1: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 00:57:49.21 ID:BvhU++T3
かすみ「お昼だっていつも一緒に食べてますし?」
かすみ「しず子の最近のお昼ご飯はかすみんの手作りパンなんですから」
部長「あのコッペパンに卵とか色々破産出るやつ?」
かすみ「そうですけど……な、なんで知ってるんですか」
部長「この前昼連の時に持ってきてて、一口食べさせてもらったんだ」
部長「買ったやつじゃなさそうだなと思ったけど、あれ中須さんが作ったやつだったんだ」
部長「とっても美味しかったよ、料理上手なんだね」
かすみ「しず子の最近のお昼ご飯はかすみんの手作りパンなんですから」
部長「あのコッペパンに卵とか色々破産出るやつ?」
かすみ「そうですけど……な、なんで知ってるんですか」
部長「この前昼連の時に持ってきてて、一口食べさせてもらったんだ」
部長「買ったやつじゃなさそうだなと思ったけど、あれ中須さんが作ったやつだったんだ」
部長「とっても美味しかったよ、料理上手なんだね」
7: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 01:09:40.59 ID:BvhU++T3
部長「料理といえばしずくも上手だよね」
かすみ「え?」
部長「特に卵焼きがとっても美味しくて」
部長「アスパラにベーコン巻いたやつとかも好きだなぁ」
部長「お弁当とかいつも摘ませて貰ってるよ。ちなみに中須さんはしずくの料理で何が好きなの?」
かすみ「……」
部長「ラブラブならもちろん食べたことあるよね、しずくの手料理」
かすみ「しず子、お弁当なんて持ってきてませんけど……」
部長「あれ? そうなの? 練習で夜遅くなる時とかたまに持って来てるんだけどなぁ」
部長「そっか、食べたことないんだね」
かすみ「ぐぬぬ……!」
かすみ「え?」
部長「特に卵焼きがとっても美味しくて」
部長「アスパラにベーコン巻いたやつとかも好きだなぁ」
部長「お弁当とかいつも摘ませて貰ってるよ。ちなみに中須さんはしずくの料理で何が好きなの?」
かすみ「……」
部長「ラブラブならもちろん食べたことあるよね、しずくの手料理」
かすみ「しず子、お弁当なんて持ってきてませんけど……」
部長「あれ? そうなの? 練習で夜遅くなる時とかたまに持って来てるんだけどなぁ」
部長「そっか、食べたことないんだね」
かすみ「ぐぬぬ……!」
14: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 01:22:59.51 ID:BvhU++T3
かすみ「か、かすみんが作ってって言えばお弁当くらい作ってくれますから!?」
部長「私が作ってって言ってもしずくは作ってくれるよ?」
かすみ「むむむ……!」
かすみ「か、かすみんの部屋にはしず子専用のマグカップがあるんですよぉ?」
かすみ「しず子、最近はかすみんの部屋によくお泊まりするんですから」
部長「しずくって意外と寝相悪いよね」
かすみ「え?」
部長「お腹とか平気で出したまま寝るし」
部長「一緒に寝るときも布団独り占めされたりで大変だよね」
かすみ「一緒に……寝る……?」
部長「ああ見えて朝も弱いから私の歯ブラシ間違って使ったりするし、中須さんの気持ち分かるなぁ」
かすみ「……」
部長「私が作ってって言ってもしずくは作ってくれるよ?」
かすみ「むむむ……!」
かすみ「か、かすみんの部屋にはしず子専用のマグカップがあるんですよぉ?」
