1: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:32:24.87 ID:I5c/Mw3A
※ランかすではなく、多分ランしお、しずかすです
3: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:35:47.21 ID:I5c/Mw3A
ランジュ「かすみって本当に可愛いわね~!」ナデナデ
かすみ「あ~ん、ランジュ先輩すきすき!」スリスリ
栞子「……」
しずく「2人ともすっかり仲良しだね! かすみさん、あんなにランジュさんに懐いちゃって」
栞子「そうですね。2人は相性が良いんじゃないかと前から思っていました。微笑ましいです」ニコッ
ランジュ「あら? もしかして栞子もランジュにナデナデされたいのかしら?」フフッ
栞子「いえ、そんなことは全く考えていませんが……」
ランジュ「なっ……! なによう、栞子ったら! ……いいわよ、その分かすみを可愛がるんだから!」グシャグシャ
かすみ「ら、ランジュ先輩……? ちょっとナデナデが雑じゃないですか?」
栞子「……?」
栞子(ランジュは、いったい何を怒っているんでしょうか?)
かすみ「あ~ん、ランジュ先輩すきすき!」スリスリ
栞子「……」
しずく「2人ともすっかり仲良しだね! かすみさん、あんなにランジュさんに懐いちゃって」
栞子「そうですね。2人は相性が良いんじゃないかと前から思っていました。微笑ましいです」ニコッ
ランジュ「あら? もしかして栞子もランジュにナデナデされたいのかしら?」フフッ
栞子「いえ、そんなことは全く考えていませんが……」
ランジュ「なっ……! なによう、栞子ったら! ……いいわよ、その分かすみを可愛がるんだから!」グシャグシャ
かすみ「ら、ランジュ先輩……? ちょっとナデナデが雑じゃないですか?」
栞子「……?」
栞子(ランジュは、いったい何を怒っているんでしょうか?)
4: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:38:00.51 ID:I5c/Mw3A
・・・
ランジュ(はぁ……栞子ったら、昔に比べてほんっと可愛げがなくなったわね……)
ランジュ(それに比べてかすみは可愛いし、これからもかすみとたくさん仲良くするようにしましょ!)
かすみ「あっ! ランジュせんぱ~い!」
ランジュ「かすみ! どうしたの?」
かすみ「近くに新しくスイーツショップができたみたいなんですが、よかったら一緒に行きませんか?」
ランジュ「きゃぁっ! もちろん行くわ! かすみとデートよ! 楽しみね!」ワクワク
かすみ「ふふっ、そうですね!」ワクワク
栞子「どうしたんですか?」
かすみ「あ、しお子! ついさっきランジュ先輩とスイーツ食べに行く約束してたんだ~」
ランジュ「そう! かすみとデートよ!」フフン
栞子「……そうなんですね」
ランジュ(はぁ……栞子ったら、昔に比べてほんっと可愛げがなくなったわね……)
ランジュ(それに比べてかすみは可愛いし、これからもかすみとたくさん仲良くするようにしましょ!)
かすみ「あっ! ランジュせんぱ~い!」
ランジュ「かすみ! どうしたの?」
かすみ「近くに新しくスイーツショップができたみたいなんですが、よかったら一緒に行きませんか?」
ランジュ「きゃぁっ! もちろん行くわ! かすみとデートよ! 楽しみね!」ワクワク
かすみ「ふふっ、そうですね!」ワクワク
栞子「どうしたんですか?」
かすみ「あ、しお子! ついさっきランジュ先輩とスイーツ食べに行く約束してたんだ~」
ランジュ「そう! かすみとデートよ!」フフン
栞子「……そうなんですね」
5: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:41:15.51 ID:I5c/Mw3A
ランジュ「あら? もしかして栞子も、ランジュと一緒にスイーツ食べに行きたいのかしら?」チラッ チラッ
栞子「いいえ、私は特に興味ないですね。お二人だけで行ってきてください」
ランジュ「なっ……なによう……! ……栞子は、その……ランジュがかすみとデートしても、何とも思わないの……?」
栞子「……? はい、別に何とも思いませんが……」
