1: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:04:41.88 ID:5Z0jAfiP
真姫「花陽の声でヤってよ」
曜「えっ?」
真姫「花陽の声を出してって言ってんの。今日教えた発声法使えば出せるでしょう?」
曜「ま、真姫ちゃん……?」
真姫「ほら、そこにヘアカラースプレーと花陽の制服用意しておいたから。さっさと準備しなさいよね」
曜「……」
曜「えっ?」
真姫「花陽の声を出してって言ってんの。今日教えた発声法使えば出せるでしょう?」
曜「ま、真姫ちゃん……?」
真姫「ほら、そこにヘアカラースプレーと花陽の制服用意しておいたから。さっさと準備しなさいよね」
曜「……」
4: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:09:48.16 ID:5Z0jAfiP
真姫「まずは試しに声を出してみてちょうだい」
曜「えっと……こほん。私の名前は小泉花陽で
真姫「花陽はそんなこと言わない」
曜「えっ?」
真姫「花陽はそんなこと言わないわ。もっと自信なさげで、弱々しい感じを前面に押し出して。それくらいならできるわよね?」
曜「……」
真姫「言っておくけど容赦はしないわよ。ちゃんとできるようになるまで帰さないから」
曜「……」
曜「えっと……こほん。私の名前は小泉花陽で
真姫「花陽はそんなこと言わない」
曜「えっ?」
真姫「花陽はそんなこと言わないわ。もっと自信なさげで、弱々しい感じを前面に押し出して。それくらいならできるわよね?」
曜「……」
真姫「言っておくけど容赦はしないわよ。ちゃんとできるようになるまで帰さないから」
曜「……」
6: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:14:25.36 ID:5Z0jAfiP
曜「あ、あのっ!私っ!こっ!小泉、花陽です……」モジモジ
真姫「……」
曜「ダ、ダメ……?」
真姫「そうね。まあ及第点といったところかしら」
曜「よかったぁ……」ホッ
真姫「気を抜くのはまだ早いわよ。ほら、これ台本」パシッ!
曜「台本?」
真姫「ええ。花陽ってば最近私に対してどうも委縮しがちなような気がするの。ま、まぁ私がもともとこんな性格ってのもあるかもしれないけど……」
真姫「だからちゃんと花陽を怯えさせずに会話できるようになるまで練習するわ。そのために今日はわざわざあなたに来てもらったんだから」
曜「……」
真姫「……」
曜「ダ、ダメ……?」
真姫「そうね。まあ及第点といったところかしら」
曜「よかったぁ……」ホッ
真姫「気を抜くのはまだ早いわよ。ほら、これ台本」パシッ!
曜「台本?」
真姫「ええ。花陽ってば最近私に対してどうも委縮しがちなような気がするの。ま、まぁ私がもともとこんな性格ってのもあるかもしれないけど……」
真姫「だからちゃんと花陽を怯えさせずに会話できるようになるまで練習するわ。そのために今日はわざわざあなたに来てもらったんだから」
曜「……」
8: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:17:27.19 ID:5Z0jAfiP
真姫「こほん……ねえ、花陽?」
曜「ぴゃぁ!な、なあに、真姫ちゃん……?」
真姫「えっと……そうね。少しお弁当のことで相談したいことがあって」
曜「お弁当!?いいよいいよ!えっとね
真姫「むっ!」
曜「えっ!?な、何かマズイことでもあった……?」
真姫「花陽が積極的になるのは食全般に関してじゃなくてお米の話題限定よ。もう少しだけ溜めておきなさいよね。あなたのとこの食い意地の張った一年生とは違うんだから」
曜「そ、そっかぁ。ごめん……」
真姫「じゃあもう一回、やり直し」
曜「ぴゃぁ!な、なあに、真姫ちゃん……?」
真姫「えっと……そうね。少しお弁当のことで相談したいことがあって」
曜「お弁当!?いいよいいよ!えっとね
真姫「むっ!」
曜「えっ!?な、何かマズイことでもあった……?」
真姫「花陽が積極的になるのは食全般に関してじゃなくてお米の話題限定よ。もう少しだけ溜めておきなさいよね。あなたのとこの食い意地の張った一年生とは違うんだから」
