1: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:01:40.66 ID:0qccFrQ9
かすみ「果林せんぱーい!」
果林「え?」
果林「……だ、だれ?」
かすみ「へ?」
かすみ「や、やだなあ」
かすみ「かわいいかわいい後輩である、かすみんのことを忘れちゃうなんて」
果林「後輩……?」
果林「私、まだ入学したばっかりです……よ?」
かすみ「?」
果林「え?」
果林「……だ、だれ?」
かすみ「へ?」
かすみ「や、やだなあ」
かすみ「かわいいかわいい後輩である、かすみんのことを忘れちゃうなんて」
果林「後輩……?」
果林「私、まだ入学したばっかりです……よ?」
かすみ「?」
3: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:05:21.91 ID:0qccFrQ9
かすみ「変なこと言ってないで、練習行きましょ」
オテテニギッ
果林「きゃ?!」
かすみ「……はぁ?」
オテテニギッ
果林「きゃ?!」
かすみ「……はぁ?」
6: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:08:39.33 ID:0qccFrQ9
かすみ「ホントにどうしちゃったんですか?」
かすみ「果林せんぱいはもっとクールで、カッコいいせんぱいなんですよ?」
かすみ「なのに今日はおどおどしちゃって」
かすみ「!」
かすみ「……」ジーッ
果林「……え、えっと……」ソワソワ
かすみ「果林せんぱいはもっとクールで、カッコいいせんぱいなんですよ?」
かすみ「なのに今日はおどおどしちゃって」
かすみ「!」
かすみ「……」ジーッ
果林「……え、えっと……」ソワソワ
7: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:12:57.16 ID:0qccFrQ9
かすみ「果林せんぱい。身長縮みました?」
果林「?」
かすみ「んー……?」
カリンサンノマワリクルクルー
かすみ「かり子!」
果林「か、かり子?」
果林「?」
かすみ「んー……?」
カリンサンノマワリクルクルー
かすみ「かり子!」
果林「か、かり子?」
8: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:18:00.41 ID:0qccFrQ9
かすみ「どうやら、本当に1年生の頃の果林せんぱいと出会ってしまったようですね」
果林「あの、私よくわからなくて」
かすみ「ここではよくあるんですよ」
果林「ここ?」
かすみ「はい!」
果林「東京ってやっぱりそうなんだ……」
かすみ「いや東京は関係ありませんが」
果林「あの、私よくわからなくて」
かすみ「ここではよくあるんですよ」
果林「ここ?」
かすみ「はい!」
果林「東京ってやっぱりそうなんだ……」
かすみ「いや東京は関係ありませんが」
9: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:22:07.27 ID:0qccFrQ9
かすみ「……そう言えば、島育ちでしたね」
果林「う、うん。あなたはどうしてそんなに私のこと知ってるの?」
かすみ「んー。かり子は将来、かすみんにとって最強のライバルの1人になるんですよね」
果林「ライバルって、なんの?」
かすみ「スクールアイドルです!」
果林「スクールアイドル……」
果林「う、うん。あなたはどうしてそんなに私のこと知ってるの?」
かすみ「んー。かり子は将来、かすみんにとって最強のライバルの1人になるんですよね」
果林「ライバルって、なんの?」
かすみ「スクールアイドルです!」
果林「スクールアイドル……」
11: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:27:49.22 ID:0qccFrQ9
かすみ「ああ。かり子が始めるのは3年生になってからだった」
かすみ「ま、いっか」
果林「私とかすみんさんは、ライバル……」
かすみ「そうです! ばっちばちなんですから!」
