【SS】続続:侑「菜々ちゃん、今日は練習休みだし一緒に帰らない?」

ゆう (5) SS


1: 2021/05/31(月) 08:12:06.41 ID:o8vvlXpY
一度完結しましたけど続き書きたくなったもんで

前スレ最後まで見てくれた人向け

13: 2021/05/31(月) 08:39:14.36 ID:tZUkCcLe
ゆうなないいぞ
前スレ貼ってくれ

15: 2021/05/31(月) 08:47:08.46 ID:o8vvlXpY
>>13

最初は超短編だったんだけど、気まぐれで話が伸びました

侑「菜々ちゃん、今日は練習休みだし一緒に帰らない?」

【SS】侑「菜々ちゃん、今日は練習休みだし一緒に帰らない?」【ラブライブ!虹ヶ咲】
■約10000文字■~放課後~ 侑「菜々ちゃーん!」 菜々「あ、侑さん?」 侑「今帰り??」 菜々「え、ええ・・・ そうですが」
2: 2021/05/31(月) 08:13:42.42 ID:o8vvlXpY
────
──


~高咲家~


侑「ただいま~!」

侑母「おかえり!」


侑母「遅かったわね、今日は部活休みじゃなかったの?」

侑「うん、ちょっとね」


侑母「ん? 侑? あんた制服のシャツが随分とヨレヨレじゃない!」

侑「え? うそ?」

侑母「一体何したらこうなるわけ?」

侑「あ、ああ・・・ 特にはね・・・ えへへ」


侑母「まぁ、スカートは大丈夫みたいだからいいけど・・・・・・」

侑母「あんた女の子なんだからそう言うところにも気を使わないとだめよ?」

4: 2021/05/31(月) 08:15:54.18 ID:o8vvlXpY
侑「はーい! 着替えるから部屋行くね~」


侑母「全くもう!!」

侑母「もうすぐ夜ご飯だからね!」


 バタンッ。


侑(ふぅ、お母さんも色々見てるよなぁ・・・・・・)


侑(スカートだけじゃなく、シャツも脱げば良かったってこと・・・?)

侑(でも、それって・・・・・・) ゴクリ・・・



侑(それにしても・・・ ちょっと張り切り過ぎたかなぁ・・・・・・)

侑(思い返すと少し恥ずかしい・・・・・・)



侑(・・・・・・・・・・・・)


侑(そうだ、菜々ちゃんに帰ったよってLINEしとくかな)

5: 2021/05/31(月) 08:16:34.04 ID:o8vvlXpY
②の続きです

6: 2021/05/31(月) 08:18:04.31 ID:o8vvlXpY
────
──


~夕食後~


侑「ごちそうさま!!」

 ガタッ。


侑母「ちょっと! こんなに残して!」

侑「お腹いっぱいかも!」

侑母「夜中にお腹空いても知らないわよ!?」

侑「大丈夫大丈夫!」


 バタンッ。


侑(ふぅ・・・・・・)

8: 2021/05/31(月) 08:21:30.68 ID:o8vvlXpY
侑(何だかたくさん食べると、菜々ちゃんとしたキスの余韻が薄まりそうで嫌だな・・・・・・)


侑(あ、菜々ちゃんからLINEの返事きてる)


菜々『ご無事のようで何よりです』

侑(ただ家に帰るだけなのに菜々ちゃんらしい返事だな)


 ~♬

侑(ん? また菜々ちゃんからだ)

菜々『そういえば、今日の本をお貸ししませんでしたね』

侑(結果的に大きなきっかけになった本・・・・・・)


侑『そのうちでいいから菜々ちゃんが良ければ貸してね』


菜々『しばらくは自宅に隠しておくので、またいつか放課後にでも私の部屋に来てくれた時にでもお貸ししますね』

侑『ありがとう』


侑(さて、そろそろお風呂入ろうかな)

9: 2021/05/31(月) 08:26:15.55 ID:o8vvlXpY
────
──


~浴室~


 ちゃぷんっ・・・。


侑(ふうっ・・・ お風呂に浸かってると落ち着く・・・・・・)


侑(菜々ちゃんの唇・・・ 柔らかかったな・・・・・・)


侑「・・・・・・」


侑(いつかは私のこの肌と菜々ちゃんの肌が・・・・・・)




侑(・・・・・・)


侑「んっ・・・・・・」


 ちゃぷっ・・・。


侑「あっ・・・」




10: 2021/05/31(月) 08:31:13.23 ID:o8vvlXpY
────
──


~入浴後~


侑(はぁ・・・・・・、ちょっとのぼせ気味かな・・・)

侑(長風呂できる人って凄いと思う・・・・・・)



 Prrrrrrr ♫


侑(おや? 菜々ちゃんから電話だ)