曜「そ、そっかぁ。ごめん……」
真姫「じゃあもう一回、やり直し」
9: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:20:40.10 ID:5Z0jAfiP
真姫「こほん……ねえ、花陽?」
曜「ぴゃぁ!な、なあに、真姫ちゃん……?」
真姫「えっと……そうね。少しお弁当のことで相談したいことがあって」
曜「お弁当?」
真姫「ええ。毎日お弁当を用意するのって案外大変でしょう?たまには私も自分で作ってみようかなって思ってるんだけど……何かいいアイデアってないかしら?」
曜「ん~、簡単に作れて冷めても美味しいものがいいと思うけどぉ……今度一緒に作ってみる?」
真姫「いいの?」
曜「うんっ!真姫ちゃんのお手伝いなら大歓迎だよっ!」
真姫「あ、ありがと。花陽……//」
曜「えへへ~、真姫ちゃんのお役に立てるのなんて嬉しいなぁ~」
真姫「……っ///」
曜「ぴゃぁ!な、なあに、真姫ちゃん……?」
真姫「えっと……そうね。少しお弁当のことで相談したいことがあって」
曜「お弁当?」
真姫「ええ。毎日お弁当を用意するのって案外大変でしょう?たまには私も自分で作ってみようかなって思ってるんだけど……何かいいアイデアってないかしら?」
曜「ん~、簡単に作れて冷めても美味しいものがいいと思うけどぉ……今度一緒に作ってみる?」
真姫「いいの?」
曜「うんっ!真姫ちゃんのお手伝いなら大歓迎だよっ!」
真姫「あ、ありがと。花陽……//」
曜「えへへ~、真姫ちゃんのお役に立てるのなんて嬉しいなぁ~」
真姫「……っ///」
10: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:25:19.86 ID:5Z0jAfiP
曜「どう?こんな感じ?」
真姫「そうね、今度こんな感じで本物の花陽を誘ってみることにするわ。ありがと」
曜「うんっ!お役に立てたのなら何よりだよ!」
真姫「じゃあこれで私の用事はおしまい。……私の用事は、だけど」
曜「えっ?」
絵里「今度は私の頼みを聞いてもらうわよ」
曜「!?」
絵里「少し花陽に打ち明けてみたい相談があるの。本物の花陽に挑戦してみる前に……私の練習にも付き合ってくれるわよね?」
曜「……」
真姫「そうね、今度こんな感じで本物の花陽を誘ってみることにするわ。ありがと」
曜「うんっ!お役に立てたのなら何よりだよ!」
真姫「じゃあこれで私の用事はおしまい。……私の用事は、だけど」
曜「えっ?」
絵里「今度は私の頼みを聞いてもらうわよ」
曜「!?」
絵里「少し花陽に打ち明けてみたい相談があるの。本物の花陽に挑戦してみる前に……私の練習にも付き合ってくれるわよね?」
曜「……」
11: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:29:18.15 ID:5Z0jAfiP
絵里「ごめんなさい、花陽。急にこんなところに呼び出して」
曜「う、ううん。全然、平気です……えっと、絵里さん。話って
絵里「ストップ」
曜「えっ?」
絵里「呼称が違うわ。花陽が私を呼ぶときは『絵里さん』じゃなくて『絵里ちゃん』なの。そこのとこ二度と間違えないでちょうだい」
曜「……」
絵里「さ、気を取り直してもう一回練習いくわよ」
曜「よ、よーそろー……」
曜「う、ううん。全然、平気です……えっと、絵里さん。話って
絵里「ストップ」
曜「えっ?」
絵里「呼称が違うわ。花陽が私を呼ぶときは『絵里さん』じゃなくて『絵里ちゃん』なの。そこのとこ二度と間違えないでちょうだい」
曜「……」
絵里「さ、気を取り直してもう一回練習いくわよ」
曜「よ、よーそろー……」
12: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:33:23.20 ID:5Z0jAfiP
◇———◇
曜「はぁ~……」
曜(結局、なんだかんだめちゃくちゃ謎の練習に付き合わされることになっちゃったし……)
曜「……」
≪カガミ≫
曜(私って、そんなに花陽ちゃんに似てるかなぁ……?)
