3: 2021/05/10(月) 19:32:28.22 ID:aGxP1dwD
海未 「遭難しましたぁぁぁ!!」
穂乃果・ことり 「「えーーーっ!?」」
ピュュューーーー
ピュュューーーー
穂乃果 「遭難しちゃったの!?」
海未 「そうなんですよ」
穂乃果 「言ってる場合じゃないでしょ!?」
ことり 「ことりたち死んじゃうのかなぁ……」 グスッ
穂乃果 「うぅ、ことりちゃん泣かないで」
海未 「とりあえず助けを呼びましょう、真姫に連絡してみます」
穂乃果 「うん、よろしくね……」
穂乃果・ことり 「「えーーーっ!?」」
ピュュューーーー
ピュュューーーー
穂乃果 「遭難しちゃったの!?」
海未 「そうなんですよ」
穂乃果 「言ってる場合じゃないでしょ!?」
ことり 「ことりたち死んじゃうのかなぁ……」 グスッ
穂乃果 「うぅ、ことりちゃん泣かないで」
海未 「とりあえず助けを呼びましょう、真姫に連絡してみます」
穂乃果 「うん、よろしくね……」
4: 2021/05/10(月) 19:33:44.73 ID:aGxP1dwD
海未 「……」 ピポパ
穂乃果 「ってちょっと待ってよ!?」
海未 「なんです?」
穂乃果 「普通は救助隊とか警察とかでしょ!? なんで真姫ちゃんなの!?」
海未 「そ、それは……」
ことり 「ことり、知ってるよ」
海未 「!?」 ギクッ
ことり 「ここ本来立ち入り禁止の山なんだよね?」
穂乃果 「ええっーー!?」
ことり 「山登ってるとき立ち入り禁止の看板があったし……」
穂乃果 「そういえばやけに柵が多かったような……海未ちゃんが普通に壊してたけど……どういうことなの、海未ちゃん!?」
海未 「……」
穂乃果 「……」
ことり 「……」
穂乃果 「ってちょっと待ってよ!?」
海未 「なんです?」
穂乃果 「普通は救助隊とか警察とかでしょ!? なんで真姫ちゃんなの!?」
海未 「そ、それは……」
ことり 「ことり、知ってるよ」
海未 「!?」 ギクッ
ことり 「ここ本来立ち入り禁止の山なんだよね?」
穂乃果 「ええっーー!?」
ことり 「山登ってるとき立ち入り禁止の看板があったし……」
穂乃果 「そういえばやけに柵が多かったような……海未ちゃんが普通に壊してたけど……どういうことなの、海未ちゃん!?」
海未 「……」
穂乃果 「……」
ことり 「……」
5: 2021/05/10(月) 19:34:55.71 ID:aGxP1dwD
海未 「私ってたくさんの山を登ってるじゃないですか?」
穂乃果 「うん」
海未 「もう国内では登ってない山がない、と言い張れるぐらいには」
穂乃果 「うん」
海未 「それでも登れてない山があった。それは立ち入り禁止の山でした」
穂乃果 「うん??」
海未 「しかし登山家というものは、そこに山があるなら上りたくなるものなんです。だから」
穂乃果 「だから……?」
海未 「登りました」
穂乃果 「バカなの!?」
穂乃果 「うん」
海未 「もう国内では登ってない山がない、と言い張れるぐらいには」
穂乃果 「うん」
海未 「それでも登れてない山があった。それは立ち入り禁止の山でした」
穂乃果 「うん??」
海未 「しかし登山家というものは、そこに山があるなら上りたくなるものなんです。だから」
穂乃果 「だから……?」
海未 「登りました」
穂乃果 「バカなの!?」
6: 2021/05/10(月) 19:36:14.60 ID:aGxP1dwD
海未 「なっ!? バカなんて言う方がバカなんです!! あなたは最低ですっ!」 パチーン
穂乃果 「あべしっ!」
ことり 「喧嘩はやめて!! 二人とも!!」
穂乃果 「その理論で言うなら最低って言う方が最低じゃん!! はい論破!!」 パチーン
海未 「ひでぶっ!」
ことり 「うぅ……喧嘩は良くないよぉ……」 ポロポロ
穂乃果 「……」 ヒリヒリ
海未 「……」 ヒリヒリ
穂乃果 「ていうかことりちゃんさ」
ことり 「え?」
穂乃果 「なんか自分は蚊帳の外だと思ってるかもしれないけど、ことりちゃん立ち入り禁止の看板見つけてたんでしょ?」
ことり 「う、うん……」
穂乃果 「あべしっ!」
ことり 「喧嘩はやめて!! 二人とも!!」
穂乃果 「その理論で言うなら最低って言う方が最低じゃん!! はい論破!!」 パチーン
海未 「ひでぶっ!」
ことり 「うぅ……喧嘩は良くないよぉ……」 ポロポロ
穂乃果 「……」 ヒリヒリ
海未 「……」 ヒリヒリ
穂乃果 「ていうかことりちゃんさ」
ことり 「え?」
穂乃果 「なんか自分は蚊帳の外だと思ってるかもしれないけど、ことりちゃん立ち入り禁止の看板見つけてたんでしょ?」
ことり 「う、うん……」
7: 2021/05/10(月) 19:37:48.35 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「じゃあさ、なんでその時点で穂乃果に教えてくれなかったの? 相談さえしてくれてたらすぐ下山して、遭難しなかったかもしれないのに……」
ことり 「……」
ことり 「何度も言おうとしたよ?」
ことり 「でも、穂乃果ちゃん登山するのに夢中で、山ライフに夢中で……」
ことり「だから登頂が終わったらすぐ言おうと思ってた……相談に乗ってもらおうと思ってた」
ことり「でも……こんなことになって……」
ことり「聞いて欲しかったよ、穂乃果ちゃんには! 一番に相談したかった!」
ことり「だって!穂乃果ちゃんは初めてできた友達だよ!! ずっとそばにいた友達だよ!!」
ことり「そんなの……そんなの当たり前だよ!!」
穂乃果 「……」
海未 「……」
ことり 「……」
穂乃果 「いや相談してよっっ!?」
ことり 「……」
ことり 「何度も言おうとしたよ?」
ことり 「でも、穂乃果ちゃん登山するのに夢中で、山ライフに夢中で……」
ことり「だから登頂が終わったらすぐ言おうと思ってた……相談に乗ってもらおうと思ってた」
ことり「でも……こんなことになって……」
ことり「聞いて欲しかったよ、穂乃果ちゃんには! 一番に相談したかった!」
ことり「だって!穂乃果ちゃんは初めてできた友達だよ!! ずっとそばにいた友達だよ!!」
ことり「そんなの……そんなの当たり前だよ!!」
穂乃果 「……」
海未 「……」
ことり 「……」
穂乃果 「いや相談してよっっ!?」
8: 2021/05/10(月) 19:39:47.67 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「なんか誤魔化してるけどそのときとは全然状況が違うでしょ!?」
穂乃果 「立ち入り禁止の看板見たときに言うことでしょ普通っ!!!!」
ことり 「うぅ……!」 タタタタ
穂乃果 「ってことりちゃんどこに行くの!?」
海未 「ダメです! ことり! こんな凸凹な山で走ったら!」
ドテンッ
ことり 「……」
海未 「派手に転んでしまいます……」
穂乃果 「立ち入り禁止の看板見たときに言うことでしょ普通っ!!!!」
ことり 「うぅ……!」 タタタタ
穂乃果 「ってことりちゃんどこに行くの!?」
海未 「ダメです! ことり! こんな凸凹な山で走ったら!」
ドテンッ
ことり 「……」
海未 「派手に転んでしまいます……」
9: 2021/05/10(月) 19:40:56.10 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「大丈夫……ことりちゃん?」
ことり 「地面冷たいです……痛いです……」
海未 「はい……」
ことり 「このままだと……」
海未 「……」
ことり 「死んで……しまいます……」
海未 「……その通りです。ほら、手を取ってください。立ち上がってそこから話し合いましょう?」 サッ
ことり 「うん……」 ギュッ
穂乃果 「怪我してない?」
ことり 「うん、ありがとう二人とも……」
海未 「ということでどうしましょうか」
穂乃果 「どうするって穂乃果たち立ち入り禁止の山に不法侵入しちゃったんでしょ? 警察とか呼んだら捕まっちゃうよ」
