【SS】愛「カリンー、しずくを口説いて赤面させたら勝ちゲームやろーよ」　果林「いやよ」【ラブライブ！虹ヶ咲】

果林「全然決着つかないじゃない」

愛「いいじゃん決着とか。面白いし」

果林「最近なんてただ話してるだけで顔真っ赤なんだけど……」

愛「そっかー」

果林「そっかじゃないわよ。活動に支障をきたしているのよ」

愛「しばらくしずくはやめとこっかな」

果林「もうやめましょ。可哀想じゃない」

愛「えーカリンが意地張ってあんなことするからじゃん」

果林「顎クイって駄目なの？　割と普通だと思うけど」

愛「普通じゃないって」
　

愛「じゃあしおってぃーにするか」

果林「ちょっと、この前のことを忘れたとは言わせないわ」

愛「あー気付かれちゃったんだっけ」

果林「だから私は言ったの！　栞子ちゃんはこういうの効かないって」

愛「そうかなぁ。カリンの攻め方がバカっぽいからじゃない？」

果林「はっ倒すわよ」

愛「いやバカってそういうんじゃなくてさほら、ああいうのはしずくが好きそうな感じじゃん？」

果林「しずくちゃんが泣くわよ」

愛「違う違う……そう！　ドラマチック過ぎ？　だからしおってぃー向きじゃないって」

果林「というかしずくちゃんから聞いてるっぽいのよ。だから無理！　もうあんなの懲り懲りよ」

愛「へぇ、カリンはリベンジせずに諦めるんだ」

果林「乗らないわよ。あの後私とランジュ反省文10枚書かされたんだから」

愛「あっはっは！　それ絶対生徒会で回し読みされてんじゃん！」

果林「二度もあんな反省文なんて書いたら生徒会室の前歩けないわ」
　

愛「しょうがないなぁ、可哀想だけどりなりーに犠牲になって貰うか」

果林「可哀想って言った？　というか犠牲って言ったわよね？」

愛「りなりーはさぁ、結構我慢するのがいいよね」

果林「もしかして可哀想って言葉の意味を知らないのかしら」

愛「いやいや、カリンじゃないんだから」

果林「愛よりは常識があると思ってるけど。というか璃奈ちゃんはダメよ」

愛「なんで？」

果林「勝負にならないから」

愛「そう？」

果林「璃奈ちゃん愛と話すときずっと女の顔になってるじゃない。私でも分かるわ」

愛「りなりーをそういう目で見るな」

果林「何この子もう嫌……」
　

愛「じゃあかすみんでいいか」

果林「かすみちゃんねぇ……」

愛「あんま乗らない？　あ、カリンってかすみんのことガチで好きなカンジ？　ゴメンゴメンやめよっか」

果林「はっ倒すって言ったはずよ」

愛「素直になれし」ﾆﾔﾆﾔ

果林「そうじゃなくて、昨日やったばかりだから」

愛「え？　昨日？」

果林「悪戯してきたからちょっとからかおうってね」

愛「仕返しで口説かれるかすみんかわいそー」

果林「仕返しの方が正当な理由じゃない……？」
　

果林「じゃあミアで良いんじゃない？　やったことないけど」

愛「いや、ミアちはやめよう」

果林「なんでよ」

愛「いやなんか、口説いたら口リコンだと思われないかなって」

果林「えぇ……」

愛「いやさぁ、あっちってそういうのキビシイじゃん？」

果林「それはちょっとわかるわね……」

愛「そんなつもりないんだけどさー、たまにエマっちがガチなトーンで止めに入ることあるんだよね」

果林「エマがたまにミアに過保護なのってやっぱりそういうアレなのかしら」
　

果林「歩夢はどう？」

愛「えー同い年口説くの？」

果林「普通でしょ」

愛「いやなんか違くない？」

果林「知らないけど」

愛「まあいっか……ゆうゆ居なかったら歩夢にしよう」

果林「侑？」

愛「うん。歩夢を口説くとゆうゆ機嫌悪くなるんだよね」

果林「侑が！？」

愛「マジマジ。ふつーに困るからゆうゆ居るときはやめよう」

果林「そうなの……っ同級生口説いてるじゃない！」
　

愛「ゆうゆは……やめようか」

果林「二人して返り討ちにあったばかりでしょ」

愛「じゃあせっつーかランジュ？」

果林「せつ菜も栞子ちゃんと同じで警戒されてるわ。結構楽しかったのに」

愛「せっつーも同じ手何度も喰らってくれないかー。反応いいからアタシもよくやってたのに」

果林「ランジュはまだ反省文書いてるから来ないし」

愛「そもそもあのランジュを口説けるのはゆうゆくらいだよ」

果林「もうエマか彼方しかいないわ」

愛「うーん、カナちゃん口説ける自信ないなぁ」

果林「一筋縄ではいかないわね」

愛「エマっちでいいんじゃない？」

果林「ごめん今朝寝坊してめっちゃ怒られたから無理」

愛「あ、てかこの前愛さん電話しても起きなかったよね。どういうこと？」

果林「ちょ、今怒らないでよ！」
　

愛「しかたないなぁ、歩夢が一人でいることを願うかぁ」

果林「というか誰も来ないわね」

コンコン　ガチャ

遥「失礼しまーす」

果林「遥ちゃん？」

遥「こんにちは。あれ、お姉ちゃんまだ来てないんですか？」

愛「そだねー。来るまでここで待ってる？」

遥「良いんですか？　ありがとうございます」

果林「……彼方がくるまでの勝負よ」ﾋｿﾋｿ

愛「えーマジでやるの？」ﾋｿﾋｿ
　

果林「ねえ遥ちゃん、ちょっとお姉さんとお話ししない？」

愛「アタシとも話そうよ！　前から話したいと思ってたんだよねー」

遥「あ、はい」

果林「遥ちゃんって本当に可愛いわね。彼方が溺愛するだけあるわ」

愛「アタシ結構タイプかも」

遥「えっあの……」

果林「近くで見るとやっぱり彼方に似てるわね」ｸｲｯ

遥「ひゃっ！？」

愛「ホントだ。見て見て、唇とか目元とかそっくり」ｽﾞｲｯ

遥「あの、近いです///」


その後またしても何も知らないランジュちゃんが一緒になって口説き始め、程なくしてやってきた彼方ちゃんはブチ切れ、エマさんにも割とガチトーンで怒られました

せつ菜ちゃんと栞子ちゃんは完全に生徒会長モードでお説教、
愛、果林、ランジュの3人は反省文20枚書く羽目になったとさ
あとしずくちゃんはなぜか顔が赤かったよ

おしまい
　

ζ(*＾ᴗ＾*)ζ
　

ﾉﾚcｲ´◉ ω◉)
　

しずくさぁ
　

ﾉﾚcｲ´◉ ω◉)🔪
　

おつ
こういうの好きだからいつだって読みたい
　

jΣﾐｲ˶; ᴗ ;˶ﾘ　もうかまってくれないんですか？
　

乙
いつも反省文描いてんな