曜「自分じゃそんなに似てないって思ってるんだけどなー……」
曜「……ま、いいや。とりあえずヘアカラー落として
ガチャッ
曜「あ、千歌ちゃ
千歌「……かよちん?」
曜「えっ?」
千歌「かよちん……!?すっげー!本物のかよちんだ!」
曜「ち、千歌ちゃん……?」
曜「はぁ~……」
曜(結局、なんだかんだめちゃくちゃ謎の練習に付き合わされることになっちゃったし……)
曜「……」
≪カガミ≫
曜(私って、そんなに花陽ちゃんに似てるかなぁ……?)
曜「自分じゃそんなに似てないって思ってるんだけどなー……」
曜「……ま、いいや。とりあえずヘアカラー落として
ガチャッ
曜「あ、千歌ちゃ
千歌「……かよちん?」
曜「えっ?」
千歌「かよちん……!?すっげー!本物のかよちんだ!」
曜「ち、千歌ちゃん……?」
13: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:40:22.65 ID:5Z0jAfiP
千歌「ああああああのっ!!私っ!!かよちんのおにぎりです!!」
曜「お、落ち着いてよ千歌ちゃん。私は花陽ちゃんじゃなくて……」
曜(ううっ、幼馴染なら気づいてよぉ……)
千歌「じゃなかった!!えっと、その!!高海千歌役の高海千歌です!!ずーっとかよちんのファンでした!!サインください!!」ズイッ!
曜「あ、あの、その……//」
曜(ふぇぇ、千歌ちゃんがこんなに積極的になってくれるなんて……///)ドキドキ
千歌「……かよちん?」
曜「ち、千歌ちゃんは、さ。私のことが、好き……なのっ?//」
曜「お、落ち着いてよ千歌ちゃん。私は花陽ちゃんじゃなくて……」
曜(ううっ、幼馴染なら気づいてよぉ……)
千歌「じゃなかった!!えっと、その!!高海千歌役の高海千歌です!!ずーっとかよちんのファンでした!!サインください!!」ズイッ!
曜「あ、あの、その……//」
曜(ふぇぇ、千歌ちゃんがこんなに積極的になってくれるなんて……///)ドキドキ
千歌「……かよちん?」
曜「ち、千歌ちゃんは、さ。私のことが、好き……なのっ?//」
15: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:42:26.56 ID:5Z0jAfiP
千歌「はいっ!!出会った時からずーっとファンで……ってあれ?」
千歌「もしかして花陽ちゃんじゃない?」
曜「!?//」
千歌「……」ジーッ
曜「……」
千歌「……」
曜「……ダ、ダレカタスケテー!」
千歌「ちょぉっと待っててぇぇぇ!!!」
千歌「うおおおおお!!!すっげー!!!本物のかよちんのコーレスだ!!生コーレスだぁ!!!」
曜「……」
千歌「もしかして花陽ちゃんじゃない?」
曜「!?//」
千歌「……」ジーッ
曜「……」
千歌「……」
曜「……ダ、ダレカタスケテー!」
千歌「ちょぉっと待っててぇぇぇ!!!」
千歌「うおおおおお!!!すっげー!!!本物のかよちんのコーレスだ!!生コーレスだぁ!!!」
曜「……」
16: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:44:59.84 ID:5Z0jAfiP
それからそれから
千歌「ね~、かよちん!」
曜「な、なあに。千歌ちゃん……?」
千歌「えへへー!ずーっと大好きだよ!かよちん!」
曜「う、うん。私も千歌ちゃんのこと、大好きだよっ……//」
