【SS】かすみ「侑せんぱい？ かすみんの修行に付き合って下さいね！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

～同好会・部室～


侑「それじゃあ、見合って見合って～」


かすみ（ひっひっひ･･･ かすみんには秘策があるです･･･） ﾆﾁｬｱ


侑「はっけよーい･･･ のこった！」


エマ「いくよ～！」 ﾀﾞｯ

かすみ（ひっひっひ･･･ 予定通り･･････ これを食らうです･･････） ﾆﾁｬｱ


　ﾊﾟﾝｯ


かすみ（秘技、ねこだまし･･････） ﾆﾁｬｱ

かすみ（決まっ･･････）

エマ「そんなの効かないよ！ ええいっ！」


　ｶﾞｼｯ


かすみ「ひゃあっ？？」

エマ「とりゃあああ！」 ｸﾞｲｯ


　ﾎﾟｲｯ


かすみ「えええ～」 ﾋﾟｭｰ


　ﾄﾞｶﾞｰﾝ


かすみ「ぐえっ！」 ｷﾞｬﾌﾝ


　ｺﾃｯ


侑「エマさんの勝ち！」 ﾆｺｯ

エマ「やったぁ～！」 ﾆｺﾆｺ

果林「見事な投げっぷりだったわ！ エマ」


かすみ「うわーん！！ 酷いですぅ！ これで3連敗ですぅ～！」

かすみ「少しは手加減してくださいよぉ～！」 ｳｴｰﾝ


かすみ「侑せんぱーい！ なぐさめてください～！」 ﾀﾞｯ


　ﾀﾞｷｯ


侑「あはは･･･ かすみちゃん、いい子いい子」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

かすみ「うえ～ん！ みんな酷いですぅ～！ 弱くて可愛らしいかすみんをいじめて酷いですぅ～！」 ｽﾘｽﾘ


せつ菜「足腰を鍛えるために相撲というのはなかなか良いアイディアだと思いますよ？」

愛「楽しくトレーニング出来るし、最高だよね！」


かすみ「かすみんは勝てないから楽しくないですぅ！」 ﾌﾟﾝﾌﾟﾝｯ

侑「あはは･･･ ごめんね、かすみちゃん」

侑「私が余計なアイディア出しちゃったから」 ｱﾊﾊ

かすみ「かすみんはつまらないですぅ！」 ﾌﾟｲｯ


果林「派手にやってると騒音で他の部活にも迷惑になるからこれくらいにしておきましょうか」

せつ菜「そうですね、相撲を取り入れたトレーニングはこれくらいにしておきましょう」

かすみ「勝ち逃げですかぁ～！」 ﾌﾟﾝﾌﾟﾝｯ


彼方「かすみちゃ～ん、何度やっても勝てないとおもうよぉ～？」

かすみ「負けたのはたまたまですよぉ！ 彼方せんぱい！」

彼方「そうなんだぁ」


かすみ「ぐぬぬ･･････ こうなったら修行するしかないようですね･･････」

エマ「そんなに悔しかったんだね～ あはは」

────
──


かすみ「･･････ というわけで、侑せんぱい」

かすみ「かすみんの修行に付き合って下さいね！」 ﾆｯｺﾘ


侑「私なんかで良ければ構わないけど、それよりダンスや歌の練習はしなくていいの？」

かすみ「それはそれ、これはこれです！」

かすみ「じゃあ構えて下さいよぉ！」

侑「こうかな？」

かすみ「はっけよーい、のこった！」 ﾀﾞｯ


　ｺﾞﾂﾝｯ


かすみ「ぎゃー！！ 痛いですぅ！！」

侑「ぐあああっ･･･ 痛ぁ～！！」


かすみ「頭から頭に突っ込んで来ないで下さいよぉ～！」 ﾋﾘﾋﾘ

侑「あはは･･･ ごめんね」 ﾋﾘﾋﾘ


かすみ「まわしを取って組み合わないと練習になりませんから気を付けて下さいね！」

侑「うん、わかった」

かすみ「じゃあ、もう一回いきますよぉ！」

侑「いいよ～」


かすみ「はっけよーい･･･ のこった！」 ﾀﾞｯ


侑「えい！」 ｷﾞｭｯ

かすみ「とりゃあ～」 ﾄﾞﾝｯ

侑「うわあああ～」


　ｺﾛｯ


侑「ふぎゃっ！」 ｺﾃｯ

かすみ「へぎゃっ！」 ｺﾞﾌｯ


侑「いてててて･･･」

かすみ「侑せんぱい！ 簡単に倒れ過ぎですぅ！」

侑「ごめんね～、こういうの苦手でさぁ」

かすみ「不本意ではありますが、今のはかすみんの勝ちですね」 ﾆｺﾆｺ


侑「そ、それよりかすみちゃん･･･ はやく私の上からどいてくれない？ お、重いよ･･････」

かすみ「あ！ ごめんなさいです！」 ｱﾀﾌﾀ


