【SS】侑「歩夢の幼馴染は私!」あなた「私だよ!?」歩夢「ちょ……」【ラブライブ!虹ヶ咲】

ゆうぽむ SS


1: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 19:43:23.71 ID:+b+0Yv9n
侑「最初に歩夢のこと可愛いって思ったのは私なんだから!」

あなた「歩夢ちゃんが可愛いだなんて思うまでもなく当たり前のことだよ!そんなのなんの理由にもならないよ!」

歩夢「な、仲良くしようよぉ……」

侑「ほら、帰ろ歩夢!二人で」

あなた「抜け駆けはダメだよ!!」

歩夢「み、みんな同じ建物なんだからみんなで帰れば……」

侑「歩夢!私を選んでよ!」

あなた「歩夢ちゃん!」

歩夢「え、えぇ~~ひ、ひとりだけなんて


???「ちょっと待ってください!!!!!!」

三人「!?」

せつ菜「私も幼馴染です!!お二人共抜け駆けは許しませんよ!」

8: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 19:47:35.04 ID:+b+0Yv9n
あなた「な、何言ってるのせつ菜ちゃん……」

侑「お、おかしいよ!」

せつ菜「おかしくありませんよ!!歩夢さんと私は幼少の頃からずっと一緒です!!ね!アユムさん!!」

歩夢「えっ……?」

侑「歩夢、せつ菜ちゃんちょっとおかしくなってるだけだから

歩夢「うん、せつ菜ちゃんも……幼馴染だったよね」

あなた「歩夢ちゃん!?」

せつ菜「アユム!!ええ!小さい頃、一生貴女のお側でお守りすることを誓いましたよね!?」

歩夢「あの時のセツナちゃん、かっこよかったよ……」

あなた「あ、あわわ……」

侑「は、はひゅむ……?」


???「ちょっと待ってください♡」

四人「!!?」

しずく「歩夢さんの幼馴染は私ですよ?私を選んでください♡」

16: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 20:06:30.93 ID:+b+0Yv9n
歩夢「し、しずくちゃん……?」

侑「な、何言ってるのしずくちゃん……」

あなた「しずくちゃんはこっち転校生だよね!?」

しずく「──────あれはまだ私が幼かった頃」ポワンポワン

……


しずく(5才)「うぅ……なんでみんな私とおままごとしてくれないの……?」グス  

オフィーリア「くぅん……」ペロペロ

歩夢(6才)「どうしたの……?泣いてるの……?大丈夫?」

しずく「だ、だれ……?」

歩夢「ご、ごめんねびっくりさせちゃって……私は歩夢」

しずく「……しずく、です」

歩夢「しずくちゃん、どうして泣いてるの?どこか痛い?」ナデナデ 

しずく「あ……」

しずく「……みんな、私とあそんでくれなくて……」

しずく「しずくちゃんのおままごとは難しい、つまらないって……」

しずく「私はみんなにたのしくなってほしいからいっしょうけんめいおはなしつくったのに……」グス

歩夢「……じゃあ、私とやろうか、おままごと」ニコ

しずく「え……?」

歩夢「私ね、おかあさんのお仕事で少しの間こっちにいるのとになったんだけど一人だったから……しずくちゃんが遊んでくれると嬉しいな♪」

しずく「……いい、の……?」

歩夢「うん!いこ?しずくちゃん」ニギ

しずく「……うん!!」パァ  

……


しずく「────そして、私たちは毎日、日が暮れるまで遊びました。歩夢さんが元いた場所に戻るまでずっと……」

しずく「こうして虹ヶ咲で再開できたことは運命です。歩夢さんは……覚えていなかったようですが……」

あなた「な、何を言ってるのしずくちゃん……わかんないよ」

せつ菜「妄想も大概にしてください!!!」

23: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 20:13:49.21 ID:+b+0Yv9n
歩夢「そっか……しずくちゃんは……あの時の……」

侑「歩夢!?」ギョ

歩夢「あの時はごめんね……私、お別れが寂しくて……しずくちゃんに会わないまま帰ったんだ」

歩夢「思い出すと……悲しくなるから、忘れようとしていたのかな……薄情だよね」

しずく「そんなことありません!こうしてまた会えたんですから」ニコッ

歩夢「しずくちゃん……」ポ-ッ

しずく「また……“二人”で遊びましょう」

しずく「おままごとも……ね……♡」


???「ちょおーーーっと待ったーーー!!」

五人「!!?!?」

愛「歩夢の幼馴染は愛さんだよ!

