【SS】侑「銭湯と愛ちゃんのあれこれ」【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


1: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:11:07.37 ID:nTjOVKCV
───銭湯────


侑「はぁ~、温まるなぁ~」

侑「まさか給湯器が壊れるなんてねえ」

侑「さすがに高校生にもなって、歩夢の家に貸してもらうのも厚かましいし」

侑「こういうお外のお風呂に入りにくるのも良いなあ~」

侑「───けど」キョロキョロ


アラ、ウメサンモハイリニキタンデスカ

オヤマア、タケサン、フロソウジスルトコシガツラクテネェ


侑(若い人、私しかいないじゃん!)

侑(周りみーんなおばあちゃん!)

3: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:14:49.56 ID:nTjOVKCV
侑(うう、お風呂は広いのに、なんとなく居心地が悪いなあ...)

侑(この場に私の友達は──)


?< パフゥパフゥ


侑(サービスのあひるさんだけ...)

侑(はぁ…可愛いなあ)



侑(.......)



侑(──1人であひるのおもちゃと遊ぶ女子高生....うわあ...)

侑(家じゃお風呂は一人で入ってるのに──)

侑(こういう場所だとなんだか心細いなあ)

侑(歩夢も誘えば良かったかな?)

侑(でも、わざわざおこづかい使わせるのも悪いしなあ…)


侑「ぶくぶくぶくぶく.......」

6: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:17:56.32 ID:nTjOVKCV
──

ガラララ


愛「あれ?ゆうゆじゃーん!」

侑「え!?愛ちゃん!?どうしてここに!?」

愛「どうしてって、ここ愛さんちの近くだし」

侑「そ、そうなんだ」

侑(っていうか、愛ちゃんなんでそんなすっぽんぽんなの!?///)

侑(ちょっとくらいタオルで前を隠してよ!///)

8: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:21:10.80 ID:nTjOVKCV
愛「あれ?ゆうゆ、なんか顔真っ赤じゃない?のぼせてない?」

侑「け、結構長めに入ってるからかな...!?」

愛「そっかそっか~。んじゃあ、アタシ今から身体洗うから、背中流してよ!」

侑「え!?」

愛「なーにそんな驚いてんの。そのまま入ってたら、ゆうゆ溶けてお湯になっちゃいそうじゃん。これがホントの『ゆう湯』!なんつってー!」

侑「うわはははははは!」

侑「ひゃ、ひゃめて!余計にのぼせちゃうよ!うひゃひゃひゃ!」

愛「ごめんごめーん!ついダジャレ我慢できなくてさ~。で、良い?」

侑「う、うん!私でいいなら!」

愛「ゆうゆが良いんだって!じゃあ、頼むわ!」

12: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:24:36.66 ID:nTjOVKCV
─────


ゴシゴシ……


愛「うわぁ、ゆうゆ背中洗うのめっちゃ上手いねえ~」

侑「歩夢ともよくこうやって身体洗ったりしてたからかもねえ」

愛「お、さっそくのろけかな~?」

侑「もう、そんなんじゃないよ。ちっちゃい頃のお話」

愛「そうなんだ。なら、アタシとこういうことしてても問題ないね~」

侑「どういうこと?」

愛「愛さんからお願いしたけど、良いのかなーって今さら心配になっちゃってさ」

侑「はは、なんか愛ちゃんらしくないなあ」

愛「いやいや、こう見えて愛さん、結構気をつかえる人なんだぞ?」

17: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:27:47.28 ID:nTjOVKCV
愛「ゆうゆってだいたい歩夢かせっつーと2人でいるから、そこにアタシが割って入ってくの野暮かなーとか」

侑「そんなの気にすることないのに」

愛「ギャルってのは、仲間との関係を大切にするもんだからさ~」

愛「基本的にゆうゆとこうやって絡むのは、ゆうゆが1人で居る時や、同好会の皆と何かしてる時にしてたんだよ」

侑「さみしいなあ。私は愛ちゃんともっと話したいよ?ダジャレも面白いし」

愛「あはは、嬉しいこと言ってくれちゃうね~。なら、今日はとことん付き合ってもらおっかな~」

侑「うん!」

18: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:31:02.45 ID:nTjOVKCV
───

ゴシゴシ…


侑(──にしても)

侑(こうして愛ちゃん見てると、私と同い年と思えないくらい、身体が大きくて、スタイル良いなあ)

侑(背中は広くて頼もしく感じるし──)

侑(お肌も白くてすべすべ)

侑(あ、よく見ると腕と肩の境目に日焼けの跡がある)

侑(バスケ部の助っ人よくしてるって言ってたから、これはビブスでできたやつかな?)