果林「仲が悪いの?」
かすみ「へ!? いやいや、そんなことはないですよ!」
かすみ「ま、いっか」
果林「私とかすみんさんは、ライバル……」
かすみ「そうです! ばっちばちなんですから!」
果林「仲が悪いの?」
かすみ「へ!? いやいや、そんなことはないですよ!」
13: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:33:24.58 ID:0qccFrQ9
かすみ「ライバルなのはスクールアイドルとしての話で、割と一緒に遊ぶし!」
かすみ「でもでも、いつもからかってくるのはやめてほしいっていうか……!」
かすみ「……うーん。せんぱいとしてのかり子の言葉を借りれば、『仲間だけどライバル』って感じかな?」
かすみ「まあでもかり子h」
果林「……うふふ」
ナデナデ
かすみ「?!」
かすみ「でもでも、いつもからかってくるのはやめてほしいっていうか……!」
かすみ「……うーん。せんぱいとしてのかり子の言葉を借りれば、『仲間だけどライバル』って感じかな?」
かすみ「まあでもかり子h」
果林「……うふふ」
ナデナデ
かすみ「?!」
14: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:37:36.99 ID:0qccFrQ9
かすみ「ちょっと! 果林せんぱい!?」
果林「……!」
果林「ごごご、ごめんなさいっ! 可愛くってつい!」
かすみ「むぅ」
果林「……ごめんね?」
かすみ「良いですよ。いつものことですし」
果林「いつも撫でてるの?」
かすみ「た……たまに。です!」
果林「へー……」
果林「……!」
果林「ごごご、ごめんなさいっ! 可愛くってつい!」
かすみ「むぅ」
果林「……ごめんね?」
かすみ「良いですよ。いつものことですし」
果林「いつも撫でてるの?」
かすみ「た……たまに。です!」
果林「へー……」
15: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:41:39.48 ID:0qccFrQ9
かすみ「あーもうっ! かり子もこんな感じだし、練習どころじゃありません!」
かすみ「原宿へ遊びにいきますよ!」
ソデグイッ
果林「え!?」
かすみ「スカウトされちゃったりするかもですね!」
果林「ま、まってよ~!」
かすみ「原宿へ遊びにいきますよ!」
ソデグイッ
果林「え!?」
かすみ「スカウトされちゃったりするかもですね!」
果林「ま、まってよ~!」
17: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:46:22.66 ID:0qccFrQ9
すみません、見切り発車なので書き溜めがありません。ゆっくり書いていきます
19: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:51:30.69 ID:0qccFrQ9
☆★☆
コンコンコンッ
「どーぞ」
栞子「失礼します」
「相変わらず律儀だね。栞子は」
コンコンコンッ
「どーぞ」
栞子「失礼します」
「相変わらず律儀だね。栞子は」
20: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 20:57:25.50 ID:0qccFrQ9
栞子「他人のお部屋にお邪魔するのですから、ノックをするのは当然です」
「他人、ね」
「そっかそっか。この時期はまだボクと栞子はそんなに接点がなかったね」
栞子「この時期?」
栞子「どうしたんですか……ミアさん?」
ミア「なんでもないさ。こっちの話」
「他人、ね」
「そっかそっか。この時期はまだボクと栞子はそんなに接点がなかったね」
栞子「この時期?」
栞子「どうしたんですか……ミアさん?」
ミア「なんでもないさ。こっちの話」
22: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 21:05:16.84 ID:0qccFrQ9
栞子「そうですか。……ランジュからの伝言です」
