【SS】璃奈「恋色ミルクティーってどんな色?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

りな QU4RTZーSS


1: 2020/04/04(土) 23:15:52.74 ID:yDmqlAvM
かすみ「彼方先輩、エマ先輩、りな子お疲れ様でした♪」

エマ「かすみちゃん、お疲れさま♪とっても良い曲になったねエモエモだよ~」

彼方「ふぅ‥彼方ちゃんは全力を出し切ったよ。一刻も早くすやぴしたい・・・」

璃奈「彼方さん、まだ寝るのには早いよ?」

かすみ「くふふ…それにしても、やっぱりユニットで歌うってなってもかすみんの可愛さは変わらないですね♪寧ろ皆さんのこと曇らせちゃったらごめんなさい♡」

璃奈「私、エマさんたちにちゃんと合わせられてたかな?」璃奈ちゃんボード『そわそわ』

エマ「大丈夫だよ、璃奈ちゃん♪璃奈ちゃんの歌声もダンスも私たちとしっかり合わさっていたよ~!」

彼方「そうだよ~彼方ちゃん完成して歌ってみた曲を聞いて~思わず…すやぁってしちゃうほどだったもん。」

璃奈「良かった…私自信なかったけどそう言ってもらえると、安心する。」璃奈ちゃんボード『ホッ』

かすみ「ちょっと~!!スルーするのはやめてください!」

2: 2020/04/04(土) 23:17:56.92 ID:yzUOrhyE
エマ「あはは…」

彼方「あっ、そういえば~彼方ちゃんたちの曲って~みんなの普段歌ってる曲と全然違う感じじゃないかな~?」

かすみ「それかすみんも思いました!まあ、どんな曲でもかすみんが歌うと可愛くなっちゃうんですけど~♪」

エマ「あんまり歌ったことのない感じの曲だったけど新鮮だったね♪」

璃奈「歌詞もみんなで出し合った。それにメロディがついてあんなに変わるなんて…やっぱりすごい。」

かすみ「確かに…流石は先輩って感じ。」

エマ「私たちの出した歌詞をベースにとっても良くしてくれたもんね♪」

彼方「少しは彼方ちゃんたち力になれたのかな~?」

3: 2020/04/04(土) 23:18:46.43 ID:yzUOrhyE
かすみ「な、なれたに決まってます!!かすみんが歌詞を渡しに行ったとき先輩…このフレーズかすみちゃんが考えてたの!?って褒めてくれましたもん♪」

璃奈「フレーズといえば…」

かすみ「どうしたのりな子?」

璃奈「Beautiful Moonlightの‥恋色ミルクティー…恋色ってどんな色?」璃奈ちゃんボード『きょとん』

かなエマかす「!!!」

かすみ「え~?りな子ってばそんなことも分かんないの~?」

璃奈「かすみちゃん、分かるの?」璃奈ちゃんボード『ジー』

かすみ「え、えっと、それはその‥あれ…あれですよぉ」

エマ「その辺りの歌詞って確か彼方ちゃんが考えてたよね?」

彼方「ええっ!?」ビクッ

4: 2020/04/04(土) 23:19:06.36 ID:yzUOrhyE
彼方 (かすみちゃんに任せてのほほんとしてたのに…エマちゃんってばとんだキラーパスだよ~)

璃奈「彼方さん、それなら教えてほしい…」璃奈ちゃんボード『キラキラ』

彼方「え、えっとね~」

彼方 (参ったな~確か遥ちゃんから借りた恋愛漫画を参考にして出したフレーズであって…意味なんてあんまり…)

彼方 (はっ!こういう時こそエマちゃんに助け舟を…!) チラッ

エマ「~♪」ワクワク

彼方 (むぅ…あれは彼方ちゃんが何で答えるんだろうと楽しみにしてる感じだよぉ~エマちゃんに助けは求められそうにないし…かすみちゃんはニヤニヤしてるし・・そうだ!)

5: 2020/04/04(土) 23:19:37.31 ID:yzUOrhyE
彼方「甘いよ璃奈ちゃん!」

璃奈「!!!」

彼方「答えなんてたいそうなものを求めて簡単に与えられてるだけで良いのかね?」

エマ「か、彼方ちゃん?」

かすみ「彼方先輩…おかしくなっちゃいました?」

彼方「璃奈ちゃんが自分で見つけ出すことに価値があるんじゃないかな~?彼方ちゃんは少なくともそう思うけど…?」

彼方「それに、スクールアイドルとして自分の歌のフレーズについて考えるのは…表現力に繋がると思うし、璃奈ちゃんの表情、気持ちの表し方にも活かせるんじゃないかな~?」

彼方 (我ながら唐突で勢い任せ…これでいけるかな…?)