侑(ふふ、なんだか可愛いな)

19: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:34:21.24 ID:nTjOVKCV
愛「ん、どしたん?ゆうゆー?急に静かんなって」

侑「え?いや、なんていうか、愛ちゃんの背中、良いなって」

愛「なになにー?アタシの背中に見惚れてたの~?」

侑「正確には背中と日焼け跡かな」

愛「ちょ、そんなマニアックなとこあんまし見ないでよ~!恥ずかしーじゃん!」

侑「ご、ごめん!」

侑「っていうか、私的にはさっき前隠さずにすっぽんぽんで現れたほうが恥ずかしかったよ!」

愛「いや~、この銭湯よく来るんだけど、基本的におばあちゃんばかりだからさ~」

愛「みんな隠してないし、アタシもそれ見てたら別に何とも思わなくなっちゃったんだよね~。むしろ、それが普通っていうか」

20: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:37:28.39 ID:nTjOVKCV
侑「本当に恥ずかしくないの?」

愛「うん。ゆうゆが見たいなら、全然見せてあげるけど?」

侑「い、いいよ!///とにかく!私が目のやり場に困るから、隠してね!」

愛「そんな恥ずかしがることないってのに~。ゆうゆは可愛いな~」

侑「そうやってからかうなら、また日焼け跡見ちゃおっかなー?」

愛「や、やめーい!それなら、アタシもお風呂でゆっくりゆうゆの体を観察しちゃおー!」

侑「う、うう…!愛ちゃんのえ ち!」

愛「いやいや、そっちが先に見てきたんだかんねー!ゆうゆのえ ちすけっちわんたっちー!」

侑「うひゃひゃひゃひゃ!なにそのギャグ!」

愛「こないだここでおばあちゃんに教えてもらったんだ!今から50年も前に流行ったんだって!」

侑「ひぃひぃ...!おばあちゃんって...すごい...!」

侑「───って、私はえ ちじゃないよ!」

愛「お、ノリツッコミも行けるとか笑いのレベル高いねえ!」

侑「いやあ、愛ちゃんほどじゃ───って、だからあ!」

愛「あははは!ゆうゆ、可愛いくて面白くてえ ちとかもうサイコーじゃん!」

侑「もおおおお────!!」

21: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:41:56.47 ID:nTjOVKCV
─────


チャプン…


愛「いや~、やっぱ広いお風呂は良いね~。足が伸ばせるの最高だわ~」

侑「愛ちゃんちは、お風呂あまり大きくないの?」

愛「うん。飲食店と一緒んなってるから、居住スペースはこぢんまりしててさ」

愛「小さい頃はそれで良かったけど、アタシだーいぶ背が伸びちゃったから、こうしてよくここに入りに来てるんだよ」

愛「さっきのネタみたいに、おばあちゃんたちから昔の話とか聞けて楽しいしねー」

侑「そういう事だったんだあ」

愛「けど、まさかゆうゆに会うとはねー。ゆうゆって銭湯よく入りに来るん?」

侑「いや、今日が初めてだよ。家の給湯器が壊れてお風呂沸かせなくなっちゃってさ」

愛「あれま、そりゃ大変じゃん。じゃー、直るまではここに通う感じ?」

侑「そうなるかなあ」

侑「けど、愛ちゃんが居てくれて助かったよ」

愛「お?どういうこと?」

26: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:50:14.86 ID:nTjOVKCV
侑「知ってる人が居て安心したってこと。それまでこの子と遊んでたくらいだから」?パフパフ