侑「もしもし? 菜々ちゃん?」

菜々「あ! ゆ、侑さん・・・・・・」

侑「どうしたの? 急に」

菜々「あ、いえ・・・ すみません・・・」


侑「今日はありがとね」

菜々「い、いえ! 私こそ・・・・・・」


菜々「と、突然お電話して・・・ ご迷惑でしたか?」

侑「いや、そんなことないよ」


菜々「よかった・・・・・・」

菜々「もし取り込み中でお邪魔でしたら申し訳ないです」

11: 2021/05/31(月) 08:33:07.46 ID:o8vvlXpY
侑「ちょうど風呂から上がったところだったし、取り込み中じゃないよ」

侑「菜々ちゃんは何してたの?」


菜々「私は夕食食べ終えてからゆっくりしてました」

侑「そうなんだ」


菜々「実はあまり食事が喉を通らなくて・・・・・・」

侑「私もだよ」


菜々「え?」

侑「なんかさ、たくさん食べちゃうと・・・ 菜々ちゃんとのキスの余韻が薄まるような気がしてさ・・・・・・あはは」


菜々「私も・・・ あのコーヒーの味が・・・・・・」

侑「うん、わかる・・・・・・」


菜々「侑さんも同じ気持ちでいてくれたみたいで嬉しいです・・・・・・」


侑「私が菜々ちゃんに色々してた時、菜々ちゃん頑なに拒んでたから嫌がられたのかと思ったんだけどね」


菜々「ううっ・・・・・・ た、たしかに最初は拒んでいましたが・・・・・・」


菜々「・・・・・・」


侑「ん? いましたが?」


菜々「いましたが・・・ 本心では、侑さんに迫られてドキドキしていました・・・・・・」

侑「最後は受け入れてくれたからそうなんじゃないかとは思ったよ」


菜々「うううっ・・・・・・ は、恥ずかしい・・・ です・・・」


侑「また今度、2人でゆっくりしようね」

菜々「はい、そうですね」

12: 2021/05/31(月) 08:35:52.38 ID:o8vvlXpY
侑「私、髪乾かすからそろそろ切るね」

菜々「あ! すみません・・・」


侑「じゃ、また明日」

菜々「し、失礼します・・・・・・」




侑「・・・・・・」

菜々「・・・・・・」



菜々「侑さん、お切りにならないのですか・・・?」

侑「菜々ちゃんから切っていいよ?」


菜々「では・・・・・・」

侑「うん・・・・・・」





侑「・・・・・・」

菜々「・・・・・・」


侑「どうしたの?」

菜々「す、すみません・・・・・・」


侑「じゃ、私が切るね」


 プツッ。

14: 2021/05/31(月) 08:45:05.87 ID:o8vvlXpY
────
──


~翌日・昼休み~


侑「うーん! もう昼か~」

友達「高咲さ~ん! みんなでお昼食べよ?」

侑「ごめん! 私ちょっと用事あるから構わず食べてて?」

友達「うん、分かった!」





~同好会・部室~


侑(なんとなく来てしまったけれど・・・・・・)


