【SS】希「亜里沙ちゃんが家出?」

ありさえり SS


1: 2020/02/25(火) 22:04:19.76 ID:GJOkOuJp
えりちから電話が掛かって来たのは夜遅くだった。

希「亜里沙ちゃんが家出?」

絵里『そうなの。家出しますって置手紙が…』

希「心当たりはあるの?」

絵里『友達と泊まりで出掛けたいって言うから』

希「反対したん?」

絵里『だって…あの子はまだ中学生なのよ?心配でしょ?』

希「まあ…場所にもよるけど」

絵里『ねえ、どうしましょう?このまま帰ってこなかったら私…』

希「ちょっと、落ち着いて」

絵里『今までこんな事一回もなかったのよ?落ち着いていられると思う?外も暗いのに…あの子に何かあったら…私…』

希「だからこそ冷静にやろ?電話じゃあれやし今からそっちに行くから」

明らかにパニックになっているえりちを放っておく訳にもいかない。私はすぐに靴を履いて玄関の扉を開けた。

2: 2020/02/25(火) 22:06:56.11 ID:GJOkOuJp
~絢瀬家~

希「それで、亜里沙ちゃんが行きそうな所は心当たりはないの?」

絵里「亜里沙が行きそうな所…えっと…」

希「普段遊んでる所とか」

絵里「亜里沙が普段遊んでる所…」

希「友達の家とか」

絵里「亜里沙の友達って…雪穂ちゃんくらいしか…他の子は会った事もほとんど…」

希「そうなん?」

絵里「うん…ねえ…どうしよう」

希「だから落ち着いてって。とりあえず雪穂ちゃん所に行くしかないやろ?」

絵里「そうね。うん」

3: 2020/02/25(火) 22:09:43.27 ID:GJOkOuJp
~高坂家~

穂乃果「えー?家出!?あの亜里沙ちゃんが!!?」

絵里「そうなの。亜里沙来てないのね…」

雪穂「はい。あの…何かあったんですか?」

絵里「ええ…亜里沙が友達と遠くまで泊まりで出掛けたいって言うから…心配でつい小言を言っちゃったの」

穂乃果「あ~雪穂がさっき行きたいって言ってた奴だね」

絵里「やっぱり雪穂ちゃんも一緒だったのね」

雪穂「はい。でもお母さんが中学生だけで行くのは危ないからダメだって」

希「まあ、やっぱりそうやろうね」

4: 2020/02/25(火) 22:13:22.33 ID:GJOkOuJp
穂乃果「流石に中学生だけじゃ心配かぁ。で~…亜里沙ちゃんが行きそうな所とか心当たりないの?」

