1: 2016/05/05(木) 23:11:42.22 ID:u4O/nZLq.net
ダイヤ「なっ!?ルビィが横断歩道を渡りだしましたわ!」
花丸「ルビィちゃん!そっちじゃないよぉ……」
ダイヤ「ルビィィィ!道が違いまぁむごごぉ…………!」ガシッ
花丸「ダイヤちゃん、辛抱だよぉ…………声をかけちゃダメ」
花丸「これはルビィちゃんが一人で達成しないと……」
ダイヤ「……そ、そうですわね……ああ、でもどんどん目的地から離れて……」
花丸「だ、大丈夫!ルビィちゃんならできるって、マルは信じてる!リコちゃんもそう思うよね?」
梨子「えっ……う、うん。私もルビィちゃんならできると思うなぁ……」
梨子「はじめてのおつかい……」
梨子(……どうして私、ルビィちゃんのおつかいの様子を、隠れながら見てるんだろう……――――)
花丸「ルビィちゃん!そっちじゃないよぉ……」
ダイヤ「ルビィィィ!道が違いまぁむごごぉ…………!」ガシッ
花丸「ダイヤちゃん、辛抱だよぉ…………声をかけちゃダメ」
花丸「これはルビィちゃんが一人で達成しないと……」
ダイヤ「……そ、そうですわね……ああ、でもどんどん目的地から離れて……」
花丸「だ、大丈夫!ルビィちゃんならできるって、マルは信じてる!リコちゃんもそう思うよね?」
梨子「えっ……う、うん。私もルビィちゃんならできると思うなぁ……」
梨子「はじめてのおつかい……」
梨子(……どうして私、ルビィちゃんのおつかいの様子を、隠れながら見てるんだろう……――――)
3: 2016/05/05(木) 23:15:01.63 ID:u4O/nZLq.net
――――――――――
――――――
梨子(せっかく今日は、町の方に出てきたんだし、ついでに画材も買いそろえて――)
梨子(…………ん?)
「……そこは右よ……右の道よ……」
「そうそう…………いったん止まって右に向いて……そう!」
「右に曲がりましたわぁああ!」
梨子(あそこの自動販売機に身をひそめているのは、ダイヤちゃんとマルちゃんだよね……?)
梨子(なにしてるんだろ?)
――――――
梨子(せっかく今日は、町の方に出てきたんだし、ついでに画材も買いそろえて――)
梨子(…………ん?)
「……そこは右よ……右の道よ……」
「そうそう…………いったん止まって右に向いて……そう!」
「右に曲がりましたわぁああ!」
梨子(あそこの自動販売機に身をひそめているのは、ダイヤちゃんとマルちゃんだよね……?)
梨子(なにしてるんだろ?)
5: 2016/05/05(木) 23:17:06.85 ID:u4O/nZLq.net
花丸「あれ?リコちゃん?」
梨子「あっ、やっぱりダイヤちゃんとマルちゃんだったんだね」
花丸「今日はお買いもの?」
梨子「うん。ちょっと画材を買いに行こうかなって思ってたの」
梨子「二人はなにしてるの?」
ダイア「なにをしてるか?それは――あれですわ」
梨子「あれって?」
ルビィ「………………」キョロキョロ
梨子「あっ、やっぱりダイヤちゃんとマルちゃんだったんだね」
花丸「今日はお買いもの?」
梨子「うん。ちょっと画材を買いに行こうかなって思ってたの」
梨子「二人はなにしてるの?」
ダイア「なにをしてるか?それは――あれですわ」
梨子「あれって?」
ルビィ「………………」キョロキョロ
6: 2016/05/05(木) 23:18:55.44 ID:u4O/nZLq.net
梨子「ルビィちゃん?」
ダイヤ「そう。なんと……なんと今日は、ルビィが初めて、ひとりでおつかいをしていまして」
梨子「…………へ?ひとりで……おつかい?」
花丸「そうなんだぁ。今日はきっと、ルビィちゃんが大きく成長する記念日になるずら!」
ダイヤ「そうなることを望みますわ。しかし、あのふしょうの妹のこと――」
ダイヤ「道に迷い、買うべき品を忘れ、終いには泣いて帰ってくることも…………」
花丸「大丈夫。ルビィちゃんなら、笑顔で帰ってきてくれるはず!」
梨子「あ、あの……ルビィちゃんって、あのルビィちゃんだよね?」
ダイヤ「当然ですわ。まさか、他にルビィという名の子をご存じで?」
梨子「え、う、ううん……そうだよね、あの、ルビィちゃんだよね」
梨子(ルビィちゃん、もう15歳だよね……?)