愛「あはは、ゆうゆはカワイイとこあるねー」

侑「それはないよ。むしろ、いたいたしいくらいで」

愛「なーに言ってんのさ」

愛「ゆうゆはあれだね。自分の可愛さに無自覚だねえ」

侑「そうかな?私はスクールアイドルしてる皆のが可愛いと思うんだけど」

愛「少なくとも、アタシはゆうゆのことカワイイって思ってるよ~」

侑「むぅ…。私だって、愛ちゃんすっごくかわいいと思ってるもんね!」

27: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 22:54:40.22 ID:nTjOVKCV
愛「いや~、カワイイって言ったらアタシよりかすみんとかりなりーみたいな子っしょー」

愛「愛さんの取り柄って、元気とスマイルとダジャレくらいなもんで」

侑「いや、それこそ愛ちゃんにしか無いかわいさだよ!」

侑「私、愛ちゃんのダジャレすっごく好きだし、いつも笑わせてくれて、一緒に居て楽しいし、愛ちゃんのそういうところほんとに大好きだもん!」

愛「.......///」

侑「それから、なんと言ってもサイコーハート!」

侑「もうあの曲本当にアガったよ!タオル持ってたら絶対ブンブン振り回してたね!サビのダブルピーススマイルで、わたし完全にときめいちゃった!あの日は朝からあんなにまぶしい笑顔を見られたから、授業中もずっと思い出してちゃってさ!あ~~!愛ちゃん、すっごくかわいいYOーー!って何度も叫びたくなったよ!まだまだあるよ?歌詞にもダジャレを仕込むなんて愛ちゃんらs───」

愛「や、ややや、やめーい!/// 急になんなのさ!そんな改まって褒められたら照れるじゃーん///」パシャパシャ!!

侑「わぷっ!い、いきなりお湯かけないでよお!」

愛「ゆうゆがいけないんだぞー! 愛さんがのぼせたらどうすんのー!///」パシャパシャ!!

侑「わ、分かった!分かったから!ごめん、って!」

愛「まったくもー…。あー、愛さん露天風呂に行きたい気分になっちゃったなー」

侑「露天風呂?ここ、そんなのもあるの?」

愛「ちっちゃいけどねー。ちょっと外の涼しい風に当たろうじゃん」

侑「そうだね。愛ちゃんもなんか耳まで真っ赤になってるし」

愛「ゆうゆー?またお湯かけられたいー?」

侑「わわわ!は、早く行こっか!」

30: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:01:12.26 ID:nTjOVKCV
───露天風呂───

愛「あ~、外の空気が気持ちいいわ~」

侑「本当にね~。最近夜だと肌寒くなってきたけど、火照った身体にはちょうどいいよ~」

愛「夏もいつの間にか終わっちゃいそうだねー。そろそろ衣替えの季節かー」

侑「そうしたら愛ちゃんの日焼け跡ともおさらばだねえ」

愛「こーらゆうゆ~?もしかしてまた見てた~?」

侑「えへへ、ちょっとだけだよ。ちょっとだけ」

愛「うー…、そんなに良いもんかな~?」

侑「愛ちゃんの人気と頑張ってる証だもん。純粋にすごいと思うよ」

侑「運動部の助っ人にいっぱい呼ばれて、勉強と同好会もしっかり両立させてて」

侑「あと何よりかわいいし」

愛「………っ///」

32: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:04:55.89 ID:nTjOVKCV
愛「くぅ~、マジで今日のゆうゆはのぼせてるねえ!」パシャパシャ

侑「わわっ、またお湯かけてきて!それならこっちも!えいっ!えいっ!」パシャパシャ

愛「やったなー!けど、『愛』さんお湯の掛け『あい』なら負けないぞー!」パシャパシャ

侑「わひゃひゃひゃひゃ!笑わせてくるなんて反則だよぉ!わぷっ!」

愛「へへーん!愛さんに勝とうなんて100年はやーい!」

侑「もう.......」

侑「───くすっ...うぷぷ.......あっはっはっはっは!」

愛「え~?なになに~、そんなに面白かったー?」

侑「あははははは!いやー、うん、ほんと。愛ちゃんと一緒にいるの楽しいなあ、って」

侑「こんなに仲良くなれたのが2年生からだなんてねえ。もっと早く愛ちゃんに会いたかったよ」

愛「おお?ゆうゆのダジャレも冴えてるねえ!『愛』さんに『会い』たかった、って」

侑「いやいや、愛ちゃんには敵いませんよー」

34: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:09:01.85 ID:nTjOVKCV
愛「あははは!うん、でもね、嬉しいな。そんなふうに言ってもらえて」