30: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 20:22:54.05 ID:+b+0Yv9n
侑「もう、愛ちゃん……いくらなんでもその冗談は笑えないよ」

あなた「そうだよ、いつもみたいに面白いダジャレ言ってよ」

歩夢「あ、愛ちゃん!?バラしてよかったの……!?」

侑「…………アポ?」

せつ菜「ど、どういうことですか!!?!?!?」

しずく「詳しく……」

しずく「説明してください」

しずく「今、私は冷静さを欠こうとしています」

愛「別に良いよ。それよりアタシの歩夢がこれ以上弄ばれるのも我慢できないし」

36: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 20:36:19.28 ID:+b+0Yv9n
愛「や、特に大それたエピソードとかはないよ?単純に愛さんと歩夢は昔から遊んでた仲だったってワケ」

あなた「なっ……!!」

侑「そんなわけ……」

愛「ぶちょーもゆうゆもさぁ……歩夢だってずっと君たちと一緒にいるわけじゃないんだよ?ちゃんと他に友達だっているし遊んでたの」

愛「……歩夢以外、見えてなかったんでしょ」

あなた「……」

侑「だ、だって歩夢は私の幼馴染だもん……」

愛「重症だなぁ……“ゆう”だけにじ“ゆう”しょうってね」

あなた「ぴっぴょwwww」

愛「ずっと連絡は取り合ってたし高校一緒ってなった時は嬉しかった……けど愛さんこんなんだし最初から愛さんと仲良いだなんて周りに思われたら歩夢が友達作るのに苦労するかなって」

歩夢「私は気にしないのに……愛ちゃんだって良い子だもん」

愛「今じゃ学校中友達だらけだけどこんな髪だからねー、入学当時は結構因縁つけられてたんだ。歩夢を巻き込みたくなかった」

愛「大切な幼馴染だから……絶対に危ない目に遭わせたくなかった」

歩夢「愛ちゃん……///」

愛「二年になってゴタゴタも落ち着いたしそろそろこっちから会いに行こうと思ったら歩夢の方から来てびっくりしたよ!」

あなた「あ……(そ、そういえば愛ちゃん誘う時歩夢ちゃんから……)」

愛「まっ!そーゆーこと!歩夢はアタシのなンだわ」


???「それはどうかな?」カンコ-ン

六人「!!!?!?」

彼方「……かなただけに」

侑「ぷちゅゆゆちwww」

彼方「じゃなくて……歩夢ちゃんの幼馴染は彼方ちゃんなんだぜ~それに遥ちゃんもね」

40: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 20:46:35.12 ID:+b+0Yv9n
しずく「彼方さん……私、怒っちゃいますよ?ぷんぷんと」

彼方「怖くないおこりんぼだな~」

せつ菜「彼方さん!!!!起きてください!!!彼方さんは今、眠っているんです!!起きて戦ってください!!」

愛(アタシは泣いた。可哀想に、カナちゃんに幼馴染なんて存在しないんだよ。カナちゃんが寝ぼけて勝手に作り出したお伽話なんだよ)

彼方「侑ちゃん、それにあなたも」

あなゆう「?」

彼方「彼方ちゃんのお料理初めて食べた時どう思った?」

あなた「え?それは……」

侑「すっごく美味しくて、それでいて懐かしさも感じ……!?」

彼方「……」ニタァ

彼方「そうだよねぇ……なんせ、歩夢ちゃんに料理を教えたのは彼方ちゃんなんだもん。舌に合って馴染みがあるのは当然だよねぇ」

歩夢「も、もうかなちゃん!それは言わない約束だったのに!」

せつ菜「かっ………!?」

つ菜「……」シオ  

菜「……」シオシオ

菜々「……」シュン

47: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 20:57:11.53 ID:+b+0Yv9n
彼方「歩夢ちゃんとはお子様お料理教室で一緒になってからのお付き合いなんだ~」

歩夢「うぅ……自分の力で上手くなったって言いたかったのに~」

彼方「ごめんね~流石の彼方ちゃんもこの状況は見逃せなかったのだ」

しずく(……まあ、良いでしょう。彼方さんの性格からして、歩夢さんのことはもう一人の妹……くらいの感覚なはず)

しずく(……それはそれでマズイのでは?)

彼方「バレちゃったしこれからは学校帰り堂々と一緒に彼方ちゃんち帰れるね~いつもは一度解散してから集合してたもんね」

侑「……?」

あなた「3.14159 26535 89793 23846 26433 83279 ……


???「ちょっと?みんなして何言ってるの?歩夢は私の幼馴染で女よ?」

七人「────!?」

愛「誰!!」


果林「私よ」

愛「カリンだったのか」

57: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 21:42:12.57 ID:+b+0Yv9n
歩夢「え……?果林さん……?」

侑「こ、この歩夢の反応!果林さんは知らないって顔だよ!」

あなた「どさくさに紛れて便乗したな?」

しずく「中々に……卑しいですね、果林さん」

セツナ「許せませんよ、これは」

果林「ちょ、ちょっと!みんな怖いわよ!」

果林「……ねぇ、歩夢。歩夢から説明してよ……ね?♡お姉さんからのお願い♡」クイッ

歩夢「え……?え……?えと……果林……さん?」

果林「……ふぅ、やっぱり……気付かないわよね」スッ

果林「これで……分かるかしら」ピラ

あなた「あっ……!!それは……」

果林「そう、この前キミに見せたアルバム。またキミにお話聞かせてあげようと持ってきてたんだけど……思わぬ所で役に立つわ」

歩夢「!!!……こ、この男の子は……」

果林「ふふ、やっぱり……男の子だと思ってたのね」

歩夢「え、じゃあ……あの時、遊んでた男の子って……」

果林「私よ、歩夢」

歩夢「!!!!」

60: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 21:56:56.97 ID:+b+0Yv9n
歩夢「嘘……あの子が果林さんだったなんて……」

