【SS】絵里「希と付き合いたい」

SS


1: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/25(火) 23:30:38.71 ID:gdRHR67m.net
16:40@生徒会室(Tue)

絵里「…というわけなの。」

にこ「なんでも良いけど、この話のために生徒会室を私物化するんじゃないわよ。」

絵里「う…ごめん。」

にこ「なんで希の事になると周りが見えないのよ…」

絵里「お、おっしゃる通りです…」

真姫「て、いうか…まだ付き合ってなかったの?」

絵里「ええっ!?」

にこ「にこも、もう付き合ってるんだと思ってたわ。」

絵里「そんなわけないじゃない!」
絵里「希は…みんなに優しくしてくれるから。」

真姫「でも、確かに希の性格じゃ、みんな親友って感じね。」

絵里「そうなの!このままじゃ、誰かに希をとられちゃう…」

にこ「そんな、物みたいに扱うのやめなさいよね。」
 
5: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/25(火) 23:34:54.71 ID:gdRHR67m.net
真姫「で、それはいいのだけれど…」
真姫「なんでこの二人なのよ。」

にこ「にこは真姫ちゃんといれて嬉しいニコっ♪」

真姫「バッ、バカ言ってるんじゃないわよっ」アセアセ

絵里「ちょっと!目の前でいちゃいちゃしないでよね!!」

真姫「誰がいちゃいちゃなんか…」

にこ「ニコはぁ~アイドルだから、彼女なんていないニコっ♪」

絵里「え…二人って、付き合ってるんじゃなかったの…?」

真姫「なんで私がにこちゃんなんかと…」

にこ「ちょっと、どういうことよ!?」

真姫「そのままの意味よ。」

にこ「キィィーッ!!」プンスカ
 
10: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/25(火) 23:41:17.17 ID:gdRHR67m.net
真姫「まあとりあえず、私はにこちゃんとは付き合ってなんかないわ。」

にこ「そういうこと!」
にこ「仲のいい?先輩後輩ね!」

絵里「なんでハテナなのよ…」

真姫「それより、きっとエリーが私たちをそう見てるように。」
真姫「私たちはエリーと希をそんな目で見てるわ。」

にこ「だから、にこ達はもう二人が付き合ってると思ってたのよ。」

絵里「…でも、付き合ってなんかないわ。」
絵里「希と、そういう話をした事もないし…」

にこ「それなら、希に好きになってもらうしかないんじゃない?」

絵里「そ、そんな事…」

にこ「出来ないじゃなくて、やるの!」
にこ「じゃないと、先に誰かと付き合っちゃ「それだけは嫌!!」

真姫「……それなら、当たって砕けるしかないんじゃない?」カミノケクルクル

絵里「ちょっと!砕けちゃ駄目じゃない!!」

真姫「こ、言葉のあやよ…」
 
12: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/25(火) 23:48:15.79 ID:gdRHR67m.net
にこ「そういえばアンタ達。」
にこ「どこかに遊びにいった事とかあるの?」

絵里「え……」
絵里「あっ!駅前のカフェでしょ!それにショッピングモール。」
絵里「あ、あとは…希の家にもお邪魔した事あるわ…///」

にこ「あいつの家はほぼみんな行ってるでしょうがっ!!」
にこ「じゃなくて、テーマパークとか!!」

絵里「…」

絵里「そういえば…」

絵里「私、希とどこにも遊びにいった事…ない?」

絵里「どうしよう、にこ!」
絵里「希、私の事嫌いなのかしら!?」

にこ「あーもう!!」
にこ「ほんっとアンタってめんどくさいわねえ!!」

絵里「ええっ!?」
 
13: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/25(火) 23:56:52.89 ID:gdRHR67m.net
真姫「にこちゃんの言い方はあれだけど…」
真姫「行った事が無いなら、行く価値はあるわね。」
真姫「そこで振り向いてもらえるように頑張らないと。」

にこ「そもそもアンタ達は生徒会でずっと一緒だったんだから。」
にこ「いつでも行く機会はあったでしょうに…」

絵里「だって、μ'sに入るまではそれどころじゃなかったし…」
絵里「それに、希もそんな話してこなかったから。」
絵里「あんまりそういう所好きじゃないのかと…」

にこ「とりあえず、アンタは今週末希をどこかに誘いなさい。」
にこ「プランはみんなで考えればいいから。」

絵里「そ、そんな!もし断られたら…」

にこ「あーもうまだるっこしい!!」
にこ「真姫、絵里のケータイ!」

真姫「はい、にこちゃん。」

絵里「ちょっちょっと!」
絵里「まだ心の準備が…」
prrrrrrr prrrrrrr
 
14: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:06:10.95 ID:FF9kkN5U.net
『もしもし?』

絵里「のっ希!?」

希『うん、みんな大好きのんたんやで~?』

絵里「あ、あの、その、えっと…」
絵里「きょ、今日は、とても天気がいいわね!」

にこまき ガクッ

希『…』
希『そ~やねえ。』
希『どしたん、えりち?』

絵里「えっとその…ウ”ッ」バシィィィ!!

