1: (もも) 2022/05/05(木) 09:23:30.37 ID:gWEJmmBJ
かなりこ
2: (もも) 2022/05/05(木) 09:24:30.17 ID:gWEJmmBJ
──部室──
果南「善子ちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、ダイヤ⋯⋯」
曜「果南ちゃん、何やってるの?」
果南「んー?届いたファンレターの仕分けだよ」
鞠莉「今回もたくさん届いたのね。私達も手伝いましょ」
曜「うん」
果南「ありがとう」
果南「善子ちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、ダイヤ⋯⋯」
曜「果南ちゃん、何やってるの?」
果南「んー?届いたファンレターの仕分けだよ」
鞠莉「今回もたくさん届いたのね。私達も手伝いましょ」
曜「うん」
果南「ありがとう」
3: (もも) 2022/05/05(木) 09:25:21.59 ID:gWEJmmBJ
鞠莉「ファンレターっていつ貰っても嬉しいわよね♪」
曜「ね♪」
果南「そうだねー。私達を応援してくれてる人達がこんなにたくさんいるんだって、実感出来る」
曜「果南ちゃん、こっちのダンボールもそう?」
果南「うん。あと、そっちに積んであるやつも」
鞠莉「ワオ!こんなに!?」
果南「いっぱい届いてるよ」
曜「よーし、頑張ろー♪」
曜「ね♪」
果南「そうだねー。私達を応援してくれてる人達がこんなにたくさんいるんだって、実感出来る」
曜「果南ちゃん、こっちのダンボールもそう?」
果南「うん。あと、そっちに積んであるやつも」
鞠莉「ワオ!こんなに!?」
果南「いっぱい届いてるよ」
曜「よーし、頑張ろー♪」
4: (もも) 2022/05/05(木) 09:26:03.74 ID:gWEJmmBJ
─仕分け中─
果南「千歌、ルビィちゃん、ダイヤ、私、曜⋯⋯」
曜「善子ちゃん、花丸ちゃん、梨子ちゃん、果南ちゃん⋯⋯」
鞠莉「曜、ダイヤ、梨子、チカッチ⋯⋯」
果南「梨子ちゃん、鞠莉、曜⋯⋯」
鞠莉「善子、果南、梨子⋯⋯」
曜「⋯⋯⋯⋯」
果南「⋯⋯ん?どうかした、曜」
曜「え?ああ⋯⋯その、ちょっと気になることが」
鞠莉「?」
果南「千歌、ルビィちゃん、ダイヤ、私、曜⋯⋯」
曜「善子ちゃん、花丸ちゃん、梨子ちゃん、果南ちゃん⋯⋯」
鞠莉「曜、ダイヤ、梨子、チカッチ⋯⋯」
果南「梨子ちゃん、鞠莉、曜⋯⋯」
鞠莉「善子、果南、梨子⋯⋯」
曜「⋯⋯⋯⋯」
果南「⋯⋯ん?どうかした、曜」
曜「え?ああ⋯⋯その、ちょっと気になることが」
鞠莉「?」
5: (もも) 2022/05/05(木) 09:27:02.51 ID:gWEJmmBJ
曜「ああー、でも⋯⋯気にしないでいいよ」
果南「いや、気になるでしょ」
鞠莉「うん」
曜「ええー⋯⋯うーん⋯⋯果南ちゃんに聞いてみたいことがあるんだけどさ」
果南「私に?何?」
曜「でも⋯⋯もし聞いちゃいけない内容だったらどうしようって思って」
果南「え⋯⋯?そんな内容なの⋯⋯?」
曜「わかんない」
鞠莉「オーケー!まず、マリーが聞いて判断してあげるっ」
曜「そ、そうだね。果南ちゃん、いい?」
果南「う、うん。私は全然いいけど。まだ何の話かわからないし」
果南「いや、気になるでしょ」
鞠莉「うん」
曜「ええー⋯⋯うーん⋯⋯果南ちゃんに聞いてみたいことがあるんだけどさ」
果南「私に?何?」
曜「でも⋯⋯もし聞いちゃいけない内容だったらどうしようって思って」
果南「え⋯⋯?そんな内容なの⋯⋯?」
曜「わかんない」
鞠莉「オーケー!まず、マリーが聞いて判断してあげるっ」
