歩夢「おはよう、かすみ」
かすみ「……あ、ぽむちゃん。おはよう」
歩夢「あら、随分眠そうじゃない。大丈夫?」
かすみ「……うん……」
歩夢「どうしたの?徹夜でもした?」
かすみ「うん。しお子が泊まりに来てて。しお子は先に帰ったけど」
歩夢「全く……」
歩夢「授業、受けられそう?」
かすみ「んー……たぶん」
歩夢「辛かったら無理しなくていいのよ?分かった?」
かすみ「分かった……」
歩夢「おはよう、かすみ」
かすみ「……あ、ぽむちゃん。おはよう」
歩夢「あら、随分眠そうじゃない。大丈夫?」
かすみ「……うん……」
歩夢「どうしたの?徹夜でもした?」
かすみ「うん。しお子が泊まりに来てて。しお子は先に帰ったけど」
歩夢「全く……」
歩夢「授業、受けられそう?」
かすみ「んー……たぶん」
歩夢「辛かったら無理しなくていいのよ?分かった?」
かすみ「分かった……」
42: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:05:33.40 ID:tbS0FuSQ
~生徒会室~
副会長「おはようございます栞子さん。昨日の話し合いはどうでしたか?」
栞子「……おはようございます。……全く進みませんでした……」
副会長「そうですか……」
栞子「いつものようにあゆねえのかわいさを語るだけで夜が明けました」
副会長「それは……話し合いをしたとは言えないのでは?」
栞子「そうですね。私もそう思います」
副会長「それで徹夜をしたので今日は元気がなさそうなんですね」
栞子「はい」
副会長「上原さんを喜ばせたいのは分かりますが、栞子さんが元気なさげでは上原さんも心配しますよ?」
栞子「うっ……」
副会長「とりあえず私に出来る仕事はやっておきますから、栞子さんは少し寝て下さい」
栞子「いえ、そんな。申し訳ないです」
副会長「そんな調子では仕事もままなりません。授業前には起こして差し上げますから」
栞子「ありがとうございます……」
副会長「おはようございます栞子さん。昨日の話し合いはどうでしたか?」
栞子「……おはようございます。……全く進みませんでした……」
副会長「そうですか……」
栞子「いつものようにあゆねえのかわいさを語るだけで夜が明けました」
副会長「それは……話し合いをしたとは言えないのでは?」
栞子「そうですね。私もそう思います」
副会長「それで徹夜をしたので今日は元気がなさそうなんですね」
栞子「はい」
副会長「上原さんを喜ばせたいのは分かりますが、栞子さんが元気なさげでは上原さんも心配しますよ?」
栞子「うっ……」
副会長「とりあえず私に出来る仕事はやっておきますから、栞子さんは少し寝て下さい」
栞子「いえ、そんな。申し訳ないです」
副会長「そんな調子では仕事もままなりません。授業前には起こして差し上げますから」
栞子「ありがとうございます……」
43: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:06:05.50 ID:tbS0FuSQ
栞子「……」スピー
副会長「栞子さんも上原さんのことが大好きですね」クスッ
副会長「……ブランケットがどこかにありましたね。かけておきましょう」
副会長「あ、これですね。……これは菜々さんが隠していたアニメグッズ……なのでしょうか」
副会長「まあいいです。栞子さんにカゼをひかせるわけにはいきませんからね」
副会長「ほら、暖かくして寝て下さいね」ナデナデ
副会長「さて、栞子さんが寝ている間に出来るだけ仕事を終わらせてしまいましょう」
副会長「……やっぱり写真を1枚だけ撮っておきましょう」カシャッ
副会長「……今度こそ仕事に取りかかります」
歩夢「……なにをブツブツ言ってるの?」
副会長「わああああ!!!」
副会長「栞子さんも上原さんのことが大好きですね」クスッ
副会長「……ブランケットがどこかにありましたね。かけておきましょう」
副会長「あ、これですね。……これは菜々さんが隠していたアニメグッズ……なのでしょうか」
副会長「まあいいです。栞子さんにカゼをひかせるわけにはいきませんからね」
副会長「ほら、暖かくして寝て下さいね」ナデナデ
副会長「さて、栞子さんが寝ている間に出来るだけ仕事を終わらせてしまいましょう」
副会長「……やっぱり写真を1枚だけ撮っておきましょう」カシャッ