ガラッ。


菜々「あ! 侑さん・・・・・・」

侑「菜々ちゃん!」


菜々「ふふふっ! 何となくここに来れば侑さんに会える気がして・・・・・・」

侑「私も!」


菜々「本当は音楽科の教室までお誘いに行こうと思ったんですけどね」

侑「来てくれたらよかったのに」


菜々「ただ立場上、変な噂になっては侑さんにご迷惑かと思ったもので・・・・・・」

侑「そっか、生徒会長としてはそうだよね」


菜々「でもよかったです」

侑「まぁ、座ってお昼食べようか」

菜々「はい!」

17: 2021/05/31(月) 09:01:24.14 ID:o8vvlXpY
侑「昨日はごめんね」

菜々「いえ、謝らないでください」


侑「ちょっと勢い任せだったかなぁ~って」

菜々「今更ですよ!」


侑「えへへ」


菜々「わ、私・・・ 昨日の件でその気になってしまいましたからね?」

侑「うん、私も・・・・・・」


侑「またキスしようか・・・?」

菜々「食事中ですよ?」


侑「嫌?」

菜々「今キスしたらお弁当の味がしそうで・・・・・・」

侑「あはは! たしかに」


菜々「昨日のコーヒーの味の余韻にまだ浸っていたいじゃないですか」

侑「そうだね」


菜々「侑さんはそういうのあまり気になさらなそうですけど・・・・・・」

侑「え!? 私こんなんだけど結構ロマンチックなんどけどなぁ」


菜々「ふふっ! それならいいですけど」

18: 2021/05/31(月) 09:10:40.50 ID:o8vvlXpY
菜々「食後のお茶でもいれましょうか」

侑「そういえば、インスタントコーヒーなかった?」

菜々「ああ、ありますね」

侑「その方いいでしょ?」

菜々「はい」






 コトッ。

菜々「どうぞ」

侑「ありがとう、いただくね」 クイッ


侑「熱っ!」

菜々「だ、大丈夫ですか!?」


侑「あはは! そういえば昨日菜々ちゃんちで頂いたのはアイスだったもんね」

侑「昨日のこと思い出してたから同じ感覚で飲んじゃって・・・・・・」

菜々「ふふふっ! そんな人いませんよ」

侑「いるけど?」

菜々「侑さんだけです!」

侑「そうかもね」





侑「・・・・・・」

菜々「・・・・・・」

19: 2021/05/31(月) 09:20:29.96 ID:o8vvlXpY
菜々「ど、どうしたんですか? 急に黙って・・・・・・」

侑「またキスしようか?」


菜々「え!?」

侑「嫌?」


菜々「ここ部室ですよ? もし誰かが入って来たら・・・・・・」

侑「それもそっか・・・・・・」


菜々「よく考えたら、ここで2人でお弁当食べていたのも見られたら弁解に悩みますね」


侑「たまたま一緒に食べていたではダメなの?」

菜々「確かにそうですけど、変に噂になるのもまずいのかなって思いまして」

侑「同好会内での関係性もあるしね」

菜々「そうです・・・・・・」


侑「私はそう見られてもいいんだけど?」


菜々「!」

菜々「そう言って貰えると嬉しいですけど・・・・・・」

菜々「やはりまずいですよ・・・・・・」

侑「じゃあ、私達は秘密の関係だね」


菜々「それでいいです」

侑「ちょっと響きがいやらしいけどね」


菜々「い、いやらしい!?」

菜々「それは侑さんだけです!」

侑「あはは!」

20: 2021/05/31(月) 09:27:15.51 ID:o8vvlXpY
侑「ちょっとこっち来て?」

菜々「え?」


菜々「ま、待って! 食後ですし!」

侑「すぐ終わる・・・・・・」

菜々「あっ・・・・・・」


 chu・・・


菜々「・・・・・・ん・・・」

侑「・・・っ・・・・・・」


侑「はい、終わり」

菜々「不意打ちはダメです・・・・・・」


侑「嫌だった?」

菜々「嫌ではないですけど・・・」

菜々「さっきも言った通り誰かに見られたら・・・・・・」


侑「スリルあってドキドキしない?」

菜々「そ、それはそうですけど・・・・・・」


侑「またコーヒーの味したね」

菜々「はい・・・・・・」

21: 2021/05/31(月) 09:34:51.30 ID:o8vvlXpY
侑「まだ少し時間あるよ?」

菜々「またするんですか・・・・・・?」


侑「多分もう誰も来ないよ」

菜々「でも・・・・・・」


侑「いいから!」

菜々「も、もう!」


 chu・・・


侑「んむ・・・・・・」

菜々「あ・・・・・・・・・・・・」



菜々「校内なのに・・・・・・」

侑「校内だけどここには2人しかいないんだよ?」

菜々「ですけど・・・・・・」

22: 2021/05/31(月) 09:42:24.18 ID:o8vvlXpY
菜々「そろそろ教室戻らないと」

侑「そうだね」


菜々「ではまた放課後」 ニコッ

侑「そうだね」


菜々「ゆ、侑さん・・・・・・」

侑「ん? どうかした?」


菜々「い、いえ・・・ 侑さんの顔をみていたら、今もこうしていることが不思議に感じまして・・・・・・」

侑「不思議に感じないようにしていこうね」


菜々「はい」

侑「もう一回・・・・・・」


菜々「ダメです!」

侑「じゃあまた今度ね」


菜々「はい」


菜々「侑さん、先に出てください」

菜々「私は時間差つけて出ますから」


侑「うん、分かった」

侑「じゃあ、放課後ね」 ニコッ


菜々「はい!」

24: 2021/05/31(月) 09:50:49.23 ID:o8vvlXpY
────
──


~放課後・同好会~


 ガラッ。


侑「お疲れ~!」

侑「って、誰もまだ来てないか」


 ~♬

侑(あれ? 菜々ちゃんから)


菜々『急遽生徒会のミーティングをすることになりましたので今日の練習は欠席します』


侑(そうなんだ・・・ 生徒会も大変だな)


侑(とりあえずみんなが練習できるよう準備しておかか・・・・・・)

25: 2021/05/31(月) 09:52:12.49 ID:o8vvlXpY
準備しておかか ×
おくか ○

m(_ _)m

26: 2021/05/31(月) 10:07:26.92 ID:o8vvlXpY
────
──


~練習終了後~


侑「じゃあみんなお疲れ~」


 ガラッ。


侑(菜々ちゃんはまだ生徒会のミーティングしてるのかな・・・・・・)

侑(ちょっと行ってみよう)





~生徒会室~


侑(ん? 中に人の気配はしないけど終わったのかな?)

侑(勝手に開けてもいいかな)


 ガラッ。


侑「失礼しま~す・・・・・・」

侑「あれ?」 キョロキョロ・・・


侑(誰もいない・・・)

侑(ミーティング終わって帰ったのかな?)


副会長「何かご用ですか?」

侑「うわ! びっくりしたー!」

副会長「スクールアイドル同好会の高咲さんじゃないですか」

侑「ひ、久しぶり~!」

侑「だ、誰もいないんだね・・・ か、会長は・・・?」

副会長「会長??」

副会長「何かまた申請でも?」


侑「いや! そうでもなくて・・・ あはは」

副会長「生徒会室はもう閉めますので」


侑「邪魔してごめんね~!」

 

27: 2021/05/31(月) 10:11:35.05 ID:o8vvlXpY
書き溜め無しなのでまったり行かせてください
しばらく席外します

32: 2021/05/31(月) 14:50:18.04 ID:o8vvlXpY
 ~♬


侑(ん? 菜々ちゃんからLINE?)


菜々『まだ校内にいらっしゃいますか?』

侑(この様子だとまだいるのかな。通話してみよう・・・)


