1: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:05:52.88 ID:YDWxyC0A.net
ダイヤ「い、今誰か……?」キョロキョロ
マイコー「ここだよ、ダイヤちゃん」
ダイヤ「わたくしの名前を!? 誰ですの!? 姿をお見せなさい!」
マイコー「ここだよ、ここ!」
ダイヤ「ここって、この部屋にはわたくししか――」
ダイヤ「……どうしてアザラシがいますの?」
ダイヤ「これは確か鞠莉さんのペットの」
マイコー「Aqoursの新メンバーのマイコーだよ!」
マイコー「ここだよ、ダイヤちゃん」
ダイヤ「わたくしの名前を!? 誰ですの!? 姿をお見せなさい!」
マイコー「ここだよ、ここ!」
ダイヤ「ここって、この部屋にはわたくししか――」
ダイヤ「……どうしてアザラシがいますの?」
ダイヤ「これは確か鞠莉さんのペットの」
マイコー「Aqoursの新メンバーのマイコーだよ!」
2: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:07:51.47 ID:YDWxyC0A.net
ダイヤ「わたくしは認めませんわ! あなたは浦の星の生徒ではないでしょう!?」
ダイヤ「大体、アザラシがしゃべるわけありませんわ!」
ダイヤ「鞠莉さんがどこかでしゃべっているのでしょう?」
マイコー「ううん、マリーは関係ないよ。ボクがしゃべってるんだから」
ダイヤ「鞠莉さん、出てきなさい。今なら怒りませんわよ?」
マイコー「マリーは関係ないって! ボクは1人でここに来たんだ」
ダイヤ「1人? 前にいたアシカとオットセイは一緒ではないんですの?」
マイコー「デイビッドとスティーブは海に帰っちゃった……」
ダイヤ「そう、でしたの……」
ダイヤ「大体、アザラシがしゃべるわけありませんわ!」
ダイヤ「鞠莉さんがどこかでしゃべっているのでしょう?」
マイコー「ううん、マリーは関係ないよ。ボクがしゃべってるんだから」
ダイヤ「鞠莉さん、出てきなさい。今なら怒りませんわよ?」
マイコー「マリーは関係ないって! ボクは1人でここに来たんだ」
ダイヤ「1人? 前にいたアシカとオットセイは一緒ではないんですの?」
マイコー「デイビッドとスティーブは海に帰っちゃった……」
ダイヤ「そう、でしたの……」
3: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:10:07.62 ID:YDWxyC0A.net
ダイヤ「まあ、鞠莉さんは見当たりませんし、この部屋にはわたくしとあなたしかいないようですわね」
ダイヤ「信じがたいですけど、あなたがしゃべっていると仮定しましょう」
マイコー「カテイじゃなくてホントウなんだよ?」
ダイヤ「そんな非現実的なことは俄には信じられませんわ」
マイコー「じゃあボクはどうやってダイヤちゃんと意思疎通をしてるの?」
ダイヤ「ですからしゃべっていると仮定するんです。他に何か証拠が出てくれば仮定は取り下げますわ」
マイコー「うーん……。今はそれでいい、かな?」
ダイヤ「信じがたいですけど、あなたがしゃべっていると仮定しましょう」
マイコー「カテイじゃなくてホントウなんだよ?」
ダイヤ「そんな非現実的なことは俄には信じられませんわ」
マイコー「じゃあボクはどうやってダイヤちゃんと意思疎通をしてるの?」
ダイヤ「ですからしゃべっていると仮定するんです。他に何か証拠が出てくれば仮定は取り下げますわ」
マイコー「うーん……。今はそれでいい、かな?」
7: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:14:06.57 ID:YDWxyC0A.net
マイコー「ところで、ダイヤちゃんがこの学校で一番偉いんだよね?」
ダイヤ「偉いといいますか……。まあ生徒会長ですし生徒の中では」
マイコー「じゃあ、ボクをこの学校に通わせてほしいんだ!」
ダイヤ「それはわたくしがどうにかできる話ではありませんわね」
マイコー「そっか……」
ダイヤ「お力になれずに申し訳ありません。よろしければどうして学校に通いたかったか教えてくれませんか?」
マイコー「友達がほしかったんだ」
ダイヤ「友人が?」
ダイヤ「偉いといいますか……。まあ生徒会長ですし生徒の中では」
マイコー「じゃあ、ボクをこの学校に通わせてほしいんだ!」
ダイヤ「それはわたくしがどうにかできる話ではありませんわね」
マイコー「そっか……」
ダイヤ「お力になれずに申し訳ありません。よろしければどうして学校に通いたかったか教えてくれませんか?」