かすみ「って･･･ 超絶可愛いスクールアイドルのかすみんが重いわけないじゃないですかぁ！」 ｼﾞﾄｯ

侑「ええ！？ まぁ･･･ 重くはないと思うけど･･･ く、苦しいよ･･････」


かすみ「ダメです！ 重いとか言った罰としてしばらくどきませんっ！」

侑「えええ～！」

かすみ「このまま寝技の練習をしましょうか･･･」 ﾋｯﾋｯﾋ

侑「それもう相撲じゃなくない？」


かすみ「相撲ですぅ！ かすみんが相撲と言ったら相撲ですぅ！」 ｷﾞｭｳｳｳｯ

侑「うわっ！ 締め付けないでよ！ かすみちゃん！」

侑「ぐ･･･ ぐるじいいいい･･･」 ｸﾞｴｯ

かすみ「はあああ･･･ 侑せんぱいに乗っかってると気持ちいいです･･････」 ﾆｺﾆｺ

かすみ「はああああ～」 ｽﾘｽﾘ･･･


侑「か、かすみちゃん？？」

かすみ「ゆうせんぱぁぁあい･･････」 ｽﾘｽﾘ･･･

侑「えええ～？」

侑「相撲の修行じゃなかったっけ？？」


かすみ「今日の修行はおしまいですっ！」 ﾆｺｯ


侑「ええ～、みんなに勝って見返すんじゃなかったの？？」

かすみ「それはまた今度ですっ！」


かすみ「侑せんぱーい！」 ｽﾘｽﾘ


侑「はやくどけてよ～！」



～おしまい～

────
──


～翌日昼休み・普通科1年教室～


侑「あの～、中須かすみさんいませんか？」

女子「教室の奥にいますよ？」


かすみ「あ！ 侑せんぱ～い！ どうしたんですかぁ？」


　ﾀｯﾀｯﾀ･･･


かすみ「もぉ～！ 侑せんぱいがぁ？ 同好会の中でもぉ？ かすみんを贔屓しているのは知ってますけどぉ？」 ﾌﾞﾘﾌﾞﾘ

かすみ「こんなに大胆に誘ったらぁ？ クラスのみんなに見られるじゃないですかぁ？」 ﾆﾁｬｱ

侑「あはは･･･ まぁ、誘いにきたのは事実だけどね
･･･」 ｱﾊﾊ

侑「ちょっとついてきて？ お昼一緒に食べよ？」

かすみ「侑せんぱいが言うなら仕方ないですねぇ～！」 ﾆｺﾆｺ


────
──


　ｺﾝｺﾝｯ

　ｶﾞﾗｯ


侑「こんにちは～」

かすみ「ここ何処ですかぁ？」

侑「ちゃんこ鍋同好会だよ」

かすみ「ちゃんこ鍋同好会！？」

侑「すみません、お世話になります」

ちゃんこ「うっす！ ちゃんこ鍋を食べたいなんて大歓迎でっす！」


侑「それにしてもいい匂いだねぇ～」 ｸﾝｸﾝｯ

かすみ「たしかに美味しそうです」


ちゃんこ「どうぞっ！ たくさんあるので食べてくださいっす！」

侑「じゃあ、お言葉に甘えて！」


ちゃんこ「いま、よそうっす！」


　ﾄﾞﾊﾞｯ


ちゃんこ「どうぞっす！」 ｽｯ

侑「ありがとう！ 私は少なくていいから、こっちの子にはたくさんあげてね」

ちゃんこ「了解っす！」


　ﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞｯ


ちゃんこ「どうぞっす！」 ｽｯ

かすみ「あ、ありがとうございます･･････」


かすみ（ちょっと侑せんぱい！ こんなに食べられないです！！） ﾋｿﾋｿ

侑「相撲で勝つにはまず身体から見直す必要があると思ってね、しっかり食べてよ」 ﾆｺｯ

かすみ「ええ～！？ なんでですかぁ！！」


侑「いただきまーす」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

侑「あ、いい出汁出てるねぇ～」

侑「凄くヘルシーだよ」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


かすみ「･･････」 ｼﾞｰｯ

かすみ「ま、確かに美味しそうなのでかすみんも頂いておこうかなぁ～」

侑「早く食べなよ」


かすみ「いただきまぁす」

かすみ「あむっ･･･」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･


かすみ「あっ、意外とあっさりとしてて美味しいですねぇ～」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