菜々「もしもし、侑さん」

侑「菜々ちゃんまだ学校?」

菜々「はい、そうですよ。先程生徒会のミーティングも終わりました」

侑「実は菜々ちゃんいないかと思って生徒会室行ってみたんだよね」

菜々「そうだったんですか」

侑「途中まで一緒に帰るでしょ?」

菜々「そうですね、校門を出て少し行ったところでおちあいましょうか」

侑「うん、分かった」

菜々「私、向かってますので」

侑「了解!」

33: 2021/05/31(月) 14:51:12.22 ID:o8vvlXpY
────
──


侑「あ、菜々ちゃ~ん!」

菜々「侑さん!」

侑「待たせたかな?」

菜々「ふふっ、少しだけです」


侑「やっぱ校内で待ち合わせなかったのは念の為?」

菜々「そうですね」


侑「でも、こうして歩いてたら誰かに見られるような気はするけどね」

菜々「まぁ、確かにそうですけどね」

34: 2021/05/31(月) 14:52:14.43 ID:o8vvlXpY
侑「あのさ、手繋いでみよっか」


菜々「え! う、嬉しいですけど・・・ それこそ見られたら噂されますよ・・・」

菜々「2人で歩いてるだけなら弁解のしようはいくらでもあるでしょうけど・・・・・・」


侑「うーん」 キョロキョロ・・・


菜々「ん? どうしました?」

侑「見える範囲内では多分周りには歩いてる虹ヶ咲生徒はいないね」


菜々「じゃ、じゃあ・・・ この先の交差点のところまでなら・・・・・・」

侑「うん」


 ぎゅっ・・・。



侑「菜々ちゃんの手サラサラだね」

菜々「緊張して手汗かいたらごめんなさい・・・・・・」


侑「緊張してるの?」

菜々「は、はい・・・・・・」

35: 2021/05/31(月) 14:53:34.71 ID:o8vvlXpY
侑「キスはしてくれるけど手を繋ぐのは緊張するんだ」

菜々「そりゃ、周りの目もあるかもしれませんし・・・ あ、あと・・・ 嬉しい気持ちも混ざってドキドキします」


侑「そう言われると私もドキドキしてきてしまうかも・・・・・・」

菜々「室内に2人きりとはワケが違いますから」



侑「もし、こうしてるの誰かに見られてたりしたらどうする?」

菜々「え! まずいです!」

侑「2人はそういう仲なの~? って冷やかされるかもよ?」

菜々「は、離しましょう・・・・・・」



侑「だめ!」


 ぎゅぅっ・・・。


侑「そこの交差点まででしょ?」


菜々「で、でも・・・」 モジモジ・・・

侑「私はこうしてるの嬉しいからもう少しね」

菜々「私も嫌なわけではないですけど・・・・・・」


侑「多分誰にも見られないから!」

菜々「す、すみません・・・・・・ 必要以上に用心深くなってしまいましたかね・・・・・・」


侑「まぁ、菜々ちゃんらしいかな」 ニコッ

36: 2021/05/31(月) 14:54:43.47 ID:o8vvlXpY
菜々「こ・・・ こんな堅物な女で嫌になりませんか?」

侑「いや、そういうところも可愛いよ?」


菜々「か、可愛い・・・・・・」

侑「ん?」


菜々「そ、そんなことストレートに言われたことないです・・・・・・」


侑「照れてるの?」

菜々「ううう・・・・・・」


侑「そういうのも含めて可愛いよ? 菜々ちゃんは」

菜々「あ、ありがとうございます・・・」モジモジ・・・


侑「ふふふっ!」ニコッ


菜々「あ、あれ? こういう時ってありがとうって返事で良かったんですかね・・・・・・」

侑「いいんじゃない?」

菜々「そ、そうですか」

37: 2021/05/31(月) 14:55:52.22 ID:o8vvlXpY
侑「少し手が汗ばんできたかな?」

菜々「へ!? す、すみません!」

侑「あはは! 私の手かもしれないし!」


菜々「どうしよう・・・ 手を離したらちゃんとハンカチで拭いて下さいね?」

侑「それはやだ」

侑「せっかく手を繋いだのに拭きたくない」

菜々「まぁ、私もです・・・・・・」



侑「・・・って、交差点通り過ぎちゃったけど・・・・・・」

菜々「あ!」


侑「このまま別れる場所まで繋いでよっか」

菜々「は、はい・・・・・・」


侑「なんかもう手を離したくないような気持ちにもなるよね」

菜々「そうですね・・・・・・」

41: 2021/05/31(月) 18:53:09.75 ID:o8vvlXpY




侑「じゃあ、ここで」

菜々「また明日ですね・・・・・・」


侑「手、離すよ?」

菜々「はい・・・・・・」


侑「ずっと握ってたから手のひらがスースーするね」

菜々「少し寂しい感覚になります・・・・・・」


侑「夜、電話するから」

菜々「はい、お待ちしてますね」


侑「じゃあね」

菜々「はい!」 ニコッ

42: 2021/05/31(月) 18:54:24.93 ID:o8vvlXpY
────
──


~数日後・休日~


侑「いやぁ、色々買ったね」

菜々「はい! 新しい衣装を作るための生地も良いのがみつかりましたし、良い買い物ができました!」


侑「そろそろお昼だけど、どうする?」

菜々「どこかで食べましょうか」


侑「菜々ちゃんとたまにお出掛けするとさ、いつも簡単な食事で済ますこと多いでしょ?」

菜々「そうですね、牛丼屋とかうどん屋とか、ラーメン屋とか・・・ そういうお店ばかりですよね」


侑「今までと関係性も変わったし、いつもと違う店に入ってみる?」

菜々「と言いますと??」

侑「ちょっとお洒落な、カップルとかが入るようなお店とか?」


菜々「え! 私そういうお店全く知りませんよ!」

