【SS】かのん「可可ちゃんが結女を選んだのは何故なんだろう…？」【ラブライブ！スーパースター!!】

かのん「可可ちゃんってどうして結ヶ丘女学院に入学したんだろう？」

恋「どうしたのですか？藪から棒に」

かのん「いやぁ、なんで可可ちゃんが結女を選んだのか気になっちゃって！」

すみれ「そんなのスクールアイドルをやるために決まってるでしょ！」

かのん「そうなんだけど、だったらむしろ結女に来る理由が分からないんだよね。
だって、結女ってスクールアイドル部ないんだよ！せっかく日本に来たならスクールアイドルが有名な高校に行きたくなるもんじゃないかな？」
　

恋「うーん、確かにそう考えると少し不自然な気がしますね。学力の問題で結女にしたのではないでしょうか？」

すみれ「可可はかなり成績良いわよ！全校の中でも上位の優等生なんじゃない？」

千砂都「授業中は居眠りばっかりだけどね…」

恋「では、結女の前身の神宮音楽学校と何か縁があったとか…？例えばご家族が通われていたとか！」

かのん「うーん、それもどうかな。無くはないと思うけど、可可ちゃんスクールアイドルが出来ないってなったら入学二日目で退学しようとしてたし…」
　

すみれ「えぇ！？初耳よ！スクールアイドルに全力過ぎない！？」

千砂都「まぁ可可ちゃんだからね」

かのん「まぁ退学が本気かどうかは分からないけどね！」

恋「私のせいで…可可さんが…！謝らなくては！」

千砂都「恋ちゃん、気にしなくてもまぁ今となっては良い思い出ってことで！」

恋「退学…退学…」ジッ

千砂都「れ、恋ちゃん！！」

かのん「どうしたの？ちぃちゃん？」

千砂都「な、なんでもないよっ！」

かのん「むぅ…。まぁその話は後でじっくり聞くとして、今は可可ちゃんの話だよ！」
　

すみれ「一回考え始めたら気になるわね」

すみれ「あ、逆にスクールアイドル部がない高校を選んだとか？」

千砂都「？どういうこと？」

すみれ「可可は色んなスクールアイドルの伝説を聞いてきた訳でしょ。それこそμ'sとかAqoursとか！」

かのちぃ「ゴクリ…」
　

すみれ「そう、その話を聞いて、憧れてきた可可レベルまでになるとスクールアイドル部を立ち上げることそのものが可可の計画の大きな一つだったのよ！」バーン！！！

かのちぃ「な、なんだってー！！！？！？」

恋「なんなんですか！そのノリは！」

千砂都「なるほど…可可ちゃんのパッションならあり得るかも。でも結女は創立一年目で、二、三年生がいないから生徒数少ないよ！スクールアイドル部を一から立ち上げるにしてはちょっと不向きじゃないかなぁ…」

すみれ「ぐっ！」

恋「それに可可さんはスクールアイドル部創立を断られて二日で退学を考えた程です！確実にスクールアイドル部をやりたかったはずです！だったらやはりその論理はおかしいのではないでしょうか？」

すみれ「ギャラっ！？」
　

かのん「うーん、てことはこの説も違うか～。」

千砂都「わからないなぁ～」


可可「おはようございます！すいません！遅れました！今日も練習頑張りましょう！」

かのん「あ！可可ちゃん！」

可可「どうしたのデスカ？そんな豆が鳩鉄砲食らったような顔をして」

すみれ「逆ったら逆よ…」

恋「実は可可さんがどうして結女に入ったのかについて話していたのです。」

千砂都「そうそう！教えて教えて！」

可可「なるほど…しょうが無いデスね！
話せば長くなりマスが…」
　

～可可中学時代～
可可「う～！！あと少しで日本に留学というのに全然高校が決まりません！魅力的な高校が多すぎます！」

可可「サニーパッションがいる神津島の高校に行けたら最高デスね！毎日ライブを見れたりして…！そうじゃなくとも東京の高校だったら共演出来たりして…！」

可可「そう考えると東京は激アツデス！音乃木坂はもちろんのこと、UDXも根強い人気がありマスね！虹が咲学園も面白そうデス！ちょっと離れた静岡も良さげな高校が大量デス！」
　

可可「何でこんなに魅力的な高校が多いんデスか！可可に身体が100個あれば全部通えるのに…！」

可可「うーん、このまま考えていてはおばあちゃんになっちゃいマス！こうなったら…！」

可可「そぉい！！！！！」

パンフレットを巻き上げてブワアアアア！！

可可「てぇやぁぁぁあああああ！！！！」

ナイフザクーっ!

可可「ココデス！！」
　

可可「結ヶ丘女学院…？確か来年からできる高校でスクールアイドル部は創立時になかったはず…。
校舎が綺麗だったから入れてマシタが…すっかり忘れてマシタ…。」

可可「うーん、せっかく日本に行くのにスクールアイドル部がない高校に入って良いものか…。
結果が出せなければ帰国デスし…。」

可可「いえ！ここは可可の強運を信じマス！可可運には自信ありマス！
結女！きっとここは魅力的な学校です！」

～回送終了～
　

可可「まぁこんな感じデス」

かのん「運じゃん！」

可可「はい！可可はスーパーラッキーガールなので！自分の運を信じました！」

すみれ「アンタ…そうとうギャラクシーね…！」

可可「でも可可はやはり豪運でした！みんなと出会えて！スクールアイドルが出来てマス！これほど幸せなことはないデス！結女に入って良かったと心から思ってマス！」ニコッ！

カレスチ「可可ちゃん（さん）…」

可可「そゆことで！ラブライブ目指して今日も練習頑張りマスよ！！」

チクレカス「おぉー！！！！」

おわり！