【SS】四季「第1回、ギリギリ」夏美「Liellaに『ドッキリ』仕掛けてみたですの!!」【ラブライブ!スーパースター!!】

SS


3:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:18:25.14 ID:Tcvr2Soa
四季「第1回、ギリギリ」


夏美「Liellaにドッキリ仕掛けてみたですの~~~~~っ!!!」ドタドタ


ピョンッ


夏美「茨城県庁」バッ


四季「……」


夏美「……オニナッツー☆あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美と~?」


四季「若菜四季」


夏美「今回はタイトル通り、四季さん全面協力の下『Liellaの皆にドッキリ』仕掛けていきますのよ!」


四季「色々、根回し頑張った」ブイ


夏美「正直映せない位えげつねぇドッキリ考えてきましたので却下するのが大変でしたの」


四季「そう?朝起きたら世界で1人になっててゾンビが四方から襲ってくる奴とか、良いじゃん」


夏美「マ・ニ・ィ!!マニーという名の予算を考えてですの」


四季「ああ」


夏美「仏像か。感情皆無ですの?」


四季「……」メソラシ


夏美「綾波レイもビックリですの。ポカポカ出来てますの?ぜってー出来てませんの。ちょっと碇司令ー四季さんが笑わないですのー」


四季「…」プルプル
 
4:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:19:29.85 ID:Tcvr2Soa
夏美「はーい!まずは『米女メイ』さんから仕掛けていきますの!」


四季「ふふふ……ごほん。概要としては『登校してきたメイが廊下を歩いていると、前と後ろから何十人もの生徒を引き連れたヤンキーかのんさんと千砂都さんが現れる』というもの」


夏美「そんな状況に陥った時のメイの反応を、皆で見ていきますの!」


四季「……夏美、メイが来たって」


夏美「おっけーい!ですの!」


ピーッ


『あ、夏美ちゃん?準備出来た?』


夏美「ターゲットいんかっみーん、ですの!かのんさん千砂都さん宜しくですの!」


『了解だYO!』


プツッ


四季「ターゲット校舎内進入、予想より早いので足止めドッキリを発動する」


夏美「りょーかいですの!バシッと決めちゃって!」


ーーーーーー
ーーーー
ーー

 
5:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:20:47.75 ID:Tcvr2Soa
ー結女1階、玄関口ー



メイ「ふぁ~あ……ねみぃ…」


メイ「しかしイヤに人がいねぇな……今日休みだったか?」


<『何か勘違いしてますの』


<『仕方ない、殆どの生徒に準備してもらってるし』


メイ「よっと」カタッ


<バァン!!(靴箱からフクロウのぬいぐるみが飛び出てくる)


メイ「んだぁっ!?!?!?」スッテーン


<『wwwwwwww』


メイ「な、何!?ふくろう!?何で!?は!?!?あ、かのん先輩!?!?!?」


<『フクロウ=かのん先輩という方程式』


<『そんな事はないですのに…w』


メイ「あ、でも可愛いコレ……」


キョロキョロ


メイ「……パクっちゃお」ギュッ



<『えちょっ、持ってっちゃいますの!?』


<『分かってた。メイは可愛い物に目が無い、猫とか』



メイ「クソ驚いたけど可愛いから……いっか」ナデナデ



<『クッソあざてぇですの』
 
6:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:21:14.78 ID:Tcvr2Soa
<『夏美、生徒の皆と先輩達の準備よし』


<『にゃはー!おっけいですの!ぶちかますですの!』
 
7:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:21:58.39 ID:Tcvr2Soa
ー2階、廊下ー



メイ「は~あ、ホームルームまで寝てよっかな…」


<ガラガラッ!!


メイ「うぇっ何何何!?」ビックゥ


かのん「……」


メイ「か、かのん先輩!?」


<ゾロゾロ…


メイ「後ろにすげぇ人いるなぁ!?おいおい何する気だよ!?!!?」


<ザッザッザッ…


千砂都「……」


メイ「千砂都先輩まで!?案の定めちゃめちゃ引き連れてきてるし!!」


生徒達
かのん

メイ

千砂都
生徒達


<『理想の立ち位置になりましたの!』


<『2人とも、宜しく』
 
8:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:22:34.16 ID:Tcvr2Soa
かのん「……毎日毎日Liellaのダンスリーダーが『まる』に夢中なんてさ…はぁ……(ド低音)」


メイ「え声ひっく!てか喧嘩!?え、ここで!!?!?」


千砂都「こんなに丸の良さを普及してるいうのに、まるの良さが分からへんなんて……かのんちゃん、見損なったわ(ド低音)」


メイ「そんな声出せるのか千砂都先輩!?で、何で関西弁!?!?」


<『にゃはは、良い狼狽え具合ですの!』


<『2人とも、メイを挟んで睨み合いお願いします』


ツカツカ…


生徒達

かのん↓
メイ
千砂都↑

生徒達


メイ「!?///!?!?!?///」ハサマレ
 
9:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:23:15.91 ID:Tcvr2Soa
かのん「まるにご執心なのは別に良いけどさ……そんなんより少しはLiellaの為になる様な事すれば?(ド低音)」


千砂都「は???私にとってはLiellaと同じ位大事な物なんやけど?だから現在進行形でLiella>まる>かのんちゃんやな……優・先・度がなぁ!!!」


メイ「……うへへ…///」ハサマレ



<『あの人喜んでませんの?もっと怖がるかと思ったんですけど』


<『読み通り』


<『読み通りなんかい』


<『そんじゃ、お2人共締めを宜しくですの!』



かのん「……」ニラミ


千砂都「……」ニラミ


メイ「え、えと幼馴染なんだしそりゃ喧嘩もするだろうけど、辞めた方が……い、いや今すぐは辞めなくていいけど……///」ハサマレ


かのちぃ「「皆ァ!!」」


メイ「ひゃあっ!?!?」ビクッ



<『ひゃあて』


<『……(良)』
 
10:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:24:04.15 ID:Tcvr2Soa
生徒『おうっ!!』


かのん「……やって(ド低音)」


千砂都「やったれェッ!!!」


\わああああぁぁぁぁぁぁッ!!!/


ズドドドド!!