ダイヤ「そう。なんと……なんと今日は、ルビィが初めて、ひとりでおつかいをしていまして」
梨子「…………へ?ひとりで……おつかい?」
花丸「そうなんだぁ。今日はきっと、ルビィちゃんが大きく成長する記念日になるずら!」
ダイヤ「そうなることを望みますわ。しかし、あのふしょうの妹のこと――」
ダイヤ「道に迷い、買うべき品を忘れ、終いには泣いて帰ってくることも…………」
花丸「大丈夫。ルビィちゃんなら、笑顔で帰ってきてくれるはず!」
梨子「あ、あの……ルビィちゃんって、あのルビィちゃんだよね?」
ダイヤ「当然ですわ。まさか、他にルビィという名の子をご存じで?」
梨子「え、う、ううん……そうだよね、あの、ルビィちゃんだよね」
梨子(ルビィちゃん、もう15歳だよね……?)
7: 2016/05/05(木) 23:22:14.98 ID:u4O/nZLq.net
梨子「……それで、二人は結局なにをしてるの?」
ダイヤ「ああ……わたくしたちは、ルビィを見張っているのよ」
ダイヤ「本当は……本当はおつかいとは、一人で行かせるものではありますけれど――」
ダイヤ「しかし、やはり姉として愚妹が問題を起こすのを、未然に防ぐ義務がありますもの」
花丸「そこで、マルたちがルビィちゃんのあとをつけて、見守っているんだぁ」
梨子「そうなんだ………………」
ダイヤ「まったくルビィときたら、半人前にもかかわらず一人でおつかいなどと……」
ダイヤ「あああ……ルビィ……無事に帰ってこないと承知いたしませんわ……」
梨子(ルビィちゃん、もう高校生だよね……?)
ダイヤ「ああ……わたくしたちは、ルビィを見張っているのよ」
ダイヤ「本当は……本当はおつかいとは、一人で行かせるものではありますけれど――」
ダイヤ「しかし、やはり姉として愚妹が問題を起こすのを、未然に防ぐ義務がありますもの」
花丸「そこで、マルたちがルビィちゃんのあとをつけて、見守っているんだぁ」
梨子「そうなんだ………………」
ダイヤ「まったくルビィときたら、半人前にもかかわらず一人でおつかいなどと……」
ダイヤ「あああ……ルビィ……無事に帰ってこないと承知いたしませんわ……」
梨子(ルビィちゃん、もう高校生だよね……?)
8: 2016/05/05(木) 23:24:51.36 ID:u4O/nZLq.net
花丸「大丈夫!ルビィちゃんが、おつかいに行く時の表情を思い出して!」
花丸「あの時のルビィちゃんは、確かにおつかいをやりきる。そういう表情だったもん!」
『ル、ルビィ、ひとりでおつかいだって…………できるもんっ!』
花丸「とってもとってもカワイかったずら♡」
梨子「そ、そっかぁ……」
ダイヤ「まあ、とにかく。そんなこんなでルビィの様子を見ていて――」
ダイヤ「って、ルビィが犬に驚いて走り始めたわ!」
花丸「急がないと見失っちゃうよぉ!」
ダイヤ「二人とも、走って!」
梨子「えっ?もしかして、私も一緒に行くの!?」
花丸「ああっ!早くしないとルビィちゃんの姿が、どんどん小さく……」
花丸「あの時のルビィちゃんは、確かにおつかいをやりきる。そういう表情だったもん!」
『ル、ルビィ、ひとりでおつかいだって…………できるもんっ!』
花丸「とってもとってもカワイかったずら♡」
梨子「そ、そっかぁ……」
ダイヤ「まあ、とにかく。そんなこんなでルビィの様子を見ていて――」
ダイヤ「って、ルビィが犬に驚いて走り始めたわ!」
花丸「急がないと見失っちゃうよぉ!」
ダイヤ「二人とも、走って!」
梨子「えっ?もしかして、私も一緒に行くの!?」
花丸「ああっ!早くしないとルビィちゃんの姿が、どんどん小さく……」
9: 2016/05/05(木) 23:26:45.32 ID:u4O/nZLq.net
――――――――――
――――――
花丸「ルビィちゃーん……どこいくずら……」
ダイヤ「横断歩道を渡ってから、どんどんとあらぬ方へ向かっていますわ」
花丸「このままじゃ、迷子になっちゃうよぉ…………」
「………………」キョロキョロ
花丸「辺りをみながら、スマホいじってるよ?」
ダイヤ「ああもう、じれったい!ここで連れ戻してくるしかないわ!」
花丸「お、落ち着いて!もうちょっとだけ、ルビィちゃんにチャンスを!」
花丸「リコちゃんもルビィちゃんには、まだまだチャンスが必要と思うよね?」
梨子「え?う、うん。そうだね……」
――――――
花丸「ルビィちゃーん……どこいくずら……」
ダイヤ「横断歩道を渡ってから、どんどんとあらぬ方へ向かっていますわ」
花丸「このままじゃ、迷子になっちゃうよぉ…………」
「………………」キョロキョロ
花丸「辺りをみながら、スマホいじってるよ?」
ダイヤ「ああもう、じれったい!ここで連れ戻してくるしかないわ!」
花丸「お、落ち着いて!もうちょっとだけ、ルビィちゃんにチャンスを!」
花丸「リコちゃんもルビィちゃんには、まだまだチャンスが必要と思うよね?」
梨子「え?う、うん。そうだね……」