果林「まあ、あの頃は言動全てが男勝りって感じだったから……無理はないわね」

侑「あ、あゆ……む……?」

歩夢「夏休みの間、八丈島の親戚の家に預けられた時仲良くなって……」

果林「たしかに……一緒にいた時間はそう長くはなかった。だけど私はあの夏の……約30日間ことを忘れない」

あなた「そんな僕なつみたいな……」

歩夢「あのバグは中々いい線いってるよね」

果林「私が東京に来たのは……女の子らしくなって、綺麗になって……歩夢と会う為……だったのよ」

歩夢「え?」

果林「だからモデルにもなった。スタイル維持も、お姉さんっぽさも学んだ」

果林「……どう、かしら?私……綺麗になった……でしょ?」テレテレ

歩夢「!!!!!」キュンキュン

しずく「お……」

しずく(王道ーーーーー!!!!な、なんということでしょう!!まさに!!超!王道シチュエーション!!!まさか果林さんがこんな特大なものを隠していただなんて……!!!!)

彼方「ふ、不覚にも彼方ちゃんもちょっとドキッとしたぜ……」

セツナ「私が……私が守護らないと……」ブツブツ  

愛「カリン……やっぱりカリンは愛さんのライバルに相応しかった」

63: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 22:05:39.71 ID:+b+0Yv9n
果林「言ったでしょ?大きくなったら結婚するって……」

歩夢「あ……」

侑「……ケッコン?……こ、コケコッコー」

侑「コケ……コケ……」

あなた「タマゴ?が先かニワトリ?が先?❓
考えたって???答えはナシ??・♀???
ならいっそゼンブ忘れちゃえ???・♀?
楽しいこと????✨⭐だけ集めちゃえ?✌?✌?

昨日?今日?よりも明日?を行け????
狙い定める???✨よりも数を撃て?????
ダジャレもラップもノリ????がイノチ???
スキル✨??よりも大事だよ☝??✨キモチ????? 」

愛、あなた、侑「Yeah? Yeah? Yeah? Yeah? Yeah?
Yeah? Yeah? Yeah? Yeah? Yeah?
Wow? Wow? Wow? Wow? Wow??」

???「愛さんたち、うるさい。それに無駄な言い争いすぎる。歩夢さんの幼馴染は私」

八人「!!!?!???!!?!?」


璃奈「ね?歩夢さん」

71: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 22:18:30.70 ID:+b+0Yv9n
セツナ「──────疾い」

 いや、疾いという次元ではない。リナさんはまるで“最初からそこにいた”というかの様に、平然とアユムの膝に座っていた。何かしらの能力……魔法……はたまた幻術の類か。

 どちらにせよ、動かなくてはいけない。私はアユムをなんとしてでも取り戻す────その為に、剣を取ったのだ。どんな困難が立ちはだかろうと私は愛すべき人を守護る。


愛「……で、りなりー。りなりーには愛さん結構ギャグ教えてきたけど……うーん、まだまだ弱いかなぁ」

璃奈「弱いも何もギャグでもなんでもない。真面目な時でもすぐギャグ言う愛さんと一緒にしないで」

愛「……」

璃奈「……」

74: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 22:27:10.67 ID:+b+0Yv9n
愛「いやいや、第一さ。りなりーの幼馴染が歩夢ってちょっと変じゃない?」

愛「ほんとーにりなりーに歩夢みたいな幼馴染がいたらさ……“そんなん”になる?」

璃奈「……」

愛「アタシ、何か間違ったこと言ってる?」

果林「ちょっと愛!」

璃奈「別に良い。愛さんには分かってもらわなくても歩夢さんは私のこと分かってるから……ね?」

歩夢「……うん。愛ちゃん、璃奈ちゃんと出会った時、もう璃奈ちゃんは表情が作れなくなっていた」

歩夢「……それだけじゃなくて、感情も何もなかったの」

璃奈「……でも、歩夢さんのおかげで私は感情を取り戻せた。表情も……これから歩夢さんと一緒ならきっとなんとかなる」

歩夢「……みんなと、だよ?」ナデナデ

璃奈「……うん」

84: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 22:36:04.84 ID:+b+0Yv9n
彼方「というか璃奈ちゃんはどこで歩夢ちゃんと……」

璃奈「……まだ私が小学生の頃────」ホワンホワ

しずく「いや、回想はいいよ璃奈さん」

璃奈「……ネットで知り合った。私は不登校だったからゲームばかりしてた。それでネット上のコミュニティで歩夢さんと仲良くなったの」

歩夢「ゲームのことで語り合ってすぐ仲良くなったよね」

璃奈「うん。歩夢さん、好き」

あなた「さらっと言うよね璃奈ちゃん」

愛「逆に誰にでも言うからそこまで重みは」

璃奈「大好き」チュ

歩夢「────!?///」ボンッ

あなた「ハ?」

侑「はぁ!?」

???「はぁあぁあ!!?」


九人「!!?……!!!?!?」

かすみ「あ、あまりのことだったので……」

かすみ「みなさんそこまでにしてください!“あゆ子”はかすみんの幼馴染ですよ!?」

92: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 22:51:45.25 ID:+b+0Yv9n
しずく「……はぁ」フゥ