ことり 「捕まるのはいやだなぁ……」
ことり 「地面冷たいです……痛いです……」
海未 「はい……」
ことり 「このままだと……」
海未 「……」
ことり 「死んで……しまいます……」
海未 「……その通りです。ほら、手を取ってください。立ち上がってそこから話し合いましょう?」 サッ
ことり 「うん……」 ギュッ
穂乃果 「怪我してない?」
ことり 「うん、ありがとう二人とも……」
海未 「ということでどうしましょうか」
穂乃果 「どうするって穂乃果たち立ち入り禁止の山に不法侵入しちゃったんでしょ? 警察とか呼んだら捕まっちゃうよ」
ことり 「捕まるのはいやだなぁ……」
10: 2021/05/10(月) 19:43:10.01 ID:aGxP1dwD
海未 「だから真姫に連絡してみようと思います。真姫の資本力はとんでもないですから、きっとヘリの一つや二つ、あるはずです」
穂乃果 「真姫ちゃんを巻き込むのは申し訳ないけど、事情が事情だし仕方ないね……」
海未 「ではかけてみます」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「あっ、真姫ですか? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
海未 「どうやら来てくれるようです」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
穂乃果 「真姫ちゃんを巻き込むのは申し訳ないけど、事情が事情だし仕方ないね……」
海未 「ではかけてみます」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「あっ、真姫ですか? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
海未 「どうやら来てくれるようです」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
11: 2021/05/10(月) 19:45:19.62 ID:aGxP1dwD
―30分後―
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「はいもしもし?」
真姫 『今近くまで来たわ。梯子を下ろすからそこから登ってちょうだい』
穂乃果 「ありがとね!! 真姫ちゃん!!」
真姫 『ヴェェ! 別に助けようと思って来たんじゃなくて! たまたま通りかかっただけよ!///』 カァァ
ことり 「あはは……真姫ちゃんらしいね」
穂乃果 「でも真姫ちゃん、ヘリなんてよく用意できたね。お父さんとお母さんが持ってたの?」
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「はいもしもし?」
真姫 『今近くまで来たわ。梯子を下ろすからそこから登ってちょうだい』
穂乃果 「ありがとね!! 真姫ちゃん!!」
真姫 『ヴェェ! 別に助けようと思って来たんじゃなくて! たまたま通りかかっただけよ!///』 カァァ
ことり 「あはは……真姫ちゃんらしいね」
穂乃果 「でも真姫ちゃん、ヘリなんてよく用意できたね。お父さんとお母さんが持ってたの?」
12: 2021/05/10(月) 19:47:28.39 ID:aGxP1dwD
真姫 『家用のヘリはあるけど、今回のは違うわ。結婚記念日でママとパパが遠くのレストランにヘリで行ってて、ヘリがなくてどうしよう……と思ってたんだけど、偶然調べたらヘリをすぐ組み立てて使わせてくれる製造会社があってね、天才真姫ちゃんがちゃちゃっと話をつけてすぐ用意してもらえたわ!』
穂乃果 「へぇー……そんな会社があるんだねぇ……名前はなんて言うの?」
真姫 『たしか』
真姫 『カプコンよ』
ヒューーーーーーーーン
クルクルクルクルクル
ドカーーーーンッッ
穂乃果 「真姫ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
…
…
…
穂乃果 「へぇー……そんな会社があるんだねぇ……名前はなんて言うの?」
真姫 『たしか』
真姫 『カプコンよ』
ヒューーーーーーーーン
クルクルクルクルクル
ドカーーーーンッッ
穂乃果 「真姫ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
…
…
…
13: 2021/05/10(月) 19:50:14.18 ID:aGxP1dwD
真姫 「ケホケホ……死ぬかと思った……」
海未 「真姫が無事で良かったです」
穂乃果 「あの爆発で頭が一時的にアフロになるだけで助かったなんて、まるでギャグみたいだね」
ことり 「まぁギャグだからね……」
海未 「命が第一です。しかし……」 チラッ
ヘリ 「あばよ……!」 メラメラ メラメラ
穂乃果 「ヘリ、燃えちゃったね……」
真姫 「結局私も遭難しちゃったわ。どうするの? 海未?」
海未 「ここは希に頼りましょう」
ことり 「希ちゃん?」
海未 「真姫が無事で良かったです」
穂乃果 「あの爆発で頭が一時的にアフロになるだけで助かったなんて、まるでギャグみたいだね」
ことり 「まぁギャグだからね……」
海未 「命が第一です。しかし……」 チラッ
ヘリ 「あばよ……!」 メラメラ メラメラ
穂乃果 「ヘリ、燃えちゃったね……」
真姫 「結局私も遭難しちゃったわ。どうするの? 海未?」
海未 「ここは希に頼りましょう」
ことり 「希ちゃん?」
14: 2021/05/10(月) 19:52:42.84 ID:aGxP1dwD
海未 「そうです。もはや一番の頼りだった真姫まで遭難してしまった以上、スピリチュアルに頼るしかありません。きっと希なら何とかしてくれる……不思議とそう思えるんです」
穂乃果 「たしかに希ちゃんなら何とかしてくれそうだよね!」 ニコッ
真姫 「いやいや……ヘリでも少し時間がかかる距離なのよ? 希に電話したところでそもそもこの山に来れないんじゃ」
穂乃果 「まぁでも物は試しで電話してみようよ!」
海未 「了解です!」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「あっ、希ですか? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
海未 「どうやら来てくれるようです」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
穂乃果 「たしかに希ちゃんなら何とかしてくれそうだよね!」 ニコッ
真姫 「いやいや……ヘリでも少し時間がかかる距離なのよ? 希に電話したところでそもそもこの山に来れないんじゃ」
穂乃果 「まぁでも物は試しで電話してみようよ!」
海未 「了解です!」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「あっ、希ですか? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
海未 「どうやら来てくれるようです」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
15: 2021/05/10(月) 19:54:55.72 ID:aGxP1dwD
真姫 「人って追い込まれると何でも信じたがるのね」
ピピピピピピ
ピピピピピピ
真姫 「……何の音?」
ピカーーーーーン
希 「スピリチュアルの音やっ!!」
穂乃果 「って希ちゃん!?」
海未 「さ、さっきまでいなかったのになぜ!?」
希 「スピリチュアルパワーで瞬間移動してきたんよ」
穂乃果 「スピリチュアルパワー……すごすぎるよ!!!!」
真姫 「イミワカンナイ!!」
ピピピピピピ
ピピピピピピ
真姫 「……何の音?」
ピカーーーーーン
希 「スピリチュアルの音やっ!!」
穂乃果 「って希ちゃん!?」
海未 「さ、さっきまでいなかったのになぜ!?」
