【SS】海未「>>3(新婚)です」

SS


1: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 22:19:54.16 ID:epIg4+Ko
海未「>>5ですから」
 

 

3: (SIM) 2020/02/19(水) 22:22:13.76 ID:hT+J82CQ
新婚
 

 

5: (わたあめ) 2020/02/19(水) 22:23:48.09 ID:aNQ3o8ac
二週間前に再婚したばかり
 

 

7: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 22:28:25.04 ID:epIg4+Ko
トントントントントントン…

ジャー、パッパッ、ボォォォ…



海未「ふふ、料理もすっかり慣れたものです」

海未「後は調味料を振ってと。完成です!」

海未「>>9、ご飯の用意が出来ましたよー」
 

 

9: (鮒寿司) 2020/02/19(水) 22:29:26.50 ID:GDdqV293
こたろう
 

 

10: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 22:37:38.16 ID:epIg4+Ko
こたろう「はーい」

海未「こたろうは机の上を拭いて、お箸とお椀を並べて下さい」

こたろう「うん。海未さん、どこの棚に入ってるんだっけ」

海未「お箸はそっちで、お椀はそっちです」

こたろう「分かった」




海未(というわけで私は>>12と再婚しました)



1.にこ
2.こころ
3.ここあ
4.こたろう
5.その他
 

 

12: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 22:39:05.01 ID:lcE845yS
にこ
 

 

16: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 22:47:06.54 ID:epIg4+Ko
カチャカチャカチャ…


こたろう「えーと、何人分だっけ?」

海未「五人分ですよ」

こたろう「あ、そっか。お姉ちゃん達も来るんだっけ」

海未「はい。にこから、もうすぐこころちゃんとここあちゃんと一緒に着くと連絡がありました」

こたろう「海未さんとにこお姉ちゃん、新婚さんなのに僕達もお邪魔していいのかな…」

海未「ありがとうございます。でも、そんなに気を遣わなくても大丈夫ですよ」

海未「食事は大勢で食べた方が美味しいですから」



ガチャ

タダイマー



海未「あ、帰ってきたみたいですね」
 

 

18: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 22:53:18.77 ID:epIg4+Ko
パクッ

こころ「お、美味しい……! 海未さん、海未さんのお料理、とっても美味しいです!」

海未「それは良かったです」ニコッ

ここあ「おー、このエビフライも美味しい!……おりゃ、隙ありー!」パシッ

こたろう「あっ! ここあ姉ちゃん、それ僕の!」

ここあ「へへー、ぼーっとしてるのが悪いんだよん」

こたろう「むー、何だよそれー」

にこ「こーら、行儀悪いわよここあ」

海未「こたろう、大丈夫ですよ。いっぱいおかわりはありますから」
 

 

19: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 22:55:57.83 ID:epIg4+Ko
にこ「悪いわね海未。料理の方任せっきりにしちゃって」

海未「お仕事だったんでしょう、仕方ありませんよ」

にこ「そうなの。ちょっと長引いちゃってねー」

海未「>>21の仕事って、忙しいのですか?」
 

 

21: (らっかせい) 2020/02/19(水) 22:57:08.43 ID:lvHlw1eg
アンブレラ社
 

 

23: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 23:05:10.95 ID:epIg4+Ko
にこ「まぁね。何せ世界でも有数の製薬企業だし」

海未「今更ながらよく入社できましたよね」

にこ「失礼ね! 私だってちゃんと勉強してたっての!」

海未「冗談ですよ。にこが頑張っていたのはよく知ってます」

にこ「まったく。海未も丸くなったというかなんというか…」

海未「にこ、何か飲みますか? 色々と用意がありますよ」

にこ「あー、じゃあ>>25ちょうだい」
 

 

25: (わんこそば) 2020/02/19(水) 23:09:12.11 ID:ugepGmIh
クリュッグ
 

 

27: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 23:19:46.48 ID:epIg4+Ko
海未「はい、どうぞ」コポコポコポ

にこ「ありがと」コクッ

にこ「くぅ~、仕事の後の一杯はたまらないわねー」

海未「おじさん臭いですよ。それにしても、これ、相当良いお酒ですよね?」

にこ「今日は特別よ。ま、うちの会社は金払いもいいからね。これくらいはフツーよ」

ここあ「お姉ちゃーん、私も飲みたーい」

にこ「あんたはまだ未成年でしょうが」ビシッ

こころ「お酒……私は自分が飲んでる姿が想像できません」

海未「ふふ、私も学生の頃はそうでしたよ。こたろう、おかわりは要りますか?」

こたろう「あ…じゃあ、いただきます」
 

 

29: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 23:27:59.02 ID:epIg4+Ko
ジャー……カチャカチャ…




海未「~~♪」

海未(五人分ともなると、洗いがいがありますね)

海未(にこと再婚するまでは、私一人の分しか洗い物がなくて、何だか寂しかった)

海未(いや……その前は洗い物は一人分ではなかった、ですね)

海未(……)

海未(やめましょう。昔のことを考えるのは。私が今共にいるのは、にこ)

海未(>>31と結婚していた時のことは、忘れましょう)
 

 

31: (しまむら) 2020/02/19(水) 23:30:39.42 ID:awRTsWZ8
ウェスカー
 

 

38: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 23:42:40.98 ID:epIg4+Ko
海未(……いえ。あんなの、結婚したとも言えませんね)

海未(両親に無理やり籍を入れさせられて、私自身は、写真でしか相手に会ったことがないだなんて)

海未(そもそも、私は何故一時的とはいえ、あの人と婚姻関係を結ばされていたのでしょうか)

海未(あの外国人の方……何とかウェスカーさんと)



にこ「海未」

海未「!」

にこ「洗い物ありがと。後は私やっとくから、お風呂入ってきたら?」

海未「あ…はい。分かりました。お願いします」

にこ「海未がお風呂から出たら、>>40しましょ」
 

 

40: (ぎょうざ) 2020/02/19(水) 23:43:58.00 ID:qDU4qaxo
SMプレイ
 

 

41: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 23:49:07.79 ID:epIg4+Ko
海未「!///」

にこ「今日はあつーく燃えるわよー」

海未「ま、待ってくださいにこ。き、昨日やったばかりじゃないですか…///」

にこ「何よー。新婚なんだから毎日やったっていいでしょ?」

海未「し、しかし…こころちゃん達に聞こえてしまうかも…」

にこ「大丈夫よ。部屋の壁厚いから」

海未「うぅ~…」

にこ「ふふん、そんな顔して。嫌な訳じゃないでしょ?」

海未「…///」コクッ

にこ「ふふ、楽しみに待ってるわよ」 
 

 

42: (もんじゃ) 2020/02/19(水) 23:51:01.20 ID:epIg4+Ko
チャポン…




海未「うぅ、いくら新婚とはいえ、恥ずかしいです…///」

海未(…ちなみに私が>>44です)


※SかM
 

 

44: (SIM) 2020/02/19(水) 23:52:49.56 ID:8MThta/I
S
 

 

45: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 00:01:56.01 ID:8UjHTaXA
海未(まさかにこが生粋のMだとは思いませんでした…)

海未「うぅ、思い返すだけでのぼせそうです。あんな破廉恥な格好で破廉恥な台詞を破廉恥なにこに浴びせて…///」

海未「…それにまだ前日の疲れが取れていないのに、にこを満足させられるでしょうか」

海未「うぅ、不安です…もし物足りなくて嫌われてしまったりしたら…」

海未「……で、ですが私も一人の妻! 夫を満たすのも妻の務めです!」




海未「よし、やってやります!」ザバッ
 

 

46: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 00:04:45.08 ID:8UjHTaXA
パシーン

にこ「にこぉぉぉぉぉぉ!」

パシーン

にこ「にこぉぉぉぉぉぉ!」

海未「はぁ……はぁ……」

海未(ここでロウソクです!)ドロッ

にこ「あふぅぅぅぅぅぅぅぅん!」

海未「まだまだ!」

パシーン

パシーン

パシーン

にこ「あ、あへぇ……///」

海未(よし、ここでドSな発言です!)