侑「あはは・・・ 私もなんだよね~」


菜々「そういうお店はもっと予習してから行きましょう」

侑「そうだね」

43: 2021/05/31(月) 18:55:40.19 ID:o8vvlXpY
菜々「ちょうどラーメン屋さんがありますよ」

侑「悩んで時間掛けるよりもここにしようか」

菜々「私は構いません」

侑「じゃあ決まり!」


ガラガラッ・・・。


店員「いらっしゃーせー」

店員「何名さまですかー?」

菜々「2人です」


店員「テーブル席どうぞ~」

菜々「ありがとうございます」




侑「さて、何食べる?」

菜々「どういう種類があるのですか?」

侑「うーん・・・」

菜々「私は普通の醤油ラーメンでいいですよ」

侑「じゃあ私は塩にしてみようかな」


侑「すみませ~ん!」

店員「はい、どうぞ~」

侑「醤油ラーメンと塩ラーメンください!」

店員「ありがとうございます!」

44: 2021/05/31(月) 18:56:54.35 ID:o8vvlXpY
侑「それにしても、今日はせつ菜ちゃんじゃなくて菜々ちゃんなんだね」

菜々「お、おかしいですか?」

侑「せつ菜ちゃんの時の私服とも違うんだなぁって思ってさ」

菜々「ちょ、ちょっと意識はしてるんですよ?」

侑「可愛い服だよね」 ニコッ

菜々「じゃあ・・・ 次からもそうします・・・・・・」 ぼそっ


菜々「侑さんはいつもと変わりませんね」

侑「うん、私はこういう動きやすい服の方が好きだしね」

菜々「私は侑さんらしくて好きですよ?」

侑「そう? ありがとう」

侑「まぁ、私が着飾っても似合わないけどね~」

菜々「そんな事はないと思いますよ」


菜々「侑さんも可愛いらしい服に挑戦してみては?」

侑「いやぁ~、やめておくよ~」

菜々「ふふっ! ちょっと見てみたいですけどね!」


侑「菜々ちゃん、その服、ラーメンのスープ跳ねたら汚れちゃうんじゃない?」

菜々「ああ、跳ねないように何とか食べますよ」

侑「気をつけてね」

45: 2021/05/31(月) 18:57:43.34 ID:o8vvlXpY
店員「おまちどうさまでした~」


ドンッ。 ドンッ。


侑「さて、食べようか」

菜々「侑さん、割り箸どうぞ?」

侑「ありがとう」


侑「いただきま~す」

菜々「いただきます」


ズルズルズルッ・・・・・・。


侑「うん、塩ラーメンはさっぱりしてて美味しいね」

菜々「醤油もコクがあって美味しいですね」

侑「これ、貝の出汁なのかなぁ。独特な旨味があるね」

菜々「私はそういうのはさっぱりです。美味しいということくらいしか分かりませんね」


ズルズルズルッ・・・・・・。


侑「・・・・・・」 じーっ


菜々「ん? どうしました? 何か付いてます??」

46: 2021/05/31(月) 18:58:50.28 ID:o8vvlXpY
侑「菜々ちゃんが麺すすってるの可愛いなって思って」

菜々「もう! 食事中なんですからそういう恥ずかしい話は無しですよ!」

侑「ふふふっ! 唇が可愛いな」 ニコニコ


菜々「今度から一緒に食事する時は対面で座るテーブルじゃなくてカウンター席とかにしましょうかね!」

侑「そしたら真横から見るだけだし」

菜々「まったく・・・ 早く食べないと麺が伸びますよ?」

侑「ああ、そうだね」


侑「菜々ちゃんの醤油スープ、一口飲ませてね」

菜々「どうぞ?」

侑「ちょっと私のレンゲを失礼するよ?」


侑「うん、醤油味も美味しい」

菜々「ですよね! よかった」

47: 2021/05/31(月) 18:59:43.88 ID:o8vvlXpY
侑「菜々ちゃん、私の塩スープどうぞ」

菜々「ん?」


侑「あーん?」

菜々「え? スープくらい自分のレンゲで飲めますから」


侑「いいから、あーん?」

菜々「は、恥ずかしいですっ!」


侑「お口開けて?」

菜々「一回だけですよ?」 あーん・・・


侑「どう?」

菜々「塩ラーメンも美味しいですね! この醤油ラーメンとも違う味わいがあると思います」

侑「だよね」 ニコッ


菜々「ラーメン屋に決めて正解でしたね」

侑「そうだね、やはり無理しなくて良かったと思うよ」

48: 2021/05/31(月) 19:00:12.47 ID:o8vvlXpY



侑「ごちそうさまでした!」

菜々「ごちそうさまでした」


侑「これからどうしようか?」

菜々「何処か行きたいところとかありますか?」

侑「特にはないかなぁ・・・・・・」


侑「菜々ちゃんは?」

菜々「私はもう用件が済みましたし・・・ まぁ、強いて言えば買った生地を元に衣装作りに取り掛かりたいですかね」

侑「そっか、それなら今日はお開きにしよっか・・・・・・」


菜々「また私の部屋に来ますか?」

侑「いいの?」

菜々「今日は両親が出掛けてるので、部屋で生地広げてても見つかる心配ないですし」

侑「じゃあそうしよっか」

菜々「はい!」


侑「では早速お会計して行きましょう!」

菜々「そうですね」


侑「お会計お願いしまーす」

店員「ありざぁーしたー」


────
──

51: 2021/05/31(月) 21:03:38.37 ID:o8vvlXpY
────
──


~菜々の部屋~


 ガチャ。


侑「お邪魔しま~す」

菜々「どうぞ、やはり親は2人ともいませんね」


菜々「さて、買ってきた生地を広げてみましょう」

侑「菜々ちゃんの部屋で本格的に作業するの?」

菜々「いえ、ここでは簡単なところまでしかしません」

