【SS】にこ「部室で…ことりと…二人きり…!?」

SS


1: 2014/09/01(月) 23:46:13.68 ID:vsXQtBCj.net
にこ「聞いてないわよ…」

穂乃果「ごめんにこちゃん 私たち今日は生徒会忙しくてさ」

海末「練習には遅れます」

にこ「ちょっと待ちなさいよ!」

にこ「ことりも生徒会でしょうが!!」

ほのうみ「……」

穂乃果「でも1人くらい部室にいてあげないと」

海末「今日は一年組は試験 絵理と希は理事長に用事があるでしょう?」

穂乃果「にこちゃんぼっちだとかわいそうだと思ってさ?」

にこ「なんとなく棘がある言い回しよね…」

7: 2014/09/01(月) 23:58:16.24 ID:vsXQtBCj.net
にこ「だ、だったら穂乃果でもいいでしょ!?」

にこ「実務能力だったらことりの方が あ、圧倒的じゃないのよ?」

穂乃果「私は生徒会長だよ?」

にこ「……」

にこ「じ、じゃあ う、海末は!?」

海末「私も生徒会副会長ですので」

にこ「」

にこ「あんたたち」

にこ「消去法ではじくなんてそれでも親友なの?幼馴染なの!?」

海末「あなたは何に対して怒ってるのですか!?」

8: 2014/09/02(火) 00:05:13.56 ID:npBVvqhi.net
穂乃果「もしかして…にこちゃん?」

穂乃果「嫌いなの?ことりちゃんのこと」

にこ「は、はぁっ!?」

にこ「なななななにを言ってるのよこの娘」

にこ「そんなこと言ってないじゃない!」

にこ「ただ なんとなく……深く関わりあいにならないように」

にこ「できるだけ…そうね 距離を保つよう知恵をしぼってただけよ!」

にこ「だ、大体 あんたたち三人組でひとかたまりでしょう?」

にこ「ミューズ内の均衡はそうやって保たれてきたんだから」

にこ「それを崩して ど、どうすんの?」

12: 2014/09/02(火) 00:13:29.75 ID:npBVvqhi.net
穂乃果「にーこちゃーん」(ジト目)

海末「すみません いま話された言葉について」

海末「もう少し説明をいただいてよろしいでしょうか?」

海末(ニッコリ)

にこ(四の五の言ったら的にされかねないわね…)

にこ「わーかったわよ 別に」

にこ「ことりの事嫌いとか 話あわないとか」

にこ「途中で会話途切れたら何十分も気まずい雰囲気漂うのが心配とか」

にこ「そういうわけじゃないから」

にこ「ったく しょうがないわねぇ」

にこ「どうなっても知らないんだからね」

海末「つべこべ言わず早く行きなさい!」

15: 2014/09/02(火) 00:21:10.05 ID:npBVvqhi.net
部室前

にこ「……」

にこ(ことりの事が嫌いというわけじゃない)

にこ(ただ…なに考えてるかいまいちわっかんないのよねぇ~)

にこ(希もそんな感じだけど まぁ長い付き合いだ)

にこ(何となく気持ちが読めはするけど)

にこ(ことりはつかみどころがないからなぁ…)

にこ(まぁいいわ…もうじき真姫たちも来るだろうし)

にこ(それまでやり過ごせば問題ない)

にこ(コンコン)

ことり「どうぞ~」

にこ「入るわよ」

17: 2014/09/02(火) 00:28:08.73 ID:npBVvqhi.net
にこ「あんたも物好きねぇ」

にこ「……!?」

にこ「げっ…なによこれ!?」

ことり「いらっしゃいませご主人様~」

にこ「」

ことり「どうぞこちらにお座りください~」

にこ「あら気がきくじゃない…って 違うでしょ!?」

にこ「な、なんでメイド服着てんのよ?」

ことり「エヘへ♪」

にこ「私は説明を求めてんの!」

ことり「ご注文は何になさいますか?部長?」

にこ「はぁ…今日び私を部長なんて呼んでくれるのあんただけよぉ?」

にこ「…だからそっちじゃなくって!」

にこ「ここは部室!メイドカフェじゃないでしょ!?」

20: 2014/09/02(火) 00:36:40.11 ID:npBVvqhi.net
ことり「エヘヘ♪」

にこ「どういう風の吹き回しよ?」

ことり「にこちゃんへの感謝の気持ちを表そうかと思って」

にこ「そう…にこは良い後輩を持ったものね…」

ことり「じゃぁ もえもえじゃんけんしようか?」

にこ「フッ…負けないわよ」

にこ「…!」

にこ「待ちなさい!これから練習でしょ!?」

ことり「そうでした♪」

にこ(な、なによ…)

にこ(いきなりメイド服とは反則にもほどがあるわよ…)

にこ(どれだけ破壊力あんのよこの娘 末恐ろしいわ)

にこ(ま、またしてもこの娘のペースに乗せられてしまうのかしら)

にこ(そうはさせないわ)

21: 2014/09/02(火) 00:44:20.86 ID:npBVvqhi.net
屋上

にこ「言っとくけど 2人きりだからって練習は練習」

にこ「今日はビシバシ逝くわよ?」

にこ「アイドルの何たるか…叩き込んでやるわ」

ことり「わかりました♪」(敬礼)

にこ「…てか あんた」

にこ「メイド服のままやるつもりなの?」

ことり「そうだ…忘れてたよ」

ことり「今着替えるから」

にこ「ち、ちょぉっとぉ 待ちなさいよ!」

にこ「ここで脱ぐなぁ…ここで脱がないで!」

ことり「えぇ~女同士だよ?」

にこ「外から丸見えよ!?」

にこ「踊り場で着替えなさい」

ことり「了解しました♪」

にこ(狙ってんのか天然なのか…)

23: 2014/09/02(火) 00:53:32.50 ID:npBVvqhi.net
にこ「そ、それじゃぁ ストレッチから始めるわよ…」

ことり「……?」

ことり「にこちゃん?」

にこ「なに?」

ことり「なんで別々にやるの?」

にこ「1人で出来る作業でしょ?」

ことり「えぇ~?」

ことり「2人の方が楽しいよぉ~」

にこ「あんたは効率より楽しさ優先かい…」

ことり「そうだ」

ことり「私座るからにこちゃん背中押して?」

にこ「股割りね…」

にこ「じ、じゃあ逝くわよ?」

ことり「にこちゃん力弱すぎるよ~」

にこ「ぐ、ぐぬぬぬぬ」

にこ(うなじが…うなじが)

にこ(穂乃果は毎日これをおがんでるのか)

にこ(ああもぅ…どれだけ勝ち組なのよ)

にこ(…はっ!何考えてんだ私は)

にこ(ああもう…調子狂う これだからことりとは嫌だったのよ)

25: 2014/09/02(火) 01:01:07.58 ID:npBVvqhi.net
ことり「じゃあ今度はにこちゃんの番だね♪」

にこ「お断りよ」

ことり「へぇぇ?」

にこ「お断りって言ってるの」

ことり「何で?」

にこ「そ、それは…なんと言うか」

にこ「そ、そうよ?腰痛よ?今日は腰痛!!」

ことり「えぇ~っ!?」

ことり「大丈夫なの!?ちょっと様子見させて?」

にこ「触んないで!」(手バシッ)

ことり「……」

ことり「にこちゃん…」

ことり「ことり何か悪いことした?」(クスン)

にこ(あんたの女らしさがものすごく罪なのよ…)

27: 2014/09/02(火) 01:13:36.78 ID:npBVvqhi.net
ことり「うぇ…にこちゃんに嫌われちゃったよぅ」

ことり「どうしよう穂乃果ちゃん…グスッ」

にこ(な、なに~!?)

にこ(ここで奥の手を使うの?いきなり切り札ぶつけんの?)

にこ(ここで穂乃果と海未が召喚されたら…)

穂乃果『にこちゃん?次のアイドル研の予算カットしていいかな?』

海未『にこ?一緒に道場裏に逝きましょうか?』

海未『新しい弓を試したいので』(ニッコリ)

にこ(まずいわね)

にこ(だからコイツラに権力与えるの私は反対だったのよ!)

にこ(これじゃ法も正義もないがしろじゃないの…)

にこ「ちちち違うのよことり!」

にこ「照れくさかっただけ!ちょっと照れくさかったのよ」

ことり「…本当に?」

にこ「そ、そうよ?」

ことり「腰痛は?」

にこ「にこはぁ~今日も絶好調~ニコッ♪」

30: 2014/09/02(火) 01:22:14.06 ID:npBVvqhi.net
ことり「よかったぁ♪」

ことり「じゃぁ座って股ひらいてね♪」

にこ「あぃ…」

ことり「じゃ 押すよ~」

(ムギュッ)

にこ(む、胸が…胸が)

にこ(何てやらかいの…まるでマシュマロじゃないの)

にこ(背中に押し付けられるこの感触…記憶に残したい)

にこ(希が一番喜びそうな胸よね)

にこ(あぁ~^…はっ!いけない!!)