海未「>>48
 

 

48: (やわらか銀行) 2020/02/20(木) 00:08:44.76 ID:SfLDQ1HN
きょうだいが隣の部屋で寝てるっていうのに恥ずかしくないんですかこの雌犬
 

 

49: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 00:17:32.55 ID:8UjHTaXA
海未「きょうだいが隣の部屋で寝てるっていうのに恥ずかしくないんですかこの雌犬」

にこ「言わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」プシャァァァァァァ…!

にこ「ハァ……ハァ……ハァ……海未…」

にこ「ありがとう、最高だったわ……!」


ガクッ


海未「……ふぅ……」

海未「良かった、ちゃんと満足させることが出来ました…!」グッ
 


 ・夫婦の仲は良好に保たれた!
 

 

51: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 00:22:41.38 ID:8UjHTaXA
ーー翌日


こころ「海未さん、昨日はご馳走さまでした。また遊びに来てもいいですか?」

海未「ええ。もちろんですよ」 

ここあ「こたろうどしたの? 寝不足?」

こたろう「うーん、昨日なんか誰かの叫び声?みたいなのがうるさくて」

にこ「さぁあんた達! 遅刻しちゃうわよー。早く学校行きなさーい」



にこ「じゃあ海未。私も行ってくるわ」

海未「はい、気をつけて」

にこ「…か、帰ったら…その…」

海未「またですか…もう、仕方のない人ですね」

海未「いいですよ。付き合ってあげます」

にこ「や、やったー!! ありがとう海未!」

にこ「行ってきまーす!」
 

 

52: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 00:26:56.73 ID:8UjHTaXA
海未「まったく。本当に仕方のない人なんですから」ヤレヤレ

海未「さて、私は…>>54




1.まずは家事をこなしましょう

2.あっ、これはにこの忘れ物…

3.天気もいいし、出掛けましょう

4.おや、電話が掛かってきました

5.その他
 

 

54: (八つ橋) 2020/02/20(木) 00:33:15.81 ID:8GQ764ei
2
 

 

60: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 13:50:31.45 ID:8UjHTaXA
海未「これ、確か仕事で使う資料だと言ってましたね」

海未「まったく、浮かれているから忘れるんです。しかし、これがないと困るでしょうね」

海未「仕方ありません、届けてあげましょう。えーと、アンブレラ社の場所は、と」スマホスッスッ



ーーアンブレラ社 日本支部




海未「な、なんて大きい建物……」

海未「さすがは世界でも指折りの製薬企業ですね。……えーと、にこはどこでしょうか」 

海未「受付で聞いてみますか」


海未「すいません」

受付「はい、どうなさいましたか?」

海未「矢澤にこという職員に用事があるのですが、どちらでしょうか?」

受付「>>62
 

 

62: (SB-iPhone) 2020/02/20(木) 14:00:17.97 ID:qz/rTPUc
そのような方は当社には所属していないはずですが…
 

 

66: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 14:52:21.91 ID:8UjHTaXA
海未「……え?」

受付「いえ、ですから、そのような方は当社には…」

海未「そんなはずがありません! 私の夫はここに務めているんです!」

受付「うーん、職員の名簿と照らし合わせてみても、そのような職員は当社には存在しません」

海未「そんな…」

受付「会社をお間違えになっているのでは? 一度確認することをおすすめしますよ」

海未「……」

海未(間違える? そんなはずが…)

海未(確かに、にこはこの企業で働いていると…)チラッ

海未(このロゴだって、見間違えるはずがありません…)




ロゴの色>>68


1.赤と白
2.青と白
 

 

68: (もみじ饅頭) 2020/02/20(木) 14:56:08.12 ID:MswZVuEv
1
 

 

69: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 15:06:19.44 ID:8UjHTaXA
海未(この赤と白の、広げた傘のような特徴的なロゴ)

海未(間違えるなんて、そんなはずはないです)

受付「? まだ何か」

海未(……可能性として考えられるのは……)


>>71


1.にこが嘘をついていた…?
2.にこがここにいるのを隠している…?
3.私の間違いだった…?
4.その他
 

 

71: (SB-iPhone) 2020/02/20(木) 15:11:38.41 ID:qz/rTPUc
2
 

 

73: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 15:20:58.02 ID:8UjHTaXA
海未(にこが私に嘘をつくはずがない……ということは)

海未(にこがここにいるのを隠している……?)

海未(しかしいったい、何のために…?)

受付「あの、大丈夫ですか?」

海未「あ、いえ、少し考え事を」

受付「申し訳ありません。もうすぐ社内で会議が行われるため、部外の方はお引き取りをお願いします」

海未「……」


海未(この会社、怪しい……)

海未(さて、どうしますか……)



>>75
 

 

75: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 15:25:25.36 ID:fNuSeBmW
こっそり侵入
 

 

76: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 15:32:35.42 ID:8UjHTaXA
海未「……分かりました」

海未「あ、すいません。それと、もう一つお聞きしたいのですが」

受付「なんでしょう?」

海未「あそこにいる人、何だか怪しくないですか?」スッ

受付「えっ?」クルッ


ススッ


受付「どちらの方ですか?……あれ、いない…」

受付「?」
 

 

77: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 15:41:13.66 ID:8UjHTaXA
海未「……ふぅ」


カツカツカツ…


海未「!」コソッ


「また会議か……何を話し合うことがあるんだ。研究の方は順調なんだろ?」

「ああ。本部からの報告だと例の物は完成間近だそうだ」

「だったら本部に任せとけばいいのにな。この平和な島国の支部がやることなんざせいぜい、真っ当な企業を装うくらいだろ」

「バカ。ここには例の物のサンプルも保管されているんだ。どこから情報が漏れるか分からない、気を抜くな」

「はいはい。バレる訳ないっての。こんな平和ボケした国でよ」


カツカツカツ…


海未「?」
 

 

78: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 15:49:00.45 ID:8UjHTaXA
海未(勢いで侵入したのはいいものの、これ、不法侵入ですかね)

海未(……いえ! 私はただ夫の忘れ物を届けに来ただけの妻です! 何も悪いことはしてません!)フンス

海未(さて、さっきの方達についていけば、会議室にはいけるでしょうが)

海未(どちらへ向かいますかね…)




>>80



1.会議室へ行きましょう
2.二階へ行きましょう
3.地下室とかあるんでしょうか
4.その他
 

 

80: (光) 2020/02/20(木) 15:55:29.64 ID:UC3dnmGV
3
 

 

81: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 16:26:31.98 ID:8UjHTaXA
コソコソコソ…


海未(会議で人がそっちに行ってるお陰か、人が少ないですね、助かりました)

海未(ただの思いつきですが、地下の階があれば、何だかそこが怪しい気がします)

海未(エレベーターは使う訳にはいきませんし、階段から行きましょう)


コツコツコツ…


海未「! このマーク……確か、バイオハザードマーク……?」

海未「それに、やけに厳重な扉ですね…」

海未(……指折りの製薬企業とはいえ、ここまで厳重な設備を使う必要があるんでしょうか…?)