11: 2016/05/05(木) 23:28:19.02 ID:u4O/nZLq.net
「………………!」
「………………」
花丸「あっ!何かに気付いたのか、方向転換したずら!」
ダイヤ「や、やりましたわ!デパートの方に向いだした!」
花丸「さすがルビィちゃんだぁ!」
ダイヤ「知らないうちにルビィも成長していたのね……」
梨子「そうだね……ところで、私ね――」
花丸「ああっと!ルビィちゃんが走り出したぁ!」
梨子「えっ……えっ……ち、ちょっと待って……!」
梨子(ど、どうしよう……流れで二人についてきちゃったけど、画材屋さんから離れていくよ……)
梨子(早く用事があることを伝えないと……)
「………………」
花丸「あっ!何かに気付いたのか、方向転換したずら!」
ダイヤ「や、やりましたわ!デパートの方に向いだした!」
花丸「さすがルビィちゃんだぁ!」
ダイヤ「知らないうちにルビィも成長していたのね……」
梨子「そうだね……ところで、私ね――」
花丸「ああっと!ルビィちゃんが走り出したぁ!」
梨子「えっ……えっ……ち、ちょっと待って……!」
梨子(ど、どうしよう……流れで二人についてきちゃったけど、画材屋さんから離れていくよ……)
梨子(早く用事があることを伝えないと……)
12: 2016/05/05(木) 23:29:41.03 ID:u4O/nZLq.net
「………………」
花丸「やっと、デパートに着いたぁ。ルビィちゃんえらい!」
ダイヤ「ルビィのことだから、そろそろ迎えの電話をよこす。そう思っていましたけど――」
ダイヤ「いつのまに、ここまでの勇気と根性を…………」
花丸「きっとaqoursのみんなと練習していく中で、一回りも二回りも大きくなっているんだ」
ダイヤ「………………そうですわね。あの子は高校に入って、表情も引き締まって――」
ダイヤ「…………は、あまりない気がするけど」
花丸「やっと、デパートに着いたぁ。ルビィちゃんえらい!」
ダイヤ「ルビィのことだから、そろそろ迎えの電話をよこす。そう思っていましたけど――」
ダイヤ「いつのまに、ここまでの勇気と根性を…………」
花丸「きっとaqoursのみんなと練習していく中で、一回りも二回りも大きくなっているんだ」
ダイヤ「………………そうですわね。あの子は高校に入って、表情も引き締まって――」
ダイヤ「…………は、あまりない気がするけど」
13: 2016/05/05(木) 23:32:20.64 ID:u4O/nZLq.net
ダイヤ「リコさんはどう思います?」
梨子「へっ?あっ、私はルビィちゃんはいつも衣装を作ってくれて感謝してるし――」
梨子「大きな声を出すのが苦手っていってるけど、とってもがんばってると思うし――」
ダイヤ「……あなたも、ルビィがただみんなにくっついてるだけ。というわけではない、そう思ってるのね」
梨子「うん、そう思います。あ、それでね。話変わるけど……ダイヤちゃん。あの、私、買い物の途中で……」
花丸「ああっ!ルビィちゃん、エレベーターに乗った!」
ダイヤ「ええっ!?何階を押しましたの?何階を押しましたの!?」
花丸「わからないけど、とにかく上の階ずら!」
ダイヤ「階段で先回りしかないわ!花丸さん、リコさん、走りますわよぉ!!」
梨子「あっ……ち、ちょっと!……ええぇ…………」
梨子「へっ?あっ、私はルビィちゃんはいつも衣装を作ってくれて感謝してるし――」
梨子「大きな声を出すのが苦手っていってるけど、とってもがんばってると思うし――」
ダイヤ「……あなたも、ルビィがただみんなにくっついてるだけ。というわけではない、そう思ってるのね」
梨子「うん、そう思います。あ、それでね。話変わるけど……ダイヤちゃん。あの、私、買い物の途中で……」
花丸「ああっ!ルビィちゃん、エレベーターに乗った!」
ダイヤ「ええっ!?何階を押しましたの?何階を押しましたの!?」
花丸「わからないけど、とにかく上の階ずら!」
ダイヤ「階段で先回りしかないわ!花丸さん、リコさん、走りますわよぉ!!」
梨子「あっ……ち、ちょっと!……ええぇ…………」
14: 2016/05/05(木) 23:34:06.90 ID:u4O/nZLq.net
「………………」トコトコ
ダイヤ「はぁ…………はぁ……いましたわ……」
梨子「はぁ…………疲れた……」
花丸「……ふぅ……ここは五階――衣服のフロアみたい」
ダイヤ「おつかいで買うように言いつけた、自分用の練習着を購入するつもりね」
梨子「……ん?今までもルビィちゃん、練習着来てたよね?」
ダイヤ「ええ。まったく、転んでばかりで……もう破れかけてますけど」
梨子「その練習着は、誰が買ってきてたの?」
花丸「ルビィちゃん。だけどいつもはマルと一緒に買いに行ってるんだ。ここじゃないけど……」
梨子「あっ、そっか……今までは一人じゃなくて、マルちゃんと行ってたんだね……」
梨子(それで今回が、はじめてのおつかい――ってことになるのかなぁ……?)