にこ「ことり!こんなんでにこは屈しないんだからね!」(涙目)

ことり「なにが?」

31: 2014/09/02(火) 01:31:03.89 ID:npBVvqhi.net
にこ「それじゃ 振り付け逝くわよ~」

にこ「まずはにこがリズムとるから」

ことり「よろしくお願いします」

にこ「はい1・2・3・4・5・6・7・8…」

にこ「もう少し手は広げたほうがいいわよ?」

ことり「はいっ!」

にこ「1.2.3.4.5.6.7.8…」

ことり(タユンタユン)

にこ「うぅ…」

にこ(なんて見ごたえのあるバストなの…)

にこ(しかも…上気した顔といいうっすら汗をかいた肌といい)

にこ(い、色っぽいじゃないのよ…)

にこ(い、いかんいかん…今日の私ちょっと変だ)

にこ(なんで男目線なの?にこはそんな趣味ないのに…)

35: 2014/09/02(火) 01:40:03.37 ID:npBVvqhi.net
休憩

ことり「ふぃ~つかれたぁ」

ことり「…ん?」

ことり「にこちゃん?なんでそっちいくの」

にこ「ええとぉ…それはぁ」

にこ「こ、今後の国際情勢についてちょっと1人で考えたいからよ!」

ことり「えぇ~?一緒に休もうよ~」

にこ「お断り…いや」

にこ「わ、分かったわよ」

にこ(そろそろ真姫達もくる頃だし)

にこ(また泣かれたら今度こそ一大事よね…)

ことり「…あぁ!どうしよう!?」

にこ「どうしたのよ?」

ことり「飲み物忘れた…」

にこ(ゴクゴク)

ことり「にこちゃん!分けて」

にこ「しょ~がなにわねぇ…って、待ちなさい!」

ことり「?」

にこ「それはダメ…それだけはダメよ」

ことり「なんで?」

にこ「じ、自分で買ってきなさい」

36: 2014/09/02(火) 01:48:16.60 ID:npBVvqhi.net
ことり「だってこの前穂乃果ちゃんや絵理ちゃんと回し飲みしてたじゃないの」

にこ「穂乃果はせいぜい妹みたいなもんだし」

にこ「絵理も美人だけど特段意識してないからノーカンよノーカン!」

ことり「なに…言ってんの?」

ことり「もうっ…そうだ!」

ことり「あーっ!空にでっかいにこちゃんの顔みたいな雲がー!」

にこ「え?どこどこ」

ことり(ヒョイッ)

にこ「あっ…ちょっとぉ」

ことり「エヘヘ♪」(ゴクリ)

ことり「ごちそうさまでした♪」

ことり「はい♪返すよ」

にこ「……」

37: 2014/09/02(火) 01:55:18.15 ID:npBVvqhi.net
にこ「まだ残ってるわね…」

ことり「私もそこまで欲張りじゃないよ~?」

にこ(これ飲んだら…間接キッスよね…ことりと)

にこ(バレたら穂乃果に〇されないでしょうね?)

にこ(おぉ、女の子同士だから問題ないわよね?)

にこ(なんでさっきからことりばっかり意識してんだ?おかしいわよ今日の私…)

にこ「ええい…ままよ」(ゴクゴク)

ことり「にこちゃん?顔真っ赤だけど?」

にこ「あんた私の何が目的なのよ!?」

ことり「さっきから何言ってるの?」


今日はもう寝る
残ってたら明日書くかも

41: 2014/09/02(火) 03:04:43.86 ID:ABCtcsq0.net
no title


これが背中に…ヨダレズビッ

47: 2014/09/02(火) 10:07:06.92 ID:JaZVBM9j.net

52: 2014/09/02(火) 22:40:51.14 ID:a58s2gOG.net
にこ「ふぅ…ダンスも歌唱も一通りやったし」

にこ「後は筋トレぐらいか…」

にこ「ってか、もう練習終わるじゃないのよ…」

にこ「真姫達おそいわねぇ…」

(ナニソレイミワカンナイ キモチワルイコッチコナイデ♪)

にこ「あ、もしもし真姫~?」

にこ「ど~こで油売ってんのよ?」

にこ「練習終わっちゃうじゃないの
いいから早く来なさい」

にこ「それが…って、なによ?」

にこ「…はっ?はぁっ!?」

にこ「これからみんなで打ち上げですってぇ!?」

にこ「この近くにおいしいラーメン屋あるんだにゃあ?」

にこ「だから一緒に食べに逝こうねーって…」

にこ「あんたの仕業か!?凛!」

53: 2014/09/02(火) 22:52:39.23 ID:a58s2gOG.net
にこ「練習は月月火水木金金よ!?
いつも言ってるわよね!?」

にこ「なにそれ意味分かんない!?分かりなさいよ!」

にこ「今のにこがどれだけ大ピンチだと思ってるのよ!?」

にこ「このままじゃこのままじゃ…」

にこ「にこがことりのおやつにされちゃうじゃないのよ!?」

にこ「きょうのにこちゃんとばしすぎだにゃあ!?
よけいなお世話よ!!」

にこ「ことりちゃんと2人きりなんて す・て・き?」

にこ「花陽…はっきり言うけど」

にこ「あんたに初めて〇意めいたものを感じたわ…」

にこ「た、たすけてぇ~アハハ!?」

にこ「いつから腹黒キャラに鞍替えしたのよ…」

にこ「なんだかんだで仲良くやってるじゃない!?」

にこ「私がうわさのチョコレートみたいに美味しく食べられてもいいってのね?」

にこ「はいはいあした構ってあげるから?あんったねぇ…」

にこ「ちょっ、待ちなさい!」

(ツーッ ツーッ ツーッ)

にこ(たのみの命綱が…)

54: 2014/09/02(火) 23:03:57.17 ID:a58s2gOG.net
(ダッテカノウセイカンジタンダ♪)

にこ「ああ、穂乃果?」

にこ「まだ生徒会は終わらないの?」

にこ「もう終わった?そう」

にこ「じゃあ屋上で待ってるわよ?」

にこ「…はぁ?
なんで家に居るのよ?」

にこ「なんだかお腹がすいたから?
あんたねぇ…」

にこ「雪穂お茶持ってきてじゃないでしょ?
話聞きなさい!」

にこ「誰か忘れてない?」

にこ「海未は弓道部?まぁそれは仕方ないわよね」

にこ「じゃなくって…」

にこ「ことり!あんたの親友!!幼馴染!!」

にこ「引き取り…い、いや
ちゃんと連れてあげなさいよ!」

にこ「いやぁたまにはにこちゃんと一緒もいいかなと思ってぇ?
あんったねぇ」

にこ「誰がスリリングなカップリングをあんたに頼んだのよ…」

にこ「とにかくあんた生徒会長なんだから
もう一回学校に戻ってことりを…」

にこ「ごめんにこちゃん今面白いところなんだぁ?
なにに熱中してんのぉ?」

にこ「あっ…こらぁ」

(ツーッ ツーッ ツーッ)

にこ「」

57: 2014/09/02(火) 23:18:00.06 ID:a58s2gOG.net
(ズルイズルイズルイコトハ♪)

にこ「あぃ…希?」

にこ「もう練習来れるの?」

にこ「お楽しみのところ邪魔かもしれんねぇ?
なにを期待してんのよ」

にこ「いいから早く屋上に…
はぁっ!?」

にこ「理事長とボーリング!?」

にこ「ことりちゃんのお母さんうまいんやで?
そう、良かったわねぇ」

にこ「私は戦々恐々だけどね…」

にこ「にこっちことりちゃんはああ見えて包容力あるから
良い機会やん?」

にこ「たまにはウチらには言えない事相談してみるのもええと思うよですってぇ!?」

にこ「さすが希ね
見事なアドバイスだけど」

にこ「絵理ちもうちょい右やじゃないでしよ!?
危機感を共有しなさい!」

にこ「ことりにずるいことされたらどうすんのよ?」

にこ「にこの貞操がかかってんの!」

にこ「もうらちがあかないから理事長出しなさい!」

にこ「あんたの娘がどれだけけしからんか…って
もしもし?」

(タダイマデンパノガドキマセン モウイチドオカケナオシクダサイ)

にこ(退路は…尽きた)

58: 2014/09/02(火) 23:27:24.57 ID:a58s2gOG.net
にこ(学校で…ことりと…2人きり)

にこ(これは…もうあの娘を止められる者はいないって事じゃない)

にこ(まずいわね…)

ことり「あの…にこちゃん?」

にこ「ひ、ひゃい?」

ことり「ずいぶんとお電話こんでたみたいだけど」

ことり「大事なお話?」

にこ「い、いえぇぇぇ別に」

にこ「明日のニューヨークダウの推移について意見をかわしてただけよ?」

ことり「そっかぁ」

ことり「ことりもね
さっき穂乃果ちゃんからお電話きたよ?」

ことり「にこちゃん結構寂しがりやだから
やさしくしてあげてねだって」

ことり「エヘへ♪」

にこ(ふぉ~ぬぉ~くぁあ~)

61: 2014/09/02(火) 23:34:57.73 ID:a58s2gOG.net
にこ「ふぅ…よしっ
筋トレ終わり」

ことり「もう体中パンパンだよぅ…」

にこ(あんたの誘惑を封じるためあえてきついメニューにしといたのよ…)

にこ「じゃ、帰るわよ?」

ことり「あーっ、まってぇ」

にこ「!?」

ことり「にこちゃん
あれ忘れてるよ」

にこ「あれ?」

ことり「にこちゃんと言えば…」

ことり「にっこにっこにー♪」

ことり「せっかくにこちゃんと2人きりなんだもん」

ことり「個人レッスンお願いします」

にこ(…な、なによ)

にこ(今のにっこにっこにー か、可愛いじゃないの)

にこ(死ぬわ…萌え死ぬ自信があるわ)

にこ(これ以上やらせたら…私が悶絶する!)

にこ(止めないと…!)

63: 2014/09/02(火) 23:43:37.21 ID:a58s2gOG.net
にこ「だめよ、あんたには早い」

ことり「えぇ~っ!?」

にこ「いい?にっこにっこにーってのはね」

にこ「一歩間違えると死人がでるの」

ことり「うそ~っ!?」

にこ「これをマスターするのに今までどれだけの犠牲者が出たことか…」

にこ「一子相伝の危険な奥義なの」

ことり「にこちゃん…」

にこ「これ以上あんたに修羅の道を歩ませるわけにはいかない」

にこ「子供の火遊びじゃないのよ?」

ことり「……」

ことり「にこちゃん?今嘘ついてるよね?」

にこ「」

ことり「嘘ついてるよね?」(ニコニコ)

にこ「ご、ごめんなさい…」

65: 2014/09/02(火) 23:53:52.24 ID:a58s2gOG.net
にこ(た、耐えた…耐え抜いたわよ)

にこ(ことりのにっこにっこにー30セット)

にこ(ご、ごちそうさまでした…)

にこ(わたしが男だったら多分途中で抱きついてたわね…)

にこ(って、なによ…)

にこ(女なのになんでこんなにときめいちゃうのよ…?)