ミア「伝言? スマホで連絡すれば良いのに」
栞子「連絡したと言っていましたよ?」
栞子「しかし、既読もつかないと」
ミア「?」タプタプ
ミア「……あー」
ミア「伝言? スマホで連絡すれば良いのに」
栞子「連絡したと言っていましたよ?」
栞子「しかし、既読もつかないと」
ミア「?」タプタプ
ミア「……あー」
23: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 21:11:58.75 ID:0qccFrQ9
ミア「そっかそっか。あんまり曲の催促が鬱陶しくて、この頃は無視しがちなんだった」
栞子「今日のミアさんは、不思議なことを言いますね」
ミア「まあね」
栞子「……さっきから、どうして背中を向けたままなのですか?」
栞子「そのデザインの椅子で背中を向けられると、まるで悪役のようですね」クスッ
栞子「今日のミアさんは、不思議なことを言いますね」
ミア「まあね」
栞子「……さっきから、どうして背中を向けたままなのですか?」
栞子「そのデザインの椅子で背中を向けられると、まるで悪役のようですね」クスッ
24: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 21:23:00.29 ID:0qccFrQ9
ミア「……」
ミア「良い笑顔じゃん」
栞子「え?」
ミア「見なくても分かるさ」
ミア「あいつら強引だからさ。やっぱりその先輩も強引なんだ」
栞子「?」
栞子「あの、ミアさん?」
ミア「おめでとう栞子。ようやく君の時計はstartしたんだろ?」
ミア「良い笑顔じゃん」
栞子「え?」
ミア「見なくても分かるさ」
ミア「あいつら強引だからさ。やっぱりその先輩も強引なんだ」
栞子「?」
栞子「あの、ミアさん?」
ミア「おめでとう栞子。ようやく君の時計はstartしたんだろ?」
27: (もんじゃ) 2022/06/02(木) 21:39:44.19 ID:0qccFrQ9
ミア「次は、ボク……うん。ボクだ」
ミア「ボクとランジュ。どっちも同じくらい面倒だけどさ」
ミア「……動かしてやってほしい。ボクらの時計も。同好会の子たちと協力して」
栞子「全く話が読めないのですが……」
ミア「そりゃそうさ。今の栞子が知らない、未来の話をしてるんだから」
栞子「未来? ええっと……。順を追って説明を」
ミア「ヤダね。時間がないんだ」
ミア「ボクとランジュ。どっちも同じくらい面倒だけどさ」
ミア「……動かしてやってほしい。ボクらの時計も。同好会の子たちと協力して」
栞子「全く話が読めないのですが……」
ミア「そりゃそうさ。今の栞子が知らない、未来の話をしてるんだから」
栞子「未来? ええっと……。順を追って説明を」
ミア「ヤダね。時間がないんだ」
30: (もんじゃ) 2022/06/03(金) 03:41:03.58 ID:1KUMCblA
ミア「強引だって?」
ミア「だってさ。ボクは強引なあいつらの先輩の、更に先輩なんだ」
ミア「……そろそろ限界かな」
栞子「ミアさ」
ミア「……」
ミア「……はっ!?」
ミア「だってさ。ボクは強引なあいつらの先輩の、更に先輩なんだ」
ミア「……そろそろ限界かな」
栞子「ミアさ」
ミア「……」
ミア「……はっ!?」
32: (もんじゃ) 2022/06/03(金) 03:53:59.93 ID:1KUMCblA
ミア「Queen! そうだ! Queenこそ、ランジュにピッタリじゃないか!」
栞子「?」
ミア「ああ、来てたのか!」
ミア「ついでに聴いて行ってくれよ! 今、ランジュのための、最高の曲が浮かんできたんだ!」
栞子「は、はい……!」
栞子「?」
ミア「ああ、来てたのか!」
ミア「ついでに聴いて行ってくれよ! 今、ランジュのための、最高の曲が浮かんできたんだ!」
栞子「は、はい……!」
33: (もんじゃ) 2022/06/03(金) 12:35:33.80 ID:xYnSWx8f
★☆★
歩夢「あれ?」
せつ菜「どうしたんですか?」
歩夢「せつ菜ちゃん、身長が3ミリ伸びてるね?」
せつ菜「バレましたか?」
歩夢「あれ?」
