【SS】梨子「幼馴染には勝てないものなの」ルビィ「……」【ラブライブ!サンシャイン!!】

SS


1: 2017/01/10(火) 17:16:18.37 ID:5r/5QXIk0.net

【閲覧注意】

善子「聞いてよルビィ!」

善子「私が必死に堕天使の歴史を語ってもズラ丸は全然興味もってくれないのよ」

ルビィ「へ~」

善子「どうすれば興味を持ってくれるのかしら?」

ルビィ「花丸ちゃんは本が好きだから堕天使がテーマの本を渡してみるのはどうかな?」

善子「知ってるわよ……というか試したのよ」

ルビィ「……」

ルビィ「そうなんだ」

ルビィ「知ってるんだね」

 
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2: 2017/01/10(火) 17:16:45.19 ID:5r/5QXIk0.net
善子「効果無しだったわ……けど本は楽しんでくれたみたい」

ルビィ「本が好きみたいだしね」

善子「昔からね……保育園から変わってないわね」

ルビィ「……」

ルビィ「そうなんだ」






3: 2017/01/10(火) 17:17:15.34 ID:5r/5QXIk0.net
花丸「善子ちゃんも最近しつこいずら」

花丸「きっとルビィちゃんが堕天使に興味を持って」

花丸「それが嬉しくて、今度はオラの方にきてるずら」

ルビィ「解ってもらいたいんじゃないかな?」

花丸「う~ん……本当は魅力は知ってるずら」

花丸「でも、ああいうのはオラじゃなくて善子ちゃんみたいな娘が似合うものだと思うずら」

ルビィ「へ~」

4: 2017/01/10(火) 17:18:18.64 ID:5r/5QXIk0.net
花丸「もちろん!ルビィちゃんも似合うずら!」

ルビィ「有難う花丸ちゃん」

花丸「堕天使といえば……」

花丸「保育園の時の善子ちゃんは本当に天使みたいな娘だったずら」

ルビィ「そうなんだ」






5: 2017/01/10(火) 17:18:46.24 ID:5r/5QXIk0.net
ルビィ(善子ちゃんと花丸ちゃんは幼馴染だった)

ルビィ(そのせいか……最近、お互いの話をしてる)

ルビィ(二人は本当に仲良し)

 
 
  
  
 
 
 
  
  
  
  
  
  

 
ルビィ「ルビィが間に入れないくらいに……」

7: 2017/01/10(火) 17:20:20.75 ID:5r/5QXIk0.net
―――――――――――ー

ルビィ(ルビィはね…花丸ちゃんの事が好きなの)

ルビィ(でもルビィの好きは……違うの)

ルビィ(恋愛という意味で好きだと思う)

ルビィ(でも……きっと花丸ちゃんは善子ちゃんの事……)






8: 2017/01/10(火) 17:21:00.38 ID:5r/5QXIk0.net
翌日学校

善子「へ~昔遊んだ場所の近くに家が建つの?」

花丸「ずら」

善子「あそこの近くのグラウンドで堕天使ごっこしてたの懐かしいわね」

花丸「よくあそこで本物の天使になる~って言ってたよね」

善子「何よ悪い!?」

花丸「ううん善子ちゃんは今も変わず善子ちゃんなんだなって」

善子「何よ、ズラ丸だって昔と変わらず機械に弱くて」

善子「未来ずら~って言ってるじゃない」

花丸「うう……善子ちゃんにしては痛いところをついてくるずら」

ルビィ「………」ス

9: 2017/01/10(火) 17:21:32.14 ID:5r/5QXIk0.net
善子「いい加減ヨハネって言いなさい!」

花丸「嫌ずら」

善子「この!」パク

花丸「あああ!オラのノッポパン食べちゃ駄目ずら!」

ルビィ(本当に二人は仲良しだな~)

ルビィ(ルビィが居なくても気がつかないよね)

・・・・・・・・

10: 2017/01/10(火) 17:21:56.83 ID:5r/5QXIk0.net
ルビィ「でも、どうしよう……昼休み終わるまで、まだ時間あるけど」

ルビィ「……あそこに戻るのは……ちょっと嫌だな……」

ルビィ「……」

ルビィ「図書室で時間を潰そうかな……」






11: 2017/01/10(火) 17:22:25.00 ID:5r/5QXIk0.net
図書室

ルビィ「……」ペラペラ

梨子「あれ?ルビィちゃん?」

ルビィ「え?梨子さん?」

梨子「珍しいね昼休みでここを利用するなんて」

ルビィ「梨子さんはいつもここを利用してるんですか?」

梨子「何時もってわけじゃないけど……」

梨子「たまに考え事したい時に来てるかな?」

梨子「ここは静かだし……」

ルビィ「そうですね」

12: 2017/01/10(火) 17:22:49.84 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「……」ペラペラ

ルビィ「あ……」

ルビィ(本を読んでる梨子さん……綺麗だな~)

ルビィ(やっぱり梨子さん美人だし……スタイルいいから憧れちゃう)

梨子「……ルビィちゃん」

ルビィ「!!」ビク

ルビィ「はい!」

梨子「お願いしたいこと……あるけど、いいかな?」

ルビィ「何でしょうか?」

13: 2017/01/10(火) 17:23:20.06 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「断ってもいいけど……また昼休みにここに来てもらっていいかな?」

ルビィ「はぁ……そのくらいならいいですよ」

梨子「本当?有難うねルビィちゃん」

ルビィ「いえ」

ルビィ(でも何でなんだろ?)

14: 2017/01/10(火) 17:24:02.37 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「…」

梨子「……」

梨子「………ルビィちゃんて秘密を守ってくれそうね」

ルビィ「え?」

梨子「お願い聞いてくれたから……私の秘密ルビィちゃんだけに教えるね」

ルビィ「秘密?」

梨子「本当はね…私がここに居る理由はね」ミミモトデササヤキ

15: 2017/01/10(火) 17:24:29.94 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「千歌ちゃん達と居ずらくなったから逃げてきたの」

ルビィ「!」ズキィ

ルビィ(ルビィと……一緒)

梨子「ああ、勘違いしちゃ駄目よ?嫌いだからとかじゃないからね」

ルビィ「は、はい……解ります」

ルビィ(痛いほど……)

16: 2017/01/10(火) 17:24:53.03 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「誰にも言っちゃ駄目だからね」

梨子「私と……ルビィちゃんの秘密♡」

ルビィ「は、はい!」

ルビィ(何でだろ……ちょっと嬉しいな……)






17: 2017/01/10(火) 17:25:32.97 ID:5r/5QXIk0.net
一年教室

ルビィ「……」ガラァ

善子「あ、ルビィ何処行ってたの?」

ルビィ「……」

ルビィ「お姉ちゃんに呼ばれたの」

善子「そう」

花丸「聞いてよルビィちゃん!」

花丸「善子ちゃんがオラのノッポパン食べたずら!」

ルビィ「あははは……」

善子「だからヨハネよ!」

18: 2017/01/10(火) 17:26:18.38 ID:5r/5QXIk0.net
翌日(休日) 朝

ルビィ「ほ、ほ、ほ」タタタタタ

ルビィ「あ……あれは」ササ…

 
 
花丸「さぁ行くずら」

善子「まったく……本の事になると行動的になるわね」

花丸「今日は楽しみにしてた本の発売日ずら!」

善子「付き合ってあげるけど……」

善子「その後カラオケ行くわよ」

花丸「ええ~……オラあんまり好きじゃないずら」

19: 2017/01/10(火) 17:27:12.98 ID:5r/5QXIk0.net
善子「行・く・わ・よ」

花丸「ず、ずら……」

善子「あ、バスが来た」

花丸「行くずら~!」

 
ルビィ「……」

ルビィ「今日二人は遊ぶんだ……」

ルビィ「……」

ルビィ「走ろう……」タタタタ

・・・・・・・・・

20: 2017/01/10(火) 17:27:44.03 ID:5r/5QXIk0.net
数十分後

ルビィ「ほ、ほ、ほ」タタタタタタ

ルビィ「あ」

梨子「あら、ルビィちゃん」

梨子「走ってたの?」

ルビィ「は、はい」

ルビィ「最近朝にランニングと腹筋を始めました」

梨子「そうなの?急にどうして?」

ルビィ「ルビィは運動が苦手なので」

ルビィ「少しでもAqoursのダンスを上手く踊りたいから始めました!」

21: 2017/01/10(火) 17:28:19.04 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「へ~……ルビィちゃんって真面目なのね」

梨子「そういうとこ……尊敬しちゃうな」

ルビィ「そ、そんな///」

梨子「もしかして明日も走るの?」

ルビィ「はい」

梨子「一緒に走っていい?」

ルビィ「え?」

梨子「駄目?」

ルビィ「いいえ!大丈夫です!」

22: 2017/01/10(火) 17:28:48.15 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「有難うルビィちゃん♡」

梨子「私もそんなに運動が得意ってわけじゃないし」

梨子「私も頑張らなくちゃね」

ルビィ「梨子さん……一緒に頑張りましょう♡」

梨子「ええ♡」

23: 2017/01/10(火) 17:29:29.89 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「…」

梨子「……」


梨子「あ、そういえば」

梨子「私がむこうから歩いてる時にね」

梨子「一瞬だったけどね……バスとすれ違った時、花丸ちゃんとよっちゃんが乗ってたと思うの」

ルビィ「!」

梨子「あの二人は本当に仲良しね」

ルビィ「そ、そうですね」

梨子「やっぱり……幼馴染って仲良いのね」

ルビィ「はい……」

24: 2017/01/10(火) 17:30:07.11 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「私は引っ越してきたから幼馴染なんていないけど……羨ましいな~」

ルビィ「…」

 
 
   
  
 
 
 
 
  
  
 
 
ルビィ「ルビィも……居ない」ボソ

25: 2017/01/10(火) 17:30:39.80 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「?」

梨子「何か言った?」

ルビィ「い、いえ!何も!」

ルビィ「そ、それじゃルビィは走ってきます!」

梨子「うん」

梨子「また連絡するね」

ルビィ「はい!」

タタタタタタタ
 
 
 
 
 

梨子「行っちゃた……」

26: 2017/01/10(火) 17:31:17.27 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「……」
 
梨子「………」 


梨子「ごめんね」






27: 2017/01/10(火) 17:31:57.34 ID:5r/5QXIk0.net
ルビィ「はぁ…はぁ…はぁ」タタタタ
 


「あの二人は本当に仲良しね」

 
ルビィ「はぁ…はぁ……」
 
「やっぱり……幼馴染って仲良いのね」

ルビィ「はぁ…はぁ……あれ?」ポロ

ルビィ「なんで…涙なんか……」ポロポロ

ルビィ「ひぐ……うああぁぁ……」

ルビイ「はなまるちゃぁん……うううぅ」

・・・・・・・・・・・・・・

29: 2017/01/10(火) 17:32:36.62 ID:5r/5QXIk0.net
回想 中学

花丸「貴方の名前は?」

ルビィ「え?」

花丸「何時も楽しそうに本を読んでるから気になって声かけてみたずら」

ルビィ「えっと……黒澤ルビィです」

花丸「黒澤ルビィちゃん……オラは国木田花丸」

花丸「オラ本が大好きずら」

花丸「そんなに楽しそうに何を読んでるか気になって」

ルビィ「えっと……アイドルの……」

花丸「アイドル?」

ルビィ「えっとね……」

・・・・・・・・・・・・・・

30: 2017/01/10(火) 17:33:47.75 ID:5r/5QXIk0.net
ルビィ(人見知りだったルビィが初めて緊張せずに喋れた人が花丸ちゃん)

ルビィ(とっても優しくて……ルビィみたいな娘と友達になってくれた花丸ちゃん)

ルビィ(いつしか好きになってた……でも……)