海未「さすがに開かないですかね」グッ

ピピッ

『職員の方は研究員IDと、指紋認証を行って下さい』

海未「むぅ、さすがにダメですか」
 

 

82: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 16:46:44.94 ID:8UjHTaXA
海未(すぐ隣の、こちらの部屋は入れるようですね)ソーッ

海未(小さなベッドと机と棚……仮眠室でしょうか?)

海未「会議がいつまで行われているのか分かりませんし、あまりぐずぐずはしてはいられませんね」

海未(机の上には、紙が一枚)

海未(棚にはファイルが並んでいますね)

海未(? ベッドの下に何か落ちている…?)

海未(どこを調べましょうか…)

>>84
 

 

84: (SIM) 2020/02/20(木) 16:47:41.74 ID:jdo1CPNp
よく見ると壁についていたボタン
 

 

86: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 17:03:02.10 ID:8UjHTaXA
海未「?」

海未(壁のところ、シミかと思いましたが、少し出っ張っているような?)ポチッ


ゴゴゴゴゴ…


海未「!? か、壁が開いた!?」

海未「何でしょうか、この窪み……何かを嵌め込む、穴…?」

海未「……あ、もしかして、ベッドの下の…」ゴソゴソ


・レッドルビーを取りますか?
 Yes←ピピッ
 No


海未「これを嵌め込んで…」カチッ

ゴゴゴゴゴゴ…

海未「! こ、今度は下へ降りる階段が出てきました……」
 

 

87: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 17:08:36.26 ID:8UjHTaXA
海未(やはりこのアンブレラ社……絶対に何かおかしい)

海未(ただの製薬企業がこんな意味不明な仕掛けを用意してまで、何かを隠している?)

海未(この階段の下に、その答えがあるというのでしょうか…)


海未「……」ゴクッ


海未(まだ、引き返せる)

海未(何も知らない振りをして、毎日を過ごすことも選べる)

海未(ですが、ここを降りれば、もうそんな日常に戻れなくなる…そんな気がする)

海未(私は……>>89
 

 

89: (家) 2020/02/20(木) 17:25:34.33 ID:SHeWhR6p
やるったらやる!
 

 

90: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 17:34:56.63 ID:8UjHTaXA
海未(ふふ)


海未(何故か穂乃果の言葉が頭に浮かびましたね)


海未(……私は、行きます! ここまで来た以上、真実をこの目で確かめます!)


海未「……」


カッカッカッ……
 

 

91: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 17:54:15.52 ID:8UjHTaXA
海未「こ、これは……?」


ゴポッゴポッ…


海未(大きなフラスコが幾つも並んでいる……)

海未(中に入っているのは何でしょうか……カエル? トカゲ?)

海未(やはり、普通じゃありません…)

海未(一体ここで何の研究を……)ハッ




「例の物もまもなく完成か」

「はい。ここでの研究も無駄ではありませんでしたね」

「ふん、本部の研究施設と比べれば、ここの研究結果など微々たるものだ」

「しかし確かなプラスにはなりました。試作のウィルスを完成へと近づけるために」

「おい、何度も言ってるだろ。ウィルスではない、例の物だと。同僚と同じ目に会いたいのか?」

「し……失礼しました」
 

 

92: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 18:02:27.21 ID:8UjHTaXA
海未(……ウィルス……今、確かにそう聞こえました)

海未(そんなもの、映画や小説の中でしか存在しないのでは…)

海未(しかし、それが本当なら、アンブレラ社は完全に違法な企業……)

海未(そして、何より)



海未(にこ……あなたはこの事実を知っていたのですか……?)

海未(……)



>>94

1.職員の話に耳を傾ける
2.より奥へ進む
3.持っている資料を確認する
4.その他
 

 

94: (SIM) 2020/02/20(木) 18:12:02.95 ID:lqMChHGa
4 亜里沙とばったり出会す
 

 

95: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 18:26:21.40 ID:8UjHTaXA
海未(……とにかく、あまり長居はせずにもう少し情報を……)コソコソ

?「あれ、そこに誰か……」

海未「!!」ガシッ

?「フグッ…」



「? おい、今何か聞こえたか?」

「いえ、特に何も」



海未(と、咄嗟に口を塞ぎました…何とか見つかってはいないようですね…)

?「プハッ……な、なにす……って、あれ?」

亜里沙「海未さん、ですか?」

海未「!? 亜里沙…」

亜里沙「わー、お久し振りです」

海未「あ、あなた…ここで何を」

亜里沙「>>97
 

 

97: (庭) 2020/02/20(木) 18:36:54.67 ID:6ZZ0AHCW
姉ににこさんのことを調べるよう頼まれて来ました、海未さんこそどうされたんですか?
 

 

98: (もんじゃ) 2020/02/20(木) 22:02:03.47 ID:8UjHTaXA
海未「絵里に頼まれた、ですか?」 

亜里沙「はい。姉はにこさんのことを怪しんでいるようです」

海未「絵里が、にこのことを…? どういうことです?」

亜里沙「……」

海未「亜里沙。そして、あなたはいったい…?」

亜里沙「>>100




1.スパイです
2.何も話せません、ごめんなさい
3.その他
 

 

99: (鮒寿司) 2020/02/20(木) 22:04:39.83 ID:G2zcYyLc
お姉ちゃんと一緒にこの企業について調べているんです
 

 

104: (もんじゃ) 2020/02/21(金) 18:32:59.93 ID:BK39JRK4
海未「アンブレラ社について、調査をしていると?」

亜里沙「そうです」

海未「なぜ絵里と亜里沙がそんなことを」

亜里沙「……それについて話すと長いので、後にしましょう」

亜里沙「とにかく、私と海未さんの目的は同じということです」

海未「……」

亜里沙「私はここの職員として潜入し、調査を重ねてきました」

亜里沙「アンブレラ社が極秘に開発を進めているウィルスについても、ある程度の調べはついています」

海未「亜里沙、教えて下さい。何なのですか、そのウィルスというのは?」

亜里沙「>>106
 

 

106: (八つ橋) 2020/02/21(金) 18:35:25.57 ID:9i+pAbqD
巨乳化ウイルス
 

 

107: (もんじゃ) 2020/02/21(金) 18:47:11.70 ID:BK39JRK4
海未「なっ……!?」

亜里沙「通称Bウィルス。お〇〇〇を意味するboobsに由来します」

海未「巨乳化させるウィルス……そんなものが現実に存在するとは」

亜里沙「思えないですか? この研究施設を見ても」

海未「ぅ……それは」

亜里沙「このウィルスが完成し、世界にばらまかれれば、貧乳や巨乳といったある種差別的な表現はなくなります」

海未「! まさか、それで絵里はにこを怪しんだと!?」

亜里沙「そうです。μ'sの中でも巨乳への憎しみが特に強いにこさんなら、協力は惜しまないだろうと」

海未「そんな……」
 

 

111: (もんじゃ) 2020/02/21(金) 18:59:55.27 ID:BK39JRK4
海未「それが本当なのだとしたら、にこは何故私にそれを話してくれなかったのですか…」

亜里沙「そこまでは私にも分かりません。ただ、にこさんはこのウィルスの開発に関して、かなり深く関わっているとお姉ちゃんはにらんでいます」



「いえ、見間違いではありません。こっちで人影が動くのが確かに見えました」

「他の連中は会議だろう。誰がいるというんだ」

「お願いします、とにかく来てください」


カツカツカツ…


海未「! 誰か来る…!」

亜里沙(まずい……ここはアンブレラ社の中でも機密中の機密区画)

亜里沙(一介の職員に過ぎない私に、言い逃れできるかどうか…)

亜里沙(ここは…>>113
 

 

113: (茸) 2020/02/21(金) 19:06:07.27 ID:9p9i7lot
大変だー!Bウィルスの情報が漏れに漏れて漏れ漏れだー!誰かがサンプルを盗んで行ったぞー!
 