メイ「んなああぁぁぁぁぁぁ!!?!?!?」


↓生徒 生徒↓
↓生徒かのん生徒↓
生徒メイ生徒
↑千砂都生徒↑
↑生徒↑


<ワーギャー
 
11:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:24:43.81 ID:Tcvr2Soa
<『おっはははははwwww見て下さいメイのアホ面wwww』


<『メイのマジビビり顔……』


メイ「ちょおおぉぉぉ通勤ラッシュじゃねぇんだぞぉおおおぉぉぉおぉ!!!!!!!!!!!!」



<『休日の竹下通り』


<『大体あんな感じですの。それじゃお2人共、例のモノを!』



かのん「……米女メぇぇぇイ!!!!」クワッ


<『え怖』


千砂都「めぇぇぇぇぇぇいちゃあああぁぁん!!!!!!」


<『ほぼカンタのおばあちゃんですの』


メイ「ひいいいぃぃぃ今度は矛先こっちかよぉおおおぉぉぉ!!?!?!!?」
 
13:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:25:16.77 ID:Tcvr2Soa
スッ


ードッキリ大成功!ー


かのん「……という事です。怪我はない?」テッテレー


千砂都「どっきりでした!」


メイ「……ぅぇ???」ナミダメ
 
14:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:25:56.67 ID:Tcvr2Soa
かのん「めめめめメイちゃあん!?な、泣かないでよぉ!!!」


メイ「喧嘩……してたんじゃないの……???」


千砂都「ほ、ほらドッキリだから!!ドッキリだからぁ!!!」


メイ「は、はぁ……!?」


<テクテク


夏美「いやー、素晴らしい物が見れましたの」パチパチ


四季「メイ、お疲れ」


メイ(放心中)


かのん「いやぁ、やり過ぎな気がするけどなぁ……」


千砂都「そうだよ!私達クローズじゃないんだよ!?」


四季「でもお陰で、2人の新しい側面が見れた」


夏美「かのん先輩は殆ど素だと思いますけど、まあ結果オーライですの」


かのん「素じゃないし!!!」
 
15:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:26:41.91 ID:Tcvr2Soa
メイ(全てを理解)


夏美「でも今回のドッキリは、めーーーーーっちゃマニーの香りがしますn」


ヒュッ


<ドカァン!!


かのん「」


千砂都「」


四季「oh…」


夏美「…………ひょえっ?」


メイ「……なぁ(ド低音)」


夏美「か、かっかかか壁がえ、えぐ、抉れてますけども……!?!!?!」
 
16:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:27:15.80 ID:Tcvr2Soa
メイ「やっていい事と、悪い事があるんじゃねぇのか、あ゛?どうせ主犯はお前だろ?なぁそうだよなぁ?……なぁ!!!!」


夏美「え、えと、私と四季で……」


メイ「いンだよ誰でもォ!!!!!」


夏美「」


メイ「ちょっと面貸せよ」ガシッ


夏美「が、がっでーむですのぉぉぉぉぉぉ……!!!」


<ズルズルズル…
 
17:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:27:46.84 ID:Tcvr2Soa
かのん「……こりゃやばい。逃げよっか」


千砂都「うん、さんせいっ」


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18:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:28:52.57 ID:Tcvr2Soa
四季「……だ、第2回、ギリギリ」


夏美「Liellaにドッキリ仕掛けてみたですの!!!!!!!!!!」ドタドタドタ


ピョンッ


夏美「鹿島神宮!!!!!!!!(やけくそ)」パッ


四季「ブフッ……w」


夏美「さあやりますの!こ~うなったら意地でも全員にドッキリかましますの!!!」


四季「そろそろホントに死ぬかもしれないよ。夏美」


夏美「えぇえぇ!!!マニーの為に死ねるなら本望ですの!!!」


四季「……お見逸れしました」


夏美「四季、説明かもん!!」


四季「夏美はこういってるけど、今回は割と大人しめ。『部室にガチガチの"銃"が隠してあったらどんな反応をするのか』……ただ、それだけ」


夏美「……い、一応控え目にやりますの!皆が可哀想ですものね!!」


四季「…yep」
 
19:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:29:11.34 ID:Tcvr2Soa
夏美「こちらの隠しカメラで、部室の様子は筒抜けですの!」


四季「……あ、きな子と恋先輩が来た」


夏美「おやおや一気に2人も来たんですのね!こりゃ楽しみですの……」ニャハー


ーーーーーー
ーーーー
ーー

 
20:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:31:24.48 ID:Tcvr2Soa
ーLiellaの部室ー



<ガチャッ


きな子「あ、恋先輩おつかれっす~!」


恋「きな子さん、ごきげんよう。一番乗りなんですね」


きな子「そうっす!まだ恋先輩以外誰も来てないっすね」


恋「その様ですね。皆さんを待ちましょうか……あ、美味しいお菓子を持って来たんです。良かったらいかがですか?」


きな子「ほんとっすか?!頂くっすー!」



<『のどかか』


<『この2人にかかると何処でも田園風景』
 
21:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:32:03.99 ID:Tcvr2Soa
きな子「……あれ?こんなロッカーあったっすか?」モグモグ


恋「確かに……昨日までは無かった気がします」


きな子「ていうかこんな小物入れ?も無かった気がするっす」


恋「何でしょう……開けてみますか」


きな子「そうするっす」



<『危機管理能力無しかこの人ら』


<『でもそれがコッチとしてはラッキー。あの小物入れには…』


パカッ


\拳銃/
 
22:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:33:17.38 ID:Tcvr2Soa
恋「……」


