【SS】かのん「ポッキー買ってきちゃった…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ【ラブライブ！スーパースター!!】

かのちぃクゥすみ

かのん「……」ｿﾜｿﾜ

千砂都「……」ｿﾜｿﾜ

かのん「ち、ちぃちゃん、おなか空かない？」

千砂都「う、うん！　そう言えば空いたかも！」

かのちぃ「よかったらこれ！」-━ ｻｯ

かのちぃ「えっ」

かのん「……」-━

千砂都「……」-━

かのん「ふふっ。同じの買ってきてる///」

千砂都「えへへ。かぶっちゃったね///」

かのちぃ「うぃーっす♡」ﾕｳﾞｨｷｽ

かのん「……」-━ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

千砂都「……」-━ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

かのん（言う。今年こそ言うんだ！　ポッキーゲームしようって！）

かのん（こ、今年は公式ツイッターに載せる用って言えばおかしくないし！///）

かのん（ていうか幼馴染だったらポッキーゲームくらいしない方がおかしいもんね！←？）

千砂都「…ねぇかのんちゃん」

かのん「はう！　な、何？」ﾄﾞｷｰﾝ

千砂都「そんなにおなか空いてたの？」ｸｽｯ

かのん「へ？」

かのん「…はうあ！？」

かのん（か、考えごとしてたら…）

かのん（全部食べちゃった！）ｶﾞｶﾞｰﾝ

かのん（バカ！　私のバカバカ！　どうして毎年こうなんだろう…）ｽﾞｰﾝ

千砂都「……」

千砂都「…私も今かじってるのが最後の一本なんだけど」

千砂都「半分こ…する？///」

かのん「……」

かのん「えっ！？///」

かのん「…ち、ちぃちゃんが嫌じゃなければっ///」

千砂都「じゃあ…はいっ///」-━ｽｯ

かのん「！？」

かのん（ちょ、ちょっとは期待してたけど…）

かのん（ほんとに口にくわえたまま向けてきた！）

かのん（目も閉じてるし！）

かのん（いいのちぃちゃん！？　私勘違いしちゃうよ！？　そういう事と思っていいの！？）

かのん（ちぃちゃんも…）

かのん（同じ気持ちと思ってもいいの…？）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

かのん「じゃ、じゃあ…」

かのん「…もらうね？///」ｶﾀﾀﾞｷｯ

千砂都「！///」ﾋﾞｸｯ

かのん（うっ！）

かのん（かわいい！）

かのん（ちぃちゃんか゛わ゛い゛い゛っ゛！！）ｸﾞﾊｧｯ

かのん（だ、だめ、落ち着かなきゃ。折れちゃったらそこで終わりなんだから）

かのん（慎重に…慎重に…）-━ ｻｸｻｸ

千砂都「……」-━ ｻｸｻｸ

すみれ「ハァ～イ♪　グッアフタヌゥンエブリワ～ン♪」ﾊﾞﾀｰﾝ

かのちぃ「ぴょわあああああああ！？///」- ━ﾎﾟｷｯ

かのちぃ「…あ」- ━

可可「そんなに浮かれてバカじゃないデスか？　お世辞をお世辞と分からないって幸せでいいデスね！」ﾑｽｯ

すみれ「はー嫉妬ここちよ！ｗ　聞いてよくゎの～ん、ちぃすゎとぅ～ｗ」

すみれ「今日ね、ファンの子達からポッキーゲームしてくださいってポッキー責めに遭いまくって困ってるの！」ｳｷｳｷ