ダイヤ「はぁ…………はぁ……いましたわ……」
梨子「はぁ…………疲れた……」
花丸「……ふぅ……ここは五階――衣服のフロアみたい」
ダイヤ「おつかいで買うように言いつけた、自分用の練習着を購入するつもりね」
梨子「……ん?今までもルビィちゃん、練習着来てたよね?」
ダイヤ「ええ。まったく、転んでばかりで……もう破れかけてますけど」
梨子「その練習着は、誰が買ってきてたの?」
花丸「ルビィちゃん。だけどいつもはマルと一緒に買いに行ってるんだ。ここじゃないけど……」
梨子「あっ、そっか……今までは一人じゃなくて、マルちゃんと行ってたんだね……」
梨子(それで今回が、はじめてのおつかい――ってことになるのかなぁ……?)
16: 2016/05/05(木) 23:36:06.70 ID:u4O/nZLq.net
「……………………」キョロキョロ
ダイヤ「無事、練習着を選べたみたいだけど……あの怯えた目はまずいわ…………」
花丸「うん……ルビィちゃんのあの目は――」
花丸「試着室を使いたい。だけど、なかなか店員さんに声をかけられないという目ずら」
梨子「頑張って……ルビィちゃん……!」
ダイヤ「……どうやらここまでのようね。まだひとりで買い物は――」
花丸「待って!見て、ルビィちゃんが動き出した!」
「…………すー……はー……」
「…………あ、あのっ!し、しし……試着したいんですけど…………」
ダイヤ「無事、練習着を選べたみたいだけど……あの怯えた目はまずいわ…………」
花丸「うん……ルビィちゃんのあの目は――」
花丸「試着室を使いたい。だけど、なかなか店員さんに声をかけられないという目ずら」
梨子「頑張って……ルビィちゃん……!」
ダイヤ「……どうやらここまでのようね。まだひとりで買い物は――」
花丸「待って!見て、ルビィちゃんが動き出した!」
「…………すー……はー……」
「…………あ、あのっ!し、しし……試着したいんですけど…………」
17: 2016/05/05(木) 23:37:23.47 ID:u4O/nZLq.net
ダイヤ「………………」
花丸「や、やった……!」
梨子「おめでとう、ルビィちゃん!」
ダイヤ「…………あのルビィが……」
「ありがとうございました」
「………………♪」
花丸「や、やった……!」
梨子「おめでとう、ルビィちゃん!」
ダイヤ「…………あのルビィが……」
「ありがとうございました」
「………………♪」
18: 2016/05/05(木) 23:38:53.09 ID:u4O/nZLq.net
梨子「ちゃんと買えたみたいですね」
ダイヤ「そうみたいですわね…………」
花丸「さすがルビィちゃん!」
梨子「……あの、それじゃあキリも良いし、私……買うものがあるので――」
ダイヤ「確かに練習着は買えましたけど……しかし、買ってくるものは一つじゃあ、ありませんわ!」
梨子「……えっ?」
花丸「ああっ!また、ルビィちゃんがエレベーターに!」
ダイヤ「階段!階段で先回りですわああ!」
花丸「うんっ!」
梨子「えっ?……またなのっ!?」
ダイヤ「そうみたいですわね…………」
花丸「さすがルビィちゃん!」
梨子「……あの、それじゃあキリも良いし、私……買うものがあるので――」
ダイヤ「確かに練習着は買えましたけど……しかし、買ってくるものは一つじゃあ、ありませんわ!」
梨子「……えっ?」
花丸「ああっ!また、ルビィちゃんがエレベーターに!」
ダイヤ「階段!階段で先回りですわああ!」
花丸「うんっ!」
梨子「えっ?……またなのっ!?」
19: 2016/05/05(木) 23:41:00.78 ID:u4O/nZLq.net
ダイヤ「はぁ……はぁ……はぁ……」
梨子「だ、大丈夫?」
ダイヤ「だいじょう……ぶ……くろさわけは……代々がんじょうな家系で――」
梨子「あっ、あのね、頑丈とかそういうのじゃなくてね……?」
花丸「ルビィちゃん、見当たらないずら……」
ダイヤ「おかしいわ…………買ってくるよう……はぁ……言いつけた物は……三つ」
ダイヤ「そのうち一つは……はぁ……はぁ」
梨子「休もう?とりあえず休もう?」
梨子「だ、大丈夫?」
ダイヤ「だいじょう……ぶ……くろさわけは……代々がんじょうな家系で――」
梨子「あっ、あのね、頑丈とかそういうのじゃなくてね……?」
花丸「ルビィちゃん、見当たらないずら……」
ダイヤ「おかしいわ…………買ってくるよう……はぁ……言いつけた物は……三つ」
ダイヤ「そのうち一つは……はぁ……はぁ」
梨子「休もう?とりあえず休もう?」
20: 2016/05/05(木) 23:43:12.66 ID:u4O/nZLq.net
