【SS】あなた「これ落としたよ」侑「あっ！パスケース！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

侑「ありがとうございます」

歩夢「もう、せっかくお揃いで買ったのに」ﾎﾟﾑｯ

侑「ごめんごめん」

あなた「落とさないように気をつけてね、それと幼なじみは大切にしなきゃダメだよ」

あなた「……まあ私も偉そうには言えないけど」

歩夢「あなたも幼なじみがいるんですか？」

あなた「……うん」
　

侑「へぇ～どんな子なんですか？」

あなた「その子はね」ﾁﾗ

歩夢「？」

あなた「すごく可愛くて、すごく優しくて、すごく頑張り屋さんで、すごく強くて、すごく素敵で……」

あなた「世界で一番大好きで……なによりも……」

あなた「すっごく、すっごく、大切な子なんだ」ﾆｺｯ

歩夢「わぁ……そんなに大切に想ってもらえるなんて、あなたの幼なじみは幸せな人なんですね」

あなた「……ぅ……うん、すごく幸せ」

あなた「ほんとうに幸せだったよ」

あなた「バイバイ、歩夢ちゃん」ﾆｺﾆｺ
　

～～～

侑「あ、さっきの人にライブの宣伝するの忘れてた」

歩夢「……あの人、泣いてた」

侑「え、そうなの？でもずっと笑ってたような」

歩夢「笑ってたけど、でも泣いてた」

歩夢「行かなきゃ……私行かなきゃ、よくわかんないけど追いかけなきゃいけない気がするの」

侑「でも今から新聞部の取材が……」

歩夢「そ、それまでには間に合うように帰るから！だから侑ちゃんお願い！」

1 追いかける　
2追いかけない

>>14 までで多い方のルートへ
　

1だ
　

1で
　

1で😭
　

1にしてふたりとも存在する世界を目指そう
　

歩夢「ごめんっ私あの人のこと放っておけない！」

侑「あ、待っ…………歩夢……」

侑「…………」

侑「……いってらっしゃい」
　

■■■■■「早かったね」

あなた「うん、部外者があんまり長居するとね」

あなた「歩夢ちゃ……二人を困らせちゃうから」

■■■■■「うわ～真面目だねぇ、せっかくの機会だし侑ちゃんを殴ったり歩夢ちゃんにキスしたりすればよかったのに」

あなた「馬鹿言わないで、そんなこと許されるわけないよ」

■■■■■「できるよ、だって忘れちゃうんだから」

■■■■■「オレを見ろよ、10年の間にこんなに存在があやふやになっちゃったんだぜ」

あなた「でもキミだって先月まで確かに」

■■■■■「誰が覚えてるの、誰も覚えてないわよ」
　

■■■■■「どんな喋り方だった？どんな性格だった？」

あなた「あ、えっと……」

■■■■■「ほおら、覚えてないじゃねえかよ、チュートリアルや初期のエピソードで触れられたっきり」

■■■■■「そのうちアンタもそうなるよ、どんな口調だったかみんなから忘れられてフワフワな幽霊にね」

■■■■■「まあそもそも私は口調の設定がないんだけどね」

あなた「うぅ……」

■■■■■「じゃあもう行こっか、最後に愛しの歩夢ちゃんに会えて満足したよね」

あなた「うん、もう満足」
　

■■■■■「それじゃあサービスを終りょ……」

歩夢「あっ！いた！さっきのひとーーー！」

あなた「歩夢ちゃんっ！？」

あなた「は、早くサービスを終わらせて！歩夢ちゃんが！」

■■■■■「……」ﾆﾔ

あなた「なんで！ダメだよ！せっかくバイバイしたのに！」

歩夢「はぁ……はぁ……良かった……帰ってなかった……」

あなた「あ、えっと……」
　

歩夢「あの、あのね」

あなた「……」

歩夢「あのね、ちょっと待ってね、考えが纏まらない……」

あなた「待つよ、時間が許すならずっと待つから」

歩夢「わ、私ね、あなたがね、泣いて見えて」

あなた「うん」

歩夢「だからね、追いかけなきゃって」

あなた「やっぱり優しいね」

歩夢「だから、その、あなたに、あなたに聴いてほしいの」
　

歩夢「最後に、ううん最後じゃない、これから何回何百回でも歌いたい」

あなた「あ、歩夢ちゃん……？」

歩夢「だから今の私の気持ち、全部込めて歌うから」

歩夢「私にとって一番大切な、私の始まりの歌」

あなた「それってドリームウィズ……」

歩夢「聴いてください」


歩夢「夢への一歩」
　

歩夢「～～ありがとう」

歩夢「……私の気持ち、伝わったかな」

あなた「な、なんで？なんで、その曲、なんで」

あなた「あ、そっか、こっちではなんか着信音とかで配信されてたよね、うん、なるほど、そっかそっか」

歩夢「私ね、ずっとこの曲を知ってたの」

あなた「あはは、そうだよね、ネットでバズってたよね」

歩夢「あなたが創ってくれた曲、一緒に創った曲」

歩夢「私さっきまであなたのこと知らなかったの……でも今は違う、幼なじみのことだもん誰よりもずっとずっと知ってるよ」