絵里「それが…」

希「なあ雪穂ちゃん。友達の連絡先とか分かるかな?」

雪穂「あっ、連絡してみます。ちょっと待ってて下さい」

穂乃果「でも、そっか~。絵里ちゃんと亜里沙ちゃんも喧嘩するんだね」

絵里「喧嘩した訳じゃないのよ。ただ心配で」

穂乃果「そうだよね。でも亜里沙ちゃんの気持ちも分からない訳でもないけど」

絵里「そんなの私だって」

希「えりちだってまだ高校生なんやから亜里沙ちゃんの気持ちが分からない訳やないんよ」

絵里「けど…私は亜里沙の親がわりでもあるから」

6: 2020/02/25(火) 22:16:37.15 ID:GJOkOuJp
雪穂「あの、今心当たりのある友達に連絡したんですけど…」

穂乃果「どうだったの?」

雪穂「誰の家にも来てないって」

絵里「そう…」

雪穂「いえ…すいません。力になれなくて」

絵里「ううん。ありがとう」

穂乃果「ねえ海未ちゃん家はどうかな?」

絵里「海未?」

雪穂「ああ、そっか」

絵里「あの…どうして、海未の家なの?」

穂乃果「亜里沙ちゃんはμ’sの中でも特に海未ちゃん推しでしょ?」

雪穂「うん。振り付けも海未ちゃんの所は完璧だし」

絵里「そうだったの…知らなかった。なんか海未に懐いてる感じはしたけど」

7: 2020/02/25(火) 22:20:24.05 ID:GJOkOuJp
希「じゃあ、海未ちゃん家に行ってみようか」

絵里「そうね」

穂乃果「私も一緒に行くよ」

雪穂「私も!」

穂乃果「雪穂は家で待っててよ。もしかしたら、亜里沙ちゃんが来るかもしれないし」

雪穂「そっか。うん…分かった」

穂乃果「じゃあちょっと準備するから」

絵里「ごめんね。迷惑かけて。雪穂ちゃんも」

穂乃果「何言ってんのさ。こう言う時はお互い様でしょ」

雪穂「そうですよ。それに雪穂は親友ですから」

絵里「ありがとう」

希「よし。そしたら行こうか」

9: 2020/02/25(火) 22:24:17.36 ID:GJOkOuJp
~園田家~

海未「そうですか。亜里沙が家出を」

絵里「ええ…そうなの」

海未「しかし…一体どうして?」

絵里「それが……………と言うわけなの」

海未「なるほど。私の家には来ていませんね」

絵里「そう」

海未「心配ですね。何か心当たりはないのですか?亜里沙が普段行きそうな所とか」

絵里「さっき希にも聞かれたんだけど…全然見当がつかないの。亜里沙が普段どこで遊んでるのかも普段何をしてるのかも知らない。私はあの子の事を知ってる様で実は何にも知らなかった。あれだけ偉そうな事を言って…」