希 「スピリチュアルパワーで瞬間移動してきたんよ」
穂乃果 「スピリチュアルパワー……すごすぎるよ!!!!」
真姫 「イミワカンナイ!!」
16: 2021/05/10(月) 19:57:06.16 ID:aGxP1dwD
海未 「希は以前からスピリチュアルだなぁとは思ってましたが、まさかここまでとは」
ことり 「ただの自称スピリチュアルじゃなかったんだね♪」
希 「ウチのスピリチュアル思い知ったか!!」 ドヤリ
希 「って待ってことりちゃんそれどういうこと」
海未 「とりあえず希。お願いです、そのスピリチュアルでどうか私たちをこの山から出してください!!」
穂乃果 「希ちゃんが頼りだよーー!!」
ことり 「ちゅん!」
ことり 「ただの自称スピリチュアルじゃなかったんだね♪」
希 「ウチのスピリチュアル思い知ったか!!」 ドヤリ
希 「って待ってことりちゃんそれどういうこと」
海未 「とりあえず希。お願いです、そのスピリチュアルでどうか私たちをこの山から出してください!!」
穂乃果 「希ちゃんが頼りだよーー!!」
ことり 「ちゅん!」
18: 2021/05/10(月) 19:59:17.11 ID:aGxP1dwD
希 「任せときっ! ウチのスピリチュアルパワーでぇ……ぐぬぬ」 ムムムム
海未 「……」 ドキドキ
穂乃果 「……」 ドキドキ
ことり 「……」 ドキドキ
真姫 「……」 ドキドキ
希 「って待って、ここ山やん」
海未 「え、はい。それがどうかしたんですか?」
希 「山って神聖なオーラがあるんよ」
穂乃果 「あ、聞いたことあるよ!」
希 「だからウチのスピリチュアルパワーも高まりすぎて……コントロールがががが……」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
穂乃果 「希ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
…
…
…
海未 「……」 ドキドキ
穂乃果 「……」 ドキドキ
ことり 「……」 ドキドキ
真姫 「……」 ドキドキ
希 「って待って、ここ山やん」
海未 「え、はい。それがどうかしたんですか?」
希 「山って神聖なオーラがあるんよ」
穂乃果 「あ、聞いたことあるよ!」
希 「だからウチのスピリチュアルパワーも高まりすぎて……コントロールがががが……」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
穂乃果 「希ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
…
…
…
19: 2021/05/10(月) 20:02:44.41 ID:aGxP1dwD
希 「ケホケホ……死ぬかと思った……」
海未 「希が無事で良かったです」
穂乃果 「希ちゃんも、あの爆発で頭が一時的にアフロになるだけで助かったなんて、さすがスピリチュアルだね!」
希 「三途の川渡りかけて本当の意味でスピリチュアルな経験をするところやったけどね」
ことり 「希ちゃんが無事で良かったよ!」
真姫 「それにしてもスピリチュアルパワーが暴走して爆発なんて……まだまだ知らないことはたくさんあるのね」
海未 「……どうです? 希。スピリチュアルパワーは使えそうですか?」
希 「いやまだ暴走してるし、使おうとしたらまた爆発しちゃうかなぁ。役に立たなくてごめんな~」
海未 「希が無事で良かったです」
穂乃果 「希ちゃんも、あの爆発で頭が一時的にアフロになるだけで助かったなんて、さすがスピリチュアルだね!」
希 「三途の川渡りかけて本当の意味でスピリチュアルな経験をするところやったけどね」
ことり 「希ちゃんが無事で良かったよ!」
真姫 「それにしてもスピリチュアルパワーが暴走して爆発なんて……まだまだ知らないことはたくさんあるのね」
海未 「……どうです? 希。スピリチュアルパワーは使えそうですか?」
希 「いやまだ暴走してるし、使おうとしたらまた爆発しちゃうかなぁ。役に立たなくてごめんな~」
21: 2021/05/10(月) 20:06:08.61 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「いやいや希ちゃんは悪くないよ!!」
海未 「そうです! 希は悪くありません!」
真姫 「強いて言うなら海未のせいよね」
海未 「ぐっ!」 ←図星
ことり 「でも海未ちゃんを責めても仕方ないよぉ……どうしよう……」
穂乃果 「そうだ! にこちゃんに電話してみようよ!!」
希 「にこっち?」
穂乃果 「うん!!」
真姫 「なんでそこでにこちゃんの名前が出てくるのよ」
穂乃果 「いやぁ~にこちゃんならさ! 『もう、しょうがないわねぇ』って言ってなんやかんや解決してくれそうかなって!」
海未 「たしかに、にこには何というか安心感があります」
海未 「そうです! 希は悪くありません!」
真姫 「強いて言うなら海未のせいよね」
海未 「ぐっ!」 ←図星
ことり 「でも海未ちゃんを責めても仕方ないよぉ……どうしよう……」
穂乃果 「そうだ! にこちゃんに電話してみようよ!!」
希 「にこっち?」
穂乃果 「うん!!」
真姫 「なんでそこでにこちゃんの名前が出てくるのよ」
穂乃果 「いやぁ~にこちゃんならさ! 『もう、しょうがないわねぇ』って言ってなんやかんや解決してくれそうかなって!」
海未 「たしかに、にこには何というか安心感があります」
22: 2021/05/10(月) 20:09:22.16 ID:aGxP1dwD
希 「いやいや、にこっちがどんなに頼もしいとは言え、さすがにこんな山の中だし来れないんやない?」
海未 「ひとまずCallingしてみます!」
海未 「ん? Calling……? 良い歌詞が浮かびました!」
海未 「この声が~」
穂乃果 「それは○'zでしょ!?」
海未 「聞こえない時もあるけれど~」
穂乃果 「違う曲だった!!」
海未 「ということでCallingです!」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「あっ、にこですか? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
海未 「どうやら来てくれるようです」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
海未 「ひとまずCallingしてみます!」
海未 「ん? Calling……? 良い歌詞が浮かびました!」
海未 「この声が~」
穂乃果 「それは○'zでしょ!?」
海未 「聞こえない時もあるけれど~」
穂乃果 「違う曲だった!!」
海未 「ということでCallingです!」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
海未 「あっ、にこですか? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
海未 「どうやら来てくれるようです」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
23: 2021/05/10(月) 20:12:33.99 ID:aGxP1dwD
真姫 「遭難時間が長ければ長いほど冷静さを失ってしまうのね」
希 「そうやなぁ……冷静に考えればウチみたいにスピリチュアルパワーがあるならまだしも、にこっちがこんな所に来れるはずが」
ニコニコニー
ニコニコニー
ピカーーーーーン
にこ 「にこの登場にこっ♪」
希 「ってにこっちができちゃダメやない!!?? ウチのスピリチュアルが特別感なくなるやん!!!!」
にこ 「そう言われてもにこだって何で瞬間移動できたかイマイチ分かってないし……」
ことり 「ことりが思うに、にこちゃんのアイドルの人気度、そして、ファンからの信仰心がエネルギーとなって瞬間移動を可能にしたんだと思うな♪」
穂乃果 「すごいよ!! にこちゃん!!!!」