せつ菜「どうしたんですか?」
歩夢「せつ菜ちゃん、身長が3ミリ伸びてるね?」
せつ菜「バレましたか?」
34: (もんじゃ) 2022/06/03(金) 12:39:56.35 ID:xYnSWx8f
歩夢「どうして伸びてるの?」
せつ菜「その質問はおかしくないですか?」
歩夢「おかしくないよ?」
せつ菜「おかしくないんですかね?」
歩夢「うん。なんで?」
せつ菜「その質問はおかしくないですか?」
歩夢「おかしくないよ?」
せつ菜「おかしくないんですかね?」
歩夢「うん。なんで?」
35: (もんじゃ) 2022/06/03(金) 13:00:13.74 ID:xYnSWx8f
せつ菜「2人とも疑問形で話し続けるのやめません?」
歩夢「答えて?」
せつ菜「私が、3年生の優木せつ菜だからですが?」
歩夢「え?」
せつ菜「歩夢さんとお付き合いを開始して1年経過時点の、優木せつ菜だからですが?」
歩夢「へー?」
歩夢「答えて?」
せつ菜「私が、3年生の優木せつ菜だからですが?」
歩夢「え?」
せつ菜「歩夢さんとお付き合いを開始して1年経過時点の、優木せつ菜だからですが?」
歩夢「へー?」
36: (もんじゃ) 2022/06/03(金) 14:18:19.79 ID:xYnSWx8f
歩夢「来年もこんなに可愛いんだ?」
せつ菜「そうですか?」
歩夢「可愛すぎるよ?」
歩夢「というかさ?」
せつ菜「はい?」
歩夢「どうして恥ずかしがらないの?」
せつ菜「え?」
せつ菜「そうですか?」
歩夢「可愛すぎるよ?」
歩夢「というかさ?」
せつ菜「はい?」
歩夢「どうして恥ずかしがらないの?」
せつ菜「え?」
37: (とうふ) 2022/06/03(金) 16:05:52.11 ID:zt5IgM2t
せつ菜「こうやってですよ?」
歩夢「どうして私の顔を隠すの?」
せつ菜「歩夢さんが可愛すぎるからですよ?」
歩夢「意味がわからないよ?」
せつ菜「あんまり他の方に見せたくないんですよ?」
せつ菜「その可愛さは……。歩夢さんは、私だけのものですからね?」
歩夢「はー?」
歩夢「どうして私の顔を隠すの?」
せつ菜「歩夢さんが可愛すぎるからですよ?」
歩夢「意味がわからないよ?」
せつ菜「あんまり他の方に見せたくないんですよ?」
せつ菜「その可愛さは……。歩夢さんは、私だけのものですからね?」
歩夢「はー?」
38:順番間違えました。>>36と>>37の間です(とうふ) 2022/06/03(金) 16:08:12.16 ID:zt5IgM2t
歩夢「せつ菜ちゃんはね? 私が可愛いって言うと、恥ずかしがって顔を隠したり、必死に否定したりするんだよ?」
せつ菜「そんな時期もありましたっけ?」
歩夢「3年生のせつ菜ちゃんは違うんだ?」
せつ菜「そうかもしれないですね?」
せつ菜「例えばですよ?」
歩夢「うん?」
せつ菜「そんな時期もありましたっけ?」
歩夢「3年生のせつ菜ちゃんは違うんだ?」
せつ菜「そうかもしれないですね?」
せつ菜「例えばですよ?」
歩夢「うん?」
39: (とうふ) 2022/06/03(金) 16:13:51.82 ID:zt5IgM2t
せつ菜「大好きなので?」
歩夢「いつもははっきり言ってくれないのに?」
せつ菜「余裕ですよ?」
歩夢「もう1回言ってみて?」
せつ菜「私の歩夢さんは世界一可愛くて、魅力的で。その彼女である私は、世界一幸せ者なのですが?」
歩夢「はー?」
歩夢「さっきと全然違うよね?」
せつ菜「大好きです! 愛しています!」
歩夢「は、はー……?」
歩夢「急に疑問形やめるの、ズルくないかな?」ポムゥ
歩夢「いつもははっきり言ってくれないのに?」
せつ菜「余裕ですよ?」
歩夢「もう1回言ってみて?」
せつ菜「私の歩夢さんは世界一可愛くて、魅力的で。その彼女である私は、世界一幸せ者なのですが?」
歩夢「はー?」
歩夢「さっきと全然違うよね?」
せつ菜「大好きです! 愛しています!」
歩夢「は、はー……?」
歩夢「急に疑問形やめるの、ズルくないかな?」ポムゥ
49: (らっかせい) 2022/06/06(月) 12:29:11.04 ID:bGZ1i06n