すみれ「まあこれもファンサのうちだから？　にこにこ笑顔でこなしたけれど？　人気が出すぎるのも考えものね～ｗ」

可可「ハー！！　お前が人気なのはグソクムシだからデス！　人類気取りで調子に乗ってんじゃねーデスよ！！」ｲﾗｲﾗ

すみれ「こいつさっきからこんな感じなのｗｗ　自分は頼まれないからってみじめね～ｗｗｗ」

可可「阿？」ﾋﾟｷｯ

クゥすみ「ギャー！！　ギャー！！」?ﾎﾞｶｽｶ

かのちぃ「……」

かのん（折れちゃった…最後の一本…）

恋「あのー…」

かのん「ひゃ！？　な、何？」

恋「あ、いえ、千砂都さんの方なんですけど。音楽科の子たちが一緒に写真を撮りたいと部室に来てまして」

千砂都「え、私？」

モブA「千砂都ちゃん久しぶり～！　ポッキーゲームの日だから推しと一緒に撮りたいなって思ってさ～！」

モブB「あ、もちろんくわえるフリだけでいいからね！」

千砂都「う、うん…」ﾁﾗｯ

かのん「…ファンサは大事だもんね。いってらっしゃいちぃちゃん」ﾆｺｯ

千砂都「…だね！　それじゃどんなポーズにする？」ﾃｸﾃｸ

モブ「えっとねー」ﾃｸﾃｸ

かのん「……」ﾎﾞｰ

かのん「ちぃちゃんは音楽科でも人気だったんだなぁ」ﾌﾌｯ

恋「人当たりが良くて実力もトップでしたからね。見た目も良いですし」

かのん「ちぃちゃんが人気あると私も嬉しいよ」ｳﾝｳﾝ

すみれ「はぁはぁ…あんた達って嫉妬とかしないのね。見習いなさいよ太眉毛」ｾﾞｪｾﾞｪ

可可「このナチュラルさがいいんデス！　すみれは写真に修正かけすぎデスよ！！」ｾﾞｪｾﾞｪ

すみれ「あ？」ﾋﾟｷｯ

可可「阿阿？」ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ

恋「ま、まあまあ。やはりかのんさん達は過ごした年月が長いからなんでしょうね。嫉妬などとはとても無縁の…」

かのん「?」ﾑｽｯ

可可「ピェッ！？」

すみれ「な、何！？　何か気に障った！？　べ、別に本気で喧嘩してたわけじゃないのよ！？」

恋「いっいえ、そういうわけでは無さそうですよ。おそらくあれです…」ﾁﾗｯ

ななみ「私エンゼルパイ持ってきたの、千砂都ちゃん好きそうだなって。一緒にかじろ？」

千砂都「これポッキーより恥ずかしいって～///」

恋「…あの方は音楽科ではないですね。確かかのんさん達のクラスの…？」

すみれ「ななみね。なやここトリオの。何？　まさかと思うけど…やきもち？」

恋「珍しいですね。いつも千砂都さんが誰とお話していても後方彼氏面で見てますのに」

かのん「またエ　チなサイトで変な言葉覚えてきてる」ﾑｽｯ

恋「別にエ　チでも変でもありません！///」

ヤエ「まーたかのんちゃんやきもち焼いちゃったかｗ」

可可「噂をすれバ。よくある事なんデスか？」

ヤエ「千砂都ちゃんななみにはちょっと態度違うんだよね～。なんていうか甘い？みたいな」ﾆﾔﾆﾔ

ここの「かのんちゃん昔からななみだけは警戒してるんだよね～」ﾆﾔﾆﾔ

かのん「別に警戒してない！」

すみれ「ふーん。でも改めて見ると小柄だし顔も結構かわいいわね」

かのん「そりゃね。私も部員集める時に真っ先に声かけたからね」ﾑｽｯ

ここの「私もかけられたよ」ﾌﾌﾝ

ヤエ「私も」ﾌﾌﾝ

すみれ「私もよ」ﾌﾌﾝ