―――――
――――
―――
――

31: 2017/01/10(火) 17:34:44.17 ID:5r/5QXIk0.net
翌日(休日二日目) 朝

梨子「あはようルビィちゃん」

ルビィ「おはようございます」

梨子「それじゃ走ろっかルビィちゃん」

ルビィ「はい!」

梨子「決まったコースとかあるの?」

ルビィ「あの実は……決めてないんですよ」

ルビィ「思いつきで何時も道を決めてるので」

梨子「いいんじゃない?それでも」

ルビィ「はい。それじゃ行きましょう梨子さん」

梨子「ええ♡」

・・・・・・・

32: 2017/01/10(火) 17:36:43.62 ID:5r/5QXIk0.net
数分後

梨子「ふっふ…ふっふ」タタタタ

ルビィ「ほ、ほ、ほ」タタタタ

ルビィ(わぁ…梨子さん……全然疲れた表情出さず何時もみたいな綺麗な顔で走ってる)

ルビィ(どうしよ……ちょっと疲れちゃった)

梨子「あら?」

ルビィ「?」

33: 2017/01/10(火) 17:37:25.28 ID:5r/5QXIk0.net
善子「……」テクテク

梨子「あの後ろ姿」

梨子「よっちゃんね」

ルビィ「善子ちゃん?」

梨子「何処かに行くみたいね」

ルビィ「……」

ルビィ(善子ちゃんが行く先に……花丸ちゃんの家がある……)

ルビィ(今日も……二人は遊ぶんだ……)

34: 2017/01/10(火) 17:38:15.00 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「………」

梨子「……………」

梨子「もしかして花丸ちゃんの家に行くのかな?」

ルビィ「っ!!」

 
梨子「千歌ちゃんと曜ちゃんもそうだけど」

梨子「幼馴染って距離は関係ないのかもね」

梨子「昨日も千歌ちゃんと曜ちゃんが遊んでたし」

梨子「それと同じく花丸ちゃんと善子ちゃんも仲良しね」

ルビィ「そ……そうですね」

35: 2017/01/10(火) 17:38:43.79 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「ふふ……走り終わったら私達も遊ばない?」

ルビィ「い、いいんですか?」

梨子「勿論よ♡」

ルビィ「はい……」

ルビィ(今は遊んで暗くなった気持ちを忘れたい)

―――――――

36: 2017/01/10(火) 17:39:11.39 ID:5r/5QXIk0.net
桜内家

梨子「ゆっくりしていってね」

ルビィ「有難うございます」

ルビィ「わぁ……大きなピアノ」

ルビィ「梨子さんの弾くピアノ大好きです」

梨子「有難うルビィちゃん♡」

 
 

「それでね先週は何とあの果南ちゃんに卓球で勝ったんだよ!」

「凄い千歌ちゃん!本当に卓球強いね」

「取り得の一つだからね」
 
 
ルビィ「?この声……」

ルビィ「千歌ちゃんと曜さん?」

38: 2017/01/10(火) 17:40:10.09 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「家が隣だから結構聞こえてたりするのよね」

梨子「もう慣れちゃったけど」

梨子「それにしても今日も二人は遊んでるみたいね」

ルビィ「へ~」

梨子「でも当り前か」

梨子「二人は付き合ってるもんね」

ルビィ(Aqours内の秘密……千歌ちゃんと曜さんは付き合ってる)

ルビィ「付き合う………」

39: 2017/01/10(火) 17:40:47.20 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「本当は千歌ちゃんの事……好きだったんだけどね」

ルビィ「え!?」

梨子「あ……」

ルビィ「り、梨子さんは千歌ちゃんの事好きだったんですか!!?」

梨子「あ~……秘密にしてくれる?」

ルビィ「は、はい」

梨子「有難う……お礼に教えるね」

40: 2017/01/10(火) 17:41:17.96 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「さっきも言ったとおり、私は千歌ちゃんが好きだったけどね」

梨子「告白する前に曜ちゃんと付き合って……私の恋は終わったの」

ルビィ「梨子さん……」

梨子「ふふ……ルビィちゃんにはどんどん秘密がバレていくね」

ルビィ「る、ルビィは絶対に誰にも言いません!」

梨子「ええ、信じてる♡」

ルビィ「あ、あの……」

ルビィ「二人が付き合うって知って……その……」

ルビィ「辛く……なかったですか?」

ルビィ(もし……花丸ちゃんと善子ちゃんが……付き合ったら……)

41: 2017/01/10(火) 17:41:44.06 ID:5r/5QXIk0.net
梨子「……」

ルビィ「あ、ごめんなさい……変な事聞いて」

梨子「ううん気にしないで」

梨子「ちょっと考えてたの……私の場合ちょっと違うから」

ルビィ「違う?」

梨子「二人が付き合う前にね……薄々解ってたから」

梨子「二人はお互いが好きなんだって」

ルビィ「っ!」

梨子「そしてね……次第にこう思うようになったの」

梨子「幼馴染には勝てないんだって」

ルビィ「……」

42: 2017/01/10(火) 17:42:58.14 ID:5r/5QXIk0.net
書き留めはここまでなので
また書きます
書き忘れてましたが、りこルビです

64: 2017/01/11(水) 17:05:38.60 ID:7UA6yKrn0.net
梨子「だから覚悟はしてたの……そのお陰かな?」

梨子「あまり深くは傷つかなかった」

ルビィ「梨子さん……」

梨子「でもね……なんだろ?取り残されたって感じはするかな?」

梨子「辛いってより……寂しいかな?」

梨子「って……ごめんね暗い話になって」

ルビィ「い、いえ!元々ルビィが振った話なので……ごめんなさい」

65: 2017/01/11(水) 17:06:26.75 ID:7UA6yKrn0.net
梨子「この話はここまでにしましょ」

梨子「今は遊びましょ♡」

ルビィ「はい!」

ルビイ(梨子さんもルビィと同じだったんだ……)

ルビィ(でもルビィは……花丸ちゃんの事……諦めきれるのかな……)






66: 2017/01/11(水) 17:07:06.82 ID:7UA6yKrn0.net
数時間後

ルビィ「今日は本当に楽しかったです!」

梨子「ええ私もよ♡」

梨子「ねぇルビィちゃん」

ルビィ「はい?」

梨子「今日だけじゃなくて、これからルビィちゃんが走る時に一緒に走っていいかしら?」

ルビィ「は、はい!勿論です!」

梨子「ありがとうルビィちゃん……また明日ね」

ルビィ「はい」

67: 2017/01/11(水) 17:07:45.41 ID:7UA6yKrn0.net
帰り道

ルビィ(梨子さん……本当に優しくて綺麗で素敵な人だな~)

ルビィ「一歳違いなんて思えないよ……凄いな~」

 
  
 
 
花丸「あれ?ルビィちゃん?」

ルビィ「は、花丸ちゃん!?」

68: 2017/01/11(水) 17:08:35.15 ID:7UA6yKrn0.net
花丸「何処かに行ってたの?」

ルビィ「う……うん」

花丸「そうなんだ」

ルビィ「花丸ちゃんは?」

花丸「善子ちゃんと遊んで、バス停まで見送りしてきたずら」

ルビィ「っ!」

ルビィ「そ…そうなんだ」

花丸「途中まで一緒に帰ろ?ルビィちゃん」

ルビィ「うん」

・・・・・・・・・・・

69: 2017/01/11(水) 17:10:03.83 ID:7UA6yKrn0.net
数分後

花丸「スマホ?……だったかな?」

花丸「ルビィちゃん達が持ってる携帯みたいの」

ルビィ「うんスマホっていうんだ」

花丸「そのスマホのゲームを善子ちゃんのスマホで遊ばしてもらったずら」

花丸「あんな小さなもので電話も出来てゲームも出来るなんて……未来ずら」

ルビィ「ふふ……」

70: 2017/01/11(水) 17:10:36.57 ID:7UA6yKrn0.net
ルビィ(こうして花丸ちゃんと話してるだけで暖まる)

ルビィ(やっぱり……ルビィは花丸ちゃんが好き……)

ルビィ(でも)
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
梨子「二人が付き合う前にね……薄々解ってたから」

梨子「二人はお互いが好きなんだって」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
ルビィ「解ってる……」ボソ

71: 2017/01/11(水) 17:11:12.48 ID:7UA6yKrn0.net
花丸「ルビィちゃん何か言った?」

ルビィ「ううん……何でもないよ」

ルビィ「ここでお別れだね花丸ちゃん、また明日ね」

花丸「ずら!」

ルビィ「…」

ルビィ「ルビィだって……解ってるもん……」

ルビィ「花丸ちゃんと善子ちゃんは互いが好きなことぐらい……」






72: 2017/01/11(水) 17:11:41.28 ID:7UA6yKrn0.net
翌日 昼休み

善子「だいたい昨日もそうだったけど」ガミガミ

花丸「知らないずら」

善子「――!」

花丸「―――」

ルビィ「……」

ルビィ(何でだろう?)

ルビィ(二人の事は大好きなはずなのに……)

ルビィ(今はここに居たくない)

73: 2017/01/11(水) 17:14:40.09 ID:7UA6yKrn0.net
―――――――――
梨子「お願いしたいこと……あるけど、いいかな?」

ルビィ「何でしょうか?」

梨子「断ってもいいけど……また昼休みにここに来てもらっていいかな?
――――――――

ルビィ「梨子さん……」ガタ

花丸「ルビィちゃん?どうしたずら?」

ルビィ「……」

ルビィ「お姉ちゃんに呼ばれちゃったから行くね」

花丸「ずら!」

善子「行ってらっしゃい」

善子「それでね―――が―――でね」

花丸「それは凄いずら」

ルビィ「……」

74: 2017/01/11(水) 17:15:10.74 ID:7UA6yKrn0.net





図書室

ルビィ(どうして……またルビィ…嘘言ったんだろ……)

梨子「あらルビィちゃん」

梨子「来てくれたのね♡」

ルビィ「はい。梨子さん」

梨子「有難うねルビィちゃん」ニコ

ルビィ「あ……」

ルビィ(不思議だな……梨子さんと話してると暗い気持ちが無くなって……)

ルビィ(とても落ち着く)

75: 2017/01/11(水) 17:15:37.54 ID:7UA6yKrn0.net
数十分後

梨子「あ…もう昼休みも終わるね」

ルビィ「はい」

梨子「それじゃ、放課後会いましょ」

ルビィ「はい!」

ルビィ(もっと話したかったな~……)

―――――――――――

76: 2017/01/11(水) 17:16:27.16 ID:7UA6yKrn0.net
教室

ルビィ「あれ?」

ルビィ「善子ちゃんは?」

花丸「職員室に提出する物を忘れてたらしくて慌てて行ったずら」

花丸「直ぐに戻ってくるずら」

ルビィ「そうなんだ」

花丸「でもルビィちゃんも居なくて暇だったずら」

ルビィ「ご、ごめんね花丸ちゃん」

花丸「あわわわ、ちがうよルビィちゃん!ルビィちゃん何も悪くないずら」

77: 2017/01/11(水) 17:16:54.86 ID:7UA6yKrn0.net
ルビィ「花丸ちゃん……」

ルビィ(本当に花丸ちゃんは優しい……)

ルビィ(一緒に居るだけで……楽しくなっちゃう)ドキドキ

花丸「ずら!?」

ルビィ「え?」

花丸「ルビィちゃん、顔が赤いよ!?」

ルビィ「ふえ!?」

78: 2017/01/11(水) 17:17:12.30 ID:7UA6yKrn0.net
花丸「熱でもある?」ピト

ルビィ「は、花丸ちゃん///」

ルビィ(ルビィの額と花丸ちゃんの額をくっつけて……)

花丸「よかったずら熱はなさそう」

ルビィ「あ、有難うね花丸ちゃん……心配してくれて」ドキドキ

花丸「ずら!」

ルビィ(ああ……花丸ちゃん……大好き)