☆★☆
ランジュ「璃奈ー!」ギュウ
璃奈「ランジュさん」
ランジュ「んもー! 可愛い可愛い可愛い」スリスリ
璃奈「日本に来てたんだ」サレルガママー
ランジュ「?」
ランジュ「璃奈ー!」ギュウ
璃奈「ランジュさん」
ランジュ「んもー! 可愛い可愛い可愛い」スリスリ
璃奈「日本に来てたんだ」サレルガママー
ランジュ「?」
50:地域表示変わってますが同一人物です。(らっかせい) 2022/06/06(月) 12:33:44.09 ID:bGZ1i06n
ランジュ「何言ってるの? みんなで空港まで来て引き止めてくれたじゃない」
璃奈「……」
璃奈「そうだった」
ランジュ「そういえば……」
ランジュ「髪型変えちゃったの?」
璃奈「……うん」
璃奈「……」
璃奈「そうだった」
ランジュ「そういえば……」
ランジュ「髪型変えちゃったの?」
璃奈「……うん」
51: (らっかせい) 2022/06/06(月) 12:37:50.83 ID:bGZ1i06n
ランジュ「とっても可愛いわ!」
璃奈「! ありがとう」
璃奈「ランジュさん、すき」
ランジュ「!」キューン
ランジュ「きゃあ! とっても嬉しいわ!」
ランジュ「ランジュも璃奈が好きよ!」
璃奈「じゃあ、私はだいすき」
ランジュ「な?!」
璃奈「! ありがとう」
璃奈「ランジュさん、すき」
ランジュ「!」キューン
ランジュ「きゃあ! とっても嬉しいわ!」
ランジュ「ランジュも璃奈が好きよ!」
璃奈「じゃあ、私はだいすき」
ランジュ「な?!」
52: (らっかせい) 2022/06/06(月) 12:44:11.29 ID:bGZ1i06n
ランジュ「今日の璃奈はとっても積極的なのね……?」
璃奈「うん。もう我慢しないって決めたの」
璃奈「もっとたくさん、すきだって言っておけば良かったと思ったから」
璃奈「もう、後悔したくない」
ランジュ「???」
璃奈「うん。もう我慢しないって決めたの」
璃奈「もっとたくさん、すきだって言っておけば良かったと思ったから」
璃奈「もう、後悔したくない」
ランジュ「???」
53: (らっかせい) 2022/06/06(月) 12:51:21.16 ID:bGZ1i06n
璃奈「ううん。まだ何も起きてない」
ランジュ「そう」
ランジュ「……璃奈、今とってもゴキゲンでしょ?」
璃奈「どうしてわかったの?」
ランジュ「ランジュと一緒にいるのよ? 楽しいに決まってるわ!」
璃奈「すごい自信」
ランジュ「ふふんっ」
ランジュ「そう」
ランジュ「……璃奈、今とってもゴキゲンでしょ?」
璃奈「どうしてわかったの?」
ランジュ「ランジュと一緒にいるのよ? 楽しいに決まってるわ!」
璃奈「すごい自信」
ランジュ「ふふんっ」
55: (らっかせい) 2022/06/06(月) 13:01:13.99 ID:bGZ1i06n
ランジュ「……」
ランジュ「……えっと」
ランジュ「ホントに、ランジュといて楽しいかしら?」モジモジ
璃奈「もちろん」
璃奈「ランジュさんは、キラキラしてて、カッコよくて」
璃奈「でも時々そうやっておどおどしちゃうのが、とっても可愛いと思う」
ランジュ「な!」
璃奈「だから、だいすき」ムギュゥ
ランジュ「な、なによう……」テレテレ
ランジュ「……えっと」
ランジュ「ホントに、ランジュといて楽しいかしら?」モジモジ
璃奈「もちろん」
璃奈「ランジュさんは、キラキラしてて、カッコよくて」
璃奈「でも時々そうやっておどおどしちゃうのが、とっても可愛いと思う」
ランジュ「な!」
璃奈「だから、だいすき」ムギュゥ
ランジュ「な、なによう……」テレテレ
56: (とうふ) 2022/06/06(月) 17:42:00.11 ID:aCytGNmV
★☆★
エマ「もう1回かくにんするね」
愛「うん」
エマ「ここは?」
愛「ここは虹ヶ咲学園だよ」
エマ「あなたは?」
愛「アタシは宮下愛!」
エマ「私はだれなのかな?」
愛「あなたはエマっち!」
エマ「それは知ってた」テヘッ
愛「うんうん」アハハ
エマ「もう1回かくにんするね」
愛「うん」
エマ「ここは?」
愛「ここは虹ヶ咲学園だよ」
エマ「あなたは?」