希『?』

絵里「こ、今度の日曜日…どこか遊びに行かないかしら?」

希『おっええなあ…ほな。』
希『なんや近くに新しい水族館できたみたいやねんけど、行かへん?』
希『クラゲさんよーさんいるらしいねん♪』

絵里「えっええ!!クラゲね!!行きましょう!!」

にこまき(くらげ……?)
 
15: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:13:48.66 ID:FF9kkN5U.net
希『ほなまた、詳しい事はメールするなー?』
希『生徒会、頑張って。』

絵里「ええ!頑張るわ!」
絵里「またね、希。」

希『はーい。』

pi


絵里「……やったわ!」
絵里「希をデートに誘えたっ!!」
絵里「これで勝ったも同然よ!!」


真姫「何に…って、聞いたら負けなのかしら?」ボソボソ
にこ「実は希と遊園地行った事、あるのよね…」ボソボソ
真姫「エリーのためにも言わないであげましょう…」


絵里「ありがとう二人とも!!」
絵里「私、がんばるわ!!」
 
16: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:22:01.49 ID:FF9kkN5U.net
13:00@駅前通り(Sat)

真姫「…で、いきなり呼ばれたと思えばなに?」

絵里「あの…明日着ていく服を、一緒に選んで欲しくって…」

真姫「そんなの、いつも通りで良いじゃない!」

絵里「だって、明日はデートなのよ!?」


絵里「…可愛い服…見せたいじゃない…」シュン

真姫「ッ!!///」

真姫(なにこのエリー…すごくかわいい。)

真姫「し、仕方ないわね…特別よ?」
真姫「あ、でもそれなら、ニコちゃんも呼んだ方が…」

絵里「にこからは…」
絵里「『はぁ!?服!?服見るくらいならプランたてなさいよ!!』」
絵里「ってお叱りを…」

真姫「…にこちゃんらしいわね。」

真姫「それじゃ、服は私と見ましょうか。」
真姫「あとでにこちゃん呼んで、プランを考えましょ?」

絵里「真姫…ありがとうっ!!」ギュッ
 
18: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:28:33.08 ID:FF9kkN5U.net
真姫「!?!?」
真姫「ちょっ、ちょっと!///」
真姫「ここ駅前よ!?みんなが見てる!!///」アセアセ


絵里「あ…その…ごめんなさい…」
絵里「嬉しくって…」

真姫「もう…エリーったら…」
真姫「次は無いんだから!」


絵里「…それじゃ、真姫。」
絵里「今日はよろしくね?」

真姫「ええ、期待してていいわ!」
 
19: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:36:58.05 ID:FF9kkN5U.net
絵里「真姫、このカーディガンどうかしら?」

真姫「赤いのはちょっと子供っぽくない?」
真姫「エリーなら、こういうモスグリーンとか…」

絵里「いいわねそれ!」
絵里「なら、コートは薄手でいいわね。」
絵里「あと、パ〇〇とシャツかしら…」

真姫「こっちのタイトスキニーでいいんじゃないかしら?」
真姫「エリー、スタイルいいんだし。」

絵里「ちょっと、ライン出過ぎじゃない…?」

真姫「惚れてもらうんだから、アピールしなきゃね。」

絵里「そう…」


?「おっあれは……クスッ。」
 
20: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:38:23.92 ID:FF9kkN5U.net
18:30@駅前カフェ

にこ「じゃ、こんな感じでいいかしらね。」

真姫「ええ。ま、なんとかなるんじゃない?」

絵里「二人とも本当にありがとう。」

にこ「ま、それはちゃんと成功してから言いなさい。」
にこ「あと、ちゃんと聞くのよ?」

絵里「ええ、分かってるわ。」

真姫「この真姫ちゃんのコーディネートに間違いは無いんだから。」

絵里「真姫も、今日は昼から付き合ってくれてありがとう。」
絵里「いつか、お返しをさせてもらうわ。」

真姫「いいのよ、そんなの。」
真姫「私も、楽しかったから。」

にこ「それじゃ、にこはこころ達のご飯作らなきゃだから帰るわ。」

絵里「にこ、どうもありがとう。」

にこ「…頑張りなさいよね。それじゃ。」
 
21: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:38:55.13 ID:FF9kkN5U.net
真姫「そろそろ、私も帰ろうかしら。」

