1: (うろん) 2020/06/20(土) 00:23:06.88 ID:s5floym3
あの日
人もほとんど居ない講堂で私はあなたに魅せられたの
舞台の上でがむしゃらに自分の思いを届けようとする姿が
今を精一杯輝こうとする姿が私にはとても眩しく見えた
私には無理だと、届かない場所だと
諦めかけていた夢をあなたが見せてくれたの
あの日から私はあなたに憧れ、魅了されていたんだ
人もほとんど居ない講堂で私はあなたに魅せられたの
舞台の上でがむしゃらに自分の思いを届けようとする姿が
今を精一杯輝こうとする姿が私にはとても眩しく見えた
私には無理だと、届かない場所だと
諦めかけていた夢をあなたが見せてくれたの
あの日から私はあなたに憧れ、魅了されていたんだ
5: (うろん) 2020/06/20(土) 00:36:47.86 ID:s5floym3
凛「かーよちんっ!まーきちゃんっ!今日も練習行くにゃ~」ギュ
真姫「ちょっと凛!いきなりびっくりするじゃない!やめてよ」
授業が終わり人の姿も疎らになりつつある教室
凛ちゃんにそう急かされる
凛ちゃんと真姫ちゃん
私のかけがえのない友達
私はこの2人と一緒にスクールアイドルグループ「μ's」のメンバーとして活動しています
μ'sには私達のほかに素敵なメンバーが6人居て、全員で9人
私はこの9人で過ごす毎日がとても大好きです
真姫「ちょっと凛!いきなりびっくりするじゃない!やめてよ」
授業が終わり人の姿も疎らになりつつある教室
凛ちゃんにそう急かされる
凛ちゃんと真姫ちゃん
私のかけがえのない友達
私はこの2人と一緒にスクールアイドルグループ「μ's」のメンバーとして活動しています
μ'sには私達のほかに素敵なメンバーが6人居て、全員で9人
私はこの9人で過ごす毎日がとても大好きです
8: (うろん) 2020/06/20(土) 01:03:29.47 ID:s5floym3
穂乃果「あっ!花陽ちゃ~ん」ギュ
花陽「わわっ!ほ・・・穂乃果ちゃん・・・///」
穂乃果「えへへ~。ねえ花陽ちゃん!今日の練習なんだけどユニットでするみたいなの!」
凛「ちょっと穂乃果ちゃん!かよちんびっくりしてるからやめるにゃ!」
真姫「そうよ穂乃果。いきなり私達の教室に飛び込んでくるし・・・花陽を離してあげてよ」
穂乃果「あはは・・・ごめんね花陽ちゃん。今日久しぶりにユニットで分かれての練習だから楽しみでつい・・・」
真姫「別に普段と人数が違うだけでそこまで変わりないでしょ・・・」
凛「ちょっと違うことするだけで喜べる穂乃果ちゃんが羨ましいにゃ」
穂乃果「うう・・・2人とも穂乃果に対する当たりが強いよぉ」
「とにかくっ!今日はユニット練習だからねっ!花陽ちゃん待ってるね~」
練習へむかうところに突然起こった出来事
ただの戯れのはずなのに、顔が火照り胸がドキドキしたままだ
凛ちゃんと真姫ちゃんと居る時はこんなことないのに・・・
他のμ'sのメンバーと居る時もないのに・・・
どうして穂乃果ちゃんと居る時だけこんなことになるのかな
花陽「わわっ!ほ・・・穂乃果ちゃん・・・///」
穂乃果「えへへ~。ねえ花陽ちゃん!今日の練習なんだけどユニットでするみたいなの!」
凛「ちょっと穂乃果ちゃん!かよちんびっくりしてるからやめるにゃ!」
真姫「そうよ穂乃果。いきなり私達の教室に飛び込んでくるし・・・花陽を離してあげてよ」
穂乃果「あはは・・・ごめんね花陽ちゃん。今日久しぶりにユニットで分かれての練習だから楽しみでつい・・・」
真姫「別に普段と人数が違うだけでそこまで変わりないでしょ・・・」
凛「ちょっと違うことするだけで喜べる穂乃果ちゃんが羨ましいにゃ」
穂乃果「うう・・・2人とも穂乃果に対する当たりが強いよぉ」
「とにかくっ!今日はユニット練習だからねっ!花陽ちゃん待ってるね~」
練習へむかうところに突然起こった出来事
ただの戯れのはずなのに、顔が火照り胸がドキドキしたままだ
凛ちゃんと真姫ちゃんと居る時はこんなことないのに・・・
他のμ'sのメンバーと居る時もないのに・・・
どうして穂乃果ちゃんと居る時だけこんなことになるのかな
13: (うろん) 2020/06/20(土) 01:58:15.50 ID:s5floym3
高坂穂乃果ちゃん
私達μ'sのリーダーで、いつも元気いっぱいな女の子
人当たりが良くて、友達だって多い
考えることよりも先に身体が動いちゃうようなところもあるけど
意外と周りが見えている時もあって、いざという時いつも頼りになる
それに・・・すごく優しいの
スクールアイドルに憧れながらもなかなか一歩踏みだせなかった私の背中を押してくれた
そしてそんな私を受け入れてくれた
今こうしてμ'sのみんなで楽しく過ごすことが出来るのも穂乃果ちゃんのおかげなんだ
私にとって穂乃果ちゃんは恩人で・・・
そして何より私はそんな穂乃果ちゃんに憧れていた
私達μ'sのリーダーで、いつも元気いっぱいな女の子
人当たりが良くて、友達だって多い
考えることよりも先に身体が動いちゃうようなところもあるけど
意外と周りが見えている時もあって、いざという時いつも頼りになる
それに・・・すごく優しいの
スクールアイドルに憧れながらもなかなか一歩踏みだせなかった私の背中を押してくれた
そしてそんな私を受け入れてくれた
今こうしてμ'sのみんなで楽しく過ごすことが出来るのも穂乃果ちゃんのおかげなんだ
私にとって穂乃果ちゃんは恩人で・・・
そして何より私はそんな穂乃果ちゃんに憧れていた
16: (うろん) 2020/06/20(土) 02:15:04.88 ID:s5floym3
どうしたら穂乃果ちゃんみたいになれるかな?
なんていつも穂乃果ちゃんの背中を追いかけた
穂乃果ちゃんは私に無いものを持っていて・・・
ずっと羨ましかったの
いつも一緒に居て眩しすぎるぐらいの存在で
いつもどんな時でも輝いていられる
私が思い描いてた理想のアイドル像は穂乃果ちゃんそのものだった
なんていつも穂乃果ちゃんの背中を追いかけた
穂乃果ちゃんは私に無いものを持っていて・・・
ずっと羨ましかったの
いつも一緒に居て眩しすぎるぐらいの存在で
いつもどんな時でも輝いていられる
私が思い描いてた理想のアイドル像は穂乃果ちゃんそのものだった
17: (うろん) 2020/06/20(土) 02:27:45.18 ID:s5floym3
少しでも穂乃果ちゃんに近づきたくて
ダンスや歌も頑張ってみたけど失敗ばかりで・・・
穂乃果ちゃんなら失敗したことを糧に頑張ることが出来るのに
私は失敗したことをいつまでも引きずってみんなに遅れをとることもあった
穂乃果ちゃんと同じように出来ないことが辛い
どうしたら、どうしたらっていつも穂乃果ちゃんのことばかり見ていた
ダンスや歌も頑張ってみたけど失敗ばかりで・・・
穂乃果ちゃんなら失敗したことを糧に頑張ることが出来るのに
私は失敗したことをいつまでも引きずってみんなに遅れをとることもあった
穂乃果ちゃんと同じように出来ないことが辛い
どうしたら、どうしたらっていつも穂乃果ちゃんのことばかり見ていた
18: (うろん) 2020/06/20(土) 02:40:13.02 ID:s5floym3
どうしたら穂乃果ちゃんみたいにいつも笑っていられるのかな
どうしたらウジウジ悩むことがなくなるのかな
どうしたら穂乃果ちゃんみたいに可愛くなれるのかな
どうしたら穂乃果ちゃんのように自分の気持ちに正直にいられるのかな
穂乃果ちゃんはいつも何をみているの
何が見えているの?何をしているの?誰と居るの?
私は穂乃果ちゃんのことがもっと知りたいよ
同じで居られないことが苦しくて
穂乃果ちゃんのことを思うと焦がれそうになって・・・どうしようもなく切なくなる
どうしたらウジウジ悩むことがなくなるのかな
どうしたら穂乃果ちゃんみたいに可愛くなれるのかな
どうしたら穂乃果ちゃんのように自分の気持ちに正直にいられるのかな
穂乃果ちゃんはいつも何をみているの
何が見えているの?何をしているの?誰と居るの?
