1: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:18:09.97 ID:QOESnhLX
ようまり。
2: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:20:10.69 ID:QOESnhLX
鞠莉「そろそろお昼の時間だけど、何を食べようかしら」
鞠莉「お腹は空いてるけど、これといって食べたいものは無し。こういうとき、一人だと決め兼ねちゃうのよね」
鞠莉「そういえば、曜が昨日の晩ご飯はハンバーグだって言ってたわね。前に一緒にご飯した時、幸せそうに頬張ってたっけ」
曜『あむっ。んーっ、美味しい~♪』
鞠莉「ふふっ、曜の顔を思い出したらお腹空いてきちゃった。よし、今日はハンバーグで決まりね!」
鞠莉「お腹は空いてるけど、これといって食べたいものは無し。こういうとき、一人だと決め兼ねちゃうのよね」
鞠莉「そういえば、曜が昨日の晩ご飯はハンバーグだって言ってたわね。前に一緒にご飯した時、幸せそうに頬張ってたっけ」
曜『あむっ。んーっ、美味しい~♪』
鞠莉「ふふっ、曜の顔を思い出したらお腹空いてきちゃった。よし、今日はハンバーグで決まりね!」
3: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:23:07.34 ID:QOESnhLX
――――――――
入店、着席――
「では、お決まりになりましたらお呼びください。失礼いたします」
鞠莉「すぐに座れて良かったわ。さてさて、ハンバーグは、っと」
鞠莉「ふむふむ王道のデミグラス、とろーり濃厚チーズイン、トマトソースのイタリアン、さっぱり和風おろしの4種類ね。どれも美味しそうで目移りしちゃう」
入店、着席――
「では、お決まりになりましたらお呼びください。失礼いたします」
鞠莉「すぐに座れて良かったわ。さてさて、ハンバーグは、っと」
鞠莉「ふむふむ王道のデミグラス、とろーり濃厚チーズイン、トマトソースのイタリアン、さっぱり和風おろしの4種類ね。どれも美味しそうで目移りしちゃう」
4: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:25:21.23 ID:QOESnhLX
鞠莉「強いて選ぶのなら、イタリアンかしら。トマトソースとチーズが魅力的ね。早速ピンポンしてっと」
ピンポーン 今伺いまーす
「お待たせしました。ご注文をどうぞ」
鞠莉「えっと、ハンバーグのイタリアンを――」
ピンポーン 今伺いまーす
「お待たせしました。ご注文をどうぞ」
鞠莉「えっと、ハンバーグのイタリアンを――」
6: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:26:58.97 ID:QOESnhLX
曜『見て鞠莉ちゃん!中からチーズが溢れてくる!湯気とチーズがキラキラで、幸せな光景だよー!』
鞠莉「いえ、こっちのチーズインでお願いします」
「かしこまりました」
鞠莉「セットで、飲み物はアイスコーヒーを。はい、食前で――」
鞠莉「いえ、こっちのチーズインでお願いします」
「かしこまりました」
鞠莉「セットで、飲み物はアイスコーヒーを。はい、食前で――」
7: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:29:19.42 ID:QOESnhLX
――――――――
「お待たせいたしました、チーズインハンバーグのセットです」
鞠莉(わあ、来た…!)
「伝票はこちらに失礼します。ごゆっくりどうぞ」
鞠莉「ふふっ、いただきまーす」
「お待たせいたしました、チーズインハンバーグのセットです」
鞠莉(わあ、来た…!)