きな子「……え、なんすかこれ」


<『……あっれー?もっと驚くと思ったですのに』


恋「これは……」チャキッ


恋「COLT M1911 ガバメントですね」キッパリ


<『んなぁんで知ってるんですの!?且つ、何で驚かないんですの!?』


きな子「へー。そんなのがあるんすね」


<『一応、本物に1番似てるモデルガンを用意したんだけど……』


恋「弾倉は……これですね」シャコッ


チャキンッ


きな子「ほえー、恋先輩慣れてるっすね」


<『何で!?!?』


恋「ああ、家に"似た様なの"があるので。あと最近CoD MWやってますから」



<『』


<『Jesus、もしかして恋先輩ってジャパニーズヤクz……』


<『それ以上はいけませんの』
 
23:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:34:20.08 ID:Tcvr2Soa
きな子「ああ、恋先輩も撃った事あるタイプなんすね」


恋「はい、嗜みとして多少は…」



<『嗜みって……』


<『……あーこれ多分放送事故になる奴ですの』



きな子「知ってるものでよかったっす。もし怖いものが入ってたらビックリしてたっすよ」


恋「ええ、それだったら飛び上がってしまいますね」フフフ



<『いや怖いでしょ普通。銃ですの銃。飛び上がらんかい。法治国家日本ですのよここは』



きな子「取り敢えずロッカーも開けてみるっす~」


<『あ、ロッカー開けるよ』


ガチャッ


きな子「…ああ、ウィンチェスターっすか。モデル94っすかね」



<『こいつらマジで』
 
24:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:35:24.93 ID:Tcvr2Soa
恋「あ、おじい様のお家に飾ってある物と似てますね。確かライフルでしたか?」


きな子「そうっす!ここに弾を入れて、ここを前に押し出すと……」チャキッチャキッ…


ジャキンッ!


恋「成程。レバーコッキングと言ったところでしょうか?」


きな子「そうっすね!実家にある猟銃と似てるから扱い分かるっす」


<『あーもうこれダメですの、行きますわよ四季』


<『ok…』
 
25:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:36:02.54 ID:Tcvr2Soa
恋「ふふ。何だかお互いカッコよくなった気がしませんか?」チャキッ


きな子「っすね!お母さんがまだ撃たせてはくれないっすけど、やっぱ撃ちたいっすねぇ」


恋「私もお父様にまだ早いと言われてますが……実はずっと自由に撃ってみたかったんですよね」


きな子「……恋先輩!今にも部室のドアから敵が入って来るっすよ!」チャキンッ


恋「前衛は任せて下さいっ!後方支援をお願いします!!」


\キャッキャ/
 
26:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:37:18.38 ID:Tcvr2Soa
<ガラッ


すみれ「だーかーら!!あんたが先に私のクレープ食べたからでしょうが!!」


可可「それでもくぅくぅのクレープ半分食べるなんて最悪過ぎマス!!死を以て償うべきデスよ!!」


恋「あ、すみれさんに可可さん。ごきげんよう」ジャキンッ!


きな子「お疲れっす~!」チャキンッ!


すみれ「……っへぇっ!?!?!?」


可可「どうしたんデスかグソクm……?!?!?!?」


恋「やっと来てくれましたね、お二人とも(銃を突きつけながら屈託のない笑顔)」


きな子「あ、きな子にもクレープ下さいっす~!(銃を突きつけながら純粋無垢な笑顔)」


すみれ「……く、可可だけは勘弁してあげてッッ!!!!!!!」バッ


可可「ぴぇ……!!」ガクブル
 
27:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:37:41.81 ID:Tcvr2Soa
恋「はい?何がです???」


すみれ「可可は、その、悪戯が過ぎる事もあるけどそこが良い所って言うかなんて言うか……ッ!!!」フルフル


きな子「え?よく分かんないっす。じゃあいつも通りじゃないっすか(暇になった手でコッキングしながら)」ジャコンッ


可可「ぴゃあっ!!!」ビクッ


すみれ「待って!!話し合えば分か、分かると思うから!!!!!!」


<ドダダダダッ


夏美「……はぁっ!!い、1歩遅かったですの……っ!!」


四季「……最悪の事態」


すみれ「な、夏美、四季!!今は入ってこないで!!!逃げてェッ!!!」


可可「しゅ、しゅみれぇ……」ガタガタ


夏美「……あのですね」


ーーーーーー
ーーーー
ーー

 
28:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:38:43.74 ID:Tcvr2Soa
夏美「」


恋「全く……ドッキリなんていけませんよ。皆さん怖がってらっしゃいます」トントン


夏美「あ、あの恋先輩。机の上に銃置いて向き合われるとマジで怖いですn」


すみれ「怖い?それ、こっちのセリフったらセリフなんだけど」


夏美「」


きな子「もー。CEOったらイタズラ好きなんすからー」ジャコンッ


夏美「ひいっ!!!」ビクッ


すみれ「こうなったらメイソンもビックリの『- GMC -(グソクムシマインドコントロール)』をかましてやるわ。新しいギャラクシーを見せてあげる」チャキッ


夏美「グソクムシマインドコントロールってなんですの!?で、何ですみれ先輩が銃を持つんですの!?」


きな子「あれ?四季ちゃんどこ行ったっすか?」


恋「四季さんなら可可さんを連れて自販機に行きましたよ?」


夏美(あいつ逃げ足早過ぎるってぇの!!!!)