私は穂乃果ちゃんのことがもっと知りたいよ
同じで居られないことが苦しくて
穂乃果ちゃんのことを思うと焦がれそうになって・・・どうしようもなく切なくなる
19: (うろん) 2020/06/20(土) 02:52:00.43 ID:s5floym3
穂乃果「今日も練習お疲れさまっ!」
穂乃果ちゃんの元気な声が高く響き渡る
さっきまで疲れ果てていたはずなのに不思議と元気になってくる
穂乃果ちゃんの声を聴くと私は元気になり、自然と表情が柔らかくなる気がするんだ
穂乃果ちゃんの声には不思議なパワーが宿っているの
ただ・・・
ことり「うんっ。お疲れ様。練習終わりに今日はクッキーをやいてきたから3人で食べようね♪」
穂乃果「やった-!ことりちゃんありがとーっ。大好きー!」
時々この声は私を不安にさせてしまうの・・・
穂乃果ちゃんの元気な声が高く響き渡る
さっきまで疲れ果てていたはずなのに不思議と元気になってくる
穂乃果ちゃんの声を聴くと私は元気になり、自然と表情が柔らかくなる気がするんだ
穂乃果ちゃんの声には不思議なパワーが宿っているの
ただ・・・
ことり「うんっ。お疲れ様。練習終わりに今日はクッキーをやいてきたから3人で食べようね♪」
穂乃果「やった-!ことりちゃんありがとーっ。大好きー!」
時々この声は私を不安にさせてしまうの・・・
20: (うろん) 2020/06/20(土) 02:58:12.95 ID:s5floym3
いつからだったかな
あなたの声を聴くたびに胸がドキドキしてときめくようになったのは
あなたの声を聴くたびに頬が熱くなってしまうような感覚になったのは
あなたの声を聴くたびにあなたの優しさに包まれているような感覚をおぼえたのは
あなたの声を聴くたびに胸がドキドキしてときめくようになったのは
あなたの声を聴くたびに頬が熱くなってしまうような感覚になったのは
あなたの声を聴くたびにあなたの優しさに包まれているような感覚をおぼえたのは
21: (うろん) 2020/06/20(土) 03:03:14.98 ID:s5floym3
いつからだったかな
あなたの声を聴くたびにたまらなく不安になったりすようになったのは
あなたの声を聴くたびにとてつもない孤独感に襲われるようになったのは
あなたの声を聴くたびに胸が張り裂けそうになって苦しくなるようになったのは
あなたの声を聴くたびにたまらなく不安になったりすようになったのは
あなたの声を聴くたびにとてつもない孤独感に襲われるようになったのは
あなたの声を聴くたびに胸が張り裂けそうになって苦しくなるようになったのは
22: (うろん) 2020/06/20(土) 03:10:43.74 ID:s5floym3
「花陽ちゃん!」
私を呼ぶ声にハッとする。
声の方をむくと穂乃果ちゃんとことりちゃんが私を心配そうな顔で見つめていた
穂乃果「さっきからぼんやりしてたみたいだけど大丈夫?」
ことり「ぼんやりしてて、ちょっと顔怖かったよ・・・何かあった?」
私を呼ぶ声にハッとする。
声の方をむくと穂乃果ちゃんとことりちゃんが私を心配そうな顔で見つめていた
穂乃果「さっきからぼんやりしてたみたいだけど大丈夫?」
ことり「ぼんやりしてて、ちょっと顔怖かったよ・・・何かあった?」
23: (うろん) 2020/06/20(土) 03:27:22.05 ID:s5floym3
花陽「あっ!ご・・ごめんなさい・・・ちょっと疲れてて・・・ぼんやりしてた」
穂乃果「そっか!花陽ちゃんすっごくダンス頑張ってたもんねえ、それで疲れてしまったんだねえ」
ことり「そうだねえ。このところ動きが良くなってるって絵里ちゃん言ってたから、ほんとによく頑張ってるよ花陽ちゃん」
穂乃果「だよね!偉いよ~花陽ちゃん~」ギュ
「いつも頑張ってるから嬉しいよ」ナデナデ
花陽「っ!・・・・・えっと・・・ありがとう///」
穂乃果ちゃんに抱き寄せられ頭を撫でられる
子どもみたいでちょっぴり恥ずかしいはずなのに
このままでずっと居たいなんて思ってしまった
穂乃果ちゃんに包まれているような感じで・・・・
暖かくてゆったりとしていて幸せだった
穂乃果「そっか!花陽ちゃんすっごくダンス頑張ってたもんねえ、それで疲れてしまったんだねえ」
ことり「そうだねえ。このところ動きが良くなってるって絵里ちゃん言ってたから、ほんとによく頑張ってるよ花陽ちゃん」
穂乃果「だよね!偉いよ~花陽ちゃん~」ギュ
「いつも頑張ってるから嬉しいよ」ナデナデ
花陽「っ!・・・・・えっと・・・ありがとう///」
穂乃果ちゃんに抱き寄せられ頭を撫でられる
子どもみたいでちょっぴり恥ずかしいはずなのに
このままでずっと居たいなんて思ってしまった
穂乃果ちゃんに包まれているような感じで・・・・
暖かくてゆったりとしていて幸せだった
25: (うろん) 2020/06/20(土) 03:37:18.73 ID:s5floym3
海未「全く・・穂乃果は何をしているのですか・・・」
穂乃果「わっ!海未ちゃん。どうしてここに居るの?」
海未「練習が終わったのにいつまでも部室に来ないから見にきたのです」
「今日は練習が終わったら一度部室に集まる予定だと伝えたはずなのですが」
穂乃果「えっと・・・そうだったかなあ・・・・あはは・・・」
海未「やっぱり忘れてましたか・・・取り合えず一度集まりますよ」
「穂乃果・・・そして花陽を離してあげてください」
穂乃果「あはは・・・・ごめんね花陽ちゃん」
せっかくいい気持ちでいられたのに・・・
海未ちゃんのせいで・・・・
・・・・・?あれ・・・・どうして・・・
穂乃果「わっ!海未ちゃん。どうしてここに居るの?」
海未「練習が終わったのにいつまでも部室に来ないから見にきたのです」
「今日は練習が終わったら一度部室に集まる予定だと伝えたはずなのですが」
穂乃果「えっと・・・そうだったかなあ・・・・あはは・・・」
海未「やっぱり忘れてましたか・・・取り合えず一度集まりますよ」
「穂乃果・・・そして花陽を離してあげてください」
穂乃果「あはは・・・・ごめんね花陽ちゃん」
せっかくいい気持ちでいられたのに・・・
海未ちゃんのせいで・・・・
・・・・・?あれ・・・・どうして・・・
26: (うろん) 2020/06/20(土) 03:56:37.80 ID:s5floym3
ことり「海未ちゃん。あんまり穂乃果ちゃんを責めないであげて。ことりがクッキー焼いてみんなで食べようって言ったのも悪いし・・・」
海未「ことりは穂乃果に甘すぎです・・・・」
穂乃果「そんなことないよっ。ことりちゃん穂乃果を庇ってくれてありがとーっ」ギュ
ことり「あわわっ。痛いよぉ・・・穂乃果ちゃん」
ああ。まただ。
穂乃果ちゃんがだれかと仲良くするたび胸が苦しくなる
私は海未ちゃんとことりちゃんに嫉妬しているのかな
あんなに優しくしてくれる2人に嫉妬していたみたい・・・・
どうして・・・こんな風になってしまったのだろうか
海未「ことりは穂乃果に甘すぎです・・・・」
穂乃果「そんなことないよっ。ことりちゃん穂乃果を庇ってくれてありがとーっ」ギュ
ことり「あわわっ。痛いよぉ・・・穂乃果ちゃん」
ああ。まただ。
穂乃果ちゃんがだれかと仲良くするたび胸が苦しくなる
私は海未ちゃんとことりちゃんに嫉妬しているのかな
あんなに優しくしてくれる2人に嫉妬していたみたい・・・・
どうして・・・こんな風になってしまったのだろうか
27: (うろん) 2020/06/20(土) 04:02:47.67 ID:s5floym3
ごめんなさい。もう限界なので寝ます
もしスレ残ってたらぼちぼち投下するのでお付き合いください
見切りスタートだったのでテンポかなり悪いですが楽しんんでいただければと思います
もしスレ残ってたらぼちぼち投下するのでお付き合いください
見切りスタートだったのでテンポかなり悪いですが楽しんんでいただければと思います
32: (うろん) 2020/06/20(土) 11:02:40.77 ID:s5floym3
再開します
34: (うろん) 2020/06/20(土) 11:18:09.20 ID:s5floym3
にこ「甘ちゃんな穂乃果に今日はアイドルとしての在り方を叩きこんであげるわっ!」
穂乃果「はーいっ。お願いしますっ!にこちゃん先生っ!」
絵里「穂乃果っ!今日すごくダンス上手にできてたわよ。頑張ったわね」
穂乃果「えへへ~ありがとう絵里ちゃん!もっと褒めて褒めて!」
希「あんまりいたずらしてるとわしわしするで~穂乃果ちゃん!」
穂乃果「い~やだっ!やめてよ~希ちゃん!恥ずかしいよぉ///」
私にしか見せない表情をあなたが他の誰かに見せるたびに胸が張り裂けそうなぐらい苦しくなって
大好きだった「μ's」のみんなや「μ's」で過ごす毎日が・・・
私の心の中で少しずつ違ったものに変わっていくの
こんなの嫌だよ・・・辛いよ。どうしちゃったのかな・・・・
穂乃果「はーいっ。お願いしますっ!にこちゃん先生っ!」
絵里「穂乃果っ!今日すごくダンス上手にできてたわよ。頑張ったわね」
穂乃果「えへへ~ありがとう絵里ちゃん!もっと褒めて褒めて!」
希「あんまりいたずらしてるとわしわしするで~穂乃果ちゃん!」
穂乃果「い~やだっ!やめてよ~希ちゃん!恥ずかしいよぉ///」
私にしか見せない表情をあなたが他の誰かに見せるたびに胸が張り裂けそうなぐらい苦しくなって
大好きだった「μ's」のみんなや「μ's」で過ごす毎日が・・・
私の心の中で少しずつ違ったものに変わっていくの
こんなの嫌だよ・・・辛いよ。どうしちゃったのかな・・・・
35: (うろん) 2020/06/20(土) 11:31:12.96 ID:s5floym3
大好きだった日常が・・・みんなと過ごす時間がとても苦しい・・・
凛「かーよちんっ!またね~」
花陽「うんっ。また明日ね。凛ちゃん」
ようやく・・・1人になることが出来ました
胸が苦しくて、ずっともやもやしていて・・・
それでもなんとか1日を乗り切って、ようやく楽になれた
椅子にも座らず、ただなにもせずしゃがみこんで小さくなる
必死の思いで目を閉じて、あなたに触れられた感触を思い出す
こうするとあなたを感じられて、私は・・・なんとか普通で居られるようになるの
こんなのおかしいよね・・・
凛「かーよちんっ!またね~」
花陽「うんっ。また明日ね。凛ちゃん」
ようやく・・・1人になることが出来ました
胸が苦しくて、ずっともやもやしていて・・・
それでもなんとか1日を乗り切って、ようやく楽になれた
椅子にも座らず、ただなにもせずしゃがみこんで小さくなる
必死の思いで目を閉じて、あなたに触れられた感触を思い出す
こうするとあなたを感じられて、私は・・・なんとか普通で居られるようになるの
こんなのおかしいよね・・・
36: (うろん) 2020/06/20(土) 11:37:13.48 ID:s5floym3
大好きなみんなが・・・この日常が変わることがないようにしなくちゃ
歯を食いしばり、私は毎日過ごす
そんなある日
私は凛ちゃんが2年生の教室に駆け込む姿を見かけました
凛ちゃん・・・どうしたの?なんで泣いてるの?
どうして・・・穂乃果ちゃんが居る場所に・・・
どうしても気になってしまって私はそっと中を覗き込んだ
歯を食いしばり、私は毎日過ごす
そんなある日
私は凛ちゃんが2年生の教室に駆け込む姿を見かけました
凛ちゃん・・・どうしたの?なんで泣いてるの?
どうして・・・穂乃果ちゃんが居る場所に・・・
どうしても気になってしまって私はそっと中を覗き込んだ
37: (うろん) 2020/06/20(土) 11:49:58.90 ID:s5floym3
凛「ごめんね・・・穂乃果ちゃん・・凛・・・辛いの・・・」
穂乃果「大丈夫だよ・・。凛ちゃん。私が居るから」
凛「穂乃果ちゃん・・・どうしてそんなに優しいの?」
穂乃果「そんなの当たり前だよっ!穂乃果はμ'sのみんなが大好きで、そんなμ'sのリーダーだからねっ!」
覗き込んだ教室の中で穂乃果ちゃんが凛ちゃんを抱きしめて慰めていました
穂乃果ちゃんは・・・別におかしなことなんて言ってない
それでもなぜかガラスが割れたかのように私の何かが崩れてしまうような音が聞こえたの
頭がくらくらして・・・耳鳴りはやんでくれない・・・今にも崩れ落ちそう・・・
ああ・・・そっか。私は穂乃果ちゃんのことが好きだったんだ・・・
これは・・・友達へのそれではなくて・・・
私は穂乃果ちゃんに恋をしていたんだね
穂乃果「大丈夫だよ・・。凛ちゃん。私が居るから」
凛「穂乃果ちゃん・・・どうしてそんなに優しいの?」
穂乃果「そんなの当たり前だよっ!穂乃果はμ'sのみんなが大好きで、そんなμ'sのリーダーだからねっ!」
覗き込んだ教室の中で穂乃果ちゃんが凛ちゃんを抱きしめて慰めていました
穂乃果ちゃんは・・・別におかしなことなんて言ってない
それでもなぜかガラスが割れたかのように私の何かが崩れてしまうような音が聞こえたの
頭がくらくらして・・・耳鳴りはやんでくれない・・・今にも崩れ落ちそう・・・
ああ・・・そっか。私は穂乃果ちゃんのことが好きだったんだ・・・
これは・・・友達へのそれではなくて・・・
私は穂乃果ちゃんに恋をしていたんだね
38: (うろん) 2020/06/20(土) 12:00:13.56 ID:s5floym3
これまで・・・ずっと恋をすることなんてなかった私は
この思いがなんなのかずっと分からなかった
あの講堂で輝くあなたの姿を見てからずっと・・・
今になってやっと分かったんだよ
「μ's」のメンバーの1人としてではなくて
友達の1人としてでなくて
あなたにとって唯一の存在になれたら・・・
でも・・・どうして・・・・
本来とても美しくて、素敵なはずの私のこの思いは
じめじめしていて・・・重苦しくて・・・・なんて歪んだ形をしているの?