79: 2017/01/11(水) 17:17:38.97 ID:7UA6yKrn0.net
放課後 屋上(練習終り)

千歌「それじゃーね!皆~」

曜「ヨーソロ!」

梨子「あのねルビィちゃん……」

ルビィ「?」

ルビィ(何か……言いにくそうな顔してる)

80: 2017/01/11(水) 17:18:05.12 ID:7UA6yKrn0.net
ルビィ「どうしたんですか?」

梨子「じ、実はね……私、絵を描くために美術室使わしてもらってるけどね」

梨子「先生にね美術準備室の荷物の移動を頼まれてね……」

梨子「一人じゃ…その多くてね」

梨子「千歌ちゃん達……今日は用事があるみたいで」

梨子「その……本当に悪いけど手伝ってくれない?」

ルビィ「そのくらい手伝いますよ」

梨子「本当?有難うねルビィちゃん」

梨子「お礼に今度何か奢るからね」

ルビィ「い、いえそんな……」

梨子「ふふ遠慮しないで♡」

ルビィ「あ、有難うございます……それで準備室ですね?」

81: 2017/01/11(水) 17:19:05.49 ID:7UA6yKrn0.net
梨子「うん」

ルビィ「行きましょう」テクテク

梨子「ええ」

梨子「…」
 
梨子「………」

梨子「例え…――になっても……私が居るからね」ボソ






82: 2017/01/11(水) 17:19:42.57 ID:7UA6yKrn0.net
体育館付近

梨子「有難うねルビィちゃん」

梨子「荷物は体育館の入り口付近に置いてもらっていい?」

梨子「あとは先生がやるみたい」

ルビィ「はい」

梨子「あ……しまった」

梨子「忘れものしちゃった」

梨子「直ぐ取ってくるね」タタタタ

ルビィ「あ……行っちゃった」

ルビィ「どうしよ……部室も近いからそこで……」

ルビィ「アレ?……誰か居る?」ノゾキミ

83: 2017/01/11(水) 17:20:24.70 ID:7UA6yKrn0.net
花丸「どうしたの?善子ちゃん?ここに呼び出して」

善子「えっと…その///」

ルビィ「ッッ!!!」ザワァ……

ルビィ(嘘……)

ルビィ(善子ちゃんの表情を見て……解っちゃた)

 
善子「私……ズラ丸……花丸の事!」

ルビィ「………ぁ」

 
 
 
  
善子「ずっと///好きだったの!!」
 
  
 
 
ルビィ「ぁぁ……」

84: 2017/01/11(水) 17:20:52.44 ID:7UA6yKrn0.net
花丸「そ、それってつまり///」

善子「そ、そうよ……解るでしょ!?」

善子「私がどうしたいか!何を望んでるのか……///」

善子「答えてよ……」

 
 
花丸「有難う善子ちゃん」

花丸「オラも……大好きずら」

 
 
ルビィ「………」ポロポロ

85: 2017/01/11(水) 17:22:01.58 ID:7UA6yKrn0.net
花丸「いつか……千歌さんや曜さんみたいに」

花丸「善子ちゃんと付き合いたいって思ってたずら」

花丸「でも…怖くて言えなかったずら」

善子「ズラ丸……」

花丸「言ってくれて有難う……善子ちゃん」ギュ

善子「うん……」

ルビィ(……花丸ちゃん……)

ルビィ(花丸ちゃんが遠くにいく感じがする……)

ルビィ「……」フラフラ…






87: 2017/01/11(水) 17:23:38.30 ID:7UA6yKrn0.net
ルビィ「は…はは……やっぱり二人……付き合っちゃうんだ……」ポロポロ

ルビィ「解ってたのに……ルビィなんかが……敵うはずないのに……」

ルビィ「えぐ……うう……ああああ……」

ルビィ「ひぐ……はなまるちゃぁぁん……うううう」

88: 2017/01/11(水) 17:24:07.77 ID:7UA6yKrn0.net
ルビィ(梨子さんみたいに……諦めればよかったのかもしれない……でも)

ルビイ(ルビィは……梨子さんみたいに……出来なかった……)

ルビイ(これから……ルビィは……独り……)

 
 
 
  
 
 
 
 
梨子「ルビィちゃん」

ルビィ「……あ」

89: 2017/01/11(水) 17:24:38.26 ID:7UA6yKrn0.net
梨子「ご免ね……待たせちゃって」

ルビィ「……ぁぁ」ポロポロ

梨子「戻ってきたらルビィちゃん居なくて心配したけど」

梨子「見つけれてよかった」

ルビィ「……」

ルビィ「……聞かないんですか……」

梨子「……何となく……解る気がするから」

ルビィ「……」

梨子「私とルビィちゃんは……似てると思うの」

ルビィ「……」

90: 2017/01/11(水) 17:25:16.55 ID:7UA6yKrn0.net
梨子「話したくなった時に話して」

梨子「私は聞くよ」

梨子「傍に居るから」

ルビィ「うぅ…うぐぅうぅぅ……」

ルビィ「………りこさぁぁん」ギュ

ルビィ「ルビィ…ルビィね……花丸ちゃんが好きでしたぁ」ポロポロ

ルビィ「解ってたのに……善子ちゃんと結ばれるのは解ってたのに……」

ルビィ「諦めきれなかったんです……」

梨子「うん」

91: 2017/01/11(水) 17:25:45.92 ID:7UA6yKrn0.net
ルビィ「さっき……善子ちゃんが告白して……花丸ちゃんが受けて……」

ルビィ「ルビィが見たことのない……笑顔で花丸ちゃんは嬉しそうにしてました」

ルビィ「それを見て…花丸ちゃんが遠くに行っちゃう気がして……」

ルビィ「怖くて……」

梨子「ルビィちゃん」

ルビィ「ルビィ…ひとりに…えぐ……なちゃうぅ……」ポタポタ

梨子「大丈夫」ギュ

梨子「辛くなったら私の所に来て」

梨子「私は絶対ルビィちゃんから離れないから」

ルビィ「りこさぁん……りこさぁぁん……うあああああああああ」

梨子「……」ナデナデ

92: 2017/01/11(水) 17:26:56.82 ID:7UA6yKrn0.net






数十分後 帰り道

ルビィ「あ、ありがとうございます……梨子さん///」

梨子「ううん……いいの」

梨子「ねぇルビィちゃん」

ルビィ「?」

梨子「これから寂しくなったら電話してもいいよ」

ルビィ「え?」

梨子「私は絶対にでるから」

ルビィ「あ、ありがとうございます……」

93: 2017/01/11(水) 17:27:25.98 ID:7UA6yKrn0.net
梨子「ルビィちゃん」ギュ

ルビィ「梨子さん……」

梨子「ルビィちゃんの辛さ……解るから」

梨子「私が居るからね」
 
ルビィ「はい……」

梨子「それじゃね……ルビィちゃん」

ルビィ「はい……梨子さん♡」

梨子「……」

梨子「………」

梨子「ふ……ふふ……」

梨子「おめでとう、よっちゃん。花丸ちゃん♪」ボソ

94: 2017/01/11(水) 17:28:27.11 ID:7UA6yKrn0.net
夜 桜内家

(電話)

善子「ありがとう……お陰でズラ丸に想いを伝えれたわ」

梨子「そう……付き合うのね」

善子「ええ……思い切ってリリ―に相談してよかったわ」

善子「有難う……いろいろアドバイスしてくれて」

梨子「ううん……気にしないで」

善子「それでその……こんな事聞くのもアレだけど……」

善子「ちょっと気になって」

梨子「何が?」

 
 
 
善子「休みの時といい告白の時間を、なんでそんなに強く指定してきたのよ?」

95: 2017/01/11(水) 17:29:58.23 ID:7UA6yKrn0.net
善子「休みの時は絶対に朝のバスに乗るように言ったり」

善子「その次の日は、指定した時間のバス以外のを乗ったら駄目とか」

善子「とくに告白の時間……場所まで指定して……」

善子「ちょっと気になって」

梨子「ふふ……ちょっとしたオマジナイなの」

善子「オマジナイ?……まぁ花丸と付き合えたし……もういっか」

梨子「おめでとう」

96: 2017/01/11(水) 17:30:24.71 ID:7UA6yKrn0.net
善子「うん……有難うリリー」ブチ

梨子「…」

梨子「ごめんね、よっちゃん、花丸ちゃん……利用しちゃって……」

梨子「でもこれで………」

 
 
 
梨子「花丸ちゃんという楔はなくなったね……ルビィちゃん♡」

97: 2017/01/11(水) 17:31:02.23 ID:7UA6yKrn0.net
書き留めはここまでなので
また書きます

119: 2017/01/12(木) 15:47:51.43 ID:khd4Qpp/0.net


数か月前  桜内家
 
梨子(きっかけは、何気ない……いつもの休日の朝だった)

梨子「あれ?」

梨子(私の部屋から外を覗くと……)

梨子「ルビィちゃん?」

120: 2017/01/12(木) 15:48:42.40 ID:khd4Qpp/0.net
ルビィ「ほ、ほ、ほ」タタタタ

梨子「え……///」ドキ

梨子(普段見ない真剣な表情)

梨子(もしかしたら練習の時もあの表情をしていたのかもしれない)

梨子(だけど駄目だと解ってても)

梨子(私は周りを見る余裕がない……ダンスも歌もそんなに自信がないから)

梨子(あんなに……いい表情してたなんて)






121: 2017/01/12(木) 15:51:33.63 ID:khd4Qpp/0.net
梨子「やっぱり……今日も走ってるんだ」

ルビィ「ほ、ほ、ほ」タタタタ

梨子(あれから毎日、朝にルビィちゃんを見るようになった)

梨子「ルビィちゃん……///」ドキドキ

梨子(頑張ってるルビィちゃんにどんどん惹かれていった)

梨子(いつしか好きになっていた)

―――――――――――

122: 2017/01/12(木) 15:52:02.31 ID:khd4Qpp/0.net
花丸「ずら」

ルビィ「へ~焼き芋したんだ~」

花丸「ずら」

ルビィ「ルビィも食べたいな~」

花丸「今度一緒にしよルビィちゃん」

ルビィ「うん♡」

梨子「……」

梨子(でもルビィちゃんは花丸ちゃんが好きなんだと思う……)

梨子(花丸ちゃんが居る限り……ルビィちゃんは私には振り向かない……)

124: 2017/01/12(木) 15:53:19.50 ID:khd4Qpp/0.net
善子「焼き芋か~……私も食べたくなったわね」

花丸「善子ちゃんも一緒にどう?」

善子「そうね……私も行くわ」

花丸「楽しみずら!」

梨子「…」

梨子「………」

梨子「………ふふ♡」

梨子(直ぐに解った……花丸ちゃんと善子ちゃんが互いを好きなことを)

梨子(何もしなくても二人はいずれ付き合う気がする)

梨子(でも……ただ付き合ってしまえば……)

梨子(ルビィちゃんは花丸ちゃんを諦めきれないかもしれない)

125: 2017/01/12(木) 15:53:59.36 ID:khd4Qpp/0.net
―――――――――
―――――
――――
――

梨子「ねぇ…よっちゃん」

善子「何よ……ニヤニヤして」

梨子「もしかして……花丸ちゃんの事好き?」

善子「ブブー!!!……な、なな///」

梨子「そうなんだ」

善子「ち、違うわよ///」

梨子「もう……他の人には言わないから素直になったら?」

善子「……もしかしてバレバレだった?」

梨子「う~ん……私以外知らないと思うけど……」

梨子(多分……ルビィちゃんも気づいてる……)

126: 2017/01/12(木) 15:54:40.76 ID:khd4Qpp/0.net
梨子「協力させて」

善子「ええ!?」

梨子「よっちゃんの力になりたいから」

善子「梨子ちゃん……有難う……」

善子「ハッ!……リリ―!礼を言うわ!」

梨子「ふふ」


 
■■

127: 2017/01/12(木) 15:55:39.92 ID:khd4Qpp/0.net
(電話)

梨子「いい?絶対に休みの日に朝のバスに乗ってね」

善子「わ、解ったわよ……」

善子(どうして朝のバスに乗るのを指定してくるんだろ?)