すみれ「SUMIRE……GUSOKU MUSHI……ALL MUST BEAUTIFUL……」ボソボソ


夏美「オゴゴゴゴ!!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
29:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:39:14.10 ID:Tcvr2Soa
四季「……SORRY CEO。怖かった」


夏美「すみれ……ぐそくむし……おーるますとびゅーりほー……」


四季「……夏美?」


夏美「……はっ!!?私昨日何されたんでしたっけ!?」


四季「……何も無かったよ。楽しいドッキリで終わった」


夏美「そ、そうでしたの……じゃあ今日もやりますの!」


四季(ズルい私を許して夏美。いつか埋め合わせするから)


夏美「はいという事で!!」


四季「第3回、ギリギリ」


夏美「Liellaにドッキリ仕掛けてみたですの~~~~~~!!!!!!!!」ドタドタ


ピョンッ


夏美「袋田の滝ぃ!!!!!」パッ


四季(何なのそれ)


夏美「さて今日は!?」


四季「第1回で仕掛け人をしてくれたかのん先輩と千砂都先輩にドッキリをする」


夏美「内容!!!!」


四季「『利き○○選手権』と銘打って夏美のチャンネルで動画を撮る。かのん先輩は利きコーヒー、千砂都先輩はたこ焼きソースの味利き」
 
30:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:40:12.38 ID:Tcvr2Soa
四季「実はコレ4つくらい選択肢があるけど、中身は全部同じ。コーヒーはMAXコーヒーだしソースはトップバリュの120円のやつ」


四季「……大分優しいね」


夏美「ヤンキードッキリとモデルガンでもうマニーがねぇですの」


四季「じゃあ何でやるの」


夏美「面白いだろうからですの!!!マニーになるかもしれない物は拾い上げるのが夏美ですのよ!!!!!!!!!もうブレーキなんかねぇですのこっちは!!!!!!!!!!!」


四季「……Yes Mam」


ーーーーーー
ーーーー
ーー

 
31:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:41:19.24 ID:Tcvr2Soa
ー部室ー



夏美「オニナッツ~!!あなたの心の((ry」


千砂都「今日も元気だねぇ夏美ちゃん」


かのん「動画撮るんだ。どんなの撮るの?」


夏美「題して、『Liella!! 味利き選手権!!』ですの!!」


四季「喫茶店の娘であるかのん先輩と、たこ焼きにおいて右に出る者のいない千砂都先輩に"利きコーヒー"と"利きソース"をやってもらいます」


かのん「うぇー、自信ないなぁ」ニヤニヤ


夏美「すげぇありそうですの」


千砂都「え゛っ、ソース飲むの!?そこまでソースは好きじゃないよ!?」


四季「勿論ほんの少し舐める程度。たこ焼きの味を決める大事な要素の1つとして味利きしてもらいます」


夏美「それではこちらに4つ!ご用意しましたの!」


<コトッ


かのん「うわー……勿論色だけじゃ何にも言えないねぇ」


四季「これのどれかに最高級のコーヒーと、本場大阪で仕入れた老舗のたこ焼きソースがある。それを当てて下さい」


千砂都「本場か……すご。よくそんなマニーあったね」


夏美「これも未来のマニーの為ですの」


千砂都「未来のマニー」
 
32:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:41:41.17 ID:Tcvr2Soa
四季「制限時間とかは無いので、いつでもどうぞ」


かのん「ほんと?じゃあ早速1番左から……」


ゴクッ


千砂都「おっ、早いねかのんちゃん」


かのん「……うん。香ばしいね……何か南国の海が見えたかも。潮の香りがほんの少しあるかな……」


夏美「ふっぐ……っw」メソラシ


千砂都「へえ、流石かのんちゃん。じゃ
私も1番左から」


ペロッ


千砂都「……こんなもんか」


かのん「どうちぃちゃん。分かる?」


千砂都「自信ないけど……まあね」


四季「どんどんどうぞ」
 
33:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:42:06.79 ID:Tcvr2Soa
かのん「じゃあ2個目」


ゴクッ


かのん「あ、力強い!多分コロンビア系かな。向こうの生産者の人達が汗水垂らして収穫してくれたのかな……?」


夏美「おうっふぉ!!!www」メソラシ


千砂都「……」ペロッ


四季「……」


千砂都「うーん……はい次」


かのん「すいすい行くねちぃちゃん!やっぱり違い、分かる感じ???」


千砂都「まあ、少しは……」
 
34:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:42:58.85 ID:Tcvr2Soa
かのん「3番目!」ゴクッ


かのん「……あー、うん、凄いこう、焙煎してるね。なのにキレがあって飲みやすい!いわゆる大衆向けって感じ?」


夏美「っ……wっ……www」プルプル


千砂都「……」


ペロッ


千砂都「…そっかぁ、うん」


かのん「よーし乗ってきた!といってもラストだけど!」


ゴクッ


かのん「おお?えーと……ふ、ふれ……フレーバーが凄い!オレンジみたいな柑橘系のエッセンスがある様な……?まろやかで…浅煎りなのかな???」


夏美「へへぇっへwww」ガタァン


かのん「どうしたの夏美ちゃん!?」


夏美「失礼む、むせましたの……ほほほっw」


千砂都「最後だね」ペロッ


四季「どうですか?」


千砂都「……うん、分かったかも」


四季「終わりましたね?それじゃあ自分の中でこれ。と言うグラスを前に出して下さい」
 
35:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:44:26.17 ID:Tcvr2Soa
かのん「うーん……どれも美味しくてねぇ……悩むなぁ」


千砂都「んっ」スッ


四季「……千砂都先輩、本気ですか?」


千砂都「ん!」


かのん「えぇ!?"全部"!?何で!?」


千砂都「賭けだね。一応」


夏美「……了解ですの。かのん先輩は決めましたの?」


かのん「……これ!!!4番!!!絶対これだよ!!」


四季「Final Answerですね、お2人」





かのん「うん!もし間違えてたらウチの喫茶店の下に埋めてもらって構わないよ!!!」フフーン
 
36:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:45:21.57 ID:Tcvr2Soa
夏美「……はーい、じゃあ結果発表ですの。左から言っていきますの」