希「姉妹だからって全てを知ってる訳じゃないやろ。もし、そうだとしたらそれは過干渉や。えりちが悪い訳やないよ」

海未「希の言う通りです。…が普段から会話がないわけでもないでしょう?何か思い出せる事はないですか?」

絵里「えっと…」

その時、背後から聞き覚えのある声が聞こえて来た。

凛「おーい」

花陽「絵里ちゃーん」

絵里「凛!?花陽!!?」

穂乃果「他の皆んなにも連絡しといたんだよ。探すんだったら人数が多い方がいいでしょ?」

凛「今ことりちゃん達が街中を見回ってくれてるよ」

10: 2020/02/25(火) 22:26:25.50 ID:GJOkOuJp
絵里「そうだったの…」

花陽「うん。私達も一緒に探すの手伝うよ」

絵里「ありがとう。凛、花陽」

希「人数も集まったし。手分けして探そうか」

海未「そうですね。凛、私達は中学校の周辺を探しに行きましょう」

凛「分かったにゃ」

穂乃果「じゃあ、花陽ちゃんは私と一緒に行こうか」

花陽「はいっ」

希「じゃあ、ウチ等も街中を探そうか」

絵里「ええ…」

11: 2020/02/25(火) 22:28:59.74 ID:GJOkOuJp
海未ちゃんの家を出て私達はアキバの街を捜していた。

絵里「亜里沙ーーー」

希「亜里沙ちゃーーーん」

絵里「亜里沙ーーーー」

ことり「お~い!絵里ちゃん!」

真姫「絵里!」

絵里「二人とも」

にこ「亜里沙ちゃんはまだ見つからないの?」

絵里「にこも。ええ…それが…まだなの」

にこ「そう」

真姫「私達も散々街中を探したんだけど」

ことり「亜里沙ちゃんが好きそうなアイドルショップとかメイド喫茶も見て回ったんだけど…」

13: 2020/02/25(火) 22:33:28.44 ID:GJOkOuJp
絵里「私達も必死に捜してるんだけど…」

にこ「何か手掛かりはないの?」

絵里「ごめんなさい…。何もないの」

にこ「そうなの。」

真姫「穂乃果から話は聞いてるけど…亜里沙ちゃんが家出した理由って本当に絵里に反対されたからなのかしら?」

絵里「え?それはどう言う…」

真姫「私には亜里沙ちゃんが絵里に反対されたからって家出する程聞き分けのない様な子には思えないって言うか。他に家出した理由があるんじゃないのかなって」

絵里「でも…他に心当たりは…」

真姫「よーく思い返して。もしかしたら手掛かりになる事があるかもしれないわ」

絵里「………こないだ、亜里沙の楽しみにしていたアイスを間違えて食べちゃったとか…」

希「そんなんで家出はないやろ」

絵里「亜里沙が楽しみしてた漫画の展開をネタバレしちゃったたか」

にこ「それは…やられたらムカつくわね」

絵里「後は……亜里沙が楽しみにしてた録画した番組を容量が一杯だからって確認せずに削除しちゃったり」

にこ「あんた…意外とやらかすわね。

真姫「学校じゃ完璧なのに。まあ塵も積もればかしら…」

希「でも、手掛かりになる様な事はないなぁ」

真姫「そうね。それこそ亜里沙ちゃんがそんな理由で家出するとは思えないわね」

14: 2020/02/25(火) 22:37:38.18 ID:GJOkOuJp
それから1時間近く皆んなで捜したけど亜里沙ちゃんは見つからなかった。

絵里「はあ…もう、こんな時間」

ことり「早く探し出さないと。だいぶ遅いし」

絵里「皆んな、ごめんなさい。後は私一人で探すわ」

希「えりち?何言ってるん?」

ことり「そうだよ。一人でなんて」

絵里「だって、もう暗いし時間もだいぶ遅いから…」

にこ「あんたねえ…何言ってんのよ」

絵里「だってこれ以上皆んなに迷惑を掛ける訳にも…」

にこ「バカにしないで!!!迷惑だから何よ。そんなもんいくらでも掛けなさいよ。あんたと私は友達でしょ」

絵里「にこ…」

にこ「友達を困ってるのに見捨てて帰ったら妹達に顔向け出来ないわよ」

絵里「にこ…ありがとう。本当にありがとう」

にこ「ふん。お礼はイチゴミルクでいいわよ」

絵里「ええ、分かった。それと…」

にこ「何?これ以上は野暮ってもんよ」

絵里「さっきから犬のフンを踏んでるわ」

にこ「………ワザとよ」

16: 2020/02/25(火) 22:39:09.08 ID:GJOkOuJp
ことり「あの…」

希「どうしたん?」

ことり「絵里ちゃんは亜里沙ちゃんとの思い出の場所とかないの?」

絵里「思い出の場所?」

ことり「うん。家出する時って心のどこかで見つけて欲しいって思ってると思うの。きっと、亜里沙ちゃんは絵里ちゃんに見つけて欲しいと思ってるよ」

希「確かに。一理ある」

にこ「どうなの、絵里?」

絵里「……」

17: 2020/02/25(火) 22:44:58.27 ID:GJOkOuJp
にこ「どうなの?」

絵里「一箇所だけ…もしかしたら…」

ことり「だったらそこに行ってみようよ」

絵里「けど…確証は無いし。亜里沙の口から聞いた事も…」   

にこ「それでもあんたは引っ掛かったんでしょ?だったら言ってみればいいじゃない。何もない場所が心に引っ掛かったりしないわ」

希「にこっちの言う通り。取り敢えず行ってみようよ」

絵里「うん」

18: 2020/02/25(火) 22:51:47.07 ID:GJOkOuJp
私達はそこへ向かう事にした。穂乃果ちゃんや海未ちゃん達もそこで合流する事になった。

海未「神田明神…。まだ捜していませんでしたね」

花陽「ここに亜里沙ちゃんが居るかもしれないの?」

絵里「亜里沙が日本に来たばかりの時に二人で来たの。まだ亜里沙が日本の事を殆ど分かってなくて。京都にある様なお寺を見てみたいって言ったから。あの子、お寺と神社の違いなんて知らないからはしゃいじゃって」