ランジュ「……ふんっ! もう栞子なんて知らないわ! 行きましょ、かすみ!」プイッ
かすみ「ちょ、ランジュ先輩! 引っ張らないで~」ズルズル
栞子「あっ……ランジュ……」
栞子(またランジュを怒らせてしまいました……私の何がいけなかったのでしょうか……)シュン
栞子「いいえ、私は特に興味ないですね。お二人だけで行ってきてください」
ランジュ「なっ……なによう……! ……栞子は、その……ランジュがかすみとデートしても、何とも思わないの……?」
栞子「……? はい、別に何とも思いませんが……」
ランジュ「……ふんっ! もう栞子なんて知らないわ! 行きましょ、かすみ!」プイッ
かすみ「ちょ、ランジュ先輩! 引っ張らないで~」ズルズル
栞子「あっ……ランジュ……」
栞子(またランジュを怒らせてしまいました……私の何がいけなかったのでしょうか……)シュン
6: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:48:06.37 ID:I5c/Mw3A
・・・
ランジュ「……」ムスー
かすみ「ランジュ先輩! せっかく可愛いかすみんとデートしてるのに、何でそんなに不機嫌そうなんですか!」
ランジュ「あっ……對不起(ごめん)……ちょっと栞子のことを考えてたらイライラしちゃって……」
かすみ「確かに……しお子っていつも塩対応ですもんね~」
ランジュ「そうなのよ! かすみと仲良くしてても無反応だなんて……もっと嫉妬とかしてくれてもいいのに……」ボソッ
かすみ「……! へぇ~」ニヤニヤ
ランジュ「……あっ///」ドキッ
かすみ「しお子に嫉妬して欲しいだなんて、ランジュ先輩も可愛いところ、あるんですね~」フフッ
ランジュ「だ、だって栞子ったら全然ランジュのこと気にしてくれないし……幼馴染なんだし、少しくらい気にしてくれても……なんて思ったり……///」ゴニョゴニョ
かすみ「わかりました! ここはかすみん部長に任せてください! いいドッキリ大作戦があるんですよ!」ニシシ
ランジュ「ドッキリ?」
ランジュ「……」ムスー
かすみ「ランジュ先輩! せっかく可愛いかすみんとデートしてるのに、何でそんなに不機嫌そうなんですか!」
ランジュ「あっ……對不起(ごめん)……ちょっと栞子のことを考えてたらイライラしちゃって……」
かすみ「確かに……しお子っていつも塩対応ですもんね~」
ランジュ「そうなのよ! かすみと仲良くしてても無反応だなんて……もっと嫉妬とかしてくれてもいいのに……」ボソッ
かすみ「……! へぇ~」ニヤニヤ
ランジュ「……あっ///」ドキッ
かすみ「しお子に嫉妬して欲しいだなんて、ランジュ先輩も可愛いところ、あるんですね~」フフッ
ランジュ「だ、だって栞子ったら全然ランジュのこと気にしてくれないし……幼馴染なんだし、少しくらい気にしてくれても……なんて思ったり……///」ゴニョゴニョ
かすみ「わかりました! ここはかすみん部長に任せてください! いいドッキリ大作戦があるんですよ!」ニシシ
ランジュ「ドッキリ?」
7: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:49:41.19 ID:I5c/Mw3A
【次の日】
かすみ「しお子~!」
ランジュ「ちょっと話があるんだけど」
栞子「何でしょうか?」
かすみ「実はかすみん、ランジュ先輩とお付き合いすることになったのー!」
ランジュ「そ、そうなのよー!」
栞子「……え?」
栞子(ランジュが……かすみさんと……!?)
かすみ(さすがのしお子も、これには動揺するはずでしょ……)ニシシ
かすみ「しお子~!」
ランジュ「ちょっと話があるんだけど」
栞子「何でしょうか?」
かすみ「実はかすみん、ランジュ先輩とお付き合いすることになったのー!」
ランジュ「そ、そうなのよー!」
栞子「……え?」
栞子(ランジュが……かすみさんと……!?)
かすみ(さすがのしお子も、これには動揺するはずでしょ……)ニシシ
9: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:52:48.88 ID:I5c/Mw3A
栞子「……そうなんですね。おめでとうございます」
かすみ(……あ、あれ? やっぱり塩対応?)