善子「そ、それじゃまたね」ブチ

梨子「ルビィちゃんの走るコース……普段はバラバラだけど」

梨子「無意識にパターン化されてる」

梨子「今日は……バス停の近くを通るはず」

128: 2017/01/12(木) 15:56:07.49 ID:khd4Qpp/0.net
梨子(ルビィちゃんとよっちゃんが出会うのが一番だけど……保険をかけて……)

梨子(私が偶然を装ってルビィちゃんと出会う事にしよ)

梨子(普段は考えて行動しても失敗しちゃったりするし……)

梨子(ただ散歩するという計画でも道に迷ったりするドジな私だけど……)

梨子(今回は自分でも驚くくらい順調に進んだ)


129: 2017/01/12(木) 15:56:35.17 ID:khd4Qpp/0.net
(現在)

プルルルルルル

梨子「?(電話?)……ルビィちゃん♡」

梨子「もしもしルビィちゃん」ピ

ルビィ「グス……ごめ……ごめんなさい……エグ」

梨子「……落ち着いてルビィちゃん」

ルビィ「ごめんなさい……こんな時間に……」

ルビィ「でもルビィ……寂しくて……うう」

梨子「うん……話聞くよ」






130: 2017/01/12(木) 15:57:11.09 ID:khd4Qpp/0.net
翌日 朝

梨子「おはようルビィちゃん♡」

ルビィ「おはようございます梨子さん」

ルビィ「あの……昨日はすみませんでした」

梨子「ふふ…気にしないで」

梨子「昨日の電話で言ったとおり一緒に登校してくれるだけでいいから」

ルビィ「梨子さん……」

梨子「それでね……ルビィちゃん……辛い話になるけど」

ルビィ「?」

梨子「今日に多分……よっちゃん達は付き合ってることを言ってくると思うの」

ルビィ「…ッ」

131: 2017/01/12(木) 15:58:11.21 ID:khd4Qpp/0.net
梨子「大丈夫?」

ルビィ「……解らないです」ブルブル

ルビィ「自分の事なのに……どうなっちゃうのか……」

ルビィ「どうしよう……二人の前で泣いちゃったら……ルビィ……」ガタガタ

梨子「ルビィちゃん」ギュ

ルビィ「あ……梨子さん」

梨子「大丈夫よ……もし泣きそうになったり辛くなったら……」

 
梨子「私のところに来て」ミミモトデササヤキ

132: 2017/01/12(木) 15:58:55.32 ID:khd4Qpp/0.net






学校 一年教室

ルビィ「……」ドクン、ドクン

ルビィ(怖い……二人に会うのが……)ブルブル

 
花丸「おはようルビィちゃん///」

善子「お、おはようルビィ///」

ルビィ「……」

ルビィ「おはよう」

花丸「きょ、今日は早く来たんだねルビィちゃん」

善子「め、珍しいわね。いっつも朝は弱い癖に」

ルビィ「うん……」

133: 2017/01/12(木) 15:59:19.18 ID:khd4Qpp/0.net
善子「ちょっとズラ丸!もうちょっと自然にできないの!」ヒソヒソ

花丸「だって……変に緊張して」ヒソヒソ

善子「今日の練習終わりまで秘密にして」

善子「皆を驚かせる作戦どうしたのよ」

花丸「え~やっぱりオラ恥ずかしいずら///」

ルビィ「……」

ルビィ「………」

ルビィ「……梨子さん」ボソ

134: 2017/01/12(木) 15:59:52.72 ID:khd4Qpp/0.net
ルビィ(二人とも……ルビィが見た事もない……嬉しそうな表情)

ルビィ(でも花丸ちゃんも善子ちゃんもお互いを知ってる)

ルビィ(ルビィだけが知らない…ルビィだけが知らない…ルビィだけが知らない)

ルビィ「ぁ…ぁぁ」ガクガク

ルビィ(梨子さん…梨子さん…怖いよぉ……)

ルビィ(ルビィ……独りぼっち……)

135: 2017/01/12(木) 16:00:48.34 ID:khd4Qpp/0.net
――――――――
梨子「大丈夫よ……もし泣きそうになったり辛くなったら……」

 
梨子「私のところに来て」ミミモトデササヤキ
――――――――

ルビィ「梨子さん……」ガタ

キーンコーンカーン

善子「授業始まっちゃうわね」
 
ルビィ「ッ」

136: 2017/01/12(木) 16:01:21.92 ID:khd4Qpp/0.net
ルビィ(駄目……今行っちゃ……梨子さんに迷惑かけちゃう)

ルビィ(梨子さんに嫌われたら……もうルビィ……)ブルブルブルブル

花丸「ふふ…善子ちゃんと付き合えて、いつもの授業も楽しいずら」ヒソヒソ

善子「なっ///なにいってんのよ///」

花丸「ずら~///」

ルビィ「ぁぁぁぁぁ」ミミヲフサギ






137: 2017/01/12(木) 16:01:46.88 ID:khd4Qpp/0.net
キーンコーンカーン

先生「はい終わります」

ルビィ「……」

善子「は~終わった~」

花丸「皆に言う時間がどんどん迫って来てるね」ヒソヒソ

善子「ぐ///」

花丸「ずら~」

138: 2017/01/12(木) 16:02:13.67 ID:khd4Qpp/0.net
ルビィ「………」ポロポロ

ルビィ(あ…ああ……)

ルビィ(駄目だった……泣いちゃった)

ルビィ(二人がルビィを見たら……)

善子「え!?」
 
 
 
 
 
  
 
 
 
善子「リリー!?どうしたの?」

ルビィ「ぇ」

139: 2017/01/12(木) 16:02:45.73 ID:khd4Qpp/0.net
ガバ

ルビィ「うぷっ!?」

梨子「ちょとルビィちゃんに用事があって」

梨子「こっちに来てルビィちゃん」スタスタ

花丸「ルビィちゃんの頭を抱え込むように出て行ったずら……」

善子「ん~……」

花丸「どうしたの?」

善子「ううん……気のせいだと思うから気にしないで」

善子(ルビィが一瞬だけ泣いてた様に見えたけど……気のせいよね)

140: 2017/01/12(木) 16:03:36.52 ID:khd4Qpp/0.net
―――
――


美術準備室

梨子「ここなら誰も居ないから」パ

梨子「ごめんね……苦しかった?」

ルビィ「う"あ"ぁ"ぁ"……りこさぁぁん」

ルビィ「ルビィ……だめでした……泣いちゃって……」

ルビィ「本当は二人を祝福しなきゃいけないのに!…うぅ……」

ルビィ「こんな自分が嫌で……うああぁぁぁぁ」

梨子「ルビィちゃん」ギュ

梨子「来てくれてもよかったのに……心配して様子を見に行って正解だったね」

ルビィ「ごめんなさい……」

梨子「……もしかして来ようとしてくれたの?」

ルビィ「……」コクコク

141: 2017/01/12(木) 16:04:06.87 ID:khd4Qpp/0.net
梨子「そうね……時間も無かったから……来る暇もなかったか」

梨子「考えてなくてごめんね」

ルビィ「いえ……梨子さんは何も悪くありません」

梨子「また授業は始まっちゃうし……そうだコレ」ス

ルビィ「これ……シュシュ?」

梨子「ルビィちゃんにあげる」

ルビィ「あ、有難うございます」

梨子「いい?目を閉じて」

ルビィ「?」メヲトジ

142: 2017/01/12(木) 16:04:41.01 ID:khd4Qpp/0.net
梨子「辛くなったらこのシュシュを触りながら私を思い出して」ミミモトササヤキ

梨子「離れていても繋がってる」

梨子「もし……それでも耐えれないなら」

梨子「授業中だろうが気にしないで」

梨子「来ていいのよ?」

梨子「それでダイヤさんに怒られるなら一緒に怒られましょ?」

梨子「私はルビィちゃんの傍にいてあげるから」ギュウ

ルビィ「あ……ああ……梨子さん」

ルビィ(落ち着く……)
 
ルビィ(もう……ルビィ……梨子さんが居なかったら……)

143: 2017/01/12(木) 16:07:20.11 ID:khd4Qpp/0.net
書き留めはここまでなので、また書きます
ここから、よしまるにも精神的ダメージ負うので閲覧注意でお願いします

173: 2017/01/14(土) 14:05:08.18 ID:4rux9TC30.net
・・・・・・・

教室

ルビィ「……」ガラァ

花丸・善子「!」バッ

善子「か、帰ってきたのね///」

花丸「お、お帰りルビィちゃん///」

花丸「梨子さんに呼ばれてたけど、どうしたの?」

ルビィ「……何でもないよ」

ルビィ「気にしないでね」

花丸「ずら」

174: 2017/01/14(土) 14:05:43.78 ID:4rux9TC30.net
善子「ちょ、ちょっとズラ丸!」ヒソヒソ

善子「今、手を繋いでたのルビィに見られたんじゃ……」

花丸「ま、まぁ……手を繋ぐくらいでバレるとは思わないけど……」ヒソヒソ

ルビィ「……」サワサワ

善子「――」

花丸「――――」

善子「―――」

ルビィ「………」

花丸「ー」

善子「■□□■!?」

花丸「○○○○」

175: 2017/01/14(土) 14:06:15.46 ID:4rux9TC30.net
ルビィ「ああ……嘘みたいに気にならない」ボソ

ルビィ「ふ……ふふ……」

ルビィ「梨子さん♡」







昼休み

ピロン

ルビィ「?……(あ、梨子さんからラインが)」

梨子:今日の昼休み一緒に食べましょ

梨子:美術準備室に来て

176: 2017/01/14(土) 14:06:43.15 ID:4rux9TC30.net
ルビィ「!」ダッ

善子「うえぇ!?」

花丸「ずら!?」

善子「ルビィが昼休み入ったとたん、走りだしたわね」

花丸「またダイヤさんの所かな?」

善子「そうかもね」

――――

177: 2017/01/14(土) 14:07:05.97 ID:4rux9TC30.net
美術準備室

ルビィ「!」ガラァ

梨子「あ、来てくれたのね♡」

ルビィ「勿論です!」

梨子「ふふ…有難う…それで、どうだったの?」

ルビィ「はい!梨子さんのお陰で気になりませんでした」

ルビィ「本当に梨子さん…有難うございます!」

梨子「いいのよ……ルビィちゃんの為なら何でもしてあげるから」

ルビィ「梨子さん……♡」

梨子「さぁ…一緒にご飯を食べましょ♡」

ルビィ「はい♡」

178: 2017/01/14(土) 14:07:51.60 ID:4rux9TC30.net
・・・・・・・

数十分後

ルビィ(ああ……昼休みが終わっちゃう)

ルビィ(もっと梨子さんと話したい)

ルビィ(もっと梨子さんと一緒に居たい)

179: 2017/01/14(土) 14:08:19.07 ID:4rux9TC30.net
ルビィ「次……こうして話せるのは放課後なんですね……」

梨子「ええ……それまで大丈夫?」

ルビィ「はい……梨子さんから貰ったシュシュのお陰で」

ルビィ「何とか乗り越えれそうです……でも」

ルビィ「寂しいです……」

ルビィ「……あっ!ごめんなさい!困らせる様な事言って」

梨子「いいのよルビィちゃん」

180: 2017/01/14(土) 14:08:56.00 ID:4rux9TC30.net
梨子「素直に言ってくれるほうが……私は嬉しいの」ギュ

ルビィ「あ……///」

梨子「ルビィちゃん……ちょっといい?」

梨子「これ……外してもらっていいかな?……おろしたルビィちゃん見てみたいの」

ルビィ(ツインテールのリボン……)

