優木せつ菜ーSS

歩夢（風邪、ひいちゃったみたい） 歩夢（自分では、まだまだやれそうだって思ってたんだけどな） 歩夢（せつ菜ちゃんに言われたとおり、早めに帰ってきたけど） 歩夢（けっこう悪化してきちゃったし、帰ってきて正解だったかも） 歩夢（この時間だと、お母さんたちもいないし、ひとりぼっち） 歩夢（いつもはなんともないはずなんだけど、風邪でつらいからか、ちょっとさみしいかも） ピンポーン 歩夢（インターホンの音だ） 歩夢（誰だろう……？　もしかして、侑ちゃん？） 　

■約18000文字■せつ菜「……」 しずく「……」 ﾍﾟﾗｯ しずく「……」ﾁﾗ しずく「うーん…」 ﾍﾟﾗｯ しずく「……」 しずく「……」 しずく「……はぁ」 ﾊﾟﾀﾝ せつ菜「お疲れ様です」 しずく「あ、せつ菜さん…」 せつ菜「お茶です。良かったらどうぞ」 ｺﾄ しずく「…すみません、ありがとうございます」 しずく「……」ｺｸｺｸ

せつ菜｢…｣ ─── 侑｢このクッキー、せつ菜ちゃんが作ってくれたの？｣ せつ菜｢はい！その…あ、愛情を込めて…///｣ 侑｢すっごく美味しいyo！！｣ せつ菜｢本当ですか！？｣ 侑｢うん！せつ菜ちゃん、料理上手だよね～！｣ せつ菜｢そ、そんなこと…｣ 侑｢結婚して毎日作ってほしい♡｣ せつ菜｢ゆ、侑さん///｣ ─── せつ菜｢むふ…むふふふふふ///｣ 　

でも、侑先輩と1番お似合いなのってかすみんですよね！ 1 名前:名無しで叶える物語(コッペパン) 誰もが認める事実！ 2 名前:名無しで叶える物語(もんじゃ) わかる 3 名前:名無しで叶える物語(しうまい) 異論、無し！w … 8 名前:名無しで叶える物語(幼馴染) 歩夢ちゃんの方がお似合いだと思う 10 名前:名無しで叶える物語(たまごやき) どう考えても歩夢ちゃんでしょ 13 名前:名無しで叶える物語(ぽむ玉) これだからゆうかす厨は かすみ｢く～！！｣

歩夢「……んしょ、んしょ」ﾆｷﾞﾆｷﾞ 歩夢「……ここを、こうして」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ 歩夢「見て見て！　せつ菜ちゃん！」 歩夢「ちっちゃいけど、雪だるまできたよ！」 せつ菜「わあ、かわいいですね！」 せつ菜「でも、素手で触って大丈夫なんですか？」 歩夢「ちょっとつめたいかも」 歩夢「……えいっ」ﾋﾟﾄｯ せつ菜「ひゃっ！　めちゃくちゃ冷えてるじゃないですか！」

～生徒会室～ 菜々「それでは皆さんお疲れ様でした」 一同「お疲れ様でした」 菜々「今日のミーティングは随分時間が掛かってしまいましたね。すみません」 副会長「いえ、良い話し合いが出来たと思いますよ」 菜々「副会長がそう言って下さるなら良かったです」 ﾆｺｯ 副会長「さて、戸締りして下校しましょうか」 菜々「そうですね」

せつ菜「催眠術、ですか？」 侑「そうそう、最近ネットで見つけてさ」 せつ菜「催眠術っていうと、あなたはだんだん眠くなる～みたいなやつですか？」 侑「あ～、それとはちょっと違ってね」 侑「これは、かけた相手に自由に言うことを聞かせられる催眠術なの」 せつ菜「……そんなの本当にあるんですか？　にわかには信じがたいですけど」 侑「あるんだよこれが、歩夢で試したし」 せつ菜「た、試したんですか！？」 侑「うん。ちなみに、その時の動画もあるけど……見る？」 せつ菜「見たいです！！」 侑「うわ、即答じゃん」 侑「でも、せつ菜ちゃんのそういうところ、嫌いじゃないよ」

■約27000文字■しずく「―――…、と考えております」 審査員「…うん…分かりました」 しずく「……」 審査員「…はい、以上で面接は終了です」 審査員「合否通知については事前にお知らせした通りになります」 審査員「お疲れ様でした」 しずく「…ありがとうございました」 しずく「…失礼します」ｽｯ ﾍﾟｺ ｶﾞﾁｬ ﾊﾟﾀﾝ しずく（はぁ…緊張した…） しずく（とりあえずアピールしたいことは全部出せたかな…） 　

ぽむせつ 少し遅めのクリスマス歩夢「私に？」 せつ菜「はい！」 歩夢「う～んと…この後、愛ちゃんのお店でもプレゼント交換会するでしょ？」 せつ菜「知ってますよ！それとは別に、歩夢さんにプレゼントを！」 歩夢「ふぅ～ん…」 せつ菜「クッキー作ってきました！」ﾍﾟｶｰ 歩夢「ｵｫｩ」

侑「毎年の恒例なのに……どうしたんだろう」 ～～～ ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ 中川ママ「菜々、届け物よ」 菜々「え？なんだろう……」 ｺﾞﾄ 菜々「わっ、大きい……」 菜々（なんだろう……何も注文してないし……） 菜々「はっ！？もしや……読者応募企画で応募した勇者の防具、武器のセットが当たった！？！？！！？」 菜々「この大きさ、それ以外ありえない！！うおー！！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ　　 菜々「今日から私は勇者です！！！！」ﾊﾞｯ 　 歩夢「メリークリスマス！今年もプレゼントは私だ……… 菜々「……………え」 歩夢「よ…………………」 　

歩夢「もうすぐクリスマスだね、せつ菜ちゃん」 せつ菜「そうですね」 歩夢「それでさ、クリスマスイブに私の家に来ない？」 せつ菜「い、家ですか！？」 歩夢「お泊まり会だよ？　……え　ちなこと考えたでしょ」 せつ菜「考えてないですよ！///」 歩夢「そういうのはまだ早いよ、むっつりせつ菜ちゃん」 せつ菜「あはは……そうですよね」 　

■約18000文字■せつ菜「私どうしたらいいんでしょうか」 しずく「………えっ？」 せつ菜「え？」 しずく「えっと…すみませんもう1回お願いします」 せつ菜「最近気が付いたらしずくさんの事ばかり考えてしまって」 せつ菜「何も手に付かなくて困ってるんです」 せつ菜「どうしたらいいんでしょうか」 しずく「えっと……え？」 せつ菜「…？どうしたんですか？」 しずく「…聞く相手か相談内容を間違えてませんか？」 せつ菜「間違えてません。しずくさんのことはしずくさんに聞けば分かるかなと！」 しずく（何の冗談…？）