絵里「良かったら、何か食べて帰らない?」
絵里「少し行ったところに、美味しいスペイン料理のお店があるのよ。」
絵里「今日のお礼。」

真姫「そうね…たまにはいいかもね。」

絵里「じゃあ、行きましょうか。」
 
22: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:47:42.79 ID:FF9kkN5U.net
10:50@水族館(Sun)

絵里「…希、まだかしら。」
絵里(楽しみすぎて、一時間前に来てしまったなんて…)

「お~い、えりち~。」

絵里「希!」


希「お待たせ。待たせちゃった…?」

絵里「いいえ、今来た所よ?」
絵里(い、言ってみたかったのよね…)ドキドキ

希「そっか、良かった。」
希「ほな、入ろうか♪」

絵里「ええ…」

(にこ「とりあえず、会ったら服をほめなさい!」)

絵里「希…」

希「んー?」

絵里「その服、似合ってるわ。」
絵里「ワンピース、似合うのね。可愛いわ。」

希「う、うん…ありがと///」

絵里(希が照れてる!!ハラショー!!)

希「えりちも、似合ってるやん?」



希「昨日、真姫ちゃんと選んでたやんな。」
 
24: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:56:05.43 ID:FF9kkN5U.net
絵里「え…?」

希「あれ、違うかった?」
希「えりちの金髪を見間違えるはずはないんやけどなあ…」


絵里「っええ、そうよ。」
絵里「真姫に、見立ててもらってたの。」
絵里「あんまり、遊びに行くような服持ってなかったから…」

希「そんなん、別に気にしなくてええのに。」
希「ウチらの仲やん♪」

絵里「ええ、そうだったかもね…」


@建物の影

にこ「なによ…速攻失敗してるじゃない…」

真姫「…やっぱり、見に来て正解だったかもね。」

にこ「はあ…仕方ない。何かあったらフォローしてあげましょ?」
 
25: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:02:11.46 ID:FF9kkN5U.net
11:15@園内

希「んー、気持ちええなあ…」

絵里「そうね。いい天気だし、そこまで寒くないから外でも平気ね。」

希「ほなえりち、先にご飯しよか。」
希「ウチ、おべんと作ってきてん♪」

絵里「ええっ!?」

希「あ…迷惑やった…かな…?」

絵里「ち、ちがうのよ!!」
絵里「そうじゃなくて、えっと…」チラッ

希「…?」

希「あ、もしかして、えりちも作ってきてくれたん?」

絵里「あ…その…うん。」
絵里「喜んで、もらえる…かと…」

希「それやったら言ってくれたら良かったのに~」

絵里「サ、サプライズをしようかと…」アセアセ
 
26: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:03:17.58 ID:FF9kkN5U.net
@ベンチ裏

真姫「ちょっとニコちゃん…。」

にこ「なによ…」

真姫「にこちゃんの作戦、全部裏目に出てるんだけど…」

にこ「しょ、しょうがないじゃない!!」
にこ「この『初デートで心をつかむ十のやり方』って本に載ってたんだから!!」

真姫「はあ…そんな事だろうと思った。」

にこ「なによー!!」

真姫「ほら、ばれちゃうでしょ。静かにして。」



希「ほな、おべんと交換しよか♪」
希「ウチもえりちのおべんと食べたいし、ウチのも食べてほしいし。」
希「そしたら、解決やろ?」ニコッ

絵里「希…ありがとう。」

希「ええんよ。えりちのその気持ちが、嬉しいから。」

希「それじゃ、いただきます!」
絵里「いただきます。」
 
28: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:08:09.88 ID:FF9kkN5U.net
12:00@館内

希「うわあ、お魚さんいっぱいや~。」

絵里「奇麗…」

希「先にご飯食べててよかったな。」
希「ちょうど今お客さんご飯中みたいやし、ゆっくり見れるなあ。」

絵里「そうみたいね。」
絵里「さて、どこからまわろうかしら?」

希「えりちえりち!」
希「ウチ、あれ行きたい!!」

絵里「……え?」
 
31: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:15:53.56 ID:FF9kkN5U.net
@爬虫類館

希「うわあ、カラフルなかえるさん♪」
希「こっちはイグアナやって~♪」

絵里「希…爬虫類とかすきだっけ…?」

希「うーん…この雰囲気とか、いる生き物達とか。」
希「なんかスピリチュアルやん?」

絵里「そう、なのかしら…?」

希「まあまあ、もうすぐ終わるし、何たってメインはクラゲさんやからな!」

絵里「イ、イルカショーじゃないのね…」


……

真姫「ナニコレ。気持ち悪い…」

にこ「ま、真姫ちゃん?にこ、早く出たいなーって…」

真姫「もちろん私もだけれど、一本道だからばれるわよ…?」

にこ「もう、なんで最初に来るのがここなのよ!!」

……
 
32: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:21:40.01 ID:FF9kkN5U.net
@大水槽