6: 2020/04/04(土) 23:20:06.81 ID:yzUOrhyE
璃奈「彼方さん、すごい。」璃奈ちゃんボード『キラリーン』

彼方「えっ?」

璃奈「そこまで考えてるなんて、私…すぐに答えを聞こうとして恥ずかしい。」璃奈ちゃんボード『ガーン』

彼方 (な、納得してるー!?)

璃奈「私なりに、答え探してみる。」ガラッ

エマ「彼方ちゃんすごーい!!あんなこと言えるなんてかっこいい♪」

彼方「へっ?…い、いや~それほどでも~♡」

彼方 (なんとかごまかせたみたいで良かったよ~彼方ちゃん偉い…)

7: 2020/04/04(土) 23:20:39.44 ID:yzUOrhyE
かすみ「・・・それより、りな子出て行っちゃいましたけど良かったんですか?これから他ユニットの研究で視聴覚室で資料を見る予定だったんじゃ…」

かなエマ「あっ」

彼方「ま、まあ…璃奈ちゃんが答えを追い求めるならそれもまたよしだよ~♪」

エマ「どうしよう…3人で観ておく?でも、璃奈ちゃんに悪い気もするし…」

かすみ (くふふ…これでりな子がいない間にかすみんが先輩たちを追い出して1人で見れば…かすみんだけレベルアップしてもっとも~っと目立っちゃうよね♪)

彼方「3人で観たら~次に璃奈ちゃんが1人で観ることになることになる可能性もあるし~でも、観ないと借り物だから期限がもったいないし…」

エマ「せっかくユニットの研究なのに1人で観るってなると寂しいもんね…」

8: 2020/04/04(土) 23:21:03.95 ID:yzUOrhyE
かすみ「・・・それならかすみんがりな子と一緒に後日見ますよ?」

エマ「えっ?いいのかすみちゃん!?」

かすみ「今、かすみんはちょうど体力のために走り込みたいなーって気分だったので♪エマ先輩と彼方先輩は先に見ててください。」

かなエマ「かすみちゃん…」

かすみ「な、なんですか!?そんなにかすみんのことじーっと見つめて…何も悪いことは考えてませんよぉ!」

ギュー

彼方「やっぱり良い子だね~彼方ちゃん褒めちゃうぞ~♪」

エマ「ふふ♪可愛くて優しいかすみちゃんだ~いすき♪」ナデナデ

かすみ「か、彼方先輩、エマ先輩…苦しいですよぉ!離してくださ~い!」ジタバタ

9: 2020/04/04(土) 23:21:27.09 ID:yzUOrhyE
かすみ「っていうか!なんでかすみんのこと撫でてるんですかぁ?子供扱い禁止です!」

エマ「ご、ごめんね?かすみちゃんがとっても可愛くて…妹や弟たちのこと思い出しちゃって…つい」

かすみ「~~~~!わ、分かりました…かすみんが可愛いからそうなっちゃうのは仕方ないですよね♪」

かすみ「もう少しだけなら撫でても良いですよ♡」

エマ「わ~ありがとう♪」ナデナデ

彼方 (…エマちゃんの言葉に嘘はないんだろうけど、将来かすみちゃんが悪い人に騙されないか彼方ちゃん心配…) ナデナデ

かすみ (くふふ…♪彼方先輩もエマ先輩もかすみんの可愛さにメロメロみたい…これなら…)

10: 2020/04/04(土) 23:22:01.28 ID:yzUOrhyE
かすみ「エマ先輩~♪」

エマ「どうしたの?」

かすみ「かすみん~なでなでさせてあげるからには何かお礼が欲しいな~って思って~」

エマ「それもそうだね、私にできることならいいよ♪」

かすみ「かすみん次のユニット曲は2曲ともセンターが」

エマ「ダメだよ、かすみちゃん♪」

エマ「ユニット曲のセンターは全員平等で決めるってみんなで約束したよね?」

彼方 (エ、エマちゃんが本気だ…!)

かすみ「は、はい…」プルプル

エマ「だから、そのお話は次の曲ができてから…ね?彼方ちゃん」

彼方「う、うん…それで良いよ~」

かすみ「ご、ごめんなさい…かすみん、ズルとかするつもりじゃあ…」プルプル

11: 2020/04/04(土) 23:22:38.56 ID:yzUOrhyE
エマ「大丈夫♪怒ってなんてないよ?」ナデナデ

彼方「?」

エマ「私もセンターでたくさん歌いたいけど…みんなもスクールアイドルにかける思いが強いこと知ってるから…だから」

彼方「熱が入っちゃったんだ~彼方ちゃんビックリしちゃったよ~」

かすみ (な、なんだ…エマ先輩を怒らせてしまったのかと焦りました‥それにしても…)

ナデナデナデナデナデナデ

かすみ (い、いつまでかすみんのこと撫で回してるんですかぁ~!!!?)