かすみ「ちょっとしず子!なんでため息!?」

愛「かすか

かすみ「かすみん!!……うぇええ~ん!あゆ子~~!!」ダキッ

歩夢「あっ……ふふっ♡学校で……しかもみんなの前でかすみちゃんがこうやって甘えてくれるのって新鮮だね」ナデナデ

セツナ「か、カスミンさん!どうして……!!」

彼方「これマジ?」

あなた「え、え……?だ、だってかすみちゃんって私のこと……え?????」

果林「……つまり、君とよく一緒にいたわけじゃなくて……歩夢と行動したかった……ってコト!?」

侑「か、かすみちゃん……?w」

かすみ「すみません。先輩、侑先輩……お二人のことも好きですけど……あゆ子との仲は……ずっと恨めしかったんです」

97: (もんじゃ) 2021/10/31(日) 22:59:39.89 ID:+b+0Yv9n
あなた、侑「……?」

彼方「でもまさか……かすみちゃんまでだなんて……」

???「まあ、ボクと歩夢とかすみは腐れ縁みたいなものだからね」

十人「!!!?!?!?!?」

ミア「ボクだよ、ミア・テイラーだ」

璃奈「ミアちゃん……?璃奈ちゃんボード『どういうことだってばよ』」

ミア「sorry、璃奈にも言ってなかったけど……歩夢とかすみとは過去に一緒のチームに所属していてそこからの付き合いなんだ」

歩夢「えへへ、みんなのことビックリさせちゃうから……ね?」

かすみ「最初ランジュ先輩が連れてきた時焦りましたよね」

歩夢「ね~?」

ミア「そういうわけだから、歩夢と何かするならボクを通してからにしてよね」

あなた「ミアちゃん!それはないよ!」

ミア「んー、まあベイビーちゃんや璃奈はいいけどね」

愛「愛さんも混ぜてよ」

ミア「……」

愛「泣きそう」

116: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 19:23:53.07 ID:nnvhi3/n
愛「ていうかミアちが歩夢と幼馴染って無理あるでしょ!14歳なんだよ!?」

ミア「それ何か関係ある?」ハァ

璃奈「歳の差なんて幼馴染の前じゃ関係ないよ。愛さんのわりに論理性のかけらもない主張」

彼方「おーおー、好き勝手いいなさる」

あなた「いやいや、でもさぁ……やっぱり幼馴染っていうのはさ……同い年でなんぼじゃない?」

侑「だよね!一緒の年に生まれて一緒に年齢を重ねていく!これが幼馴染ってことだよ!」

しずく「先輩方……それは些か古い考えなのでは?」

果林「しずくちゃんの言う通りね」

セツナ「私は同感です!!!幼馴染とは同い年で然るべきものです!!」


???「きゃあっ!それじゃあアタシこそ歩夢の幼馴染に相応しいじゃない!」

11人「ラ!!?!?!?!!!」

ランジュ「待たせたわね!ランジュよ!」

123: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 19:57:38.65 ID:nnvhi3/n
かすみ「はぁ!?なんでランジュ先輩が出てくるんですか!?どー考えてもおかしいですよ!」

愛「ランジュさあ……愛さん、こればっかりは見過ごせないよ?」

璃奈「愛さんは他に見過ごさないはずのものを見過ごしてたよね」

ミア「り、璃奈……機嫌悪い?」

彼方「まあこればっかりは彼方ちゃん的にも無理を感じるよね……」

ランジュ「な、なによぅ……みんなしてランジュのこと虐めないでよ」

ランジュ「歩夢~!」タタ
 
ギュウ

歩夢「わっ……よ、よしよし」ナデナデ

ランジュ「~♪」

あなた(……ちょっと前まで、あれは私だけの特権だったのに……)ズズズ

しずく(他人の幸せが幸せに感じ、自分より他の方を優先して生きてきた先輩に初めて宿る“負”の感情……いいですねぇ)

しずく(なら侑先輩は……?)チラ

侑「はひゅむぅ……はひゅ……」

しずく「だ、ダメみたいですね……」

126: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 20:06:02.06 ID:nnvhi3/n
かすみ「もー!あゆ子!そうやって甘やかすから調子乗っちゃうんだよ!」プンプン

歩夢「でもランジュちゃんかわいそうだよ……」

ランジュ「歩夢……♥︎」ポ-ッ  

ランジュ「やっぱりランジュも歩夢の幼馴染なの~!!」

ミア「ハァ……今までで一番わけがわからないこと言うなよ」

ランジュ「幼馴染ったら幼馴染なのよぅ~!」

ランジュ「昔からランジュのお世話をしてくれたのは歩夢なの!ランジュのこと起こしてくれて、ご飯食べさせてくれて、一緒に遊んで一緒に寝てくれたのよ」

ランジュ「こっちに来たのもスクールアイドルフェスティバルで歩夢をみつけたからなのよ!」

セツナ「その様な存在しない記憶をあたかも本当にあったかの様に語るのはやめてください!!!!」

セツナ「これ以上私のアユムを侮辱する様なら────斬ります」カチャ

彼方「せ、せつ菜ちゃん!?どこから剣なんて出したの!?」シャッキリ

131: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 20:17:43.69 ID:nnvhi3/n
歩夢「……」