恋「わたくしもです」ﾌﾌﾝ

可可「可可が発起人デスからね！？　お前かけられてないの？ｗ　みたいな目やめてくれマスか！？」

かのん「可可ちゃん。お願いがあるんだけど」

可可「かのんの頼みとあらバ！　なんでも言ってくだサイ！」ｴﾍﾝ

かのん「ななみちゃんの弱点探ってきてよ」

可可「エ」

かのん「弱点」

可可「エ、エット…」

かのん「……」

可可「あの、一応聞かせてほしいんデスけど。それって何のためなのカナ～。…って思ったリ。アハハ…」

かのん「ちぃちゃんは部を作りたいってお願いした時、何も聞かずに恋ちゃんの弱点を探ってきてくれたよ？」

恋「初耳ですが！！？？」

かのん「可可ちゃんはしてくれないの？？」ｽﾞｲ

可可「で、でも可可…ななみサンに恨みは無いといいマスか…」

かのん「今が恩返しの時だよ？？？？？」ｽﾞｽﾞｲ

可可「アッ…アウ…」ｳﾙｳﾙ

すみれ「やめなさい！」ﾋﾞｼｯ

かのん「あが！」

可可「しゅみれぇ～！」ﾋﾞｴｰﾝ

かのん「だって…！　だってちぃちゃんが…！」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

すみれ「ああもう。弱点じゃないならいいわよ」

かのん「え？」

すみれ「だから。千砂都がななみに甘い理由だったら探ってきてあげてもいいって言ってるの」

かのん「す…すみれちゃ～ん！」ﾋｼｯ

すみれ「ダイオウグソクムシに乗ったつもりで待ってなさい」ﾌﾌﾝ

　
千砂都「え？　私がななみちゃんに甘い？」

千砂都「やだなぁ～、気のせいだよぉ～///」

千砂都「え？　誰にも言わないから本当のことを言えって？　何の根拠があってそんな…」

千砂都「だ、だからぁ…」

千砂都「……」

千砂都「ほんとにナイショだよ？　絶対だよ？///」

千砂都「あのね…ななみちゃんって…」

千砂都「……」

千砂都「初恋の相手に…似てるんだ…♡」

すみれ「」

かのん「すみれちゃん！　どうだった！？」ﾊﾗﾊﾗ

すみれ「そそそうねえええ？　べべ別に特に理由は無いみたいよおおお？？？」ｶﾞｸｶﾞｸ

かのん「なんでそんなに痙攣してるの？」

すみれ「ヤクが切れただけよ」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ（※ヤクルト）

かのん「汗やばいよ？」

すみれ「ややヤクのせいよよよよ」ｶﾞｸｶﾞｸﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

かのん「ふーん」

すみれ「……」ﾀﾞﾗﾗﾗ

かのん「まあどうでもいっか！　重要なのはちぃななが気のせいだった事だもんね！」

すみれ（ほっ）

可可「かのーーーん！　やばデス！！　一大事デス！！！」ｶﾞﾁｬ

可可「千砂都に直接聞いてきましタ！　どうやらななみサンは…」

可可「千砂都の初恋の相手に似てるらしいデスよ！！！！！」ﾄﾞﾔｧ

すみれ「」

かのん「」?ﾁｰﾝ

すみれ「アホ！　アホチャイナ！」ﾋﾞｼｯﾋﾞｼｯ

可可「なんデスか！？　可可はかのんの頼みならバとグソクムシのかわりに勇気を出しテ…！」ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ

かのん「あははははははは！！」

クゥすみ「！？」ﾋﾞｸｯ

かのん「薄々さ。そうじゃないかなとは思ってたんだよね」

かのん「でもさ。小さい頃から一緒にいてさ。転科とか色々あったからさ」

かのん「…ちぃちゃんも私のこと好きなのかなって」ｼﾞﾜｯ

かのん「両想いなのかなって…思っちゃったんだよね…」ｸﾞｽｯ

可可「か…かのん…」

すみれ「……」

かのん「うっうう…。だ、駄目だよねこんなの。ななみちゃんいい子だもん。切り替えて私も二人を応援…」ｸﾞｽｯ

すみれ「アホジ　ップ！」ﾋﾞｼｯ

かのん「あいて！　な、何！？」

すみれ「あんた本当にそれでいいの！？」

かのん「え」

かのん「…よくないよ」

かのん「よくないけど…しょうがないじゃん…」ｼﾞﾜｯ

すみれ「私の人生なんて失恋だらけよ！！！」ｸﾜｯ

可可「エ」

かのん「えっ」

すみれ「でも諦めなかったから…ここに居るわ」

すみれ「…千砂都はもっとでしょ」

すみれ「私昔から要領良かったわ。千砂都は違ったのよね？」

すみれ「なら凄い千砂都になるために沢山失望も味わってきたはずじゃない」

すみれ「千砂都を好きだと言っておきながら、あんたはあっさり諦めるの？」

かのん「……」

すみれ「ねぇかのん。やっぱり自分で千砂都に聞きなさい。こんなの他人が聞いたって何もわかんないのよ」

すみれ「本人にしか言ってくれない言葉がきっとある」

すみれ「まずはそれを…聞きに行かなくちゃ」

かのん「……」

かのん「ありがと二人とも。私、行ってくる！」ﾀﾞｯ

すみれ「可可は余計な事しかしてないけどｗ」ﾌﾘﾌﾘ

可可「……」ﾑｽｯ

すみれ「怒るな怒るな。まぁね、こういう時はショ～ウビジネスの経験値がもろに出るっていうか…」ﾄﾞﾔｧ

可可「それはよかったデスね！！！！！！」

すみれ「え」

すみれ「…マジギレ？」

すみれ「……なんで？」

可可「あなた今何歳デスか！？　はー汚らわしいデス！」

可可「その歳であたかも熟練者かのように、し…失恋の数を誇るナド！！」ﾜﾅﾜﾅ

すみれ「…は？」

可可「いいデスか！？　真実の愛というのは生涯に一つなのデス！！」

可可「自分から軽薄で尻軽デスと吹聴するナド言語道断！」

可可「やれポッキーゲームだのやれバナナはおけつに入りますかだの…」

可可「すみれは最悪のグソクムシデス！！！！！」ｸﾞｽｯ

すみれ「……」

すみれ「あのさ」ﾁｮﾝﾁｮﾝ

可可「触るナ！！　ビ　チが感染るデス！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

すみれ「ひょっとして比喩。わかってない？」

可可「…エ？」

すみれ「例え例え。ほら私ずっと希望が叶ってこなかったでしょ。それを失恋って言ってみただけ、なんだけど？」

可可「……」

可可「ハ？」

すみれ「大体そっちの意味なら私が失恋するはずないじゃない。こぉんなにギャラクシーな美少女なんだから♪」ﾌﾌﾝ

可可「な…な…///」ｶｧｯ

可可「なら最初からそう言えデス！！　頭悪いクセに！！！」ｸﾞｧｰ

すみれ「は？？　頭いい奴がなんで比喩の一つもわからんの？？？」ﾋﾟｷｯ

可可「可可はデジハリA判定デスよ！！　グソクムシとは格が違いマス！！」

すみれ「デジハリ書く時点で頭悪いでしょうが！！」

可可「つまり何デスか。すみれは恋愛経験」

可可「　ゼ　ロ　」

可可「の分際で。かのんに偉そうな口を叩いたのデスか？」

すみれ「あ？？？」ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ

可可「はー！　そんな事だろうと思いましタ！　すみれがそんなにモテるはずないデスからね！」ﾔﾚﾔﾚ

可可「あだ名もグソクムシだシ！　海洋生物にガチ恋する人なんて可可が知る限り日本に一人だけデスよ！！」

すみれ「お前しか呼んどらんわ！！　だろうと思ったって、めちゃくちゃキレてたでしょうが！！！！」

可可「はー？　どう見てもキレてるのはすみれの方デスがー？」

すみれ「ハァ！？　ンッギャラァァァァ！！？？」

可可「……」

可可「そうデスか…すみれは恋愛経験無しなのデスか」

可可「エヘヘ…///」

千砂都「うーん恋ちゃんにはコンバースも似合うねぇ。でもやっぱり王道を行くナイキかな？」

恋「す、すみません、専門外なもので…お任せします」ｷｮﾛｷｮﾛ

千砂都「どうしたの？　なんか今日の恋ちゃん変じゃない？」

恋「え！？　そ、そうですか？　自慢ではありませんが、わたくしいつも変と言われておりますが！？」

千砂都「それもそうだね」

恋「……」

恋（うう…可可さんから聞かなければよかったです…ななみさんが…）

恋「千砂都さんの初恋の方…なんて…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

千砂都「えっ！？///」

千砂都「もー何なの今日は！　すみれちゃんといい可可ちゃんといい何か企んでる！？///」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