かすみ「しず子、最近はかすみんの部屋によくお泊まりするんですから」
部長「しずくって意外と寝相悪いよね」
かすみ「え?」
部長「お腹とか平気で出したまま寝るし」
部長「一緒に寝るときも布団独り占めされたりで大変だよね」
かすみ「一緒に……寝る……?」
部長「ああ見えて朝も弱いから私の歯ブラシ間違って使ったりするし、中須さんの気持ち分かるなぁ」
かすみ「……」
24: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 01:43:31.18 ID:BvhU++T3
部長「ちなみに二人はどこまでしたの?」
かすみ「え?」
部長「付き合ってるんだよね?」
かすみ「つ、付き合っ……!?」
部長「この前手繋いで歩いてたからそうなのかなって思ったんだけど……違った?」
かすみ「ま、まあ? 実質付き合ってるというか、付き合う寸前というか……」
部長「ってことはまだなんだ」
かすみ「そう、ですけど……」
部長「告白するなら中須さんからがいいと思うよ」
部長「しずくってそういうことには受け身だから、なかなか向こうからは来てくれないんだよね」
部長「待ってばかりだといつまでも進展しないかも」
かすみ「余計なお世話ですっ……そもそもどうしてあなたがそんなこと知って……」
かすみ「手料理のこととか寝相のこととか……いくら仲の良い先輩後輩でも距離感近すぎるし……」
部長「あれ、しずくから聞かされてないの?」
かすみ「え?」
部長「そっか、なら私からは言わないほうがいいね」
かすみ「え?」
部長「付き合ってるんだよね?」
かすみ「つ、付き合っ……!?」
部長「この前手繋いで歩いてたからそうなのかなって思ったんだけど……違った?」
かすみ「ま、まあ? 実質付き合ってるというか、付き合う寸前というか……」
部長「ってことはまだなんだ」
かすみ「そう、ですけど……」
部長「告白するなら中須さんからがいいと思うよ」
部長「しずくってそういうことには受け身だから、なかなか向こうからは来てくれないんだよね」
部長「待ってばかりだといつまでも進展しないかも」
かすみ「余計なお世話ですっ……そもそもどうしてあなたがそんなこと知って……」
かすみ「手料理のこととか寝相のこととか……いくら仲の良い先輩後輩でも距離感近すぎるし……」
部長「あれ、しずくから聞かされてないの?」
かすみ「え?」
部長「そっか、なら私からは言わないほうがいいね」
30: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 02:00:44.39 ID:BvhU++T3
かすみ「それって、どういう……」
部長「よく頭撫でられない?」
かすみ「なっ」
部長「やっぱり。しずく、頭撫でられるの好きだったから」
部長「しずくの中にまだ私がいてくれてるんだって思うと嬉しいな」
かすみ「嘘……だって、しず子そういう経験ないって……」
部長「わ、もうこんな時間だ。練習行かなきゃ」
かすみ「待ってください!
まだ話の途中でっ……!」
部長「私から話すことはもうないから」
部長「でも一つ。可愛い後輩にアドバイスをあげよう」
部長「しずく、キスするとき耳を触ると喜ぶよ」
部長「よく頭撫でられない?」
かすみ「なっ」
部長「やっぱり。しずく、頭撫でられるの好きだったから」
部長「しずくの中にまだ私がいてくれてるんだって思うと嬉しいな」
かすみ「嘘……だって、しず子そういう経験ないって……」
部長「わ、もうこんな時間だ。練習行かなきゃ」
かすみ「待ってください!
