【SS】穂乃果「海未ちゃんとこに嫁入りしたら武道しなくちゃいけないのかな？」

海未「何を言っているんですかあなたは…」

穂乃果「穂乃果はね、考えたんだよ」

海未「変な事考えてないで仕事してください」

穂乃果「変な事じゃないよ！将来の大事なことだよ！」

海未「将来の事を考えるのは結構ですがさっさと書類を片付けてください」

穂乃果「もしかして海未ちゃんが穂乃果のとこに嫁入りしたい？」

海未「人の話を聞いてください」

ことり「だったら海未ちゃん和菓子作りしなくちゃいけないね」

海未「ことりまでのらないでくださいっ！」

ことり「ことりはちゃんと仕事してるもーん」

穂乃果「海未ちゃん和菓子作れる？」

海未「作れる訳ないでしょう」

ことり「じゃあ穂乃果ちゃんが嫁入りだね～」

海未「ことりまで妙なことを言わないでください」

穂乃果「……武道できなくても大丈夫？」

海未「大丈夫だと思いま…なんでもないです」

穂乃果「なんだかんだで乗り気じゃないの海未ちゃ～ん」

海未「手も動かしてください」

穂乃果「は～い」

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ことり「結婚と言えばあれだよね♪」

穂乃果「うんうん♪」

海未「どれですか」

ことり「ご飯にする？お風呂にする？そ・れ・と・も～？」

穂乃果「わ・た・し？」

ほのこと「きゃ～♥」

海未「私の分終わったんで帰ってよろしいでしょうか」

ことり「ダメだよ海未ちゃん」

穂乃果「妻を置いていくなんて……」ｵﾖﾖ

ことり「寂しいなら私が相手しますよ奥さん」

穂乃果「そ、そんなっ…私には愛する人がっ」

ことり「私ならあなたにそんな思いはさせないのに……」

穂乃果「……間男ってやつだね！」

ことり「……間女？」
　

海未「では二人ともまた明日」

ことり「待って海未ちゃん！」

海未「……なんでしょう」

ことり「ことりももうすぐ終わるからもうちょっと待っててね♥」

海未「しょうがないですね……」

穂乃果「穂乃果ももうすぐ終わるから待っててね♥」

海未「その積みあがってる書類を見てもう一度言ってみてください」

穂乃果「……」

海未「……」

穂乃果「……待っててね♥」

　

海未「さてことり、帰りましょうか」

ことり「え、え～と……」

穂乃果「海未ちゃん酷い！鬼嫁！」

海未「結局私が嫁なんですか？」

穂乃果「じゃあ鬼亭主？」

海未「何ですかそれ」

穂乃果「う～ん……」

海未「手も動かしなさい」

穂乃果「そうだ！亭主関白だ！海未ちゃんのお母さんが言ってた！」

海未「はあ」

穂乃果「海未さんは亭主関白な人になりそうですから…穂乃果さんが心配です…って！」

海未「私の母と妙な会話をするのはそろそろやめていただけませんか？」

ことり「海未ちゃんは穂乃果ちゃんのお母さんとそういうお話しないの？」

海未「するわけないでしょう」

ことり「実はしてたり？」

海未「してません」
　

穂乃果「……海未ちゃん、ことりちゃん」

海未「なんでしょう」

ことり「どうしたの？」

穂乃果「お仕事手伝ってください……」

ことり「う～んと……」ﾁﾗﾘ

海未「……」

穂乃果「うみちゃ…」

海未「ダメです」

穂乃果「そんな〇生な！」

海未「口ばっかり動かして手を動かさないからそのようなことになるのです。自業自得です」

穂乃果「うぇ～ん」

海未「終わるまで待ちますからサッサと終わらしてください」

穂乃果「はーい」


　