ルビィ「はい」スルスル

梨子「っ///」ドキ

梨子(いつものルビィちゃんもいいけど……この降ろした髪型も凄く可愛い///)

181: 2017/01/14(土) 14:09:55.24 ID:4rux9TC30.net
梨子「とっても可愛いよ……ルビィちゃん」ナデナデ

ルビィ「梨子さん♡」キュゥゥン

ルビィ(梨子さんに褒められると、凄く嬉しい……)

ルビィ(梨子さんに……褒められた♡)

ルビィ「有難うございます///」

ルビィ(ツインテール……そういえば……)

ルビィ(昔に花丸ちゃんが可愛いって褒めてくれて……それからずっとだった……)

182: 2017/01/14(土) 14:11:04.12 ID:4rux9TC30.net
ルビィ(でも今は……)

ルビィ(梨子さんに褒められった髪でいきたい……)

ルビィ(もっと、もっと、もっと、もっと)

ルビィ(梨子さんに褒められたい……)

梨子「それじゃ……また放課後でね」

梨子「勿論……辛くなったら来てもいいのよ♡」

ルビィ「はい……梨子さん♡」

183: 2017/01/14(土) 14:11:50.20 ID:4rux9TC30.net






教室

ルビィ「ふふ……///」

ルビィ「……あ」

 
花丸「善子ちゃん……はい、あーん」

善子「な///…い、要らないわよ///」

善子「もう昼ごはんも食べたし///」

花丸「ノッポパン一口ぐらい食べれるずら」

善子「そ、それに一口かじった方を私に向けるなんて……」

184: 2017/01/14(土) 14:12:34.07 ID:4rux9TC30.net
善子「その部分食べたら……間接キス……」

善子「って何言わせるのよ!!///」

花丸「善子ちゃん可愛いずら~♡」

善子「もう……あーん」パク

花丸「美味しい?」

善子「……まぁね」

花丸「ずら~///」

ルビィ「……」

185: 2017/01/14(土) 14:14:53.11 ID:4rux9TC30.net
ルビィ(二人とも……ルビィが見たことのない笑顔)

ルビィ(とっても嬉しそう)

ルビィ(ルビィが居なくても……二人は……)ブルブル

ルビィ「ぁ……」サワサワ

ルビィ「……」

ルビィ「………」

ルビィ(梨子さんに貰ったシュシュを触る度に落ち着く)

ルビィ(触る度に梨子さんが近くに居てくれる気がする)

187: 2017/01/14(土) 14:15:28.02 ID:4rux9TC30.net
ルビィ「…」スタスタ

花丸「あ……ルビィちゃん」

花丸「おかえり」

ルビィ「うん」

善子「またダイヤさんのところ?」

ルビィ「うん」

花丸「あ……ルビィちゃん髪おろしてる」

善子「ほんとだ……珍しいわね」

花丸「久しぶりに見たずら~」

188: 2017/01/14(土) 14:16:01.84 ID:4rux9TC30.net
ルビィ「うん」サワサワ

善子「――――」

ルビィ「うん」

花丸「■▽∴?」

ルビィ「うん」

善子「====」

花丸「#$%%&$#$」

ルビィ「うん」

189: 2017/01/14(土) 14:17:24.96 ID:4rux9TC30.net
善子「====」

花丸「#$%%&$#$」

ルビィ「うん」

善子「『【[≪」]」」

花丸「!”##$%%&」

●「――――――ー」

※○「†煤凵v
 
ルビィ「うん」
 
 
  
 
 


ルビィ「……あれ?」

ルビィ「ルビィは誰と話してたっけ?」ボソ

190: 2017/01/14(土) 14:18:19.73 ID:4rux9TC30.net
善子「え?何か言った?ルビィ?」

ルビィ「……ううん何でもないよ善子ちゃん」

ルビィ(そうだった……花丸ちゃんと善子ちゃん……)

ルビィ(何で……大切な親友を忘れて……)

ルビィ(でも今の二人は……)

191: 2017/01/14(土) 14:18:55.14 ID:4rux9TC30.net
善子「もう少しで皆に伝えるのね」ヒソヒソ

花丸「千歌さんが一番驚きそうずら」ヒソヒソ

善子「あ~…自分も付き合ってるくせに驚きそうね」


 
 
 
 
  
      
 
  
 
   
ルビィ(ルビィの……知らない……嬉しそうな顔)

ルビィ(知らない…知らない…知らない)

192: 2017/01/14(土) 14:19:28.10 ID:4rux9TC30.net
ルビィ「本当に……善子ちゃんなの?」

ルビィ「本当に……花丸ちゃんなの?」

ルビィ「怖いよ……梨子さん……」サワサワ






193: 2017/01/14(土) 14:20:03.30 ID:4rux9TC30.net
放課後 練習終り

千歌「ふあ~…今日はここまでだね」

果南「まぁ、こんなものか」

鞠莉「さ~て帰りましょ」

花丸「あ、あの!///」

善子「///」

花丸「皆に伝えたい事があります!」

千歌「ほえ?」

194: 2017/01/14(土) 14:20:30.10 ID:4rux9TC30.net
ルビィ(ああ……ついにこの時が)

ルビィ「……」ブルブル

梨子「……」ギュ

ルビィの手を握り

ルビィ「!」

ルビィ(り、梨子さん)

梨子「…クス」ニコリ

ルビィ「……ぁぁ」

ルビィ(暖かい……)

195: 2017/01/14(土) 14:21:35.78 ID:4rux9TC30.net
善子「そ、その!私とズラ丸!付き合う事にしたから!」

千歌「……」

千歌「………え」

千歌「ええええええええええええええええええ!!!?」

鞠莉「おう~!二人ならお似合いでーす!」

ダイヤ「はぁ……またAqours内の秘密が増えましたわ」

ダイヤ「とにかく……おめでとうございます二人とも」

花丸「ダイヤさん……」

曜「うあ~二人が……うん!凄く合ってる!」

果南「二人は仲良しだったから……何となく解ってたけどね」

196: 2017/01/14(土) 14:21:58.77 ID:4rux9TC30.net
善子「///」

花丸「///」

花丸「あ!ルビィちゃん……ごめんね今まで黙って」

 
 
 
 
 
ルビィ「ひっ」ビック

ルビィ「」サ

花丸「……え?」

197: 2017/01/14(土) 14:23:05.04 ID:4rux9TC30.net
梨子「おめでとう花丸ちゃんよっちゃん」ズイ

梨子「心から祝福するよ」

梨子「別れちゃ……絶対駄目だからね」

花丸「あ…有難うございます」

花丸「る、ルビィちゃ」

千歌「ねぇねぇ!いつから!?いつから二人は好きになったの!?」グイ

曜「教えてよ!どっちが告白してきたの!?」

千歌「デートとかどうしてるの!?」

花丸「ず、ずら~!?」

198: 2017/01/14(土) 14:24:12.07 ID:4rux9TC30.net
果南「付き合ってる二人が何でそんなに興味津々なの?」

千歌「え~付き合ってても人の恋路は気になるよ~」

曜「同意であります!」

ダイヤ「善子さん達もお似合いですが、やっぱりこの二人もお似合いですわね」

花丸「はは……」

199: 2017/01/14(土) 14:26:52.27 ID:4rux9TC30.net
・・・・・・・・・・

ルビィ「はぁ…はぁ…はぁ」ガタガタ

梨子「大丈夫?」

ルビィ「ぅぅぅ……」

梨子「今は皆よっちゃん達に気が行ってるから」

梨子「屋上から出ても誰も気づかないと思うの」

梨子「行きましょ」グイ

・・・・・・・・・

200: 2017/01/14(土) 14:27:25.78 ID:4rux9TC30.net
花丸(さっきのルビィちゃん……)

花丸(知らない人に絡まれた時のリアクションだった)

花丸(信用する人の後ろに隠れる行動……)

花丸(な、なんで……オラに……)

千歌「ねぇねぇ!教えてよ~」

花丸「ず、ずら……」

花丸(き、きのせいだよね)

201: 2017/01/14(土) 14:27:56.92 ID:4rux9TC30.net
花丸(……あれ?ルビィちゃんが居な……)

曜「これから二人はどうしていくの?」

善子「ええい!いい加減しつこい!」

千歌「いいじゃん!教えてくれたって!」

果南「はははは」

花丸「ルビィちゃん……何処に……」

224: 2017/01/15(日) 16:58:03.16 ID:fUjqrR2d0.net
美術準備室

ルビィ「えぐ…うぅぅ……うえええ」ポロポロ

梨子「……」ギュ

梨子「……」ナデナデ

ルビィ「梨子さん……えぐ……」

ルビィ「聞いてくれますか……」

梨子「うん」

225: 2017/01/15(日) 16:59:59.49 ID:fUjqrR2d0.net
ルビィ「ルビィ……辛くて泣いたんじゃないんです」

ルビィ「嬉しそうに笑ってる二人を見ると……」

ルビィ「ルビィの知らない二人に見えて……」

ルビィ「怖いんです……」ガタガタ

梨子「ルビィちゃん……」

ルビイ「二人の事を誰よりも……祝福しなきゃ……いけないのに」

ルビィ「ぅぅぅ……」

226: 2017/01/15(日) 17:00:28.16 ID:fUjqrR2d0.net
梨子「無理しないでルビィちゃん」

梨子「自分を責めないで」

ルビィ「梨子さん…」

梨子「ルビィちゃんは何も悪くないのよ」ギュ

梨子「むしろ……ずっと傷ついて可哀想なくらい」ナデナデ

梨子「よく耐えたね」

ルビィ「ぁぁ……梨子さん」ギュウウ

227: 2017/01/15(日) 17:00:54.87 ID:fUjqrR2d0.net
梨子「これからもルビィちゃんは傷つくかもしれない」

梨子「守ってあげたい」

梨子「ねぇ……ルビィちゃん」ギュ

ルビィの両手を握りしめ

 

 
梨子「私達も付き合おう」

ルビィ「…え」

梨子「私……ルビィちゃんが好きなの」

ルビィ「り、梨子さん……」

228: 2017/01/15(日) 17:01:48.94 ID:fUjqrR2d0.net
梨子「ずっと一緒に居たいの……お願い……ルビィちゃん」

ルビィ「…」

ルビィ「……」ポロポロ

ルビィ「凄く……嬉しいです」

ルビィ「さっきまで怖くて泣いてたのに……今は嬉しくて涙が出てきちゃいました」

ルビィ「梨子さんに好きって言って貰って……」

ルビィ「とても嬉しいです……」

ルビィ「梨子さん……ルビィも……大好きです」

梨子「ルビィちゃん……」ギュ

ルビィ「梨子さん…」

229: 2017/01/15(日) 17:03:25.49 ID:fUjqrR2d0.net
ルビィ(とっても……幸せ)

ルビィ(さっきまで、あんなに辛い気持ちだったのに……)

ルビィ(梨子さんが最高の日にしてくれた)

ルビィ(ううん……今日だけじゃなくていつも、いつも、いつも)

ルビィ(最悪の日を最高の日にしてくれる……)