13: 2020/04/04(土) 23:29:01.25 ID:yzUOrhyE
璃奈「勢いよく部屋から出たのは 良かったけど…どうしよう?」璃奈ちゃんボード『ムムッ』

璃奈「まずは、調べてみよう。」

ー図書館ー

璃奈「・・・ミルクティーの本はあるけど、恋色ミルクティーっていうものはない。」

璃奈「それじゃあ、恋色について調べてみる。」

璃奈「・・・!…本に届かない」璃奈ちゃんボード『シュン』

愛「よっと」パシッ

璃奈「愛さん」

愛「りなりー大丈夫?この辺の本高いところまであるもんね~」

璃奈「ありがとう♪」璃奈ちゃんボード『にっこりん』

愛「どういたしまして♪それにしてもこんなに本が積み上がってると重さでブックブックと沈んじゃいそうじゃない?なんつって!」

璃奈「ふふふ…」

14: 2020/04/04(土) 23:29:55.81 ID:yDmqlAvM
愛「よしよし、今日のダジャレもそれなりに冴えてる♪にしても、りなりーの取ろうとしてた本って・・?」チラッ

璃奈「!!」璃奈ちゃんボード『アワワ』

愛「・・・恋愛小説!?」

愛「ええっ!!!?りなりー好きな人できたの!?」ガシッ

璃奈「そ、そういうわけじゃない…」

愛「だれだれ!?あたしが知ってる人?それともりなりーだけが知ってる人!?」

璃奈「だ、だから…」

愛「どんなふうに会ったの!?片思い?それとも…」

15: 2020/04/04(土) 23:30:21.24 ID:yDmqlAvM
璃奈「愛さん、落ち着いて。」璃奈ちゃんボード『すんっ』

璃奈「実は・・かくかくしかじかで…」

愛「ほうほう、なるほどね~りなりーなりに勉強をってことか~」

愛「あはは‥愛さんってば思い過ごしで暴走しちゃって…ごめん!りなりー!」

璃奈「良い。愛さんも嬉しそうだったから。」

愛「そ、そう?…まあ、りなりーと恋愛トークとかしてみたいと思ってたんだよね~♪」

璃奈「私…まだよく分からない。」璃奈ちゃんボード『モジモジ』

愛「ん~~それなら小説とか本読むより…実践した方が良いんじゃない?ほら、百聞は一見にしかずって言うじゃん?」

璃奈「どういう意味?」璃奈ちゃんボード『キョトン』

16: 2020/04/04(土) 23:32:14.86 ID:yzUOrhyE
愛「えっとね~簡単言ったら…100回聞くよりも一回見る方が良いよーって感じかな。どれだけ聞くよりも1度見ることに比べると劣っちゃうってね。」

璃奈「なるほど。」璃奈ちゃんボード『むむっ』

愛「似たような言葉に百考は一行に~っていうのもあって考えるより行動っていうのもあるしとにかく行動だよりなりー♪」

璃奈「行動…分かった。頑張る。」璃奈ちゃんボード『ムンッ』

愛「おー、りなりーファイト!!」

17: 2020/04/04(土) 23:32:32.07 ID:yzUOrhyE
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_____

璃奈「・・・とは言ったものの私、恋なんてしたことない…」トコトコ

璃奈「・・まずはミルクティーを頼んでみよっと。」璃奈ちゃんボード『やったるでー』

しずく「あれ?璃奈さんもお茶?」

璃奈「しずくちゃん、どうしたの?」

しずく「ユニットでの練習がひと段落ついたから少しティーブレイクをしてたの璃奈さんは?」

璃奈「実は…かくかくしかじかで…」

しずく「なるほど、…表現力って分野なら力になれるかも♪もし私で良かったらお手伝いしても良いかな?璃奈さんには数学で助けてもらってるし。」

璃奈「ありがとう。しずくちゃんが手伝ってくれるならすごく心強い。」璃奈ちゃんボード『ムンッ』

18: 2020/04/04(土) 23:32:57.20 ID:yzUOrhyE
しずく「あはは…とはいえ、どこまで力になれるか分からないけど…」

璃奈「取り敢えず、ミルクティーを頼んできたの。」

しずく「ミルクティー・・私もあんまり飲む機会ないから飲んでみようかな♪」

璃奈「そんなの悪い…私がお金出すよ?」

しずく「ううん、1人で飲むっていうのも…ちょっと寂しかったから折角だし璃奈さんと同じ物を飲みたいなって♪」

璃奈「…ありがとう」璃奈ちゃんボード『てれてれ』

19: 2020/04/04(土) 23:33:25.93 ID:yzUOrhyE
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しずく「お待たせしました♪・・って璃奈さん!?」

璃奈「・・・」璃奈ちゃんボード『ジー』

しずく「そ、そんなにミルクティーを見つめてどうしたの?」

璃奈「ミルクティーの色を見てたの。綺麗なベージュ、あるいはクリーム色」

しずく「ごめんね?思ったより時間かかっちゃって…先に飲んでて良かったのに」

璃奈「大丈夫、お陰でじっくりホットミルクティーを観察できた。」璃奈ちゃんボード『ブイッ』

しずく (・・・普通にミルクティーを見てるだけじゃ意味ないんじゃ…?)