この思いがなんなのかずっと分からなかった
あの講堂で輝くあなたの姿を見てからずっと・・・
今になってやっと分かったんだよ
「μ's」のメンバーの1人としてではなくて
友達の1人としてでなくて
あなたにとって唯一の存在になれたら・・・
でも・・・どうして・・・・
本来とても美しくて、素敵なはずの私のこの思いは
じめじめしていて・・・重苦しくて・・・・なんて歪んだ形をしているの?
40: (うろん) 2020/06/20(土) 12:40:23.53 ID:s5floym3
私は・・・穂乃果ちゃんのことが好き・・・
どうしようもなくなるくらい
穂乃果ちゃんへの思いが溢れだしそうで
毎日苦しい思いをするぐらい好きなんです
穂乃果ちゃんの近くで居られて
毎日を過ごすことが出来たら・・・
どんなに幸せなんだろう
でもね。こんなこと望んじゃいけないんだ
私の思いは・・・・結ばれてはいけないの
どうしようもなくなるくらい
穂乃果ちゃんへの思いが溢れだしそうで
毎日苦しい思いをするぐらい好きなんです
穂乃果ちゃんの近くで居られて
毎日を過ごすことが出来たら・・・
どんなに幸せなんだろう
でもね。こんなこと望んじゃいけないんだ
私の思いは・・・・結ばれてはいけないの
41: (うろん) 2020/06/20(土) 12:52:39.07 ID:s5floym3
私が大好きな穂乃果ちゃんは・・・
μ'sのメンバーが大好きで・・・
μ'sのみんなで過ごす毎日が大好きで・・・
もし・・・私の思いが知られてしまったら
私の大好きなあなたの幸せを壊してしまうかもしれない
あなたが大好きなこの毎日が・・・壊れてしまわないように
私達が「μ's」で居られるように
私の胸の内は明かすことが出来ない・・・・何があっても・・・
絶対に・・・・
μ'sのメンバーが大好きで・・・
μ'sのみんなで過ごす毎日が大好きで・・・
もし・・・私の思いが知られてしまったら
私の大好きなあなたの幸せを壊してしまうかもしれない
あなたが大好きなこの毎日が・・・壊れてしまわないように
私達が「μ's」で居られるように
私の胸の内は明かすことが出来ない・・・・何があっても・・・
絶対に・・・・
43: (うろん) 2020/06/20(土) 13:03:21.68 ID:s5floym3
それにね・・・この思いは決して実ることはないんだよ
これは許されない恋なんだ
例え私と穂乃果ちゃんが「μ's」のメンバーでなかったとしても
もし・・・お互いに思いあっていたとしても
私達は女の子同士で・・・友達同士の関係
それ以上の関係が許されることはないんだよ
私はきっと「普通の女の子」ではないの
だからあなたには「普通の女の子」で居てほしい
大好きなあなただからこそ・・・幸せに笑っていてほしい
この思いに蓋をして・・私は「普通の女の子」を演じる
あなたが笑って居られるように
これは許されない恋なんだ
例え私と穂乃果ちゃんが「μ's」のメンバーでなかったとしても
もし・・・お互いに思いあっていたとしても
私達は女の子同士で・・・友達同士の関係
それ以上の関係が許されることはないんだよ
私はきっと「普通の女の子」ではないの
だからあなたには「普通の女の子」で居てほしい
大好きなあなただからこそ・・・幸せに笑っていてほしい
この思いに蓋をして・・私は「普通の女の子」を演じる
あなたが笑って居られるように
45: (うろん) 2020/06/20(土) 13:13:48.02 ID:s5floym3
それでも・・・
穂乃果ちゃんの声を聴くたびに
穂乃果ちゃんに触れられるたびに
私の中で穂乃果ちゃんの存在はどんどん大きくなっていって
「好き」という私の歪んだ思いから目を背けられない
この思いに蓋をして、拒絶しなきゃいけないのに
「普通の女の子」で居なくちゃいけないのに
あなたの顔が浮かんで・・・拒絶することができない
ごめんね。穂乃果ちゃん。
私には抱えられないぐらいの罪悪感と自己嫌悪
どうすることも出来なくて、あなたへの思いと共に
とめどない涙となって溢れ出す
好きになって・・・ごめんね・・・
穂乃果ちゃんの声を聴くたびに
穂乃果ちゃんに触れられるたびに
私の中で穂乃果ちゃんの存在はどんどん大きくなっていって
「好き」という私の歪んだ思いから目を背けられない
この思いに蓋をして、拒絶しなきゃいけないのに
「普通の女の子」で居なくちゃいけないのに
あなたの顔が浮かんで・・・拒絶することができない
ごめんね。穂乃果ちゃん。
私には抱えられないぐらいの罪悪感と自己嫌悪
どうすることも出来なくて、あなたへの思いと共に
とめどない涙となって溢れ出す
好きになって・・・ごめんね・・・
49: (うろん) 2020/06/20(土) 13:27:03.44 ID:s5floym3
だから私は・・・
どれだけ涙を流していいから
私の大好きな穂乃果ちゃんが笑っていられるように
穂乃果ちゃんが大好きな日常が壊れることがないように
私達2人が・・・μ'sのメンバーで、友達同士で居られるように
穂乃果ちゃんが「普通の女の子」で居られるように祈ります
あなたが幸せで居てくれるように・・・
静かな部屋で憧れのあなたへ私は祈りをささげる
どれだけ涙を流していいから
私の大好きな穂乃果ちゃんが笑っていられるように
穂乃果ちゃんが大好きな日常が壊れることがないように
私達2人が・・・μ'sのメンバーで、友達同士で居られるように
穂乃果ちゃんが「普通の女の子」で居られるように祈ります
あなたが幸せで居てくれるように・・・
静かな部屋で憧れのあなたへ私は祈りをささげる
51: (うろん) 2020/06/20(土) 14:00:18.60 ID:s5floym3
ごめんなさい。
まだ途中ですが、少し離れます・・・
また夜帰宅次第再開しますので・・・
申し訳ないです
まだ途中ですが、少し離れます・・・
また夜帰宅次第再開しますので・・・
申し訳ないです
56: (うろん) 2020/06/20(土) 21:55:36.39 ID:s5floym3
遅くなってすみません
再開します
再開します
57: (うろん) 2020/06/20(土) 22:11:30.49 ID:s5floym3
◇◇◇◇◇
あなたはあの日のことを覚えているかな?
私達「μ's」が始まったあの日のことを・・・
誰も居なくて真っ暗な講堂
穂乃果はよくみんなから太陽みたいな子だなんて言われるけど
そんな穂乃果でも・・・あの真っ暗な闇に飲まれそうになった
そんなに上手くいかないよねって強がってみたけど
どんどん目の前が暗くなってきて、心が折れそうになった
そんな時あなたが・・・扉を開けて、私達のことを照らしてくれた
闇を照らす小さな一筋の光
あの時のあなたは・・・私には太陽に見えたんだ
あなたは自分のことをみんなについていくことしか出来ない存在なんて言うけれど
私にとってあなたは「μ's」を優しく照らしてくれる太陽みたいな存在なんだよ
あなたはあの日のことを覚えているかな?