まだ話の途中でっ……!」
部長「私から話すことはもうないから」
部長「でも一つ。可愛い後輩にアドバイスをあげよう」
部長「しずく、キスするとき耳を触ると喜ぶよ」
36: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 02:22:47.01 ID:BvhU++T3
かすみ「……」
しずく「かすみさん?」
かすみ「え?」
しずく「どうしたの? さっきからぼーっとして……大丈夫?」
かすみ「……ねえ、しず子」
しずく「?」
かすみ「しず子って、料理できる?」
しずく「かすみさんほどではないけど……お弁当くらいなら作れるよ」
かすみ「……何が得意?」
しずく「うーん、卵焼き、かな?」
かすみ「……アスパラにベーコン巻く?」
しずく「ふふ、よく分かるね。今度作ってあげようか?」
かすみ「……」
しずく「……かすみさん?」
しずく「かすみさん?」
かすみ「え?」
しずく「どうしたの? さっきからぼーっとして……大丈夫?」
かすみ「……ねえ、しず子」
しずく「?」
かすみ「しず子って、料理できる?」
しずく「かすみさんほどではないけど……お弁当くらいなら作れるよ」
かすみ「……何が得意?」
しずく「うーん、卵焼き、かな?」
かすみ「……アスパラにベーコン巻く?」
しずく「ふふ、よく分かるね。今度作ってあげようか?」
かすみ「……」
しずく「……かすみさん?」
41: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 02:49:46.51 ID:BvhU++T3
かすみ「ねえ、しず子……今日一緒に寝よ……」
しずく「え? いつも一緒だと思うけど……」
かすみ「違う、一緒の布団で寝たい……」
しずく「一緒の布団って……」
かすみ「いいよね……?」
しずく「別にいいけど……その、私、寝相悪いみたいだから、かすみさんに迷惑かけちゃうかも……」
かすみ「……別にいいから」
しずく「でも……」
かすみ「いいから」
しずく「……怒ってる?」
かすみ「……」
しずく「えっと、私のせいだったりする……?」
しずく「え? いつも一緒だと思うけど……」
かすみ「違う、一緒の布団で寝たい……」
しずく「一緒の布団って……」
かすみ「いいよね……?」
しずく「別にいいけど……その、私、寝相悪いみたいだから、かすみさんに迷惑かけちゃうかも……」
かすみ「……別にいいから」
しずく「でも……」
かすみ「いいから」
しずく「……怒ってる?」
かすみ「……」
しずく「えっと、私のせいだったりする……?」
43: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 03:15:39.68 ID:BvhU++T3
かすみ「……しず子、私に嘘ついたことあるよね」
しずく「嘘……?」
かすみ「誰かと付き合ったり、そういうのあるの、って訊いたとき、言ったよね」
かすみ「そういう経験ない、って」
しずく「そう……だけど」
かすみ「……演劇部の部長さんと仲良いみたいだけど」
しずく「部長には、入学してから今までお世話になってるからね」
しずく「尊敬もしてるし……それがどうしたの?」
かすみ「……私、しず子の家行ったことない」
しずく「遠いし……」
かすみ「……歯ブラシ」
しずく「っ」
しずく「嘘……?」
かすみ「誰かと付き合ったり、そういうのあるの、って訊いたとき、言ったよね」
かすみ「そういう経験ない、って」
しずく「そう……だけど」
かすみ「……演劇部の部長さんと仲良いみたいだけど」
しずく「部長には、入学してから今までお世話になってるからね」
しずく「尊敬もしてるし……それがどうしたの?」
かすみ「……私、しず子の家行ったことない」
しずく「遠いし……」
かすみ「……歯ブラシ」
しずく「っ」
45: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 04:10:53.68 ID:BvhU++T3
しずく「……歯ブラシがどうしたの?」
かすみ「しず子のやつ、買ってきてるから」
しずく「……」
かすみ「……」
しずく「はぁ……降参。部長と会ったんだよね、何の話をしたの?」
かすみ「……しず子の話」
しずく「それはわかるけど……具体的には?」