20: 2020/04/04(土) 23:35:55.42 ID:yzUOrhyE
璃奈「しずくちゃんも戻って来たから少し飲む。」

しずく「そうだね♪いただきます。」

ゴクゴク

しずく (こうしてボードを取って飲む璃奈さんって…なんだか新鮮かも)

璃奈「・・・そんなに苦くない、寧ろまろやかでちょっと甘くて飲みやすい」

しずく「この学園のカフェって値段に対してすごくクオリティが高いって評判みたいだよ♪たしかにこれは…美味しいね♪」

璃奈「うん、これまであんまり飲んだことなかったけど…美味しい♪」璃奈ちゃんボード『にっこりん』

しずく「ねえ、璃奈さん?」

璃奈「?」

しずく「QU4RTZの方は楽しい?」

21: 2020/04/04(土) 23:36:54.00 ID:yzUOrhyE
璃奈「楽しいよ、彼方さんもエマさんもとっても優しくて…かすみちゃんはいつも調子だけど。この前はみんなでピクニックに行ったの」璃奈ちゃんボード『ワクワク』

しずく「そっか♪それは良かった」

璃奈「しずくちゃんは?」

しずく「A・ZU・NAは…おもちゃ箱みたいなユニットを目指していて…歩夢さん、せつ菜さんのやりたいことがたくさん詰め込まれて…私も、それに負けないようやりたいことを考えてる最中で…とっても楽しいよ!」

璃奈「すごく充実してる…しずくちゃん楽しそう♪」

しずく「璃奈さんこそ、彼方さんたちとうまくやってるみたいで安心した♪」

しずく「あっ、璃奈さんの表現力のためのお話だったよね…ごめんね?つい話が弾んで…」

璃奈「大丈夫、しずくちゃんとこうしてお話しするの楽しいから。」璃奈ちゃんボード『にっこりん』

22: 2020/04/04(土) 23:37:11.25 ID:yzUOrhyE
しずく「ありがとう璃奈さん、それで…恋色ミルクティー……このミルクティーはクリーム色だけど、それは見る人の気持ちによって少し違うんじゃないかなって私は思ったよ?」

璃奈「どういうこと?」

しずく「ミルクティーだけじゃなくて景色とかでも言えるけど…例えばテストで良い点をとった後の空はいつもより明るく見えるけど…逆に悪い点を取っちゃった時は・・・」

璃奈「暗く見えるってこと?」

しずく「そういうこと♪」

しずく「・・・つまりだけど、璃奈さんは恋をしたことってある?」

璃奈「こ、恋…」璃奈ちゃんボード『ゴクリ』

璃奈「わ、私…恋とかよく分からない。私みたいな子が恋なんて変だから…」璃奈ちゃんボード『しょんぼり』

23: 2020/04/04(土) 23:37:58.72 ID:yzUOrhyE
しずく「そんなことないと思うよ?」

璃奈「えっ?」

しずく「璃奈さんは…私から見て…その……か、可愛いと思うし・・///それに、ボードの下の素顔、素顔の本当の微笑みとかをその人の前だけで…とか考えるとそれもまた素敵なポイントなんじゃないかな?」

しずく「恋に障害はつきものだし…それを乗り越えた先に素敵な…///」

璃奈「しずくちゃん、乙女モード全開・・」璃奈ちゃんボード『ぽかーん』

しずく「はっ・・!もうっ…ごめんね?…かすみさんみたいにもう少し上手に褒めてあげられたら良いんだけど…私は璃奈さんのこと可愛いって思うし璃奈さんが恋しても全然変じゃないと思うよ!」

