【SS】璃奈「しずくちゃんの手、すべすべで綺麗」かすみ「わかる」しずく「あのぉ……」【ラブライブ！虹ヶ咲】

しずく「動けないし、ちょっとくすぐったいんだけど……」

かすみ「え？」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

璃奈「え？」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

璃奈「璃奈ちゃんボード『よいではないかー』」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

しずく「片手でよくやるね、器用だね。そしてやっぱり手は触り続けるんだね」

かすみ「本当にしず子の手綺麗だねー。かすみんの可愛さと同じくらいレベル高いよ」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

しずく「かすみさん、綺麗と可愛いは意味が違うから同じくらいレベル高いって言われてもあんまりしっくり来ないよ」

しずく「あとかすみさんも触り続けるんだね」

かすみ「ハンドクリームとか何か使ってたりするの？」

しずく「スルーしないでよ……」

しずく「ハンドクリームは特に使ってないかな」

かすみ「それでこれ！？ 羨まし……いや、悔しい！」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

璃奈「この手は荒らしてはいけないよ、しずくちゃん」

璃奈「今後のお料理とお皿洗いは私に任せて」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

しずく「いったい何の話をしてるの璃奈さん……一緒に住んでないよ私達」

しずく「と言うかまだ触るんだね。よく飽きないね」

璃奈「ずっと触ってられる」

かすみ「わかる」

しずく「喜んで良いのか正直分からないよ」

かすみ「………………」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

璃奈「………………」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

しずく「ちょ、ちょっと！ 無言で触り続けるのは何か怖いよ……」

かすみ「あっ、ごめん。集中してた」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

璃奈「私も」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

しずく「その集中力は他の事に使ってよ……」

かすみ「あ、しず子の手段々あったまってきたね」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

璃奈「普段はひんやりしてるもんね、しずくちゃんのおてて」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

しずく「………………」

ﾊﾟｯ
ｶﾞﾀｯ!

しずく「はい！ おしまい！ そろそろ離してっ」

かすみ「あああああああああ！！」

璃奈「ああああああああ！！」

かすりな「「もっと触らせてよー！！」」

しずく「だーめーでーす！ もうおしまい！」

かすみ「しず子のケチー」

しずく「ケチで結構です。もうおしまいだからねかすみさんっ！」

璃奈「しずくちゃん、ごめんね。嫌な気持ちになった？」

しずく「あっ、そういう事じゃないの。大丈夫だよ璃奈さん。むしろごめんね……？」

しずく「璃奈さんはこんな手で良ければもう少し触ってもいいよ？」ｽｯ

璃奈「わーい！ 璃奈ちゃんボード『にっこりん』」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

しずく「ふふふ。璃奈さんかわいい」ﾆｺﾆｺ ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

かすみ「扱いの差がすごい！！」

しずく「かすみさんは自分の発言思い出した方がいいと思うの」

かすみ「ハンドクリームとか何か使ってたりするの？ ってやつ？」

しずく「40秒くらい前の発言だよ。そんな前の発言じゃないよ」

しずく「『しず子のケチー』ってやつだよ」

璃奈「声真似すごい」

かすみ「やるじゃんしず子」

しずく「やるじゃんじゃないよ」

かすみ「えぇー、かすみんだけお預けー？」

しずく「うん」

かすみ「うぇぇぇん、かすみんもしず子の手もっと触りたいよぉー！」

かすみ「………………」ﾁﾗｯ

璃奈「今度私が使ってるハンドクリーム、持ってくるね。一緒に付けよ？」

しずく「ほんと？ よろしくねっ」ﾆｺﾆｺ

かすみ「相手してよ！」

かすみ「もう怒ったよ！ 意地悪なしず子はこうだ！」ｺｼｮｺｼｮ

しずく「ひゃ！？」

璃奈「！？」

しずく「ちょ、ちょ……かすみさ……やめ……！！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ｺｼｮｺｼｮｺｼｮｺｼｮ

しずく「ふにゃっ！！ ちょ……っ！！……ぁひゃ、っぁ……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

璃奈「し、しずくちゃん？」

かすみ「それそれー、かすみんを無視する悪い子はくすぐりランドだよー？」

しずく「や、やめぇ……わたしくすぐ……よ、わぁ……！！」

しずく「ぁ、ふぅぅ……ｯｯｯ～！！///」

かすみ「あははー、しず子顔真っ赤ぁ～」ﾆｺﾆｺ

ｺｼｮｺｼｮｺｼｮｺｼｮ

しずく「──ッ、だ、だめ！ あっはっはっは！ も、もうだめ、ひゃめてよー！////」

かすみ「いやだよ～。しず子が悪いんだもんっ」ﾆﾔﾆﾔ

璃奈「………………」

璃奈「……かすみちゃん、しずくちゃん離して」

ｸﾞｲｯ､ｷﾞｭｯ!