 

115: (もんじゃ) 2020/02/21(金) 19:19:22.45 ID:BK39JRK4
亜里沙「海未さん、色仕掛けでいきましょう」コソッ

海未「い、色仕掛けですか?」

亜里沙「巨乳化ウィルスを開発している変態集団ですから、必ず引っ掛かりま…」



「大変だー!Bウィルスの情報が漏れに漏れて漏れ漏れだー!誰かがサンプルを盗んで行ったぞー!」




海未・亜里沙「!?」



「なんだとぉ!? おい、行くぞ!」

「は、はい!」



亜里沙「助かりました……が」

海未「ウィルスが……盗まれた!?」
 

 

117: (もんじゃ) 2020/02/21(金) 19:30:45.80 ID:BK39JRK4
ウォーン ウォーン ウォーン


『全職員に告ぐ。B-ウィルスのサンプルが無許可で持ち出された。持ち出した人間を見つけ出し、拘束せよ』


亜里沙「海未さん、私達も行きましょう。社内はパニックでしょうから、今なら自由に動けます」

海未「まさか……にこではありませんよね?」

亜里沙「それを確認するのは、持ち出した人間を見つけてからです」

海未「……分かりました」

亜里沙「もし、ウィルスが外部に流出するようなことがあれば」






亜里沙「人類は、巨乳になってしまいます」
 

 

118: (もんじゃ) 2020/02/21(金) 19:33:21.97 ID:BK39JRK4
海未「……はい。止めましょう、絶対に」

亜里沙「では、海未さんにこれを渡しておきますね」

海未「これは…?」



>>120
 

 

120: (鮒寿司) 2020/02/21(金) 19:36:54.19 ID:3O2m0ZF1
弓と矢
 

 

126: (もんじゃ) 2020/02/22(土) 13:24:03.20 ID:xjv3XpkZ
海未「弓と矢、ですか」

亜里沙「海未さんにとっては銃よりもそっちの方が使いやすいでしょう」

亜里沙「護身用に持っておいて下さい」

海未「しかし、これを誰かに向けて打つなど…」

亜里沙「大丈夫です。当たっても深くは刺さらないように矢の先端は加工してあります」

亜里沙「代わりに即効性の>>128薬を塗ってありますので、触らないように気をつけて下さい」
 

 

128: (東京MX) 2020/02/22(土) 13:25:05.09 ID:PV96Hyah
即イキ
 

 

130: (もんじゃ) 2020/02/22(土) 13:59:25.27 ID:xjv3XpkZ
海未「そ、即イキ薬ですか?」

亜里沙「はい。かするだけでも絶頂です、敵の動きを止め、時間を稼ぐにはもってこいです」

海未「こんな薬をどこで手に入れたんですか」

亜里沙「もちろん、ここです」

亜里沙「B-ウィルス作成途中の副産物として即イキ薬も開発されたんですよ」

海未(アンブレラ社って頭悪いんでしょうか…)


亜里沙「では、二手に別れましょう。B-ウィルスのサンプルを回収する役と、研究資料を回収する役です」

海未「研究資料?」

亜里沙「はい。この施設には証拠隠滅のための緊急措置として、爆破装置が設置されているんです」

亜里沙「万が一それを起動されれば、真相は闇の中です。アンブレラ社の実態を暴くためにも、決定的な研究資料が必要です」

海未「なるほど。分かりました」

海未「では、私は>>132の役をやります」



1.サンプルの回収
2.研究資料の回収
3.その他
 

 

132: (もんじゃ) 2020/02/22(土) 14:12:05.20 ID:d/yUZn9n
1
 

 

135: (もんじゃ) 2020/02/22(土) 15:48:19.82 ID:xjv3XpkZ
亜里沙「気をつけて下さい。副産物として産みだされたのは、即イキ薬だけではないですから」

海未「ええ、これ以上の問答をしている時間も惜しいです。行動を開始しましょう」

亜里沙「はい。サンプルを盗んだ人物は、まだ社内からは出れていないはずです。よろしくお願いします」

海未「ええ。武運を祈ります、亜里沙」

亜里沙「海未さんも」
 

 

136: (もんじゃ) 2020/02/22(土) 15:49:03.38 ID:xjv3XpkZ
海未(さて、混乱が起きているとはいえ、私はここでは目立ちます。慎重に行動を…)コソコソ


「! おい、お前! そこで何を…」

「貴様か、サンプルを盗んだのは!」


海未「!」

キリキリ…パシュッ! パシュッ!



「!? うっ……!?……んほぉぉぉぉ!!」プシャー

「らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!」プシャー




海未「ふぅ」

海未「危ないところでした。慎重に慎重に…」

海未「! これは、地下のエリアマップ……」

海未(……サンプルを盗み出した者がいるのは恐らく……)


>>138



1.地下実験区画

2.地下制御区画

3.地下培養区画

4.地下処理区画

5.地上フロア

6.その他
 

 

138: (茸) 2020/02/22(土) 15:55:30.36 ID:6K27MwIG
4
 

 

139: (もんじゃ) 2020/02/22(土) 22:07:09.79 ID:xjv3XpkZ
ーー地下処理区画



ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン……



海未「ここが処理区画ですか…」

海未(恐らく実験で使用した薬品などを処理しているんでしょうが…)

海未「けほっ……酷い臭いですね……」

海未(巨大なファンが回っているのにこれですか…)

海未(……しかし、サンプルを盗み、一時的に身を隠すならうってつけの場所です)

海未(私の読み通りなら、ここにサンプルを盗んだ人物がいるはず)

海未「さて、まずは……」


>>141


1.処理槽へ向かう
2.動力室へ向かう
3.この場で待機する
4.その他
 

 

141: (ぎょうざ) 2020/02/22(土) 22:20:27.70 ID:qOc/Iz4p
4
犯人に奇襲される
 

 

147: (もんじゃ) 2020/02/23(日) 12:48:00.09 ID:Xz4XQl48
海未「……!」バッ


パンッパンッ…!

チュインチュイン…!


海未「……っ」

海未(銃撃……! くっ…何とかかすっただけで済みましたが…)

海未(いったい誰が? ここからでは相手の位置が把握できない…) 

海未(一か八か……)

海未「何者ですか! 人に向けて銃を撃つのは犯罪だとは教わらなかったのですか!?」




>>149>>151
 

 

149: (かぶらずし) 2020/02/23(日) 13:02:34.48 ID:UiaHd2bK
栞子
 

 

151: (SB-iPhone) 2020/02/23(日) 13:04:05.37 ID:fYjT1DcU
本当にかすっただけですか?
 

 

153: (もんじゃ) 2020/02/23(日) 17:24:43.93 ID:mOaX5FZX
海未「!?」

栞子「当たったと思った時、痛みがほとんどなかったでしょう? 当然です、この弾丸に〇傷能力はありませんから」

海未(……敵のペースにはまってはいけない。声のする方向から位置を読み、即イキ薬の矢で…)

栞子「弾丸はかすったのではありません。あなたの体の中に吸収されたんですよ」

海未「……何者ですか。サンプルを盗み出したのはあなたですか?」

栞子「ふふ、今はそんなことより、自分の体に何が起きるのかを考えた方がいいですよ」


ドクン……!