璃奈「ありがとう…私、しずくちゃんが一生懸命言ってくれてたの分かった。だから気にしないで。」

24: 2020/04/04(土) 23:40:26.86 ID:yzUOrhyE
璃奈「私も質問、しずくちゃんは恋したことあるの?」璃奈ちゃんボード『??』

しずく「へっ!?」

璃奈「しずくちゃん、スタイルも良いし、綺麗で演劇部のエース。いろんな人から告白されてそう…」璃奈ちゃんボード『ジー』

しずく「そ、そんなことないよ!?・・確かに…何人からかラブレターをもらったりしたことはあるけど…」

しずく「ま、まだわたしには早いと思うし…///相手の人のこともよく知らなかったし…それにスクールアイドルと演劇部両方頑張りたいから…////」

璃奈ちゃんボード『ニヤニヤ』

しずく「もうっ…//顔熱い…///この話はおしまい!!」

璃奈「しずくちゃん、照れてる顔可愛かった。」

しずく (この場にかすみさんがいなくて良かった…///いたら絶対バカにされそう…///)

25: 2020/04/04(土) 23:42:40.61 ID:yzUOrhyE
璃奈「ねえ、しずくちゃん。」

しずく「な、なに?」

璃奈「恋するって、どんな気持ちなのかな?」璃奈ちゃんボード『キョトン』

しずく「・・・そうだね、私なりに…演じてきた役も含めてだけど、その人のことがとっても気になって…胸がキュンとして、時に苦しくなって…でもドキドキときめいて…そんな気持ちかな?」

璃奈「…愛さんかな?」

しずく「へっ!?」

33: 2020/04/05(日) 13:06:59.14 ID:QkSKqShH
璃奈「・・・違ったかも?愛さんはドキドキっていうよりワクワク。」璃奈ちゃんボード『スンッ』

しずく (あ、愛さんカッコいいし…分からなくもない気がしちゃった…///)

璃奈「…よく分からない、もう少し考えてみる。」

しずく「璃奈さんファイト♪私、これからボイトレだから先に失礼するね?璃奈さんなりの答えが見つかったら教えてくれたら嬉しいな♪」

璃奈「うん、約束する。」

しずく「それじゃあまたね♪」

璃奈「バイバイ。」

璃奈「・・・もうこんな時間だった。気付かなかった・・私も帰らないと。」璃奈ちゃんボード『アセアセ』

34: 2020/04/05(日) 13:11:18.58 ID:QkSKqShH
ー天王寺家ー

璃奈「・・胸がキュンとしてドキドキときめく……」

ねぇー璃奈、あなた…私のモノになりなさい

璃奈「・・・・////」

璃奈「!?」

璃奈「も、もしかして…私…」

璃奈「…アラン来て。」璃奈ちゃんボード『ポッ』

アラン「ニャー」

ギュー

璃奈 (・・こんな気持ち、初めて…どうしよう…)

35: 2020/04/05(日) 13:11:42.85 ID:QkSKqShH
ー翌日ー

璃奈「昨日言われたこと…考えてたらよく眠れなかった」璃奈ちゃんボード『ウトウト』

かすみ (・・・あっ、りな子…くふふ♪背後から驚かせちゃおっと♪)

璃奈 (眠たい…それに…しずくちゃんのことを考えると胸がポカポカする…) ウトウト

かすみ (くふふ…りな子ってば完全に油断してる♪かすみん1人でエマ先輩と彼方先輩の相手をさせられた恨みはらさせてもらうから♡) ソー

かすみ「わぁ!!!」

璃奈 (・・・)ウトウト

かすみ「ちょ、ちょっと~!無視しないでよ~!!」

36: 2020/04/05(日) 13:12:17.87 ID:QkSKqShH
かすみ (りな子なんだか眠そう?むぅ…それならイタズラはやめておこっとぼーっとしてるときに何か変なことしちゃうのも悪いし)