真姫 「とにかく……これでようやく山から出れそうね」 ホッ
海未 「どうです? にこ。瞬間移動でみんなを連れて山から出れますか?」
希 「そうやなぁ……冷静に考えればウチみたいにスピリチュアルパワーがあるならまだしも、にこっちがこんな所に来れるはずが」
ニコニコニー
ニコニコニー
ピカーーーーーン
にこ 「にこの登場にこっ♪」
希 「ってにこっちができちゃダメやない!!?? ウチのスピリチュアルが特別感なくなるやん!!!!」
にこ 「そう言われてもにこだって何で瞬間移動できたかイマイチ分かってないし……」
ことり 「ことりが思うに、にこちゃんのアイドルの人気度、そして、ファンからの信仰心がエネルギーとなって瞬間移動を可能にしたんだと思うな♪」
穂乃果 「すごいよ!! にこちゃん!!!!」
真姫 「とにかく……これでようやく山から出れそうね」 ホッ
海未 「どうです? にこ。瞬間移動でみんなを連れて山から出れますか?」
24: 2021/05/10(月) 20:15:40.91 ID:aGxP1dwD
にこ 「うん、きっと大丈夫よ。頑張ってみるわ……ぐぬぬ」 ムムムム
海未 「……」 ドキドキ
穂乃果 「……」 ドキドキ
ことり 「……」 ドキドキ
真姫 「……」 ドキドキ
希 「……」 ドキドキ
にこ 「って待って、ここ山よね?」
海未 「え、はい。それがどうかしたんですか?」
にこ 「山って人が住んでる所から遠いでしょ? さっきのことりの解説が正しいとしたら……」
穂乃果 「そっか……信仰心が距離が遠いせいで届いてないんだ……!」
海未 「どうすれば……」
にこ 「なら、あんたたちの元気を少しもらうことになるけどそれで良い?」
穂乃果 「穂乃果たちの元気で良いなら全然大丈夫だよ!!」
海未 「……」 ドキドキ
穂乃果 「……」 ドキドキ
ことり 「……」 ドキドキ
真姫 「……」 ドキドキ
希 「……」 ドキドキ
にこ 「って待って、ここ山よね?」
海未 「え、はい。それがどうかしたんですか?」
にこ 「山って人が住んでる所から遠いでしょ? さっきのことりの解説が正しいとしたら……」
穂乃果 「そっか……信仰心が距離が遠いせいで届いてないんだ……!」
海未 「どうすれば……」
にこ 「なら、あんたたちの元気を少しもらうことになるけどそれで良い?」
穂乃果 「穂乃果たちの元気で良いなら全然大丈夫だよ!!」
25: 2021/05/10(月) 20:19:29.65 ID:aGxP1dwD
にこ 「そう……じゃあ頼むわよ!」 サッ
にこ 「にこに元気を分けてくれ!」 ゴゴゴゴ
穂乃果 「おりゃぁぁぁーーー!!」
海未 「ぐぬぬぬくみず!!」
ことり 「うぅーーーー!!」
真姫 「真姫ちゃんパワー!!!」
希 「ならウチのスピリチュアルパワーもにこっちに託すよ!!」
海未 「って希のスピリチュアルパワーは今暴走してるはずじゃ」
にこ 「こんなに元気があればきっと……! ってこれはさすがに多すぎ……!? コントロールがががが……」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
穂乃果 「にこちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
…
…
…
にこ 「にこに元気を分けてくれ!」 ゴゴゴゴ
穂乃果 「おりゃぁぁぁーーー!!」
海未 「ぐぬぬぬくみず!!」
ことり 「うぅーーーー!!」
真姫 「真姫ちゃんパワー!!!」
希 「ならウチのスピリチュアルパワーもにこっちに託すよ!!」
海未 「って希のスピリチュアルパワーは今暴走してるはずじゃ」
にこ 「こんなに元気があればきっと……! ってこれはさすがに多すぎ……!? コントロールがががが……」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
穂乃果 「にこちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
…
…
…
26: 2021/05/10(月) 20:26:31.19 ID:aGxP1dwD
にこ 「ケホケホ……死ぬかと思った……」
海未 「にこが無事で良かったです」
穂乃果 「にこちゃん! アフロ姿似合ってるよ!! グッジョブ!」
にこ 「喧嘩売ってんの?」
ことり 「にこちゃんが無事で良かったよ!」
真姫 「無事なのは良かったけど……このままじゃ……」
希 「みんな遭難してそのまま……」
穂乃果 「ひぃぃぃ! 死にたくないよぉ!!!!」 ガクガク
ことり 「このまま凍え死んじゃったら幼馴染三人同じ墓で眠りたいね、海未ちゃん」 ニコッ
海未 「ことりが重すぎて怖いんですが……」
海未 「にこが無事で良かったです」
穂乃果 「にこちゃん! アフロ姿似合ってるよ!! グッジョブ!」
にこ 「喧嘩売ってんの?」
ことり 「にこちゃんが無事で良かったよ!」
真姫 「無事なのは良かったけど……このままじゃ……」
希 「みんな遭難してそのまま……」
穂乃果 「ひぃぃぃ! 死にたくないよぉ!!!!」 ガクガク
ことり 「このまま凍え死んじゃったら幼馴染三人同じ墓で眠りたいね、海未ちゃん」 ニコッ
海未 「ことりが重すぎて怖いんですが……」
27: 2021/05/10(月) 20:56:35.84 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「いやそもそも死ぬわけない!! 死んでたまるかっ!! だってμ'sでラブライブ出るんでしょ!? 夢を叶えるんでしょ!?」
穂乃果以外 「「……!」」
にこ 「そうよ……こんなところで……こんなところで、にこの夢、途絶えてたまるもんですか……!」 グググ
真姫 「そうよ! まだまだ私も、μ'sのみんなも、これからなのよ!」
海未 「その通りです。しかし、穂乃果、何か策はあるのですか?」
穂乃果 「いや……正直ない」
海未 「……」
穂乃果 「でもやるったらやる、最後までやり切ってみせるって決めたから……こんなところで倒れるつもりはないよ、海未ちゃん」
海未 「……ふふ、それでこそ穂乃果です!」 ニコッ
穂乃果以外 「「……!」」
にこ 「そうよ……こんなところで……こんなところで、にこの夢、途絶えてたまるもんですか……!」 グググ
真姫 「そうよ! まだまだ私も、μ'sのみんなも、これからなのよ!」
海未 「その通りです。しかし、穂乃果、何か策はあるのですか?」
穂乃果 「いや……正直ない」
海未 「……」
穂乃果 「でもやるったらやる、最後までやり切ってみせるって決めたから……こんなところで倒れるつもりはないよ、海未ちゃん」
海未 「……ふふ、それでこそ穂乃果です!」 ニコッ
28: 2021/05/10(月) 20:58:38.92 ID:aGxP1dwD
希 「でも状況がかなり不利なのは確か……せめてえりちでもいてくれたら……」
穂乃果 「そうだねぇ、絵里ちゃんがいてくれたら心強いけど……」
にこ 「だけどここにいない人、頼ったって仕方ないじゃない」
海未 「!」 ビクッ
海未 「人の気配がしました! そこにいるのは誰ですか!!」 サッ
?? 「……」
絵里 「……」 ドヤリーチカ
希 「ってえりち!? なんでこんなところに!?」
にこ 「しかも待ってましたと言わんばかりのドヤ顔ね……」
穂乃果 「そうだねぇ、絵里ちゃんがいてくれたら心強いけど……」
にこ 「だけどここにいない人、頼ったって仕方ないじゃない」
海未 「!」 ビクッ
海未 「人の気配がしました! そこにいるのは誰ですか!!」 サッ
?? 「……」
絵里 「……」 ドヤリーチカ
希 「ってえりち!? なんでこんなところに!?」
にこ 「しかも待ってましたと言わんばかりのドヤ顔ね……」
30: 2021/05/10(月) 21:11:19.13 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「なーんだ! 絵里ちゃんも来てたなら早く声かけてよーー!」 トントン