歩夢「ごめんね、ランジュちゃん。寂しい思いさせちゃって」

みんな「!?」

歩夢「大丈夫だよ、私はランジュちゃんの幼馴染だから安心してね」ナデナデ  

ランジュ「あ、歩夢ぅ~~~!!ランジュ、歩夢のこと大好きよ~~!!!」ギュウウ

あなた「……歩夢ちゃん」

セツナ「な、にを……」

歩夢「セツナちゃん」

歩夢「いくら、私の守護者だからって……私の大切な幼馴染に剣を向けるだなんて……怒るよ?」

歩夢「そんなにランジュちゃんを斬りたいのなら私から斬って」バッ

セツナ「あ……ぁ……」カラン

セツナ「ちが……ちがうんです……わたしは、ただアユムを……あぁああ」グニャアア


???「ランジュ!それ以上歩夢さんを……私の大切な方を困らせないでください!!」

12人「しお……?」

栞子「歩夢さんの幼馴染の適性が最もあるのは……私です!!」

134: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 20:31:01.79 ID:nnvhi3/n
あなた「……栞子ちゃんも何言ってるの?さっきからみんなおかしいよ」

侑「だね~」ホワホワ

栞子「すみません。あなたには情もある、引け目もあります。……ですがこの場では歩夢さんへの想いが勝ります」

璃奈「さらっと何言ってるの?」

しずく「ふふ、大好きな歩夢さんに取り入る隙なんてこんな場面を利用しないとだもんね。栞子さんもそういう立ち回りができる様になったんだね♥︎」ニコ

ランジュ「栞子!?栞子もたしかに幼馴染だけど歩夢はランジュだけの幼馴染なのよ!」

愛「違うよ」

栞子「歩夢さん……」ウルウル    

歩夢「────」

歩夢「もう、栞子ちゃんたら……いざというときは“昔から”泣き虫さんなんだから」フフ  

ミア「!?」

かすみ「あゆ子!?」

137: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 20:44:25.79 ID:nnvhi3/n
ミア「おいおい、嘘だろ!?」

セツナ「そんなわけ……何かしらの精神干渉……?っ!まさか記憶を挟み込みましたね!?」

ランジュ「ん、ん~……」

ランジュ「でも栞子とランジュは幼馴染だしやっぱり歩夢も幼馴染じゃない!きゃあっ!」

彼方「この状況だとなんの根拠にもならないよ~……」

あなた「……この際もう誰が幼馴染とかもうどうでもいいよ」

璃奈「いいんだ」

あなた「結局歩夢ちゃんは……誰を選ぶの?」

歩夢「えっ!?」

あなた「発端はそういう話だったよね?じゃあ歩夢ちゃんが私を選んでくれたらそれで全て丸く収まるんだよ」

果林「それは聞き捨てならないわね。歩夢、そんな脅迫じみたことは聞いちゃダメよ」

歩夢「え……えと……」タジタジ


???「じゃあ間をとってわたしを選ぼうよ♪」

XIII「!?………???………!!?!?」

エマ「素晴らしい提案だと思わない?」

141: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 20:51:11.97 ID:nnvhi3/n
愛「いやいやいやいや!エマっちはないでしょ!」

果林「そうよ!エマ、貴女日本に来たのだってつい最近じゃない!」

ランジュ「エマ、ランジュは親友だし同じニジガク寮のファミリーだから怒らないわ。でも嘘はダメなのよ?」

かすみ「どの口が言うんですか……」

あなた「い、いくらエマさんでもそれは認められないよ!」

エマ「……」ニコニコ  

エマ「どうして?」(低音)

あなた「!」ビクッ

エマ「あなたに認められる必要があるの?なんで?わたしと歩夢ちゃんの関係になんであなたが口を出すの?」(低音)

あなた「あひ……」ピクピク

侑「ちょ、ちょっと!怯んでちゃダメだよ!私とあなたで歩夢を守らないと!」

侑「エマさん!」

エマ「侑ちゃんにも聞いてないよ」(低音)

侑「あ゜っ」パタリ  

144: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 21:01:54.70 ID:nnvhi3/n
しずく「雑魚先輩たち、可愛いです♥︎」クス      

セツナ「あなた方では話になりません!!やはり……私が立ち上がらないと!姫に嫌われようと、私が……!!」

栞子「歩夢さん……私と、どこか遠い場所にいきませんか……?」ヒソ  

歩夢「し、栞子ちゃん!?」ヒソ 

栞子「いえ、何もずっとではなく……ほとぼりが冷めるまで皆さんと一緒にいるのは良いことだとは思えません。ならば一度何処かへ身を隠すべきだと思います」

栞子「例えば三船財閥が保有している────

璃奈「えいっ」つテレテレパシ-ステッキ

ミョンミョン

栞子「ぴっ!?」

栞子「きゅぅ……」パタン

璃奈「そういうの、ダメ」

ランジュ「どうしてみんな分かってくれないのよ……ランジュたち、親友なんでしょ……?どうして歩夢をランジュに譲ってくれないのよ」シュン

果林「これが……仲間でライバルってことよ、ランジュ」キリ 
 
愛(カリン今絶対上手いこと言ったなって思ったな。特に上手いわけじゃないけど)