曜「そ、そうだね。果南ちゃん、いい?」
果南「う、うん。私は全然いいけど。まだ何の話かわからないし」
6: (もも) 2022/05/05(木) 09:30:24.50 ID:gWEJmmBJ
曜「えっと⋯⋯────」
鞠莉「うん⋯⋯うん」
曜「────って話なんだけど」
鞠莉「oh⋯⋯これは曜じゃなくても悩むかも」
曜「でしょ」
果南「内緒話終わった?」
鞠莉「終わった。たしかに、もしかしたら果南には聞いちゃいけない内容かもしれなかった」
果南「ええ!?鞠莉もそう思ったの⋯⋯?」
鞠莉「うん。でもそうじゃないかもしれない」
果南「気になるんだけど⋯⋯」
曜「言っていいのかな」
鞠莉「うん⋯⋯うん」
曜「────って話なんだけど」
鞠莉「oh⋯⋯これは曜じゃなくても悩むかも」
曜「でしょ」
果南「内緒話終わった?」
鞠莉「終わった。たしかに、もしかしたら果南には聞いちゃいけない内容かもしれなかった」
果南「ええ!?鞠莉もそう思ったの⋯⋯?」
鞠莉「うん。でもそうじゃないかもしれない」
果南「気になるんだけど⋯⋯」
曜「言っていいのかな」
7: (もも) 2022/05/05(木) 09:32:03.72 ID:gWEJmmBJ
果南「いいよ」
鞠莉「本当に?聞こえなかったふりとかしないでね」
果南「ちょっと。何言うつもりなの?怖いんだけど」
鞠莉「わからない。果南次第だから」
果南「もう!早く言ってっ」
鞠莉「果南って、二年生で梨子のことだけちゃん付けで呼んでるよねって話」
果南「⋯⋯梨子ちゃん?」
曜「私と千歌ちゃんは、呼び捨てだよね」
果南「それは、昔からそうだし⋯⋯」
鞠莉「本当に?聞こえなかったふりとかしないでね」
果南「ちょっと。何言うつもりなの?怖いんだけど」
鞠莉「わからない。果南次第だから」
果南「もう!早く言ってっ」
鞠莉「果南って、二年生で梨子のことだけちゃん付けで呼んでるよねって話」
果南「⋯⋯梨子ちゃん?」
曜「私と千歌ちゃんは、呼び捨てだよね」
果南「それは、昔からそうだし⋯⋯」
8: (もも) 2022/05/05(木) 09:33:46.14 ID:gWEJmmBJ
鞠莉「一年生のことは、ちゃん付けなのよね」
曜「絵里さんや果林さんも、ちゃん付け」
果南「そ、そうだね」
曜「鞠莉ちゃんは私と梨子ちゃん呼び捨てだから、ちょっと気になったんだ」
鞠莉「ダイヤも、二年生は全員さん付けだし」
果南「言われてみれば⋯⋯」
鞠莉「果南から見て幼馴染みだからとか、そういう感じ?」
果南「⋯⋯わかんない。こういう風に言われるまで、意識したことなかった」
曜「もしなんだけどさ」
果南「うん」
曜「もし、梨子ちゃんが実はこのことで悩んでるとかだったら⋯⋯どうする⋯⋯?」
曜「絵里さんや果林さんも、ちゃん付け」
果南「そ、そうだね」
曜「鞠莉ちゃんは私と梨子ちゃん呼び捨てだから、ちょっと気になったんだ」
鞠莉「ダイヤも、二年生は全員さん付けだし」
果南「言われてみれば⋯⋯」
鞠莉「果南から見て幼馴染みだからとか、そういう感じ?」
果南「⋯⋯わかんない。こういう風に言われるまで、意識したことなかった」
曜「もしなんだけどさ」
果南「うん」
曜「もし、梨子ちゃんが実はこのことで悩んでるとかだったら⋯⋯どうする⋯⋯?」
9: (もも) 2022/05/05(木) 09:35:09.66 ID:gWEJmmBJ
果南「えっ⋯⋯?」
鞠莉「チカッチや曜のことは呼び捨てなのに、どうして私は⋯⋯ってこと?」
曜「うん」
果南「嘘⋯⋯私、そんなつもりじゃ⋯⋯」
曜「も、もしもの話だって!果南ちゃん!」
鞠莉「sorry!sorry!」