私達「μ's」が始まったあの日のことを・・・
誰も居なくて真っ暗な講堂
穂乃果はよくみんなから太陽みたいな子だなんて言われるけど
そんな穂乃果でも・・・あの真っ暗な闇に飲まれそうになった
そんなに上手くいかないよねって強がってみたけど
どんどん目の前が暗くなってきて、心が折れそうになった
そんな時あなたが・・・扉を開けて、私達のことを照らしてくれた
闇を照らす小さな一筋の光
あの時のあなたは・・・私には太陽に見えたんだ
あなたは自分のことをみんなについていくことしか出来ない存在なんて言うけれど
私にとってあなたは「μ's」を優しく照らしてくれる太陽みたいな存在なんだよ
58: (うろん) 2020/06/20(土) 22:46:44.71 ID:s5floym3
私、高坂穂乃果はスクールアイドルグループ「μ's」のリーダー。
私達「μ's」は9人組のグループ
みんな個性的で優しくて、みんな仲良し
穂乃果はそんな「μ's」のみんなが大好きで
μ'sのみんなで過ごす毎日が大好き
穂乃果は・・・絵里ちゃんや海未ちゃんみたいにしっかりしてないし
ことりちゃんや希ちゃんのようにおっとりして落ち着いていない
にこちゃんみたいにアイドルのことについて詳しくない
凛ちゃんほど運動神経が抜群でもなければ、真姫ちゃんのようにピアノを弾くことは出来ない
花陽ちゃんのように真面目でもない
そんな穂乃果がみんなのリーダーでいいのかななんて思うけど
そんな穂乃果だからこそほどほどに自分の立場を受け入れることが出来たんだと思う
みんなと違って特に秀でるものはないけれど
「μ's」でみんなと輝くことができるように、「μ's」のみんなで毎日楽しく過ごすことができるように
みんなにとって「いざという時に頼りになるリーダー」でいようと思ってるんだ
私達「μ's」は9人組のグループ
みんな個性的で優しくて、みんな仲良し
穂乃果はそんな「μ's」のみんなが大好きで
μ'sのみんなで過ごす毎日が大好き
穂乃果は・・・絵里ちゃんや海未ちゃんみたいにしっかりしてないし
ことりちゃんや希ちゃんのようにおっとりして落ち着いていない
にこちゃんみたいにアイドルのことについて詳しくない
凛ちゃんほど運動神経が抜群でもなければ、真姫ちゃんのようにピアノを弾くことは出来ない
花陽ちゃんのように真面目でもない
そんな穂乃果がみんなのリーダーでいいのかななんて思うけど
そんな穂乃果だからこそほどほどに自分の立場を受け入れることが出来たんだと思う
みんなと違って特に秀でるものはないけれど
「μ's」でみんなと輝くことができるように、「μ's」のみんなで毎日楽しく過ごすことができるように
みんなにとって「いざという時に頼りになるリーダー」でいようと思ってるんだ
59: (うろん) 2020/06/20(土) 23:11:34.16 ID:s5floym3
「頼りになるリーダー」でいようと思った時から
穂乃果にはなんとなく気になるメンバーがいたんだ
花陽ちゃんのことだ
花陽ちゃんは優しくて、周りの子にだってよく気を利かせることができる子で
すごく頑張り屋さんでいい子なんだけど
自分に自信がないみたいで、控えめなところがある
こんなにも素敵な女の子なのに・・・
穂乃果はそんな花陽ちゃんが気になってた
穂乃果にはなんとなく気になるメンバーがいたんだ
花陽ちゃんのことだ
花陽ちゃんは優しくて、周りの子にだってよく気を利かせることができる子で
すごく頑張り屋さんでいい子なんだけど
自分に自信がないみたいで、控えめなところがある
こんなにも素敵な女の子なのに・・・
穂乃果はそんな花陽ちゃんが気になってた
60: (うろん) 2020/06/20(土) 23:27:44.90 ID:s5floym3
花陽ちゃんはよく自分自身と他のμ'sのメンバーを比較して
そうしては「花陽はμ'sのみそっかすなんだよ」なんて言って落ち込んでいる
そんな花陽ちゃんを見て、穂乃果は辛かった
確かにμ'sの子はみんないい子だから自分が引け目に感じることもあるかもしれない
それでも・・・自分が持っていないもの、自分が出来ないことなんてほどほどに受け入れればいいのにと思う
花陽ちゃんだって素敵なところがいっぱいあるから、もっと自分のことを誇りに思ってほしいな・・・
穂乃果にとって花陽ちゃんは太陽のような存在なんだよ
そうしては「花陽はμ'sのみそっかすなんだよ」なんて言って落ち込んでいる
そんな花陽ちゃんを見て、穂乃果は辛かった
確かにμ'sの子はみんないい子だから自分が引け目に感じることもあるかもしれない
それでも・・・自分が持っていないもの、自分が出来ないことなんてほどほどに受け入れればいいのにと思う
花陽ちゃんだって素敵なところがいっぱいあるから、もっと自分のことを誇りに思ってほしいな・・・
穂乃果にとって花陽ちゃんは太陽のような存在なんだよ
61: (うろん) 2020/06/20(土) 23:42:01.52 ID:s5floym3
穂乃果「花陽ちゃんっ!さっきからぼんやりしてたみたいだけど大丈夫?」
放課後の練習終わりに花陽ちゃんに声を掛けてみる
なんだかここのところ元気がなさそうで・・・心配だった
花陽「あっ!ご・・ごめんなさい・・・ちょっと疲れてて・・・ぼんやりしてた」
花陽ちゃんはそう答えてくれたけど・・・何か隠してるんじゃないかなって思ったの
また落ち込んでたりするのかな・・・。
頑張ったことを褒めてあげたら元気になってくれるかな・・・頑張ってることは本当なんだから自信もってほしいな
放課後の練習終わりに花陽ちゃんに声を掛けてみる
なんだかここのところ元気がなさそうで・・・心配だった
花陽「あっ!ご・・ごめんなさい・・・ちょっと疲れてて・・・ぼんやりしてた」
花陽ちゃんはそう答えてくれたけど・・・何か隠してるんじゃないかなって思ったの
また落ち込んでたりするのかな・・・。
頑張ったことを褒めてあげたら元気になってくれるかな・・・頑張ってることは本当なんだから自信もってほしいな
62: (うろん) 2020/06/20(土) 23:54:48.42 ID:s5floym3
花陽「そんなことないよ・・・花陽は・・・まだ駄目なんだよ・・」
そう小さな声で呟く
ほらまた・・・
なんでそう考えるのかなあ・・・
そういう風に考えてるとことりちゃんが
「そうだねえ。このところ動きが良くなってるって絵里ちゃん言ってたから、ほんとによく頑張ってるよ花陽ちゃん」って言ってくれた
ほらっ。ちゃんとみんな花陽ちゃんが頑張ってること知ってるんだよ!
穂乃果は嬉しくなって思わず花陽ちゃんを抱きしめてしまった
ちゃんとみんな花陽ちゃんのこと見てるんだよ・・・
だから自分のことを駄目なんて思わないで・・・
そう小さな声で呟く
ほらまた・・・
なんでそう考えるのかなあ・・・
そういう風に考えてるとことりちゃんが
「そうだねえ。このところ動きが良くなってるって絵里ちゃん言ってたから、ほんとによく頑張ってるよ花陽ちゃん」って言ってくれた
ほらっ。ちゃんとみんな花陽ちゃんが頑張ってること知ってるんだよ!
穂乃果は嬉しくなって思わず花陽ちゃんを抱きしめてしまった
ちゃんとみんな花陽ちゃんのこと見てるんだよ・・・
だから自分のことを駄目なんて思わないで・・・
63: (うろん) 2020/06/21(日) 00:04:27.36 ID:qCPkPwHj
花陽ちゃんが駄目だなんて思ってるところを全部口にだしてくれれば
そんなことないよって言ってあげられるのに・・・
ほんとうに辛いことがあるなら言ってくれれば
穂乃果はμ'sのリーダーだから助けてあげるのに・・・
そんなことないよって言ってあげられるのに・・・
ほんとうに辛いことがあるなら言ってくれれば
穂乃果はμ'sのリーダーだから助けてあげるのに・・・
64: (うろん) 2020/06/21(日) 00:21:16.43 ID:qCPkPwHj
花陽ちゃんはそんなことないよって言うかもしれないけど
花陽ちゃんには素敵なところがいっぱいあるんだよ
いつも思うけど、真面目な頑張り屋さんで、優しくて、気遣いができる
優しいのはだれに対しても一緒
アルパカさんにだって優しいし、花陽ちゃんは乱暴なところがない
声のトーンも優しい。ふわふわした雰囲気だから一緒にいて安心する
ご飯を美味しそうに食べてる姿は見ててなんだか嬉しくなるし
人が失敗したことを責めたりしないところもある
他にもまだまだいっぱいあるんだよ。
花陽ちゃんには素敵なところがいっぱいあるんだよ
いつも思うけど、真面目な頑張り屋さんで、優しくて、気遣いができる
優しいのはだれに対しても一緒
アルパカさんにだって優しいし、花陽ちゃんは乱暴なところがない
声のトーンも優しい。ふわふわした雰囲気だから一緒にいて安心する
ご飯を美味しそうに食べてる姿は見ててなんだか嬉しくなるし
人が失敗したことを責めたりしないところもある
他にもまだまだいっぱいあるんだよ。
65: (うろん) 2020/06/21(日) 00:41:06.92 ID:qCPkPwHj
それにね・・・花陽ちゃんには私達「μ's」は助けられてるんだよ
μ'sの初めてのLIVEの時あなたが扉を開けて、μ'sを照らしてくれたから
今の私達の毎日が、そしてμ'sがあるんだよ
あの時あなたが居てくれたから・・・
私を見つめるあなたの瞳があったから・・・
穂乃果は頑張ってこられたんだよ
μ'sの初めてのLIVEの時あなたが扉を開けて、μ'sを照らしてくれたから
今の私達の毎日が、そしてμ'sがあるんだよ
あの時あなたが居てくれたから・・・
私を見つめるあなたの瞳があったから・・・
穂乃果は頑張ってこられたんだよ
66: (うろん) 2020/06/21(日) 00:59:32.55 ID:qCPkPwHj
実は穂乃果はこの思いが・・・特別なものだということに気付いたんだ
だからこそ花陽ちゃんが気になってたし
自分を責める花陽ちゃんを見て辛かった
そんな自分を責める不器用な姿も可愛いなんて思ってたけど
花陽ちゃんには笑っていてほしいから
何とかしてあげたいなってずっと思ってたの
穂乃果が花陽ちゃんに対する思いは・・・ずっと伝えないつもり
でも、花陽ちゃんが笑ってくれるように、穂乃果はそばにいてあげようと思う
誰よりも愛しいあなたが輝いていられるように・・・
穂乃果はあなたにとって「頼りになるリーダー」でいよう
だからこそ花陽ちゃんが気になってたし
自分を責める花陽ちゃんを見て辛かった
そんな自分を責める不器用な姿も可愛いなんて思ってたけど
花陽ちゃんには笑っていてほしいから
何とかしてあげたいなってずっと思ってたの
穂乃果が花陽ちゃんに対する思いは・・・ずっと伝えないつもり
でも、花陽ちゃんが笑ってくれるように、穂乃果はそばにいてあげようと思う
誰よりも愛しいあなたが輝いていられるように・・・
穂乃果はあなたにとって「頼りになるリーダー」でいよう
68: (うろん) 2020/06/21(日) 01:12:24.77 ID:qCPkPwHj
私が大好きな花陽ちゃんは
すごく不器用だけど・・・
誰よりも優しくて、真面目
ただ今は何か秘密を抱えていて、苦しそうで
「何か」に深く傷ついている
全てを吐き出してくれるよう
穂乃果はあなたのそばに居続けるから・・・
すごく不器用だけど・・・
誰よりも優しくて、真面目
ただ今は何か秘密を抱えていて、苦しそうで
「何か」に深く傷ついている
全てを吐き出してくれるよう