かすみ「しず子と同じ布団で寝たことあるって」
しずく「だからあんなこと言い出して……」
かすみ「手料理食べたことあるとか、しず子の家に専用の歯ブラシ置いてあるとか」
しずく「誤解を招くような言い方を……お弁当のおかず取られただけ。手料理と言えば手料理だけど」
しずく「あと専用の歯ブラシなんて置いてないよ。部長はいつも持ってくるから」
かすみ「いつも……?」
しずく「月に一度くらいかな。部長のお気に入りの劇場、私の家の最寄り駅から近いの」
しずく「観劇したあとは楽だからって転がり混んでくるの」
かすみ「しず子のやつ、買ってきてるから」
しずく「……」
かすみ「……」
しずく「はぁ……降参。部長と会ったんだよね、何の話をしたの?」
かすみ「……しず子の話」
しずく「それはわかるけど……具体的には?」
かすみ「しず子と同じ布団で寝たことあるって」
しずく「だからあんなこと言い出して……」
かすみ「手料理食べたことあるとか、しず子の家に専用の歯ブラシ置いてあるとか」
しずく「誤解を招くような言い方を……お弁当のおかず取られただけ。手料理と言えば手料理だけど」
しずく「あと専用の歯ブラシなんて置いてないよ。部長はいつも持ってくるから」
かすみ「いつも……?」
しずく「月に一度くらいかな。部長のお気に入りの劇場、私の家の最寄り駅から近いの」
しずく「観劇したあとは楽だからって転がり混んでくるの」
46: (もんじゃ) 2020/10/12(月) 05:37:09.27 ID:BvhU++T3
しずく「それでも泊まることなんて滅多にないよ、終電には帰っちゃうし」
かすみ「一緒に寝たっていうのは?」
しずく「合宿の時だったかな。起きたら布団に潜り込んでたの」
しずく「普段からスキンシップが好きな人だし、他の子にも同じことしてたから。私だけにどうこうって話じゃないよ」
かすみ「……ちょっと前まで付き合ってたって言ってた」
かすみ「キス、したこともあるって……」
しずく「そんなこと言ってたの……?」
かすみ「うん……」
しずく「かすみさん、それ、からかわれてるよ……」
かすみ「へ?」
しずく「付き合ってたことなんてないから。部長のそれは真っ赤な嘘」
かすみ「嘘……」
しずく「あの人たまにたちの悪い嘘つくから気を付けてね? 話半分で流して大丈夫だから」
かすみ「一緒に寝たっていうのは?」
しずく「合宿の時だったかな。起きたら布団に潜り込んでたの」
しずく「普段からスキンシップが好きな人だし、他の子にも同じことしてたから。私だけにどうこうって話じゃないよ」
かすみ「……ちょっと前まで付き合ってたって言ってた」
かすみ「キス、したこともあるって……」
しずく「そんなこと言ってたの……?」
かすみ「うん……」
しずく「かすみさん、それ、からかわれてるよ……」
かすみ「へ?」
しずく「付き合ってたことなんてないから。部長のそれは真っ赤な嘘」
かすみ「嘘……」
しずく「あの人たまにたちの悪い嘘つくから気を付けてね? 話半分で流して大丈夫だから」
126: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 02:10:59.62 ID:qHRSXxI7
かすみ「……本当に?」
しずく「私ってそんなに信用ないかな……」
かすみ「だって……」
しずく「もし今言ったことが全部嘘だとしたら……かすみさんはどうする?」
しずく「冷たい言い方になっちゃうけど、私と部長のこと、かすみさんには関係ないよね」
かすみ「しず子は同好会の部員だもん……」
しずく「演劇部の部員でもあるよ?」
かすみ「同好会と演劇部、どっちが大切なの……?」
しずく「それが本当に訊きたいこと?」
かすみ「っ……」
しずく「私ってそんなに信用ないかな……」
かすみ「だって……」
しずく「もし今言ったことが全部嘘だとしたら……かすみさんはどうする?」
しずく「冷たい言い方になっちゃうけど、私と部長のこと、かすみさんには関係ないよね」
かすみ「しず子は同好会の部員だもん……」
しずく「演劇部の部員でもあるよ?」
かすみ「同好会と演劇部、どっちが大切なの……?」
しずく「それが本当に訊きたいこと?」
かすみ「っ……」
127: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 02:12:54.45 ID:qHRSXxI7