にこ(真姫ちゃんもときめくけど
あれは癒し的なものだし)

にこ(穂乃果だって魅力的と言えば魅力的よ?
だけどまぁ親近感が沸く程度なのに)

にこ(ダメだ…今日の私はおかしい)

にこ(まあいいわ…とにかく練習は終わったんだ)

67: 2014/09/03(水) 00:02:52.53 ID:Nv7SzTeX.net
ことり「あ、にこちゃん?」(ズイッ)

ことり「ほら見て?夕日がきれいだよ?」

にこ「う゛えぇ!?」

ことり「にこちゃん?」

にこ「あ、あったりまえでしよ!?もう秋よ」

にこ(しまった…帰るタイミングが)

ことり「あ、もう街に電気ついたー」

ことり「夜景きれいなんだろうなぁ…」

にこ「そ、そうね」

にこ(屋上の柵から…2人きりで…夜景)

にこ(それとなくムード作りとは…や、やるじゃない)

にこ(残念なのは相手の性別を間違えてると言うことよ…)

ことり「にこちゃんてこうして近くで見ると」

ことり「すっごく可愛いね♪」

にこ「なにも出ないわよ…」

にこ(いかんいかんいかん
完全に口説きモードじゃない)

72: 2014/09/03(水) 00:12:26.24 ID:NUOGB9QK.net
ことり「にこちゃんの黒い髪
つやつやしてとってもきれいだし」

ことり「白い肌もみずみずしい…」

ことり「女の私から見てもすっごく惹かれるなぁ…」

にこ(食われる…捕食される)

にこ(で、でもそよ風に広がることりの匂い)

にこ(な、なんてたまんないの…)

にこ(もう、ことりとなら…いいかな)

にこ(…はっ、また流されそうに!)

にこ(こうなったら…冷たく拒絶するしかない!)

にこ(いや、待てよ)

にこ(それでことりが傷ついたら?)

73: 2014/09/03(水) 00:22:02.93 ID:NUOGB9QK.net
穂乃果『ひどいよにこちゃん!』

穂乃果『ことりちゃんなら良いお嫁さんになるって
めあわせたのに』

穂乃果『仲人の私の身にもなってよね!』

海未『にこ?ことりは処〇なのですよ?』

海未『しかも家事も炊事も見事にこなします
何が不満なのです!?』

海未『鍋にチーズケーキぶちこんだ位
それと比べたら些細な欠点に過ぎないではないですか』

真姫『もうっ、にこちゃん最低!』

真姫『ことりだってにこちゃんの子供が欲しいに決まってるでしよ!?』

にこ(こう…なるわね)※これまでの展開で既に思考は混乱を極めてます



今日はもう寝る
また明日書くかも

84: 2014/09/03(水) 23:06:05.17 ID:cZICWSKl.net
にこ(とにかく、口実を見つけて逃げるしか…)

ことり「あっ、にこちゃん」

ことり「リボンずれてるよ?」

ことり「じっとしててね?
ことりが直してあげる」(ズイッ)

にこ(先手打たれた…!)

にこ(このままじゃことりの慰み者にされてしまう…!)

にこ「べ、別に!?
ずれてなんかいないわよ!」

ことり「えぇ~!?ずれてるよ~」

にこ「ずれてないってば!」

ことり「そんなにずれてたら笑われるよ~」

にこ「私のリボンはかつらじゃないんだから…」

85: 2014/09/03(水) 23:15:13.86 ID:cZICWSKl.net
にこ「にこにはにこの角度ってのがあんの」

にこ「今日は25.252度、これでいいの!これがにこなの!」

ことり「にこちゃんなに言ってるの?」

ことり「んも~っ、今日のにこちゃん
いつになく意地っ張りなんだから!」

ことり「ことりが直してあげるって言ってるでしょ!?」(腕つかみ)

にこ「余計なお世話!意味分かんない!」

ことり「まきちゃんみたいにだだこねないの!」(両腕つかみ)

にこ「この際だからはっきり言っとくけど
あんた女臭いのよ!」

ことり「私女の子だよ?」

にこ「とにかく放しなさいよ!」

にこ「あんたのお母さんに訴訟起こすわよ!?」

にこ(イタッ…なんて馬鹿力なの…)

88: 2014/09/03(水) 23:27:58.73 ID:cZICWSKl.net
ことり「もうっ!とにかくにこちゃんのリボンはことりが直してあげるから!」(取っ組み合い)

にこ「あんたいい加減にしないと本気で怒る…」

(ブッチュルリ)

ことり「!?」

にこ「???」

にこ(そ、そんな…)

にこ(奪われた…にこのファーストキス…)

にこ(よりにもよってことりに…)

ことり「……」

ことり「ほらぁ、にこちゃん暴れちゃあぶないでしょ?」

ことり「はい、これでリボン直りました♪」

ことり「ついでにことりのファーストキス」

ことり「にこちゃんにあげちゃいましたぁ♪」

ことり「エヘヘ♪」

ことり「にこちゃんいきなりつんのめるからぶつかっちゃったじゃない」

ことり「でも怪我しなくてよかったね♪」

にこ「うぅ…グスッ」

にこ「どうしてくれんのよ…」

にこ「にこはもう…にこはもう」

にこ「アイドルにもお嫁にもなれないじゃないの」

にこ「グスッ…うわあぁぁぁ~ん」(タッタッタッタッ…)

ことり「あっ、にこちゃん!」

92: 2014/09/03(水) 23:45:14.83 ID:cZICWSKl.net
トイレ

(バシャバシャバシャバシャ…)

にこ(ああ、もう何か…
最悪だ)

にこ(てか、ことりも初めてだったとは
意外よね)

にこ(とっくに穂乃果か海未と…)

にこ(って、私何考えてるんだ…)

にこ(でも、良く考えてみたら)

にこ(もしも…もしもよ?)

にこ(にこが男だったら?
あんな可愛い娘に言い寄られでもしたら?)

にこ(断る理由がないわよね…)

にこ(い、いや…
たとえ女同士だとしてもよ?)

にこ(あんな言い娘に誘惑されるなんて…
これってある意味アリなんじゃないの…?)

にこ(だーっ
なに考えてんだ私は)

にこ(思わず新しい世界に目覚めちゃうところだったじゃないのよ…)

にこ(だけどファーストキスはレモンの味とか良く聞くけど)

にこ(ことりの唇は柔らかくて弾力があって)

にこ(ほんのりお菓子の味がしたような…)

にこ(つまり結論から言えば…)

にこ(にこは穂乃果に勝ったのね…)

にこ(……)

にこ(なんっつーか…
もう一思いに死なせて欲しくなってきたわ)

93: 2014/09/04(木) 00:09:14.77 ID:lhW/5+oJ.net
(バシャバシャバシャバシャ…)

にこ(…ってか
何分手洗ってんのよ)

にこ(とにかくもう終わった事なんだから、しばらく気まずいでしょうけど
時が解決するわ…)

にこ(早く帰ろう)

(バタン)

にこ「ふぅ…」

ことり「にこちゃん待ってたよ
長かったけど大丈夫?」

ことり「エヘヘ♪」

にこ「こ、これは…!」

にこ(このシチュエーション…
これがヤンデレ?)

にこ(世に言うヤンデレ!?)

にこ(だとしたら後ろ手に包丁とか)

にこ(それとも悪い噂とかを流す知能犯に化けるつもりかしら…)

にこ(と、とにかく時間を稼ぐのよ)

にこ「こ、ことりぃ?」

にこ「お、落ち着きなさい…
早まっちゃだめょぉ?」

にこ「さっきの事は
き、気にしてないから」

にこ「思いつめるより
笑顔が大切よ?ニコッ♪」

ことり(ムスーッ)

にこ「おお、落ち着きなさいよぉぉ?」

にこ「あんた中々び、美人よぉ~?」

にこ「穂乃果もこぉんな可愛い娘と幼馴染なんて
女冥利につきるわよねぇ~?」

ことり「にこちゃん!!」

にこ「ひ、ひゃい!?」

ことり(手ガシツ)

にこ「ま、ママぁ~」

94: 2014/09/04(木) 00:18:45.99 ID:lhW/5+oJ.net
ことり「手ぬれたまんまだよ?」

ことり「私のハンカチでふいてあげるね?」

(ゴシゴシ)

ことり「ふぅ…これできれいになりました」

ことり「エヘヘ♪」

にこ「……」

にこ(そうよね…
そうなのよね)

にこ(確かにこの娘の愛情は理解しがたいけど
悪気があるわけじゃない)

にこ(今までにこは無意識にこの娘を避けていたのかも知れない)

にこ(ことりは穂乃果のお姫様ポジションだと勝手に決めつけ
親しくなる事に気後れを感じていたのは否定出来ない)

にこ(最初から凛や真姫達みたいに余計遠慮をしなければ)

にこ(もっと早くことりの思いに気づくことも出来た…)

96: 2014/09/04(木) 00:26:41.04 ID:lhW/5+oJ.net
にこ(こんな事にもならなかったでしょう…)

にこ(それにことりは大切なミューズのメンバー)

にこ(この娘の気持ちに応えることは出来なくても)

にこ(断るなら断るで誠意を持って謝るべきよね)

にこ(それでことりが傷つくかも知れない
でも…なにもしないで逃げるよりはずっといい)

にこ(きっとことりも
それを待ってるに違いない!)