かすみ「！？」

しずく「はぁ、はぁ……り、璃奈さん……？」

璃奈「しずくちゃん、嫌がってるよ？」

かすみ「いやいや、そんな事ないよ？」

かすみ「ねー？ しず子？」

ｸﾞｲｯ､ｷﾞｭｯ

しずく「か、かすみさん？」

璃奈「………………」ﾌﾟｸｰ

ｸﾞｲｯ､ｷﾞｭｯ

しずく「わわ！？」

かすみ「りな子？ どうかしたのー？」

ｸﾞｲｯ､ｷﾞｭｯ

しずく「ちょ！？」

璃奈「………………」ﾌﾟｸｰ

ｸﾞｲｯ､ｷﾞｭｯ

かすみ「………………」ﾌﾟｸｰ

ｸﾞｲｯ､ｷﾞｭｯ

しずく「ちょ、ちょっと二人共、引っ張らないでよ！ 私振り子みたいになってるんだけれど！？」

かすりな「「………………」」

ｷﾞｭｭｭｭｭｭｭｭ!!

しずく「聞いてよー！！」

璃奈「かすみちゃん、やりすぎはよくないよ」

璃奈「しずくちゃんがくすぐり苦手なの知っててやったでしょ？ 璃奈ちゃんボード『ぷんすか』」

かすみ「しず子が怒るのはまだしも、なんでりな子が怒るの？」

かすみ「いいじゃん、かすみんとしず子の仲なんだし」

璃奈「親しき仲にも礼儀あり、だよ」

かすみ「ぐぬぬぬぬ……だってりな子ばっかりいっつもずるいじゃん！ さっきだって手触り続けてたし！」

璃奈「いっつもずるいはよく分からない。かすみちゃんだっていつもなでなでしてもらってるよね？」

璃奈「それにかすみちゃんが手を触り続ける事が出来なかったのはあの後の発言のせいだから自業自得」

かすみ「むー」ﾌﾟｸｰ

璃奈「むー……」ﾌﾟｸｰ

しずく「あの、二人共……？」

かすみ「決着つけるしかないね、りな子」

璃奈「同意」

しずく「そろそろ離して？」

かすみ「しず子の魅力について語ろうよ」

かすみ「それで、どっちの語りの方が魅力的かしず子に決めてもらお」

璃奈「名案。さすがかすみちゃん。受けて立つよ」

かすみ「二代目部長におまかせあれ、だよ！」

かすみ「というわけでしず子よろしくね！」

しずく「話聞いてよ……」

しずく「というか今ここでその話するの！？」

しずく「私恥ずかしいんだけれど！？」

璃奈「では先攻は私から行くね」

かすみ「いいよ」

しずく「話聞いてよー！！」

璃奈「かすみちゃん、３人でマウンテンパンケーキ食べに行った時の事、覚えてる？」

かすみ「もっちろん」

璃奈「あの時かすみちゃんがしずくちゃんにあーんした時」

璃奈「食べたパンケーキのひとくちサイズが、とっても小さくて可愛かった」

璃奈「育ちの良さが分かる、上品さが素晴らしいと思う」

かすみ「うぐっ！！」

かすみ「や、やるじゃんりな子……！！」

しずく「そんな細かい所まで見られてたの？」

しずく「というかやるじゃんって何……？」

かすみ「ただりな子！ その魅力はある程度同意するけれど、反撃カードを切らせてもらうよ！！」

璃奈「なっ、もう使うの？ かすみちゃん侮れない」

かすみ「かすみんはソッコー型なのです！」

しずく「なにこれ？」

かすみ「ひとくちサイズが小さいのは確かにかわいいよ！」

かすみ「ただ！ この前しず子と二人で水着買いに行ったんだ」

璃奈「私も行きたかったダイバーシティだね。他部活のお手伝いあって行けなかった……」

かすみ「今度はりな子も一緒に行こうね！」

かすみ「続けます」

璃奈「うん。話折ってごめんね」

かすみ「大丈夫！」ｸﾞｯ

しずく「………………」

かすみ「水着見た後、少し遅めのお昼ご飯を食べてたの」

かすみ「その時近くで演劇があってね」

かすみ「ご飯の途中だったのにしず子見に行く気満々になっちゃってね」

かすみ「半分くらい残ってたパンケーキ、ひとくちで全部食べたんだよ？」

しずく「」

璃奈「そ、そうなの？」

かすみ「うん。しかもお会計あるのにすたこらさっさって感じですっごい急いでたし」

かすみ「演劇とオフィーリアが関わると周りが見えなくなっちゃう所がかすみんと同じくらい可愛いと思う！」

璃奈「くっ、ぐぅっ……」

璃奈「かすみちゃんつよい。璃奈ちゃんボード『あわわわわわ』」

かすみ「えっへん！」

しずく「………………」

かすみ「それでしず子」

