【SS】かすみ｢あっれれ～？果林先輩正月太りしたんじゃないですか～？そーれ！つん！｣ 果林｢…｣ かすみ｢あ、あれ？｣【ラブライブ！虹ヶ咲】

かすみ｢正月太りしてない！！？｣

果林｢わたしを誰だと思ってるの？｣

かすみ｢い、いや、それはモデルもしてますし体重管理とかスタイルの維持とかめちゃくちゃ気を使ってるのは知ってますけど！！でも少しくらい変わると思ってたんですぅ！！｣

果林｢ふふ、わたしのことからかえなくて残念ね♡｣

かすみ｢それもそうですけど改めて果林先輩のすごさを思い知りましたよ お正月にご飯とかいっぱい食べなかったんですか？｣

果林｢食べたわよ？｣

かすみ｢ええっ！？｣

果林｢エマと食べ歩きしたり、彼方の家で手作りのおせちを食べたり …いつもより羽目は外しちゃったわ｣

かすみ｢な、なのに冬休み前と何も変わってないだなんて…｣

果林｢別に、羽目を外した分別の日にリカバリーすればいいだけの話よ 余程食べすぎない限り、たかだかお正月の短い期間で太るなんて有り得ないの｣

かすみ｢つ、強すぎる｣

歩夢｢あはは…そうです…よね…｣

かすみ＆果林｢！？｣
　

かすみ｢歩夢先輩？！｣

果林｢あら、いつからそこにいたの？｣

歩夢｢実は…正月太りしちゃって…果林さんに食事のことで色々アドバイスしてほしくて……｣

果林｢なるほどね そういうことなr｣

歩夢｢で、でも…！わたし間違ってました…｣

果林｢え？｣

歩夢｢お正月の短い期間に太るのはわたしがダメ人間だったからなんです…！！｣

果林｢そ、そんなことないと思うけど｣

歩夢｢でも果林さんはさっきそう言ったじゃないですか！！｣

果林｢げっ…｣

歩夢｢全部わたしが悪いんです～！！さようなら！！！｣ﾀﾞｯ

果林｢あっ、歩夢！！｣

かすみ｢あーあ、やってしまいましたねこれは｣
　

果林｢やってしまいましたねこれは、じゃないのよ｣ｸﾞﾘｸﾞﾘ

かすみ｢いだだだだだ！！なんでかすみんが怒られてるんですか！！｣

果林｢かすみちゃんがわたしのお腹をつままなければこんな事にはなってないのよ｣

かすみ｢ぼーろんですぼーろん！！｣

果林｢とにかく！歩夢を傷つけてしまったわ 今すぐ謝りに行くわよ｣

かすみ｢頑張ってください｣

果林｢なっ なんだかさっきから他人事ね｣

かすみ｢だってかすみん、歩夢先輩とグルですし｣

果林｢は？｣

ﾌﾟｽｯ

果林｢っ……｣ﾊﾞﾀﾝ
　

──────────

果林｢ん……｣ﾊﾟﾁﾘ

果林｢ここは…｣

歩夢｢おはようございます、果林さん♡｣

果林｢歩夢…？｣

かすみ｢かすみんもいますよ～♡｣

果林｢2人ともなんのつもり！？｣ｼﾞｬﾗｯ

果林｢！？｣

歩夢｢果林さんの両手両足は縛ってるから動けないよ♡｣

果林｢な、何が目的なの？！｣

かすみ｢題して！！果林先輩ぷくぷく大作戦～！！｣

果林｢は？｣
　

果林｢意味がわからないのだけど｣

かすみ｢そのまんまですよ 果林先輩をぷくぷくにしちゃうんです｣

果林｢な、なんでそんな｣

歩夢｢わたしは正月太り仲間を増やしたい｣

かすみ｢かすみんは果林先輩をとことんからかいたい というわけで協力してるんです｣

果林｢は、はぁ？変なこと言ってないで早く鎖を外してちょうだい｣

歩夢｢果林さん…｣

果林｢なによ｣

歩夢｢あ～ん♡｣

果林｢！？｣

歩夢｢果林さん、あ～んして？｣

果林｢い、いやよ！さっきの作戦聞いて従うわけないじゃないの！｣

歩夢｢卵焼き食べてくれないのぉ…？｣ｳﾙｳﾙ