希「そうだったんや」

凛「思い出の場所なんだね」

絵里「だから…もしかしたら、なんて思ったんだけど。ここも見当違いだったみたい」

19: 2020/02/25(火) 22:54:44.03 ID:GJOkOuJp
海未「そうですか」

真姫「また振り出しに戻るね」

穂乃果「あのさ…今更なんだけどさ」

ことり「どしたの穂乃果ちゃん?」

穂乃果「亜里沙ちゃんに電話はしたの?亜里沙ちゃんも携帯電話は持ってるんでしょ?」

絵里「そんなの一番最初にしたわよ」

穂乃果「でも、その後はしてないんでしょ?」

絵里「え、ええ」

穂乃果「今電話したら出るかもしれないじゃん」

希「確かに。その可能性も0じゃないね」

絵里「確かに…電話…すっかり頭から抜けていた。今掛けてみる」

20: 2020/02/25(火) 22:58:10.94 ID:GJOkOuJp
えりちは携帯を取り出し電話を掛け始めた。

プルルルル

絵里「……」

プルルルル

希「ん?」

プルルルル

絵里「……」

どこからか電話の着信音が聞こえる気がする。

希「ねえ?近くから電話の音聞こえない?」

海未「私も思いました。あっちの方から」

絵里「亜里沙ーー」

21: 2020/02/25(火) 23:02:14.16 ID:GJOkOuJp
プルルルル

確かに電話の着信音は聞こえていた。

絵里「亜里沙?いるのね?」

プルルルル

絵里「出て来なさい。お願い、出て来て」

プルルルル

絵里「亜里沙……お願い……」

えりちは絞り出す様に声を出していた。そんな大きさじゃ例え近くに居たとしても届くはずはない。けど…

ザッ

亜里沙「お姉ちゃん…」

絵里「亜里沙…」

穂乃果「亜里沙ちゃん!」

海未「亜里沙。よかった…」

亜里沙「お姉ちゃん…あの…」

22: 2020/02/25(火) 23:09:25.96 ID:GJOkOuJp
絵里「バカァ!!!!!」
  
バチン

頬を叩く音が鳴り響いた。

亜里沙「お姉ちゃん…」

絵里「どれだけ心配したと思ってるの…。女の子がこんな時間に一人で…何かあったらどうするの」

亜里沙「……」

海未「絵里…何もそこまで…」

穂乃果「海未ちゃん」

海未「穂乃果…」

仲裁に入ろうとする海未ちゃんを穂乃果ちゃんが制止する。

亜里沙「心配…したよね…」

絵里「当たり前でしょ。心配するに決まってるでしょ…」

亜里沙「うん…」

絵里「あなたを捜そうとした時、心当たりを聞かれたの…」

亜里沙「うん」

絵里「何も答えられなかった。あなが普段どこで何をしてるのか知らなかった。思い知らされたわ。姉のくせに…私は亜里沙の事、何にも知らないんだって」

亜里沙「…」

絵里「でも…それでも…矛盾してるかもしれないけどあなたの事を大事だと思わない日はなかったわ。私が亜里沙のお姉ちゃんになった日から一度だって」

亜里沙「うん…」

絵里「友達と泊まりがけで出掛けるのを反対したのだって何も亜里沙を信用してないからじゃないの。ただ、心配だったのよ。過保護だって言われるかもしれないけど仕方ないじゃない。私はあなたのお姉ちゃんなんだから。あなたは私の大切な妹なんだから」

亜里沙「お姉ちゃん…ごめんなさぁぁぁぁい」

絵里「本当に…心配掛けて…皆んなにも迷惑掛けたんだから」

23: 2020/02/25(火) 23:11:26.10 ID:GJOkOuJp
亜里沙「皆さん…グズっ…ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい」