しずく「同好会の方が大切だよ、って言ったら、かすみさんは信じてくれる?」
しずく「部長よりかすみさんの方が好きだよって言ったら……信じてくれる?」
かすみ「……私にしかできないことしてくれたら、信じる」
しずく「例えば?」
かすみ「……キス、とか」
しずく「……それはできないよ」
かすみ「……なんで」
しずく「だって私、まだかすみさんの気持ち聞いてないから」
しずく「ちゃんと聞かせてほしいな、かすみさんの気持ち。かすみさんの声で」
しずく「部長よりかすみさんの方が好きだよって言ったら……信じてくれる?」
かすみ「……私にしかできないことしてくれたら、信じる」
しずく「例えば?」
かすみ「……キス、とか」
しずく「……それはできないよ」
かすみ「……なんで」
しずく「だって私、まだかすみさんの気持ち聞いてないから」
しずく「ちゃんと聞かせてほしいな、かすみさんの気持ち。かすみさんの声で」
130: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 02:24:00.36 ID:qHRSXxI7
かすみ「……好き」
しずく「私も好きだよ?」
かすみ「っ……」
かすみ「しず子が一番だからっ!!」
かすみ「しず子はっ、世界で一番可愛いかすみんの一番なのっ!!」
かすみ「だからっ、私もしず子の一番にして!!」
しずく「……ふふ、あははっ」
かすみ」ななっ、なに笑ってるの!?」
しずく「いや、かすみさんらしいなって……」
しずく「わがままで、まっすぐで、純粋で……」
しずく「飾らない言葉って、こんなにも胸に響くんだね……」
しずく「私も好きだよ?」
かすみ「っ……」
かすみ「しず子が一番だからっ!!」
かすみ「しず子はっ、世界で一番可愛いかすみんの一番なのっ!!」
かすみ「だからっ、私もしず子の一番にして!!」
しずく「……ふふ、あははっ」
かすみ」ななっ、なに笑ってるの!?」
しずく「いや、かすみさんらしいなって……」
しずく「わがままで、まっすぐで、純粋で……」
しずく「飾らない言葉って、こんなにも胸に響くんだね……」
131: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 02:32:46.66 ID:qHRSXxI7
しずく「かすみさんさん風に言うなら……」
しずく「合格っ♪ 」
かすみ「っ~~~!!?」
しずく「かすみさん、本当に私のこと好きなんだね」
かすみ「し、しず子だって私のこと好きでしょ!!」
しずく「うん、大好きだよ」
しずく「世界で一番好き」
かすみ「っっ~~~!!」
かすみ「ばか! しず子のばか!! すけこまし!!」
しずく「どこでそんな言葉覚えてくるの?」
かすみ「こっちの台詞だよ!? は、 恥ずかしげもなくあんなことっ……」
しずく「かすみさんは恥ずかしがりすぎ。耳まで赤くなってるよ?」
しずく「合格っ♪ 」
かすみ「っ~~~!!?」
しずく「かすみさん、本当に私のこと好きなんだね」
かすみ「し、しず子だって私のこと好きでしょ!!」
しずく「うん、大好きだよ」
しずく「世界で一番好き」
かすみ「っっ~~~!!」
かすみ「ばか! しず子のばか!! すけこまし!!」
しずく「どこでそんな言葉覚えてくるの?」
かすみ「こっちの台詞だよ!? は、 恥ずかしげもなくあんなことっ……」
しずく「かすみさんは恥ずかしがりすぎ。耳まで赤くなってるよ?」
134: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 02:40:01.87 ID:qHRSXxI7
かすみ「と、とにかくっ、しず子はかすみんのこと世界で一番好きなんだから言うこと全部聞いてよね!!」
しずく「それは要検討だけど……例えば?」
かすみ「……かすみんと同じくらいスクーアイドルのこと好きになって」
かすみ「かすみんにとっての一番としず子にとっての一番は同じがいい……」
しずく「私、結構スクールアイドルのこと好きなつもりなんだけどな……」
かすみ「もっともっと好きになるの!演劇の100倍くらい好きになって!!」
しずく「分かった。スクールアイドルのことも、かすみさんのことも、もっと好きになるね」