絵里 「……」 ドヤリーチカ
穂乃果 「絵里ちゃん?」
絵里 「……」 ドヤリーチカ
穂乃果 「おーい?」
ことり 「動いてない……?」
真姫 「まさか……」
絵里 「……」 ドヤリーチカ コオッテルチカ
穂乃果 「絵里ちゃんが凍ってる!?」
希 「えりちぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーー!!!!!」
絵里 「……」 ドヤリーチカ
穂乃果 「絵里ちゃん?」
絵里 「……」 ドヤリーチカ
穂乃果 「おーい?」
ことり 「動いてない……?」
真姫 「まさか……」
絵里 「……」 ドヤリーチカ コオッテルチカ
穂乃果 「絵里ちゃんが凍ってる!?」
希 「えりちぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーー!!!!!」
31: 2021/05/10(月) 21:14:49.47 ID:aGxP1dwD
真姫 「は、早く火をつけないと、温めないと大変なことになるわ!」 アセアセ
海未 「しかし先程の爆発による火も消えてしまいましたし……近くに火はありませんよ!?」 アセアセ
ことり 「こうなったらまた誰かが爆発するしか……」
真姫 「でも私はヘリだったし、そのヘリは燃えてしまったから……」
海未 「にこと希のどちらかに……」
にこ 「!?」
希 「いや、いいよ、ウチが行く。さっき役に立てなかった分ここで返さないと」
穂乃果 「そんな希ちゃん……!?」
ことり 「希ちゃん……」
海未 「しかし先程の爆発による火も消えてしまいましたし……近くに火はありませんよ!?」 アセアセ
ことり 「こうなったらまた誰かが爆発するしか……」
真姫 「でも私はヘリだったし、そのヘリは燃えてしまったから……」
海未 「にこと希のどちらかに……」
にこ 「!?」
希 「いや、いいよ、ウチが行く。さっき役に立てなかった分ここで返さないと」
穂乃果 「そんな希ちゃん……!?」
ことり 「希ちゃん……」
32: 2021/05/10(月) 21:15:57.13 ID:aGxP1dwD
にこ 「な、なら! ならにこだって行ってみせるわ!! 私だって役に立ちたいのよ!」
希 「じゃあにこっちに任せようかな」
にこ 「!!??」
海未 「……ありがとうございます、にこ。では希、よろしくお願いします」
希 「分かった。希パワーーーーー……」 ゴゴゴゴ
にこ 「ちょ待って、スピリチュアルパワーを入れて爆発するなら別に他の人だってできるはずじゃ」
希 「希パワー注入!! はーい、ぷしゅ!」
にこ 「にこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーー!!!!」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
希 「にこっちぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーー!!!!」
…
…
…
希 「じゃあにこっちに任せようかな」
にこ 「!!??」
海未 「……ありがとうございます、にこ。では希、よろしくお願いします」
希 「分かった。希パワーーーーー……」 ゴゴゴゴ
にこ 「ちょ待って、スピリチュアルパワーを入れて爆発するなら別に他の人だってできるはずじゃ」
希 「希パワー注入!! はーい、ぷしゅ!」
にこ 「にこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーー!!!!」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
希 「にこっちぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーー!!!!」
…
…
…
34: 2021/05/10(月) 21:21:30.91 ID:aGxP1dwD
にこ 「ケホケホ……あんたら憎むわよ……」
真姫 「でもこの火があればエリーを助けられるはずよ」
穂乃果 「ありがとね!! にこちゃん!!」 ダキッ
にこ 「ちょ! 穂乃果!?///」 カァァ
海未 (穂乃果にハグされるなんてにこ、羨ましいです)
海未 「羨ましい、穂乃果にハグされるにこが」
ことり 「声に出てるよ、海未ちゃん」
真姫 「なぜか倒置法だし」
真姫 「でもこの火があればエリーを助けられるはずよ」
穂乃果 「ありがとね!! にこちゃん!!」 ダキッ
にこ 「ちょ! 穂乃果!?///」 カァァ
海未 (穂乃果にハグされるなんてにこ、羨ましいです)
海未 「羨ましい、穂乃果にハグされるにこが」
ことり 「声に出てるよ、海未ちゃん」
真姫 「なぜか倒置法だし」
35: 2021/05/10(月) 21:25:38.43 ID:aGxP1dwD
ボゥ
ボゥボゥボゥ
穂乃果 「氷、溶けてきたね」
にこ 「これで絵里も助かるかしら」
絵里 「……」 ドヤリーチカ コオッテルチカ
絵里 「……」 ドヤリーチカ
絵里 「はっ!?」 フッカツチカ!
海未 「あっ、絵里が復活しました」
真姫 「これで一安心ね」
絵里 「こ、ここは……! あっ、希!」
希 「えりち、無事で良かった……本当に……」 グスッ
ボゥボゥボゥ
穂乃果 「氷、溶けてきたね」
にこ 「これで絵里も助かるかしら」
絵里 「……」 ドヤリーチカ コオッテルチカ
絵里 「……」 ドヤリーチカ
絵里 「はっ!?」 フッカツチカ!
海未 「あっ、絵里が復活しました」
真姫 「これで一安心ね」
絵里 「こ、ここは……! あっ、希!」
希 「えりち、無事で良かった……本当に……」 グスッ
36: 2021/05/10(月) 21:33:33.28 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「本当に心配したんだよ! 絵里ちゃん!!」 グスッ
絵里 「みんな……! どうやら心配させてしまったみたいね……」
真姫 「こんなハキハキ喋れてるなら一安心ね」
海未 「それにしてもなぜ絵里が、こんな山奥で凍ってたんですか?」
絵里 「やっぱり説明しなくちゃいけないわよね……」
にこ 「そうね。気になるわ」
絵里 「あれは希をストーキングしてた頃……」
希 「はっ?」
真姫 (そんな回想導入ある?)
―――――
―――
―
絵里 「みんな……! どうやら心配させてしまったみたいね……」
真姫 「こんなハキハキ喋れてるなら一安心ね」
海未 「それにしてもなぜ絵里が、こんな山奥で凍ってたんですか?」
絵里 「やっぱり説明しなくちゃいけないわよね……」
にこ 「そうね。気になるわ」
絵里 「あれは希をストーキングしてた頃……」
希 「はっ?」
真姫 (そんな回想導入ある?)
―――――
―――
―
37: 2021/05/10(月) 21:40:09.28 ID:aGxP1dwD
絵里 「希をストーキングするのも日課になると少し飽きるわねぇ」
絵里 「最近は、こっそり書いてた希日記の存在がバレたり……真姫と希の修羅場家族会議に巻き込まれたり……散々だし」
絵里 「……」
絵里 「そうだ!! いつもは追いかけてるけどたまには待ち伏せしてみましょう!」
絵里 (でも待ち伏せってどうやるのかしら?)
絵里 「こうなったら今まで蓄積してきたあらゆる希の情報から分析して……」 ニヤリ
―
―――
―――――
絵里 「最近は、こっそり書いてた希日記の存在がバレたり……真姫と希の修羅場家族会議に巻き込まれたり……散々だし」
絵里 「……」
絵里 「そうだ!! いつもは追いかけてるけどたまには待ち伏せしてみましょう!」
絵里 (でも待ち伏せってどうやるのかしら?)
絵里 「こうなったら今まで蓄積してきたあらゆる希の情報から分析して……」 ニヤリ
―
―――
―――――
39: 2021/05/10(月) 21:50:11.95 ID:aGxP1dwD
絵里 「それで分析した結果、一週間後にこの山に希が来るって予測できたのよ」
希 「うわぁ……」