愛「アタシは宮下愛!」
エマ「私はだれなのかな?」
愛「あなたはエマっち!」
エマ「それは知ってた」テヘッ
愛「うんうん」アハハ
57: (とうふ) 2022/06/06(月) 17:49:09.39 ID:aCytGNmV
エマ「さっきの話をせいりすると」
エマ「私はスクールアイドルになるため、2年後にこの学校に留学してくるんだったね?」
愛「そうそう。愛さんは今3年生だから、アタシにとっては去年の出来事だね!」
エマ「なるほどね~」
エマ「つまり、愛ちゃんは私のこうはいさんなんだ?」
愛「そーそー! ま、エマっちは同好会みんなのお姉さんって感じだったけどさ!」
エマ「私、こっちでもおねえちゃんなんだ……」
愛「うん?」
エマ「私はスクールアイドルになるため、2年後にこの学校に留学してくるんだったね?」
愛「そうそう。愛さんは今3年生だから、アタシにとっては去年の出来事だね!」
エマ「なるほどね~」
エマ「つまり、愛ちゃんは私のこうはいさんなんだ?」
愛「そーそー! ま、エマっちは同好会みんなのお姉さんって感じだったけどさ!」
エマ「私、こっちでもおねえちゃんなんだ……」
愛「うん?」
58: (とうふ) 2022/06/06(月) 18:06:30.36 ID:aCytGNmV
エマ「ねえねえ愛ちゃん」
エマ「今だけ、私のおねえちゃんになってくれない?」
愛「へ?!」
エマ「だって、今は愛ちゃんの方がふたつもおねえさんなんだよね?」
愛「そうだけど……」
エマ「おねがい」
愛「……いいよ?」
エマ「やった~!」
エマ「今だけ、私のおねえちゃんになってくれない?」
愛「へ?!」
エマ「だって、今は愛ちゃんの方がふたつもおねえさんなんだよね?」
愛「そうだけど……」
エマ「おねがい」
愛「……いいよ?」
エマ「やった~!」
59: (とうふ) 2022/06/06(月) 18:27:34.38 ID:aCytGNmV
エマ「よろしくね! 愛おねえちゃん!」
愛「やっば」キュンキュン
愛「とはいえ。愛さんも根は妹だからな~」
愛「どうしたらいいんだろ」
エマ「愛おねえちゃんにとってのおねえさんを真似したらいいんじゃないかな?」
愛「……なるほど」
愛「愛さんのお姉ちゃんは……」
愛「やっば」キュンキュン
愛「とはいえ。愛さんも根は妹だからな~」
愛「どうしたらいいんだろ」
エマ「愛おねえちゃんにとってのおねえさんを真似したらいいんじゃないかな?」
愛「……なるほど」
愛「愛さんのお姉ちゃんは……」
60: (とうふ) 2022/06/06(月) 18:36:16.40 ID:aCytGNmV
――――
――
美里「愛ちゃん、いつも私のところに来てくれるけど、お友だちと遊ばなくていいの?」
あい「うん。アタシ、あんまりおともだちいないし」
あい「それに、おねえちゃんだいすきだから」
美里「!」
美里「じゃ、じゃあ!」
美里「お姉ちゃんと、ずっと一緒にいてくれる……?」
あい「もちろんっ」
美里「ずっとずっと?」
あい「ずっとずっとずーっと!」
美里「愛ちゃん……」ウルウル
――
――――
――
美里「愛ちゃん、いつも私のところに来てくれるけど、お友だちと遊ばなくていいの?」
あい「うん。アタシ、あんまりおともだちいないし」
あい「それに、おねえちゃんだいすきだから」
美里「!」
美里「じゃ、じゃあ!」
美里「お姉ちゃんと、ずっと一緒にいてくれる……?」
あい「もちろんっ」
美里「ずっとずっと?」
あい「ずっとずっとずーっと!」
美里「愛ちゃん……」ウルウル
――
――――
61: (とうふ) 2022/06/06(月) 18:47:17.19 ID:aCytGNmV
愛「なるほどね」
愛「ねえエマちゃん」
エマ「なあに?」ニコニコ
愛「お姉ちゃんと、ずっと一緒にいてくれる……?」
エマ「もちろ~ん!」
愛「……!」キュンッ
愛(やばい。1年生のエマっち可愛過ぎるよ~!)
愛「ねえエマちゃん」
エマ「なあに?」ニコニコ
愛「お姉ちゃんと、ずっと一緒にいてくれる……?」
エマ「もちろ~ん!」
愛「……!」キュンッ
愛(やばい。1年生のエマっち可愛過ぎるよ~!)