ランジュ(……栞子、やっぱりアタシのこと、全然気にしてくれないのね……)シュン
栞子「お二人ならお似合いですし、きっと理想のカップルになれると思います」ニコッ
栞子(ランジュなら、きっと、かすみさんと幸せに……あれ……?)ジワッ
ランジュ・かすみ「!?」
栞子「あ、あれ……す、すみません! えっ……あれっ……?」ポロポロ
栞子(何故でしょう……涙が……止まりません……)ポロポロ
栞子(幼馴染が幸せになれて、嬉しいはずなのに、どうして、こんなに悲しい気持ちになるんでしょうか……)ポロポロ
栞子「す、すみません! 少しお手洗いに行ってきます!」ダッ
ランジュ「あっ……! ま、待って栞子!」
かすみ「ど、どうしよう……」ダラダラ
しずく「かすみさん……今、栞子さんを泣かせてるように見えたけど……」ゴゴゴゴゴ
かすみ「ひっ……! し、しず子……」ビクッ
しずく「どういうことか、説明してくれる?」
かすみ(……あ、あれ? やっぱり塩対応?)
ランジュ(……栞子、やっぱりアタシのこと、全然気にしてくれないのね……)シュン
栞子「お二人ならお似合いですし、きっと理想のカップルになれると思います」ニコッ
栞子(ランジュなら、きっと、かすみさんと幸せに……あれ……?)ジワッ
ランジュ・かすみ「!?」
栞子「あ、あれ……す、すみません! えっ……あれっ……?」ポロポロ
栞子(何故でしょう……涙が……止まりません……)ポロポロ
栞子(幼馴染が幸せになれて、嬉しいはずなのに、どうして、こんなに悲しい気持ちになるんでしょうか……)ポロポロ
栞子「す、すみません! 少しお手洗いに行ってきます!」ダッ
ランジュ「あっ……! ま、待って栞子!」
かすみ「ど、どうしよう……」ダラダラ
しずく「かすみさん……今、栞子さんを泣かせてるように見えたけど……」ゴゴゴゴゴ
かすみ「ひっ……! し、しず子……」ビクッ
しずく「どういうことか、説明してくれる?」
10: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:54:46.13 ID:I5c/Mw3A
・・・
しずく「なるほど……ランジュさんが栞子さんの気を引きたくて2人で嘘をついたと……」ハァ
ランジュ「まさか、泣くだなんて思ってなくて……」
しずく「栞子さんにヤキモチ妬いて欲しいって気持ちもわかるけど、それは悲しませるってことなんですよ?」
ランジュ「うっ……」ズキッ
しずく「……私だって、かすみさんがランジュさんと付き合ったなんて聞いたら、泣いちゃうかもだし」ボソッ
かすみ「えっ……///」ドキッ
しずく「と、とにかく! ランジュさんは、もっと素直に自分の気持ちを伝えるべきです!」
ランジュ「……そうよね。アタシ、栞子の誤解を解いてくるわ!」ダッ
かすみ「……もしかして~! しず子も、かすみんがランジュ先輩と仲良くしてたから、嫉妬してたの~?」ツンツン
しずく「……かすみさんには、もう少し、しつけが必要みたいだね」ゴゴゴゴゴ
かすみ「ひえっ……ごめんなさい……」ビクッ
しずく「なるほど……ランジュさんが栞子さんの気を引きたくて2人で嘘をついたと……」ハァ
ランジュ「まさか、泣くだなんて思ってなくて……」
しずく「栞子さんにヤキモチ妬いて欲しいって気持ちもわかるけど、それは悲しませるってことなんですよ?」
ランジュ「うっ……」ズキッ
しずく「……私だって、かすみさんがランジュさんと付き合ったなんて聞いたら、泣いちゃうかもだし」ボソッ
かすみ「えっ……///」ドキッ
しずく「と、とにかく! ランジュさんは、もっと素直に自分の気持ちを伝えるべきです!」
ランジュ「……そうよね。アタシ、栞子の誤解を解いてくるわ!」ダッ
かすみ「……もしかして~! しず子も、かすみんがランジュ先輩と仲良くしてたから、嫉妬してたの~?」ツンツン
しずく「……かすみさんには、もう少し、しつけが必要みたいだね」ゴゴゴゴゴ
かすみ「ひえっ……ごめんなさい……」ビクッ
11: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:56:27.80 ID:I5c/Mw3A
・・・
栞子(私は、どうして泣いてしまったのでしょうか……自分の気持ちがわかりません……)
ランジュ「栞子っ!」
栞子「ら、ランジュ……」ビクッ