副会長「……今度こそ仕事に取りかかります」
歩夢「……なにをブツブツ言ってるの?」
副会長「わああああ!!!」
44: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:06:47.80 ID:tbS0FuSQ
副会長「上原さん!?いたんですか!?」
歩夢「今朝はかすみが眠そうにしてたから、もしかしたら栞子もそうかと思って来てみたんだけど、やっぱりそうみたいね」
副会長「ええ、そのようです」
歩夢「どう?いい写真撮れた?」
副会長「やっぱり見てたんですか……」
歩夢「バッチリ見させてもらったわ」
歩夢「ごめんなさいね、栞子が迷惑かけて」
副会長「いえ、迷惑だなんてそんな」
歩夢「昨日の栞子たち、たぶん私の誕生日の話してたんでしょ?」
副会長「はい。やっぱり気付いてたんですね」
歩夢「まあね。この子たちがサプライズにしようとしてくれてるから、気付かないふりをしてるけど」
副会長「お優しいんですね」
歩夢「そんなこと……ないわよ」
歩夢「今朝はかすみが眠そうにしてたから、もしかしたら栞子もそうかと思って来てみたんだけど、やっぱりそうみたいね」
副会長「ええ、そのようです」
歩夢「どう?いい写真撮れた?」
副会長「やっぱり見てたんですか……」
歩夢「バッチリ見させてもらったわ」
歩夢「ごめんなさいね、栞子が迷惑かけて」
副会長「いえ、迷惑だなんてそんな」
歩夢「昨日の栞子たち、たぶん私の誕生日の話してたんでしょ?」
副会長「はい。やっぱり気付いてたんですね」
歩夢「まあね。この子たちがサプライズにしようとしてくれてるから、気付かないふりをしてるけど」
副会長「お優しいんですね」
歩夢「そんなこと……ないわよ」
45: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:07:16.12 ID:tbS0FuSQ
歩夢「私でよければ仕事手伝うわよ」
副会長「ありがとうございます。……でしたら、この文面におかしなところがないか確認していただいてよろしいですか?」
歩夢「わかったわ」
副会長「……」
歩夢「……」
副会長「……上原さんって、もっと近寄りがたい方だと思っていましたが、そうではないんですね」
歩夢「まあよく言われるけど、私はちょっと愛想がないだけよ」
副会長「栞子さんやかすみさんを見ていると、愛想も十分あるように思えますが……」
歩夢「あの子たちはなんでか私に懐いてくれてるからね」
副会長「それも上原さんの魅力の賜物だと、私は思いますよ」
歩夢「……そういうことにしておくわ」
副会長「ふふっ……」
副会長「ありがとうございます。……でしたら、この文面におかしなところがないか確認していただいてよろしいですか?」
歩夢「わかったわ」
副会長「……」
歩夢「……」
副会長「……上原さんって、もっと近寄りがたい方だと思っていましたが、そうではないんですね」
歩夢「まあよく言われるけど、私はちょっと愛想がないだけよ」
副会長「栞子さんやかすみさんを見ていると、愛想も十分あるように思えますが……」
歩夢「あの子たちはなんでか私に懐いてくれてるからね」
副会長「それも上原さんの魅力の賜物だと、私は思いますよ」
歩夢「……そういうことにしておくわ」
副会長「ふふっ……」
46: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:07:35.17 ID:tbS0FuSQ
副会長「さて、そろそろ授業ですね」
歩夢「そうね。……栞子、私が起こしましょうか?」
副会長「いえ、あまり上原さんのお手を煩わせるわけには」
歩夢「起こしたいんでしょ?」
副会長「……上原さん性格悪いですよね。本当に悪いです」
歩夢「よく言われるわ」
歩夢「……ほら、起こしてあげて」
副会長「ありがとうございます。……栞子さん、そろそろ起きて下さい」
栞子「………………んぅ……」
栞子「……ああ、ありがとうございます……」
歩夢「そうね。……栞子、私が起こしましょうか?」
副会長「いえ、あまり上原さんのお手を煩わせるわけには」
歩夢「起こしたいんでしょ?」
副会長「……上原さん性格悪いですよね。本当に悪いです」
歩夢「よく言われるわ」
歩夢「……ほら、起こしてあげて」