果南「梨子ちゃん⋯⋯もしかして、私に距離を感じてたのかな⋯⋯私のせいで⋯⋯」
曜「わー!わー!」
鞠莉「チカッチや曜のことは呼び捨てなのに、どうして私は⋯⋯ってこと?」
曜「うん」
果南「嘘⋯⋯私、そんなつもりじゃ⋯⋯」
曜「も、もしもの話だって!果南ちゃん!」
鞠莉「sorry!sorry!」
果南「梨子ちゃん⋯⋯もしかして、私に距離を感じてたのかな⋯⋯私のせいで⋯⋯」
曜「わー!わー!」
10: (もも) 2022/05/05(木) 09:36:48.52 ID:gWEJmmBJ
─間─
果南「ごめんね、取り乱しちゃって」
曜「ううん⋯⋯私が変なこと言い出したのが原因だから。ごめん」
果南「でも⋯⋯もしかしたら本当に梨子ちゃんにそう思わせちゃってるかもしれないからさ」
曜「それは、気のせいだって!梨子ちゃんからそんな話聞いたこと、一度も無いもんっ」
果南「絶対そうじゃないって、言い切れないでしょ?」
曜「う、うーん⋯⋯ま、鞠莉ちゃ~ん」
鞠莉「果南は、梨子に対してそういう⋯⋯距離とか、無いのよね?」
果南「ごめんね、取り乱しちゃって」
曜「ううん⋯⋯私が変なこと言い出したのが原因だから。ごめん」
果南「でも⋯⋯もしかしたら本当に梨子ちゃんにそう思わせちゃってるかもしれないからさ」
曜「それは、気のせいだって!梨子ちゃんからそんな話聞いたこと、一度も無いもんっ」
果南「絶対そうじゃないって、言い切れないでしょ?」
曜「う、うーん⋯⋯ま、鞠莉ちゃ~ん」
鞠莉「果南は、梨子に対してそういう⋯⋯距離とか、無いのよね?」
11: (もも) 2022/05/05(木) 09:37:47.83 ID:gWEJmmBJ
果南「そ、そんなのあるわけないでしょ」
鞠莉「まあ、あったらこんな風に悩んでないものね。直接梨子に聞いてみたら?」
曜「ええ?!」
果南「⋯⋯うん、そうだね。そうする」
曜「だ、大丈夫?」
果南「もし⋯⋯梨子ちゃんが本当にそのことで悩んでたら、私がちゃんと謝らなきゃいけないし、悩んでなかったら私達の思い過ごしで、私がちょっと恥をかくだけだから」
鞠莉「ちょっとで済むかしら」
果南「わかんない。すごい恥ずかしいかもしれない。でも⋯⋯」
曜「でも?」
果南「梨子ちゃんが悩んでるよりは、そっちのほうがいいよ」
鞠莉「まあ、あったらこんな風に悩んでないものね。直接梨子に聞いてみたら?」
曜「ええ?!」
果南「⋯⋯うん、そうだね。そうする」
曜「だ、大丈夫?」
果南「もし⋯⋯梨子ちゃんが本当にそのことで悩んでたら、私がちゃんと謝らなきゃいけないし、悩んでなかったら私達の思い過ごしで、私がちょっと恥をかくだけだから」
鞠莉「ちょっとで済むかしら」
果南「わかんない。すごい恥ずかしいかもしれない。でも⋯⋯」
曜「でも?」
果南「梨子ちゃんが悩んでるよりは、そっちのほうがいいよ」
12: (もも) 2022/05/05(木) 09:38:39.61 ID:gWEJmmBJ
鞠莉「そうね」
曜「⋯⋯果南ちゃんも鞠莉ちゃんも、大人だ」
鞠莉「ふふ。どうしたの?急に」
曜「よく考えたら、果南ちゃんは優しいから梨子ちゃんは呼ばれ方で悩むかなーって思ってきた」
果南「曜が言い出したのに」
曜「ご、ごめんって⋯⋯」
果南「気にしないでいいって。もしかしたら、大事なことに気付かないままだったかもしれないし。ありがとう、二人とも」
曜「⋯⋯果南ちゃんも鞠莉ちゃんも、大人だ」
鞠莉「ふふ。どうしたの?急に」
曜「よく考えたら、果南ちゃんは優しいから梨子ちゃんは呼ばれ方で悩むかなーって思ってきた」
果南「曜が言い出したのに」
曜「ご、ごめんって⋯⋯」
果南「気にしないでいいって。もしかしたら、大事なことに気付かないままだったかもしれないし。ありがとう、二人とも」