62: (とうふ) 2022/06/06(月) 19:16:46.84 ID:aCytGNmV
愛「……な、なでても良い……?」
エマ「うんっ!」アタマサシダシー
愛「……」ナデナデ
エマ「んふふ~」スリスリ
愛「……」ナデナデ
エマ「気持ちいい~♪」
愛(でも……)
エマ「うんっ!」アタマサシダシー
愛「……」ナデナデ
エマ「んふふ~」スリスリ
愛「……」ナデナデ
エマ「気持ちいい~♪」
愛(でも……)
63: (とうふ) 2022/06/06(月) 19:32:12.68 ID:aCytGNmV
――――
――
エマ「だいじょうぶだよ」
エマ「スイスに帰ったからって、もうずっと会えないわけじゃないんだから」
エマ「電話だってするし、時々遊びに来るもん」
エマ「ごめんねみんな。ちょっと最近忙しくて……」
かすみ「……最近、エマせんぱいから連絡きました?」
璃奈「……来てない」
愛「……」
――
――――
愛(愛さん知ってるんだ)
愛(ずっとなんて、ない)
エマ「……おねえちゃん?」
愛「あ! ごめんごめん!」ナデナデ
――
エマ「だいじょうぶだよ」
エマ「スイスに帰ったからって、もうずっと会えないわけじゃないんだから」
エマ「電話だってするし、時々遊びに来るもん」
エマ「ごめんねみんな。ちょっと最近忙しくて……」
かすみ「……最近、エマせんぱいから連絡きました?」
璃奈「……来てない」
愛「……」
――
――――
愛(愛さん知ってるんだ)
愛(ずっとなんて、ない)
エマ「……おねえちゃん?」
愛「あ! ごめんごめん!」ナデナデ
65: (とうふ) 2022/06/06(月) 19:51:44.60 ID:aCytGNmV
☆★☆
しずく「か、彼方……さん……?」
彼方「むにゃ……? どうしたの、しずくちゃん?」
しずく「……」ムギュゥ
彼方「へ?!」
しずく「彼方さん彼方さん彼方さん彼方さん彼方さん!」ギュウギュウ
彼方「しずくちゃん! 痛いよぉ!」
しずく「!」
しずく「か、彼方……さん……?」
彼方「むにゃ……? どうしたの、しずくちゃん?」
しずく「……」ムギュゥ
彼方「へ?!」
しずく「彼方さん彼方さん彼方さん彼方さん彼方さん!」ギュウギュウ
彼方「しずくちゃん! 痛いよぉ!」
しずく「!」
66: (とうふ) 2022/06/06(月) 19:57:55.75 ID:aCytGNmV
しずく「ご、ごめんなさい。久しぶりに会えたので……」
彼方「久しぶり?」
彼方「彼方ちゃん、昨日もしずくちゃんのお膝で眠ってたんだけどなあ」
しずく「……」
しずく「彼方さんにとっては、そうですよね」
彼方「?」
しずく「私は、3年生の桜坂しずくです」
彼方「ええー!?」
彼方「どういうこと?」
彼方「久しぶり?」
彼方「彼方ちゃん、昨日もしずくちゃんのお膝で眠ってたんだけどなあ」
しずく「……」
しずく「彼方さんにとっては、そうですよね」
彼方「?」
しずく「私は、3年生の桜坂しずくです」
彼方「ええー!?」
彼方「どういうこと?」
67: (とうふ) 2022/06/06(月) 20:00:50.14 ID:aCytGNmV
しずく「私にもはっきりとは分かりませんが、ここでは起こりうることなんでしょう」
彼方「うーん……」
彼方「そういえば、かすみちゃんと歩夢ちゃんも似たような話をしてたなー……」
しずく「そうなんですね」
彼方「うんうん」
彼方「ところで、久しぶりってことは」
しずく「はい。彼方さんは、卒業してから一度も私たちに会いに来てくれませんでした」
彼方「え?」
彼方「うーん……」
彼方「そういえば、かすみちゃんと歩夢ちゃんも似たような話をしてたなー……」
しずく「そうなんですね」
彼方「うんうん」
彼方「ところで、久しぶりってことは」
しずく「はい。彼方さんは、卒業してから一度も私たちに会いに来てくれませんでした」
彼方「え?」
68: (とうふ) 2022/06/06(月) 20:04:40.54 ID:aCytGNmV