かすみ「っ……あと、演劇……してもいいけど……ほどほどにして」
かすみ「あの人とも……あんまり仲良くしないで」
しずく「部長のこと?」
かすみ「……しず子があの人と仲良くするの、やだ」
しずく「それは要検討だけど……例えば?」
かすみ「……かすみんと同じくらいスクーアイドルのこと好きになって」
かすみ「かすみんにとっての一番としず子にとっての一番は同じがいい……」
しずく「私、結構スクールアイドルのこと好きなつもりなんだけどな……」
かすみ「もっともっと好きになるの!演劇の100倍くらい好きになって!!」
しずく「分かった。スクールアイドルのことも、かすみさんのことも、もっと好きになるね」
かすみ「っ……あと、演劇……してもいいけど……ほどほどにして」
かすみ「あの人とも……あんまり仲良くしないで」
しずく「部長のこと?」
かすみ「……しず子があの人と仲良くするの、やだ」
135: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 02:51:31.99 ID:qHRSXxI7
しずく「部長以外ならいいの?」
かすみ「……ある程度は」
しずく「分かった。かすみさんがヤキモチ妬かないようにするね」
かすみ「……したらどうするの?」
しずく「うーん……何でも言うこと聞く、とか?」
かすみ「……じゃあ今聞いて。あの人にいじわるされた分」
しずく「それ私関係ないんじゃ……はぁ、分かった。何すればいいの?」
かすみ「……キス」
しずく「……その一回分、取ってていいよ」
かすみ「え?」
しずく「私がしたくなっちゃったから……」
かすみ「し、しず―――」
かすみ「……ある程度は」
しずく「分かった。かすみさんがヤキモチ妬かないようにするね」
かすみ「……したらどうするの?」
しずく「うーん……何でも言うこと聞く、とか?」
かすみ「……じゃあ今聞いて。あの人にいじわるされた分」
しずく「それ私関係ないんじゃ……はぁ、分かった。何すればいいの?」
かすみ「……キス」
しずく「……その一回分、取ってていいよ」
かすみ「え?」
しずく「私がしたくなっちゃったから……」
かすみ「し、しず―――」
137: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 03:01:09.08 ID:qHRSXxI7
部長「ねえしずく、私の上履きにコッペパン詰め込まれてたんだけど、何か心当たりあるかな?」
しずく「……さあ? 皆目検討もつきませんね」
部長「そっかー。一緒に警告文って書かれた手紙も入ってたんだけど、どう思う?」
しずく「部長は誰彼構わずベタベタしてますから、そのことに対する警告ではないでしょうか?」
部長「誰彼構わずはしてないんだけどなー……しずくにはしてるけどね」
しずく「はぁ……」
部長「警告文の中身なんだけどね」
部長「桜坂しずくに触れるべからず、触れし者には災いが降りかかるーって書いてたんだ」
しずく「」
しずく「……さあ? 皆目検討もつきませんね」
部長「そっかー。一緒に警告文って書かれた手紙も入ってたんだけど、どう思う?」
しずく「部長は誰彼構わずベタベタしてますから、そのことに対する警告ではないでしょうか?」
部長「誰彼構わずはしてないんだけどなー……しずくにはしてるけどね」
しずく「はぁ……」
部長「警告文の中身なんだけどね」
部長「桜坂しずくに触れるべからず、触れし者には災いが降りかかるーって書いてたんだ」
しずく「」
139: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 03:13:26.91 ID:qHRSXxI7
部長「ねえしずく、どんな災いが降りかかるか気にならない?」
しずく「……これ以上かすみさんをからかうのはやめてください」
部長「やっぱり中須さんだったんだ」
部長「こんなことされたの初めてだよ、ふふ、かわいいね」
しずく「一体何を吹き込んだんですか……大変だったんですよ、もう……」
部長「中須さんがしずくとラブラブアピールしてきたから、私も負けじとね」
しずく「適当なこと言ってかすみさんを不安にさせないてください……」
部長「でも本当のことしか言ってないよ?」
しずく「……これ以上かすみさんをからかうのはやめてください」