侑「これ、野菜もたっぷりだしたくさん食べられるよ」

かすみ「最初ちょっと不安でしたけど、これなら問題ないですねぇ」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


ちゃんこ「おかわりたくさんありますんで、ガンガン食べてくださいっす！」


侑「私、おかわり貰おうかな」 ｽｯ

ちゃんこ「はいっ！ お待ち下さいっす！」


　ﾄﾞﾊﾞｯ


ちゃんこ「どうぞっす！」 ｽｯ

侑「ありがとう」


侑「じゃあ2杯目いただきま～す」

侑「あむっ･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


侑「うん、さっきより野菜がくたくたに煮込まれて、味が染みて美味しいねぇ～」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


かすみ「･･････」 ｼﾞｰｯ

かすみ「･･････」 ｺﾞｸﾘｯ


かすみ「か、かすみんもおかわり貰おうかなぁ･･････」 ｽｯ

ちゃんこ「はいっす！ 相撲するならしっかり食べて体力つけてくださいっす！」


　ﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞﾄﾞﾊﾞｯ


ちょっと「どうぞっす！！」 ｽｯ

かすみ「あ、ありがとうございます･･････」


かすみ「うわぁ！ 量多いですぅ！」 ｽﾞｼｯ

侑「大丈夫だよ、しっかり煮込まれて食べやすいから」


かすみ「･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

かすみ「あ、さっきよりも美味しいですねぇ～」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

侑「･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

かすみ「･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


ちゃんこ「おにぎりもたくさんありますんで食べてくださいっす！」

侑「じゃあおにぎりも貰うね」 ｽｯ


侑「うん、鍋ものにはおにぎりが合うよねぇ」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

かすみ「たしかにそうですねぇ･･･」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


ちゃんこ「じゃんじゃん食べてくださいっす！」


侑「うん、これなら毎日食べられるよ」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

かすみ「このお出汁、いい味してますよねぇ～」

かすみ「かすみんのコッペパンに活用したいくらいですねぇ～」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