穂乃果はあなたのそばに居続けるから・・・
69: (うろん) 2020/06/21(日) 01:18:43.93 ID:qCPkPwHj
そんな風に過ごしているある日
花陽ちゃんの幼なじみの凛ちゃんが泣きながら
穂乃果のもとにやってきた
凛「穂乃果ちゃん・・・凛どうしたらいいのかわかんないよ・・・」
いつも元気いっぱいな凛ちゃんが目にたくさんの涙を貯めている・・・
穂乃果「り・・・凛ちゃん!どうしたの!ああ・・泣かないで・・・」
どうしたのかな・・・
花陽ちゃんの幼なじみの凛ちゃんが泣きながら
穂乃果のもとにやってきた
凛「穂乃果ちゃん・・・凛どうしたらいいのかわかんないよ・・・」
いつも元気いっぱいな凛ちゃんが目にたくさんの涙を貯めている・・・
穂乃果「り・・・凛ちゃん!どうしたの!ああ・・泣かないで・・・」
どうしたのかな・・・
70: (うろん) 2020/06/21(日) 01:31:41.04 ID:qCPkPwHj
凛「あのね・・・かよちんのことなんだけどね・・・」
「なんだか変なの・・・すごく辛そうなんだよ・・・」
「凛ね・・・かよちんのこと分かんなくて・・・でもすごく苦しそうなの・・・どうしてあげたらいいのかな・・・」
凛ちゃんが言うように、ここのところ花陽ちゃんの様子がおかしい
笑顔は見せてくれていて、一見変わりがなさそうに見えるけど
ぼんやりしている様子は変わらないし・・・
μ'sの練習中やμ'sのみんなといる時の笑顔がどこか不自然に見えるんだ
「なんだか変なの・・・すごく辛そうなんだよ・・・」
「凛ね・・・かよちんのこと分かんなくて・・・でもすごく苦しそうなの・・・どうしてあげたらいいのかな・・・」
凛ちゃんが言うように、ここのところ花陽ちゃんの様子がおかしい
笑顔は見せてくれていて、一見変わりがなさそうに見えるけど
ぼんやりしている様子は変わらないし・・・
μ'sの練習中やμ'sのみんなといる時の笑顔がどこか不自然に見えるんだ
71: (うろん) 2020/06/21(日) 01:50:18.12 ID:qCPkPwHj
凛「かよちんに話を聞いたけど・・・答えてくれなくて・・・」
「ごめんね・・・穂乃果ちゃん・・・凛・・辛いの・・・」
穂乃果「凛ちゃん・・・」
ごめんね・・・凛ちゃん。穂乃果にも分からないんだ・・・
でも・・・動揺しちゃだめだ・・・凛ちゃんも大事なμ'sのメンバーなんだから
穂乃果「大丈夫だよ。私も話を聞いてみたりするから・・・凛ちゃん。私が居るから」
「凛ちゃんは泣かないで。いつもの元気な凛ちゃんでいてほしいな。それだけでも大丈夫だから」
凛「うんっ。・・・ありがとう穂乃果ちゃん」
よかった・・・凛ちゃんは少し落ち着いてくれた
これ以上不安にさせなくて本当によかった
「ごめんね・・・穂乃果ちゃん・・・凛・・辛いの・・・」
穂乃果「凛ちゃん・・・」
ごめんね・・・凛ちゃん。穂乃果にも分からないんだ・・・
でも・・・動揺しちゃだめだ・・・凛ちゃんも大事なμ'sのメンバーなんだから
穂乃果「大丈夫だよ。私も話を聞いてみたりするから・・・凛ちゃん。私が居るから」
「凛ちゃんは泣かないで。いつもの元気な凛ちゃんでいてほしいな。それだけでも大丈夫だから」
凛「うんっ。・・・ありがとう穂乃果ちゃん」
よかった・・・凛ちゃんは少し落ち着いてくれた
これ以上不安にさせなくて本当によかった
72: (うろん) 2020/06/21(日) 02:04:06.72 ID:qCPkPwHj
凛「話を聞いてくれてよかった・・・ごめんね穂乃果ちゃん・・・びっくりしたでしょ?」
穂乃果「あはは・・・凛ちゃんが大泣きしてたから何があったんだろうってほんと心配だったよ~」
凛「あんまり大泣きしてたって言わないでほしいにゃ・・・恥ずかしいよ///」
「ねえ穂乃果ちゃん・・・どうしてそんなに優しいの?」
全く・・・凛ちゃんは変わったことを聞いてくるなあ・・・
だって・・・穂乃果は
「そんなの当たり前だよっ!穂乃果はμ'sのみんなが大好きで、そんなμ'sのリーダーだからねっ!」
μ'sのリーダーで・・・花陽ちゃんにとっての「頼りになるリーダー」なんだから
穂乃果「あはは・・・凛ちゃんが大泣きしてたから何があったんだろうってほんと心配だったよ~」
凛「あんまり大泣きしてたって言わないでほしいにゃ・・・恥ずかしいよ///」
「ねえ穂乃果ちゃん・・・どうしてそんなに優しいの?」
全く・・・凛ちゃんは変わったことを聞いてくるなあ・・・
だって・・・穂乃果は
「そんなの当たり前だよっ!穂乃果はμ'sのみんなが大好きで、そんなμ'sのリーダーだからねっ!」
μ'sのリーダーで・・・花陽ちゃんにとっての「頼りになるリーダー」なんだから
77: (うろん) 2020/06/21(日) 09:53:43.56 ID:qCPkPwHj
穂乃果「ねえ花陽ちゃん。何かあったの?元気がなさそうに見えるよ」
凛ちゃんが穂乃果に頼ってくれた日から穂乃果は花陽ちゃんに声を掛けることにした
花陽ちゃんにとっての「頼りになるリーダー」として・・・
少しでも声に出してくれたら・・・助けてあげられるから・・・
なのに・・・
花陽「ぜんぜん大丈夫だよ。心配かけてごめんね穂乃果ちゃん」
そんなの嘘だよ。だって穂乃果は花陽ちゃんのことを見てきたから分かるんだよ・・・
嘘をついたときに両手を合わせる癖が出てるよ
それに・・・どうしてそんなに悲しそうに穂乃果を見るの?
穂乃果は分かるんだよ・・・
花陽ちゃんのことが大好きだから
凛ちゃんが穂乃果に頼ってくれた日から穂乃果は花陽ちゃんに声を掛けることにした
花陽ちゃんにとっての「頼りになるリーダー」として・・・
少しでも声に出してくれたら・・・助けてあげられるから・・・
なのに・・・
花陽「ぜんぜん大丈夫だよ。心配かけてごめんね穂乃果ちゃん」
そんなの嘘だよ。だって穂乃果は花陽ちゃんのことを見てきたから分かるんだよ・・・
嘘をついたときに両手を合わせる癖が出てるよ
それに・・・どうしてそんなに悲しそうに穂乃果を見るの?
穂乃果は分かるんだよ・・・
花陽ちゃんのことが大好きだから
78: (うろん) 2020/06/21(日) 10:05:13.49 ID:qCPkPwHj
花陽ちゃんが苦しんでいる姿なんかみたくないよ・・・
穂乃果「お願いだから・・・本当のことを言ってよ!」
「花陽ちゃん1人にならないで・・・穂乃果を頼ってよ・・・」
花陽ちゃんが打ち明けてくれないことが歯がゆくて
どうしようもなくなって問い詰める
ごめんね。穂乃果はお馬鹿だから・・・どうしたらいいのかわかんないんだ・・・
解決策すらろくにないのに・・・・今の穂乃果はμ'sのリーダーとして最低なのかもしない
でも・・・身勝手かもしれないけど・・・
穂乃果の大好きな人には笑っていてほしいんだ・・・
穂乃果「お願いだから・・・本当のことを言ってよ!」
「花陽ちゃん1人にならないで・・・穂乃果を頼ってよ・・・」
花陽ちゃんが打ち明けてくれないことが歯がゆくて
どうしようもなくなって問い詰める
ごめんね。穂乃果はお馬鹿だから・・・どうしたらいいのかわかんないんだ・・・
解決策すらろくにないのに・・・・今の穂乃果はμ'sのリーダーとして最低なのかもしない
でも・・・身勝手かもしれないけど・・・
穂乃果の大好きな人には笑っていてほしいんだ・・・
80: (うろん) 2020/06/21(日) 10:22:27.10 ID:qCPkPwHj
◆◆◆◆◆
私の目の前で私の憧れの人が・・・
私が大好きな人が泣いている
私を心配して泣いてくれるあなたを見るたびに
どこまでもこの人は私の「友達」であることを思い知る
花陽「穂乃果ちゃんには・・・分からないよ・・・」
「どうしようもないんだったらそんな風に言わないでよっ!」
穂乃果ちゃんが私にとっての「友達」であることにおかしいことなんてない
それでも・・・私はそのことがとても辛い
ただの「友達」のはずなのに
私の目の前で私の憧れの人が・・・
私が大好きな人が泣いている
私を心配して泣いてくれるあなたを見るたびに
どこまでもこの人は私の「友達」であることを思い知る
花陽「穂乃果ちゃんには・・・分からないよ・・・」
「どうしようもないんだったらそんな風に言わないでよっ!」
穂乃果ちゃんが私にとっての「友達」であることにおかしいことなんてない
それでも・・・私はそのことがとても辛い
ただの「友達」のはずなのに
81: (うろん) 2020/06/21(日) 10:33:04.46 ID:qCPkPwHj
穂乃果「穂乃果は・・・μ'sのリーダーなんだよ・・・それに花陽ちゃんの友達なんだよ・・・心配なの・・」
あなたに優しくされるたびに
あなたを拒絶できない私の弱さが
私の歪んだ思いの醜さが分かるんだ
お願いだから・・・・優しくしないで
私はあなたに幸せでいてほしいの
だからこのまま「友達」のままでいてよ・・・
あなたに優しくされるたびに
あなたを拒絶できない私の弱さが
私の歪んだ思いの醜さが分かるんだ
お願いだから・・・・優しくしないで
私はあなたに幸せでいてほしいの
だからこのまま「友達」のままでいてよ・・・
82: (うろん) 2020/06/21(日) 10:36:40.44 ID:qCPkPwHj
ただの友達なら・・・どうしたらいいのかな
あなたのことが好きという思いがない友達なら・・・
どうするのかな・・・
あなたのことが好きという思いがない友達なら・・・
どうするのかな・・・
83: (うろん) 2020/06/21(日) 10:41:22.04 ID:qCPkPwHj
◇◇◇◇◇
花陽ちゃんにとって「頼れるリーダー」であって友達ならどうしたらいいのかな
花陽ちゃんへの「好き」という気持ちがなければ
どうするのかな・・・
花陽ちゃんにとって「頼れるリーダー」であって友達ならどうしたらいいのかな
花陽ちゃんへの「好き」という気持ちがなければ
どうするのかな・・・
84: (うろん) 2020/06/21(日) 10:53:50.55 ID:qCPkPwHj
穂乃果「ねえ・・・。花陽ちゃん・・・」
「穂乃果は・・・どんなことがあっても花陽ちゃんのそばにいるよ。どんなことがあっても味方だから・・・」
「だからどうして辛いのか教えてほしいな・・・・どうやったら辛くなることがなくなるか一緒に考えよう」
穂乃果「・・・。お願いだから・・どうして辛いのか話してよ・・・」
愛しいあなたへの思いが
言葉になって、涙になって溢れ出す
穂乃果は・・・・花陽ちゃんが世界中の誰よりも好きだよ
大好きなあなたのことが知りたいよ
あなたが抱える苦しみも・・・辛さも
そして隠し切れないでいる「思い」も全部
「穂乃果は・・・どんなことがあっても花陽ちゃんのそばにいるよ。どんなことがあっても味方だから・・・」
「だからどうして辛いのか教えてほしいな・・・・どうやったら辛くなることがなくなるか一緒に考えよう」
穂乃果「・・・。お願いだから・・どうして辛いのか話してよ・・・」
愛しいあなたへの思いが
言葉になって、涙になって溢れ出す
穂乃果は・・・・花陽ちゃんが世界中の誰よりも好きだよ
大好きなあなたのことが知りたいよ
あなたが抱える苦しみも・・・辛さも
そして隠し切れないでいる「思い」も全部
85: (うろん) 2020/06/21(日) 11:11:16.19 ID:qCPkPwHj
花陽「私は・・・普通の女の子じゃないの・・・最低な子なの・・・」
