【短編SS】マリー「私はランプの精のマリー。願い事を3つ何でも叶えてあげる！」千歌「ホント！？」【ラブライブ！サンシャイン!!】

マリー「ホントよご主人様♡」

千歌「ご主人様だなんて...えへへ///私の事はチカっちって呼んでよ」

マリー「OK！ではチカっち、貴女のまず一つ目のお願い事は？」

千歌「うーん...なんでもいいんだよね？」

マリー「人を傷つけないお願い事以外ならなんでもいいわよ♪」

千歌「じゃあみかんをいっぱい食べたい！！」

マリー「お安いご用よ！...え？」

千歌「みかんをお腹いっぱい食べたいなっ！」

マリー「...そんな事でいいの？」

千歌「もしかして叶えられないの？」

マリー「マリーに出来ないことはないわ。ただそのお願い事って魔法を使わなくても叶うんじゃないかしら？」

千歌「いいのっ！いいから早くみかん食わせろー！！」

マリー「オ、オーケイ...」

ﾎﾞﾝｯ

千歌「わーいっ！みかんがいっぱい出てきたぁ！！」

マリー「何ヵ月経っても腐らない仕様にもしておいたわ」

千歌「ありがとうマリーさん！」ﾆｺﾆｺｯ

マリー「ふふっ、喜んでくれて何よりだわ」

千歌「もぐもぐ....それじゃあ後二つのお願い事だね！どーしよーかなー...」

マリー「大金持ちとか好きな人と結ばれたいとか色々あるじゃない」

千歌「お金持ちは憧れるけど今はそんなにお金欲しくないしなぁ...好きな人とも今居ないし...」

千歌「そうだ！あなたの望みってなあに？」

マリー「マリーの望み？」ﾎﾟｶｰﾝ

千歌「うんっ！何かないの？」

マリー「...今まで色んな人のお願いを聞いてきたけどそんな質問されたの初めてだわ」

マリー「そうねぇ...強いて言うなら自由になりたいかな」

千歌「自由に？」

マリー「えぇ、ランプの中は窮屈だし自分で好きに抜け出して自由に動き回れないから...自由が欲しい」

千歌「じゃあチカがマリーさんにそうお願いしてあげるよ！そしたら願いが叶うんだよね！？」

マリー「でもいいの？チカっちは今何でも叶えられるのに...普通なら人の為になるお願いをすることなんてありえないわ」

千歌「えへへ、チカはマリーさんが喜んでくれるならそれでいいよ！」

マリー「チカっちは優しいわね。ご主人様がチカっちで本当に良かったわ」

千歌「ふふふっ♪」

千歌「じゃあマリーさん、二つ目の願いを言うね！」

千歌「マリーさんをランプから解放して自由にしてください！！」

マリー「サンキューチカっち！」ﾎﾞﾝｯ

千歌「おおっ！マリーさんに足が生えた！！」

マリー「ありがとうチカっち！あなたのお陰でマリーは自由の身になれたわ！」

千歌「えへへ、良かったねマリーさん！」

マリー「自由になったのはいいけれどマリーこれからどこに住めばいいのかしら。ランプの中には二度と戻れないし」

千歌「だったらチカの家に住むといいよ！部屋はいっぱいあるから住めると思うんだ！今日お母さんに頼んであげるよ！！」

マリー「本当に！？ありがとうチカっち。貴女には感謝してもしきれないわ！」

千歌「感謝だなんてそんな～えへへ///」

マリー「そういえば最後に一つだけ願いが残ってるけどどうする？」

千歌「あと一つかぁ...うーん」

千歌「あっ、じゃあマリーさんといつまでも幸せに暮らせますようにってお願いしようかな」

マリー「うぇぇ！？///」

千歌「でもそれって叶えるというよりむしろ望みなのかな？ねぇ、そういうお願いってマリーさんは聞いてくれるの？」

マリー「出来るけど...もしそのお願いが叶っちゃったらマリー///」

千歌「どうなるの？」

マリー「...しばらくチカっちの顔が見られなくなるかも///」

千歌「なんで？」

マリー(だってそれ...プロポーズみたいなんだもん///)

マリー「い、いいよチカっち///そのお願い叶えてあげる///」

千歌「出来るんだね！」

マリー「うん、でもその代わりにマリーのお願いも聞いて欲しいな...」

千歌「どんなお願い？」

マリー「マリーの事も一生幸せにしてね////」

千歌「うんっ！」

その後、二人は仲良く幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし

おわり