「伝票はこちらに失礼します。ごゆっくりどうぞ」
鞠莉「ふふっ、いただきまーす」
8: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:31:12.68 ID:QOESnhLX
鞠莉「わわ、ナイフを入れたらチーズがとろけだしてきた。んー、いい匂い。曜じゃないけど、確かに幸せを覚える瞬間ね」
鞠莉「チーズをたっぷり絡めてっと。あむっ」
鞠莉「んんっ、美味しい…!濃厚なチーズを纏ったハンバーグがたまらない。ご飯にベストマッチで、これを選んで大正解ね!」
曜『えへへっ、すごく美味しいね、鞠莉ちゃん!』
鞠莉「…でも、なぜだろう。こんなに美味しいのに、どこか物足りなさを感じてしまうのは」
鞠莉「チーズをたっぷり絡めてっと。あむっ」
鞠莉「んんっ、美味しい…!濃厚なチーズを纏ったハンバーグがたまらない。ご飯にベストマッチで、これを選んで大正解ね!」
曜『えへへっ、すごく美味しいね、鞠莉ちゃん!』
鞠莉「…でも、なぜだろう。こんなに美味しいのに、どこか物足りなさを感じてしまうのは」
10: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:32:43.37 ID:QOESnhLX
――――――――
鞠莉『――ってことがあってね』
曜「それが晩ご飯リクエストの理由?」
鞠莉『そうなのよ。お店のハンバーグはすごく美味しかったんだけど、あの時覚えた僅かな違和感というか、満たされなさというか、心の隙間を埋めたいの。お願いできるかしら』
曜「構わないけど、お昼もハンバーグで、ハンバーグが続いちゃうけど良いの?」
鞠莉『――ってことがあってね』
曜「それが晩ご飯リクエストの理由?」
鞠莉『そうなのよ。お店のハンバーグはすごく美味しかったんだけど、あの時覚えた僅かな違和感というか、満たされなさというか、心の隙間を埋めたいの。お願いできるかしら』
曜「構わないけど、お昼もハンバーグで、ハンバーグが続いちゃうけど良いの?」
11: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:34:26.44 ID:QOESnhLX
鞠莉『曜だって、ハンバーグならいくら続いても困らないでしょ?』
曜「大歓迎だね!」
鞠莉『美味しいものは、何度食べたって美味しいもの』
曜「わかったよ。じゃあ、準備して待ってるね!」
曜「大歓迎だね!」
鞠莉『美味しいものは、何度食べたって美味しいもの』
曜「わかったよ。じゃあ、準備して待ってるね!」
12: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:35:33.89 ID:QOESnhLX
――――――――
渡辺家
鞠莉「なるほど、そういうことね」
曜「ん、なにが?」
鞠莉「『お腹がすく』の『すく』って、漢字だと『空』って書くでしょ。どうしてなんだろうって思ってたけど、空腹って言うからなんだなって」
曜「ああ、空っぽってことだろうしね。でも、急にどうして?」
渡辺家
鞠莉「なるほど、そういうことね」
曜「ん、なにが?」
鞠莉「『お腹がすく』の『すく』って、漢字だと『空』って書くでしょ。どうしてなんだろうって思ってたけど、空腹って言うからなんだなって」
曜「ああ、空っぽってことだろうしね。でも、急にどうして?」
13: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:37:18.03 ID:QOESnhLX
鞠莉「意味はないわ、単にそう納得しただけで」
曜「んーと、意味深だけど、要するにお腹ペコペコってこと?」
鞠莉「そういうこと!」
曜「よくわからないけど、鞠莉ちゃんが私のハンバーグをすごく楽しみにしてくれてたってことはわかったよ」
曜「んーと、意味深だけど、要するにお腹ペコペコってこと?」
鞠莉「そういうこと!」
曜「よくわからないけど、鞠莉ちゃんが私のハンバーグをすごく楽しみにしてくれてたってことはわかったよ」
14: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:39:00.14 ID:QOESnhLX
鞠莉「わかってもらえてなによりデース。何か手伝うことはある?」
曜「じゃあ、冷蔵庫からドレッシングと飲み物を出してもらえるかな」
鞠莉「お安い御用デース!」
曜「こっちはもうすぐ仕上がるから、お願いねー」
曜「じゃあ、冷蔵庫からドレッシングと飲み物を出してもらえるかな」
鞠莉「お安い御用デース!」
曜「こっちはもうすぐ仕上がるから、お願いねー」
15: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:40:10.65 ID:QOESnhLX