恋「え！？　わ、わたくし口に出ていましたか！？」

千砂都「言ってたよ！　私の初恋がどうとかって！」ﾑｽｯ

恋「す、すみません！　初恋の人が今わたくしたちのブームでして！」ｱｾｱｾ

千砂都「まったくもう…」

千砂都「まあみんな知ってるなら隠してもしょうがないけど。かのんちゃんには言わないでよ？」

恋「そ、それはもう…」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

千砂都「ただでさえ今日変な感じになっちゃってどんな態度とればいいのか分かんなかったのに」

千砂都「このうえ本人に初恋の人だなんて知られたら」

千砂都「もう顔合わせられないもん…///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

恋「……」

恋「はい？」

恋「ええと」

千砂都「何？」

恋「千砂都さんの初恋の人は…？」

千砂都「どうして何度も言わせようとするの！///　そうだよ！　かのんちゃんだよ！　はいもうこの話おしまい！///」

恋「は、はい…」

恋「……」ﾃｸﾃｸ

恋（え？　え？）

千砂都「でさ～あれがこれで～」ﾃｸﾃｸ

恋「あの。千砂都さんのクラスになやここさん…っていらっしゃるじゃないですか」

千砂都「そんな個人みたいに。いるいる。昔からずっとトリオなんだよね」

恋「その、誰かに似てるなぁって。思ったりしません？」

千砂都「え？　芸能人とかで？」

恋「はい」

千砂都「恋ちゃんがこういう話するの意外だね。うーんぱっと出てこないけど」

恋「げ、芸能人じゃなくてもいいですよ！　例えば…」

恋「かのんさん…とか」ﾁﾗﾘ

千砂都「かのんちゃん」

恋「はい」

千砂都「…どこが？？？」ｽﾝ…

恋「ですよね！　すいません！！！」ｱｾｱｾ

恋（どういう事でしょう…さっぱり話が分からなくなりました…）ﾃｸﾃｸ

千砂都「NHKホールだ。ずいぶん遠出しちゃったね。そろそろ帰ろうか」ﾃｸﾃｸ

恋「ええ…」ﾊｯ

恋「あっっ！！！」

千砂都「わ！　な、何！？」

恋「み、見てください千砂都さん！　あれは…NHKホールの前にいるあの方は…」

恋「どーもさんですぅーーー！！！」ｷﾗｷﾗｷﾗ

千砂都「…ほんとだぁ。番組の収録かな？」

恋「なんでそんなにテンション低いんですか！？　サイン！　いえせめて握手をしていただきましょうよ！！」ﾜﾀﾜﾀ

千砂都「ん…じゃ行こうか…」ﾉﾛﾉﾛ

恋「……」

恋「あの…もしかして…」

恋「…四角いからですか？」

千砂都「……」ﾉﾛﾉﾛ

恋「……」

千砂都「私としてはどーもくんよりね…」ﾊｯ

千砂都「あーーーーー！！！！！」ｷﾗｷﾗｷﾗ

恋「え！？　な、何ですか！？」

恋（突然キラキラ恋する乙女の目になった千砂都さん）

恋（思わずその視線を追って、その先にいた方を見て）

恋（――わたくしは全てを理解しました）

恋（どうして話がちぐはぐだったのか。千砂都さんが嘘つきでないのならその理由は何なのか）

恋（全ての疑問が一気に解けました）

恋（そう。確か千砂都さんの初恋の人はかのんさんなのでしょう）

恋（ですが…ですが）

恋（初恋の――）

恋（「人」というくくりではなかったなら？）

恋（そうです。あれは）

恋（あの方は…！）

千砂都「ななみちゃんだぁーーーーー！！！！！」ｷﾗｷﾗｷﾗｷﾗ

恋「あっあのっ、ハグさせていただいてもよろしいですか？///」

どーもくん「どーもどーも！」

恋「ありがとうございます！」ｷﾞｭｰ

千砂都「私も、ぎゅー！」ｷﾞｭｰ

ななみちゃん「えへへー。なんか照れちゃうね～」