「私は歪んでて・・・醜くて・・・どうしようもないの・・・」
「私が悪いのに・・・こんな自分が大嫌いなの・・・・」
穂乃果「なんでそう思うの」
「こんなに素敵な花陽ちゃんのどこが大嫌いなの」
自分の駄目なところを受け流せない不器用なところも
ウジウジしてしまいがちなところも私は愛おしく思ってるんだよ
花陽ちゃんにしかない素敵なところを私は知ってるんだよ
だって穂乃果は・・・・
穂乃果「穂乃果は花陽ちゃんが大好きだよ」
あなたへの思いが・・・
気がつけば無意識に口に出ていた
穂乃果は・・・今なんて言ってしまったのかな・・・
穂乃果「あの・・・花陽ちゃん・・・」
「私は歪んでて・・・醜くて・・・どうしようもないの・・・」
「私が悪いのに・・・こんな自分が大嫌いなの・・・・」
穂乃果「なんでそう思うの」
「こんなに素敵な花陽ちゃんのどこが大嫌いなの」
自分の駄目なところを受け流せない不器用なところも
ウジウジしてしまいがちなところも私は愛おしく思ってるんだよ
花陽ちゃんにしかない素敵なところを私は知ってるんだよ
だって穂乃果は・・・・
穂乃果「穂乃果は花陽ちゃんが大好きだよ」
あなたへの思いが・・・
気がつけば無意識に口に出ていた
穂乃果は・・・今なんて言ってしまったのかな・・・
穂乃果「あの・・・花陽ちゃん・・・」
86: (うろん) 2020/06/21(日) 11:18:34.44 ID:qCPkPwHj
◆◆◆◆◆
私の大好きな穂乃果ちゃんが「普通の女の子」でいられて
私の大好きな穂乃果ちゃんが幸せでいられるように
私のこの「好き」という思いに蓋をして
必死の思いで目を背けてきたのに・・・
あなたへの「恋心」も・・・
拒絶しようとしていたのに・・・
なのに・・・どうして・・・
私の大好きな穂乃果ちゃんが「普通の女の子」でいられて
私の大好きな穂乃果ちゃんが幸せでいられるように
私のこの「好き」という思いに蓋をして
必死の思いで目を背けてきたのに・・・
あなたへの「恋心」も・・・
拒絶しようとしていたのに・・・
なのに・・・どうして・・・
87: (うろん) 2020/06/21(日) 11:28:55.96 ID:qCPkPwHj
穂乃果ちゃんはきっと知らない
私がどれだけその言葉を
あなたに好きと言われることを
どれだけ望んでいたか・・・
花陽「なんで・・・そんなこと言うの・・・」
「お願いだから!もう私に関わらないでっ!」
私の溢れ出しそうになるあなたへの「好き」という思いを
振り切ろうとあなたの前から走り去る
「ついてこないでっ!」
私がどれだけその言葉を
あなたに好きと言われることを
どれだけ望んでいたか・・・
花陽「なんで・・・そんなこと言うの・・・」
「お願いだから!もう私に関わらないでっ!」
私の溢れ出しそうになるあなたへの「好き」という思いを
振り切ろうとあなたの前から走り去る
「ついてこないでっ!」
88: (うろん) 2020/06/21(日) 11:38:11.86 ID:qCPkPwHj
◇◇◇◇◇
「穂乃果っ!穂乃果っ!」
花陽ちゃんが走っていってからどれぐらいそうしてたかな
穂乃果を呼ぶ声が聞こえて顔をあげる
気がついたら穂乃果は部室にいて、目の前には絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃんのμ'sの3年生のメンバーが心配そうな顔をしていた
結局・・・打ち明けてくれなかったな・・
しかも、拒絶されちゃった
悲しくて・・・どうしようもなくて・・
途方にくれてたんだ
「穂乃果っ!穂乃果っ!」
花陽ちゃんが走っていってからどれぐらいそうしてたかな
穂乃果を呼ぶ声が聞こえて顔をあげる
気がついたら穂乃果は部室にいて、目の前には絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃんのμ'sの3年生のメンバーが心配そうな顔をしていた
結局・・・打ち明けてくれなかったな・・
しかも、拒絶されちゃった
悲しくて・・・どうしようもなくて・・
途方にくれてたんだ
89: (うろん) 2020/06/21(日) 11:50:26.16 ID:qCPkPwHj
にこ「アイドルらしくない・・・なんて不細工な顔してんよっ!」
絵里「ちょっとにこ。そんな言い方ないでしょ」
希「まあまあ。そんなことより穂乃果ちゃんや、穂乃果ちゃん何かあったの?」
うう・・聞かれてしまった・・・
でも・・今の穂乃果じゃ・・・どうしようもなかったし・・・
全部知られたらまずいし・・・・
少しぼやかそう
穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん・・・あのね・・・」
絵里「ちょっとにこ。そんな言い方ないでしょ」
希「まあまあ。そんなことより穂乃果ちゃんや、穂乃果ちゃん何かあったの?」
うう・・聞かれてしまった・・・
でも・・今の穂乃果じゃ・・・どうしようもなかったし・・・
全部知られたらまずいし・・・・
少しぼやかそう
穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん・・・あのね・・・」
91: (うろん) 2020/06/21(日) 13:01:49.35 ID:qCPkPwHj
絵里「なるほど・・・穂乃果のお友達に悩みを抱えてるけど、打ち明けてくれない子がいるのね・・」
希「穂乃果ちゃんはその子に聞いたけど答えてくれなくてそれで困ってたんやねえ」
にこ「めんどくさい友達ね・・・ほっといたら何とかなるんじゃないの」
穂乃果「穂乃果だって・・・そうなるならそれでいいよ・・・」
「でも・・・その子は今もずっと辛そうで・・・時間なんかじゃ解決しない・・ずっと泣いてるんだよ・・」
にこ「へえ・・・。ねえ穂乃果」
「友達だからって穂乃果がその子をどうにかする必要ないのよ。あんたはなんでそこまで悩んでまでその子を助けてあげたいの?」
希「そうやね。別に穂乃果ちゃんが助けなくても、他の子が助けてくれるかもしれんよ」
「穂乃果ちゃんはその友達をどう思ってるん?」
そんなの決まってるよ・・・あの子は穂乃果にとって太陽のような子で・・・
穂乃果「その子は穂乃果が誰よりも大好きな人だから・・・だから穂乃果は助けてあげたいのっ!」
希「穂乃果ちゃんはその子に聞いたけど答えてくれなくてそれで困ってたんやねえ」
にこ「めんどくさい友達ね・・・ほっといたら何とかなるんじゃないの」
穂乃果「穂乃果だって・・・そうなるならそれでいいよ・・・」
「でも・・・その子は今もずっと辛そうで・・・時間なんかじゃ解決しない・・ずっと泣いてるんだよ・・」
にこ「へえ・・・。ねえ穂乃果」
「友達だからって穂乃果がその子をどうにかする必要ないのよ。あんたはなんでそこまで悩んでまでその子を助けてあげたいの?」
希「そうやね。別に穂乃果ちゃんが助けなくても、他の子が助けてくれるかもしれんよ」
「穂乃果ちゃんはその友達をどう思ってるん?」
そんなの決まってるよ・・・あの子は穂乃果にとって太陽のような子で・・・
穂乃果「その子は穂乃果が誰よりも大好きな人だから・・・だから穂乃果は助けてあげたいのっ!」
92: (うろん) 2020/06/21(日) 13:20:57.18 ID:qCPkPwHj
絵里「なら決まってるじゃない。穂乃果は今すぐその子のもとに行くの、ここで悩んでちゃ駄目よ」
「今あなたが私達に言ったことをその友達にそのまま伝えなさい」
にこ「あんたごちゃごちゃ言ったけど、その子の前では見栄張って肝心なこと言えてないでしょ」
「穂乃果はその子が打ち明けてくれないなんて言ったけど・・・穂乃果だってちゃんと本心さらけ出さないとその子は黙ったままよ」
希「にこっちがそれ言っちゃうか~。でもその通りやな。穂乃果ちゃんだって本心隠してる子に自分の本音伝えんやろ」
「ねえ穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんはその子に自分の思いを伝えたのかな?」
そっか・・・そうだよね
穂乃果「ごめんっ!今日練習お休みするねっ!ちょっと行ってくる!」
希「はーい」
にこ「いってらっしゃい」
絵里「明日はちゃんと2人で練習来てね」
「今あなたが私達に言ったことをその友達にそのまま伝えなさい」
にこ「あんたごちゃごちゃ言ったけど、その子の前では見栄張って肝心なこと言えてないでしょ」
「穂乃果はその子が打ち明けてくれないなんて言ったけど・・・穂乃果だってちゃんと本心さらけ出さないとその子は黙ったままよ」
希「にこっちがそれ言っちゃうか~。でもその通りやな。穂乃果ちゃんだって本心隠してる子に自分の本音伝えんやろ」
「ねえ穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんはその子に自分の思いを伝えたのかな?」
そっか・・・そうだよね
穂乃果「ごめんっ!今日練習お休みするねっ!ちょっと行ってくる!」
希「はーい」
にこ「いってらっしゃい」
絵里「明日はちゃんと2人で練習来てね」
93: (うろん) 2020/06/21(日) 13:45:53.92 ID:qCPkPwHj
絵里「あれで私達にバレてないと思ってるのかしら」クスクス
希「まあ穂乃果ちゃんらしいというかなあ」
にこ「アイドルは恋愛禁止って分かっていると思ったんだけどね・・あの子は」
絵里「まあそれは仕方ないでしょ。でも私達メンバーのこと信用してなかったとこはちょっとお説教が必要ね」
希「お~怖い怖い。部長さん。部員のフォロー頼むで~」
にこ「はいはい。全く面倒な子たちなんだから・・・」
絵里「フフッ・・・。ほんとにね」
希「まあ穂乃果ちゃんらしいというかなあ」
にこ「アイドルは恋愛禁止って分かっていると思ったんだけどね・・あの子は」
絵里「まあそれは仕方ないでしょ。でも私達メンバーのこと信用してなかったとこはちょっとお説教が必要ね」
希「お~怖い怖い。部長さん。部員のフォロー頼むで~」
にこ「はいはい。全く面倒な子たちなんだから・・・」
絵里「フフッ・・・。ほんとにね」
94: (うろん) 2020/06/21(日) 13:59:17.15 ID:qCPkPwHj
ごめんね花陽ちゃん
穂乃果はずっと怖かったの
花陽ちゃんに否定されちゃうことが怖かった
女の子同士だからとか
私達がμ'sのメンバー同士だからとか
色々言い訳してきてただけで怖がってただけなの・・・
花陽ちゃんはまだ学校に居るかな・・・
慌てて飛び出しちゃったけど・・・
「穂乃果ちゃんっ!」
この声は・・・・凛ちゃん!
穂乃果はずっと怖かったの
花陽ちゃんに否定されちゃうことが怖かった
女の子同士だからとか
私達がμ'sのメンバー同士だからとか
色々言い訳してきてただけで怖がってただけなの・・・
花陽ちゃんはまだ学校に居るかな・・・
慌てて飛び出しちゃったけど・・・
「穂乃果ちゃんっ!」
この声は・・・・凛ちゃん!
95: (うろん) 2020/06/21(日) 14:09:04.96 ID:qCPkPwHj
凛「かよちんはもう家に帰ったみたい!さっき凛に電話があったの!」
穂乃果「凛ちゃん・・・ありがとう・・・」
「ねえ凛ちゃん。凛ちゃんも一緒に」
凛「凛はいいのっ!かよちんのところに早く行ってあげて!」
穂乃果「そっか・・・分かったよ!」
凛「穂乃果ちゃん。あの・・かよちんのこと・・・頼んだよ・・・」
穂乃果「穂乃果に任せてよ!」
ありがとう凛ちゃん!