マイコー「友達がほしかったんだ」
ダイヤ「友人が?」
9: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:15:41.93 ID:YDWxyC0A.net
マイコー「ボクはたった1人で遠い北の国から流氷に乗ってきたんだ」
マイコー「マリーに飼ってもらって、善子ちゃんとは友達になれたけど、1人で旅をしていた時間はあまりに長くて、心のスキマは埋まらないの」
マイコー「だから、もっともっと友達を作って、ハッピーになりたいんだ!」
ダイヤ「マイコーさん、苦労してきたんですわね」ホロリ
マイコー「ねえ、ダイヤちゃん。浦の星女学院には入れなくても、Aqoursには入れないかな?」
ダイヤ「……。残念ながら」
マイコー「そっか、そうだよね」
マイコー「ボクみたいなのがいたら迷惑だもんね」
マイコー「マリーに飼ってもらって、善子ちゃんとは友達になれたけど、1人で旅をしていた時間はあまりに長くて、心のスキマは埋まらないの」
マイコー「だから、もっともっと友達を作って、ハッピーになりたいんだ!」
ダイヤ「マイコーさん、苦労してきたんですわね」ホロリ
マイコー「ねえ、ダイヤちゃん。浦の星女学院には入れなくても、Aqoursには入れないかな?」
ダイヤ「……。残念ながら」
マイコー「そっか、そうだよね」
マイコー「ボクみたいなのがいたら迷惑だもんね」
11: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:18:42.96 ID:YDWxyC0A.net
ダイヤ「そうではありません!」
ダイヤ「Aqoursは、その。千歌さんが作り上げたグループです」
ダイヤ「ですので、わたくしがはいといって入れることもできません」
ダイヤ「わたくしに権限はないという意味での残念ながらですわ」
マイコー「……! じゃあ!」
ダイヤ「ええ、わたくしの方から話は通してみますわ」
マイコー「ありがとう! ダイヤちゃん!」
ダイヤ「Aqoursは、その。千歌さんが作り上げたグループです」
ダイヤ「ですので、わたくしがはいといって入れることもできません」
ダイヤ「わたくしに権限はないという意味での残念ながらですわ」
マイコー「……! じゃあ!」
ダイヤ「ええ、わたくしの方から話は通してみますわ」
マイコー「ありがとう! ダイヤちゃん!」
13: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:21:37.68 ID:YDWxyC0A.net
ダイヤ「それに、もしダメでもわたくしがあなたのお力になりますわ」
マイコー「それって友達になってくれるっていうこと?」
ダイヤ「まあ簡単にいえば」
マイコー「ダイヤちゃん!」
ダイヤ「苦労してきたマイコーさんだからですよ?」ニコニコ
マイコー「それって友達になってくれるっていうこと?」
ダイヤ「まあ簡単にいえば」
マイコー「ダイヤちゃん!」
ダイヤ「苦労してきたマイコーさんだからですよ?」ニコニコ
14: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:25:06.77 ID:YDWxyC0A.net
マイコー「よかった、最後にいい思い出ができて」
ダイヤ「最後……? どういうことですの!?」
マイコー「実はボク、近いうちに海に帰らなきゃならないんだ」
ダイヤ「! どうして!?」
マイコー「どうしても。ボクの居場所はここじゃないんだ」
ダイヤ「でもさっきまで浦の星に入るとかAqoursに入るとか!」アセアセ
マイコー「最後の思い出にって思ったんだけど、ダイヤちゃんが友達になってくれて満足できたんだ」
マイコー「ボクはまた1人きりになるけど、ダイヤちゃんっていう友達がいることを糧に頑張れる気がするよ」
ダイヤ「マイコーさん!」
ダイヤ「最後……? どういうことですの!?」
マイコー「実はボク、近いうちに海に帰らなきゃならないんだ」
ダイヤ「! どうして!?」
マイコー「どうしても。ボクの居場所はここじゃないんだ」
ダイヤ「でもさっきまで浦の星に入るとかAqoursに入るとか!」アセアセ
マイコー「最後の思い出にって思ったんだけど、ダイヤちゃんが友達になってくれて満足できたんだ」
マイコー「ボクはまた1人きりになるけど、ダイヤちゃんっていう友達がいることを糧に頑張れる気がするよ」
ダイヤ「マイコーさん!」