にこ 「希、ドン引きしちゃってるじゃない」
絵里 「それで待ってるうちに凍っちゃったんだけど……」
希 「さっきのウチの涙を返して欲しい」
穂乃果 「あはは……なんていうか……さっきは絵里ちゃんがいたら頼もしいと思ってたけど」
ことり 「今回の絵里ちゃんはポンコツの方だからダメそうだね……」
絵里 「ポンコツの方!? 私のことポンコツって言ってるわけ!?」 ムカッ
ことり 「言ってないよ」
絵里 「そっかぁ」 ホッ
海未 「やっぱりポンコツじゃないですか」
希 「うわぁ……」
にこ 「希、ドン引きしちゃってるじゃない」
絵里 「それで待ってるうちに凍っちゃったんだけど……」
希 「さっきのウチの涙を返して欲しい」
穂乃果 「あはは……なんていうか……さっきは絵里ちゃんがいたら頼もしいと思ってたけど」
ことり 「今回の絵里ちゃんはポンコツの方だからダメそうだね……」
絵里 「ポンコツの方!? 私のことポンコツって言ってるわけ!?」 ムカッ
ことり 「言ってないよ」
絵里 「そっかぁ」 ホッ
海未 「やっぱりポンコツじゃないですか」
40: 2021/05/10(月) 22:18:04.25 ID:aGxP1dwD
真姫 「それにしても海未、どうするの? 本当の本当に詰んでると思うけど……」
海未 「あと連絡してないのは凛と花陽ですね。申し訳ないですが協力の要請をしましょう」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
希 「通話オフっ!」
ピッ
海未 「はい?」
希 「やっぱり二人に電話をかけるのはやめた方が良いんやない? 海未ちゃん」
海未 「なぜです?」
希 「ウチには見えるんや……!」 プワプワーオ
海未 「あと連絡してないのは凛と花陽ですね。申し訳ないですが協力の要請をしましょう」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
希 「通話オフっ!」
ピッ
海未 「はい?」
希 「やっぱり二人に電話をかけるのはやめた方が良いんやない? 海未ちゃん」
海未 「なぜです?」
希 「ウチには見えるんや……!」 プワプワーオ
41: 2021/05/10(月) 22:18:44.52 ID:aGxP1dwD
凛 『かよちーん! 一緒に遊園地行こっ♪』
花陽 『ふふ、そうだねぇ、帰りにラーメン屋さんにも寄ろっか?』
凛 『いいの!?』 キラキラ
花陽 『うん』
凛 『やったーーー!! かよちん、大好き!!』 ダキッ
花陽 『私もだよ、凛ちゃん!』 ニコッ
花陽 『ふふ、そうだねぇ、帰りにラーメン屋さんにも寄ろっか?』
凛 『いいの!?』 キラキラ
花陽 『うん』
凛 『やったーーー!! かよちん、大好き!!』 ダキッ
花陽 『私もだよ、凛ちゃん!』 ニコッ
42: 2021/05/10(月) 22:50:49.23 ID:aGxP1dwD
希 「りんぱなは邪魔してはいけない聖域なんや」
にこ 「たしかにそうね」
絵里 「こんな先輩たち一年生に見せられないわよ」
真姫 「私一年なんだけど」
海未 「はぁ……まぁ希がそう言うなら……」
穂乃果 「でもじゃあどうすれば良いんだろう、もう遭難してから結構経ってるし……」
ことり 「ことりたちやっぱり死んじゃうのかなぁ……」 グスッ
穂乃果 「うぅ、ことりちゃん泣かないで」
にこ 「たしかにそうね」
絵里 「こんな先輩たち一年生に見せられないわよ」
真姫 「私一年なんだけど」
海未 「はぁ……まぁ希がそう言うなら……」
穂乃果 「でもじゃあどうすれば良いんだろう、もう遭難してから結構経ってるし……」
ことり 「ことりたちやっぱり死んじゃうのかなぁ……」 グスッ
穂乃果 「うぅ、ことりちゃん泣かないで」
43: 2021/05/10(月) 23:04:29.69 ID:aGxP1dwD
海未 「みなさん、言いたいことがあります」
にこ 「もしかして解決方法でも見つかったの!?」
海未 「いえ、謝罪です」
絵里 「謝罪?」
海未 「ええ……。もちろん、先ほどの穂乃果の言葉もあって私は諦めてません。諦めてたまるものですか。しかし、何も言えないで倒れてしまっては……それは最悪のケースです。だから言わせてください」
海未 「私はμ'sのことが大好きです。いつのまにかスクールアイドルというものまで、癖になってしまいました。だから本当に皆さんには感謝してます……特に私をいつも優しく支えてくれたことり、そして穂乃果」
穂乃果 「!」
海未 「ありがとう。私はいつもあなたに新しい景色を見させてもらってます。大好きですよ、穂乃果」 ニコッ
穂乃果 「海未ちゃん……」 ウルウル
ことり (なんかμ'sとことりはついで感が否めないちゅん……)
にこ 「もしかして解決方法でも見つかったの!?」
海未 「いえ、謝罪です」
絵里 「謝罪?」
海未 「ええ……。もちろん、先ほどの穂乃果の言葉もあって私は諦めてません。諦めてたまるものですか。しかし、何も言えないで倒れてしまっては……それは最悪のケースです。だから言わせてください」
海未 「私はμ'sのことが大好きです。いつのまにかスクールアイドルというものまで、癖になってしまいました。だから本当に皆さんには感謝してます……特に私をいつも優しく支えてくれたことり、そして穂乃果」
穂乃果 「!」
海未 「ありがとう。私はいつもあなたに新しい景色を見させてもらってます。大好きですよ、穂乃果」 ニコッ
穂乃果 「海未ちゃん……」 ウルウル
ことり (なんかμ'sとことりはついで感が否めないちゅん……)
44: 2021/05/10(月) 23:05:34.61 ID:aGxP1dwD
海未 「そして本当にごめんなさい、みんな。私のわがままでこんなことに……」
にこ 「たしかに海未のせいで私も死にかけてるけど、憎んでなんかないわよ。だってμ'sはいつも助け合うもんでしょ?」
希 「ピンチなら支え合う、当たり前やん?」
真姫 「この真姫ちゃんがいなきゃもっと早くに倒れてたんじゃない? 感謝だけで十分、謝る必要はないわよ」
絵里 「そうよ。たしかに海未のせいで遭難してしまったけど」
希 「いやえりちは自業自得やろ」
絵里 「それでも後悔なんかしない」
海未 「みんな……」 ポロポロ
にこ 「たしかに海未のせいで私も死にかけてるけど、憎んでなんかないわよ。だってμ'sはいつも助け合うもんでしょ?」
希 「ピンチなら支え合う、当たり前やん?」
真姫 「この真姫ちゃんがいなきゃもっと早くに倒れてたんじゃない? 感謝だけで十分、謝る必要はないわよ」
絵里 「そうよ。たしかに海未のせいで遭難してしまったけど」
希 「いやえりちは自業自得やろ」
絵里 「それでも後悔なんかしない」
海未 「みんな……」 ポロポロ
45: 2021/05/10(月) 23:09:01.48 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「それに何か変な雰囲気になってるけど、違うでしょ? みんな無事で帰るんだから謝らないでよ、海未ちゃん!」 ニコッ
海未 「穂乃果……!!」 ポロポロ
希 「……どんな場所でも、μ'sの絆は変わらない。それって、何よりも素敵なことやね」 シンミリ
にこ 「……そうね」 シンミリ
絵里 「でもこのままじゃみんなあの世行きよ?」
希 「空気読んで欲しいんやけど、KYE」
絵里 「KYE!? KKEじゃなくて!?」
穂乃果 「でもその通りだよ、ただ根拠のない大丈夫じゃダメ。なんとかこの山から出ないと……!」
海未 「穂乃果……!!」 ポロポロ
希 「……どんな場所でも、μ'sの絆は変わらない。それって、何よりも素敵なことやね」 シンミリ
にこ 「……そうね」 シンミリ
絵里 「でもこのままじゃみんなあの世行きよ?」
希 「空気読んで欲しいんやけど、KYE」
絵里 「KYE!? KKEじゃなくて!?」
穂乃果 「でもその通りだよ、ただ根拠のない大丈夫じゃダメ。なんとかこの山から出ないと……!」
46: 2021/05/10(月) 23:10:42.10 ID:aGxP1dwD
