【SS】かのん「可可ちゃんは花ざかり」【ラブライブ!スーパースター!!】

SS


1:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:06:19.01 ID:yxEgz/5x
かのくぅ(クーカー)
 

2:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:08:03.22 ID:yxEgz/5x
可可「ああっ!?トーストが焦げマシター!」

かのん「ありゃー、裏も表も真っ黒コゲだね」

可可「うぅ、なんてこと…トーストと紅茶で美味しい朝ごはんのハズだったのに…」

かのん「だからトースターから目を離しちゃダメだよって言ったのに。可可ちゃん、ずっとくっついてくるんだもん」
 
4:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:10:09.14 ID:yxEgz/5x
可可「か、かのんだって、満更でも無いって顔してました!」

かのん「そりゃあ嬉しいし。嬉しいもん」

可可「えへへっ、ならよかったデス」

かのん「焦がしちゃったのは少しもったいないけど、幸いパンはまだあるし、もう一回焼けば大丈夫だよ」
 
5:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:11:30.42 ID:yxEgz/5x
可可「そうデスね。では、パンが焼けるまでの間は~」

かのん「こらこら、油断してたらまた焦がしちゃうよ」

可可「今度はタイマーを短くしましたから、同じ過ちは繰り返しマセン!」

かのん「んー、なら大丈夫かな。おいで」
 
6:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:13:00.21 ID:yxEgz/5x
可可「かのーん♪」

かのん「あははっ、くっつきすぎだよー」

―数分後―

可可「またしても焦がしマシター!!」

かのん「あー、今日は軽く食べに行こうか」
 
7:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:14:35.73 ID:yxEgz/5x
……………………………………

可可「はあああああっ!凄いことに気が付きマシタ!」

すみれ「ちょっと、いきなりエキサイトするのやめてくれる?」

可可「うるさいデス!可可は気付いてしまったのデス!」

すみれ「うるさいのはそっちでしょうよ。気付いたって、何に気付いたのよ」
 
8:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:15:56.59 ID:yxEgz/5x
可可「よく聞くデス。かのんの好きなものは、トマト」

すみれ「ええ」

可可「可可の好きなものは、ナポリタン」

すみれ「はぁ、それが?」
 
9:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:17:44.05 ID:yxEgz/5x
可可「わからないのデスか!?ナポリタンに使うものと言えば、そう!トマトケチャップ!」

すみれ「…つまり?」

可可「可可とかのんを結ぶトマトつながり!二人の共通点がこんなところにも!くぅ~、運命的な何かを感じちゃいマス~!」

すみれ「…なんていうか、よかったわね。あと、体をくねくねするのやめた方が良いわよ、変だから」
 
10:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:19:48.75 ID:yxEgz/5x
……………………………………

可可「かのん、かのん」

かのん「んー?」

可可「可可、ミルクティーが飲みたいデス」

かのん「ああ、お湯なら沸いてるよー」
 
11:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:21:02.64 ID:yxEgz/5x
可可「かのんが淹れてくれたミルクティーが飲みたいのデス」

かのん「うーん、あいにく今は取り込み中ー」

可可「漫画を読んでいるだけじゃないデスか」

かのん「そう、だから目と手が離せないんだー」
 
12:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:22:11.55 ID:yxEgz/5x
可可「ひどい!かのんは可可のお願いより漫画の方が大切だと言うのデスね!」

かのん「そういうわけじゃないけどー」

可可「かのん、かのんってばー」

かのん「淹れてもいいけど、お代は高いよー」
 
13:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:24:14.78 ID:yxEgz/5x
可可「対価を要求するなんて!」

かのん「楽しみを中断するんだから、いただくものはいただかなくちゃねー」

可可「ううっ、なら後で可可がいっぱいぎゅってしてあげマスから!ミルクティー、ミルクティーが飲みたいデスー!」

かのん「ん、交渉成立だね。待ってて、美味しいの淹れてくるから!」
 
14:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:25:31.65 ID:yxEgz/5x
……………………………………

かのん「うー、夜は冷えるなぁ。これだけ寒いとお布団も冷たくなってるだろうし…」

可可「かのん!」

かのん「く、可可ちゃん!?どうして私のベッドの中に!?」

可可「こんなこともあろうかと、可可がお布団をあたためておきました!」
 
15:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:26:26.65 ID:yxEgz/5x
かのん「わっ、本当だ。可可ちゃんのおかげで寒くない!」

可可「こうやって寄り添えば、もっとあったかデス!」

かのん「ぽかぽかだね!ありがとう、可可ちゃん」

可可「かのん、かのんっ」
 
16:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:27:55.52 ID:yxEgz/5x
かのん「そんなにくっついたらくすぐったいってば。ふふっ」

――――――――

かのん「くへへ、可可ちゃん…」

ありあ「お姉ちゃん、起きてよお姉ちゃん!もう、時間だって言ってるのにー!」
 
17:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:29:15.27 ID:yxEgz/5x
……………………………………

かのん「本日のおやつは…プリンだよ!」

可可「わーい!可可、プリン大好き!」

かのん「ふっふっふっ。うちのプリンは普通のとは一味違うよ!まずはお皿に乗せたプリンに、生クリームをもりもりデコレーション!」

可可「わあ、生クリームがまるで山のように!」
 
18:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:30:29.27 ID:yxEgz/5x
かのん「これでもかってくらいクリームを乗っけたら、ここにスライスしたバナナを添えて、チョコソースを回しかける!」