菜々「学校にある設備をお借りしないと無理ですからね」

侑「だったら、全部学校でしたらいいのに」

菜々「せっかく買ったんですから、こうやって真っ先にイメージを湧かせたいじゃないですか!」

侑「なるほど! そういうことね」


菜々「こういうモチベーションが大事なんですよ」

侑「菜々ちゃんが言うと説得力があるね」

52: 2021/05/31(月) 21:20:16.20 ID:o8vvlXpY
侑「私はこないだの本読ませて貰おうかな」

菜々「あ、はい。ちょっとまってくださいね」


 ガラガラッ。

 ガサゴソ。


侑「そこに隠してるんだ」

菜々「少しならここに収納できますけど、全ては無理ですからね」


菜々「はい、どうぞ」

侑「ありがとう」


侑「じゃあ私はベッドで寝ながら読むから」

菜々「そうだろうと思いましたよ」


 ファサッ。


菜々「ゆ、侑さん! 何で脱いでるんですか!」

侑「上着のシャツだけだよ」


菜々「び、びっくりさせないでください!」

53: 2021/05/31(月) 21:22:05.78 ID:o8vvlXpY
侑「着たまま寝るとシワだらけになるでしょ?」

菜々「そうですね」


侑「こないだは制服のシャツがシワだらけになってお母さんに色々聞かれたからさ」

菜々「そうでしたか」


 モゾモゾッ。


侑「あー、快適・・・・・・」

菜々「ふふっ、ごゆっくりどうぞ?」



侑「・・・・・・・・・・・・」

侑「・・・・・・・・・んんっ」


菜々「・・・・・・・・・・・・」


菜々「これもう、切って置いた方がいいですかね・・・・・・」

侑「ん? 何かした?」

菜々「いえ、独り言です」


侑「手が必要な時は言ってね、手伝うから」

54: 2021/05/31(月) 21:34:58.18 ID:o8vvlXpY
菜々「いえ、大した作業ではないですから」


菜々「あ、そうだ・・・・・・」

菜々「実は、前回作った衣装が少しキツかったんですよ・・・・・・」

菜々「以前作った採寸表の通りだと少し合わないのかもしれないです」

侑「ふーん」

菜々「この採寸用のメジャーで測って頂けませんか?」

侑「うん、いいよ」

侑「どこを測るといい?」

菜々「下は問題無かったので上半身ですかね」

侑「じゃあ測るから脱いでくれる?」


菜々「え!」

菜々「あ、そうか・・・・・・」


菜々「や、やはりやめておきましょうか・・・ あはは」

55: 2021/05/31(月) 21:41:11.56 ID:o8vvlXpY
侑「え? なんで?」

菜々「その・・・ 服飾同好会の方々にお願いした方が確実かと思いまして・・・・・・」

侑「私には肌を見せないで、服飾同好会の子には見せるんだ・・・・・・」


菜々「ほら! やっぱり侑さんいやらしいこと考えてますね!」

侑「そりゃあ少しはね・・・ えへへ」


菜々「キスの先はまだしませんよ・・・・・・?」


侑「私が何かする前提になってるし」

菜々「採寸とはいえ、侑さんに触れられてるとおかしくなってしまいそうで・・・・・・」


侑「いやらしいこと考えてるのは菜々ちゃんじゃない?」

菜々「なっ! そんなことはありませんよ!」


侑「だったら測ってみようよ」

侑「私、素人だからちゃんと測れないかもしれないけど」


菜々「それです、それ・・・・・・」

菜々「やはりプロの服飾同好会の方々にお願いしましょう」

菜々「以前もご協力頂いているんです! だから・・・ 大丈夫ですから・・・・・・」


侑「ええ~! なんか信用されてないみたいで傷付くなぁ・・・・・・」

菜々「そんなつもりは!」

56: 2021/05/31(月) 21:56:14.25 ID:o8vvlXpY
侑「じゃあ測ってみようよ」


菜々「で、では・・・ 変なところ触ったりしないならお願いしてみたいと思います・・・・・・」


侑「頑張るね!」 ニコッ


菜々「お、お願いします・・・・・・」


菜々「・・・・・・・・・・・・」


侑「待って? 服着てたらダメじゃない?」

菜々「そ、そうでしたね! すぐTシャツに着替えますから・・・・・・」


侑「・・・・・・」じーっ


菜々「着替えるところ見ないでください!!」

侑「じゃあ後ろ向いてるから着替えてね」 くるっ


 ファサッ。

 スルッ。


菜々「終わりましたよ・・・・・・」


侑「じゃあどこから?」

菜々「では、まずは首回りと肩幅ですかね」

侑「了解」


 シュルシュルッ・・・。


侑「え~と・・・ こんな感じで大丈夫??」

菜々「バッチリだと思います」

侑「あと、肩幅だね・・・・・・」

菜々「はい」

57: 2021/05/31(月) 22:05:32.05 ID:o8vvlXpY



侑「はい、オッケー」

菜々「あと、測って起きたいのは腕回りとウエストもです」

侑「いくよ~」

菜々「お願いします」


 シュルシュルッ。


菜々「侑さん、採寸お上手ですね」

侑「ただ測るだけじゃん」


侑「次は腰だよね」

菜々「はい」


侑「ちょっと失礼するよ?」


 シュルッ・・・。


侑「菜々ちゃん、腰細っそ!」


菜々「ええ!!」

菜々「何するおつもりですか!!」


侑「やっぱり過剰に意識してるのは菜々ちゃんだよね」 ニヤニヤ・・・

菜々「ち、ちがいます・・・・・・」

58: 2021/05/31(月) 22:21:58.99 ID:o8vvlXpY
侑「でも、こうして衣装作りの協力出来るのは私としては嬉しいかな」

菜々「ま、真面目な動機なのは良いことですね・・・・・・」