ルビィ「梨子さん……大好きです」

梨子「ふふ♡」






230: 2017/01/15(日) 17:04:06.36 ID:fUjqrR2d0.net
数十分後

梨子「ねぇルビィちゃん…私の我儘聞いてくれる?」

ルビィ「はい…何でも聞きます♡」

梨子「Aqoursの皆には内緒にしましょ」

ルビィ「付き合ってる事をですか?」

梨子「ええ」

梨子「私達は私達の付き合いでやっていきたいの」

梨子「ね?……ルビィちゃん」

ルビィ「はい♡」

231: 2017/01/15(日) 17:04:35.96 ID:fUjqrR2d0.net
・・・・・・・・・・

帰り道

善子「ああもう……千歌さん達がなかなか帰してくれなかったわね」

花丸「自分達も付き合ってるのに、かなり聞いてきたね」

善子「そういえばさ」

 
善子「ルビィって何処に居たの?」

花丸「う~ん……オラも気づいたら居なくなってたずら」

善子「まぁ、これからもルビィには私達の事は気にせず」

善子「今まで通りで接してほしいって言いたかったけど……」

232: 2017/01/15(日) 17:05:03.67 ID:fUjqrR2d0.net
花丸「どうしたんだろ?」

善子「まぁ明日は嫌でも顔を合わすし……その時に言いましょ」

花丸「ずら」

善子「……ほ、ほら」テヲニギリ

花丸「ずら!?///」

善子「こ、こうして帰るわよ///」

234: 2017/01/15(日) 17:06:26.08 ID:fUjqrR2d0.net
花丸「善子ちゃん……暖かいずら///」

花丸(善子ちゃんと付きあえて幸せずら)

花丸(そう……幸せ……)

花丸(幸せのはずなのに……)

235: 2017/01/15(日) 17:07:01.08 ID:fUjqrR2d0.net
・・・・・・
ルビィ「ひっ」ビック

ルビィ「」サ
・・・・・・

花丸(凄く……嫌な予感がする)

花丸(善子ちゃんの温かい手を握れると同時に……)

花丸(取り返しの……つかない……何かを離してしまったような……)

花丸(気のせいだと……いいんだけど……)






237: 2017/01/15(日) 17:09:35.30 ID:fUjqrR2d0.net
翌日

梨子「おはよう…ルビィちゃん♡」

ルビィ「おはようございます梨子さん♡」

梨子「あ……今日も髪をおろしてるんだ」

ルビィ「はい……梨子さんに褒めて貰った髪型ですから」

梨子「ふふ…ツインテールのルビィちゃんも好きだけど」

梨子「おろした髪が私はやっぱり好き」ナデナデ

ルビィ「梨子さん♡」

238: 2017/01/15(日) 17:10:04.55 ID:fUjqrR2d0.net
ルビィ(撫でてもらうだけで嬉しい)

梨子「ほらルビィちゃん」ギュ

ルビィ「あっ///」

梨子「手を繋いで学校に行きましょ♡」

ルビィ「はい///♡」

ルビィ(体の底からポカポカする……暖かい)


・・・・・・

240: 2017/01/15(日) 17:10:41.35 ID:fUjqrR2d0.net
学校
梨子「それじゃ…ルビィちゃん……まだ辛いと思うけど」

梨子「私の事は気にしないで……来てね」

ルビィ「はい…でも梨子さんの貰ったシュシュがあれば……」

ルビィ「何時でも梨子さんと繋がっている気がして」

ルビィ「とても元気になれるんです」

ルビィ「だから……大丈夫です」ニコ

241: 2017/01/15(日) 17:12:07.81 ID:fUjqrR2d0.net
梨子「ルビィちゃん///♡」ギュ

ルビィ「あわっ!?り、梨子さん///」

梨子「あ…ごめんね、ついルビィちゃんが可愛いから抱きしめちゃって」

ルビィ「り、梨子さん♡」

梨子「それじゃ、昼休みにまた美術準備室に来て」

ルビィ「はい♡」






242: 2017/01/15(日) 17:12:43.23 ID:fUjqrR2d0.net
一年教室

ルビィ「……」

ルビィ(今日も梨子さん綺麗だったな~……梨子さんみたいな人と)

ルビィ(付き合えるなんて夢みたい)

善子「あ、ルビィ!昨日は何処に行ってたのよ!?」

ルビィ「うん」
ルビィ(でもルビィみたいなのが梨子さんに釣り合うのかな?)

善子「?」

243: 2017/01/15(日) 17:14:09.61 ID:fUjqrR2d0.net
善子「まぁいいけど…あのね」

ルビィ「うん」
ルビィ(ルビィ……もっと梨子さんに相応しくなる為に頑張らなくちゃ)

善子「昨日もその……ズラ丸と付き合う事……言ったけど」

善子「私達の事は気にせず今まで通りに接してくれる?」

ルビィ「うん」
ルビィ(梨子さんに……褒められたい……梨子さんともっと居たい)

善子「有難うルビィ……」

244: 2017/01/15(日) 17:14:53.39 ID:fUjqrR2d0.net
子「ねぇ、お昼一緒に食べない?」

善子「最近、ダイヤさんの所に行ってばかりじゃない」

善子「三人で食べましょ」

ルビィ「うん」
ルビィ(昼休みまで……長いな~)
 
 
 
ルビィ「梨子さん♡」ボソ

 





245: 2017/01/15(日) 17:15:41.85 ID:fUjqrR2d0.net
昼休み

善子「さてお昼にするわよ」

花丸「お中すいたずら~」

ルビィ「」ダッ

善子「え!?」

花丸「ずら!?」

花丸「走って……何処かに行っちゃたずら」

善子「ちょ…昼は三人で食べようって言ったのに……」

246: 2017/01/15(日) 17:16:15.56 ID:fUjqrR2d0.net
花丸「遠慮してるのかな?」

善子「そうかもね……ルビィなりの気遣いかもね」

善子「それにしても、いきなり走って教室から出なくても……」

花丸「ははは……」

善子「まぁいいわ……その変わり帰ってきたら、とっちめてやるから」

花丸「酷いことは駄目ずら」

――――――――

247: 2017/01/15(日) 17:16:44.51 ID:fUjqrR2d0.net
美術準備室

梨子「はぁ……ルビィちゃん♡」ギュウウ

ルビィ「り、梨子さん///♡」

梨子「ずっと、ずっと会いたかった」

ルビィ「ルビィもです」

梨子「私ね……ずっと前からルビィちゃんと付き合いたかったの」

梨子「もし……付き合えたら」

梨子「アレもしたコレもしたいって……思いながら……昨日まで過ごしたの」

梨子「そして今……ルビィちゃんと付きあえて……凄く幸せなの」

ルビィ「梨子さん♡」

梨子「これからの事……話していきましょ」

ルビィ「はい♡」

248: 2017/01/15(日) 17:17:23.67 ID:fUjqrR2d0.net






数十分後 一年教室

ルビィ「ふふ…♡」テクテク

ルビィ(次の休みの日に梨子さんと初デート)

ルビィ(これから……毎日楽しく過ごせそう)

ルビィ「次は放課後か……もしルビィが一年早く生まれてきたら」

ルビィ「梨子さんと一緒に授業受けれたのに……」

善子「あ、ルビィ!」

ルビィ「うん」

249: 2017/01/15(日) 17:20:37.63 ID:fUjqrR2d0.net
善子「よくも約束破ってくれたわね!」

ルビィ「うん」

善子「くらいないさい!風縛!」ガバァ

ルビィ「っ!」
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
ルビィ「いやああぁっ!!」

善子「え?」ビク

250: 2017/01/15(日) 17:21:09.90 ID:fUjqrR2d0.net
花丸「?」

花丸「また関節技かけたずら?やめるずら」グイ

善子「ぐえ!」

善子「ち、ちがっ……私がルビィの腕に触れただけで……」

ルビィ「はぁ…はぁ…はぁ…」ガタガタガタ

ルビィ「梨子さん、梨子さん、梨子さん」ボソボソ
シュシュを触りながら

花丸「はいはい……やめるずら」

善子「信じてない!?」

キーンコーンカーンコーン

ガラー

先生「はい、授業を始めます」

251: 2017/01/15(日) 17:22:45.72 ID:fUjqrR2d0.net
花丸「座るずら」

善子「え、ええ……」

ルビィ「……」ガタガタ

善子(い……今の気のせい?)

善子(まるで……最初に私がルビィに会った時みたいな……)

善子(極度の人見知りの時みたいな……反応だったけど……)

善子(もうルビィとは長い付き合いになってるんだし……)

善子(何かの間違いよね?)

ルビィ「はぁ…はぁ…はぁ……」サワサワ

282: 2017/01/17(火) 17:05:18.10 ID:IT8KqNAd0.net
・・・・・・
・・・・
・・・
・・

放課後 屋上

ダイヤ「今日はここまでですわ」

千歌「ふ~終わった終わった」

曜「今日も、この後遊ぶ?千歌ちゃん」

千歌「うん!」

善子(そうだ……今日はルビィとズラ丸とで…)

善子(久しぶりに三人で帰ろうかしら)

283: 2017/01/17(火) 17:05:50.38 ID:IT8KqNAd0.net
善子「ねぇ、ズラ丸」ヒソヒソ

花丸「ずら?」

善子「今日はその……三人で帰らない?」

善子「暫くルビィと一緒に帰ってなかったと思うし……」

花丸「いい案ずら!」

284: 2017/01/17(火) 17:06:18.06 ID:IT8KqNAd0.net
善子「えっと……ルビィ」

ルビィ「……っ」ビク

善子(?……変に驚くわね)

善子「今日一緒に帰」

梨子「ごめんね、よっちゃん」ス


善子「え?」

285: 2017/01/17(火) 17:06:49.47 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「ルビィちゃんに手伝ってもらう事があるの」

善子「手伝いって……」

梨子「それにほら」

梨子「二人付き合ってるんだし」

梨子「水入らずってことで」

善子「ちょ、べつに水入らずって事は……」

千歌「あああ!そうだ!何時もの流れで帰ろうとしたけど!」

千歌「二人はこの後、どうするの!?」

千歌「遊ぶの!?帰るの!?」

曜「ぜひ聞かせて!これから千歌ちゃんとの付き合いに参考にするから!」

286: 2017/01/17(火) 17:07:19.94 ID:IT8KqNAd0.net
善子「先に付き合ってんのは、そっちでしょ!?」

善子「私達が聞くのが普通でしょ!?何でそっちが聞いてくるのよ!?」

千歌「いいじゃん、いいじゃん聞かせてよ~」

善子「ぐ……昨日と同じく絡まれたか……」

花丸「あはは……」

花丸「……あれ?」

花丸「ルビィちゃん……また居なくなって……」

・・・・・・・

287: 2017/01/17(火) 17:08:11.05 ID:IT8KqNAd0.net
美術準備室

ルビィ「ルビィ……前にも言いましたけど……」

ルビィ「自分の気持ちが解らないんです」

ルビィ「二人は大切な親友のはずなのに……」

ルビィ「最近……まったく別の人に感じたりして……」

ルビィ「最低ですよね……親友をこんな風に思うなんて……」

梨子「ルビィちゃん……自分を責めないで」ギュ

ルビィ「梨子さん…♡」

288: 2017/01/17(火) 17:08:42.17 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「誰かの所為にして……恨む事で少しは楽になれたのかもしれない」

梨子「でも優しいルビィちゃんは恨む事なく……」

梨子「悪いのは自分だって傷つけてる」

ルビィ「で、でも……本当に悪いのはルビィです」

ルビィ「善子ちゃんと花丸ちゃんは、ただ好きで付き合ったんです」

ルビィ「その二人を変わったって勝手に思って……勝手に傷ついてるんです」

梨子「ルビィちゃん……」

289: 2017/01/17(火) 17:09:17.81 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「ルビィちゃんは何も悪くないの」

梨子「傷ついてるルビィちゃんを癒したい……」

梨子「……心が温まる、オマジナイ……してあげる」アゴクイ

ルビィ「あっ……///」

梨子「んっ……」チュ

ルビィ「ん……」

梨子「…」

ルビィ「……」

梨子「………」

ルビィ「………」

290: 2017/01/17(火) 17:09:47.51 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「…ぷはぁ」

ルビィ「ふああぁぁ///♡」トローン

ルビィ「りこ…さん♡」キュンキュン

ルビィ(ルビィ……キスしちゃった///)

梨子「………」トローン///

梨子「……♡」

梨子「ルビィちゃんを元気づける為のつもりだったけど……」

梨子「思ったより……その……キスが気持ち良くて///」

梨子「ドキドキしちゃった♡」

292: 2017/01/17(火) 17:13:56.85 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「ふふ…ほらルビィちゃん」