にこ「ことり?
話がある」

にこ「部室に来なさい」

ことり「……」

ことり「わかりました♪」


今日はこれで寝る
あと2回ほどで終わる予定

106: 2014/09/04(木) 23:28:06.31 ID:wGm/hB6E.net
部室

ことり(ニコニコ)

にこ(う゛っ…)

にこ(守りたいこの笑顔…
じゃなかった)

にこ(ここは心を鬼にしなきゃ)

にこ「ことり?
単刀直入に言うわ」

にこ「あんた私の事好きでしょ?」

ことり「うんっ♪」

ことり「大好きだよ」

にこ「そんなこったろうと思ったわ」

にこ「ま、まあ
あれだけの事があって全く気づかないってのも」

にこ「問題だろうけどね」

にこ「でも今日の事で私も良く分かったわ」

にこ「私もあんたの事好きよ?」

109: 2014/09/04(木) 23:39:31.19 ID:wGm/hB6E.net
ことり「それじゃあ両思いだね?私たち」

にこ「……」

にこ「そうね」

にこ「でも少し違うわ?」

ことり「…えっ」

にこ「私の好きってのは
普通に友達や後輩として愛情を感じるって事よ?」

にこ「確かにあんたは見た目も仕草も可愛いし」

にこ「何よりも保護欲をそそる魅力がある…
穂乃果も手放さないわけだ」

ことり「……」

ことり「それだけ?」

にこ「そうね…
まあ正直に言うとね」

にこ「今まで穂乃果の手前ちょっとだけあんたには遠慮してた」

にこ「嫌ってたわけじゃないけど
敬遠してたと言われれば否定は出来ないわね」

にこ「だからその点については謝るわ」

にこ「まぁあんたがそれで良いってのなら
これからは垣根なしの付き合いをしていきたいの」

にこ「真姫や凛や穂乃果達みたいに
一緒にバカやったり出来る親友としてね?」

110: 2014/09/04(木) 23:50:54.72 ID:wGm/hB6E.net
ことり「……」

ことり「それだけなの?」(真顔)

にこ(う゛う゛っ…)

にこ(ここでシリアスな表情を作るか…)

にこ(しかしこうして凛とした表情を見せることりも
たまらないわねぇ…)

にこ(…はっ、またしても!)

にこ(気をしっかり持つのよにこ!
相手の術中にはまっちゃダメ!)

ことり「…ずっと待ってたんだよ?」

ことり「にこちゃんがことりの気持ちに気づいてくれるのを」

ことり「そんなにことりの事が嫌いなの?」

ことり「もう良いよ…
どうしてもにこちゃんがことりの事拒むつもりなら」

ことり「どうなっても知らないからね!!」

113: 2014/09/05(金) 00:04:12.16 ID:efqjeJRy.net
にこ「あんったねぇ…
いい加減に…しなさ…」

にこ(そう言えば、ことりのお母さんって…)

にこ(この学校の、理事長…!)

にこ(どうなっても知らない→ことりママンに言いつける
→ことりママン激怒→こやつの首をはねい)

にこ(一族…皆〇し!)※にこの思考能力は完全にグロッキーです

にこ「ま、まぁちなさいよぉことりぃ?」

にこ「は、早まるんじゃぁないわよぉ?」

にこ「にこがいなくなったら、学費が1人分
へ、減っちゃうでしょぉぉ?」

にこ「わ、私はほら
別にあんたの趣味にとやかく言うつもりはな、ないのよぉ」

にこ「だけど、女同士ってのは
ま、まだにこよくわっかんなーいんからぁ…」

ことり(ジト目)

にこ「ほ、ほらぁ
あんたも一緒にやってみなさいよぉ」

にこ「た、楽しいわよぉ?
にっこにっこにー」

にこ「にっこにっこ…
は、ハハハ ハハハハ…」

115: 2014/09/05(金) 00:12:47.87 ID:efqjeJRy.net
ことり(ジト目)

にこ「だ、だけどぉ…
あんたがにこの事そんなに好きになってくれたのは」

にこ「う、嬉しいわよぉ?」

にこ「全く
このにこにーの魅力も
つ、罪よねぇ?」(裏声)

にこ「で、でもぉ
にこにーはみんなのものだから」

にこ「お互いキレイな関係でいましよ?ね?」

ことり「……」

ことり「なーんてね?」

にこ「へっ…?」

ことり「ドッキリでした♪」

にこ「ふぁっ…?
ふぁっ!?」

116: 2014/09/05(金) 00:18:52.70 ID:efqjeJRy.net
ことり「エヘヘ♪」

ことり「私も前々からにこちゃん可愛いなぁって思ってて」

ことり「ずっと仲良くしたかったんだけど」

ことり「今まで中々チャンスが無くって」

ことり「だから今日はね?
穂乃果ちゃん達にわがまま言って生徒会外してもらったんだよ?」

ことり「一度にこちゃん思いっきりいじってみたかったんだぁ」

ことり「でもこうして実際に2人きりでいると」

ことり「にこちゃん思ってたよりずっとずっと
可愛くて優しいんだね?」

ことり「エヘッ♪」

にこ「……」

にこ「なんだ…そうだったのか」

にこ「それだけなの?」

ことり「うんっ♪」

119: 2014/09/05(金) 00:27:30.72 ID:efqjeJRy.net
ことり「でもやってるうちになんだか面白くなって来て」

ことり「ちょっと悪乗りしちゃったよ
ゴメンね?」

にこ「そう…それなら結構」

にこ「フッ…フフ、フフフ」

にこ「くぅお~とぅぉ~るぃぃ~」(ユラァ)

ことり「に、にこちゃん?」(冷や汗)

にこ「あたしがぁ~どれだけぇ~しんけんにぃ~
悩んだと思ってんのよ!!?」(バサッバサッバサッ)

ことり「ひゃぁうっ…にこちゃぁん
雑誌ではたかないでぇ~」

にこ「当然の報いよ!」

にこ「ったくぅ~仲良くしたいなら最初から言いなさいよねぇ~?」

ことり「ごめんなしゃぃぃ…」

にこ(ふっ、なんだかんだ言って可愛いじゃないのよ)

にこ(こういうところはやっぱ年下よねぇ)

にこ「全く…あんたも意外と不器用なのねぇ」

ことり「エヘヘ♪」

121: 2014/09/05(金) 00:36:53.53 ID:efqjeJRy.net
ことり「あ、そうだ
にこちゃん」

ことり「お近づきのしるしに
お菓子作って来ました♪」

にこ「…私のために?」

ことり「そうだよ♪」

にこ(ウルッ)

にこ(な、なによ…
いじらしいじゃないの)

にこ(私と仲良くするためだけにここまでするなんて…)

にこ(本当にこは良い後輩を持ったものだわ)

ことり「ほらぁ、チョコレートだよ?」

ことり「バレンタインデーにはまだ早いけどね?」

にこ「いいのよことり?
その気遣いがなによりも心にしみるわ?」

にこ「ほう…色々なのが入っているわね?」

にこ「中はお酒なの?」

ことり「そうだよ?」

ことり「ワインにブランデーに日本酒」

にこ「手が込んでるわねぇ…」

123: 2014/09/05(金) 00:45:36.85 ID:efqjeJRy.net
ことり「さぁ召し上がれ♪」

にこ「……」

ことり「さぁ召し上がれ♪」(冷や汗)

にこ(クンクン)

ことり「に、にこちゃん?」(冷や汗)

にこ「一瞬でもあんたを信じた私がバカだったわ…」

にこ(ガタッ)

にこ「ことり!今をもって
あんたはアイドル部破門よ!?破門!」(指ビシッ)

ことり「えぇ~!?なんでぇ~?」

にこ「なんでかですってぇ?
それは」

にこ「あんたがチョコレートにおかしな薬仕込んだからよ!!」(チョコポイッ)

ことり「いたっ」

にこ「ふんっ
あんたがそんな変態だったとは思わなかったわ!」

にこ「あんたとはもう口もききたくない…
金輪際私に近寄らないで!!」

にこ「もう帰る!
しばらくそこで頭でも冷やしてなさい!!」

124: 2014/09/05(金) 00:53:50.47 ID:efqjeJRy.net
(両足ガシッ)

にこ「うぁっ!?
な、なによ?」

穂乃果「に~こちゃ~ん」(ゴゴゴゴゴ…)

にこ「ほ、穂乃果!?
なんで机の下にいるのよ?」

穂乃果「にこちゃん達が練習にいってからずっとだよ」

穂乃果「もうっ、
にこちゃんがあんまり意地張るもんだから」

穂乃果「おしっこもれちゃいそうだよ?
どうしてくれんのよ?」

にこ「悪事に手を染めても
あんたのキャラ全然ぶれないわねぇ…」

にこ「トイレ逝ってくればいいじゃないの…」

穂乃果「じゃあ今から逝って来るから
にこちゃん逃げないでよ?」

にこ「もうなんか…
逃げる気力もないわよ」

125: 2014/09/05(金) 01:01:40.38 ID:efqjeJRy.net
海未「全く…
にこの強情さには呆れますよ」(ガタッ)

にこ「あんたもいたんかい…」

海未「ことりのどこが気に入らないのです?」

にこ「強いて言えば女同士だからよ」

海未「……」

海未「そんなことで…
そんなことで」

海未「ことりの愛を受け入れられないと!?」

海未「あなたは最低です!!」

にこ「もうなんっつーか
どこをどう突っ込めばいいんだか…」

穂乃果「そうだよ!」

にこ「はやっ!」


穂乃果「ことりちゃん凄いんだよ?
テクニシャンなんだよ!?」

穂乃果「気に入るから!絶対にこちゃんも気に入るから!!」

にこ「誰があんたに恥ずかしい話しろって言ったのよ…」

126: 2014/09/05(金) 01:10:59.00 ID:efqjeJRy.net
にこ「いい加減にしなさい!」

にこ「こんな所真姫達に見られたらどうすんのよ?」

にこ「どれだけ軽蔑されるか…
恥を知りなさい?」

穂乃果「ふっふ~ん♪」

にこ「何よ?」

穂乃果「にこちゃん本当にカマトトなんだね…
何にも知らないんだね?」

にこ「な、何言ってるのよ?」

(ガチャッ)