――――――――
曜「お待ちどおさま、曜ちゃん特製チーズインハンバーグセットだよ!」
鞠莉「わぁ…!」
曜「付け合わせはサラダとお味噌汁。ハンバーグは味がついてるから、デミグラスソースはお好みで使ってね」
鞠莉「お箸で食べるスタイルって良いのよね。じゃあ早速、いただきまーす!」
曜「お待ちどおさま、曜ちゃん特製チーズインハンバーグセットだよ!」
鞠莉「わぁ…!」
曜「付け合わせはサラダとお味噌汁。ハンバーグは味がついてるから、デミグラスソースはお好みで使ってね」
鞠莉「お箸で食べるスタイルって良いのよね。じゃあ早速、いただきまーす!」
16: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:44:28.48 ID:QOESnhLX
曜「どうぞどうぞ、熱々のうちに召し上がれ!」
鞠莉「まずはハンバーグをカットして――すごいわ、中からチーズがたっぷり!」
曜「うん、とろけ具合もいい感じに出来てるね!」
鞠莉「全てが輝いてる。この瞬間をどれだけ心待ちにしていたか。あむっ――んんっ!」
鞠莉「まずはハンバーグをカットして――すごいわ、中からチーズがたっぷり!」
曜「うん、とろけ具合もいい感じに出来てるね!」
鞠莉「全てが輝いてる。この瞬間をどれだけ心待ちにしていたか。あむっ――んんっ!」
17: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:45:27.76 ID:QOESnhLX
曜「お味は、って、その顔は聞くまでもなさそうだね」
鞠莉「もうね、大好き」
曜「鞠莉ちゃんから大好き、いただきましたー!」
鞠莉「ハンバーグとチーズが織りなす最高のハーモニーはまさしくご馳走。これよ、この味が食べたかったの!」
鞠莉「もうね、大好き」
曜「鞠莉ちゃんから大好き、いただきましたー!」
鞠莉「ハンバーグとチーズが織りなす最高のハーモニーはまさしくご馳走。これよ、この味が食べたかったの!」
18: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:47:02.70 ID:QOESnhLX
曜「えへへっ、気に入ってもらえてよかったよ」
鞠莉「この合間に食べるお味噌汁がまた美味しくて。毎回言ってる気がするけど、お味噌汁ってハンバーグとも相性が抜群なんだから不思議よね」
曜「和洋を問わず、お味噌汁は何にでも合うんだよね」
鞠莉「サラダもご飯も美味しい、どれを食べても美味しい。どうすればこんなに良いお味が出せるのかしら」
曜「おかわりも沢山あるからね!」
鞠莉「この合間に食べるお味噌汁がまた美味しくて。毎回言ってる気がするけど、お味噌汁ってハンバーグとも相性が抜群なんだから不思議よね」
曜「和洋を問わず、お味噌汁は何にでも合うんだよね」
鞠莉「サラダもご飯も美味しい、どれを食べても美味しい。どうすればこんなに良いお味が出せるのかしら」
曜「おかわりも沢山あるからね!」
19: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:47:42.51 ID:QOESnhLX
――――――――
鞠莉「ごちそうさまでした。ああ、美味しかったぁ」
曜「お粗末様でした。ご満足いただけましたか?」
鞠莉「すっかり満たされたわ、お腹も心もね。いつもありがとうね、曜」
曜「どういたしまして!」
鞠莉「ごちそうさまでした。ああ、美味しかったぁ」
曜「お粗末様でした。ご満足いただけましたか?」
鞠莉「すっかり満たされたわ、お腹も心もね。いつもありがとうね、曜」
曜「どういたしまして!」
20: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:49:02.37 ID:QOESnhLX
――――――――
別の日――
曜「――で、色々あった結果、気分はすっかりカレーモードになっちゃったと」
鞠莉『理解が早くて助かるわ。どうしてもカレーのことが頭から離れなくて』
鞠莉(美味しそうにカレーを食べてる曜の顔も、だけどね)
別の日――
曜「――で、色々あった結果、気分はすっかりカレーモードになっちゃったと」
鞠莉『理解が早くて助かるわ。どうしてもカレーのことが頭から離れなくて』
鞠莉(美味しそうにカレーを食べてる曜の顔も、だけどね)
21: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:50:13.58 ID:QOESnhLX
曜「わかるわかる。そういう時ってあるんだよね」
鞠莉『この前に続いてだけど、お願いしてもいいかしら』