146: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 21:22:00.80 ID:nnvhi3/n
エマ「茶番は終わったかな?それじゃあ歩夢ちゃん、いこっか♪」

彼方「どこで覚えたんだいそんな言葉……」

エマ「せつ菜ちゃんに貸してもらった本だよ~」

せつ菜「日本語の勉強の役に立ててるみたいで嬉しいです!!」ペカ-  

歩夢「え、エマお姉ちゃん……あまりこの子や侑ちゃん怖がらせないでね?」

エマ「あっ……ごめんね歩夢ちゃん、そんなつもりはなかったの」

歩夢「ううん、エマお姉ちゃんが優しいのは知ってるから……」

かすみ「なあっ……!?」カス

彼方「なん……だと……?」

150: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 21:42:40.44 ID:nnvhi3/n
彼方「私ですら……私ですらまだ“お姉ちゃん”って呼んでもらったことないのに……」ワナワナ

エマ「ごめんね彼方ちゃん」テヘ

歩夢「え、エマお姉ちゃん……!!かなちゃん、かなちゃんはその……かなちゃんだから」

歩夢「お姉ちゃんは昔からエマお姉ちゃんって感覚だったから……」

彼方「……」

彼方「ずるい!!ずるいぞチクショウ!!!何でエマちゃんばっかり!!!!」

璃奈「じゃあ私も歩夢さんのことお姉ちゃんって呼んで良い……?」

歩夢「え?うん、いいよ?」

璃奈「歩夢お姉ちゃん……好き」

愛「愛さんはむしろおねーちゃんって呼んでもらいたいなぁ」ニヘラ

153: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 21:59:53.10 ID:nnvhi3/n
しずく「ええと……姉妹に収まってはもはやそれは幼馴染とは言えないのでは?」

ピキッ

しずく「あれ?私また何か言っちゃいました?」

あなた「いや、しずくちゃんは何も間違ったことは言ってないよ。良いことを言った!」スク
 
彼方「いやいや、むしろ姉妹こそ究極の幼馴染だと思うけど」

彼方「まあこの場合は違うけど血の繋がってる姉妹なんて同じ産道通ってるんだぜ?これを幼馴染と言わずして何と呼ぶ?」

彼方「つまり、姉妹=幼馴染なんだよ!」

果林「分からないわね」

ランジュ「ランジュは歩夢の幼馴染だったらなんでもいいわ!」ニコッ
 
ミア「ランジュは単純な頭で羨ましいよ」

ランジュ「もぅ!ミアったら褒めてくれてるのね!後でお肉あげるわ!」

159: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 22:17:43.43 ID:nnvhi3/n
あなた「侑ちゃん」ヒソ

侑「ん?」

あなた「幼馴染定義について言い争ってる隙に二人で歩夢ちゃんを連れ出そう」

侑「……!!」
 
あなた「散々言い合ってきたけどさ……私と歩夢ちゃん、そして侑ちゃん。やっぱりこの三人の関係が私は好きなんだ」

あなた「歩夢ちゃん取り合って、最後は三人で一緒に笑いあってさ」

侑「……私も」

侑「私だって、本当はあなたともずっと仲良くしたいって思ってる!歩夢のことになると……私もちょっと周りが見えなくなっちゃうけど」

あなた「えへへ……同じ屋根の下で育ったんだもん、私たちはずっと一緒だよ」

侑「まあ最後には歩夢はもらうけど」

あなた「譲らないぞ?」

侑、あなた「……あはは」

歩夢(二人とも、何話してるか分からないけど楽しそうでいいなぁ)ニコニコ

あなた「さて、じゃあ早く歩夢ちゃんを連れ出そう」

あなた「同好会の子もみんな来たし、これでもう他に誰か来て混乱することは……

バン!!

???「……歩夢ちゃん、おまたせ」

14人「………………え?」

166: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 22:37:18.51 ID:nnvhi3/n
侑「え……?ほんとに誰……?」

あなた「どうせ出るとしても鞠莉さんあたりかと思ってたのに……知らない子が現れた……」

歩夢「ち……」

歩夢「ちぃちゃん!?」

千砂都「うぃっすうぃっすうぃっすー!久しぶり!歩夢ちゃん」

しずく「な、何者なんですか……?」

せつ菜「あ……あ……」

愛「……見たところ一年生なのは理解るけど……ニジガクの子じゃないよね?」

歩夢「うん、ちぃちゃんは今……結ヶ丘っていう新設校に通ってるんだよ。あ……彼女は嵐千砂都ちゃん。だからちぃちゃんって呼んでるの」

千砂都「はじめまして!」

侑「もしかして……スクールアイドル?」

千砂都「はい!」

あなた「わあ、他の高校のスクールアイドルかあ!今度うちでイベントやるけど来る?」

千砂都「いえ、もうスクールアイドルは辞めちゃったので」

歩夢「ええ!?そうなの!?」

千砂都「うん!とりあえず一人でラブライブ優勝してきたからもう良いかなって」

千砂都「これで歩夢ちゃんに相応しい幼馴染になれたかな?」

173: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 22:44:38.34 ID:nnvhi3/n
あなた「?ラブライブって何?」