可可「チョコとバナナ!可可の大好物!」

かのん「仕上げにチョコスプレーを振りかけて、美味しさと彩りをプラスすれば…私特性、気まぐれプリンの完成だよ!」

可可「な、なんという贅沢…!見るもの全てが輝いていマス、夢のようデス!」
 
19:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:31:20.90 ID:yxEgz/5x
かのん「プリンはコーヒーにベストマッチなんだ!もちろんミルクティーにもね!」

可可「至れり尽くせりデス~!」

かのん「準備はオーケー!食べよう食べよう!」

可可「ハイ!」
 
20:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:33:21.21 ID:yxEgz/5x
かのくぅ「「いただきま~す!」」

かのん「あむっ」

可可「もぐもぐ」

かのくぅ「「ん~♪幸せ~♪」」
 
21:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:34:35.33 ID:yxEgz/5x
――――――――

可可「はぁぁ、至福のひとときでした…!」

かのん「大満足だよ、やっぱりプリンはスイーツの王様だね!」

可可「最高の味わいでしたが、特別に美味しく感じたのは、かのんと一緒だったからだと思いマス!」

かのん「そうだね、可可ちゃんの言うとおりかも!」
 
22:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:36:00.92 ID:yxEgz/5x
ありあ「あのー、お姉ちゃんたち」

かのん「おっ、ありあ。やっほー」

可可「お邪魔してマース!」

ありあ「いえ、どうも…」
 
23:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:37:26.23 ID:yxEgz/5x
かのん「ちょうどいい時に来たね。プリン食べてたんだけど、もう一つあるからありあもどう?」

ありあ「えっと、実はそのことなんだけどさ」

かのん「ん?」

ありあ「お母さんがね、使おうと思ってた食材が無くなってるーって怒ってたよ」
 
24:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:39:32.20 ID:yxEgz/5x
かのくぅ「「えっ」」

ありあ「お楽しみ中のところ恐縮だけど、早く謝っといた方がいいんじゃないかなーって…」

かのん「そ、そんな…」

可可「か、かのん…」

かのん「だ、大丈夫、私が話をつけてくるから!」
 
25:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:41:43.12 ID:yxEgz/5x
――――――――

可可「かのんは大丈夫でしょうか…やはり可可も一緒に謝りに行った方が」

ありあ「いえ、悪いのは確認しないで色々使っちゃったお姉ちゃんですし。むしろ、巻き込んでしまってすみません」

可可「そんなことは…」

ありあ「可可さんはお姉ちゃんを信じて待っていてあげてください。ああ言って出て行ったからには、どうにかこうにかして、なんとかしてくるでしょうから」
 
26:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:42:43.63 ID:yxEgz/5x
可可「ううっ、かのん…」

かのん「呼んだ?」

可可「かのん!」

ありあ「お姉ちゃん、大丈夫だったの?」
 
27:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:43:46.78 ID:yxEgz/5x
かのん「しっかり怒られちゃった」

可可「えっ…」

かのん「なーんてね。嘘嘘、大丈夫だった」

可可「もうっ!何で嘘言うのデス!」
 
28:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:45:30.45 ID:yxEgz/5x
かのん「ちょっとした緊張ほぐし?」

可可「かーのーんー!」

かのん「ごめんって、空気読めてなかったね」

ありあ「真面目に答えなって。可可さん、ずっと心配してたんだから」
 
29:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:47:16.35 ID:yxEgz/5x
可可「本当に大丈夫なのですか?」

かのん「うん、許してもらえたよ」

ありあ「お小遣い、減らされなくてよかったね」

かのん「本当にね。その代わり、お店のお手伝いの割り当ては増えちゃいそうだけど」
 
30:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:48:38.40 ID:yxEgz/5x
可可「それなら、可可もお手伝いしマス!」

かのん「いいんだよ、可可ちゃんは悪くないんだから」

可可「そうはいきません。可可もプリンを食べたことに変わりはないのですから、責任を取らせてもらいマス!」

かのん「うーん、けど…」
 
31:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:49:34.20 ID:yxEgz/5x
可可「それに、前から思っていたのデス。かのんと一緒にお仕事をしてみたい、と!」

かのん「可可ちゃん…」

可可「だから、可可もぜひ一緒に!」

ありあ「お姉ちゃん、どうする?」
 
32:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:51:18.83 ID:yxEgz/5x
かのん「…うん、わかった!そこまで言ってくれるのなら、二人で頑張ろう!」

可可「ハイです!ありあちゃんも、よろしくご指導お願いしマス!」

ありあ「ふふっ、お店がますます賑やかになりそうだね!」



終わり
 
33:◆2XUM89JJWNIX (光) 2022/01/23(日) 11:52:20.54 ID:yxEgz/5x
かのくぅの華やかな日常の詰め合わせでした。

宣伝となり恐縮ですが、下記はかのくぅの過去作です。よろしければ併せてお願いします。

かのん「可可ちゃんはお願い上手」
【SS】かのん「可可ちゃんはお願い上手」【ラブライブ!スーパースター!!】
可可「あれぇ、かのんはどこに行ったのでしょう」 かのん「ふふ~ん♪」 可可「あ、かの」 かのん「トマトも食べたい~♪」


ありがとうございました。
 
36: (SIM) 2022/01/23(日) 12:33:16.18 ID:msLPSZSQ
二人とも可愛くて素晴らしいわ
 
35: (たこやき) 2022/01/23(日) 11:59:37.26 ID:fTXwutAm
乙でした
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1642903579/

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