15: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:27:55.80 ID:YDWxyC0A.net
マイコー「じゃあね、ダイヤちゃん」
ダイヤ「マイコーさん、待って!」
マイコー「……止めないで。止められたら行きたくなくなっちゃう」
ダイヤ「ならいかなければいいんです! 千歌さんならきっとAqoursに入ることを許してくれますわ!」
ダイヤ「一緒に舞台に立って、もっと思い出を――」
マイコー「ううん。大丈夫、ダイヤちゃんのおかげでボクの傷は癒えたよ」
マイコー「ダイヤちゃんとはお別れになるけど、ボクっていう友達がいたこと、忘れないでね」
ダイヤ「忘れませんわ! 絶対に!」ウルウル
ダイヤ「マイコーさん、待って!」
マイコー「……止めないで。止められたら行きたくなくなっちゃう」
ダイヤ「ならいかなければいいんです! 千歌さんならきっとAqoursに入ることを許してくれますわ!」
ダイヤ「一緒に舞台に立って、もっと思い出を――」
マイコー「ううん。大丈夫、ダイヤちゃんのおかげでボクの傷は癒えたよ」
マイコー「ダイヤちゃんとはお別れになるけど、ボクっていう友達がいたこと、忘れないでね」
ダイヤ「忘れませんわ! 絶対に!」ウルウル
16: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:30:45.41 ID:YDWxyC0A.net
マイコー「じゃあね、今度こそいくね」
マイコー「また、どこかで会えるといいね」
ダイヤ「……っ! マイコーさん!」
鞠莉「なーんちゃって」
ダイヤ「……は?」
鞠莉「ボクマイコー」
マイコー「ボクマイコー」
ダイヤ「は?」
マイコー「また、どこかで会えるといいね」
ダイヤ「……っ! マイコーさん!」
鞠莉「なーんちゃって」
ダイヤ「……は?」
鞠莉「ボクマイコー」
マイコー「ボクマイコー」
ダイヤ「は?」
18: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:34:00.53 ID:YDWxyC0A.net
鞠莉「ほら、ここ。マイコーの首元にスピーカーをつけてたの」
鞠莉「それで私が外からスピークしてたってわけ」
鞠莉「ダイヤもこういうの騙されるんだね」ニヤニヤ
ダイヤ「……鞠莉さん?」
鞠莉「あっ、ペンギンとアザラシだから相性がよかったとか?」
ダイヤ「なっ!? 今度という今度は許しませんわ!」
マイコー「ダイヤちゃん、ケンカはダメだよ……?」
ダイヤ「マイコーさん……。って騙されませんわよ!?」
鞠莉「ダイヤが硬度10に戻ったー!」
ダイヤ「硬度10とはなんですか!」
鞠莉「それで私が外からスピークしてたってわけ」
鞠莉「ダイヤもこういうの騙されるんだね」ニヤニヤ
ダイヤ「……鞠莉さん?」
鞠莉「あっ、ペンギンとアザラシだから相性がよかったとか?」
ダイヤ「なっ!? 今度という今度は許しませんわ!」
マイコー「ダイヤちゃん、ケンカはダメだよ……?」
ダイヤ「マイコーさん……。って騙されませんわよ!?」
鞠莉「ダイヤが硬度10に戻ったー!」
ダイヤ「硬度10とはなんですか!」
20: (新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:35:23.68 ID:YDWxyC0A.net
鞠莉「あっ、約束忘れないでよね?」
ダイヤ「? 約束ってなんですの?」
鞠莉「マイコーのAqours加入の話を通してくれるって」
ダイヤ「無効にきまっているでしょう!?」
マイコー「そんなぁ……。ダイヤちゃん約束してくれたのに……」
ダイヤ「マイコーさん……。ってだから騙されませんわよ!?」
おわり
ダイヤ「? 約束ってなんですの?」
鞠莉「マイコーのAqours加入の話を通してくれるって」
ダイヤ「無効にきまっているでしょう!?」
マイコー「そんなぁ……。ダイヤちゃん約束してくれたのに……」
ダイヤ「マイコーさん……。ってだから騙されませんわよ!?」
おわり
25: (舞妓 どすえ)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 22:11:59.71 ID:2J8+Xo9b.net
ダイヤ姐さんかわいい
23: (地図に無い島)@\(^o^)/ 2016/06/15(水) 21:46:01.91 ID:qEalrKPN.net
子安感ある
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1465992352/