ことり「ねえねえ穂乃果ちゃん」

穂乃果「なになに？」

ことり「嫁入りしたらご飯作ってあげなくちゃいけないね♪」

海未「まだその話をするのですか……」

穂乃果「ご飯かー…海未ちゃんは和菓子でいい？」

海未「良い訳ないでしょう」

穂乃果「うーむ……」

海未「料理ができるようになってから出直してきてください」

穂乃果「でも海未ちゃんお料理できるから穂乃果が作らなくてもいいんじゃないかな？」

海未「亭主を働かせておいて家事もしないなんて…なんてダメな妻なんでしょう……」

ことり「あ！海未ちゃんそう言うの駄目なんだよ～」

海未「なにがですか……」

ことり「今は妻も働く時代なんだから♪ねっ、穂乃果ちゃん？」

海未「……穂乃果は専業主婦をやるものとばかり思っていました…働くのですか？」

穂乃果「う～む…海未ちゃんに養ってもらうのも悪くない……」

海未「……だそうですよ」

ことり「あはははは……」
　

ことり「でも海未ちゃんもちゃんと結婚後の生活について考えてたんだね」

海未「な、何を言っているのですかっ！」

ことり「え～…だって専業主婦をやるものとばかり思っていましたって～」

海未「言葉のあやです」

ことり「海未ちゃん顔真っ赤だよ？」

海未「誰のせいですか誰のっ」

ことり「きゃ～穂乃果ちゃ～ん、穂乃果ちゃんの旦那さんがことりのこといじめるよ～」

海未「なっ…何を言っているのですか！」

穂乃果「う、海未ちゃ…じゃなくて…」

ｺﾎﾝ

穂乃果「あなた、ダメですよ？ことりさんが可哀想じゃないですか」

海未「……」

ﾑｷﾞｭｯ

穂乃果「いたいれすうみちゃ…」

海未「馬鹿なことやってないでさっさと帰りますよ」

　

穂乃果「じゃあ結婚生活をシミュレートしてみようよ海未ちゃん！」

海未「一人でやってってください」

穂乃果「えー…じゃあことりちゃんしよっか♪」

ことり「うんっ♪」

穂乃果「穂乃果が妻役ねー」

ことり「じゃあことりは旦那さ――海未ちゃん役で♥」

海未「なぜ私なのですか……」

ことり「想像しやすいかなって思って♥」

　

穂乃果「じゃあ早速！海未ちゃんが帰ってくるシーンから！ことりちゃんどうぞ！」

ことり「ただいま帰りました」

穂乃果「海未ちゃんおかえり♥ご飯にする？お風呂にする？それとも――」

ことり「ではご飯にしましょうか。毎日の穂乃果のご飯が私の活力なので…楽しみです」

穂乃果「え、そんな～照れちゃう……ってちっがーーーう！」

ことり「海未ちゃんの分からず屋さん！」

穂乃果「分からず屋さん！」

海未「なぜ私が責められているのでしょうか……」

ことり「そこは…ではご飯にしましょうか――穂乃果のお饅頭いただきますね？…とか言っておい

しくいただいちゃ――」

穂乃果「ことりちゃんは何を言っているの！？」

ことり「あれ？違った？」ｷｮﾄﾝ

穂乃果「違うと言うか…ちょっと行き過ぎと言うか……」

海未「……」

ことり「どうしたの海未ちゃん？」
　

海未「は……」

穂乃果「"は"？」

海未「破廉恥です！不潔です！」

ことり「何が～？」

海未「ほ、穂乃果のお、お饅頭だなんてそんな……」

ことり「食べたくない？」

海未「食べたいだなんて…私は私は……」

穂乃果「いくら海未ちゃんでもダメ～！ほ、穂乃果のお饅頭はそんな易々とあげられません！」

ことり「……二人とも何か勘違いしてない？」

海未「え？」

穂乃果「え？」

ことり「穂乃果ちゃんのお饅頭っていうのは穂乃果ちゃんが愛情いっぱいこめて作ったお饅頭のこ

とだよ？」

海未「……」

穂乃果「……」

　

ことり「二人とも何を想像しちゃったのかな～？」

海未「……」

穂乃果「……」

ことり「二人とも工　　～♥」

穂乃果「ほ、穂乃果はぜ、全然そんなこと考えてなかったもんっ」

海未「わ、私は最初からそ、そう思っていましたよ？」

ことり「二人の結婚生活がどんな爛れたものになっちゃうのか…ことりは心配です……」

穂乃果「次いこ次！シチュエーションは朝起こすとき！」

海未「まだやるのですか……」

穂乃果「当然！」

海未「ことり、次は変な事言わないでくださいね」

ことり「は～い♥」

海未「本当にわかっているのですか？」

ことり「もちろん♥」
　

穂乃果「じゃあ穂乃果からいくね♪」

穂乃果「――ｺﾎﾝ」

穂乃果「ｺﾝｺﾝ」

穂乃果「入るよ～」

穂乃果「おはよう海未ちゃん！今日は良い天気だよ！おさ――」

ことり「……なにか違う」

穂乃果「え？」

ことり「何か違うよ穂乃果ちゃん！」

穂乃果「そ、そう……？」

海未「ことりの言うとおりです。あなたが私より早く起きられるわけないでしょう」

穂乃果「穂乃果だってやればできるもん！」

海未「なら明日から早速やってみてください」

ことり「そっちじゃないよ二人とも！そっちもだけど！」

穂乃果「じゃあ何が違うの？」

ことり「何で違う部屋で寝てるの！？」

穂乃果「一緒の部屋で寝なきゃいけないの？」

ことり「もちろん同じベッドで♪」

海未「穂乃果と同じベッドですか…蹴落とされそうですね……」

穂乃果「あ、あはははは……」

ことり「じゃあこれからことりが見本を見せます」

海未「いえ、結構です」

ことり「じゃあやります」

穂乃果「聞いてないね……」

　