ランジュ「その……かすみと付き合ってるっていうのは、ドッキリで……嘘なのよ! 栞子を悲しませるつもりはなかったのよ!」
栞子「嘘……?」
ランジュ「對不起(ごめん)、栞子!」
栞子(私は、どうして泣いてしまったのでしょうか……自分の気持ちがわかりません……)
ランジュ「栞子っ!」
栞子「ら、ランジュ……」ビクッ
ランジュ「その……かすみと付き合ってるっていうのは、ドッキリで……嘘なのよ! 栞子を悲しませるつもりはなかったのよ!」
栞子「嘘……?」
ランジュ「對不起(ごめん)、栞子!」
14: (たまごやき) 2023/04/13(木) 00:59:07.71 ID:I5c/Mw3A
栞子「……ランジュ。私は昔からあなたのことは、よく知ってるつもりです」
ランジュ「……ええ、幼馴染、だものね」
栞子「だから、あなたがこんな嘘を吐くような人じゃないことくらい、わかっています」
ランジュ「……え?」
栞子「私が泣いてしまったから、気を遣って嘘だと言ってくれたんですよね?」
ランジュ「ち、ちがっ……本当に嘘で……!」
栞子「ランジュがかすみさんのことが大好きなのは知っていますから……いつも怒らせてばかりの私なんかよりも……」ウルッ
栞子(駄目です……ランジュといたら、また泣いてしまいます……)
栞子「すみません。用事があるので、これで失礼します。どうか、お幸せに」ダッ
ランジュ「ま、待って栞子っ!」
ランジュ「……ええ、幼馴染、だものね」
栞子「だから、あなたがこんな嘘を吐くような人じゃないことくらい、わかっています」
ランジュ「……え?」
栞子「私が泣いてしまったから、気を遣って嘘だと言ってくれたんですよね?」
ランジュ「ち、ちがっ……本当に嘘で……!」
栞子「ランジュがかすみさんのことが大好きなのは知っていますから……いつも怒らせてばかりの私なんかよりも……」ウルッ
栞子(駄目です……ランジュといたら、また泣いてしまいます……)
栞子「すみません。用事があるので、これで失礼します。どうか、お幸せに」ダッ
ランジュ「ま、待って栞子っ!」
15: (たまごやき) 2023/04/13(木) 01:01:02.35 ID:I5c/Mw3A
・・・
しずく「ランジュさん……大丈夫かな……」
かすみ「しず子……かすみん、いつまで正座していたらいいのぉ……いいかげん許してよぉ~」プルプル
しずく「仕方ないなぁ……じゃあ……き、キスしてくれたら許してあげるっ! ///」
かすみ「な、なななな、何言ってんの!? ///」
しずく「あっ……違う、ほっぺ! ほっぺにだから! ///」
かすみ「な、なんだ……ほっぺか……」
しずく「ほ、ほら! 早くして!」
かすみ「はいはい……」
「……」
かすみ・しずく(よく考えたら、ほっぺでもけっこう恥ずかしかった……///)
しずく「ランジュさん……大丈夫かな……」
かすみ「しず子……かすみん、いつまで正座していたらいいのぉ……いいかげん許してよぉ~」プルプル
しずく「仕方ないなぁ……じゃあ……き、キスしてくれたら許してあげるっ! ///」
かすみ「な、なななな、何言ってんの!? ///」
しずく「あっ……違う、ほっぺ! ほっぺにだから! ///」
かすみ「な、なんだ……ほっぺか……」
しずく「ほ、ほら! 早くして!」
かすみ「はいはい……」
「……」
かすみ・しずく(よく考えたら、ほっぺでもけっこう恥ずかしかった……///)
16: (たまごやき) 2023/04/13(木) 01:02:19.42 ID:I5c/Mw3A
かすみ(まあ、しず子にだったら、別に嫌じゃないし……さっさと終わらせよう)
かすみ「ん……」チュッ
しずく「……んっ///」
栞子「……かすみ、さん……?」
かすみ・しずく「!?」
しずく「し、栞子さん!? 今の見てた……///」
栞子「はい……はっきりと……見ていました……」
かすみ「そ、その……今のは、みんなには内緒に──」
栞子「かすみさん……あなたは、最低です!!」
かすみ「えっ」
栞子「ランジュとしずくさんで二股しているだなんて!! あなたには恋愛をする適性がありません!!」
かすみ・しずく「……ええっ!?///」
かすみ「誤解が解けていないし、更に誤解が生まれてる!?」
かすみ「ん……」チュッ
しずく「……んっ///」
栞子「……かすみ、さん……?」
かすみ・しずく「!?」
しずく「し、栞子さん!? 今の見てた……///」
栞子「はい……はっきりと……見ていました……」