家に居るなら早く学校出なくちゃ!
穂乃果「凛ちゃん・・・ありがとう・・・」
「ねえ凛ちゃん。凛ちゃんも一緒に」
凛「凛はいいのっ!かよちんのところに早く行ってあげて!」
穂乃果「そっか・・・分かったよ!」
凛「穂乃果ちゃん。あの・・かよちんのこと・・・頼んだよ・・・」
穂乃果「穂乃果に任せてよ!」
ありがとう凛ちゃん!
家に居るなら早く学校出なくちゃ!
96: (うろん) 2020/06/21(日) 14:18:41.70 ID:qCPkPwHj
真姫「行っちゃたわね・・・」
凛「うん。そうだね!」
真姫「ねえ凛・・・よく言えたわね。」
凛「えへへ~。偉いでしょ?真姫ちゃんもっと褒めてよ~」ギュ
凛「・・・。ねえ真姫ちゃん。μ'sは・・・大丈夫かな?変わったりしないかな?」
真姫「さあね。でもどんなことがあってもμ'sは、私達は大丈夫よ」
「凛・・・・よく頑張ったわね・・・」
凛「うん。そうだね!」
真姫「ねえ凛・・・よく言えたわね。」
凛「えへへ~。偉いでしょ?真姫ちゃんもっと褒めてよ~」ギュ
凛「・・・。ねえ真姫ちゃん。μ'sは・・・大丈夫かな?変わったりしないかな?」
真姫「さあね。でもどんなことがあってもμ'sは、私達は大丈夫よ」
「凛・・・・よく頑張ったわね・・・」
97: (うろん) 2020/06/21(日) 14:29:10.00 ID:qCPkPwHj
「穂乃果っ」
学校を出る直前で・・・海未ちゃんとことりちゃんに捕まってしまった
穂乃果「あ・・あの海未ちゃんっ!今日穂乃果は練習お休みに・・・」
ことり「それはさっき絵里ちゃんたちから聞いたよ」
「ねえ穂乃果ちゃん。この前クッキー花陽ちゃん食べてなかったでしょ?だから持っていってあげてね!」
海未「私からは花陽にダイエットプランを預けます」
穂乃果「ええ・・直接本人に渡したらいいんじゃないかなあ・・」
海未「いいからっ。早く持っていってあげてください!」
穂乃果「分かったよ・・・仕方ないなあ」
ことり「穂乃果ちゃん。明日はちゃんと2人で一緒に来てね♪」
ああもうっ!なんで知ってるの・・・
でも、もういいや。早く行かなきゃ!
学校を出る直前で・・・海未ちゃんとことりちゃんに捕まってしまった
穂乃果「あ・・あの海未ちゃんっ!今日穂乃果は練習お休みに・・・」
ことり「それはさっき絵里ちゃんたちから聞いたよ」
「ねえ穂乃果ちゃん。この前クッキー花陽ちゃん食べてなかったでしょ?だから持っていってあげてね!」
海未「私からは花陽にダイエットプランを預けます」
穂乃果「ええ・・直接本人に渡したらいいんじゃないかなあ・・」
海未「いいからっ。早く持っていってあげてください!」
穂乃果「分かったよ・・・仕方ないなあ」
ことり「穂乃果ちゃん。明日はちゃんと2人で一緒に来てね♪」
ああもうっ!なんで知ってるの・・・
でも、もういいや。早く行かなきゃ!
98: (うろん) 2020/06/21(日) 15:07:08.90 ID:qCPkPwHj
ねえ花陽ちゃん
穂乃果の思いは
私達が女の子同士だから許されない
報われることはないとか関係ないの
大好きなあなたが苦しんでるなら
たとえ穂乃果があなたに嫌われたとしていても・・・
あなたがあなたのことを好きになってくれたら
あなたを苦しめるものが全部なくなってくれたら
あなたの傷が癒えるのなら・・・
大好きな花陽ちゃんが笑ってくれるだけで・・・それだけで穂乃果はいいの
穂乃果の思いは
私達が女の子同士だから許されない
報われることはないとか関係ないの
大好きなあなたが苦しんでるなら
たとえ穂乃果があなたに嫌われたとしていても・・・
あなたがあなたのことを好きになってくれたら
あなたを苦しめるものが全部なくなってくれたら
あなたの傷が癒えるのなら・・・
大好きな花陽ちゃんが笑ってくれるだけで・・・それだけで穂乃果はいいの
99: (うろん) 2020/06/21(日) 15:17:58.46 ID:qCPkPwHj
夕陽が照らす道をひたすら走る
私が大好きな人が泣いているんだ
急がなきゃ
足がもつれて途中転んじゃったけど
大丈夫。まだ走れる
あの子はもっと辛かったんだから・・・・
無我夢中ではしり続けてようやくついた
私の大好きな人のお家に
お父さんやお母さんはまだ帰ってきていないみたい
扉が開いたままだ・・・
私が大好きな人が泣いているんだ
急がなきゃ
足がもつれて途中転んじゃったけど
大丈夫。まだ走れる
あの子はもっと辛かったんだから・・・・
無我夢中ではしり続けてようやくついた
私の大好きな人のお家に
お父さんやお母さんはまだ帰ってきていないみたい
扉が開いたままだ・・・
100: (うろん) 2020/06/21(日) 15:26:51.42 ID:qCPkPwHj
胸騒ぎがして急いで中に入る
花陽ちゃんの部屋は2階だったはず・・・
急いで階段をかけあがり、彼女の部屋をそっとのぞく
ああ・・。よかった・・。
机に突っ伏して泣いているけれど・・・
何事もなくてほっとした
穂乃果「花陽ちゃん・・・・」
今なら穂乃果の思いをすべて伝えられる
だからどうか・・・この手をとってほしい
花陽ちゃんの部屋は2階だったはず・・・
急いで階段をかけあがり、彼女の部屋をそっとのぞく
ああ・・。よかった・・。
机に突っ伏して泣いているけれど・・・
何事もなくてほっとした
穂乃果「花陽ちゃん・・・・」
今なら穂乃果の思いをすべて伝えられる
だからどうか・・・この手をとってほしい
101: (うろん) 2020/06/21(日) 15:31:18.15 ID:qCPkPwHj
花陽「穂乃果ちゃん・・・・なんで・・」
私の大好きな人が目にたくさんの涙を浮かべながら私の方へむいてくれる
今度は大丈夫・・・・
穂乃果の思いを全部伝えられる・・・
だから1人で泣かないで
穂乃果「花陽ちゃんに伝えたいことがあるの」
私の大好きな人が目にたくさんの涙を浮かべながら私の方へむいてくれる
今度は大丈夫・・・・
穂乃果の思いを全部伝えられる・・・
だから1人で泣かないで
穂乃果「花陽ちゃんに伝えたいことがあるの」
102: (うろん) 2020/06/21(日) 15:44:39.38 ID:qCPkPwHj
今は何時頃だろう・・・
日が落ちてきたためか、公園には私と花陽ちゃんの2人だけ・・・
あのあと花陽ちゃんから「そろそろお母さんたちが帰ってくるから」と言われ
話を近所の公園ですることになった
いきなり出鼻をくじかれたような気がしていたけど・・
伝えなきゃ・・・・
ごめんね。辛かったよね。
もっと早くに気づいてあげたかった
太陽のようなあなたの表情は沈んでしまっている
あの時私のことを照らしてくれたあなたのために
今度は・・・穂乃果が
もう1度あなたが笑ってくれるように
あなたが穂乃果を照らしてくれたときのように
今伝えるからね
日が落ちてきたためか、公園には私と花陽ちゃんの2人だけ・・・
あのあと花陽ちゃんから「そろそろお母さんたちが帰ってくるから」と言われ
話を近所の公園ですることになった
いきなり出鼻をくじかれたような気がしていたけど・・
伝えなきゃ・・・・
ごめんね。辛かったよね。
もっと早くに気づいてあげたかった
太陽のようなあなたの表情は沈んでしまっている
あの時私のことを照らしてくれたあなたのために
今度は・・・穂乃果が
もう1度あなたが笑ってくれるように
あなたが穂乃果を照らしてくれたときのように
今伝えるからね
103: (うろん) 2020/06/21(日) 16:04:40.59 ID:qCPkPwHj
穂乃果「穂乃果には・・・わかんないんだ・・・どうして花陽ちゃんが苦しい思いをしてるのか」
「どうして・・・自分のことを大嫌いなんて言うのか・・・」
花陽「だよね・・・。穂乃果ちゃんには分からないよ・・・」
穂乃果「だって!花陽ちゃんはすごく真面目な頑張り屋さんな可愛い子なんだよ!」
花陽「ちょっと・・・穂乃果ちゃん・・・何言ってるか・・・」
穂乃果「いいから聞いて!花陽ちゃんは誰にでも優しいし、アルパカさんにだって優しい。乱暴なことなんてしないし、人を悪く言うことがないし・・・・・」
ダンスの練習だって、歌だっていつもいつも頑張ってる
自分が得した時よりもみんなで得した時の方が嬉しそうだし
優しい人柄だからみんなから頼りにされることもある
声が優しくて、話が聞き取りやすい
ふわふわした雰囲気だから一緒にいて落ち着く
ご飯を美味しそうに食べてる姿は見てて嬉しくなる
字も綺麗で、服のたたみ方も丁寧で・・・・
口に出せば出すほどとまらないんだよ
「どうして・・・自分のことを大嫌いなんて言うのか・・・」
花陽「だよね・・・。穂乃果ちゃんには分からないよ・・・」
穂乃果「だって!花陽ちゃんはすごく真面目な頑張り屋さんな可愛い子なんだよ!」
花陽「ちょっと・・・穂乃果ちゃん・・・何言ってるか・・・」
穂乃果「いいから聞いて!花陽ちゃんは誰にでも優しいし、アルパカさんにだって優しい。乱暴なことなんてしないし、人を悪く言うことがないし・・・・・」
ダンスの練習だって、歌だっていつもいつも頑張ってる
自分が得した時よりもみんなで得した時の方が嬉しそうだし
優しい人柄だからみんなから頼りにされることもある
声が優しくて、話が聞き取りやすい
ふわふわした雰囲気だから一緒にいて落ち着く
ご飯を美味しそうに食べてる姿は見てて嬉しくなる
字も綺麗で、服のたたみ方も丁寧で・・・・
口に出せば出すほどとまらないんだよ
104: (うろん) 2020/06/21(日) 16:18:07.95 ID:qCPkPwHj
穂乃果「たくさんいいところ知ってるんだ・・・さっきも言ったけど穂乃果は花陽ちゃんが好き」
「この好きはμ'sのみんなや他の友達への好きじゃないよ。穂乃果は世界で一番花陽ちゃんが好き」
女の子同士とか友達同士とか同じμ'sのメンバーだとか関係ない
報われないとか、許されないなんて知らない
あなたが好きだから・・・たとえ嫌われても
あなたには笑っていてほしい
だから・・・
穂乃果「穂乃果は花陽ちゃんが大好きっ。だから・・・苦しんでほしくないの。泣かないでほしいの」
「穂乃果は花陽ちゃんのこと全部知りたい・・・・」
どうして苦しんでいるのか、なんで1人で泣いているのか
あなたが隠そうとしている「思い」も「秘密」もすべて
穂乃果「穂乃果に全部話してよ・・・・1人にならないで・・・・」
「この好きはμ'sのみんなや他の友達への好きじゃないよ。穂乃果は世界で一番花陽ちゃんが好き」