海未「!? うっ!?」



海未に起きた事>>155
 

 

155: (もんじゃ) 2020/02/23(日) 17:35:18.05 ID:SPNwmxcS
1時間以内に抗体を手に入れないと平ント化する
 

 

159: (もんじゃ) 2020/02/23(日) 18:02:00.41 ID:mOaX5FZX
海未「……?」

海未(何も起きない?)

栞子「これで一時間以内に抗体を打たなければ、あなたは平ント化します」

海未(平ント……?)

栞子「教えてあげましょう」

栞子「アンブレラはB-ウィルス研究の過程で、被験者として多数の貧乳共を集めました。巨乳化の研究です、当然ですね」

栞子「そして貧乳の体を調べるうち、あることが分かりました」

栞子「それは貧乳が持つ巨乳への、圧倒的なまでの憎しみ!」

海未「……!!」
 

 

160: (もんじゃ) 2020/02/23(日) 18:08:22.37 ID:mOaX5FZX
栞子「薬物でその憎しみを増幅させれば、貧乳は自我を失い、巨乳への憎しみを糧に暴れまわるモンスターと化す!」

栞子「それこそがアンブレラの生物兵器、平ント!」

海未「! まさか先ほどの弾丸は…!」

栞子「当然です! あなたは貧乳! 一時間後にはモンスターの仲間入りです!」

海未「くっ……! 何故、何故あなたはそんなことを!」

栞子「ふん、自分の作品を見せびらかすことに理由など必要ありません」

栞子「せいぜい頑張って抗体を探して下さいよ、ふふふ」
 

 

165: (もんじゃ) 2020/02/24(月) 08:29:22.66 ID:pYgoVYt8
海未(! 自分の作品と言った? つまり声の主はアンブレラの研究者!)

海未(そして……)

海未「長々と喋ってくれたお陰で、あなたの位置は丸分かりです!」


キリキリキリ…ピシュッ!


栞子「! あっ……」

栞子「んっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」プッシャァァァ!



海未「どれどれ」ゴソゴソ

海未「IDカードの名前は、三船栞子。やはりアンブレラの研究員でしたか」

海未「このIDカードは役に立ちそうです。貰っておきましょう」

海未「さてと」

>>167


1.まだ何か持っているかもしれませんね
2.ほっといて行きましょう
3.その他
 

 

167: (もんじゃ) 2020/02/24(月) 08:31:07.39 ID:6BCBbYrP
1
 

 

169: (もんじゃ) 2020/02/24(月) 09:02:27.83 ID:pYgoVYt8
海未「……」ゴソゴソ

栞子「……///」ビクンビクン

海未「むぅ、取り出しずらいですね」ゴソゴソ

栞子「…ンッ…///」ピクッ

海未「ここに何かあるようですが」クリクリ

栞子「アフゥ…///」

海未「……おや? これは…」



>>171
 

 

171: (らっかせい) 2020/02/24(月) 09:14:17.87 ID:B7VVlKZd
抗体
 

 

173: (もんじゃ) 2020/02/24(月) 10:15:20.14 ID:RbNqt2zP
海未「なんだ、抗体持ってるじゃないですか」

海未「まぁ研究者だから当然でしょうが何だか間抜けな人ですね」

栞子「あふぅん…///」


チクッ


海未「っ…よし、これで平ントとやらになる恐れはなくなりましたね」

海未「さて……」


>>175


1.もうちょっと漁ってみましょう
2.サンプルを探しに行きましょう
3.その他
 

 

175: (もんじゃ) 2020/02/24(月) 10:35:06.50 ID:cdibYul5
バレにくくなるように服を貰っていく
 

 

178: (しまむら) 2020/02/25(火) 16:01:15.16 ID:TA+aS0Jk
海未「そうだ、この方の服を着ていけば怪しまれずに行動できますね」

海未「失礼しますよ」ヌガシヌガシ

海未「これでよし、と」

栞子「……///」ビクンビクン

海未(この服とIDカードがあれば、職員にしか行き来出来ない場所も入れるはず……)


オォォォォォォォォォ……!!


海未「!? 何ですか、今の叫び声は!?」

海未(まさか、今のが…………平ント!?)

海未(この方の言っていたことが本当なら、平ントは恐ろしいパワーを持っている…)

海未(ど、どうすれば……!?)


>>180


1.隠れてやり過ごす
2.エレベーターに向かって走る
3.ここで迎え撃つ
4.三船栞子を囮にする
5.その他
 

 

180: (もんじゃ) 2020/02/25(火) 16:07:49.41 ID:Dgyk6VoJ
4
 

 

182: (しまむら) 2020/02/25(火) 17:41:47.31 ID:TA+aS0Jk
海未(ここは……)

海未「よいしょ、よいしょ」ズリズリ

栞子「あへぇ……///」ズルズル

海未「この研究者をここに置いてと」

海未「……人権を無視した研究を行った罪、その身で償いなさい」

海未(私は隠れて平ントをやり過ごしましょう)


ォォォォォォォォォ!


海未「! 来た……!」

海未「! あれは…」




平ントの外見>>183



1.黒髪のツインテール
2.赤髪のツーサイドアップ
3.オレンジのショート
4.アッシュグレーのショートボブ
5.その他
 

 

183: (チキン) 2020/02/25(火) 17:43:12.44 ID:JW+dNXbu
2
 

 

186: (しまむら) 2020/02/25(火) 18:03:27.72 ID:TA+aS0Jk
ルビィ「オォオォォォオォォォ!」

海未(むごい……あんな小さな子を実験台にしたのですか…!)ギリッ



栞子「…………ふ、ふふ、ふ……」ムクッ

ルビィ「アァァァァァ…」

栞子「なんて美しい姿でしょうか……これこそ私が求めた完全な生物兵器……B-ウィルスなどという低俗な作品とは比べ物にならない……」

栞子「そう、平ントこそ至高! 平ントこそが世界を変える!」

栞子「さぁ暴れ回れ平ント! その力を持って私を異端者として扱ったアンブレラを潰すのです!」

ルビィ「…………」

栞子「どうしました!? 自身の胸へのコンプレックスを存分に解放し……」



ゴシャ……!
 

 

187: (しまむら) 2020/02/25(火) 18:12:31.25 ID:TA+aS0Jk
海未「!! う……」

栞子「あ…………が………な……ぜ……」ガクッ

ルビィ「オォォォォォオォオォォォオォォォ!!」

ルビィ「……ハァァァァァァ……」


ザッ…ザッ…


海未(……)ドクン…ドクン…

海未「……い、行きましたか…」

海未(あれが平ント……そ、想像以上の化け物です…)

海未(あんなのがうろついている以上、ますますのんびりはしていられない……早くサンプルを回収しなければ…)

海未(それに……にこ)

海未(あなたのことを、私は信じていたい……)
 

 

188: (しまむら) 2020/02/25(火) 18:16:04.06 ID:TA+aS0Jk
海未「……」

海未(よし、行きましょう)



>>190

1.引き続き処理区画探索
2.別の区画へ
3.別の階層へ
4.その他
 

 

190: (チキン) 2020/02/25(火) 18:19:36.34 ID:d9g66fC7
1
 

 

192: (しまむら) 2020/02/25(火) 19:49:29.72 ID:TA+aS0Jk
海未(平ントがうろついているのは危険ですが)