海未 「!」 ビクッ
海未 「また人の気配がしました! そこにいるのは誰ですか!!」 サッ
?? 「……」
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
にこ 「って綺羅ツバサ!? なんでこんなところに!?」
海未 「しかもオーラ漂わせてますね……さすがA-RISEです……」
穂乃果 「ツバサさん!! ツバサさんも山に来てたんですね!!」 タッチ
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
穂乃果 「ツバサさん?」
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
穂乃果 「ええと……?」
海未 「また人の気配がしました! そこにいるのは誰ですか!!」 サッ
?? 「……」
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
にこ 「って綺羅ツバサ!? なんでこんなところに!?」
海未 「しかもオーラ漂わせてますね……さすがA-RISEです……」
穂乃果 「ツバサさん!! ツバサさんも山に来てたんですね!!」 タッチ
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
穂乃果 「ツバサさん?」
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
穂乃果 「ええと……?」
47: 2021/05/10(月) 23:11:49.01 ID:aGxP1dwD
ことり 「動いてない……?」
真姫 「まさか……」
ツバサ 「……」 カンゼンニ コオルハウス
穂乃果 「ツバサさんが凍ってる!?」
真姫 「ヴェェ!?」
ことり 「え、えっと! 火が! 火が必要だよね!?」 アセアセ
穂乃果 「にこちゃん……!」
にこ 「!!??」
希 「ツバサさんを救えるのはもう……にこっちしか……」
にこ 「いや同じ手には引っかからないわよ!? もう爆発は嫌よ!!!」
真姫 「まさか……」
ツバサ 「……」 カンゼンニ コオルハウス
穂乃果 「ツバサさんが凍ってる!?」
真姫 「ヴェェ!?」
ことり 「え、えっと! 火が! 火が必要だよね!?」 アセアセ
穂乃果 「にこちゃん……!」
にこ 「!!??」
希 「ツバサさんを救えるのはもう……にこっちしか……」
にこ 「いや同じ手には引っかからないわよ!? もう爆発は嫌よ!!!」
48: 2021/05/10(月) 23:21:58.88 ID:aGxP1dwD
穂乃果 「にこちゃん……」 ウルウル
にこ 「ぐぬぬ……!」
ことり 「にこちゃん、お願いっ!!」 ウルウル
にこ 「あーもうっ!!! しょうがないわねぇ!!!!」
絵里 「さすがにこね」
希 「分かった。希パワーーーーー……」 ゴゴゴゴ
にこ 「ていうか爆発を一種のマッサージだと思えばいいのよ、爆発と思うから怖いのであって、足ツボ的痛いんだけど気持ちよさって感じで……」 ゴニョゴニョ
希 「希パワー注入!! はーい、ぷしゅ!」
にこ 「にこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーー!!!!」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
希 「にこっちぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーー!!!!」
…
…
…
にこ 「ぐぬぬ……!」
ことり 「にこちゃん、お願いっ!!」 ウルウル
にこ 「あーもうっ!!! しょうがないわねぇ!!!!」
絵里 「さすがにこね」
希 「分かった。希パワーーーーー……」 ゴゴゴゴ
にこ 「ていうか爆発を一種のマッサージだと思えばいいのよ、爆発と思うから怖いのであって、足ツボ的痛いんだけど気持ちよさって感じで……」 ゴニョゴニョ
希 「希パワー注入!! はーい、ぷしゅ!」
にこ 「にこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーー!!!!」
ピカッ
ドカーーーーンッッ
希 「にこっちぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーー!!!!」
…
…
…
50: 2021/05/10(月) 23:43:44.74 ID:aGxP1dwD
にこ 「ケホケホ……危うく変な扉開けるところだったわよ……」
真姫 「でもこの火があれば助けられるはずよ」
穂乃果 「ありがとね!! にこちゃん!!」 ダキッ
にこ 「ちょ! 穂乃果!?///」 カァァ
ことり (穂乃果ちゃんにハグされるなんて羨ましいなぁ……)
ことり 「穂乃果ちゃん、このにこ野郎、羨まし!!!!」
海未 「こらことり! 声に出てますよ、言葉遣いも荒いですし」
真姫 「なんで五七五なのよ」
真姫 「でもこの火があれば助けられるはずよ」
穂乃果 「ありがとね!! にこちゃん!!」 ダキッ
にこ 「ちょ! 穂乃果!?///」 カァァ
ことり (穂乃果ちゃんにハグされるなんて羨ましいなぁ……)
ことり 「穂乃果ちゃん、このにこ野郎、羨まし!!!!」
海未 「こらことり! 声に出てますよ、言葉遣いも荒いですし」
真姫 「なんで五七五なのよ」
52: 2021/05/11(火) 00:13:23.67 ID:PU4XBVK1
ボゥ
ボゥボゥボゥ
穂乃果 「氷、溶けてきたね」
にこ 「それにしてもこんな所でA-RISEに会えるなんて……」
希 「本当に意外な場所やね」
ツバサ 「……」 カンゼンニ コオルハウス
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
ツバサ 「はっ!?」 フルハウスッ!
穂乃果 「ツバサさん大丈夫ですか!?」
ツバサ 「ほ、穂乃果さん!?///」
海未 「それにしてもなぜA-RISEの綺羅ツバサさんがここに……」
ツバサ 「やっぱり説明しなくちゃいけないわよね……」
にこ 「なにか訳ありな事情が……!?」 ドキドキ
ツバサ 「あれは穂乃果さんをストーキングしてた頃……」
穂乃果 「え?」
真姫 「デジャブね」
―――――
―――
―
ボゥボゥボゥ
穂乃果 「氷、溶けてきたね」
にこ 「それにしてもこんな所でA-RISEに会えるなんて……」
希 「本当に意外な場所やね」
ツバサ 「……」 カンゼンニ コオルハウス
ツバサ 「……」 オーラ タダヨウー
ツバサ 「はっ!?」 フルハウスッ!
穂乃果 「ツバサさん大丈夫ですか!?」
ツバサ 「ほ、穂乃果さん!?///」
海未 「それにしてもなぜA-RISEの綺羅ツバサさんがここに……」
ツバサ 「やっぱり説明しなくちゃいけないわよね……」
にこ 「なにか訳ありな事情が……!?」 ドキドキ
ツバサ 「あれは穂乃果さんをストーキングしてた頃……」
穂乃果 「え?」
真姫 「デジャブね」
―――――
―――
―
53: 2021/05/11(火) 00:16:22.51 ID:PU4XBVK1
ツバサ 「穂乃果さんをストーキングするのもワンパターンじゃつまらないわね。とはいえやめるわけにはいかないわ」
ツバサ 「最近は、お金を使いすぎて穂乃果さんの新しいグッズも買えず……穂乃果さん成分が足りてないのも事実だし」
ツバサ 「……」
ツバサ 「そうだ!! せっかくだから今度は待ち伏せしてみましょう!」
ツバサ (でも待ち伏せってどうやるのかしら?)
ツバサ 「こうなったら今まで蓄積してきたあらゆる穂乃果さんの情報から分析して……ぐへへ」 ニヤリ
―
―――
―――――
ツバサ 「最近は、お金を使いすぎて穂乃果さんの新しいグッズも買えず……穂乃果さん成分が足りてないのも事実だし」
ツバサ 「……」
ツバサ 「そうだ!! せっかくだから今度は待ち伏せしてみましょう!」
ツバサ (でも待ち伏せってどうやるのかしら?)