13: (もも) 2022/05/05(木) 09:39:27.17 ID:gWEJmmBJ
─放課後─
果南「梨子ちゃんいる?」
曜「!」
梨子「果南ちゃん。私に何か用事?」
果南「うん。今日、一緒に帰りたいなって思ってさ。いい?」
梨子「う、うんっ。いいよ♪」
果南「ありがと♪」
梨子「すぐ準備するから、待ってて」
果南「うん」
千歌「呼び出しだ」
果南「変なこと考えてない?」
千歌「だ、大事な話があるってやつでしょ」
果南「そうだけど、たぶん想像してるのとは違う」
果南「梨子ちゃんいる?」
曜「!」
梨子「果南ちゃん。私に何か用事?」
果南「うん。今日、一緒に帰りたいなって思ってさ。いい?」
梨子「う、うんっ。いいよ♪」
果南「ありがと♪」
梨子「すぐ準備するから、待ってて」
果南「うん」
千歌「呼び出しだ」
果南「変なこと考えてない?」
千歌「だ、大事な話があるってやつでしょ」
果南「そうだけど、たぶん想像してるのとは違う」
14: (もも) 2022/05/05(木) 09:40:26.28 ID:gWEJmmBJ
千歌「ふーん?」
梨子「果南ちゃん、おまたせ」
果南「それじゃあ、帰ろっか」
梨子「うんっ。千歌ちゃん、曜ちゃん、また明日」
千歌「またねー!⋯⋯曜ちゃんは、何か知ってるの?」
曜「もしかしたら」
千歌「もしかしたら?」
曜「二人の関係が、変わっちゃうかも」
千歌「や、やっぱり大事な話なんだ」
⋯⋯⋯
⋯⋯
⋯
梨子「果南ちゃん、おまたせ」
果南「それじゃあ、帰ろっか」
梨子「うんっ。千歌ちゃん、曜ちゃん、また明日」
千歌「またねー!⋯⋯曜ちゃんは、何か知ってるの?」
曜「もしかしたら」
千歌「もしかしたら?」
曜「二人の関係が、変わっちゃうかも」
千歌「や、やっぱり大事な話なんだ」
⋯⋯⋯
⋯⋯
⋯
15: (もも) 2022/05/05(木) 09:43:24.90 ID:gWEJmmBJ
─帰り道─
果南 (梨子ちゃんと二人きりにはなれたけど、どうやって話を切り出そう)
梨子「果南ちゃんから一緒に帰ろうって誘ってくれるの、珍しいよね」
果南「え?」
梨子「果南ちゃんと二人で帰る時って、私が果南ちゃんに相談事がある時が多いから。だから、今日はどうしたのかなって思ったの」
果南「そっか⋯⋯そうだったね」
梨子「もしかして⋯⋯私に相談?なんて」
果南「うん。梨子ちゃんに相談」
果南 (梨子ちゃんと二人きりにはなれたけど、どうやって話を切り出そう)
梨子「果南ちゃんから一緒に帰ろうって誘ってくれるの、珍しいよね」
果南「え?」
梨子「果南ちゃんと二人で帰る時って、私が果南ちゃんに相談事がある時が多いから。だから、今日はどうしたのかなって思ったの」
果南「そっか⋯⋯そうだったね」
梨子「もしかして⋯⋯私に相談?なんて」
果南「うん。梨子ちゃんに相談」
16: (もも) 2022/05/05(木) 09:44:04.73 ID:gWEJmmBJ
梨子「え⋯⋯?本当に⋯⋯?」
果南「相談っていうか、聞きたいことがあるんだ」
梨子「な、なんだろう⋯⋯私で良ければ、なんでも聞いて」
果南「梨子ちゃん」
梨子「う、うん」
果南「⋯⋯梨子ちゃん」
梨子「は、はいっ」
果南「相談っていうか、聞きたいことがあるんだ」
梨子「な、なんだろう⋯⋯私で良ければ、なんでも聞いて」
果南「梨子ちゃん」
梨子「う、うん」
果南「⋯⋯梨子ちゃん」
梨子「は、はいっ」
17: (もも) 2022/05/05(木) 09:44:41.12 ID:gWEJmmBJ
果南「梨子ちゃん」
梨子「?⋯⋯私が、どうかしたの?」