海未(やはりサンプルを盗み出した人物はこの区画にいる気がします)

海未(IDカードもありますし、引き続き処理区画を探索しましょう)



>>194


1.処理槽へ向かう
2.動力室へ向かう
3.その他
 

 

194: (たまごやき) 2020/02/25(火) 20:37:35.14 ID:Y9V+r160
1
 

 

195: (しまむら) 2020/02/25(火) 21:05:32.34 ID:TA+aS0Jk
ーー処理槽


ボコボコボコ……


海未(大きな水槽ですね、毒々しい色をしていますが…)

海未(……恐らく処理しているのは、実験で使った薬物だけではないのでしょうね)

海未(しかし、ここも誰もいませんね……)

海未(もし、サンプルを盗んだ人物が三船栞子のように、アンブレラの失墜を目論んでいるのなら)

海未(サンプルを確実に処理出来る、この設備を使うかとも考えたのですが…)

海未(……いや、まだ外れと決まった訳ではありませんね)

海未(何か手がかりが見つかるかもしれません。ここを探してみましょう)
 

 

196: (しまむら) 2020/02/25(火) 21:16:27.56 ID:TA+aS0Jk
海未「……」キョロキョロ



海未(水槽がある……水槽といっても、水とは程遠い色をしていますが。…ん? 水面に何か…)

海未(コントロールパネルがある……水槽の水質や水量等の管理をするのでしょうか)

海未(水槽に入れる薬品などが並んでいる棚がある……どれもこれも怪しいパッケージの薬品ですね…)

海未(パソコンが置いてある……画面に映し出されているのは、処理槽の使用用途の詳細でしょうか? 詳しく見てみないと分かりませんね)

海未(Dangerの表記がしてある扉がある……隣にカードリーダーがついてますね、IDカードを使えば入れるでしょうか…)

海未(さて、どうしますか)




>>198
 

 

198: (たまごやき) 2020/02/25(火) 21:23:05.09 ID:Y9V+r160
ここまで来たからには入りましょう
 

 

199: (しまむら) 2020/02/25(火) 21:31:19.77 ID:TA+aS0Jk
海未「……よし、ここまできたからには入りましょう」

海未「IDカードをカードリーダーに差し込んで…お願いします」シュッ



ピピッ

『研究者ID照合中……』

『ID確認、研究者名、三船栞子』

『パスワードを入力してください』



海未「ぱ、パスワード?」

海未(う、うかつでした。そんなものが必要とは)

海未(ここは>>201
 

 

201: (えびふりゃー) 2020/02/25(火) 21:37:28.49 ID:ULP1ohCr
4040
 

 

202: (しまむら) 2020/02/25(火) 21:45:06.80 ID:TA+aS0Jk
海未「えーと、三船栞子なので…」

海未「4040です!」


ピピッ

『パスワード認証。ロックを解除します』


海未「あ、開いた……安直なパスワードですね…」

海未(……しかしこれだけ厳重に閉ざしてあるなら、中には何が…)


ウィン…


海未「!」



部屋の中>>204
 

 

204: (もんじゃ) 2020/02/25(火) 21:49:52.62 ID:TykGxJx0
足枷付けられたせつ菜がすやすや眠っていた
 

 

205: (しまむら) 2020/02/25(火) 21:56:31.07 ID:TA+aS0Jk
せつ菜「Zzz…」

海未「この方は……被験者の一人でしょうか」

海未「可哀想に、足枷をつけられて…アンブレラ、どこまで卑劣な……」

海未「? おや、近くに何か紙が落ちてますね」ヒョイ
 

 

206: (しまむら) 2020/02/25(火) 21:56:58.58 ID:TA+aS0Jk
『三船栞子の手記』
 

 

208: (しまむら) 2020/02/25(火) 22:22:42.06 ID:TA+aS0Jk
 B-ウィルスが盗み出された いい気味だ 私の研究を認めないからそういうことになる

 私が求めるのは圧倒的な力で敵を潰す生物兵器だ アンブレラがそれを認めないならば分からせてやろう

 既に実験体は用意できた 彼女は成人しても成長しない自分の胸に絶望していた 姉はすっかりナイスバディなのに何故自分だけ…と

 弱味につけこみ、B-ウィルスと偽って平ント化を促す薬物を投与した やがて目を覚ましアンブレラを跡形もなく崩壊させることだろう

 更に 私にはもう一枚のカードがある

 遂に見つけたB-ウィルスの完全適応者

 彼女が目を覚ませば 平ントを越える甚大なパワーを発揮する

 しかし 高校時代の生徒会長がそんな存在だとは 夢にも思わなかった

 恨むなら恨みなさい 中川菜々……優木せつ菜


 それでも 私は アンブレラを つぶします
 

 

217: (しまむら) 2020/02/28(金) 14:12:03.41 ID:yvW0O8wL
パラ…

海未「…完全、適応者……?」
 
海未「この方が…」チラッ

せつ菜「Zzz…」

海未(B-ウィルスの完全適応者とは、いったい…?)

海未(…ダメですね。残されていたのは今の文章のみ)

海未(とにかくこの方を放っておく訳にもいきません。一緒に脱出を…)

海未「あなた、大丈夫ですか? もう平気ですよ、一緒に逃げましょう」

せつ菜「ん……うーん……」

せつ菜「>>219
 

 

219: (茸) 2020/02/28(金) 14:20:07.05 ID:cBbTkM9s
もう数ヵ月アニメも漫画もスクールアイドルも見ていません!!!!!!!
もう駄目でです!!!!!!
死んでしまいます!!!!!!!!!!!!!!!!!
 

 

221: (しまむら) 2020/02/28(金) 14:28:19.57 ID:yvW0O8wL
せつ菜「もう数ヵ月アニメも漫画もスクールアイドルも見ていません!!!!!!!
もう駄目でです!!!!!!
死んでしまいます!!!!!!!!!!!!!!!!!」

海未「う、うるさ……えぇっ!?」

せつ菜「うぅ~!!!! 私を騙しましたね三船さん!!!!!!」


バキャ!


海未「あ、足枷が……!」

せつ菜「許せません!!!! 許せませんよ絶対にぃぃぃぃぃ!!!!」ダッ

海未「ま、待って下さ……はやっ! 早すぎる!?」

海未(くっ、外には平ントもうろついている……危険です……!)

海未(ここは……!)


>>223


1.扉をロックする
2.即イキ薬で足止め
3.羽交い締めにする
4.その他
 

 

223: (たまごやき) 2020/02/28(金) 14:31:58.30 ID:PhM9Aifx
1
 

 

224: (しまむら) 2020/02/28(金) 14:42:23.90 ID:yvW0O8wL
海未(扉をロックしてしまえば……!)

ウィン!

せつ菜「むっ!?!?!? 何ですかこれ!!!!!!」ガンッ!!!

海未「ふぅ、まずは落ち着いて下さい。一人で外に出るのは危険です。私と一緒に…」

せつ菜「……あなたも私から好きな物を取り上げようという訳ですか」

海未「え? いえ、そうではなく」

せつ菜「問答無用!!!!!」ゴオッ!!!

海未「うっ!? は、話を聞いて下さい!」

せつ菜「話すことなど何もありません!!!」ブンッ!!!

海未「くっ……!」

海未(まずい、完全に我を忘れている……扉をロックしたのは悪手でしたか…逃げ場がない…!)

海未(……一か八か……! >>226です!)
 