副会長「ありがとうございます。……栞子さん、そろそろ起きて下さい」
栞子「………………んぅ……」
栞子「……ああ、ありがとうございます……」
47: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:07:54.37 ID:tbS0FuSQ
歩夢「おはよう、栞子」
栞子「…………あゆねえ!?」
歩夢「昨日寝てないんでしょ?大丈夫?」
栞子「すみません……なんとか大丈夫そうです」
歩夢「無理しないようにね。辛かったら休んでいいんだからね?」
栞子「はい。……とりあえず1限目は受けられそうです」
副会長(こんなに優しいのに愛想がないなんて)
副会長「……上原さん、嘘つきですね」
歩夢「何の話?」
副会長「いえ、何でも」クスッ
栞子「…………あゆねえ!?」
歩夢「昨日寝てないんでしょ?大丈夫?」
栞子「すみません……なんとか大丈夫そうです」
歩夢「無理しないようにね。辛かったら休んでいいんだからね?」
栞子「はい。……とりあえず1限目は受けられそうです」
副会長(こんなに優しいのに愛想がないなんて)
副会長「……上原さん、嘘つきですね」
歩夢「何の話?」
副会長「いえ、何でも」クスッ
48: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:08:13.99 ID:tbS0FuSQ
~放課後~
歩夢「かすみ、栞子、具合はどう?」
かすみ「ちょっと眠い……」
栞子「私もです……」
歩夢「じゃあしばらく寝ておきなさい。帰るときには起こしてあげるから」
かすみ「ありがとう……」
栞子「ございます……」
歩夢「まったくもう……」
歩夢「かすみ、栞子、具合はどう?」
かすみ「ちょっと眠い……」
栞子「私もです……」
歩夢「じゃあしばらく寝ておきなさい。帰るときには起こしてあげるから」
かすみ「ありがとう……」
栞子「ございます……」
歩夢「まったくもう……」
49: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:08:30.19 ID:tbS0FuSQ
果林「あら、二人ともお休み中?」
歩夢「ええ。徹夜したそうよ」
果林「そうなの……二人ともかわいい寝顔ね」
歩夢「そうね」
果林「写真を撮っておきましょう」
歩夢「好きにしたらいいわ」
歩夢「……あとで私にも送りなさいよ」
果林「わかったわ♪」
歩夢「ええ。徹夜したそうよ」
果林「そうなの……二人ともかわいい寝顔ね」
歩夢「そうね」
果林「写真を撮っておきましょう」
歩夢「好きにしたらいいわ」
歩夢「……あとで私にも送りなさいよ」
果林「わかったわ♪」
50: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:08:55.24 ID:tbS0FuSQ
果林「二人はどうして徹夜したのかしら」
歩夢「大方、私の誕生日パーティーの計画でも立ててたんでしょ」
果林「……?……歩夢の誕生日って3月1日よね?今は12月よ?」
歩夢「それがこの子たちなのよ」
果林「……歩夢は本当に愛されてるわね」
歩夢「……」
果林「照れなくてもいいじゃない」
歩夢「誰が照れてるって?」
果林「あ・ゆ・む・よ」
歩夢「大方、私の誕生日パーティーの計画でも立ててたんでしょ」
果林「……?……歩夢の誕生日って3月1日よね?今は12月よ?」
歩夢「それがこの子たちなのよ」
果林「……歩夢は本当に愛されてるわね」
歩夢「……」
果林「照れなくてもいいじゃない」
歩夢「誰が照れてるって?」
果林「あ・ゆ・む・よ」
51: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:09:37.18 ID:tbS0FuSQ
歩夢「……」
果林「……」
歩夢「……本当は」
果林「?」
歩夢「こうやって私のために一生懸命になってくれてる二人を見るのが、私にとっては一番のプレゼントなんだけど」
果林「あらあら、歩夢もそんなこと言うのね」
歩夢「悪い?」
果林「いえ?いいじゃない、かわいくて」
歩夢「……言うんじゃなかったわ」
果林「……」
歩夢「……本当は」
果林「?」
歩夢「こうやって私のために一生懸命になってくれてる二人を見るのが、私にとっては一番のプレゼントなんだけど」