四季「まず1番。コーヒーは『MAXコーヒー』で、ソースは『トップバリュのたこ焼きソース』です」コトッ


かのん「まっかんじゃん!間違える訳ないじゃんね?」


千砂都「……」


四季「……2番目。『MAXコーヒー』と『トップバリュたこ焼きソース』」コトッ


かのん「……んぅ?」


四季「3番目、同じく」コトッ


かのん「はい?????」


千砂都「ぷふふ……」


四季「……4番目」


かのん「え?え、え???待って待って待って」


四季「……同じ。マッ缶とトップバリュ」コトッ


かのん「…………………………………………………………」
 
37:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:46:40.46 ID:Tcvr2Soa
夏美「お見事!!千砂都先輩、全問大正解ですの~っ!!!」


四季「と同時にネタばらし。ドッキリ大成功」テッテレー


夏美「全部MAXコーヒーとトップバリュソースで味利きしてもらうってドッキリでしたの!流石は千砂都先輩ですの!!」


千砂都「2個目で分かったよ。そんな気がしてた。悪い子だねぇ夏美ちゃんも」


四季「……かのん先輩」





かのん「………………エグいってぇぇ~~~~~~っ!!!!!!!!!!!!!!!!/////////」ジタバタ





夏美「おっははははははwwwwwwwww」パンパン


かのん「嘘でしょ!?///え、全部!?これ全部まっかんなの!?!?!?///」


ゴクッ
 
38:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:47:05.34 ID:Tcvr2Soa
かのん「……まっかんだぁ…………///」


四季「……っふふw」


かのん(放心状態)


千砂都「夏美ちゃん、企画が上手いね」


夏美「放心する幼馴染って何らかの栄養素ありません?」


千砂都「……まる」〇


夏美「ですの!」
 
39:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:47:34.80 ID:Tcvr2Soa
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ー帰り道ー



夏美「いやぁ、ほっくほくですの!早く家に帰って編集しなきゃですの!」


四季「手伝おうか?」


夏美「あ、お願いしてもいいですの?」


<……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
40:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:48:13.69 ID:Tcvr2Soa
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…ちょ~っとおイタが過ぎるかなぁ……///」


「かのんちゃん顔赤っ。私は面白かったけどね」


「こっちは涙目にまでなったんだぞ!?」


「こっちも迫真の命乞いしちゃったわよ」


「こうなったら、お灸を据えてやりマス!!りべんじアタックデス!!!!」


「良い様に使われたのは若干不本意です!私もお手伝い致しますよ。四季さんもちょっとだけ、痛い目を見た方が良いでしょうし」


「面白そうだからお手伝いするっす……うしし」


「……意外とワルよね、きな子」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
41:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:48:58.00 ID:Tcvr2Soa
朝だちゅん(・8・)



夏美「……む、寝てしまいましたの」


夏美「ふぁ~あ……四季?窓の外見てどうしましたの?」


四季「…起きた?」


夏美「ええ。編集、半分しか終わってませんの。まあ今日の夜終わらせれば……」


四季「夏美」


夏美「ほへ?」


四季「見て」


夏美「なんですの?朝日が目にしみますの?」


ガラッ



<ドォン!!ドカァン!!


<前進しろ!!射撃は感染者のみに限れ!!


<助けてくれぇ!!



夏美「」


四季「……あれ、ゾンビ?自衛隊までいるんだけど」


夏美「び、びびびビルが……爆発してますの……っ!?!?」


四季「いつの間に、こんな……」


夏美「み、皆……」ガタガタ
 
42:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:49:43.94 ID:Tcvr2Soa
<ドンドンドン!!


夏美「ひょえぇっ!!?」


<どなたかいらっしゃいませんか!?陸上自衛隊の者です!!


四季「……救助かも」


夏美「お、おた、お助けですのぉ!!」


ガチャッ


「ああ良かった、まだ生存者がいたんですね……っ!!」


四季「一体、何があったの」


「新型のウィルスです。有り体に言えばゾンビと言えるでしょう。奴等は対象に噛みつきウィルスを撒き散らし、たった一晩でここまで……っ!!」


夏美「ひひひ一晩でぇ!?」


「運悪く、研究施設から漏れだしたそうです。さあ今はとにかく、避難所までご案内します!!」


四季「……分かった。夏美、行こう!」


夏美「わかりましたのっ早く逃げますのぉ!!」


四季「お姉さん、どこまで行くの?」


海未「園田と申します。ここから近くの結ヶ丘が避難所として開設されていますから、まずはそこまで!!」


ダダダッ
 
43:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:50:47.77 ID:Tcvr2Soa
ーマンション廊下ー



ゾンビ「アァ……」


夏美「ひいいぃぃぃっ!?早速マジゾンビですのぉっ!!!!」


海未「っ!!そこのあなた!!どいて頂けますか!?」チャキッ


四季「そんなのしてる場合!?」


海未「仮にも生存者だったらいけません、我々としては、確認は必要なんです!!」


ゾンビ「オォア……!!」


海未「ヒトですか!?感染者なのですか!?」


ゾンビ「……ガァッ!!!」クワッ


夏美「きゃああぁっっっ!!!!」


パァンパァン……!!!


ゾンビ「」ドサッ


海未「……っ、行きましょう。先は長いです」


夏美(放心)


四季「夏美、ほら行こう」


タッタッタッ…
 
44:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:52:03.56 ID:Tcvr2Soa
ー原宿、竹下通り周辺ー



海未「この辺りは寧ろ人がいませんね……幸いです」


四季「無駄弾は撃ちたくないから?」


海未「ええ、その通りです」


夏美「もうとっとと結ヶ丘に行きたいですのぉ……」


<ちょっと待つにゃー!!!!