梨子「私の胸触ってみて」テヲトリ


ルビィ「あ…♡」

梨子「凄く……ドキドキしてるから///」

ルビィ「ルビィもです♡」

ルビィ「ルビィの胸も…ほら」テヲトリ

梨子「ルビィちゃん…♡」

梨子「感じる……ルビィちゃんの音……」

ルビィ「ルビィも梨子さんの音……聞こえてます」

293: 2017/01/17(火) 17:14:25.98 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「また…我儘言っていいかな?」

ルビィ「はい……梨子さんの願いは何でも聞きたいです♡」

梨子「もっと…もっと、もっとルビィちゃんとキスしたい」

ルビィ「はい♡ルビィもしたいです♡」

梨子「ルビィちゃん……んちゅ」

ルビィ「あむ♡…ちゅ♡…れろ……じゅる♡」

梨子「んちゅ♡ちゅるる♡…んあ…♡」

ルビィ「♡」

梨子「♡」






294: 2017/01/17(火) 17:14:53.74 ID:IT8KqNAd0.net
翌日 学校 一年教室

ルビィ「///」

ルビィ(ふぁ……昨日のキスを思い出すだけで熱くなっちゃう///)

ルビィ(それで……今日の朝にもちょっとだけ……♡)

ルビィ(どんどんルビィの中で梨子さんを好きになってる)

ルビィ(まだまだ好きになれそう♡)

295: 2017/01/17(火) 17:15:45.92 ID:IT8KqNAd0.net
花丸「明日の休みのデートが楽しみずら」

善子「も、もう///気が早いんじゃない?」

花丸「ずら~///」

善子「ま、まぁ私も楽しみだけど……///」

花丸「善子ちゃん……♡」

善子「つ、付き合って初めてのデートよ!」

善子「最高の一日にしてみせるんだから///」

花丸「楽しみずら♡」

296: 2017/01/17(火) 17:16:19.34 ID:IT8KqNAd0.net
ルビィ「……」

ルビィ「………」

ルビィ「…………あれ?」

ルビィ(ルビィ……さっきまで凄く温かい気持ちだったのに……)

ルビィ(どんどん……暗い気持ちになっちゃう……)

ルビィ「梨子さんの事……思い出してたのに……」

ルビィ「どうして…どうして…どうして…どうして」

ルビィ「二人は……ルビィから梨子さんを奪うの?」

297: 2017/01/17(火) 17:16:57.74 ID:IT8KqNAd0.net
ルビィ「いや…いやぁ……いやぁぁ」ブルブル

ルビィ(もうルビィには梨子さんしか居いの)

ルビイ(梨子さんが居ないなんて考えられない)

ルビィ(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)

ルビィ「ぅ…ぅぅ」サワサワ

――――――――

298: 2017/01/17(火) 17:17:35.32 ID:IT8KqNAd0.net
昼休み 美術準備室

ルビィ「……」

梨子「どうしたの?」

ルビィ「えっと…その……」

梨子「…」

梨子「ふふ」ニコ

梨子「大丈夫よルビィちゃん。解るから」

ルビィ「え?」

梨子「また、花丸ちゃん達の事でしょ?」

ルビィ「……はい」

299: 2017/01/17(火) 17:18:07.10 ID:IT8KqNAd0.net
ルビィ「気にしなければいいのに……」

ルビィ「どんどん悪い方向に考えちゃって……」

ルビィ「二人が梨子さんをルビィから奪う筈ないのに……」

ルビィ「もしかしたらって……暗い方に考えちゃって……」

梨子「ルビィちゃん…」

梨子「それはね……私も思ったことあるよ」

ルビィ「え!?」

300: 2017/01/17(火) 17:18:40.28 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「今も付き合ってるけど、いつか花丸ちゃんに盗られちゃうじゃないかって」

梨子「もしくは……Aqoursの誰かにって」

梨子「ついつい考えてしまうの」

梨子「そんな事は無いって解ってるけどね……」

ルビィ「梨子さん……」

梨子「でもね、それって悪い事じゃないかもしれない」

梨子「付き合っていくには当たり前にぶつかる壁なのかも」

梨子「もしかしたら……千歌ちゃん達も同じだったのかもしれないしね」

ルビィ「悪いことじゃ…ない…」

301: 2017/01/17(火) 17:19:02.19 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「私もね…もうルビィちゃんが居ないなんて耐えれない」

梨子「もっと、もっとルビィちゃんと居たい」

梨子「大好き♡ルビィちゃん♡」

ルビィ「り、梨子さん♡」

ルビィ「ルビィも大好きです♡」

302: 2017/01/17(火) 17:20:25.91 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「♡」アゴクイ

ルビィ「あ♡」

梨子「ん…♡」チュ

ルビィ「あむ…♡」

梨子「ん…♡不安になったら、こうしてキスしましょ」

梨子「暗い気持ちは楽しい気持ちで忘れましょ♡」

ルビィ「はい♡」

 
 
 
   
 
梨子「……手に入れたものは絶対に離したくないの」ボソ

303: 2017/01/17(火) 17:20:52.01 ID:IT8KqNAd0.net








数週間後

梨子(あれからルビィちゃんとの付き合いは続いた)

梨子(日を追うごとに愛は深まっていった)

梨子(だってルビィちゃんが可愛いんだもん)

梨子(どんどん愛しちゃう♡)

・・・・・

304: 2017/01/17(火) 17:22:17.73 ID:IT8KqNAd0.net
千歌「最近の梨子ちゃん絶好調だね」

梨子「な、何よいきなり」

曜「だってほら!」

千歌「もう曲出来てるじゃん!」

千歌「凄いよ!」

梨子「ちょ、調子が良かっただけよ」

曜「ん~この曲聞いたら衣装のイメージが固まったよ!」

曜「早速デザインを描いてみるね」サササ

千歌「おおコッチも絶好調だね」

305: 2017/01/17(火) 17:23:35.45 ID:IT8KqNAd0.net
梨子「そもそも千歌ちゃんだって歌詞の製作が早かったじゃない」

千歌「いや~曜ちゃんと付き合ってから力が湧いてきちゃって///」

曜「同じく///」

梨子「ふふ…本当に仲がいいのね」

千歌・曜「えへへ///」

梨子(仲が良すぎて安心する)

梨子(この二人がどんな障害があってもお互いを信じ)

梨子(お互いを愛し合うから別れない)

306: 2017/01/17(火) 17:24:00.36 ID:IT8KqNAd0.net
梨子(私からルビィちゃんを盗ることは無いから安心する)

梨子(そう……別れないというのは安心する)

梨子(それが例え……どんな形でも……)

梨子(だから安心させて)

梨子(私からルビィちゃんを盗らないという安心を)
 
 
 
 
 


梨子「ねぇ、よっちゃん達……」ボソ

梨子「二人には末永く付き合うという絶対な確証が欲しいの」

梨子「今度はこっちが楔を打ち込んであげる♡」

327: 2017/01/19(木) 17:46:24.06 ID:2OzXrtjK0.net


善子「ねぇルビィ」

ルビィ「うん」

善子「昨日ズラ丸がねダイヤさんがね」

ルビィ「うん」

善子「堕天使の力があって」

ルビィ「うん」

善子「という滅茶苦茶な話」

ルビィ「うん」

328: 2017/01/19(木) 17:47:43.35 ID:2OzXrtjK0.net
善子「それじゃね」

ルビィ「うん」
  
 
   
  
     
  


善子「…やっぱり」

花丸「どうしたの?」

善子「今さっきルビィに適当に思い浮かんだ単語を適当に口に出していったのよ」

善子「そしたら「うん」しか言わないの」

善子「聞いてないのよ」

花丸「そ、そんな…ルビィちゃんに限って…」

329: 2017/01/19(木) 17:48:27.96 ID:2OzXrtjK0.net
花丸「そもそも、ほら・・・堕天使の話かと思ってスルーしてるとか」

善子「ぐ…否定できないのが嫌ね」

善子「だったらズラ丸、アンタが試してきてよ」

花丸「いつも通りと思うずら」

キーンコーンカーンコーン

善子「くっ……タイミング悪いわね」

花丸「次の休み・・・昼休みに試してみるずら」






330: 2017/01/19(木) 17:49:10.74 ID:2OzXrtjK0.net
昼休み

ルビィ(やっと梨子さんとご飯が食べれる♡)


花丸「ルビィちゃん」

ルビィ「……」

ルビィ(花丸…ちゃん…)

ルビィ(早く梨子さんの所へ…行きたいのに…)

ルビィ「うん」

花丸「次の授業はどの教科だったけ?」

ルビィ「うん」

花丸(え!?)ゾワ…

331: 2017/01/19(木) 17:49:45.79 ID:2OzXrtjK0.net
花丸「る、ルビィちゃん…?」

ルビィ「うん」

花丸「ど、どうしちゃったの!?ルビィちゃん!」テヲニギリ

ルビィ「ひっ!」ビク

花丸「え!?」

332: 2017/01/19(木) 17:50:26.32 ID:2OzXrtjK0.net
ルビィ「ぁぁ…ぁぁ」ガクガク

ルビィ(駄目、駄目!梨子さん!梨子さん!!梨子さん!!!)ダッ

花丸「あっ!」

善子「待ちなさいルビィ!」ガシ

ルビィ「ぃっ!?」

善子「ちょっと!いくらなんでもズラ丸の手を払いのけて」

善子「それで何処に行こうってんの!」

ルビィ「……ぁぁぁ」ガクガクガク

333: 2017/01/19(木) 17:51:44.23 ID:2OzXrtjK0.net
善子「理由を言うまで離さないわよ」

花丸「よ、善子ちゃん…あんまり酷い事は……」

ルビィ「は、離してよぉぉ」

善子「最近おかしいわよルビィ」

善子「何がアンタをそこまで」

ルビィ「あ"あ"あ"あ"あ"」ガタガタ

ルビィ(梨子さんに会わなきゃいけなにのに!)

ルビィ(会わなきゃ会わなきゃ会わなきゃ)

ルビィ(梨子さんがルビィから居なくなっちゃう!やだやだやだやだ!)