花丸「ルビィちゃんが買ってくるものは、練習着に加えて――」
花丸「あの評判の店の抹茶プリン。それに、いい感じの豆腐専門店の、泣く子も黙るワサビ豆腐」
花丸「どちらもここ、地下で売られているはず」
ダイヤ「そう……だからルビィも、このフロアに来るにちがいありませんのに……」
梨子「どこに行っちゃったんだろう……」
ダイヤ「………………逃げ出したんだわ」
梨子「……え?」
ダイヤ「練習着はルビィが必要なものだけど、残りの二つは関係ないもの」
ダイヤ「とくに豆腐はルビィが大嫌いなワサビ入り。父のつまみとして要求してるつもりですけれど――」
ダイヤ「自分が食べさせられると思って、逃げ出すのもムリはないこと」
花丸「あの評判の店の抹茶プリン。それに、いい感じの豆腐専門店の、泣く子も黙るワサビ豆腐」
花丸「どちらもここ、地下で売られているはず」
ダイヤ「そう……だからルビィも、このフロアに来るにちがいありませんのに……」
梨子「どこに行っちゃったんだろう……」
ダイヤ「………………逃げ出したんだわ」
梨子「……え?」
ダイヤ「練習着はルビィが必要なものだけど、残りの二つは関係ないもの」
ダイヤ「とくに豆腐はルビィが大嫌いなワサビ入り。父のつまみとして要求してるつもりですけれど――」
ダイヤ「自分が食べさせられると思って、逃げ出すのもムリはないこと」
21: 2016/05/05(木) 23:44:55.06 ID:u4O/nZLq.net
花丸「ちがうよ……ちがうよ!ルビィちゃんは必ず戻ってくる!」
花丸「きっと、ちょっと迷ってるだけ。すぐに……すぐに帰ってくるずら!」
ダイヤ「花丸さん…………」
ダイヤ「……だけど、それはルビィのことを買いかぶりすぎというものよ?」
ダイヤ「やはりまだ、ルビィには一人でおつかいなんて、荷が重すぎ――」
梨子「あああっ!」
花丸「どうしたの?リコちゃん」
梨子「あそこ!お手洗いから出てきたの、きっとルビィちゃんです!」
花丸「ああああっ!!ホントだぁ!!」
ダイヤ「なっ…………」
花丸「きっと、ちょっと迷ってるだけ。すぐに……すぐに帰ってくるずら!」
ダイヤ「花丸さん…………」
ダイヤ「……だけど、それはルビィのことを買いかぶりすぎというものよ?」
ダイヤ「やはりまだ、ルビィには一人でおつかいなんて、荷が重すぎ――」
梨子「あああっ!」
花丸「どうしたの?リコちゃん」
梨子「あそこ!お手洗いから出てきたの、きっとルビィちゃんです!」
花丸「ああああっ!!ホントだぁ!!」
ダイヤ「なっ…………」
22: 2016/05/05(木) 23:46:21.78 ID:u4O/nZLq.net
花丸「そして、お手洗いから出たルビィちゃんが行く先は――」
梨子「なんだか小洒落た感じの、あれは――」
「「豆腐専門店!」」
ダイヤ「まさか、本当にルビィが……」
ダイヤ「ルビィがおつかいを、カ……カンペキにこなすというんですの!?」
花丸「ルビィちゃんならできる!オラずっと信じてた!」
梨子「うん、ルビィちゃんはちゃんとおつかい、こなせるよ!」
ダイヤ「…………そうだといいですわね。しかし――」
ダイヤ「あの豆腐専門店には――――ワサビのほかにもあるのよ……エダマメ豆腐が!」
「「エダマメ豆腐!?」」
梨子「なんだか小洒落た感じの、あれは――」
「「豆腐専門店!」」
ダイヤ「まさか、本当にルビィが……」
ダイヤ「ルビィがおつかいを、カ……カンペキにこなすというんですの!?」
花丸「ルビィちゃんならできる!オラずっと信じてた!」
梨子「うん、ルビィちゃんはちゃんとおつかい、こなせるよ!」
ダイヤ「…………そうだといいですわね。しかし――」
ダイヤ「あの豆腐専門店には――――ワサビのほかにもあるのよ……エダマメ豆腐が!」
「「エダマメ豆腐!?」」
23: 2016/05/05(木) 23:48:23.68 ID:u4O/nZLq.net
ダイヤ「ルビィのこと……」
『ルビィ、同じ緑色だから間違えちゃったよぉ……おねえちゃぁん……』
ダイヤ「とか何とか言って、ごまかすかもしれませんわ……」
花丸「そんなことないもん……ルビィちゃんはそんなことしないんだぁ……」
梨子「ルビィちゃん、豆腐屋さんの前で固まっちゃってるね……」
「………………」
『ルビィ、同じ緑色だから間違えちゃったよぉ……おねえちゃぁん……』
ダイヤ「とか何とか言って、ごまかすかもしれませんわ……」
花丸「そんなことないもん……ルビィちゃんはそんなことしないんだぁ……」
梨子「ルビィちゃん、豆腐屋さんの前で固まっちゃってるね……」
「………………」
24: 2016/05/05(木) 23:52:10.11 ID:u4O/nZLq.net
