【SS】せつ菜「私もあゆぴょん見たいです！」　歩夢「！？」【ラブライブ！虹ヶ咲】

昼下がり

愛「それでせっつー、最近歩夢とはどうなの？　順調？」

せつ菜「あ、はい！　お陰様で、仲良くやっていますよ！」

愛「そっかー！　いろいろあったけど、２人が続いてくれて嬉しいよ！」ﾆｺｯ

せつ菜「そう言って頂けると私も嬉しいです。ありがとうございます」

愛「じゃあ、せっつーは歩夢の可愛いところいっぱい知ってるんだー！」

せつ菜「え？」

愛「あんな清純な歩夢の夜の顔もせっつーは知ってるわけでしょ？」ﾆﾔｯ

せつ菜「ちょ、愛さん！　何を言っているんですか//////」

愛「ごめん、冗談だって！」

愛「でも、せっつーしか知らない歩夢の表情もあるんだろうなって！」

せつ菜「それは、そうかもしれませんが」

愛「せっつーならあゆぴょんも見放題だもんね！」

せつ菜「あゆぴょん……？」

愛「あれ、せっつー知らないの！？」

せつ菜「いえ、聞いたことはありますが……」

愛「見たことないんだ」

せつ菜「う……」

愛「カリンも見たことあるって言ってたっけ」

せつ菜「……」ﾓﾔｯ

愛「あれ、せっつー……？」

翌日　カフェ

せつ菜「歩夢、一つお願いがあるのですが」

歩夢「どうしたの、菜々ちゃん？」ｺﾞｸｺﾞｸ

せつ菜「あゆぴょんを……見せてください！！」

歩夢「！？」ﾋﾞｸｯ

歩夢「けほっ……けほっ……」

せつ菜「あ、歩夢！　大丈夫ですか！？」

歩夢「もう！　菜々ちゃんが急に変なこと言うから！」

せつ菜「だって、侑さんや果林さんは見たことがあるって言うのに、彼女の私が見たことないんですから！」

せつ菜「私も歩夢のあゆぴょん見たいです！！」

歩夢「やるわけないでしょー」

せつ菜「なんでですか！？　すごく可愛いと聞いているのですが……」

歩夢「そんなの小さい頃しかやってないし、果林さんに見られたのもたまたまだし、そもそもあれはかすみちゃんが……」

せつ菜「かすみさんも見たんですか！！？」ｶﾞﾀｯ

歩夢「菜々ちゃん、ちょっと静かに……！」

せつ菜「すみません……」

歩夢「ななぴょんの方が可愛いんじゃない？」ﾆｺｯ

せつ菜「私はそういうことしませんので」

歩夢「私だってそうだよー！」

歩夢「買い物付き合ってくれてありがとね！」

せつ菜「いえ、いいの見つかって良かったです！」

せつ菜「あ、もうこんな時間ですか」

歩夢「今日、菜々ちゃんの家泊まってもいい？」

せつ菜「！！」

せつ菜「もちろん、いいですよ！」ﾍﾟｶｰ

夜　せつ菜の家

せつ菜「……」ｼﾞｰｯ

歩夢「菜々ちゃん、何してるの……？」

せつ菜「歩夢のことを見ているんです」ｼﾞｰｯ

せつ菜「やっぱり歩夢って、見れば見るほど可愛いなって」

せつ菜「なんでそんなに可愛いんですか？」

歩夢「どうしたの急に！　知らないよ！」ﾊﾟｻｯ

せつ菜「あっ！　顔隠さないでください！」ﾊﾞｯ

歩夢「菜々ちゃんがジロジロ見てくるんだもん！」

せつ菜「歩夢の可愛い顔もっと見たいです！」

歩夢「恥ずかしいからだめっ！」

せつ菜「だめじゃないです！」

歩夢「しつこいと怒るよ！？」ﾌﾟﾝｯ

せつ菜「……」

歩夢「……」

せつ菜「ぷっ……」

せつ菜「あははははは！」

歩夢「菜々ちゃん？」

せつ菜「やっぱり歩夢は可愛いですね」

せつ菜「そっぽ向いた歩夢も可愛くて、可笑しくて……」ｸｽｸｽ

歩夢「そんなに可笑しいの？」

せつ菜「いえ、何でもないことなのに、なぜか急にこんな普通の日常が凄い幸せだなって思ったんです」

せつ菜「歩夢といると、毎日が大好きに変わるんですよ！」

せつ菜「歩夢、大好きです！」ﾆｺｯ

歩夢「菜々ちゃん//////」

歩夢「私だってそうだよ。菜々ちゃんがいてくれるから、私すごく楽しいの」

歩夢「ありがとう、菜々ちゃん。大好きだよ」ﾆｺｯ

歩夢「あれ、この本……」

歩夢「あ、この新刊私も読んだよー！」

せつ菜「歩夢もすでにチェックしていましたか！」

歩夢「うん、面白かったよね！　まさかあそこで幼馴染と再会するなんて……」

せつ菜「歩夢……！！」ﾊﾞｯ

歩夢「！！」ﾋﾞｸｯ

せつ菜「私……まだ読んでいないのですが……」ﾌﾙﾌﾙ

歩夢「え、そうだったの！？　ごめん、菜々ちゃん！」

せつ菜「幼馴染と再会するんですね……驚きです……」ｽﾞｰﾝ

歩夢「えっと……菜々ちゃんもう読んでると思って……」

せつ菜「……」ｽﾞｰﾝ

歩夢「本当にごめん！　菜々ちゃんのお願い何でも聞くから許して！」

せつ菜「……」ｳｰﾝ

せつ菜「じゃあ、あゆぴょんやってください！　それなら許します！」

歩夢「えぇ！？」

せつ菜「あゆぴょん見たいなぁ」ﾜｸﾜｸ

歩夢「うーん……」

歩夢「恥ずかしいよぉ……でも、悪いのは私だし……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

せつ菜「……」

せつ菜「なんて冗談ですよ！　私全然怒ってませんから！　歩夢が嫌ならやらなくていいですよ！」

歩夢「……」

せつ菜「そろそろ寝ましょうか！」ﾊﾞｯ

歩夢「ま、待って、菜々ちゃん！」

歩夢「新刊の内容話しちゃった私が悪いから、菜々ちゃんのお願いはちゃんと聞きたい！」

せつ菜「本当に無理しなくていいんですよ？　冗談で言っただけですから」

歩夢「ううん、見てて！　じゃあ行くよ！」

歩夢「あーゆぴょんだぴょんっ♪」ﾎﾟﾑｯ

せつ菜「～～！！！！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

せつ菜「歩夢っ！！」ｶﾞﾊﾞｯ

歩夢「菜々ちゃん！？」ﾊﾞﾀｯ

せつ菜「か、可愛過ぎます//////」ｷﾞｭｯ

せつ菜「やっぱり歩夢は世界一可愛いです！」

歩夢「もう、菜々ちゃんったら！」



何でもない普通の日常。

そこに歩夢がいるだけで、毎日が特別に変わる。

片思いだった頃からは信じられないくらい、夢のような日々に。

それが心から愛しくて、大好きで。



歩夢「菜々ちゃん……」

せつ菜「もっと可愛い歩夢、見せてください」



おしまい

ありがとうございました！

おつでした。あゆぴょんは恥ずかしがってるのもノリノリのもかわいいね

あゆぴょんは定期的に擦っていけ

無理強いはしないせっつーいい子