果林「あらあら、歩夢もそんなこと言うのね」
歩夢「悪い?」
果林「いえ?いいじゃない、かわいくて」
歩夢「……言うんじゃなかったわ」
52: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:10:13.90 ID:tbS0FuSQ
果林「かすみちゃんたち、いつ起こすの?」
歩夢「そうね……。出来れば下校時刻ギリギリまで寝かせておいてあげたいんだけど……」
果林「なら、もう少しかわいい後輩たちを眺めていましょうか」
歩夢「ええ、そうね」
歩夢「……」
歩夢「果林、かすみと栞子のこと起こしたい?」
果林「あら、いいの?私が起こしても」
歩夢「別に構わないわよ」
果林「かすみちゃんも栞子ちゃんも、歩夢に起こされたいんじゃないかしら?」
歩夢「そこまでうぬぼれてないわよ私」
果林「それくらいうぬぼれていいと思うけれど……」
歩夢「そうね……。出来れば下校時刻ギリギリまで寝かせておいてあげたいんだけど……」
果林「なら、もう少しかわいい後輩たちを眺めていましょうか」
歩夢「ええ、そうね」
歩夢「……」
歩夢「果林、かすみと栞子のこと起こしたい?」
果林「あら、いいの?私が起こしても」
歩夢「別に構わないわよ」
果林「かすみちゃんも栞子ちゃんも、歩夢に起こされたいんじゃないかしら?」
歩夢「そこまでうぬぼれてないわよ私」
果林「それくらいうぬぼれていいと思うけれど……」
53: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:10:55.82 ID:tbS0FuSQ
歩夢「かすみ、栞子。……ほら起きて」
54: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:13:30.06 ID:tbS0FuSQ
おわりです
アニメ2期では菜々もせつ菜も副会長も栞子もミアもランジュも共存出来るといいですね
誕生日パーティーは来年気が向いたら書くかも知れません
次はきっと副会長がお昼休みの生徒会室に突撃します
過去作
歩夢「かすみ」かすみ「ぽむちゃん?」
歩夢「ブックマーク同好会?」栞子「はい…」
アニメ2期では菜々もせつ菜も副会長も栞子もミアもランジュも共存出来るといいですね
誕生日パーティーは来年気が向いたら書くかも知れません
次はきっと副会長がお昼休みの生徒会室に突撃します
過去作
歩夢「かすみ」かすみ「ぽむちゃん?」
【SS】歩夢「かすみ」かすみ「ぽむちゃん?」【ラブライブ!虹ヶ咲】
1:名無しで叶える物語(とばーがー) 2021/10/17(日) 23:14:02.17 ID:dt4vf1L5
ツンデレクールぽむ×グイグイかすみん×クール(?)しおりん 立ったら
...
歩夢「ブックマーク同好会?」栞子「はい…」
【SS】歩夢「ブックマーク同好会?」栞子「はい…」【ラブライブ!虹ヶ咲】
2名無しで叶える物語(とばーがー)2021/11/12(金) 23:19:18.21ID:HHsqhc9w>>9
~通学路~
かすみ「おはようぽむちゃん!」
歩夢「おはよう、かすみ」
歩夢「かすみ、今日はあなたたちのクラスでお昼食べて、栞子をクラスに馴染ませようと思うんだけど」
かすみ「しお子を?昨日ぽむちゃんのクラスでやったみたいに?」
歩夢「そうそう」
歩夢「かすみはクラスに馴染めた?」
かすみ「うん!もう大丈夫!」
歩夢「なら良かったわ。で、あの子も多少は人見知りを治さないとね」
歩夢「まあ、栞子をみんなで囲んで、借りてきた猫みたいにすればいいのよ」
かすみ「ᶘイº⇁ºナ川」
かすみ「こんなの?」
歩夢「あなた器用ね…」
57: (とばーがー) 2022/03/02(水) 00:38:29.63 ID:tbS0FuSQ
ありがとうございます
書き忘れましたが、果林が内心思っていた歩夢の黒い笑顔はファミレスか何かのあれ(SRいつも私のことを感じてほしいな)です
書き忘れましたが、果林が内心思っていた歩夢の黒い笑顔はファミレスか何かのあれ(SRいつも私のことを感じてほしいな)です
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1646145694/