絵里「壮大ね…」

希「この水槽、世界最大級のおおきさらしいで!」
希「こんないっぱいお魚さん見れるなんてええなあ…」

絵里「たまには、こういうのも良いわね。」
絵里「今まで、あんまり来た事なかったから…」

希「見てみてえりち!」
希「ウミガメさんや!!」
希「めんこいなあ~♡」

絵里「テンション上がりすぎて言葉がへんよ?」クスッ
絵里「なんだか子供みたい♪」

希「むぅ~。せっかくきたんやから、楽しまないと損やん?」
希「それともえりちは楽しくないん?」

絵里「いいえ、とっても楽しいわよ?」
絵里「特に希の行動が。」ニコッ

希「あっ馬鹿にしたなあ?わしわしするで~?」ニヤリ

絵里「…!さっ、次ぎに行きましょう!!」スタスタ

希「あーん、つれないなあ…」

希(…)
 
33: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:28:04.60 ID:FF9kkN5U.net
@クラゲの館

絵里「どうして、お化け屋敷みたいな入り口なのよ…」

希「おばけは出ないから安心してええよ?」

絵里「それは分かってるけど…」

希「れっつごー♪」

絵里「…お、おー…///」



希「もう…ここは…天国や…」

絵里「ちょ、大げさよ…でも、すごく幻想的ね…」

希「スピリチュアルやね!」

絵里「それが言いたいだけでしょ…」クスクス

希「いっぱいのクラゲさんがふわふわ泳いでる…」

絵里「可愛いけど、いっぱいいるとなんだか怖いわね。」

希「まあウチも、触れるかって言われたら別の話だけど…」

絵里「クスッ。なによそれ…」
 
35: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:31:07.61 ID:FF9kkN5U.net
絵里「…あら?どの水槽も、水の流れがあるのね。」
絵里「じっとしてないから、写真とかとるのは難しそうね。」

希「ああ、それには理由があるんよ。」

絵里「理由?」

希「くらげさんは、優雅に泳いでるイメージやけどな。」
希「実は、すごい体の弱い子なん。」
希「だから、こうやって水流をつくってあげんと、常に浮いてはおれんのや。」
希「沈んでしまったら、泳いで浮かなあかんけど。」
希「何度も繰り返してると、力つきて死んでしまうん。」
希「やから、こうやって水の流れを作って、手助けしてあげるんよ。」

絵里「儚いわね…」
 
36: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:36:02.84 ID:FF9kkN5U.net
希「でも、くらげさんってウチらに似てへん?」

絵里「え…?」

希「必死にもがいて頑張っても、一人じゃいつか力つきてしまうん。」
希「でも、海の流れや、ここでいう飼育員さんのように。」
希「ウチらを応援してくれる、手を差し伸べて、力貸してくれる人たちがいる。」
希「μ'sのみんなも、ウチらも、そんな人たちに支えられて生きてるん。」
希「だからこそ、ウチは精一杯頑張りたい。」
希「たとえ辛い時でも、力をくれる人たちがいるって、知ってるから。」

絵里「希…」

絵里「そうね。一人一人の力は弱いかもしれないけど。」
絵里「でも、応援してくれる人たちがいる。」
絵里「私たちは、それに応えて行かなきゃね。」

希「うん♪目指せ、ラブライブ優勝!ってな!」
 
38: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:41:39.02 ID:FF9kkN5U.net
にこ「もう、心配いらなさそうね…」

真姫「そうね。それじゃ、私たちは勝手に楽しみましょう。」

にこ「よーし、真姫ちゃん!ラッコさんの所まで競争にこー♪」

真姫「ちょっ、待ってよにこちゃん!!」

真姫(エリー…頑張りなさいよね…)
 
39: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:42:14.35 ID:FF9kkN5U.net
18:50@園内広場

絵里「ふぅ…いっぱい見たわね。」

希「いるかさんもあしかさんもかわいかったなあ…」

絵里「ホント、希は一日中楽しそうだったわね。」

希「えりちもなんだかんだでめっちゃ笑ってたくせに…」ジト…

絵里「あはは…まあ、確かにそうかもね…」

希「今日は、誘ってくれてありがと、えりち。」

絵里「こちらこそ、来てくれてありがとう。」

希「ほな、かえ うか。」

絵里(…)

希「えりち?」

絵里「ねえ、希…」
絵里「良ければ、少し、話さない…?」

希「?」
 
40: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:46:29.19 ID:FF9kkN5U.net
19:20@カフェ