夏美「今度はなんですのぉ!!?」


凛「陸上自衛隊さんとお見受けするにゃ!!」


海未「そ、そうですが……あなた達は!?」


凛「いわゆる火事場泥棒って奴にゃ!!おとなしくその銃を置いていけば、痛い目に遭わずにすむよ!!」


暴漢達「うおおおおっ!!!!!!!」ビリビリ…!!


夏美「」


海未「そういう訳には参りません!!今は彼女達を安全な場所までお送りするのが任務です!!!あなた達も早く避難を……っ!!」


凛「ゴチャゴチャ抜かしてんじゃねぇにゃ!!とっととその銃を置いていけぇ!!!」


四季「まずい……」


おおっとそこの人達ぃ!!!>


夏美「はぁ!?!?!?」
 
45:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:52:52.77 ID:Tcvr2Soa
穂乃果「こんちは!!どろぼーです!!!自衛隊さん、銃置いてって!!」


暴漢達「そうだ!!!!!!」


夏美「なぁんで四面楚歌になるんですのぉ!?!?!!」


四季「世紀末過ぎる……」


凛「ちょいちょい!!その獲物は凛たちが先に見つけたんだにゃ!!部外者は引っ込んでろにゃ!!」


穂乃果「こんな状況で部外者も何も無いでしょ!!!穂乃果達は、ヤるったらヤるんだよ!!!!」


凛「もう、面倒臭いなぁ……皆ァ!!!」


暴漢達「おう!!!!」


穂乃果「いっくよぉぉぉ!!!!」



\ウオオオオォォォォォッ!!!!!/



四季「挟み潰される……!!」


海未「100%先行き不安ですっ、こっちへ!!!」タタタッ


夏美「もうなんなんですのぉ!!!!」タタタッ


<ウワアアアァァァァ…!!!


ーーーーーー
ーーーー
ーー

 
46:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:54:31.42 ID:Tcvr2Soa
ー竹下通り裏ー



海未「はぁ、はぁ……ここまで来れば大丈夫でしょう……」


夏美「もう完全に人としての倫理終わってますの……」


四季「このままじゃ、結ヶ丘に着く前に死んじゃうかも……」


海未「……仕方ありません、出来れば一般の方に渡したくはなかったんですが」


ゴソゴソ


海未「9mm拳銃です。味方が殉職した為2つあるので、お2人に」


夏美「……もう四の五の言ってられませんの、お借りします」


四季「まさか、こんな事になるなんて……」
 
47:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:55:00.20 ID:Tcvr2Soa
海未「一般の方にこんな事を言いたくありませんが……」


海未「身の危険を感じたら、迷わず撃ってください」


夏美「……もうLチューブとか言ってられませんの……」


ゾンビ「ガァッ!!!」


夏美「ひっ!!?!」


<パァン!!


四季「……いった…っ!」


ゾンビ「」ドサッ


四季「夏美、平気!?」


夏美「は、はい……ありがとうですの……っ」


海未「筋がいいですね、頼もしいです!」


ーーーーーー
ーーーー
ーー

 
48:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:55:18.94 ID:Tcvr2Soa
ー原宿通りー



海未「さあ、もうすぐです!」


四季「……園田さん」


海未「はい?」


四季「気になってたんだけど、そのアタッシュケースは何?ずっと持ってるけど」


海未「……これは、特効薬になる予定の物です」


夏美「ええっ!?アレ、治せるんですの!?」


海未「虎の子のワクチンです。元々これを結ヶ丘まで運ぶのが主任務ですから」


海未「今は……"4本"しかありませんが」





<……ダダダッ
 
49:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:55:56.49 ID:Tcvr2Soa
四季「それを培養して何とか増やさないと、ですか」


海未「同期の西木野3曹が作り上げたなけなしのコレを、何とか結ヶ丘の医療施設まで持っていかなければ」


<ダッダッダッ…!!


海未「……さあ、行きま」




ピョンッ!


ゾンビ「グオオッ!!」


ガブッ



海未「……~~~っ!?!?!?」
 
50:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:57:20.20 ID:Tcvr2Soa
四季「園田さーーーー…………っ!?」


<パァン……!!


ゾンビ「グォ……!」


ドサッ


夏美「いっつ……反動はこんなもんなんですのね…てか園田さん!大丈夫ですか?!」


海未「……だい、じょうぶ、です……」


ガクッ


夏美「ぜんっぜん大丈夫に見えねぇですの!!?」


四季「まずい、腕の出血が激しい……っ!!」


海未「……その、ケースを……」


夏美「え……?」


海未「噛まれた時に限り、使ってもいいとの事です……」
 
51:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:57:58.19 ID:Tcvr2Soa
夏美「わ、分かりましたの!」ガチャッ


四季「でも、どれを……!?」


海未「どれでも、同じかと……恐らく、試作品ですから効果があるかはまだ、分からないでしょうし」


夏美「……とにかく、この赤色のを!!」


ブスッ


海未「うぐっ……」


四季「……変わってない。寧ろ顔色が悪くなってる……」


夏美「ここここれポンポン打っていい奴ですの!?」


海未「どうせ遅かれ早かれ実験が必要な物です。ならば私が実験体になりましょう……っぐ……!!」


四季「……分かった。じゃあ、このオレンジのを……」


プシュー


海未「……少し、楽になりました……が……」


四季「もう、打たない方がいいんじゃ……っ!」


海未「……いえ、全部お願いします。そして私がどうなったかを、結ヶ丘の同期に報告して下さい」


夏美「園田さん……っ!」


海未「さあ、そのピンク色のを……」


夏美「……っ!!」ブスッ


海未「ぐうっ……!?」


夏美「夏美が打つ奴ずっと園田さんにダメージ与えてる気がしますのぉ!?!?」


海未「いえ、結構遠慮なく打つのでビックリしただけです……」
 
52:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:58:38.88 ID:Tcvr2Soa
四季「……最後。緑色行きます」


海未「お願い致します……」


プシュー…


海未「……確かに、効いていそうではあります」


四季「ほんと?園田さんゾンビにならない?」


海未「もしかしたら……ですが」


夏美「園田さぁん……っ!!」


海未「……2人とも。本当に申し訳無いのですが……両足が動きません」


四季「……え」


海未「ですから、あなた達2人で結ヶ丘まで向かってくれませんか。もう、すぐ近くですから……」


夏美「で、でもでも園田さんが……!!」


海未「私は何とか、後から合流します。今はとにかく、あなた達2人の安全が最優先です……っ!!」


海未「さあ行って!!またさっきの暴漢達が、ここに来ない保証はありません……!!」


夏美「でもでもぉ……っ!!」


四季「……夏美、行くよ」


<おーい自衛隊さーん!?どこー!?