ダイヤ「………………」
花丸「ルビィちゃん…………」
梨子「ワサビ……ワサビが唯一の答えだよ……」
「……あ、あの……」
ダイヤ「どっちですの……?」
花丸「絶対ワサビずら……」
梨子「間違いなくワサビを買うはずだよ。頑張ってルビィちゃん……」
「ワサビのおとうふ……ひとつくださいっ!」
花丸「ルビィちゃん…………」
梨子「ワサビ……ワサビが唯一の答えだよ……」
「……あ、あの……」
ダイヤ「どっちですの……?」
花丸「絶対ワサビずら……」
梨子「間違いなくワサビを買うはずだよ。頑張ってルビィちゃん……」
「ワサビのおとうふ……ひとつくださいっ!」
25: 2016/05/05(木) 23:54:53.41 ID:u4O/nZLq.net
ダイヤ「………………」
花丸「…………やった」
梨子「…………やったよ!ルビィちゃん、ちゃんとワサビを買えたよ!」
ダイヤ「……やりましたわあああ!!!」
「!?………………」キョロキョロ
ダイヤ「むぐぅうう…………」
花丸「ダイヤちゃん、声が大きくて気づかれそうだったずら!」
梨子「きょろきょろしてるけど、たぶん気づかれてないみたいです……」
ダイヤ「すみません。少し動揺してしまいましたわ……」
ダイヤ「まさかルビィが…………しかしながら、おつかいはまだ終わりではなくって!」
ダイヤ「最後のプリンを買うまでは、わたくしはルビィを認めません!」
花丸「…………やった」
梨子「…………やったよ!ルビィちゃん、ちゃんとワサビを買えたよ!」
ダイヤ「……やりましたわあああ!!!」
「!?………………」キョロキョロ
ダイヤ「むぐぅうう…………」
花丸「ダイヤちゃん、声が大きくて気づかれそうだったずら!」
梨子「きょろきょろしてるけど、たぶん気づかれてないみたいです……」
ダイヤ「すみません。少し動揺してしまいましたわ……」
ダイヤ「まさかルビィが…………しかしながら、おつかいはまだ終わりではなくって!」
ダイヤ「最後のプリンを買うまでは、わたくしはルビィを認めません!」
26: 2016/05/05(木) 23:56:50.42 ID:u4O/nZLq.net
「………………」
花丸「とうとう洋菓子店まで来たずら……」
梨子「ここまでくれば、あとは買うだけ……」
ダイヤ「……ええ、ちゃんと買うことができれば、ですけれど」
梨子「……?」
「………………!?」
花丸「とうとう洋菓子店まで来たずら……」
梨子「ここまでくれば、あとは買うだけ……」
ダイヤ「……ええ、ちゃんと買うことができれば、ですけれど」
梨子「……?」
「………………!?」
27: 2016/05/05(木) 23:59:07.14 ID:u4O/nZLq.net
花丸「あれ、?ルビィちゃんが店頭のポスターか何かを見て、驚いてるみたいだぁ……」
梨子「何が書いてあるんだろう?ルビィちゃんの身体で隠れてて、読めないよ……」
ダイヤ「……あれは、こう書いてあるんです」
『秋を先取り!数量限定なめらかサツマイモプリン!!ぜひお試しください!!!』
梨子「先取りしすぎじゃないかな………まだ五月だよ……」
花丸「……お、おイモさんはまずいずら!」
梨子「……?マルちゃん?」
ダイヤ「前もって調べておきましたの。この店が、サツマイモのプリンを売っていることを……」
花丸「ひ、ひどすぎる……ダイヤちゃんの、非道!畜生!!ひとでなし!!!」
梨子「何が書いてあるんだろう?ルビィちゃんの身体で隠れてて、読めないよ……」
ダイヤ「……あれは、こう書いてあるんです」
『秋を先取り!数量限定なめらかサツマイモプリン!!ぜひお試しください!!!』
梨子「先取りしすぎじゃないかな………まだ五月だよ……」
花丸「……お、おイモさんはまずいずら!」
梨子「……?マルちゃん?」
ダイヤ「前もって調べておきましたの。この店が、サツマイモのプリンを売っていることを……」
花丸「ひ、ひどすぎる……ダイヤちゃんの、非道!畜生!!ひとでなし!!!」
28: 2016/05/06(金) 00:00:27.86 ID:afUySHfV.net
ダイヤ「なんとでもいいなさい、花丸さん。ですが……あの子も黒澤家の人間」
ダイヤ「名家の名に恥じぬ人物になる。その必要があるのですから――」
ダイヤ「厳しい試練の一つや二つ、越てもらいませんと!」
花丸「そんな…………」
梨子「あ、あの……話が見えないんだけど……」
花丸「ルビィちゃんはね、おイモさんが大好きなんだぁ」
花丸「だから、サツマイモプリンなんて見せられたら――」
ダイヤ「抹茶プリンなんて頭から消えてしまう。そうに違いありません」