女の子同士とか友達同士とか同じμ'sのメンバーだとか関係ない
報われないとか、許されないなんて知らない
あなたが好きだから・・・たとえ嫌われても
あなたには笑っていてほしい
だから・・・
穂乃果「穂乃果は花陽ちゃんが大好きっ。だから・・・苦しんでほしくないの。泣かないでほしいの」
「穂乃果は花陽ちゃんのこと全部知りたい・・・・」
どうして苦しんでいるのか、なんで1人で泣いているのか
あなたが隠そうとしている「思い」も「秘密」もすべて
穂乃果「穂乃果に全部話してよ・・・・1人にならないで・・・・」
105: (うろん) 2020/06/21(日) 16:26:19.97 ID:qCPkPwHj
これが穂乃果の本心だよ・・・。全部伝えられたかな・・・
穂乃果はお馬鹿だから伝えられたか心配だよ・・・
ドキドキしながら、花陽ちゃんがしゃべってくれるのを待っていると
花陽ちゃんが穂乃果に抱き着いてきた
花陽「私・・・ずっと辛かったよ・・・苦しくて・・・」
「私だけが・・・・こんな気持ちでいると思ったから・・・・」
「私も穂乃果ちゃんのことが好きなのっ!」
穂乃果はお馬鹿だから伝えられたか心配だよ・・・
ドキドキしながら、花陽ちゃんがしゃべってくれるのを待っていると
花陽ちゃんが穂乃果に抱き着いてきた
花陽「私・・・ずっと辛かったよ・・・苦しくて・・・」
「私だけが・・・・こんな気持ちでいると思ったから・・・・」
「私も穂乃果ちゃんのことが好きなのっ!」
106: (うろん) 2020/06/21(日) 16:33:51.48 ID:qCPkPwHj
穂乃果の言葉よりも少なかったけど
その言葉だけでも・・・花陽ちゃんの全てが分かった気がしたよ
どれだけ辛かったのか・・・
苦しかったのか・・・・
どうして「秘密」にしようとしたのか
お互いに好きな者同士で単純な話だったのに
随分と分かるのに時間がかかった
あなたのその不器用なところがたまらなく愛おしい
その言葉だけでも・・・花陽ちゃんの全てが分かった気がしたよ
どれだけ辛かったのか・・・
苦しかったのか・・・・
どうして「秘密」にしようとしたのか
お互いに好きな者同士で単純な話だったのに
随分と分かるのに時間がかかった
あなたのその不器用なところがたまらなく愛おしい
107: (うろん) 2020/06/21(日) 16:40:18.52 ID:qCPkPwHj
お互いに嘘をついて、見ないように、触れないように
拒絶しようとしていたこの「恋心」が
どれほど愛おしいか
穂乃果に花陽ちゃんが教えてくれたんだよ・・・
「愛してるよ花陽ちゃん」
拒絶しようとしていたこの「恋心」が
どれほど愛おしいか
穂乃果に花陽ちゃんが教えてくれたんだよ・・・
「愛してるよ花陽ちゃん」
108: (うろん) 2020/06/21(日) 16:51:46.92 ID:qCPkPwHj
花陽「もう関わらないでって言ったのにな・・・」
穂乃果「あはは・・・でもついてきてほしかったんでしょ?」
花陽「まあ・・・そうだけどお///」
穂乃果「おおっ。嬉しいけど・・・なんだか照れちゃうよ///」
花陽「だって・・・思ってることとかなんでも話していいんでしょ?」
穂乃果「うんっ。なんでもいいよ」
花陽「あんまり楽しくないお話だけど・・・穂乃果ちゃんに聞いてもらいたい話があるの」
穂乃果「いいよ。花陽ちゃんのことをもっと教えてほしいから」
穂乃果「あはは・・・でもついてきてほしかったんでしょ?」
花陽「まあ・・・そうだけどお///」
穂乃果「おおっ。嬉しいけど・・・なんだか照れちゃうよ///」
花陽「だって・・・思ってることとかなんでも話していいんでしょ?」
穂乃果「うんっ。なんでもいいよ」
花陽「あんまり楽しくないお話だけど・・・穂乃果ちゃんに聞いてもらいたい話があるの」
穂乃果「いいよ。花陽ちゃんのことをもっと教えてほしいから」
109: (うろん) 2020/06/21(日) 17:06:53.38 ID:qCPkPwHj
そこから花陽ちゃんに教えてもらったの
μ'sのファーストLIVEのころから穂乃果に憧れてくれていたことを
穂乃果に憧れて、ずっと見てくれてたこと
穂乃果への憧れがいつの間にか恋心になってたこと
μ'sのみんなに嫉妬することがあったこと
大好きなμ'sのみんなに嫉妬してしまい辛かったこと
自分の思いがμ'sのみんなをバラバラにしちゃうんじゃないかと思ってたこと
自分の思いが穂乃果を不幸にするんじゃないかって思ったこと
こんなにたくさんの思いを抱え込み続けていたの・・・
自分がパンクになるほど不器用なんだから・・
でも、そんな花陽ちゃんだからこそ好きになったんだよ
同じ気持ちでいられて幸せだよ
μ'sのファーストLIVEのころから穂乃果に憧れてくれていたことを
穂乃果に憧れて、ずっと見てくれてたこと
穂乃果への憧れがいつの間にか恋心になってたこと
μ'sのみんなに嫉妬することがあったこと
大好きなμ'sのみんなに嫉妬してしまい辛かったこと
自分の思いがμ'sのみんなをバラバラにしちゃうんじゃないかと思ってたこと
自分の思いが穂乃果を不幸にするんじゃないかって思ったこと
こんなにたくさんの思いを抱え込み続けていたの・・・
自分がパンクになるほど不器用なんだから・・
でも、そんな花陽ちゃんだからこそ好きになったんだよ
同じ気持ちでいられて幸せだよ
110: (うろん) 2020/06/21(日) 17:31:56.88 ID:qCPkPwHj
花陽「楽しい話じゃないのに聞いてくれてありがとう。穂乃果ちゃん」
穂乃果「全部聞いて思うんだけど、花陽ちゃんちょっと傲慢なところがあるんじゃないかな」
花陽「あはは・・・そうだよね・・・恥ずかしくなってきたよ・・」
「ねえ穂乃果ちゃん。μ'sだってこれまで通りいられなくなるかもしれないし・・・・。私こんな性格だからまたおかしくなるかもしれないんだよ・・・」
「だから・・・ごめんね・・穂乃果ちゃん」
穂乃果「・・・・。謝ることなんてないよ花陽ちゃん」
「穂乃果はμ'sはどんな形になっても大好きだし、今度は花陽ちゃんがいるから・・・2人で一緒にμ'sを支えていこうと思ってるから」
穂乃果「それにね・・・。穂乃果は花陽ちゃんがどんなになっても好きでいられるよ」
「ちょっぴり不器用だけど誰よりも優しい花陽ちゃんのことが今までもこれからも大好きだよっ!」
「穂乃果のことを好きでいてくれてありがとう。花陽ちゃん」
花陽「ありがとう・・・・。穂乃果ちゃん」
「私も穂乃果ちゃんが好き・・・・。私を好きになってくれてありがとう穂乃果ちゃんっ」
穂乃果「全部聞いて思うんだけど、花陽ちゃんちょっと傲慢なところがあるんじゃないかな」
花陽「あはは・・・そうだよね・・・恥ずかしくなってきたよ・・」
「ねえ穂乃果ちゃん。μ'sだってこれまで通りいられなくなるかもしれないし・・・・。私こんな性格だからまたおかしくなるかもしれないんだよ・・・」
「だから・・・ごめんね・・穂乃果ちゃん」
穂乃果「・・・・。謝ることなんてないよ花陽ちゃん」
「穂乃果はμ'sはどんな形になっても大好きだし、今度は花陽ちゃんがいるから・・・2人で一緒にμ'sを支えていこうと思ってるから」
穂乃果「それにね・・・。穂乃果は花陽ちゃんがどんなになっても好きでいられるよ」
「ちょっぴり不器用だけど誰よりも優しい花陽ちゃんのことが今までもこれからも大好きだよっ!」
「穂乃果のことを好きでいてくれてありがとう。花陽ちゃん」
花陽「ありがとう・・・・。穂乃果ちゃん」
「私も穂乃果ちゃんが好き・・・・。私を好きになってくれてありがとう穂乃果ちゃんっ」
111: (うろん) 2020/06/21(日) 17:56:20.08 ID:qCPkPwHj
穂乃果達の思いは
普通ではないもので、許されなくて本来結ばれてはいけないものかもしれない
望んではいけないものかもしれない
でもね。穂乃果はこの思いを抑えきれないし
この思いはどんなものであっても愛おしいものだということを知ってるの
だからそのことを教えてくれたあなたのそばにいるよ
穂乃果を照らしてくれたあなたのそばに、どんなことがあっても
もしあなたの道の先に暗闇が見えたときは今度は穂乃果があなたを照らすんだ
私を照らしてくれたあの日のようにね
穂乃果はあなたがいつも笑っていられるように
世界で一番愛おしいあなたへずっとあなたのそばにいることを誓うんだ
普通ではないもので、許されなくて本来結ばれてはいけないものかもしれない
望んではいけないものかもしれない
でもね。穂乃果はこの思いを抑えきれないし
この思いはどんなものであっても愛おしいものだということを知ってるの
だからそのことを教えてくれたあなたのそばにいるよ
穂乃果を照らしてくれたあなたのそばに、どんなことがあっても
もしあなたの道の先に暗闇が見えたときは今度は穂乃果があなたを照らすんだ
私を照らしてくれたあの日のようにね
穂乃果はあなたがいつも笑っていられるように
世界で一番愛おしいあなたへずっとあなたのそばにいることを誓うんだ
112: (うろん) 2020/06/21(日) 18:01:54.42 ID:qCPkPwHj
これでおしまいです
もっと単調にできればと思っていたのですが
ダラダラと長くなってしまって申し訳ないです
ほのぼのとさせたかったけど無理でした
長々とかなりテンポ悪かったと思いますがお付き合いいただきありがとうございました
もっと単調にできればと思っていたのですが
ダラダラと長くなってしまって申し訳ないです
ほのぼのとさせたかったけど無理でした
長々とかなりテンポ悪かったと思いますがお付き合いいただきありがとうございました
113: (おにぎり) 2020/06/21(日) 18:06:23.90 ID:fLXFXif2
これはほのぽな史に残る名作
乙でした
乙でした
118: (もんじゃ) 2020/06/23(火) 14:32:15.79 ID:NVsj2hfJ
花陽らしさが溢れてて良かったよ!
121: (たまごやき) 2020/06/25(木) 15:56:38.68 ID:dE1M+2fy
いいほのぱなだ
123: (関西地方) 2020/06/26(金) 15:29:32.96 ID:A9cwfumM
とてもいいほのぱなだった
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1592580186/