絵里「…」

希「…」


「「あのっ」」



絵里「のっ希からどうぞ…」

希「いや、えりちから先に…」


のぞえり「…」




絵里「…今日は、本当にありがとう。」
絵里「私と、一緒にいてくれて。」
絵里「今日は、希に伝えたい事があってきたの。」

絵里「私は「えりち。」

絵里「希…?」


希「それ以上は、あかん。」
希「えりちの気持ちには、応えられへん。」

希「ウチは…」


希「ううん、何でも無い。」
 
42: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:47:32.78 ID:FF9kkN5U.net
絵里「希…」

希「ウチ、ずるいよな。」
希「えりちの気持ちは、ほんとに嬉しい。」
希「これは、お世辞なんかじゃない。」

希「でも、ダメなん。」



希「ウチは…クラゲさんやから。」


絵里「え…?」
絵里「どういう…」

希「意味は、分からなくて良い」
希「だけど、ウチはえりちと付き合われへん。」

希(例え、誰であったとしても…)
希「ごめんな、えりち。」

希「こんな事言ってから卑怯やと思うけど。」
希「えりちは、ウチの一番の親友やと思っとるよ。」

絵里「希…」

絵里「そう…わかったわ。」
絵里「これまで通りには行かないかもしれない…」
絵里「でも、これまで通りでいてほしい。」
絵里「私にとっても…貴女が、親友よ。希。」



希「えりち…」
希「堪忍な。」
 
43: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:51:33.75 ID:FF9kkN5U.net
アイシテルーバンザーイ

真姫「…電話?」
真姫「エリー…」

pi

真姫「もしもし?」

絵里『あ…真姫。』

真姫「…どうだった?」

絵里『フラれちゃった…』
絵里『二人とも…力になってくれたのに…』
絵里『…ごめん…なさい…』

真姫「エリー…」


絵里『……グスッ…』

真姫「エリー…泣いてるの?」

絵里『…』

真姫「今から行くから、待ってて。」
真姫「駅前?分かった。」
真姫「動くんじゃないわよ。」


真姫(エリー…希…)ダッ
 
44: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:53:56.59 ID:FF9kkN5U.net
19:50@駅前ベンチ

真姫「はぁ…はぁ…」
真姫(エリー…)


真姫「…いた。」



真姫「エリー。」

絵里「真姫…」

真姫「もう…目真っ赤じゃない。」

絵里「…」

真姫「とりあえず、うちにきて。」
真姫「そんな顔じゃ、帰れないでしょ?」

絵里「…」コクッ
 
45: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:54:28.45 ID:FF9kkN5U.net
20:15@真姫's room

カチャッ

真姫「エリー。」
真姫「これ、飲んで。」
真姫「ハーブティーよ。あったまるから。」

絵里「真姫…ありがとう。」



真姫「…あきら…めるの?」


絵里「…」
絵里「諦め…られないけど。」
絵里「でも、ぎくしゃくしたくないし。」
絵里「今まで通り…かな。」

真姫「エリーは、それでいいの?」

絵里「良いも何も…どうしようもないじゃない。」
絵里「むしろ…伝えられただけ満足だわ。」


ギュッ…
 
48: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:59:49.76 ID:FF9kkN5U.net
絵里「…真姫?」

真姫「ばかね…今は、強がる必要なんてないのよ?」
真姫「私しか…いないんだから。」
真姫「いつも、エリーは強がって自分を見せないけど…」
真姫「いまは…今だけは、素直になってもいいんじゃない?」



絵里「ま、き…」グスッ



絵里「あり…がと…」




真姫「今は…この真姫ちゃんがいるんだから。」
 
50: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:02:38.30 ID:FF9kkN5U.net
@学校(Mon)

希「あ…」

絵里「…」


希「えりち…その…」

絵里「おはよう、希。」ニコッ

希「あ…うん。」
希「おはよう、えりち!」


にこ「…」



-------放課後

にこ「希。」

希「あ、にこっち。どしたん?」

にこ「ちょっと、付き合いなさい。」

希「…うん。」
 
51: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:04:43.88 ID:FF9kkN5U.net
@希's house

希「いやあ、にこっちがウチ来るとか久々やなあ。」
希「片付いてないから、恥ずかしいわあ…」


にこ「…」
にこ「そうね。ところで…」
にこ「どうして、枕カバーだけ洗ってるのかしら?」

希「そりゃ、一人暮らしやもん。」
希「全部自分でやらんとな。」

にこ「シーツは、洗ってないのね。」

希「あ、洗う時間無くてさ…はは。」

にこ「その、目の腫れは?」
希「タマネギがちょっと…」

にこ「…そう…まあいいわ。」
にこ「どうせにこが来た理由、分かってるんでしょ?」

希「…うん。」

にこ「にこから見ても、絵里に不満は無いようだけど…?」

にこ「まさか、アンタも好きな人いるとかじゃないでしょうね…」


希「…」


にこ「え、まじで?」


希「…」
 
53: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:07:41.42 ID:FF9kkN5U.net
にこ「で…だれなのよ。」