ダイヤ「名家の名に恥じぬ人物になる。その必要があるのですから――」
ダイヤ「厳しい試練の一つや二つ、越てもらいませんと!」
花丸「そんな…………」
梨子「あ、あの……話が見えないんだけど……」
花丸「ルビィちゃんはね、おイモさんが大好きなんだぁ」
花丸「だから、サツマイモプリンなんて見せられたら――」
ダイヤ「抹茶プリンなんて頭から消えてしまう。そうに違いありません」
29: 2016/05/06(金) 00:02:28.25 ID:afUySHfV.net
「………………あ、あの!」
花丸「と、とうとうルビィちゃんが、店員さんに声を……!」
梨子「大丈夫……ルビィちゃんなら大丈夫……」
ダイヤ「ルビィ……」
「サ、サツマイモプリン、ひとつください」
ダイヤ「………………」
花丸「やっぱり、おイモには勝てなかったずら……」
梨子「ルビィちゃん……」
花丸「と、とうとうルビィちゃんが、店員さんに声を……!」
梨子「大丈夫……ルビィちゃんなら大丈夫……」
ダイヤ「ルビィ……」
「サ、サツマイモプリン、ひとつください」
ダイヤ「………………」
花丸「やっぱり、おイモには勝てなかったずら……」
梨子「ルビィちゃん……」
30: 2016/05/06(金) 00:04:41.30 ID:afUySHfV.net
「それと、抹茶プリンもひとつください!」
花丸「…………!」
ダイヤ「い、今……抹茶って……」
梨子「うん!ルビィちゃんは、抹茶って言ってました!」
ダイヤ「ま、まま、抹茶って?言った?言いました!?」
梨子「言いました!抹茶言いました!」
花丸「間違いないずら!マルは前世から信じてた!」
花丸「…………!」
ダイヤ「い、今……抹茶って……」
梨子「うん!ルビィちゃんは、抹茶って言ってました!」
ダイヤ「ま、まま、抹茶って?言った?言いました!?」
梨子「言いました!抹茶言いました!」
花丸「間違いないずら!マルは前世から信じてた!」
31: 2016/05/06(金) 00:06:04.75 ID:afUySHfV.net
「………………♪」
梨子「ゴキゲンみたいですね」
花丸「言いつけ通りに全て買うことができたんだもん。嬉しくなって当然ずら!」
ダイヤ「しかし妙ですわ……あのルビィがおイモに惑わされないなんて……」
「これでお姉ちゃんと一緒に食べられる…………」
梨子「ゴキゲンみたいですね」
花丸「言いつけ通りに全て買うことができたんだもん。嬉しくなって当然ずら!」
ダイヤ「しかし妙ですわ……あのルビィがおイモに惑わされないなんて……」
「これでお姉ちゃんと一緒に食べられる…………」
32: 2016/05/06(金) 00:07:11.91 ID:afUySHfV.net
ダイヤ「!」
梨子「ルビィちゃん、今、ダイヤちゃんと一緒に食べるって……」
ダイヤ「ど、どういう……ことですの……」
花丸「きっと……ルビィちゃんは、何を買うか、だけではなく――」
花丸「誰のために買うかも、きちっと把握してたんだと思う」
花丸「ルビィちゃんは抹茶プリンを食べるのは、ダイヤちゃんってわかっていた」
ダイヤ「だから、自身も一緒に仲良く食べれるよう、サツマイモプリンを購入したというんです!?」
花丸「たぶん…………ううん、間違いなくそうずら!ルビィちゃんは優しい子だもん!」
梨子「ルビィちゃん、今、ダイヤちゃんと一緒に食べるって……」
ダイヤ「ど、どういう……ことですの……」
花丸「きっと……ルビィちゃんは、何を買うか、だけではなく――」
花丸「誰のために買うかも、きちっと把握してたんだと思う」
花丸「ルビィちゃんは抹茶プリンを食べるのは、ダイヤちゃんってわかっていた」
ダイヤ「だから、自身も一緒に仲良く食べれるよう、サツマイモプリンを購入したというんです!?」
花丸「たぶん…………ううん、間違いなくそうずら!ルビィちゃんは優しい子だもん!」
33: 2016/05/06(金) 00:12:30.26 ID:cqw33mKP.net
ダイヤ「……いつのまにルビィは成長したというんですの」
ダイヤ「ついこの間まで…………ついこの間までは……」
ダイヤ「お姉ちゃんお姉ちゃんと、わたくしのあとを鬱陶しくついてくる、小さな子供に過ぎなかったのに……」ポロポロ
梨子「ダイヤちゃん、涙が…………」
ダイヤ「く、黒澤家の長女であるわたくしが……人前で涙など……」
ダイヤ「――すみません、見苦しいところを見せてしまいましたわね」
ダイヤ「ようやく少し落ち着きましたわ。さあ、帰りますわよ!」
花丸「おつかいを経て、成長したルビィちゃんを笑顔で迎えないと!」
梨子「うん!」
梨子(…………あれ?何か忘れている気がするような……?)