侑「た、大会だよ!うちはエントリーしてないけどすっごいおっきいやつ!」

せつ菜「あ、あくまたん……」ガクガク  

かすみ「せ、せつ菜先輩!?」

せつ菜「か、彼女は今年度大会で突如現れた単独参加者……一年生でありながら何一つ無駄のない動きで対戦相手をねじ伏せ、ぶつかった相手は全員対戦後戦意喪失し、再起不能に陥ったという……」

せつ菜「私は大会を見ていましたが……みなさんに見せてはスクールアイドルを恐れてしまうと思い隠してきましたが……まさか……」ガクガク
 
歩夢「すごいねちぃちゃん!優勝だなんて!」ナデナデ

千砂都「えへへ」テレテレ

ランジュ「なによぅ、ランジュだって本気で参加すればそんな大会余裕なのに」ムス

彼方「そ、そんなやば……凄い子がなんで歩夢ちゃんと……?」

千砂都「歩夢ちゃんは私の憧れだから」

176: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 22:54:21.83 ID:nnvhi3/n
千砂都「私、小さい頃は虐められてたんだ……でも歩夢ちゃんが私を救ってくれた!」

……


千砂都(4才)「ひっ……や、やめてよ……」

「うぇーい!うぇーい!」ゲシゲシ  

「インキャ!インキャ!」ポカポカ
 
ピュ-ッ

「ぶへぇ!?な、なに!?水……?誰!!」

歩夢(5才)「……」

「なにすんだよおまえ!」

歩夢「……」ピュ-ッ

「うわぁ!真顔で撃ってくるな!」

「ふざけんなよおまえ!」

歩夢「……どうして?あなた達がこの子虐めてたんでしょ?」

「いじめてないし!きょーいくしてただけ!弱いこいつが悪い!」

歩夢「そう……だったら殴られても文句言えねーよなぁ!?!?」ボカッ

「ぐぇ!?」

「ちょ!?急に殴りかかってきた!やんのか!?」

歩夢「次はお前か?」   

「ひえっ……」チョロ

「うわぁぁぁぁぁ」タタタタ

歩夢「ふぅ……サスケ、侑ちゃん、あなた……終わったよ」(空を見上げる)

歩夢「大丈夫だった?」

千砂都「す、すごい……」キラキラ

182: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:06:34.90 ID:nnvhi3/n
歩夢「ちぃちゃんっていうんだね。私は歩夢。さっきさ大丈夫だった?」サスサス

千砂都「うん……ありがとう」

歩夢「でもね、ちぃちゃん。やられたまんまで悔しくないの?」

千砂都「……くやしい、くやしいよ……」ポロポロ 

歩夢「言えたじゃねえか……そりゃ悔しいでしょ」

歩夢「聞けてよかったよ」

千砂都「でも私……歩夢ちゃんみたいに強くないし……勇気がないんだよ」

歩夢「大丈夫だよ、力がなくても相手が再起不能になればこっちの勝ちなんだから」

歩夢「私は力で解決しちゃったけど……ちぃちゃんは心を壊せる様になれば良いんだよ」

歩夢「やるなら徹底的に、だよ?」

千砂都「やるなら……徹底的に……」ポ-ッ


……


千砂都「それ以来、私は歩夢ちゃんに憧れて生きてきた。一日も一秒も忘れたことはない」

千砂都「この頭のまん丸は歩夢ちゃんに少しでも近付きたくて真似をして付けたの。……二個つけたのは歩夢ちゃんを追い越したいっていう気持ちだよ」

歩夢「あはは、昔の話は照れるね」

しずく(悲しき過去持ちですか……中々やりますね)

185: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:12:55.79 ID:nnvhi3/n
「ぎゃあああ!!たす、たすけて!!」

「やだ!あがれないよぉおお!!」

「ぎぃいいやあああああ!もう本読めないー!!」

千砂都「えへ、えへへ……丸……私の作った丸に吸い込まれて丸になっちゃえ……」

歩夢「アリ地獄作れるなんてちぃちゃんはすごいねぇ」

歩夢「でもちいちゃんが公園掘りまくってくれたおかげで私も蟻さんいっぱい捕獲できたから助かるよ♪」ルンルン

千砂都「えへへ~よかった~」ニヘラ  


物陰に隠れる少女「あ……あぁ……」ガタガタガタガタガタ

187: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:16:26.68 ID:nnvhi3/n
物陰の少女の数年後


「お姉ちゃん……今日は外出ようよ」

少女「こわいこわいこわいこわいこわいこわい……」ガクガクガク

「ヘッドホンなんて外して、そしたら」ガサッ

少女「ひぃっ!!ヤダ!ヤダヤダヤダヤダ返して!返してよぉ!!」ポロポロ
 
少女「ああ……うぅあああああ!!!」

「お姉ちゃん……」

192: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:30:30.33 ID:nnvhi3/n
千砂都「本当は高校三年間で何かしようって思ってたんだけど歩夢ちゃんがスクールアイドル始めたって聞いてじっとしていられなくて」

千砂都「新設校で一人で始めるのは結構苦労しちゃってさ、なんか変な理由で止めてくる子もいたけどちょっと丸っとしたら折れてくれたし」

ランジュ(新設校といえば……可可は元気かしら?日本でスクールアイドルやるって張り切ってたけど元気にしてるのかしら?)