希「それは…言えん。」
希「それに…ウチは、誰かと付き合っちゃあかんから。」


にこ「どういうことよ?」


希「ウチは…クラゲさんやから。」

にこ「…アンタ、絵里にもそう言ってフッたらしいじゃない。」
にこ「一体なんなのよ、そのクラゲって。」


希「ウチは…」


希「ウチな、μ'sに入る事が出来て、めっちゃ嬉しかってん。」
希「今まで転校ばっかりしてきたウチにとって、最高の居場所やねん。」
希「もちろん、えりちやにこっちがいてくれる居場所も好き。」
希「その二人がいるμ'sはもっとすきや。」
希「そこに引き入れてくれたみんなが、大好きや。」
 
54: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:09:55.84 ID:FF9kkN5U.net
希「でもな…ウチからしたら…」
希「そんな心地いい場所にいれてくれた。」
希「手を差し伸べてくれたみんなが、眩しすぎて。」
希「ウチからしたら、ウチを照らしてくれるお月さんみたいなもんやねん。」


希「えりちやにこっちや、他のみんなみたいに。」
希「ウチは何も誇れる物が無い。」
希「だからこそ、みんなが遠い遠いお月さんみたいでな。」
希「それを下から見てるウチは。」
希「月を模した海月でしかないねん。」


希「そこに憧れて手を伸ばすけど。」
希「手に当たるのは冷たい水だけで。」
希「一生かかっても手の届かへん月に身を似せて。」
希「ただただ、憧れて浮くだけなんよ。」

希「そんなウチやから、みんなとは釣り合わん。」
希「ウチに、誰かと付き合う資格なんてないんよ…」
 
56: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:13:06.78 ID:FF9kkN5U.net
希「だから…」バチン!

希「ふぇっ…?」ナミダメ

にこ「いろいろ言いたい事はあるけれど…」

にこ「アンタ考えすぎよ!!」
にこ「なによ、付き合う資格って!!」
にこ「お互いがお互いを想い合っていればね!」
にこ「それだけで幸せなの!」
にこ「それが付き合うってことなの!!」

にこ「アンタは自分の魅力を分かってないかもだけど!」
にこ「にこたちみんな、アンタのことが大好きなのよ!!」
にこ「だから、アンタの居場所でもあるμ'sが、みんな大好きなんでしょうが!!」

希「にこっち…」

にこ「すくなくとも、にこはそんなアンタが大好きよ!」

希「…」

希「クスッ。」


にこ「な、なによ…」

希「にこっち、ありがとな。」

にこ「ふ、ふん!分かれば良いのよ、分かれば!」
にこ「…それと、絵里にはちゃんとそのこと伝えなさい!」

希「うん…分かった。」
 
58: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:15:37.46 ID:FF9kkN5U.net
それからウチは、ちゃんとえりちに説明した。
あのとき言ったクラゲさんの意味
好きな人がいる事。
えりちは最初辛そうな顔をしてたけど、
にこっちに言われた事話したら笑ってた。


こうして、今ウチらは、今まで通りに生きている




ただ少し、変わった事とすれば、それは……
 
59: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:18:12.99 ID:FF9kkN5U.net
真姫「希。これ、エリーは気に入ってくれると思う…?」

希「そうやなあ…えりちが好きなのは確かにそんなのやけど。」
希「真姫ちゃんらしさの出るこっちの方が、えりちは気に入ってくれるんとちゃう?」

真姫「うーん…」
真姫「エリー、可愛いって言ってくれるかしら…」

希「可愛くなりたいんやったら、ウチに任しときっ♪」

真姫「え?何するの?」

希「こうするんや!!」
希「わしわし~♡」

真姫「キャアアァアアァァァァァ!!!!!!」
 
60: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:20:03.41 ID:FF9kkN5U.net
なんで、こうなったかと言うとな…?