夏美「さ、さっきの人達が……っ!!」
 
53:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 17:59:21.35 ID:Tcvr2Soa
四季「……園田さん、また後で」


海未「はい、すぐに、追いつきます……っ」


夏美「園田さぁん!!」


<タタタッ…


海未「……それで、いいのです……」


穂乃果「あー、いたいた!」


凛「やっほー!さっきの子達はもう逃げたにゃ?」


穂乃果「みたいだね。さ、今は……!!」


海未「……っ!!」
 
54:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:00:01.88 ID:Tcvr2Soa
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ー結ヶ丘正門前ー



夏美「ぜぇ……やっと安全な場所まで来れましたの……」


四季「……」


夏美「皆、無事だといいんですけど……っ!!」


<止まりなさいっ!!


四季「っ!?」


「……感染者かしら」


「さあね……」


夏美「ちょちょちょ!!私達は普通の人間ですの!!」


絵里「さあ、どうでしょうね?」チャキッ


にこ「暴漢達が竹下通り近辺で暴れてるって情報もある。あなた達がどっちなのか分かるまでここには入れられないわ」チャキッ


四季「私達は普通。感染もしてないし暴漢でもない……!」


絵里「……ちょっと待って、その銃は何?」


夏美「これは……園田さんから借りたもので」


にこ「……海未から、奪ったって訳!?海未はどうしたの!?」


夏美「う、奪ってなんかないですの!!」


四季「身を守る為、園田さんから渡された」
 
55:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:00:40.33 ID:Tcvr2Soa
絵里「その海未はどうしたのよ!!」


夏美「そ、それは……」


四季「……感染者に噛まれた。西木野さん?から渡されたワクチンを摂取して、今は……」


絵里「噛ま、れた……っ!?」


チャキッ


夏美「何で撃とうとするんですのぉ!?」


絵里「……言ったでしょ。あなた達どちらかが暴漢、感染者の可能性があるなら、ココに入れる訳には行かない」


にこ「せめて、どちらか1人ね」


絵里「何ならここで1人……っ!!」


にこ「絵里、駄目よ」


絵里「もしかしたら、彼女達が海未を……っ!!!!」


四季「私達が園田さんを〇す訳ないッ!!そんな事する理由が無いでしょ!!!?」


夏美「四季……」


絵里「じゃあ、あなた達が嘘をついてないって保証はッ!?無いわよね!!!」


にこ「こんな状況なのよ、仲間達も大勢死んだ……もし悪い奴をここに入れて生存者や仲間達が〇されたら、仲間達が浮かばれないでしょ!?」


夏美「それは……っ!!」


絵里「……どちらか1人よ。どっちにしろ、もうココのキャパはオーバーしかけてる」


四季「……」


にこ「悪いけど、従って」


絵里「お願い……ヒトを撃たせないで……!!」チャキッ
 
56:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:02:06.63 ID:Tcvr2Soa
夏美「どっちか1人なんて……そんな」


四季「……夏美」


夏美「え?」


チュッ


夏美「………………~~~~~~っ!?!?!?!?//////」


絵里「えぇ!?」


にこ「ちょっと、こんなん計画に無いわよ!?」ボソッ


四季「……また、どこかで」


夏美「え、ま、待って四季っ!!」


四季「バイバイ」


タタタッ


夏美「…………????????///」


にこ「……えーっと…あ!ひ、一人で行かせる程私達は鬼じゃないわよ!!待ちなさい、せめて音ノ木坂まで送るから……!!」タタタッ


絵里「な、ナイス機転……」


夏美「……(放心)」


絵里「ごほん……えーと生存者さん、こっちに来なさい」


夏美「…でも、四季が……っ」
 
57:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:03:23.02 ID:Tcvr2Soa
<ダッダッダッ


絵里「……え、帰ってきたわよ2人とも」


夏美「っ!?ほんと!?」


にこ「はぁっ…!!絵里っ、早く退避っ!」スタコラ


絵里「え?…………あ、締めね?!」スタコラ


<タタターッ


夏美「締めってなんですの!?連れてって下さいよ!!」


四季「はぁっ、はぁ……夏美っ!」


夏美「アナタも!!!ろくな説明もなくキ、キスして……///スタコラ逃げるんじゃねぇですの!!で、何で戻ってきたんですの!?」


四季「だ、だって……あれ」


夏美「え」




<ザッ、ザッ……




海未?「……」


夏美「う、海未さん……っ!?」


四季「多分、ワクチンが……効かなくて……」
 
58:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:04:26.28 ID:Tcvr2Soa
海未?「2人、とも……」


夏美「そんな、海未さんまで……っ!!」


四季「走ってったら、海未さんが歩いてくるのを見つけたの。"ヤツら"みたいになる前に、私達に渡したい物があるって……」


夏美「渡したい物……?てか、あの2人はどこ行ったんですの!?仲間がこんなんなってんですのよ!」


海未?「こんなんて…いえ、2人とも」


四季「何……?海未さん……」


海未?「これを、受け取って下さい…っ!」スッ


夏美「なんですの!?海未さんの為なら…っ!!」
 
59:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:05:05.19 ID:Tcvr2Soa
ー『ドッキリ大成功』ー