────
──


侑「ぷはぁっ、ごちそうさまでした！」

かすみ「うっぷ･･･ ご、ごちそうさまでした･･･」


ちゃんこ「綺麗に食べきって貰えて嬉しいっす！」 ﾆｺﾆｺ


侑「いやぁ、食べた食べた･･････」

かすみ「お腹いっぱいですねぇ･･････」


侑「ふああっ･･･ 食べ過ぎたせいか眠いねぇ･･･」

かすみ「たしかにそうですねぇ･･････」


ちゃんこ「しっかり食べてしっかり寝ると強い身体になれるっす！」


侑「昼休みもう少し時間あるから･･･ 寝ようかな･･････」

かすみ「Zzz･･････」

侑「むふぅ･･･ Zzz･･････」

────
──


ちゃんこ「2人とも！ そろそろ起きてくださいっす！」

ちゃんこ「昼休み終わるっす！」


侑「んん～っ？」 ﾑｸｯ

侑「爆睡してたか･･････」 ｺﾞｼｺﾞｼ


かすみ「はえっ･･･」 ﾋﾞｸｯ

かすみ「ここ何処ですかぁ･･･」 ｷｮﾛｷｮﾛ


かすみ「はっ！ 授業が始まりますねぇ！」

侑「じゃあ、また放課後！」


侑「ちゃんこちゃんもありがとね！」

ちゃんこ「どういたしましてっす！」

────
──

～放課後・普通科1年教室～


侑「かすみちゃーん！」

かすみ「あ！ 侑せんぱーい！」


かすみ「1日に何回も来たらぁ～、私達噂されちゃうじゃないですかぁ～？」

侑「あはは･･･ それより行こうか」

かすみ「へ？ 部活ですかぁ？」

侑「うん、部活は部活だけど･･････」


────
──

～ちゃんこ鍋同好会～


ちゃんこ「お2人共、また来てくれて嬉しいっす！」

侑「今度は何か手伝うよ」

ちゃんこ「では、野菜を切って下さいっす！」

かすみ「かすみんもやりますね」

・
・
・

ちゃんこ「切った野菜を鍋に入れて煮込んで行くっす！」

侑「うわぁ、美味しそう！」

ちゃんこ「昼休みとは違う味付けっすよ！」

侑「それは楽しみだなぁ～」 ﾆｺﾆｺ

　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ


　「うっす！ 食事出来たっすか？」

ちゃんこ「うっす！ バッチリっす！」

　「んん～！ いい匂いっす早く食いたいっす！」


侑「ちゃんこちゃん、こちらは？」

ちゃんこ「相撲同好会のすも子ちゃんとすも美ちゃんっす！」

すも子「はじめましてっす！」

すも美「よろしくお願いしますっす！」


ちゃんこ「みんな揃ったところで美味しく頂くっす！」

すも子「ちゃんこちゃん、今日も米10合炊いて来たっす！」

すも美「炊き立てっす！」

ちゃんこ「いつもありがとうっす！」


かすみ「ええ～！ 10合ですかぁ！？」

ちゃんこ「でも今日は5人で食べるので足りないかもしれないっす！」

侑「あはは･･････」


すも子「いただきますっす！」

すも美「いただきますっす！！」


すも子「ふがふがっ･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･

すも美「がぶがぶっ･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


かすみ「お2人とも凄い食べっぷりですねぇ～」 ﾎﾟｶｰﾝ

ちゃんこ「相撲道を極めるならばこれくらい食べないとダメっす！」


侑「私達も頂こうか」

かすみ「そ、そうですね･･･」


侑・かすみ「いただきまーす」


侑「どれどれ？」 ｽﾞｽﾞｯ ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･

侑「うん、お昼に頂いたのともまた違うね」

かすみ「鶏肉がいっぱい入っていていい出汁出てますねぇ～」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


ちゃんこ「養鶏同好会から1羽貰って来たっす！」

かすみ「え！？ そんな同好会あるんですかぁ！」 ﾋﾞｸｯ


ちゃんこ「おかわりしたい時は自分でよそって下さいっす！」


侑「じゃあお言葉に甘えて･･･」 ﾄﾞﾊﾞｯ

侑「かすみちゃんは？」

かすみ「じゃあかすみんもいただきます」 ｽｯ


侑「了解！」 ﾄﾞﾊﾞｯ

侑「はい、鶏肉多めね」 ｽｯ

かすみ「ありがとうございます」

すも子「お2人さん、炊き立てご飯もどうぞっす！」


　ﾄﾞﾝｯ


かすみ「ええっ！ 何ですかぁ！ この大きな丼は～！」 ﾋﾞｸｯ

侑「これ、ラーメン用の丼だよね･･････」

すも美「これくらい食べないとダメっす！ お腹いっぱいにならないっす！」


かすみ「じゃあ･･･ いただきまぁ～す」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

かすみ「あ、量はともかく美味しいお米ですねぇ」

侑「あ、ほんとだ」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


すも子「あっ！ 今日は人数が多いからご飯が足りなくなったっす！」

ちゃんこ「代わりに何か作るっすか？」


かすみ「それでしたら頂きっぱなしで申し訳ないのでかすみんのコッペパンはいかがですかぁ？」


　ｻｯ


すも子「おお～！ 何とも美味そうなパンっす！」

すも美「どっから出て来たっすか！ 凄いっす！」

かすみ「たくさんあるので召し上がれ～」 ﾆｺﾆｺ


すも子「ふがふがっ･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ

すも美「がぶがぶっ･･････」 ﾓｸﾞﾓｸﾞ


かすみ「どうですかぁ？？」

すも子「うまいっす！ 最高っす！」

すも美「これは腹持ちも良さそうで大満足っす！」


すも子「ふがふがっ･･････ んぐっ･･････」

すも子「あ゛あ゛っ･･･ 喉に詰まったっす･･････」

すも美「美味いからってがっつき過ぎっす！」

すも美「コーラで流し込むっす！」 ｽｯ

すも子「ぐびぐびぐびっ･･････」


すも子「ぷはぁ～！ 窒息するかと思ったっす！」

すも美「レディなんだからもっと上品に食べるっす！」

すも子「すまんっす･･････」


かすみ「こんなに勢いよく食べてくれるなんてかすみん嬉しいっす～」 ﾆｺﾆｺ

侑「あはは～･･･ って、大量にあったちゃんこ鍋がもう無くなってる･･････」

ちゃんこ「明日からは材料を1.5倍用意しないといけないっすね」

────
──


侑「ふぅ～、お腹いっぱいだよ～」 ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ

かすみ「かすみもです～･･･ あんな丼にたくさんのご飯なんて初めて食べましたよぉ･･･」 ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ


ちゃんこ「満足して貰えたみたいで良かったっす！」


すも子「あー、食った食ったっす！」

すも美「食後のアイス食いたいっす！」


ちゃんこ「それは自分で買って来て下さいっす！」


すも子「よーしすも美、下校時刻まで寝るっす！」

すも美「おやすみ～っす！」


すも子「ぐがぁ～ ぐがぁ～」 Zzz･･････

すも美「ごああ～ ごああ～」 Zzz･･････


侑「ええ！？ 相撲同好会の2人は練習しなくて大丈夫なの？」

ちゃんこ「相撲同好会は早朝と昼休みに練習してるっす！」

ちゃんこ「放課後の活動はたらふく食って寝るだけっす！」


かすみ「うわぁ･･･ 凄すぎますねぇ･･････」


ちゃんこ「お二方も下校時間までぐっすり寝るっす！」


侑「かすみちゃん、じゃあ寝ようか」

かすみ「ふああっ･･･ たしかに眠くなってきましたよぉ･･･」


かすみ「おやすみなさいです･･･」 Zzz･･･

侑「私も～」 Zzz･･･

────
──


～下校時間～


ちゃんこ「2人共起きるっす！」 ﾍﾟﾁﾍﾟﾁｯ


侑「んんっ･･･ もうこんな時間･･････」 ﾎﾞｰ

かすみ「ふああっ･･････ むふうっ･･･」 ﾎﾞｹｰｯ


ちゃんこ「下校するっす！」

侑「そうだね･･･ かすみちゃん？ 帰るよ？」

かすみ「わかりましたぁ･･････」 ﾑﾆｬﾑﾆｬ


すも子「じゃあ、また明日っす！」

すも美「お疲れっす！」

ちゃんこ「2人共お気をつけてっす！」


　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ


侑「じゃあ、私達も帰るね」

かすみ「今日は色々とごちそうさまでした！」

ちゃんこ「また明日も来るっす！」

侑「来れたらくるよ」

ちゃんこ「待ってるっす！」


　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ


────
──


侑「あれ？ 校門のところにいるの相撲同好会の2人じゃない？」

かすみ「あ、ホントですねぇ～」


侑「おーい、2人共～」


すも子「おお！ ちゃんこ鍋同好会のお二方奇遇っす！」

侑「ここで何してるの？」

すも美「これから口直しにアイス食って帰るところっす！」

かすみ「あ、アイス！？」

すも子「冷たくてさっぱりするっす！」

すも美「奢るので2人も来るっす！」

侑「じゃあお言葉に甘えようかな」 ﾆｺｯ

侑「かすみちゃんもいいでしょ？」

かすみ「は、はい･･･ ありがとうございます･･･」


────
──

侑「アイスは何処でたべるの？」

すも子「もうすぐ着くっす」

かすみ「ええ？ あそこのスーパーですかぁ？」

すも美「その通りっす！」

・
・
・

～スーパー店内～


侑「アイスコーナーはあそこかな？」

かすみ「スーパーはコンビニより安く買えるのでいいですよねぇ～」

侑「かすみちゃん、何食べる？」

かすみ「ん～、かすみんはぁ･･･ イチゴ味にしましょうかねぇ～」

侑「私はどうしようかなぁ･･････」


すも子「2人共、アイスはもう買ったっす！」

侑「ええ！？ もう！？」

かすみ「そういえば奢って貰えるお話だったので選ぶ権利はないですねぇ～」

すも美「外のベンチで食べるっす！」

・
・
・

～店外のベンチ～


すも子「2人共、どうぞっす！」


　ｽﾞｼｯ


侑「ええ！？ これファミリーサイズのやつじゃん！」

かすみ「分けて食べるんですかぁ？」

すも美「1人1個っす」

すも子「アイスは2リットルサイズは必須っす」


侑「ええ～！？ 食べ切れるかなぁ･･･」

すも美「2人共、スプーンっす」 ｽｯ

かすみ「ええ！？ これって取り分け用のスプーンじゃないですか！？」

すも子「こういう時の為に常備してるっす」