花陽「大丈夫だよ」

凛「無事で良かったにゃ」

絵里「はあ…」

希「えりち?」

絵里「良かった…本当に良かったわ…。何もなくて…無事に見つかって良かったわ」

緊張の糸が切れたのかえりちは少し涙ぐんでいた。

希「流石…お姉ちゃんやな」

穂乃果「さて、そろそろ帰ろうか?」

海未「そうですね」

絵里「皆んな、今日はありがとう。ご迷惑お掛けしました」

にこ「だから、何度も言わせんじゃないわよ」

真姫「そうよ。にこちゃんの言う通りよ」

絵里「うん。ありがとう。皆んな」

24: 2020/02/25(火) 23:13:37.65 ID:GJOkOuJp
~高坂家~

穂乃果「ただいま~」

雪穂「お姉ちゃーん。亜里沙は?」

穂乃果「見つかったよ。神田明神に居た」

雪穂「良かったぁ。もう心配で」

穂乃果「そうだよね?心配したよね?」

雪穂「当たり前だよ」

穂乃果「雪穂……今日一緒にお風呂にでも入る?」

雪穂「え…何急に…嫌だよ。どうしたの急に?気持ち悪いなぁ」

穂乃果「だよねぇ?」

雪穂「うん」

25: 2020/02/25(火) 23:15:08.88 ID:GJOkOuJp
~園田家~

海未「はい。そうですか。お変わりない様で何よりです。いえ、特に用事がある訳ではないのですが。急に声が聞きたくなったので。いえ、本当に何もないですよ。ふふっ、変ですよね?はい、それでは…失礼します」

ピッ

海未「……声を聞いたら会いたくなってしまいましたね」

~南家~

ことり「お母さん~お手伝いする事ないかな?」

理事長「急にどうしたの?」

ことり「えへへ。お母さんと一緒にお料理したいなと思ったの」

理事長「そう。じゃあ、一緒にやりましょうか?」

ことり「うん。新しいお料理教えて欲しいなあ」

理事長「それじゃあ…」

26: 2020/02/25(火) 23:16:24.12 ID:GJOkOuJp
~星空家~

凛「お父さん。いつもお仕事ご苦労様です。だから、凛のお魚をあげるよ。え?お母さん、それは言っちゃダメだよ。でも、お母さんとお父さんには本当にいつもありがとうって思ってるんだ!だから…」

~小泉家~

花陽「お父さん、お母さんいつもありがとうございます。え?ううん、何でもないの。何でもないけど…ありがとうございますって言いたい気分なんだぁ」

28: 2020/02/25(火) 23:18:13.71 ID:GJOkOuJp
~西木野家~

真姫「ねえ…ママ…」

真姫母「なあに?」

真姫「久しぶりにママにピアノを教えて欲しいなって」

真姫母「どうしたの急に?」

真姫「何でもないの。別に何でもないんだけど」

真姫ママ「そう。でも、今日はもう遅いから明日でいい?」

真姫「うん」

~矢澤家~

にこ「ほ~ら。虎太郎!ちゃんとピーマン食べなさい」

虎太郎「や~だ~」

にこ「ダメ。食べなさい。ってここあ?テレビを見ながら食べるんじゃないの。行儀悪いでしょ」

ここあ「え~?でも、お姉ちゃんが大好きなアイドルが出てるよ?」

にこ「え?どれ?」

こころ「でも、No. 1はお姉様ですよね」

にこ「ま、まあね」

矢澤母「ただいま~」

にこ「あっ!ママ~」

29: 2020/02/25(火) 23:20:50.56 ID:GJOkOuJp
~東條家~

希「うん。え?なんでもないよ?元気にしてるかなって思って。うん。私は元気。毎日友達と仲良くやってるよ。うん。今度会わせてあげたいなぁ。あのね親友のえりちって子はね…」

~絢瀬家~

絵里「ほら何してるの?」

亜里沙「お姉ちゃん…あの…」

絵里「もう、いいから。早く上がりなさい。今日は亜里沙の大好きなボルシチよ」

亜里沙「うん。お姉ちゃんのボルシチ大好き」

絵里「そう。じゃあ、今度作り方教えてあげるわね?私も昔お母さんに教えて貰ったの」

亜里沙「本当!私にできるかな?」

絵里「大丈夫よ。あなたは私の自慢の妹なんだから」

亜里沙「…うん。あの…お姉ちゃん」
 
絵里「なあに?」





亜里沙「ありがとう」

30: 2020/02/25(火) 23:21:07.60 ID:GJOkOuJp
おわり

31: 2020/02/25(火) 23:29:58.59 ID:/JL2yJYj
ハラショー…

27: 2020/02/25(火) 23:17:00.98 ID:+UEUgHRb
やっぱり姉なんだよなぁ

39: 2020/02/26(水) 21:06:00.89 ID:UhCtGMJ9
魚あげる凛ちゃんでほっこりした

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1582635859/

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