しきなつ『……え?』



パァンパァン!!>



夏美「ひいっ!?」


<テクテク


「ふっふっふ……お疲れ、夏美ちゃん。四季ちゃん」


「いやー、とってもまるだね。2人の反応」


四季「かのん、先輩……千砂都先輩も」


「ちょっと大掛かりすぎるだろ……まあ痛い目見れただろうし」


「サイコーの物が撮れたっす、結果オーライっすよ」


「くっくっく……ま、これで懲りたでしょ」


「リベンジ完了デス!ばっちりカメラに納めましタ!」


夏美「メイ、きな子……お2人も」
 
60:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:06:10.80 ID:Tcvr2Soa
夏美「……えちょ、まさかこれ、ぜーーーんぶドッキリなんですの!?」


恋「ええ。友人のツテを頼りました」


四季「でも、原宿燃えてるし、爆発だってしてるし……」


絵里「セットよ。これ全部」


夏美「」


にこ「真姫ちゃん……同級生が、丸ごと原宿を模したスタジオセットを貸してくれたのよ。アンタらへのドッキリの為に」


恋「真姫さんにはまた、改めてお礼をしなければですね」


穂乃果「えへへ、穂乃果達怖かったー?」


凛「久しぶりにすっごい楽しかったにゃー」


夏美「あ、あの暴漢の人…!?じゃ、ゾンビは」


ゾンビ達『お疲れ様でした~』


暴漢達『また宜しくお願いしますねー!』


絵里「エキストラね、皆さん」


四季「God damn'it……」
 
61:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:08:08.12 ID:Tcvr2Soa
夏美「感染者も、自衛隊も……全部ウソですの!?」


海未「ご心配ありがとうございます、ただの社会人ですよ」


四季「演劇サークルか何か……!?あのワクチンも…っ!?」


海未「いえ、今は一般人です。あれ中身全部ブドウ糖ですし」


夏美「4本連続ブドウ糖ぶち込まれてる時点で一般人が出来る範疇軽く超えてんですの!!!!!」


かのん「夏美ちゃんに四季ちゃん……私達にドッキリかけたバツとして、ドッキリ返しさせてもろた訳だけど」ニヤーッ


メイ「楽しんでくれたか?なぁ?面白かったろ?」ニヤニヤ


すみれ「これで、ドッキリをかけられる側の恐怖が分かったでしょ?」ニコニコ





かのすみメイ「「分かったらもう二度としないで!!(すんな!!)」」


四季「……Yep…」
 
62:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:09:09.79 ID:Tcvr2Soa
夏美「……え、ちょっと待ってですの。私達は標的側ですよね?」


絵里「ええ、勿論そうよ?」


夏美「えと、じゃああのキ、キキ、キスってなんなの……?///」


四季「……」


夏美「し、四季……?」




<ダダダッ!!




凛「あ逃げた!!追っかけるにゃ!!」ダダッ


穂乃果「待てぇ四季ちゃーん!!」ダダッ
 
63:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:11:08.80 ID:Tcvr2Soa
夏美「……?……???」


絵里「……ごめんなさいね。そればっかりはドッキリでもなんでもないわ」ポンッ


にこ「うん、あなた達2人で解決して頂戴。ああびっくりした……」


海未「お2人が何かしてたんですか?」


絵里「それは海未は聞かない方がいいかもね……」


かのん「それについては……うん、Liella緊急会議だね」


メイ「そうだな、聞きたい事が沢山あるからよ。なぁ夏美」


可可「おほーっ!カメラ撮れてマシタか!?」


きな子「ばっちりっすよ!」


夏美「……も」
 
64:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:11:27.62 ID:Tcvr2Soa
夏美「もうドッキリは懲り懲りですの~~~~~っ!!」


千砂都「…はい、まるっ。終わりっ♪」
 
65:◆TR2vneJwo2 (ギギ) 2023/01/31(火) 18:13:42.28 ID:Tcvr2Soa
チャンネルがーどまんの挨拶を夏美にやらせたかったのと、pixivでウィンチェスター持ってるきな子の絵見たら思いついたデス


過去作⤵︎ ︎


絵里「雨の日のコーヒー」

穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」

絵里 「真夜中に」 にこ 「愚痴を肴に」 希「姦しく」

花陽「都市伝説!」 絵里「対決よ!」

絵里「ノッキン・オン」 にこ「ヘブンズ・ドア」

海未「ふぁ~あ・・・眠いな・・・」 ことほの「「!?」」

絵里「ただ、ありふれた夜」

聖良「夜も更けて」 ダイヤ「姉会ですわ」

絵里「壊れた世界で、ただ1人」

海未「あなたは」 ことり「サマーガール」

希「ライブ?」 真姫「そうよ」

LINEグループ 9人の女神達

穂乃果「ここどこ!?」 カイマン「ここは"ホール"だぜ」

にこ「あなたの目には」絵里「私たちの姿が」

かのん「雨の日のコーヒー」

善子「覚えてる?9月の事」梨子「そう、あの夜の事」

恋「ひっぷほっぷを聞きます!」すみれ「良いんじゃない?」

曜「水飛沫が光って」 梨子「月の光が輝いて」

果南「やらせクレーマー撃退選手権!!」絵里「お陰様で生きております!!!」

すみれ「カップ焼きそばのヤサイ程美味しいものは無い」

絵里「スモーク」聖良「インザ」かのん「ナイト」

穂乃果「作戦名『Love-A-Live!』」絵里「状況開始よ!!」

かのん「危ない綱渡りを」すみれ「今夜だけは」

かのん「グッドバイ・ワンスアゲイン」
 
69: (もこりん) 2023/01/31(火) 22:20:37.50 ID:4h8KuKE2
たすかる
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1675152225/

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