かすみ「りな子おは~♪」

璃奈「あっ、かすみちゃんおはよう。」

かすみ「なんだか眠そうだけど…もしかして、また夜更かしてゲームしてたの!?」

璃奈「ち、違うよ?」

かすみ「怪しい…」ジー

璃奈「うぅ…」璃奈ちゃんボード『メソメソ』

かすみ「・・ま、まありな子がそう言うなら嘘じゃないよね?…体調崩さないよう無理しないこと!」

37: 2020/04/05(日) 13:12:52.08 ID:QkSKqShH
璃奈「かすみちゃん…」璃奈ちゃんボード『ほっこり』

かすみ「な、なにそのボード!?かすみんはただりな子が風邪とか引いたらユニットで寂しいな~とか思っただけで…」

璃奈「かすみちゃんありがとう♪」璃奈ちゃんボード『にっこりん』

かすみ「べ、別にかすみんお礼言われるようなことはしてないけど?あと…」

璃奈「?」

かすみ「にこ先輩から貸してもらったユニットのための研究資料!りな子見れてないでしょ?今度かすみんと一緒に見よ♪」

璃奈「あっ、忘れてた。かすみちゃんありがとう♪」

かすみ「ふふーん♪これでりな子に貸しが2つってことで…くふふ♪」

璃奈 (・・・かすみちゃんまた何か企んでる)璃奈ちゃんボード『ジトー』

かすみ「はっ!か、かすみんとしたことが今日は日直なのを忘れてた!ごめんりな子また後でねー!!」タッタッタッ‥

38: 2020/04/05(日) 13:13:14.21 ID:QkSKqShH
璃奈「かすみちゃん、朝から元気。羨ましい…」

しずく「璃奈さんおはよう♪」

璃奈「わっ、し、しずくちゃん!」璃奈ちゃんボード『ビックリ』

しずく「そ、そんなに驚いてどうしたの?」

璃奈「な、なんでもない…この時間にしずくちゃんと会うと思わなかったから」

しずく「…確かに登校時間に璃奈さんと会うことはあんまりなかったかも?ふふっ、なんだか運命を感じるね♪」

璃奈「う、運命…」璃奈ちゃんボード『ゴクリ』

しずく「・・なんて物語みたいなこと少し言ってみたい時があるんだよね♪」

璃奈 (運命…運命…しずくちゃんと私が…?)璃奈ちゃんボード『ぽわわーん』

しずく「璃奈さん?…璃奈さ~ん?」

璃奈「はっ、大丈夫。」璃奈ちゃんボード『シャッキリ』

39: 2020/04/05(日) 13:13:53.07 ID:QkSKqShH
しずく「ふふっ♪急に固まるからびっくりしちゃった。」

璃奈「わ、私…もう行かないと。はんぺんのお世話してあげないと。」

しずく「えっ?はんぺんちゃんなら確か…先輩が当番じゃなかった?」

璃奈「そ、そうだったかも…」璃奈ちゃんボード『アセアセ』

しずく「・・・もしかして璃奈さん」ジー

璃奈「な、何?」 (しずくちゃん…近い・・///)

しずく「私といてもあんまり楽しくなかった…?」

璃奈「えっ」

しずく「なんて…」

璃奈「そんなことない!」

しずく「!?」

40: 2020/04/05(日) 13:14:11.74 ID:QkSKqShH
璃奈「私、しずくちゃんやかすみちゃんとお話しするの大好き。だから、楽しくないなんてことないよ?」璃奈ちゃんボード『うるうる』

しずく「ふふふ♪」

璃奈「わ、私…何かおかしいこと言った?」璃奈ちゃんボード『??』

しずく「ううん?…璃奈さんがそこまで強く否定してくれて嬉しいなって思って♪」

璃奈「・・・//」璃奈ちゃんボード『照れ照れ』

しずく「それじゃあ、今日も一日頑張ろうね♪」

璃奈「お、おー」璃奈ちゃんボード『やったるでー』

41: 2020/04/05(日) 13:14:33.53 ID:QkSKqShH
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璃奈「・・・とは言ったものの…しずくちゃんのことが気になって授業も集中できなかった」璃奈ちゃんボード『しくしく』

璃奈「今日も研究しようかな…」トコトコ

りなしず「ホットミルクティーを1つ」

しずく「あれ?璃奈さんもホットミルクティー?」

璃奈「しずくちゃんも…?」璃奈ちゃんボード『アセアセ』

しずく「ふふっ♪昨日の今日でそんな気持ちだったのお揃いだね♪」

璃奈「お揃い…しずくちゃんとお揃い嬉しい」

しずく「あっ、できたみたい♪私取ってくるね」

璃奈「ありがとう」璃奈ちゃんボード『にっこりん』

42: 2020/04/05(日) 13:16:01.40 ID:QkSKqShH
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_____

ゴクゴク

しずく「・・・ふぅ…今日は少し苦いかな?」

璃奈「私はそう感じないよ?今日のも美味しい♪」

璃奈「しずくちゃん…何かあったの?」

しずく「あはは…なんでもないよ?」

璃奈「でも、しずくちゃんが昨日言ってたの見る人の気持ちで色は違って見えるって。味とかも同じだと思う」

しずく「鋭いね璃奈さん…実はね?」

43: 2020/04/05(日) 13:21:29.05 ID:QkSKqShH
璃奈「・・・スランプ気味?」璃奈ちゃんボード『きょとん』

しずく「うん…今日の演劇部の自主練で思うように表現できなくて…」

璃奈「しずくちゃんでもそんなことあるんだね」璃奈ちゃんボード『びっくり』

しずく「買い被りすぎだよ♪…私も璃奈さんと同じ人間だよ?」

璃奈「でも、感情の表現すごい上手だよ?」

しずく「ありがとう、でも…なんていうのかな…スクールアイドルも演劇も頑張らないといけないんだけど…私のなりたいスクールアイドル像が大きくなりすぎて他の役に入り込めてなかったのかなって」