恋「ああ…幸せです…」ﾎﾜﾎﾜ

千砂都「幸せだねー…」ﾎﾜﾎﾜ

たーちゃん「ヘイヘーイ、どーもんくん顔真っ赤だし～」

どーもくん「どーもどーも///」

うさじい（顔色なんてわかるかのう…？）

かのん「ちぃちゃん！」?ﾄﾞｰﾝ

たーちゃん「誰だし？」

千砂都「か、かのんちゃん？」

かのん「…見つけた」?ﾊｧﾊｧ

どーもくん「どーもどーも？」

うさじい「あれはギターという楽器じゃよ。あの子は音楽をするのかのう？」

千砂都「はい！　かのんちゃんの歌はとっても素敵で…」

かのん「うおおおおおおお！！！！！！」??三三三ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

千砂都「！？」

うさじい「！？」

かのん「ッッッ…」?ミ ﾌﾞﾝｯ

かのん「ッラアアアアアアアアアアアアア！！！」??ｸﾞﾜｼｬｱｱｱ

ななみちゃん「ッア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛！！？」◯?ｸﾞｯｼｬｱｱｱｱｱ

ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ　◯三三三三三三

ｺﾛｺﾛ... ◯))

ななみちゃん「」

千砂都「」

恋「」

うさじい「」

たーちゃん「何してるんだしいいいいい！！！？？？」

千砂都「か…かのんちゃん！？」

かのん「……」ﾊｧﾊｧ

かのん「……」ｽｰ… ﾊｰ…

かのん「それでは聞いてください。この街でいまキミと」? ﾎﾟﾛﾛﾝ

たーちゃん「！？！？！？！？」

♪どこへ向かうかなんて　気にしないであるいてく♪
♪いっしょに過ごすってこと　それが一番大事だよ♪

♪未来の色はまだ　ぼやけて見えやしない♪
♪ただひとつ分かるのは

かのん「キミが」

かのん「キミが」

かのん「…好きだ」? ﾎﾟﾛﾛﾝ

千砂都「…かのんちゃん」

かのん「やっぱり諦めたくないやってポッキー買い直そうと思ったんだけどね」ｴﾍﾍ

かのん「もっといいものが売ってたから…」

かのん「…そっちにした」? ｽｯ

千砂都「あっ…！」

かのん「…子供の頃からずっと言おうと思ってた」

かのん「結婚しよう。ちぃちゃん」ｷﾞｭｯ

千砂都「……」

千砂都「…うん…///」ｸﾞｽｯ

通行人「……」?ｽｯ

? ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

??? ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

たーちゃん「何これし」

どーもくん「どーもどーも？」

うさじい「ああ大丈夫じゃよ。渋谷区には同性同士で結婚できるパートナーシップ条例というものがあるんじゃ」

どーもくん「どーも？」

うさじい「何？　どーもくんとワシでも結婚できるのかって？　こ、これ！/// 年寄りをからかうものではない！///」

どーもくん「…どーも…」ｽﾞｲｯ

うさじい「！？　ど、どーもくん…？///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

どーもくん「どーも！！」?ｻｯ

恋「まあ！？　わたくしと結婚なさりたいと！？///」ｶｧｯ

うさじい「」

恋「……///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

恋「…幸せにしてくださいね…♡///」ﾎﾟｯ

どーもくん「どぉーうもぉーう！！！！！」?ｲｪｰｲ?