侑「肩幅とウエスト測ったんだとすると胸回りにも違和感あるんじゃないの? 測らなくていい?」

菜々「だ、大丈夫です! 胸は・・・ 大丈夫ですから・・・・・・ あはは・・・」


侑「せっかくだし測っておこうよ」

菜々「ううぅぅっ・・・」


菜々「触ったりしませんよね?」

侑「本音を言えば触ってみたい・・・・・・」


菜々「ほら! やっぱり!」

侑「でも今は真面目に採寸してるから触らないよ?」


菜々「信じますよ?」

侑「大丈夫大丈夫!」


侑「ちょっと腕上げて?」

菜々「は、はい・・・」


 シュルシュルッ・・・。


侑「腕下ろしていいよ」


菜々「ぅぅぅぅ・・・・・・」


侑「はい、オッケー」


菜々「はぁっ・・・・・・」


侑「だから大丈夫だって言ったじゃん」

菜々「す、すみません・・・・・・」

63: 2021/05/31(月) 23:13:50.28 ID:o8vvlXpY
侑「採寸はこれでおしまい?」

菜々「は、はい・・・・・・」

菜々「ありがとうございました・・・・・・」


菜々「ううっ・・・ 変な汗出そうになりましたよ・・・・・・」


侑「あはは! 緊張し過ぎでしょ!」

菜々「緊張しますよ、まったく・・・・・・」


侑「でもさ、測ってて思ったけど、やっぱり菜々ちゃんの胸って結構大きいよね」


菜々「へ?」


侑「いや、前から思ってはいたんだけど確信に変わったというか」

菜々「ゆ、侑さん! 私をそんな目で見てたんですか!?」

侑「そりゃ、憧れの子は隅々までみるでしょ?」

菜々「そんなの侑さんだけです!」

侑「ええ!? そうでもないと思うけど」


菜々「それなら、侑さんだって結構ふくよかですよね」

侑「え!? 菜々ちゃん・・・ 私をそんな目で見てたの??」


菜々「何同じ事言ってるんです??」じーっ


侑「真似してみちゃった! てへへ」

菜々「可愛いこと言ってごまかしてもダメですよ!」

65: 2021/06/01(火) 08:16:54.61 ID:31shvIdR
侑「あのさ、私の胸触ってみる?」


菜々「は??」

菜々「なっ! 何を言って!!!!」


侑「菜々ちゃん興味あるんでしょ?? いいよ?」

菜々「ま、まるで私が侑さんの体を求めているかのような事言わないでください!!」 ドキドキ・・・


侑「私は菜々ちゃんに触れたいけど菜々ちゃんは心の準備がいると思うし」

侑「それであればと思ったんだけどね・・・・・・」


菜々「・・・・・・ 随分と簡単におっしゃいますけど、気軽に色々な子に触らせたりしてるんですか・・・・・・?」

侑「そんなわけないよ・・・ 触らせるのは菜々ちゃんが初めてだし・・・・・・」


菜々「よかった・・・・・・」

侑「ん?」


菜々「いえ・・・ 色々な子に触らせるような事があったら嫌だったので・・・・・・」

侑「私は菜々ちゃんにしか触らせるつもりないし、今後も同じだよ?」


菜々「少し安心しました・・・・・・」


侑「じゃあ、恥ずかしいけどいいよ・・・・・・」 くるっ

侑「後ろ向いてるから・・・」


菜々「ままままま待ってくださいっ!」

菜々「いいいきなりですか!?」

菜々「こ、心の準備が・・・・・・ それに・・・・・・ こんなところでは・・・・・・」 ドキドキ


侑「今日は菜々ちゃんのご両親いないんでしょ?」

菜々「そうですけど・・・・・・」


侑「脱いだ方いい?」

菜々「ちょっと待ってください!! 頭の中を整理して冷静になりますから・・・・・・」


菜々「・・・・・・・・・・・・」

72: 2021/06/01(火) 20:20:53.25 ID:31shvIdR
菜々「う~ん・・・・・・」

菜々「やっぱりいけませんよ・・・・・・」




侑「よっと・・・」 スルッ


菜々「ゆ、侑さん! 何脱いでるんですか!」

侑「下着は付けてるよ?」

菜々「で、でも! 上半身裸ですよ!」


侑「ここまでしないと菜々ちゃんの踏ん切りがつかないと思って・・・・・・」

菜々「ううう・・・ だめですよぉ・・・・・・」


侑「後ろ向いてるから」

菜々「ふ、服着ましょうよ・・・・・・」


侑「こんな私だって、結構恥ずかしいんだよ?」


菜々「ううううぅぅ・・・ じゃあ少しだけ・・・・・・」


菜々「で、では・・・ 後ろから失礼します・・・・・・」


菜々「はぁっ・・・ はあっ・・・・・・」


侑「?」

菜々「緊張で呼吸が・・・・・・」


侑「後ろ向きだからかえってダメなのかな・・・」 くるっ

菜々「えっ!?」


侑「菜々ちゃん、両手貸して?」 にぎっ・・・

菜々「え? え?」


 むにゅっ・・・。


侑「あっ・・・・・・」


菜々「はわわわわわ・・・・・・」

侑「ほら、自分で揉んでみて?」


菜々「ご、ごめんなさい!」


 もにゅ・・・・・・。


侑「んっ・・・・・・・・・」


侑「ど、どうかな・・・・・・」

73: 2021/06/01(火) 20:33:29.07 ID:31shvIdR
菜々「わ、私・・・ 何してるんですかぁ・・・!?」

侑「私の胸、揉んでるよ?」

 むにゅっ・・・。


菜々「人の胸触るなんて・・・・・・」


侑「私も変な気分になってくる・・・・・・」

菜々「え!? やめますか?」


侑「だめ、続けて」


 むにっ・・・。


菜々「まずいですよぅ・・・」


侑「下着の上からじゃなく、直接触ってみて?」


菜々「こ、こうですか??」


 ぷにっ・・・。


侑「あああっ・・・・・・」


侑「ど、どう??」