璃奈「・・・・?」

しずく「ご、ごめんね!?こんなこと話されても…迷惑だったよね?」

44: 2020/04/05(日) 13:21:53.48 ID:QkSKqShH
璃奈 (…しずくちゃんがしょんぼりしてる、私もしょんぼりしちゃう・・・そうだ)

璃奈「しずくちゃん」

しずく「?」

璃奈「練習しよ?今から」

しずく「ええ?!で、でも‥璃奈さんは曲に入り込むために…」

璃奈「しずくちゃんが困ってるの放っておけないそれに…」

しずく「それに?」

璃奈 (一緒に練習したら確かめられるかも…)璃奈ちゃんボード『ムンッ』

しずく「璃奈さ~ん??」ポンポン

璃奈「はっ…なんでもないよ?」

しずく「それじゃあ…練習お願いするね?」

璃奈「任せて」璃奈ちゃんボード『やったるでー』

45: 2020/04/05(日) 13:34:05.13 ID:QkSKqShH
しずく「私は高圧的な人物を演じるから…って前に璃奈さんにやったことあったよね?」

璃奈「えっ」

しずく「・・・それじゃあスタート!」

璃奈 (しずくちゃんの表情がキリッとしてる・・)

しずく「全く…こんなに私の手を煩わせるなんていけない子ね」

璃奈「私…あ、あなたのことか嫌いです!…思い通りになんてなりません。」

璃奈 (・・演技でもしずくちゃんのこと嫌いって言ったら胸が苦しい‥どうして?)

しずく「あら?…私はあなたのこと…嫌いじゃないのだけど・・」

璃奈「嘘です!あんなに私にいじわるしてるのに」

しずく「ーだって…そうでもしないと余計な人が寄ってきちゃうでしょ?」

ドン

しずく「ねえー璃奈…あなた私のモノになりなさい」

47: 2020/04/05(日) 13:46:58.72 ID:QkSKqShH
璃奈 (・・・し、しずくちゃんの真剣な表情カッコいい…それに…ちゃんと表現できてる)璃奈ちゃんボード『ドキドキ』

しずく「・・・?璃奈さんセリフは…?」

璃奈「・・うん」

しずく「!?」

璃奈「・・・?今、私なんて言った‥?」

しずく「り、璃奈さんったら~急なアドリブは嬉しいけど‥そんな…///」

璃奈「・・・・!?」

璃奈 (ああ…やっぱり私…しずくちゃんのこと…)

璃奈 (ーーそれからのことはよく覚えてなくて)

璃奈 (気が付いたらお家で寝てたみたい)

璃奈 (ただ一つ覚えてるのは…呆気に取られたしずくちゃん・・)

璃奈 (・・・・しずくちゃんに嫌われちゃったかな…)

48: 2020/04/05(日) 13:47:24.98 ID:QkSKqShH
璃奈「でも、学校は行かないとダメ。スクールアイドルも頑張りたいから」璃奈ちゃんボード『ムンッ』

___
_____

ーカフェー

璃奈「…今日もしずくちゃん来てるかな?」璃奈ちゃんボード『ハラハラ』

璃奈「いない、当然なの。うぅ…確かにホットミルクティー苦く感じる」ゴグゴク

璃奈 (・・・しずくちゃんはこれまで私の感情を出す練習にたくさん付き合ってくれた)

璃奈 (それなのに…私が、私がしずくちゃんのこと困らせちゃった)ポロポロ

璃奈「・・・こんな時に感情が出せるなんてきっと…ダメ、愛さんたちに見られたら心配されちゃう」ゴシゴシ

50: 2020/04/05(日) 13:52:00.86 ID:QkSKqShH
しずく「・・・隣、いいかな?」

璃奈「…しずくちゃん?」

スッ

しずく「ふふっ、璃奈さん今日もミルクティー飲んでるんだね♪」

璃奈「う、うん…私なりにもう少し研究したかったから」

しずく「そっか…」

璃奈「うん…」

しずりな「・・・・・・」

しずく「・・・あのね?」

璃奈「・・・?」

51: 2020/04/05(日) 13:54:43.24 ID:QkSKqShH
しずく「・・・・璃奈さんの気持ち私は…嬉しかったよ?」

璃奈「し、しずくちゃん…?」

しずく「もしかしたら私の勘違いで…自惚れちゃってるのかもしれないけど」

しずく「璃奈さんの感情表現のためにがんばるところ…可愛いのに隠してるギャップ…小さいのにとってもパワーに溢れてるところとかすっごく素敵だと思って…そんな璃奈さんから好きって言われちゃって」