うさじい「」

すみれ「えー、というわけで。リエラは私とあんたの二人だけになってしまいました」

可可「……」

すみれ「えー、どう考えても予選突破は無理なわけで。ささやかながらお別れ会を用意しました。今日は楽しんでいってください」

?『唐可可ちゃんお別れ☆Party』?

可可「愚息蟲?！！！！！　我大激怒愚息蟲???！！！！！！」ﾋﾞｼｯﾋﾞｼｯ

すみれ「痛っ！　痛たっ！　何よ！　私のせいじゃないでしょ！！」

可可「なんもかんもすみれのせいデス！　どうしてくれるデスか！　可可の人生はもうめちゃくちゃデス！！」ﾒｿﾒｿ

すみれ「帰れ帰れ！　中国でおとなしく人生やり直すのね！！」

可可「あまりにひどいデス！！！　く、可可が一体どんな気持ちで…！！！！」

すみれ「…ん」? ｸﾞｲｯ

可可「エ」

可可「…パスポート？」

すみれ「…あんたが街角で見かけたくらいだから、中国にもスクールアイドルが受ける土壌はあるんでしょ」

すみれ「面白いじゃない。ちょうど私には日本は狭すぎるって思ってた所だったのよね」

可可「…すみれ？」

すみれ「だーかーらー！」

すみれ「……」ﾌﾟｲｯ

すみれ「一緒に行ってやるって言ってんのよ！　今度は私が！　あんたの国に！！」

すみれ「…少なくともあんたに恩を返すまではね」ﾆｺｯ

可可「しゅみれ…」ｳﾙｯ

可可「しゅみれぇ～！！」ｷﾞｭｯ

すみれ「わ！　まったく…。ほらもう泣かないの。あんたは笑ってる方がさ」

すみれ「私の好きになった…『クゥクゥ』って感じよ…」ｸｽｯ

ななみ「スクールアイドル部はドタバタしてたみたいですが、結局可可ちゃんは帰国しませんでした」

ななみ「メンバー全員人妻という新機軸アイドルとしてリエラを売り出す事が決まったからです」

ななみ「今では結ヶ丘は人妻好きの新入生で溢れかえっています…」

ななみ「それにしてもあーあ」

ななみ「私もかのんちゃんが好きだったんだけどなあ」-━ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ななみ「かのんちゃんの好みのタイプ」

ななみ「低身長、優しい、頑張り屋、よく笑う子」

ななみ「アンド無乳ｗ」

ななみ「私もいけるかなって思ってたんですよ」-━ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ななみ「でも…」

ななみ「十年間かのんちゃん好みになろうと頑張り続けて」

ななみ「本当にかのんちゃんの好みド真ん中になってしまった人にはかないませんでした」

ななみ「……」

ななみ「千砂都ちゃんにちょっかいをかけてみた時のあの顔」

ななみ「あの顔を見ちゃったら…ね」

ななみ「近々どーもくんは恋ちゃんの子供を産むみたいです」

ななみ「どっちに似てるか今から楽しみですねｗ」

ななみ「あ、それじゃあこの辺で…いい記事になるといいですね♡」

ななみ「……」-━ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ななみ「私も誰かとポッキーゲームしたぁーい！」

　
= YUIGAOKA NEEEWS!! =

リエラ改め人妻ファイブ――

ラブライブ

優勝！！

　
END