千砂都「歩夢ちゃん!!私、頑張ったよ!」ニコニコ 

歩夢「凄いねぇ」ニコニコ

セツナ「ち、近付いてはいけません!私の……騎士としての“直感”がそう告げています!!」

セツナ「いえ────私のは秘められし血により授かった“超直感”……これがアユムの危険を感じ取っているのです」

千砂都「……えっと、中川菜々さんだったっけ」

セツナ「……セツナです」

千砂都「丸には、興味ある?」

セツナ(────来る!!!避け、否────死!!!)バッ  

愛「せっつーは何してんの?」

しずく「私にもああいう時期はありました」

195: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:40:38.02 ID:nnvhi3/n
その後も……

ガラ

穂乃果「歩夢ちゃ~~ん!!たすけてぇ~~!また海未ちゃんがさ~!」

ガラ

曜「あ、歩夢ちゃ、ちゃんさ!きょ、今日とかその……あ、空いてたり……とかぁ……」モジモジ

ガラ

聖良「ふふ、覚えていますか?初めて会ったのは歩夢さんが家族で北海道に旅行しにきたとき────

ガラ

(?)今だけは私は歩夢の幼馴染なんだ!!

ガラ

☺「私は生まれた時からの付き合いだよ??」

ガラ

はんぺん「にゃんにゃん~にゃあ~」

ガラ

ゴースト「ヒュヒュヒュ?ヒュヒュヒュ~」

ガラ

「あゆむすきあゆむ??」



歩夢「あ、あわわ……みんな……!!」

197: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:41:19.40 ID:nnvhi3/n
──────バチ、バチバチバチ

200: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:47:08.82 ID:nnvhi3/n
──────
────


歩夢「えへ、えへひひ……♡」ツ- ピクピク

あなた「あ、歩夢ちゃん……?な、何してるの……?」

璃奈「幼馴染との幸せな夢が見たいっていうからシミュレーション装置を貸した。途中面白いから色々詰め込んだらショートしちゃったみたい」

侑「しょ、ショートって……大丈夫なの!?璃奈ちゃん!」

璃奈「うん、ちょっと脳がびっくりして涙とか汗とか尿が出るくらいで身体には何の害もない。璃奈ちゃんボード『心配ないさーーー!!』」

あなた「よかったぁ」

璃奈「私も悪ノリがすぎた。歩夢さんにとって幼馴染は大切なものなのに」

あなた「そうだよ?あんまり虐めちゃダメだよ。歩夢ちゃんの幼馴染は私だけなんだから」

侑「歩夢ー、早く起きて!私はここにいるよー」


璃奈「ところで……」

璃奈「違和感は、ないの?」

204: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:52:20.44 ID:nnvhi3/n
璃奈「歩夢さんにとって幼馴染は大切なもの……じゃあ、その幼馴染とは?」

あなた「それは……」

璃奈「歩夢さんに、幼馴染はたった一人しかいない」

璃奈「じゃあ、あなた達は何?」

侑「わた、私は……あ、あれ……?」

侑「あなた、は……」

あなた「わた、し……?」

璃奈「……“貴女”は、誰?」

「……え?」

「私は……歩夢───の幼馴染で……」



「わた、しは────────」


プツン

206: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:59:48.75 ID:nnvhi3/n
璃奈「あなたには、幼馴染がいますか?」

璃奈「大切な幼馴染、腐れ縁の幼馴染。────恋愛感情を持つ幼馴染、その種類は多様でしょう」

璃奈「え?そんなのいない?そんな悲しいこと言わないで」

璃奈「幼馴染といっても定義は定まっていなくて、何歳からの付き合いだとか何年間の付き合いだとかは関係ないんだよ」

璃奈「例えば、あなたは特に普通の友達だと思ってる小学生に1、2年遊んだあの子も、あの子からしたらあなたのことを幼馴染だと思っているかもしれません」

璃奈「いつも朝や夜電車の横に座っているあの人も、実はあなたのことを幼馴染だと思っているかもしれない」

璃奈「気付かないだけで案外世の中にはあなたの幼馴染が潜んでいるかもしれませんよ?」

璃奈「え?私、私はいませんよ。いたらこんなボードなんて付けてな……」フリムキ

璃奈「……」

璃奈「いずれあちらから突然言い出す日もあるでしょう、みなさんも幼馴染を探してみては?」

璃奈「今も隣に誰かいたら、それは幼馴染かも……」

207: (もんじゃ) 2021/11/01(月) 23:59:57.24 ID:nnvhi3/n

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1635677003/

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