 

226: (もんじゃ) 2020/02/28(金) 14:45:25.63 ID:mvjt4Zss
ソルゲ歌う
 

 

227: (しまむら) 2020/02/28(金) 14:57:35.71 ID:yvW0O8wL
海未(スクールアイドルが好き……ならば!)

海未「私は誰でしょう? 知りたくなったでしょう? ならば恋かも」

せつ菜「う?」ピタッ

せつ菜「こ、この曲……そしてこの歌声、声量は……!」

せつ菜「あなたまさか!!!! 園田海未さんでは!?!?!?」

海未「よ、良かった。ご存知でしたか」

せつ菜「もちろんです!!! μ'sのクールビューティ三人が一同に会して産まれた名曲solder game!!! 知らなければモグリでよ!!! モグリ!!!!!」

海未「あ、ありがとうございます……あの、少し声の音量を落として貰っても?」

せつ菜「分かりました!!!」
 

 

228: (しまむら) 2020/02/28(金) 15:04:39.85 ID:yvW0O8wL
ーーー

ーー



海未「……ふむ。つまりあなたは騙されてここに連れて来られたと」

せつ菜「三船さんは高校時代の知り合いだったので、疑いもしませんでした!!!」

海未「純粋なんですね」

せつ菜「それより海未さんは何故ここへ!?」

海未「私は……夫に忘れ物を届けに来たんです」

せつ菜「おお!!! お相手はどなたですか!!」

海未「にこです。矢澤にこ」

せつ菜「!!!!???? なんとぉぉぉ!!?? μ'sのメンバー同士で結婚!? スキャンダルですね!!!」

せつ菜「……あれ? でも女の子同士ですよね?」

海未「? はい」

せつ菜「女の子同士で、結婚……???」

海未「はい。何かおかしいですか?」

せつ菜「え? あれ、いや、おかしいというか……」

海未「そんなことより、何かにこについて知りませんか?」

せつ菜「う、うーん……>>230
 

 

230: (もんじゃ) 2020/02/28(金) 15:12:29.82 ID:p662ZNLj
心当たりが何箇所かあるので案内します!!!!!!!
 

 

231: (しまむら) 2020/02/28(金) 15:34:43.20 ID:yvW0O8wL
海未「本当ですか、助かります」

せつ菜「いえ!! 海未さんが来なければ私も閉じ込められっぱなしでしたし!!」

せつ菜「では行きましょう!!」


ーーー

ーー




海未「……よし、この道は誰もいないですね」ヒソヒソ

せつ菜「はい!!! 安全ですね!!」

海未「ちょ、声が大きいです! 見つかったらどうするんですか!?」ヒソヒソ


「おい、今こっちから声が!」

「なに!? 今行く!」


海未「くっ! 応戦するしかないですか…」

せつ菜「任せて下さい!! おりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」ドカバキッ!!



「な、こいつ……ぐぁぁぁぁぁあ!」

「ぐぁっ…な、なんという身体能力…」ガクッ
 

 

232: (しまむら) 2020/02/28(金) 15:38:13.67 ID:yvW0O8wL
海未「す、凄い……!」

せつ菜「さぁ、こっちですよ!!!」

海未(……これが三船栞子の手記に書いてあった、完全適応者とやらの力なんでしょうか……?)

海未「ところで、あの」

せつ菜「何でしょう!?」

海未「私達、今どこへ向かっているんです?」

せつ菜「>>234
 

 

234: (えびふりゃー) 2020/02/28(金) 15:39:57.44 ID:Xhv0eGc9
極秘研究室
 

 

235: (しまむら) 2020/02/28(金) 15:50:58.90 ID:yvW0O8wL
海未「極秘研究室……ですか?」

せつ菜「はい、本当に限られた社員しか知らない場所です」

海未「そんな、この地下施設も隠されているというのに、更にその上が……?」

せつ菜「選ばれた社員しか入ることは出来ません。三船さんはそのメンバーの一人でした」

せつ菜「自分の研究が認められないことに腹を立てて、アンブレラに反旗を翻そうとしていたようです……私や、平ントを使って」

海未「にこも、そのメンバーの一人なのですか!?」

せつ菜「……私は一度見たスクールアイドルの顔は忘れません。研究員名簿に載っていたあの顔。あれは確かに、矢澤にこさんでした」

海未「そんな……」
 

 

236: (しまむら) 2020/02/28(金) 15:56:45.61 ID:yvW0O8wL
ダダダダダダッ…


海未「はぁ…はぁ…ここは、エレベーター、ですか…」

せつ菜「はい。エレベーターの横にIDカードを差し込んで、暗号を音声入力すれば、極秘の研究室へ行けます」

海未「今度は暗号ですか…」

せつ菜「>>238と言ってください」
 

 

238: (もんじゃ) 2020/02/28(金) 16:00:17.33 ID:p662ZNLj
おっ〇〇
 

 

239: (しまむら) 2020/02/28(金) 16:04:44.44 ID:yvW0O8wL
海未「お!?///」

せつ菜「研究のテーマをそのまま暗号にする。盲点ですよね」

海未「アンブレラってやっぱりアホなんですね…」


オォォォォォォォォォ!


海未「! この声は…!」

せつ菜「海未さん! 早く言って下さい! ここは私が食い止めます!!」

海未「し、しかし!」

せつ菜「……あの子は、私が助けてあげたいんです」

海未「え…?」
 

 

240: (しまむら) 2020/02/28(金) 16:10:04.89 ID:yvW0O8wL
ルビィ「ピギャァァァァァァァ…」

せつ菜「三船さんの研究の犠牲者で、あの子も、スクールアイドルだったんです」

せつ菜「ただ、ただ胸を大きくしたかっただけなのに……!」

せつ菜「海未さん、お願いです。こんな悲しい事は、もう終わらせて下さい!」

せつ菜「平ントは……ルビィちゃんは、私が止めます!」

ルビィ「ピギャァァァァァァァ!」

せつ菜「行って下さい! 海未さん!!」

海未「……くっ!!」





海未「…………お〇〇〇!!!!」

ゴォォォォォォ…!
 

 

241: (しまむら) 2020/02/28(金) 16:14:20.94 ID:yvW0O8wL
視点選択>>243


1.海未
2.にこ
3.亜里沙
4.絵里
5.せつ菜
6.その他
 

 

243: (なっとう) 2020/02/28(金) 16:43:39.53 ID:nDOSiFbN
にこ
 

 

244: (しまむら) 2020/02/28(金) 18:00:58.80 ID:yvW0O8wL
ーー極秘研究室


ピピッ

『サンプルの回収は済んだかね?』

にこ「……はい」

『ご苦労。後は施設の処理だけ済ませてくれたまえ』

にこ「あ、あの! これで私の家族は……!」

『もちろん安全を保証しよう。君は十分に役割を果たした。君が入手した完全適応者のデータはウィルスを更なる高みへと導くだろう』


プツッ……


にこ「……」

にこ「これで良かった……のよね」
 

 

245: (しまむら) 2020/02/28(金) 18:11:22.57 ID:yvW0O8wL
にこ「後は……施設を爆破して」

にこ「このサンプルをアンブレラの本部へ届ければ、私の仕事は終わり」

にこ「……」


ピッ、ピピッ


『施設内の機密保持のため、暗号化コードが入力されました。当施設は15分後に爆破処理が行われます。職員の方は避難をーー』


ウォーン…ウォーン……!