彼方「そんなわけないよ~。彼方ちゃんは、絶対卒業してもみんなに会いに」
しずく「来なかったんですよ!」
彼方「うっ」ビクッ
しずく「ライブの度に、観客席を探しました! 学校行事の時はいつも彼方さんがお昼寝に使ってたベンチに座ってみたり、何度もLINEをチェックしたり……!」
しずく「でも、彼方さんは来てくれなかった!」
彼方「……だから、しずくちゃんの方から会いに来てくれたんだ?」
しずく「……」
しずく「……はい」
しずく「来なかったんですよ!」
彼方「うっ」ビクッ
しずく「ライブの度に、観客席を探しました! 学校行事の時はいつも彼方さんがお昼寝に使ってたベンチに座ってみたり、何度もLINEをチェックしたり……!」
しずく「でも、彼方さんは来てくれなかった!」
彼方「……だから、しずくちゃんの方から会いに来てくれたんだ?」
しずく「……」
しずく「……はい」
69: (とうふ) 2022/06/06(月) 20:07:55.77 ID:aCytGNmV
彼方「そっか。ありがとうね」
しずく「私、怒ってるんですから」プクゥ
彼方「ごめんね~」ヘラッ
しずく「ずるいです」
しずく「その笑顔を見たら、何でも許しそうになっちゃいます」
彼方「『許しそう』ってことは、まだ許してくれないんだ?」
しずく「当然です。もう2年近くほったらかしにされているんですよ?」
彼方「それは大変だ」
しずく「私、怒ってるんですから」プクゥ
彼方「ごめんね~」ヘラッ
しずく「ずるいです」
しずく「その笑顔を見たら、何でも許しそうになっちゃいます」
彼方「『許しそう』ってことは、まだ許してくれないんだ?」
しずく「当然です。もう2年近くほったらかしにされているんですよ?」
彼方「それは大変だ」
70: (とうふ) 2022/06/06(月) 20:13:17.25 ID:aCytGNmV
彼方「ひとまず、今日は彼方ちゃんの抱きまくらになってみようか」
しずく「何がひとまずなんですか」
彼方「じゃあ、彼方ちゃんひざまくらはどう?」
しずく「あのですね、彼方さん」
彼方「?」
しずく「私はもう3年生なんですよ?」
しずく「誕生日だってもう来てますし、私の方がおねえさんなんですからね?」
しずく「もう彼方さんに甘えるなんて」
彼方「関係ないよ~」ポンポン
しずく「な?!」
しずく「何がひとまずなんですか」
彼方「じゃあ、彼方ちゃんひざまくらはどう?」
しずく「あのですね、彼方さん」
彼方「?」
しずく「私はもう3年生なんですよ?」
しずく「誕生日だってもう来てますし、私の方がおねえさんなんですからね?」
しずく「もう彼方さんに甘えるなんて」
彼方「関係ないよ~」ポンポン
しずく「な?!」
71: (とうふ) 2022/06/06(月) 20:18:08.70 ID:aCytGNmV
彼方「何年経っても、どんな姿になっても……」
彼方「しずくちゃんは、彼方ちゃんの可愛い可愛い後輩ちゃんなのだ~」ムギュゥ
しずく「はうぅ」トロンッ
彼方「許してくれる?」
しずく「……5分間だけ」
彼方「大勝利だぜ~」
彼方「しずくちゃんは、彼方ちゃんの可愛い可愛い後輩ちゃんなのだ~」ムギュゥ
しずく「はうぅ」トロンッ
彼方「許してくれる?」
しずく「……5分間だけ」
彼方「大勝利だぜ~」
72: (とうふ) 2022/06/06(月) 20:24:45.74 ID:aCytGNmV
★☆★
侑「ここが、虹ヶ咲学園……!」
侑「すっごくおっきい校舎! 自由な校風!」
侑「ここなら、すっごいトキめきに出会えそうだよ!」
「侑ちゃーん! 入学式始まっちゃうよ~!」
侑「! すぐ行くよー!」
タッタッタッ
完
侑「ここが、虹ヶ咲学園……!」
侑「すっごくおっきい校舎! 自由な校風!」
侑「ここなら、すっごいトキめきに出会えそうだよ!」
「侑ちゃーん! 入学式始まっちゃうよ~!」
侑「! すぐ行くよー!」
タッタッタッ
完
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1654167700/