ダイヤ「ついこの間まで…………ついこの間までは……」
ダイヤ「お姉ちゃんお姉ちゃんと、わたくしのあとを鬱陶しくついてくる、小さな子供に過ぎなかったのに……」ポロポロ
梨子「ダイヤちゃん、涙が…………」
ダイヤ「く、黒澤家の長女であるわたくしが……人前で涙など……」
ダイヤ「――すみません、見苦しいところを見せてしまいましたわね」
ダイヤ「ようやく少し落ち着きましたわ。さあ、帰りますわよ!」
花丸「おつかいを経て、成長したルビィちゃんを笑顔で迎えないと!」
梨子「うん!」
梨子(…………あれ?何か忘れている気がするような……?)
34: 2016/05/06(金) 00:13:28.36 ID:cqw33mKP.net
梨子(あのあとなんとか先に帰った私たちは――)
梨子(満面の笑みを浮かべて帰ってくるルビィちゃんを、笑顔で迎えることができました)
梨子(いつも、ルビィちゃんに厳しく接するダイヤちゃん)
梨子(だけどもこの時は、そんなダイヤちゃんのほおも、緩みっぱなしで……)
梨子(なんだか、私もとっても嬉しくなっちゃいました)
梨子(それにね。兄弟がいるって、やっぱりいいなって――)
――――――――――
――――――
梨子(昨日は結局買うのを忘れちゃったけど、今日こそ画材を――)
梨子(…………ん?)
梨子(満面の笑みを浮かべて帰ってくるルビィちゃんを、笑顔で迎えることができました)
梨子(いつも、ルビィちゃんに厳しく接するダイヤちゃん)
梨子(だけどもこの時は、そんなダイヤちゃんのほおも、緩みっぱなしで……)
梨子(なんだか、私もとっても嬉しくなっちゃいました)
梨子(それにね。兄弟がいるって、やっぱりいいなって――)
――――――――――
――――――
梨子(昨日は結局買うのを忘れちゃったけど、今日こそ画材を――)
梨子(…………ん?)
35: 2016/05/06(金) 00:14:53.94 ID:cqw33mKP.net
「……そこは右だよ……右の道だよ……ちがうちがう!」
「通り過ぎてる!通り過ぎてるよ!」
「スキップしてる場合じゃないでしょ!」
梨子(えっ、あれって果南ちゃんと曜ちゃんだよね……?)
梨子(なにしてるんだろう?ま、まさか――)
梨子(また、誰かのおつかい見守ってるわけじゃないよね?)
「……チカちゃん!どんどん、おかしな方へ行ってるから!」
「ああ……チカにひとりでおつかいは、早すぎたのかも……」
梨子(こ、今度はチカちゃんなのぉ…………)
おわり
「通り過ぎてる!通り過ぎてるよ!」
「スキップしてる場合じゃないでしょ!」
梨子(えっ、あれって果南ちゃんと曜ちゃんだよね……?)
梨子(なにしてるんだろう?ま、まさか――)
梨子(また、誰かのおつかい見守ってるわけじゃないよね?)
「……チカちゃん!どんどん、おかしな方へ行ってるから!」
「ああ……チカにひとりでおつかいは、早すぎたのかも……」
梨子(こ、今度はチカちゃんなのぉ…………)
おわり
36: 2016/05/06(金) 00:20:59.84 ID:ZJOK0eX8.net
いいね!
乙!
乙!
37: 2016/05/06(金) 00:26:26.62 ID:B8V0rWMX.net
面白かった
乙
乙
38: 2016/05/06(金) 00:29:51.15 ID:ZfgZP/MH.net
良作乙
40: 2016/05/06(金) 00:31:49.06 ID:V5FeCCzA.net
乙
ダイまるビィ好き
ダイまるビィ好き
41: 2016/05/06(金) 00:32:02.60 ID:dzpvLr7y.net
サンシャインssもっと増え
42: 2016/05/06(金) 00:45:10.26 ID:/ZMVibFS.net
癒された乙
43: 2016/05/06(金) 00:55:09.76 ID:6DNs1s0/.net
やばいむちゃくちゃ面白かった!
また書いてね
また書いてね
44: 2016/05/06(金) 01:01:46.28 ID:N8aRsr56.net
普通に面白い
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1462457502/