かすみ「そ、その……今のは、みんなには内緒に──」
栞子「かすみさん……あなたは、最低です!!」
かすみ「えっ」
栞子「ランジュとしずくさんで二股しているだなんて!! あなたには恋愛をする適性がありません!!」
かすみ・しずく「……ええっ!?///」
かすみ「誤解が解けていないし、更に誤解が生まれてる!?」
18: (たまごやき) 2023/04/13(木) 01:06:02.77 ID:I5c/Mw3A
栞子「ランジュの心を弄ぶなんて……絶対に許しませんっ!!」
かすみ「ち、違うの! しお子! 全部誤解なんだって!!」
栞子「誤解……?」
かすみ「そう! ランジュ先輩と付き合ってるっていうのは、ただのドッキリで……」
栞子「え?」
しずく「そう! かすみさんとランジュさんのいたずらで……かくかくしかじか!」
栞子「では、ランジュが言ってた通り……付き合ってるっていうのは……」
かすみ・しずく「嘘嘘!!」
栞子「そ、そうだったんですか……」ホッ
かすみ「でも嘘ついたのは本当にごめん! しお子!」ドゲザッ
栞子「でも、どうしてこんな嘘なんか……」
かすみ「それは……しお子が……あまりにもランジュ先輩に対して、塩対応だから……」ゴニョゴニョ
栞子「塩対応……」
かすみ「ち、違うの! しお子! 全部誤解なんだって!!」
栞子「誤解……?」
かすみ「そう! ランジュ先輩と付き合ってるっていうのは、ただのドッキリで……」
栞子「え?」
しずく「そう! かすみさんとランジュさんのいたずらで……かくかくしかじか!」
栞子「では、ランジュが言ってた通り……付き合ってるっていうのは……」
かすみ・しずく「嘘嘘!!」
栞子「そ、そうだったんですか……」ホッ
かすみ「でも嘘ついたのは本当にごめん! しお子!」ドゲザッ
栞子「でも、どうしてこんな嘘なんか……」
かすみ「それは……しお子が……あまりにもランジュ先輩に対して、塩対応だから……」ゴニョゴニョ
栞子「塩対応……」
21: (たまごやき) 2023/04/13(木) 01:18:43.48 ID:I5c/Mw3A
栞子(そういえば最近、幼馴染とはいえ、ランジュにそっけない態度を取ってしまっていました……)
栞子(きっとそれでまた、ランジュを傷つけてしまったのですね……ですが、それであんな嘘を……?)
栞子(それに、どうしてランジュの嘘で私は、こんなに悲しい気持ちに──)
栞子「っ!!」ハッ
かすみ「し、しお子……?」オロオロ
栞子「……かすみさん、私、やっと自分の気持ちに気付きました!」
かすみ「え? し、しお子?」
栞子「私、ランジュに、伝えなければならないことがあるので……これで失礼しますっ!」ダッ
ガチャ バタン
しずく「……行っちゃった」
かすみ「あれ? そういえば、ランジュ先輩との誤解は解いたけど……しず子との誤解は解いてないような気が……」
しずく「……いいじゃない、解かなくて」
かすみ「えっ」
栞子(きっとそれでまた、ランジュを傷つけてしまったのですね……ですが、それであんな嘘を……?)
栞子(それに、どうしてランジュの嘘で私は、こんなに悲しい気持ちに──)
栞子「っ!!」ハッ
かすみ「し、しお子……?」オロオロ
栞子「……かすみさん、私、やっと自分の気持ちに気付きました!」
かすみ「え? し、しお子?」
栞子「私、ランジュに、伝えなければならないことがあるので……これで失礼しますっ!」ダッ
ガチャ バタン
しずく「……行っちゃった」
かすみ「あれ? そういえば、ランジュ先輩との誤解は解いたけど……しず子との誤解は解いてないような気が……」
しずく「……いいじゃない、解かなくて」
かすみ「えっ」
23: (たまごやき) 2023/04/13(木) 01:25:30.87 ID:I5c/Mw3A
栞子「ランジューっ!!」
ランジュ「──栞子! やっと見つけた!」
栞子「私も……あなたを探していました……」ハァ ハァ
ランジュ「あのね、栞子! もう一度聞いて! アタシ本当に──」
栞子「はい。かすみさんに、全部聞きました。私の気を引くための、嘘だったって……」
ランジュ「……えっ!? ///」
栞子「私は、ランジュがかすみさんの恋人になったと聞いて、とても悲しい気持ちになりました」
ランジュ「それは……戸惑わせて、本当にごめんなさい……」
栞子「ですが、あなたのおかげで、私は、自分の気持ちに気付くことができました」