花陽「に、にこちゃん
あ、あんまりことりちゃんに冷たくしない方が…」

凛「長いものには巻かれた方がいいにゃあ」

真姫「……」

にこ「あんた達…!」

にこ「グルだったのね…」

ことり「そうだよ?」

凛「ことりちゃんすっごく可愛いんだよー?」

花陽「ふ、普通に魅力的だと思います!」

花陽「お、女同士でも
偏見持つのはよくないよにこちゃん」

にこ「花陽…
初めてあんたがおっそろしーと思ったわ」

128: 2014/09/05(金) 01:21:25.37 ID:efqjeJRy.net
にこ「ば、バカやってんじゃないわよ!」

にこ「これからラブライブだってのに」

にこ「女同士で、な、何やってるのよ!?」

にこ「え、絵里達に知られたら
穂乃果!?あんた生徒会長リコール確定よ?」

にこ「海未も!」

ほのうみ(ニヤニヤ)

にこ「まさか…」

希「そのまさかやで?」

にこ「希!?絵里!」

希「ふふ」

絵里「ねぇにこ?
私は穂乃果からやりたい事を恐れずやる勇気を教えてもらった」

絵里「そしてことりちゃんには女同士の気持ちよさをみっちり調教してもらったの」

にこ「し、知らないわよ!!」

にこ「いつからそうなっちゃったのよぉ…
おっかしーわよあんたたち」

にこ「そ、そうだ…真姫ちゃん?」

にこ「あんただってこんなの意味わかんないわよね?」

真姫「…そうね
全然わかんないわ?」

にこ(よかったぁ…)

にこ(やっぱり真姫ちゃんだけはにこの味方だった)

129: 2014/09/05(金) 01:29:43.91 ID:efqjeJRy.net
真姫「にこちゃんが」

にこ「」

真姫「そうまでして何でことりを拒むの?」

真姫「こう言う愛の形だってあっても良いんじゃない?」(髪イジリイジリ)

にこ「ま、真姫ちゃん?
変な言い方させてもらうけど」

にこ「あんた私の事が一番すきじゃなかったの?」

真姫「そうよ?」

にこ「だったら…何で」

真姫「だってにこちゃん奥手過ぎるし」

真姫「先にことりで済ませたの」

真姫「でも本命はにこちゃんだから」

真姫「そろそろにこちゃんも年貢の納め時だと思うんだけど?」

にこ「なによそのドロドロした展開は!?」

にこ(つまり…四面楚歌って分けね)

134: 2014/09/05(金) 01:39:19.55 ID:efqjeJRy.net
にこ「…分かったわ」

ことり「やっとことりの愛を受け入れる気になってくれたのね?」

にこ「そうね?
お断りよ?」

一同「」

にこ「お断りって言ってるの!」

にこ「あんた達のやってる事は
アイドルへの冒涜、恥よ?」

にこ「とっととアイドル辞める事ね…」

にこ「あんた達全員破門よ!?破門!!」(指ビシッビシッ)

一同「……」

絵里「さすがにこ
ここまで追い込まれても節を曲げないとはねぇ」

絵里「でも8対1で勝てるかしら?」

希「にこっち
もう諦めや」

希「天井のしみ数えてればすぐ終わるて」

にこ「あんたは芸者を水揚げするオヤジかい…」

穂乃果「にこちゃん!」

穂乃果「先にシャワー浴びなくてもいいから」

にこ「あんたほんっとぶれないわねぇ…」

海未「むしろその方が興奮します!」

にこ「あんたは少し黙ってろ!」

135: 2014/09/05(金) 01:47:49.28 ID:efqjeJRy.net
凛「つーかまえた」(ガシッ)

にこ「凛!やめなさい!」

花陽「大丈夫だよにこちゃん」

花陽「私も応援するから!」

にこ「むしろ助けを呼んでぇ」

真姫「まーったくにこちゃんったら」

真姫「この時をどれだけ待ち望んでいたことか」

真姫「勝負下着用意した身にもなってよね?」

にこ「少しだけ見たいと思った自分を呪いたいわ…」

希「にこっちー?
大人しくせんと」

希「これまでにないアグレッシブなワシワシするよ?」

にこ「むしろお仕置きの方がありがたいくらいよ…」

一同「にこちゃん!?」

にこ「こないでぇ…こっちこないで!」


今日はもう寝る
次で終わると思う

143: 2014/09/05(金) 23:38:18.49 ID:+Q93aW7r.net
にこ「…っていう夢を見たのよ♪」

一同「夢だったんかいっ!!」(ガタタッ)

穂乃果「……」

海未「それにしても…
なんだかリアリティのある夢ですよねぇ」

穂乃果「にこちゃんさぁ…」

穂乃果「そんな夢まで見るなんて
どんだけ欲求不満なの?」

真姫「満たされない欲望が夢で代替されるって説があるそうよ?」

凛「だとするとにこちゃんって…」

一同「変態?」

花陽「しかも私たち全員に迫られる内容だなんて
にこちゃん実は…」

一同「ドM!?」

にこ「しっつれいね」

148: 2014/09/05(金) 23:50:40.77 ID:+Q93aW7r.net
にこ「ほらぁ、私昨日練習無理しすぎたから」

にこ「ぐったりしたまんま眠ったのよ?」

にこ「体調の悪いときって変な夢を見たりするもんでしょ?
それよ?それ」

凛「だとしてもあまりの猟奇ぶりにドン引きだにゃあ…」

にこ「そう言えば、そのことりは?」

海未「先生から言いつけられた用事を手伝っています」

(ガチャッ)

ことり「お待たせしましたぁ♪」

真姫「にこちゃんの隣が空いてるわよ?」

ことり「にこちゃん、ちょっと後ろ通るよ?
んしょっと」

にこ「んまぁ~あまりことりとプライベートで接点ないのは
帰る方向が違うだけなんだけどね~」

凛「おまけににこちゃん真姫ちゃんにぞっこんだしねぇ~
いたっ…」

真姫「茶化さない!」

ことり「?」

ことり「何の話?」


にこ「それじゃあそろそろ練習行こうか」

149: 2014/09/05(金) 23:58:45.96 ID:+Q93aW7r.net
海未「……」

海未「穂乃果?
そう言えば」

海未「先週の棚卸しで見つかった未決済の書類」

海未「ちゃんと処理しましたよね?」

穂乃果「…えぇっ!?」

穂乃果「聞いてないよ!」(ガタッ)

海未「私はちゃんと伝えましたよ!?」(ガタタッ)

海未「確か50枚はありましたよね?」

海未「どうするのです!?
締め切りは今日ですよ!?」

穂乃果「何で教えてくれなかったのぉ!?」

海未「何度も言いましたよ?
穂乃果1人で大丈夫かって」

海未「どうやらその様子だと
またいつもみたいにさらっと聞き流してさらっと忘れたみたいですね…」

海未「ハァ…」

穂乃果「どうしよう!?穂乃果ちゃん!」

海未「穂乃果はあなたです!!」

150: 2014/09/06(土) 00:06:03.15 ID:GeYfh/zo.net
海未「すみませんがみなさん」

海未「今から穂乃果を連れて生徒会室で缶詰してきます」

海未「穂乃果?行きますよ」

穂乃果「あぃ…」

にこ「…?」

にこ「ことりは?連れてかないの?」

海未「ハァ…そうしたいのは山々ですが」

海未「ラブライブを目の前にして
さすがに三人も抜けるのはどうかと思いますし」

海未「元はといえば私たち生徒会の不手際ですから…」

にこ「そう?
ことりの方が実務では圧倒的に優秀でしょうに」

海未「さあ、穂乃果?」

151: 2014/09/06(土) 00:12:18.48 ID:GeYfh/zo.net
にこ「全く…絵里?」

にこ「あんた後任の人選ミスったんじゃないの?」

絵里「はは、ハハハ…」(苦笑い)

(キーンコーンカーンコーン)

花陽「予鈴が…」

希「もうお昼終わりやね?」

真姫「それじゃ
そろそろ戻るわよ?花陽、凛」

絵里「あぁ、今日は一年生は午後もテストだったわね」

希「みんながんばってや?」

にこ「赤点取るんじゃないわよー?」

凛「にこちゃんに言われたくないにゃあ」

(バタンッ)

152: 2014/09/06(土) 00:21:14.51 ID:GeYfh/zo.net
にこ「ふぅ…
となると」

にこ「今日の練習は私たち4人ね」

のぞえり「……」

希「絵里ち?
そろそろ時間や」(ガタッ)

絵里「そうだったわね」(ガタッ)

にこ「…どこいくのよ?」

希「これから理事長に直談判」

絵里「屋内の練習場所を確保できないかとね…」

絵里「ラブライブも近いし
これから寒くなるでしょ?」

にこ「確かにそうね…」

にこ「空き教室が利用できたら
よりいっそう専念できる」

にこ「私も行こうか?」

希「にこっちはここに居てや?」

絵里「やっぱり三年生は最低1人部活を見るべきだと思うの」

絵里「それににこは部長だしね?」

にこ「そんなものかしらねぇ…」

希「それじゃいってくるね?」

絵里「帰りが遅かったら鍵しめといていいから」

(バタンッ)

154: 2014/09/06(土) 00:32:36.59 ID:GeYfh/zo.net
にこ「ふん、なーによみんな
狙いすましたみたいに」

にこ「あんたも私と2人きりじゃあつまらないでしょう?ことり?」

ことり「ううん、そんなことないよ?」

ことり「ことりね?にこちゃんと一緒にお話とかしたいなぁ~って
前々から思ってたし」

にこ「そう…殊勝な事言うじゃない…
後輩の鑑よ?」

ことり「エヘヘ?」

にこ「……」

にこ(…ん?待てよ?)

にこ(なーんか前にもあったわねぇこの状況…)

にこ(そうだ、昨日の夢…!)

にこ(穂乃果と海未は生徒会
希と絵里は理事長室)

にこ(一年生三人はテストで教室…
全く、おんなじじゃない!)

にこ(部室で…ことりと…2人きり!?)

にこ(偶然にしては…
辻妻が合いすぎている!)