菜々「や、柔らかいです・・・・・・」


侑「・・・・・・」 プチッ


菜々「ゆ、侑さん!? 下着のホックなんで外したんですか!?」


侑「この方が触りやすいかと思って・・・・・・」

74: 2021/06/01(火) 21:11:56.37 ID:31shvIdR
菜々「これじゃ見えちゃいます~っ!」


侑「はぁ・・・ はぁっ・・・・・・」


侑「どうして目を瞑るの?」

菜々「こ、このままだと侑さんの胸が見えてしまいますよ!?」

侑「でも、手は止めないんだね・・・・・・ はぁ・・・ はぁ・・・」

菜々「ゆ、侑さんが触ってとおっしゃったから・・・・・・」


侑「菜々ちゃん・・・ 私・・・・・・ 菜々ちゃんに触られておかしくなってきたよ・・・・・・」


菜々「ど、どうしよう・・・・・・」

侑「私がいいと言うまで手を止めないで・・・・・・」


菜々「ですけど・・・・・・」


 ぷにっ・・・ ぷにっ・・・。


侑「ひあっ・・・・・・!!」 ビクッ・・・


菜々「ああっ! ごめんなさい!」

侑「今、菜々ちゃんの指が私の胸の先に触れた・・・・・・」


菜々「そ、そんなつもりは!!」

75: 2021/06/01(火) 21:53:05.30 ID:31shvIdR
侑「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」

侑「??」


侑「手を止めたの・・・?」


菜々「はい・・・・・・ 侑さんが・・・・・・ おかしくなっていくから怖くて・・・・・・」


侑「私・・・、怖い??」

菜々「い、いえ! そうじゃなくて・・・ 感じてる侑さんの声を聞いてると私もおかしくなりそうだったから怖かったんです・・・・・・」

菜々「・・・・・・」 くるっ


菜々「後ろ向いてますからブラジャー付け直してください・・・・・・」

侑「ご、ごめんね・・・・・・」


菜々「い、いえ・・・」


 パチッ。


侑「付けたよ」

菜々「すみません・・・・・・」


侑「こっち見てくれないの?」


菜々「今、侑さんの顔見たら私どうなっちゃいますかね・・・・・・」


侑「・・・・・・」


 ギュッ・・・。


菜々「あっ・・・・・・」

侑「私が後ろから抱きしめれば見なくて済むんじゃない?」

菜々「はい・・・・・・」

侑「落ち着くまでこうしてようか・・・・・・」


菜々「はい」

77: 2021/06/01(火) 22:44:16.35 ID:31shvIdR
侑「菜々ちゃん、少し汗ばんでる・・・・・・」

菜々「そ、それは・・・・・・」


侑「私の胸触ったから?」

菜々「そ、そうだと思います・・・・・・」


菜々「侑さんこそ・・・・・・ 背中に伝わってくる体温が熱いです・・・」

侑「私も・・・ 菜々ちゃんに触れられて・・・・・・ あそこまで変な気持ちになるなんで思わなかった・・・・・・」


菜々「この数日で・・・ 私達・・・・・・ こんなことになるなんて・・・・・・」





侑「そういえば・・・ ちゃんと気持ち伝えてないような気がする・・・・・・」

菜々「今更いいですよ・・・ たくさん気持ち伝わってますから・・・・・・」


侑「そっか・・・・・・」


菜々「私も同じ気持ちです・・・・・・」

侑「少しずつ・・・ 距離を縮めて、最後まで行ったら言おうかな・・・・・・」


菜々「それでいいですよ?」

78: 2021/06/01(火) 23:39:51.27 ID:31shvIdR
 ガチャッ・・・。

 バタンッ。



菜々「!?」

侑「ん!?」


菜々「玄関のドアの音!?」

菜々「侑さん! 服早く着てください!」


侑「分かった!!」


菜々「私も広げてた生地片付けないと!」


────
──

侑「オッケーかな??」 ヒソヒソ・・・

菜々「元通りなので母が来ても大丈夫です・・・・・・」 ヒソヒソ・・・



菜々「ふふふっ!」

侑「あははははっ!」


侑「はぁっ、なんか一気に緊張解けたかも」

菜々「ですね」




菜々「ん? 侑さんどうしました??」



侑「キスだけさせて?」


菜々「あ・・・・・・・・・」


侑「・・・・・・んっ・・・」



菜々「もう・・・、いつも急過ぎます・・・・・・」


侑「その照れた顔が好き」

79: 2021/06/01(火) 23:41:13.34 ID:31shvIdR
~おしまい~

83: 2021/06/02(水) 00:12:49.99 ID:QacH18dY
一旦おしまいみたいなやつです
思いついたらまた書きます
多分

85: 2021/06/02(水) 00:28:21.52 ID:bsHS3VV1
>>83

このもどかしじれったい雰囲気最高やったわ
続き思いついてくれること信じて待っとるぞー

84: 2021/06/02(水) 00:19:03.68 ID:gXKNgvSo
このゆうななの雰囲気好きだから是非また書いてくれ

87: 2021/06/02(水) 10:11:15.57 ID:BgXP8DOd
甘酸っぱいね
高校生の頃思い出す

89: 2021/06/02(水) 11:04:20.80 ID:NsxH8yah
電話切らなきゃいけないんだけど切れない
付き合いたての若いカップルみたいな甘酸っぱさ

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1622416326/

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