334: 2017/01/19(木) 17:52:14.65 ID:2OzXrtjK0.net
善子「ねぇ!何とか言ってよ!」

花丸「あわわわ」

ルビィ「あぁぁぁ……」

ルビィ(やだやだやだやだやだやだやだやだ)

335: 2017/01/19(木) 17:52:35.35 ID:2OzXrtjK0.net
善子「――が――の!?」

花丸「――ちゃん――が――」

善子「==~=~」

花丸「――――」

善子「†★★★」

花丸「○◎○○■」

善子「■■◇〇」

@「?!!?」

∵「ABCDEF」
 


 
ルビィ「あ」プツーン

336: 2017/01/19(木) 17:53:58.65 ID:2OzXrtjK0.net
ルビィ「いやああああああああああああああああああ!!!」

善子「!?」

ルビィ「えぐ…あ"あ"ぁ"……」ポロポロ

ルビィ「り"こ"さ"ぁ"ん"ん"」

花丸「梨子…さん?」

善子(ど…どうしてリリ―の名前が)

善子(もしかしてリリ―が何か)

ルビィ「ぁぁぁ……ぅぁ」ガクガクガク

ルビィ「…」ポー

善子「る、ルビィ!?」ユサユサ

ルビィ「……」

花丸「ルビィちゃん!?」ゾクぅ…

337: 2017/01/19(木) 17:54:28.97 ID:2OzXrtjK0.net
善子(な、何よコレ…さっきまで大泣きしたのが)

善子(まるで人形みたいに無表情に……)

善子「ど、どうなってんのよ……」

 
 
梨子「どうしたの?」

ルビィ「ぁ…」

善子「リリ―!?」

ルビィ「ああああああああ」ダキ

梨子「落ち着いてルビィちゃん」

ルビィ「ぅぅ……」

338: 2017/01/19(木) 17:55:03.24 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「よしよし」ナデナデ

梨子「いつもより遅いから様子を見に来て」

梨子「正解だったね」

善子「何がどうなってんのよ」

梨子「うん・・・全部説明してあげる」






339: 2017/01/19(木) 17:55:29.97 ID:2OzXrtjK0.net


美術準備室

梨子「ルビィちゃんは体調が悪くなったから」

梨子「保健室で休ませてあげたから」

善子「そう…」

花丸「ずら」

梨子「さて…何処から話したらいいのかな…」

梨子(それから私とルビィちゃんが付き合った経緯を説明した)

・・・・・・・・・

340: 2017/01/19(木) 17:56:40.04 ID:2OzXrtjK0.net
花丸「そ、そんなルビィちゃんがオラの事…」

梨子「ええ好きだったのよ」

善子「それも知らないで…私達……」

善子「ルビィにズラ丸の事ばかり話して……」

花丸「オラもルビィちゃんに善子ちゃんの話ばかり…」

善子「ルビィが…ああなったのは…私達の所為なの?」

梨子「ん~違うかな?二人は別に何も悪くないと思うの」

善子「で、でも!」

梨子「それにルビィちゃんを、あんな風にしたのは……」
 
   
 
 
    


 
 
  
梨子「私」

341: 2017/01/19(木) 17:57:03.61 ID:2OzXrtjK0.net
善子「ど、どういう事よ!?」

梨子「ルビィちゃんはねよっちゃん達が付き合ってから」

梨子「二人がどんどん変わっていくことに恐怖したの」

梨子「そして変わっていくことを受け入れない自分自身を責めてたの」

梨子「でも何時かはルビィちゃんは受け入れるかもしれない」

梨子「そこで私はルビィちゃんを言葉巧みに受け入れないという気持ちを」

梨子「継続させたの」

梨子「ルビィちゃんが私を必要として欲しかったから」

善子「そ、それでルビィがあんな風になっちゃたの!?」

梨子「ええ」

342: 2017/01/19(木) 17:58:21.64 ID:2OzXrtjK0.net
善子「おかしいわよ…そんなの…」

善子「好きなんでしょ?ルビィの事……何でそんな事をしてるのよ!?」

梨子「好きだからよ」

梨子「愛してるからやったのよ」

梨子「ルビィちゃんを離したくないの」

343: 2017/01/19(木) 17:58:45.00 ID:2OzXrtjK0.net
花丸「…ら」

善子「え!?」

花丸「やっぱりオラ達も悪いずら…ルビィちゃんが傷ついてるのを解ってあげれなかった」

花丸「付き合ってからもオラ達はルビィちゃんの前では」

花丸「善子ちゃんの話しかしなかった……」

花丸「気づいてあげるべきだったんだよ…」

善子「ズラ丸……」

花丸「オラ達が変わってしまってルビィちゃんは辛かったはずずら…」

善子「そう…よね」

善子「私も……悪いよね」

344: 2017/01/19(木) 17:59:23.50 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「…」

梨子「……」

梨子「………」

梨子「でもそれって本当に悪いこと?」

花丸「え!?」

梨子「付き合えば誰だって変わるよ?」

梨子「あの千歌ちゃんだって変わってるのよ?」

梨子「私だってルビィちゃんと付き合って変わったって自覚してる」

梨子「変わる事は当たり前だよ」

345: 2017/01/19(木) 17:59:49.82 ID:2OzXrtjK0.net
善子「そ、それでも……」

梨子「あんまり大切なルビィちゃんにこんな事いうのは凄く嫌だけど」

梨子「自分勝手な思いで勝手に傷ついたのよ」

梨子「二人はどうしようないと思うの」

花丸「そんな…」

梨子「だから…傷ついたルビィちゃんを癒す役割は私に頂戴」

善子「……」

梨子「二人は二人で気にせず、ずっと付き合っていけばいいのよ」

梨子「これは私とルビィちゃんの問題なんだから」

346: 2017/01/19(木) 18:00:17.66 ID:2OzXrtjK0.net
花丸「…」

花丸「駄目ずら…」

善子「ええ…」

梨子「?」

花丸「大切な親友が傷ついてるのに気づかないなんて……」

花丸「そんな酷いオラ達だけで幸せになるなんて…駄目ずら」

善子「そうね……」

善子「ズラ丸……同じ気持ちなのね」

花丸「うん…善子ちゃん」

善子「大切な親友を傷つけてほっといて付き合っていける私達じゃない」

善子「……別れましょ」

347: 2017/01/19(木) 18:00:45.16 ID:2OzXrtjK0.net
善子「そして三人で仲直りしましょ」

花丸「うん…うん」ポロポロ

花丸「有難う…善子ちゃん」

 
 
 
  
  
 
 
 
 
梨子「何を勘違いしてるの?」

善子「え?」

348: 2017/01/19(木) 18:01:20.24 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「二人が別れたら今度こそルビィちゃん壊れちゃうよ」

花丸「え!?」

梨子「そうね……どうしてかって説明してあげる」

・・・・・・・
数日前(休日) 黒澤家

ルビィ「あまり何もないですが、どうぞ」

梨子「ふふ、こうしてルビィちゃんの部屋に行くのは何回でも楽しい♡」

ルビィ「梨子さん♡」

梨子「あ、ボード……これって……」

ルビィ「はい!ルビィの大切な想い出を貼ってるんです」

349: 2017/01/19(木) 18:01:43.10 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「へ~…アルバムみたいね」

梨子「これは……」

梨子(花丸ちゃんと善子ちゃんとルビィちゃんが写ってる写真……)

梨子(変わっていく二人を怖がってるのに写真だけは別?)

梨子(ううん……違う)

梨子(ルビィちゃんは心の奥では……二人の事……)

・・・・・・・・・・

350: 2017/01/19(木) 18:02:19.42 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「ルビィちゃんの家にね二人の写真を見て確信したの」

梨子「まだ二人の事を大切に思ってるって」

花丸「ルビィちゃん……」ポロポロ

梨子「つまり二人が別れたりなんかしたら」

梨子「ルビィちゃんは激しく自分を責めると思うの」

梨子「壊れるくらいに…」

351: 2017/01/19(木) 18:03:06.22 ID:2OzXrtjK0.net
善子「そんな…」

梨子「だから、お願い」

梨子「ルビィちゃんを想うのなら」

梨子「ルビィちゃんを傷つけたくないのなら」

梨子「別れないであげて」

花丸「あああ……」ガクガク

善子「……」ポロポロ

梨子(私は二人に打ち込んだ……ルビィちゃんという楔を)

梨子(これで二人は別れたくても別れない♡)

352: 2017/01/19(木) 18:03:37.64 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「ふふ…」

善子「それでも……」

梨子「ん?」

善子「何か…方法があるかもしれない…」

善子「ルビィを壊さずに……元通りになる道が…」

梨子「…」

梨子「……」

梨子「………」

353: 2017/01/19(木) 18:04:50.82 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「そうね…あるかもしれない」

梨子「でも、それはルビィちゃんを見て判断して」

善子「ど、どういうことよ!?」

梨子「それで…他の可能性があるなら試していいよ」

梨子「それじゃ、私は保健室にルビィちゃんの様子みてくるから」






354: 2017/01/19(木) 18:05:24.84 ID:2OzXrtjK0.net
保健室

ルビィ「あ…梨子さん♡」ダキ

梨子「大丈夫?ルビィちゃん?」ギュウウ

ルビィ「はい♡寝たらスッキリしました!」

梨子「ふふ…良かった♡」ナデナデ

梨子「ねぇルビィちゃん…お願いがあるのだけど」

ルビィ「なんですか?」

355: 2017/01/19(木) 18:06:27.52 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「花丸ちゃんとよっちゃんと前みたいに仲良くしてあげて」

ルビィ「え…でもルビィ怖くて……」

梨子「お願いよ…」アゴクイ

ルビィ「あ…♡」






356: 2017/01/19(木) 18:07:58.74 ID:2OzXrtjK0.net
美術準備室

ガララ

ルビィ「…」

善子「あ…」

花丸「ルビィちゃん……その……」

 
 
 
ルビィ「ごめんね二人共、心配かけたよね?」

善子「え?」

357: 2017/01/19(木) 18:08:45.60 ID:2OzXrtjK0.net
ルビィ「ちょっとルビィ体の調子が悪かったみたいなの」

ルビィ「それで聞いちゃった…梨子さんから」

ルビィ「ルビィと梨子さんが付き合ってる事……バレちゃったみたいだね」

ルビィ「ごめんね黙ってて…お姉ちゃん反対しそうだもん」

 
善子(な…何よこれ……)ゾクゥ

花丸「あ…ああ……」ガクガク

358: 2017/01/19(木) 18:09:42.14 ID:2OzXrtjK0.net
梨子「ふふ…二人共どうしたの?」

善子(あんなに壊れかけてたルビィがリリ―によって簡単に元に戻った……)

善子(見せつけてるんだ……)

善子(私達が何をやっても……リリーから引き離す事は出来ない……)

善子(そして……ルビィを壊したくなければ……別れるなという警告……)

花丸「あ"あ"…ごめんルビィちゃん…ぅぅ…ごめん…」ポタポタ

花丸「ああああああああああああ」

ルビィ「ど、どうしたの?花丸ちゃん!?急に泣いて!?」

ルビィ「泣かないで花丸ちゃん」ギュウウ

善子(ああ……私達の知ってるルビィだけど……本当は違う)

善子(リリ―によって変わってしまったルビィ……)

善子(……ごめんね……ルビィ……)

359: 2017/01/19(木) 18:10:30.44 ID:2OzXrtjK0.net







数日後

梨子(アレから私達の付き合いは続いてる)

梨子(しかし、時に不安になる)

梨子(地味な私が考えた計画だもん……絶対に穴がある)

梨子(よっちゃんが言ってた可能性は絶対にあると思う)

梨子(私からルビィちゃんを引き離し……なおかつ、ルビィちゃんを壊さない方法が…)

360: 2017/01/19(木) 18:12:05.22 ID:2OzXrtjK0.net
ルビィ「梨子さん♡」

梨子(そうだとしても)

梨子(いつか来る終わりが来るとしても……)

梨子(今を楽しみたい)

361: 2017/01/19(木) 18:12:40.45 ID:2OzXrtjK0.net
梨子(大切なルビィちゃんを愛していきたい)

梨子「好きよルビィちゃん♡」

ルビィ「ルビィもです♡」

 
梨子(でも私の不安をよそに…私達は末永く愛し合った……めでたし、めでたし)

 
 
 
 
 
  
 
 
梨子(そう)

梨子(【私達】はね♡)
 
終わり

362: 2017/01/19(木) 18:13:16.02 ID:2OzXrtjK0.net
りこルビ流行れ
ありがとうございました

363: 2017/01/19(木) 18:14:23.56 ID:9O8vlX+10.net
流行ると思います!!!!!!!

366: 2017/01/19(木) 18:18:36.94 ID:F8Z1c47i0.net
善子と花丸は正常でいられるの無理だったか

367: 2017/01/19(木) 18:20:46.98 ID:0rOP/rc40.net
怖い
けど面白かった

370: 2017/01/19(木) 18:38:02.22 ID:DHFXo3Rg0.net
最高だった
最後まで最後に ゾクゾクした

373: 2017/01/19(木) 19:16:45.97 ID:0nfAOn3jd.net
(・8・)肌が立った

374: 2017/01/19(木) 19:26:33.53 ID:85rL+y5ga.net
やはり音ノ木坂のレズはレベルが違うな

375: 2017/01/19(木) 19:32:38.88 ID:YYT/4qhR0.net

良い狂愛でした

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1484036178/

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