曜「その一途な想いに応えられるよう、腕を振るっちゃうよ」
鞠莉『そう言ってくれると思ったわ。夕方にお邪魔するわね』
鞠莉『この前に続いてだけど、お願いしてもいいかしら』
曜「その一途な想いに応えられるよう、腕を振るっちゃうよ」
鞠莉『そう言ってくれると思ったわ。夕方にお邪魔するわね』
22: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:51:09.79 ID:QOESnhLX
曜「来るときは手ぶらで良いからね。いつも色々と頂いてばかりだから」
鞠莉『もらってばかりなのは私の方よ、急に押しかけてご飯を作ってもらって』
曜「いいのいいの、それが私の楽しみだから」
鞠莉『んー?』
曜「こっちの話。それじゃ、待ってるね!」
鞠莉『もらってばかりなのは私の方よ、急に押しかけてご飯を作ってもらって』
曜「いいのいいの、それが私の楽しみだから」
鞠莉『んー?』
曜「こっちの話。それじゃ、待ってるね!」
23: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:52:22.90 ID:QOESnhLX
――――――――
鞠莉「いただきまーす。んー、これこれ!この味をずっと求めていたの」
曜「今回は夏らしく、ズッキーニとナスを使ってみたよ」
鞠莉「美味しさも栄養も満点、これぞ夏カレーね。ああもう、最高にデリシャス!」
曜「ふふっ」
鞠莉「いただきまーす。んー、これこれ!この味をずっと求めていたの」
曜「今回は夏らしく、ズッキーニとナスを使ってみたよ」
鞠莉「美味しさも栄養も満点、これぞ夏カレーね。ああもう、最高にデリシャス!」
曜「ふふっ」
24: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:53:34.40 ID:QOESnhLX
鞠莉「ん?」
曜「いや、鞠莉ちゃん嬉しそうだから」
鞠莉「それはそうよ。とっても美味しいんだもの」
曜「幸せいっぱいって感じだよ。美味しそうに食べてくれる鞠莉ちゃんを見てると、私まで嬉しくなっちゃうんだ。鞠莉ちゃんの喜ぶ顔が見たかったからさ」
曜「いや、鞠莉ちゃん嬉しそうだから」
鞠莉「それはそうよ。とっても美味しいんだもの」
曜「幸せいっぱいって感じだよ。美味しそうに食べてくれる鞠莉ちゃんを見てると、私まで嬉しくなっちゃうんだ。鞠莉ちゃんの喜ぶ顔が見たかったからさ」
25: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:55:00.78 ID:QOESnhLX
鞠莉「あ…」
鞠莉(そっか、こんなにも心が豊かに満たされているのは、きっと料理の美味しさだけじゃなくて)
鞠莉「うふふっ、なるほど。そういうことだったのね」
曜「ん、なにが?」
鞠莉(そっか、こんなにも心が豊かに満たされているのは、きっと料理の美味しさだけじゃなくて)
鞠莉「うふふっ、なるほど。そういうことだったのね」
曜「ん、なにが?」
26: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:56:33.63 ID:QOESnhLX
鞠莉「お腹が空く理由と、幸せの正体に気付いたってところかな」
曜「また難しそうなこと言って。最近の鞠莉ちゃん、ちょっと意味深だよ?」
鞠莉「いいのよ。美味しいご飯は笑顔と共にある――曜もそう思うでしょ?」
曜「そうだね、間違いないよ!」
終わり
曜「また難しそうなこと言って。最近の鞠莉ちゃん、ちょっと意味深だよ?」
鞠莉「いいのよ。美味しいご飯は笑顔と共にある――曜もそう思うでしょ?」
曜「そうだね、間違いないよ!」
終わり
27: (らっかせい) 2021/07/30(金) 20:57:52.04 ID:QOESnhLX
全弾撃ち尽くしました。腹ぺこ鞠莉ちゃんのようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
曜「鞠莉ちゃん!わ、私を抱いてっ!」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1627044957/
ありがとうございました。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
曜「鞠莉ちゃん!わ、私を抱いてっ!」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1627044957/
ありがとうございました。
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1627643889/