ランジュ「そ、それって……もしかして……///」ドキッ
ランジュ「──栞子! やっと見つけた!」
栞子「私も……あなたを探していました……」ハァ ハァ
ランジュ「あのね、栞子! もう一度聞いて! アタシ本当に──」
栞子「はい。かすみさんに、全部聞きました。私の気を引くための、嘘だったって……」
ランジュ「……えっ!? ///」
栞子「私は、ランジュがかすみさんの恋人になったと聞いて、とても悲しい気持ちになりました」
ランジュ「それは……戸惑わせて、本当にごめんなさい……」
栞子「ですが、あなたのおかげで、私は、自分の気持ちに気付くことができました」
ランジュ「そ、それって……もしかして……///」ドキッ
24: (たまごやき) 2023/04/13(木) 01:41:15.09 ID:I5c/Mw3A
栞子「私は、きっと、あなたのことを……」
ランジュ「……///」ドキドキ
栞子「妹だと思っています」
ランジュ「……え?」
栞子「ランジュは幼馴染で、手のかかる存在なので、ほっとけないと思ってます。つまり、私にとって、あなたは妹なんです!」
ランジュ「……」
栞子「ランジュも私のことを妹のように思ってるので、気を引きたくて嘘をついたんですよね? ふふっ、言わなくてもわかってますよ」ニコッ
ランジュ「……」
栞子「今後も、姉妹のように、仲の良い幼馴染でいましょう、ランジュ」
ランジュ「……」
ランジュ「……///」ドキドキ
栞子「妹だと思っています」
ランジュ「……え?」
栞子「ランジュは幼馴染で、手のかかる存在なので、ほっとけないと思ってます。つまり、私にとって、あなたは妹なんです!」
ランジュ「……」
栞子「ランジュも私のことを妹のように思ってるので、気を引きたくて嘘をついたんですよね? ふふっ、言わなくてもわかってますよ」ニコッ
ランジュ「……」
栞子「今後も、姉妹のように、仲の良い幼馴染でいましょう、ランジュ」
ランジュ「……」
27: (たまごやき) 2023/04/13(木) 02:15:13.88 ID:I5c/Mw3A
ランジュ「……違うわ」
栞子「え……?」
ランジュ「栞子が妹のように思っていても、アタシは、違うのよ」
栞子「そ、そうなのですか!?」
ランジュ「……鈍感な栞子に、アタシの気持ち、教えてあげるわ」
栞子「教えるとは……何を──」
チュッ
栞子「──!?」
ランジュ「……どう? ///」
栞子「ら、ランジュ……? ///」
ランジュ「これでも、わからない……?」
栞子「え?」
ランジュ「……まだわからないのなら、今からたっぷりと教えてあげるわ」
栞子「な、何を──」
ランジュ「今日は覚悟しなさい、栞子」ガバッ
栞子(どうやら私は、ランジュの気持ちにも、自分の気持ちにも鈍感だったようです)
おしまい
栞子「え……?」
ランジュ「栞子が妹のように思っていても、アタシは、違うのよ」
栞子「そ、そうなのですか!?」
ランジュ「……鈍感な栞子に、アタシの気持ち、教えてあげるわ」
栞子「教えるとは……何を──」
チュッ
栞子「──!?」
ランジュ「……どう? ///」
栞子「ら、ランジュ……? ///」
ランジュ「これでも、わからない……?」
栞子「え?」
ランジュ「……まだわからないのなら、今からたっぷりと教えてあげるわ」
栞子「な、何を──」
ランジュ「今日は覚悟しなさい、栞子」ガバッ
栞子(どうやら私は、ランジュの気持ちにも、自分の気持ちにも鈍感だったようです)
おしまい
28: (たまごやき) 2023/04/13(木) 02:16:22.51 ID:I5c/Mw3A
読んでいただいた方、本当にありがとうございました!
29: (茸) 2023/04/13(木) 02:26:12.70 ID:iAyDHxIL
ランしおはいいぞ
31: (たこやき) 2023/04/13(木) 03:05:47.23 ID:EKBfZRyA
しお子かわE
34: (SB-iPhone) 2023/04/13(木) 06:33:57.15 ID:ThSDxnCf
おつ
ランしおっていいな
ランしおっていいな
35: (もんじゃ) 2023/04/13(木) 06:37:15.16 ID:SXK/KbOS
脳が回復した🧠✨
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1681313544/