----------------
真姫「にこちゃん…私、エリーの事好きになっちゃったかもしれない…」

----------------
絵里「ねえ、希…真姫って、年上はダメかしら…?」

----------------

のぞにこ「ええぇぇぇぇえええええぇえぇ!?」





…と、言う事があったから。
でも、真姫ちゃんは奥手やし、
えりちはうちの事があったからか
真姫ちゃんの事好きになった事言われへんらしい
軽い女やと思われたくないんだって。
お互い、同じ気持ちやのにな。クスクス
 
61: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:23:03.13 ID:FF9kkN5U.net
さて、ウチはというと、
あれからなんも進展はありません。
強いて言うなら、バストが1センチ大きくなりました。笑

それと、にこっちは…



にこ「もうっ。真姫ちゃんも絵里も、めんどくさいっ!」

希「とか言いつつ、ちゃんとお世話してあげてるのが、にこっちのええとこやんな?」

にこ「はいはい、分かったから。」
にこ「それより、にこはいつまで待てば良いの?」

希「ん~。もうちょっと待ってな?」
希「今おうどんさんゆでてるから。」

にこ「はあ…どこにいてもあの二人がお互いの事聞いて来るから。」
にこ「今はここだけがにこの安らげる場所にこ♪」

希「でも…いつか話したクラゲさんの事やけど。」
希「にこっちにとっては、ウチが支える人になるで♪」

にこ「全く…よくそんな恥ずかしい事、さらっと言えるわね…」

希「いやあ、にこっちには負けるわ~」

にこ「だーれが恥ずかしいですって!?」
 
62: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:25:09.84 ID:FF9kkN5U.net
こんな夫婦漫才(やんっ♡)
ばっかりして、何も変わってへんねんなあ…

にこ「なに、顔赤らめてるのよ!!」

希「にこっちはいけずやからな~」

にこ「なによそれ!イミワカンナイ!」

希「…」

にこ「ごめんって。」

希「クスクス。」


希「ほーんと、鈍感さんやねんから…」ボソッ

にこ「なんか言った?」

希「ううん、おうどんさんできたで~」

にこ「まちくだびれたニコ!!」
にこ「いただきまーす♪」

希「もう…にこっちはかわいいなあ…」

にこ「!?…ゴホゴホッ」
にこ「だから、いきなり言うのやめなさいよっ!!」


希「ごめんごめん。」




希「…でも、大好きやで。」





いつ気づいてくれるかは分からへん。
もしかしたら、一生気づかんかもしれん
でも、にこっちといれば何でも楽しい♪

いつか、ウチにメロメロにさせるからな?
ちいさなちいさな、鈍感さんっ♪


おわり。
 
72: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:10:28.50 ID:FF9kkN5U.net
アナザーいきます
 
73: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:11:02.35 ID:FF9kkN5U.net
Another Side~のぞえりTrue~

>>40あたりから…

絵里「…」

希「…」


「「あのっ」」



絵里「のっ希からどうぞ…」

希「いや、えりちから先に…」


のぞえり「…」




絵里「…今日は、本当にありがとう。」
絵里「私と、一緒にいてくれて。」
絵里「今日は、希に伝えたい事があってきたの。」

絵里「私は「えりち。」

絵里「希…?」

希「ウチから、言わせてほしい。」

希「ウチな、じつはクラゲさんやねん。」

絵里「くらげ?」
 
74: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:16:05.91 ID:FF9kkN5U.net
希「ウチな、μ'sに入る事が出来て、めっちゃ嬉しかってん。」
希「今まで転校ばっかりしてきたウチにとって、最高の居場所やねん。」
希「もちろん、えりちやにこっちがいてくれる居場所も好き。」
希「その二人がいるμ'sはもっとすきや。」
希「そこに引き入れてくれたみんなが、大好きや。」


希「でもな…ウチからしたら…」
希「そんな心地いい場所にいれてくれた。」
希「手を差し伸べてくれたみんなが、眩しすぎて。」
希「ウチからしたら、ウチを照らしてくれるお月さんみたいなもんやねん。」


希「えりちやにこっちや、他のみんなみたいに。」
希「ウチは何も誇れる物が無い。」
希「だからこそ、みんなが遠い遠いお月さんみたいでな。」
希「それを下から見てるウチは。」
希「月を模した海月でしかないねん。」


希「そこに憧れて手を伸ばすけど。」
希「手に当たるのは冷たい水だけで。」
希「一生かかっても手の届かへん月に身を似せて。」
希「ただただ、憧れて浮くだけなんよ。」

希「そう…思ってた。」

絵里「希…」
 
75: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:16:32.66 ID:FF9kkN5U.net
希「ホントはな?」
希「この気持ち、伝えたらあかんと思ってた。」
希「ウチは、えりちとは釣り合わんって。」