果南「私、ずっと梨子ちゃんって呼んでるけど⋯⋯梨子ちゃんは、どう思ってるのかなって⋯⋯」
梨子「?」
果南「ほ、ほら。千歌と曜は呼び捨てなのに、梨子ちゃんだけ今でもちゃん付けで呼んでるでしょ」
梨子「うん」
果南「もし⋯⋯それが梨子ちゃんは本当は嫌だったらどうしようって思っちゃったんだ⋯⋯」
梨子「⋯⋯」
梨子「?⋯⋯私が、どうかしたの?」
果南「私、ずっと梨子ちゃんって呼んでるけど⋯⋯梨子ちゃんは、どう思ってるのかなって⋯⋯」
梨子「?」
果南「ほ、ほら。千歌と曜は呼び捨てなのに、梨子ちゃんだけ今でもちゃん付けで呼んでるでしょ」
梨子「うん」
果南「もし⋯⋯それが梨子ちゃんは本当は嫌だったらどうしようって思っちゃったんだ⋯⋯」
梨子「⋯⋯」
18: (もも) 2022/05/05(木) 09:45:16.74 ID:gWEJmmBJ
果南「ど、どう⋯⋯?」
梨子「ふ、ふふっ⋯⋯♪果南ちゃん、そんなことで悩んでくれてたの?全然、気にしたことないよ」
果南「そ、そっか。良かった」
梨子「むしろ、果南ちゃんが私の呼び方でそこまで悩んでくれてたことが、嬉しいかな⋯⋯♪」
果南「そ、それは、だって、悩むよ」
梨子「そうなの?」
梨子「ふ、ふふっ⋯⋯♪果南ちゃん、そんなことで悩んでくれてたの?全然、気にしたことないよ」
果南「そ、そっか。良かった」
梨子「むしろ、果南ちゃんが私の呼び方でそこまで悩んでくれてたことが、嬉しいかな⋯⋯♪」
果南「そ、それは、だって、悩むよ」
梨子「そうなの?」
19: (もも) 2022/05/05(木) 09:45:57.04 ID:gWEJmmBJ
果南「うん⋯⋯知らないうちに傷付けちゃってたのかもしれないとか、距離を感じさせちゃってたのかもしれないとか⋯⋯いろいろ考えちゃうよ」
梨子「⋯⋯果南ちゃん、優しいよね♪」
果南「そう言ってもらえるだけで、今はすごくホッとする⋯⋯♪」
梨子「もしそうだったら、果南ちゃんに悩んでることを話したり、今みたいに一緒に帰ったりしないよ」
果南「そ、そっか」
梨子「ふふ♪」
梨子「⋯⋯果南ちゃん、優しいよね♪」
果南「そう言ってもらえるだけで、今はすごくホッとする⋯⋯♪」
梨子「もしそうだったら、果南ちゃんに悩んでることを話したり、今みたいに一緒に帰ったりしないよ」
果南「そ、そっか」
梨子「ふふ♪」
20: (もも) 2022/05/05(木) 09:46:37.65 ID:gWEJmmBJ
果南「よかった♪」
梨子「あっ。でも」
果南「えっ!?本当は何かあるの⋯⋯?」
梨子「千歌ちゃん達のこと、うらやましいなって思ったことは、あるかも」
果南「うらやましい?」
梨子「うん。果南ちゃん、千歌ちゃん達にお姉さんみたいに優しい時があるでしょ?」
果南「まぁ、千歌や曜は子供の頃から知ってる妹みたいなものだからね」
梨子「⋯⋯それがね、うらやましいなって⋯⋯」
梨子「あっ。でも」
果南「えっ!?本当は何かあるの⋯⋯?」
梨子「千歌ちゃん達のこと、うらやましいなって思ったことは、あるかも」
果南「うらやましい?」
梨子「うん。果南ちゃん、千歌ちゃん達にお姉さんみたいに優しい時があるでしょ?」
果南「まぁ、千歌や曜は子供の頃から知ってる妹みたいなものだからね」
梨子「⋯⋯それがね、うらやましいなって⋯⋯」
21: (もも) 2022/05/05(木) 09:47:08.05 ID:gWEJmmBJ
果南「梨子ちゃん⋯⋯」
梨子「で、でも!本当に少し思っただけで、それで悩んでるとかは、全然⋯⋯」
果南「じゃあさ、試しに呼んでみようか」
梨子「千歌ちゃん達みたいに、ってこと?」
果南「うん」
梨子「私は、良いけど⋯⋯」