にこ「……さようなら、ね」

にこ「……」
 

 

246: (しまむら) 2020/02/28(金) 18:12:33.28 ID:yvW0O8wL
コンマ>>248




00~49 エレベーターの扉が開いた
50~99 背後に気配を感じた
 

 

248: (たまごやき) 2020/02/28(金) 18:32:27.97 ID:PhM9Aifx
はい
 

 

249: (しまむら) 2020/02/28(金) 18:39:09.11 ID:yvW0O8wL
にこ「!」バッ


パァン…!


にこ「……ぐっ……う……」ドサッ

栞子「サンプルの回収……? 誰がそんなことをさせると思いますか…」

栞子「アンブレラは今日、ここで、終わるんですよ……ふ……ふふ……ふ…」ドサッ

にこ(……ここで終わり、か)

にこ(ああ、最後に、海未に……会いた……か……)


ウィーン



海未「にこ!!」
 

 

250: (しまむら) 2020/02/28(金) 18:45:29.97 ID:yvW0O8wL
にこ「う、み……?」

海未「にこ! にこ! くっ、早く手当てを…」

にこ「……ごめんね、海未。私、私は……」

海未「喋らないで下さい!」

にこ「私の伝えたいことは……あんたが持ってる、その、資料に……」

にこ「だから、後は……これを……」

海未「これは……」


・B-サンプルを入手した


にこ「それをどうするかは……海未に任せるわ……」

にこ「ごめんね……さよう……なら……」

海未「……にこ?」

海未「にこぉぉぉぉぉぉぉ!!」

海未「…………っ……!!」


>>252

1.サンプルを投げ捨てる
2.サンプルを回収する
3.その他
 

 

252: (光) 2020/02/28(金) 18:57:38.34 ID:5evLslJh
3にこに投与する
 

 

254: (しまむら) 2020/02/28(金) 19:03:58.66 ID:yvW0O8wL
海未「…………そうだ」

海未「せつ菜さんのように、ウィルスへ適応することが出来れば、あるいは……」


プツッ…


にこ「……」

海未「お願いします、にこ……! 目を覚まして下さい……!」


ウォーン…ウォーン…!

『施設爆破まで、残り10分』


海未「にこ……!」

にこ「……」
 

 

255: (しまむら) 2020/02/28(金) 19:06:07.10 ID:yvW0O8wL
コンマ>>257




00~32 にこ復活
33~65 にこ暴走
66~99 にこ死亡
 

 

257: (八つ橋) 2020/02/28(金) 19:07:45.73 ID:QtLUEzrc
ksk
 

 

260: (しまむら) 2020/02/28(金) 19:17:04.25 ID:yvW0O8wL
にこ「……」

海未「……くっ、う、うぅ……」

海未「にこ……! にこぉ……!」


ウィン!


亜里沙「海未さん! アンブレラの研究資料は入手できました! サンプル……は……」ハッ

海未「っ……うぅぅ……!」

亜里沙「海未さん……」

亜里沙「……」グッ

亜里沙「海未さん、立って下さい。目的は果たしました、施設から脱出しましょう」

海未「……」

亜里沙「海未さん!!」

海未「>>262
 

 

262: (たまごやき) 2020/02/28(金) 20:10:50.11 ID:PhM9Aifx
我ながらバカとは思いますが、生きてくれている一縷の可能性に賭けたい。死んでいても…いや、どちらにせよ私はにこを背負ってここを出ます。
私と行動を共にすることで遅れるのが嫌ならあなたは一人で脱出してくれて構いませんよ。
 

 

263: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:30:40.38 ID:yvW0O8wL
亜里沙「! 海未さん……」

海未「行って下さい、亜里沙」

海未「これ、まだ残ってますので。あなたが持って行って下さい」つサンプル

亜里沙「…………本気、なんですね」

海未「はい」

亜里沙「……」

亜里沙「絶対に、無事に脱出してください」

海未「ええ、分かっています」

亜里沙「……」


ダッ
 

 

264: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:32:34.59 ID:yvW0O8wL
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

『爆破まで、残り5分』

海未「……」

にこ「……」

海未「……にこの、伝えたいことって、何だったんでしょうか」

海未「この、資料に……」
 

 

265: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:33:39.91 ID:yvW0O8wL
 
 
 
『矢澤にこの報告書』
 
 
 
 

 

266: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:42:21.77 ID:yvW0O8wL
 B-ウィルスは投与した人間の女性ホルモンに働きかけ巨乳化を促すウィルスであることは周知の事実である

 そしてこれに適応することの出来る人間がごくわずかではあるが存在する

 我々はそれを完全適応者と呼称する

 ウィルスに適応出来れば、胸は大きくはならないが、飛躍的な身体能力の向上が見込める

 完全適応者の遺伝子を研究すれば、B-ウィルスは巨乳化だけでなく、優秀な兵士を作り出すことが出来ると考えられる

 現在確認されている完全適応者は中川菜々、園田海未の二名

 今後も経過観察を続けることとする
 

 

267: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:43:34.25 ID:yvW0O8wL
海未「……」



パラ…



・もう一枚紙が挟んである……
 

 

268: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:44:01.80 ID:yvW0O8wL
 
 
 
『海未へ』
 
 
 
 

 

269: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:55:50.38 ID:yvW0O8wL
 海未、あなたがこの資料を読んでいる時、私はもうあなたの前から姿を消していると思う

 ここに書いてあることは全て事実よ、あなたに教えるのは、私に残った最後の良心

 あなたが以前籍を入れていたウェスカーという人物は、アンブレラに深い関係があるの

 西木野総合病院のDNA診断の結果から、あなたにウィルスへの適性がある可能性が高いと判断したウェスカーは、籍を入れ、海未のことをより深く調べようとしたの

 でも日本とアメリカは遠すぎると判断したウェスカーは、日本在住の研究者にその役目を任せることにした

 それが私よ、あなたと再婚して、あなたのデータを集めるよう指示された

 予想通りあなたにはウィルスへの適性があった。あなたのデータを取るのが、私の仕事だった

 逆らうことは出来なかった、こころ達を人質にされていては……

 私はあなたを騙し続けていたのよ、海未 ごめんなさい 本当にごめんなさい

 でも私 あなたとのSMプレイ 絶対に忘れない

 ありがとう 海未
 

 

271: (しまむら) 2020/02/28(金) 20:57:45.79 ID:yvW0O8wL
海未「…………」


海未「…………く」


海未「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


海未「アンブレラァァァァァァァァァァ!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
 

 

272: (しまむら) 2020/02/28(金) 21:03:08.27 ID:yvW0O8wL
ーー数日後


パサ…



『大手製薬企業アンブレラ社で爆発事故発生』

『原因は開発中の薬品か!? 待たれる原因究明』

『敵対企業のテロ説も 死者・行方不明者いずれも不明』




海未「……」
 

 

273: (しまむら) 2020/02/28(金) 21:07:54.15 ID:yvW0O8wL
亜里沙「海未さん、ここでしたか」

海未「……」

亜里沙「そろそろ行きましょう、お姉ちゃんが車を用意してくれてます」

海未「ええ」

亜里沙「……アンブレラは非常に厄介な組織です。国でさえ迂闊に手を出せません」

海未「だからこそ、個人の強い意志が必要、でしたね」

亜里沙「その通りです。私達の組織にはそれを備えたメンバーが大勢います」

亜里沙「海未さんならきっと上手くやっていけます。さ、行きましょう」

海未「ええ……」
 

 

274: (しまむら) 2020/02/28(金) 21:10:10.01 ID:yvW0O8wL
海未「アンブレラ……」


チャキ…


海未「……覚悟しておきなさい」




~FIN~
 

 

引用元: 海未「>>3です」

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