部長「やっぱり中須さんだったんだ」
部長「こんなことされたの初めてだよ、ふふ、かわいいね」
しずく「一体何を吹き込んだんですか……大変だったんですよ、もう……」
部長「中須さんがしずくとラブラブアピールしてきたから、私も負けじとね」
しずく「適当なこと言ってかすみさんを不安にさせないてください……」
部長「でも本当のことしか言ってないよ?」
140: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 03:19:26.86 ID:qHRSXxI7
しずく「……どこまで話したんですか」
部長「中須さんに聞いた方がいいんじゃないかな」
しずく「……」
部長「そんな怖い顔しないでよ。おかげで上手くいったでしょ?」
しずく「余計なことしないでください……」
部長「うぅ、しずくが冷たい……せっかく恋のキューピッドになってあげたのに……」
しずく「勝手なことばっかり……」
しずく「もういいです。しばらくここには来ないので、これ、受け取ってください」
部長「そっか……」
部長「退部届じゃなくて安心したよ」
しずく「退部なんてしませんよ……」
部長「ふふ、そうだよね」
部長「スクールアイドルのステージは学生のうちだけでも、舞台は一生続いていく……」
部長「私たちはしわしわのおばあちゃんになっても、役者だもんね」
部長「中須さんに聞いた方がいいんじゃないかな」
しずく「……」
部長「そんな怖い顔しないでよ。おかげで上手くいったでしょ?」
しずく「余計なことしないでください……」
部長「うぅ、しずくが冷たい……せっかく恋のキューピッドになってあげたのに……」
しずく「勝手なことばっかり……」
しずく「もういいです。しばらくここには来ないので、これ、受け取ってください」
部長「そっか……」
部長「退部届じゃなくて安心したよ」
しずく「退部なんてしませんよ……」
部長「ふふ、そうだよね」
部長「スクールアイドルのステージは学生のうちだけでも、舞台は一生続いていく……」
部長「私たちはしわしわのおばあちゃんになっても、役者だもんね」
143: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 03:23:48.41 ID:qHRSXxI7
部長「いつでも戻ってきていいよ?」
部長「なんなら恋の相談にも乗ってあげるから、また顔出してね」
しずく「……」
部長「私で良ければ、いつでも練習相手になってあげられるし」
しずく「っ」
部長「って、しずくにはもう練習なんていらないか」
しずく「……金輪際、かすみさんとは会わないでください」
部長「あはは、話すだけじゃなくて会うのもダメなんだ」
部長「私、結構中須さんのこと好きなんだけどな」
しずく「……」
部長「分かった。じゃあしずくも私のお願い聞いてよ、これでおあいこだよね」
しずく「……何をすればいいんですか?」
部長「今日、泊まりに行ってもいい?」
おわり
部長「なんなら恋の相談にも乗ってあげるから、また顔出してね」
しずく「……」
部長「私で良ければ、いつでも練習相手になってあげられるし」
しずく「っ」
部長「って、しずくにはもう練習なんていらないか」
しずく「……金輪際、かすみさんとは会わないでください」
部長「あはは、話すだけじゃなくて会うのもダメなんだ」
部長「私、結構中須さんのこと好きなんだけどな」
しずく「……」
部長「分かった。じゃあしずくも私のお願い聞いてよ、これでおあいこだよね」
しずく「……何をすればいいんですか?」
部長「今日、泊まりに行ってもいい?」
おわり
145: (たこやき) 2020/10/13(火) 03:24:33.08 ID:goIupxCB
不穏な終わり方好き
好きだけどドキドキする
好きだけどドキドキする
153: (もんじゃ) 2020/10/13(火) 07:34:24.43 ID:dlEpmWoo
ハッピーエンドかと思ったら脳破壊エンドだった
159: (しうまい) 2020/10/13(火) 10:08:27.74 ID:QFTrtqj5
かすみんを守りたい
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1602431869/