千歌「でへへー!」
よしりこまる「……」
梨子「愛の形が歪みきってるわね」
善子「っていうか曜はあんなんでいいのかしら?」
花丸「完全に近未来メリーバットエンドずら。ねっ、ルビィちゃ……」
ルビィ「……」
花丸「……ルビィちゃん?」
ルビィ「ぴゃぁぁぁぁ……!!」
ルビィ「本物の……本物の花陽ちゃんだぁ!!」
よしりこまる「えっ?」
千歌「ね~、かよちん!」
曜「な、なあに。千歌ちゃん……?」
千歌「えへへー!ずーっと大好きだよ!かよちん!」
曜「う、うん。私も千歌ちゃんのこと、大好きだよっ……//」
千歌「でへへー!」
よしりこまる「……」
梨子「愛の形が歪みきってるわね」
善子「っていうか曜はあんなんでいいのかしら?」
花丸「完全に近未来メリーバットエンドずら。ねっ、ルビィちゃ……」
ルビィ「……」
花丸「……ルビィちゃん?」
ルビィ「ぴゃぁぁぁぁ……!!」
ルビィ「本物の……本物の花陽ちゃんだぁ!!」
よしりこまる「えっ?」
17: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:46:18.44 ID:5Z0jAfiP
ルビィ「あ、あのねっ!花陽ちゃん!!」
ルビィ「ルビィもずーっとファンでした!!お話だけでいいので少しの間させてくださいっ!!」ギュッ!
曜「ふえっ!?//」
千歌「あっ、ずるーい!かよちんは私のものなんだから!!」
ルビィ「ルビィは小学校のころからずーっとファンだったんだもん!!」
千歌「関係ないね!!こっちはルビィちゃんが文字通り誕生する前からのファンだもんねー!!」
曜(その頃は千歌ちゃんだってまだ赤ちゃんなんじゃないかなぁ……?)
ルビィ「うゅゅゅゅ……!!」
千歌「むむむむ……!!」
曜「え、えっと……こほん。ケ、ケンカはだめだよっ!!二人とも仲良くしないとーっ!!」
千歌「はっ!?かよちん……」
ルビィ「花陽ちゃん……」
曜「私はどこにも行ったりしないよ。だからみんなで仲良くしよっ……?」
ちかルビ「うんっ!!」
よしりこまる「……」
しばらくの間CYaRon!にニセ花陽ちゃんもどきが加わった
ルビィ「ルビィもずーっとファンでした!!お話だけでいいので少しの間させてくださいっ!!」ギュッ!
曜「ふえっ!?//」
千歌「あっ、ずるーい!かよちんは私のものなんだから!!」
ルビィ「ルビィは小学校のころからずーっとファンだったんだもん!!」
千歌「関係ないね!!こっちはルビィちゃんが文字通り誕生する前からのファンだもんねー!!」
曜(その頃は千歌ちゃんだってまだ赤ちゃんなんじゃないかなぁ……?)
ルビィ「うゅゅゅゅ……!!」
千歌「むむむむ……!!」
曜「え、えっと……こほん。ケ、ケンカはだめだよっ!!二人とも仲良くしないとーっ!!」
千歌「はっ!?かよちん……」
ルビィ「花陽ちゃん……」
曜「私はどこにも行ったりしないよ。だからみんなで仲良くしよっ……?」
ちかルビ「うんっ!!」
よしりこまる「……」
しばらくの間CYaRon!にニセ花陽ちゃんもどきが加わった
18: (もんじゃ) 2021/08/28(土) 14:48:28.04 ID:5Z0jAfiP
終わりにゃ。本物のかよちんなら凛の隣で寝ているにゃ
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1630127081/