155: 2014/09/06(土) 00:41:42.31 ID:GeYfh/zo.net
ことり「なんかことりがにこちゃんを独占しちゃったみたいだよね?」

ことり「エヘへ♪」

にこ「う゛っ…」

にこ(もしも…夢の通りだとすると)

にこ「よ、よ~しことり?
練習いこっか」

ことり「……」

ことり「その前ににこちゃんに見せたいものがあります」

ことり「ちょっと待っててね?」

にこ「なんだろう…これも夢かしらね」

にこ「ほっぺたつねってみるか…
いったぁ~」

にこ「どうやらリアルのようね…」

(ガチャッ)

ことり「お待たせしましたぁ~
ご主人様♪」

ことり「エヘへ♪」

にこ「げっ…」

にこ「さっすが伝説のメイド、ミナリンスキー」

にこ「目の保養に…って
待ちなさいよ!」

にこ「こここ、これから練習よぉ~?」

にこ「ま、まさかメイド服でやるつもりなのぉ?」

156: 2014/09/06(土) 00:47:59.91 ID:GeYfh/zo.net
ことり「にこちゃんへの感謝の気持ちを表そうかと思って」

にこ「そ、そう~?
ことりは、や、優しいのねぇ~?」

にこ(同じだ…
夢のまんまの展開だ!)

にこ(ことり…あんたまさか)

ことり「練習前に飲み物用意しました♪」

ことり「アイスティーしかないけど、いいかな?」

にこ(あれってやっぱ…
予知無?)

にこ(これからわたしたち…どうなっちゃうのぉ!?)



ひとまずここで終わり

2週目って見たいヤツいる?

168: 2014/09/07(日) 00:00:10.14 ID:FyECwkXK.net
前回のラブライブ!

にこ「偶然みんなの用事が重なって2人きりになった私とことり」

にこ「しかしことりはやたらからんでくると思ったらいきなり不機嫌になったりで」

にこ「おまけにファーストキスまで奪われるし…もう女同士なのに!」

にこ「部室でことりを問いただす私
するとみんなが現れて!?」

にこ「なによことりハーレムって…でもそれは夢だった!」

にこ「だけどほっとしたのもつかの間
翌日全くおんなじ展開に!?」

にこ「ことり…あんた本当にみんなを篭絡しているのぉ?
にこそんなの信じたくない!」

170: 2014/09/07(日) 00:07:38.15 ID:X2jifUJy.net
トイレ

(バシャバシャバシャバシャ…)

にこ(あぁ…全く本当に
最悪だ)

にこ(ここまで夢に見た通りの展開じゃないのよ…)

にこ(チューまでされちゃうのも一緒…
どこからどこまでも違う点が見つからないわ)

にこ(このままだとドアを出たらことりが待ち構えていて)

にこ(部室に行ってみんなに囲まれて…
一巻の終わりよね)

にこ(飛んで火に入る夏のツインテールって所かしら)

にこ(とっくに秋だけどね…)

171: 2014/09/07(日) 00:17:21.37 ID:X2jifUJy.net
(バシャバシャバシャバシャ…)

にこ(まるでゲームとかに良くあるループ物みたいよね…)

にこ(もう一回ほっぺつねってみようか…いたたっ)

にこ(やっぱり現実なのか…)

にこ(じ、じゃあ夢と違うアクションに訴えれば?)

にこ(ループを抜け出せるのかしら?)

にこ(そうね…たとえば)

にこ(窓から抜け出すとか?)

にこ(無理だ…
場所が高いし第一人が抜け出すには狭すぎる)

にこ(それじゃ個室に篭る…?)

にこ(いや…トイレの鍵なんて女の子でも簡単に壊せるし)

にこ(もしもことりが他の7人を意のままにしていたら袋のネズミ)

にこ(逆に逃げ場がなくなる…)

172: 2014/09/07(日) 00:25:08.80 ID:X2jifUJy.net
にこ(てか、いつまで手を洗ってんだ私)

にこ(このままじゃことりに怪しまれるわね…)

にこ(とにかく出よう)

にこ(一瞬の隙を突いて全力で逃げ出せば)

にこ(活路はあるかも知れない)

にこ(よし、せーのっ)

(ガチャリ)

ことり「遅かったねにこちゃん?」

ことり「どうしたの?おなか痛いの?」

にこ(逃げ出すのよ…)

ことり「……」

にこ(早く逃げなきゃ)

ことり「にこちゃん?」

にこ(何をしているのにこ?
このままじゃ…)

ことり「む~っ!」

にこ(どうなるか分からないってのに
なにをためらってる!?)

ことり「にこちゃん!
手ぬれたまんまだよ!?」

ことり「出して?ことりがふいてあげる」(ゴシゴシ)

にこ「あ、ありがとう」

173: 2014/09/07(日) 00:29:42.65 ID:X2jifUJy.net
ことり「はい、これできれいになりましたぁ♪」

ことり「エヘへ♪」

にこ(ダメだ…)

にこ(この娘の笑顔…
やっぱり裏があるとは思えない)

にこ(騙されているだけかも知れないけど
それでも私は)

にこ(ことりを悪党だとは思いたくない…!)

にこ「ことり?
あんた私に話があるでしよ」

ことり「…へ?」

にこ「私もちょっとあんたに用がある」

にこ「部室に行こうか」

にこ(もう少し信じてみよう…)

174: 2014/09/07(日) 00:34:01.66 ID:X2jifUJy.net
部室

にこ「単刀直入に言うわ?」

にこ「ことり?あんた私の事が好きよね?」

ことり「うん、大好きだよ」

にこ「……」

にこ「私もあんたが好きよ?」

ことり「よかったぁ♪」

にこ「だけどあんたが思ってるのとはちょっと違う」

ことり「…えっ?」

にこ「私の好きはあくまでも
仲の良い友達や後輩としてという意味よ?」

ことり「……」

にこ「……」

175: 2014/09/07(日) 00:42:06.57 ID:X2jifUJy.net
ことり「…何で」

ことり「何でそんな冷たい事言うの?」

ことり「こんなににこちゃんのこと思ってるのに…」

ことり「ずっとずっとこの時を待ってたのに!!」

ことり「なんでまたことりを突き放すような事言うのよ!!!」

ことり「そんな事するにこちゃんなんか大嫌い…
もうどうなっても知らないからねっ!!」

にこ(うぅ…やっぱり夢のまんまをなぞっている)

にこ(私がバカだったのか…
ことりを信じようとしたのが裏目に出たのか)

ことり「にこちゃん聞いてる?
なんでさっきから机の下ばかり見てるの!?」

にこ「い、いやぁこれは…
穂乃果とかが居ないかなぁ~って」

にこ「ハハハ…ハハハハ…ニコッ♪」

ことり「穂乃果ちゃんは生徒会でしよ!?なんでそうやってふざけるの!?」

176: 2014/09/07(日) 00:47:10.54 ID:X2jifUJy.net
ことり「ずっとずっと伝えたかったんだよ?」

ことり「なのににこちゃんいっつも私の事かわしてさ」

ことり「今日しつこくしたのは謝るよ?」

ことり「けど…毎日毎日あんなにつれなくされたら
そりゃことりだって怒るよ」

にこ(…ん?)

にこ(毎日って…どういう事よ?)

にこ(こんなに露骨に誘惑されたのって…
今日が始めてよね?多分)

にこ(すこしためしてみようかしら…)

179: 2014/09/07(日) 00:54:03.75 ID:X2jifUJy.net
にこ「あっそ
じゃぁはっきり言わせてもうらうけど」

にこ「私あんたの事大嫌いよ?」

にこ「当たり前でしよ?
いつも穂乃果のお姫様気取ってしかも理事長の娘」

にこ「そんなご大層なご身分が
雲の上であぐらをかいてさ」

にこ「はっきり言って…扱いづらいのよ!」(机ドンッ)

ことり「……」

ことり「そう…思ってたんだ」

ことり「ひどいよにこちゃん」(ウルッ)

ことり「ことりそんなに…厄介者なのぉ…?」(涙ポロッ)

にこ(ゴメンことり…)

にこ(でもこうでもしないと…展開が読めないし)

180: 2014/09/07(日) 01:00:51.14 ID:X2jifUJy.net
ことり「ことりだって…ことりだってぇ…グスッ」

ことり「ずっとずっと……つらかったのにぃ…エグッ」

ことり「ことりが原因なのは…わかってるよぉ…ヒック」

ことり「だからこうして…グスッ…にこちゃんに…エグッ…ちゃんと言わなきゃと思ってたににぃ…ヒック」

ことり「グスッ…エグッ…ヒック」

にこ(……)

にこ(やっぱり…おっかしーわねぇ)

にこ(夢ではここらで穂乃果達が出てきてもおかしくないのに…)

にこ(ことりも嘘泣きとは思えないし)

182: 2014/09/07(日) 01:06:33.33 ID:X2jifUJy.net
にこ(そうだ…!)

にこ「ことり?あんた」

にこ「私に食べさせようとお菓子持ってきてるでしよ?」

ことり「ヒック…う、うん」

にこ「チョコレートでしょ?いろんなのが入ってるヤツ」

ことり「なんで知ってるの…?グスッ」

にこ「出してみなさい?」

ことり「ことりのお菓子食べたら話聞いてくれる?」

にこ「そうね、考えてあげるわ?」

ことり「分かった…今だすからね」

183: 2014/09/07(日) 01:13:48.83 ID:X2jifUJy.net
にこ(形は…夢に出てきたのと全く同じか)

にこ(問題は中身よね)

にこ「ことり?変なこと聞くけど」

にこ「このチョコレート
中身はなにかしら」

ことり「中身…?」

にこ「リキュール?お酒なの?」

ことり「ううん、違うよ?」

ことり「ことりそういうの苦手だし」

ことり「にこちゃんの体質とかも良く知らなかったから」

ことり「無難にアーモンドにしといたんだよ?」

ことり「それともブランデーとかの方が良かった?」

にこ「いえ、わざわざ作ってくれただけでもうれしいわよ?」

にこ(夢と完全に…違ってきた!)

184: 2014/09/07(日) 01:18:54.86 ID:X2jifUJy.net
ことり「にこちゃん少し機嫌よくなったみたいだね」

ことり「さぁ食べてみて?味には自身あるよ?」

ことり「甘いものを補給すればきっとイライラもなくなるよ」(ヒョイパクッ)

にこ(自分で…食べた!)