侑「そう?結構言われ慣れてそうだけど?」

愛「ゆうゆみたいに、さらりと言えちゃう人は中々いないもんだって」

愛「アタシ、ゆうゆみたいな人初めてだもん」

侑「せつ菜ちゃんにも同じこと言われたなあ。自分じゃよく分かんないけど」

愛「そっかそっかー。うんうん、せっつーがよくゆうゆと一緒にいる理由が、なんとなく分かっちゃうねえ」

侑「え?どういうこと?」

愛「んー、それは愛さんの口からは言えないかなー」

侑「えー?教えてよお」

愛「ダーメ。まああえて言うなら、ゆうゆはそのままのゆうゆでいてくれたら、オールオッケーってことだよ」

侑「うーむ。結局よく分かんないなあ」

35: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:12:22.19 ID:nTjOVKCV
愛「まあまあ、むずかしーことは考えずにさ。ほら見てみ!星がめっちゃキレーだよ!」

侑「うわあ!街の中じゃほとんど見えないから新鮮だよお!」

愛「星を見ながら入るお風呂も良いもんっしょー」

侑「うん!こんなにいいものが見られるなら、歩夢も誘えば良かったよ」

愛「.......」

愛「うーん、やっぱゆうゆはゆうゆだねえ」

侑「え?私は私だよ?変な愛ちゃん」

愛「このこのー!」

侑「あひゃひゃひゃひゃ!な、なんでいきなりくすぐるの!?わひゃひゃひゃひゃ!」

愛「愛さんの日焼け跡を見た罰だー!」

侑「あっはっはっは!い、今さらぁ!?唐突すぎるってぇ !」

愛「いいのー!なんかゆうゆをくすぐってやりたくなったのー!」

侑「ひひひひっ、ひぃ、ひぃ!!も、もうゆるひてぇ!うはははは!!」


───────────


────────


────

36: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:17:23.82 ID:nTjOVKCV
侑「空、曇ってきちゃったね...」

愛「季節の変わり目は天気かわりやすいからねー。ちょうどいいし、そろそろあがっちゃう?」

侑「そうしよっか。あーあ、もっと見ていたかったなあ」

愛「まあまあ、後で愛さんがおもしろダジャレたくさんぶちかましたげるから、元気だしなって!」

侑「本当!?あ、でもお風呂あがりの牛乳飲んでる時は勘弁してn───」


☁ピカッ


愛「────!!」

侑「うわあ、光ったねえ。雷かあ…」


☁ゴロゴロ…ゴロゴロ…


侑「これは──そんなに近くはないかな?にわかだろうから、帰る頃にはどこか行ってくれてるだろうけど...」

侑「雨が降ってこないうちに、はやくあがr──」


ガシッ


侑「あ、愛ちゃん!?///」

侑「どうしたの、私の背中にくっついて... 」

愛「う~、ゆうゆ…。このままアタシのおへそ隠しながらあがって…」

侑「え?」

38: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:20:40.16 ID:nTjOVKCV
愛「愛さん、いまハダカだもん...。カミナリ様から丸見えだもん…。おへそ取られちゃう.......」

侑「.......愛ちゃん、もしかして雷苦手?」

愛「うん...」

侑「だ、大丈夫だよ?雷はおへそ取らないよ?」

愛「わ、わかってる。本当はそんなことないって分かってるけど……やっぱ怖いんだよお...」

愛「お願い....」

侑「愛ちゃん....」



?ゴロゴロ....ドオォォン!!



愛「わーーーーーっ!!落ちたあっ!こ、こここ、これマジでトりにキてるヤツだよぉ...!ヤダよぉ....!」

侑「.......」

39: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:24:38.27 ID:nTjOVKCV
侑(声も身体もふるえてる...)

侑(いつも明るくて、元気で、みんなから頼りにされてる愛ちゃんにも──)

侑(こんな弱点があったんだ)

侑(.......)