梨子「で、でも!本当に少し思っただけで、それで悩んでるとかは、全然⋯⋯」
果南「じゃあさ、試しに呼んでみようか」
梨子「千歌ちゃん達みたいに、ってこと?」
果南「うん」
梨子「私は、良いけど⋯⋯」
22: (もも) 2022/05/05(木) 09:47:33.43 ID:gWEJmmBJ
果南「じゃあ⋯⋯」
梨子「う、うん」
果南「⋯⋯」
梨子「⋯⋯」
果南 (えっ、なんかすごい緊張する⋯⋯)
梨子 (果南ちゃんの目が真剣で、ドキドキする⋯⋯)
果南「⋯⋯り」
梨子「⋯⋯」
果南「梨子」
梨子「う、うん」
果南「⋯⋯」
梨子「⋯⋯」
果南 (えっ、なんかすごい緊張する⋯⋯)
梨子 (果南ちゃんの目が真剣で、ドキドキする⋯⋯)
果南「⋯⋯り」
梨子「⋯⋯」
果南「梨子」
23: (もも) 2022/05/05(木) 09:48:07.82 ID:gWEJmmBJ
梨子「⋯⋯」
果南「⋯⋯り、梨子」
梨子「ふっ、ふふ♪」
果南「わ、笑わないでよっ」
梨子「ご、ごめんねっ♪果南ちゃん、すごく真剣なんだもん」
果南「だ、だって!⋯⋯千歌達と同じようにって難しいね。梨子ちゃん相手だと、意識しすぎちゃう」
梨子「!?⋯⋯そ、そうなの?」
果南「うん。梨子ちゃんはしっかりしてて、尊敬できるところもたくさんあるからさ。妹って感じがあんまりしないんだ」
果南「⋯⋯り、梨子」
梨子「ふっ、ふふ♪」
果南「わ、笑わないでよっ」
梨子「ご、ごめんねっ♪果南ちゃん、すごく真剣なんだもん」
果南「だ、だって!⋯⋯千歌達と同じようにって難しいね。梨子ちゃん相手だと、意識しすぎちゃう」
梨子「!?⋯⋯そ、そうなの?」
果南「うん。梨子ちゃんはしっかりしてて、尊敬できるところもたくさんあるからさ。妹って感じがあんまりしないんだ」
24: (もも) 2022/05/05(木) 09:48:47.07 ID:gWEJmmBJ
梨子「果南ちゃんがそう思ってくれてるの⋯⋯その、とっても嬉しい♪ありがとう⋯⋯♪」
果南「それなら、良かった♪」
梨子「うん♪私、名前を呼ばれた時、ドキドキしちゃった♪」
果南「そ、そっか♪私も、誰かの名前を呼んだだけでこんなにドキドキしたの、初めて⋯⋯♪」
梨子「えへへ⋯⋯♪でも、みんなの前だと、ちょっと照れちゃうかも」
果南「あはは、私も。毎回こうだと、みんなには見せられないや」
梨子「うふふ♪」
果南「それなら、良かった♪」
梨子「うん♪私、名前を呼ばれた時、ドキドキしちゃった♪」
果南「そ、そっか♪私も、誰かの名前を呼んだだけでこんなにドキドキしたの、初めて⋯⋯♪」
梨子「えへへ⋯⋯♪でも、みんなの前だと、ちょっと照れちゃうかも」
果南「あはは、私も。毎回こうだと、みんなには見せられないや」
梨子「うふふ♪」
25: (もも) 2022/05/05(木) 09:49:41.88 ID:gWEJmmBJ
果南「⋯⋯二人」
梨子「?」
果南「二人の時だけ、梨子って呼ぶ練習してもいい?」
梨子「う、うんっ♪私は、梨子って呼ばれる練習ね♪」
果南「ふふっ。そうだね」
梨子「えへへ⋯⋯♪」
果南「ありがとう、梨子♪」
梨子「?」
果南「二人の時だけ、梨子って呼ぶ練習してもいい?」
梨子「う、うんっ♪私は、梨子って呼ばれる練習ね♪」
果南「ふふっ。そうだね」
梨子「えへへ⋯⋯♪」
果南「ありがとう、梨子♪」
26: (もも) 2022/05/05(木) 09:51:07.07 ID:gWEJmmBJ
おわり
かなりこはいいぞ
かなりこはいいぞ
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1651710210/