璃奈「どっちの語りが魅力的だった？」

しずく「『魅力的だった？』じゃないよ」

しずく「恥ずかしかったよ！！」

しずく「しかもかすみさんに至ってはあんまり大きな声で言わないでよその話！」

しずく「恥ずかしかったよ！！」

かすみ「えぇー、いいじゃーん」

かすみ「スクールアイドル足るもの、可愛いエピソードは自分で抑えて、アピールに使っていかないと！」

璃奈「メモメモ」

かすみ「りな子メモ取ってて偉い！」

璃奈「テレテレ。もっと成長したいから」

かすみ「それでしず子。どっちが魅力的だった？」

しずく「まだ聞いてくるの！？」

かすみ「しず子！ スクールアイドルには決断も大事だよ！」

璃奈「うんうん」

しずく「すぐにスクールアイドル出さないでよ。それ出されたら何も言い返せなくなっちゃうよ」

かすみ「じゃあ早く早くー」

璃奈「かすみちゃん、焦らせちゃダメ。しずくちゃん、ゆっくりでいいよ？」

しずく「………………」

しずく「わかりました！ 答えるよ」

かすみ「さっすがしず子ー！」

璃奈「ワクワク」

しずく「結論としてはどちらかなんて選ばないよ」

しずく「二人共私の事よく見ていてくれて、嬉しかった」

しずく「だからどっち語りも魅力的だったし、恥ずかしかったけれど嬉しかったよ」

しずく「なのでどちらかなんて選びません！」

かすみ「」ｼﾞﾄｰ

璃奈「」ｼﾞﾄｰ

しずく「え？ そんな不服そうな顔になる？」

かすみ「ずるいよしず子！ それはずるだよー！」

璃奈「うんうん」

しずく「ずるで結構です！」ﾌﾟｲｯ

しずく「大体、私だって言いたいこと沢山あるんだけれど」ｼﾞﾄｰ

かすみ「え？」

璃奈「？」

しずく「………………」ｽｩｩｩｩｩ

しずく「かすみさん！」

かすみ「！？ な、なに！？」

しずく「かすみさんはかわいいよ」

かすみ「！？」

しずく「自分の魅力を磨く為にたっくさん努力してて、スクールアイドルとしての向上心も高い。だけれど他のスクールアイドルとは違う、かすみさんの目指すスクールアイドル像がしっかりとある。意外と考え方も大人だし尊敬してる。大好きだよ」

かすみ「」

しずく「運動が少し苦手な所も、お勉強が苦手な所も可愛い。甘え上手な所も可愛さを引き立てる魅力だし、先輩方もファンの皆さんも本当にかすみさんの事可愛いと思っているだろうね。まだまだ語り足りないけれど、かすみさんはすっごい魅力的だよ！」

かすみ「あ、えっと……ぁ、ありがとう……//////」ｶｧｧｧｧ

璃奈「か、かすみちゃん……？」ｱｾｱｾ

しずく「璃奈さん！」

璃奈「！？」ﾋﾞｸｯ!

璃奈「は、はい」

しずく「璃奈さんもかわいいよ」

璃奈「！？」

しずく「表情の事、璃奈さんは気にしていると思うけれどとっても可愛いよ。お目目綺麗だし、小柄なのにダンスの動きは少し激しい所も璃奈さんの可愛さを引き立ててるよね。同好会の皆さんのMVも編集してくれたり、裏方の仕事も率先してやってるくれる。いつも本当にありがとう。大好き」

璃奈「」

しずく「頭もすっごく良いし、周りに気も使える。優しいし、はんぺんが懐いているのも納得だよ。努力家で、頑張り屋さんな所も璃奈さんの魅力の1つだよ。本当に尊敬してる。璃奈さんはすっごい魅力的だよ！」

璃奈「……あ、ありがとう……///」

しずく「はぁ、はぁ」

しずく「ふぅ……」

しずく「あと、最後に一言」

しずく「2人も手すっごいすべすべだし、綺麗だからね！」

しずく「私の言いたい事おしまい！」

かすみ「………………」

璃奈「………………」

しずく「さっ、二人共喧嘩はおしまい。仲良くね？」

かすみ「う、うん……えへへっ～」ﾆｺﾆｺ

璃奈「ん//////」ｺｸﾘｺｸﾘ

しずく「まったくもう……」







侑「……」ﾆｺﾆｺ

歩夢「……」ﾆｺﾆｺ

せつ菜「……」ﾆｺﾆｺ

愛「……」ﾆｺﾆｺ

彼方「……」ﾆｺﾆｺ

果林「……」ﾆｺﾆｺ

エマ「みんなー、紅茶飲むー？」ﾆｺﾆｺ

「「「砂糖少なめでお願いします」」」

おしまい。

乙
3人ともかわいい

1年組よいよね

1年生すき

てぇてぇ