侑(頼もしいだけじゃない。やっぱり愛ちゃんは───)



侑「──任せて」

愛「....ふぇ」




侑「愛ちゃんのおへそは、私が守るよ」

愛「ゆうゆ...」




愛「うん。さんく 『ゆう』...。『ゆう』だけに...」

侑「こちらこそ。愛ちゃんのダジャレで元気出た。しっかり捕まってて」


─────────


──────


───

40: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:28:21.03 ID:nTjOVKCV
───それから2人で銭湯を出まして.......




愛「ふあぁ...」

侑「あはは、愛ちゃんすっかり気が抜けちゃったね」

愛「笑い事じゃないよぉ...。ゆうゆにもかっこわるいとこ見られちゃったあ...」

侑「そんなの気にしてないよ。ほら、雷もう止んだし、元気だして!」

侑「いぇい!」ダブルピーススマイル!!

愛「────....」

侑「──って、たはは。私がやっても、愛ちゃんのには敵わないね」

愛「~~~~~~!もー!ゆうゆ~!」ダキッ

侑「愛ちゃん!?///」

愛「やっぱゆうゆはカワイイなー!このこのー!!」

侑「は、恥ずかしいって!///」

愛「えっへへー、やっぱりゆうゆはこうでなくっちゃねー!」

侑「あはは。よく分からないけど、元気出たみたいだね!」

愛「愛さん復活だよ!元気出たかい?お湯に浸かって愉快痛快気分爽快ー!」

侑「あっはっはっはっはっは!むふ…むふ……!」

侑「ひゃ、ひゃめて…!こんな外で笑わせないで…!うはははははは──!」

41: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:34:00.70 ID:nTjOVKCV
─────

侑「それじゃ、そろそろ帰りますか」

愛「そうしますかー。あっ、雷が苦手ってこと、みんなには内緒だかんねー!」

侑「分かってるって!2人だけの秘密、だよね!」

愛「ならよーし!」

侑「でも、さっきの愛ちゃんすっごく可愛かったよ!」

愛「もー!バカにしてるなー?」

侑「違うよ。バカになんてしてない」

愛「......ゆうゆ?」

侑「いつもと違う愛ちゃんが見られて、わたし、嬉しかったよ。それに──」



侑「やっぱり愛ちゃんはかわいいよ!」

侑「これは他の誰でもない──愛ちゃんだけの『かわいい』だからね!」



愛「───....」

侑「へへっ、愛ちゃんが居てくれて、本当に楽しかった!じゃあね!」

愛「うーん!バイバーイ!」

42: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:37:11.43 ID:nTjOVKCV
────.......


──.............



愛「えっへへ」


雷が鳴った時のことを思い出す。



『──任せて』

『愛ちゃんのおへそは、私が守るよ』



ゆうゆの背中──

アタシよりちっちゃいのに、頼もしかったなあ。

愛さんの熱、背中から伝わっちゃってたかな?

───.......



愛「うああああ!なにこれ、めっちゃ恥ずかしい!///」



──けど、ほんとゆうゆみたいな人、初めて。



愛「カワイイって思ってたけど、かっこいいところもあるじゃん」



人は見かけによらないもんだよね。

44: (栄光への開拓地) 2021/10/09(土) 23:40:22.82 ID:nTjOVKCV
たぶん、歩夢やかすみんとかはアタシよりも前から仲良かっただろうし、あんなゆうゆもいっぱい知ってるんだろうなあ。

くぅ~、なんか分かんないけど、くやしい!


いつも歩夢やせっつーと居るゆうゆを遠くから眺めたりして──

からかわれてる歩夢オモシロいなーとか、せっつーに目をキラキラさせてるゆうゆカワイイなーくらいに思ってたけど──


愛「こりゃ、このポジションで居るのもおしまいかなー」


ゆうゆが最後にあんなにどストレートに言うもんだから、びっくりしてつい言いそびれちゃった。

後でメッセ送っとこ!







愛さんもめっちゃ楽しかったよ!

また明日も、一緒にお風呂入ろうね!ゆうゆ!







おわり

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1633785067/

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