にこ「そうよね?いただくわ」(パクッ)

ことり「どう?美味しい?」

にこ「ことり?お世辞じゃないけど」

にこ「これならお金が取れそうね」

ことり「エヘへ♪よかったぁ」

にこ「……」

185: 2014/09/07(日) 01:26:51.71 ID:X2jifUJy.net
にこ(ことりは私に変なことしようとしていたわけじゃないみたいね)

にこ(でも…伝えたい気持ちって何?)

にこ(前々から私が冷たいって…)

にこ(思い当たる節はないんだけど)

にこ「ことり?良く聞いて」

にこ「今日はなんかつらく当たったみたいで悪かったわ?」

ことり「にこちゃん…わたしのことが嫌いなのはしょうがないけど」

ことり「お母さんの事まで持ち出すのは酷すぎるよ…」

にこ「それは謝るわ?ホントゴメン…」

にこ「今日は色々あり過ぎて
すこしカリカリしていただけよ」

ことり「……」

ことり「でもにこちゃんずっと前から」

ことり「ことりによそよそしくしてたでしょ?」

187: 2014/09/07(日) 01:32:45.35 ID:X2jifUJy.net
にこ「それが腑に落ちないのよ」

にこ「確かに私は時々キツそうに見られることがあるみたいだけど」

にこ「べつにあんただけぞんざいに扱ったつもりはないわよ?」

ことり「本当に…?」

にこ「うん」

ことり「本当に?」

にこ「そうよ」

にこ「でもあんたも伝えたいことがあるなら」

にこ「ちゃんと言葉にしないと分からないじゃないの」

にこ「ちょうどいい機会だし
言ってみなさいよ」

ことり「言っても怒らない?」

にこ「怒らないわよ」

ことり「嫌いにならない?」

にこ「言わないでわだかまりを残すよりはずっと良いでしょ?」

188: 2014/09/07(日) 01:40:51.41 ID:X2jifUJy.net
ことり「じ、じゃあ言うよ?」

にこ(ドキドキ)

にこ(まだじつはにこちゃんも愛人だよとか
言い出す可能性も少しはあるわよねぇ)

ことり「じつはね?ことりね?」

ことり「にこちゃんの事…ずっとずっと」

にこ(ドキッドキドキ)

ことり「ことりの事…恨んでんじゃないかって
怖かったの」

にこ「…へ?」

にこ「にこがあんたを?恨む?なんで?」

にこ「別に今日の事は水に流してもいいのよ?」

にこ(何度か意識が飛びそうになったけどね…)

にこ「ほかに思い当たる節は…
そうだ」

にこ「あんたのバスト…少しうらやましいと思ってた」

にこ「少しわけなさいよ」

ことり「…にこちゃん?もう少しまじめに話し聞いてくれる?」

にこ「ご、ゴメン」

189: 2014/09/07(日) 01:51:15.74 ID:X2jifUJy.net
ことり「そうじゃなくて、
ことりが留学するって時」

ことり「穂乃果ちゃんが一時ミューズ抜けてラブライブも出れなくなって」

ことり「一番怒って一番残念がってたのにこちゃんだって聞いて」

ことり「きっとことりの事凄く嫌いになったんだろうなぁって…」

ことり「あれからにこちゃん何も言わないし
ことりにも普通に接してくれてたけど」

ことり「ことりね?ずっとずっと怖かったんだよ?」

ことり「内心ことりを軽蔑してるんだろうなぁ
迷惑に思ってるんだろうなぁって」

ことり「だから何度も謝ろうとおもってたんだよ?」

ことり「だけど中々言い出せなくって…
時が経つとともにそだんだんそれすらも怖くなって」

ことり「もしも言い出したところで
本当に嫌いだって言われたらどうしようって」

ことり「そうしたら切り出す勇気すらわかなくなって…」

ことり「でもこのままじゃいけないって穂乃果ちゃんに頼んで
何かあったら生徒会から外してくれるようにしてもらったんだよ?」

ことり「にこちゃんと2人きりの時ちゃんと伝えようって」

190: 2014/09/07(日) 02:01:41.38 ID:X2jifUJy.net
にこ「そう…だったの」

にこ「私の唇奪った件は?」

ことり「ゴメン…あれはワザとなんだ」

ことり「にこちゃんずっとそっけなかったから
なんだかヤケになっちゃって」

にこ「そこは確信犯なのね…」

にこ(ホッ…)

にこ(なんだ…そんな事だったのか)

にこ「ことり?」(ユラァ)

ことり「な、なに?」(冷や汗)

(バサッツ)

ことり「ひゃぁぅっ、いったぁ~」

ことり「な、なんでことりを雑誌ではたくのぉ?」

ことり「しかも角っこで思い切りぃ~」

ことり「いたぁい~」

にこ「あったりまえでしょ?なんて事言うのよ」

にこ「わたしが穂乃果に怒ったのはね
あの娘が自分で求めた夢を簡単に投げ捨てようとしたからよ?」

にこ「アライズに勝てないだのやっても無駄だの
そんな子供じみた理由でね?」


今日はここまで
あと一回で完結すると思う

196: 2014/09/07(日) 23:20:28.93 ID:pum9rzcA.net
にこ「にこが目指そうとして届かなかった夢…
あと一歩で実現しそうな時に」

にこ「それを勝手に投げ捨てたのよ?
みんなの気持ちも自分の望みも踏みにじってね」

にこ「だから許せなかった…
それとくらべれば」

にこ「あんたの留学はあんたが決めるべき事でしょ?」

にこ「最初から私がとやかく口出しできる話じゃないわよ」

ことり「じ、じゃあにこちゃんは
ことりには怒ってないの?」

にこ「そうねぇ…ていうか」

にこ「むしろあんたこそそれで後悔してないの?」

ことり「……」

にこ「せっかくの招きだったんでしょ?世界的なデザイナーからの」

にこ「私が親だったら絶対すすめると思うんだけどな~」

197: 2014/09/07(日) 23:31:07.19 ID:pum9rzcA.net
ことり「……」

ことり「ことりね?今はね?」

ことり「ミューズのみんなと…
穂乃果ちゃんやにこちゃんたちと一緒に歌って踊っていられるのが」

ことり「一番大事だよ?」

ことり「ミューズは、ことりにとって」

ことり「ことりらしくいられるかけがえのない場所だから…」

ことり「だから後悔なんかしてないよ?」

にこ「そう…
ならいいわ」

にこ「実はねことり?」

にこ「私もあのとき以来あんたに伝えようとして中々言い出せなかった事があるの」

にこ「聞きたい?」

ことり「……うぅ
ことりが辛くなるような話?」

にこ「そんな話じゃないわよ?多分」

にこ「言っていい?」

ことり「ゴクリ…
い、いいよ?」

200: 2014/09/07(日) 23:41:40.37 ID:pum9rzcA.net
ことり(ドキドキ)

にこ「穂乃果がダメになってミューズも休止に追い込まれて
色々大変だったけど」

ことり「うぅ…」(ドキッドキドキ)

にこ「あんたが戻ってきて…本当に良かったわ?」

ことり「うぅ…ひぇ?」

にこ「穂乃果にとってもミューズにとっても」

にこ「そして私にとってもね?」

ことり「……」

にこ「でも今度なんかあったら早めに相談しなきゃダメよ~?」

にこ「別にわたしでも構わないんだから」

ことり「にこちゃん…」(ウルッ)

ことり「おかしいよね…なんでだろうね?」(ウルウル)

ことり「うれしいのに…なんだか涙が止まらなくなっちゃったよぅ…」(涙ポロッ)

ことり「にこちゃ~ん…あいがとうねぇ~グスッ」

ことり「グスッ…ヒグッ…ひえぇぇ~ん」

にこ「ち、ちょっとぉ、なんでそこで泣くのよぉ~」

201: 2014/09/07(日) 23:53:45.88 ID:pum9rzcA.net
ことり「ううっ…グスッ…にこちゃ~ん…ヒック」

にこ「べ、別にあんたが責められたわけじゃないでしよ?」(ガタッ)

にこ(こんな所海未に見られたらそれこそ心臓ぶち抜かれるじゃないのよ…)

にこ「ほら、拭いたげるから、
手どけなさい?」

にこ「ふへぇぇぇ~ん、にこちゃ~ん」(抱きっ)

にこ「全くもう…よしよし」(ナデナデ)

にこ「あんたも意外とめんっど臭いのねぇ~」

ことり「嫌いになった?」

にこ「んまぁ~人間欠点の一つや二つあったほうが可愛いものよ?」

にこ「って、こらぁ~」

にこ「あんたカーディガンに鼻水つけたでしょ?」

にこ「洗濯すんの大変なんだからぁ…」

ことり「エヘヘ♪ごめんなしゃい」

にこ「ふぅ…じゃあ償いとして」

にこ「つぎのライブの衣装
にこのをいっちばん可愛く仕立てなさいよ」

ことり「りょ~かいしました♪」

203: 2014/09/08(月) 00:02:19.14 ID:pum9rzcA.net
(ガチャッ)

穂乃果「に~こちゃ~ん」(ゴゴゴゴゴゴゴ…)

にこ「げっ…ほ、穂乃果!?」

穂乃果「泣かせたね?ことりちゃんいじめたね?」(ジト目)