絵里「でも…」

希「でもな?」

希「えりちと二人でくらげさん見てな?」
希「頑張って浮いてるクラゲさんみてな?」

希「この子達は、お月さんに手が届かないからこそ」
希「お月さんに自分の事を見てほしくて、こんな形してるんかなって。」
希「そう…思ったん。」

希「だから…だからな?」グスッ

希「そんなクラゲさんみたいなウチやからこそな?」
希「えりちに、見てほしいと思ったんよ…」
 
77: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:21:27.48 ID:FF9kkN5U.net
希「ほんとは、釣り合わんのかもしれん。」
希「お月さんみたいなえりちには」
希「似合ってるお月さんがいるのかもしれん。」
希「でも、えりちにはウチを見てほしい。」
希「ウチが映してるお月さんはえりちやねん。」

希「えへへ…何が言いたいのかも分からなくなってきちゃった…」グスッ

絵里「…」


希「えりち、大好き。」
希「誰よりも大好き。」

絵里「ええ、希。」
絵里「私も、貴女の事が誰よりも大好きよ。」



希「えりち…」


希「やっと、届いた…」
希「大好きな、綺麗なお月さんに…」


絵里「ええ。もう、私…」



「死んでもいいわ…」



終わり。
 
78: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:31:26.91 ID:FF9kkN5U.net
最後の「死んでもいいわ」は、一作目で報われなかった絵里のTrue Versionです

もう少ししたら、今度はえりまき行きます。
 
79: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:39:43.42 ID:FF9kkN5U.net
Side Story~えりまきhappy~

>>48あたりから

真姫「…落ち着いた?」

絵里「ええ…ありがとう。」

真姫「私の胸なら、いつでも貸してあげるから。」

絵里「ふふっ。それじゃ、どうしようもなくなったらお願いしようかしら?」

真姫「ええ、もちろん♪」


絵里「…ねえ、真姫。」

真姫「なあに?」

絵里「今日…泊まっていってもいいかしら…?」

真姫「えっ…?」

絵里「あ…ごめんなさい、迷惑よね。」

真姫「ちっ違うの!ちょっとびっくりしただけっていうか、予想外すぎて!!」
真姫「い、嫌な訳じゃないのよ!?ただ…」

絵里「…ただ?」
 
80: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:43:37.28 ID:FF9kkN5U.net
真姫「今のエリー…」

真姫「すっごく、綺麗だから…」

絵里「え…?」

真姫「変な意味じゃないのよ!?」
真姫「ただ、泣いてるエリー見た事ほとんどないし!」
真姫「泣いててもやっぱりきれいな顔してるし…って。」
真姫「私、変態みたいじゃない!!」


真姫「もう、なんなのよー!!」グスッ


絵里「…」ポカーン…

絵里「ぷっ…クスクス…」


真姫「ちょっとエリー!!」
真姫「笑わないでよっ!!」


絵里「いや…だって…いまの真姫…」

絵里「あははははは!!」ケラケラ

真姫「もう…」
 
81: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:47:13.23 ID:FF9kkN5U.net
絵里「なんか、悩んでるのがばからしくなってきちゃった♪」
絵里「真姫がいてくれたおかげかもね」ウインク

真姫「そっ…そうよ!!」
真姫「この真姫ちゃんにかかれば、悲しい事なんて吹き飛んじゃうんだからっ!!」

絵里「ふふっ。そうね…」
絵里「もし、私の好きな人が真姫なら、上手くいっていたのかしら?」


真姫「ウ”ぇぇ!?」
真姫「ナニソレ!イミワカンナイ!!」


真姫(なんなのよ、バカ…)


真姫(そんなの、意識しちゃうじゃない…)



真姫(ふふっ。この真姫ちゃんをこんな気持ちにさせるなんて。)
真姫(エリー、覚えてなさい!!)

おわり。
 
83: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:57:58.92 ID:FF9kkN5U.net
Ending


希「うぅ~。今日は冷えるなあ…」
希「そう言えば、えりちに告白されたのもこれくらいの時期やったなあ…」

希「あのときは、まさか真姫ちゃんと一緒になるとは思わんかったわ。」
希「全く、ウチもにこっちも二人にはよう振り回されたなあ…」

希「最近みんなと連絡とってへんけど、みんな元気にしてるんやろか…」



希「あ、そう言えば、前にえりちからもろた日本酒があったな。」
希「今日はそれとお鍋にしよか♪」


希「あったかいお鍋とよく冷えた日本酒…」
希「あかん!よだれが!!」アセアセ

希「…こんなに独り言増えるなんて。」
希「うちも年取ってきた証拠なんやろか…」
希「だいたい、いつも一人なんがあかんよな。」


希「はあ…おなかすいたなあ…」



希「…ん?」
 
84: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:59:04.43 ID:FF9kkN5U.net
ガチャガチャ…


キィ…


…パタン


パタパタ…







希「おかえりなさい♪」



「ただいまニコ♪」




終わり。
 

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1417032031/

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