果林｢？！｣
　

歩夢｢果林さんのためにいっぱい作ったんだよ…？｣ｳﾙｳﾙ

果林｢うぐっ……じゃ、じゃあ少しだけいただこうかしら…｣

歩夢｢やったぁ♡ あ～ん♡｣

果林｢あむ……ごくん……｣

歩夢｢どぉ？｣

果林｢美味しいわ｣

歩夢｢よかったぁ♡｣

果林｢で、でももう大丈b｣

歩夢｢まだまだたくさん食べてね♡｣

果林｢あはは……｣

かすみ｢果林せ～んぱいっ♡｣

果林｢なによ…｣

かすみ｢コッペパンもありますよ♡あ～ん♡｣

果林｢あはは……｣
　

30分後

歩夢｢ねえねえ、次はわたしのから揚げの番だよ？｣

かすみ｢違います！かすみんのぉ、甘いオムレツですよね♡｣

果林｢んふふ、2人とも喧嘩しないの♡ 順番に食べるから♡｣

歩夢｢えへへ あ～ん♡｣

かすみ｢あ～ん♡｣

果林｢あむっ くるしゅうないわね♡｣


──────────
　

次の日

果林｢…｣ﾑｸﾘ

果林｢ふわ～あ……昨日は食べすぎちゃったわね…｣

果林｢…ふわぁ…毎朝の体重チェックしましょ さすがに1日じゃ一気に増えないし、多少増えててもすぐに戻せばいいだけだもの｣ｷﾞｼｯ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

果林｢どれどれ｣

143.1kg

果林｢｣

果林｢｣

果林｢ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！｣
　

果林｢はっっっっっっっっっ！！！！！！！｣

ﾎｰﾎｰﾎﾎｰﾎｰﾎｰﾎﾎｰﾎｰﾎｰﾎﾎｰﾎｰ…

果林｢…｣

果林｢夢……かぁ………あせっっっっっったぁ～～～！！！！｣

果林｢死ぬかと思ったわ……もう最悪の夢よ……｣

果林｢よくない、よくないわああいうのは｣ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

果林｢ほんとによくない｣

ﾋﾟｺﾝ

果林｢…｣ｽｯ


歩夢＞果林さん、お願いがあるんですけど…

歩夢＞食事と運動のメニューを考えてもらいたくて


果林｢…｣

果林｢そうそう、こういうのでいいのよこういうので｣


──────────
　

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｱｲﾃﾏｰｽ

果林｢お邪魔します｣ｶﾞﾁｬ

歩夢｢急に呼び出しちゃってごめんなさい！｣

果林｢いいのよ、歩夢………歩夢？｣

歩夢｢どうかしましたか？｣

果林｢ど、どうかしましたかって………その体型……｣

歩夢｢えへへ…食べすぎちゃって/// 朝体重計ったら100kg超えちゃってて…///｣

果林｢｣

かすみ｢もー、2人とも廊下で話してないでお部屋に入ってくればいいのに｣

果林｢か、かすみちゃ……｣

果林｢｣

かすみ｢そんなにお腹見ないでください かすみんも体重計乗ったら100kg超えてて焦ってるんですから｣

果林｢｣
　

果林｢いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！｣
　

果林ちゃんの悪夢は朝まで続いたんだとさ


終わり
　

ホラーかな？
　

この3人すき
　

100キロとか毎日5キロ食っても10日かかるぞ
　

100キロ超えって元の体重の倍以上と考えるとすごい
　

いたずらかすみんとそれをさらりと躱す果林先輩とかいう古き良きかすかり概念に歩夢を加えた良いSSだった乙