すも美「溶ける前に食べるっす」

侑「いただきまーす･･････」

かすみ「いただきまぁす･･････」


すも子「んん～っ！ 食後のデザートはアイスに限るっす」

すも美「冷たくて美味いっす」


侑「あむっ･･･」 ﾑｸﾞﾑｸﾞ･･･

かすみ「なんか大きいと贅沢な気がしてきますねぇ」 ﾑｸﾞﾑｸﾞ


侑「あっ･･････」 ｷｰﾝ

かすみ「くうううっ･･････ 来たですっ･･････」 ｷｰﾝ


侑「アイスとか急いでたべるとこうなるよねぇ･･･」

かすみ「頭がキーンっとしますよぉ～」

侑「くううっ･･････ いやぁ、しんどい！」


すも子「急いで食べないと溶けるっす！ 早く食べるっす！」

かすみ「とはいえ、なかなか進まないですよぉ」

すも美「まだまだ精進が足らないっす！」


侑「2人はもう食べたの？」

すも子「これくらいすぐ完食っす」

かすみ「凄すぎですよぉ･･････」

────
──

侑「じゃあ2人ともごちそうさま」

かすみ「アイスありがとうございましたぁ」 ﾍﾟｺｯ

すも子「どういたしましてっす！」

すも美「明日もよろしくっす！」

・
・
・

侑「ファミリーサイズのアイス全部食べたから体が寒い気がするね」 ｱﾊﾊ

かすみ「何だかお腹壊しそうですよぉ･･･」 ｹﾞｯｿﾘ


かすみ「でも、コッペパンをたくさん美味しそうに食べてくれたので嬉しかったですねぇ～」 ﾆｺﾆｺ

侑「みんな喜んで食べてたね」

────
──


～1週間後～


　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ


かすみ「お疲れさまっす」

果林「あら？ かすみちゃん随分久しぶりに来たんじゃない？」

かすみ「ちょっと色々ありましてねぇ～」 ｱﾊﾊ


侑「どうもっす」

侑「みんなごめんね～、1週間もサボって･･･」


彼方「2人共～、なんだか太ったんじゃなあい？」

エマ「ホントだねえ～、ぷっくりしてるよ？」


かすみ「ふっふっふ･･･ 相撲で勝つ為に修行していましたから」 ﾆﾁｬｱ

せつ菜「しゅ、修行ですか！？ くぅ～！ なんて熱いことを～！」


かすみ「誰でもいいから勝負するです」 ﾆﾁｬｱ

愛「じゃあ愛さんが相手しようかな！」

かすみ「のぞむところです」 ﾆﾁｬｱ

エマ「では、見合って見合って～」

エマ「はっけよーい、のこった！」


愛「おりゃあ～！」 ﾀﾞｯ

かすみ「ふっふっふ」 ﾆﾁｬｱ


　ﾄﾞﾝｯ


かすみ「はえ？？」


　ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ


かすみ「ぎゃああああ」


　ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ


かすみ「うわーん！ 痛いですぅ！ ひどいですよぉ！」

愛「あれぇ？ 修行したんじゃなかったの？」

果林「修行って何してたのかしらぁ？」

侑「あはは･･･ 毎日たくさんちゃんこ鍋食べたり色々食べたりしてたんだよね～」 ﾌﾟｯｸﾘ

彼方「それ太っただけで修行でも何でもないよお？」


かすみ「うわあああん！ これじゃただのぽっちゃりさんですぅ！ かすみんがでぶみんになってしまったです～！！！」 ﾌﾟｯｸﾘ

侑「ごめんね、私が余計なことしたから･･･」 ﾌﾟｯｸﾘ

かすみ「侑せんぱい責任取ってくださいよぉ！」 ｳｴｰﾝ

侑「じゃあ今度はダイエット同好会にお世話になろうか･･････」

エマ「あはは～、頑張ってね･･･」


侑「じゃ、私達やせたら帰ってくるから！」

せつ菜「新しい修行ですね！？ 頑張ってください！！」 ﾍﾟｶｰ

かすみ「恥ずかしいですぅ！ 早く痩せたいですぅ～！！」



～おしまい～

久々にぶりっぶりのかすみん見た