しずく「・・・私なりに考えてみたんだけど………わ、私でよければよろしくお願いします////」カァァァァ

璃奈「えっ…?」

しずく「これが私の気持ちだけど…璃奈さんの気持ちも改めて聞かせてくれたら嬉しいな」

52: 2020/04/05(日) 13:56:35.30 ID:QkSKqShH
璃奈「わ、私…しずくちゃんのこと大好き。しずくちゃんのこと考えたら胸がキュンとして・・苦しくなって」

璃奈「私も…私でよければ、よろしくお願いします。」

しずく「ふふっ…////ありがとう璃奈さん…」ギュー

璃奈「わっ…し、しずくちゃんちょっと苦しい・・」

しずく「ご、ごめんね!?璃奈さんに受け止めてもらえたのが嬉しくて…つい・・///」

璃奈「・・・お返しする」ギュー

しずく「ふふ‥♡璃奈さんったら可愛い…///」

53: 2020/04/05(日) 13:56:48.90 ID:QkSKqShH
璃奈「ううっ…これからもっとせつ菜さんみたいに…大好きって気持ち、しずくちゃんに届けられるように頑張るから。だから。」

しずく「?」

璃奈「また…一緒に練習してね?」

しずく「うん♪もちろんだよ♡……緊張したからかな、喉が渇いちゃったかも」

璃奈「しずくちゃんも…飲む?」璃奈ちゃんボード『??』

しずく「そうだね♪…これは私と璃奈さんを繋いでくれた飲み物だから♡」

54: 2020/04/05(日) 13:58:14.68 ID:QkSKqShH
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_____

彼方「璃奈ちゃ~ん♪」ギュー

璃奈「わっ、彼方さんどうしたの?」璃奈ちゃんボード『ビックリ』

彼方「恋色がどんな色か分かったかね~?彼方ちゃんが教えてあげようか~?」

エマ「ええっ!?前に彼方ちゃん…自分で考えることが大事だって」

かすみ「言ってましたよね~?」

彼方「むっ…それはそれこれはこれだよ~」 (遥ちゃんの漫画を借り直して学んできた彼方ちゃんに死角なし)

璃奈「大丈夫」璃奈ちゃんボード『にっこりん』

55: 2020/04/05(日) 13:58:31.34 ID:QkSKqShH
彼方「?」

璃奈「私、分かったの。恋色ミルクティーがどんな色か」

エマ「ええ!?本当なの璃奈ちゃん?わたしにも教えて~!」

璃奈「・・恋色ミルクティーはミルクティーのクリーム色に…赤くなった相手の顔と恋をした人の気持ちが合わさってキラキラした‥素敵な色だった」璃奈ちゃんボード『ポッ』

エマかなかす「!!!?」

かすみ「り、りな子…?」プルプル

56: 2020/04/05(日) 13:59:45.26 ID:QkSKqShH
彼方 (あちゃ~彼方ちゃんのピンクって回答じゃあ…敵わなそうだよ~これは)

エマ「璃奈ちゃんの気持ちすごく素敵な表現だね♪エモエモだよ~♡なんで分かったの?」

かすみ (エマ先輩ストレートに聞きすぎです!)

璃奈「そ、それは……」璃奈ちゃんボード『モジモジ』

エマかなかす「それは~~??」

璃奈「・・・言えない///」璃奈ちゃんボード『すんっ』

彼方「・・・璃奈ちゃんも大人になったんだねぇ…」

エマ「???」

57: 2020/04/05(日) 14:00:45.70 ID:QkSKqShH
かすみ「ちょ、ちょっとりな子~~!?あとでかすみんに詳しく聞かせてもらうからね!?」

璃奈 (こう言う時ボードがあって良かったって思う、このことはまだ秘密にしておきたいから…しずくちゃんと私だけの秘密の時間)

璃奈「しずくちゃんと飲むミルクティーは……砂糖がなくてもとっても甘くて…どんな時も恋色ミルクティーになっちゃう」璃奈ちゃんボード『ポッ』

璃奈 (だから今日も…しずくちゃんと一緒に)

終わり

しずりなも良い…
今更ながらBeautiful Moonlightすごく良い曲

61: 2020/04/05(日) 21:53:14.89 ID:7fhc/xAR
よいものをいただきました

58: 2020/04/05(日) 14:06:06.76 ID:pQqPzQNm
お前才能あるよ、これは偉業と言うに相応しいよ

63: 2020/04/05(日) 22:29:13.88 ID:O5R1lrwR
しずりなとは珍しい

67: 2020/04/07(火) 03:24:14.78 ID:q0QjfwNv
良かった乙

68: 2020/04/07(火) 04:20:34.11 ID:pbhXXIJb

Beautiful Moonlightの歌詞は何度聴いても天才的すぎる

69: 2020/04/08(水) 03:57:54.65 ID:K4TOV4Nx
おつです
これはとてもいいしずりな

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1586009752/

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