あなた「歩夢ちゃん」

歩夢「大切な"あなた"だもん」
　

歩夢「一緒に帰ろうよ、ここにお家がないなら私の部屋で一緒に暮らせばいいじゃない」

あなた「ダメだよ、そんなことできない」

歩夢「どうして？」

あなた「歩夢ちゃんの幼なじみは高咲侑ちゃんでしょ、それにもう私は歩夢ちゃんの幼なじみじゃいられない」

歩夢「ねえ覚えてる？」

あなた「あ……」

歩夢「私がスクールアイドルを始めるきっかけ」

あなた「それは……せ、せつ菜ちゃんのライブを」

歩夢「UTX、μ's、Aqours……私覚えてるよ」
　

あなた「そっか、私が不用意に接触したから……混ざって」

歩夢「私は私だよ、上原歩夢は上原歩夢」

歩夢「幼なじみが大好きなコツコツ系スクールアイドルで、まごころ系スクールアイドル……だぴょん」

歩夢「侑ちゃんのことも、あなたのことも、大好きだよ」

あなた「そっか、やっぱり歩夢ちゃんには敵わないや」

歩夢「それなら！」

あなた「でもダメなの」

歩夢「いやあ！」ｷﾞｭｯ
　

あなた「……ありがとう歩夢ちゃん、大好き」ｷﾞｭｯ

歩夢「私も」ｷﾞｭｯ

あなた「…………でもごめんっ」

歩夢「どうして、私せっかくあなたと……」

あなた「もう私は消えなくちゃならないから、それはもう決まってることだから」

あなた「最後に会えてよかった、歌を聴けてよかった、抱きしめることができてよかった」

あなた「最後に……大好きって言えてよかった」

歩夢「嫌だ、嫌だよ……また一緒にお出かけしようよ……侑ちゃんと三人で一緒に遊ぼうよ」

あなた「……侑ちゃんと幸せにね」

あなた「■■■■■ちゃん、お願い」
　

■■■■■「……あー、やっぱり気が変わったわ」

あなた「えっ……」

■■■■■「あなたはなんというか、言動がキモいから当分こっちに来なくていいっすよ、うんキメーわ」

■■■■■「こっちがちょっと気を利かせて消えてやったらさ、イチャイチャしやがってよぉ」

あなた「え、え、え？」

■■■■■「オレも懐かしい歌を聴けて嬉しかったし、だからちょっとだけオマケしてあげる」

あなた「待って、それじゃあキミは」

■■■■■「あなたは僕より人望があるみたいだから、僕の力をチョチョイと使ってね」
　

■■■■■「そう、猶予はざっと……2ヶ月くらいかしら、どうなるかはキミら次第ってやつだけど」

■■■■■「まあなんというか、それまで悔いのないようイチャイチャ3Pでもしなよ」

あなた「え、待って、どういう理屈で？」

歩夢「どうしたの？……さっきから独り言ばっかり」

あなた「あ、えーっと…………歩夢ちゃんちに私が着けられる下着とかあったっけ？」

歩夢「そ、それって！」

あなた「ちょっとだけ延命？みたいな」
　

歩夢「～～～～～～～っ！」ｷﾞｭｰｰｰｯ

あなた「あはは、歩夢ちゃん苦しいよ」

侑「あ、おーーい！あゆむーーーー！」

歩夢「侑ちゃんっ！あっ！ど、どうしよ……取材のことすっかり忘れてた……」

侑「それがさ、なんか新聞部の子が腹痛だって言って取材日がリスケになったんだよね」

侑「ところで、なんでその人に……その人……？」

歩夢「あのね！私ね！この子と三人で！ね！」ﾎﾟﾑｯ
　

あなた「ど、どうも……」

侑「あなたは……あ、れ？私"あなた"のこと知って…？」

あなた「えっと、どう説明したら……」

侑「あ、待って！なんで私あなたのこと知ってるの？？？？？え、どういうこと？？？」?????

侑「待って待って、え、怖いんだけど？？？」

歩夢「侑ちゃん落ち着いて？帰ってからゆっくり説明するから、一旦落ち着こう？」

侑「う、うん………？とりあえず、よろしく？」

あなた「ちょっとの間だけど、よろしく……」

歩夢「えへへ♡お母さんたちに報告しなきゃ♡」
　

@cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ おしまい
　

良い話だけど侑ちゃんからしたら軽くホラーで草
　

この後スクフェス2の新聞記者に転生しちゃったとかいう怖い話
　

あなたちゃんは新聞記者のおじさんに転生しました
　

侑ちゃんとあなたちゃん、顔も似てそう
乙
　

ストーリーはどこかで保存してあなたちゃん残しててほしい
　

侑ちゃんがルビィちゃんのストーカーになってしまう
　

ちょっとだけ泣いた
ダメなとこもたくさんあったけどなんだかんだスクスタ楽しんでたんだと思う
　

あなたちゃんいなくならないで😢
　

なんか涙出た、スクスタなくなっちゃうんだよな･･･
色々あった後意固地になって課金やめて、マイネットになってもずっと課金しなかった
ログインだけしてたまにMV見たり、なんだかんだライトな付き合いのスクスタ大好きでした