ことり『穂乃果、穂乃果、起きて下さい』

ことり『……うみちゃー…おはよー』

ことり『ぐっすりでしたね』

ことり『……海未ちゃんがが昨日たっぷりしてくれたから♥』

穂乃果「ことりちゃん！？ちょっとそれは――」

海未「いけません穂乃果！それは罠です！」ｶﾞｯ

穂乃果「フゴ！モゴモゴ……」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ことり『とても可愛かったですよ穂乃果』

ことり『やだ海未ちゃん…恥ずかしいよ……♥』

ことり『今日は休日ですから…たっぷりできますね』

ことり『じゃあ今日は穂乃果が海未ちゃんにしてあげるね♥』

ことり『では…優しくして下さいね？」

ことり『じゃあ海未ちゃ――』

　

穂乃果「ダメダメダメーー！！」

海未「ああ……」

ことり「どうしたの？」

穂乃果「こ、ことりちゃんの工　　！」

海未「ﾊｧ……」

穂乃果「何言ってるのさことりちゃん！これこそまさに破廉恥だよ！」

海未「穂乃果、落ち着いてください」

穂乃果「なんで海未ちゃんそんな落ち着いてるの！？さては普段からこんな妄想してるんでしょ！

」

ｺﾞﾂﾝ

海未「落ち着いてください」

穂乃果「はい……」ﾋﾘﾋﾘ

海未「どうせことりのことですから…マッサージのお話でしょう」

穂乃果「え？」

ことり「うん♥穂乃果ちゃんは何のお話だと思ったのかな～？」

穂乃果「……穴があったら入りたいです」

ことり「穂乃果ちゃんの工　　～♥」

穂乃果「反論できません……」

海未「もう次は良いですよね？」
　

海未「もう次は良いですよね？」

穂乃果「もういいです……」

ことり「え～…まだやりたかったのに～」

穂乃果「もう十分です……」

海未「穂乃果が妙な事始めるからこんな事になるんです。反省してください」

穂乃果「はい……」

ことり「ダメだよ海未ちゃん。そんなに穂乃果ちゃんを責めたら」

海未「穂乃果が悪いですから」

ことり「結婚してもそんなだと離婚だね離婚♪」

海未「なぜ嬉しそうなのですか……」

ことり「ことりが穂乃果ちゃん取っちゃうからね♪」

海未「どうぞどうぞ」

穂乃果「海未ちゃんひどい！ほのかを捨てちゃうの！？」

ことり「こんな悪い女に捕まって穂乃果ちゃん可哀相……」

海未「酷い言われ様ですね……」

　

ことり「でも海未ちゃんは穂乃果ちゃんの事大好きだから絶対に見捨てないもんね♥」

海未「あなたの将来の旦那さんに恥ずかしくないようにしておかないと幼馴染として情けないです

からね」

ことり「海未ちゃんはだらしないお嫁さんは嫌なの？」

海未「生徒会の仕事も宿題もやらないようなお嫁さんは嫌ですね」

穂乃果「うっ」

海未「私の所に嫁入りしたければもっと真面目になることですね」

穂乃果「精進します……」

ことり「ふふふ」

海未「どうかしましたか？」

ことり「結局海未ちゃんは穂乃果ちゃんをお嫁さんにもらう気満々なんだねー♥」

海未「なっ」

ことり「海未ちゃん顔真っ赤ー♥」

海未「し、知りません！お手洗いに行って来ます！」ｶﾞﾀｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ﾋﾟｼｬｯ

ことり「海未ちゃん可愛いっ♥ね、穂乃果ちゃん――って」

穂乃果「……//」

ことり「穂乃果ちゃんも可愛いっ♥」
　

おわり

　

おつ
ニヤニヤした
　

乙乙
ええやん
　

乙
最高やん
　

ふぅ…ほのうみ成分補給完了
　

素晴らしかった
ほのうみええなあ
　

癒される
　

こういうの好きだわ
　

乙
ことり有能