ツバサ 「こうなったら今まで蓄積してきたあらゆる穂乃果さんの情報から分析して……ぐへへ」 ニヤリ
―
―――
―――――
54: 2021/05/11(火) 00:17:37.16 ID:PU4XBVK1
ツバサ 「それで分析した結果、一週間後にこの山に穂乃果さんが来るって予測できたのよ」
穂乃果 「うわぁ……」
にこ 「私の憧れ像が……あばば」
にこ 「」 パタリ
真姫 「にこちゃんが気絶した!?」
絵里 「放っておいてあげるのも優しさよ」
ツバサ 「ただ良かったわね、あなたたち」
ことり 「へ?」
ツバサ 「私は英玲奈の電話番号を知っている。そして英玲奈は機械に詳しくてね、ヘリなんかもツテで借りれるんじゃないかしら?」
絵里 「ってことは!」
海未 「私たち助かるってことですか!?」
穂乃果 「うわぁ……」
にこ 「私の憧れ像が……あばば」
にこ 「」 パタリ
真姫 「にこちゃんが気絶した!?」
絵里 「放っておいてあげるのも優しさよ」
ツバサ 「ただ良かったわね、あなたたち」
ことり 「へ?」
ツバサ 「私は英玲奈の電話番号を知っている。そして英玲奈は機械に詳しくてね、ヘリなんかもツテで借りれるんじゃないかしら?」
絵里 「ってことは!」
海未 「私たち助かるってことですか!?」
55: 2021/05/11(火) 00:18:31.84 ID:PU4XBVK1
ツバサ 「その通り。じゃあ電話かけるから少し待ってて」 ピポパ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
ツバサ 「あっ、英玲奈? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
ツバサ 「どうやら来てくれるみたい」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
トゥフルルルル
トゥフルルルル
ツバサ 「あっ、英玲奈? 実はこしょこしょ……」 ペラペラ
ピッ
ツバサ 「どうやら来てくれるみたい」
穂乃果 「やったぁぁーーー!! これで穂乃果たち助かるんだね!!」 パァァ
ことり 「良かったよぉーーー!!」 ポロポロ
56: 2021/05/11(火) 00:19:20.77 ID:PU4XBVK1
絵里 「この恩は必ず返すわ」
ツバサ 「……返さなくてもいいわよ。そもそもあなたたち私を氷漬けから助けてくれたじゃない、そのお礼よ。なにより」 ギロッ
絵里 「!」
ツバサ 「あなたたちμ'sと私たちA-RISEは全力で戦いたいの。そんな楽しみがこんな理由で無くなっては困るわ」 フフ
絵里 「……そう。A-RISEさん、楽しみにするのは構いませんけど、油断しないでくださいね」
ツバサ 「!」
絵里 「私たちは絶対勝ちますから」 ニコッ
ツバサ 「……ふふ、望む所よ」
希 「なんか二人ともカッコいい会話してるけど、どっちもストーカーだと思うとなぁ」
ツバサ 「……返さなくてもいいわよ。そもそもあなたたち私を氷漬けから助けてくれたじゃない、そのお礼よ。なにより」 ギロッ
絵里 「!」
ツバサ 「あなたたちμ'sと私たちA-RISEは全力で戦いたいの。そんな楽しみがこんな理由で無くなっては困るわ」 フフ
絵里 「……そう。A-RISEさん、楽しみにするのは構いませんけど、油断しないでくださいね」
ツバサ 「!」
絵里 「私たちは絶対勝ちますから」 ニコッ
ツバサ 「……ふふ、望む所よ」
希 「なんか二人ともカッコいい会話してるけど、どっちもストーカーだと思うとなぁ」
57: 2021/05/11(火) 00:20:57.35 ID:PU4XBVK1
―30分後―
にこ 「にこっ!?」 バッ
希 「あっ、にこっち目覚ました?」
にこ 「……にこはなんで気絶してたのかしら?」
希 「覚えてないん?」
にこ 「なぜか」
希 「……世の中には覚えてない方が良いこともあるんよ」
トゥフルルルル
トゥフルルルル
ツバサ 「はいもしもし?」
英玲奈 『もうそろそろ着くぞ。梯子を下ろすからそこから登ってくれ』
ツバサ 「ふふ、感謝するわ、英玲奈」
穂乃果 「ようやくこの山から降りれるんだね……」
ことり 「もう山登りは懲り懲りだよぉ」
海未 「今度はしっかり立ち入り禁止じゃない山を選ぶので安心してください」
穂乃果 「また山行く気なの!?」
にこ 「にこっ!?」 バッ
希 「あっ、にこっち目覚ました?」
にこ 「……にこはなんで気絶してたのかしら?」
希 「覚えてないん?」
にこ 「なぜか」
希 「……世の中には覚えてない方が良いこともあるんよ」
トゥフルルルル
トゥフルルルル
ツバサ 「はいもしもし?」
英玲奈 『もうそろそろ着くぞ。梯子を下ろすからそこから登ってくれ』
ツバサ 「ふふ、感謝するわ、英玲奈」
穂乃果 「ようやくこの山から降りれるんだね……」
ことり 「もう山登りは懲り懲りだよぉ」
海未 「今度はしっかり立ち入り禁止じゃない山を選ぶので安心してください」
穂乃果 「また山行く気なの!?」
58: 2021/05/11(火) 00:22:03.18 ID:PU4XBVK1
ツバサ 「それにしてもいくら英玲奈が機械に詳しいからって、こんなにも早くヘリを用意できるなんて……まさか元々持ってた?」
英玲奈 『いや、持ってはない。しかし調べたらヘリをすぐ組み立てて使わせてくれる製造会社を見つけてな、すぐ用意してもらった!』
ツバサ 「へぇー……そんな会社があるのねぇ……名前はなんて言うの?」
英玲奈 『たしか』
英玲奈 『カプコンだ』
ヒューーーーーーーーン
クルクルクルクルクル
ドカーーーーンッッ
ツバサ 「英玲奈ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!!」
英玲奈 『いや、持ってはない。しかし調べたらヘリをすぐ組み立てて使わせてくれる製造会社を見つけてな、すぐ用意してもらった!』
ツバサ 「へぇー……そんな会社があるのねぇ……名前はなんて言うの?」
英玲奈 『たしか』
英玲奈 『カプコンだ』
ヒューーーーーーーーン
クルクルクルクルクル
ドカーーーーンッッ
ツバサ 「英玲奈ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!!」
59: 2021/05/11(火) 00:25:10.95 ID:PU4XBVK1
その後、帰ってこない二人を不審に思ったあんじゅさんが救助隊に連絡したことでなんとかみんな無事に生還しました。
不法侵入に関しては厳重注意されました。
そしてにこちゃんはしばらくアフロヘアーで生活しましたとさ。
希 「ふふ、にこっち、アフロヘア似合うよ?」
にこ 「うるさい!」 プイッ
おわり
不法侵入に関しては厳重注意されました。
そしてにこちゃんはしばらくアフロヘアーで生活しましたとさ。
希 「ふふ、にこっち、アフロヘア似合うよ?」
にこ 「うるさい!」 プイッ
おわり
60: 2021/05/11(火) 00:41:01.11 ID:PU4XBVK1
ありがとうございました。
前作から二週間程度空いたのですが、それだけでも筆の勢いが下がってしまった気がします。やはり定期的に書かなければ。
また、りんぱなを遭難させなかったのは、実は過去作でもう既に遭難させてしまっていたからと言うメタい理由があります。
りんぱな遭難ss
花陽 「凛ちゃん、貴重な火だよ!」 凛 「おおっーー!!」
前作
希 「わしわしー!!」 真姫 「きゃああああ」 弁護士 「」
前々作
真姫 「発声練習しましょう」 花陽 「はい!」
前作から二週間程度空いたのですが、それだけでも筆の勢いが下がってしまった気がします。やはり定期的に書かなければ。
また、りんぱなを遭難させなかったのは、実は過去作でもう既に遭難させてしまっていたからと言うメタい理由があります。
りんぱな遭難ss
花陽 「凛ちゃん、貴重な火だよ!」 凛 「おおっーー!!」
【SS】花陽 「凛ちゃん、貴重な火だよ!」 凛 「おおっーー!!」
凛 「これで一安心だね、ふぅ」
スッ
花陽 「あれ……」
凛 「……」
花陽 「ひ、火が、火が消えたんだけど」
凛 「えーと……」
花陽 「遭難しててやばくて、でもようやく火を出せて、おそらくもう綿はないからこれが最後のチャンスで……」
凛 「うーん……」
花陽 「い、いま凛ちゃんの一息で」
凛 「……」
花陽 「……」
前作
希 「わしわしー!!」 真姫 「きゃああああ」 弁護士 「」
【SS】希 「わしわしー!!」 真姫 「きゃああああ」 弁護士 「」【ラブライブ!】
弁護士 「あなた何やってるんですか?」
希 「えっ……」
真姫 「あっ、桜さん……」
希 「えっと、真姫ちゃん、知り合い?」
真姫 「ええ、西木野家専属の弁護士なの」
希 「弁護士!?」
弁護士 「私は祖母からずっと西木野家を守ってきた由緒ある弁護士一家です。そして、真姫ちゃんは私たち一族にとって可愛い孫のようなもの……そんな真姫ちゃんに今あなたは何を?」
希 「そ、その」
弁護士 「今から家に来ていただきます。家族会議です」
…
…
…
前々作
真姫 「発声練習しましょう」 花陽 「はい!」
【SS】真姫 「発声練習しましょう」 花陽 「はい!」【ラブライブ!】
真姫「あめんぼ赤いなあいうえお」
花陽「あめんぼ赤いなあいうえお」
真姫「感激しちゃうなかきくけこ」
花陽「感激しちゃうなかきくけこ」
真姫「真姫ちゃんすごいなさしすせそ」
花陽「真姫ちゃんすごいなさしすせそ」
真姫「真姫ちゃんとびきりたちつてと」
花陽「真姫ちゃんとびきりたちつてと」
真姫「真姫ちゃん人気が」
絵里「はいはいストップストップストーップ!」
61: 2021/05/11(火) 01:17:33.21 ID:pg6v2yWU
おつやで
前回の凛ちゃんがいたら全滅だったかもしれねえ
前回の凛ちゃんがいたら全滅だったかもしれねえ
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1620642648/