にこ「い、いつからよ…?」

にこ「いつからのぞいてたのよ!?」

穂乃果「にこちゃん達が部室に入ってからずっとだよ?」

穂乃果「もう、あんまりにこちゃんが粘るから」

穂乃果「おしっこもれそうだよ
どうしてくれんのよ」

にこ「夢でもリアルでもあんたほんっとブレないわねぇ…」

にこ「トイレ行って来なさいよ…」

穂乃果「じゃあ今から行って来るから
にこちゃん逃げないでよ!?」

にこ「逃げる理由がないわよ…」

204: 2014/09/08(月) 00:13:04.79 ID:6+2uG3uq.net
にこ「…って言う事は」

海未「にこ?ことりが迷惑かけなかったでしょうか」

にこ「うぅっ…やっぱりぃ」

にこ「まだ微妙に夢と符号してるのね…」

にこ「ち、違うのよ海未…!」

にこ「あ、あんたも説明しなさいよぉ…!」

ことり「うぅ…グスッ…にこちゃんが…にこちゃんがぁ~」

にこ「あんた、それ押し倒されるより悪質よぉ!」

海未「にこ?」

にこ「ひぐぅっ…!」

海未「わかっていますよ?」

にこ「…えっ?」

海未「ことり?ちゃんと気持ちは伝えられましたか?」

ことり「うんっ♪」

海未「そうですか…
これで胸のつかえがおりましたね?」

海未「計るようなまねをして申し訳ありませんでした」

海未「実はにこに嫌悪されているのではないかと
最近ことりが思いつめておりまして」

海未「それならば早めに真意を問いただすべきだと
にこと二人きりになれるよう私と穂乃果とで時期をうかがっていたのです」

205: 2014/09/08(月) 00:24:59.62 ID:6+2uG3uq.net
にこ「それじゃあ棚卸しの書類がどうのこうのって話は…狂言?」

穂乃果「違うよっ!」

にこ「早っ!」

穂乃果「ヒデコちゃん達が手伝ってくれたから思ったほどかからなかったんだよ」

海未「自慢するところですか!?」

にこ「……」

にこ「ん、んまぁ~わたしは海未さえ怒っていなければ
全然問題ないわよぉ?」

海未「私が?怒る?にこに!?」

海未「なぜです?てっきりにこにお叱りを受けるものとばかり思っていましたのに」

にこ「んん?い、いゃぁ~こっちの話だから
聞き流しといて?ニコッ♪」

にこ「そう言えば絵里達はよ?」

海未「それが…どうも交渉が難航しているようでして」

穂乃果「ことりちゃん、何とかしてよ」

ことり「えぇ~?」

海未「それでは公私混同になります」

にこ「真姫ちゃん達は?」

穂乃果「カラオケで二次会だって」

にこ「のんきなものねぇ…」

にこ(この辺りは夢と違うのか)

206: 2014/09/08(月) 00:31:28.36 ID:6+2uG3uq.net
にこ「そう言えば練習前ことりにアイスティー出してもらったんだけど」

にこ「海未に【唐突に進められたアイスティーには気をつけろ】
って言われた事があってさ」

穂乃果「えぇ?なにそれ初耳」

ことり「海未ちゃん、どうしてなのぉ?」

海未「え、えぇ?
い、いやぁ、それは…」

海未「ネットとかの、と、都市伝説ですから
お、お気になさらずぅ…」

海未「そ、そうだ!弓道部の時間でした」

海未「後を頼みますね」(ソソクサ)

穂乃果「おかしな海未ちゃん」

210: 2014/09/08(月) 00:39:28.41 ID:6+2uG3uq.net
穂乃果「にこちゃん?ことりちゃんのことよろしくね?」

穂乃果「私リーダーだの生徒会長だのやってるけどさ」

穂乃果「いっつも前ばっかり見てて私を支えてくれる人たちのこと
全然視野に入らない事がよくあるみたいだから」

穂乃果「よくそれで海未ちゃんに怒られるけどね…」

穂乃果「だからそんな時はにこちゃん達に迷惑かけると思うけど」

穂乃果「ことりちゃん達の事見てて欲しいんだ」

にこ「ったくしょ~がないわねぇ」

にこ「まぁいいわ?その代わり」

にこ「絶対勝ちに行くのよ?ラブライブ」

穂乃果「うんっ!もちろんだよ」

穂乃果「ありがとうにこちゃん」

211: 2014/09/08(月) 00:48:44.02 ID:6+2uG3uq.net
翌日 部室

真姫「で?結局にこちゃんとことりとは仲直り出来たの?」

凜「まあ半分以上ことりちゃんの心配しすぎだったみたいだけど」

花陽「気持ちの行き違いって、あるよね?」

真姫「そうかしら?」(髪イジリイジリ)

真姫「どっちも年上なのに
本当面倒くさい人達」(髪イジリイジリ) 

花陽「そ、そうかなぁ…」

花陽「私は、少しわかるような気がするよ?」

花陽「私だって…あんまり自分の事
上手く言い出せない方だから」

真姫「で?今日はその二人はそろってどこ行ってるの?」

花陽「秋葉原だよ?」

凜「仲直りデートだにゃあ」

212: 2014/09/08(月) 00:57:23.02 ID:6+2uG3uq.net
真姫「何それ?意味わかんない」(髪イジリイジリ)

真姫「そんな事よりラブライブじゃないの?」

花陽「そ、それが絵里ちゃんと希ちゃんが」

凜「過去のわだかまりを解くのも今は大事だろうって」

真姫「どっちも甘過ぎ
アライズに先越されるわよ?」(髪イジリイジリ)

花陽「ね、ねぇ真姫ちゃん?」

花陽「あんまし強くいじると髪が傷むよ?」

真姫「う゛えぇ…」

真姫「べ、別に心配いらないわよっ!」

花陽(ね、ねぇ、やっぱ真姫ちゃん…)

凜(そこは突っ込まない方がいいにゃあ)

213: 2014/09/08(月) 01:07:54.12 ID:6+2uG3uq.net
秋葉原

にこ「本当に良いのかしらねぇ」

にこ「こんな所で油売ってる場合じゃないと思うんだけど」

ことり「にこちゃんと一緒にお出かけなんて
なんだかワクワクしてくるね」

ことり「エヘヘ♪」

にこ「あんた本当嬉しそうよねぇ…」

にこ「それにしても
穂乃果と海未が良くあっさり認めたものよねぇ」

にこ「もう少し紛糾するかと心配してたんだけど」

ことり「大丈夫だよ?にこちゃん」

ことり「二人ともそんな狭い心の持ち主じゃないから」

ことり「後で詳細な報告をしてくれればいいって海未ちゃんが」

ことり「GPSもあるしね♪」

にこ(わたしが変な事したら即刻ロックオンされるってわけね…)

にこ(まぁそんなつもりは毛頭無いけど)

にこ「まぁいずれにしても
あんたが穂乃果達の秘蔵っ子だって事はよくわかるわ?」

にこ「嫌みなしでね?」

214: 2014/09/08(月) 01:14:44.17 ID:6+2uG3uq.net
ことり「ねえにこちゃん?」

にこ「何?」

ことり「あの騒動から私色々考えたんだけど」

ことり「ことりってさ、
小さいときからずっと穂乃果ちゃんについて来ただけだと思ってて」

ことり「自分でなんにも決められなくって
それで何かしてみようってメイドカフェで働いたりして」

ことり「それでも留学の件すら中々決められなくって」

ことり「そんな自分がすっごく嫌いだったけどね…」

ことり「けど…違うんだよ?」

にこ「……」

215: 2014/09/08(月) 01:22:46.87 ID:6+2uG3uq.net
ことり「ことりは穂乃果ちゃんに小判鮫みたいにくっついてるだけしか出来ないと思い込んでいたけどね」

ことり「本当はね、ことりが自分で穂乃果ちゃんについていくって決めて
今までそうしてきたんだって」

ことり「ようやくわかったんだよ?」

ことり「だって自分だけでは見れない夢も
穂乃果ちゃん達とならいっぱい見れるもん」

ことり「だからね、ことり
これからも穂乃果ちゃんを支えていくつもり」

ことり「そうすればことりだけじゃあ見れないすばらしいもの
穂乃果ちゃんがいくらでも用意してくれるんだもん」

ことり「なんだか私って自分勝手な女だよね?」

ことり「エヘヘ♪…って、
いったぁ~」

ことり「なんで?なんでことりのおでこにチョップ食らわせるのぉ~?」

にこ「エヘヘ、じゃないわよまったく」

にこ「らしくもない事口にするあんたが悪いんでしょ?」

216: 2014/09/08(月) 01:29:26.31 ID:6+2uG3uq.net
ことり「ふぇぇ~
あ、にこちゃん!」

ことり「あそこのゲーセン入ろ?」

にこ「立ち直り早いわね!?」

にこ「フッ…ダンスゲーなら負けないわよ?」

ことり「先にこっちいこうよ~」

にこ「プリクラ…?」

にこ「ふん、ベタなチョイスよねぇ~」

ことり「まぁまぁ、お近づきの印に♪」

にこ「女同士でツーショットねぇ…」

ことり「でもこうして一緒にいると
にこちゃんってお姉さんみたいだね?」

にこ「それって褒め言葉として受け取っていいのかしら?」

ことり「でもことりよりちっちゃいけどね?
って…いたぁ~い」

ことり「なんでことりのほっぺつねんのぉ~?」

にこ「だんだんあんたの扱い方が把握できてきたわ?」

217: 2014/09/08(月) 01:37:14.71 ID:6+2uG3uq.net
ことり「それじゃあ気をとりなおしてぇ~」

ことり「にこちゃん?やるよ」

にこ「やるって…なにをよ?」

ことり「決まってるでしょ?にこちゃんと言えば…」

にこ「あんまし乱発するとインフレになるんだけど?」

ことり「もぅっ、こんな時にもったいぶってどうすんのぉ?」

にこ「わ~かったわよ
ったく仕方ないわねぇ…」

にこ「確かにこうして並ぶと姉妹みたいに見えなくもないけど」

ことり「なんだか姉と妹の体格が違うよね…
ご、ごめんなしゃい」

にこ「にくったらしさもリアル妹そのものよ?あんた」

ことり「エヘヘ?」

ことり「それじゃぁいくよぉ~?
せーのっ」

にことり「にっこにっこにー♪」

(パシャッ)




これで本当の終わり

218: 2014/09/08(月) 01:39:47.65 ID:quAZwVsu.net
乙 最高だったぞ

219: 2014/09/08(月) 01:40:20.33 ID:5Ims+Anh.net
素晴らしかった乙

引用元:

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